JP2004333705A - 粉体排出装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部の粉体を排出するための排出口31fが形成された粉体収容器31と、粉体収容器31に衝撃を付与する衝撃付与手段とを有する粉体排出装置30において、上記衝撃付与手段と連動して紛体を攪拌する攪拌部材50を設けた。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部の粉体を排出するための排出口が形成された粉体収容器と、該粉体収容器に衝撃を付与する衝撃付与手段とを有する粉体排出装置、及びこれを用いる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置において、画像形成用のトナーを収容するトナー収容器を用いるものが知られている。例えば、潜像担持体上に形成した静電潜像を現像器によってトナー像に現像する電子写真方式の画像形成装置では、トナーを必要に応じてトナー収容部から現像器に補給している。また例えば、トナー飛翔装置からドット状に飛翔させたトナーを記録紙等に付着させてトナー像を形成するいわゆる直接記録方式の画像形成装置では、トナーを必要に応じてトナー収容部からトナー飛翔装置に補給している。トナー収容器としては、現像器やトナー飛翔装置に一体的に設けられる固定式のものや、画像形成装置本体に対して着脱可能に装着されるカートリッジ式のものがある。このうち、カートリッジ式のトナー収容器(以下、トナーカートリッジという)を用いる画像形成装置においては、ほぼ空になったトナーカートリッジが新たなものと交換されることで、装置本体にトナーが補充されることになる。このとき、使用済みのトナーカートリッジ内に多量のトナーが残っていると、トナーの無駄な廃棄を招いてランニングコストを上昇させるばかりでなく、環境にも好ましくない。よって、使用済みのトナーカートリッジに残留するトナー量をできるだけ少なくすることが望ましい。
【0003】
トナーを無駄なく排出し得るトナーカートリッジとして、本出願人は先に、特許文献1に記載のトナー排出装置を提案した。このトナー排出装置は、内部に収容している粉体たるトナーを排出するための排出口が床面に形成されたトナーカートリッジと、これに衝撃を付与する衝撃付与手段とを有している。そして、衝撃付与手段による衝撃の付与に伴ってトナーカートリッジ内のトナーを床面の排出口に向けて移動させて排出口から排出する。かかる構成のトナー排出装置では、衝撃の付与によってトナーをトナーカートリッジ内で排出口に向けて移動させることで、トナーを無駄なく排出させることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−46843号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のように衝撃付与手段を備えたトナー排出装置においても次のような問題がある。
トナーを長期間放置した場合や高温高湿などの環境下に置いた場合、トナーカートリッジに設けられた排出口から排出されるトナー量が減少してトナー供給不足を起こすことがある。トナーの流動性が低下するためである。トナー供給不足を起こさないためには、予めトナー排出量を多めに設定しておく必要があった。
トナー排出量を多くする手段としては、トナーカートリッジに与える衝撃力を強くすることが有効である。しかし、この衝撃力を強くしすぎると、排出口内でトナーが圧縮凝集せしめられ、次第に口を塞いでしまうトナーブロッキング(トナー架橋)という現象を引き起こすことがある。これは、多量のトナーが排出口に向かって移動し、排出口からのトナーの排出が追いつかなくなり、トナーが排出口内壁に強く押し付けられてトナーブロッキングを形成するためである。
トナーカートリッジに与える衝撃力の強さに依存せずにトナー収容器から安定してトナーを排出させるためには、トナー収容器の排出口を大きくすることが有効である。しかし、排出口を大きくするとプロセスカートリッジを脱着する際に、トナー汚れが発生しやすいという問題が生じる。
なお、画像形成剤としてトナーではなく、顔料などといった他の粉体を用いる場合にも同様の問題を生ずるおそれがある。
【0006】
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次のような粉体排出装置及びこれを用いる画像形成装置を提供することである。すなわち、衝撃付与手段によってトナーカートリッジ等の粉体収容器に付与する衝撃力の強さや紛体収容器に設けられた排出口の大きさの如何にかかわらず、粉体収容器から粉体詰まりを起こすことなく良好に排出させることができる粉体排出装置等である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、内部の粉体を排出するための排出口が形成された粉体収容器と、該粉体収容器に衝撃を付与する衝撃付与手段とを有し、該衝撃付与手段による衝撃の付与に伴って該粉体収容器内の粉体を該排出口に向けて移動させて該排出口から排出する粉体排出装置において、上記衝撃付与手段と連動して紛体を攪拌する攪拌部材を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の粉体排出装置において、上記攪拌部材は、上記紛体収容器に設けられた排出口の口部と一体的に構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1、又は2の粉体排出装置において、上記攪拌部材は、弾性部材により支持されていることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の粉体排出装置において、上記攪拌部材は、上記粉体収容器外に支持され、該攪拌部材の攪拌部が上記排出口を通じて該紛体収容器内に進入されていることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の粉体排出装置において、上記攪拌部材は、上記排出口を通じて上記粉体収納容器内へ進入及び退避する手段を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項、1,2,3,4,又は5の粉体排出装置において、上記粉体収容器として、粉体を収容する変形自在な変形収容部と、これの底に固定された底補強部材とを有するものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、粉状のトナーを排出するトナー排出装置と、これから排出されるトナーを用いてトナー像を形成するトナー像形成手段とを備える画像形成装置において、上記トナー排出装置として、請求項1,2,3,4,5,又は6の粉体排出装置を用いたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項1乃至6の粉体排出装置、並びに、請求項7の画像形成装置においては、紛体排出装置に攪拌部材を設けることにより、紛体排出口において紛体詰まりを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した画像形成装置の一実施形態として、タンデム方式のカラーレーザープリンタ(以下「プリンタ」という)について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタの概略構成図である。このプリンタは、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスユニット1Y,M,C,Kを備えている。各符号の数字の後に付されたY,M,C,Kは、言うまでもなく、イエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示している(以下同様)。プロセスユニット1Y、1M、1C、1Kの他には、光書込ユニット2、中間転写ユニット3、2次転写バイアスローラ4、レジストローラ対5、給紙カセット6、ベルト定着方式の定着ユニット7などが配設されている。光書込ユニット2は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどを有し、画像データに基づいて後述するドラム状の感光体の表面にレーザ光を照射する。
【0010】
図2は、上記プロセスユニット1Y,M,C,Kのうち、イエロー用のプロセスユニット1Yの概略構成を示す拡大図である。なお、他のプロセスユニット1M,C,Kについてもそれぞれ同じ構成となっているので、これらの説明については省略する。同図において、プロセスユニット1Yは、感光体10Y、帯電器11Y、現像器20Y、ドラムクリーニング装置12Y、図示しない除電器などを有している。
【0011】
上記帯電器11Yは、交流電圧が印加される帯電ローラ13Yを感光体10Yに摺擦させることで、ドラム表面を一様帯電せしめる。帯電処理が施された感光体10Yの表面には、上記光書込ユニット(図1の2)によって変調及び偏向されたレーザ光が走査されながら照射される。すると、ドラム表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器20Yによって現像されてYトナー像となる。なお、帯電器11Yとして、帯電ローラ方式のものに代えて、チャージャー方式やブラシ方式などといった他の方式のものを用いてもよい。
【0012】
上記現像器20Yは、現像ケース21Yの開口から一部露出させるように配設された現像ローラ22Yを有している。また、第1搬送スクリュウ23Y、第2搬送スクリュウ24Y、現像ドクタ25Y、トナー濃度センサ(以下、Tセンサという)26Y、トナー受入ホッパ27Yなども有している。
【0013】
上記現像ケース21Yには、磁性キャリアと、マイナス帯電性のYトナーとを含む二成分現像剤が収容されている。この二成分現像剤は上記第1搬送スクリュウ23Y、第2搬送スクリュウ24Yによって撹拌搬送されながら摩擦帯電せしめられた後、上記現像ローラ22Yの表面に担持される。そして、上記現像ドクタ25Yによってその層厚が規制されてから感光体10Yに対向する現像領域に搬送され、ここで感光体10Y上の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体10Y上にYトナー像が形成される。現像によってYトナーを消費した二成分現像剤は、現像ローラ22Yの回転に伴って第1搬送スクリュウ23Y上に戻される。
【0014】
上記第1搬送スクリュウ23Yと、上記第2搬送スクリュウ24Yとの間には仕切壁28Yが設けられている。この仕切壁28Yにより、現像ローラ22Yや第1搬送スクリュウ23Y等を収容する第1剤収容部と、第2搬送スクリュウ24Yを収容する第2剤収容部とが現像ケース21Y内で分かれている。第1搬送スクリュウ23Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、上記第1剤収容部内の二成分現像剤を図中手前側から奥側へと搬送しながら現像ローラ22Yに供給する。第1搬送スクリュウ23Yによって上記第1剤収容部の端部付近まで搬送された二成分現像剤は、仕切壁28Yに設けられた図示しない開口部を通って上記第2剤収容部内に進入する。第2剤収容部内において、第2搬送スクリュウ24Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、上記第1剤収容部から送られてくる二成分現像剤を第1搬送スクリュウ23Yとは逆方向に搬送する。第2搬送スクリュウ24Yによって第2剤収容部の端部付近まで搬送された二成分現像剤は、仕切壁28Yに設けられたもう一方の開口部(図示せず)を通って第1剤収容部内に戻る。このようにして、二成分現像剤は、第1剤収容部→現像ローラ→第1剤収容部→第2剤収容部→第1剤収容部という循環経路を搬送される。
【0015】
上記第2剤収容部の天井には、トナー受入ホッパ27Yが上広がりの状態で現像器20Y外部と第2剤収容部内とを連通させるように設けられている。このトナー受入ホッパ27Yには、図示しないYトナー排出装置から排出されたYトナーが重力落下してくる。そして、トナー受入ホッパ28Yに案内された第2剤収容部内に補給される。
【0016】
透磁率センサからなるトナー濃度センサ(以下、「Tセンサ」という)26Yは、上記第2剤収容部の現像剤搬送方向中央付近の底壁に設けられ、その上を通過する二成分現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。二成分現像剤の透磁率は、トナー濃度とある程度の相関を示すため、Tセンサ26YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しない制御部に送られる。この制御部は、RAMを備えており、この中にTセンサ26Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefを格納している。また、他の現像器に搭載された図示しないTセンサからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータも格納している。Y用Vtrefは、図示しないY用のトナー排出装置の駆動制御に用いられる。具体的には、上記制御部は、Tセンサ46Yからの出力電圧の値をY用Vtrefに近づけるように、図示しないY用のトナー排出装置を駆動制御して第2剤収容部内にYトナーを補給させる。この補給により、現像器20Y内の二成分現像剤のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。
【0017】
先に示した図1において、定着ユニット7の図中左側方には、補給用のYトナー、Mトナー、Cトナー、Kトナーを収容する粉体収容器たる4つのトナーカートリッジ31Y,M,C,Kが配設されている。これらトナーカートリッジ31Y,M,C,Kは、それぞれ図中手前側(本体正面側)から奥側に向かってのスライド移動によってプリンタ本体に装着されるようになっている。上述のY用のトナー排出装置には、これらのトナーカートリッジ31Y,31M,31C,31KのうちのYトナーカートリッジ31Yが取り付けられており、そのYトナーカートリッジ31Y内に収容されているYトナーを現像器20Yに向けて排出する。他色についても同様で、それぞれの色のトナー排出装置から排出されたM,C,Kトナーが、それぞれ対応する色の現像器に補給される。この補給については、上記制御部によって実施されるY用Vtrefに基づいたY用のトナー排出装置の制御と同様にして、M,C,K用Vtrefに基づいたM,C,K用のトナー排出装置の制御によって行われる。
【0018】
Y用の感光体10Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写ベルトに中間転写される。中間転写後の感光体10Yの表面は、ドラムクリーニング装置12Yによって転写残トナーがクリーニングされた後、除電ランプによって除電される。そして、帯電器11Yによって一様帯電せしめられて次の画像形成に備えられる。他のプロセスユニットについても同様である。
【0019】
上記中間転写ユニット3は、中間転写ベルト8、駆動ローラ8a、二つの張架ローラ8b,8c、ベルトクリーニング装置9、4つの中間転写バイアスローラ14Y,M,C,Kなどを有している。中間転写ベルト8は、駆動ローラ8a、二つの張架ローラ8b,8cにテンション張架されながら、図示しない駆動系によって回転せしめられる駆動ローラ8aによって図中反時計回りに無端移動せしめられる。4つの中間転写バイアスローラ14Y,M,C,Kは、それぞれ図示しない電源から中間転写バイアスが印加される。そして、中間転写ベルト8をその裏面から感光体10Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ中間転写ニップを形成する。各中間転写ニップには、上記中間転写バイアスの影響により、感光体と中間転写バイアスローラとの間に中間転写電界が形成される。Y用の感光体10Y上に形成された上述のYトナー像は、この中間転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト8上に中間転写される。そして、このYトナー像の上には、感光体10M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて中間転写される。かかる重ね合わせの中間転写により、中間転写ベルト8上には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。この4色トナー像は、後述の2次転写ニップで転写紙Pに2次転写され、転写紙Pの各色と相まってフルカラー画像となる。2次転写ニップ通過後の中間転写ベルト8の表面に残留する転写残トナーは、上記張架ローラ8cにバックアップされる中間転写ベルト部分に当接するベルトクリーニング装置9によってクリーニングされる。
【0020】
上記光書込ユニット2の下方には、複数枚の転写紙Pを重ねて収容する給紙カセット6が配設されており、一番上の転写紙Pに給紙ローラ6aを押し当てている。給紙ローラ6aが所定のタイミングで回転駆動すると、一番上の転写紙Pが紙搬送路に給紙される。
【0021】
中間転写ユニット3の上記駆動ローラ8aには、中間転写ベルト8を介して2次転写バイアスローラ4が当接して2次転写ニップを形成している。この2次転写バイアスローラ4には、図示しない電源によって2次転写バイアスが印加される。
【0022】
上記給紙カセット6から紙搬送路に給紙された転写紙Pは、レジストローラ対5のローラ間に挟まれる。一方、上記中間転写ベルト8上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って上記2次転写ニップに進入する。レジストローラ対5は、ローラ間に挟み込んだ転写紙Pを2次転写ニップにて4色重トナー像に密着させ得るタイミングで送り出す。これにより、2次転写ニップでは、4色トナー像が転写紙Pに密着する。そして、上記2次転写バイアスやニップ圧の影響を受けて転写紙P上に2次転写されてフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された転写紙Pは、定着ユニット7に送られる。
【0023】
上記定着ユニット7は、定着ベルト7aを3本のローラによって張架しながら無端移動せしめるベルトユニット7bと、内部に熱源を有する加熱ローラ7cとを備えている。そして、このベルトユニット7bと加熱ローラ7cとの間に転写紙Pを挟み込みながら、その表面にフルカラー画像を定着させる。定着ユニット7を通過した転写紙Pは、排紙ローラ対を経て機外へと排出される。
【0024】
次に、トナー排出装置の構成について説明する。
図3は、本プリンタのトナー排出装置を感光体10や現像器20とともに示す概略構成図である。以下の説明では、各現像器20ごとに設けられる4つトナー排出装置のうち、イエロー用のトナー排出装置についてのみ説明し、他のトナー排出装置については同じ構成であるため説明を省略する。また、以下の説明では、各符号の数字の後に付していたY,M,C,Kの添え字については省略する。
【0025】
図3において、トナー排出装置30は、トナーカートリッジ31と、カートリッジ保持部材32と、支持台33、攪拌部材50とを有している。支持台33は、図示しないプリンタ本体側板に、略水平に固定支持されている。カートリッジ保持部材32は、このように固定支持される支持台33に対して着脱可能に構成されている。また、トナーカートリッジ31は、カートリッジ保持部材32に対して着脱可能に構成されている。
【0026】
図4は、トナーカートリッジ31を示す分解斜視図である。図において、粉体収容器たるトナーカートリッジ31は、収容袋31aや底補強板31b等から構成されている。直方体状に成形された収容袋31aは、厚さ80〜200[μm]程度のポリエチレンやナイロンなどの変形自在な樹脂や紙を単層又は複層にして形成され、図示のように横に寝かせた状態で使用される。その内部には図示しない粉体たるトナーが収容されており、端部付近には鉛直方向下向きの開口31cが形成されている。収容袋31aの底面には外側から厚さ0.5[mm]以上の底補強板31bが溶着又は接着によって固定される。このように底補強板31bが固定されることにより、変形自在な収容袋31aの底面だけは変形しないようになる。
底補強板31bには、収容袋31aの開口31cに対応する開口31dが設けられている。この底補強板31bの開口31dの周囲には、図中鉛直方向下方に突出する口金部31eが底補強板31bと一体的に形成されている。これらの開口(31c、31d)や口金部31eにより、収容袋31a内と外部とを連通させるトナー排出口31fが鉛直方向下方を向くように形成されている。
【0027】
排出口31fには、開閉自在なシャッター部を設けてもよい。図5は、トナーカートリッジ31の排出口31fにシャッター部を設けた場合の一例を示す説明図である。口金部31fの外部側面には、シャッターと係合させるためのレール溝41が設けられ、これに係合させることによりトナーカートリッジ31側にシャッター42を設けている。また、口金部31eの下部面には、シャッター42とのシール性を保つためのシール部材43を配設している。
【0028】
トナーが充填されているトナーカートリッジ31を図3に示すようにトナー排出装置30にセットする場合、まず、予めトナー排出装置30から取り出しておいたカートリッジ保持部材32とトナーカートリッジ31とを一体化する。具体的には、トナーカートリッジ31の口金部31eを、カートリッジ保持部材32に形成された開口32aに貫通させて両者を一体化する。そして、カートリッジ保持部材32と一体化したトナーカートリッジ31の口金部31eを、支持台33に形成された開口33aに貫通させるようにして、カートリッジ保持部材32と一体化したトナーカートリッジ31を、コロ34a,34bを介して支持台33上にセットする。このようにトナーカートリッジ31をトナー排出装置30にセットすることにより、トナーカートリッジ31は、図3に示すように、その排出口31eが鉛直方向下方を向くように配置される。また、カートリッジ保持部材32の開口32aは、開口32a内でのトナーカートリッジ31の排出口31eの移動を規制するような形状に形成され、一方、支持台33の開口33aは、その開口33a内での排出口31eの図中矢印BC方向の移動を許容するような形状に形成されている。これにより、トナーカートリッジ31は、カートリッジ保持部材32と一体的に、支持台33上を図中矢印BC方向に移動することができる構成となっている。
【0029】
次に、上記トナー排出装置30において、トナーカートリッジ31内のトナーTを排出口31fに向かって移動させるように、トナーカートリッジ31を移動させるトナーカートリッジ移動手段としての衝撃付与手段について説明する。
上記支持台33の図3に示す左側板には、トナーカートリッジ31がセットされたカートリッジ保持部材32を矢印C方向(図中左側から右側に向かう方向)に付勢するバネ35が設けられている。また、支持台33には図示しないアームが設けられており、これにはカートリッジ保持部材32の図中右側板に周面を当接させる偏心カム36が回動可能に設けられている。更に、支持台33の図中右側板の内面には、カートリッジ保持部材32の図中右側板の外面に対向するように弾性材料からなるダンパ37が固定されている。
【0030】
上記偏心カム36は、図示しない駆動手段によって図中矢印A方向(反計回り)に回転せしめられるようになっており、その周面36aには段差36bが設けられている。この段差36bから図中時計回りに進むにつれて、偏心カム36の回転中心から周面36aまでの距離が徐々に大きくなっていき、段差36bを境にして、最大半径部から一気に最小半径部に変化する。このような偏心カム36は、その周面36aをカートリッジ保持部材32の右側板に当接させながら回転するのに伴い、上記バネ35の付勢力に逆らいながらカートリッジ保持部材32を徐々に図中右側から左側に移動させる。そして、その段差36bを境にして、カートリッジ保持部材32との当接部を最大半径部から最小半径部に変化させると、カートリッジ保持部材32が上記バネ35の付勢力によって一気に図中左側から右側に押し戻され、ダンパ37に衝突する。この衝突に伴い、トナーカートリッジ31に衝撃が付与される。すると、トナーカートリッジ31は図中左側から右側への移動が急停止せしめられるが、その内部のトナーは、図中左側から右側に向かう慣性力によって収容袋31a内部を排出口31fに向けて移動する。そして、排出口31fからトナーが排出されて、現像器20内に補給される。かかる構成のトナー排出装置30では、バネ35、偏心カム36、偏心カム36の回転駆動手段、ダンパ37などにより、トナーカートリッジ31を往復移動せしめながらそれに衝撃を付与する衝撃付与手段が構成されている。
【0031】
図6は、上記トナーカートリッジ31からのトナーの累積排出量と、上記偏心カム36の連続回転時間との関係を示すグラフである。同図は、新たなトナーカートリッジ31がセットされてから、そのカートリッジ内のトナーが無くなるまで、偏心カム36を連続回転させた場合のトナーの累積排出量を示している。トナーカートリッジ31のセット直後から暫くの期間は、グラフが急傾斜で立ち上がっている。これは、単位時間あたりのトナー排出量が極めて多くなっていることを示している。この原因は、トナーカートリッジ31内で上記排出口31fの真上に位置していたトナーが、重力落下によって一気に排出されることによる。排出口31fの真上のトナーがなくなると、その後は、単位時間あたりのトナー排出量が安定し、偏心カム36の回転時間の長さに比例して、累積排出量が増加していく。更に回転が継続されてトナーカートリッジ31内のトナー残量が少なくなってくると、トナーが排出され難くなっていき、やがてトナーがほぼ排出され尽くす。
【0032】
図7は、上記偏心カム36の1回転に伴って1往復するトナーカートリッジ31に加わる加速度の時間変化を示すグラフである。同図では、図3におけるB方向への加速度の向きを正の値とし、図3におけるC方向への加速度の向きを負の値として示している。上記偏心カム36の回転が開始すると、時間T0において偏心カム36の周面が上記カートリッジ保持部材32に当接し始める。そして、上記バネ35の付勢力に抗してカートリッジ保持部材32を上記B方向へ押圧し始める。この押圧により、カートリッジ保持部材32とトナーカートリッジ31とが(以下、両者をまとめてカートリッジ移動体という)、比較的小さい加速度でB方向に移動し始める(往時)。偏心カム36が更に回転すると、時間T1において偏心カム36の上記段差部36bがカートリッジ保持部材32との対向位置まで移動する。すると、偏心カム36とカートリッジ保持部材32との当接が解かれ、カートリッジ移動体がバネ35の付勢力によって上記C方向に大きく加速されて移動し始める(復時)。そして、やがて時間T2において上記ダンパ37に衝突する。このとき、カートリッジ移動体は上記C方向への加速度を失って加速度運動から等速運動に切り替わるだけでなく、ほぼゼロに近い状態まで減速せしめられるように、上記B方向に向かう大きな加速度が付与される。これにより、カートリッジ移動体がほぼ停止状態(実際には微妙に振動している)になる。一方、トナーカートリッジ31内のトナーはダンパ37による障害を受けず、カートリッジ内を自由に移動し得るため、慣性力によって上記C方向への移動を継続する。この結果、トナーがトナーカートリッジ31で上記排出口31fに向けて移動して、カートリッジ内から排出される。その後、カートリッジ移動体は残留振動した後、時間T3において停止する。
【0033】
このような往復運動を繰り返すことにより、略水平に配置されたトナーカートリッジ31内において、トナーが上記排出口31fに向かって徐々に移動する。そして、排出口31fの真上に達したトナーが、攪拌部材50により攪拌され、かつ、その自重によって落下して、現像装置20内に補給される。
【0034】
次に、本発明の特徴部分である攪拌部材50の構成について説明する。本実施形態に係る攪拌部材50は、図4に示すように薄厚の樹脂からなる断面「コ」の字型の弾性板51と、厚みのある樹脂又は金属などの重量のある天板52とから構成されている。弾性板51の断面「コ」の字型の開口端部が排出口31fの口部と一体的に形成されている。そして、弾性板51の他端部である連結部と天板52とを一体的に構成させる。この攪拌部材50は、排出口31fに対して底補強板31bの長手方向をまたぐように配設されている。図8は、このような攪拌部材50を有するトナー排出装置の一例を示す説明図である。本実施形態では、図8に示すように排出口31fの左右両端に底補強板31bに対して略鉛直方向上方となるように攪拌部材50を設けているが、これに限定されるものではなく、トナーカートリッジ31内に1つあるいは複数設けることができる。
【0035】
次に、トナー排出口31fにおいてトナー詰まりを防止するための手段について説明する。トナー詰まりを防止するための手段として、上記攪拌部材50が備えられている。攪拌部材50は、図8に示す矢印BC方向にトナーカートリッジ31が往復運動せしめられるのに付随して図8に示す矢印D方向に揺れ動く。前述したように攪拌部材50は、弾性板51と、重量のある天板52で構成されているので、上記衝撃付与手段に連動して大きく揺動される。この揺動によりトナーカートリッジ31内のトナーが攪拌され、トナー詰まりを防止することができる。また、簡易な構成なのでトナー排出装置を安価に提供することができる。
【0036】
なお、収容袋31a、底補強板31b、口金部31e、攪拌部材50のそれぞれに同一の材料を用いれば、トナーカートリッジ31の全体を同一の材料で構成することができる。そうすると、使用後のトナーカートリッジ31を材料毎に分解してそれぞれ個別にリサイクルに回すといった手間が不要になるため、トナーカートリッジ31のリサイクル性を向上させることができる。トナーカートリッジ31のリサイクルについては、使用済みのものをメーカーがユーザーから引き取って行うのが一般的である。この引き取りの際、トナーカートリッジ31の嵩が大きくなるほど運搬コストが高くなってしまう。そこで、本プリンタにおいては、収容袋31aとして、上述のような変形自在な材料から構成したものを用いている。こうすることで、収容トナーの無くなった収容袋31aをつぶしてその減容を図ることで、運搬コストを低減することが可能になる。
一方、収容袋31aは、変形自在であるためトナーカートリッジ31内のトナーの嵩が不安定になりやすく、排出口31fから現像装置20へ供給されるトナー量が変動しやすい。しかし、上述した攪拌部材50を設けることにより、トナー詰まりを起こすことなくトナーを良好に排出させることができる。
【0037】
変形自在な収容袋31aをそのままの状態でトナーカートリッジとして用いると、トナーを満載しているときであっても収容袋31aが長さ方向に折り曲がり易くなるため、トナー排出装置への装着性が悪くなる。そこで、本プリンタにおいては、収容袋31aの底面に底補強板31bを固定しているのである。かかる構成では、トナーカートリッジ31を後述のトナー排出装置に装着する際に折り曲げるようなことが無くなるため、その装着性を向上させることができる。また、変形自在な収容袋31aの底面に床補強板31bを固定して上述した衝撃付与手段によるトナーカートリッジ31の移動方向への変形を抑えているため、変形によるトナー排出性の阻害を抑えることもできる。
【0038】
上記底補強板31bには、その長手方向の中央付近に、幅方向に延在する溝状の切り欠き部31gを設けている。このように切り欠き部31gを設けることにより、収容袋31aの減容後に底補強板31bを切り欠き部31gの部分で折り曲げて、使用済みのトナーカートリッジ31を更にコンパクトにすることができる。なお、切り欠き部31gについては、カートリッジの幅方向に延在するものを複数設けてもよい。また、幅方向に延在するものではなく、長手方向に延在するものを設けて、底補強板31bを幅方向に折り曲げるようにしてもよい。
【0039】
また、トナーカートリッジ31にエアフィルターを設けて、トナーの消費に応じて袋部分が減容するように構成してもよい。
また、本実施形態では、フレキシブルな部分を有するトナーカートリッジ31を用いているが、トナーカートリッジ全体が剛性のある部材で構成されたトナー収容器を用いることもできる。例えば、図9(a)に示すように、厚さ0.5〜2[mm]程度の樹脂等で形成された剛性の高い箱状部材431aで構成されたトナー収容器431を用いることができる。このトナー収容器431は、使用済みとなっても減容しないのでスペースをとってしまうが、トナーカートリッジをトナー排出装置30に装着する際の操作性が良いという利点がある。
また、図9(b)に示すように、剛性の高い箱状部材531bの内部に、本実施形態で使用するようなフレキシブルな袋状部材531aを配置したトナー収容器531を用いることもできる。このトナー収容器531は、使用済みとなったときに内部の袋状部材531aのみを交換することができる。このときに回収されるのはフレキシブルな袋状部材531aだけであるので、本実施形態と同様に、回収作業時における取扱性、スペース低減の効果が得られるとともに、図9(a)に示したトナー収容器431と同様に高い操作性が得られる。
【0040】
本トナー排出装置30においては、上記のような攪拌部材50を備えることにより衝撃付与手段によってトナーカートリッジに付与する衝撃力の強さやトナーカートリッジに設けられた排出口31fの大きさの如何にかかわらず、トナーカートリッジからトナー詰まりを起こすことなく良好に排出させることができる。攪拌部材50が衝撃付与手段に連動して揺動することにより、トナーカートリッジ内のトナーが攪拌され、トナーブロッキングなどに起因するトナー詰まりを防止することができるからである。上記攪拌部材50を設けることにより、排出口を小さくすることも可能となり、トナーカートリッジ31の脱着の際のトナー汚れを低減できるという効果もある。
また、本トナー排出装置30においては、攪拌部材50をトナーカートリッジ31の排出口部31fに設けるという簡易な構成であるので、安価なトナー排出装置を提供することができる。
【0041】
〔実施形態2〕
次に、上記実施形態の紛体排出装置における別の実施形態2について説明する。
図10は、本実施形態2におけるトナー排出装置130を示す概略構成図である。このトナー排出装置130の基本的な構成及び動作は、上記実施形態のものと同様であるが、攪拌部材の構成が上記実施形態とは異なっている。すなわち、上記実施形態のトナー排出装置30では、攪拌部材50を紛体収容器であるトナーカートリッジ31に配設しているが、本実施形態2のトナー排出装置130では支持台33に攪拌部材150の基端部を固設することにより構成している。
【0042】
攪拌部材150は、L字型をしており、その基端部151を支持台33に一体的に固設し、攪拌部152の先端部を排出口31fを通じてトナーカートリッジ131内に進入するように配設する。攪拌部材150自身は、支持台33に固設されているので揺動しないが、上述した衝撃付与手段によるトナーカートリッジ131の揺動により、トナーカートリッジ131内のトナーを攪拌することができる。このときの攪拌ストロークは、トナーカートリッジ31の揺動のストローク分あり、実施形態1に係るトナーカートリッジ31内に設けた攪拌部材50による攪拌ストロークよりも大きくなる。よって、本実施形態2に係る攪拌部材150を用いると、トナーの詰まり防止をさらに効果的に行うことができる。
【0043】
なお、攪拌部材150を支持台33に固設して設けるのではなく、トナーカートリッジを本体に水平にセットする動作に連動させて、攪拌部材の先端部をトナーカートリッジ内に排出口を通じて進入、退避させるための移動手段を設けてもよい。図11(a)から(c)は、このような移動手段を設けたトナー排出装置230の一例を示す概略説明図である。
図11(a)は、トナーカートリッジ231を支持部材33に沿ってセットする途中を示した説明図である。攪拌部材250は、トナー排出装置230の支持台33に対して回動可能に支持されている。そして、トナーカートリッジ231をセットする際に邪魔にならないようにカートリッジ保持部材32に支持される引張りバネ254にて、カートリッジ保持部材32の下方に待機している。矢印G方向(図中左側から右側へ向かう方向)へトナーカートリッジ231が移動すると、図11(b)に示すように、カートリッジ保持部材32に設けられた爪部255によりシャッター256が開かれる。また、トナーカートリッジが攪拌部材の端部253を押圧することによって、攪拌部材250が回動し、攪拌部材250の攪拌部252がトナーカートリッジ231内の排出口31fに進入されることになる。。
図11(c)は、トナーカートリッジ231が完全にトナー排出装置230にセットされ、さらに攪拌部材250の攪拌部252が完全にトナーカートリッジ231の排出口に進入された状態を示したものである。
【0044】
〔変形例1〕
次に、上記実施形態1や2のプリンタにおける紛体排出装置に備えられた衝撃付与手段とは別の変形例について説明する。
図12は、変形例に係る衝撃付与手段を備えたトナー排出装置を示す概略構成図である。このトナー排出装置330の基本的な構成及び動作は、上記実施形態のものと同様であるが、カムおよびダンパの部分の構成が上記実施形態とは異なっている。すなわち、上記実施形態のトナー排出装置30ではダンパ37を支持台33に固定しているが、本変形例のトナー排出装置330ではダンパ337が移動してくるトナーカートリッジ31及びカートリッジ保持部材32の移動の向きとは逆向きに移動しながらこれに当接するように構成している。
【0045】
カム336は、2つの偏心カム面と2つの段差部とを有しており、一方の偏心カム面がカートリッジ保持部材32と当接している間、他方の偏心カム面が、ダンパ337を支持するダンパ支持部材337aに固定されたアーム337cと当接する。この当接により、カートリッジ保持部材32及びトナーカートリッジ31とダンパ337とが互いに離れることとなる。そして、カム336の回転によってカートリッジ保持部材32及びアーム337cとの当接部分にそれぞれ段差部がくると、カートリッジ保持部材32及びトナーカートリッジ31とダンパ337とがバネ35及びバネ337bの付勢力によって互いに近づく方向にそれぞれ移動することとなる。そして、カートリッジ保持部材32はダンパ337と当接することで、その移動が停止する。
【0046】
なお、攪拌部材の形態は、上述したものに限られるものではなく、トナー等の紛体の攪拌効果、部品製造コスト等を考慮して適宜選択することができる。
また、トナーと磁性キャリアとを含有する二成分現像剤を用いる二成分現像方式のプリンタについて説明したが、磁性キャリアを含まない一成分現像剤を用いる一成分現像方式にも本発明の適用が可能である。また、プリンタに限らず、複写機やファクシミリなどの他の画像形成装置でもよい。また、レーザ光による露光を行う方式ではなく、LEDによる露光や、イオン付与などによって静電潜像を形成する方式でもよい。また、電子写真プロセスを用いない画像形成方式のものにも、本発明の適用が可能である。かかる方式としては、例えば、特開平11−301014号公報に記載の画像形成装置のような直接記録方式などがある。また、画像形成装置ではなく、トナー排出装置についても本発明の適用が可能である。更には、トナー排出装置から排出したトナーを自重によって現像器等の補給先に補給する方式ではなく、排出したトナーを吸引ポンプ等の搬送手段によって補給先に補給する方式でも、本発明の適用が可能である。
【0047】
【発明の効果】
請求項1乃至7の発明によれば、衝撃付与手段と連動して揺動する攪拌部材を設けることによって、粉体収容器から紛体詰まりを起こすことなく粉体を良好に排出させることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの概略構成図。
【図2】同プリンタにおけるイエロー用のプロセスユニットの概略構成を示す拡大図。
【図3】同プリンタのトナー排出装置を感光体や現像器とともに示す概略構成図。
【図4】同プリンタのトナーカートリッジを示す分解斜視図。
【図5】排出口にシャッターを設けた同トナーカートリッジの概略斜視図。
【図6】同トナーカートリッジからのトナーの累積排出量と、同トナー排出装置の偏心カムの連続回転時間との関係を示すグラフ。
【図7】同偏心カムの1回転に伴って1往復する同トナーカートリッジに加わる加速度の時間変化を示すグラフ。
【図8】攪拌部材をトナーカートリッジ内に備えた同トナー排出装置を示す概略構成図。
【図9】(a)及び(b)は、同トナー排出装置に適用可能な他のトナー収容器の例を示す概略構成図。
【図10】同トナー排出装置の別の実施形態に係る装置を示す概略構成図。
【図11】(a)乃至(c)は、攪拌部材の先端部をトナー排出口を通じてトナーカートリッジ内に進入、退避させるための移動手段を設けた同トナー排出装置の例を示す概略構成図。
【図12】同トナー排出装置の変形例装置を示す概略構成図。
【符号の説明】
1Y,M,C,K プロセスユニット(トナー像形成手段の一部)
2Y,M,C,K 光書込ユニット(トナー像形成手段の一部)
10 感光体
30 トナー排出装置(粉体排出装置)
31 トナーカートリッジ(粉体収容器)
31a 収容袋(変形収容部)
31b 底補強板(底補強部材)
31f 排出口
32 カートリッジ保持部材(支持手段)
35 バネ(衝撃付与手段の一部)
36 偏心カム(衝撃付与手段の一部)
37 ダンパ(衝撃付与手段の一部)
50、150、250 攪拌部材
51 弾性板(攪拌部材の一部)
252 攪拌部(攪拌部材の一部)
254 引っ張りバネ
Claims (7)
- 内部の粉体を排出するための排出口が形成された粉体収容器と、
該粉体収容器に衝撃を付与する衝撃付与手段とを有し、
該衝撃付与手段による衝撃の付与に伴って該粉体収容器内の粉体を該排出口に向けて移動させて該排出口から排出する粉体排出装置において、
上記衝撃付与手段と連動して紛体を攪拌する攪拌部材を設けたことを特徴とする粉体排出装置。 - 請求項1の粉体排出装置において、
上記攪拌部材は、上記紛体収容器に設けられた排出口の口部と一体的に構成されていることを特徴とする粉体排出装置。 - 請求項1、又は2の粉体排出装置において、
上記攪拌部材は、弾性部材により支持されていることを特徴とする粉体排出装置。 - 請求項1の粉体排出装置において、
上記攪拌部材は、上記粉体収容器外に支持され、該攪拌部材の攪拌部が上記排出口を通じて該紛体収容器内に進入されていることを特徴とする粉体排出装置。 - 請求項4の粉体排出装置において、
上記攪拌部材は、上記排出口を通じて上記粉体収納容器内へ進入及び退避する手段を備えていることを特徴とする粉体排出装置。 - 請求項、1,2,3,4,又は5の粉体排出装置において、
上記粉体収容器として、粉体を収容する変形自在な変形収容部と、これの底に固定された底補強部材とを有するものを用いたことを特徴とする粉体排出装置。 - 粉状のトナーを排出するトナー排出装置と、
これから排出されるトナーを用いてトナー像を形成するトナー像形成手段とを備える画像形成装置において、
上記トナー排出装置として、請求項1,2,3,4,5,又は6の粉体排出装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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