JP2004336332A - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Daisuke Kase
大輔 加瀬
Shoichi Goto
昌一 後藤
Mikihiko Yamada
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Abstract

【課題】デジタル放送受信機内のバッファをアンダーフローやオーバーフローを起こさずに、タイムスタンプ付のMPEG2−TSを保存した蓄積装置から通常AV再生や倍速の特殊AV再生が可能なデジタル放送受信機を提供することを目的とする。
【解決手段】映像又は音声のトランスポートストリームを多重分離後のバッファの残量に応じて前記データ読み出し手段の読み出しの開始と停止を制御するバッファ残量監視手段を備え、通常AV再生時には切替手段で出力タイミングを制御し、出力タイミング制御手段によって放送波と同じ出力タイミングにしてAV再生を行うこと、および倍速再生の特殊AV再生時には切替手段で出力タイミングを制御せず前記バッファ残量監視手段によってバッファ量を監視して前記データ読出し手段のデータ読出しの開始と停止を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送受信機に関し、特に蓄積装置を内蔵したデジタル放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル放送システムは、送信側で、複数チャネルの映像、音声、サービス情報のコンテンツはMPEG2−TS(非特許文献1参照。)という多重化ストリームに変換して、これを伝送波にのせてデータ伝送を行う。
【0003】
MPEG2−TSは、188バイトの固定長のパケット(以下「TSパケット」という。)の連続したストリームで、図3に示すように100のTSパケットは、101のTSヘッダと、102のアダプテーションフィールドと、103のペイロードから構成される。TSヘッダ101には、13ビットの104の’PID’と呼ばれる識別符号領域があり、ペイロード103のコンテンツ内容を判別でき、アダプテーションフィールド102には、PCR(図示せず)と言われるデジタル放送システムの送信側と受信側の27MHz系のクロックを同期させる情報があり、受信側で高精度な同期再生が行われる。又ペイロード103には、符号化された映像又は音声やEPG等のサービスコンテンツがあり、有料放送の場合MULTI2の暗号化が掛けられている。
【0004】
従来の蓄積装置を内蔵するデジタル放送受信機のシステムとしては、例えば、特許文献1に示されたものがある。以下、図4、図5を用いて、従来の蓄積装置を内蔵するデジタル放送受信機の動作について説明する。図4は従来のデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。図5は放送波のMPEG2−TSが蓄積装置に保存されるまでの過程と読み出されるまでの過程を示す図である。ここで前記デジタル放送受信機は、放送波のMPEG2−TSを受信し、AV再生を行う、又はMPEG2−TSを蓄積装置に保存を行う、又は蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出し通常AV再生を行う、又は蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出し倍速再生の特殊AV再生を行う装置である。尚、倍速再生とは、1倍速の通常再生よりも速く再生することをいい、具体的には1.5倍速再生や2倍速再生のことをいう。
【0005】
図4で、デジタル放送受信機は、デジタル放送受信機の動作を制御するCPU201と、放送波を受信するアンテナ202と、アンテナ202より受信した放送波を復調しMPEG2−TSを取り出すデジタルチューナ部203と、デジタルチューナ部203より取出されたMPEG2−TSの暗号部分を解読するデスクランブル部204と、デスクランブル部204又は、タイムスタンプ除去手段215よりMPEG2−TSを受信し、TSパケットに含まれるPIDを基に必要であるTSパケット(例えばユーザに選択された番組を構成する動画と音声)を多重分離するデマルチプレクサ部205と、デマルチプレクサ部205より出力される動画と音声のTSパケットを一時格納するAVバッファ206と、AVバッファ206に格納された動画と音声のTSパケットを取出しMPEG2デコード処理を行い、ビデオ信号とオーディオ信号を出力するAVデコード部207と、HDD等のデジタルデータの書換え可能な蓄積装置209と、蓄積装置209へのデータの保存と読込みを制御する蓄積制御手段208を備える。
【0006】
ここで、蓄積制御手段208はデスクランブル部204よりMPEG2−TSを受信し、TSパケットに含まれるPIDを基に必要であるTSパケット(例えばユーザに選択された番組を再生する上で必要なデータ)のみをフィルタリングし部分的に欠けたMPEG2−TS(以下「パーシャルTS」という。)を生成するパーシャルTS生成手段210と、パーシャルTS生成部210からパーシャルTSを受信し、各TSパケットに受信時刻情報(以下「タイムスタンプ」という。)を、パケットの先頭若しくは最後に付加するタイムスタンプ付加手段211と、タイムスタンプ付加手段211で作成されたタイムスタンプ付TSを受信し、蓄積装置209へ保存するデータ書込み手段212と、蓄積装置209からタイムスタンプ付TSを読込むデータ読出し手段213と、データ読出し手段213からタイムスタンプ付TSを受けて、タイムスタンプ情報を基に、出力タイミングを放送波と同じ出力タイミングに制御する出力タイミング制御手段214と、出力タイミング制御手段214からタイムスタンプ付TSを受けてタイムスタンプを除去するタイムスタンプ除去手段215を備える。
【0007】
以上の構成のデジタル放送受信機の(a)放送波のMPEG2−TSを受信してAV再生する方法と、(b)放送波のMPEG2−TSを蓄積装置に保存する方法と、(c)蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して通常AV再生を行う方法と、(d)蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して倍速再生の特殊AV再生を行う方法について説明する。
【0008】
まず、(a)放送波のMPEG2−TSを受信してAV再生する方法について説明する。
【0009】
放送波はアンテナ202より受信されデジタルチューナ部203に送られる。デジタルチューナ部203は、アンテナ202より受信された放送波を復調しMPEG2−TSを取出しデスクランブル部204に送る。デスクランブル部204は、デジタルチューナ部203よりMPEG2−TSを受信し、MPEG2−TSの暗号部分を解読し、デマルチプレクサ部205に送る。デマルチプレクサ部205は、デスクランブル部204よりMPEG2−TSを受信し、TSパケットに含まれるPIDを基に必要である映像と音声のTSパケット(例えばユーザに選択された番組を構成する動画と音声)を多重分離し、AVバッファ部206に送る。AVデコード部207は、AVバッファ部206から動画と音声のTSパケットを取出しMPEG2デコード処理を行い、ビデオ信号とオーディオ信号を出力する。
【0010】
以上のようにして、放送波のMPEG2−TSを受信してAV再生を可能にしている。ここで放送波のMPEG2−TSを受信しAV再生を行う場合、デマルチプレクサ部205とAVデコード部207の間には、AVバッファ206を配置し、一定のバッファ量を持てば、バッファのオーバーフローが生じないように送信側で送信タイミングを制御して送られてくる。一方、蓄積装置209からのデータの読み出しレートは、放送波の送信レートよりも速いために、従来の再生システムで再生させたのでは、AVバッファ206で、オーバーフローが生じてしまう。そこで、蓄積装置からの再生では、データの蓄積時にタイムスタンプを付加して保存し、再生時には、このタイムスタンプ情報を基に、放送波と同じ出力タイミングに戻しデマルチプレクサ部205に入力してAV再生を可能にしている。
【0011】
次に、(b)放送波のMPEG2−TSを蓄積装置に保存する方法について説明する。
【0012】
放送波はアンテナ202より受信されデジタルチューナ部203に送られる。デジタルチューナ部203は、アンテナ202より受信された放送波を復調しMPEG2−TSを取出しデスクランブル部204に送る。デスクランブル部204は、デジタルチューナ部203よりMPEG2−TSを受信し、MPEG2−TSの暗号部分を解読し、パーシャルTS生成手段210に送る。パーシャルTS生成手段210は、デスクランブル部204より暗号解読後のMPEG2−TSを受信し、TSパケットに含まれるPIDを基に必要であるTSパケット(例えばユーザに選択された番組を再生する上で必要なデータ)のみをフィルタリングしパーシャルTSを生成し、タイムスタンプ付加手段211に送る。タイムスタンプ付加手段211は、パーシャルTS生成手段210よりパーシャルTSを取出し、各TSパケットにタイムスタンプを付加してデータ書込み手段212に送る。データ書込み手段212は、タイムスタンプ付加手段211よりタイムスタンプ付のTSパケットを受信し蓄積装置209に保存する。
【0013】
ここで、301は、デジタルチューナ部より取出されるMPEG2−TSの一例であり、ここでは、番組1のビデオデータV(1)と、オーディオデータA(1)と、番組2のビデオデータV(2)と、オーディオデータA(2)と、番組3のビデオデータV(3)と、オーディオデータA(3)が多重されている。
【0014】
302は、301のMPEG2−TSをデスクランブル部204に入力して出力される暗号解読後のMPEG2−TSであり、303は、302の暗号解読後のMPEG2−TSをパーシャル生成手段210に入力して出力されるパーシャルTSで、304は、303のパーシャルTSをタイムスタンプ付加手段211に入力して出力されるタイムスタンプ付TSで、305は、304のタイムスタンプ付TSが蓄積装置209に蓄積される蓄積データである。
【0015】
以上のようにして、放送波のMPEG2−TSを蓄積装置に保存を可能にしている。
【0016】
次に、(c)蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して通常AV再生を行う方法について説明する。
【0017】
データ読出し手段213は、蓄積装置209よりタイムスタンプ付TSを読み出し、出力タイミング制御手段214に送る。出力タイミング制御手段214は、データ読出し手段213からタイムスタンプ付TSを受けて、タイムスタンプ情報を基に、出力タイミングを放送波と同じ出力タイミングに制御し、タイムスタンプ除去手段215に送る。タイムスタンプ除去手段215は、出力タイミング制御手段214よりタイムスタンプ付TSを受けてタイムスタンプを除去し、デマルチプレクサ部205に送る。
【0018】
ここで、306は、305の蓄積データを出力タイミング制御手段211によって、放送波と同じ出力タイミングに制御されたTSストリームの一例で、307は、306のタイムスタンプ付TSのタイムスタンプを除去したTSストリームで、タイムスタンプ付のMPEG2−TSを放送波と同じ出力タイミングで出力することを可能にしている。
【0019】
そして、デマルチプレクサ部205が、タイムスタンプ除去手段215より放送波と同じ出力タイミングに制御されたMPEG2−TSを受信しTSパケットに含まれるPIDを基に必要である映像と音声のTSパケット(例えばユーザに選択された番組を構成する動画と音声)を多重分離し、AVバッファ部206に送る。AVデコード部207は、AVバッファ部206から動画と音声のTSパケットを取出しMPEG2デコード処理を行い、ビデオ信号とオーディオ信号を出力する。以上のようにして、AVバッファ部206がオーバーフローすること無く蓄積装置に保存されたMPEG2−TSのAV再生を可能にしている。
【0020】
次に、(d)蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して倍速再生等の特殊AV再生を行う方法について説明する。ここでは、仮に1.5倍速の倍速再生を例にとって説明する。出力タイミング制御手段214では1.5倍速の出力タイミングでTS出力するように制御を行い、又AVデコーダ部207でMPEG2符号化処理でフレーム間予測に使用されないBピクチャをスキップするなどの処理より1.5倍速再生で動作させて、以上で説明した蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して通常AV再生を行う方法と同じ処理を行う事で、AVバッファ部206がオーバーフローすること無く蓄積装置に保存されたMPEG2−TSの倍速再生の特殊AV再生を可能にしている。
【0021】
【特許文献1】
特開2002−34018号公報
【非特許文献1】
ITU−T勧告H222.0、ISO/IEC13818−1
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構成では、蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して通常AV再生を行う場合は、PCRによる同期再生が可能で、送信側と受信側の27MHz系のクロックを同期させて再生させるために、AVバッファ部206のアンダーフローやオーバーフローは生じないが、蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して倍速再生の特殊AV再生を行う場合は、PCRによる同期再生が不可能で、蓄積装置209から出力される出力タイミングと、AVデコード部207の同期がずれてAVバッファ部206のアンダーフローやオーバーフローが生じやすい問題点を有していた。
【0023】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、デジタル放送受信機内のバッファをアンダーフローやオーバーフローを起こさずに、タイムスタンプ付のMPEG2−TSを保存した蓄積装置から通常AV再生や倍速の特殊AV再生が可能なデジタル放送受信機を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明のデジタル放送受信機は、蓄積装置からタイムスタンプ付のトランスポートストリームを読み出すデータ読出し手段と、タイムスタンプ付のトランスポートストリームの出力タイミングをタイムスタンプから放送波と同じ出力タイミングに制御する出力タイミング制御手段と、タイムスタンプを除去するタイムスタンプ除去手段と、前記出力タイミング制御手段を行うか行わないかを切り替える切替手段と、映像又は音声のトランスポートストリームを多重分離後のバッファの残量に応じて前記データ読込し手段の読出しの開始と停止を制御するバッファ残量監視手段とを備え、通常AV再生時には切替手段で出力タイミングを制御し、出力タイミング制御手段によって放送波と同じ出力タイミングにしてAV再生を行うこと、および倍速再生の特殊AV再生時には切替手段で出力タイミングを制御せず前記バッファ残量監視手段によってバッファ量を監視して前記データ読出し手段のデータ読出しの開始と停止を制御することにより倍速再生の特殊AV再生を行う。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。ここで前記デジタル放送受信機は、放送波のMPEG2−TSを受信しAV再生を行う、又はMPEG2−TSを蓄積装置に保存を行う、又は蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出し通常AV再生を行う又は蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出し倍速再生の特殊AV再生を行う装置である。
【0027】
図1で、デジタル放送受信機は、デジタル放送受信機の動作を制御するCPU401と、放送波を受信するアンテナ402と、アンテナ402より受信した放送波を復調しMPEG2−TSを取り出すデジタルチューナ部403と、デジタルチューナ部403より取出されたMPEG2−TSの暗号部分を解読するデスクランブル部404と、デスクランブル部404又は、タイムスタンプ除去手段415よりMPEG2−TSを受信し、TSパケットに含まれるPIDを基に必要である映像と音声のTSパケット(例えばユーザに選択された番組を構成する動画と音声)を多重分離するデマルチプレクサ部405と、デマルチプレクサ部405より出力される動画と音声のTSパケットを一時格納するAVバッファ406と、AVバッファ406に格納された動画と音声のTSパケットを取出しMPEG2デコード処理を行い、ビデオ信号とオーディオ信号を出力するAVデコード部407と、HDD等のデジタルデータの書換え可能な蓄積装置409と、蓄積装置409へのデータの保存と読込みを制御する蓄積制御手段408を備える。
【0028】
ここで、蓄積制御手段408は、デスクランブル部404よりMPEG2−TSを受信し、TSパケットに含まれるPIDを基に必要であるTSパケット(例えばユーザに選択された番組を再生する上で必要なデータ)のみをフィルタリングしパーシャルTSを生成するパーシャルTS生成手段410と、パーシャルTS生成部410からパーシャルTSを受信し、各TSパケットにタイムスタンプを、パケットの先頭若しくは最後に付加するタイムスタンプ付加手段411と、タイムスタンプ付加手段411で作成されたタイムスタンプ付TSを受信し、蓄積装置409へ保存するデータ書込み手段412と、蓄積装置409からタイムスタンプ付TSを読込むデータ読出し手段413と、データ読み出し手段213から出力されるタイムスタンプ付TSパケットの出力先を切り替える切替手段417と、切替手段417からタイムスタンプ付TSを受けて、タイムスタンプ情報を基に、出力タイミングを放送波と同じ出力タイミングに制御する出力タイミング制御手段414と、出力タイミング制御手段414、又は切替手段417からタイムスタンプ付TSを受けてタイムスタンプを除去するタイムスタンプ除去手段415と、AVバッファ部406にある未処理のTSパケットの量を監視し、その量に応じてデータ読込み手段413の開始と停止を制御するバッファ監視手段416を備える。
【0029】
以上の構成のデジタル放送受信機の、放送波のMPEG2−TSを受信してAV再生する方法と、放送波のMPEG2−TSを蓄積装置に保存する方法と、蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して通常AV再生を行う方法と、蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して倍速再生の特殊AV再生を行う方法について説明する。
【0030】
まず、放送波のMPEG2−TSを受信してAV再生する方法と、放送波のMPEG2−TSを蓄積装置に保存する方法は、従来例で示した方法と同じなので省略する。
【0031】
次に、蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して通常AV再生を行う方法について説明する。
【0032】
データ読出し手段413は、蓄積装置409よりタイムスタンプ付TSを読み出し、切替手段417に送る。切替手段417は、データ読み出し手段413からタイムスタンプ付TSを受けて出力タイミング制御手段414に送る。出力タイミング制御手段414は、切替手段417からタイムスタンプ付TSを受けて、タイムスタンプ情報を基に、出力タイミングを放送波と同じ出力タイミングに制御し、タイムスタンプ除去手段415に送る。タイムスタンプ除去手段415は、出力タイミング制御手段414よりタイムスタンプ付TSを受けてタイムスタンプを除去し、デマルチプレクサ部405に送る。ここで、306は、305の蓄積データを出力タイミング制御手段211によって、放送波と同じ出力タイミングに制御されたTSストリームの一例で、307は、306のタイムスタンプ付TSのタイムスタンプを除去したTSストリームで、タイムスタンプ付のMPEG2−TSを放送波と同じ出力タイミングで出力することを可能にしている。そして、デマルチプレクサ部405が、タイムスタンプ除去手段415より放送波と同じレートに制御されたMPEG2−TSを受信しTSパケットに含まれるPIDを基に必要である映像と音声のTSパケット(例えばユーザに選択された番組を構成する動画と音声)を多重分離し、AVバッファ部406に送る。AVデコード部407は、AVバッファ部406から動画と音声のTSパケットを取出しMPEG2デコード処理を行い、ビデオ信号とオーディオ信号を出力する。
【0033】
以上のようにして、AVバッファ部406がオーバーフローすること無く蓄積装置に保存されたMPEG2−TSの通常AV再生を可能にしている。
【0034】
次に、図1、図2を用いて、蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して倍速再生の特殊AV再生を行う方法について説明する。図2はAVバッファ部のTSデータの残量の推移と、データ読出し制御信号の関係図である。
【0035】
データ読出し手段413は、蓄積装置409よりタイムスタンプ付TSを読み出し、切替手段417に送る。切替手段417は、データ読み出し手段413からタイムスタンプ付TSを受けてタイムスタンプ除去手段415に送る。タイムスタンプ除去手段415は、切替手段417よりタイムスタンプ付TSを受けてタイムスタンプを除去し、デマルチプレクサ部405に送る。デマルチプレクサ部405は、タイムスタンプ除去手段415よりMPEG2−TSを受信し、TSパケットに含まれるPIDを基に必要である映像と音声のTSパケット(例えばユーザに選択された番組を構成する動画と音声)を多重分離し、AVバッファ部406に送る。AVデコード部407は、AVバッファ部406から動画と音声のTSパケットを取出しMPEG2デコード処理を行い、ビデオ信号とオーディオ信号を出力する。そして、バッファ残量監視手段416は、AVバッファ部406がアンダーフローやオーバーフローを起こさないように、AVバッファ部406にある未処理のTSパケットの量を監視してその量に応じデータ読込み手段413の開始と停止の制御を行う。
【0036】
501は、AVバッファ部406に溜まっている未処理のTSデータ量の推移の一例を示し、505は、データ読出し手段413の開始と停止を制御する読出し開始信号で、502は、AVバッファ部406のバッファサイズで、503は、AVバッファ上限閾値で、504は、AVバッファ下限閾値である。特殊AV再生開始時には、バッファ量監視手段416は、読出し開始信号505をアサートにしてデータ読出し手段413でデータの読込みを開始する。次にバッファ残量監視手段416は、AVバッファ部406の未処理のTSデータ量501がAVバッファ上限閾値503を越えるのを監視する。そして、未処理のTSデータ残量501が、AVバッファ上限閾値503を越えた時に、バッファ残量監視手段416は、読出し開始信号505をネゲートにして、データ読出し手段413によるデータ読出しを停止する。次にバッファ残量監視手段416は、AVバッファ部406の未処理のTSデータ量501がAVバッファ下限閾値504を越えるのを監視する。そして、未処理のTSデータ残量501が、AVバッファ下限閾値504を下回った時に、バッファ残量監視手段416は、読出し開始信号505をアサートにして、データ読出し手段413によるデータ読出しを開始する。バッファ残量監視手段416が以上を繰り返すことによって、AVバッファ部406がアンダーフローやオーバーフローを起こさずに蓄積装置に保存されたMPEG2−TSを読み出して倍速再生の特殊AV再生を可能にしている。
【0037】
(実施の形態2)
実施の形態1ではバッファ残量監視手段416は、デマルチプレクサ部405から出力された映像と音声を一時格納するAVバッファ部406を監視するようにしていたが、実施の形態2ではバッファ残量監視手段416は、AVデコード部407が使用するRAM(図示せず)の残量を監視し、そのRAMがオーバーフローやアンダーフローを起こさずに、データ読出し制御手段413の開始と停止を制御を行う。
【0038】
以後の動作については実施の形態1と同じなので省略する。
【0039】
【発明の効果】
本発明によって、デジタル放送受信機内のバッファをアンダーフローやオーバーフローを起こさずに、タイムスタンプ付のMPEG2−TSを保存した蓄積装置から通常AV再生や倍速の特殊AV再生が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるデジタル放送受信機の構成を示すブロック図
【図2】AVバッファ部のTSデータの残量の推移と、データ読出し制御信号の関係図
【図3】トランスポートストリームパケットの構造を示す図
【図4】従来のデジタル放送受信機の構成を示すブロック図
【図5】放送波のMPEG2−TSが蓄積装置に保存されるまでの過程と読み出されるまでの過程を示す図
【符号の説明】
401 CPU
402 アンテナ
403 デジタルチューナ
404 デスクランブル部
405 デマルチプレクサ部
406 AVバッファ部
407 AVデコード部
408 蓄積制御手段
409 蓄積装置
410 パーシャルTS生成手段
411 タイムスタンプ付加手段
412 データ書込み手段
413 データ読出し手段
414 出力タイミング制御手段
415 タイムスタンプ除去手段
416 バッファ残量監視手段
417 切替手段
501 AVバッファ部406に溜まっている未処理のTSデータ量の推移の一例
502 バッファサイズ
503 バッファ上限閾値
504 バッファ下限閾値
505 読出し開始信号

Claims (2)

  1. 蓄積装置からタイムスタンプ付のトランスポートストリームを読み出すデータ読出し手段と、タイムスタンプ付のトランスポートストリームの出力タイミングをタイムスタンプから放送波と同じ出力タイミングに制御する出力タイミング制御手段と、タイムスタンプを除去するタイムスタンプ除去手段と、前記出力タイミング制御手段を行うか行わないかを切り替える切替手段と、映像又は音声のトランスポートストリームを多重分離後のバッファの残量に応じて前記データ読込し手段の読出しの開始と停止を制御するバッファ残量監視手段とを備え、通常AV再生時には切替手段で出力タイミングを制御し、出力タイミング制御手段によって放送波と同じ出力タイミングにしてAV再生を行うこと、および倍速再生の特殊AV再生時には切替手段で出力タイミングを制御せず前記バッファ残量監視手段によってバッファ量を監視して前記データ読出し手段のデータ読出しの開始と停止を制御することにより倍速再生の特殊AV再生を行う事を特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 前記バッファ量監視手段は、AVデコーダが使用するRAMの残量を監視して前記データ読込し手段の読出しの開始と停止を制御する事を特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
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