JP2004330027A - 機能液滴吐出ヘッドの保守方法および保守装置、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

機能液滴吐出ヘッドの保守方法および保守装置、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器 Download PDF

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Nobuaki Kamiyama
信明 神山
Yasunori Yamazaki
保範 山崎
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Abstract

【課題】本発明は、インクジェットヘッドのノズル面に付着した汚れを、ノズル面を損傷させることなく適切に除去可能な機能液滴吐出ヘッドの保守方法および保守装置、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した汚れを除去することにより、機能液滴吐出ヘッドを保守する機能液滴吐出ヘッドの保守方法において、ノズル面に、汚れを吸着する吸着材を押し当てることにより、ノズル面に付着した汚れを除去することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機能液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した機能液を除去することにより、機能液滴吐出ヘッドを保守する機能液滴吐出ヘッドの保守方法および保守装置、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
液滴吐出装置の一種として従来から知られている印刷装置では、インクジェットヘッド(機能液滴吐出ヘッド)のノズル面、特にインク吐出口やその周り、に付着したインクやごみ等の汚れを取り除くために、クリーニング機構を備えている。クリーニング機構は、インクジェットヘッドに配置に対応して配設されたゴム部を用いて、インクジェットヘッド(のノズル面)に洗浄液を含浸させたテープ状の清掃用布を所定の圧力で押し当て、この状態でゴム部および清掃用布をインクジェットヘッドに対して一定方向に水平移動させることにより、インクジェットヘッドの汚れを拭き取るようになっている(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−171135号公報(第2頁−第6頁、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、工業応用で用いられる液滴吐出装置には、多種多様な機能液を導入することが想定されている。したがって、液滴吐出装置に侵食性の強い機能液を導入した場合、上記のように機能液滴吐出ヘッドに清掃用布を押し当てたままこれを移動させることにより、機能液滴吐出ヘッドのノズル面の汚れを拭き取ると、ノズル面と清掃用布との摩擦等に加え、機能液の侵食性に起因して、ノズル面に形成された撥水膜を傷付けてしまう。撥水膜の損傷は、インク吐出口に形成されるメニスカスの状態を不安定にすると共に、インク吐出口から吐出されるインクの飛行曲がりの原因となり、印刷品質に悪影響を及ぼすため問題になる。
【0005】
また、清掃用布を移動させながら汚れを拭き取るので、単一の機能液滴吐出ヘッドで複数種類の機能液を吐出させる場合や、異なる機能液を吐出する複数の機能液滴吐出ヘッドを同一の清掃用布で拭き取る場合には、汚れを拭き取った清掃用布により、機能液がノズル面で混合する惧れが生じる。
【0006】
そこで、本発明は、インクジェットヘッドのノズル面に付着した汚れを、ノズル面を損傷させることなく適切に除去可能な機能液滴吐出ヘッドの保守方法および保守装置、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器を提供することをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した汚れを除去することにより、機能液滴吐出ヘッドを保守する機能液滴吐出ヘッドの保守方法において、ノズル面に、汚れを吸着する吸着材を押し当てることにより、ノズル面に付着した機能液を除去することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した汚れを除去することにより、機能液滴吐出ヘッドを保守する機能液滴吐出ヘッドの保守装置において、汚れを吸着する吸着材と、ノズル面に臨み、吸着材を当該ノズル面に当接させる当接手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
これらの構成によれば、吸着材をノズル面に押し当てることにより、ノズル面に付着した汚れを吸着材に吸着させることができ、ノズル面に付着した汚れを除去することが可能である。すなわち、吸着材をノズル面に接触させた状態で移動させることなく、吸着材をノズル面に押し当てるだけで、ノズル面に付着した汚れを除去することが可能である。なお、本発明は、機能液滴吐出ヘッドの支持姿勢に関わらず適応可能であり、機能液滴吐出ヘッドのノズル面が水平になるよう支持されている場合や、ノズル面が鉛直になるよう支持されている場合にも当然に適用することが可能である。
【0010】
この場合、当接手段は、吸着材を挟んでノズル面に臨む板状部材と、ノズル面に対して、板状部材を相対的に昇降させることにより、吸着材をノズル面に離接させる昇降機構と、を備えることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、ノズル面が水平に支持されている場合、ノズル面に対して板状部材を相対的に昇降させる、すなわち、ノズル面に対して板状部材を直接昇降させる、または、機能液滴吐出ヘッドを昇降させることにより、吸着材をノズル面に離接させて、ノズル面に付着する汚れを除去することが可能である。したがってノズル面に吸着材が当接したまま移動することがないので、吸着材によるノズル面の損傷を防止可能である。また、吸着材がノズル面を移動しないので、吸着材により除去された機能液が吐出ノズル内の機能液と混合することを防止することができる。
【0012】
この場合、昇降機構は、機能液滴吐出ヘッドのノズル面に対し、板状部材を平行な姿勢に支持した状態で相対的に昇降させることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、板状部材が機能液滴吐出ヘッドのノズル面と平行な姿勢で相対的に昇降されるので、板状部材の上昇時において、吸着材をノズル面に対して均一に当接させることができる。
【0014】
これら場合、板状部材の表面には、弾性材が敷設されていることが好ましい。
【0015】
この構成によれば、弾性材はノズル面にならって変形するため、板状部材の精度を補償することができ、吸着材を機能液滴吐出ヘッドのノズル面に密着して押し当てて、効率的にノズル面に付着した機能液を除去することが可能である。また、弾性材の変形により、板状部材の取付け精度が補償されるため、板状部材を容易に取付け可能となる。さらに、弾性部材は、板状部材の当接圧力を緩衝することができるため、板状部材の押し当てにより機能液滴吐出ヘッドのノズル面を損傷することを防止できる。
【0016】
これら場合、板状部材の吸着材との接触面にかかる圧力を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段による検出結果に基づいて昇降機構を制御する第1制御手段と、をさらに備えることが好ましい。
【0017】
この構成によれば、板状部材の吸着材との接触面にかかる圧力に基づいて昇降機構が制御することが可能である。すなわち、当接させた吸着材により、ノズル面に形成された吐出ノズルのメニスカスを破壊せずに、ノズル面の汚れを適切に吸着できるようにコントロールすることが可能である。具体的には、接触面にかかる圧力を所定の一定圧力に保つようにして、ノズル面に過剰な圧力がかかることを防止することができる。また、板状部材を上昇させていき、接触面にかかる圧力が所定の圧力に達したときに板状部材を降下させるようにしてもよい。
【0018】
これら場合、吸着材に、機能液の洗浄液を散布する洗浄液供給手段をさらに備えることが好ましい。
【0019】
この構成によれば、吸着材には、機能液の洗浄液が散布されるので、機能液滴吐出ヘッドのノズル面に付着する機能液の汚れを効率よく除去することが可能である。
【0020】
これらの場合、吸着材は、帯状に形成されており、巻回状態の吸着材を当接手段に向かって繰り出す繰出し手段と、当接手段を通過した吸着材を巻き取る巻取り手段と、をさらに備えていることが好ましい。
【0021】
この構成によれば、常に未使用の吸着材をノズル面に当接させることができ、効果的にノズル面の汚れを吸着材で除去することができる。
【0022】
これらの場合、吸着材は、ポリビニルアルコールまたはポリウレタンの多孔質体で構成されていることが好ましい。
【0023】
この構成によれば、吸液性および保液性に優れたポリビニルアルコールまたはポリウレタンの多孔質体で吸着材が構成されているので、機能液を効率よく吸着することが可能である。
【0024】
本発明の液滴吐出装置は、上記した機能液滴吐出ヘッドの保守装置と、ワークに機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッドと、を備えたことを特徴とする。
【0025】
この構成によれば、機能液滴吐出ヘッドのノズル面の損傷を防止可能な機能液滴吐出ヘッドの保守装置を備えているので、機能液滴吐出ヘッドの保守時にノズル面を磨耗させることがなく、適切な印刷品質を維持することが可能である。また、ノズル面の磨耗による機能液滴吐出ヘッドの交換が不要となるため、メンテナンス性を向上させることが可能である。
【0026】
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記した液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液滴吐出ヘッドから吐出させた機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする。
【0027】
また、本発明の電気光学装置は、上記した液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液滴吐出ヘッドから吐出させた機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする。
【0028】
これらの構成によれば、機能液滴吐出ヘッドのノズル面の磨耗が少なく、メンテナンス性の良い液滴吐出装置を用いて製造されるため、電気光学装置を効率よく製造することが可能となる。なお、電気光学装置(デバイス)としては、液晶表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)装置、電子放出装置、PDP(Plasma Display Panel)装置および電気泳動表示装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する装置が考えられる。
【0029】
本発明の電子機器は、上記した電気光学装置を搭載したことを特徴とする。
【0030】
この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話、パーソナルコンピュータの他、各種の電気製品がこれに該当する。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明を適用した液滴吐出装置の模式図、図2は、液滴吐出装置を側面視したときの模式図である。両図に示すように、液滴吐出装置1は、機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッド11を搭載したヘッドユニット2と、ヘッドユニット2を支持するキャリッジ3と、キャリッジ3を介し、ヘッドユニット2をY軸方向(副走査方向)に移動させるY軸テーブル4と、ワークWを載置する載置テーブル31を有すると共に、載置テーブル31を介してワークWをX軸方向(主走査方向)に移動させるX軸テーブル5と、を備えている。また、Y軸テーブル4に臨んだ、ヘッドユニット2の移動軸上には、機能液滴吐出ヘッド11のメンテナンスに供するメンテナンス手段6が備えられている。
【0032】
また、液滴吐出装置1には、上記したものの他に、機能液滴吐出ヘッド11に機能液を供給する機能液供給手段7や、装置の各部を駆動・制御するための圧縮エアー(不活性ガス)を供給するエアー供給手段8等が備えられている。
【0033】
この液滴吐出装置1は、X軸テーブル5およびY軸テーブル4を駆動して、ヘッドユニット2とワークWとを相対的に移動させながら、機能液滴吐出ヘッド11を駆動して機能液を選択的に吐出させることにより、ワークWに対して描画を行うと共に、ヘッドユニット2をメンテナンス手段6まで移動させ、メンテナンス手段6により機能液滴吐出ヘッド11を保守するようになっている。
【0034】
ヘッドユニット2は、複数(12個)の機能液滴吐出ヘッド11と、複数の機能液滴吐出ヘッド11を搭載するサブプレート18と、で構成されている。図4に示すように、機能液滴吐出ヘッド11は、上記した機能液供給手段7からの機能液を導入する機能液導入部12と、多数(180個)の吐出ノズル16が整列して形成されたノズルプレート14およびポンプ部17から成るヘッド本体13と、を備えている。そして、機能液滴吐出ヘッド11は、ポンプ部17の作用により、機能液導入部12から導入された機能液を吐出ノズル16から吐出するようになっている。なお、ノズルプレート14の下面がノズル面15となっている。また、図3に示すように、サブプレート18には、12個の機能液滴吐出ヘッド11が6個ずつに二分されて配設されている。12個の機能液滴吐出ヘッド11は、各機能液滴吐出ヘッド11の吐出ノズル16が副走査方向に連続するように配設されている。なお、吐出ノズル16が副走査方向に連続していれば、機能液滴吐出ヘッド11の個数や配列は、上記したものに限られるものではなく任意である。
【0035】
キャリッジ3は、背面に、後述するY軸テーブル4のY軸スライダに取り付けられたキャリッジ本体21と、キャリッジ本体21に支持され、ヘッドユニット2を支持するキャリッジプレート22と、を備えている(図2参照)。なお、図示省略したが、キャリッジプレート22には、サブプレート18を遊嵌するための方形の開口を有しており、ヘッドユニット2を位置決め固定するようになっている。
【0036】
X軸テーブル5は、載置テーブル31と、載置テーブル31をX軸方向にスライド自在に支持するX軸エアースライダ(図示省略)と、X軸エアースライダに併設したX軸リニアモータ(図示省略)と、を有している。Y軸テーブル4は、X軸テーブル5と直交し、X軸テーブル5を跨ぐように配設されており、キャリッジ3を介してヘッドユニット2をY軸方向にスライド自在に支持するY軸スライダ(図示省略)と、Y軸スライダをY軸方向に移動させるY軸ボールねじ(図示省略)と、サーボモータで構成され、Y軸ボールねじを正逆回転させるY軸モータ(図示省略)と、を有している。
【0037】
メンテナンス手段6は、ヘッドユニット2の移動軸上の所定のメンテナンス位置に停止するヘッドユニット2の機能液滴吐出ヘッド11を保守するためのものであり、図1に示すように、吸引ユニット41と、ワイピングユニット51と、を有している。
【0038】
吸引ユニット41は、メンテナンス位置に停止するヘッドユニット2の機能液滴吐出ヘッド11の吐出ノズル16から吸引を行い、吐出ノズル16から機能液を強制的に吐出させるためのものである。図示省略したが、吸引ユニット41は、メンテナンス位置におけるサブプレート18の(12個の)機能液滴吐出ヘッド11の配置に対応し、各機能液滴吐出ヘッド11(のノズル面15)に密着可能な12個のキャップを配設したキャップユニットと、キャップユニットを昇降させ、キャップを機能液滴吐出ヘッド11から離接させるキャップ昇降機構と、機能液滴吐出ヘッド11に密着させたキャップを介して機能液の吸引を行う吸引ポンプと、各キャップと吸引ポンプを接続する吸引用チューブと、を有している。
【0039】
図5は、ワイピングユニット51の模式図である。同図に示すように、ワイピングユニット51は、ロール状に巻回され、汚れを吸着する吸着シート(吸着材)52と、吸着シート52を繰り出しながら巻き取っていく巻取り手段53と、繰り出された吸着シート52を機能液滴吐出ヘッド11のノズル面15に当接させる当接手段54と、吸着シート52に洗浄液を供給する洗浄液供給手段55と、を備えており、上述した機能液滴吐出ヘッド11のノズル面15に付着した機能液やごみ等の汚れを吸着シート52で除去するためのものである。
【0040】
吸着シート52は、スポンジ状の多孔質体で構成されている。具体的には、機能液に対する耐食性を有すると共に、吸液性および保液性に優れたポリビニルアルコールやポリウレタン100%で吸着シートを構成することが好ましい。なお、吸着シート52の材質は、状況に応じて適宜選択可能であり、例えば、機能液を吸着可能に表面加工した紙等を吸着シートとして用いることも可能である。
【0041】
巻取り手段53は、ロール状の吸着シート52が装填される繰出しリール61と、繰出された吸着シート52を巻き取る巻取りリール62と、巻取りリール62を回転させるための巻取りモータ63(ギヤードモータ)と、を有している。
また、繰出しリール61の同軸上には、トルクリミッタ(図示省略)等の制動機構が組み込まれており、繰出された吸着シート52に一定の張力を付与できるようになっている。なお、図示省略したが、巻取りモータ63の出力軸の軸端には、巻取りモータ63の回転を検出するロータリエンコーダー(スリット円板とこれに臨むフォトインタラプタから成る)が固定されており、吸着シート52の送り量を検出できるようになっている。
【0042】
当接手段54は、繰出しリール61と巻取りリール62との間に配設されており、巻取り手段53で繰出された吸着シート52を挟んでヘッドユニット2に臨むようになっている。当接手段54は、繰出された吸着シート52を機能液滴吐出ヘッド11のノズル面15に当接させる当接板(板状部材)71と、当接板71の表面に敷設された弾性シート72(弾性材)と、当接板71を支持する弾性部材73と、弾性部材73を介して当接板71を支持する支持部材74と、支持部材74を昇降させる昇降機構75と、を有している。
【0043】
当接板71は、上記したサブプレート18よりも一回り大きく形成した方形の厚板で構成されている。また、当接板71は、吸着シート52を介して、メンテナンス位置に停止するヘッドユニット2(サブプレート18)に対応させて配設されている。詳細は後述するが、当接板71には、圧力検出センサ(圧力検出手段)76が搭載されており、当接板71(の吸着シート52との接触面)の押当て圧力を検出可能となっている。なお、吸着シート52をヘッドユニット2に搭載された全ての機能液滴吐出ヘッド11と確実かつ均等に当接させて、ヘッドユニット2に搭載された機能液滴吐出ヘッド11を効率よく保守するためには、当接板71を、少なくともサブプレート18と同じ大きさに形成することが好ましいが、当接板71をサブプレート18よりも小さく構成することも可能である。
【0044】
弾性シート72は、スポンジ(例えば、発泡ウレタン)、ゴム等の弾性体で構成されている。弾性シート72は、当接板71の表面を覆うように敷設されており、当接板71の押当て圧力を緩衝して、機能液滴吐出ヘッド11のノズル面15が損傷することを防止している。さらに、弾性シート72は、当接板71による押当て圧力により、ノズル面15にならって変形するので、効率よく吸着シート52をノズル面15に当接させることが可能である。
【0045】
弾性部材73は、当接板71と支持部材74との間に介設され、当接板71を支持している。弾性部材73は、コイルばねで構成され、弾性シート72と共に当接板71の押当て圧力を緩衝している。なお、弾性部材73を1つのコイルばねで当接板71を支持することも可能であるが、当接板71を均一かつ安定に支持するために、本実施形態では複数のコイルばねで支持する構成となっている。
具体的には、方形に形成された当接板71の四隅を4つのコイルばねで対称に支持するようになっている。なお、弾性部材73には、コイルばねの他に、板ばねやゴム等のような弾性を有する部材を用いることが可能である。
【0046】
支持部材74は、弾性部材73を介し、当接板71を水平面と平行に支持する支持部本体77と、支持部本体77を両持ちで上下方向にスライド自在に支持するスタンド78と、を備えている。スタンド78は、支持部本体77の移動を垂直にガイドする一対のガイド部材78aを有している。昇降機構75は、スタンド78に垂直に立設したボールねじ79と、ボールねじ79を正逆回転させる昇降モータ80を備えている。支持部本体77は、雌ねじ部材(図示省略)を介してボールねじ79に螺合しており、昇降モータ80を正逆回転してボールねじ79を正逆回転させることにより、支持部本体77が昇降するようになっている。
すなわち、昇降機構75は、当接板71を水平な姿勢で上下に昇降できるようになっている。
【0047】
洗浄液供給手段55は、洗浄液を貯留する洗浄液タンク81と、洗浄液を吸着シート52に滴下させる複数の滴下ノズル82と、洗浄液タンク81と滴下ノズル82とを接続する洗浄液供給チューブ83と、を有している。複数の滴下ノズル82は、ワイピングユニット51がヘッドユニット2のメンテナンス位置に臨んだときに、吸着シート52の送り方向における当接手段54の上流側に位置するよう配設されている。また、複数の滴下ノズル82は、吸着シート52の幅方向に対して均一に洗浄液を滴下できるよう、支持スタンド84により、吸着シート52の幅に合わせて横並びに等間隔で支持されている。ここで用いる洗浄液としては、機能液の溶剤であり、かつ比較的揮発性の高い溶剤が用いられる。
【0048】
なお、吸引ユニット41およびワイピングユニット51は、X軸方向にスライド自在の移動テーブル91上に配設されている。移動テーブル91は、X軸テーブル5と平行に配設されており、これら両ユニット41、51をX軸方向に移動可能に支持している。通常、ヘッドユニット2のメンテナンス位置には、吸引ユニット41が臨んで配設されており、メンテナンス位置に停止するヘッドユニット2の各機能液滴吐出ヘッド11に、吸引ユニット41の各キャップが密着可能となっている。そして、ワイピングユニット51を用いるときには、移動テーブル91を介して両ユニット41、51を移動させ、メンテナンス位置のヘッドユニット2に当接板71を当接できるよう、メンテナンス位置にワイピングユニット51を臨ませるようになっている。
【0049】
ところで、この液滴吐出装置1は、パソコン等のホスト・コンピュータ101に接続されており、液滴吐出装置1全体は、ホスト・コンピュータ101によりコントロールされている。図示省略したが、ホスト・コンピュータ101は、一時的に記憶可能な記憶領域を有し、制御処理のための作業領域として使用されるRAMと、各種記憶領域を有し、制御プログラムや各種データを記憶するハードディスクと、ハードディスクに記憶されたプログラム等に基づいて、各種データを演算処理するCPUと、を備えており、これらはバスで互いに接続されている。また、図示省略したが、ホスト・コンピュータ101は、各種データやメッセージ等を表示し、ユーザの視認に用いられるモニタディスプレイや、キーボード等の入力装置、FDドライブやCD−ROMドライブ等の各種ドライブを備えている。なお、請求項にいう第1制御手段は、ホスト・コンピュータ101により構成されている。
【0050】
ここで、ホスト・コンピュータ101による制御の一例として、図5および図6を参照しながら、ワイピングユニット51の一連の制御動作について説明する。ワイピングユニット51の動作命令が為されると、ホスト・コンピュータ101は、まず、図外の移動テーブル91を駆動して、ワイピングユニット51をメンテナンス位置に臨ませる(図6(a)参照)。そして、ホスト・コンピュータ101は、滴下ノズル82から洗浄液を吸着シート52に滴下させながら、巻取りモータ63を駆動して吸着シート52を送っていき、ヘッドユニット2の機能液滴吐出ヘッド11に当接する範囲A(本実施形態では、サブプレート18の大きさに略対応する範囲)の吸着シート52に洗浄液を含浸させる(図6(b)参照)。このように吸着シート52の当接範囲に対応させて、吸着シート52に洗浄液を滴下することにより、効率よく機能液滴吐出ヘッド11の汚れを除去可能となっている。
【0051】
吸着シート52に洗浄液を含浸させた後、ホスト・コンピュータ101は、巻取りモータ63の駆動を続けてさらに吸着シート52を所定量送っていき、吸着シート52の洗浄液を含浸した部分をヘッドユニット2に臨ませる。なお、この時の吸着シート52の送り量は、メンテナンス位置における滴下ノズル82の位置から機能液滴吐出ヘッド11までの距離に基づいて設定され、ホスト・コンピュータ101の記憶領域内に記憶されている。また、吸着シート52の送り量は、上記したロータリエンコーダーにより検出する構成となっており、ホスト・コンピュータ101は、ロータリエンコーダーの検出結果に基づいて巻取りモータ63の駆動を制御することにより、所定量の吸着シート52を送ることができるようになっている。
【0052】
吸着シート52の洗浄液を含浸した部分がヘッドユニット2に臨むと、ホスト・コンピュータ101は、昇降機構75の昇降モータ80を正回転させて、支持部材74の支持部本体77を上昇させていく。これに伴い、支持部本体77に支持された当接板71は上昇していき、吸着シート52(の洗浄液を含浸した部分)を押し上げていく。さらに、当接板71は上昇し、吸着シート52をヘッドユニット2の全機能液滴吐出ヘッド11のノズル面15に押し当てる(図6(c)参照)。これにより、機能液滴吐出ヘッド11のノズル面15に付着した機能液等の汚れを吸着シート52で吸着することができる。
【0053】
当接板71は、吸着シート52が機能液滴吐出ヘッド11に当接し、当接板11にかかる圧力が所定の圧力に達するまで上昇するようになっている。そして、当接板71にかかる圧力が所定圧力に達すると、当接板71は所定の位置まで下降して、吸着シート52を機能液滴吐出ヘッド11のノズル面15から離間させ、一連の動作を終了するようになっている。具体的には、ホスト・コンピュータ101は、当接板71に配設した上記の圧力検出センサ76の検出結果に基づいて昇降機構75を制御しており、圧力検出センサ76により当接板71にかかる圧力が所定の圧力に達したことが検出されると、ホスト・コンピュータ101は、昇降モータ80を逆回転させ、支持部本体77を下降させるようになっている。このように、当接板71にかかる圧力が所定の圧力に基づいて、当接板71を昇降させることにより、機能液滴吐出ヘッド11のノズル面15に過剰な圧力がかかることを回避し、ノズル面15が損傷することを防止できるようになっている。
【0054】
なお、本実施形態では、当接板71にかかる圧力が所定の圧力に達すると、当接板71が下降するようになっているが、当接板71にかかる圧力を所定の一定圧力に保持したまま所定時間経過させ、その後に当接板71を下降させるようにしてもよい。
【0055】
また、本実施形態では、機能液滴吐出ヘッド11のノズル面15に対して、当接板71を昇降させることにより、ノズル面15に吸着シート52を当接させる構成となっているが、機能液滴吐出ヘッド11(ヘッドユニット2)を昇降させる手段をもうけ、機能液滴吐出ヘッド11を昇降させることにより、ノズル面15を吸着シート52に当接させるように構成しても同様の効果を得ることが可能である。かかる場合、支持部材74を介して当接板71を昇降させる昇降機構75を設ける必要はない。
【0056】
次に、上記の液滴吐出装置1を液晶表示装置の製造に適用した場合について説明する。図7は、液晶表示装置301の断面構造を表している。同図に示すように、液晶表示装置301は、ガラス基板321を主体として対向面に透明導電膜(ITO膜)322および配向膜323を形成した上基板311および下基板312と、この上下両基板311,312間に介設した多数のスペーサ331と、上下両基板311,312間を封止するシール材332と、上下両基板311、312間に充填した液晶333とで構成されると共に、上基板311の背面に位相基板341および偏光板342aを積層し、且つ下基板312の背面に偏光板342bおよびバックライト343を積層して、構成されている。
【0057】
通常の製造工程では、それぞれ透明導電膜322のパターニングおよび配向膜323の塗布を行って上基板311および下基板312を別々に作製した後、下基板312にスペーサ331およびシール材332を作り込み、この状態で上基板311を貼り合わせる。次いで、シール材332の注入口から液晶333を注入し、注入口を閉止する。その後、位相基板341、両偏光板342a,342bおよびバックライト343を積層する。
【0058】
上記した液滴吐出装置1は、例えば、スペーサ331の形成や、液晶333の注入に利用することができる。具体的には、機能液としてセルギャップを構成するスペーサ材料(例えば、紫外線硬化樹脂や熱硬化樹脂)や液晶を導入し、これらを所定の位置に均一に吐出(塗布)させていく。先ずシール材332を環状に印刷した下基板312を吸着テーブルにセットし、この下基板312上にスペーサ材料を粗い間隔で吐出し、紫外線照射してスペーサ材料を凝固させる。次に、下基板312のシール材332の内側に、液晶333を所定量だけ均一に吐出して注入する。その後、別途準備した上基板311と、液晶を所定量塗布した下基板312を真空中に導入して貼り合わせる。
【0059】
このように、上基板311と下基板312とを貼り合わせる前に、液晶333をセルの中に均一に塗布(充填)するようにしているため、液晶333がセルの隅など細部に行き渡らない等の不具合を解消することができる。
【0060】
なお、機能液(シール材用材料)として紫外線硬化樹脂或いは熱硬化樹脂を用いることで、上記のシール材332の印刷をこの液滴吐出装置1で行うことも可能である。同様に、機能液(配向膜材料)としてポリイミド樹脂を導入することで、配向膜323を液滴吐出装置1で作成することも可能である。
【0061】
上記した液滴吐出装置1は、機能液滴吐出ヘッド11のノズル面15に付着した汚れ等を除去するにあたり、吸着シート52をノズル面15に押し当てるだけであるので、ノズル面15の損傷が極めて少なく、ノズル面15の損傷による機能液滴吐出ヘッド11の交換頻度を低下させることができる。すなわち、メンテナンス性が良好であると共に、製造コストを削減することが可能である。また、機能液滴吐出ヘッド11の交換頻度を低下させることができるので、機能液滴吐出ヘッド11の交換に要する時間を削減でき、効率よく液晶表示装置301を製造することができる。
【0062】
ところで、上記した液滴吐出装置1は、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器に搭載される上記の液晶表示装置301の他、各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることが可能である。すなわち、有機EL装置、FED装置、PDP装置および電気泳動表示装置等の製造に適用することができ、これらを効率よく製造することが可能である。
【0063】
有機EL装置の製造に、上記した液滴吐出装置1を応用した例を簡単に説明する。有機EL装置は、図8に示すように、有機EL装置401は、基板421、回路素子部422、画素電極423、バンク部424、発光素子425、陰極426(対向電極)、および封止用基板427から構成された有機EL素子411に、フレキシブル基板(図示省略)の配線および駆動IC(図示省略)を接続したものである。回路素子部422は基板421上に形成され、複数の画素電極423が回路素子部422上に整列している。そして、各画素電極423間にはバンク部424が格子状に形成されており、バンク部424により生じた凹部開口431に、発光素子425が形成されている。陰極426は、バンク部424および発光素子425の上部全面に形成され、陰極426の上には、封止用基板427が積層されている。
【0064】
有機EL装置401の製造工程では、予め回路素子部422上および画素電極423が形成されている基板421(ワークW)上の所定の位置にバンク部424が形成された後、発光素子425を適切に形成するためのプラズマ処理が行われ、その後に発光素子425および陰極426(対向電極)を形成される。そして、封止用基板427を陰極426上に積層して封止して、有機EL素子411を得た後、この有機EL素子411の陰極426をフレキシブル基板の配線に接続すると共に、駆動ICに回路素子部422の配線を接続することにより、有機EL装置401が製造される。
【0065】
液滴吐出装置1は、発光素子425の形成に用いられる。具体的には、機能液滴吐出ヘッド11に発光素子材料(機能液)を導入し、バンク部424が形成された基板421の画素電極423の位置に対応して、発光素子材料を吐出させ、これを乾燥させることで発光素子425を形成する。なお、上記した画素電極423や陰極426の形成等においても、それぞれに対応する液体材料を用いることで、液滴吐出装置1を利用して作成することも可能である。
【0066】
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の他、上記したプレパラート形成を包含する装置が考えられる。上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の機能液滴吐出ヘッドの保守方法および保守装置によれば、吸着材を機能液滴吐出ヘッドのノズル面に押し当てるだけで、ノズル面に付着した機能液等の汚れを除去することが可能であり、ノズル面の汚れを除去するときに、機能液滴吐出ヘッドのノズル面を損傷させることがない。
【0068】
また、本発明の液滴吐出装置は、上記の機能液滴吐出ヘッドの保守方法および保守装置を適用しているので、ノズル面の汚れを除去するときにノズル面が損傷せず、機能液滴吐出ヘッドを効率よく使用することができる。したがって、機能液滴吐出ヘッドの交換頻度を低下させることができるため、メンテナンスに要する時間を削減できる。さらに、吸着材を機能液滴吐出ヘッドのノズル面に押し当てるだけなので、液滴吐出装置に複数種類の機能液を導入する場合であっても、ノズル面の汚れを除去するにあたり、ノズル面に付着した機能液がノズル面で混合する惧れがなく、安定した吐出結果を得ることが可能である。
【0069】
また、本発明の電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器は、上記の液滴吐出装置を用いて製造されるので、機能液滴吐出ヘッドを長期にわたり使用することができると共に、メンテナンスに要する時間を低減させることができるため、これらを効率よく製造可能であると共に製造コストを抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における液滴吐出装置の模式図である。
【図2】本実施形態における液滴吐出装置を側面から見た模式図である。
【図3】ヘッドユニットの平面図である。
【図4】(a)は機能液滴吐出ヘッドの外観斜視図、(b)は機能液滴吐出ヘッド廻りの断面図である。
【図5】ワイピングユニット廻りの模式図である。
【図6】ワイピングユニットの一連の動作を示す説明図である。
【図7】本発明の製造方法を用いて製造した液晶表示装置の断面図である。
【図8】本発明の製造方法を用いて製造した有機EL装置の断面図である。
【符号の説明】
1 液滴吐出装置 11 機能液滴吐出ヘッド
15 ノズル面 51 ワイピングユニット
52 吸着シート 53 巻取り手段
54 当接手段 55 洗浄液供給手段
61 繰出しリール 62 巻取りリール
63 巻取りモータ 71 当接板
72 弾性シート 75 昇降機構
76 圧力検出センサ 101 ホスト・コンピュータ

Claims (13)

  1. 機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した汚れを除去することにより、前記機能液滴吐出ヘッドを保守する機能液滴吐出ヘッドの保守方法において、
    前記ノズル面に、前記汚れを吸着する吸着材を押し当てることにより、前記ノズル面に付着した汚れを除去することを特徴とする機能液滴吐出ヘッドの保守方法。
  2. 機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した汚れを除去することにより、前記機能液滴吐出ヘッドを保守する機能液滴吐出ヘッドの保守装置において、
    前記汚れを吸着する吸着材と、
    前記ノズル面に臨み、前記吸着材を当該ノズル面に当接させる当接手段と、を備えたことを特徴とする機能液滴吐出ヘッドの保守装置。
  3. 前記当接手段は、前記吸着材を挟んで前記ノズル面に臨む板状部材と、
    前記ノズル面に対し、前記板状部材を相対的に昇降させることにより、前記吸着材を前記ノズル面に離接させる昇降機構と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。
  4. 前記昇降機構は、前記機能液滴吐出ヘッドのノズル面に対し、前記板状部材を平行な姿勢に支持した状態で相対的に昇降させることを特徴とする請求項3に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。
  5. 前記板状部材の表面には、弾性材が敷設されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。
  6. 前記板状部材の前記吸着材との接触面にかかる押当て圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記圧力検出手段による検出結果に基づいて前記昇降機構を制御する第1制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。
  7. 前記吸着材に、前記機能液の洗浄液を散布する洗浄液供給手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。
  8. 前記吸着材は、帯状に形成されており、
    巻回状態の前記吸着材を前記当接手段に向かって繰り出す繰出し手段と、
    前記当接手段を通過した前記吸着材を巻き取る巻取り手段と、をさらに備えていることを特徴とする請求項2ないし7のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。
  9. 前記吸着材は、ポリビニルアルコールまたはポリウレタンの多孔質体で構成されていることを特徴とする請求項2ないし8のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。
  10. 請求項2ないし9のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置と、
    ワークに機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッドと、を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  11. 請求項10に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワーク上に機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  12. 請求項10に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワーク上に機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする電気光学装置。
  13. 請求項12に記載の電気光学装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
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