JP2004328151A - 電子機器及び無線モジュール割当て方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】起動されたプロファイルに対して最適な無線モジュールを割当てることが可能である電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】起動されたBluetooth(以下BTと称す。)プロファイルはBTドライバ12bに対し起動要求を送信する(S1)。BTドライバ12bはBTプロファイルから送信される起動要求に含まれるQoS値及びRole値を受信し(S2)未使用のBT通信用モジュールの存在を確認する(S3)。未使用のBT通信用モジュールが存在すれば(S3 yes)未使用のBT通信用モジュールは割当て要求を出したBTプロファイルに割当てられる(S4)。未使用のBT通信用モジュールが存在しないなら(S3 no)BTドライバ12bはBT通信用モジュール毎に利用可能であるQoS値を計算し(S5)最も大きいQoS値を有するBT通信用モジュールが割当て要求を出したBTプロファイルに割当てられる(S6)。
【選択図】 図3
【解決手段】起動されたBluetooth(以下BTと称す。)プロファイルはBTドライバ12bに対し起動要求を送信する(S1)。BTドライバ12bはBTプロファイルから送信される起動要求に含まれるQoS値及びRole値を受信し(S2)未使用のBT通信用モジュールの存在を確認する(S3)。未使用のBT通信用モジュールが存在すれば(S3 yes)未使用のBT通信用モジュールは割当て要求を出したBTプロファイルに割当てられる(S4)。未使用のBT通信用モジュールが存在しないなら(S3 no)BTドライバ12bはBT通信用モジュール毎に利用可能であるQoS値を計算し(S5)最も大きいQoS値を有するBT通信用モジュールが割当て要求を出したBTプロファイルに割当てられる(S6)。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信に関し、特に複数のアプリケーション及び複数の無線モジュールを搭載した電子機器及びアプリケーションに対し最適な無線モジュールを割当てる割当て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線通信技術の高度化に伴い、複数の物理的通信手段(通信メディア)を用いて通信相手機器と無線通信を行う電子機器が開発されている。例えば、転送されるデータを通信品質等に基いて、複数の通信手段に動的に割当てることで、このデータを複数の通信メディアに並列に処理させ、処理効率の向上を実現する方法があった(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−177596号公報(第3頁、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術は、複数の通信メディア夫々の通信特性を考慮して動的割当てを行うものの、複数の通信メディアのうちの一つの通信メディア特有の通信特性を考慮したものではない。
【0005】
例えば、複数の通信メディアのうちの一つとして、Bluetooth通信を考えてみる。このBluetooth通信特有の通信特性、例えば、通信時における通信相手機器とのMaster/Slave関係構築、同時にBluetooth通信機能を搭載した複数の通信相手機器とのマルチポイント接続といった通信特性について考慮したものではない。
【0006】
さらに、上述した従来技術における複数の通信メディアの種類は、夫々異なるものであり、同一種類の通信メディアが複数搭載されていることを考慮したものでもない。
【0007】
例えば、複数の通信メディアの夫々は、Bluetooth通信であり、このBluetooth通信を実現するために複数のBluetoothモジュールが搭載されているとする。Bluetoothモジュールが一つのみ搭載されている場合と比較して、複数のBluetoothモジュールが搭載されている場合の方が、Bluetooth通信システム全体のデータレートが向上する。また、QoS値の大きい複数のプロファイルから送受信されるデータを一つのBluetoothモジュールのみを使用して、通信相手機器へ送信を試みるものの、夫々のプロファイルに必要なQoSを確保できない場合であっても、複数のBluetoothモジュールが搭載されていれば送受信可能となる場合がある。
【0008】
ここで、以下に示す問題点が生じる。上述でBluetooth通信を例にあげて説明したように複数のプロファイルと複数の無線通信モジュールとが設けられる場合、並列に起動中である複数のプロファイルの夫々に対して、どのように無線モジュールを割当てるかによって、システム全体の処理効率が大きく異なる。例えば、QoS値が大きい複数のプロファイルが一つの無線通信モジュールを共同して使用し、QoS値が小さい複数のプロファイルが別の無線通信モジュールを共同して使用すると、無線通信システム全体の処理効率に大きく影響を与えることになる。
【0009】
そこで本発明は、起動されたプロファイルに対して最適な無線モジュールを割当てることが可能である電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションと、サービス内容を送受信する複数の無線モジュールと、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの起動動作、及び複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択する選択手段と、選択手段によって選択された無線モジュールを新たに起動されたアプリケーションに割当てる割当て手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションと、サービス内容を送受信する複数の無線モジュールと、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの所有するアプリケーション情報、及び複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択する選択手段と、選択手段によって選択された無線モジュールを新たに起動されたアプリケーションに割当てる割当て手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
また、請求項6に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションと、サービス内容を送受信する複数の無線モジュールと、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの起動動作、及び複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、選択された無線モジュールを新たに起動されたアプリケーションに割当てるドライバとを具備することを特徴とする
【0013】
また、請求項7に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションと、サービス内容を送受信する複数の無線モジュールと、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの所有するアプリケーション情報、及び複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、選択された無線モジュールを新たに起動されたアプリケーションに割当てるドライバとを具備することを特徴とする。
【0014】
また、請求項12に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションに対し、サービスを送受信する際に使用される無線モジュールを割当てる無線モジュール割当て方法において、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの起動動作、及び複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、選択された無線モジュールを起動されたアプリケーションに割当てることを特徴とする。
【0015】
また、請求項13に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションに対し、サービスを送受信する際に使用される無線モジュールを割当てる無線モジュール割当て方法において、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの所有するアプリケーション情報及び、複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、選択された無線モジュールを起動されたアプリケーションに割当てることを特徴とする。
【0016】
このような構成により、既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況を考慮して、新たに起動されたアプリケーションに対して最適な無線モジュールを割当てることが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る実施の形態を、Bluetooth無線通信に適用して説明する。
【0018】
図1は、本発明に係るBluetooth無線通信機能を搭載する電子機器と周辺機器との通信状態を示す図である。
【0019】
Bluetooth機能を搭載した電子機器(以下、Bluetooth機能搭載電子機器と称す。)1は、ホストコントローラ11とホスト12とから構成される。
【0020】
ホストコントローラ11は、Bluetooth無線通信機能を有する無線モジュールである第1のBluetooth通信用モジュール11a及び第2のBluetooth通信用モジュール11bで構成される。第1のBluetooth通信用モジュール11a及び第2のBluetooth通信用モジュール11bは、物理層とベースバンド層及びリンク管理層等(図示せず)で構成され、Bluetooth無線通信機能を実現するコアの役割りを果たす。また、これらの第1のBluetooth通信用モジュール11a及び第2のBluetooth通信用モジュール11bを用いて、Bluetooth機能搭載電子機器1は、通信相手機器群である第1のBluetooth機能搭載電子機器2と第2のBluetooth機能搭載電子機器3及び第3のBluetooth機能搭載電子機器4と同時に通信可能である。
【0021】
図1には、Bluetooth通信用モジュールを2つ搭載したBluetooth機能搭載電子機器1が示されているが、2つに限定する必要は無く、2つ以上のBluetooth通信用モジュールが搭載されていればよい。
【0022】
ホスト12は、サービスを提供するアプリケーションの役割りであるBluetoothプロファイルスタック群12a及びBluetoothドライバ12bで構成される。
【0023】
Bluetoothプロファイルスタック群12aは、第1のBluetoothプロファイルスタック12b1と第2のBluetoothプロファイルスタック12b2と第3のBluetoothプロファイルスタック12b3及び第4のBluetoothプロファイルスタック12b4で構成される。これらのBluetoothプロファイルスタック群には、個々のアプリケーションから提供されるサービスを実現するために必要である手順等が規定されている。また、これらのBluetoothプロファイルスタック群は、当該電子機器1のユーザからの指示、又は通信相手であるBluetooth機能搭載機器からの要求に従って、同時に起動されることが可能である。
【0024】
図1には、Bluetoothプロファイルスタックが4つ設けられたBluetooth機能搭載電子機器1が示されているが、4つに限定する必要は無く、1つ以上のBluetoothプロファイルスタックが設けられていればよい。
【0025】
Bluetoothドライバ12bは、Bluetoothプロファイルスタック群12a及びBluetooth通信用モジュール間で行われるデータ転送等をはじめとする制御を行う。
【0026】
図2は、本発明に係るBluetoothドライバの役割りを示す図である。
【0027】
図2において、Bluetoothプロファイルスタック群は第1のBluetoothプロファイルスタック12a1と第2のBluetoothプロファイルスタック12a2と第3のBluetoothプロファイルスタック12a3と第4のBluetoothプロファイルスタック12a4と第5のBluetoothプロファイルスタック12a5で構成されている。
【0028】
夫々のBluetoothプロファイルスタックは、一定の通信品質を確保するために必要であるとともに、データ転送値として表されるQoS(Quality of Service)値及び、夫々のプロファイルが使用される時における電子機器1の通信上の役割り(Master及びSlave)を示すRole値の情報を有する。QoS値の単位は、例えばbpsであり、特にQoS値の指定が無い場合は予め指定されているデフォルト値を用いることも可能である。さらにRole値は、Master若しくはSlave又はMasuterかつSlaveであるが、特にRole値の指定が無い場合は予め指定されているデフォルト値を用いることも可能である。
【0029】
さらに、Bluetooth通信用モジュール群は、第1のBluetooth通信用モジュール11aと第2のBluetooth通信用モジュール11bと第3のBluetooth通信用モジュール11c及び第4のBluetooth通信用モジュール11dで構成されている。
【0030】
Bluetoohドライバ12bは、夫々のBluetoothプロファイルスタックに対して、Bluetooth通信用モジュールを割当てる。この割当て動作は、後述で詳細に説明するように、Bluetoothプロファイルの起動動作、さらに夫々のBluetoothプロファイルスタックの有するQoS値及びRole値に基いて行われる。例えば図2に示すように、第1のBluetoothプロファイルスタック12a1及び第2のBluetoothプロファイルスタック12a2に対して第1のBluetooth通信用モジュール11aが割当てられている。
【0031】
図3は、Bluetoothドライバの動作を説明するフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、Bluetoothドライバ12bの動作を説明する。
【0032】
Bluetoothプロファイルスタックに対する起動要求命令にによって起動されたBluetoothプロファイルスタックは、Bluetoothドライバ12bに対して起動要求命令を送信する(ステップS1)。Bluetoothドライバ12bは、Bluetoothプロファイルスタックから送信される起動要求命令に含まれるQoS値及びRole値とを受信する(ステップS2)。Bluetoothプロファイルスタックから起動要求を受けたBluetoothドライバ12bは、Bluetooth通信用モジュール群の中から、未使用のBluetooth通信用モジュールが存在するか否かを確認する(ステップS3)。
【0033】
もし、未使用状態であるBluetooth通信用モジュールが存在するならば(ステップS3 yes)、当該未使用状態であるBluetooth通信用モジュールは、割当て要求を出したBluetoothプロファイルスタックに割当てられる(ステップS4)。このBluetoothプロファイルスタックに対するBluetooth通信用モジュールの割当て方法は、Bluetoothドライバ12bが当該割当てられるBluetooth通信用モジュールの所有するモジュールIDを、割当て要求を出したBluetoothプロファイルスタックに通知することで行われる。
【0034】
新たに起動されたBluetoothプロファイルに対して、複数のBluetoothプロファイルによって使用されていない状態のBluetooth通信用モジュールを割当てることで、新たに起動されたBluetoothプロファイルは、既に起動されているBluetoothプロファイルの影響を受けることなく動作可能であり、QoSを確保することが可能である。
【0035】
また、未使用状態であるBluetooth通信用モジュールが存在しないならば(ステップS3 no)、Blutoothドライバ12bは、Bluetooth通信用モジュール群を構成するBluetooth通信用モジュール毎に、「利用可能であるQoS値」を計算する(ステップS5)。この「利用可能であるQoS値」とは、サービスを提供中であるBluetoothプロファイルスタックに対し既に割当てられているBluetooth通信用モジュールが、別のBluetoothプロファイルによってさらに使用される時点において、利用可能であるQoS値である。このBluetooth通信用モジュール夫々の有する「利用可能であるQoS値」の計算方法は、後述をもって詳細に説明する。
【0036】
Bluetooth通信用モジュール夫々の有する「利用可能なQoS値」を計算した後、これらの計算されたQoS値の中で最も大きいQoS値を有するBluetooth通信用モジュールが、割当て要求を出したBluetoothプロファイルスタックに割当てられる(ステップS6)。
【0037】
図4は、利用可能であるQoS値の第1の計算方法を示す図である。
【0038】
本第1の計算方法は、単純な減算法による計算方法である。図4に示すように、第1のBluetooth通信用モジュール11aは、QoSとして600bps(v1)を要求する第1のBluetoothプロファイルスタック12a1によって使用されている。ここで、第1のBluetooth通信用モジュール11aのQoS値は、最大で720bps(v2)であるとする。すると、第1のBluetooth通信用モジュール11aにおける利用可能である残りのQoS値は、式(1)に示されるように720−600=120bps(v3)と単純に減算することで求めることが可能である。
【0039】
複数のBluetooth通信用モジュール毎に「利用可能なQoS値」を算出することで、新たに起動されたBluetoothプロファイルに対して最適な無線モジュールを割当てることが可能であり、QoSを確保することが可能である。
【0040】
図5は、利用可能であるQoS値の第2の計算方法を示す図である。
【0041】
図6は、動作状態とみなしQoS値とを対応付けた表である。
【0042】
本第2の計算方法は、本発明に係る電子機器の動作状態を考慮した減算法による計算方法である。図5に示すように、第1のBluetooth通信用モジュール11aは、QoSとして100bps(v5)を要求する第1のBluetoothプロファイルスタック12a1によって使用されている。また、第1のBluetoothプロファイルスタック12a1は、本発明に係る電子機器がMasterの役割りとして動作する際に使用される。ここで、第1のBluetooth通信用モジュール11aのQoS値は、最大で720bps(v2)であるとする。
【0043】
さて、本発明に係る電子機器が上記で説明した状態において、新たに起動したプロファイルによって当該電子機器がSlaveの役割りとして動作する場合、図4を用いて説明したように、単純計算で第1のBluetooth通信用モジュール11aにおける「利用可能なQoS値」を算出せずに、第1のBluetooth通信用モジュールを介して行われる通信状況を考慮して「利用可能なQoS値」を算出する。
【0044】
Bluetooth通信用モジュールを介して行われる通信状況を考慮して「利用可能なQoS値」を算出する場合、図6に示される「使用みなしQoS値」と称するQoS値を用いる。例えば、本発明に係る電子機器がMaster及びSlaveとしての2つの役割りを果たし、それらの通信が一つのBluetooth通信用モジュールを介して行われる場合、図6中の「使用みなしQoS値」の中で、「動作状態」がスキャッタネット(MasterかつSlave)の場合に対応する400bps(v6)の値を参照する。
【0045】
この「使用みなしQoS値」を利用して、第1のBluetooth通信用モジュール11aにおける利用可能である残りのQoS値は、式(2)に示されるように720−100−400=220bps(v7)と本発明に係る電子機器の動作状況を考慮した減算法で求めることが可能である。
【0046】
複数のBluetooth通信用モジュールの夫々の使用状況を考慮して、複数のBluetooth通信用モジュール毎に「利用可能なQoS値」を算出することで、新たに起動されたBluetoothプロファイルに対して、より最適な無線モジュールを割当てることが可能となり、QoSを確保することが可能である。
【0047】
本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であれば、上記の実施形態に限定されるものではない。そして、Bluetooth規格に準拠した無線技術のみならず、Bluetooth規格に準拠した無線技術と類似の無線技術に広く適用できるものである。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述した発明によれば、起動されたプロファイルに対して最適な無線モジュールを割当てることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るBluetooth無線通信機能を搭載する電子機器と周辺機器との通信状態を示す図。
【図2】本発明に係るBluetoothドライバの役割りを示す図。
【図3】Bluetoothドライバの動作を説明するフローチャート。
【図4】利用可能であるQoS値の第1の計算方法を示す図。
【図5】利用可能であるQoS値の第2の計算方法を示す図。
【図6】動作状態とみなしQoS値とを対応付けた表。
【符号の説明】
1…Bluetooth機能搭載電子機器、
2…第1のBluetooth機能搭載電子機器、
3…第2のBluetooth機能搭載電子機器、
4…第3のBluetooth機能搭載電子機器、
11…ホストコントローラ、
11a…第1のBluetooth通信用モジュール、
11b…第2のBluetooth通信用モジュール、
12…ホスト、12a…Bluetoothプロファイルスタック群、
12a1…第1のBluetoothプロファイルスタック、
12a2…第2のBluetoothプロファイルスタック、
12a3…第3のBluetoothプロファイルスタック、
12a4…第4のBluetoothプロファイルスタック、
12b…Bluetoothドライバ、
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信に関し、特に複数のアプリケーション及び複数の無線モジュールを搭載した電子機器及びアプリケーションに対し最適な無線モジュールを割当てる割当て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線通信技術の高度化に伴い、複数の物理的通信手段(通信メディア)を用いて通信相手機器と無線通信を行う電子機器が開発されている。例えば、転送されるデータを通信品質等に基いて、複数の通信手段に動的に割当てることで、このデータを複数の通信メディアに並列に処理させ、処理効率の向上を実現する方法があった(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−177596号公報(第3頁、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術は、複数の通信メディア夫々の通信特性を考慮して動的割当てを行うものの、複数の通信メディアのうちの一つの通信メディア特有の通信特性を考慮したものではない。
【0005】
例えば、複数の通信メディアのうちの一つとして、Bluetooth通信を考えてみる。このBluetooth通信特有の通信特性、例えば、通信時における通信相手機器とのMaster/Slave関係構築、同時にBluetooth通信機能を搭載した複数の通信相手機器とのマルチポイント接続といった通信特性について考慮したものではない。
【0006】
さらに、上述した従来技術における複数の通信メディアの種類は、夫々異なるものであり、同一種類の通信メディアが複数搭載されていることを考慮したものでもない。
【0007】
例えば、複数の通信メディアの夫々は、Bluetooth通信であり、このBluetooth通信を実現するために複数のBluetoothモジュールが搭載されているとする。Bluetoothモジュールが一つのみ搭載されている場合と比較して、複数のBluetoothモジュールが搭載されている場合の方が、Bluetooth通信システム全体のデータレートが向上する。また、QoS値の大きい複数のプロファイルから送受信されるデータを一つのBluetoothモジュールのみを使用して、通信相手機器へ送信を試みるものの、夫々のプロファイルに必要なQoSを確保できない場合であっても、複数のBluetoothモジュールが搭載されていれば送受信可能となる場合がある。
【0008】
ここで、以下に示す問題点が生じる。上述でBluetooth通信を例にあげて説明したように複数のプロファイルと複数の無線通信モジュールとが設けられる場合、並列に起動中である複数のプロファイルの夫々に対して、どのように無線モジュールを割当てるかによって、システム全体の処理効率が大きく異なる。例えば、QoS値が大きい複数のプロファイルが一つの無線通信モジュールを共同して使用し、QoS値が小さい複数のプロファイルが別の無線通信モジュールを共同して使用すると、無線通信システム全体の処理効率に大きく影響を与えることになる。
【0009】
そこで本発明は、起動されたプロファイルに対して最適な無線モジュールを割当てることが可能である電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションと、サービス内容を送受信する複数の無線モジュールと、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの起動動作、及び複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択する選択手段と、選択手段によって選択された無線モジュールを新たに起動されたアプリケーションに割当てる割当て手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションと、サービス内容を送受信する複数の無線モジュールと、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの所有するアプリケーション情報、及び複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択する選択手段と、選択手段によって選択された無線モジュールを新たに起動されたアプリケーションに割当てる割当て手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
また、請求項6に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションと、サービス内容を送受信する複数の無線モジュールと、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの起動動作、及び複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、選択された無線モジュールを新たに起動されたアプリケーションに割当てるドライバとを具備することを特徴とする
【0013】
また、請求項7に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションと、サービス内容を送受信する複数の無線モジュールと、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの所有するアプリケーション情報、及び複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、選択された無線モジュールを新たに起動されたアプリケーションに割当てるドライバとを具備することを特徴とする。
【0014】
また、請求項12に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションに対し、サービスを送受信する際に使用される無線モジュールを割当てる無線モジュール割当て方法において、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの起動動作、及び複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、選択された無線モジュールを起動されたアプリケーションに割当てることを特徴とする。
【0015】
また、請求項13に係る発明では、サービスの提供及び享受を行う複数のアプリケーションに対し、サービスを送受信する際に使用される無線モジュールを割当てる無線モジュール割当て方法において、複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの所有するアプリケーション情報及び、複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況に基いて、複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、選択された無線モジュールを起動されたアプリケーションに割当てることを特徴とする。
【0016】
このような構成により、既に起動されているアプリケーションによる複数の無線モジュールの使用状況を考慮して、新たに起動されたアプリケーションに対して最適な無線モジュールを割当てることが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る実施の形態を、Bluetooth無線通信に適用して説明する。
【0018】
図1は、本発明に係るBluetooth無線通信機能を搭載する電子機器と周辺機器との通信状態を示す図である。
【0019】
Bluetooth機能を搭載した電子機器(以下、Bluetooth機能搭載電子機器と称す。)1は、ホストコントローラ11とホスト12とから構成される。
【0020】
ホストコントローラ11は、Bluetooth無線通信機能を有する無線モジュールである第1のBluetooth通信用モジュール11a及び第2のBluetooth通信用モジュール11bで構成される。第1のBluetooth通信用モジュール11a及び第2のBluetooth通信用モジュール11bは、物理層とベースバンド層及びリンク管理層等(図示せず)で構成され、Bluetooth無線通信機能を実現するコアの役割りを果たす。また、これらの第1のBluetooth通信用モジュール11a及び第2のBluetooth通信用モジュール11bを用いて、Bluetooth機能搭載電子機器1は、通信相手機器群である第1のBluetooth機能搭載電子機器2と第2のBluetooth機能搭載電子機器3及び第3のBluetooth機能搭載電子機器4と同時に通信可能である。
【0021】
図1には、Bluetooth通信用モジュールを2つ搭載したBluetooth機能搭載電子機器1が示されているが、2つに限定する必要は無く、2つ以上のBluetooth通信用モジュールが搭載されていればよい。
【0022】
ホスト12は、サービスを提供するアプリケーションの役割りであるBluetoothプロファイルスタック群12a及びBluetoothドライバ12bで構成される。
【0023】
Bluetoothプロファイルスタック群12aは、第1のBluetoothプロファイルスタック12b1と第2のBluetoothプロファイルスタック12b2と第3のBluetoothプロファイルスタック12b3及び第4のBluetoothプロファイルスタック12b4で構成される。これらのBluetoothプロファイルスタック群には、個々のアプリケーションから提供されるサービスを実現するために必要である手順等が規定されている。また、これらのBluetoothプロファイルスタック群は、当該電子機器1のユーザからの指示、又は通信相手であるBluetooth機能搭載機器からの要求に従って、同時に起動されることが可能である。
【0024】
図1には、Bluetoothプロファイルスタックが4つ設けられたBluetooth機能搭載電子機器1が示されているが、4つに限定する必要は無く、1つ以上のBluetoothプロファイルスタックが設けられていればよい。
【0025】
Bluetoothドライバ12bは、Bluetoothプロファイルスタック群12a及びBluetooth通信用モジュール間で行われるデータ転送等をはじめとする制御を行う。
【0026】
図2は、本発明に係るBluetoothドライバの役割りを示す図である。
【0027】
図2において、Bluetoothプロファイルスタック群は第1のBluetoothプロファイルスタック12a1と第2のBluetoothプロファイルスタック12a2と第3のBluetoothプロファイルスタック12a3と第4のBluetoothプロファイルスタック12a4と第5のBluetoothプロファイルスタック12a5で構成されている。
【0028】
夫々のBluetoothプロファイルスタックは、一定の通信品質を確保するために必要であるとともに、データ転送値として表されるQoS(Quality of Service)値及び、夫々のプロファイルが使用される時における電子機器1の通信上の役割り(Master及びSlave)を示すRole値の情報を有する。QoS値の単位は、例えばbpsであり、特にQoS値の指定が無い場合は予め指定されているデフォルト値を用いることも可能である。さらにRole値は、Master若しくはSlave又はMasuterかつSlaveであるが、特にRole値の指定が無い場合は予め指定されているデフォルト値を用いることも可能である。
【0029】
さらに、Bluetooth通信用モジュール群は、第1のBluetooth通信用モジュール11aと第2のBluetooth通信用モジュール11bと第3のBluetooth通信用モジュール11c及び第4のBluetooth通信用モジュール11dで構成されている。
【0030】
Bluetoohドライバ12bは、夫々のBluetoothプロファイルスタックに対して、Bluetooth通信用モジュールを割当てる。この割当て動作は、後述で詳細に説明するように、Bluetoothプロファイルの起動動作、さらに夫々のBluetoothプロファイルスタックの有するQoS値及びRole値に基いて行われる。例えば図2に示すように、第1のBluetoothプロファイルスタック12a1及び第2のBluetoothプロファイルスタック12a2に対して第1のBluetooth通信用モジュール11aが割当てられている。
【0031】
図3は、Bluetoothドライバの動作を説明するフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、Bluetoothドライバ12bの動作を説明する。
【0032】
Bluetoothプロファイルスタックに対する起動要求命令にによって起動されたBluetoothプロファイルスタックは、Bluetoothドライバ12bに対して起動要求命令を送信する(ステップS1)。Bluetoothドライバ12bは、Bluetoothプロファイルスタックから送信される起動要求命令に含まれるQoS値及びRole値とを受信する(ステップS2)。Bluetoothプロファイルスタックから起動要求を受けたBluetoothドライバ12bは、Bluetooth通信用モジュール群の中から、未使用のBluetooth通信用モジュールが存在するか否かを確認する(ステップS3)。
【0033】
もし、未使用状態であるBluetooth通信用モジュールが存在するならば(ステップS3 yes)、当該未使用状態であるBluetooth通信用モジュールは、割当て要求を出したBluetoothプロファイルスタックに割当てられる(ステップS4)。このBluetoothプロファイルスタックに対するBluetooth通信用モジュールの割当て方法は、Bluetoothドライバ12bが当該割当てられるBluetooth通信用モジュールの所有するモジュールIDを、割当て要求を出したBluetoothプロファイルスタックに通知することで行われる。
【0034】
新たに起動されたBluetoothプロファイルに対して、複数のBluetoothプロファイルによって使用されていない状態のBluetooth通信用モジュールを割当てることで、新たに起動されたBluetoothプロファイルは、既に起動されているBluetoothプロファイルの影響を受けることなく動作可能であり、QoSを確保することが可能である。
【0035】
また、未使用状態であるBluetooth通信用モジュールが存在しないならば(ステップS3 no)、Blutoothドライバ12bは、Bluetooth通信用モジュール群を構成するBluetooth通信用モジュール毎に、「利用可能であるQoS値」を計算する(ステップS5)。この「利用可能であるQoS値」とは、サービスを提供中であるBluetoothプロファイルスタックに対し既に割当てられているBluetooth通信用モジュールが、別のBluetoothプロファイルによってさらに使用される時点において、利用可能であるQoS値である。このBluetooth通信用モジュール夫々の有する「利用可能であるQoS値」の計算方法は、後述をもって詳細に説明する。
【0036】
Bluetooth通信用モジュール夫々の有する「利用可能なQoS値」を計算した後、これらの計算されたQoS値の中で最も大きいQoS値を有するBluetooth通信用モジュールが、割当て要求を出したBluetoothプロファイルスタックに割当てられる(ステップS6)。
【0037】
図4は、利用可能であるQoS値の第1の計算方法を示す図である。
【0038】
本第1の計算方法は、単純な減算法による計算方法である。図4に示すように、第1のBluetooth通信用モジュール11aは、QoSとして600bps(v1)を要求する第1のBluetoothプロファイルスタック12a1によって使用されている。ここで、第1のBluetooth通信用モジュール11aのQoS値は、最大で720bps(v2)であるとする。すると、第1のBluetooth通信用モジュール11aにおける利用可能である残りのQoS値は、式(1)に示されるように720−600=120bps(v3)と単純に減算することで求めることが可能である。
【0039】
複数のBluetooth通信用モジュール毎に「利用可能なQoS値」を算出することで、新たに起動されたBluetoothプロファイルに対して最適な無線モジュールを割当てることが可能であり、QoSを確保することが可能である。
【0040】
図5は、利用可能であるQoS値の第2の計算方法を示す図である。
【0041】
図6は、動作状態とみなしQoS値とを対応付けた表である。
【0042】
本第2の計算方法は、本発明に係る電子機器の動作状態を考慮した減算法による計算方法である。図5に示すように、第1のBluetooth通信用モジュール11aは、QoSとして100bps(v5)を要求する第1のBluetoothプロファイルスタック12a1によって使用されている。また、第1のBluetoothプロファイルスタック12a1は、本発明に係る電子機器がMasterの役割りとして動作する際に使用される。ここで、第1のBluetooth通信用モジュール11aのQoS値は、最大で720bps(v2)であるとする。
【0043】
さて、本発明に係る電子機器が上記で説明した状態において、新たに起動したプロファイルによって当該電子機器がSlaveの役割りとして動作する場合、図4を用いて説明したように、単純計算で第1のBluetooth通信用モジュール11aにおける「利用可能なQoS値」を算出せずに、第1のBluetooth通信用モジュールを介して行われる通信状況を考慮して「利用可能なQoS値」を算出する。
【0044】
Bluetooth通信用モジュールを介して行われる通信状況を考慮して「利用可能なQoS値」を算出する場合、図6に示される「使用みなしQoS値」と称するQoS値を用いる。例えば、本発明に係る電子機器がMaster及びSlaveとしての2つの役割りを果たし、それらの通信が一つのBluetooth通信用モジュールを介して行われる場合、図6中の「使用みなしQoS値」の中で、「動作状態」がスキャッタネット(MasterかつSlave)の場合に対応する400bps(v6)の値を参照する。
【0045】
この「使用みなしQoS値」を利用して、第1のBluetooth通信用モジュール11aにおける利用可能である残りのQoS値は、式(2)に示されるように720−100−400=220bps(v7)と本発明に係る電子機器の動作状況を考慮した減算法で求めることが可能である。
【0046】
複数のBluetooth通信用モジュールの夫々の使用状況を考慮して、複数のBluetooth通信用モジュール毎に「利用可能なQoS値」を算出することで、新たに起動されたBluetoothプロファイルに対して、より最適な無線モジュールを割当てることが可能となり、QoSを確保することが可能である。
【0047】
本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であれば、上記の実施形態に限定されるものではない。そして、Bluetooth規格に準拠した無線技術のみならず、Bluetooth規格に準拠した無線技術と類似の無線技術に広く適用できるものである。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述した発明によれば、起動されたプロファイルに対して最適な無線モジュールを割当てることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るBluetooth無線通信機能を搭載する電子機器と周辺機器との通信状態を示す図。
【図2】本発明に係るBluetoothドライバの役割りを示す図。
【図3】Bluetoothドライバの動作を説明するフローチャート。
【図4】利用可能であるQoS値の第1の計算方法を示す図。
【図5】利用可能であるQoS値の第2の計算方法を示す図。
【図6】動作状態とみなしQoS値とを対応付けた表。
【符号の説明】
1…Bluetooth機能搭載電子機器、
2…第1のBluetooth機能搭載電子機器、
3…第2のBluetooth機能搭載電子機器、
4…第3のBluetooth機能搭載電子機器、
11…ホストコントローラ、
11a…第1のBluetooth通信用モジュール、
11b…第2のBluetooth通信用モジュール、
12…ホスト、12a…Bluetoothプロファイルスタック群、
12a1…第1のBluetoothプロファイルスタック、
12a2…第2のBluetoothプロファイルスタック、
12a3…第3のBluetoothプロファイルスタック、
12a4…第4のBluetoothプロファイルスタック、
12b…Bluetoothドライバ、
Claims (17)
- サービスの提供を行う複数のアプリケーションと、
前記サービス内容を送信する複数の無線モジュールと、
前記複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの起動動作、及び前記複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる前記複数の無線モジュールの使用状況に基いて、前記複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された前記無線モジュールを前記新たに起動されたアプリケーションに割当てる割当て手段と、
を具備することを特徴とする電子機器。 - サービスの提供を行う複数のアプリケーションと、
前記サービス内容を送信する複数の無線モジュールと、
前記複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの所有するアプリケーション情報、及び前記複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる前記複数の無線モジュールの使用状況に基いて、前記複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された前記無線モジュールを前記新たに起動されたアプリケーションに割当てる割当て手段と、
を具備することを特徴とする電子機器。 - 前記選択手段は、前記複数の無線モジュールの中で、前記複数のアプリケーションによって使用されていない状態の無線モジュールを選択することを特徴とする請求項1及び2記載の電子機器。
- 前記複数の無線モジュール全てが、前記複数のアプリケーションによって使用されている場合、
前記選択手段は、前記複数の無線モジュールの夫々に設定されたデータ転送値から、前記複数の無線モジュールの夫々を使用している夫々の前記アプリケーションに設定されたデータ転送値を減算することで、前記複数の無線モジュール毎に利用可能なデータ転送値を算出し、前記利用可能なデータ転送値群の中で最も大きい値を所有する無線モジュールを選択することを特徴とする請求項2記載の電子機器。 - 前記複数の無線モジュール全てが、前記複数のアプリケーションによって使用されている場合、
前記選択手段は、前記複数の無線モジュールの夫々に設定されたデータ転送値から、前記複数の無線モジュールの夫々を使用している夫々の前記アプリケーションに設定されたデータ転送値及び、前記複数の無線モジュールの夫々の使用状況を考慮して設定されたデータ転送値とを減算することで、前記複数の無線モジュール毎に利用可能なデータ転送値を算出し、前記利用可能なデータ転送値群の中で最も大きい値を所有する無線モジュールを選択することを特徴とする請求項2記載の電子機器。 - サービスの提供を行う複数のアプリケーションと、
前記サービス内容を送信する複数の無線モジュールと、
前記複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの起動動作、及び前記複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる前記複数の無線モジュールの使用状況に基いて、前記複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、選択された前記無線モジュールを前記新たに起動されたアプリケーションに割当てるドライバと、
を具備することを特徴とする電子機器。 - サービスの提供を行う複数のアプリケーションと、
前記サービス内容を送信する複数の無線モジュールと、
前記複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの所有するアプリケーション情報、及び前記複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる前記複数の無線モジュールの使用状況に基いて、前記複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、選択された前記無線モジュールを前記新たに起動されたアプリケーションに割当てるドライバと、
を具備することを特徴とする電子機器。 - 前記ドライバは、前記複数の無線モジュールの中で前記複数のアプリケーションによって使用されていない状態の無線モジュールを選択することを特徴とする請求項6及び7記載の電子機器。
- 前記複数の無線モジュール全てが、前記複数のアプリケーションによって使用されている場合、
前記ドライバは、前記複数の無線モジュールの夫々に設定されたデータ転送値から、前記複数の無線モジュールの夫々を使用している夫々の前記アプリケーションに設定されたデータ転送値を減算することで、前記複数の無線モジュール毎に利用可能なデータ転送値を算出し、前記利用可能なデータ転送値群の中で最も大きい値を所有する無線モジュールを選択することを特徴とする請求項7記載の電子機器。 - 前記複数の無線モジュール全てが、前記複数のアプリケーションによって使用されている場合、
前記ドライバは、前記複数の無線モジュールの夫々に設定されたデータ転送値から、前記複数の無線モジュールの夫々を使用している夫々の前記アプリケーションに設定されたデータ転送値及び、前記複数の無線モジュールの夫々の使用状況を考慮して設定されたデータ転送値とを減算することで、前記複数の無線モジュール毎に利用可能なデータ転送値を算出し、前記利用可能なデータ転送値群の中で最も大きい値を所有する無線モジュールを選択することを特徴とする請求項7記載の電子機器。 - 前記アプリケーションは、Bluetoothプロファイルであり、前記無線モジュールはBluetoothモジュールであることを特徴とする請求項3乃至5及び請求項8乃至10記載の電子機器。
- サービスの提供を行う複数のアプリケーションに対し、前記サービスを送信する際に使用される無線モジュールを割当てる無線モジュール割当て方法において、
前記複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの起動動作、及び前記複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる前記複数の無線モジュールの使用状況に基いて、前記複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、
前記選択された無線モジュールを前記起動されたアプリケーションに割当てることを特徴とする無線モジュール割当て方法。 - サービスの提供を行う複数のアプリケーションに対し、前記サービスを送信する際に使用される無線モジュールを割当てる無線モジュール割当て方法において、
前記複数のアプリケーションのうち新たに起動されたアプリケーションの所有するアプリケーション情報及び、前記複数のアプリケーションのうち既に起動されているアプリケーションによる前記複数の無線モジュールの使用状況に基いて、前記複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択し、
前記選択された無線モジュールを前記起動されたアプリケーションに割当てることを特徴とする無線モジュール割当て方法。 - 前記複数の無線モジュールの中から一つの無線モジュールを選択する方法は、前記複数の無線モジュールの中で前記複数のアプリケーションによって使用されていない状態の無線モジュールを選択することを特徴とする請求項12及び13記載の無線モジュール割当て方法。
- 前記複数の無線モジュール全てが、前記複数のアプリケーションによって使用されている場合、
前記複数の無線モジュールの中の一つの無線モジュールを選択する方法は、前記複数の無線モジュールの夫々に設定されたデータ転送値から、前記複数の無線モジュールの夫々を使用している夫々の前記アプリケーションに設定されたデータ転送値を減算することで、前記複数の無線モジュール毎に設定されたデータ転送値を算出し、前記利用可能なデータ転送値群の中で最も大きい値を所有する無線モジュールを選択することを特徴とする請求項13記載の無線モジュール割当て方法。 - 前記複数の無線モジュール全てが、前記複数のアプリケーションによって使用されている場合、
前記複数の無線モジュールの中の一つの無線モジュールを選択する方法は、前記複数の無線モジュールの夫々に設定されたデータ転送値から、前記複数の無線モジュールの夫々を使用している夫々の前記アプリケーションに設定されたデータ転送値及び、前記複数の無線モジュールの夫々の使用状況を考慮して設定されたデータ転送値とを減算することで、前記複数の無線モジュール毎に利用可能なデータ転送値を算出し、前記利用可能なデータ転送値群の中で最も大きい値を所有する無線モジュールを選択することを特徴とする請求項13記載の無線モジュール割当て方法。 - 前記アプリケーションは、Bluetoothプロファイルであり、前記無線モジュールはBluetoothモジュールであることを特徴とする請求項14乃至16記載の無線モジュール割当て方法。
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JP2003117294A JP2004328151A (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | 電子機器及び無線モジュール割当て方法 |
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JP2007067655A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Toshiba Corp | 通信機器及び通信方法 |
JP2015528260A (ja) * | 2012-07-23 | 2015-09-24 | バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー (ベイジン) カンパニー リミテッド | モバイルデバイス内で複数の候補アプリケーションのための通信接続を提供するための方法及びデバイス |
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2003
- 2003-04-22 JP JP2003117294A patent/JP2004328151A/ja active Pending
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