JP2004335213A - Excimer lamp - Google Patents

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a long size excimer lamp having a double tube structure that an outer tube and an inner tube are arranged coaxially and a side wall is formed at one end of this arrangement, which can illuminate uniformly and can maintain the illuminance well, and whose side wall is not broken by shock or vibration that occurs at the time of lamp transportation or handling, by preventing the inner tube from its big bending. <P>SOLUTION: The eximer lamp comprises an electric discharge vessel having the structure that the outer tube with a sealed end and another open end and the inner tube with a sealed end and another open end are arranged coaxially, and the side wall is formed at the open end side of the outer and the inner tubes; electric discharge gas which is filled in electric discharge space formed inside the electric discharge envelope, and a pair of electrodes which face each other putting the electric discharge space between them wherein at least one electrode is disposed outside the electric discharge space. It is characterised in that the electric discharge vessel has one or more support means for supporting the inner tube, and the support means is fixed to the outer tube or the inner tube wherein a gap is formed between the support means and the tube to which the support means is not fixed. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、光化学反応用の紫外線光源として利用される放電ランプの一種であって、特に外側管と内側管が同軸上に配置されて二重管構造を有するエキシマランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
エキシマランプは、単一の波長の真空紫外光を強く放射する特長を有しており、放電用ガスとして、例えば、キセノンガスを用いたエキシマランプにおいては、波長172nmの真空紫外光が放射されることが知られている。また、クリプトンと塩素の混合ガスの場合、波長222nmの紫外光を放射する。放電容器内の放電用ガスを変えることで、種々の波長の光を放射することができる。例えば、キセノンエキシマランプを搭載した光照射装置は、主として液晶パネル表示素子のパネル基板表面に付着した有機物の分解除去やパネル基板の表面改質等に用いられている。
【0003】
図9は、従来のエキシマランプ90を管軸方向にて切断した断面図を示す。
エキシマランプ90は、外側管91と内側管92が同軸方向に配置された二重管構造の放電容器93を構成し、外側管91の端部と内側管92の端部は溶着されることによって側壁部94が形成されている。この放電容器93内の空間95には放電用ガスとして、例えば、キセノンガスが封入されている。外側管91の外側には第1の電極96が設けられ、内側管92の内側には第2の電極97が設けられている。第1の電極96と第2の電極97の間には高周波電圧が印加されることにより、放電空間98内(発光部)にはエキシマ分子が形成され、このエキシマ分子が解離することでキセノンエキシマ光が放射される。
【0004】
近年液晶パネル表示素子の基板が大面積化していることに伴って、全長が、例えば、800mmを超えるような長尺のエキシマランプが求められている。
しかしながら、図9に示されるような構造のエキシマランプは、ランプを長尺化すると、ランプ点灯時において、図10に示すように外側管91と内側管92を溶着している側壁部94が破損するという問題が生じる。
【0005】
この理由について以下に具体的に説明する。図9に示されるような構造のエキシマランプは、例えば、特許2783712号、特許2528244号に示されるように、放電ガスあるいは放電容器の温度が上昇することによって発光効率が低下することを防止するために、放電ガスあるいは放電容器を冷却するための手段が設けられている。このため、外側管と内側管には相当な温度差が生じ、外側管と内側管の各々が熱膨張することによって伸びる長さが異なるので、側壁部に応力が発生すると考えられる。すなわち、内側管の温度が外側管よりも高い場合においては、熱膨張によって伸びる長さは内側管の方が長くなり、側壁部には内側管に押される力と外側管に引っ張られる力が生じるので、側壁部を変形させようとする力が生じると考えられる。
ここで、ランプを長時間点灯させた際に側壁部に応力が発生する原因は2つあると考えられる。第1の原因は前述のように外側管と内側管の温度差に起因するものであり、第2の原因は、ランプの点灯時間に比例して蓄積される紫外線歪によるものである。そして、2つの原因によって発生する応力の和がある一定値に達すると、エキシマランプの側壁部が破損してしまうと考えられる。
したがって、特許2783712号あるいは特許2528244号に記載の冷却手段を有するランプは、冷却手段を有しないランプよりも点灯時における外側管と内側管の温度差が大きいため、第1の原因によって発生する応力が増大する。そのため、ランプを、例えば、700〜900時間程度点灯させると、2つの原因によって発生する応力の和が一定値に達し、ランプの側壁部が破損してしまうため所望の使用寿命が得られないという問題がある。特に、全長が800mmを超えるような長尺のランプにおいては、このような問題が頻繁に発生する。
【0006】
このような問題を解決するために、内側管の片方の端部のみが固定された構造のエキシマランプが有効であると考えられる。具体的な構造について以下の図11に示す。
【0007】
図11は、他の構造を有する従来のエキシマランプ110を管軸方向にて切断した断面図を示す。
エキシマランプ110は、一端が封じられ他端が開口した構造の外側管111および内側管112が、同軸方向に配置された二重管構造の放電容器113を構成し、外側管111の開口側の端部と内側管112の開口側の端部は溶着されることによって側壁部114が形成されている。この放電容器113内の空間115には放電用ガスとして、例えば、キセノンガスが封入されている。外側管111の外側には第1の電極116が設けられ、内側管112の内側には第2の電極117が設けられている。第1の電極116と第2の電極117の間には高周波電圧が印加されることにより、放電空間118内(発光部)にはエキシマ分子が形成され、このエキシマ分子が解離することでキセノンエキシマ光を放射する。
【0008】
図11に示されるエキシマランプ110は、内側管112の開口側の端部のみが固定された構造である。このような構造によると、前述のような外側管と内側管に温度差が生じ、外側管と内側管が熱膨張により伸びる量が異なることに起因して側壁部が早期に破損する問題は生じないと考えられる。
【0009】
しかしながら、このような構造のエキシマランプによると、ランプを長尺化させると、照度ムラが生じたり、放電ギャップの狭くなった部分の寿命特性が悪化するという問題が生じる。
具体的に説明すると、ランプを長尺化させると、内側管が自重により大きく撓むことにより、適切な放電ギャップを保てなくなる。とりわけ、内側管の撓み量が放電ギャップの0.5倍以上に達すると、放電ギャップが狭くなった部分にのみ放電が生じるので、照度ムラが生じる。その上、この部分に過剰な電力が投入されて早期に照度維持率が低下するので、所望の使用寿命を得ることができない。
【0010】
さらに、ランプの輸送時や取り扱い時に生じる振動や衝撃により、内側管の根元部分、すなわち、側壁部が破損する問題も生じる。
具体的に説明すると、内側管は片端のみが固定されているので、振動や衝撃が加わった場合には、固定されていない側の内側管の先端が大きく撓む。内側管の撓み量は、両端が固定されたものよりも大きいので、内側管を固定している側壁部に大きな応力が発生する。したがって、わずかな振動や衝撃が加わっただけでも、側壁部が破損すると考えられる。
【0011】
【特許文献1】
特許2783712号
【特許文献2】
特許2528244号
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、外側管と内側管を同軸上に配置して、一端に側壁部が形成された二重管構造を有する長尺のエキシマランプにおいて、側壁部が短時間のランプ点灯で破損することがなく、さらに、内側管が大きく撓むことを防止することにより、照度分布が均一であり、照度維持率が高く、ランプ輸送時や取り扱い時に生じる振動や衝撃により側壁部が破損することがないエキシマランプを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1の発明のエキシマランプは、一端が封じられ他端が開口した外側管および内側管を同軸上に配置して、外側管および内側管の開口側の端部に形成された側壁部を有する放電容器と、該放電容器内に形成された放電空間内に充填された放電用ガスと、少なくとも一方が放電空間外へ配置され前記放電空間を挟んで対向する一対の電極からなり、前記放電容器は、前記内側管を支持するための少なくとも1つ以上の支持手段を有し、該支持手段が前記外側管または前記内側管のいずれか一方に固定され、この支持手段と他方の管との間には空隙を有することを特徴とする。
さらに、請求項2の発明のエキシマランプは、一端が封じられ他端が開口した外側管および内側管を同軸上に配置して、外側管および内側管の開口側の端部に形成された側壁部を有する放電容器と、該放電容器内に形成された放電空間内に充填された放電用ガスと、少なくとも一方が放電空間外へ配置され前記放電空間を挟んで対向する一対の電極からなり、前記放電容器は、前記内側管を支持するための少なくとも1つ以上の支持手段を有し、該支持手段は、前記外側管または前記内側管のいずれか一方を変形させることにより形成され、この支持手段と他方の管との間には空隙を有することを特徴とする。
さらに、請求項3の発明のエキシマランプは、前記側壁部の肉厚が内側管の肉厚よりも大きいことを特徴とする。
【0014】
【作用】
本発明に係るエキシマランプによると、その放電容器は、外側管と内側管を溶着した側壁部が片側の端部にのみ形成された構造である。したがって、図9に示される両端に側壁部が形成された放電容器を有するエキシマランプのように、ランプ点灯時において、内側管と外側管の間で温度差が生じ各々の熱膨張により伸びる量が異なることに起因する応力が側壁部に生じることがない。さらに、放電容器に支持手段が設けられており、自重により内側管が大きく撓まず、放電ギャップが過剰に狭められないので、均一な照度分布が得られ、照度維持率が低下することもなくなる。さらに、振動や衝撃が加わっても内側管が大きく撓まず、側壁部に大きな応力を生じることはない。
これにより、長尺のランプにおいても使用寿命の長いランプを製作することができる。さらに、ランプ輸送時や取り扱い時に生じる振動や衝撃により、ランプが破損することを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1実施例であるエキシマランプ10を説明するための図である。図1(a)は、エキシマランプ10を管軸方向にて切断した断面図を示す。図1(b)は、図1(a)におけるA−A´断面図である。
エキシマランプ10は、一端が封じられ他端が開口した構造の外側管11および内側管12が、同軸方向に配置された二重管構造の放電容器13を構成し、外側管11の開口側の端部と内側管12の開口側の端部は溶着されることによって側壁部14が形成されている。この放電容器13内の空間15には放電用ガスとして、例えば、キセノンガスが封入されている。外側管11の外側には第1の電極16が設けられ、内側管12の内側には第2の電極17が設けられている。第1の電極16と第2の電極17の間には高周波電圧が印加されることにより、放電空間18内(発光部)にはエキシマ分子が形成され、エキシマ分子が解離することでキセノンエキシマ光を放射する。支持手段100は、溶接によって外側管11に取り付けられている。
エキシマランプ10において、内側管12は、自重で撓むことにより外側管11に設けられた支持手段100に当接し支持されている。ここで、支持手段100と内側管12との間に空隙を有するとは、支持手段100と内側管12とが当接していても良く、支持手段100と内側管12との間の少なくとも一部に空隙Gが存在する状態のことを示す。
【0016】
図1を参照して、エキシマランプ10の具体的な数値例について以下に説明する。
<エキシマランプ10>
外側管11の全長、外径、肉厚:800mm、40mm、2mm
内側管12の全長、外径、肉厚:780mm、16mm、1mm
側壁部14の肉厚 :1mm
放電空間18の軸方向長さ :720mm
【0017】
図2は、前記支持手段100について説明するための図である。図2(a)に示される支持手段100は、内側管12を通すことができる貫通穴101が設けられたドーナツ状の円板が用いられる。これにより、エキシマランプ10の輸送時や取り扱い時において、ランプがあらゆる向きで配置されても内側管12を支持することができる。
尚、光の出射方向が限定されており、且つ、一定方向に固定した状態にて輸送や取り扱いを行う場合は、内側管が撓む方向にのみ支持手段が設けられていれば良いので、半円板を用いることもできる。
【0018】
図2(a)において、円板に設ける貫通穴の直径は、内側管12の寸法によって異なるが、内側管12が自重で撓むことによって、円板に設けられた貫通穴101の縁に当接するように決める必要がある。
さらに、円板に設ける貫通穴101の直径は、内側管12が長尺であり自重による管径方向への撓みが大きい場合においては、管径方向への撓み量が放電ギャップの半分以内となるような大きさとする必要がある。このことは、以下の図3にて詳細に説明する。
【0019】
図3は、図1の点線で囲んだ部分Bを拡大した図である。実線部分は自重により撓んだ内側管12を示し、斜線部分は外側管11の中心軸Xを中心として配置した内側管12´を示す。
図3において、内側管12´の外表面と外側管11の内表面との距離Gが放電ギャップGである。内側管12´の外表面と、内側管12における第2の電極17の最端部に相当する位置aとの距離Tが管径方向への撓み量Tである。したがって、支持手段100となるべき円板に設けられた貫通穴の直径は、内側管12の撓み量Tが、T<0.5Gとなるように決める必要がある。
【0020】
上記数値例のエキシマランプ10において、支持手段100となるべき円板に設けられた貫通穴の直径は、概ね17〜27mm程度であり、望ましくは17〜21mm程度である。
支持手段100となるべき円板の厚みは、1mm以上であることが好ましい。1mmより小さいと、機械的強度の面で問題がある。
支持手段100となるべき円板の材質は、特に限定されるものではないが容易に溶着固定しやすいという理由により、固定する放電容器と同じ材質が好ましく、この場合は石英ガラスであることが好ましい。
支持手段100となるべき円板は、内側管の先端部を支持するだけのため、放電している部分に設けると円板を設けた部分だけ放電しなくなり、照度を低下させるので、図1において、放電空間18の外側に設けることが好ましい。
【0021】
このようなエキシマランプ10によると、自重で撓んだ内側管12が、あらかじめ支持手段100にて支持された構造であるため、内側管12が大きく撓むことがない。これにより、放電ギャップが過剰に狭められることがないので、均一な照度分布が得られるとともに、放電ギャップが狭められた部分に過剰な電力が供給されて照度維持率が低下することはなくなる。さらに、ランプ輸送時や取り扱い時に生じる振動や衝撃による側壁部14の破損を防止することができる。
また、本発明のエキシマランプ10は、放電容器13の片側の端部にのみ側壁部14が形成された構造であるため、ランプ点灯時において外側管11と内側管12の間に温度差が生じることにより、各々の熱膨張により伸びる量が異なっても、側壁部14に応力が生じることがない。これにより、使用寿命の長いランプを製作することができる。
【0022】
図4は、本発明の第1実施例における他の形態であるエキシマランプ40を説明するための図である。図4(a)は、エキシマランプ40を管軸方向にて切断した断面図を示す。図4(b)は、図4(a)におけるA−A´断面図である。図1と同一符号は同一部分を示すので、説明は省略する。
エキシマランプ40において、支持手段400は、溶接によって内側管12に取り付けられている。内側管12に設けられた支持手段400は、内側管12が撓むことにより、外側管11と当接している。ここで、支持手段400と外側管11との間に空隙を有するとは、支持手段400と外側管11とが当接していても良く、支持手段400と外側管12との間の少なくとも一部に空隙Gが存在する状態のことを示す。支持手段400となるべき円板の外径は、前述したように、内側管12の撓み量Tが前述のT<0.5Gを満たすように決める必要がある。
【0023】
ここで図2を参照して、支持手段の他の形態について説明する。
図2(b)、(c)に示されるように、内側管12を変形させることにより、略波状の大径部102や、略柱状の大径部103を形成することにより、支持手段としても良い。尚、図示していないが、外側管11を縮径させることにより、図2(b)、(c)に示されるような支持手段としても良い。
【0024】
尚、図1、4において、図2(a)、(b)、(c)に示されるような構造の支持手段を用いて、内側管の撓みを小さくするために支持手段と内側管あるいは外側管との間の隙間を小さくすると、気体が隙間を通過するときの抵抗が大きくなるため、放電容器内へのガス封入工程において放電容器内を一度真空にする際に、所望の真空度に達するまでに長時間を要する。
この場合に、有効な支持手段の他の形態を図2(d)、(e)によって説明する。図2(d)、(e)に示される支持手段100は、穴104や切れ込み105が設けられている。
このような支持手段を用いることにより、短時間でガス封入作業を完了させることができる。
【0025】
図5は、本発明の第1実施例における他の形態であるエキシマランプ50を説明するための図である。図5(a)は、エキシマランプ50を管軸方向にて切断した断面図を示す。図5(b)は、図5(a)におけるA−A´断面図を示す。図1と同一符号は同一部分を表すので、説明は省略する。
エキシマランプ50において、外側管11に溶接によって取り付けられた支持手段500は、通常は、内側管12が自重で撓んでも内側管12とは当接していない。支持手段500と内側管12との間には、空隙Gが存在する。そして、内側管12は、ランプの輸送時や取り扱い時に生じる振動や衝撃によってさらに撓んだ際に、支持手段500にて支持される。
ここで、支持手段500となるべき円板に設けられた貫通穴の直径は、ランプの輸送時や取り扱い時にランプに加わる振動や衝撃によって、内側管12がさらに撓んだ場合にも、内側管12の撓み量Tが前述のT<0.5Gを満たすように決める必要がある。
尚、支持手段500は、図4を参考にして内側管12に設けることも可能である。
【0026】
エキシマランプがさらに長尺化して、例えば、全長が1000mmを超えるような場合には、図1、4、5に示すような、支持手段が内側管の先端部付近のみを支持する構造では、内側管の撓みを十分に防止できない可能性がある。具体的に説明すると、内側管が、側壁部で固定された部分と、支持手段により支持された部分の間で撓む可能性がある。このようなエキシマランプに特に有効な実施例を以下の図6に示す。
【0027】
図6は、本発明の第2実施例であるエキシマランプ60を管軸方向にて切断した断面図を示す。
エキシマランプ60は、一端が封じられ他端が開口した構造の外側管61および内側管62が、同軸方向に配置された二重管構造の放電容器63を構成し、外側管61の開口側の端部と内側管62の開口側の端部は溶着されることによって側壁部64が形成されている。この放電容器63内の空間65には放電用ガスとして、例えば、キセノンガスが封入されている。外側管61の外側には第1の電極66が設けられ、内側管62の内側には第2の電極67が設けられている。第1の電極66と第2の電極67の間には高周波電圧が印加されることにより、放電空間68内(発光部)にはエキシマ分子が形成され、エキシマ分子が解離することでキセノンエキシマ光を放射する。
エキシマランプ60において、自重で撓んだ内側管62は、外側管61に溶接によって取り付けられた2個の支持手段600a、600bと当接している。支持手段600aは、内側管62の先端部付近を支持するために設けられ、支持手段600bは、内側管62の中央部付近を支持するために設けられる。
支持手段600a、600bとなるべき円板に設けられた貫通穴の直径は、前述したように、内側管62の撓み量Tが前述のT<0.5Gを満たすように決める必要がある。
【0028】
中央部付近とは、必ずしも側壁部を起点として内側管の全長の1/2に相当する位置である必要はない。一方の端部が固定支持され、他方の端部が自由支持された理想的な梁の撓みは、固定支持端を基準として梁の全長の5/8に相当する位置において最も撓むことが知られている。内側管62は、これに近い支持状態であることから、側壁部64を基準として内側管62の全長の5/8に相当する位置において最も撓むと考えられる。したがって、支持手段600bは、側壁部64を基準として内側管62の全長の5/8に相当する位置に配置することが最も効果的であるが、側壁部64を基準として内側管62の全長の3/8〜7/8に相当する位置に配置しても効果がある。
【0029】
図6を参照して、エキシマランプ60の具体的数値について説明する。
<エキシマランプ60>
外側管61の全長、外径、肉厚 :1000mm、40mm、2mm
内側管62の全長、外径、肉厚 :980mm、16mm、1mm
側壁部64の肉厚 :1mm
放電空間68の軸方向長さ :920mm
各々の支持手段の側壁部からの距離:500mm、960mm
【0030】
このようなエキシマランプ60によると、全長が1000mmを超えるようなランプにおいても、内側管62の中央部を支持手段600bにて支持しているので、内側管62が大きく撓むことがない。これにより、エキシマランプ10で述べたように、均一な照度分布が得られるとともに、照度維持率が向上する。さらに、ランプ輸送時や取り扱い時において、側壁部64が破損することを防止できる。
また、ランプ点灯時において外側管61と内側管62の間に温度差が生じ、各々の熱膨張により伸びる量が異なっても、側壁部14に応力が生じることがないため、使用寿命の長いランプを製作することができる。
【0031】
尚、第2実施例において、図4を参考にして、2個の支持手段を内側管に設けることもできる。
また、図5を参考にして、図6に示される支持手段600a、600bの両方が、内側管62とあらかじめ当接しない構造を採用することもできる。
さらに、図6に示される支持手段600a、600bのうち、いずれか片方が内側管62と当接した構造をとることもできる。
【0032】
エキシマランプがさらに長尺化して、例えば、全長が1800mmを超えるような場合には、図6に示すような、支持手段が内側管の先端部と内側管の中央部付近のみを支持する構造では、内側管の撓みを十分に防止できない可能性がある。このようなエキシマランプに特に有効な実施例を以下の図7に示す。
【0033】
図7は、本発明の第3実施例であるエキシマランプ70を管軸方向にて切断した断面図を示す。
エキシマランプ70は、一端が封じられ他端が開口した構造の外側管71および内側管72が、同軸方向に配置された二重管構造の放電容器73を構成し、外側管71の開口側の端部と内側管72の開口側の端部は溶着されることによって側壁部74が形成されている。この放電容器73内の空間75には放電用ガスとして、例えば、キセノンガスが封入されている。外側管71の外側には第1の電極76が設けられ、内側管72の内側には第2の電極77が設けられている。第1の電極76と第2の電極77の間には高周波電圧が印加されることにより、放電空間78内(発光部)にはエキシマ分子が形成され、エキシマ分子が解離することでキセノンエキシマ光を放射する。
エキシマランプ70において、自重で撓んだ内側管72は、外側管71に溶接によって取り付けられた4個の支持手段700a、700b、700c、700dと当接している。支持手段700aは、内側管72の先端部付近を支持するために設けられ、支持手段700b、700c、700dは、各々の間隔が800mm以内となるように配置される。
支持手段700a、700b、700c、700dとなるべき円板に設けられた貫通穴の直径は、前述したように、内側管72の撓み量Tが前述のT<0.5Gを満たすように決める必要がある。
【0034】
支持手段700a、700b、700c、700dは、必ずしも均等間隔にて配置する必要はなく、内側管72が支持手段間で撓むことがないように、各々の間隔が800mm以内となるように配置すれば良い。
尚、図7においては、支持手段は4個設けられているが、内側管の長さに応じて個数は適宜決めることが可能である。
【0035】
図7を参照して、エキシマランプ70の具体的数値について説明する。
<エキシマランプ70>
外側管71の全長、外径、肉厚:1800mm、50mm、2.5mm
内側管72の全長、外径、肉厚:1780mm、20mm、1.5mm
側壁部74の肉厚 :1.5mm
放電空間78の軸方向長さ :1720mm
各々の支持手段の軸方向間隔 :440mm
【0036】
このようなエキシマランプ70によると、全長が、例えば、2000mmを超えるようなエキシマランプであっても、自重で撓んだ内側管72が、外側管71に設けられた4個の支持手段700a、700b、700c、700dによって支持され、内側管72が大きく撓むことがない。
これにより、エキシマランプ10で述べたように、均一な照度分布が得られるとともに、照度維持率が向上する。さらに、ランプ輸送時や取り扱い時において、側壁部74が破損することを防止できる。
また、ランプ点灯時において外側管71と内側管72の間に温度差が生じ、各々の熱膨張により伸びる量が異なっても、側壁部74に応力が生じることがないため、使用寿命の長いランプを製作することができる。
【0037】
尚、第3実施例において、図4を参考にして、4個の支持手段700a、700b、700c、700dを内側管72に設けることもできる。
また、図5を参考にして、図7に示される4個の支持手段700a、700b、700c、700dが、内側管62とあらかじめ当接しない構造を採用することもできる。
さらに、図7に示される4個の支持手段700a、700b、700c、700dのうち、任意の1個のみが内側管62と当接した構造をとることもできる。無論、任意の2個あるいは任意の3個が内側管62と当接した構造をとることもできる。
【0038】
図7に示されるエキシマランプ70によると、内側管72が非常に長いため、側壁部74に相当な応力が生じていると考えられる。以下の図8に示す実施例は、エキシマランプ70のように、全長が非常に大きいエキシマランプに対して特に有効である。
【0039】
図8は、本発明の第4実施例であるエキシマランプ80を管軸方向にて切断した断面図を示す。
図8において、放電容器83は、一端が封じられ他端が開口した構造の外側管81および内側管82が、同軸方向に配置された二重管構造を有し、外側管81および内側管82の各々の開口側の端部が、管軸方向に直交する面上に形成された閉塞部材84に接合され、放電容器83の片側の端部において円環状の側壁部が形成される。外側管81には、内側管82を支持するための支持手段800a、800b、800c、800dが設けられている。閉塞部材84の管軸方向における肉厚h1は、内側管82の肉厚h2よりも大きい。閉塞部材84は、例えば、円板から構成されており、外径が外側管81の外径にほぼ一致し、内径が内側管82の内径にほぼ一致している。
【0040】
図8を参照して、エキシマランプ80の具体的数値について説明する。
<エキシマランプ80>
外側管81の全長、外径、肉厚:2000mm、50mm、2.5mm
内側管82の全長、外径、肉厚:1980mm、20mm、1.5mm
閉塞部材84の肉厚 :3mm
放電空間88の軸方向長さ :490mm
【0041】
このようなエキシマランプ80によると、側壁部84は、内側管82よりも肉厚が大きいので、機械的強度が高い構造である。このような構造によると、ランプの輸送時や取り扱い時に、より強い振動や衝撃がランプに加わっても、側壁部が破損することを防止できる。
尚、第4実施例に係る構造は、エキシマランプ80に限らず、エキシマランプ10、40、50、60、70にも適用することができる。
【0042】
また、本発明の第4実施例の他の形態として、内側管の開口側の端部に側壁部となるべき肉厚のガラス管を接合し、その後にこの肉厚のガラス管と外側管を溶着することによって、放電容器を形成しても良い。あるいは、内側管を肉寄せして開口側の端部付近の肉厚を厚くし、外側管と内側間を溶着することによって放電容器を形成しても良い。
【0043】
尚、前述のエキシマランプ10、40、50、60、70によると、放電容器は、外側管の開口側の端部と内側管の開口側の端部を溶着することで形成された側壁部を有するものであるが、これに限らず、外側管の開口側の端部と内側管の開口側の端部に、側壁部となるべき円環状部材を溶着することによって側壁部を形成してもよい。
【0044】
また、本発明の構造は、全長が800mm以上の長尺のエキシマランプに採用することが好ましいが、全長が800mm未満のランプに本発明の構造を採用することを排除するものではない。全長が短いランプにおいては、本発明の構造を採用しなくても前述したような問題が生じにくいと考えられる。しかし、より使用寿命を長くしたり、ラフに扱う場合、例えば、ランプ点灯中にランプを移動させながら使用する場合などには、内管の撓みを押さえることができて有効である。
【0045】
本明細書中の第1実施例〜第4実施例に係るエキシマランプの図面には、第1の電極と第2の電極の両方が放電空間外に配置された構造が示されているが、外側管の外表面(放電空間外)に第1の電極が配置され、内側管の外表面(放電空間内)に第2の電極が配置された構造でも良い。また、外側管の内表面(放電空間内)に第1の電極が配置され、内側管の内表面(放電空間外)に第2の電極が配置された構造でも良い。
また、電極は、外側管または内側管に必ずしも密着して配置されている必要はなく、電極と外側管または内側管との間に隙間が存在するように配置しても良い。
さらに、内側管の代わりに円柱状のガラス棒を用いて放電容器を形成しても良く、この場合には、ガラス棒の表面に第2の電極を設ければ良い。
【0046】
尚、前述したように、エキシマランプの内側管は、側壁部を基準として内側管の全長の5/8に相当する位置、又は側壁部と支持部材の間の5/8に相当する位置において最も撓むが、本明細書中の第1実施例〜第4実施例に係るエキシマランプの図面においては、便宜上、側壁部から内側管が封じられた側の先端に向かって傾斜するように示されている。
【0047】
【発明の効果】
本発明のエキシマランプによれば、内側管は、自重、あるいは、ランプ輸送時や取り扱い時にランプに加わる振動や衝撃によって撓んでも、外側管あるいは内側管に設けられた支持手段によって支持される構造である。これにより、放電ギャップを過剰に狭めることや、側壁部に過剰な応力が生じることを防止できる。したがって、輸送時や取り扱い時に破損せず、照度が均一であり、使用寿命の長い長尺のエキシマランプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のエキシマランプの断面図である。
【図2】支持手段を説明するための図である。
【図3】図1の破線で囲んだ部分を拡大した図である
【図4】本発明の第1実施例の他の形態のエキシマランプの断面図である。
【図5】本発明の第1実施例の他の形態のエキシマランプの断面図である。
【図6】本発明の第2実施例のエキシマランプの断面図である。
【図7】本発明の第3実施例のエキシマランプの断面図である。
【図8】本発明の第4実施例のエキシマランプの断面図である。
【図9】従来のエキシマランプの断面図である。
【図10】側壁部の破損状態を説明するための図である。
【図11】従来の他の構造のエキシマランプの断面図である。
【符号の説明】
10 エキシマランプ
11 外側管
12 内側管
13 放電容器
14 側壁部
15 空間
16 第1の電極
17 第2の電極
18 放電空間(発光部)
40 エキシマランプ
50 エキシマランプ
60 エキシマランプ
61 外側管
62 内側管
63 放電容器
64 側壁部
65 空間
66 第1の電極
67 第2の電極
68 放電空間(発光部)
70 エキシマランプ
71 外側管
72 内側管
73 放電容器
74 側壁部
75 空間
76 第1の電極
77 第2の電極
78 放電空間(発光部)
80 エキシマランプ
81 外側管
82 内側管
83 放電容器
84 閉塞部材
85 空間
86 第1の電極
87 第2の電極
88 放電空間(発光部)
90 エキシマランプ
91 外側管
92 内側管
93 放電容器
94 側壁部
95 空間
96 第1の電極
97 第2の電極
98 放電空間(発光部)
110 エキシマランプ
111 外側管
112 内側管
113 放電容器
114 側壁部
115 空間
116 第1の電極
117 第2の電極
118 放電空間(発光部)
G 放電ギャップ
T 撓み量
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a discharge lamp used as, for example, an ultraviolet light source for a photochemical reaction, and more particularly to an excimer lamp having an outer tube and an inner tube arranged coaxially and having a double tube structure.
[0002]
[Prior art]
An excimer lamp has a feature of strongly emitting vacuum ultraviolet light having a single wavelength. For example, in an excimer lamp using xenon gas as a discharge gas, vacuum ultraviolet light having a wavelength of 172 nm is emitted. It is known. In the case of a mixed gas of krypton and chlorine, ultraviolet light having a wavelength of 222 nm is emitted. By changing the discharge gas in the discharge vessel, light of various wavelengths can be emitted. For example, a light irradiation device equipped with a xenon excimer lamp is mainly used for decomposing and removing organic substances adhering to a panel substrate surface of a liquid crystal panel display element, modifying the surface of the panel substrate, and the like.
[0003]
FIG. 9 is a cross-sectional view of a conventional excimer lamp 90 cut in a tube axis direction.
The excimer lamp 90 constitutes a discharge vessel 93 having a double tube structure in which an outer tube 91 and an inner tube 92 are arranged coaxially. An end of the outer tube 91 and an end of the inner tube 92 are welded. A side wall portion 94 is formed. A space 95 in the discharge vessel 93 is filled with, for example, xenon gas as a discharge gas. A first electrode 96 is provided outside the outer tube 91, and a second electrode 97 is provided inside the inner tube 92. When a high-frequency voltage is applied between the first electrode 96 and the second electrode 97, excimer molecules are formed in the discharge space 98 (light emitting portion), and the excimer molecules are dissociated to form a xenon excimer. Light is emitted.
[0004]
In recent years, with the increase in the area of the substrate of the liquid crystal panel display element, a long excimer lamp having a total length exceeding, for example, 800 mm has been demanded.
However, in the excimer lamp having the structure as shown in FIG. 9, when the lamp is lengthened, the side wall portion 94 that welds the outer tube 91 and the inner tube 92 as shown in FIG. Problem arises.
[0005]
The reason will be specifically described below. An excimer lamp having a structure as shown in FIG. 9 is used to prevent a decrease in luminous efficiency due to an increase in the temperature of a discharge gas or a discharge vessel, as shown in, for example, Japanese Patent Nos. 2783712 and 2528244. Is provided with means for cooling the discharge gas or the discharge vessel. For this reason, a considerable temperature difference occurs between the outer tube and the inner tube, and since the outer tube and the inner tube each have a different length due to thermal expansion, stress is considered to be generated on the side wall portion. In other words, when the temperature of the inner tube is higher than that of the outer tube, the length of the inner tube that extends due to thermal expansion is longer than that of the outer tube, and the side wall has a force that is pushed by the inner tube and a force that is pulled by the outer tube. Therefore, it is considered that a force for deforming the side wall is generated.
Here, it is considered that there are two causes of the occurrence of stress on the side wall portion when the lamp is turned on for a long time. The first cause is as described above due to the temperature difference between the outer tube and the inner tube, and the second cause is due to ultraviolet distortion accumulated in proportion to the operating time of the lamp. When the sum of the stresses generated by the two causes reaches a certain value, it is considered that the side wall of the excimer lamp is damaged.
Therefore, the lamp having the cooling means described in Japanese Patent No. 2787312 or 2528244 has a larger temperature difference between the outer tube and the inner tube at the time of operation than the lamp having no cooling means. Increase. For this reason, when the lamp is lit for, for example, about 700 to 900 hours, the sum of the stresses generated by the two causes reaches a certain value, and the side wall of the lamp is damaged, so that a desired service life cannot be obtained. There's a problem. Particularly, in a long lamp having a total length exceeding 800 mm, such a problem frequently occurs.
[0006]
In order to solve such a problem, it is considered that an excimer lamp having a structure in which only one end of the inner tube is fixed is effective. The specific structure is shown in FIG. 11 below.
[0007]
FIG. 11 is a cross-sectional view of a conventional excimer lamp 110 having another structure, which is cut in a tube axis direction.
The excimer lamp 110 forms a discharge vessel 113 having a double tube structure in which an outer tube 111 and an inner tube 112 each having one end sealed and the other end opened are coaxially arranged. The side wall 114 is formed by welding the end and the end on the opening side of the inner tube 112. For example, xenon gas is sealed in the space 115 in the discharge vessel 113 as a discharge gas. A first electrode 116 is provided outside the outer tube 111, and a second electrode 117 is provided inside the inner tube 112. When a high-frequency voltage is applied between the first electrode 116 and the second electrode 117, excimer molecules are formed in the discharge space 118 (light emitting portion), and the excimer molecules are dissociated, so that xenon excimer is generated. Emits light.
[0008]
The excimer lamp 110 shown in FIG. 11 has a structure in which only the opening-side end of the inner tube 112 is fixed. According to such a structure, a temperature difference occurs between the outer tube and the inner tube as described above, and a problem occurs in that the side wall portion is damaged early due to a difference in the amount of expansion between the outer tube and the inner tube due to thermal expansion. It is thought that there is no.
[0009]
However, according to the excimer lamp having such a structure, when the length of the lamp is increased, illuminance unevenness occurs, and the life characteristics of the portion where the discharge gap is narrowed are deteriorated.
More specifically, when the lamp is made longer, the inner tube is largely bent by its own weight, so that an appropriate discharge gap cannot be maintained. In particular, when the amount of bending of the inner tube reaches 0.5 times or more of the discharge gap, discharge occurs only in a portion where the discharge gap is narrowed, so that illuminance unevenness occurs. In addition, since excessive power is supplied to this portion and the illuminance maintenance ratio is reduced at an early stage, a desired service life cannot be obtained.
[0010]
Further, there is a problem that the root portion of the inner tube, that is, the side wall portion is damaged by vibration or impact generated during transportation or handling of the lamp.
More specifically, since only one end of the inner tube is fixed, when vibration or impact is applied, the tip of the inner tube on the side not fixed is largely bent. Since the amount of deflection of the inner tube is larger than that at which both ends are fixed, a large stress is generated in the side wall portion fixing the inner tube. Therefore, it is considered that the side wall portion is damaged even when a slight vibration or impact is applied.
[0011]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2787312
[Patent Document 2]
Japanese Patent No. 2528244
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a long excimer lamp having a double tube structure in which an outer tube and an inner tube are coaxially arranged and a side wall is formed at one end, and the side wall is damaged by short-time lamp lighting. In addition, by preventing the inner tube from bending significantly, the illuminance distribution is uniform, the illuminance maintenance rate is high, and the side walls are damaged by vibrations and shocks generated during transportation and handling of the lamp. There is no excimer lamp to provide.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, an excimer lamp according to the first aspect of the present invention is configured such that an outer tube and an inner tube whose one end is sealed and the other end is open are coaxially arranged, and the outer tube and the inner tube have open ends. A discharge vessel having side walls formed in the discharge vessel, a discharge gas filled in a discharge space formed in the discharge vessel, and a pair of at least one of which is disposed outside the discharge space and faces each other across the discharge space. Wherein the discharge vessel has at least one or more support means for supporting the inner tube, and the support means is fixed to one of the outer tube and the inner tube. There is a gap between the means and the other tube.
Furthermore, the excimer lamp according to the second aspect of the present invention is arranged such that the outer tube and the inner tube, one end of which is sealed and the other end of which is open, are coaxially arranged, and the side wall formed at the opening end of the outer tube and the inner tube. A discharge vessel having a portion, a discharge gas filled in a discharge space formed in the discharge vessel, at least one of which is disposed outside the discharge space and comprises a pair of electrodes opposed to each other with the discharge space interposed therebetween, The discharge vessel has at least one or more support means for supporting the inner tube, and the support means is formed by deforming one of the outer tube and the inner tube. There is a gap between the means and the other tube.
Furthermore, an excimer lamp according to a third aspect of the invention is characterized in that the thickness of the side wall portion is larger than the thickness of the inner tube.
[0014]
[Action]
According to the excimer lamp according to the present invention, the discharge vessel has a structure in which the side wall portion where the outer tube and the inner tube are welded is formed only at one end. Therefore, as in an excimer lamp having a discharge vessel having side walls formed at both ends shown in FIG. 9, when the lamp is turned on, a temperature difference occurs between the inner tube and the outer tube, and the amount of expansion caused by the respective thermal expansions increases. Stress due to the difference does not occur in the side wall portion. Further, the discharge vessel is provided with support means, the inner tube does not bend significantly by its own weight, and the discharge gap is not excessively narrowed, so that a uniform illuminance distribution is obtained and the illuminance maintenance rate does not decrease. Further, even when vibration or impact is applied, the inner tube does not bend significantly, and no large stress is generated on the side wall portion.
As a result, a lamp having a long service life can be manufactured even for a long lamp. Further, it is possible to prevent the lamp from being damaged by vibration or impact generated during transportation or handling of the lamp.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a diagram for explaining an excimer lamp 10 according to a first embodiment of the present invention. FIG. 1A is a cross-sectional view of the excimer lamp 10 cut in a tube axis direction. FIG. 1B is a cross-sectional view taken along the line AA ′ in FIG.
The excimer lamp 10 constitutes a discharge vessel 13 having a double tube structure in which an outer tube 11 and an inner tube 12 each having one end sealed and the other end opened are coaxially arranged. The side wall 14 is formed by welding the end and the end on the opening side of the inner tube 12. For example, xenon gas is sealed in the space 15 in the discharge vessel 13 as a discharge gas. A first electrode 16 is provided outside the outer tube 11, and a second electrode 17 is provided inside the inner tube 12. When a high-frequency voltage is applied between the first electrode 16 and the second electrode 17, excimer molecules are formed in the discharge space 18 (light emitting portion), and the excimer molecules are dissociated, thereby causing xenon excimer light. Radiate. The support means 100 is attached to the outer tube 11 by welding.
In the excimer lamp 10, the inner tube 12 is supported by being brought into contact with the supporting means 100 provided on the outer tube 11 by bending under its own weight. Here, having a gap between the support means 100 and the inner pipe 12 means that the support means 100 and the inner pipe 12 may be in contact with each other, and at least a part between the support means 100 and the inner pipe 12. Indicates a state in which the gap G exists.
[0016]
A specific numerical example of the excimer lamp 10 will be described below with reference to FIG.
<Excimer lamp 10>
Overall length, outer diameter, and wall thickness of the outer tube 11: 800 mm, 40 mm, 2 mm
Overall length, outer diameter, and wall thickness of the inner tube 12: 780 mm, 16 mm, 1 mm
Wall thickness of side wall part 1: 1mm
The axial length of the discharge space 18: 720 mm
[0017]
FIG. 2 is a view for explaining the support means 100. As the supporting means 100 shown in FIG. 2A, a donut-shaped disc provided with a through hole 101 through which the inner tube 12 can pass is used. Thereby, when the excimer lamp 10 is transported or handled, the inner tube 12 can be supported even if the lamp is arranged in any direction.
Note that when light is emitted in a limited direction and transport or handling is performed in a state where the light is fixed in a fixed direction, the support means may be provided only in the direction in which the inner tube bends. Discs can also be used.
[0018]
In FIG. 2A, the diameter of the through hole provided in the disk differs depending on the size of the inner tube 12, but the inner tube 12 bends by its own weight, so that the diameter of the through hole 101 provided in the disk is reduced. You need to decide to touch.
Further, the diameter of the through hole 101 provided in the disk is such that when the inner tube 12 is long and the deflection in the tube radial direction due to its own weight is large, the amount of deflection in the tube radial direction is within half of the discharge gap. It is necessary to have such a size. This will be described in detail with reference to FIG. 3 below.
[0019]
FIG. 3 is an enlarged view of a portion B surrounded by a dotted line in FIG. The solid line portion shows the inner tube 12 bent by its own weight, and the hatched portion shows the inner tube 12 ′ arranged around the central axis X of the outer tube 11.
In FIG. 3, a distance G between the outer surface of the inner tube 12 'and the inner surface of the outer tube 11 is a discharge gap G. The distance T between the outer surface of the inner tube 12 ′ and the position a corresponding to the end of the second electrode 17 in the inner tube 12 is the amount of deflection T in the tube radial direction. Therefore, it is necessary to determine the diameter of the through-hole provided in the disk serving as the support means 100 so that the amount of deflection T of the inner tube 12 satisfies T <0.5G.
[0020]
In the excimer lamp 10 of the numerical example described above, the diameter of the through hole provided in the disk serving as the support means 100 is approximately 17 to 27 mm, and preferably approximately 17 to 21 mm.
It is preferable that the thickness of the disc to be the supporting means 100 is 1 mm or more. If it is smaller than 1 mm, there is a problem in mechanical strength.
The material of the disk to be the supporting means 100 is not particularly limited, but is preferably the same as the material of the discharge vessel to be fixed, because it is easily welded and fixed, and in this case, quartz glass is preferable. .
Since the disk to be the supporting means 100 only supports the tip of the inner tube, if it is provided in the discharging portion, only the portion where the disk is provided will not discharge and the illuminance will be reduced. , Is preferably provided outside the discharge space 18.
[0021]
According to such an excimer lamp 10, since the inner tube 12 bent by its own weight is supported by the support means 100 in advance, the inner tube 12 does not bend significantly. As a result, the discharge gap is not excessively narrowed, so that a uniform illuminance distribution can be obtained, and the illuminance maintenance ratio does not decrease due to excessive power being supplied to the portion where the discharge gap is narrowed. Further, it is possible to prevent the side wall portion 14 from being damaged due to vibration or shock generated during transportation or handling of the lamp.
Further, since the excimer lamp 10 of the present invention has a structure in which the side wall portion 14 is formed only on one end of the discharge vessel 13, a temperature difference occurs between the outer tube 11 and the inner tube 12 when the lamp is turned on. Thus, even if the amount of expansion is different due to thermal expansion, no stress is generated in the side wall portion 14. Thereby, a lamp with a long service life can be manufactured.
[0022]
FIG. 4 is a view for explaining an excimer lamp 40 which is another embodiment according to the first embodiment of the present invention. FIG. 4A is a sectional view of the excimer lamp 40 cut in the tube axis direction. FIG. 4B is a cross-sectional view taken along the line AA ′ in FIG. 1 denote the same parts, and a description thereof will not be repeated.
In the excimer lamp 40, the support means 400 is attached to the inner tube 12 by welding. The support means 400 provided on the inner pipe 12 is in contact with the outer pipe 11 by bending the inner pipe 12. Here, having a gap between the support means 400 and the outer pipe 11 means that the support means 400 and the outer pipe 11 may be in contact with each other, and at least a part between the support means 400 and the outer pipe 12 Indicates a state in which the gap G exists. As described above, the outer diameter of the circular plate serving as the support means 400 needs to be determined so that the amount of deflection T of the inner tube 12 satisfies the aforementioned T <0.5G.
[0023]
Here, another form of the support means will be described with reference to FIG.
As shown in FIGS. 2B and 2C, the inner tube 12 is deformed to form a substantially wavy large-diameter portion 102 or a substantially columnar large-diameter portion 103, thereby also serving as a support means. good. Although not shown, the outer tube 11 may be reduced in diameter to provide support means as shown in FIGS. 2B and 2C.
[0024]
In FIGS. 1 and 4, the supporting means having the structure shown in FIGS. 2A, 2B, and 2C is used to reduce the bending of the inner pipe and the supporting means and the inner pipe or the outer pipe. If the gap between the tube and the tube is reduced, the resistance when gas passes through the gap increases, so that when the inside of the discharge vessel is once evacuated in the gas filling step in the discharge vessel, a desired degree of vacuum is reached. It takes a long time to complete.
In this case, another form of effective support means will be described with reference to FIGS. The support means 100 shown in FIGS. 2D and 2E is provided with a hole 104 and a cut 105.
By using such a support means, the gas filling operation can be completed in a short time.
[0025]
FIG. 5 is a view for explaining an excimer lamp 50 which is another embodiment according to the first embodiment of the present invention. FIG. 5A is a cross-sectional view of the excimer lamp 50 cut in the tube axis direction. FIG. 5B is a cross-sectional view taken along the line AA ′ in FIG. 1 denote the same parts, and a description thereof will not be repeated.
In the excimer lamp 50, the support means 500 attached to the outer tube 11 by welding does not normally contact the inner tube 12 even if the inner tube 12 is bent by its own weight. A gap G exists between the support means 500 and the inner tube 12. The inner tube 12 is supported by the support means 500 when the inner tube 12 is further bent by vibration or impact generated during transportation or handling of the lamp.
Here, the diameter of the through hole provided in the disk serving as the support means 500 is determined so that the inner tube 12 is further bent by vibration or impact applied to the lamp during transportation or handling of the lamp. It is necessary to determine the amount of flexure T of No. 12 so as to satisfy the aforementioned T <0.5G.
Note that the support means 500 can be provided on the inner tube 12 with reference to FIG.
[0026]
In the case where the excimer lamp is further lengthened, for example, when the total length exceeds 1000 mm, the structure in which the supporting means supports only the vicinity of the tip of the inner tube as shown in FIGS. The tube may not be sufficiently prevented from bending. More specifically, the inner tube may bend between a portion fixed by the side wall and a portion supported by the support means. An embodiment particularly effective for such an excimer lamp is shown in FIG. 6 below.
[0027]
FIG. 6 is a sectional view of an excimer lamp 60 according to a second embodiment of the present invention, which is cut in a tube axis direction.
The excimer lamp 60 forms a discharge vessel 63 having a double tube structure in which an outer tube 61 and an inner tube 62 each having one end sealed and the other end opened are coaxially arranged. The side wall 64 is formed by welding the end and the end on the opening side of the inner tube 62. For example, xenon gas is sealed in the space 65 in the discharge vessel 63 as a discharge gas. A first electrode 66 is provided outside the outer tube 61, and a second electrode 67 is provided inside the inner tube 62. When a high-frequency voltage is applied between the first electrode 66 and the second electrode 67, excimer molecules are formed in the discharge space 68 (light emitting portion), and the excimer molecules are dissociated, so that xenon excimer light is emitted. Radiate.
In the excimer lamp 60, the inner tube 62 bent by its own weight is in contact with two support means 600a, 600b attached to the outer tube 61 by welding. The support means 600a is provided to support the vicinity of the distal end of the inner pipe 62, and the support means 600b is provided to support the vicinity of the center of the inner pipe 62.
As described above, it is necessary to determine the diameter of the through-holes formed in the discs to be the support means 600a and 600b so that the amount of deflection T of the inner tube 62 satisfies the aforementioned T <0.5G.
[0028]
The vicinity of the central portion does not necessarily need to be a position corresponding to 全長 of the entire length of the inner tube starting from the side wall portion. It is known that an ideal beam having one end fixedly supported and the other end freely supported flexure most at a position corresponding to 5/8 of the entire length of the beam with respect to the fixed support end. Have been. Since the inner tube 62 is in a support state close to this, it is considered that the inner tube 62 is most flexed at a position corresponding to / of the entire length of the inner tube 62 with respect to the side wall portion 64. Therefore, it is most effective to arrange the supporting means 600b at a position corresponding to / of the entire length of the inner tube 62 with reference to the side wall portion 64. There is an effect even if it is arranged at a position corresponding to / to /.
[0029]
With reference to FIG. 6, specific numerical values of the excimer lamp 60 will be described.
<Excimer lamp 60>
Overall length, outer diameter, and wall thickness of the outer tube 61: 1000 mm, 40 mm, 2 mm
Overall length, outer diameter, and wall thickness of the inner tube 62: 980 mm, 16 mm, 1 mm
Wall thickness of side wall 64: 1 mm
The axial length of the discharge space 68: 920 mm
Distance from the side wall of each support means: 500 mm, 960 mm
[0030]
According to such an excimer lamp 60, even in a lamp having a total length exceeding 1000 mm, the central portion of the inner tube 62 is supported by the support means 600b, so that the inner tube 62 does not bend significantly. Thereby, as described for the excimer lamp 10, a uniform illuminance distribution is obtained, and the illuminance maintenance ratio is improved. Further, it is possible to prevent the side wall portion 64 from being damaged during lamp transportation or handling.
In addition, when the lamp is turned on, a temperature difference is generated between the outer tube 61 and the inner tube 62, and even if the amount of expansion is different due to thermal expansion, no stress is generated in the side wall portion 14. Can be manufactured.
[0031]
In the second embodiment, two support means may be provided on the inner tube with reference to FIG.
Further, referring to FIG. 5, it is also possible to adopt a structure in which both the support means 600a and 600b shown in FIG.
Further, it is also possible to adopt a structure in which one of the support means 600a and 600b shown in FIG.
[0032]
In the case where the excimer lamp is further lengthened, for example, when the total length exceeds 1800 mm, a structure in which the supporting means supports only the tip of the inner tube and the vicinity of the center of the inner tube as shown in FIG. However, there is a possibility that the bending of the inner tube cannot be sufficiently prevented. An embodiment particularly effective for such an excimer lamp is shown in FIG. 7 below.
[0033]
FIG. 7 is a sectional view of an excimer lamp 70 according to a third embodiment of the present invention, which is cut in a tube axis direction.
The excimer lamp 70 constitutes a discharge vessel 73 having a double tube structure in which an outer tube 71 and an inner tube 72 each having one end sealed and the other end opened are coaxially arranged. A side wall 74 is formed by welding the end and the end on the opening side of the inner tube 72. A space 75 in the discharge vessel 73 is filled with, for example, xenon gas as a discharge gas. A first electrode 76 is provided outside the outer tube 71, and a second electrode 77 is provided inside the inner tube 72. When a high-frequency voltage is applied between the first electrode 76 and the second electrode 77, excimer molecules are formed in the discharge space 78 (light emitting portion), and the excimer molecules are dissociated, so that xenon excimer light is emitted. Radiate.
In the excimer lamp 70, the inner tube 72 bent by its own weight is in contact with four support means 700a, 700b, 700c, 700d attached to the outer tube 71 by welding. The support means 700a is provided to support the vicinity of the distal end of the inner tube 72, and the support means 700b, 700c, and 700d are arranged such that the interval between them is within 800 mm.
As described above, the diameter of the through holes provided in the discs to be the support means 700a, 700b, 700c, and 700d must be determined so that the amount of deflection T of the inner tube 72 satisfies the aforementioned T <0.5G. There is.
[0034]
The support means 700a, 700b, 700c, 700d need not necessarily be arranged at equal intervals, and may be arranged so that the respective gaps are within 800 mm so that the inner tube 72 does not bend between the support means. Good.
In FIG. 7, four support means are provided, but the number can be determined as appropriate according to the length of the inner tube.
[0035]
With reference to FIG. 7, specific numerical values of the excimer lamp 70 will be described.
<Excimer lamp 70>
Overall length, outer diameter, wall thickness of outer tube 71: 1800 mm, 50 mm, 2.5 mm
Overall length, outer diameter, and wall thickness of the inner tube 72: 1780 mm, 20 mm, 1.5 mm
Wall thickness of side wall 74: 1.5 mm
Axial length of discharge space 78: 1720 mm
Axial spacing of each support means: 440 mm
[0036]
According to such an excimer lamp 70, even if the total length of the excimer lamp is, for example, more than 2000 mm, the inner tube 72 bent by its own weight has four supporting means 700a provided on the outer tube 71, The inner tube 72 is supported by 700b, 700c, and 700d and does not bend significantly.
Thereby, as described for the excimer lamp 10, a uniform illuminance distribution is obtained, and the illuminance maintenance ratio is improved. Further, it is possible to prevent the side wall portion 74 from being damaged during lamp transportation or handling.
In addition, when the lamp is turned on, a temperature difference occurs between the outer tube 71 and the inner tube 72, and even if the amount of expansion differs due to thermal expansion, no stress is generated in the side wall portion 74. Can be manufactured.
[0037]
In the third embodiment, four support means 700a, 700b, 700c, and 700d can be provided on the inner pipe 72 with reference to FIG.
Referring to FIG. 5, it is also possible to adopt a structure in which the four support means 700a, 700b, 700c, 700d shown in FIG.
Further, a structure in which only one of the four support means 700a, 700b, 700c, and 700d shown in FIG. Of course, a structure in which any two or any three abut on the inner tube 62 may be employed.
[0038]
According to the excimer lamp 70 shown in FIG. 7, it is considered that considerable stress is generated in the side wall 74 because the inner tube 72 is very long. The following embodiment shown in FIG. 8 is particularly effective for an excimer lamp having a very large overall length, such as an excimer lamp 70.
[0039]
FIG. 8 is a sectional view of an excimer lamp 80 according to a fourth embodiment of the present invention, which is cut in a tube axis direction.
In FIG. 8, the discharge vessel 83 has a double tube structure in which an outer tube 81 and an inner tube 82 each having one end sealed and the other end opened are coaxially arranged. Are joined to a closing member 84 formed on a plane orthogonal to the tube axis direction, and an annular side wall is formed at one end of the discharge vessel 83. The outer tube 81 is provided with support means 800a, 800b, 800c, 800d for supporting the inner tube 82. The wall thickness h1 of the closing member 84 in the pipe axis direction is larger than the wall thickness h2 of the inner pipe 82. The closing member 84 is made of, for example, a disk, and has an outer diameter substantially matching the outer diameter of the outer tube 81 and an inner diameter substantially matching the inner diameter of the inner tube 82.
[0040]
With reference to FIG. 8, specific numerical values of the excimer lamp 80 will be described.
<Excimer lamp 80>
Overall length, outer diameter, and wall thickness of the outer tube 81: 2000 mm, 50 mm, 2.5 mm
Overall length, outer diameter, and wall thickness of the inner pipe 82: 1980 mm, 20 mm, 1.5 mm
Wall thickness of closing member 84: 3 mm
Axial length of discharge space 88: 490 mm
[0041]
According to such an excimer lamp 80, the side wall portion 84 is thicker than the inner tube 82, and thus has a structure with high mechanical strength. According to such a structure, it is possible to prevent the side wall from being damaged even when stronger vibration or impact is applied to the lamp during transportation or handling of the lamp.
The structure according to the fourth embodiment can be applied not only to the excimer lamp 80 but also to the excimer lamps 10, 40, 50, 60, and 70.
[0042]
As another embodiment of the fourth embodiment of the present invention, a thick glass tube to be a side wall is joined to an end of the inner tube on the opening side, and then the thick glass tube and the outer tube are joined. The discharge vessel may be formed by welding. Alternatively, the discharge vessel may be formed by increasing the thickness of the inner tube near the opening side by increasing the thickness of the inner tube and welding the outer tube and the inner side.
[0043]
According to the above-mentioned excimer lamps 10, 40, 50, 60 and 70, the discharge vessel has a side wall formed by welding the end of the outer tube on the opening side and the end of the inner tube on the opening side. However, the present invention is not limited to this. Even if the side wall is formed by welding an annular member to be the side wall to the opening end of the outer tube and the opening end of the inner tube. Good.
[0044]
Further, the structure of the present invention is preferably employed for an excimer lamp having a total length of 800 mm or more, but it does not exclude that the structure of the present invention is employed for a lamp having a total length of less than 800 mm. In a lamp having a short overall length, it is considered that the above-described problem hardly occurs even without employing the structure of the present invention. However, when the service life is to be prolonged or when the lamp is handled roughly, for example, when the lamp is used while being moved while the lamp is lit, the bending of the inner tube can be suppressed, which is effective.
[0045]
Although the drawings of the excimer lamps according to the first to fourth embodiments in this specification show a structure in which both the first electrode and the second electrode are arranged outside the discharge space, A structure in which the first electrode is disposed on the outer surface of the outer tube (outside the discharge space) and the second electrode is disposed on the outer surface of the inner tube (in the discharge space) may be employed. Further, a structure in which the first electrode is disposed on the inner surface of the outer tube (in the discharge space) and the second electrode is disposed on the inner surface of the inner tube (outside the discharge space) may be employed.
Further, the electrode does not necessarily need to be arranged in close contact with the outer tube or the inner tube, and may be arranged so that a gap exists between the electrode and the outer tube or the inner tube.
Further, the discharge vessel may be formed by using a cylindrical glass rod instead of the inner tube. In this case, the second electrode may be provided on the surface of the glass rod.
[0046]
As described above, the inner tube of the excimer lamp is most positioned at a position corresponding to 5 of the entire length of the inner tube with respect to the side wall portion or at a position corresponding to / between the side wall portion and the support member. Although it bends, in the drawings of the excimer lamps according to the first to fourth embodiments in this specification, for convenience, the excimer lamp is shown so as to be inclined from the side wall portion toward the end on the side where the inner tube is sealed. ing.
[0047]
【The invention's effect】
According to the excimer lamp of the present invention, the inner tube is supported by the support means provided on the outer tube or the inner tube even if the inner tube is bent by its own weight or vibration or impact applied to the lamp during transportation or handling of the lamp. It is. As a result, it is possible to prevent the discharge gap from being excessively narrowed, and prevent the sidewall from being excessively stressed. Therefore, it is possible to provide a long excimer lamp that is not damaged during transportation or handling, has uniform illuminance, and has a long service life.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of an excimer lamp according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view for explaining support means.
FIG. 3 is an enlarged view of a portion surrounded by a broken line in FIG. 1;
FIG. 4 is a sectional view of an excimer lamp according to another embodiment of the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a sectional view of an excimer lamp according to another embodiment of the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a sectional view of an excimer lamp according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a sectional view of an excimer lamp according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a sectional view of an excimer lamp according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a conventional excimer lamp.
FIG. 10 is a diagram for explaining a damaged state of a side wall portion.
FIG. 11 is a cross-sectional view of an excimer lamp having another conventional structure.
[Explanation of symbols]
10 Excimer lamp
11 Outer tube
12 Inner tube
13 Discharge vessel
14 Side wall
15 Space
16 First electrode
17 Second electrode
18 Discharge space (light emitting part)
40 excimer lamp
50 excimer lamp
60 excimer lamp
61 Outer tube
62 inner tube
63 discharge vessel
64 Side wall
65 space
66 First electrode
67 Second electrode
68 Discharge space (light emitting unit)
70 excimer lamp
71 Outer tube
72 inner tube
73 discharge vessel
74 Side wall
75 Space
76 first electrode
77 Second electrode
78 Discharge space (light emitting unit)
80 excimer lamp
81 Outer tube
82 inner tube
83 discharge vessel
84 closing member
85 Space
86 first electrode
87 Second electrode
88 Discharge space (light emitting unit)
90 excimer lamp
91 Outer tube
92 inner tube
93 discharge vessel
94 Side wall
95 Space
96 First electrode
97 Second electrode
98 Discharge space (light-emitting part)
110 excimer lamp
111 Outer tube
112 inner tube
113 discharge vessel
114 Side wall
115 Space
116 first electrode
117 second electrode
118 Discharge space (light emitting unit)
G Discharge gap
T Deflection amount

Claims (3)

一端が封じられ他端が開口した外側管および内側管を同軸上に配置して、外側管および内側管の開口側の端部に形成された側壁部を有する放電容器と、該放電容器内に形成された放電空間内に充填された放電用ガスと、少なくとも一方が放電空間外へ配置され前記放電空間を挟んで対向する一対の電極からなるエキシマランプにおいて、
前記放電容器は、前記内側管を支持するための少なくとも1つ以上の支持手段を有し、該支持手段が前記外側管または前記内側管のいずれか一方に固定され、この支持手段と他方の管との間には空隙を有することを特徴とするエキシマランプ。
A discharge vessel having a side wall formed at the open end of the outer tube and the inner tube, wherein the outer tube and the inner tube having one end sealed and the other end opened are coaxially arranged; In an excimer lamp including a discharge gas filled in the formed discharge space and a pair of electrodes opposed to each other across the discharge space, at least one of which is arranged outside the discharge space,
The discharge vessel has at least one or more support means for supporting the inner tube, and the support means is fixed to one of the outer tube and the inner tube, and the support means and the other tube An excimer lamp characterized by having a gap between the excimer lamp.
一端が封じられ他端が開口した外側管および内側管を同軸上に配置して、外側管および内側管の開口側の端部に形成された側壁部を有する放電容器と、該放電容器内に形成された放電空間内に充填された放電用ガスと、少なくとも一方が放電空間外へ配置され前記放電空間を挟んで対向する一対の電極からなるエキシマランプにおいて、
前記放電容器は、前記内側管を支持するための少なくとも1つ以上の支持手段を有し、該支持手段は、前記外側管または前記内側管のいずれか一方を変形させることにより形成され、この支持手段と他方の管との間には空隙を有することを特徴とするエキシマランプ。
A discharge vessel having a side wall formed at the open end of the outer tube and the inner tube, wherein the outer tube and the inner tube having one end sealed and the other end opened are coaxially arranged; In an excimer lamp including a discharge gas filled in the formed discharge space and a pair of electrodes opposed to each other across the discharge space, at least one of which is arranged outside the discharge space,
The discharge vessel has at least one or more support means for supporting the inner tube, and the support means is formed by deforming one of the outer tube and the inner tube. An excimer lamp characterized by having a gap between the means and the other tube.
前記側壁部の肉厚は、内側管の肉厚よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエキシマランプ。The excimer lamp according to claim 1, wherein a thickness of the side wall portion is larger than a thickness of the inner tube.
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