JP2004328642A - 映像記録装置 - Google Patents

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Seiji Hotta
誠司 堀田
Hideaki Mita
英明 三田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】ネットワークを通して映像記録装置にアクセスし必要な映像をダウンロードするにあたり、取得する映像データが映像記録装置の持つ記録媒体上のファイルシステムに実体として存在するか否かをユーザーが意識することなく扱える環境を提供する。
【解決手段】映像記録装置101に内蔵されたメモリ上に外部向けファイルシステム102を持ち、前記映像記録装置の記録媒体103に構築されたファイルシステムには実体が存在しない映像データ104及び終了処理未完の映像データ105を、ネットワーク106を通してアクセスしたオペレーターには前記記録媒体に実体が存在する映像データ107と同様の手順で参照可能にし、前記映像記録装置は要求された映像データに最適な送出方法を自動的に判断する装置116を介してネットワーク上へ送出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを通じてアクセス可能な映像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のネットワーク対応映像記録装置としては、コンピュータの分野で確立された既存の通信プロトコルを組み込んだものが提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。前記特許文献1では、映像記録装置にXプロトコルサーバー、telnetサーバー、FTPサーバー、HTTPサーバー等を実装することによりネットワーク対応を実現している。
【0003】
また、ネットワーク対応映像記録装置に関する別の提案としては、内蔵された記録媒体に映像データを蓄積せず、撮影した映像を、ネットワークを通じてただちにアップロードするものが提案されてきた(例えば、特許文献2参照)。図4は前記特許文献2に記載されたネットワーク対応映像記録装置の概略的な構成図である。図4において映像記録装置10は記録媒体を備えておらず、したがって撮影が始まると前記映像記録装置は自発的に映像データをネットワーク上に送出することとなる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−262146号公報
【特許文献2】
特開2002−281424号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ただXプロトコルやtelnet、FTPといった従来の通信プロトコルをネットワーク対応映像記録装置に実装して前記映像記録装置が持つ記録媒体上のファイルシステムと共に使用するだけでは、現在撮影中のライブ映像は、前記記録媒体に実体として存在しないためにネットワークを通して取得することはできない。さらに、前記記録媒体に一部実体はあるもののファイル終了処理が未完の映像データも、記録媒体上に構築されたファイルシステムを通じての可視性がないため、ネットワークを通しての取得は不可能となる。
【0006】
また、映像記録装置内に記録媒体を持たず映像データをただちに無線でネットワークに送信すれば記録媒体上のファイルシステムに起因する問題は回避されるものの、電波の帯域は有限であるため、多数の映像記録装置が集合した場所で一斉に撮影をはじめた場合は充分な帯域が確保できず、無線伝送が不可能になる可能性が高い。リアルタイムである必要性の低い映像をもネットワーク上にただちに送出することは、電波資源の非効率的な使用につながるため、映像記録装置で撮影された映像は原則として前記映像記録装置の持つ記録媒体に蓄積されることが好ましい。また、帯域の制限によって無線伝送する映像の品質に上限がある点からも、高画質の映像は内蔵記録媒体に蓄える必要性が生じる。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ネットワーク対応映像記録装置内の記録媒体に蓄積された映像データの取得を遠隔から可能とするとともに、ライブ映像や、撮影中でまだファイルが完成していない映像データもネットワークを介したオペレーターが簡易な操作で取得できる環境を構築することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の映像記録装置は、映像入力手段から出力されるデータを記録する記録媒体と前記記録媒体へのデータ記録動作の状態を把握する手段を備え、前記記録媒体上のファイルシステムからの情報と前記動作把握手段からの情報を基に前記映像記録装置の内蔵メモリ上で映像ファイルの一覧を作成する。
【0009】
この構成によって、ネットワークを通して前記映像記録装置にアクセスしたオペレーターは、前記記録媒体上に構築されたファイルシステムを通しては取得できない映像データにもファイルとしてアクセス可能になる。
【0010】
また、本発明の映像記録装置では、前記動作把握手段が前記記録媒体のファイルシステム上で終了処理が未完である映像データの所在地とサイズを検出する。
【0011】
この構成によって、前記メモリ上に作成した映像ファイル一覧に前記終了処理未完の映像データを加えることができ、前記オペレーターは前記終了処理未完の映像データに通常のファイルと同じ方法でアクセスできるようになる。
【0012】
また、本発明の映像記録装置では、前記動作把握手段が映像入力手段から出力されるデータの有無を検出する。
【0013】
この構成によって、前記メモリ上に作成した映像ファイル一覧に映像入力手段から出力されたばかりの映像データを加えることができ、前記オペレーターは前記記録媒体に記録される前の映像データ、すなわちライブ映像に、通常のファイルと同じ方法でアクセスできるようになる。
【0014】
また、本発明の映像記録装置では、前記ネットワークと前記内蔵メモリに作成したファイル一覧との間に送出方法判定手段を備え、前記オペレーターが転送要求をしたファイルが前記記録媒体のファイルシステムからの情報に基づくものであるか、前記動作把握手段からの情報に基づくものであるかによって、送信方法を切り替える。
【0015】
この構成によって前記オペレーターは、特別な操作をすることなく、ファイルの種別に応じた最適の品質で映像データを取得することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるネットワーク対応映像記録装置の概略的な構成図である。
【0018】
図1において、映像記録装置101は、映像入力手段108と記録媒体103を備えており、前記映像入力手段108で捕捉した映像データは、データ記録手段117の処理を通して、ファイルとして前記記録媒体103に記録される。また、動作把握手段109は前記データ記録手段117の動作状態を把握しており、前記データ記録手段117が前記記録媒体103に対してファイルを書き込んでいる最中であれば、記録中の映像データが前記記録媒体103のどの部分にどれだけ記録されたかを検出している。
【0019】
外部向けファイルシステム作成手段112はネットワーク106へ接続するためのネットワークアダプタ110を備えている。オペレーター111が前記ネットワーク106を通して前記記録媒体103内のファイル一覧を要求してきた場合、前記外部向けファイルシステム作成手段112は、前記記録媒体103上に構築されたファイルシステムを直接前記オペレーターに提供するのではなく、前記映像記録装置101の内蔵メモリ上に用意した外部向けファイルエントリー(113,114)の一覧を提供することで対応する。前記ファイルエントリー一覧を、以降では外部向けファイルシステム102と呼ぶ。
【0020】
以下に、前記ファイルエントリーの作成手順について説明する。外部向けファイルエントリー作成にあたっては、前記外部向けファイルシステム作成手段は、まず前記動作把握手段109に前記データ記録手段117の動作状態を問い合わせる。前記動作把握手段109から、前記データ記録手段が記録動作中であるとの報告があれば、前記外部向けファイルシステム作成手段112は、前記記録媒体103上で書き込み中かつ終了処理未完の映像データ105に関する外部向けファイルエントリー113を作成する。前記外部向けファイルエントリー113は、前記動作把握手段109が前記データ記録手段に問い合わせて把握しているアドレス情報を参照している。また、前記外部向けファイルシステム作成手段112は、前記データ記録手段117の動作状態にかかわらず、前記記録媒体103内で終了処理が完了している映像データ107に関する外部向けファイルエントリー114を作成する。前記外部向けファイルエントリー114は、前記記録媒体103上のファイルシステムが持つ管理情報に基づいて、前記記録媒体上で映像データが存在するアドレスを参照している。
【0021】
前記オペレーター111へ各外部向けファイルエントリーを通常ファイルとして見せるために必要な情報としては、例えばUNIX(登録商標)ベースのOSの場合、POSIX標準で表1のように定められている。前記記録媒体103で終了処理が完了した映像データ107に基づく外部向けファイルエントリー114については、前記記録媒体103上のファイルシステムが保持する情報からすべてが決定可能である。また、終了処理未完の映像データ105に基づく外部向けファイルエントリー113については、inode番号は外部向けファイルエントリーを作成する時点で未使用の番号を割り振ることで対応できる。ファイルサイズについては、(前記記録媒体103の総容量−終了処理が完了したファイル107の合計サイズ)とする。前記映像データ105がこれ以上の大きさになることがないことは保証されている。各種時刻については、前記オペレーター111がファイル一覧を要求してきた時刻とする。その他の情報については、あらかじめ決められた値を割り当てることで対処できる。
【0022】
【表1】
Figure 2004328642
【0023】
また、前記オペレーター111へ、各外部向けファイルエントリーに対して通常ファイルと同じインターフェイスを提供するためには、POSIX標準に準拠すると、open、close、lseek、read、write、rename、unlinkができる必要がある。open、close については、各外部向けファイルエントリーがPOSIX標準の情報を保持していることから、前記外部向けファイルエントリーが終了処理の完了した映像データに基づくものか終了処理未完の映像データに基づくものかに関係なく行える。write、rename、unlink の各命令については、終了処理未完の映像データ105に基づく外部向けファイルエントリー113に読み取り専用属性を与えることで無視してもよいことになる。lseekについては、終了処理の完了した映像データに基づくものについては任意の位置へのlseekが実行できるが、終了処理未完の映像データに基づくものについては、指定された場所が、前記動作把握手段109がすでに書き込んだと把握しているサイズ内であれば終了処理の完了した映像データの場合と同様に処理する。把握しているサイズの範囲を超えるlseekに対しては、すでに書き込んだと前記動作把握手段109が把握しているサイズの最後尾にファイルポインタを設定する。read要求については、要求が来るたびに前記動作把握装置109が保持するアドレス情報を参照し、読み出すべき映像データの位置を取得し、該当するデータを読み出す。前記記録媒体103に書き込まれたデータの終端をまたがるか、またはそれを超えた部分へのread命令があった場合は、映像記録装置101が動作中であれば、該当する映像データが記録されるまで前記read命令への返答を延ばす。また、データ記録手段117が動作停止している場合は、データ終端部以降を画面は黒一色、音声は無音に相当する映像データで埋めて返す。以降、データ記録手段117停止時に前記データ終端部から最初にファイルサイズとして示したサイズ(本実施の形態では(前記記録媒体103の総容量−終了処理が完了したファイル107の合計容量)とした)までの範囲に関するread命令が来た場合は、黒一色無音の映像データをメモリ上で生成して返す。
【0024】
かかる構成によれば、前記オペレーター111は前記データ記録手段117の動作状態及び前記記録媒体103上のファイルシステムの状態を意識することなく、前記記録媒体103中のあらゆる映像データを通常のファイルと同じアクセス方法で扱うことが可能となる。
【0025】
なお、本実施の形態として動作把握手段109を設けたが、これはハードウェア的に実現されてもよいし、ソフトウェア的に実現されてもよい。
【0026】
また、本実施の形態ではデータ記録手段117が動作中の場合にのみ外部向けファイルシステム102上に終了処理未完の映像データから外部向けファイルエントリーを作成したが、前記データ記録手段117の動作状態にかかわらず常に外部向けファイルエントリーを置くことも可能である。
【0027】
また、本実施の形態として終了処理未完の映像データに関する外部向けファイルエントリー113は動作状態把握手段109が保持するアドレス情報を参照したが、前記記録媒体103に構築されたファイルシステム上にあるアドレス情報を参照する方式でもよい。
【0028】
また、本実施の形態として終了処理未完の映像データ105に基づく外部向けファイルエントリー113が保持するinode番号は作成時にあいているものを割り当てるとしたが、これは、前記映像データ105の記録開始にあたって割り当てられたinode番号をそのまま使ってもよい。また、あらかじめ決められた一定のinode番号を割り当ててもよい。
【0029】
また、本実施の形態として終了処理未完の映像データ105に基づく外部向けファイルエントリー113が提供するファイルサイズは、(前記記録媒体103の総容量−終了処理が完了したファイル107の合計容量)としたが、これは前記記録媒体103上のファイルシステムで定義可能な最大ファイルサイズ、もしくはファイルシステムで定義可能な最大ファイルサイズと(前記記録媒体103の総容量−終了処理が完了したファイル107の合計容量)を比べて値の小さい方、としてもよい。
【0030】
また、本実施の形態として終了処理未完の映像データ105に基づく外部向けファイルエントリー113が提供する各種時刻はオペレーター111がファイル一覧を参照した時刻としたが、これは前記外部向けファイルエントリー113が作成された時刻でもかまわないし、前記映像データ105が記録開始された時刻でもよい。
【0031】
また、本実施の形態として終了処理未完の映像データ105に対するlseekへは動作把握手段109からの情報に即して対応したが、前記映像データ105に対するlseekは無視するとしてもよい。
【0032】
また、本実施の形態として、データ記録手段117停止時にデータ終端部以降の部分に関するread命令が来た場合は黒一色の画面を生成して返すとしたが、生成する画面は単色画面、カラーパターン、書き込まれた映像データ105の最終フレームを基にした静止画のいずれかであってもかまわない。また、ファイル終端以降の部分に関するread命令には無条件でEOFを返すことにしてもよい。
【0033】
また、本実施の形態では外部向けファイルシステム102は映像記録装置101の内蔵メモリ上に構築したが、これは前記記録媒体103の一部を用いて実現されてもよい。
【0034】
また、本実施の形態では外部向けファイルシステム102はネットワーク106を介したオペレーター111に対してのみ用いたが、前記記録媒体のデータにアクセスするオペレータに対してはネットワークを通しているか否かにかかわらず、前記ファイルシステム102を用いてもよい。
【0035】
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2におけるネットワーク対応映像記録装置の概略的な構成図である。図2において、図1と同じ構成については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0036】
本実施の形態では、映像入力手段108はバッファメモリ118を備えており、映像データはデータ記録手段117に送られる前に一旦プールされる。動作把握手段109は、前記映像入力手段108の撮影動作中、前記バッファメモリ118にプールされた映像データのアドレスとサイズを検出している。外部向けファイルシステム作成手段112は、外部向けファイルエントリーを作成する際、前記動作把握手段109に前記映像入力手段108の動作状態を問い合わせ、動作中であるとの報告を受ければ、映像入力手段108から記録媒体103に書き込まれる前のデータも、仮想的にファイルとみなして外部向けファイルエントリー115を作成する。
【0037】
前記外部向けファイルエントリー115は、前記動作把握手段が把握しているバッファメモリ118上のアドレス情報を参照している。また、前記外部向けファイルシステム作成手段112は、前記映像入力手段108の動作状態にかかわらず、前記記録媒体103のファイルシステムに基づいた外部向けファイルエントリー114を作成する。前記外部向けファイルエントリー114は、前記記録媒体103上のファイルシステムが持つ管理情報に基づいて、前記記録媒体上で映像データが存在するアドレスを参照している。
【0038】
ネットワーク106を介したオペレーター111へ各外部向けファイルエントリーを通常ファイルとして見せかけるためには前記表1に示した情報が必要となるが、前記記録媒体103で終了処理が完了した映像データ107に基づく外部向けファイルエントリー114については、前記記録媒体103上のファイルシステムが保持する情報からすべてを決定可能である。また、記録媒体103へ書き込まれる前のデータに基づく外部向けファイルエントリー115については、inode番号は外部向けファイルエントリーを作成する時点であいている適当な番号を割り振る。ファイルサイズについては、(前記記録媒体103の総容量−終了処理が完了したファイル107の合計容量)とすることで対応する。各種時刻については、前記オペレーター111がファイル一覧を要求してきた時刻とする。その他の情報については、あらかじめ決められた値を割り当てることで対処できる。
【0039】
また、前記オペレーター111へ、各外部向けファイルエントリーに対して通常ファイルと同じインターフェイスを提供するためには、POSIX標準に準拠すると、open, close, lseek, read, write, rename, unlink ができる必要がある。open, close については、外部向けファイルエントリーがPOSIX標準の情報を保持していることから、前記外部向けファイルエントリーが記録媒体内の映像データに基づくものか記録前の映像データに基づくものかに関係なく行える。write, rename, unlink の各命令については、記録媒体へ書き込まれる前の映像データに基づく外部向けファイルエントリー115に読み取り専用属性を与えることで無視できる。lseekについては、記録媒体内の映像データに基づくものについては任意の位置へのlseekが実行できるが、記録前の映像データに基づくものについては、lseek要求を無視する。read要求については、映像入力手段108が動作中の場合は、要求されたサイズの映像データが前記バッファメモリ118に溜まった段階で返答する。また、映像入力手段108停止時にファイルサイズとして示したサイズ(本実施の形態では(前記記録媒体103の総容量−終了処理が完了したファイル107の合計容量)とした)までの範囲に関するread命令が来た場合は、画面は黒一色、音声は無音の映像データを映像記録装置内蔵のメモリ上で生成して返す。
【0040】
かかる構成によれば、前記オペレーター111は、撮影を終了し前記記録媒体103に蓄積された映像ファイル107と、前記映像入力手段108が撮影中のライブ映像を同じアクセス方法で取得することができるようになる。
【0041】
なお、本実施の形態として動作把握手段109を設けたが、これはハードウェア的に実現されてもよいし、ソフトウェア的に実現されてもよい。
【0042】
また、本実施の形態では映像入力手段108が動作中の場合にのみ外部向けファイルシステム102上に未記録データから外部向けファイルエントリーを作成したが、前記映像入力手段108の動作状態にかかわらず常に外部向けファイルエントリーを置くことも可能である。
【0043】
また、本実施の形態として未記録データに基づく外部向けファイルエントリー115は、バッファメモリ118上のアドレスを直接参照したが、前記バッファメモリ118が映像記録装置101の内蔵メモリ上にマッピングされた先のアドレスを参照するようにしてもよいし、映像入力手段から出力された映像データを一旦映像記録装置101の内蔵メモリに転送し、そのメモリアドレスを参照することにしてもよい。
【0044】
また、本実施の形態として終了処理未完のデータ105に基づく外部向けファイルエントリー115が保持するinode番号は作成時にあいている番号を用いるとしたが、あらかじめ決められた一定の番号を割り振ってもよい。
【0045】
また、本実施の形態として記録媒体103に書き込まれる前の映像データに基づく外部向けファイルエントリー115が提供するファイルサイズは、(前記記録媒体103の総容量−終了処理が完了したファイル107の合計容量)としたが、これは前記記録媒体103上のファイルシステムで定義可能な最大ファイルサイズ、もしくはファイルシステムで定義可能な最大ファイルサイズと(前記記録媒体103の総容量−終了処理が完了したファイル107の合計容量)を比べて値の小さい方、としてもよい。
【0046】
また、本実施の形態として記録媒体103に書き込まれる前の映像データに基づく外部向けファイルエントリー115が提供する最終更新時刻はオペレーター111がファイル一覧を参照した時刻としたが、これは前記外部向けファイルエントリー115が作成された時刻でもかまわないし、撮影が開始された時刻でもよい。
【0047】
また、本実施の形態として、映像入力手段108動作時にread命令が来た場合は要求されたサイズの映像データがバッファメモリ118に溜まった段階で返答するとしたが、返答はバッファメモリ118に溜まった映像データが一定量を超えた段階でしてもよいし、映像入力手段108から出力された映像データを一旦映像記録装置101の内蔵メモリに転送しているのであれば、内蔵メモリ上でのデータサイズが一定量を超えた場合に行ってもよい。
【0048】
また、本実施の形態として、映像入力手段108停止時にread命令が来た場合は黒一色の画面を生成して返すとしたが、生成する画面は単色画面、カラーパターン、書き込まれたデータ105の最終フレームを基にした静止画のいずれかであってもかまわない。
【0049】
また、本実施の形態では外部向けファイルシステム102は映像記録装置101の内蔵メモリ上に構築したが、これは前記記録媒体103の一部を用いて実現されてもよい。
【0050】
また、本実施の形態では外部向けファイルシステム102はネットワーク106を介したオペレーター111に対してのみ用いたが、前記記録媒体のデータにアクセスするオペレータに対してはネットワークを通しているか否かにかかわらず、前記ファイルシステム102を用いることにしてもよい。
【0051】
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3におけるネットワーク対応映像記録装置の概略的な構成図である。図3において、図1および図2と同じ構成については同じ符号を用い、説明を省略する。なお、本実施の形態において動作把握手段109は前記実施の形態1で示した機能と実施の形態2で示した機能の両方を実現している。
【0052】
本実施の形態では、外部向けファイルシステム102は送出方法判定手段116を備えている。また、前記送出方法判定手段は、ビットレート変換手段119を備えている。前記送出方法判定手段116は、ネットワーク106を通してオペレーター111が前記外部向けファイルシステム102に外部向けファイルエントリーを持つファイルについて転送を要求してきたとき、要求された外部向けファイルエントリーが記録媒体103のファイルシステム上に存在するファイル107を参照するものであればリアルタイム性よりもデータ品質を重視したファイル転送を行うことを決定し、前記外部向けファイルシステム上でのみ存在するファイル(114,115)であればリアルタイム性を重視した方法で送出することを決定する。
【0053】
具体的には、オペレーター111のもとでリアルタイムに再生されることを重視する場合は、ネットワーク106に送出する前に前記ビットレート変換手段119にファイルを通して映像データの圧縮率を上げ、ビットレートを通信回線に見合った値にまで下げる。画質とひきかえにデータ量を圧縮することにより、映像はオペレーターへ迅速に伝送されるようになる。
【0054】
なお、本実施の形態として動作把握手段109は前記実施の形態1と実施の形態2で示した両方の機能を果たしたが、これはどちらか一方のみの機能でもよい。
【0055】
また、本実施の形態として送信方法判定手段116を設けたが、これはハードウェア的に実現されてもよいし、ソフトウェア的に実現されてもよい。
【0056】
また、本実施の形態としてライブ映像と終了処理未完のファイル両方についてリアルタイム性を重視したが、リアルタイム性を重視するのは前者のみであってもかまわない。
【0057】
また、本実施の形態としてビットレート変換手段119は映像のビットレートを下げるために映像データの圧縮率を上げたが、ビットレートを下げることは映像のフレームレートを下げることによって行われてもかまわない。
【0058】
また、本実施の形態として送信方法判定手段116はリアルタイム性を重視するために映像のビットレートを下げたが、リアルタイム性の重視は、送信プロトコルをストリーミング再生に適したものに切り替えることによって行ってもよいし、ビットレート低下と送信プロトコル切り替えを両方行ってもよい。
【0059】
また、本実施の形態として送出方法の判定は送信方法判定手段116が自動的に行ったが、送出方法決定にあたっては、前記オペレーター側からの送出方法設定を考慮するしくみがあってもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、本発明のネットワーク対応映像記録装置によれば、リアルタイム性を必要としない映像データをも無線で送出して電波資源を占有することがなく、また、ネットワーク越しにアクセスして必要な映像を取得するにあたっても、映像記録装置が持つ記録媒体上のファイルシステムの状態を考慮する必要がなく、あらゆる映像データを取得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるネットワーク対応映像記録装置の概略的な構成図
【図2】本発明の実施の形態2におけるネットワーク対応映像記録装置の概略的な構成図
【図3】本発明の実施の形態3におけるネットワーク対応映像記録装置の概略的な構成図
【図4】従来のネットワーク対応映像記録装置の概略的な構成図
【符号の説明】
10 ビデオカメラ
12 無線通信手段
13 再生手段
20 中継点
22 通信手段
30 記録再生装置
32 暗号化/復号化手段
34 関連情報付加手段
36 記録/再生手段
40 モニター装置
101 ネットワーク対応映像記録装置
102 外部向けファイルシステム
103 記録媒体
104 映像入力手段108から出力され、記録媒体に未だ記録されていないデータ
105 終了処理未完ファイル
106 ネットワーク
107 記録媒体103のファイルシステム上に存在するファイル
108 映像入力手段
109 映像記録装置101の動作状態把握手段
110 ネットワークアダプタ
111 ネットワークを介したオペレーター
112 外部向けファイルシステム作成手段
113 終了処理未完のデータから作成された外部向けファイルエントリー
114 記録媒体103のファイルシステムを基に作成された外部向けファイルエントリー
115 未記録データから作成された外部向けファイルエントリー
116 送出方法判定手段
117 データ記録手段
118 バッファメモリ
119 ビットレート変換手段

Claims (5)

  1. 映像入力手段から入力される映像データをファイルとして記録媒体に書き込むデータ記録手段と、
    前記記録媒体へ記録処理中の映像データに関する管理情報を前記データ記録手段から検出する動作把握手段と、
    前記記録媒体上に記録された各ファイルの管理情報と前記動作把握手段が把握する管理情報を基に外部向けファイルエントリーを作成する外部向けファイルシステム作成手段とを有し、
    前記外部向けファイルシステム作成手段は、外部からのファイル一覧要求に対し前記外部向けファイルエントリーを参照させることを特徴とする映像記録装置。
  2. 前記記録媒体上で記録終了処理未完である映像データの前記記録媒体上のアドレスとサイズを前記動作把握手段が前記データ記録手段から検出し、
    前記外部向けファイルシステム作成手段が前記動作把握手段の検出した前記アドレスと前記サイズを基にした外部向けファイルエントリーを作成することにより、
    外部からファイルを参照したオペレーターに前記終了処理未完の映像データに対してファイルとしてアクセスさせることを特徴とする請求項1記載の映像記録装置。
  3. 映像を記録する記録媒体と、
    映像データをバッファメモリに一時記録する映像入力手段と、
    前記バッファメモリの映像データをファイルとして前記記録媒体に書き出すデータ記録手段と、
    前記バッファメモリに記録された映像データの前記バッファメモリ上のアドレスとサイズを前記映像入力手段から検出する動作把握手段と、
    前記記録媒体上に記録された各ファイルの管理情報と前記動作把握手段が把握する管理情報を基に外部向けファイルエントリーを作成する外部向けファイルシステム作成手段とを有し、
    前記外部向けファイルシステム作成手段では、外部からのファイル一覧要求に対し前記外部向けファイルエントリーを参照させることで対応することを特徴とする映像記録装置。
  4. 前記外部向けファイルシステム作成手段は外部と通信するためのネットワークアダプタと、
    送出方法判定手段とを備え、
    前記オペレーターが転送要求をしたファイルの外部向けファイルエントリーが前記記録媒体のファイルシステムからの管理情報に基づくものであるか、前記動作把握手段からの情報に基づくものであるかを送出方法判定手段が検出することにより、
    前記ネットワークへのデータ送出方法を切り替えることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の映像記録装置。
  5. 前記送出方法判定手段はビットレート変換手段を備え、
    前記送出方法判定手段が、送信対象ファイルの外部向けファイルエントリーが前記記録媒体のファイルシステムからの管理情報に基づくものであるか、前記動作把握手段からの情報に基づくものであるかを検出し、
    前者であれば映像データを前記記録媒体に記録されたままのビットレートで前記ネットワークに送信し、後者であれば前記ビットレート変換手段を用いて映像データのリアルタイム性を保証したままビットレートを低下させてネットワークに送信することを特徴とする請求項4に記載の映像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008053563A1 (fr) * 2006-11-02 2008-05-08 Pioneer Corporation Terminal, procédé de traitement d'information, programme de traitement d'information, et support d'enregistrement

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