JP2004328396A - 同期判定装置及び同期判定方法 - Google Patents

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浩幸 金谷
Daisuke Yamada
大輔 山田
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Abstract

【課題】送信電力を削減することができる基地局装置及び送信電力制御方法を提供すること。
【解決手段】本発明の基地局装置110は、無線送信データを送信する送信装置113と、送信装置113の送信電力を制御する送信電力制御回路117と、移動機からの無線送信データを受信して受信データを生成する受信装置114と、前記受信データに含まれる再送要求を検出する再送検出回路115と、を具備する。送信電力制御回路117は、送信装置113の送信電力を送信開始の初期期間において予め決められた送信電力初期値から前記再送要求に応じて段階的に大きくし、かつ、再送検出回路115が前記再送要求を検出しなくなった時に前記送信電力の増大を停止する初期送信電力制御部1171を具備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期判定装置及び同期判定方法に関し、例えば受信信号を同期検波してRAKE合成した後の誤りビット数に応じて、同期保持状態と同期はずれ状態を判定する同期判定装置及び同期判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、DS−CDMA受信装置では、所定のタイミング(同期保持状態)で受信信号に拡散符号を乗算して、拡散前の信号を復元する必要があるため、拡散符号と受信信号との同期を保持する必要がある。同期保持状態であれば、受信側の拡散符号と受信信号との同期タイミングを検出する同期タイミング検出処理は、同期捕捉処理(完全に非同期な状態から同期タイミングを探し出す処理)から同期追従処理(同期タイミングを保持し、さらに細かい精度で同期タイミングを微調整する処理)へと移る。また同期はずれ状態であれば、同期捕捉処理を続けるように動作する。
【0003】
同期判定が正しく行われず、真の同期タイミングにもかかわらず同期はずれ状態と判定されれば、同期捕捉処理から同期追従処理に移れず、精度良くデータ復調を行うことができなくなる。また、真の同期タイミングでないにもかかわらず同期保持状態と判定されれば、データは正しく復調することができなくなる。このため、同期判定装置により精度の良い同期判定を行うことは不可欠である。
【0004】
次に、CDMA通信において、同期判定装置を用いて同期判定を行う手順について説明する。受信機がRAKE合成受信を行う場合においては、受信機は、受信信号より複数のパスを検出し、受信信号より測定した遅延プロファイルに基づいて、所定のしきい値以上のパスを選択してパスの割り当てを行う。
【0005】
次に、選択したパスに含まれる既知信号であるパイロット信号とパイロット信号の期待値との位相差より求めた位相変化量を用いて同期検波を行う。
【0006】
次に、同期検波後にRAKE合成及び硬判定したパイロット信号とパイロット信号の期待値とを比較することにより誤りビット数を検出し、検出した誤りビット数の大小により同期判定を行う(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−350589号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の同期判定装置においては、RAKE合成の際に同期部のFinger割り当てのしきい値が低くかつ割当てFinger数が多い場合、雑音のみが受信されてもRAKE合成後の受信パイロットシンボルの誤りビット数は、真に希望波信号が同期保持された状態での誤りビット数と変わらないほど小さくなり、本来、同期判定結果が同期はずれにならなければいけないものが同期保持となってしまうことにより、誤同期が生じるという問題がある。
【0009】
この誤同期が起こる理由として、下記に示す2つの同期検波の特性が関与していると考えられる。
1)同期検波は、チャネル推定値を算出する短区間内の受信パイロットシンボルが所定のパイロットシンボルパターンに最も近くなるようにチャネル変動量を調節する。つまり、Finger割り当てが正しくても誤っていても、同期検波により受信パイロットシンボルの誤りビット数が最も少なくなるようにチャネル変動量が調整される。
2)雑音は長時間でみれば一様分布であるが、短区間(スロット単位)で見ればある程度の偏りを持つ。この偏りが大きいほどチャネル推定値の大きさは大きくなり、同期検波後の相関信号の値も大きくなる。
【0010】
上記1)、2)のように同期検波した複数のFingerをRAKE合成すると、たまたま偏りが大きいFingerの影響を受け、RAKE合成後は、より受信パイロットシンボルの誤りが少なくなる方向に作用する。つまり、受信時に誤りビット数が同期はずれと判定されるほどの値であっても同期検波やRAKE合成の際に、誤りビット数が減少してしまい、同期はずれと判定されるべき受信信号が同期保持と判定される誤同期が生じる。
【0011】
ここで、図15に計算装置シミュレーションで取得した希望波受信信号が全くない雑音のみを受信したときのFinger毎、RAKE合成後の受信パイロットシンボル系列を示す。図15は、横軸が時間[パイロットビット単位]で縦軸が相関値の大きさであり、8Finger分の受信パイロットシンボル系列とRAKE合成後の受信パイロットシンボル系列と既知であるパイロットビットパターンが示されている。図15を見ると、前記1)、2)の内容や、RAKE合成後の受信パイロットシンボルを硬判定し、所定のパイロットビットパターンとビット照合すると、誤りがかなり少なくなってしまうことがわかる。シミュレーション結果によれば、チャネル推定値算出の平均区間が0.6スロット平均で、Finger数が8のとき、雑音のみを受信した場合の各Fingerの受信パイロットシンボル誤り率は27%であり、RAKE合成後受信パイロットシンボルの誤り率は6%と、RAKE合成後の誤り率は、雑音を受信したにもかかわらず非常に小さくなった。この誤り率6%という値は、正確な同期保持状態での誤り率と同等の値であり、許容ビット数を下回ってしまい、誤同期となってしまう。
【0012】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、精度良く正確に同期保持状態であるか否かの判定を行うことにより誤同期となることを防止することができる同期判定装置及び同期判定方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の同期判定装置は、遅延プロファイルとパス選択用しきい値とを比較して受信レベルが前記パス選択用しきい値以上であるパスを選択するパス選択手段と、前記パス選択手段にて選択されたパスより受信信号のフェージング変動を補償して同期検波する同期検波手段と、前記同期検波手段により同期検波された既知信号の誤りビット数を検出する誤りビット数検出手段と、前記誤りビット数検出手段にて検出した前記誤りビット数と同期判定用しきい値との大小関係に基づいて同期保持状態または同期はずれ状態を判定する判定手段と、伝搬環境に応じて前記パス選択用しきい値または前記同期判定用しきい値を可変設定するしきい値設定手段と、を具備する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、伝搬環境を示す受信品質情報または同期保持状態か否かの情報に応じて同期判定用しきい値を可変設定するので、例えば雑音のみを受信してRAKE合成したような場合において、誤りビット数が小さくなった場合においても、同期はずれ状態と判定することができる。また、伝搬環境を示す受信品質情報または同期保持状態か否かの情報に応じて有効パスを選択するためのパス選択用しきい値を可変設定するので、例えば雑音のみを受信してRAKE合成したような場合において、選択される有効パスの数を少なくすることでフィンガに割り当てられるパス数を少なくすることができ、これに伴って誤りビット数が多くなるので同期はずれ状態と判定することができる。これにより、精度良く正確に同期保持状態であるか否かの判定を行うことができるので、誤同期となることを防止することができる。
【0015】
本発明の同期判定装置は、前記構成において、前記しきい値設定手段は、前記パス選択手段により選択したパス数が第1しきい値以上である場合には、前記パス数が前記第1しきい値未満である場合に比べて小さい値の前記同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数検出手段により検出した前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定し、前記誤りビット数検出手段にて検出した前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値未満の場合に同期保持状態と判定する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、前記効果に加えて、選択されるパス数が多い場合には同期判定用しきい値を小さい値に設定するので、例えば雑音のみを受信してRAKE合成したような場合において、誤りビット数が比較的小さい場合においても同期はずれ状態と判定することができる。
【0017】
本発明の同期判定装置は、前記構成において、前記しきい値設定手段は、受信品質を示す測定値が第2しきい値以上である場合には、前記測定値が前記第2しきい値未満である場合に比べて大きい値の前記同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数検出手段により検出した前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定し、前記誤りビット数検出手段にて検出した前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値未満の場合に同期保持状態と判定する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、前記効果に加えて、受信品質が劣化している場合には同期判定用しきい値を小さい値に設定するので、例えば雑音のみを受信してRAKE合成したような場合において、誤りビット数が比較的小さい場合においても同期はずれ状態と判定することができる。
【0019】
本発明の同期判定装置は、前記構成において、前記しきい値設定手段は、前記パス選択手段により選択されたパス数が第1しきい値以上である場合には、前記パス数が前記第1しきい値未満である場合に比べて大きい値の第1同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数が第2同期判定用しきい値未満になる連続回数が前記第1同期判定用しきい値以上の場合に同期保持状態と判定し、前記誤りビット数が前記第2同期判定用しきい値以上になった場合に同期はずれ状態と判定する構成を採る。
【0020】
この構成によれば、前記効果に加えて、誤りビット数が第2同期判定用しきい値未満になる連続回数が第1同期判定用しきい値以上となる場合に同期保持状態と判定する後方保護を用いるとともに、後方保護段数を選択されたパス数に応じて変化させるので、例えば受信品質が劣悪な環境において、瞬間的に雑音が減少する場合であって同期はずれ状態と判定しなければいけない場合に同期保持状態と誤判定してしまうことを確実に防止することができる。
【0021】
本発明の同期判定装置は、前記構成において、前記しきい値設定手段は、受信品質を示す測定値が第2しきい値以上である場合には、前記測定値が前記第2しきい値未満である場合に比べて小さい値の第1同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数が第2同期判定用しきい値未満になる連続回数が前記第1同期判定用しきい値以上の場合に同期保持状態と判定し、前記誤りビット数が前記第2同期判定用しきい値以上になった場合に同期はずれ状態と判定する構成を採る。
【0022】
この構成によれば、前記効果に加えて、誤りビット数が第2同期判定用しきい値未満になる連続回数が第1同期判定用しきい値以上となる場合に同期保持状態と判定する後方保護を用いるとともに、後方保護段数を受信品質に応じて変化させるので、例えば受信品質が劣悪な環境において、瞬間的に雑音が減少する場合であって同期はずれ状態と判定しなければいけない場合に同期保持状態と誤判定してしまうことを確実に防止することができる。
【0023】
本発明の同期判定装置は、前記構成において、前記しきい値設定手段は、前記パス選択手段により選択されたパス数が第1しきい値以上である場合には、前記パス数が前記第1しきい値未満である場合に比べて小さい値の第1同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数が第2同期判定用しきい値以上になる連続回数が前記第1同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定し、前記誤りビット数が前記第2同期判定用しきい値未満になった場合に同期保持状態と判定する構成を採る。
【0024】
この構成によれば、前記効果に加えて、誤りビット数が前記第2同期判定用しきい値以上になる連続回数が第1同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定する前方保護を用いるとともに、前方保護段数を選択されたパス数に応じて変化させるので、例えば瞬間的に雑音が発生した場合であって同期保持状態と判定しても良い場合に同期はずれ状態と誤判定してしまうことを確実に防止することができる。
【0025】
本発明の同期判定装置は、前記構成において、前記しきい値設定手段は、受信品質を示す測定値が第2しきい値以上である場合には、前記測定値が前記第2しきい値未満である場合に比べて大きい値の第1同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数が第2同期判定用しきい値以上になる連続回数が前記第1同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定し、前記誤りビット数が前記第2同期判定用しきい値未満になった場合に同期保持状態と判定する構成を採る。
【0026】
この構成によれば、前記効果に加えて、誤りビット数が前記第2同期判定用しきい値以上になる連続回数が第1同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定する前方保護を用いるとともに、前方保護段数を受信品質に応じて変化させるので、例えば瞬間的に雑音が発生した場合であって同期保持状態と判定しても良い場合に同期はずれ状態と誤判定してしまうことを確実に防止することができる。
【0027】
本発明の同期判定装置は、前記構成において、前記しきい値設定手段は、前記判定手段にて同期はずれ状態と判定された場合には同期保持状態と判定された場合に比べて大きな値の前記パス選択用しきい値を設定する構成を採る。
【0028】
この構成によれば、前記効果に加えて、同期はずれ状態と判定された場合には、遅延プロファイルと比較するパス選択用しきい値を、同期保持状態と判定された場合に比べて大きな値に設定するので、雑音がフィンガに割り当てられて誤りビット数が少なくなることを防ぐことができて、同期はずれ状態の場合に誤って同期保持状態と誤判定することを防止することができる。
【0029】
本発明の受信装置は、上記いずれかに記載の同期判定装置を具備する構成を採る。
【0030】
この構成によれば、伝搬環境を示す受信品質情報または同期保持状態か否かの情報に応じて同期判定用しきい値を可変設定するので、例えば雑音のみを受信してRAKE合成したような場合において、パス選択用しきい値が小さい値に設定されることにより選択されるパス数が多くなってフィンガに割り当てられるパス数が多くなり、これに伴って誤りビット数が小さくなった場合においても、同期はずれ状態と判定することができる。また、伝搬環境を示す受信品質情報または同期保持状態か否かの情報に応じて有効パスを選択するためのパス選択用しきい値を可変設定するので、例えば雑音のみを受信してRAKE合成したような場合において、選択される有効パスの数を少なくすることでフィンガに割り当てられるパス数を少なくすることができ、これに伴って誤りビット数が多くなるので同期はずれ状態と判定することができる。これにより、精度良く正確に同期保持状態であるか否かの判定を行うことができるので、誤同期となることを防止することができるとともに、誤同期の少ない受信装置を提供することができる。
【0031】
本発明の同期判定方法は、同期検波された既知信号の誤りビット数を検出するステップと、遅延プロファイルとパス選択用しきい値とを比較して受信レベルが前記パス選択用しきい値以上であるパスを選択するステップと、選択したパス数がしきい値以上である場合には、前記パス数が前記しきい値未満である場合に比べて小さい値の同期判定用しきい値を設定するステップと、前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定し、前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値未満の場合に同期保持状態と判定するステップと、を具備するようにした。
【0032】
この方法によれば、選択した有効パスの数がしきい値以上の場合には、誤りビット数と比較する同期判定用しきい値を大きな値に設定するので、例えば雑音のみを受信してRAKE合成したような場合において、誤りビット数が比較的小さい場合においても同期はずれ状態と判定することができて、精度良く正確に同期保持状態であるか否かの判定を行うことにより誤同期となることを防止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、遅延プロファイルより選択した受信レベルが所定値以上であるパス数が多い場合には誤りビット数と比較するしきい値を小さい値に設定し、パス数が少ない場合には誤りビット数と比較するしきい値を大きい値に設定し、誤りビット数が設定したしきい値以上の場合は同期はずれ状態と判定し、誤りビット数が設定したしきい値未満の場合は同期保持状態と判定することである。
【0034】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0035】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る同期判定装置100の構成を示す図である。
【0036】
マッチドフィルタ102は、受信開始時及び受信開始後の所定の周期で受信アンテナ101にて受信された受信信号がとりうる範囲での全位相の受信信号と拡散コードとの相関をとって遅延プロファイルを作成する。そして、マッチドフィルタ102は、作成した遅延プロファイルをパス選択部103へ出力する。
【0037】
パス選択部103は、マッチドフィルタ102から入力した遅延プロファイルから有効なパス位相を判定して有効なパスを選択し、選択した有効パス情報を逆拡散部105としきい値設定部104へ出力する。パス選択部103は、遅延プロファイルのピーク値(受信レベル)がパス選択用のしきい値以上であるパスを有効なパスとして選択する。
【0038】
しきい値設定部104は、パス選択部103から入力した有効パス情報より、有効パス数としきい値(第1しきい値)とを比較することにより、有効パス数がしきい値以上である場合には、有効パス数がしきい値未満である場合に比べて、後述する同期ずれ判定部110にて誤りビット数と比較するしきい値(同期判定用しきい値)を小さい値に設定する。そして、しきい値設定部104は、設定したしきい値情報を同期ずれ判定部110へ出力する。なお、しきい値の設定方法は、小さいしきい値と大きいしきい値との2種類のみを設定する場合に限らず、有効パス数が多い程しきい値が小さくなるようにしても良い。この場合には、しきい値設定部104は、パス選択部103から入力した有効パス情報を用いて有効パス数としきい値との参照テーブルを参照することによりしきい値を設定するか、またはパス選択部103から入力した有効パス情報を用いて有効パス数としきい値とを関係づけた計算式等により求めたしきい値を設定するようにしても良い。
【0039】
逆拡散部105は、パス選択部103から入力した有効パス情報に基づいて、アンテナ101にて受信した受信信号を逆拡散する。
【0040】
チャネル推定部106は、逆拡散部105から入力した逆拡散された受信信号に含まれるパイロット信号(既知信号)とパイロット信号の期待値との位相差を検出することにより、受信信号の位相変化量を算出して同期検波部107へ出力する。
【0041】
同期検波部107は、チャネル推定部106から入力した位相変化量を用いて、逆拡散部105から入力した逆拡散された受信信号を補償することにより、パス選択部103にて選択した全てのパスについてパス毎に同期検波を行う。そして、同期検波部107は、各パスの同期検波結果をRAKE合成部108へ出力する。
【0042】
RAKE合成部108は、同期検波部107から入力した各パスの同期検波結果を加算することによりRAKE合成を行って誤りビット数検出部109へ出力する。
【0043】
誤りビット数検出部109は、RAKE合成部108から入力したRAKE合成されたパイロット信号から誤ったビット数を算出して同期ずれ判定部110へ出力する。誤りビット数検出部109は、送受信間で既知であるパイロット信号のパターンをあらかじめ記憶しており、記憶しているパイロット信号のパターンと受信信号に含まれているパイロット信号のパターンとをビット単位で比較することにより誤りビット数を検出する。
【0044】
判定手段である同期ずれ判定部110は、誤りビット数検出部109から入力した誤りビット数としきい値設定部104から入力したしきい値情報とを比較することにより同期保持状態または同期はずれ状態を判定して、判定した結果を出力する。即ち、同期ずれ判定部110は、誤りビット数がしきい値以上の場合には同期はずれ状態と判定し、誤りビット数がしきい値未満の場合には同期保持状態と判定する。
【0045】
次に、同期判定装置100の動作について、図2を用いて説明する。
【0046】
最初に、マッチドフィルタ102は受信信号より遅延プロファイルを作成する(ステップST201)。
【0047】
次に、パス選択部103は、遅延プロファイルを用いて有効パスを選択する(ステップST202)。
【0048】
次に、しきい値設定部104は、有効パス数が4以上か否かを判定する(ステップST203)。なお、有効パス数と比較する数値は4に限らず、4以外の数値であっても良い。
【0049】
有効パス数が4以上である場合は、しきい値α(例えば、誤り許容ビット数が13)を設定する(ステップST204)。
【0050】
一方、有効パス数が4未満である場合は、しきい値β(例えば、誤り許容ビット数が18)(ただし、α<βとする。)を設定する(ステップST205)。
【0051】
次に、しきい値αを設定した場合には、誤りビット数検出部109にて検出した誤りビット数がしきい値α以上であるか否かを判定し、しきい値βを設定した場合には、誤りビット数検出部109にて検出した誤りビット数がしきい値β以上であるか否かを判定する(ステップST206)。
【0052】
誤りビット数がしきい値α未満である場合または誤りビット数がしきい値β未満である場合は、同期保持状態と判定する(ステップST207)。一方、誤りビット数がしきい値α以上である場合または誤りビット数がしきい値β以上である場合は、同期はずれ状態と判定する(ステップST208)。
【0053】
そして、同期判定装置100は、各フレームについて、ステップST201〜ステップST208の処理を行う。
【0054】
このように、本実施の形態1によれば、有効パス数が多い場合において、誤りビット数と比較するしきい値αは、有効パス数が少ない場合のしきい値βよりも小さい値に設定されることにより、誤りビット数が比較的小さい場合においても同期はずれ状態と判定するので、雑音のみを受信してRAKE合成したような場合等において、精度良く正確に同期保持状態であるか否かの判定を行うことにより誤同期となることを防止することができる。
【0055】
(実施の形態2)
図3は、本実施の形態2に係る同期判定装置300の構成を示す図である。同期判定装置300は、図1に示す実施の形態1に係る同期判定装置100において、後方保護段数設定部301及び後方保護部302を追加し、同期ずれ判定部110の代わりに同期ずれ判定部303を有する。なお、図3において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0056】
しきい値設定手段である後方保護段数設定部301は、パス選択部103から入力した有効パス情報より、後方保護段数を設定する。ここで、後方保護とは、所定の回数(後方保護段数)分連続して誤りビット数がしきい値未満にならない限り同期保持状態であると判定しないことをいう。例えば、後方保護段数が「10」の場合、誤りビット数がしきい値以下であるとの判定が連続して10回行われた場合に同期保持状態の判定結果を出力するものである。したがって、後方保護段数設定部301は、有効パス情報より有効パス数がしきい値(第1しきい値)以上の場合には大きい後方保護段数(第1同期判定用しきい値)を設定し、有効パス数がしきい値未満の場合には小さい後方保護段数を設定する。そして、後方保護段数設定部301は、設定した後方保護段数情報を後方保護部302へ出力する。なお、後方保護段数の設定方法は、小さい後方保護段数と大きい後方保護段数との2種類のみを設定する場合に限らず、有効パス数が多い程後方保護段数が小さくなるようにしても良い。この場合には、後方保護段数設定部301は、パス選択部103から入力した有効パス情報を用いて有効パス数と後方保護段数との参照テーブルを参照することにより後方保護段数を設定するか、またはパス選択部103から入力した有効パス情報を用いて有効パス数と後方保護段数とを関係づけた計算式等により求めた後方保護段数を設定するようにしても良い。
【0057】
後方保護部302は、誤りビット数検出部109から入力した誤りビット数情報に基づいて、誤りビット数としきい値(第2同期判定用しきい値)とを比較し、比較結果に後方保護をかけることにより後方保護をクリアしたか否かの情報を同期ずれ判定部303へ出力する。即ち、後方保護部302は、誤りビット数がしきい値未満である状態が後方保護段数設定部301にて設定された後方保護段数起こった場合に後方保護をクリアした旨の情報を同期ずれ判定部303へ出力する。一方、後方保護部302は、誤りビット数が所定のしきい値未満である状態が後方保護段数設定部301にて設定された後方保護段数未満の場合に後方保護をクリアしていない旨の情報を同期ずれ判定部303へ出力する。
【0058】
同期ずれ判定部303は、後方保護部302から後方保護をクリアした旨の情報が入力した場合には、同期保持状態との判定結果を出力し、後方保護をクリアしていない旨の情報が入力した場合には、同期はずれ状態の判定結果を出力する。
【0059】
次に、同期判定装置300の動作について、図4を用いて説明する。
【0060】
最初に、マッチドフィルタ102は受信信号より遅延プロファイルを作成する(ステップST401)。
【0061】
次に、パス選択部103は、遅延プロファイルを用いて有効パスを選択する(ステップST402)。
【0062】
次に、後方保護段数設定部301は、有効パス数が4以上か否かを判定する(ステップST403)。なお、有効パス数と比較する数値は4に限らず、4以外の数値であっても良い。
【0063】
有効パス数が4以上である場合は、後方保護段数α(例えば、10段)を設定する(ステップST404)。
【0064】
一方、有効パス数が4未満である場合は、後方保護段数β(例えば、8段)(ただし、α>βとする。)を設定する(ステップST405)。
【0065】
次に、しきい値αを設定した場合には、後方保護部302は、後方保護段数αをクリアしたか否かを判定し、しきい値βを設定した場合には、後方保護部302は、後方保護部βをクリアしたか否かを判定する(ステップST406)。
【0066】
後方保護段数をクリアしている場合には、同期ずれ判定部303は、同期保持状態と判定する(ステップST407)。
【0067】
一方、後方保護段数をクリアしていない場合には、同期ずれ判定部303は、同期はずれ状態と判定する(ステップST408)。
【0068】
そして、同期判定装置300は、各フレームについて、ステップST401〜ステップST408の処理を行う。
【0069】
このように、本実施の形態2によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、選択したパス数に応じて後方保護段数を変えるので、パス数が少ない場合には早く同期を確立することができ、パス数が多い場合には誤って同期確立と判定することを防ぐことができる。
【0070】
なお、本実施の形態2は、上記実施の形態1に適用することが可能である。
【0071】
(実施の形態3)
図5は、本実施の形態3に係る同期判定装置500の構成を示す図である。
【0072】
同期判定装置500は、図1に示す実施の形態1に係る同期判定装置100において、前方保護段数設定部501及び前方保護部502を追加し、同期ずれ判定部110の代わりに同期ずれ判定部503を有する。なお、図5において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0073】
しきい値設定手段である前方保護段数設定部501は、パス選択部103から入力した有効パス情報より、前方保護段数を設定する。ここで、前方保護とは、所定の回数(前方保護段数)分連続して誤りビット数がしきい値以上にならない限り同期はずれ状態と判定しないことをいう。例えば、前方保護段数が「10」の場合、誤りビット数がしきい値以上であるとの判定が連続して10回行われた場合に同期はずれ状態の判定結果を出力するものである。したがって、前方保護段数設定部501は、有効パス情報より有効パス数がしきい値(第1しきい値)以上の場合には小さい前方保護段数(第1同期判定用しきい値)を設定し、有効パス数がしきい値未満の場合には大きい前方保護段数を設定する。そして、前方保護段数設定部501は、設定した前方保護段数情報を前方保護部502へ出力する。なお、前方保護段数の設定方法は、小さい前方保護段数と大きい前方保護段数との2種類のみを設定する場合に限らず、有効パス数が多い程前方保護段数が小さくなるように、パス選択部103から入力した有効パス情報を用いて有効パス数と前方保護段数との参照テーブルを参照することにより前方保護段数を設定するか、またはパス選択部103から入力した有効パス情報を用いて有効パス数と前方保護段数とを関係づけた計算式等により求めた前方保護段数を設定するようにしても良い。
【0074】
前方保護部502は、誤りビット数検出部109から入力した誤りビット数情報に基づいて、誤りビット数としきい値(第2同期判定用しきい値)とを比較し、比較結果に前方保護をかけることにより前方保護をクリアしたか否かの情報を同期ずれ判定部503へ出力する。即ち、前方保護部502は、誤りビット数がしきい値以上である状態が前方保護段数設定部501にて設定された前方保護段数起こった場合に前方保護をクリアした旨の情報を同期ずれ判定部503へ出力する。一方、前方保護部502は、誤りビット数がしきい値以上である状態が前方保護段数設定部501にて設定された前方保護段数未満の場合に前方保護をクリアしていない旨の情報を同期ずれ判定部503へ出力する。
【0075】
同期ずれ判定部503は、前方保護部502より前方保護をクリアした旨の情報が入力した場合には、同期はずれ状態との判定結果を出力し、前方保護部502より前方保護をクリアしていない旨の情報が入力した場合には、同期保持状態の判定結果を出力する。
【0076】
次に、同期判定装置500の動作について、図6を用いて説明する。
【0077】
最初に、マッチドフィルタ102は受信信号より遅延プロファイルを作成する(ステップST601)。
【0078】
次に、パス選択部103は、遅延プロファイルを用いて有効パスを選択する(ステップST602)。
【0079】
次に、前方保護段数設定部501は、有効パス数が4以上か否かを判定する(ステップST603)。なお、有効パス数と比較する数値は4に限らず、4以外の数値であっても良い。
【0080】
有効パス数が4以上である場合は、前方保護段数α(例えば、8段)を設定する(ステップST604)。
【0081】
一方、有効パス数が4未満である場合は、前方保護段数β(例えば、10段)(ただし、α<βとする。)を設定する(ステップST605)。
【0082】
次に、前方保護段数αを設定した場合には、前方保護部502にて前方保護段数αをクリアしたか否かを判定し、前方保護段数βを設定した場合には、前方保護部502にて前方保護段数βをクリアしたか否かを判定する(ステップST606)。
【0083】
前方保護段数をクリアしている場合には、同期ずれ判定部503は、同期はずれ状態と判定する(ステップST607)。
【0084】
一方、前方保護段数をクリアしていない場合には、同期ずれ判定部503は、同期保持状態と判定する(ステップST608)。
【0085】
そして、同期判定装置500は、各フレームについて、ステップST601〜ステップST608の処理を行う。
【0086】
このように、本実施の形態3によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、選択したパス数に応じて前方保護段数を変えるので、パス数が少ない場合には早く同期を確立することができ、パス数が多い場合には誤って同期確立と判定することを防ぐことができる。
【0087】
なお、本実施の形態3は、上記実施の形態1及び実施の形態2に適用することが可能である。
【0088】
(実施の形態4)
図7は、本実施の形態4に係る同期判定装置700の構成を示す図である。
【0089】
同期判定装置700は、図1に示す実施の形態1に係る同期判定装置100において、受信品質測定部701を追加し、しきい値設定部104の代わりにしきい値設定部702を有し、同期ずれ判定部110の代わりに同期ずれ判定部703を有する。なお、図7において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0090】
受信品質測定部701は、逆拡散部105から入力した受信信号より受信品質を示すSIR(Signal to Interference Ratio)を測定してしきい値設定部702へ出力する。受信品質測定部701は、逆拡散部105で逆拡散されたパイロット信号を同相加算した値のパワの平均値P及び各パイロットシンボルのパワPLn(nは自然数)より前記パワの平均値Pを減算した値(PLn−P)を求め、求めた(PLn−P)を全て加算した値Nを求め、P/Nを求めることによりSIRを算出することができる。なお、受信品質を示す測定値は、SIRに限らず、受信レベル及びRSSI(Received Signal Strength Indicator)等の任意の受信品質を示す測定値を用いることが可能である。
【0091】
しきい値設定部702は、受信品質測定部701から入力したSIRとしきい値(第2しきい値)とを比較することにより、SIRがしきい値以上である場合には後述する誤りビット数と比較するしきい値(同期判定用しきい値)を小さい値に設定し、SIRがしきい値未満である場合には誤りビット数と比較するしきい値を大きな値に設定する。そして、しきい値設定部702は、設定したしきい値情報を同期ずれ判定部703へ出力する。なお、しきい値の設定方法は、小さいしきい値と大きいしきい値との2種類のみを設定する場合に限らず、SIRが大きい程しきい値が小さくなるように、受信品質測定部701から入力した受信品質情報を用いてSIRとしきい値との参照テーブルを参照することによりしきい値を設定するか、または受信品質測定部701から入力した受信品質情報を用いてSIRとしきい値とを関係づけた計算式等により求めたしきい値を設定するようにしても良い。
【0092】
同期ずれ判定部703は、誤りビット数検出部109から入力した誤りビット数としきい値設定部702から入力したしきい値情報とを比較することにより同期保持状態または同期はずれ状態を判定して、判定した結果を出力する。即ち、同期ずれ判定部703は、誤りビット数がしきい値以上の場合には同期はずれ状態と判定し、誤りビット数がしきい値未満の場合には同期保持状態と判定する。
【0093】
次に、同期判定装置700の動作について、図8を用いて説明する。
【0094】
最初に、受信品質測定部701は、受信信号よりSIRを測定する(ステップST801)。
【0095】
次に、しきい値設定部702は、SIRがしきい値α以上であるか否かを判定する(ステップST802)。
【0096】
SIRがしきい値α以上である場合は、しきい値β(例えば、誤り許容ビット数が13)を設定する(ステップST803)。
【0097】
一方、SIRがしきい値α未満である場合は、しきい値γ(例えば、誤り許容ビット数が18)(ただし、β<γとする。)を設定する(ステップST804)。
【0098】
次に、しきい値βを設定した場合には、誤りビット数検出部109にて検出した誤りビット数がしきい値β以上であるか否かを判定し、しきい値γを設定した場合には、誤りビット数検出部109にて検出した誤りビット数がしきい値γ以上であるか否かを判定する(ステップST805)。
【0099】
誤りビット数がしきい値β未満である場合または誤りビット数がしきい値γ未満である場合は、同期保持状態と判定する(ステップST806)。一方、誤りビット数がしきい値β以上である場合または誤りビット数がしきい値γ以上である場合は、同期はずれ状態と判定する(ステップST807)。
【0100】
そして、同期判定装置700は、各フレームについて、ステップST801〜ステップST807の処理を行う。
【0101】
このように、本実施の形態4によれば、受信品質が劣化している場合において、誤りビット数と比較するしきい値βは、有効パス数が少ない場合のしきい値γよりも小さい値に設定されることにより、誤りビット数が比較的小さい場合においても同期はずれ状態と判定するので、受信品質が劣化したことによりRAKE合成した際に雑音を多く含むような場合等において、精度良く正確に同期保持状態であるか否かの判定を行うことにより誤同期となることを防止することができる。
【0102】
なお、本実施の形態4は、上記実施の形態1〜3に適用することが可能である。
【0103】
(実施の形態5)
図9は、本実施の形態5に係る同期判定装置900の構成を示す図である。
【0104】
同期判定装置900は、図1に示す実施の形態1に係る同期判定装置100において、受信品質測定部901、後方保護段数設定部902及び後方保護部903を追加し、同期ずれ判定部110の代わりに同期ずれ判定部904を有する。なお、図9において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0105】
受信品質測定部901は、逆拡散部105から入力した受信信号よりSIRを測定して後方保護段数設定部902へ出力する。受信品質を示す測定値は、SIRに限らず、受信レベル及びRSSI等の任意の受信品質を示す測定値を用いることが可能である。
【0106】
しきい値設定手段である後方保護段数設定部902は、受信品質測定部901から入力した受信品質情報より、後方保護段数を設定する。後方保護段数設定部902は、受信品質情報よりSIRがしきい値(第2しきい値)以上の場合には小さい後方保護段数(第1同期判定用しきい値)を設定し、SIRがしきい値未満の場合には大きい後方保護段数を設定する。そして、後方保護段数設定部902は、設定した後方保護段数情報を後方保護部903へ出力する。なお、後方保護段数の設定方法は、小さい後方保護段数と大きい後方保護段数との2種類のみを設定する場合に限らず、SIRが受信品質が良好であることを示す程後方保護段数が小さくなるように、受信品質測定部901から入力した受信品質情報を用いてSIRと後方保護段数との参照テーブルを参照することにより後方保護段数を設定するか、または受信品質測定部901から入力した受信品質情報を用いてSIRと後方保護段数とを関係づけた計算式等により求めた後方保護段数を設定するようにしても良い。
【0107】
後方保護部903は、誤りビット数検出部109から入力した誤りビット数情報に基づいて、誤りビット数としきい値(第2同期判定用しきい値)とを比較し、比較結果に後方保護をかけることにより後方保護をクリアしたか否かの情報を同期ずれ判定部904へ出力する。即ち、後方保護部903は、誤りビット数が所定のしきい値未満である状態が連続して10回起こった場合に後方保護をクリアした旨の情報を同期ずれ判定部904へ出力する。一方、後方保護部903は、誤りビット数が所定のしきい値未満である状態が連続して10回未満の場合に後方保護をクリアしていない旨の情報を同期ずれ判定部904へ出力する。
【0108】
同期ずれ判定部904は、後方保護部903から後方保護をクリアした旨の情報が入力した場合には、同期保持状態との判定結果を出力し、後方保護をクリアしていない旨の情報が入力した場合には、同期はずれ状態の判定結果を出力する。
【0109】
次に、同期判定装置900の動作について、図10を用いて説明する。
【0110】
最初に、受信品質測定部901は、受信信号よりSIRを測定する(ステップST1001)。
【0111】
次に、後方保護段数設定部902は、SIRがしきい値α以上であるか否かを判定する(ステップST1002)。
【0112】
SIRがしきい値α以上である場合は、後方保護段数β(例えば、8段)を設定する(ステップST1003)。
【0113】
一方、SIRがしきい値α未満である場合は、後方保護段数γ(例えば、10段)(ただし、β<γとする。)を設定する(ステップST1004)。
【0114】
次に、後方保護段数βを設定した場合には、後方保護部903は後方保護段数βをクリアしたか否かを判定し、後方保護段数γを設定した場合には、後方保護部903は後方保護段数γをクリアしたか否かを判定する(ステップST1005)。
【0115】
後方保護段数をクリアした場合には、同期ずれ判定部904は、同期保持状態と判定する(ステップST1006)。
【0116】
一方、後方保護段数をクリアしていない場合には、同期ずれ判定部904は、同期はずれ状態と判定する(ステップST1007)。
【0117】
そして、同期判定装置900は、各フレームについて、ステップST1001〜ステップST1007の処理を行う。
【0118】
このように、本実施の形態5によれば、上記実施の形態4の効果に加えて、SIRに応じて後方保護段数を変えるので、SIRが大きくて受信品質が良好な場合には早く同期を確立することができ、SIRが小さくて受信品質が劣化している場合には誤って同期確立と判定することを防ぐことができる。
【0119】
なお、本実施の形態5は、上記実施の形態1〜4に適用することが可能である。
【0120】
(実施の形態6)
図11は、本実施の形態6に係る同期判定装置1100の構成を示す図である。
【0121】
同期判定装置1100は、図1に示す実施の形態1に係る同期判定装置100において、受信品質測定部1101、前方保護段数設定部1102及び前方保護部1103を追加し、同期ずれ判定部110の代わりに同期ずれ判定部1104を有する。なお、図11において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0122】
受信品質測定部1101は、逆拡散部105から入力した受信信号よりSIRを測定して前方保護段数設定部1102へ出力する。なお、受信品質を示す測定値は、SIRに限らず、受信レベル及びRSSI等の任意の受信品質を示す測定値を用いることが可能である。
【0123】
しきい値設定手段である前方保護段数設定部1102は、受信品質測定部1101から入力した受信品質情報より、前方保護段数を設定する。前方保護段数設定部1102は、受信品質情報よりSIRがしきい値(第2しきい値)以上の場合には大きい前方保護段数(第1同期判定用しきい値)を設定し、SIRがしきい値未満の場合には小さい前方保護段数を設定する。そして、前方保護段数設定部1102は、設定した前方保護段数情報を前方保護部1103へ出力する。なお、前方保護段数の設定方法は、小さい前方保護段数と大きい前方保護段数との2種類のみを設定する場合に限らず、SIRが受信品質が良好であることを示す程前方保護段数が小さくなるように、受信品質測定部1101から入力した受信品質情報を用いてSIRと後方保護段数との参照テーブルを参照することにより前方保護段数を設定するか、または受信品質測定部1101から入力した受信品質情報を用いてSIRと前方保護段数とを関係づけた計算式等により求めた前方保護段数を設定するようにしても良い。
【0124】
前方保護部1103は、誤りビット数検出部109から入力した誤りビット数情報に基づいて、誤りビット数としきい値(第2同期判定用しきい値)とを比較し、比較結果に前方保護をかけることにより前方保護をクリアしたか否かの情報を同期ずれ判定部1104へ出力する。即ち、前方保護部1103は、誤りビット数が所定のしきい値以上である状態が連続して10回起こった場合に前方保護をクリアした旨の情報を同期ずれ判定部1104へ出力する。一方、前方保護部1103は、誤りビット数が所定のしきい値以上である状態が連続して10回未満の場合に前方保護をクリアしていない旨の情報を同期ずれ判定部1104へ出力する。
【0125】
同期ずれ判定部1104は、前方保護部1103より前方保護をクリアした旨の情報が入力した場合には、同期はずれ状態の判定結果を出力し、前方保護部1103より前方保護をクリアしていない旨の情報が入力した場合には、同期保持状態の判定結果を出力する。
【0126】
次に、同期判定装置1100の動作について、図12を用いて説明する。
【0127】
最初に、受信品質測定部1101は、受信信号よりSIRを測定する(ステップST1201)。
【0128】
次に、前方保護段数設定部1102は、SIRがしきい値α以上であるか否かを判定する(ステップST1202)。
【0129】
SIRがしきい値α以上である場合は、前方保護段数β(例えば、10段)を設定する(ステップST1203)。
【0130】
一方、SIRがしきい値α未満である場合は、前方保護段数γ(例えば、8段)(ただし、β>γとする。)を設定する(ステップST1204)。
【0131】
次に、しきい値βを設定した場合には、前方保護部1103は前方保護段数βをクリアしたか否かを判定し、しきい値γを設定した場合には、前方保護部1103は前方保護段数γをクリアしたか否かを判定する(ステップST1205)。
【0132】
前方保護段数をクリアしている場合には、同期ずれ判定部1104は同期はずれ状態と判定する(ステップST1206)。
【0133】
一方、前方保護段数をクリアしていない場合には、同期ずれ判定部1104は同期保持状態と判定する(ステップST1207)。
【0134】
そして、同期判定装置1100は、各フレームについて、ステップST1201〜ステップST1207の処理を行う。
【0135】
このように、本実施の形態6によれば、上記実施の形態4の効果に加えて、誤りビット数がしきい値以上になる連続回数が同期判定用のしきい値以上の場合に、同期はずれ状態と判定する前方保護を用いるので、例えば瞬間的に雑音が発生した場合であって同期保持状態と判定しても良い場合に同期はずれ状態と誤判定してしまうことを防止することができて同期確立の処理を高速にすることができる。
【0136】
なお、本実施の形態6は、上記実施の形態1〜5に適用することが可能である。
【0137】
(実施の形態7)
図13は、本実施の形態7に係る同期判定装置1300の構成を示す図である。同期判定装置1300は、図1に示す実施の形態1に係る同期判定装置100において、しきい値設定部104の代わりに係数設定部1301を有する。なお、図13において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0138】
パス選択部103は、マッチドフィルタ102から入力した遅延プロファイルから有効なパス位相を判定して有効なパスを選択し、選択した有効パス情報を逆拡散部105へ出力する。パス選択部103は、遅延プロファイルのピーク値(受信レベル)がパス選択用のしきい値以上であるパスを有効なパスとして選択する。パス選択部103は、係数設定部1301から指示された同期はずれ状態の場合のパス選択用の係数または同期保持状態の場合のパス選択用の係数のいずれか一方の係数と遅延プロファイルの受信レベルの平均値とを乗算して、パス選択用のしきい値を設定する。同期はずれ状態の場合のパス選択用の係数は、同期保持状態の場合のパス選択用の係数よりも大きい値であるため、同期はずれ状態の場合のパス選択用のしきい値は、同期保持状態の場合のパス選択用のしきい値よりも大きい値になり、同期はずれ状態の場合には選択されるパス数を少なくすることができる。
【0139】
しきい値設定手段である係数設定部1301は、同期ずれ判定部110から同期はずれ状態の情報が入力した場合には、パス選択部103に対して同期はずれ状態の場合の係数を出力し、同期ずれ判定部110から同期保持状態の情報が入力した場合には、パス選択部103に対して同期保持状態の場合の係数を出力する。
【0140】
同期ずれ判定部110は、誤りビット数検出部109から入力した誤りビット数と同期判定用のしきい値とを比較することにより同期保持状態と同期はずれ状態を判定して、判定した結果を同期判定結果として出力するとともに係数設定部1301へ出力する。即ち、同期ずれ判定部110は、誤りビット数が同期判定用のしきい値以上の場合には同期はずれ状態と判定し、誤りビット数が同期判定用のしきい値未満の場合には同期保持状態と判定する。
【0141】
次に、同期判定装置1300の動作について、図14を用いて説明する。
【0142】
最初に、マッチドフィルタ102は受信信号より遅延プロファイルを作成する(ステップST1401)。
【0143】
次に、パス選択部103は、所定の値に設定したパス選択用のしきい値と遅延プロファイルとを比較して、パス選択用のしきい値以上であるピーク値を有効パスとして選択する(ステップST1402)。
【0144】
次に、誤りビット数検出部109は、誤りビット数を検出する(ステップST1403)。
【0145】
次に、同期ずれ判定部110は、誤りビット数と同期判定用のしきい値とを比較して、誤りビット数が同期判定用しきい値未満(同期保持状態)であるか否かを判定する(ステップST1404)。
【0146】
次に、同期ずれ判定部110は、同期保持状態であると判定した場合には、同期保持状態の情報を係数設定部1301へ出力し、係数設定部1301は同期保持状態の場合の係数をパス選択部103へ出力し、パス選択部103は同期保持状態の場合の係数と遅延プロファイルの受信レベルの平均値とを乗算して、パス選択用しきい値αを設定する(ステップST1405)。
【0147】
一方、同期ずれ判定部110は、同期保持状態でないと判定した場合には、同期はずれ状態の情報を係数設定部1301へ出力し、係数設定部1301は同期はずれ状態の場合の係数をパス選択部103へ出力し、パス選択部103は同期はずれ状態の場合の係数と遅延プロファイルの受信レベルの平均値とを乗算して、パス選択用のしきい値β(α<β)を設定する(ステップST1406)。なお、遅延プロファイルの受信レベルは伝搬環境によって変動するため、パス選択部103にて設定されるパス選択用のしきい値α、βも伝搬環境によって変化する。
【0148】
次に、図示しない制御部は通信が終了するか否かを判定して(ステップST1407)、通信を終了しない場合にはステップST1401からステップST1406までの処理を繰り返す。
【0149】
このように、本実施の形態7によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、同期はずれ状態と判定された場合には、遅延プロファイルと比較するパス選択用のしきい値を、同期保持状態と判定された場合に比べて大きな値に設定するので、同期はずれ状態の際には選択されるパス数を少なくすることができるために誤りビット数を多くすることができ、誤同期となることを防止することができる。
【0150】
なお、本実施の形態7においては、係数設定部1301はパス選択部103にてしきい値を設定するための係数を出力することとしたが、これに限らず、係数設定部1301は同期ずれ判定部110において誤りビット数と比較するしきい値も設定するようにしても良いし、さらに後方保護部または前方保護部を設けて係数設定部1301が後方保護段数または前方保護段数を設定するようにしても良い。また、本実施の形態7においては、係数設定部1301は、受信品質を示す測定値としきい値との比較結果に応じて誤りビット数と比較するしきい値を可変設定しても良い。また、本実施の形態7は、上記実施の形態1〜6に適用することが可能である。
【0151】
上記実施の形態1〜7の同期判定装置は、受信装置、無線装置、基地局装置及び通信端末装置に適用することが可能である。
【0152】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、精度良く正確に同期保持状態であるか否かの判定を行うことにより誤同期となることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る同期判定装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る同期判定装置の動作を示すフロー図
【図3】本発明の実施の形態2に係る同期判定装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る同期判定装置の動作を示すフロー図
【図5】本発明の実施の形態3に係る同期判定装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る同期判定装置の動作を示すフロー図
【図7】本発明の実施の形態4に係る同期判定装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態4に係る同期判定装置の動作を示すフロー図
【図9】本発明の実施の形態5に係る同期判定装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態5に係る同期判定装置の動作を示すフロー図
【図11】本発明の実施の形態6に係る同期判定装置の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態6に係る同期判定装置の動作を示すフロー図
【図13】本発明の実施の形態7に係る同期判定装置の構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態7に係る同期判定装置の動作を示すフロー図
【図15】従来において雑音のみを受信したときの受信パイロット信号の相関値変動を示すグラフ
【符号の説明】
100 同期判定装置
102 マッチドフィルタ
103 パス選択部
104 しきい値設定部
105 逆拡散部
106 チャネル推定部
107 同期検波部
108 RAKE合成部
109 誤りビット数検出部
110 同期ずれ判定部

Claims (10)

  1. 遅延プロファイルとパス選択用しきい値とを比較して受信レベルが前記パス選択用しきい値以上であるパスを選択するパス選択手段と、前記パス選択手段にて選択されたパスより受信信号のフェージング変動を補償して同期検波する同期検波手段と、前記同期検波手段により同期検波された既知信号の誤りビット数を検出する誤りビット数検出手段と、前記誤りビット数検出手段にて検出した前記誤りビット数と同期判定用しきい値との大小関係に基づいて同期保持状態または同期はずれ状態を判定する判定手段と、伝搬環境に応じて前記パス選択用しきい値または前記同期判定用しきい値を可変設定するしきい値設定手段と、を具備することを特徴とする同期判定装置。
  2. 前記しきい値設定手段は、前記パス選択手段により選択したパス数が第1しきい値以上である場合には、前記パス数が前記第1しきい値未満である場合に比べて小さい値の前記同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数検出手段により検出した前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定し、前記誤りビット数検出手段にて検出した前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値未満の場合に同期保持状態と判定することを特徴とする請求項1記載の同期判定装置。
  3. 前記しきい値設定手段は、受信品質を示す測定値が第2しきい値以上である場合には、前記測定値が前記第2しきい値未満である場合に比べて大きい値の前記同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数検出手段により検出した前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定し、前記誤りビット数検出手段にて検出した前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値未満の場合に同期保持状態と判定することを特徴とする請求項1記載の同期判定装置。
  4. 前記しきい値設定手段は、前記パス選択手段により選択されたパス数が第1しきい値以上である場合には、前記パス数が前記第1しきい値未満である場合に比べて大きい値の第1同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数が第2同期判定用しきい値未満になる連続回数が前記第1同期判定用しきい値以上の場合に同期保持状態と判定し、前記誤りビット数が前記第2同期判定用しきい値以上になった場合に同期はずれ状態と判定することを特徴とする請求項1記載の同期判定装置。
  5. 前記しきい値設定手段は、受信品質を示す測定値が第2しきい値以上である場合には、前記測定値が前記第2しきい値未満である場合に比べて小さい値の第1同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数が第2同期判定用しきい値未満になる連続回数が前記第1同期判定用しきい値以上の場合に同期保持状態と判定し、前記誤りビット数が前記第2同期判定用しきい値以上になった場合に同期はずれ状態と判定することを特徴とする請求項1記載の同期判定装置。
  6. 前記しきい値設定手段は、前記パス選択手段により選択されたパス数が第1しきい値以上である場合には、前記パス数が前記第1しきい値未満である場合に比べて小さい値の第1同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数が第2同期判定用しきい値以上になる連続回数が前記第1同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定し、前記誤りビット数が前記第2同期判定用しきい値未満になった場合に同期保持状態と判定することを特徴とする請求項1記載の同期判定装置。
  7. 前記しきい値設定手段は、受信品質を示す測定値が第2しきい値以上である場合には、前記測定値が前記第2しきい値未満である場合に比べて大きい値の第1同期判定用しきい値を設定し、前記判定手段は、前記誤りビット数が第2同期判定用しきい値以上になる連続回数が前記第1同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定し、前記誤りビット数が前記第2同期判定用しきい値未満になった場合に同期保持状態と判定することを特徴とする請求項1記載の同期判定装置。
  8. 前記しきい値設定手段は、前記判定手段にて同期はずれ状態と判定された場合には同期保持状態と判定された場合に比べて大きな値の前記パス選択用しきい値を設定することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の同期判定装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の同期判定装置を具備することを特徴とする受信装置。
  10. 同期検波された既知信号の誤りビット数を検出するステップと、遅延プロファイルとパス選択用しきい値とを比較して受信レベルが前記パス選択用しきい値以上であるパスを選択するステップと、選択したパス数がしきい値以上である場合には、前記パス数が前記しきい値未満である場合に比べて小さい値の同期判定用しきい値を設定するステップと、前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値以上の場合に同期はずれ状態と判定し、前記誤りビット数が前記同期判定用しきい値未満の場合に同期保持状態と判定するステップと、を具備することを特徴とする同期判定方法。
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