JP2004337668A - Automatic examination method for clogging of filter - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an automatic examination method for the clogging of a filter capable of accurately detecting the clogging of a filter element even if a special correction mechanism is not added. <P>SOLUTION: A control unit 36 for sensing the fear of the clogging of the filter element 22a is constituted so as to confirm whether the operator of a work machine carries out the automatic examination method for the clogging of a filter to perform the automatic examination method for the clogging of a filter on the basis of the affirmation operation of the operator. In this automatic examination method for the clogging of the filter, the difference pressure before and after the filter element 22a is measured in such a state that the temperature of oil passed through the filter element 22a is controlled so as to enter a reference range, and the flow rate of the oil is controlled to a prescribed flow rate and compared with a reference value to automatically detect the presence of the clogging of the filter element 22a. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルタエレメントの目詰まりの有無を検出するフィルタ目詰まり自動検診方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、油圧ショベルの油圧回路を示し、可変容量形のメインポンプ1から吐出された作動油は、コントロール弁2により制御されて走行系、旋回系、作業機系の各種油圧アクチュエータ(図示せず)に供給され、これらの各種油圧アクチュエータからコントロール弁2を経てタンク3に戻されるが、その戻り油は、オイルクーラ4で冷却されるとともに、作動油フィルタ5のフィルタエレメント5aにより濾過される。
【0003】
このフィルタエレメント5aは、油中のコンタミネーションを除去する機能を有するが、そのままにしておくとコンタミネーションにより目詰まりを起すので、その目詰まりを検出したら、このフィルタエレメント5aを交換する必要がある。
【0004】
このフィルタエレメント5aの目詰まりを検出するために、このフィルタエレメント5aの前後差圧を監視するインジケータ6を設置し、フィルタエレメント5aの前後差圧がある基準値以上になると、このインジケータ6は、制御装置(ECM)7に信号を発信し、モニタ8などを通じて、オペレータに対しフィルタエレメント5aを交換するように警告している。
【0005】
このようにインジケータ6によりフィルタエレメント5aの前後差圧のみを計測する方式は、次のような問題を有している。
【0006】
(1) 実作業中は、刻一刻とフィルタエレメント5aを通過する流量が変化するため、流量に応じてフィルタエレメント5aの前後差圧が変化してしまう。そのため、目詰まり度が許容限度に達していないにもかかわらず、インジケータ6が作動してしまい、誤診のおそれが生じる。
【0007】
(2) 機体の周囲温度により、同じ作業をしても油温が異なり、動粘度が変化するため、油温に対してもフィルタエレメント5aの前後差圧が変わってしまう。そのため、(1)と同様に誤診のおそれが生じる。
【0008】
(3) 上記理由から、一定油温で一定流量の作動油を作動油フィルタ5に流して、フィルタエレメント5aの前後差圧を計る必要がある。一定流量を流すことに関しては、一定流量を流すことのできる走行操作により、目詰まりを最終診断している。
【0009】
しかし、走行操作は、現場によってはできないことが多々あるため、全機体に対して診断できるわけではない。油温をある範囲内に入れることに関しては、油温管理システムが確立されておらず、やはり誤診のおそれがある。
【0010】
一方、作動油を濾過する作動油フィルタだけでなく、この作動油フィルタより上流側の作動油路に作動油フィルタと直列に固定絞り(図示せず)を介装し、作動油フィルタの前後差圧をフィルタ差圧検出手段により検出するとともに、固定絞りの前後差圧を固定絞り差圧検出手段により検出し、そして、フィルタ差圧検出手段で検出された作動油フィルタ差圧情報を固定絞り差圧検出手段で検出された固定絞り差圧情報で割算した割算値と所定値とを比較して、割算値が所定値を超えるときに、作動油フィルタが目詰まり状態であると検知する作動油フィルタ目詰まり状態検知装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0011】
この作動油フィルタ差圧情報を固定絞り差圧情報で補正する作動油フィルタ目詰まり状態検知装置は、作動油の粘度変化や流量変化の影響を受けることなく、作動油フィルタの目詰まり状態を検知できるものであるが、固定絞りや、固定絞り差圧検出手段などを新設する必要があるとともに、固定絞りでの熱の発生によるエネルギの無駄使いを伴なう。
【0012】
【特許文献1】
特開平10−5511号公報(第3−4頁、図1−3)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように、インジケータ6によりフィルタエレメント5aの前後差圧のみを計測する方式は、流量や油温が変化したときに、誤診のおそれが生じ、また、作動油フィルタ差圧情報を固定絞り差圧情報で補正する方式は、そのための設備を搭載する必要があり、さらに、必要のない熱の発生によるエネルギロスを伴なう問題がある。
【0014】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、特別な補正機構を追加しなくても、フィルタエレメントの目詰まりを正確に検出できるフィルタ目詰まり自動検診方法を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明は、フィルタエレメントを通過する油の流量を規定流量に制御した状態で、フィルタエレメントの前後差圧を計測し、この前後差圧を基準値と比較してフィルタエレメントの目詰まりの有無を自動的に検出するフィルタ目詰まり自動検診方法であり、フィルタエレメントの前後差圧に影響を与える作動油の流量を適正な規定流量に制御することにより、フィルタエレメントの前後差圧から目詰まりの正しい診断ができる。しかも、特別な補正機構を追加しなくても、フィルタエレメントの目詰まりを正確に検出でき、従来例のような固定絞りでの熱の発生によるエネルギロスも防止でき、また、フィルタエレメントの寿命を最大限使用できるため、ランニングコストを削減できる。
【0016】
請求項2に記載された発明は、請求項1記載のフィルタ目詰まり自動検診方法において、フィルタエレメントを通過する油の温度を基準範囲内に制御するフィルタ目詰まり自動検診方法であり、油の温度および流量を所定の状態に制御することで、フィルタエレメントの前後差圧に影響を与える作動油の動粘度および流量を適正に制御することができ、これにより、フィルタエレメントの前後差圧から目詰まりの正しい診断が、より高精度にできる。
【0017】
請求項3に記載された発明は、作業機械の油圧回路においてフィルタエレメントの目詰まりのおそれを感知した制御装置が、作業機械のオペレータに請求項1または2記載のフィルタ目詰まり自動検診方法を実施するか否かを確認し、オペレータの肯定操作により請求項1または2記載のフィルタ目詰まり自動検診方法を実施するフィルタ目詰まり自動検診方法であり、作業機械の油圧回路が十分な油量を必要とする作業中であるような場合は、制御装置がフィルタエレメントの目詰まりのおそれを感知しても、オペレータが肯定操作をしないことで、請求項1または2記載のフィルタ目詰まり自動検診方法を実施しないことを選択できるので、作業機械の作業効率の低下を防止できる。
【0018】
請求項4に記載された発明は、請求項3記載のフィルタ目詰まり自動検診方法において、オペレータがフィルタ目詰まり自動検診方法を実施しないことを選択した場合でも、作業機械を操作する操作器の非操作状態が基準時間以上継続した場合は、オペレータに請求項1または2記載のフィルタ目詰まり自動検診方法を実施するか否かを再度確認するフィルタ目詰まり自動検診方法であり、作業機械を操作しない非操作状態が基準時間以上継続した場合は、オペレータに上記フィルタ目詰まり自動検診方法を実施するか否かを再度確認することで、オペレータに注意を喚起でき、フィルタエレメントの目詰まりのおそれ有る状態が長く続くことを防止できる。
【0019】
請求項5に記載された発明は、請求項3または4記載のフィルタ目詰まり自動検診方法において、フィルタエレメントの目詰まりを検出した後もエレメント交換することなく作業機械を稼働した場合は、制御装置は、作業機械による作業時間が一定時間を経過した時点で、作業機械の機能を強制的に低下させるフィルタ目詰まり自動検診方法であり、フィルタエレメントが目詰まりした状態のまま作業機械を長時間稼働した場合は、フィルタエレメントに目詰まりしたコンタミネーションが油圧回路中に混入して、油圧回路部品を損傷するおそれがあるので、作業機械の機能を強制的に低下させることで、フィルタエレメントの交換を強制して、油圧回路部品の損傷を防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1乃至図3に示された一実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
図1は、作業機械としての油圧ショベルの油圧回路を示し、複数の可変容量形のメインポンプ11から吐出された油としての作動油は、コントロール弁12により制御されて、油圧ショベルの各種油圧アクチュエータ(図示せず)、すなわち下部走行体の走行用油圧モータ、下部走行体に対し上部旋回体を旋回させる旋回用油圧モータ、上部旋回体に搭載された作業装置の油圧シリンダに供給され、これらの各種油圧アクチュエータからコントロール弁12を経てタンク13に戻される。
【0022】
コントロール弁12内には、外部からの電気信号により設定圧力を可変調整できる複数の電気リリーフ弁14が内蔵され、これらの電気リリーフ弁14を経た戻り油ライン15に、オイルクーラ16および外部からの電気信号に応じて設定圧を変える電気バイパス弁17が並列に接続されている。
【0023】
オイルクーラ16または電気バイパス弁17を経た戻り油ライン21には、作動油中のコンタミネーションをフィルタエレメント22aにより濾過除去する作動油フィルタ22と、この作動油フィルタ22のフィルタエレメント22aの前後差圧を計測し、フィルタエレメント22aが作動油中のコンタミネーションにより目詰まりを起して前後差圧が基準値以上になると目詰まり検出信号を発信するインジケータ23と、作動油フィルタ22の前後差圧が限界値を超えたときに開いてフィルタエレメント22aの破損を防止するバイパスチェック弁24とが並列に接続されている。
【0024】
前記タンク13などには、作動油の温度すなわち油温を測定するための油温センサ25が設けられている。また、オイルクーラ16には、回転速度制御可能なモータ26により駆動される冷却ファン27が設けられている。
【0025】
このような油温を測定する油温センサ25や、回転速度制御可能な冷却ファン27などを搭載している油圧ショベルは、これらの既存設備をそのまま用いる。
【0026】
複数の可変容量形のメインポンプ11は、それぞれ斜板などの容量可変手段31を備え、これらの容量可変手段31は、それぞれレギュレータ32により傾転駆動され、これらのレギュレータ32の変位量は変位センサ33により検出される。さらに、これらのレギュレータ32は、パイロットポンプ34から吐出されたパイロット油圧を電気減圧弁35で制御した作動圧により変位制御される。
【0027】
インジケータ23、油温センサ25、変位センサ33は、制御装置(ECM)36の入力部に接続され、また、この制御装置36の出力部は、電気リリーフ弁14、電気バイパス弁17、モータ26、電気減圧弁35、モニタ37に接続されている。このモニタ37は、オペレータに対し「フィルタエレメントを交換する」などの警告を表示する。
【0028】
制御装置36は、電気バイパス弁17を制御してオイルクーラ16への油量を制御することで、またモータ26の回転速度を制御して冷却ファン27の回転速度を制御することで、フィルタエレメント22aを通過する油の温度を基準範囲内に制御するとともに、電気減圧弁35を制御してレギュレータ32により容量可変手段31を制御することで、メインポンプ11からの作動油吐出流量を規定流量に制御し、さらに電気リリーフ弁14を制御してメインポンプ11から吐出した油の全てを戻り油ライン15側に流し、インジケータ23によりフィルタエレメント22aの前後差圧を監視し、この前後差圧を基準値と比較してフィルタエレメント22aの目詰まりの有無を自動的に検出する。
【0029】
その際に、フィルタエレメント22aの目詰まりを感知した制御装置36は、モニタ37を通じて、油圧ショベルのオペレータにフィルタエレメント22aの交換を実施するよう警告を促す。
【0030】
次に、この制御装置36の制御方法を、図2および図3に示されるフローチャートを参照しながら説明する。
【0031】
(ステップ1)
電気リリーフ弁14の設定圧、電気バイパス弁17の設定圧および冷却ファン27の回転速度を自動制御して、作動油の油温を一定範囲内に保つ油温管理機能により、作業中の油温を管理する。
【0032】
例えば、油温を下げる場合は、電気リリーフ弁14を最低圧に設定し、電気バイパス弁17を絞ってその上流側の設定圧を上げることでオイルクーラ16への油量比を増大させ、また冷却ファン27の回転速度を上げる。
【0033】
一方、油温を上げる場合は、電気リリーフ弁14をある一定圧に設定して熱を発生させ、電気バイパス弁17を開いてその上流側の設定圧を下げることでオイルクーラ16への油量比を減少させ、また冷却ファン27の回転速度を下げる。
【0034】
(ステップ2)
制御装置36は、インジケータ23からのフィルタ目詰まり信号を一定時間以上感知したか否かを判断する。
【0035】
(ステップ3)
インジケータ23からのフィルタ目詰まり信号を一定時間以上感知した制御装置36は、モニタ37での表示などを通じて、オペレータに「フィルタ目詰まり自動検診方法を実施してもよいか」を確認する。
【0036】
(ステップ4)
制御装置36は、オペレータからのYESまたはNOの選択を待つ。このとき、作業中であり、オペレータが危険と判断して、NOを選択した場合は、フィルタ目詰まり自動検診機能は作動しない。
【0037】
(ステップ5)
オペレータがフィルタ目詰まり自動検診方法を実施しないことを選択した場合でも、油圧ショベルを操作する操作器(作業機用操作レバー、走行用操作レバー、旋回用操作レバー、スイッチなど)が非操作状態すなわち中立位置にある状態がある基準時間以上継続した場合は、オペレータに上記フィルタ目詰まり自動検診方法を実施するか否かを再度確認し、NOの場合はこれを繰り返す。
【0038】
(ステップ6)
ステップ4でオペレータがYESを選択した場合は、フィルタ目詰まり自動検診機能が作動し、制御装置36は、まず油温センサ25により作動油の油温をチェックする。
【0039】
(ステップ7)
制御装置36は、油温センサ25により検出された油温がある基準範囲内にあるか否かを判断する。
【0040】
(ステップ8)
油温が基準範囲外であれば、制御装置36により電気リリーフ弁14の設定圧、電気バイパス弁17の設定圧および冷却ファン27の回転速度を制御する油温補正機能が作動し、油温を基準範囲内に自動補正する。例えば、油温を下げる場合は、電気リリーフ弁14を最低圧に設定し、電気バイパス弁17を絞ってその上流側の設定圧を上げることでオイルクーラ16への油量比を増大させ、また冷却ファン27の回転速度を上げる。一方、油温を上げる場合は、電気リリーフ弁14をある一定圧に設定して熱を発生させ、電気バイパス弁17を開いてその上流側の設定圧を下げることでオイルクーラ16への油量比を減少させ、また冷却ファン27の回転速度を下げる。このようにして、作動油の油温が一定範囲内に収まるように補正する。
【0041】
(ステップ9)
制御装置36は、油温がある基準範囲内にあると判断したときは、電気リリーフ弁14に制御信号を送り、リリーフ設定値を最低圧に設定する。
【0042】
(ステップ10)
制御装置36は、電気減圧弁35に制御信号を送り、レギュレータ32を介してメインポンプ11に規定流量を吐出するよう指令を出す。
【0043】
(ステップ11)
制御装置36は、作動油フィルタ22に設置されているインジケータ23が作動するか否かを一定時間待つ。
【0044】
(ステップ12)
一定時間経過後、制御装置36は、フィルタエレメント22aの前後差圧の増大によりインジケータ23が作動したか否かを判断する。
【0045】
(ステップ13)
インジケータ23が作動した場合は、制御装置36は、モニタ37などを通じて「フィルタエレメントの交換」を知らせる。
【0046】
(ステップ14)
インジケータ23が作動しなかった場合は、制御装置36は、モニタ37などを通じて「異常なし」を知らせる。
【0047】
(ステップ15)
「フィルタエレメントの交換」を知らせた制御装置36は、フィルタエレメント22aの交換が実際になされたか否かを監視する。フィルタエレメント22aを交換した際は、モニタ37を通じて、フィルタエレメント交換したことを制御装置36に知らせる。
【0048】
(ステップ16)
制御装置36は、フィルタエレメント22aの交換がなされないまま、オペレータがモニタ37からの警告を無視して油圧ショベルを稼働させる作業時間がある一定時間を経過したか否かを判断する。
【0049】
(ステップ17)
フィルタエレメント22aの目詰まりを検出した後もエレメント交換することなく油圧ショベルを稼働した場合は、制御装置36は、油圧ショベルによる作業時間が一定時間を経過した時点で、油圧ショベルの機能を強制的に低下させる。
【0050】
すなわち、フィルタエレメント22aの目詰まりを検出した後もエレメント交換しないままでいると、フィルタ部のバイパスチェック弁24が開き、コンタミネーションがタンク13に入り、メインポンプ11、各種弁などの油圧機器が破損するおそれがあるため、制御装置36は、メインポンプ11およびパイロットポンプ34を駆動するエンジン(図示せず)の回転速度を落とすか、メインポンプ11の吐出流量を絞るかして作業の継続ができないようにし、機体を保護する。
【0051】
上記機能で日詰まりと診断された場合は、速やかに遠隔情報通信システムを通じて販社などの機体管理部門に連絡することで、マシンダウンの時間を極力抑える。
【0052】
次に、この実施の形態の効果を説明する。
【0053】
ステップ6〜10に示されるように、油温を基準範囲内に入れ、かつ一定流量を供給できるシステム機能を搭載した油圧ショベルを用いることで、油の温度および流量を所定の状態に制御して、フィルタエレメント22aの前後差圧に影響を与える作動油の動粘度および流量を適正に制御することができ、これにより、ステップ12に示されるように、フィルタエレメント22aの前後差圧から目詰まりの正しい診断ができる。
【0054】
しかも、特許文献1に記載されたような特別な補正機構を追加しなくても、既存の油の温度および流量を制御する設備を用いて、フィルタエレメント22aの目詰まりを正確に検出でき、従来例のような固定絞りでの熱の発生によるエネルギロスも防止でき、また、フィルタエレメント22aの寿命を最大限使用できるため、ランニングコストを削減できる。
【0055】
また、ステップ2〜4に示されるように、油圧ショベルの油圧回路が十分な油量を必要とする作業中であるような場合は、制御装置36がフィルタエレメント22aの目詰まりのおそれを感知しても、オペレータが肯定操作をしないことで、流量低下を伴なう上記フィルタ目詰まり自動検診方法を実施しないことを選択できるので、油圧ショベルの作業効率の低下を防止できる。
【0056】
さらに、ステップ3〜5に示されるように、油圧ショベルを操作しない非操作状態が基準時間以上継続した場合は、オペレータに上記フィルタ目詰まり自動検診方法を実施するか否かを再度確認することで、オペレータに注意を喚起でき、フィルタエレメント22aの目詰まりのおそれ有る状態が長く続くことを防止できる。
【0057】
その上、ステップ13〜17に示されるように、フィルタエレメント22aが目詰まりした状態のまま油圧ショベルを長時間稼働した場合は、フィルタエレメント22aに目詰まりしたコンタミネーションが油圧回路中に混入して、油圧回路部品を損傷するおそれがあるので、油圧ショベルの機能を強制的に低下させることで、フィルタエレメント22aの交換を強制して、油圧回路部品の損傷を防止できる。
【0058】
なお、本発明は、油圧ショベルの作動油に限定されるものではなく、油圧ショベル以外の作業機械の作動油、潤滑油などにも適用できる。
【0059】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、フィルタエレメントの前後差圧に影響を与える作動油の流量を適正な規定流量に制御することにより、フィルタエレメントの前後差圧から目詰まりの正しい診断ができる。しかも、特別な補正機構を追加しなくても、フィルタエレメントの目詰まりを正確に検出でき、従来例のような固定絞りでの熱の発生によるエネルギロスも防止でき、また、フィルタエレメントの寿命を最大限使用できるため、ランニングコストを削減できる。
【0060】
請求項2記載の発明によれば、油の温度および流量を所定の状態に制御することで、フィルタエレメントの前後差圧に影響を与える作動油の動粘度および流量を適正に制御することができ、これにより、フィルタエレメントの前後差圧から目詰まりの正しい診断が、より高精度にできる。
【0061】
請求項3記載の発明によれば、作業機械の油圧回路が十分な油量を必要とする作業中であるような場合は、制御装置がフィルタエレメントの目詰まりのおそれを感知しても、オペレータが肯定操作をしないことで、請求項1または2記載のフィルタ目詰まり自動検診方法を実施しないことを選択できるので、作業機械の作業効率の低下を防止できる。
【0062】
請求項4記載の発明によれば、作業機械を操作しない非操作状態が基準時間以上継続した場合は、オペレータに上記フィルタ目詰まり自動検診方法を実施するか否かを再度確認することで、オペレータに注意を喚起でき、フィルタエレメントの目詰まりのおそれ有る状態が長く続くことを防止できる。
【0063】
請求項5記載の発明によれば、フィルタエレメントが目詰まりした状態のまま作業機械を長時間稼働した場合は、フィルタエレメントに目詰まりしたコンタミネーションが油圧回路中に混入して、油圧回路部品を損傷するおそれがあるので、作業機械の機能を強制的に低下させることで、フィルタエレメントの交換を強制して、油圧回路部品の損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルタ目詰まり自動検診方法を実施する油圧回路および制御回路の一実施の形態を示す回路図である。
【図2】同上フィルタ目詰まり自動検診方法の予備段階の制御手順を示すフローチャートである。
【図3】同上フィルタ目詰まり自動検診方法の自動検診機能の制御手順を示すフローチャートである。
【図4】従来のフィルタ目詰まり検診機能を備えた油圧回路および制御回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
22a フィルタエレメント
36 制御装置
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a filter clogging automatic examination method for detecting the presence / absence of clogging of a filter element.
[0002]
[Prior art]
FIG. 4 shows a hydraulic circuit of the hydraulic shovel. Hydraulic oil discharged from a variable displacement main pump 1 is controlled by a control valve 2 to control various hydraulic actuators of a traveling system, a swing system, and a working machine system (not shown). ), And is returned from these various hydraulic actuators to the tank 3 via the control valve 2. The return oil is cooled by the oil cooler 4 and filtered by the filter element 5 a of the working oil filter 5. .
[0003]
The filter element 5a has a function of removing contamination in oil, but if left as it is, clogging occurs due to contamination. Therefore, when the clogging is detected, the filter element 5a needs to be replaced. .
[0004]
In order to detect the clogging of the filter element 5a, an indicator 6 for monitoring the differential pressure across the filter element 5a is installed. When the differential pressure across the filter element 5a exceeds a certain reference value, the indicator 6 A signal is transmitted to the control device (ECM) 7 to warn the operator through the monitor 8 or the like to replace the filter element 5a.
[0005]
The method of measuring only the differential pressure across the filter element 5a using the indicator 6 has the following problems.
[0006]
(1) During actual work, the flow rate passing through the filter element 5a changes every moment, so that the differential pressure across the filter element 5a changes according to the flow rate. Therefore, even though the degree of clogging has not reached the allowable limit, the indicator 6 operates and there is a risk of misdiagnosis.
[0007]
(2) Even if the same operation is performed, the oil temperature differs and the kinematic viscosity changes depending on the ambient temperature of the machine body, so that the differential pressure across the filter element 5a also changes with respect to the oil temperature. Therefore, there is a risk of misdiagnosis as in (1).
[0008]
(3) For the above reasons, it is necessary to flow a hydraulic oil at a constant oil temperature and a constant flow rate through the hydraulic oil filter 5 to measure the differential pressure across the filter element 5a. Regarding the flow of the constant flow rate, the clogging is finally diagnosed by a traveling operation capable of flowing the constant flow rate.
[0009]
However, traveling operations cannot be performed on all the aircraft because there are many cases where traveling operations cannot be performed depending on the site. Regarding setting the oil temperature within a certain range, an oil temperature management system has not been established, and there is still a risk of misdiagnosis.
[0010]
On the other hand, in addition to the hydraulic oil filter that filters hydraulic oil, a fixed throttle (not shown) is interposed in series with the hydraulic oil filter in the hydraulic oil passage upstream of the hydraulic oil filter, and the front-back difference The pressure difference is detected by the filter differential pressure detecting means, the differential pressure across the fixed throttle is detected by the fixed throttle differential pressure detecting means, and the hydraulic oil filter differential pressure information detected by the filter differential pressure detecting means is detected by the fixed throttle differential. A predetermined value is compared with a division value obtained by dividing the fixed throttle differential pressure information detected by the pressure detection means, and when the division value exceeds the predetermined value, it is detected that the hydraulic oil filter is clogged. There is an operating oil filter clogging state detecting device that performs the operation (for example, see Patent Document 1).
[0011]
The hydraulic oil filter clogging state detection device, which corrects the hydraulic oil filter differential pressure information with the fixed throttle differential pressure information, detects the clogged state of the hydraulic oil filter without being affected by changes in the viscosity or flow rate of the hydraulic oil. Although it is possible, it is necessary to newly provide a fixed throttle, a fixed throttle differential pressure detecting means, and the like, and waste energy due to generation of heat in the fixed throttle.
[0012]
[Patent Document 1]
JP-A-10-5511 (page 3-4, FIG. 1-3)
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the method of measuring only the differential pressure across the filter element 5a using the indicator 6 may cause a misdiagnosis when the flow rate or the oil temperature changes, and the information of the hydraulic oil filter differential pressure may be fixed fixed differential pressure differential. The method of correcting with information needs to be equipped with a facility for that, and has a problem that it involves energy loss due to generation of unnecessary heat.
[0014]
The present invention has been made in view of such a point, and an object of the present invention is to provide a filter clogging automatic examination method capable of accurately detecting clogging of a filter element without adding a special correction mechanism. Things.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The invention described in claim 1 measures the differential pressure across the filter element while controlling the flow rate of the oil passing through the filter element to a specified flow rate, compares the differential pressure across the filter element with a reference value, and compares the differential pressure with the reference value. This is a filter clogging automatic inspection method that automatically detects the presence or absence of clogging of the filter element. By controlling the flow rate of hydraulic oil that affects the differential pressure across the filter element to an appropriate specified flow rate, Correct diagnosis of clogging can be made from the pressure. Moreover, clogging of the filter element can be accurately detected without adding a special correction mechanism, energy loss due to generation of heat in the fixed throttle as in the conventional example can be prevented, and the life of the filter element can be reduced. Since it can be used to the maximum extent, running costs can be reduced.
[0016]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the automatic filter clogging inspection method according to the first aspect, wherein the temperature of the oil passing through the filter element is controlled within a reference range. By controlling the flow rate and the flow rate to a predetermined state, it is possible to appropriately control the kinematic viscosity and the flow rate of the hydraulic oil which affect the differential pressure across the filter element. Diagnosis can be performed with higher accuracy.
[0017]
According to a third aspect of the present invention, a control device that senses a possibility of clogging of a filter element in a hydraulic circuit of a work machine implements the filter clogging automatic inspection method according to the first or second aspect to an operator of the work machine. A filter clogging automatic inspection method for performing the filter clogging automatic inspection method according to claim 1 or 2 by confirming whether or not to perform the filter clogging automatic inspection method, wherein the hydraulic circuit of the working machine requires a sufficient oil amount. In the case where the control device detects the risk of clogging of the filter element, the operator does not perform an affirmative operation, so that the filter clogging automatic inspection method according to claim 1 or 2 is performed. Since it is possible to select not to perform the operation, it is possible to prevent a decrease in work efficiency of the work machine.
[0018]
According to a fourth aspect of the present invention, in the automatic filter clogging inspection method according to the third aspect, even if the operator selects not to perform the filter clogging automatic inspection method, the operation device for operating the work machine is not operated. When the operation state continues for a reference time or more, the filter clogging automatic examination method for reconfirming whether or not to perform the filter clogging automatic examination method according to claim 1 or 2, and does not operate the work machine. If the non-operation state continues for more than the reference time, the operator can be alerted by re-confirming whether or not to perform the above-mentioned filter clogging automatic inspection method, and the filter element may be clogged. Can be prevented from continuing for a long time.
[0019]
According to a fifth aspect of the present invention, in the automatic filter clogging inspection method according to the third or fourth aspect, the control device is provided when the work machine is operated without replacing the element even after detecting the filter element clogging. Is a filter clogging automatic inspection method in which the function of the work machine is forcibly reduced when the work machine has been working for a certain period of time, and the work machine is operated for a long time with the filter element clogged. If this occurs, contamination that has clogged the filter element may enter the hydraulic circuit and damage the hydraulic circuit components.Forcibly lowering the function of the work machine and replacing the filter element By forcing, the damage of the hydraulic circuit components can be prevented.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to one embodiment shown in FIGS.
[0021]
FIG. 1 shows a hydraulic circuit of a hydraulic shovel as a working machine. Hydraulic oil as oil discharged from a plurality of variable displacement main pumps 11 is controlled by a control valve 12 and various hydraulic actuators of the hydraulic shovel. (Not shown), ie, a hydraulic motor for traveling of the lower traveling body, a hydraulic motor for rotating the upper rotating body with respect to the lower traveling body, and a hydraulic cylinder of a working device mounted on the upper rotating body. It is returned from various hydraulic actuators to the tank 13 via the control valve 12.
[0022]
A plurality of electric relief valves 14 capable of variably adjusting a set pressure by an electric signal from the outside are built in the control valve 12, and a return oil line 15 passing through these electric relief valves 14 is connected to an oil cooler 16 and an external An electric bypass valve 17 that changes a set pressure according to an electric signal is connected in parallel.
[0023]
A return oil line 21 that has passed through the oil cooler 16 or the electric bypass valve 17 has a hydraulic oil filter 22 that filters and removes contamination in hydraulic oil by a filter element 22a, and a differential pressure across the filter element 22a of the hydraulic oil filter 22. And the indicator 23 that transmits a clogging detection signal when the filter element 22a is clogged due to contamination in the hydraulic oil and the differential pressure across the hydraulic oil filter 22 exceeds a reference value, and the differential pressure between the hydraulic oil filter 22 A bypass check valve 24 that opens when the limit value is exceeded and prevents the filter element 22a from being damaged is connected in parallel.
[0024]
The tank 13 and the like are provided with an oil temperature sensor 25 for measuring the temperature of the hydraulic oil, that is, the oil temperature. The oil cooler 16 is provided with a cooling fan 27 driven by a motor 26 whose rotation speed can be controlled.
[0025]
A hydraulic shovel equipped with an oil temperature sensor 25 for measuring the oil temperature, a cooling fan 27 capable of controlling the rotation speed, and the like uses these existing facilities as they are.
[0026]
Each of the plurality of variable displacement main pumps 11 includes a displacement variable means 31 such as a swash plate. Each of the displacement variable means 31 is tilted and driven by a regulator 32, and the displacement amount of the regulator 32 is a displacement sensor. 33. Further, the displacement of these regulators 32 is controlled by the operating pressure controlled by an electric pressure reducing valve 35 of the pilot oil pressure discharged from the pilot pump 34.
[0027]
The indicator 23, the oil temperature sensor 25, and the displacement sensor 33 are connected to inputs of a control device (ECM) 36, and outputs of the control device 36 include the electric relief valve 14, the electric bypass valve 17, the motor 26, The electric pressure reducing valve 35 and the monitor 37 are connected. The monitor 37 displays a warning such as "replace the filter element" to the operator.
[0028]
The control device 36 controls the electric bypass valve 17 to control the amount of oil to the oil cooler 16, and also controls the rotation speed of the motor 26 to control the rotation speed of the cooling fan 27, thereby controlling the filter element. By controlling the temperature of the oil passing through 22a within the reference range and controlling the electric pressure reducing valve 35 to control the capacity variable means 31 by the regulator 32, the hydraulic oil discharge flow rate from the main pump 11 is set to the specified flow rate. And further controls the electric relief valve 14 to flow all the oil discharged from the main pump 11 to the return oil line 15 side. The indicator 23 monitors the differential pressure across the filter element 22a, and this differential pressure is used as a reference. The presence / absence of clogging of the filter element 22a is automatically detected in comparison with the value.
[0029]
At this time, the control device 36 that has detected the clogging of the filter element 22a urges the operator of the excavator to issue a warning via the monitor 37 to replace the filter element 22a.
[0030]
Next, a control method of the control device 36 will be described with reference to flowcharts shown in FIGS.
[0031]
(Step 1)
By automatically controlling the set pressure of the electric relief valve 14, the set pressure of the electric bypass valve 17, and the rotation speed of the cooling fan 27, the oil temperature management function for keeping the oil temperature of the working oil within a certain range allows the oil temperature during operation to be controlled. Manage.
[0032]
For example, when lowering the oil temperature, the electric relief valve 14 is set to the lowest pressure, the electric bypass valve 17 is throttled, and the set pressure on the upstream side is increased to increase the oil amount ratio to the oil cooler 16; The rotation speed of the cooling fan 27 is increased.
[0033]
On the other hand, when raising the oil temperature, the electric relief valve 14 is set at a certain pressure to generate heat, the electric bypass valve 17 is opened, and the set pressure on the upstream side is reduced, so that the oil amount to the oil cooler 16 is reduced. The ratio is reduced, and the rotation speed of the cooling fan 27 is reduced.
[0034]
(Step 2)
The control device 36 determines whether or not the filter clogging signal from the indicator 23 has been detected for a predetermined time or more.
[0035]
(Step 3)
The control device 36, which has sensed the filter clogging signal from the indicator 23 for a certain period of time or more, confirms with the operator whether or not to perform the filter clogging automatic examination method through display on the monitor 37 or the like.
[0036]
(Step 4)
Control device 36 waits for the operator to select YES or NO. At this time, if the operator is in the midst of the work and the operator determines that it is dangerous, and selects NO, the filter clogging automatic examination function does not operate.
[0037]
(Step 5)
Even if the operator chooses not to perform the filter clogging automatic examination method, the operating device for operating the hydraulic excavator (the operating lever for the working machine, the operating lever for traveling, the operating lever for turning, the switch, etc.) is in the non-operating state, If the state at the neutral position has continued for a certain reference time or more, the operator is again asked whether or not to perform the automatic filter clogging inspection method, and if NO, this is repeated.
[0038]
(Step 6)
If the operator selects YES in step 4, the filter clogging automatic examination function is activated, and the controller 36 first checks the oil temperature of the operating oil by the oil temperature sensor 25.
[0039]
(Step 7)
The control device 36 determines whether or not the oil temperature detected by the oil temperature sensor 25 is within a certain reference range.
[0040]
(Step 8)
If the oil temperature is out of the reference range, the controller 36 activates an oil temperature correction function for controlling the set pressure of the electric relief valve 14, the set pressure of the electric bypass valve 17, and the rotation speed of the cooling fan 27, thereby reducing the oil temperature. Automatic correction within the reference range. For example, when lowering the oil temperature, the electric relief valve 14 is set to the lowest pressure, the electric bypass valve 17 is throttled, and the set pressure on the upstream side is increased to increase the oil amount ratio to the oil cooler 16; The rotation speed of the cooling fan 27 is increased. On the other hand, when raising the oil temperature, the electric relief valve 14 is set at a certain pressure to generate heat, the electric bypass valve 17 is opened, and the set pressure on the upstream side is reduced, so that the oil amount to the oil cooler 16 is reduced. The ratio is reduced, and the rotation speed of the cooling fan 27 is reduced. In this way, the correction is made so that the oil temperature of the working oil falls within a certain range.
[0041]
(Step 9)
When the controller 36 determines that the oil temperature is within a certain reference range, it sends a control signal to the electric relief valve 14 to set the relief set value to the minimum pressure.
[0042]
(Step 10)
The control device 36 sends a control signal to the electric pressure reducing valve 35 and issues a command to the main pump 11 via the regulator 32 to discharge a specified flow rate.
[0043]
(Step 11)
The control device 36 waits for a certain time whether or not the indicator 23 installed on the hydraulic oil filter 22 is operated.
[0044]
(Step 12)
After a certain period of time, the control device 36 determines whether or not the indicator 23 has been activated due to an increase in the differential pressure across the filter element 22a.
[0045]
(Step 13)
When the indicator 23 is activated, the control device 36 notifies the user of “replacement of the filter element” through the monitor 37 or the like.
[0046]
(Step 14)
When the indicator 23 does not operate, the control device 36 notifies “no abnormality” through the monitor 37 or the like.
[0047]
(Step 15)
The control device 36 that has notified the "replacement of the filter element" monitors whether or not the replacement of the filter element 22a has actually been performed. When the filter element 22a is replaced, the controller 37 is notified through the monitor 37 that the filter element has been replaced.
[0048]
(Step 16)
The control device 36 determines whether or not the operation time for operating the hydraulic excavator has passed a certain time while the operator ignores the warning from the monitor 37 without replacing the filter element 22a.
[0049]
(Step 17)
When the excavator is operated without replacing the element even after detecting the clogging of the filter element 22a, the control device 36 forcibly resets the function of the excavator when the operation time of the excavator has passed a certain time. To lower.
[0050]
That is, if the element is not replaced even after the clogging of the filter element 22a is detected, the bypass check valve 24 of the filter unit opens, the contamination enters the tank 13, and the hydraulic equipment such as the main pump 11 and various valves is operated. Since there is a possibility that the main pump 11 and the pilot pump 34 may be damaged, the control device 36 may reduce the rotation speed of the engine (not shown) that drives the main pump 11 and the pilot pump 34 or reduce the discharge flow rate of the main pump 11 to continue the work. And protect the aircraft.
[0051]
If a day jam is diagnosed by the above function, the machine down time is minimized by immediately contacting the machine management department such as a sales company through the remote information communication system.
[0052]
Next, the effects of this embodiment will be described.
[0053]
As shown in steps 6 to 10, by using a hydraulic shovel equipped with a system function capable of keeping the oil temperature within a reference range and supplying a constant flow rate, the oil temperature and flow rate are controlled to predetermined states. Therefore, the kinematic viscosity and flow rate of the hydraulic oil that affects the differential pressure across the filter element 22a can be appropriately controlled, and as shown in step 12, the clogging of the filter element 22a is reduced from the differential pressure across the filter element 22a. A correct diagnosis can be made.
[0054]
Moreover, the clogging of the filter element 22a can be accurately detected by using the existing equipment for controlling the temperature and the flow rate of the oil without adding a special correction mechanism as described in Patent Document 1. Energy loss due to the generation of heat in the fixed throttle as in the example can be prevented, and the life of the filter element 22a can be maximized, so that the running cost can be reduced.
[0055]
Further, as shown in Steps 2 to 4, when the hydraulic circuit of the hydraulic shovel is under operation requiring a sufficient amount of oil, the control device 36 detects the possibility of clogging of the filter element 22a. Even if the operator does not perform an affirmative operation, it is possible to select not to perform the above-described automatic filter clogging inspection method accompanied by a decrease in flow rate, so that it is possible to prevent a decrease in work efficiency of the excavator.
[0056]
Further, as shown in Steps 3 to 5, when the non-operation state in which the hydraulic excavator is not operated continues for a reference time or more, the operator is asked again to confirm whether or not to perform the above-mentioned filter clogging automatic inspection method. This can draw the operator's attention, and can prevent a state in which the filter element 22a may be clogged for a long time.
[0057]
In addition, as shown in steps 13 to 17, when the excavator is operated for a long time while the filter element 22a is clogged, contamination clogged in the filter element 22a enters the hydraulic circuit. Since the hydraulic circuit components may be damaged, the function of the hydraulic shovel is forcibly reduced, thereby forcing the replacement of the filter element 22a and preventing the hydraulic circuit components from being damaged.
[0058]
The present invention is not limited to the hydraulic oil of a hydraulic shovel, but may be applied to hydraulic oil, lubricating oil, and the like of working machines other than the hydraulic shovel.
[0059]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, clogging can be correctly diagnosed based on the differential pressure across the filter element by controlling the flow rate of hydraulic oil that affects the differential pressure across the filter element to an appropriate prescribed flow rate. Moreover, clogging of the filter element can be accurately detected without adding a special correction mechanism, energy loss due to generation of heat in the fixed throttle as in the conventional example can be prevented, and the life of the filter element can be reduced. Since it can be used to the maximum extent, running costs can be reduced.
[0060]
According to the second aspect of the invention, by controlling the temperature and the flow rate of the oil to a predetermined state, it is possible to appropriately control the kinematic viscosity and the flow rate of the hydraulic oil which affect the differential pressure across the filter element. Thus, correct diagnosis of clogging can be performed with higher accuracy from the differential pressure across the filter element.
[0061]
According to the third aspect of the present invention, when the hydraulic circuit of the work machine is performing a work requiring a sufficient amount of oil, even if the control device senses the possibility of clogging of the filter element, the operator is not required to perform the operation. By not performing the affirmative operation, it is possible to select not to carry out the automatic filter clogging inspection method according to claim 1 or 2, so that it is possible to prevent a decrease in work efficiency of the work machine.
[0062]
According to the fourth aspect of the present invention, when the non-operation state in which the work machine is not operated continues for the reference time or more, the operator is asked again to confirm whether or not to perform the automatic filter clogging inspection method, and the operator To prevent the filter element from being clogged for a long time.
[0063]
According to the invention as set forth in claim 5, when the work machine is operated for a long time with the filter element clogged, contamination clogged in the filter element is mixed into the hydraulic circuit, and the hydraulic circuit component is removed. Since there is a possibility of damage, the function of the work machine is forcibly reduced, thereby forcibly exchanging the filter element and preventing damage to the hydraulic circuit components.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing an embodiment of a hydraulic circuit and a control circuit for performing an automatic examination method for filter clogging according to the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a control procedure in a preliminary stage of the automatic filter clogging automatic examination method.
FIG. 3 is a flowchart showing a control procedure of an automatic inspection function of the automatic filter clogging automatic inspection method.
FIG. 4 is a circuit diagram showing an example of a conventional hydraulic circuit and a control circuit having a filter clogging detection function.
[Explanation of symbols]
22a Filter element 36 Control device

Claims (5)

フィルタエレメントを通過する油の流量を規定流量に制御した状態で、
フィルタエレメントの前後差圧を計測し、
この前後差圧を基準値と比較してフィルタエレメントの目詰まりの有無を自動的に検出する
ことを特徴とするフィルタ目詰まり自動検診方法。
With the flow rate of oil passing through the filter element controlled to the specified flow rate,
Measure the differential pressure across the filter element,
A filter clogging automatic examination method characterized in that the difference between the front and rear pressures is compared with a reference value to automatically detect whether or not the filter element is clogged.
フィルタエレメントを通過する油の温度を基準範囲内に制御する
ことを特徴とする請求項1記載のフィルタ目詰まり自動検診方法。
2. The method according to claim 1, wherein the temperature of the oil passing through the filter element is controlled within a reference range.
作業機械の油圧回路においてフィルタエレメントの目詰まりのおそれを感知した制御装置は、
作業機械のオペレータに請求項1または2記載のフィルタ目詰まり自動検診方法を実施するか否かを確認し、
オペレータの肯定操作により請求項1または2記載のフィルタ目詰まり自動検診方法を実施する
ことを特徴とするフィルタ目詰まり自動検診方法。
The control device that has detected the risk of clogging of the filter element in the hydraulic circuit of the work machine,
Confirming with the operator of the work machine whether or not to perform the filter clogging automatic inspection method according to claim 1 or 2;
3. An automatic filter clogging medical examination method according to claim 1 or 2, wherein the filter clogging automatic examination method is performed by an affirmative operation of an operator.
オペレータがフィルタ目詰まり自動検診方法を実施しないことを選択した場合でも、
作業機械を操作する操作器の非操作状態が基準時間以上継続した場合は、
オペレータに請求項1または2記載のフィルタ目詰まり自動検診方法を実施するか否かを再度確認する
ことを特徴とする請求項3記載のフィルタ目詰まり自動検診方法。
Even if the operator chooses not to implement the filter clogging automatic screening method,
If the non-operation state of the operating device that operates the work machine has continued for the reference time or longer,
4. The automatic filter clogging inspection method according to claim 3, wherein the operator is again asked whether or not to perform the filter clogging automatic inspection method according to claim 1 or 2.
フィルタエレメントの目詰まりを検出した後もエレメント交換することなく作業機械を稼働した場合は、
制御装置は、作業機械による作業時間が一定時間を経過した時点で、作業機械の機能を強制的に低下させる
ことを特徴とする請求項3または4記載のフィルタ目詰まり自動検診方法。
If the work machine is started without replacing the element even after detecting the clogging of the filter element,
The method according to claim 3, wherein the control device forcibly reduces the function of the work machine when the work time of the work machine has passed a predetermined time.
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