JP2004327370A - 端子係合解除治具および端子抜き取り方法 - Google Patents

端子係合解除治具および端子抜き取り方法 Download PDF

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Abstract

【課題】両持ちランスの接続端子との係合部分近傍を押圧してその係合を解除させる方向に両持ちランスを撓ませ、コネクタハウジングに損傷を与えることなく容易に且つ確実に両持ちランスと接続端子との係合を解除できるようにした端子係合解除治具および端子抜き取り方法を提供すること。
【解決手段】端子係合解除治具(20)は、その棒状本体(22)の先端中央から上方に傾斜する上テーパ面(22c)と、該先端中央から下方に傾斜する下テーパ面(22d)と、当該下テーパ面(22d)に連続して下方に突出する突起部(22e)と、を備えている。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子係合解除治具および端子抜き取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、コネクタは、そのコネクタハウジングの後端から当該コネクタハウジング内の端子収納室に挿入された接続端子に前記端子収納室内に設けられたランスを係合させて、前記接続端子のコネクタハウジングからの後抜けが防止されるように構成されている。
【0003】
端子係合解除治具は接続端子が収容されたコネクタハウジングから当該接続端子を抜き取るために用いられる。この端子係合解除治具を用いた接続端子の抜き取りは、先ずコネクタハウジングの前方から端子係合解除治具を挿入し、そして当該端子係合解除治具によりランスを撓ませて接続端子との係合を解除した後、その接続端子をコネクタハウジングから後方に抜き取ることにより行なわれる。
【0004】
端子係合解除治具は『端子抜き取り治具』とも称される。従来の端子係合解除治具の先端形状は単一の傾斜面が形成された単純な形状となっており、当該端子係合解除治具がコネクタハウジングの端子収納室に挿入されると、前記傾斜面に沿ってランスが押し上げ(または押し下げ)られ、それによりランスと接続端子との係合が解除される。
【0005】
尚、従来の端子係合解除治具の一例としては、端子係合解除治具(端子抜き取り治具)の先端傾斜面の角度をランスの先端突起と係止突起の両摺動点を結ぶ接線の角度よりも大きくし、接続端子との係合が解除される前に端子係合解除治具(端子抜き取り治具)の先端がランスに干渉するのを防止して、ランスと接続端子との係合を確実に解除できるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−115644号公報(第3〜4頁、第1図)
【0007】
尚、特許文献1で開示されている端子係合解除治具(端子抜き取り治具)は、端子収容室の内壁から前方に延長され且つ前端部(即ち、先端部)が自由端となるように形成された片持ち状のランス(即ち、片持ちランス)に対応した形状となっている。ところが、近年のコネクタ小型化の要求からランスの幅を小さく(換言すれば、狭く)せねばならず、片持ち状のランスでは接続端子のコネクタハウジングからの後抜けを防止することが難しくなってきている。
【0008】
そこで、ランス前後端部(即ち、ランスの接続端子挿入方向における前方端部および後方端部)をコネクタハウジングに結合させた両持ち状のランス(即ち、両持ちランス)を備えた小型コネクタの開発が進められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の端子係合解除治具(即ち、片持ちランス用の端子係合解除治具)を用いて両持ちランスと接続端子との係合を無理なく解除しながら、当該接続端子をコネクタハウジングから抜き取ることは困難である。これは、具体的に、従来の端子係合解除治具では、単純な先端形状のために、両持ちランスを十分に撓ませるよう押し上げて(または押し下げて)当該両持ちランスと接続端子との係合を解除することが難しいからである。
【0010】
例え、従来の端子係合解除治具を用いて両持ちランスと接続端子との係合を解除することができたとしても、当該端子係合解除治具が該両持ちランスと接続端子との係合を解除する前に接続端子を押圧し、それにより無理に接続端子を押し込むこととなるので、その接続端子によって両持ちランスの係止部(即ち、接続端子と係合する部分)を削ってしまい、その結果、コネクタハウジングが不良品となる可能性がある。
【0011】
また、基端部(即ち、後端部)のみがコネクタハウジングに結合された片持ちランスとは異なり、両持ちランスは、その先端部(即ち、前端部)がコネクタハウジングに結合されており、そのランス先端自体が撓み難いため、当該両持ちランスの前端部と後端部との間に位置する接続端子との係合部分近傍に端子係合解除治具を当接させる必要がある。それ故、片持ちランスと接続端子との係合を解除する場合と比較すると、端子係合解除治具の挿入力(即ち、操作力)が極端に大きくなるばかりでなく、端子係合解除治具によって両持ちランス等を塑性変形させてしまう可能性も考えられる。
【0012】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、両持ちランスの接続端子との係合部分近傍を押圧してその係合を解除させる方向に両持ちランスを撓ませ、コネクタハウジングに損傷を与えることなく容易に且つ確実に両持ちランスと接続端子との係合を解除できるようにした端子係合解除治具および端子抜き取り方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明に係る端子係合解除治具は、請求項1に記載したように、コネクタハウジング内に形成された両持ちランスと接続端子との係合を解除するための端子係合解除治具であって、
棒状本体と、
前記棒状本体の先端から下方に傾斜する下テーパ面と、
前記下テーパ面に連続して前記棒状本体の先端から下方に突出する突起部と、
を備えていることを特徴としている。
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、端子係合解除治具が、棒状本体、当該棒状本体の先端から下方に傾斜する下テーパ面、および当該下テーパ面に連続して棒状本体の先端から下方に突出する突起部、を備えているので、棒状本体の先端が下テーパ面によって両持ちランスと接続端子との間に滑らかに入り込み(即ち、挿入され)、その棒状本体の先端に設けられた突起部が両持ちランスの接続端子との係合部分近傍を押圧してその係合を解除させる方向に両持ちランスを撓ませるので、容易に且つ確実に両持ちランスと接続端子との係合を解除できる。また、端子係合解除治具の挿入力(操作力)が極端に大きくなることもなく、よって、両持ちランス等の塑性変形を防止することができる。
【0015】
また、本発明に係る端子係合解除治具は、請求項2に記載したように、請求項1記載の端子係合解除治具が、前記棒状本体の先端から上方に傾斜する上テーパ面を更に備えていることを特徴としている。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、端子係合解除治具が棒状本体の先端から上方に傾斜する上テーパ面を更に備えているので、棒状本体先端の挿入によって両持ちランスと接続端子との係合が解除される前に、端子係合解除治具が接続端子を押圧しない。即ち、端子係合解除治具が無理に接続端子を押し込んで当該接続端子によってランスが削られることを防止できる。
【0017】
また、前述した目的を達成するために、本発明に係る端子係合解除治具は、請求項3に記載したように、
コネクタハウジング、当該コネクタハウジングの内部に形成された端子収容室、前記コネクタハウジングの後方から挿入され且つ前記端子収容室に収容された接続端子、および前記端子収容室内に突出するように前記コネクタハウジングに設けられ且つ前記接続端子の前記端子収容室への挿入方向と直交する方向に撓み変形可能なように前記接続端子の挿入方向前方の前端部および挿入方向後方の後端部が前記コネクタハウジングに結合されて両持ち状に形成された両持ちランス、を含み、当該両持ちランスが前記接続端子に向けて突出する係止部を有し、そして当該係止部に前記接続端子の係合突起を係合させて当該接続端子が前記端子収容室内に係止されたコネクタから前記接続端子を抜き取るために、前記コネクタハウジングに設けられた治具挿入口を通って前記端子収容室に挿入可能で且つ当該端子収容室に挿入された際に前記両持ちランスを撓ませて前記係止部と前記係合突起との係合を解除する端子係合解除治具であって、
棒状本体と、
前記棒状本体の先端から下方に傾斜する下テーパ面と、
前記下テーパ面に連続して前記棒状本体の先端から下方に突出する突起部と、
を備え、
前記棒状本体が前記下テーパ面を前記両持ちランスの前端部上に摺接させながら当該両持ちランスと前記接続端子との間に挿入され、その際、前記突起部が前記両持ちランスの上面を押圧して当該両持ちランスを撓ませることを特徴としている。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、本発明に係る端子係合解除治具を請求項3に記載した一構造例を備えたコネクタに適用すると好適であり、当該端子係合解除治具が、棒状本体、当該棒状本体の先端から下方に傾斜する下テーパ面、および当該下テーパ面に連続して棒状本体の先端から下方に突出する突起部、を備え、棒状本体が下テーパ面を両持ちランスの前端部上に摺接させながら当該両持ちランスと接続端子との間に挿入され、その際、突起部が両持ちランスの上面を押圧して当該両持ちランスを撓ませるので、容易に且つ確実に両持ちランスと接続端子との係合を解除できる。また、端子係合解除治具の挿入力(操作力)が極端に大きくなることもなく、よって、両持ちランス等の塑性変形を防止することができる。
【0019】
また、本発明に係る端子係合解除治具は、請求項4に記載したように、請求項3記載の端子係合解除治具が、前記棒状本体の先端から上方に傾斜する上テーパ面を更に備え、前記両持ちランスの係止部と前記接続端子の係合突起との係合が解除される前に前記係合突起を押圧しないように前記上テーパ面が前記棒状本体に形成されていることを特徴としている。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、端子係合解除治具が棒状本体の先端から上方に傾斜する上テーパ面を更に備え、両持ちランスの係止部と接続端子の係合突起との係合が解除される前に係合突起を押圧しないように上テーパ面が棒状本体に形成されているので、端子係合解除治具が無理に接続端子を押し込んで当該接続端子によってランスが削られることを防止できる。
【0021】
また、本発明に係る端子係合解除治具は、請求項5に記載したように、請求項3または請求項4記載の端子係合解除治具において、前記治具挿入口を画成する前記コネクタハウジングの面に沿って前記棒状本体が前記接続端子の挿入方向と平行に前記端子収容室に挿入されることを特徴としている。
【0022】
請求項5に記載の発明によれば、治具挿入口を画成するコネクタハウジングの面に沿って棒状本体が接続端子の挿入方向と平行に端子収容室に挿入されるので、治具挿入口を画成するコネクタハウジングの面が棒状本体を接続端子の挿入方向と平行に端子収容室に挿入させるガイドとなるので、より容易に且つ確実に両持ちランスと接続端子との係合を解除できる。
【0023】
また、前述した目的を達成するために、本発明に係る端子抜き取り方法は、請求項6に記載したように、コネクタハウジングの端子収容室内に突出するように設けられ且つ前端部と後端部が前記コネクタハウジングに結合された両持ちランスによって係止されている接続端子を前記コネクタハウジングから抜き取る方法であって、
棒状本体、当該棒状本体の先端から下方に傾斜する下テーパ面、および当該下テーパ面に連続して前記棒状本体の先端から下方に突出する突起部、を有する端子係合解除治具を準備し、
前記端子係合解除治具を前記コネクタハウジングの前壁に設けられた治具挿入口から前記端子収容室に向けて挿入し、
前記下テーパ面を前記両持ちランスの前端部上に摺接させながら前記棒状本体の先端を前記両持ちランスと前記接続端子との間に挿入し、それにより前記突起部が前記両持ちランスの係止部と前記接続端子の係合突起との係合を解除するように前記両持ちランスの上面を押圧して当該両持ちランスを下方に撓ませ、
その後、前記接続端子を前記コネクタハウジングの後方に引き抜くことを特徴としている。
【0024】
請求項6に記載の発明によれば、端子係合解除治具が、棒状本体、当該棒状本体の先端から下方に傾斜する下テーパ面、および当該下テーパ面に連続して棒状本体の先端から下方に突出する突起部、を有しており、棒状本体の先端が下テーパ面によって両持ちランスと接続端子との間に滑らかに入り込み(即ち、挿入され)、その棒状本体の先端に設けられた突起部が両持ちランスの接続端子との係合部分近傍を押圧してその係合を解除させる方向に両持ちランスを撓ませるので、容易に且つ確実に両持ちランスと接続端子との係合を解除できる。また、端子係合解除治具の挿入力(操作力)が極端に大きくなることもなく、よって、両持ちランス等の塑性変形を防止することができる。
【0025】
また、本発明に係る端子抜き取り方法は、請求項7に記載したように、請求項6記載の端子抜き取り方法において、前記端子係合解除治具が前記棒状本体の先端から上方に傾斜する上テーパ面を更に有し、前記係止部と前記係合突起との係合が解除される前に当該係合突起を前記上テーパ面で押圧せずに前記棒状本体の先端を前記両持ちランスと前記接続端子との間に挿入することを特徴としてい
る。
【0026】
請求項7に記載の発明によれば、端子係合解除治具が、棒状本体の先端から上方に傾斜する上テーパ面を更に有し、係止部と係合突起との係合が解除される前に、当該係合突起を上テーパ面で押圧せずに棒状本体の先端を両持ちランスと接続端子との間に挿入するので、端子係合解除治具が無理に接続端子を押し込んで当該接続端子によってランスが削られることを防止できる。
【0027】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はコネクタハウジング、係止部材、および接続端子を有するコネクタの分解斜視図、図2は係止部材がコネクタハウジングに仮係止された状態を示すコネクタの縦断面図、図3は係止部材が仮係止されたコネクタハウジングに接続端子が挿入された状態を断面で示す斜視図、図4は接続端子が挿入されたコネクタハウジングに係止部材が本係止された状態を断面で示す斜視図、図5は本発明に係る端子係合解除治具の一実施形態の斜視図、図6は図5の端子係合解除治具の側面図、図7は図5の端子係合解除治具の先端形状を示す要部拡大側面図、そして図8(A)〜図8(C)は図5〜図7に示される端子係合解除治具を用いて両持ちランスと接続端子との係合を解除する手順を示す要部拡大側面図である。
【0029】
図1および図3に示されるように、コネクタ10は、合成樹脂絶縁体製の雄型のコネクタハウジング11と、合成樹脂絶縁体製の係止部材12と、接続端子4と、を備えている。尚、図1において、コネクタ10は、コネクタハウジング11の上部を下にし、そして下部を上にして示されている。コネクタハウジング11の内部には、隔壁11cによってそれぞれ隔離された複数の端子収容室11aが上下二段に配列して形成されており、前壁11kには夫々の端子収容室11aに対応して端子挿入口11mが開口している。コネクタハウジング11の下部外周壁11bの中間部には端子収容室11a間の隔壁11cを横切って上下に貫通する空洞部13が形成され、ここから係止部材12を着脱自在に挿着するようになっている。最外側に配置された端子収容室11aの外壁は、空洞部13およびその近傍において切り欠かれ、それにより溝部11dが形成されている。
【0030】
空洞部13より前方に形成された端子収容室11a内には、両持ちランス11hが、その前後端部をコネクタハウジング11に結合されて両持ち状に設けられ、接続端子4の挿入方向と直交する方向に撓み変形可能にされている。尚、両持ちランス11hの前端部は、その両側がコネクタハウジング11に結合されており、平面視で略T字状に形成されている。また、両持ちランス11hの上面には、端子収容室11aの内方に突出する係止部11iが形成されており、この係止部11iが接続端子4の係合突起4bと係合される。尚、コネクタハウジング11の前壁11kには、各両持ちランス11hに対応して開口する治具挿入口11nが形成されている。
【0031】
係止部材12は、複数の端子収容室11aそれぞれの開口寸法と実質的に同じ開口寸法の複数の開口部12aを有する枠体であり、コネクタハウジング11の空洞部13を塞ぐ蓋板部12b、これと平行な底板部12c、各端子収容室11aの隔壁11cに対応する中間の縦板部12d、および最外側の縦板部である左右両側の側壁12eを有する。各開口部12a内には、接続端子4の肩部4aに係合する端子係止部12f(図3参照)が突設されている。そして、側壁12eの前端面12gの下端には第1係止突起12hが、後端面12jにはスリット12kを介して第2係止突起12mを有する両持ち梁状の可撓腕12nが設けられている。
【0032】
図2に示されるように、第1係止突起12hの後部には、U字溝12pが形成され、このU字溝12pにより第1係止突起12hに弾性が付与されている。また、第1係止突起12hの内面側には、2本のガイドリブ12rが接続端子4の挿入方向と平行に形成されている。ガイドリブ12rの後方端部にはテーパ面12sが設けられている。ガイドリブ12rの高さは、例えば0.15mm程度であり、係止部材12を空洞部13に挿入したとき、ガイドリブ12rが端子収容室11aの隔壁11cより僅かに突出するようになっている。また、第1係止突起12hは上面側にテーパ面が付され、一方、第2係止突起12mは上下面をテーパ面とした山形突起として形成されている。
【0033】
係止部材12の第1係止突起12hおよび第2係止突起12mに対応して、コネクタハウジング11内には、第1係合部11eおよび第2係合部11fが形成されている。第1係合部11eは、係止部材12を空洞部13からコネクタハウジング11内に挿入し、その開口部12aが端子収容室11aと実質的に合致する位置に達したときに、この位置で第1係止突起12hと係合して仮係止位置に仮止めするためのもので、下面側にテーパ面11gが設けられている。一方、第2係合部11fは係止部材12を更に挿入して、端子係止部12fが接続端子4の肩部4aと係合する位置で、第2係止突起12mと係合して本係止位置に本係止するためのもので、下面側にテーパ面11jが設けられている。
【0034】
図2に示されるように、コネクタハウジング11の空洞部13に係止部材12を挿入して矢印A方向に軽く押すと、第1係止突起12hが自身のテーパ面をテーパ面11gに摺接させながらコネクタハウジング内の第1係合部11eを乗り越え、同時に第2係止突起12mが第2係合部11fのテーパ面11j上に乗りかかった状態となって、係止部材12がコネクタハウジング11に対して仮係止される。この仮係止位置では、係止部材12の開口部12aは端子収容室11aと実質的に合致する(即ち、接続端子4を挿通できる程度に連通する)ので、コネクタハウジング11の後方から接続端子4を挿入することができる。
【0035】
前述の仮係止位置から係止部材12を更に矢印A方向に押圧すると、スリット12kによって弾性が付与された可撓腕12nが矢印B方向に撓み、これにより第2係止突起12mが自身のテーパ面をテーパ面11jに摺接させながら第2係合部11fを乗り越え、係止部材12がコネクタハウジング11に対して本係止される。この本係止位置では、図4に示されるように、接続端子4の肩部4aに端子係止部12fが係合される。従って、接続端子4は、両持ちランス11hおよび端子係止部12fにより2重に係止される。
【0036】
即ち、図3に示されるように、係止部材12の仮係止位置において、後方から端子収容室11aに接続端子4を矢印C方向に挿入すると、当該接続端子4が端子収容室11a内の両持ちランス11hの後方テーパ面を摺接することにより当該両持ちランス11hが接続端子4の挿入方向と直交する方向(即ち、下方)に撓んで、接続端子4の更なる挿入を許容する。そして、接続端子4の係合突起4bが、係止部11iに達する(即ち、乗り越える)と、両持ちランス11hが元の位置に復帰し、係止部11iが接続端子4の係合突起4bに係合して接続端子4を1次係止する。この状態で、図4に示されるように、係止部材12を矢印A方向に押圧して本係止位置に移動させると、開口部12a内の端子係止部12fが接続端子4の肩部4aと係合して、接続端子4が更に2次係止される。尚、係止部材12の係止解除は、上述の手順と逆の手順で行なえばよい。
【0037】
図5〜図7に示されるように、本発明に係る端子係合解除治具20は、把持部21と、当該把持部21の一端から延長された棒状本体22と、を備え、これらを金属材料により一体成形したものである。棒状本体22は、比較的広幅とされて剛性を高められた基部22aと、コネクタハウジング11の治具挿入口11nから挿入可能となるように細く形成された先端部22b、とを有している。図7に示されるように、先端部22bには、その先端から上方および下方に傾斜する上テーパ面22cおよび下テーパ面22dが設けられるとともに、下テーパ面22dに連続して下方に突出する突起部22eが形成されている。突起部22eは棒状本体22の長手方向と略直交する方向に突出しており、この突起部22eと基部22aとの間には端子係合解除治具20が端子収容室11aに挿入された際に両持ちランス11hを逃がすための退避空間が設けられている。尚、先端部22bの長さは、強度上の観点から、なるべく短い方がよく、治具挿入口11nから挿入された端子係合解除治具20の突起部22eが、両持ちランス11hの係止部11iに達する程度にされている。
【0038】
次に、本実施形態の作用を説明する。
上述したように、2重係止された接続端子4をコネクタハウジング11から抜き取るには、先ず、係止部材12を矢印A方向と反対方向に移動させて、図4に示す本係止位置から図3に示す仮係止位置に変位させる。次いで、図8(A)に示されるように、端子係合解除治具20の棒状本体22を治具挿入口11nから矢印D方向に挿入する。端子係合解除治具20の下テーパ面22dは、両持ちランス11hの先端で上方に傾斜して形成された前端傾斜面11pに、当接する。
【0039】
図8(B)に示されるように、端子係合解除治具20を更に矢印D方向に挿入すると、端子係合解除治具20が、下テーパ面22dを前端傾斜面11pに摺接させながら両持ちランス11hの先端部(前端部)を滑らかに乗り越え、両持ちランス11hと接続端子4との間に進入し、そして突起部22eが両持ちランス11hの上面に当接して、これを押し下げる。このとき、治具挿入口11nを画成するコネクタハウジング11の前壁11kの内周面が少なくともガイドとなり、また更には両持ちランス11hの前端傾斜面11pもガイドとなり、これらに沿って棒状本体22が接続端子4の挿入方向と平行に端子収容室11a内に挿入される。両持ちランス11hは、コネクタハウジング11と連続するX点およびY点を支点として下方に略弓形に撓み、接続端子4の係合突起4bと両持ちランス11hの係止部11iとの係合が解除される。尚、端子係合解除治具20の上テーパ面22cは、接続端子4の係合突起4bと両持ちランス11hの係止部11iとの係合が解除される前に、接続端子4の係合突起4bを棒状本体22が押圧しないように、形成されている。ここで、図8(C)に示されるように、接続端子4を矢印E方向に引くことにより、接続端子4を端子収容室11aから抜き取ることができる。
【0040】
このように、端子係合解除治具20の棒状本体22が下テーパ面22dを両持ちランス11hの前端部上に摺接させながら当該両持ちランス11hと接続端子4との間に挿入され、その際、突起部22eが両持ちランス11hの上面を押圧して当該両持ちランス11hを下方に撓ませるので、容易に且つ確実に両持ちランス11hと接続端子4との係合を解除できる。また、端子係合解除治具20の挿入力(操作力)が極端に大きくなることもなく、よって、両持ちランス11h等の塑性変形を防止することができる。
【0041】
また、両持ちランス11hの係止部11iと接続端子4の係合突起4bとの係合が解除される前に係合突起4bを押圧しないように上テーパ面22cが端子係合解除治具20の棒状本体22に形成されているので、端子係合解除治具20が無理に接続端子4を押し込んで当該接続端子4の係合突起4bによって両持ちランス11hが削られることが防止される。
【0042】
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0043】
尚、前述した実施形態では、雌端子(接続端子)を収容した雄型のコネクタハウジングに適用した場合について説明したが、雄端子を収容する雌型のコネクタハウジングにも同様に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、容易に且つ確実に両持ちランスと接続端子との係合を解除できる。また、端子係合解除治具の挿入力(操作力)が極端に大きくなることもなく、よって、両持ちランス等の塑性変形を防止することができる。
【0045】
また、本発明によれば、端子係合解除治具が無理に接続端子を押し込んで当該接続端子によってランスが削られることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクタハウジング、係止部材、および接続端子を有するコネクタの分解斜視図である。
【図2】係止部材がコネクタハウジングに仮係止された状態を示すコネクタの縦断面図である。
【図3】係止部材が仮係止されたコネクタハウジングに接続端子が挿入された状態を断面で示す斜視図である。
【図4】接続端子が挿入されたコネクタハウジングに係止部材が本係止された状態を断面で示す斜視図である。
【図5】本発明に係る端子係合解除治具の一実施形態の斜視図である。
【図6】図5の端子係合解除治具の側面図である。
【図7】図5の端子係合解除治具の先端形状を示す要部拡大側面図である。
【図8】(A),(B),(C)は図5〜図7に示される端子係合解除治具を用いて両持ちランスと接続端子との係合を解除する手順を示す要部拡大側面図である。
【符号の説明】
4: 接続端子
4b: 係合突起
10: コネクタ
11: コネクタハウジング
11a:端子収容室
11h:両持ちランス
11i:係止部
11k:前壁
11n:治具挿入口
20: 端子係合解除治具
22: 棒状本体
22c:上テーパ面
22d:下テーパ面
22e :突起部

Claims (7)

  1. コネクタハウジング内に形成された両持ちランスと接続端子との係合を解除するための端子係合解除治具であって、
    棒状本体と、
    前記棒状本体の先端から下方に傾斜する下テーパ面と、
    前記下テーパ面に連続して前記棒状本体の先端から下方に突出する突起部と、
    を備えていることを特徴とする端子係合解除治具。
  2. 前記棒状本体の先端から上方に傾斜する上テーパ面を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載した端子係合解除治具。
  3. コネクタハウジング、当該コネクタハウジングの内部に形成された端子収容室、前記コネクタハウジングの後方から挿入され且つ前記端子収容室に収容された接続端子、および前記端子収容室内に突出するように前記コネクタハウジングに設けられ且つ前記接続端子の前記端子収容室への挿入方向と直交する方向に撓み変形可能なように前記接続端子の挿入方向前方の前端部および挿入方向後方の後端部が前記コネクタハウジングに結合されて両持ち状に形成された両持ちランス、を含み、当該両持ちランスが前記接続端子に向けて突出する係止部を有し、そして当該係止部に前記接続端子の係合突起を係合させて当該接続端子が前記端子収容室内に係止されたコネクタから前記接続端子を抜き取るために、前記コネクタハウジングに設けられた治具挿入口を通って前記端子収容室に挿入可能で且つ当該端子収容室に挿入された際に前記両持ちランスを撓ませて前記係止部と前記係合突起との係合を解除する端子係合解除治具であって、
    棒状本体と、
    前記棒状本体の先端から下方に傾斜する下テーパ面と、
    前記下テーパ面に連続して前記棒状本体の先端から下方に突出する突起部と、
    を備え、
    前記棒状本体が前記下テーパ面を前記両持ちランスの前端部上に摺接させながら当該両持ちランスと前記接続端子との間に挿入され、その際、前記突起部が前記両持ちランスの上面を押圧して当該両持ちランスを撓ませることを特徴とする端子係合解除治具。
  4. 前記棒状本体の先端から上方に傾斜する上テーパ面を更に備え、前記両持ちランスの係止部と前記接続端子の係合突起との係合が解除される前に前記係合突起を押圧しないように前記上テーパ面が前記棒状本体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載した端子係合解除治具。
  5. 前記治具挿入口を画成する前記コネクタハウジングの面に沿って前記棒状本体が前記接続端子の挿入方向と平行に前記端子収容室に挿入されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載した端子係合解除治具。
  6. コネクタハウジングの端子収容室内に突出するように設けられ且つ前端部と後端部が前記コネクタハウジングに結合された両持ちランスによって係止されている接続端子を前記コネクタハウジングから抜き取る方法であって、
    棒状本体、当該棒状本体の先端から下方に傾斜する下テーパ面、および当該下テーパ面に連続して前記棒状本体の先端から下方に突出する突起部、を有する端子係合解除治具を準備し、
    前記端子係合解除治具を前記コネクタハウジングの前壁に設けられた治具挿入口から前記端子収容室に向けて挿入し、
    前記下テーパ面を前記両持ちランスの前端部上に摺接させながら前記棒状本体の先端を前記両持ちランスと前記接続端子との間に挿入し、それにより前記突起部が前記両持ちランスの係止部と前記接続端子の係合突起との係合を解除するように前記両持ちランスの上面を押圧して当該両持ちランスを下方に撓ませ、
    その後、前記接続端子を前記コネクタハウジングの後方に引き抜くことを特徴とする端子抜き取り方法。
  7. 前記端子係合解除治具が前記棒状本体の先端から上方に傾斜する上テーパ面を更に有し、前記係止部と前記係合突起との係合が解除される前に当該係合突起を前記上テーパ面で押圧せずに前記棒状本体の先端を前記両持ちランスと前記接続端子との間に挿入することを特徴とする請求項6に記載した端子抜き取り方法。
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