JP2004334944A - コンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法、並びにコンテンツデータ記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体に含まれるコンテンツデータをネットワーク上から利用できるようにするとともにコンテンツデータ及びコンテンツデータ記録媒体そのものを管理する。
【解決手段】これまでにユーザが購入した音楽CD、DVD等のパッケージメディア10に含まれるコンテンツの情報及びこれを所有するユーザの情報等をネットワーク上の管理サーバ13に登録することによって、パッケージメディアとして購入した動画像、音楽等のコンテンツをネットワーク上から利用できるようにする。このとき、パッケージメディアには、ネットワーク上に登録したことを示す情報を直接記録する。
【選択図】 図1
【解決手段】これまでにユーザが購入した音楽CD、DVD等のパッケージメディア10に含まれるコンテンツの情報及びこれを所有するユーザの情報等をネットワーク上の管理サーバ13に登録することによって、パッケージメディアとして購入した動画像、音楽等のコンテンツをネットワーク上から利用できるようにする。このとき、パッケージメディアには、ネットワーク上に登録したことを示す情報を直接記録する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法、並びにコンテンツデータ記録媒体に関し、特に、記録媒体に格納されたコンテンツデータをネットワーク上で管理するコンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法、並びにこのシステムに用いて好適なコンテンツデータ記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ディスク等の大容量記録媒体の発展に伴って、動画像及び静止画像を含む映像データ、音楽データ、その他コンピュータデータ等が、「光磁気記録」、「相変化記録」及び「色素記録」等を含む光ディスク、具体的には「CD−R/RW」、「DVD−RAM」、「DVD−R/RW」、「DVD+RW」、または各種光磁気記録媒体に格納されて提供されることが多くなっている。
【0003】
また、いわゆるインターネットのような大規模ネットワークでは、伝送路の大容量化が進み、動画像データや音楽データ等の大容量データファイルが快適に送受信できる環境が整備されてきており、現在では、これらインターネット網の大容量化と相まって、従来パッケージメディアとして提供されていたデータ類がネットワークを介して直接送信できるようになってきている。
【0004】
例えば、音楽データ(楽曲データ)の場合、音楽提供業者は、通常のパッケージメディアとしてのCD(若しくはDVD)販売と平行して、そのアーティストのアルバムやアルバム中の曲の一部をインターネットのようなネットワークを用いて配信する形態(ネットワーク配信)をとっている場合がある。また、音楽のネットワーク配信を専門とする音楽配信業者もある。
【0005】
楽曲をネットワークから購入する利点として、ネットワーク(インターネット)に接続できる環境にあれば、何時でも所望の楽曲をダウンロードによって入手できる点が挙げられる。ダウンロードにかかる課金形態は種々あるにせよ、こうしてダウンロードされた曲は、端末内やサーバに蓄積され、いつでも利用できるようになる。そのため、ネットワーク接続可能な端末があれば、「CDは所有しているが、そのとき携帯していないために、その曲を聴くことができない」ということがない。しかし、音楽CDを購入する際に料金を支払い、ネットワーク上にて利用するために、さらに料金を支払ってインターネットのサイトからこの曲をダウンロードして利用可能とする手続をとることは煩わしく、利用コストの面からみてもリーズナブルであるとは言い難い。
【0006】
そこで、一旦パッケージメディアの状態で購入したコンテンツは、登録することでインターネット上にて使用できるようにした技術(例えば、特許文献1参照。)がある。
【0007】
また、ミニディスク(MD)(登録商標)のように、携帯性に優れた記録媒体及び記録再生装置も普及しているため、ユーザは、音楽CDを購入してもそのパッケージをそのまま利用する頻度は低く、大抵の場合、上述の記録再生装置等により所望のコンテンツを集めて独自のコンテンツ集を編集したりする。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−222344号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ユーザが所有するオリジナル版コンテンツ(購入したCD)と同一コンテンツをネットワーク上のある場所から入手できること、またオリジナル版コンテンツの複製が容易に行えるということは、同一コンテンツをネットワーク上のある場所から入手できる状態になった後又は複製の後に、オリジナル版コンテンツが再び流通(2次流通)する可能性を示唆しており、著作権保護の観点から好ましくない。
【0010】
これに対して、著作権保護技術が適用された、いわゆるCCCD(Copy Control CD)のような記録媒体も提供されているものの、何れにしても他の媒体に複製できる技術は確立されており製品としても存在している。一般的に、個人向けの使用であればコンテンツの複製は許諾されているが、厳密には違法コピーと区別が付かないのが現実である。
【0011】
そこで本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、ユーザがコンテンツデータ記録媒体として購入したコンテンツデータをネットワークに登録してこれを管理することにより、コンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツをネットワーク上から利用できるようにするとともに、コンテンツデータ及び該コンテンツデータ記録媒体そのものを管理し、オリジナルのコンテンツデータ記録媒体の不正使用を防止するコンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法、並びに記録されたコンテンツデータをネットワーク上から利用できるようにしても元の記録媒体を不正使用できないコンテンツデータ記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明に係るコンテンツデータ管理システムは、情報処理装置とコンテンツ管理装置とコンテンツ再生装置とがネットワークにより互いに接続されてなり、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータ及び該コンテンツデータが記録されたコンテンツデータ記録媒体を管理するシステムであって、コンテンツデータ記録媒体は、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに該コンテンツデータに関するコンテンツ情報がコンテンツデータを記録したコンテンツ記録領域とは別の領域に記録されており、情報処理装置は、コンテンツデータ記録媒体に該コンテンツデータに関するコンテンツ情報及び該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録する情報記録手段と、コンテンツ情報及び管理情報を外部に送信する送信手段とを備えており、コンテンツ管理装置は、送信手段からコンテンツ情報及び管理情報を受信する受信手段と、受信手段にて受信したコンテンツ情報及び管理情報を登録する管理情報登録手段と、コンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツと同一コンテンツを蓄積したコンテンツデータ蓄積手段と、管理情報登録手段に登録された管理情報に対応するコンテンツデータをコンテンツデータ蓄積手段より抽出して外部に配信するコンテンツデータ配信制御手段とを備えており、コンテンツ再生端末は、管理情報登録手段に登録されたコンテンツ情報及び管理情報と同一の情報をコンテンツ管理装置に対して送信する登録情報送信手段と、コンテンツデータ送信制御手段より配信されたコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段とを備えていることを特徴とする。
【0013】
ここで、情報処理装置における送信手段によって送信されたコンテンツ情報及び管理情報がコンテンツ管理装置の管理情報登録手段に登録されると、情報記録手段は、コンテンツデータ記録媒体にコンテンツ情報及び管理情報が登録済みであることを示す登録済み情報を視認可能に記録する。
【0014】
登録済み情報をコンテンツデータ記録媒体に記録する手法として、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに該コンテンツデータに関するコンテンツ情報が書き込まれた無線タグを内蔵するコンテンツデータ記録媒体を用いることが挙げられる。
【0015】
この場合、情報処理装置には、無線タグに記録されたコンテンツ情報を再生する、及び無線タグにデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録する無線タグ記録再生手段を設け、送信手段によって送信された管理情報及びコンテンツ情報が管理情報登録手段に登録された場合、無線タグ記録再生手段によって、コンテンツ情報及び管理情報が管理情報登録手段に登録済みである旨を示す登録済み情報を無線タグに記録する。
【0016】
また、コンテンツ管理装置は、情報処理装置に対して、所定期間毎にコンテンツデータ記録媒体のコンテンツ情報及び管理情報を要求し、情報処理装置から該コンテンツ情報及び管理情報が得られない場合、コンテンツデータ配信制御手段は、登録情報送信手段からコンテンツ情報及び管理情報が送信されてもコンテンツ再生端末に対するコンテンツデータの配信を許可しないようにする。また、管理情報登録手段において、管理情報に対してコンテンツ情報が重複して登録されている場合も、コンテンツデータ配信制御手段は、登録情報送信手段からコンテンツ情報及び管理情報が送信されてもコンテンツ再生端末に対するコンテンツデータの配信を許可しないようにする。
【0017】
またここでは、コンテンツデータ配信制御手段は、管理情報登録手段に管理情報及びコンテンツ情報が登録されてから所定期間の間のみコンテンツ再生端末に対してコンテンツデータの配信を許可するようにしてもよい。
【0018】
また、上述した目的を達成するために、本発明に係るコンテンツデータ管理方法は、情報処理装置にて、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに該コンテンツデータに関するコンテンツ情報がコンテンツデータを記録したコンテンツ記録領域とは別の領域に記録されたコンテンツデータ記録媒体に対して該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録する情報記録工程と、コンテンツ情報及び管理情報をコンテンツ管理装置に送信する送信工程と、コンテンツ管理装置において、送信工程にて送信されたコンテンツ情報及び管理情報を受信する受信工程と、受信工程にて受信したコンテンツ情報及び管理情報を登録する管理情報登録工程と、管理情報登録工程にて登録された管理情報に対応するコンテンツデータをコンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツと同一コンテンツを蓄積したコンテンツデータ蓄積手段より抽出して外部に配信するコンテンツデータ配信制御工程と、コンテンツ再生端末において、管理情報登録工程にて登録されたコンテンツ情報及び管理情報と同一の情報をコンテンツ管理装置に対して送信する登録情報送信工程と、コンテンツデータ送信制御工程において配信されたコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信工程とを有することを特徴とする。
【0019】
また、上述した目的を達成するために、本発明に係るコンテンツデータ記録媒体は、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに、コンテンツデータに関するコンテンツ情報及び当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報がコンテンツデータを記録した領域とは別の領域に記録されることを特徴とする。
【0020】
ここで、当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報は、可視的に当該コンテンツデータ記録媒体に直接記録されてもよいし、コンテンツデータに関するコンテンツ情報が書き込まれた無線タグを設けて、この無線タグに当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録されてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体例について図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
本発明の具体例として図1に示すコンテンツデータ管理システム1は、CD、DVDのような映像及び音声データ、音楽データ等のコンテンツデータを記録した記録媒体(以下、パッケージメディアと記す場合もある。)10を販売する販売店の登録用端末11と、販売店にて販売されるパッケージメディア10と同一コンテンツを記憶するコンテンツ蓄積サーバ12と、パッケージメディア10のコンテンツ情報及びこのパッケージメディア10を購入した所有者の情報を管理する管理サーバ13と、使用者(パッケージメディア10の所有者)の情報処理端末14と、車載用や携帯型の再生端末15からなり、これらが、いわゆるインターネット16にて互いに接続されている。
【0023】
このコンテンツデータ管理システム1は、これまでにユーザが購入した音楽CD、DVD等のパッケージメディア10に含まれるコンテンツの情報及びこれを所有するユーザの情報等をネットワーク上の管理サーバ13に登録することによって、パッケージメディアとして購入した動画像、音楽等のコンテンツをネットワーク上から利用できるようにしたシステムである。
【0024】
コンテンツデータ管理システム1は、既存のパッケージメディアをネットワークを介して登録することもできるし、本システム専用のパッケージメディアを用いることもできる。
【0025】
コンテンツが記録されたパッケージメディア10がインターネット16を介して管理サーバ13に登録された際には、登録用端末11にて登録されたパッケージメディアに対して「登録済み」である旨の情報が書き込まれる。ユーザは、インターネット16に接続可能な携帯型電子機器、車載機器等の再生端末15を用いてインターネット16を介して管理サーバ13にアクセスすれば、登録されたコンテンツデータを入手することができる。
【0026】
このシステムにおける管理サーバ13では、登録されたコンテンツの情報及び所有者の情報をユーザ端末に対して定期的に要求することによって、管理サーバ13に登録済みのパッケージメディア10の2次利用を防止している。
【0027】
パッケージメディア10は、動画像及び静止画像を含む映像データ、音楽データ、その他コンピュータデータ等が記録された光ディスク、具体的には「CD−ROM」、「DVD−ROM」、または各種光磁気記録媒体に格納されて提供されるものを用いることができる。特に本具体例では、扱うコンテンツデータが音楽データであってパッケージメディアが音楽CDである場合について説明する。
【0028】
また、本システム専用に新たに提供されるパッケージメディア10は、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに、コンテンツデータに関するコンテンツ情報がコンテンツデータを記録した記録領域とは別の領域に記録されている。また、その記録領域には、このパッケージメディアの所有者の認証情報を含む管理情報が追記録できるようになっている。
【0029】
コンテンツ情報としては、パッケージデータの製造年月日、製造元、販売店情報、コンテンツを区別するためのコンテンツID等がある。また、所有者の認証情報としては、所有者名、所有者居所等がある。また、管理上必要となる上記以外のデータや付加的なサービスを提供するために必要な情報を追記録できる。
【0030】
コンテンツ情報及び所有者の認証情報を記録する手法としては、いわゆるRFID(Radio Frequency Identification)のような無線タグを使用する。RFIDとは、非接触型の自動認識技術のことであり、例えばICと小型アンテナが組み込まれたタグ等の媒体から電波等を介して情報を読み書きする。媒体となるタグ(付け札)は、RFIDタグ、無線タグ、ICタグ等と称され、カード状やラベル状、マイクロチップ状等、種々の形状がある。RFIDには、バッテリ内包型とバッテリレス型とがあり、バッテリ内包型は電波発振が可能である。また、読み出し専用に用いられるもの、1回のみ書き込み可能なもの、複数回の書き込みが可能なもの等がある。使用周波数は、使用条件に合わせて、例えば、125〜135KHzの中波帯、13.56MHzの短波帯、2.45GHzのマイクロ波帯を選択できる。RFID識別技術は、RFIDタグをあらゆる製品に埋め込んで製品情報を管理できる。
【0031】
登録用端末11は、図2に示すように、パッケージメディア10のコンテンツデータに関するコンテンツ情報及び所有者の認証情報を入力する入力部111と、パッケージメディア10に対して「登録済み」である旨を示す登録済み情報を記録する登録済み情報記録部112と、インターネット16とのネットワークインターフェイス(IF)部113と、各部を統括制御する制御部114とを備えている。制御部114は、入力部111にて入力されたコンテンツ情報及び管理情報が管理サーバ13に登録されると、管理サーバ13から登録済みである信号を受け取り、パッケージメディア10に対して「登録済み」である旨を示す登録済み情報を記録するよう登録済み情報記録部112を制御する。
【0032】
パッケージメディアが従来品である場合、所有者の認証情報を含む管理情報は、登録済み情報記録部112においてこの媒体上に可視的に直接記録される。媒体表面の情報の読み取り及び書き込みに支障のない領域に、例えばカッティングレーザ等により直接記録される。また無線タグがこのメディア内に埋め込まれる場合もある。
【0033】
また、本発明に適用されるパッケージメディアである場合、登録済み情報記録部112は、RFIDリード部及びRFIDライト部になっている。RFIDリード部は、RFIDタグ(無線タグ)に記憶されているデータ(IDデータ等)を読み取るためのものであり、RFIDライト部は、RFIDタグにデータを書き込むためのものである。RFIDシステムの情報伝送方式には、電磁誘導方式、電磁結合方式、マイクロ波方式、静電結合方式、光方式等が挙げられるが、RFIDリード部及びRFIDライト部としては、パッケージメディア10に組み込まれるRFIDタグの方式に対応する情報読取手段を用いる。また複数の方式に対応させてもよい。
【0034】
コンテンツ蓄積サーバ12は、パッケージメディアとして販売されているコンテンツと同一コンテンツが蓄積されており、管理サーバからの要求に応じて指定されたコンテンツデータを配信する。このコンテンツ蓄積サーバ12は、例えば、パッケージメディアを製造している製造者によって用意されたサーバ、若しくはネットワーク上にてコンテンツデータを蓄積する専門業者のサーバであり、後述する管理サーバ13と一体化されていてもよい。なお、ここで、コンテンツ蓄積サーバ12に記憶されるコンテンツは、市販されるコンテンツと同一コンテンツであっても、記録再生フォーマットが異なっていてもよい。例えば、ステレオLPCMフォーマット以外に、MP3(MPEG Audio Layer−3)、ATRAC(登録商標)、WMA等のフォーマットで蓄積され、このフォーマットで配信されてもよい。
【0035】
管理サーバ13は、図3に示すように、ネットワークと接続するためのネットワークインターフェイス(IF)部131と、コンテンツ情報及び所有者の認証情報を含む管理情報を記憶する管理情報蓄積部132と、インターネット16を介して再生端末15等から配信要求があった場合、管理情報に基づいてコンテンツ配信要求をコンテンツ蓄積サーバ12に対して送る配信制御部133とを備えている。管理サーバ13は、再生端末15(ユーザ)の認証をとって、このシステムに登録されたユーザであれば、登録された情報に基づいて登録コンテンツデータを配信するよう制御している。
【0036】
情報処理端末14は、インターネットに接続可能な端末であって、この端末は、パッケージメディア10に組み込まれたRFIDに対する読み取り及び書き込みを行うRFIDリーダライタを予め備えていてもよい。また、市販のRFIDリーダライタが接続できるようになっている。この場合、RFIDに対する管理情報の書き込みがこの情報処理端末14から可能になる。そのため、パッケージメディアから読み取ったコンテンツ情報及び所有者の認証情報を含む管理情報をインターネット16を介して管理サーバ13に送信することができる。このような情報処理端末としては、いわゆるパーソナルコンピュータ(PC)を用いることができる。また、このコンテンツデータ管理システム1に専用の端末として用意されてもよい。
【0037】
続いて、このコンテンツデータ管理システム1へのコンテンツデータの登録のしかたについて説明する。
【0038】
このコンテンツデータ管理システム1への登録は、基本的にパッケージメディアを販売する販売店の登録用端末11にて行われる。パッケージメディアの所有者は、このパッケージメディアを購入したとき、或いは既に所有しているパッケージメディアを改めて販売店等に持参して登録することができる。この登録は、パッケージメディアの販売店以外にもコンビニエンスストア、その他の店舗、キオスク端末等で行うこともできる。
【0039】
登録用端末11の入力部111より、コンテンツ情報及び所有者名等の必要な管理情報が入力される。これにより、これまでにユーザが購入したパッケージメディア(音楽CD、MDなど)がインターネット16を介して管理サーバ13に登録される。
【0040】
このとき管理サーバ13では、配信制御部133が管理情報蓄積部132に記憶された他のユーザにより登録された他の管理情報と入力された管理情報とを比べ、重複のないことを確認する。管理情報に対してコンテンツ情報が重複して登録されている場合、配信制御部133は、このコンテンツデータを配信しないように制御する。
【0041】
登録用端末11は、パッケージメディアのデータ記録領域以外の領域に登録済みである旨の情報を記録する。パッケージメディア10が従来品である場合、メディア表面に直接印刷したり、レーザ等を用いて視認可能になるように直接記録する。こうして、このメディアが登録済みメディアであることが容易に認識できるようにする。また、パッケージメディア10が本発明に係るメディアの場合、登録用端末11は、RFIDタグに対して所有者の認証情報及び登録済みである旨の情報を記録するとともに、これらの管理情報を管理サーバ13へ送る。RFIDタグを備えたパッケージメディアの場合、販売店等の登録用端末11でなくとも、情報処理端末14からインターネット16を介して管理サーバ13に管理情報を登録することもできる。
【0042】
これにより、パッケージメディアがインターネット16を介して使用できるようになる。
【0043】
次に、このコンテンツデータ管理システム1に登録したコンテンツデータを利用する場合について説明する。
【0044】
ユーザは、再生端末16から管理サーバ13に対して、認証情報或いはシステムを利用するためのID等を送信する。管理サーバ13は、この認証情報と管理情報蓄積部132に記憶した情報とを比較して、登録されたユーザか否かを判別し、登録されたユーザであれば、再生端末15からの配信要求を受け付けて、コンテンツ蓄積サーバ12に配信要求を出す。
【0045】
これにより、ユーザは、再生端末15によって、パッケージメディア10に格納されたコンテンツであって管理サーバ13に登録されたコンテンツデータをネットワークを介して配信を受けることができる。
【0046】
このコンテンツデータ管理システム1では、管理サーバ13は、登録済みのパッケージメディアがユーザによって所有されているかどうかを定期的に確認するようになっている。すなわち、管理サーバ13は、再生端末15から配信要求を受けたとき等に定期的にパッケージメディアの確認要求通知を出す。管理サーバ13は、登録時にパッケージメディアに記録された管理情報の一部が再生端末15若しくは情報処理装置14から再送されたとき、ユーザがパッケージメディアを所有していることを確認する。
【0047】
管理サーバ13は、情報処理端末14若しくは再生端末15からコンテンツ情報及び管理情報が得られない場合、すなわちユーザが登録したパッケージメディアを所有していないことがわかれば、再生端末15からの配信要求に対して、コンテンツデータの配信を行わない。
【0048】
パッケージメディアのコンテンツ情報や所有者の認証情報の確認を要求する以外にも、管理サーバ13は、管理情報が登録されてから所定期間のみ再生端末15に対してコンテンツデータの配信を許可するようにしてもよい。したがって、ユーザは、継続した配信サービスを受けたい場合には、コンテンツデータの配信可能期間が終了する前にパッケージメディアのコンテンツ情報及び所有者の情報を再度登録する必要がある。
【0049】
したがって、以上説明したように、CD、MD等の既存メディアで音楽を楽しむ場合、購入メディア又はダビングにより作成したメディア(MD、CF/MS/SDなどに代表される半導体メモリやHDDなど)を常に音楽プレイヤとともに所持する必要があるが、コンテンツデータ管理システム1では、パッケージメディア10に格納されたコンテンツデータをコンテンツ情報及び所有者の認証情報とともに管理サーバ13に登録することによって、インターネットに接続可能な電子機器(再生端末15)があれば、システムに登録されたコンテンツデータを、たとえパッケージメディア10を携帯していなくともコンテンツ蓄積サーバ12から配信を受けて再生端末15にて視聴できる。
【0050】
また、このとき、パッケージメディア10には、無線タグや直接記録によって管理サーバ13に登録された旨が記録されるため、また、管理サーバにも登録されているため、例えばこのパッケージメディアが別のユーザに渡るなどしても、同一のメディアを用いて、第三者により重複してこのシステムに登録することができない。また、別のユーザがこのパッケージメディアに含まれるコンテンツデータを登録しようとしたときに重複登録が判明すると、このコンテンツデータのネットワーク上における使用を許可しないことによって、2次流出を防止することができる。
【0051】
また、上述したコンテンツデータ管理システム1によれば、登録にともなうコンテンツデータの配信のみならず、付加的なサービスを提供することもできる。付加サービスとして、ユーザがある音楽コンテンツを購入した購入情報が管理サーバ13に残されていれば、例えば、5.1マルチチャンネルに対応したリマスタ版やリミックス版といった、この音楽コンテンツに関連するコンテンツが発売されたときに、このコンテンツを割引で購入できるようにすることが挙げられる。
【0052】
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0053】
例えば、本具体例では、パッケージメディアが音楽CDであるとして説明したが、音楽データ、映像データに加えて、ゲームコンテンツ、文字データ等であってもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るコンテンツデータ管理システムは、コンテンツ管理装置によって、ユーザが購入した音楽CD等のコンテンツデータ記録媒体をネットワーク上から登録してこれを管理することにより、コンテンツ再生端末を所有する使用者は、コンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツをネットワーク上から利用できるようになる。これにより、ユーザは、音楽CD等として購入し所有しているコンテンツであれば、改めてネットワークからダウンロードしなくともネットワーク上にて利用できる。
【0055】
本コンテンツデータ管理システムに登録されたコンテンツデータに関しては、これを記録した記録媒体に登録した旨の情報を直接記録することにより登録媒体の区別が付け易く、さらに、コンテンツ情報と管理情報とを所定期間毎に確認することによって、万が一重複登録されたコンテンツがあれば、これを配信できないようにするなどしてオリジナル版の不正使用を防止できる。
【0056】
また、本発明に係るコンテンツデータ管理方法は、ユーザが購入した音楽CD等のコンテンツデータ記録媒体をネットワーク上から登録してこれを管理することにより、使用者は、コンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツをネットワーク上から利用できるようになる。これにより、ユーザは、音楽CD等として購入し所有しているコンテンツであれば、改めてネットワークからダウンロードしなくともネットワーク上にて利用できる。
【0057】
本コンテンツデータ管理方法によれば、登録されたコンテンツデータは、これを記録した記録媒体に登録した旨の情報を直接記録することにより登録媒体の区別が付け易く、さらに、コンテンツ情報と管理情報とを所定期間毎に確認することによって、万が一重複登録されたコンテンツがあれば、これを配信できないようにするなどしてオリジナル版の不正使用を防止できる。
【0058】
また、本発明に係るコンテンツデータ記録媒体は、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに、コンテンツデータに関するコンテンツ情報及び当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報がコンテンツデータを記録した領域とは別の領域に記録されることにより、登録媒体の区別が付け易くなり、さらに、コンテンツ情報と管理情報とを所定期間毎に確認することによって、オリジナル版の不正使用を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例として示すコンテンツデータ管理システムの構成を説明する図である。
【図2】上記コンテンツデータ管理システムにおける登録用端末を説明する構成図である。
【図3】上記コンテンツデータ管理システムにおける管理サーバを説明する構成図である。
【符号の説明】
1 コンテンツデータ管理システム1、10 パッケージメディア、11 登録用端末、12 コンテンツ蓄積サーバ、13 管理サーバ、14 情報処理端末、15 再生端末、16 インターネット、111 入力部、112 登録済み情報記録部、132 管理情報蓄積部、133 配信制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法、並びにコンテンツデータ記録媒体に関し、特に、記録媒体に格納されたコンテンツデータをネットワーク上で管理するコンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法、並びにこのシステムに用いて好適なコンテンツデータ記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ディスク等の大容量記録媒体の発展に伴って、動画像及び静止画像を含む映像データ、音楽データ、その他コンピュータデータ等が、「光磁気記録」、「相変化記録」及び「色素記録」等を含む光ディスク、具体的には「CD−R/RW」、「DVD−RAM」、「DVD−R/RW」、「DVD+RW」、または各種光磁気記録媒体に格納されて提供されることが多くなっている。
【0003】
また、いわゆるインターネットのような大規模ネットワークでは、伝送路の大容量化が進み、動画像データや音楽データ等の大容量データファイルが快適に送受信できる環境が整備されてきており、現在では、これらインターネット網の大容量化と相まって、従来パッケージメディアとして提供されていたデータ類がネットワークを介して直接送信できるようになってきている。
【0004】
例えば、音楽データ(楽曲データ)の場合、音楽提供業者は、通常のパッケージメディアとしてのCD(若しくはDVD)販売と平行して、そのアーティストのアルバムやアルバム中の曲の一部をインターネットのようなネットワークを用いて配信する形態(ネットワーク配信)をとっている場合がある。また、音楽のネットワーク配信を専門とする音楽配信業者もある。
【0005】
楽曲をネットワークから購入する利点として、ネットワーク(インターネット)に接続できる環境にあれば、何時でも所望の楽曲をダウンロードによって入手できる点が挙げられる。ダウンロードにかかる課金形態は種々あるにせよ、こうしてダウンロードされた曲は、端末内やサーバに蓄積され、いつでも利用できるようになる。そのため、ネットワーク接続可能な端末があれば、「CDは所有しているが、そのとき携帯していないために、その曲を聴くことができない」ということがない。しかし、音楽CDを購入する際に料金を支払い、ネットワーク上にて利用するために、さらに料金を支払ってインターネットのサイトからこの曲をダウンロードして利用可能とする手続をとることは煩わしく、利用コストの面からみてもリーズナブルであるとは言い難い。
【0006】
そこで、一旦パッケージメディアの状態で購入したコンテンツは、登録することでインターネット上にて使用できるようにした技術(例えば、特許文献1参照。)がある。
【0007】
また、ミニディスク(MD)(登録商標)のように、携帯性に優れた記録媒体及び記録再生装置も普及しているため、ユーザは、音楽CDを購入してもそのパッケージをそのまま利用する頻度は低く、大抵の場合、上述の記録再生装置等により所望のコンテンツを集めて独自のコンテンツ集を編集したりする。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−222344号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ユーザが所有するオリジナル版コンテンツ(購入したCD)と同一コンテンツをネットワーク上のある場所から入手できること、またオリジナル版コンテンツの複製が容易に行えるということは、同一コンテンツをネットワーク上のある場所から入手できる状態になった後又は複製の後に、オリジナル版コンテンツが再び流通(2次流通)する可能性を示唆しており、著作権保護の観点から好ましくない。
【0010】
これに対して、著作権保護技術が適用された、いわゆるCCCD(Copy Control CD)のような記録媒体も提供されているものの、何れにしても他の媒体に複製できる技術は確立されており製品としても存在している。一般的に、個人向けの使用であればコンテンツの複製は許諾されているが、厳密には違法コピーと区別が付かないのが現実である。
【0011】
そこで本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、ユーザがコンテンツデータ記録媒体として購入したコンテンツデータをネットワークに登録してこれを管理することにより、コンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツをネットワーク上から利用できるようにするとともに、コンテンツデータ及び該コンテンツデータ記録媒体そのものを管理し、オリジナルのコンテンツデータ記録媒体の不正使用を防止するコンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法、並びに記録されたコンテンツデータをネットワーク上から利用できるようにしても元の記録媒体を不正使用できないコンテンツデータ記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明に係るコンテンツデータ管理システムは、情報処理装置とコンテンツ管理装置とコンテンツ再生装置とがネットワークにより互いに接続されてなり、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータ及び該コンテンツデータが記録されたコンテンツデータ記録媒体を管理するシステムであって、コンテンツデータ記録媒体は、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに該コンテンツデータに関するコンテンツ情報がコンテンツデータを記録したコンテンツ記録領域とは別の領域に記録されており、情報処理装置は、コンテンツデータ記録媒体に該コンテンツデータに関するコンテンツ情報及び該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録する情報記録手段と、コンテンツ情報及び管理情報を外部に送信する送信手段とを備えており、コンテンツ管理装置は、送信手段からコンテンツ情報及び管理情報を受信する受信手段と、受信手段にて受信したコンテンツ情報及び管理情報を登録する管理情報登録手段と、コンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツと同一コンテンツを蓄積したコンテンツデータ蓄積手段と、管理情報登録手段に登録された管理情報に対応するコンテンツデータをコンテンツデータ蓄積手段より抽出して外部に配信するコンテンツデータ配信制御手段とを備えており、コンテンツ再生端末は、管理情報登録手段に登録されたコンテンツ情報及び管理情報と同一の情報をコンテンツ管理装置に対して送信する登録情報送信手段と、コンテンツデータ送信制御手段より配信されたコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段とを備えていることを特徴とする。
【0013】
ここで、情報処理装置における送信手段によって送信されたコンテンツ情報及び管理情報がコンテンツ管理装置の管理情報登録手段に登録されると、情報記録手段は、コンテンツデータ記録媒体にコンテンツ情報及び管理情報が登録済みであることを示す登録済み情報を視認可能に記録する。
【0014】
登録済み情報をコンテンツデータ記録媒体に記録する手法として、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに該コンテンツデータに関するコンテンツ情報が書き込まれた無線タグを内蔵するコンテンツデータ記録媒体を用いることが挙げられる。
【0015】
この場合、情報処理装置には、無線タグに記録されたコンテンツ情報を再生する、及び無線タグにデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録する無線タグ記録再生手段を設け、送信手段によって送信された管理情報及びコンテンツ情報が管理情報登録手段に登録された場合、無線タグ記録再生手段によって、コンテンツ情報及び管理情報が管理情報登録手段に登録済みである旨を示す登録済み情報を無線タグに記録する。
【0016】
また、コンテンツ管理装置は、情報処理装置に対して、所定期間毎にコンテンツデータ記録媒体のコンテンツ情報及び管理情報を要求し、情報処理装置から該コンテンツ情報及び管理情報が得られない場合、コンテンツデータ配信制御手段は、登録情報送信手段からコンテンツ情報及び管理情報が送信されてもコンテンツ再生端末に対するコンテンツデータの配信を許可しないようにする。また、管理情報登録手段において、管理情報に対してコンテンツ情報が重複して登録されている場合も、コンテンツデータ配信制御手段は、登録情報送信手段からコンテンツ情報及び管理情報が送信されてもコンテンツ再生端末に対するコンテンツデータの配信を許可しないようにする。
【0017】
またここでは、コンテンツデータ配信制御手段は、管理情報登録手段に管理情報及びコンテンツ情報が登録されてから所定期間の間のみコンテンツ再生端末に対してコンテンツデータの配信を許可するようにしてもよい。
【0018】
また、上述した目的を達成するために、本発明に係るコンテンツデータ管理方法は、情報処理装置にて、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに該コンテンツデータに関するコンテンツ情報がコンテンツデータを記録したコンテンツ記録領域とは別の領域に記録されたコンテンツデータ記録媒体に対して該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録する情報記録工程と、コンテンツ情報及び管理情報をコンテンツ管理装置に送信する送信工程と、コンテンツ管理装置において、送信工程にて送信されたコンテンツ情報及び管理情報を受信する受信工程と、受信工程にて受信したコンテンツ情報及び管理情報を登録する管理情報登録工程と、管理情報登録工程にて登録された管理情報に対応するコンテンツデータをコンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツと同一コンテンツを蓄積したコンテンツデータ蓄積手段より抽出して外部に配信するコンテンツデータ配信制御工程と、コンテンツ再生端末において、管理情報登録工程にて登録されたコンテンツ情報及び管理情報と同一の情報をコンテンツ管理装置に対して送信する登録情報送信工程と、コンテンツデータ送信制御工程において配信されたコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信工程とを有することを特徴とする。
【0019】
また、上述した目的を達成するために、本発明に係るコンテンツデータ記録媒体は、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに、コンテンツデータに関するコンテンツ情報及び当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報がコンテンツデータを記録した領域とは別の領域に記録されることを特徴とする。
【0020】
ここで、当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報は、可視的に当該コンテンツデータ記録媒体に直接記録されてもよいし、コンテンツデータに関するコンテンツ情報が書き込まれた無線タグを設けて、この無線タグに当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録されてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体例について図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
本発明の具体例として図1に示すコンテンツデータ管理システム1は、CD、DVDのような映像及び音声データ、音楽データ等のコンテンツデータを記録した記録媒体(以下、パッケージメディアと記す場合もある。)10を販売する販売店の登録用端末11と、販売店にて販売されるパッケージメディア10と同一コンテンツを記憶するコンテンツ蓄積サーバ12と、パッケージメディア10のコンテンツ情報及びこのパッケージメディア10を購入した所有者の情報を管理する管理サーバ13と、使用者(パッケージメディア10の所有者)の情報処理端末14と、車載用や携帯型の再生端末15からなり、これらが、いわゆるインターネット16にて互いに接続されている。
【0023】
このコンテンツデータ管理システム1は、これまでにユーザが購入した音楽CD、DVD等のパッケージメディア10に含まれるコンテンツの情報及びこれを所有するユーザの情報等をネットワーク上の管理サーバ13に登録することによって、パッケージメディアとして購入した動画像、音楽等のコンテンツをネットワーク上から利用できるようにしたシステムである。
【0024】
コンテンツデータ管理システム1は、既存のパッケージメディアをネットワークを介して登録することもできるし、本システム専用のパッケージメディアを用いることもできる。
【0025】
コンテンツが記録されたパッケージメディア10がインターネット16を介して管理サーバ13に登録された際には、登録用端末11にて登録されたパッケージメディアに対して「登録済み」である旨の情報が書き込まれる。ユーザは、インターネット16に接続可能な携帯型電子機器、車載機器等の再生端末15を用いてインターネット16を介して管理サーバ13にアクセスすれば、登録されたコンテンツデータを入手することができる。
【0026】
このシステムにおける管理サーバ13では、登録されたコンテンツの情報及び所有者の情報をユーザ端末に対して定期的に要求することによって、管理サーバ13に登録済みのパッケージメディア10の2次利用を防止している。
【0027】
パッケージメディア10は、動画像及び静止画像を含む映像データ、音楽データ、その他コンピュータデータ等が記録された光ディスク、具体的には「CD−ROM」、「DVD−ROM」、または各種光磁気記録媒体に格納されて提供されるものを用いることができる。特に本具体例では、扱うコンテンツデータが音楽データであってパッケージメディアが音楽CDである場合について説明する。
【0028】
また、本システム専用に新たに提供されるパッケージメディア10は、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに、コンテンツデータに関するコンテンツ情報がコンテンツデータを記録した記録領域とは別の領域に記録されている。また、その記録領域には、このパッケージメディアの所有者の認証情報を含む管理情報が追記録できるようになっている。
【0029】
コンテンツ情報としては、パッケージデータの製造年月日、製造元、販売店情報、コンテンツを区別するためのコンテンツID等がある。また、所有者の認証情報としては、所有者名、所有者居所等がある。また、管理上必要となる上記以外のデータや付加的なサービスを提供するために必要な情報を追記録できる。
【0030】
コンテンツ情報及び所有者の認証情報を記録する手法としては、いわゆるRFID(Radio Frequency Identification)のような無線タグを使用する。RFIDとは、非接触型の自動認識技術のことであり、例えばICと小型アンテナが組み込まれたタグ等の媒体から電波等を介して情報を読み書きする。媒体となるタグ(付け札)は、RFIDタグ、無線タグ、ICタグ等と称され、カード状やラベル状、マイクロチップ状等、種々の形状がある。RFIDには、バッテリ内包型とバッテリレス型とがあり、バッテリ内包型は電波発振が可能である。また、読み出し専用に用いられるもの、1回のみ書き込み可能なもの、複数回の書き込みが可能なもの等がある。使用周波数は、使用条件に合わせて、例えば、125〜135KHzの中波帯、13.56MHzの短波帯、2.45GHzのマイクロ波帯を選択できる。RFID識別技術は、RFIDタグをあらゆる製品に埋め込んで製品情報を管理できる。
【0031】
登録用端末11は、図2に示すように、パッケージメディア10のコンテンツデータに関するコンテンツ情報及び所有者の認証情報を入力する入力部111と、パッケージメディア10に対して「登録済み」である旨を示す登録済み情報を記録する登録済み情報記録部112と、インターネット16とのネットワークインターフェイス(IF)部113と、各部を統括制御する制御部114とを備えている。制御部114は、入力部111にて入力されたコンテンツ情報及び管理情報が管理サーバ13に登録されると、管理サーバ13から登録済みである信号を受け取り、パッケージメディア10に対して「登録済み」である旨を示す登録済み情報を記録するよう登録済み情報記録部112を制御する。
【0032】
パッケージメディアが従来品である場合、所有者の認証情報を含む管理情報は、登録済み情報記録部112においてこの媒体上に可視的に直接記録される。媒体表面の情報の読み取り及び書き込みに支障のない領域に、例えばカッティングレーザ等により直接記録される。また無線タグがこのメディア内に埋め込まれる場合もある。
【0033】
また、本発明に適用されるパッケージメディアである場合、登録済み情報記録部112は、RFIDリード部及びRFIDライト部になっている。RFIDリード部は、RFIDタグ(無線タグ)に記憶されているデータ(IDデータ等)を読み取るためのものであり、RFIDライト部は、RFIDタグにデータを書き込むためのものである。RFIDシステムの情報伝送方式には、電磁誘導方式、電磁結合方式、マイクロ波方式、静電結合方式、光方式等が挙げられるが、RFIDリード部及びRFIDライト部としては、パッケージメディア10に組み込まれるRFIDタグの方式に対応する情報読取手段を用いる。また複数の方式に対応させてもよい。
【0034】
コンテンツ蓄積サーバ12は、パッケージメディアとして販売されているコンテンツと同一コンテンツが蓄積されており、管理サーバからの要求に応じて指定されたコンテンツデータを配信する。このコンテンツ蓄積サーバ12は、例えば、パッケージメディアを製造している製造者によって用意されたサーバ、若しくはネットワーク上にてコンテンツデータを蓄積する専門業者のサーバであり、後述する管理サーバ13と一体化されていてもよい。なお、ここで、コンテンツ蓄積サーバ12に記憶されるコンテンツは、市販されるコンテンツと同一コンテンツであっても、記録再生フォーマットが異なっていてもよい。例えば、ステレオLPCMフォーマット以外に、MP3(MPEG Audio Layer−3)、ATRAC(登録商標)、WMA等のフォーマットで蓄積され、このフォーマットで配信されてもよい。
【0035】
管理サーバ13は、図3に示すように、ネットワークと接続するためのネットワークインターフェイス(IF)部131と、コンテンツ情報及び所有者の認証情報を含む管理情報を記憶する管理情報蓄積部132と、インターネット16を介して再生端末15等から配信要求があった場合、管理情報に基づいてコンテンツ配信要求をコンテンツ蓄積サーバ12に対して送る配信制御部133とを備えている。管理サーバ13は、再生端末15(ユーザ)の認証をとって、このシステムに登録されたユーザであれば、登録された情報に基づいて登録コンテンツデータを配信するよう制御している。
【0036】
情報処理端末14は、インターネットに接続可能な端末であって、この端末は、パッケージメディア10に組み込まれたRFIDに対する読み取り及び書き込みを行うRFIDリーダライタを予め備えていてもよい。また、市販のRFIDリーダライタが接続できるようになっている。この場合、RFIDに対する管理情報の書き込みがこの情報処理端末14から可能になる。そのため、パッケージメディアから読み取ったコンテンツ情報及び所有者の認証情報を含む管理情報をインターネット16を介して管理サーバ13に送信することができる。このような情報処理端末としては、いわゆるパーソナルコンピュータ(PC)を用いることができる。また、このコンテンツデータ管理システム1に専用の端末として用意されてもよい。
【0037】
続いて、このコンテンツデータ管理システム1へのコンテンツデータの登録のしかたについて説明する。
【0038】
このコンテンツデータ管理システム1への登録は、基本的にパッケージメディアを販売する販売店の登録用端末11にて行われる。パッケージメディアの所有者は、このパッケージメディアを購入したとき、或いは既に所有しているパッケージメディアを改めて販売店等に持参して登録することができる。この登録は、パッケージメディアの販売店以外にもコンビニエンスストア、その他の店舗、キオスク端末等で行うこともできる。
【0039】
登録用端末11の入力部111より、コンテンツ情報及び所有者名等の必要な管理情報が入力される。これにより、これまでにユーザが購入したパッケージメディア(音楽CD、MDなど)がインターネット16を介して管理サーバ13に登録される。
【0040】
このとき管理サーバ13では、配信制御部133が管理情報蓄積部132に記憶された他のユーザにより登録された他の管理情報と入力された管理情報とを比べ、重複のないことを確認する。管理情報に対してコンテンツ情報が重複して登録されている場合、配信制御部133は、このコンテンツデータを配信しないように制御する。
【0041】
登録用端末11は、パッケージメディアのデータ記録領域以外の領域に登録済みである旨の情報を記録する。パッケージメディア10が従来品である場合、メディア表面に直接印刷したり、レーザ等を用いて視認可能になるように直接記録する。こうして、このメディアが登録済みメディアであることが容易に認識できるようにする。また、パッケージメディア10が本発明に係るメディアの場合、登録用端末11は、RFIDタグに対して所有者の認証情報及び登録済みである旨の情報を記録するとともに、これらの管理情報を管理サーバ13へ送る。RFIDタグを備えたパッケージメディアの場合、販売店等の登録用端末11でなくとも、情報処理端末14からインターネット16を介して管理サーバ13に管理情報を登録することもできる。
【0042】
これにより、パッケージメディアがインターネット16を介して使用できるようになる。
【0043】
次に、このコンテンツデータ管理システム1に登録したコンテンツデータを利用する場合について説明する。
【0044】
ユーザは、再生端末16から管理サーバ13に対して、認証情報或いはシステムを利用するためのID等を送信する。管理サーバ13は、この認証情報と管理情報蓄積部132に記憶した情報とを比較して、登録されたユーザか否かを判別し、登録されたユーザであれば、再生端末15からの配信要求を受け付けて、コンテンツ蓄積サーバ12に配信要求を出す。
【0045】
これにより、ユーザは、再生端末15によって、パッケージメディア10に格納されたコンテンツであって管理サーバ13に登録されたコンテンツデータをネットワークを介して配信を受けることができる。
【0046】
このコンテンツデータ管理システム1では、管理サーバ13は、登録済みのパッケージメディアがユーザによって所有されているかどうかを定期的に確認するようになっている。すなわち、管理サーバ13は、再生端末15から配信要求を受けたとき等に定期的にパッケージメディアの確認要求通知を出す。管理サーバ13は、登録時にパッケージメディアに記録された管理情報の一部が再生端末15若しくは情報処理装置14から再送されたとき、ユーザがパッケージメディアを所有していることを確認する。
【0047】
管理サーバ13は、情報処理端末14若しくは再生端末15からコンテンツ情報及び管理情報が得られない場合、すなわちユーザが登録したパッケージメディアを所有していないことがわかれば、再生端末15からの配信要求に対して、コンテンツデータの配信を行わない。
【0048】
パッケージメディアのコンテンツ情報や所有者の認証情報の確認を要求する以外にも、管理サーバ13は、管理情報が登録されてから所定期間のみ再生端末15に対してコンテンツデータの配信を許可するようにしてもよい。したがって、ユーザは、継続した配信サービスを受けたい場合には、コンテンツデータの配信可能期間が終了する前にパッケージメディアのコンテンツ情報及び所有者の情報を再度登録する必要がある。
【0049】
したがって、以上説明したように、CD、MD等の既存メディアで音楽を楽しむ場合、購入メディア又はダビングにより作成したメディア(MD、CF/MS/SDなどに代表される半導体メモリやHDDなど)を常に音楽プレイヤとともに所持する必要があるが、コンテンツデータ管理システム1では、パッケージメディア10に格納されたコンテンツデータをコンテンツ情報及び所有者の認証情報とともに管理サーバ13に登録することによって、インターネットに接続可能な電子機器(再生端末15)があれば、システムに登録されたコンテンツデータを、たとえパッケージメディア10を携帯していなくともコンテンツ蓄積サーバ12から配信を受けて再生端末15にて視聴できる。
【0050】
また、このとき、パッケージメディア10には、無線タグや直接記録によって管理サーバ13に登録された旨が記録されるため、また、管理サーバにも登録されているため、例えばこのパッケージメディアが別のユーザに渡るなどしても、同一のメディアを用いて、第三者により重複してこのシステムに登録することができない。また、別のユーザがこのパッケージメディアに含まれるコンテンツデータを登録しようとしたときに重複登録が判明すると、このコンテンツデータのネットワーク上における使用を許可しないことによって、2次流出を防止することができる。
【0051】
また、上述したコンテンツデータ管理システム1によれば、登録にともなうコンテンツデータの配信のみならず、付加的なサービスを提供することもできる。付加サービスとして、ユーザがある音楽コンテンツを購入した購入情報が管理サーバ13に残されていれば、例えば、5.1マルチチャンネルに対応したリマスタ版やリミックス版といった、この音楽コンテンツに関連するコンテンツが発売されたときに、このコンテンツを割引で購入できるようにすることが挙げられる。
【0052】
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0053】
例えば、本具体例では、パッケージメディアが音楽CDであるとして説明したが、音楽データ、映像データに加えて、ゲームコンテンツ、文字データ等であってもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るコンテンツデータ管理システムは、コンテンツ管理装置によって、ユーザが購入した音楽CD等のコンテンツデータ記録媒体をネットワーク上から登録してこれを管理することにより、コンテンツ再生端末を所有する使用者は、コンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツをネットワーク上から利用できるようになる。これにより、ユーザは、音楽CD等として購入し所有しているコンテンツであれば、改めてネットワークからダウンロードしなくともネットワーク上にて利用できる。
【0055】
本コンテンツデータ管理システムに登録されたコンテンツデータに関しては、これを記録した記録媒体に登録した旨の情報を直接記録することにより登録媒体の区別が付け易く、さらに、コンテンツ情報と管理情報とを所定期間毎に確認することによって、万が一重複登録されたコンテンツがあれば、これを配信できないようにするなどしてオリジナル版の不正使用を防止できる。
【0056】
また、本発明に係るコンテンツデータ管理方法は、ユーザが購入した音楽CD等のコンテンツデータ記録媒体をネットワーク上から登録してこれを管理することにより、使用者は、コンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツをネットワーク上から利用できるようになる。これにより、ユーザは、音楽CD等として購入し所有しているコンテンツであれば、改めてネットワークからダウンロードしなくともネットワーク上にて利用できる。
【0057】
本コンテンツデータ管理方法によれば、登録されたコンテンツデータは、これを記録した記録媒体に登録した旨の情報を直接記録することにより登録媒体の区別が付け易く、さらに、コンテンツ情報と管理情報とを所定期間毎に確認することによって、万が一重複登録されたコンテンツがあれば、これを配信できないようにするなどしてオリジナル版の不正使用を防止できる。
【0058】
また、本発明に係るコンテンツデータ記録媒体は、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに、コンテンツデータに関するコンテンツ情報及び当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報がコンテンツデータを記録した領域とは別の領域に記録されることにより、登録媒体の区別が付け易くなり、さらに、コンテンツ情報と管理情報とを所定期間毎に確認することによって、オリジナル版の不正使用を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例として示すコンテンツデータ管理システムの構成を説明する図である。
【図2】上記コンテンツデータ管理システムにおける登録用端末を説明する構成図である。
【図3】上記コンテンツデータ管理システムにおける管理サーバを説明する構成図である。
【符号の説明】
1 コンテンツデータ管理システム1、10 パッケージメディア、11 登録用端末、12 コンテンツ蓄積サーバ、13 管理サーバ、14 情報処理端末、15 再生端末、16 インターネット、111 入力部、112 登録済み情報記録部、132 管理情報蓄積部、133 配信制御部
Claims (17)
- 音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに該コンテンツデータに関するコンテンツ情報がコンテンツデータを記録したコンテンツ記録領域とは別の領域に記録されたコンテンツデータ記録媒体と、
上記コンテンツデータ記録媒体に該コンテンツデータに関するコンテンツ情報及び該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録する情報記録手段と、上記コンテンツ情報及び上記管理情報を外部に送信する送信手段とを備える情報処理装置と、
上記送信手段からコンテンツ情報及び管理情報を受信する受信手段と、上記受信手段にて受信したコンテンツ情報及び管理情報を登録する管理情報登録手段と、上記コンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツと同一コンテンツを蓄積したコンテンツデータ蓄積手段と、上記管理情報登録手段に登録された管理情報に対応するコンテンツデータを上記コンテンツデータ蓄積手段より抽出して外部に配信するコンテンツデータ配信制御手段とを備えるコンテンツ管理装置と、
上記管理情報登録手段に登録されたコンテンツ情報及び管理情報と同一の情報を上記コンテンツ管理装置に対して送信する登録情報送信手段と、上記コンテンツデータ送信制御手段より配信されたコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段とを備えるコンテンツ再生端末と
からなり、上記情報処理装置と上記コンテンツ管理装置と上記コンテンツ再生装置とがネットワークにより互いに接続されていることを特徴とするコンテンツデータ管理システム。 - 上記送信手段によって送信されたコンテンツ情報及び管理情報が上記管理情報登録手段に登録されると、
上記情報記録手段は、上記コンテンツデータ記録媒体にコンテンツ情報及び管理情報が登録済みであることを示す登録済み情報を視認可能に記録することを特徴とする請求項1記載のコンテンツデータ管理システム。 - 上記コンテンツデータ記録媒体は、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに該コンテンツデータに関するコンテンツ情報が書き込まれた無線タグを内蔵し、
上記情報処理装置は、上記無線タグに記録された上記コンテンツ情報を再生する、及び上記無線タグにデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録する無線タグ記録再生手段を備えることを特徴とする請求項1記載のコンテンツデータ管理システム。 - 上記送信手段によって送信された管理情報及びコンテンツ情報が上記管理情報登録手段に登録されると、
上記無線タグ記録再生手段は、コンテンツ情報及び管理情報が上記管理情報登録手段に登録済みである旨を示す登録済み情報を上記無線タグに記録することを特徴とする請求項3記載のコンテンツデータ管理システム。 - 上記コンテンツ管理装置は、上記情報処理装置に対して、所定期間毎に上記コンテンツデータ記録媒体のコンテンツ情報及び管理情報を要求し、上記情報処理装置から該コンテンツ情報及び管理情報が得られない場合、
上記コンテンツデータ配信制御手段は、上記登録情報送信手段からコンテンツ情報及び管理情報が送信されても上記コンテンツ再生端末に対する上記コンテンツデータの配信を許可しないことを特徴とする請求項1記載のコンテンツデータ管理システム。 - 上記コンテンツデータ配信制御手段は、上記管理情報登録手段に管理情報及びコンテンツ情報が登録されてから所定期間の間のみ上記コンテンツ再生端末に対してコンテンツデータの配信を許可することを特徴とする請求項1記載のコンテンツデータ管理システム。
- 上記管理情報登録手段において、管理情報に対してコンテンツ情報が重複して登録されている場合、
上記コンテンツデータ配信制御手段は、上記登録情報送信手段からコンテンツ情報及び管理情報が送信されても上記コンテンツ再生端末に対する上記コンテンツデータの配信を許可しないことを特徴とする請求項1記載のコンテンツデータ管理システム。 - 情報処理装置とコンテンツ管理装置とコンテンツ再生装置とがネットワークにより互いに接続されてなるコンテンツデータ管理システムにおいて、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータ及び該コンテンツデータが記録されたコンテンツデータ記録媒体を管理するコンテンツデータ管理方法において、
上記情報処理装置にて、
音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに該コンテンツデータに関するコンテンツ情報がコンテンツデータを記録したコンテンツ記録領域とは別の領域に記録されたコンテンツデータ記録媒体に対して該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録する情報記録工程と、上記コンテンツ情報及び上記管理情報をコンテンツ管理装置に送信する送信工程と、
上記コンテンツ管理装置において、
上記送信工程にて送信されたコンテンツ情報及び管理情報を受信する受信工程と、上記受信工程にて受信したコンテンツ情報及び管理情報を登録する管理情報登録工程と、上記管理情報登録工程にて登録された管理情報に対応するコンテンツデータを上記コンテンツデータ記録媒体に含まれるコンテンツと同一コンテンツを蓄積したコンテンツデータ蓄積手段より抽出して外部に配信するコンテンツデータ配信制御工程と、
上記コンテンツ再生端末において、
上記管理情報登録工程にて登録されたコンテンツ情報及び管理情報と同一の情報を上記コンテンツ管理装置に対して送信する登録情報送信工程と、上記コンテンツデータ送信制御工程において配信されたコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信工程と
を有することを特徴とするコンテンツデータ管理方法。 - 上記送信工程にて送信されたコンテンツ情報及び管理情報が上記管理情報登録工程にて登録されると、
上記情報記録工程は、上記コンテンツデータ記録媒体にコンテンツ情報及び管理情報が登録済みであることを示す登録済み情報を視認可能に記録することを特徴とする請求項8記載のコンテンツデータ管理方法。 - 上記コンテンツデータ記録媒体には、音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに該コンテンツデータに関するコンテンツ情報が書き込まれた無線タグが内蔵され、
上記無線タグに記録された上記コンテンツ情報を再生する、及び上記無線タグにデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報を記録する無線タグ記録再生工程を有することを特徴とする請求項8記載のコンテンツデータ管理方法。 - 上記送信工程によって送信された管理情報及びコンテンツ情報が上記管理情報登録工程にて登録されると、
上記無線タグ記録再生工程は、コンテンツ情報及び管理情報が上記管理情報登録手段に登録済みである旨を示す登録済み情報を上記無線タグに記録することを特徴とする請求項10記載のコンテンツデータ管理方法。 - 上記コンテンツ配信制御工程は、所定期間毎に上記コンテンツデータ記録媒体のコンテンツ情報及び管理情報を要求し、上記送信工程から該コンテンツ情報及び管理情報が得られない場合、
上記コンテンツデータ配信制御工程は、上記登録情報送信工程にてコンテンツ情報及び管理情報が送信されても上記コンテンツ再生端末に対する上記コンテンツデータの配信を許可しないことを特徴とする請求項8記載のコンテンツデータ管理方法。 - 上記コンテンツデータ配信制御工程は、上記管理情報登録工程にて管理情報及びコンテンツ情報が登録されてから所定期間の間のみ上記コンテンツ再生端末に対してコンテンツデータの配信を許可することを特徴とする請求項8記載のコンテンツデータ管理方法。
- 上記管理情報登録工程にて、管理情報に対してコンテンツ情報が重複して登録された場合、
上記コンテンツデータ配信制御工程は、上記登録情報送信工程からコンテンツ情報及び管理情報が送信されても上記コンテンツ再生端末に対する上記コンテンツデータの配信を許可しないことを特徴とする請求項8記載のコンテンツデータ管理方法。 - 音楽データ及び映像データを含むコンテンツデータが記録されるとともに、上記コンテンツデータに関するコンテンツ情報及び当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報がコンテンツデータを記録した領域とは別の領域に記録されることを特徴とするコンテンツデータ記録媒体。
- 当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報は、可視的に当該コンテンツデータ記録媒体に直接記録されることを特徴とする請求項15記載のコンテンツデータ記録媒体。
- 上記コンテンツデータに関するコンテンツ情報が書き込まれた無線タグを備え、
上記無線タグにさらに当該コンテンツデータ記録媒体の所有者の認証情報を含む管理情報が記録されることを特徴とする請求項15記載のコンテンツデータ記録媒体。
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