JP2004337821A - フィルタープレスプレスケーキ用塊砕機 - Google Patents

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JP2004337821A JP2003170059A JP2003170059A JP2004337821A JP 2004337821 A JP2004337821 A JP 2004337821A JP 2003170059 A JP2003170059 A JP 2003170059A JP 2003170059 A JP2003170059 A JP 2003170059A JP 2004337821 A JP2004337821 A JP 2004337821A
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一廣 鬼澤
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Abstract

【課題】従来の粉砕技術によれば、フィルタープレスプレスケーキのような板状で生成される含水固形物を板状のままで、塊砕機へ直接投入し、塊砕することはできなかった。
【解決手段】任意形状の本体に、任意の回転数で回転する塊砕刃をもつ塊砕機を使用する。塊砕機は例えば、材質をすべてSUS304とし、角柱型本体で本体内部横方向に主軸を持ち、主軸の回転方向に鋭角に研がれた塊砕刃が複数設けられた主軸を任意の回転数で回転させるとことができる構造となった塊砕機である。
投入口よりフィルタープレスプレスケーキを投入すると、塊砕機本体下部の排出口より塊砕ケーキが排出される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フィルタープレスプレスケーキ用塊砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の粉砕機は、本発明のような含水固形物を塊砕する目的で開発されたものではなく、乾燥固形物を塊砕又は粉砕することを目的としているため、従来の粉砕機を本発明の使用場面にて使用すると塊砕されず、混練されてしまい粉砕機内に含水固形物が排出されない状態で留まり、塊砕不可能となる。
又、湿式粉砕機として、粉砕タンク内で攪拌ロータが攪拌し強制的に攪拌、粉砕したり、又ディスクロータの回転によりスラリーの粒子が粉砕されたりと含水物を粉砕するための機械は市販されているが、これらは、フィルタープレスプレスケーキのような板状固形物を投入することが不可能であったり、回分式であるため装置が膨大なものとなったり、粉砕タンクへの仕込み作業に付帯設備として多大の設備が必要であったりと、現実的にはこれらの従来機器でフィルタープレスプレスケーキを塊砕することは不可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の従来技術によれば、フィルタープレスプレスケーキのような板状で生成される含水固形物を板状のままで、塊砕機へ直接投入し、塊砕することはできない。
そこで、この発明は、板状で生成するフィルタープレスプレスケーキを直接塊砕するための塊砕機を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1の発明は、任意の回転数で回転する主また、請求項2の発明は、主軸は一軸、ニ軸又は多軸構造であることを特徴とする請求項1記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
また、請求項3の発明は、塊砕刃の構造は平板状または棒状であれば主軸の回転方向に対し刃面が鋭角、鈍角又は円形構造のいずれの構造でも良いことを特徴とする請求項1、2記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
また、請求項4の発明は、塊砕刃の材質は、圧延を含む鋼材類、ニッケルクロムモリブデン鋼等の機械構造用合金鋼、オーステナイト系、マンテルサイト系ステンレス等の特殊用途鋼及びチタン、アルミニウム、ホワイトメタル、エンプラ等の非鉄金属材のいずれでも良いことを特徴とする請求項1、2及び3記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
また、請求項5の発明は、塊砕機本体の材質は、圧延を含む鋼材類、ニッケルクロムモリブデン鋼等の機械構造用合金鋼、オーステナイト系、マンテルサイト系ステンレス等の特殊用途鋼及びチタン、アルミニウム、ホワイトメタル、エンプラ等の非鉄金属材のいずれでも良いことを特徴とする請求項1、2、3及び4記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
また、請求項6の発明は、主軸の太さ及び塊砕刃の大きさ、枚数及び間隔は、希望する塊砕粒度分布により設定できることを特徴とする請求項1、2、3、4及び5記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
また、請求項7の発明は、塊砕機は、プレスケーキを連続供給又は回分供給のいずれでも使用できることを特徴とする請求項1、2、3、4、5及び6記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
また、請求項8の発明は、塊砕機本体の形状は角柱型、円筒状、楕円筒状、及び変楕円筒状のいずれの形状でも良いことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6及び7記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
また、請求項9の発明は、塊砕機にプレスケーキを投入する投入口及び塊砕された塊砕物を排出する排出口の形状は、角柱型、円筒状、楕円筒状、及び変楕円筒状のいずれの形状でも良いことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7及び8記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
また、請求項10の発明は、塊砕機により塊砕可能な材料としては、フィルタープレスにより濾過脱水作業を行う染料、顔料、塗料、酸化物などを含む含水ケーキや食物繊維を含む繊維質添加固形物、廃水処理等により発生する汚泥固形物等の含水固形物とすることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8及び9記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
また、請求項11の発明は、塊砕により発熱があり変質などの懸念がある場合は、塊砕機外周に冷却用ジャケットを取り付けることで、変質などの問題を解決することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9及び10記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
また、請求項12の発明は、塊砕機の取り付けは、フィルタープレス本体に附加して開盤作業と同時に塊砕することも、又排出されたプレスケーキをまとめて塊砕することもできることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10及び11記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機である。
【0005】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
塊砕機が、本体を角柱構造(200mm角×400mm長)とし、これに20mmΦの主軸に195mmΦの平歯を25mm間隔で設置し、塊砕刃が150rpm/分で回転するよう組み立てられている。尚、塊砕機の構成材質はすべてSUS304である。
【0006】
【実施形態の効果】
この実施形態によれば、本塊砕機に含水率45%の顔料含有フィルタープレスケーキ(450mm角×15mm厚×20枚)を投入口より投入したところ、即座に排出口より20mm〜30mm程度に塊砕されたプレスケーキが排出された。
【0007】
【他の実施形態】
塊砕機が、本体は円筒構造(300mmΦ×600mm長)とし、これに20mmΦの主軸に290mmΦの平歯を30mm間隔で設置し、塊砕刃が70rpm/分で回転するよう組み立てられている。尚、塊砕機の構成材質はすべてSUmmΦの主軸に290mmΦの平歯を30mm間隔で設置し、塊砕刃が70rpm/分で回転するよう組み立てられている。尚、塊砕機の構成材質はすべてSUS304である。
【0008】
【実施形態の効果】
この実施形態によれば、本塊砕機に含水率53%の染料含有フィルタープレスケーキ(500mm角×15mm厚×20枚)を投入口より投入したところ、即座に排出口より25mm〜35mm程度に塊砕されたプレスケーキが排出された
【0009】
【他の実施形態】
塊砕機が、本体を角柱構造(300mm角×900mm長)とし、これに20mmΦの主軸に290mmΦの平歯を25mm間隔で設置し、塊砕刃が50rpm/分で回転するよう組み立てられている。尚、塊砕機の構成材質はすべてSUS304である。
塊砕機を、フィルタープレス本体下部に濾板の開板工程と連動するように設置し、開板と同時に塊砕工程を行うように設けられている。
【0010】
【実施形態の効果】
この実施形態によれば、本塊砕機に含水率45%の塗料含有フィルタープレスケーキ(900mm角×15mm厚×20枚)を濾板の開板と同時に本塊砕機投入口に落下投入したところ、即座に排出口より20mm〜30mm程度に塊砕されたプレスケーキが排出された。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、従来人手により行ってきたフィルタープレスプレスケーキの塊砕を人手に頼らず、容易に、かつ迅速に行うことが可能である。
【0012】
したがって、塊砕機を導入することにより、作業環境の改善、作業工数の削減等の効果がでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す傾斜図である。
【図2】従来技術を示す傾斜図である。
【符号の説明】
1 塊砕機本体 2 主軸
3 塊砕刃 4 投入口
5 排出口
⇒ 投入方向

Claims (12)

  1. 任意の回転数で回転する主軸に塊砕刃を有することを特徴とするフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  2. 主軸は一軸、ニ軸又は多軸構造であることを特徴とする請求項1記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  3. 塊砕刃の構造は平板状または棒状であれば主軸の回転方向に対し刃面が鋭角、鈍角又は円形構造のいずれの構造でも良いことを特徴とする請求項1、2記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  4. 塊砕刃の材質は、圧延を含む鋼材類、ニッケルクロムモリブデン鋼等の機械構造用合金鋼、オーステナイト系、マンテルサイト系ステンレス等の特殊用途鋼及びチタン、アルミニウム、ホワイトメタル、エンプラ等の非鉄金属材のいずれでも良いことを特徴とする請求項1、2及び3記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  5. 塊砕機本体の材質は、圧延を含む鋼材類、ニッケルクロムモリブデン鋼等の機械構造用合金鋼、オーステナイト系、マンテルサイト系ステンレス等の特殊用途鋼及びチタン、アルミニウム、ホワイトメタル、エンプラ等の非鉄金属材のいずれでも良いことを特徴とする請求項1、2、3及び4記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  6. 主軸の太さ及び塊砕刃の大きさ、枚数及び間隔は、希望する塊砕粒度分布により設定できることを特徴とする請求項1、2、3、4及び5記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
    り設定できることを特徴とする請求項1、2、3、4及び5記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  7. 塊砕機は、プレスケーキを連続供給又は回分供給のいずれでも使用できることを特徴とする請求項1、2、3、4、5及び6記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  8. 塊砕機本体の形状は角柱型、円筒状、楕円筒状、及び変楕円筒状のいずれの形状でも良いことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6及び7記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  9. 塊砕機にプレスケーキを投入する投入口及び塊砕された塊砕物を排出する排出口の形状は、角柱型、円筒状、楕円筒状、及び変楕円筒状のいずれの形状でも良いことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7及び8記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  10. 塊砕機により塊砕可能な材料としては、フィルタープレスにより濾過脱水作業を行う染料、顔料、塗料、酸化物などを含む含水ケーキや食物繊維を含む繊維質添加固形物、廃水処理等により発生する汚泥固形物等の含水固形物とすることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8及び9記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  11. 塊砕により発熱があり変質などの懸念がある場合は、塊砕機外周に冷却用ジャケットを取り付けることで、変質などの問題を解決することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9及び10記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
  12. 塊砕機の取り付けは、フィルタープレス本体に附加して開盤作業と同時に塊砕することも、又排出されたプレスケーキをまとめて塊砕することもできることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10及び11記載のフィルタープレスプレスケーキ用塊砕機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103551222A (zh) * 2013-11-05 2014-02-05 浙江红宇新材料有限公司 一种压滤机改进结构
CN103657175A (zh) * 2013-11-05 2014-03-26 浙江红宇新材料有限公司 一种可靠节能型压滤机
CN104511190A (zh) * 2013-09-29 2015-04-15 沈阳铝镁设计研究院有限公司 一种压滤机滤饼破碎的方法及装置和应用
CN111495535A (zh) * 2020-04-28 2020-08-07 潘文玉 一种环保粉碎设备

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