JP2004328044A - 展示情報送受信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】展示陳列物の情報を複数人が同時に取得できる展示情報送受信システムと複製制限がかけられた展示陳列物の情報を複製権限をもつ利用者が複製できる展示情報送受信システムを提供する。
【解決手段】展示陳列物の傍に通信装置と記録装置を備えた展示情報送信装置を置く。利用者は通信装置と記録装置を備えた展示情報受信装置をもつ。利用者が展示情報受信装置から情報取得要求を行うと、展示情報受信装置の通信装置と展示情報送信装置の通信装置が通信を行い展示陳列物の情報を展示情報受信装置に複製する。展示情報送信装置と展示情報受信装置に複製制限装置が付加されている場合は複製が許諾されている展示情報受信装置に対してのみ展示陳列物に関する情報の複製を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】展示陳列物の傍に通信装置と記録装置を備えた展示情報送信装置を置く。利用者は通信装置と記録装置を備えた展示情報受信装置をもつ。利用者が展示情報受信装置から情報取得要求を行うと、展示情報受信装置の通信装置と展示情報送信装置の通信装置が通信を行い展示陳列物の情報を展示情報受信装置に複製する。展示情報送信装置と展示情報受信装置に複製制限装置が付加されている場合は複製が許諾されている展示情報受信装置に対してのみ展示陳列物に関する情報の複製を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、展示物を展示陳列している会場において撮影や複製を制限されている展示陳列物を許諾された利用者のみに撮影や複製を許可し複製をおこなわせるシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル媒体において著作権保護の技術や機構が整備されつつある昨今、画家や作家が制作した画像や情報はデジタル情報として配信し利用者の記録媒体に記録できるサービスが企画され実際にサービスが行われるようになってきた。
【0003】
一方、美術館や博物館などに展示陳列してある展示陳列物の多くは撮影禁止や複製禁止であり一般の来場客は自分のカメラなどの記録媒体に記録してはならない状況がある。
【0004】
これを解決すべく、「特開平10−313421号」のように、展示陳列物の画像や情報を遠隔操作して展示陳列物に関する画像や情報をデジタル情報として取得できるシステムなどが考案されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先行技術「特開平10−313421号」では、複数人が同時に展示陳列物の情報を取得することができないだけではなく、TVに向かってリモコン操作をするが如く通信中は常にデータ発信装置の送信部とデータ受信装置の受信部を向かい合わせておかねばならないと言う不便性を含んでいる。
【0006】
また、展示陳列物提供者が利用制限をかけたくても先行技術だけでは利用制限をかけることができないため、一度利用者が複製してしまうとその後は複製したデジタル情報を何度も複製することができてしまう。
【0007】
本発明は、上記従来例を鑑み、展示陳列物の情報を複数人が同時に取得できる展示情報送受信装置と展示情報送受信システムと、更に前記展示情報送受信システムに複製に関する制限を行うための複製管理装置と複製管理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の展示情報送受信システムは以下のような構成を備える。
【0009】
即ち、展示陳列物の情報を送受信できるシステムであって、展示物の情報を保存している展示情報記録装置と、前記展示情報記録装置に保存されている情報を送信する有線送信装置と、前記有線送信装置から送られてくる情報を受信する有線受信装置と、前記有線受信装置で受信された情報を記録する情報記録装置と、を有することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するために本発明の展示情報送受信システムは以下のような構成を備える。即ち、展示陳列物の情報を送受信できるシステムであって、展示物の情報を保存している展示情報記録装置と、前記展示情報記録装置に保存されている情報を送信する無線送信装置と、前記無線送信装置から送られてくる情報を受信する無線受信装置と、前記無線受信装置で受信された情報を記録する情報記録装置と、を有することを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するため日本発明の展示情報送信システムは以下のような構成を備える。即ち、展示陳列物の情報を送受信できるシステムであって、展示物の情報を保存している展示情報記録装置と、前記展示情報記録装置に保存されている情報を送信する有線送信装置と、前記有線送信装置から送られてくる情報を受信する有線受信装置と、前記有線受信装置で受信された情報を記録する情報記録装置と、展示情報の複製の許諾を行う展示情報管理装置と、展示情報の複製を請求する展示情報授与装置と、前記展示情報管理装置と前記展示情報授与装置の間で複製権限情報を交換するために送受信される複製許諾制限鍵と、を有することを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため日本発明の展示情報送信システムは以下のような構成を備える。
【0013】
即ち、展示陳列物の情報を送受信できるシステムであって、展示物の情報を保存している展示情報記録装置と、前記展示情報記録装置に保存されている情報を送信する無線送信装置と、前記無線送信装置から送られてくる情報を受信する無線受信装置と、前記無線受信装置で受信された情報を記録する情報記録装置と、展示情報の複製の許諾を行う展示情報管理装置と、展示情報の複製を請求する展示情報授与装置と、前記展示情報管理装置と前記展示情報授与装置の間で複製権限情報を交換するために送受信される複製許諾制限鍵と、を有することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
以下簡単に本実施の形態の概要を述べると、本実施の形態では、展示陳列物に関する情報を利用者が所持している記録媒体に複製・保存できるシステムの提供を図るものである。
【0016】
(第1の実施例)
<展示情報送受信システムの概要図(図1)>
本発明の実施の形態に関わる展示情報送受信システムを、簡易に実現する例をあげる。
【0017】
図1は、本実施形態の展示情報送受信システムの概要図である。
【0018】
展示陳列物の傍に展示情報送信装置(11)を置く。
【0019】
展示情報送信装置(11)は、展示情報記録装置(12)と有線送信装置(14)とで構成される。
【0020】
展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報受信装置(16)を持っており、展示情報受信装置(16)は有線受信装置(17)と情報記録装置(19)とで構成される。
【0021】
まず、展示陳列物の情報が欲しい利用者は、展示情報送信装置(11)と展示情報受信装置(16)を有線(15)で接続する。
【0022】
展示情報送信装置(11)は展示情報受信装置(16)と接続されたと認識した場合、展示情報記録装置(12)から展示陳列物に関する情報を読み込み(13)、有線送信装置(14)を使って展示情報受信装置(16)に展示陳列物に関する情報を送信する(15)。
【0023】
展示情報受信装置(16)は展示情報送信装置(11)と接続されたと認識した場合、有線(15)を経由して伝達される展示陳列物に関する情報を有線受信装置(17)を用いて受信し、受信した天地陳列物に関する情報を情報記録装置(19)に保存する(18)。
【0024】
有線送信装置(14)が複数の有線端子を有している場合は、複数の展示情報受信装置(16)の有線受信装置(17)とそれぞれ有線接続することができ、展示情報送信装置(11)はそれぞれの展示情報受信装置(16)と並列に通信をおこない展示陳列物に関する情報を送信することができる。
【0025】
この結果、従来の技術と比較すると、利用者が写真を撮るかパンフレットなどの資料を配付してもらわなければ利用者は展示陳列物に関する情報を得ることができなかったが、利用者が所持している記憶媒体である展示情報受信装置に展示陳列物に関する情報を電子情報として複製保存することができるようになる。
【0026】
また、展示情報送信装置の有線端子の数が多ければ多いほど、複数の利用者の展示情報受信装置に対して同時に展示陳列物の情報を配信することができるようになる。
【0027】
(第2の実施例)
<展示情報送受信システムの概要図(図2)>
本発明の実施の形態に関わる展示情報送受信システムを、簡易に実現する例をあげる。
【0028】
図2は、本実施形態の展示情報送受信システムの概要図である。
【0029】
展示陳列物の傍に展示情報送信装置(21)を置く。
【0030】
展示情報送信装置(21)は、展示情報記録装置(22)と無線送信装置(24)とで構成される。
【0031】
展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報受信装置(26)を持っており、展示情報受信装置(26)は無線受信装置(27)と情報記録装置(29)とで構成される。
【0032】
まず、展示陳列物の情報が欲しい利用者は、展示情報送信装置(21)と展示情報受信装置(26)を無線(25)で接続する。
【0033】
展示情報送信装置(21)は展示情報受信装置(26)と接続されたと認識した場合、展示情報記録装置(22)から展示陳列物に関する情報を読み込み(23)、無線送信装置(24)を使って展示情報受信装置(26)に展示陳列物に関する情報を送信する(25)。
【0034】
展示情報受信装置(26)は展示情報送信装置(21)と接続されたと認識した場合、無線(25)を経由して伝達される展示陳列物に関する情報を無線受信装置(27)を用いて受信し、受信した天地陳列物に関する情報を情報記録装置(29)に保存する(28)。
【0035】
無線送信装置(24)が複数の無線チャンネルを有している場合、複数の展示情報受信装置(26)の無線受信装置(27)とそれぞれ無線通信でき、展示情報送信装置(21)はそれぞれの展示情報受信装置(26)と並列に通信をおこない展示陳列物に関する情報の送信することができる。
【0036】
この結果、従来の技術と比較すると、有線で接続することもなければ通信装置同士を向かい合わせる必要無しに、利用者が所持している記憶媒体である展示情報受信装置に展示陳列物に関する情報を電子情報として複製保存することができるようになる。
【0037】
また、展示情報送信装置が有する無線チャンネルの数が多ければ多いほど、複数の利用者の展示情報受信装置に対して同時に展示陳列物の情報を配信することができるようになる。
【0038】
(第3の実施例)
<展示情報送受信システムの概要図(図3)>
本発明の実施の形態に関わる展示情報送受信システムを、簡易に実現する例をあげる。
【0039】
図3は、本実施形態の展示情報送受信システムの概要図である。
【0040】
展示陳列物の傍に展示情報送信装置(301)を置く。
【0041】
展示情報送信装置(301)は、展示情報記録装置(307)と有線通信装置(309)と展示情報管理装置(304)とで構成される。
【0042】
展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報受信装置(311)を持っており、展示情報受信装置(311)は有線通信装置(314)と情報記録装置(312)と展示情報授与装置(318)で構成される。
【0043】
まず、展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報送信装置(301)と展示情報受信装置(311)を有線(310)で接続する。
【0044】
展示情報送信装置(301)は展示情報受信装置(311)と接続されたと認識した場合、複製許諾されている展示情報受信装置かどうかを確認するために、有線通信装置(309)から有線通信装置(314)に対して複製許諾制限鍵(316)の要求を行う。
【0045】
展示情報受信装置(311)は展示情報送信装置(301)から複製許諾制限鍵(316)の要求を受信すると、展示情報授与装置(318)は複製許諾制限鍵(316)を読み込み(317)、有線通信装置(314)に複製許諾制限鍵を渡し(315)、有線通信装置(314)は複製許諾制限鍵(316)を有線(310)を経由して展示情報送信装置(301)の有線通信装置(309)に送信する。
【0046】
展示情報受信装置(311)の複製許諾制限鍵(316)を受信した展示情報送信装置(301)の有線通信装置(309)は、展示情報管理装置(304)に展示情報受信装置(311)の複製許諾制限鍵(316)を渡す(305)。
【0047】
展示情報送信装置(301)の展示情報管理装置(304)は、展示情報送信装置(301)が所持している複製許諾制限鍵(302)を参照し(303)、展示情報受信装置(311)の複製許諾制限鍵(316)との照合を行い、複製許諾が許可されていると判別した場合は有線通信装置(309)に対して展示情報の転送を命令し、複製許諾が許可されていないと判別した場合は有線通信装置(309)に対して複製拒否を命令する(306)。
【0048】
展示情報送信装置(301)の有線通信装置(309)は、展示情報管理装置(304)から受け取った複製許諾の照合結果(306)から、複製許諾が許可されている場合は展示情報記録装置(307)から展示陳列物に関する情報を入手して(308)、展示情報受信装置(311)に展示陳列物に関する情報を転送し(310)、複製許諾が拒否された場合は展示情報受信装置(311)に対して情報複製の拒否を行う(310)。
【0049】
展示情報受信装置(311)の有線通信装置(314)は、展示情報送信装置(301)が展示陳列物に関する情報を送信し始めた場合は、受け取った展示陳列物に関する情報を情報記録装置(312)に転送し保存作業を行い(313)、展示情報送信装置(301)が複製拒否を通知してきた場合は、展示情報送信装置(301)との通信を終了する。
【0050】
展示情報送信装置(301)の有線通信装置(309)が複数の有線端子を有している場合は、複数の展示情報受信装置(311)の有線通信装置(314)とそれぞれ有線接続することができ、展示情報送信装置(301)はそれぞれの展示情報受信装置(311)と並列に通信をおこない展示陳列物に関する情報を送信することができる。
【0051】
この結果、従来の技術と比較すると、利用者が所持している記憶媒体である展示情報受信装置に展示陳列物に関する情報を電子情報として複製保存することができるようになるだけではなく、複製許諾制限鍵を用いることにより利用者の複製行為に対して制限をかけることができるようになる。
【0052】
また、展示情報送信装置の有線端子の数が多ければ多いほど、複数の利用者の展示情報受信装置に対して同時に展示陳列物の情報を配信することができるようになる。
【0053】
なお、例えば本実施例では、有線を用いて展示情報送信装置と展示情報受信装置を接続しているが、展示情報送信装置が所持する接続端子と展示情報受信装置が所持する接続端子が直接結合可能な場合は展示情報送信装置と展示情報受信装置を直結することが可能である事や、展示情報授与装置または複製許諾制限を行う装置が付加された情報記録装置を直接展示情報送信装置に接続して複製行為を行う事などは、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0054】
(第4の実施例)
<展示情報送受信システムの概要図(図4)>
本発明の実施の形態に関わる展示情報送受信システムを、簡易に実現する例をあげる。
【0055】
図4は、本実施形態の展示情報送受信システムの図である。
【0056】
展示陳列物の傍に展示情報送信装置(401)を置く。
【0057】
展示情報送信装置(401)は、展示情報記録装置(407)と無線通信装置(409)と展示情報管理装置(404)とで構成される。
【0058】
展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報受信装置(411)を持っており、展示情報受信装置(411)は無線通信装置(414)と情報記録装置(412)と展示情報授与装置(418)で構成される。
【0059】
まず、展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報送信装置(401)と展示情報受信装置(411)を無線(410)で接続する。
【0060】
展示情報送信装置(401)は展示情報受信装置(411)と接続されたと認識した場合、複製許諾されている展示情報受信装置かどうかを確認するために、無線通信装置(409)から無線通信装置(414)に対して複製許諾制限鍵(416)の要求を行う。
【0061】
展示情報受信装置(411)は展示情報送信装置(401)から複製許諾制限鍵(416)の要求を受信すると、展示情報授与装置(418)は複製許諾制限鍵(416)を読み込み(417)、無線通信装置(414)に複製許諾制限鍵を渡し(415)、無線通信装置(414)は複製許諾制限鍵(416)を無線(410)を経由して展示情報送信装置(401)の無線通信装置(409)に送信する。
【0062】
展示情報受信装置(411)の複製許諾制限鍵(416)を受信した展示情報送信装置(401)の無線通信装置(409)は、展示情報管理装置(404)に展示情報受信装置(411)の複製許諾制限鍵(416)を渡す(405)。
【0063】
展示情報送信装置(401)の展示情報管理装置(404)は、展示情報送信装置(401)が所持している複製許諾制限鍵(402)を参照し(403)、展示情報受信装置(411)の複製許諾制限鍵(416)との照合を行い、複製許諾が許可されていると判別した場合は無線通信装置(409)に対して展示情報の転送を命令し、複製許諾が許可されていないと判別した場合は無線通信装置(409)に対して複製拒否を命令する(406)。
【0064】
展示情報送信装置(401)の無線通信装置(409)は、展示情報管理装置(404)から受け取った複製許諾の照合結果(406)から、複製許諾が許可されている場合は展示情報記録装置(407)から展示陳列物に関する情報を入手して(408)、展示情報受信装置(411)に展示陳列物に関する情報を転送し(410)、複製許諾が拒否された場合は展示情報受信装置(411)に対して情報複製の拒否を行う(410)。
【0065】
展示情報受信装置(411)の無線通信装置(414)は、展示情報送信装置(401)が展示陳列物に関する情報を送信し始めた場合は、受け取った展示陳列物に関する情報を情報記録装置(412)に転送し保存作業を行い(413)、展示情報送信装置(401)が複製拒否を通知してきた場合は、展示情報送信装置(401)との通信を終了する。
【0066】
展示情報送信装置(401)の無線通信装置(409)が複数の無線チャンネルを有している場合は、複数の展示情報受信装置(411)の無線通信装置(414)とそれぞれ無線接続することができ、展示情報送信装置(401)はそれぞれの展示情報受信装置(411)と並列に通信をおこない展示陳列物に関する情報を送信することができる。
【0067】
この結果、従来の技術と比較すると、有線で接続することもなければ通信装置同士を向かい合わせる必要無しに、利用者が所持している記憶媒体である展示情報受信装置に展示陳列物に関する情報を電子情報として複製保存することができるようになるだけではなく、複製許諾制限鍵を用いることにより利用者の複製行為に対して制限をかけることができるようになる。
【0068】
また、展示情報送信装置が有する無線チャンネルの数が多ければ多いほど、複数の利用者の展示情報受信装置に対して同時に展示陳列物の情報を配信することができるようになる。
【0069】
(第5の実施例)
第4の実施例を、応用した例をあげる。
【0070】
<美術館での展示情報送受信システムの概要図(図5)>
図5は、美術館における展示情報送受信システムの概要図である。
【0071】
無線通信方式には様々な方式があるが、この実施例ではBluetoothを例に用いる。
【0072】
各絵画(504)、(509)、(513)、(518)、(520)の背面にはそれぞれ展示情報送信装置を埋め込んでおく。
【0073】
各絵画(504)、(509)、(513)、(518)、(520)の展示情報送信装置からは、それぞれBluetooth信号(505)、(510)、(514)、(519)、(521)を発している。
【0074】
美術館の来場者は、Bluetoothに対応したデジタルカメラや携帯端末等の記録媒体を所持して持ち歩くものとし、美術館の館内は撮影禁止になっているものとする。
【0075】
展示してある絵画の画像や絵画に関する情報を入手したい来場者は、所持している記録媒体(502)を各絵画の背面に埋め込まれた展示情報送信装置を管理しているコンピュータ(501)に登録しBluetoothで通信できるようにする。
【0076】
美術館側は来場者の記録媒体(502)をコンピュータ(501)に登録する際、課金を行い各絵画の肖像権や著作権に対する対価を来場者に支払ってもらうことにより複製許諾制限鍵を記録媒体(502)に与える(503)。
【0077】
来場者が絵画(504)の付近を訪れた時、記録媒体(506)が絵画(504)の展示情報送信装置から発せられるBluetooth信号(505)の信号圏内に入った場合、絵画(504)の展示情報送信装置と記録媒体(506)は通信可能状態に入る。
【0078】
来場者が記録媒体(506)の情報取得ボタンを押下すると、記録媒体(506)は展示情報取得要求を絵画(504)の展示情報送信装置に送信し、絵画(504)の展示情報送信装置は記録媒体(506)が複製許諾制限鍵を所持し且つ複製が許諾されていることを確認した後、絵画(504)の展示情報送信装置は記録媒体(506)に対して絵画(504)の画像データと絵画(504)に関する関連情報を送信し、記録媒体(506)は絵画(504)の展示情報送信装置から送られてくる絵画(504)の画像データと関連情報を記録する(507)。
【0079】
来場者が絵画(504)の展示情報送信装置が発するBluetooth信号の信号圏外に移動したとき、絵画(504)の展示情報送信装置との通信は終了し、記録媒体は通信不可能状態となる(508)。
【0080】
来場者が絵画(509)の付近を訪れた時、記録媒体(511)が絵画(509)の展示情報送信装置が発するBluetooth信号(510)の信号圏内に入った場合、絵画(509)の展示情報送信装置と記録媒体(511)は通信可能状態に入る。
【0081】
来場者が記憶媒体(511)の情報取得ボタンを押下した場合、絵画(504)の展示情報送信装置と記録媒体(506)が画像データと関連情報の送受信を行った時と同様の動作が行われ(512)、来場者が記録媒体(511)の情報取得ボタンを押下しない場合は記録媒体(510)には絵画(509)に関する関連情報や画像データは保存されない。
【0082】
絵画(513)と絵画(518)は接近しており、それぞれ展示情報送信装置からBluetooth信号(514)と(519)が発信されている。
【0083】
来場者が絵画(513)と絵画(518)の間に移動した時、記録媒体(515)は絵画(513)の展示情報送信装置と通信可能状態になり(516)、絵画(518)の展示情報装置とも通信可能状態になる(517)。
【0084】
このように記録媒体が複数の展示情報送信装置と通信可能状態になった場合、記録媒体に通信先を指定できる機能がある場合は来場者がどの絵画情報を取得するか選択することができ、記録媒体に通信先を指定する機能がない場合は記録媒体の通信先はBluetooth信号の電界強度が強い方の展示情報送信装置が選択される。
【0085】
美術館の出口付近には、展示情報送信装置を制御しているコンピュータ(501)と繋がった複製許諾鍵除去装置(522)を設置する。
【0086】
複製許諾鍵除去装置(522)は、来場者が出口付近に移動し複製許諾鍵除去装置(522)が発しているBluetooth信号(523)の信号圏内に入ったら、来場者が所持している記録媒体(524)と通信し、記録媒体(524)に登録された複製許諾制限鍵を無効にする(525)。
【0087】
複製許諾鍵除去装置(522)により、一度美術館の外に出た来場者は再入場しても新たに記録媒体をコンピュータ(501)に登録して複製許諾制限鍵を再取得しない限り各絵画の画像データや関連情報を取得することができなくなり、美術館側は厳密な課金管理と著作物の利用制限を行うことができる。
【0088】
次に、図6を用いて展示情報送受信システムにおける通信処理を説明する。
【0089】
<美術館での展示情報送受信システムの通信処理のフローチャート(図6)>
展示情報処理装置(601)は常に展示情報受信装置(602)からの接続要求を待っている。
【0090】
展示情報受信装置(602)は、利用者が展示情報を取得したいという操作を行ったとき、接続要求を展示情報送信装置(601)に行う(S603)。
【0091】
展示情報送信装置(601)は展示情報受信装置(602)から接続要求(S603)を受信したら、複製許諾制限鍵を要求する(S604)。
【0092】
展示情報受信装置(602)は、展示情報送信装置(601)から要求された複製許諾制限鍵を送信する(S605)。
【0093】
展示情報送信装置(601)は、展示情報受信装置(602)から受信した複製許諾制限鍵を照合し、展示情報受信装置が複製許諾を受けている端末かどうか確認し(606)、照合結果を展示情報受信装置(602)に送信する(S607)。
【0094】
展示情報受信装置(602)は、展示情報送信装置(601)から受信した複製許諾制限鍵の照合結果から展示情報の複製が許可されたかどうかを確認する(608)。
【0095】
展示情報受信装置(602)が展示情報の複製を拒否された場合は、展示情報受信装置(602)は通信の終了処理を行い(609)、展示情報送信装置(601)は回線の切断を行う(S613)。
【0096】
展示情報受信装置(602)が展示情報の複製を許可された場合は、展示情報送信装置(601)に展示情報の送信を要求する(S610)。
【0097】
展示情報送信装置(601)は、展示情報受信装置(602)から展示情報送信要求(S611)を受信したら、展示情報を展示情報受信装置(602)に送信する(S611)。
【0098】
展示情報受信装置(602)は、要求した展示情報の取得が全て完了したとき、展示情報送信装置(601)に展示情報受信完了を通知し(S612)、通信処理を終了する。
【0099】
展示情報送信装置(601)は、展示情報受信装置(602)から展示情報受信完了通知(S612)を受信したら回線の切断を行い(S613)、次の接続要求を待つ。
【0100】
このように、展示情報送信装置と展示情報受信装置は必要最低限の通信処理のみ行い、展示情報送信装置は1回あたりの通信時間を最小にして多くの展示情報受信装置と通信できるようになっている。
【0101】
また、各絵画から記録媒体に複製された画像データや関連情報の中には、電子すかし技術等を用いて暗号データを挿入しておく。
【0102】
予め画像データや関連情報に暗号データを挿入しておくことは、複製された絵画の画像データや関連情報の再配布に関して制限を設けるものであり、著作権・肖像権の保護を行うためである。
【0103】
また、各展示情報送信装置はBluetooth規格の範疇内において、複数の記録媒体と同時に送受信を行うことができ、それぞれの記録媒体に割り与えられた複製許諾制限鍵を照合して複製動作に関する通信をおこなうことができる。
【0104】
また、各展示情報送信装置はBluetooth規格の範疇内において、記録媒体の仕様や記録領域の残容量を知ることができ、各記録媒体の性能に合わせて画像データのサイズや関連情報の詳細度を変更し送信することができる。
【0105】
また、記録媒体は記録媒体の仕様や記録領域の残容量に応じて、展示情報送信装置から複製取得する画像データのサイズや関連情報を選択することができる。
【0106】
また、来場者が所持している記録媒体が登録済みであることを館内の監視員が認識できるように、来場者に対してステッカーやバッジなどで登録済みであることを表す手段を講じることで、Bluetoothに対応していない記録媒体を所持している来場者が不正に画像を撮影する行為や情報を記録する行為を防ぐことができる。
【0107】
また、来場者が所持している記録媒体がBluetoothに対応しているのに展示情報送信装置を管理しているコンピュータ(501)に登録しなかった場合、各展示情報送信装置は未登録の記録媒体に対し複製拒否の信号を発して記録媒体を記録不可能状態にし、記録媒体に対して利用登録するよう警告を促すことができる。
【0108】
なお、この発明は上記実施例に限定されず、この発明を逸脱しない範囲内において種種変形応用可能である。
【0109】
例えば、本実施例では、Bluetooth方式を用いた無線通信を例示したが、IEEE802.11など複数の無線通信方式を混在させた展示情報送受信システムは、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0110】
例えば、本実施例では、来場者が記録媒体から複製要求を行うが、展示情報送信装置が記録媒体を自動的に認識し情報を転送する事は、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0111】
例えば、本実施例では、館内に入場する前に記録媒体の登録と課金を行ったが、展示陳列物ごとに登録と課金を行えるようにする方法や、館内から退場する際に複製した情報に対して後からまとめて課金すること方法は、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0112】
また、例えば、本実施例では入場の際に記録媒体を登録し課金をおこなえば一律に各展示陳列物の情報を複製することができたが、来場者が支払う料金に応じて複製できる情報に制限をかけることも、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0113】
また、例えば、本実施例では美術館を例に用いたが、展示陳列物を展示している博物館や図書館、資料館はもとより各種イベント会場やショールーム、機密情報を扱っている部門などへの展示情報送受信システムの導入・運営に関しても、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば先ず、展示陳列物に関する情報を複数人が同時にかつ容易に複製・保存できる効果がある。
【0115】
また、本発明によれば、展示陳列物の複製制限管理を行うことができるので著作権保護をおこなうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における展示情報送受信システムの概要を表す図である。
【図2】本発明の実施例2における展示情報送受信システムの概要を表す図である。
【図3】本発明の実施例3における展示情報送受信システムの概要を表す図である。
【図4】本発明の実施例4における展示情報送受信システムの概要を表す図である。
【図5】本発明の実施例5における展示情報送受信システムの概要を表す図である。
【図6】本発明の実施例5における展示情報送受信システムの通信処理を表す図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、展示物を展示陳列している会場において撮影や複製を制限されている展示陳列物を許諾された利用者のみに撮影や複製を許可し複製をおこなわせるシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル媒体において著作権保護の技術や機構が整備されつつある昨今、画家や作家が制作した画像や情報はデジタル情報として配信し利用者の記録媒体に記録できるサービスが企画され実際にサービスが行われるようになってきた。
【0003】
一方、美術館や博物館などに展示陳列してある展示陳列物の多くは撮影禁止や複製禁止であり一般の来場客は自分のカメラなどの記録媒体に記録してはならない状況がある。
【0004】
これを解決すべく、「特開平10−313421号」のように、展示陳列物の画像や情報を遠隔操作して展示陳列物に関する画像や情報をデジタル情報として取得できるシステムなどが考案されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先行技術「特開平10−313421号」では、複数人が同時に展示陳列物の情報を取得することができないだけではなく、TVに向かってリモコン操作をするが如く通信中は常にデータ発信装置の送信部とデータ受信装置の受信部を向かい合わせておかねばならないと言う不便性を含んでいる。
【0006】
また、展示陳列物提供者が利用制限をかけたくても先行技術だけでは利用制限をかけることができないため、一度利用者が複製してしまうとその後は複製したデジタル情報を何度も複製することができてしまう。
【0007】
本発明は、上記従来例を鑑み、展示陳列物の情報を複数人が同時に取得できる展示情報送受信装置と展示情報送受信システムと、更に前記展示情報送受信システムに複製に関する制限を行うための複製管理装置と複製管理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の展示情報送受信システムは以下のような構成を備える。
【0009】
即ち、展示陳列物の情報を送受信できるシステムであって、展示物の情報を保存している展示情報記録装置と、前記展示情報記録装置に保存されている情報を送信する有線送信装置と、前記有線送信装置から送られてくる情報を受信する有線受信装置と、前記有線受信装置で受信された情報を記録する情報記録装置と、を有することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するために本発明の展示情報送受信システムは以下のような構成を備える。即ち、展示陳列物の情報を送受信できるシステムであって、展示物の情報を保存している展示情報記録装置と、前記展示情報記録装置に保存されている情報を送信する無線送信装置と、前記無線送信装置から送られてくる情報を受信する無線受信装置と、前記無線受信装置で受信された情報を記録する情報記録装置と、を有することを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するため日本発明の展示情報送信システムは以下のような構成を備える。即ち、展示陳列物の情報を送受信できるシステムであって、展示物の情報を保存している展示情報記録装置と、前記展示情報記録装置に保存されている情報を送信する有線送信装置と、前記有線送信装置から送られてくる情報を受信する有線受信装置と、前記有線受信装置で受信された情報を記録する情報記録装置と、展示情報の複製の許諾を行う展示情報管理装置と、展示情報の複製を請求する展示情報授与装置と、前記展示情報管理装置と前記展示情報授与装置の間で複製権限情報を交換するために送受信される複製許諾制限鍵と、を有することを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため日本発明の展示情報送信システムは以下のような構成を備える。
【0013】
即ち、展示陳列物の情報を送受信できるシステムであって、展示物の情報を保存している展示情報記録装置と、前記展示情報記録装置に保存されている情報を送信する無線送信装置と、前記無線送信装置から送られてくる情報を受信する無線受信装置と、前記無線受信装置で受信された情報を記録する情報記録装置と、展示情報の複製の許諾を行う展示情報管理装置と、展示情報の複製を請求する展示情報授与装置と、前記展示情報管理装置と前記展示情報授与装置の間で複製権限情報を交換するために送受信される複製許諾制限鍵と、を有することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
以下簡単に本実施の形態の概要を述べると、本実施の形態では、展示陳列物に関する情報を利用者が所持している記録媒体に複製・保存できるシステムの提供を図るものである。
【0016】
(第1の実施例)
<展示情報送受信システムの概要図(図1)>
本発明の実施の形態に関わる展示情報送受信システムを、簡易に実現する例をあげる。
【0017】
図1は、本実施形態の展示情報送受信システムの概要図である。
【0018】
展示陳列物の傍に展示情報送信装置(11)を置く。
【0019】
展示情報送信装置(11)は、展示情報記録装置(12)と有線送信装置(14)とで構成される。
【0020】
展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報受信装置(16)を持っており、展示情報受信装置(16)は有線受信装置(17)と情報記録装置(19)とで構成される。
【0021】
まず、展示陳列物の情報が欲しい利用者は、展示情報送信装置(11)と展示情報受信装置(16)を有線(15)で接続する。
【0022】
展示情報送信装置(11)は展示情報受信装置(16)と接続されたと認識した場合、展示情報記録装置(12)から展示陳列物に関する情報を読み込み(13)、有線送信装置(14)を使って展示情報受信装置(16)に展示陳列物に関する情報を送信する(15)。
【0023】
展示情報受信装置(16)は展示情報送信装置(11)と接続されたと認識した場合、有線(15)を経由して伝達される展示陳列物に関する情報を有線受信装置(17)を用いて受信し、受信した天地陳列物に関する情報を情報記録装置(19)に保存する(18)。
【0024】
有線送信装置(14)が複数の有線端子を有している場合は、複数の展示情報受信装置(16)の有線受信装置(17)とそれぞれ有線接続することができ、展示情報送信装置(11)はそれぞれの展示情報受信装置(16)と並列に通信をおこない展示陳列物に関する情報を送信することができる。
【0025】
この結果、従来の技術と比較すると、利用者が写真を撮るかパンフレットなどの資料を配付してもらわなければ利用者は展示陳列物に関する情報を得ることができなかったが、利用者が所持している記憶媒体である展示情報受信装置に展示陳列物に関する情報を電子情報として複製保存することができるようになる。
【0026】
また、展示情報送信装置の有線端子の数が多ければ多いほど、複数の利用者の展示情報受信装置に対して同時に展示陳列物の情報を配信することができるようになる。
【0027】
(第2の実施例)
<展示情報送受信システムの概要図(図2)>
本発明の実施の形態に関わる展示情報送受信システムを、簡易に実現する例をあげる。
【0028】
図2は、本実施形態の展示情報送受信システムの概要図である。
【0029】
展示陳列物の傍に展示情報送信装置(21)を置く。
【0030】
展示情報送信装置(21)は、展示情報記録装置(22)と無線送信装置(24)とで構成される。
【0031】
展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報受信装置(26)を持っており、展示情報受信装置(26)は無線受信装置(27)と情報記録装置(29)とで構成される。
【0032】
まず、展示陳列物の情報が欲しい利用者は、展示情報送信装置(21)と展示情報受信装置(26)を無線(25)で接続する。
【0033】
展示情報送信装置(21)は展示情報受信装置(26)と接続されたと認識した場合、展示情報記録装置(22)から展示陳列物に関する情報を読み込み(23)、無線送信装置(24)を使って展示情報受信装置(26)に展示陳列物に関する情報を送信する(25)。
【0034】
展示情報受信装置(26)は展示情報送信装置(21)と接続されたと認識した場合、無線(25)を経由して伝達される展示陳列物に関する情報を無線受信装置(27)を用いて受信し、受信した天地陳列物に関する情報を情報記録装置(29)に保存する(28)。
【0035】
無線送信装置(24)が複数の無線チャンネルを有している場合、複数の展示情報受信装置(26)の無線受信装置(27)とそれぞれ無線通信でき、展示情報送信装置(21)はそれぞれの展示情報受信装置(26)と並列に通信をおこない展示陳列物に関する情報の送信することができる。
【0036】
この結果、従来の技術と比較すると、有線で接続することもなければ通信装置同士を向かい合わせる必要無しに、利用者が所持している記憶媒体である展示情報受信装置に展示陳列物に関する情報を電子情報として複製保存することができるようになる。
【0037】
また、展示情報送信装置が有する無線チャンネルの数が多ければ多いほど、複数の利用者の展示情報受信装置に対して同時に展示陳列物の情報を配信することができるようになる。
【0038】
(第3の実施例)
<展示情報送受信システムの概要図(図3)>
本発明の実施の形態に関わる展示情報送受信システムを、簡易に実現する例をあげる。
【0039】
図3は、本実施形態の展示情報送受信システムの概要図である。
【0040】
展示陳列物の傍に展示情報送信装置(301)を置く。
【0041】
展示情報送信装置(301)は、展示情報記録装置(307)と有線通信装置(309)と展示情報管理装置(304)とで構成される。
【0042】
展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報受信装置(311)を持っており、展示情報受信装置(311)は有線通信装置(314)と情報記録装置(312)と展示情報授与装置(318)で構成される。
【0043】
まず、展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報送信装置(301)と展示情報受信装置(311)を有線(310)で接続する。
【0044】
展示情報送信装置(301)は展示情報受信装置(311)と接続されたと認識した場合、複製許諾されている展示情報受信装置かどうかを確認するために、有線通信装置(309)から有線通信装置(314)に対して複製許諾制限鍵(316)の要求を行う。
【0045】
展示情報受信装置(311)は展示情報送信装置(301)から複製許諾制限鍵(316)の要求を受信すると、展示情報授与装置(318)は複製許諾制限鍵(316)を読み込み(317)、有線通信装置(314)に複製許諾制限鍵を渡し(315)、有線通信装置(314)は複製許諾制限鍵(316)を有線(310)を経由して展示情報送信装置(301)の有線通信装置(309)に送信する。
【0046】
展示情報受信装置(311)の複製許諾制限鍵(316)を受信した展示情報送信装置(301)の有線通信装置(309)は、展示情報管理装置(304)に展示情報受信装置(311)の複製許諾制限鍵(316)を渡す(305)。
【0047】
展示情報送信装置(301)の展示情報管理装置(304)は、展示情報送信装置(301)が所持している複製許諾制限鍵(302)を参照し(303)、展示情報受信装置(311)の複製許諾制限鍵(316)との照合を行い、複製許諾が許可されていると判別した場合は有線通信装置(309)に対して展示情報の転送を命令し、複製許諾が許可されていないと判別した場合は有線通信装置(309)に対して複製拒否を命令する(306)。
【0048】
展示情報送信装置(301)の有線通信装置(309)は、展示情報管理装置(304)から受け取った複製許諾の照合結果(306)から、複製許諾が許可されている場合は展示情報記録装置(307)から展示陳列物に関する情報を入手して(308)、展示情報受信装置(311)に展示陳列物に関する情報を転送し(310)、複製許諾が拒否された場合は展示情報受信装置(311)に対して情報複製の拒否を行う(310)。
【0049】
展示情報受信装置(311)の有線通信装置(314)は、展示情報送信装置(301)が展示陳列物に関する情報を送信し始めた場合は、受け取った展示陳列物に関する情報を情報記録装置(312)に転送し保存作業を行い(313)、展示情報送信装置(301)が複製拒否を通知してきた場合は、展示情報送信装置(301)との通信を終了する。
【0050】
展示情報送信装置(301)の有線通信装置(309)が複数の有線端子を有している場合は、複数の展示情報受信装置(311)の有線通信装置(314)とそれぞれ有線接続することができ、展示情報送信装置(301)はそれぞれの展示情報受信装置(311)と並列に通信をおこない展示陳列物に関する情報を送信することができる。
【0051】
この結果、従来の技術と比較すると、利用者が所持している記憶媒体である展示情報受信装置に展示陳列物に関する情報を電子情報として複製保存することができるようになるだけではなく、複製許諾制限鍵を用いることにより利用者の複製行為に対して制限をかけることができるようになる。
【0052】
また、展示情報送信装置の有線端子の数が多ければ多いほど、複数の利用者の展示情報受信装置に対して同時に展示陳列物の情報を配信することができるようになる。
【0053】
なお、例えば本実施例では、有線を用いて展示情報送信装置と展示情報受信装置を接続しているが、展示情報送信装置が所持する接続端子と展示情報受信装置が所持する接続端子が直接結合可能な場合は展示情報送信装置と展示情報受信装置を直結することが可能である事や、展示情報授与装置または複製許諾制限を行う装置が付加された情報記録装置を直接展示情報送信装置に接続して複製行為を行う事などは、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0054】
(第4の実施例)
<展示情報送受信システムの概要図(図4)>
本発明の実施の形態に関わる展示情報送受信システムを、簡易に実現する例をあげる。
【0055】
図4は、本実施形態の展示情報送受信システムの図である。
【0056】
展示陳列物の傍に展示情報送信装置(401)を置く。
【0057】
展示情報送信装置(401)は、展示情報記録装置(407)と無線通信装置(409)と展示情報管理装置(404)とで構成される。
【0058】
展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報受信装置(411)を持っており、展示情報受信装置(411)は無線通信装置(414)と情報記録装置(412)と展示情報授与装置(418)で構成される。
【0059】
まず、展示陳列物の情報が欲しい利用者は展示情報送信装置(401)と展示情報受信装置(411)を無線(410)で接続する。
【0060】
展示情報送信装置(401)は展示情報受信装置(411)と接続されたと認識した場合、複製許諾されている展示情報受信装置かどうかを確認するために、無線通信装置(409)から無線通信装置(414)に対して複製許諾制限鍵(416)の要求を行う。
【0061】
展示情報受信装置(411)は展示情報送信装置(401)から複製許諾制限鍵(416)の要求を受信すると、展示情報授与装置(418)は複製許諾制限鍵(416)を読み込み(417)、無線通信装置(414)に複製許諾制限鍵を渡し(415)、無線通信装置(414)は複製許諾制限鍵(416)を無線(410)を経由して展示情報送信装置(401)の無線通信装置(409)に送信する。
【0062】
展示情報受信装置(411)の複製許諾制限鍵(416)を受信した展示情報送信装置(401)の無線通信装置(409)は、展示情報管理装置(404)に展示情報受信装置(411)の複製許諾制限鍵(416)を渡す(405)。
【0063】
展示情報送信装置(401)の展示情報管理装置(404)は、展示情報送信装置(401)が所持している複製許諾制限鍵(402)を参照し(403)、展示情報受信装置(411)の複製許諾制限鍵(416)との照合を行い、複製許諾が許可されていると判別した場合は無線通信装置(409)に対して展示情報の転送を命令し、複製許諾が許可されていないと判別した場合は無線通信装置(409)に対して複製拒否を命令する(406)。
【0064】
展示情報送信装置(401)の無線通信装置(409)は、展示情報管理装置(404)から受け取った複製許諾の照合結果(406)から、複製許諾が許可されている場合は展示情報記録装置(407)から展示陳列物に関する情報を入手して(408)、展示情報受信装置(411)に展示陳列物に関する情報を転送し(410)、複製許諾が拒否された場合は展示情報受信装置(411)に対して情報複製の拒否を行う(410)。
【0065】
展示情報受信装置(411)の無線通信装置(414)は、展示情報送信装置(401)が展示陳列物に関する情報を送信し始めた場合は、受け取った展示陳列物に関する情報を情報記録装置(412)に転送し保存作業を行い(413)、展示情報送信装置(401)が複製拒否を通知してきた場合は、展示情報送信装置(401)との通信を終了する。
【0066】
展示情報送信装置(401)の無線通信装置(409)が複数の無線チャンネルを有している場合は、複数の展示情報受信装置(411)の無線通信装置(414)とそれぞれ無線接続することができ、展示情報送信装置(401)はそれぞれの展示情報受信装置(411)と並列に通信をおこない展示陳列物に関する情報を送信することができる。
【0067】
この結果、従来の技術と比較すると、有線で接続することもなければ通信装置同士を向かい合わせる必要無しに、利用者が所持している記憶媒体である展示情報受信装置に展示陳列物に関する情報を電子情報として複製保存することができるようになるだけではなく、複製許諾制限鍵を用いることにより利用者の複製行為に対して制限をかけることができるようになる。
【0068】
また、展示情報送信装置が有する無線チャンネルの数が多ければ多いほど、複数の利用者の展示情報受信装置に対して同時に展示陳列物の情報を配信することができるようになる。
【0069】
(第5の実施例)
第4の実施例を、応用した例をあげる。
【0070】
<美術館での展示情報送受信システムの概要図(図5)>
図5は、美術館における展示情報送受信システムの概要図である。
【0071】
無線通信方式には様々な方式があるが、この実施例ではBluetoothを例に用いる。
【0072】
各絵画(504)、(509)、(513)、(518)、(520)の背面にはそれぞれ展示情報送信装置を埋め込んでおく。
【0073】
各絵画(504)、(509)、(513)、(518)、(520)の展示情報送信装置からは、それぞれBluetooth信号(505)、(510)、(514)、(519)、(521)を発している。
【0074】
美術館の来場者は、Bluetoothに対応したデジタルカメラや携帯端末等の記録媒体を所持して持ち歩くものとし、美術館の館内は撮影禁止になっているものとする。
【0075】
展示してある絵画の画像や絵画に関する情報を入手したい来場者は、所持している記録媒体(502)を各絵画の背面に埋め込まれた展示情報送信装置を管理しているコンピュータ(501)に登録しBluetoothで通信できるようにする。
【0076】
美術館側は来場者の記録媒体(502)をコンピュータ(501)に登録する際、課金を行い各絵画の肖像権や著作権に対する対価を来場者に支払ってもらうことにより複製許諾制限鍵を記録媒体(502)に与える(503)。
【0077】
来場者が絵画(504)の付近を訪れた時、記録媒体(506)が絵画(504)の展示情報送信装置から発せられるBluetooth信号(505)の信号圏内に入った場合、絵画(504)の展示情報送信装置と記録媒体(506)は通信可能状態に入る。
【0078】
来場者が記録媒体(506)の情報取得ボタンを押下すると、記録媒体(506)は展示情報取得要求を絵画(504)の展示情報送信装置に送信し、絵画(504)の展示情報送信装置は記録媒体(506)が複製許諾制限鍵を所持し且つ複製が許諾されていることを確認した後、絵画(504)の展示情報送信装置は記録媒体(506)に対して絵画(504)の画像データと絵画(504)に関する関連情報を送信し、記録媒体(506)は絵画(504)の展示情報送信装置から送られてくる絵画(504)の画像データと関連情報を記録する(507)。
【0079】
来場者が絵画(504)の展示情報送信装置が発するBluetooth信号の信号圏外に移動したとき、絵画(504)の展示情報送信装置との通信は終了し、記録媒体は通信不可能状態となる(508)。
【0080】
来場者が絵画(509)の付近を訪れた時、記録媒体(511)が絵画(509)の展示情報送信装置が発するBluetooth信号(510)の信号圏内に入った場合、絵画(509)の展示情報送信装置と記録媒体(511)は通信可能状態に入る。
【0081】
来場者が記憶媒体(511)の情報取得ボタンを押下した場合、絵画(504)の展示情報送信装置と記録媒体(506)が画像データと関連情報の送受信を行った時と同様の動作が行われ(512)、来場者が記録媒体(511)の情報取得ボタンを押下しない場合は記録媒体(510)には絵画(509)に関する関連情報や画像データは保存されない。
【0082】
絵画(513)と絵画(518)は接近しており、それぞれ展示情報送信装置からBluetooth信号(514)と(519)が発信されている。
【0083】
来場者が絵画(513)と絵画(518)の間に移動した時、記録媒体(515)は絵画(513)の展示情報送信装置と通信可能状態になり(516)、絵画(518)の展示情報装置とも通信可能状態になる(517)。
【0084】
このように記録媒体が複数の展示情報送信装置と通信可能状態になった場合、記録媒体に通信先を指定できる機能がある場合は来場者がどの絵画情報を取得するか選択することができ、記録媒体に通信先を指定する機能がない場合は記録媒体の通信先はBluetooth信号の電界強度が強い方の展示情報送信装置が選択される。
【0085】
美術館の出口付近には、展示情報送信装置を制御しているコンピュータ(501)と繋がった複製許諾鍵除去装置(522)を設置する。
【0086】
複製許諾鍵除去装置(522)は、来場者が出口付近に移動し複製許諾鍵除去装置(522)が発しているBluetooth信号(523)の信号圏内に入ったら、来場者が所持している記録媒体(524)と通信し、記録媒体(524)に登録された複製許諾制限鍵を無効にする(525)。
【0087】
複製許諾鍵除去装置(522)により、一度美術館の外に出た来場者は再入場しても新たに記録媒体をコンピュータ(501)に登録して複製許諾制限鍵を再取得しない限り各絵画の画像データや関連情報を取得することができなくなり、美術館側は厳密な課金管理と著作物の利用制限を行うことができる。
【0088】
次に、図6を用いて展示情報送受信システムにおける通信処理を説明する。
【0089】
<美術館での展示情報送受信システムの通信処理のフローチャート(図6)>
展示情報処理装置(601)は常に展示情報受信装置(602)からの接続要求を待っている。
【0090】
展示情報受信装置(602)は、利用者が展示情報を取得したいという操作を行ったとき、接続要求を展示情報送信装置(601)に行う(S603)。
【0091】
展示情報送信装置(601)は展示情報受信装置(602)から接続要求(S603)を受信したら、複製許諾制限鍵を要求する(S604)。
【0092】
展示情報受信装置(602)は、展示情報送信装置(601)から要求された複製許諾制限鍵を送信する(S605)。
【0093】
展示情報送信装置(601)は、展示情報受信装置(602)から受信した複製許諾制限鍵を照合し、展示情報受信装置が複製許諾を受けている端末かどうか確認し(606)、照合結果を展示情報受信装置(602)に送信する(S607)。
【0094】
展示情報受信装置(602)は、展示情報送信装置(601)から受信した複製許諾制限鍵の照合結果から展示情報の複製が許可されたかどうかを確認する(608)。
【0095】
展示情報受信装置(602)が展示情報の複製を拒否された場合は、展示情報受信装置(602)は通信の終了処理を行い(609)、展示情報送信装置(601)は回線の切断を行う(S613)。
【0096】
展示情報受信装置(602)が展示情報の複製を許可された場合は、展示情報送信装置(601)に展示情報の送信を要求する(S610)。
【0097】
展示情報送信装置(601)は、展示情報受信装置(602)から展示情報送信要求(S611)を受信したら、展示情報を展示情報受信装置(602)に送信する(S611)。
【0098】
展示情報受信装置(602)は、要求した展示情報の取得が全て完了したとき、展示情報送信装置(601)に展示情報受信完了を通知し(S612)、通信処理を終了する。
【0099】
展示情報送信装置(601)は、展示情報受信装置(602)から展示情報受信完了通知(S612)を受信したら回線の切断を行い(S613)、次の接続要求を待つ。
【0100】
このように、展示情報送信装置と展示情報受信装置は必要最低限の通信処理のみ行い、展示情報送信装置は1回あたりの通信時間を最小にして多くの展示情報受信装置と通信できるようになっている。
【0101】
また、各絵画から記録媒体に複製された画像データや関連情報の中には、電子すかし技術等を用いて暗号データを挿入しておく。
【0102】
予め画像データや関連情報に暗号データを挿入しておくことは、複製された絵画の画像データや関連情報の再配布に関して制限を設けるものであり、著作権・肖像権の保護を行うためである。
【0103】
また、各展示情報送信装置はBluetooth規格の範疇内において、複数の記録媒体と同時に送受信を行うことができ、それぞれの記録媒体に割り与えられた複製許諾制限鍵を照合して複製動作に関する通信をおこなうことができる。
【0104】
また、各展示情報送信装置はBluetooth規格の範疇内において、記録媒体の仕様や記録領域の残容量を知ることができ、各記録媒体の性能に合わせて画像データのサイズや関連情報の詳細度を変更し送信することができる。
【0105】
また、記録媒体は記録媒体の仕様や記録領域の残容量に応じて、展示情報送信装置から複製取得する画像データのサイズや関連情報を選択することができる。
【0106】
また、来場者が所持している記録媒体が登録済みであることを館内の監視員が認識できるように、来場者に対してステッカーやバッジなどで登録済みであることを表す手段を講じることで、Bluetoothに対応していない記録媒体を所持している来場者が不正に画像を撮影する行為や情報を記録する行為を防ぐことができる。
【0107】
また、来場者が所持している記録媒体がBluetoothに対応しているのに展示情報送信装置を管理しているコンピュータ(501)に登録しなかった場合、各展示情報送信装置は未登録の記録媒体に対し複製拒否の信号を発して記録媒体を記録不可能状態にし、記録媒体に対して利用登録するよう警告を促すことができる。
【0108】
なお、この発明は上記実施例に限定されず、この発明を逸脱しない範囲内において種種変形応用可能である。
【0109】
例えば、本実施例では、Bluetooth方式を用いた無線通信を例示したが、IEEE802.11など複数の無線通信方式を混在させた展示情報送受信システムは、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0110】
例えば、本実施例では、来場者が記録媒体から複製要求を行うが、展示情報送信装置が記録媒体を自動的に認識し情報を転送する事は、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0111】
例えば、本実施例では、館内に入場する前に記録媒体の登録と課金を行ったが、展示陳列物ごとに登録と課金を行えるようにする方法や、館内から退場する際に複製した情報に対して後からまとめて課金すること方法は、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0112】
また、例えば、本実施例では入場の際に記録媒体を登録し課金をおこなえば一律に各展示陳列物の情報を複製することができたが、来場者が支払う料金に応じて複製できる情報に制限をかけることも、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0113】
また、例えば、本実施例では美術館を例に用いたが、展示陳列物を展示している博物館や図書館、資料館はもとより各種イベント会場やショールーム、機密情報を扱っている部門などへの展示情報送受信システムの導入・運営に関しても、この発明の応用の範疇にあることは勿論である。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば先ず、展示陳列物に関する情報を複数人が同時にかつ容易に複製・保存できる効果がある。
【0115】
また、本発明によれば、展示陳列物の複製制限管理を行うことができるので著作権保護をおこなうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における展示情報送受信システムの概要を表す図である。
【図2】本発明の実施例2における展示情報送受信システムの概要を表す図である。
【図3】本発明の実施例3における展示情報送受信システムの概要を表す図である。
【図4】本発明の実施例4における展示情報送受信システムの概要を表す図である。
【図5】本発明の実施例5における展示情報送受信システムの概要を表す図である。
【図6】本発明の実施例5における展示情報送受信システムの通信処理を表す図である。
Claims (4)
- 展示陳列物の情報を保存している展示情報記録装置と、
前記展示情報記録装置に保存されている情報を送信する有線送信装置と、
前記有線送信装置から送られてくる情報を受信する有線受信装置と、
前記有線受信装置で受信した情報を記録する情報記録装置と、からなる展示情報送受信システム。 - 展示陳列物の情報を保存している展示情報記録装置と、
前記展示情報記録装置に保存されている情報を送信する無線送信装置と、
前記無線送信装置から送られてくる情報を受信する無線受信装置と、
前記無線受信装置で受信した情報を記録する情報記録装置と、からなる展示情報送受信システム。 - 請求項1記載の展示情報送受信システムと、
展示情報の複製の許諾をおこなう展示情報管理装置と、展示情報の複製を請求する展示情報授与装置と、
前記展示情報管理装置と前記展示情報授与装置の間で複製権限情報を交換するために送受信される複製許諾制限鍵と、からなる展示情報送信システム。 - 請求項2記載の展示情報送受信システムと、展示情報の複製の許諾をおこなう展示情報管理装置と、展示情報の複製を請求する展示情報授与装置と、
前記展示情報管理装置と前記展示情報授与装置の間で複製権限情報を交換するために送受信される複製許諾制限鍵と、からなる展示情報送信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003115720A JP2004328044A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 展示情報送受信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003115720A JP2004328044A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 展示情報送受信システム |
Publications (1)
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---|---|
JP2004328044A true JP2004328044A (ja) | 2004-11-18 |
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ID=33496192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003115720A Withdrawn JP2004328044A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 展示情報送受信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004328044A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011086071A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-04-28 | Fujitsu Ltd | プログラム、データ記憶装置及びデータ記憶システム |
-
2003
- 2003-04-21 JP JP2003115720A patent/JP2004328044A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011086071A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-04-28 | Fujitsu Ltd | プログラム、データ記憶装置及びデータ記憶システム |
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