JP2004338258A - 送信用シート媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】受取人が送信用シート媒体に付された内容を、送信用シート媒体を保存することなく見栄え良く且つ簡易に整理、保管等できる送信用シート媒体を実現する。
【解決手段】送信用シート媒体1は、台紙本体2と、この台紙本体2に剥離可能に貼着されたシール部材3とを備える。シール部材3は、透明フィルム32で塞がれた窓部30と、この窓部30以外のフレーム部33とを有する。また、シール部材3は、裏面に弱粘着性接着剤34を形成し、写真4(薄物)を窓部30から視認できるように台紙本体2との間に保持可能とし、且つ台紙本体2から剥離した後でもスクラップ台紙50等の他の部材に写真4(薄物)と共に再貼着できるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】送信用シート媒体1は、台紙本体2と、この台紙本体2に剥離可能に貼着されたシール部材3とを備える。シール部材3は、透明フィルム32で塞がれた窓部30と、この窓部30以外のフレーム部33とを有する。また、シール部材3は、裏面に弱粘着性接着剤34を形成し、写真4(薄物)を窓部30から視認できるように台紙本体2との間に保持可能とし、且つ台紙本体2から剥離した後でもスクラップ台紙50等の他の部材に写真4(薄物)と共に再貼着できるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、送信用シート媒体において、写真等の薄物を簡易に添付でき、送信用シート媒体に付された内容を受取人において見栄え良く且つ簡易に整理、保管等できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、この種の送信用シート媒体としては、実開平4−137878号公報に記載のポストカード(特許文献1)や、実開平7−7966号公報に記載のメッセージカード(特許文献2)などがある。
【0003】
前者のポストカードは、図3に示すように、葉書大の透明硬質プラスチックシート本体301と、同じく葉書大の透明軟質フィルム303との間に、表面を透明硬質プラスチックシート本体301側に向けた写真305を介装させて張り合わせたものである。これによれば、写真305を簡易に装着できると共に、表面に写真305が突出することなくそこに現された被写体等を透明硬質プラスチック本体301を介して見ることができる体裁の良いものが得られるとするものである。
【0004】
後者のメッセージカードは、図4に示すように、メッセージ文書416を綴じた表表紙402の表面に開口部404を設け、この開口部404にテレホンカード406を嵌め込みその上に透明シート409を付着したものであり、テレホンカード406表面と表表紙402とには統一した花模様408が施されている。これによれば、メッセージとともにテレホンカード等の前払い式証票カードをスマートに贈呈でき、また、使用後の前払い式証票カードをもらった状態に取り付けてメモリアル商品として保存できるとするものである。
【0005】
【特許文献1】
実開平4−137878号公報
【特許文献2】
実開平7−7966号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記いずれのものも、受取人において、送信用シート媒体に付された写真やメッセージ、その他の送り主の住所・氏名等の各種の内容を残しておくには、送信用シート媒体そのものを保管する必要がある。そのため、送信用シート媒体そのものを保管することでは、見栄え良く整理、収納できる形態で保管することが困難であった。また、送信用シート媒体に付された各種の内容を手書き等で適宜抽出して整理、保管等するのも面倒であった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、送信用シート媒体に付された内容を受取人において見栄え良く且つ簡易に整理、保管等できる送信用シート媒体を実現したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る送信用シート媒体は、台紙本体と、この台紙本体に剥離可能に貼着されたシール部材とを備え、上記シール部材は、透明フィルムで塞がれた窓部と、この窓部以外のフレーム部とを有するものであって、シール部材の外形サイズよりも小さい薄物を窓部から視認できるように上記台紙本体との間に保持可能とし且つ上記台紙本体から剥離した後でも他の部材に再貼着可能な弱粘着性接着剤が少なくともフレーム部の裏面に形成してあることを特徴とするものである。なお、上記薄物としては、例えば、写真、QUOカード・ギフトカード・チケット・商品券・各種プリペイドカード等の贈答品、地図・飲食メニューカード・名刺等の広告媒体を含むものである。
【0009】
上記構成より、シール部材の窓部から視認できるように写真等の薄物を台紙本体に添付することができ、受取人の興味を強く引き付けることができる。また、シール部材のフレーム部表面に所望のメッセージ等を書き込むことができ、受取人の興味を更に強く引き付けることができる。
【0010】
そして、台紙本体に貼着されているシール部材は、台紙本体から剥離した後でも他の部材に再貼着できるので、この送信用シート媒体の受取人は、シール部材を台紙本体から剥がし、この剥離したシール部材によって添付されている写真等の薄物をスクラップ台紙等の他の部材に再貼着させることができる。なお、添付の薄物とは別にこのシール部材を装飾用のシールとして他の部材に再貼着し利用することもできる。
【0011】
また、上記シール部材の表面に、模様、キャラクター、メッセージ欄等の装飾が施されてもよい。これにより、シール部材の窓部から透視される写真等の薄物を装飾で飾ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態による送信用シート媒体1の裏面側を示す平面図である。図1に示すように、この送信用シート媒体1は、台紙本体2と、窓部30を有し台紙本体2に剥離可能に貼着されたシール部材3とを備えるものである。そして、使用時には、これら台紙本体2とシール部材3との間に薄物としての写真4をシール部材3の窓部30から視認できるように保持させて、各種グリーティングカード、電報、ダイレクトメール等として使用に供されるものである。なお、この送信用シート媒体1に添付する写真4は、シール部材3の外形サイズよりも小さいものである。
【0013】
上記台紙本体2は、紙製またはプラスチック製であり、矩形シート状のものである。この台紙本体2としては、例えば、表面に宛先欄のあるポストカードや官製はがき等が使用されるが、単なる台紙であってもよく、また、その大きさも特に限定されず、さらに、2つ折りのものでもよい。
【0014】
上記シール部材3は、上記台紙本体2とほぼ同一の大きさを有し、透明フィルム32で塞がれた窓部30と、この窓部30以外のフレーム部33とを有する。そして、このシール部材3の層構造は、窓部30となる開口310を設けた紙製またはプラスチック製等の基材31と、この基材31の開口310を覆って表面に形成した透明フィルム32と、この基材31の開口310を除いた裏面全体に塗布した弱粘着性接着剤34とを有する。上記弱粘着性接着剤34としては、例えば、アクリル系溶剤型の接着剤が使用される他、公知の接着剤が使用される。
【0015】
また、シール部材3のフレーム部33表面は、花模様35とメッセージ欄36とからなる装飾37が施されている。この装飾37は、上記基材31表面に印刷されている。
【0016】
なお、上記透明フィルム32は、基材31表面全体に被覆形成されているが、必ずしも基材31表面全体を被覆させる必要はなく、窓部30を塞ぐ程度の大きさであればよい。
【0017】
次に、この送信用シート媒体1の使い方を説明する。
まず、送り主は、用意した所望の写真4を台紙本体2の裏面に配置してその上からシール部材3を貼り付ける。このとき、写真4がシール部材3の窓部30から視認できるように配置させる。
【0018】
なお、このシール部材3の裏面には、弱粘着性接着剤34が塗布されているので、写真4が脱落することなく台紙本体2とシール部材3との間に保持される。また、シール部材3の窓部30は、透明フィルム32で塞がれているので、この窓部30から写真4が脱落することもなく、また、この透明フィルム32によって写真4の表面に傷が付かないように保護することができる。このようにして、写真4を台紙本体2とシール部材3との間に保持させて送信用シート媒体1に確実に添付することができる。
【0019】
次いで、シール部材3のフレーム部33にはメッセージ欄36が設けてあるので、このメッセージ欄36に油性ペン等で必要に応じて所望のメッセージを書き込む。これにより、受取人の興味を引くような写真付きカードに仕上がる。
【0020】
後は、台紙本体2の表面に受取人の住所、氏名等の宛先を記載し、郵送等の手段で送ればよい。
【0021】
一方、この送信用シート媒体1を受け取った受取人は、シール部材3のフレーム部33に花模様35やメッセージ等が施され、しかも、シール部材3の窓部30から写真4を覗き見る感じになるので、その興味を強く引き付けることができる。
【0022】
そして、このシール部材1は、裏面に弱粘着性接着剤34が塗布されているので、台紙本体2から剥離可能であり、しかも、この剥離したシール部材3を他の部材として、例えばスクラップ台紙50に再貼着させることができる。これにより、受取人は、図2に示すように、このシール部材3を台紙本体2から剥がし、この剥離したシール部材3によって添付の写真4をスクラップ台紙50に再貼着し、メモリアルブック5を作成することができる。
【0023】
以上のように、本実施の形態による送信用シート媒体1によれば、上記シール部材3によって写真4を簡易に且つ趣味性に富ませて添付することができるので、受取人の興味を強く引き付けることができる。
【0024】
また、受取人にとっては送信用シート媒体1そのものを保管することなく、スクラップ台紙50において添付されていた写真4をそのシール部材3の模様35およびメッセージ等を配して見栄え良く且つ簡易に整理、保管等することができ、しかも、このスクラップ台紙50を綴じ込んだメモリアルブック5等を簡易に作成することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態のものに限定されず、本発明の範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0025】
例えば、上記シール部材3は、台紙本体2とほぼ同一の大きさとするが、台紙本体2よりも小さくてもよい。また、台紙本体2のスペースが許す限りシール部材3および写真4を複数枚貼り付けるようにしてもよい。
【0026】
また、上記シール部材3には、模様35、キャラクター、メッセージ欄36等の装飾37が施されているが、装飾37のない無地のものでもよい。無地のシール部材3であれば、送り主が手書き等で自由にデザイン、メッセージ等の装飾を施すことができる。
【0027】
また、この送信用シート媒体1に添付するものとしては、上記写真4に限らず、QUOカード・ギフトカード・チケット、商品券・各種プリペイドカード等の贈答品、地図・飲食メニューカード・名刺等の広告媒体などの薄物であってもよい。これにより、贈答品付き、宣伝広告付きなどのように、薄物(4)による特徴的な付加価値を付けて受取人の興味を強く引き付ける各種グリーティングカード、祝電等の電報、ダイレクトメール等を簡易に得ることができる。そして、この場合でも、シール部材3の表面に送り主のメッセージや住所等が記されていると、受取人にとっては、添付の薄物(4)とは別にこのシール部材3をスクラップ台紙50等の他の部材に再貼着することで、送信用シート媒体1そのものを保管することや送信用シート媒体1から手書き等によって転記することなく、そのメッセージ等を簡易に整理、保管等することができる。
【0028】
また、使い方としては、上述した個々人での利用の他に、特定の受付局が注文を受けて送信用シート媒体1の作成および発送手配等を行う電報サービス形態の中で利用されてもよい。例えば、まず、送り主は、受付局に、送り主情報(住所・氏名等)、受取人情報(住所・氏名等)、添付写真データ、メッセージ、シール部材の指定情報、到着指定日等を発信し、発注する。この送信発注手段としては、パソコンからの電子メール、携帯電話のメールサービス、あるいは受付局が開設するホームページへのアクセス等であってもよい。
【0029】
そして、この注文を受けた受付局は、自ら、あるいはその指定業者によって、添付写真データを写真4にプリントすると共に指定のシール部材3にメッセージをプリントし、この写真4を指定のシール部材3によって上述の如く台紙本体2との間に保持させて送信用シート媒体1を作成する。
【0030】
次いで、この送信用シート媒体1を、配達業者によって、送り主からの到達指定日に受取人に届けるようにする。
なお、この電報サービス形態の場合、添付する薄物を写真4に代えて、地図等の広告媒体とする場合は、送り主は、その広告データを受付局に発信することとなる。また、ギフトカード等の贈答品とする場合は、送り主は、その贈答品の特定データを受付局に発信し、受付局自ら、あるいはその指定業者が指定の贈答品を用意することとなる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る送信用シート媒体によれば、写真等の特徴的で付加価値のある薄物を簡易に添付することができるので、受取人の興味を強く引き付けることができる。そして、台紙本体から剥離したシール部材によって添付されている写真等の薄物をスクラップ台紙等の他の部材に再貼着させることができるので、受取人にとっては送信用シート媒体そのものを保管することなく、写真等の特徴的な薄物を見栄え良く且つ簡易に整理、保管等することができる。しかも、このスクラップ台紙を綴じ込んだメモリアルブック等を簡易に作成することができる。
【0032】
そして、シール部材の表面に送り主のメッセージや住所等が記されている場合には、添付の薄物とは別にこのシール部材をスクラップ台紙等の他の部材に再貼着させることで、送信用シート媒体そのものを保管することや送信用シート媒体から手書き等によって転記することなく、そのメッセージ等を簡易に整理、保管等することができる。
【0033】
また、上記シール部材の表面に、模様、キャラクター、メッセージ欄等の装飾が施されてあると、シール部材の窓部から透視される写真等の薄物を装飾で飾ることができるので、送信用シート媒体の見栄えや再貼着させたスクラップ台紙等の他の部材の見栄えを一層良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による送信用シート媒体の構成を示す平面図である。
【図2】送信用シート媒体におけるシール部材の2次利用として、スクラップ台紙に写真と共に再貼着された状態を示す平面図である。
【図3】従来の送信用シート媒体としてのポストカードを示す斜視図である。
【図4】従来の他の送信用シート媒体としてのメッセージカードを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 送信用シート媒体
2 台紙本体
3 シール部材
4 写真(薄物)
50 スクラップ台紙(別の部材)
30 窓部
33 フレーム部
34 弱粘着性接着剤
35 花模様
36 メッセージ欄
37 装飾
【発明の属する技術分野】
この発明は、送信用シート媒体において、写真等の薄物を簡易に添付でき、送信用シート媒体に付された内容を受取人において見栄え良く且つ簡易に整理、保管等できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、この種の送信用シート媒体としては、実開平4−137878号公報に記載のポストカード(特許文献1)や、実開平7−7966号公報に記載のメッセージカード(特許文献2)などがある。
【0003】
前者のポストカードは、図3に示すように、葉書大の透明硬質プラスチックシート本体301と、同じく葉書大の透明軟質フィルム303との間に、表面を透明硬質プラスチックシート本体301側に向けた写真305を介装させて張り合わせたものである。これによれば、写真305を簡易に装着できると共に、表面に写真305が突出することなくそこに現された被写体等を透明硬質プラスチック本体301を介して見ることができる体裁の良いものが得られるとするものである。
【0004】
後者のメッセージカードは、図4に示すように、メッセージ文書416を綴じた表表紙402の表面に開口部404を設け、この開口部404にテレホンカード406を嵌め込みその上に透明シート409を付着したものであり、テレホンカード406表面と表表紙402とには統一した花模様408が施されている。これによれば、メッセージとともにテレホンカード等の前払い式証票カードをスマートに贈呈でき、また、使用後の前払い式証票カードをもらった状態に取り付けてメモリアル商品として保存できるとするものである。
【0005】
【特許文献1】
実開平4−137878号公報
【特許文献2】
実開平7−7966号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記いずれのものも、受取人において、送信用シート媒体に付された写真やメッセージ、その他の送り主の住所・氏名等の各種の内容を残しておくには、送信用シート媒体そのものを保管する必要がある。そのため、送信用シート媒体そのものを保管することでは、見栄え良く整理、収納できる形態で保管することが困難であった。また、送信用シート媒体に付された各種の内容を手書き等で適宜抽出して整理、保管等するのも面倒であった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、送信用シート媒体に付された内容を受取人において見栄え良く且つ簡易に整理、保管等できる送信用シート媒体を実現したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る送信用シート媒体は、台紙本体と、この台紙本体に剥離可能に貼着されたシール部材とを備え、上記シール部材は、透明フィルムで塞がれた窓部と、この窓部以外のフレーム部とを有するものであって、シール部材の外形サイズよりも小さい薄物を窓部から視認できるように上記台紙本体との間に保持可能とし且つ上記台紙本体から剥離した後でも他の部材に再貼着可能な弱粘着性接着剤が少なくともフレーム部の裏面に形成してあることを特徴とするものである。なお、上記薄物としては、例えば、写真、QUOカード・ギフトカード・チケット・商品券・各種プリペイドカード等の贈答品、地図・飲食メニューカード・名刺等の広告媒体を含むものである。
【0009】
上記構成より、シール部材の窓部から視認できるように写真等の薄物を台紙本体に添付することができ、受取人の興味を強く引き付けることができる。また、シール部材のフレーム部表面に所望のメッセージ等を書き込むことができ、受取人の興味を更に強く引き付けることができる。
【0010】
そして、台紙本体に貼着されているシール部材は、台紙本体から剥離した後でも他の部材に再貼着できるので、この送信用シート媒体の受取人は、シール部材を台紙本体から剥がし、この剥離したシール部材によって添付されている写真等の薄物をスクラップ台紙等の他の部材に再貼着させることができる。なお、添付の薄物とは別にこのシール部材を装飾用のシールとして他の部材に再貼着し利用することもできる。
【0011】
また、上記シール部材の表面に、模様、キャラクター、メッセージ欄等の装飾が施されてもよい。これにより、シール部材の窓部から透視される写真等の薄物を装飾で飾ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態による送信用シート媒体1の裏面側を示す平面図である。図1に示すように、この送信用シート媒体1は、台紙本体2と、窓部30を有し台紙本体2に剥離可能に貼着されたシール部材3とを備えるものである。そして、使用時には、これら台紙本体2とシール部材3との間に薄物としての写真4をシール部材3の窓部30から視認できるように保持させて、各種グリーティングカード、電報、ダイレクトメール等として使用に供されるものである。なお、この送信用シート媒体1に添付する写真4は、シール部材3の外形サイズよりも小さいものである。
【0013】
上記台紙本体2は、紙製またはプラスチック製であり、矩形シート状のものである。この台紙本体2としては、例えば、表面に宛先欄のあるポストカードや官製はがき等が使用されるが、単なる台紙であってもよく、また、その大きさも特に限定されず、さらに、2つ折りのものでもよい。
【0014】
上記シール部材3は、上記台紙本体2とほぼ同一の大きさを有し、透明フィルム32で塞がれた窓部30と、この窓部30以外のフレーム部33とを有する。そして、このシール部材3の層構造は、窓部30となる開口310を設けた紙製またはプラスチック製等の基材31と、この基材31の開口310を覆って表面に形成した透明フィルム32と、この基材31の開口310を除いた裏面全体に塗布した弱粘着性接着剤34とを有する。上記弱粘着性接着剤34としては、例えば、アクリル系溶剤型の接着剤が使用される他、公知の接着剤が使用される。
【0015】
また、シール部材3のフレーム部33表面は、花模様35とメッセージ欄36とからなる装飾37が施されている。この装飾37は、上記基材31表面に印刷されている。
【0016】
なお、上記透明フィルム32は、基材31表面全体に被覆形成されているが、必ずしも基材31表面全体を被覆させる必要はなく、窓部30を塞ぐ程度の大きさであればよい。
【0017】
次に、この送信用シート媒体1の使い方を説明する。
まず、送り主は、用意した所望の写真4を台紙本体2の裏面に配置してその上からシール部材3を貼り付ける。このとき、写真4がシール部材3の窓部30から視認できるように配置させる。
【0018】
なお、このシール部材3の裏面には、弱粘着性接着剤34が塗布されているので、写真4が脱落することなく台紙本体2とシール部材3との間に保持される。また、シール部材3の窓部30は、透明フィルム32で塞がれているので、この窓部30から写真4が脱落することもなく、また、この透明フィルム32によって写真4の表面に傷が付かないように保護することができる。このようにして、写真4を台紙本体2とシール部材3との間に保持させて送信用シート媒体1に確実に添付することができる。
【0019】
次いで、シール部材3のフレーム部33にはメッセージ欄36が設けてあるので、このメッセージ欄36に油性ペン等で必要に応じて所望のメッセージを書き込む。これにより、受取人の興味を引くような写真付きカードに仕上がる。
【0020】
後は、台紙本体2の表面に受取人の住所、氏名等の宛先を記載し、郵送等の手段で送ればよい。
【0021】
一方、この送信用シート媒体1を受け取った受取人は、シール部材3のフレーム部33に花模様35やメッセージ等が施され、しかも、シール部材3の窓部30から写真4を覗き見る感じになるので、その興味を強く引き付けることができる。
【0022】
そして、このシール部材1は、裏面に弱粘着性接着剤34が塗布されているので、台紙本体2から剥離可能であり、しかも、この剥離したシール部材3を他の部材として、例えばスクラップ台紙50に再貼着させることができる。これにより、受取人は、図2に示すように、このシール部材3を台紙本体2から剥がし、この剥離したシール部材3によって添付の写真4をスクラップ台紙50に再貼着し、メモリアルブック5を作成することができる。
【0023】
以上のように、本実施の形態による送信用シート媒体1によれば、上記シール部材3によって写真4を簡易に且つ趣味性に富ませて添付することができるので、受取人の興味を強く引き付けることができる。
【0024】
また、受取人にとっては送信用シート媒体1そのものを保管することなく、スクラップ台紙50において添付されていた写真4をそのシール部材3の模様35およびメッセージ等を配して見栄え良く且つ簡易に整理、保管等することができ、しかも、このスクラップ台紙50を綴じ込んだメモリアルブック5等を簡易に作成することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態のものに限定されず、本発明の範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0025】
例えば、上記シール部材3は、台紙本体2とほぼ同一の大きさとするが、台紙本体2よりも小さくてもよい。また、台紙本体2のスペースが許す限りシール部材3および写真4を複数枚貼り付けるようにしてもよい。
【0026】
また、上記シール部材3には、模様35、キャラクター、メッセージ欄36等の装飾37が施されているが、装飾37のない無地のものでもよい。無地のシール部材3であれば、送り主が手書き等で自由にデザイン、メッセージ等の装飾を施すことができる。
【0027】
また、この送信用シート媒体1に添付するものとしては、上記写真4に限らず、QUOカード・ギフトカード・チケット、商品券・各種プリペイドカード等の贈答品、地図・飲食メニューカード・名刺等の広告媒体などの薄物であってもよい。これにより、贈答品付き、宣伝広告付きなどのように、薄物(4)による特徴的な付加価値を付けて受取人の興味を強く引き付ける各種グリーティングカード、祝電等の電報、ダイレクトメール等を簡易に得ることができる。そして、この場合でも、シール部材3の表面に送り主のメッセージや住所等が記されていると、受取人にとっては、添付の薄物(4)とは別にこのシール部材3をスクラップ台紙50等の他の部材に再貼着することで、送信用シート媒体1そのものを保管することや送信用シート媒体1から手書き等によって転記することなく、そのメッセージ等を簡易に整理、保管等することができる。
【0028】
また、使い方としては、上述した個々人での利用の他に、特定の受付局が注文を受けて送信用シート媒体1の作成および発送手配等を行う電報サービス形態の中で利用されてもよい。例えば、まず、送り主は、受付局に、送り主情報(住所・氏名等)、受取人情報(住所・氏名等)、添付写真データ、メッセージ、シール部材の指定情報、到着指定日等を発信し、発注する。この送信発注手段としては、パソコンからの電子メール、携帯電話のメールサービス、あるいは受付局が開設するホームページへのアクセス等であってもよい。
【0029】
そして、この注文を受けた受付局は、自ら、あるいはその指定業者によって、添付写真データを写真4にプリントすると共に指定のシール部材3にメッセージをプリントし、この写真4を指定のシール部材3によって上述の如く台紙本体2との間に保持させて送信用シート媒体1を作成する。
【0030】
次いで、この送信用シート媒体1を、配達業者によって、送り主からの到達指定日に受取人に届けるようにする。
なお、この電報サービス形態の場合、添付する薄物を写真4に代えて、地図等の広告媒体とする場合は、送り主は、その広告データを受付局に発信することとなる。また、ギフトカード等の贈答品とする場合は、送り主は、その贈答品の特定データを受付局に発信し、受付局自ら、あるいはその指定業者が指定の贈答品を用意することとなる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る送信用シート媒体によれば、写真等の特徴的で付加価値のある薄物を簡易に添付することができるので、受取人の興味を強く引き付けることができる。そして、台紙本体から剥離したシール部材によって添付されている写真等の薄物をスクラップ台紙等の他の部材に再貼着させることができるので、受取人にとっては送信用シート媒体そのものを保管することなく、写真等の特徴的な薄物を見栄え良く且つ簡易に整理、保管等することができる。しかも、このスクラップ台紙を綴じ込んだメモリアルブック等を簡易に作成することができる。
【0032】
そして、シール部材の表面に送り主のメッセージや住所等が記されている場合には、添付の薄物とは別にこのシール部材をスクラップ台紙等の他の部材に再貼着させることで、送信用シート媒体そのものを保管することや送信用シート媒体から手書き等によって転記することなく、そのメッセージ等を簡易に整理、保管等することができる。
【0033】
また、上記シール部材の表面に、模様、キャラクター、メッセージ欄等の装飾が施されてあると、シール部材の窓部から透視される写真等の薄物を装飾で飾ることができるので、送信用シート媒体の見栄えや再貼着させたスクラップ台紙等の他の部材の見栄えを一層良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による送信用シート媒体の構成を示す平面図である。
【図2】送信用シート媒体におけるシール部材の2次利用として、スクラップ台紙に写真と共に再貼着された状態を示す平面図である。
【図3】従来の送信用シート媒体としてのポストカードを示す斜視図である。
【図4】従来の他の送信用シート媒体としてのメッセージカードを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 送信用シート媒体
2 台紙本体
3 シール部材
4 写真(薄物)
50 スクラップ台紙(別の部材)
30 窓部
33 フレーム部
34 弱粘着性接着剤
35 花模様
36 メッセージ欄
37 装飾
Claims (2)
- 台紙本体と、この台紙本体に剥離可能に貼着されたシール部材とを備え、
上記シール部材は、透明フィルムで塞がれた窓部と、この窓部以外のフレーム部とを有するものであって、シール部材の外形サイズよりも小さい薄物を窓部から視認できるように上記台紙本体との間に保持可能とし且つ上記台紙本体から剥離した後でも他の部材に再貼着可能な弱粘着性接着剤が少なくともフレーム部の裏面に形成してあることを特徴とする送信用シート媒体。 - 請求項1に記載の送信用シート媒体において、
上記シール部材の表面に、模様、キャラクター、メッセージ欄等の装飾が施された送信用シート媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003138380A JP2004338258A (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | 送信用シート媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003138380A JP2004338258A (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | 送信用シート媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004338258A true JP2004338258A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33527764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003138380A Pending JP2004338258A (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | 送信用シート媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004338258A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100993962B1 (ko) | 2008-10-01 | 2010-11-11 | 심원섭 | 독자에 의해 내용을 변경할 수 있는 책 |
-
2003
- 2003-05-16 JP JP2003138380A patent/JP2004338258A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100993962B1 (ko) | 2008-10-01 | 2010-11-11 | 심원섭 | 독자에 의해 내용을 변경할 수 있는 책 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060523 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061010 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |