JP2004331547A

JP2004331547A - Moisturizer and cosmetic preparation

Info

Publication number: JP2004331547A
Application number: JP2003128521A
Authority: JP
Inventors: Noriko Takagi; 紀子高木; Toshinari Hojo; 俊成寶城; Katsuhiko Hirai; 克彦平井; Yoshio Ohashi; 美穂大橋; Tomoko Yoshiyasu; 朋子美安
Original assignee: Arsoa Honsya Corp
Current assignee: Arsoa Honsya Corp
Priority date: 2003-05-07
Filing date: 2003-05-07
Publication date: 2004-11-25

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a moisturizer having a high skin-moisturizing ability and a cosmetic preparation. <P>SOLUTION: The moisturizer contains an extract from a plant belonging to Saussurea spp., especially an extract from at least one plant chosen from the group consisting of Saussurea involucrate (Kar. et Kir.) Sch. Blp., Saussurea medusa Maxim. and Saussurea laniceps Hand. -Mazz. and glycerol as active ingredients. The cosmetic preparation preferably contains an extract from a plant belonging to Saussurea spp., especially an extract from at least one plant chosen from the group consisting of Saussurea involucrate (Kar. et Kir.) Sch. Blp., Saussurea medusa Maxim. and Saussurea laniceps Hand. -Mazz. and glycerol as active ingredients. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は保湿剤および化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物をコラーゲン産生促進剤としてあるいはエストロゲン様作用剤として皮膚化粧料に用いることが知られている。例えば、特開２００１−３１６２４０号公報参照。また、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物をチロシナーゼ阻害剤あるいはメラニン産生抑制剤として、美白化粧料に用いることも知られている。例えば、特開２００２−２０１１２２号公報参照。また、近年Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物に対する研究の進展により、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物を化粧料に用いることも知られている。
【０００３】
一方、従来よりグリセリンを保湿成分として保湿剤に用いることはよく知られており、グリセリンを同目的で化粧料に用いることもよく知られている。
【０００４】
しかしながら、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとを保湿成分として含有することを特徴とする保湿剤ないし化粧料については知られていない。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００１−３１６２４０号公報
【特許文献２】
特開２００２−２０１１２２号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、皮膚保湿能の高い保湿剤および化粧料を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、皮膚保湿能の高い保湿剤および化粧料を得んとして鋭意研究の結果、とくにＳａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとを併用することによりその相乗効果で保湿能が著しく強まることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【０００８】
（１）本発明の保湿剤は、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとを有効成分として含有することを特徴とする。本発明の保湿剤は、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとの相乗効果により、これらの成分を各々単独で用いた場合に比較して強い保湿能を有する。
【０００９】
本発明の保湿剤がこれらの成分を各々単独で用いた場合に比較してなぜ強い保湿能を有するのかについてはまだ明らかではないが、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物が保湿作用を示すメカニズムとグリセリンが保湿作用を示すメカニズムとが相互に協調して保湿作用を強めるためであると推察される。すなわち、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物は高い吸水性によって保湿作用を示し、グリセリンは高い蒸発抑制効果によって保湿作用を示す。このため、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物の存在によって、保湿剤使用後により多くの水分を保湿剤中に保持することが可能になるとともに、グリセリンの存在によって、保湿剤使用後に保湿剤中に保持されている水分の蒸発を長時間にわたり効果的に抑制することが可能になる。その結果、本発明の保湿剤が使用された肌の表面における水分量を長時間にわたり高レベルに保つことが可能になると考えられるのである。
【００１０】
（２）本発明の保湿剤においては、前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物を乾燥物に換算した重量と前記グリセリンの重量とを合計した重量を１００重量％としたとき、前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物を乾燥物に換算した重量が１０〜４０重量％の範囲内の値であることが好ましく、１５〜３５重量％の範囲内の値であることがさらに好ましい。本発明の保湿剤は、前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物を乾燥物に換算した重量を上記範囲内の値としたときに、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとの相乗効果が現れる。
【００１１】
前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物を乾燥物に換算した重量とは、前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物が乾燥物（例：乾燥粉末）である場合にはその乾燥物の重量のことであり、前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物が液体（例：抽出液またはその濃縮液もしくは希釈液）である場合にはこの液体をさらに乾燥した場合に得られる乾燥物の重量のことである。
【００１２】
（３）本発明の保湿剤においては、前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物がＳａｕｓｓｕｒｅａｉｎｖｏｌｕｃｒａｔａ（Ｋａｒ．ｅｔＫｉｒ．）Ｓｃｈ．Ｂｌｐ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｍｅｄｕｓａＭａｘｉｍ．およびＳａｕｓｓｕｒｅａｌａｎｉｃｅｐｓＨａｎｄ．−Ｍａｚｚ．からなる群より選択される１種以上の植物であることが好ましい。
【００１３】
（４）本発明の化粧料は、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとを有効成分として含有することを特徴とする。本発明の化粧料は、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとの相乗効果により、これらの成分を各々単独で用いた場合に比較して強い保湿能を有する。
【００１４】
本発明の化粧料がこれらの成分を各々単独で用いた場合に比較してなぜ強い保湿能を有するのかについては、上記（１）において説明したとおりである。
【００１５】
（５）本発明の化粧料においては、前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物を乾燥物に換算した重量と前記グリセリンの重量とを合計した重量を１００重量％としたとき、前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物を乾燥物に換算した重量が１０〜４０重量％の範囲内の値であることが好ましく、１５〜３５重量％の範囲内の値であることがさらに好ましい。本発明の化粧料は、前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物を乾燥物に換算した重量を上記範囲内の値としたときに、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとの相乗効果が顕著になる。
【００１６】
前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物を乾燥物に換算した重量の意味は、上記（２）において説明したとおりである。
【００１７】
（６）本発明の化粧料においては、前記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物がＳａｕｓｓｕｒｅａｉｎｖｏｌｕｃｒａｔａ（Ｋａｒ．ｅｔＫｉｒ．）Ｓｃｈ．Ｂｌｐ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｍｅｄｕｓａＭａｘｉｍ．およびＳａｕｓｓｕｒｅａｌａｎｉｃｅｐｓＨａｎｄ．−Ｍａｚｚ．からなる群より選択される１種以上の植物であることが好ましい。
【００１８】
【発明の実施の形態】
上記した本発明の保湿剤および化粧料において、「Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物」には、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物から抽出処理によって得られる抽出液、該抽出液の希釈液もしくは濃縮液、該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、またはこれらの粗精製物もしくは精製物のいずれもが含まれる。
【００１９】
抽出処理においては、抽出原料としてＳａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物を使用する。抽出原料として使用する植物の部位は、好ましくは地上部分であり、さらに好ましくは葉および／または茎である。
【００２０】
Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物の具体例としては、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｉｎｖｏｌｕｃｒａｔａ（Ｋａｒ．ｅｔＫｉｒ．）Ｓｃｈ．Ｂｌｐ．（中国名：新疆雪蓮（大苞雪蓮または天山雪蓮と呼ぶこともある。）、ＳａｕｓｓｕｒｅａｍｅｄｕｓａＭａｘｉｍ．（中国名：水母雪蓮）、ＳａｕｓｓｕｒｅａｌａｎｉｃｅｐｓＨａｎｄ．−Ｍａｚｚ．（中国名：綿頭雪蓮）、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｇｎａｐｈａｌｏｉｄｅｓ（Ｒｏｙｌｅ）Ｓｃｈ．−Ｂｉｐ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｓｔｅｌｌａＭａｘｉｍ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｔｒｉｄａｃｔｙｌａＳｃｈ．−Ｂｉｐ．ｅｘＨｏｏｋ．ｆ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｎａｍｉｋａｗａｅＫｉｔａｍ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｇｏｓｓｙｐｉｐｈｏｒａＤ．Ｄｏｎ、ＳａｕｓｓｕｒｅａｎｉｓｈｉｏｋａｅＫｉｔａｍ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｌｅｕｃｏｍａＤｉｅｌｓ、ＳａｕｓｓｕｒｅａｑｕｅｒｃｉｆｏｌｉａＷ．Ｗ．Ｓｍｉｔｈ、ＳａｕｓｓｕｒｅａｅｒｉｏｃｅｐｈａｌａＦｒａｎｃｈ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｋｉｎｇｉｉＪ．Ｒ．Ｄｒｕｍｍ．ｅｘＣ．Ｅ．Ｃ．Ｆｉｓｃｈ．、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｓｉｍｐｓｏｎｉａｎａ（Ｆｉｅｌｄ．ｅｔＧａｒｄｎ．）Ｌｉｐｓｃｈ．、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｏｂｖａｌｌａｔａ（ＤＣ．）Ｅｄｇｅｗ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｗｅｔｔｓｔｅｉｎｉａｎａＨａｎｄ．−Ｍａｚｚ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｇｌｏｂｏｓａＣｈｅｎ、ＳａｕｓｓｕｒｅａｌｏｎｇｉｆｏｌｉａＦｒａｎｃｈ．等を例示することができる。
【００２１】
抽出原料としては、上記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物をそれぞれ単独で使用することもできるし、異なるものを２種以上組み合わせて使用することもできる。抽出原料としては、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｉｎｖｏｌｕｃｒａｔａ（Ｋａｒ．ｅｔＫｉｒ．）Ｓｃｈ．Ｂｌｐ．（中国名：新疆雪蓮）、ＳａｕｓｓｕｒｅａｍｅｄｕｓａＭａｘｉｍ．（中国名：水母雪蓮）およびＳａｕｓｓｕｒｅａｌａｎｉｃｅｐｓＨａｎｄ．−Ｍａｚｚ．（中国名：綿頭雪蓮）のうちの１種以上を使用することが好ましく、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｉｎｖｏｌｕｃｒａｔａ（Ｋａｒ．ｅｔＫｉｒ．）Ｓｃｈ．Ｂｌｐ．（中国名：新疆雪蓮）を使用するのがさらに好ましい。
【００２２】
Ｓａｕｓｓｕｒｅａｉｎｖｏｌｕｃｒａｔａ（Ｋａｒ．ｅｔＫｉｒ．）Ｓｃｈ．Ｂｌｐ．（中国名：新疆雪蓮）、ＳａｕｓｓｕｒｅａｍｅｄｕｓａＭａｘｉｍ．（中国名：水母雪蓮）およびＳａｕｓｓｕｒｅａｌａｎｉｃｅｐｓＨａｎｄ．−Ｍａｚｚ．（中国名：綿頭雪蓮）は、主に中国の新疆自治区、四川省、崑崙山およびチベットの各省区等に分布するキク科の草本であり、これまでに関節リュウマチ、インポテンツ、月経不順、子宮出血、女性の下腹部の冷えと痛み、無色の帯下、腎虚および雪盲に使用されており、創傷出血に外用できることが知れられていた。なお、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｉｎｖｏｌｕｃｒａｔａ（Ｋａｒ．ｅｔＫｉｒ．）Ｓｃｈ．Ｂｌｐ．、ＳａｕｓｓｕｒｅａｍｅｄｕｓａＭａｘｉｍ．およびＳａｕｓｓｕｒｅａｌａｎｉｃｅｐｓＨａｎｄ．−Ｍａｚｚ．は、それぞれ「新疆雪蓮花」、「水母雪蓮花」および「綿頭雪蓮花」と呼ぶこともある。
【００２３】
上記Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物のうち、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｉｎｖｏｌｕｃｒａｔａ（Ｋａｒ．ｅｔＫｉｒ．）Ｓｃｈ．Ｂｌｐ．は中国の新疆自治区等で、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｇｎａｐｈａｌｏｉｄｅｓ（Ｒｏｙｌｅ）Ｓｃｈ．−Ｂｉｐ．は中国の四川省、チベット自治区等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｓｔｅｌｌａＭａｘｉｍ．は中国の青海省、甘粛省、四川省、チベット自治区等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｍｅｄｕｓａＭａｘｉｍ．は中国の四川省、雲南省、青海省、チベット自治区、香港、ネパール等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｌａｎｉｃｅｐｓＨａｎｄ．−Ｍａｚｚ．は中国の四川省、チベット自治区等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｔｒｉｄａｃｔｙｌａＳｃｈ．−Ｂｉｐ．ｅｘＨｏｏｋ．ｆ．は中国のチベット自治区等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｎａｍｉｋａｗａｅＫｉｔａｍ．は中国のチベット自治区等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｇｏｓｓｙｐｉｐｈｏｒａＤ．Ｄｏｎはネパール等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｎｉｓｈｉｏｋａｅＫｉｔａｍ．はネパール等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｌｅｕｃｏｍａＤｉｅｌｓは中国の雲南省等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｑｕｅｒｃｉｆｏｌｉａＷ．Ｗ．Ｓｍｉｔｈは中国の四川省、雲南省等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｅｒｉｏｃｅｐｈａｌａＦｒａｎｃｈ．は中国の雲南省等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｋｉｎｇｉｉＪ．Ｒ．Ｄｒｕｍｍ．ｅｘＣ．Ｅ．Ｃ．Ｆｉｓｃｈ．は中国のチベット自治区等で、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｓｉｍｐｓｏｎｉａｎａ（Ｆｉｅｌｄ．ｅｔＧａｒｄｎ．）Ｌｉｐｓｃｈ．はネパール等で、Ｓａｕｓｓｕｒｅａｏｂｖａｌｌａｔａ（ＤＣ．）Ｅｄｇｅｗ．は中国の雲南省、四川省、チベット自治区等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｗｅｔｔｓｔｅｉｎｉａｎａＨａｎｄ．−Ｍａｚｚ．は中国の雲南省等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｇｌｏｂｏｓａＣｈｅｎは中国の四川省等で、ＳａｕｓｓｕｒｅａｌｏｎｇｉｆｏｌｉａＦｒａｎｃｈ．は中国の雲南省等で入手可能である。
【００２４】
抽出原料とするＳａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物は、採取後ただちに乾燥し粉砕したものが適当である。乾燥は、天日で行ってもよいし、通常用いられる乾燥機を使用して行ってもよい。
【００２５】
抽出処理においては、抽出溶媒として極性溶媒を使用することが好ましい。Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物に含まれる保湿作用を示す成分は未だ特定されていないが、その成分は極性溶媒を用いた抽出処理によって、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物から容易に抽出することができる。
【００２６】
極性溶媒の具体例としては、水、水溶性有機溶媒等を例示でき、これらを単独でまたは２種類以上を組み合わせて使用してもよい。抽出溶媒としては、これら極性溶媒のうち、水、水溶性有機溶媒または含水水溶性有機溶媒を使用することが好ましい。
【００２７】
抽出溶媒として使用し得る水には、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、加熱、殺菌、滅菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。従って、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
【００２８】
抽出溶媒として使用し得る水溶性有機溶媒としては、低級脂肪族アルコール、アセトン等を例示することができる。低級脂肪族アルコールの具体例としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の一価アルコール、１，３ −ブチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール等の多価アルコールを例示することができる。
【００２９】
２種以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は適宜調整することができる。例えば、抽出溶媒として含水水溶性有機溶媒を使用する場合、一価アルコール、多価アルコール、アセトン等を好ましくは５０重量％以上含有する含水水溶性有機溶媒を使用することができる。
【００３０】
抽出溶媒としては、酢酸エチル、酢酸ブチル等の中間極性溶媒を使用してもよい。
【００３１】
抽出処理は、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物に含まれる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定されず、常法に従って行うことができる。抽出処理の際には、特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温ないし還流加熱下において任意の装置を使用することができる。
【００３２】
抽出方法としては、抽出溶媒中に抽出原料を長時間常温で浸漬して抽出する方法や、抽出溶媒の沸点以下の温度に加熱し攪拌しながら抽出する方法、あるいは抽出溶媒の沸点付近で加熱還流下にて抽出する方法を例示することができる。この際、抽出溶媒量は、抽出原料の通常５〜５０倍量（重量比）、好ましくは５〜１５倍量（重量比）であり、抽出時間は、通常１〜１０時間、好ましくは１〜４時間であり、抽出温度は、通常５０〜９５℃、好ましくは８０〜９５℃である。
【００３３】
抽出処理の際、極性溶媒による抽出を行う前に、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン等の非極性溶媒を用いた脱脂処理を施してもよく、かかる前処理を行うことにより、極性溶媒による抽出処理を効率良く行うことができる。
【００３４】
抽出処理により可溶性成分を溶出させた後、ろ過、遠心分離等の処理を施して抽出残渣を除くことにより抽出液を得ることができる。得られた抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、またはこれらの粗精製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。
【００３５】
Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物は特有の匂いと味を有するため、脱色、脱臭等を目的とする精製を行なってもよい。精製は、具体的には活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理等によって行うことができ、これらの処理は、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物の保湿作用の低下を招かない範囲で行う。
【００３６】
以上のようにして得られるＳａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物は、保湿作用を有する。これらの作用の作用機序および作用成分、特にグリセリンとの併用により著効を示す成分は、現在までのところ判明していないが、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物がこれらの作用を有することは後述する実施例から明らかである。
【００３７】
本発明の保湿剤の具体例としては、各種化粧料またはその原料、各種薬剤またはその原料等を例示することができる。また、本発明の化粧料の具体例としては、化粧水、クリーム、乳液、パック等を例示することができる。
【００３８】
本発明の、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとをともに配合した化粧料は、顕著な保湿能を有するとともに皮膚に適用した場合の安全性に優れているため、化粧料として好適である。
【００３９】
本発明の化粧料は、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとを、その生理活性を妨げないような任意の主剤、助剤に配合したものであってもよいし、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとを主成分とするものであってもよい。
【００４０】
Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとを配合して化粧料を製造する際には、任意の助剤を添加して、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとを、化粧水、クリーム、乳液、パック等の任意の剤形に製剤化することができる。
【００４１】
本発明の保湿剤または化粧料におけるＳａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンの配合量は、該抽出物の活性の強さや該抽出物を配合する化粧料の種類によって適宜調整し得るが、乾燥物に換算して、通常０．００１〜１５重量％、好ましくは０．０５〜１０重量％である。配合量が０．００１重量％より少ないと保湿効果が十分に得られにくく、配合量が１５重量％を超えても増加分に見合った保湿効果の向上が得られにくい。
【００４２】
本発明の保湿剤または化粧料には、必要に応じて任意の薬効成分、生理活性物質などを併せて配合することができる。
【００４３】
本発明の化粧料において、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとともに構成成分として利用可能なものとしては、水性成分、油性成分、粉末成分、界面活性剤、他の保湿剤、色剤、香料、防腐剤、抗酸化剤、紫外線カット剤、キレート剤、抗炎症剤、本抽出物以外の保湿成分等を例示でき、具体的には以下のものを例示することができる。
【００４４】
保湿剤：セリン、グリシン、スレオニン、アラニン、コラーゲン、加水分解コラーゲン、ビドロネクチン、フィブロネクチン、ケラチン、エラスチン、ローヤルゼリー、コンドロイチン硫酸、ヘパリン、グリセロリン脂質、グリセロ糖脂質、スフィンゴリン脂質、スフィンゴ糖脂質、リノール酸またはそのエステル類、エイコサペンタエン酸またはそのエステル類、ペクチン、アルゲコロイド、ビフィズス菌発酵物、乳酸発酵物、酵母抽出物、レイシ菌糸体培養物またはその抽出物、小麦胚芽油、アボガド油、米胚芽油、ホホバ油、ダイズリン脂質、γ−オリザノール、ビロウドアオイエキス、ヨクイニンエキス、ジオウエキス、タイソウエキス、カイソウエキス、キダチアロエエキス、ゴボウエキス、マロニエエキス、マンネンロウエキス、アルニカエキス、小麦フスマ、コメヌカエキス等。
【００４５】
収斂剤：クエン酸またはその塩類、酒石酸またはその塩類、乳酸またはその塩類、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸亜鉛、チユエキス、エイジツエキス、ハマメリスエキス、ゲンノショウコエキス、チャカテキン類、ガイヨウエキス、オドリコソウエキス、オトギリソウエキス、ダイオウエキス、ヤグルマソウエキス、スギナエキス、キズタエキス、キューカンバーエキス、マロニエエキス、サルビアエキス、メリッサエキス等。
【００４６】
殺菌・抗菌剤：安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ジステアリルメチルアンモニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、塩酸クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノール、感光素１０１号、感光素２０１号、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ソルビン酸、ハロカルバン、レゾルシン、パラクロロフェノール、フェノキシエタノール、ビサボロール、ヒノキチオール、メントール、キトサン、キトサン分解物、チユエキス、クジンエキス、エンメイソウエキス、ビワエキス、ウワウルシエキス、ホップエキス、ユッカエキス、アロエエキス、ケイヒエキス、ガジュツエキス等。
【００４７】
美白剤：アスコルビン酸およびその誘導体、イオウ、胎盤抽出物、エラグ酸およびその誘導体、コウジ酸およびその誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、アゼラインおよびその誘導体、アルブチンおよびその誘導体、ヒドロキシケイヒ酸およびその誘導体、グルタチオン、アルニカエキス、オウゴンエキス、センキュウエキス、ソウハクヒエキス、サイコエキス、ボウフウエキス、ハマボウフウエキス、マンネンタケ菌糸体培養物またはその抽出物、ギムネマエキス、シナノキエキス、モモ葉エキス、エイジツエキス、クジンエキス、チユエキス、トウキエキス、ヨクイニンエキス、カキ葉エキス、ダイオウエキス、ボタンピエキス、ハマメリスエキス、マロニエエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、油溶性カンゾウエキス（カンゾウ疎水性フラボノイド、グラブリジン、グラブレン、リコカルコンＡ）等。
【００４８】
紫外線吸収剤：β−イソプロピルフラノン誘導体、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、オキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン酸、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、シノキサート、ジイソプロピルケイヒ酸メチル、メトキシケイヒ酸オクチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチル安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、酸化チタン、β−カロチン、γ−オリザノール、コメヌカエキス、アロエエキス、カバノキエキス、シラカンバエキス、カミツレエキス、コゴメグサエキス、セイヨウサンザシエキス、ヘンナエキス、チョウチグルミエキス、マロニエエキス、イチョウ葉エキス、カミツレエキス、セイヨウサンザシエキス、油溶性カンゾウエキス等。
【００４９】
細胞賦活剤：リボフラビンまたはその誘導体、ピリドキシンまたはその誘導体、ニコチン酸またはその誘導体、パントテン酸またはその誘導体、α−トコフェロールまたはその誘導体、アルニカエキス、ニンジンエキス、オタネニンジンエキス、エゾウコギエキス、ヘチマエキス（サポニン）、シコンエキス、シラカンバエキス、オオバクエキス、ボタンピエキス、シャクヤクエキス、ムクロジエキス、ベニバナエキス、アシタバエキス、ビワ葉エキス、ヒキオコシエキス、ユキノシタエキス、黄杞エキス、サルビアエキス、ニンニクエキス、マンネンロウエキス等。
【００５０】
消炎・抗アレルギー剤：アズレン、アラントイン、アミノカプロン酸、インドメタシン、塩化リゾチーム、イプシロンアミノカプロン酸、オキシベンゾン、グリチルリチン酸またはその誘導体、グリチルレチン酸またはその誘導体、感光素３０１号、感光素４０１号、塩酸ジフェンヒドラミン、トラネキサム酸またはその誘導体、アデノシンリン酸、エストラジオール、エスロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、プロゲステロン、コルチコステロン、アルニカエキス、インチンコウエキス、サンシシエキス、ジュウヤクエキス、セイヨウトチノキエキス、カンゾウエキス、トウキエキス、ヨモギエキス、ワレモコウエキス、リンドウエキス、サイコエキス、センキュウエキス、ボウフウエキス、セイヨウノコギリソウエキス、オウレンエキス、シソエキス等。
【００５１】
抗酸化・活性酸素消去剤：ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、バイカリン、バイカレイン、スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラーゼ、ローズマリーエキス、メリッサエキス、オウゴンエキス、エイジツエキス、ビワ葉エキス、ホップエキス、ハマメリスエキス、シャクヤクエキス、セージエキス、キナエキス、カミツレエキス、ユーカリエキス、シソエキス、イチョウ葉エキス、タイムエキス、カルダモンエキス、キャラウェイエキス、ナツメグエキス、メースエキス、ローレルエキス、クローブエキス、ターメリックエキス、ヤナギタデエキス、白鶴霊芝エキスなど。
【００５２】
油脂類：大豆油、アマニ油、キリ油、ゴマ油、ヌカ油、綿実油、菜種油、サフラワー油、トウモロコシ油、オリーブ油、椿油、アーモンド油、ヒマシ油、落花生油、カカオ油、モクロウ、ヤシ油、パーム核油、牛脂、ミンク油、卵黄油、ホホバ油、月見草油、馬油。
【００５３】
ロウ類：カルナウバロウ、キャンデリラロウ、蜜ロウ、サラシ蜜ロウ、鯨ロウ、セラックス、ラノリン類。
【００５４】
炭化水素類：流動パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、ポリエチレン末。
【００５５】
脂肪酸類：ステアリン酸、リノール酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ヘベニン酸、ラノリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、イソステアリン酸。
【００５６】
アルコール類：ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、２−オクチルドデカノール、ソルビトール，プロピレングリコール、１，３−ブチレングリコール、エチレングリコールおよびその重合体、ブドウ糖、白糖、コレステロール、フィトステロール、セトステアリルアルコール。
【００５７】
エステル類：オレイン酸デシル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジオレイン酸プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸グリセリン、トリミリスチン酸グリセリン、酢酸ラノリン、乳酸セチル。
【００５８】
界面活性剤：陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤。
【００５９】
香料：メントール、カルボン、オイゲノール、アネトール、ハッカ油、スペアミント油、ペパーミント油、ユーカリ油、アニス油。
【００６０】
以上説明した本発明の保湿剤および化粧料は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それらの作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物に対して適用されてもよい。
【００６１】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
【００６２】
（実施例１）
〔新疆雪蓮の抽出〕
新疆雪蓮（Ｓａｕｓｓｕｒｅａｉｎｖｏｌｕｃｒａｔａ（Ｋａｒ．ｅｔＫｉｒ．）Ｓｃｈ．Ｂｌｐ．）の地上部の乾燥粉砕物３００ｇを、２０００ｍｌの水に投入し、穏やかに攪拌しながら３時間、７０に保った後、濾過した。濾液を４０℃で減圧下に濃縮し、さらに減圧乾燥機で乾燥して乾燥粉末状の抽出物（抽出試料ａ）を得た。
【００６３】
〔試験液の調製〕
（１）イオン交換水を準備して対照となる試験液とした（試験液Ａ）。
（２）上記抽出物をイオン交換水で希釈して、上記抽出物を１重量％含有する試験液とした（試験液Ｂ）。
（３）グリセリンをイオン交換水で希釈して、グリセリンを４重量％含有する試験液とした（試験液Ｃ）。
（４）上記抽出液およびグリセリンをイオン交換水で希釈して、上記抽出物を１重量％含有するとともにグリセリンを４重量％含有する試験液とした（試験液Ｄ）。
【００６４】
〔保湿効果の評価〕
上記試験液Ａ〜Ｄを用いて、被検者成人女性３名の皮膚に対する保湿効果を評価した。
（１）準備
前腕屈側部を石鹸水で２回洗浄し、水分を拭き取った後、肌環境試験室（発汗しない温度と湿度（２４℃、ＲＨ：４２％））内で１５分間馴化する。
（２）試験液の滴下および拡布
被検者の前腕屈側の中央部４ケ所にそれぞれ直径２．０ｃｍの円を描き、各円内に試験液（試験液Ａ〜Ｄ）のいずれかをそれぞれ１０μｌ量滴下し、４０秒間ガラス棒を用いて拡布した。なお、被験者毎の試験液を滴下する場所の選択はランダムに行った。
【００６５】
（３）皮膚水分量の測定
皮膚水分量の測定は、表皮角層水分量測定器（ＳＫＩＣＯＮ−２００、アイ・ビイ・エス社製）を用いて、高周波微量電流（コンダクタンス）［μＳ（マイクロシーメンス）］を測定することにより行った。測定は、２ｍｍプローブを用いて、各円内において５回測定し、そのうち最低値と最高値を除いた３つの測定値の平均値を皮膚水分量として採用した。
皮膚水分量の測定は、各円内に試験液を滴下する直前および試験液を滴下および拡布してからそれぞれ、５分、１０分、１５分、２０分、２５分、３０分を経過した後に行った。
なお、皮膚水分量とコンダクタンス（μＳ）とは相関しており、コンダクタンスの値が高いほど皮膚水分量が多いことを示す。
【００６６】
評価結果を表１、図１および図２に示す。表１は、試験液を滴下・拡布前および後におけるコンダクタンスの値を示す表である。図１は、試験液を滴下・拡布前および後におけるコンダクタンスの値を示すグラフである。図２は、試験液を滴下・拡布してから３０分経過後におけるコンダクタンスの値を示すグラフである。表１、図１および図２に示されるように、本発明の保湿剤（試験液Ｄ）は、各保湿成分を単独で含む保湿剤（試験液Ｂおよび試験液Ｃ）と比較して、予期し得ぬほど顕著な保湿能を示すことが明らかになった。
【００６７】
【表１】

【００６８】
なお、表１および図１において、「経過時間＝０分」におけるコンダクタンスの値は、試験液を滴下・拡布する直前の値を示す。また、試験液を滴下・拡布した直後にはコンダクタンスの値は急激に上昇し（約３００μＳ）、その後コンダクタンスの値は速やかに低下するが、図１においては、グラフを見易くするために０分と５分との間を単純に直線（破線）で結んでいる。
【００６９】
（実施例２）
実施例１と同様にして、新疆雪蓮の抽出物を準備した。その後、この抽出物とグリセリンを表２に示すような割合で含有する試験液Ｂ、試験液Ｃおよび試験液Ｄを作成した。なお、各試験例ともに、イオン交換水を試験液Ａとした。
【００７０】
【表２】

【００７１】
これら試験液Ａ、試験液Ｂ、試験液Ｃおよび試験液Ｄを用いて、実施例１の場合と同様に、被検者成人女性３名の皮膚に対する保湿効果を評価し、保湿効果における抽出物とグリセリンの相乗効果の有無を評価した。その結果を、表３に示す。表３は、実施例２における保湿効果における抽出物とグリセリンとの相乗効果に関する評価結果を示す表である。
表３に示されるように、抽出物を乾燥物に換算した重量と前記グリセリンの重量とを合計した重量を１００重量％としたとき、抽出物を乾燥物に換算した重量が１０〜４０重量％の範囲内の値であるとき（すなわち、試験例２〜試験例８の場合）に相乗効果が見られた。また、１５重量％〜３５重量％の範囲内の値であるとき（試験例３〜試験例７の場合）に顕著な相乗効果が見られた。
【００７２】
【表３】

【００７３】
なお、表３において、抽出物の含有割合とは、抽出物を乾燥物に換算した重量と前記グリセリンの重量とを合計した重量を１００重量％としたとき、抽出物を乾燥物に換算した重量における重量％をいう。
また、表３の相乗効果の欄における記号の意味は以下のとおりである。
◎：相乗効果が顕著に見られる。
○：相乗効果が見られる。
△：相乗効果が見られない。
【００７４】
（実施例３）
実施例１で得られた抽出試料ａを用い下記の組成の化粧水Ｄを常法により製造した。
【００７５】
抽出試料ａ０．７重量％
グリセリン２．８重量％
ＰＣＡソーダ０．５重量％
パントテニルエチルエーテル０．０５重量％
パルミチン酸シュガーエステル０．００５重量％
１，３−ブチレングリコール２．５重量％
フェノキシエタノール０．３重量％
常水残余
【００７６】
上記化粧水Ｄの配合表よりグリセリンを除外して上記と同様に調製したたものを化粧水Ｂ、上記化粧水Ｄの配合表より抽出試料ａを除外して調製したたものを化粧水Ｃ、上記化粧水Ｄの配合表よりグリセリンおよび抽出試料ａを除外して調製したたものを化粧水Ａとした。
【００７７】
上記化粧水Ａ〜Ｄを用いて、実施例１と同様にして、被験者成人女性３名の皮膚に対する保湿効果を評価した。その結果、実施例１と場合と同様に、雪蓮花抽出物とグリセリンを配合した化粧水（化粧水Ｄ）は、雪蓮花抽出物のみを含む化粧水（化粧水Ｂ）またはグリセリンのみを含む化粧水（化粧水Ｃ）に比し皮膚水分量が格段に高くなっており、保湿成分それぞれを単独で加えたものに比較して予期し得ぬほど顕著な保湿能を示した。
【００７８】
（実施例４）
〔新疆雪蓮の抽出〕
実施例１で用いたのと同じ新疆雪蓮（Ｓａｕｓｓｕｒｅａｉｎｖｏｌｕｃｒａｔａ（Ｋａｒ．ｅｔＫｉｒ．）Ｓｃｈ．Ｂｌｐ．）の地上部の乾燥粉砕物３００ｇを、１，３−ブチレングリコール−水（１：１）混合液２０００ｍｌに投入し、撹拌しながら８０℃で３時間保持したのち濾過して固形分濃度２．０％の抽出液１５６０ｍｌを得た。この抽出液を４０℃で減圧下に濃縮して濃縮液（抽出試料ｂ）を得た。
【００７９】
〔化粧水の調製〕
上記抽出試料ｂを用い下記の組成の化粧水Ｄ２を常法により製造した。
【００８０】
抽出試料ｂ０．７重量％（※乾燥物換算）
グリセリン２．８重量％
ＰＣＡソーダ０．５重量％
パントテニルエチルエーテル０．０５重量％
パルミチン酸シュガーエステル０．００５重量％
１，３−ブチレングリコール２．５重量％
フェノキシエタノール０．３重量％
常水残余
【００８１】
上記化粧水Ｄ２の配合表よりグリセリンを除外して上記と同様に調製したものを化粧水Ｂ２、上記化粧水Ｄ２の配合表より抽出試料ｂを除外して調製したものを化粧水Ｃ２、上記化粧水Ｄ２の配合表よりグリセリンおよび抽出試料ｂを除外して調製したものを化粧水Ａ２とした。
【００８２】
上記化粧水Ａ２〜Ｄ２を用いて、実施例１と同様にして、被験者成人女性３名の皮膚に対する保湿効果を評価した。その結果、実施例１と場合と同様に、雪蓮花抽出物とグリセリンを配合した化粧水（化粧水Ｄ２）は、雪蓮花抽出物のみを含む化粧水（化粧水Ｂ２）またはグリセリンのみを含む化粧水（化粧水Ｃ２）に比し皮膚水分量が格段に高くなっており、保湿成分それぞれを単独で加えたものに比較して予期し得ぬほど顕著な保湿能を示した。
【００８３】
【発明の効果】
本発明によれば、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとの相乗効果によりこれら成分単独の保湿能からは予期し得ぬほど顕著な保湿能を有する保湿剤が提供される。また同様に、本発明によれば、Ｓａｕｓｓｕｒｅａ属に属する植物からの抽出物とグリセリンとの相乗効果により、これら成分単独の保湿能からは予期し得ぬほど顕著な保湿能を有する化粧料が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】試験液を滴下・拡布前および後におけるコンダクタンスの値を示すグラフである。
【図２】試験液を滴下・拡布してから３０分経過後におけるコンダクタンスの値を示すグラフである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to humectants and cosmetics.
[0002]
[Prior art]
It is known to use extracts from plants belonging to the genus Saussurea in skin cosmetics as collagen production promoters or as estrogen-like agents. For example, see JP-A-2001-316240. It is also known to use extracts from plants belonging to the genus Saussurea as whitening cosmetics as tyrosinase inhibitors or melanin production inhibitors. For example, see JP-A-2002-201122. In recent years, with the progress of research on extracts from plants belonging to the genus Saussurea, it is also known to use extracts from plants belonging to the genus Saussurea in cosmetics.
[0003]
On the other hand, it has been well known that glycerin is used as a humectant as a moisturizing component, and that glycerin is used in cosmetics for the same purpose.
[0004]
However, there is no known humectant or cosmetic comprising an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin as moisturizing components.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2001-316240 A [Patent Document 2]
JP-A-2002-201122
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a moisturizer and a cosmetic having a high skin moisturizing ability.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies to obtain a moisturizing agent and a cosmetic having a high skin moisturizing ability. As a result, the combined use of an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin has a synergistic effect to improve the moisturizing ability. The inventors have found that the present invention is significantly enhanced, and have completed the present invention.
[0008]
(1) The humectant of the present invention is characterized by containing an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin as active ingredients. The humectant of the present invention has a strong moisturizing ability as compared with a case where these components are used alone due to a synergistic effect of an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin.
[0009]
It is not yet clear why the humectant of the present invention has a strong moisturizing ability as compared to the case where each of these components is used alone, but the mechanism by which extracts from plants belonging to the genus Saussurea exhibit a moisturizing action It is presumed that this is because the mechanism by which glycerin exerts a moisturizing action cooperates with each other to enhance the moisturizing action. That is, extracts from plants belonging to the genus Saussurea exhibit a moisturizing effect due to high water absorption, and glycerin exhibits a moisturizing effect due to a high evaporation suppressing effect. For this reason, the presence of the extract from the plant belonging to the genus Saussurea allows more moisture to be retained in the humectant after use of the humectant, and the presence of glycerin allows the presence of the extract in the humectant after use of the humectant. It is possible to effectively suppress the evaporation of the moisture retained in the liquid for a long time. As a result, it is considered that the moisture content on the surface of the skin to which the humectant of the present invention has been used can be maintained at a high level for a long time.
[0010]
(2) In the humectant of the present invention, when the total weight of the weight of the extract from the plant belonging to the genus Saussurea in terms of dry matter and the weight of the glycerin is 100% by weight, the humectant of the genus Saussurea The weight of the extract from the plant belonging to the dry matter is preferably in the range of 10 to 40% by weight, and more preferably in the range of 15 to 35% by weight. The humectant of the present invention has a synergistic effect between an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin when the weight of the extract from the plant belonging to the genus Saussurea is a value within the above range when the weight is converted into a dry matter. Appears.
[0011]
The weight of the extract from the plant belonging to the genus Saussurea in terms of dry matter is the weight of the dry matter when the extract from the plant belonging to the genus Saussurea is a dry matter (eg, dry powder). In the case where the extract from the plant belonging to the genus Saussurea is a liquid (eg, an extract or a concentrate or a diluent thereof), the weight of a dried product obtained by further drying the liquid. It is.
[0012]
(3) In the humectant of the present invention, the plant belonging to the genus Saussurea is Saussurea involucrata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. , Saussurea medusa Maxim. And Saussurea laniceps Hand. -Mazz. Preferably, the plant is at least one plant selected from the group consisting of:
[0013]
(4) The cosmetic of the present invention is characterized by containing an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin as active ingredients. The cosmetics of the present invention have a strong moisturizing ability due to the synergistic effect of an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin, as compared to a case where each of these components is used alone.
[0014]
The reason why the cosmetic of the present invention has a strong moisturizing ability as compared with the case where each of these components is used alone is as described in the above (1).
[0015]
(5) In the cosmetic of the present invention, when the total weight of the weight of the extract from the plant belonging to the genus Saussurea in terms of dry matter and the weight of the glycerin is 100% by weight, the genus Saussurea The weight of the extract from the plant belonging to the dry matter is preferably in the range of 10 to 40% by weight, and more preferably in the range of 15 to 35% by weight. The cosmetic of the present invention provides a synergistic effect between an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin when the weight of the extract from the plant belonging to the genus Saussurea is a value within the above range when the weight is converted into a dry matter. Becomes noticeable.
[0016]
The meaning of the weight obtained by converting the extract from the plant belonging to the genus Saussurea to dry matter is as described in (2) above.
[0017]
(6) In the cosmetic of the present invention, the plant belonging to the genus Saussurea is Saussurea involucrata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. , Saussurea medusa Maxim. And Saussurea laniceps Hand. -Mazz. Preferably, the plant is at least one plant selected from the group consisting of:
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the above-described humectant and cosmetic of the present invention, the “extract from a plant belonging to the genus Saussurea” includes an extract obtained by an extraction treatment from a plant belonging to the genus Saussurea, a diluent or a concentrate of the extract, A dried product obtained by drying the extract, or a crude product or a purified product thereof is also included.
[0019]
In the extraction process, a plant belonging to the genus Saussurea is used as an extraction raw material. The plant part used as an extraction raw material is preferably an above-ground part, and more preferably a leaf and / or a stem.
[0020]
Specific examples of plants belonging to the genus Saussurea include Saussurea involucrata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. (Chinese name: Xinjiang snow lotus (sometimes called large bract snow lotus or Tianshan snow lotus)), Saussurea medusa Maxim. (Chinese name: Mizuki snow lotus), Saussurea laniceps Hand.-Mazz. (Chinese name: Cottonhead snow lotus), Saussurea gnaphaloides (Royle) Sch.-Bip., Saussurea stella Maxim., Saussurea tridactyla Sch.-Bip.ex Hook.f., Saussurea namikawae Kitam., Saussurea gossypiphora D.Don, Saussurea nishiokae Kitam., Saussurea leucoma Diels, Saussurea quercifolia WWS , Saussurea eriocephala Franch., Saussurea kingii JR JR Drumm. ex CEC Fisch., Saussurea simpsoniana, Fields. -Mazz., Saussurea globosa Chen, Saussurea longifolia Franch., And the like.
[0021]
As the extraction raw material, plants belonging to the genus Saussurea can be used alone, or two or more different ones can be used in combination. As an extraction raw material, Saussurea involucrata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. (Chinese name: Xinjiang Xuelian), Saussurea medusa Maxim. (Chinese name: Suiren snow lotus) and Saussurea laniceps Hand. -Mazz. (Chinese name: Cottonhead Snow Lotus) is preferably used, and it is preferable to use Saussurea involucrata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. It is more preferable to use (Chinese name: Xinjiang Xuelian).
[0022]
Saussurea involucrata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. (Chinese name: Xinjiang Xuelian), Saussurea medusa Maxim. (Chinese name: Suiren snow lotus) and Saussurea laniceps Hand. -Mazz. (Chinese name: Cottonhead Snow Lotus) is a herbaceous family of Asteraceae distributed mainly in Xinjiang Autonomous Region, Sichuan Province, Kunlun Mountain and Tibetan Province in China, and has so far had rheumatoid arthritis, impotence, irregular menstruation, uterus It has been used for bleeding, cold and pain in the lower abdomen of women, colorless girth, renal vacancies and snow blindness, and was known to be topical for wound bleeding. Note that Saussurea involucrata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. , Saussurea medusa Maxim. And Saussurea laniceps Hand. -Mazz. May be referred to as “Xinjiang Xian Lotus,” “Suiren Xian Lotus,” and “Watazu Xian Lotus, respectively.”
[0023]
Among the plants belonging to the genus Saussurea, Saussurea involucrata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. Is the Xinjiang Autonomous Region of China and the like, and is described in Saussurea gnaphalides (Royle) Sch. -Bip. Is located in Sichuan Province, Tibet Autonomous Region of China, etc., in Saussurea stella Maxim. Are located in Qinghai, Gansu, Sichuan, and Tibet Autonomous Regions of China. Is located in Sichuan, Yunnan, Qinghai, Tibet Autonomous Region, Hong Kong, Nepal, etc. in China, and in Saussurea laniceps Hand. -Mazz. Is located in Sichuan Province, Tibet Autonomous Region of China, etc., and has the name of Saussurea triactyla Sch. -Bip. ex Hook. f. Is Tibet Autonomous Region in China, etc. and Saussurea namikawae Kitam. Saussurea gossypiphora D. is the Tibet Autonomous Region of China. Don is in Nepal and the like, and is described in Saussurea nioshiokae Kitam. Is Nepal, etc., Saussurea leucoma Diels is Yunnan Province, China, etc., and Saussurea quercifolia W.L. W. Smith is in Sichuan and Yunnan provinces of China, and is described in Saussurea eriocephala Franch. Saussurea kingii J. in Yunnan Province of China. R. Drumm. ex C.I. E. FIG. C. Fisch. Is Tibet Autonomous Region in China and the like, and is described in Saussurea simpsoniana (Field. Et Gardn.) Is Nepal or the like, and Saussurea obvallata (DC.) Edgew. Is located in Yunnan Province, Sichuan Province, Tibet Autonomous Region and other places in China. -Mazz. Is in Yunnan Province, China, etc., and Saussurea globosa Chen is in Sichuan Province, China, in Saussurea longifolia Franch. Is available in Yunnan province in China.
[0024]
As a plant belonging to the genus Saussurea as an extraction raw material, a plant that is dried and crushed immediately after collection is appropriate. Drying may be performed in the sun or using a commonly used dryer.
[0025]
In the extraction treatment, it is preferable to use a polar solvent as the extraction solvent. Although the moisturizing component contained in the plant belonging to the genus Saussurea has not yet been identified, the component can be easily extracted from the plant belonging to the genus Saussurea by an extraction treatment using a polar solvent.
[0026]
Specific examples of the polar solvent include water and a water-soluble organic solvent. These may be used alone or in combination of two or more. As the extraction solvent, among these polar solvents, it is preferable to use water, a water-soluble organic solvent or a water-containing water-soluble organic solvent.
[0027]
Water that can be used as the extraction solvent includes pure water, tap water, well water, mineral water, mineral water, hot spring water, spring water, fresh water, and the like, as well as those subjected to various treatments. Examples of the treatment applied to water include heating, sterilization, sterilization, filtration, ion exchange, adjustment of osmotic pressure, buffering, and the like. Therefore, the water that can be used as the extraction solvent in the present invention also includes hot water, ion-exchanged water, physiological saline, phosphate buffer, phosphate buffered saline and the like.
[0028]
Examples of the water-soluble organic solvent that can be used as the extraction solvent include lower aliphatic alcohols, acetone, and the like. Specific examples of the lower aliphatic alcohol include monohydric alcohols such as methanol, ethanol, propanol, and butanol, and polyhydric alcohols such as 1,3-butylene glycol, propylene glycol, and isoprene glycol.
[0029]
When a mixture of two or more polar solvents is used as the extraction solvent, the mixing ratio can be appropriately adjusted. For example, when a water-containing water-soluble organic solvent is used as the extraction solvent, a water-containing water-soluble organic solvent containing preferably 50% by weight or more of a monohydric alcohol, a polyhydric alcohol, acetone or the like can be used.
[0030]
As the extraction solvent, an intermediate polar solvent such as ethyl acetate and butyl acetate may be used.
[0031]
The extraction treatment is not particularly limited as long as the soluble component contained in the plant belonging to the genus Saussurea can be eluted into the extraction solvent, and can be performed according to a conventional method. At the time of the extraction treatment, it is not necessary to employ a special extraction method, and any device can be used at room temperature or under reflux.
[0032]
As the extraction method, a method of immersing the extraction raw material in the extraction solvent at room temperature for a long time for extraction, a method of extracting the raw material at a temperature not higher than the boiling point of the extraction solvent while stirring, or a method of heating and refluxing near the boiling point of the extraction solvent The method of extraction below can be exemplified. At this time, the amount of the extraction solvent is usually 5 to 50 times (weight ratio), preferably 5 to 15 times (weight ratio) the extraction raw material, and the extraction time is usually 1 to 10 hours, preferably 1 to 10 hours. 4 hours, and the extraction temperature is usually 50 to 95 ° C, preferably 80 to 95 ° C.
[0033]
During the extraction process, before performing the extraction with the polar solvent, a degreasing process using a non-polar solvent such as hexane, heptane, or benzene may be performed. Can do well.
[0034]
After the soluble component is eluted by the extraction treatment, an extraction liquid can be obtained by removing the extraction residue by performing treatments such as filtration and centrifugation. The obtained extract is a diluted or concentrated solution of the extract, a dried product of the extract, or a crude product or a purified product thereof. Processing may be performed.
[0035]
Since the extract from the plant belonging to the genus Saussurea has a specific odor and taste, it may be subjected to purification for the purpose of decolorization, deodorization, and the like. Purification can be specifically performed by activated carbon treatment, adsorption resin treatment, ion exchange resin treatment, and the like, and these treatments are performed within a range that does not cause a decrease in the moisturizing effect of extracts from plants belonging to the genus Saussurea. .
[0036]
The extract from the plant belonging to the genus Saussurea obtained as described above has a moisturizing effect. The mechanism of action and the action components of these actions, particularly the ingredients that exhibit a remarkable effect when used in combination with glycerin, have not been elucidated so far, but extracts from plants belonging to the genus Saussurea have these actions. Is clear from the examples described later.
[0037]
Specific examples of the humectant of the present invention include various cosmetics or raw materials thereof, various chemicals or raw materials thereof, and the like. Further, specific examples of the cosmetic of the present invention include a lotion, a cream, a milky lotion, a pack and the like.
[0038]
The cosmetic of the present invention, which contains both an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin, has a remarkable moisturizing ability and is excellent in safety when applied to the skin, and is therefore suitable as a cosmetic. is there.
[0039]
The cosmetic of the present invention may be a mixture of an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin in any main agent or auxiliary agent that does not interfere with its physiological activity, or may belong to the genus Saussurea. It may be one containing an extract from a plant and glycerin as main components.
[0040]
When a cosmetic is produced by blending an extract from a plant belonging to the genus Saussurea with glycerin, an optional auxiliary agent is added to extract the extract from the plant belonging to the genus Saussurea and glycerin into a lotion. , Creams, emulsions, packs and the like.
[0041]
The amount of the extract and glycerin from the plant belonging to the genus Saussurea in the humectant or cosmetic of the present invention can be appropriately adjusted according to the strength of the activity of the extract and the type of the cosmetic in which the extract is mixed, It is usually 0.001 to 15% by weight, preferably 0.05 to 10% by weight in terms of dry matter. If the amount is less than 0.001% by weight, it is difficult to obtain a sufficient moisturizing effect, and if the amount exceeds 15% by weight, it is difficult to improve the moisturizing effect in proportion to the increase.
[0042]
The humectant or the cosmetic of the present invention may optionally contain any medicinal ingredient, physiologically active substance, and the like.
[0043]
In the cosmetic of the present invention, as an ingredient usable together with an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin as an aqueous component, an oily component, a powder component, a surfactant, another humectant, a coloring agent, Examples include fragrances, preservatives, antioxidants, ultraviolet ray cutting agents, chelating agents, anti-inflammatory agents, moisturizing components other than the present extract, and specifically, the following.
[0044]
Humectants: serine, glycine, threonine, alanine, collagen, hydrolyzed collagen, bidonectin, fibronectin, keratin, elastin, royal jelly, chondroitin sulfate, heparin, glycerophospholipid, glyceroglycolipid, sphingolipid, sphingolipid, linoleic acid or Its esters, eicosapentaenoic acid or its esters, pectin, Arge colloid, fermented product of Bifidobacterium, fermented lactic acid, yeast extract, litchi mycelium culture or its extract, wheat germ oil, avocado oil, rice germ oil , Jojoba oil, soybean phospholipid, γ-oryzanol, below-flower oyster extract, yokuinin extract, jiou extract, daisy extract, diatom extract, kidachi aloe extract, burdock extract, maronier extract, mannenro extract Arnica extract, wheat bran, rice bran and the like.
[0045]
Astringents: citric acid or its salts, tartaric acid or its salts, lactic acid or its salts, aluminum chloride, aluminum potassium potassium sulfate, allantochlorohydroxyaluminum, allantoindihydroxyaluminum, zinc paraphenolsulfonate, zinc sulfate, titanium extract, age extract, Hamamelis extract, Gennoshoko extract, chacatechins, gypsophila extract, lycophoric extract, hypericum extract, rhubarb extract, cornflower extract, horsetail extract, kizuta extract, cucumber extract, marronnier extract, salvia extract, melissa extract, etc.
[0046]
Disinfectant / antibacterial agent: benzoic acid, sodium benzoate, paraoxybenzoate, distearylmethylammonium chloride, benzethonium chloride, alkyldiaminoethylglycine chloride solution, chlorhexidine hydrochloride, orthophenylphenol, photosensitizer 101, photosensitizer 201, Salicylic acid, sodium salicylate, sorbic acid, halocarban, resorcinol, parachlorophenol, phenoxyethanol, bisabolol, hinokitiol, menthol, chitosan, chitosan hydrolyzate, chiyu extract, kujin extract, emmeiso extract, loquat extract, ouwaushi extract, hop extract, yucca extract, Aloe extract, Cahi extract, gajutsu extract, etc.
[0047]
Whitening agents: ascorbic acid and its derivatives, sulfur, placenta extract, ellagic acid and its derivatives, kojic acid and its derivatives, glucosamine and its derivatives, azelain and its derivatives, arbutin and its derivatives, hydroxycinnamic acid and its derivatives, glutathione , Arnica extract, Oregon extract, Senkyu extract, Sohakuhi extract, Psychoextract, Buffalo extract, Hamabofu extract, Mannentake mycelium culture or extract thereof, Gymnema extract, Shinanoki extract, Peach leaf extract, Age extract, Kujin extract, Chiyu extract, Touki Extract, yokinin extract, oyster leaf extract, rhubarb extract, radish extract, hamamelis extract, marronnier extract, hypericum extract, hydrangea extract, oil-soluble liquorice (Licorice hydrophobic flavonoids, glabridin, glabrene, licochalcone A) and the like.
[0048]
UV absorber: β-isopropylfuranone derivative, urocanic acid, ethyl urocanate, oxybenzone, oxybenzonesulfonic acid, tetrahydroxybenzophenone, dihydroxydimethoxybenzophenone, dihydroxybenzophenone, sinoxate, methyl diisopropylcinnamate, octyl methoxycinnamate, glyceryl paraaminobenzoate , Amyl paradimethylaminobenzoate, octyl paradimethylbenzoate, paraaminobenzoic acid, ethyl paraaminobenzoate, butylmethoxydibenzoylmethane, titanium oxide, β-carotene, γ-oryzanol, rice bran extract, aloe extract, birch extract, birch extract , Chamomile extract, kogomegusa extract, hawthorn extract, henna extract, butterfly walnut extract, ma Nieekisu, ginkgo leaf extract, chamomile extract, hawthorn extract, oil-soluble licorice extract, and the like.
[0049]
Cell activator: riboflavin or its derivative, pyridoxine or its derivative, nicotinic acid or its derivative, pantothenic acid or its derivative, α-tocopherol or its derivative, arnica extract, carrot extract, panax ginseng extract, eleuthero extract, loofah extract (saponin) , Radish extract, birch extract, psyllium extract, peanut extract, peonies extract, mukuroji extract, safflower extract, ashitaba extract, loquat leaf extract, cypress extract, saxifactin extract, yellow uncle extract, salvia extract, garlic extract, mannen wax extract and the like.
[0050]
Anti-inflammatory and anti-allergic agents: azulene, allantoin, aminocaproic acid, indomethacin, lysozyme chloride, epsilon aminocaproic acid, oxybenzone, glycyrrhizic acid or its derivatives, glycyrrhetinic acid or its derivatives, photosensitive element 301, photosensitive element 401, diphenhydramine hydrochloride, tranexam Acid or derivatives thereof, adenosine phosphate, estradiol, ethrone, ethinyl estradiol, cortisone, hydrocortisone, prednisolone, progesterone, corticosterone, arnica extract, intinko extract, sanshishi extract, jujuya extract, horse chestnut extract, licorice extract, corn extract , Mugwort extract, warmoko extract, gentian extract, psycho extract, senkyu extract, boufu extract Yarrow extract, Coptis extract, mint extract and the like.
[0051]
Antioxidant / active oxygen scavenger: dibutylhydroxytoluene, butylhydroxyanisole, propyl gallate, baicalin, baicalein, superoxide dismutase, catalase, rosemary extract, melissa extract, gongon extract, age extract, loquat leaf extract, hop extract, Hamamelis extract, peonies extract, sage extract, kina extract, chamomile extract, eucalyptus extract, perilla extract, ginkgo leaf extract, thyme extract, cardamom extract, caraway extract, nutmeg extract, mace extract, laurel extract, clove extract, turmeric extract, willow extract, Hakutsuru Reishi Extract etc.
[0052]
Oils and fats: soybean oil, linseed oil, kiri oil, sesame oil, nuka oil, cottonseed oil, rapeseed oil, safflower oil, corn oil, olive oil, camellia oil, almond oil, castor oil, peanut oil, cocoa oil, mocro, coconut oil, palm Kernel oil, tallow, mink oil, egg yolk oil, jojoba oil, evening primrose oil, horse oil.
[0053]
Waxes: Carnauba wax, candelilla wax, beeswax, salami beeswax, whale wax, Celax, lanolins.
[0054]
Hydrocarbons: liquid paraffin, petrolatum, microcrystalline wax, ceresin, squalane, polyethylene powder.
[0055]
Fatty acids: stearic acid, linoleic acid, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, hevenic acid, lanolinic acid, oleic acid, undecylenic acid, isostearic acid.
[0056]
Alcohols: lauryl alcohol, cetyl alcohol, stearyl alcohol, lanolin alcohol, hydrogenated lanolin alcohol, oleyl alcohol, hexadecyl alcohol, 2-octyldodecanol, sorbitol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, ethylene glycol and its weight Coalescence, glucose, sucrose, cholesterol, phytosterols, setosteryl alcohol.
[0057]
Esters: decyl oleate, butyl stearate, myristyl myristate, hexyl laurate, isopropyl palmitate, isopropyl myristate, octyldodecyl myristate, hexyldecyl dimethyloctanoate, propylene glycol dioleate, diethyl phthalate, monostearic acid Propylene glycol, ethylene glycol monostearate, glyceryl monostearate, glyceryl trimyristate, lanolin acetate, cetyl lactate.
[0058]
Surfactants: anionic surfactants, cationic surfactants, amphoteric surfactants, non-ionic surfactants.
[0059]
Flavors: menthol, carvone, eugenol, anethole, peppermint oil, spearmint oil, peppermint oil, eucalyptus oil, anise oil.
[0060]
Although the humectant and the cosmetic of the present invention described above are suitably applied to humans, they may be applied to animals other than humans as long as their effects are exhibited.
[0061]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to Examples, but the scope of the present invention is not limited to these Examples.
[0062]
(Example 1)
[Extraction of Xinjiang Snow Lotus]
300 g of the dry ground pulverized material of Xinjiang Xianjiang (Saussurea involculata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp.) Was put into 2000 ml of water, kept at 70 for 3 hours with gentle stirring, and then filtered. . The filtrate was concentrated at 40 ° C. under reduced pressure, and further dried with a reduced-pressure drier to obtain a dry powder extract (extracted sample a).
[0063]
(Preparation of test solution)
(1) Deionized water was prepared and used as a control test solution (test solution A).
(2) The extract was diluted with ion-exchanged water to prepare a test solution containing 1% by weight of the extract (test solution B).
(3) Glycerin was diluted with ion-exchanged water to obtain a test solution containing 4% by weight of glycerin (test solution C).
(4) The extract and glycerin were diluted with ion-exchanged water to prepare a test solution containing 1% by weight of the extract and 4% by weight of glycerin (test solution D).
[0064]
[Evaluation of moisturizing effect]
Using the test liquids A to D, the moisturizing effect on the skin of three adult female subjects was evaluated.
(1) Preparation The forearm flexion side was washed twice with soapy water, and after wiping off the moisture, it was conditioned for 15 minutes in a skin environment test room (temperature and humidity (24 ° C., RH: 42%) where no sweating occurs).
(2) Dropping and Spreading of Test Solution Draw circles each having a diameter of 2.0 cm at four central portions on the forearm flexion side of the subject, and place any of the test solutions (test solutions A to D) in each circle. A 10 μl amount was dropped and spread using a glass rod for 40 seconds. The place where the test solution was dropped for each subject was randomly selected.
[0065]
(3) Measurement of Skin Water Content The skin water content was measured using a high-frequency trace current (conductance) [μS (Micro Siemens) using a skin horny layer water content meter (SKICON-200, manufactured by IBS). )] Was measured. The measurement was performed five times in each circle using a 2 mm probe, and the average of three measured values excluding the lowest and highest values was adopted as the skin moisture content.
The measurement of skin water content was performed immediately before dropping the test solution in each circle and after 5 minutes, 10 minutes, 15 minutes, 20 minutes, 25 minutes, and 30 minutes after the test solution was dropped and spread, respectively. went.
The skin water content and the conductance (μS) are correlated, and a higher conductance value indicates a higher skin water content.
[0066]
The evaluation results are shown in Table 1, FIG. 1 and FIG. Table 1 is a table showing the conductance values before and after dropping and spreading the test liquid. FIG. 1 is a graph showing the conductance values before and after dropping and spreading the test liquid. FIG. 2 is a graph showing the conductance value 30 minutes after the test solution was dropped and spread. As shown in Table 1, FIG. 1 and FIG. 2, the humectant of the present invention (test solution D) was expected to be better than the humectants (test solution B and test solution C) containing each humectant alone. It became clear that it showed a remarkably moisturizing ability.
[0067]
[Table 1]

[0068]
In Table 1 and FIG. 1, the conductance value at “elapsed time = 0 minute” indicates a value immediately before dropping and spreading the test liquid. Immediately after the test solution was dropped and spread, the conductance value rapidly increased (approximately 300 μS), and then the conductance value rapidly decreased. However, in FIG. 5 minutes are simply connected by a straight line (broken line).
[0069]
(Example 2)
In the same manner as in Example 1, an extract of Xinjiang Xuelian was prepared. Thereafter, test liquid B, test liquid C and test liquid D containing this extract and glycerin at the ratios shown in Table 2 were prepared. In each of the test examples, ion exchange water was used as test liquid A.
[0070]
[Table 2]

[0071]
Using these test solution A, test solution B, test solution C and test solution D, the moisturizing effect on the skin of three adult female subjects was evaluated in the same manner as in Example 1, and the extract in the moisturizing effect was evaluated. And glycerin were evaluated for synergistic effects. Table 3 shows the results. Table 3 is a table showing the evaluation results on the synergistic effect of the extract and glycerin in the moisturizing effect in Example 2.
As shown in Table 3, when the total weight of the weight of the extract in terms of dry matter and the weight of the glycerin was 100% by weight, the weight of the extract in terms of dry matter was 10 to 40% by weight. (That is, in the case of Test Example 2 to Test Example 8), a synergistic effect was observed. When the value was within the range of 15% by weight to 35% by weight (in the case of Test Examples 3 to 7), a remarkable synergistic effect was observed.
[0072]
[Table 3]

[0073]
In Table 3, the content of the extract refers to the weight of the extract converted to the dry matter, where the total weight of the extract converted to the dry matter and the weight of the glycerin is 100% by weight. % By weight.
The meanings of the symbols in the column of the synergistic effect in Table 3 are as follows.
A: A synergistic effect is remarkably observed.
：: A synergistic effect is observed.
Δ: No synergistic effect is observed.
[0074]
(Example 3)
Using the extracted sample a obtained in Example 1, a lotion D having the following composition was produced by a conventional method.
[0075]
Extracted sample a 0.7% by weight
Glycerin 2.8% by weight
0.5% by weight of PCA soda
Pantothenyl ethyl ether 0.05% by weight
Palmitic acid sugar ester 0.005% by weight
1,3-butylene glycol 2.5% by weight
Phenoxyethanol 0.3% by weight
Ordinary water residue
A lotion B was prepared in the same manner as above except that glycerin was excluded from the composition table of the lotion D, and a lotion C was prepared by removing the extraction sample a from the composition table of the lotion D. A lotion A was prepared by removing the glycerin and the extracted sample a from the above-mentioned composition table of the lotion D.
[0077]
Using the above lotions A to D, the moisturizing effect on the skin of three test subjects adult women was evaluated in the same manner as in Example 1. As a result, as in the case of Example 1, the lotion containing the snow lotus extract and the glycerin (lotion D) is a lotion containing only the snow lotus extract (lotion B) or a lotion containing only glycerin. The skin moisture content was significantly higher than that of water (lotion C), and showed an unexpectedly remarkable moisturizing ability as compared with the case where each moisturizing component was added alone.
[0078]
(Example 4)
[Extraction of Xinjiang Snow Lotus]
300 g of a dry ground product of Xinjiang snow lotus (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. Same as that used in Example 1 was mixed with 1,3-butylene glycol-water (1: 1). The mixture was poured into 2000 ml of the liquid, kept at 80 ° C. for 3 hours while stirring, and filtered to obtain 1560 ml of an extract having a solid concentration of 2.0%. The extract was concentrated at 40 ° C. under reduced pressure to obtain a concentrate (extracted sample b).
[0079]
(Preparation of lotion)
Using the extracted sample b, a lotion D2 having the following composition was produced by a conventional method.
[0080]
Extracted sample b 0.7% by weight (* dry matter conversion)
Glycerin 2.8% by weight
0.5% by weight of PCA soda
Pantothenyl ethyl ether 0.05% by weight
Palmitic acid sugar ester 0.005% by weight
1,3-butylene glycol 2.5% by weight
Phenoxyethanol 0.3% by weight
Ordinary water residue
A lotion B2 was prepared in the same manner as described above except that glycerin was excluded from the composition table of the lotion D2, and a lotion C2 was prepared by removing the extraction sample b from the composition table of the lotion D2. A lotion A2 was prepared by removing glycerin and the extracted sample b from the composition table of the water D2.
[0082]
Using the above lotions A2 to D2, the moisturizing effect on the skin of three test subjects adult women was evaluated in the same manner as in Example 1. As a result, as in the case of Example 1, the lotion containing the snow lotus extract and the glycerin (lotion D2) is a lotion containing only the lotus extract (lotion B2) or a lotion containing only glycerin. The water content of the skin was significantly higher than that of water (lotion C2), and showed an unexpectedly remarkable moisturizing ability as compared with the case where each moisturizing component was added alone.
[0083]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the humectant which has a remarkably remarkable moisturizing ability from the moisturizing ability of these components alone by the synergistic effect of the extract from the plant belonging to the genus Saussurea and glycerin is provided. Similarly, according to the present invention, there is provided a cosmetic having a remarkably remarkable moisturizing ability which cannot be expected from the moisturizing ability of these components alone due to the synergistic effect of an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin. Is done.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing conductance values before and after dropping and spreading a test solution.
FIG. 2 is a graph showing conductance values 30 minutes after a test solution is dropped and spread.

Claims

A humectant comprising an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin as active ingredients.

When the total weight of the weight of the extract from the plant belonging to the genus Saussurea in terms of dry matter and the weight of the glycerin is 100% by weight, the extract from the plant in the genus Saussurea is converted to the dry matter. The humectant according to claim 1, wherein the weight of the humectant is in the range of 10 to 40% by weight.

A plant belonging to the genus Saussurea is Saussurea involucrata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. , Saussurea medusa Maxim. And Saussurea laniceps Hand. -Mazz. The humectant according to claim 1, wherein the humectant is at least one plant selected from the group consisting of:

A cosmetic comprising an extract from a plant belonging to the genus Saussurea and glycerin as active ingredients.

When the total weight of the weight of the extract from the plant belonging to the genus Saussurea in terms of dry matter and the weight of the glycerin is 100% by weight, the extract from the plant in the genus Saussurea is converted to the dry matter. The cosmetic according to claim 4, wherein the weight of the cosmetic is in the range of 10 to 40% by weight.

A plant belonging to the genus Saussurea is Saussurea involucrata (Kar. Et Kir.) Sch. Blp. , Saussurea medusa Maxim. And Saussurea laniceps Hand. -Mazz. The cosmetic according to claim 4, wherein the cosmetic is at least one plant selected from the group consisting of: