JP2004327219A - ジョイントコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な回路パターン構成に的確に対応すると共に、構造が簡単、小型になってコストを安くすることができるジョイントコネクタを提供する。
【解決手段】複数の雌端子2が収容される挿入側コネクタ3、5と、挿入側コネクタ3、5が挿入されるコネクタ収容室11、13が設けられたジョイントケース9及び該ケース9内に装着されてコネクタ収容室11、13内に突出する複数の雄端子17を本体19に支持させた回路形成体15を有する受入側コネクタ7とを備え、受入側コネクタ7のコネクタ収容室11、13に挿入された挿入側コネクタ3、5が接続されるジョイントコネクタ1において、前記受入コネクタ7のコネクタ収容室11、13がジョイントケース9の長手方向の両側に直列に設けられ、前記回路形成体15の雄端子17が本体19の両面から両コネクタ収容室11、13内に突出するように構成される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等に配索されるワイヤーハーネス等の接続に使用されるジョイントコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のジョイントコネクタは、通常、複数の雌端子が収容されるコネクタハウジングが積層され、前記雌端子に設けられた弾性接触片を上下方向に隣接する積層コネクタハウジングの雌端子に接触させて積層型のジョイントコネクタを形成していた(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−39239号公報(発明の詳細な説明の項の段落0019乃至段落0027、図1(A)(B)及び図5(A))
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のジョイントコネクタは、上下方向に隣接するコネクタハウジングとしか接続できない構造であるため、取り込むことができる接続の回路パターン構成が制限され、複雑な回路構成に的確に対応することが難しいという問題があった。
【0005】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、複雑な回路パターン構成に的確に対応することができ、また、ジョイントコネクタの構造が簡単、且つ、小型になってコストを安くすることができ、更に、ワイヤーハーネス等を配索する施工性を向上させることができるジョイントコネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載されたジョイントコネクタは、複数の雌端子が収容される挿入側コネクタと、挿入側コネクタが挿入されるコネクタ収容室が設けられたジョイントケース及び該ジョイントケース内に装着されてコネクタ収容室内に突出する複数の雄端子を本体に支持させた回路形成体を有する受入側コネクタとを備え、受入側コネクタの雄端子がコネクタ収容室に挿入された挿入側コネクタの雌端子に挿入されて挿入側コネクタと受入側コネクタが接続されるものにおいて、前記受入コネクタのコネクタ収容室がジョイントケースの長手方向の両側に直列に設けられ、前記回路形成体の雄端子が本体の両面から両コネクタ収容室内に突出するように構成されることを特徴とするものである。
【0007】
このような構成によると、前記受入側コネクタのコネクタ収容室への挿入側コネクタの挿入方向が二方向になり、回路パターン構成の設計の自由度が増大して、複雑な回路パターン構成に的確に対応することができる。また、前記受入コネクタのコネクタ収容室がジョイントケースの長手方向の両側に直列に設けられ、回路形成体の個数を増やす必要がなくなるため、回路形成体の製作工数が減少すると共に、ジョイントコネクタが小型になってコストを安くすることができる。更に、ジョイントコネクタが嵩張らないため、ワイヤーハーネス等を配索する施工性を向上させることができる。
【0008】
本発明の請求項2に記載されたジョイントコネクタは、請求項1記載のものにおいて、前記受入コネクタの両コネクタ収容室がジョイントケースの中間部に形成された基壁によって区画され、該基壁に回路形成体の雄端子が挿着される複数の雄端子挿通穴が穿設され、前記回路形成体が、該基壁又は該基壁近傍におけるジョイントケースの内側壁に取り外し可能に保持される複数の雄端子挿通穴が穿設された回路形成体押え板によって、回路形成体の複数の雄端子が基壁及び回路形成体押え板の両雄端子挿通穴を挿通して両コネクタ収容室内に突出するように着脱自在に装着されることを特徴とするものである。
【0009】
このような構成によると、受入側コネクタのジョイントケースに回路形成体がしっかりと装着されて安定し、受入側コネクタのコネクタ収容室に挿入側コネクタを挿入する際、回路形成体の雄端子が位置ずれを起こさず、ジョイントコネクタが堅牢となり、コネクタの接続性能及び信頼性を向上させることができる。また、回路形成体のジョイントケースに対する装脱着が容易になるので、ジョイントコネクタのメンテナンスを向上させることができる。
【0010】
本発明の請求項3に記載されたジョイントコネクタは、請求項1又は2記載のものにおいて、受入コネクタにおけるジョイントケースの一方のコネクタ収容室側の内側壁に、一方の挿入側コネクタを挿入案内するコネクタ案内部が形成され、他方のコネクタ収容室側の内側壁に、他方の挿入側コネクタを挿入案内するコネクタ案内部が、少なくとも前記一方のコネクタ収容室側のコネクタ案内部に対してジョイントケースの長手方向軸線のまわりに90度回動した位置に形成されることを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の請求項4に記載されたジョイントコネクタは、請求項1又は2記載のものにおいて、受入コネクタにおけるジョイントケースの両コネクタ収容室側の両内側壁に、両挿入側コネクタを挿入案内する二つのコネクタ案内部が、ジョイントケースの長手方向軸線のまわりに90度回動した位置関係になるように形成されることを特徴とするものである。
【0012】
前記請求項3又は4記載の構成によると、挿入側コネクタをジョイントケースの長手方向軸線のまわりに相対的に90度回動させた姿勢で受入コネクタの長手方向に沿って二方向から各コネクタ収容室内に挿入することが可能になるので、更に回路パターンの選択幅が広がり、より多くのジョイント回路を取り込むことが可能になり、より複雑な回路構成に対応することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。図1は本発明に係るジョイントコネクタ1を自動車用ワイヤーハーネスの多極コネクタである積層ジョイントコネクタに適用した場合の一実施形態を示すもので、2個の挿入側コネクタ(積層コネクタ)3、5が受入側コネクタ7の両側から挿入される前の状態の分解斜視図、図2は図1の正面縦断面図である。
【0014】
本発明のジョイントコネクタ1は、図1、2に示すように、複数の雌端子2が収容される2個の挿入側コネクタ3、5と、挿入側コネクタ3、5が挿入される2個のコネクタ収容室11、13が設けられたジョイントケース9及び該ジョイントケース9内に装着されてコネクタ収容室11、13内に突出する複数の雄端子17を本体19に支持させた回路形成体15を有する受入側コネクタ7とを備え、受入側コネクタ7の雄端子17がコネクタ収容室11、13に挿入された挿入側コネクタ3、5の雌端子2に挿入されて挿入側コネクタ3、5と受入側コネクタ7が接続される構成になっている。
【0015】
更に詳細に説明すると、前記挿入側コネクタ3、5は、例えば、ワイヤーハーネス用電線(図示せず)の端末に接続された複数(図示例は10個)の雌端子2が収容される端子収容室23が複数室(図示例は10室)単層に併設され、プラスチック成形加工により板状に形成された同一構造、サイズの10個のコネクタハウジング21を複数段(図示例は10段)に積層して、これらコネクタハウジング21同士が蛇腹状、即ち、上下、左右等の方向に若干変位可能に合体され、各コネクタハウジング21の両側縁に挿入側コネクタを受入側コネクタに円滑に挿入案内するための鍔部22が突設され、更に、最上段のコネクタハウジング21の上にカバー25が装着されて構成される。
【0016】
前記受入側コネクタ7のジョイントケース9は、4角形状箱型にプラスチック材を成形加工することにより形成され、ジョイントケース9の長手方向の中間部、図示例では、ほぼ中央部の内部に形成された基壁27によって区画することにより、ジョイントケース9の挿入側コネクタ3、5が挿入される方向の両側に、挿入された挿入側コネクタ3、5を収容する角状空間を有する2個のコネクタ収容室11、13が直列に設けられる。また、基壁27には、回路形成体15の複数(図示例は100個)の雄端子17が挿着される複数(図示例は100個)の雄端子挿通穴29が上下、左右方向に同一間隔(同一ピッチ)で10個ずつ穿設されている。
【0017】
前記回路形成体15の複数(図示例は100個)の雄端子17は、銅、アルミニウム、これらの合金材料等の導電材料で製作されたピン状接続部材からなる。これら雄端子17は、例えば、断面正方形状で、幅、高さ及び長さ共に皆同じ寸法に形成されている。雄端子23の形状は断面矩形状又は断面円形状等としてもよい。また、雄端子17を支持する本体19はプラスチック等の絶縁板の片面又は両面に銅箔等の導電体からなる回路パターンが印刷等により設けられた、例えば、角板状の回路基板からなる。そして、雄端子17は、本体19の両面から両コネクタ収容室11、13内に所定長さ突出するように、本体19に上下、左右方向に同一間隔(同一ピッチ)で10個ずつ穿設された雄端子挿通穴(スルーホール)内を貫通して支持されると共に、その回路パターンにはんだ付けされて接続されている。
【0018】
なお、回路形成体15を構成する雄端子17及び本体19を銅、アルミニウム、これらの合金材料等の導電材料からなるブスバー状の導電部材で構成するようにしてもよい。また、プリント基板等の回路構成基板からなる本体19に穿設され、内面が回路と導通するように導電性材料で形成された複数の雄端子挿通穴(スルーホール)に、中間部、例えば、中央部に太径の圧接部を有し、その中心部に紡錘状のスリット(細長穴)が形成されて弾性を持たせたプレスフィットピン状の雄端子17を該圧接部が雄端子挿通穴29に圧入されるように挿着してプレスフィット接続することにより、雄端子17と回路とを電気接続し、雄端子17が本体19の両面から両コネクタ収容室11、13内に突出するようにした回路形成体15を構成するようにしてもよい。更に、雄端子17を本体19に穿設された雄端子挿通穴(スルーホール)に貫通させず、例えば、本体19にねじ込み、ハンダ付け等の手段で支持させ、本体19の両面から突出するようにしてもよく、種々の構成の回路形成体15を適用することができる。
【0019】
前記受入コネクタ7のコネクタ収容室11、13がジョイントケース9の長手方向の両側に直列に設けられ、前記回路形成体15の雄端子17が本体19の両面から両コネクタ収容室11、13内に突出するように構成されることにより、前記受入側コネクタ7のコネクタ収容室11、13への挿入側コネクタ3、5の挿入方向が二方向になり、回路パターン構成の設計の自由度が増大して、複雑な回路パターン構成に的確に対応することができる。また、前記受入コネクタ7のコネクタ収容室11、13がジョイントケース9の長手方向の両側に直列に設けられ、回路形成体15の個数を増やす必要がなくなるため、回路形成体16の製作工数が減少すると共に、ジョイントコネクタ1が小型になってコストを安くすることができる。更に、ジョイントコネクタ1が嵩張らないため、ワイヤーハーネス等を配索する施工性を向上させることができる。
【0020】
ジョイントケース9の該基壁近傍における他方のコネクタ収容室13側の内側壁には、図2に示すように、複数(図示例は100個)の雄端子挿通穴33が上下、左右方向に同一間隔(同一ピッチ)で10個ずつ穿設された回路形成体押え板31が、係止突起部35によって取り外し可能に保持される。前記回路形成体15は回路形成体押え板31によって回路形成体15の複数の雄端子17が基壁27及び回路形成体押え板31の両雄端子挿通穴29、33を挿通して両コネクタ収容室11、13内に突出するように着脱自在に装着される。なお、36は回路形成体15の本体19と基壁27及び回路形成体押え板31との間に介在されたスペーサ(図2参照)である。回路形成体15は前記係止突起部35に代え、ボルト、ねじ等の取付け手段により、ジョイントケース9の内側壁に取り外し可能に保持するようにしてもよい。更に、回路形成体15はジョイントケース9の前記内側壁に代え、前記基壁27に取り外し可能に保持するようにしてもよい。
【0021】
このように、前記回路形成体15が、該基壁27又は該基壁27近傍におけるジョイントケース9の内側壁に取り外し可能に保持される複数の雄端子挿通穴33が穿設された回路形成体押え板31によって、回路形成体15の複数の雄端子17が基壁27及び回路形成体押え板31の両雄端子挿通穴29、33を挿通して両コネクタ収容室11、13内に突出するように着脱自在に装着されることにより、受入側コネクタ7のジョイントケース9に回路形成体15がしっかりと装着されて安定し、受入側コネクタ7のコネクタ収容室11、13に挿入側コネクタ3、5を挿入する際、回路形成体15の雄端子17が位置ずれを起こさず、ジョイントコネクタ1が堅牢となり、コネクタ1の接続性能及び信頼性を向上させることができる。また、回路形成体15のジョイントケース9に対する装脱着が容易になるので、ジョイントコネクタ1のメンテナンスを向上させることができる。
【0022】
更に、受入コネクタ7のジョイントケース9における各コネクタ収容室11、13の内側壁には、これら収容室11、13に挿入側コネクタ3、5を挿入案内するコネクタ案内部37が形成される。コネクタ案内部37は、図1、2に示す本実施形態のものでは、各コネクタ収容室11、13の左右の対向する両内側壁に、挿入側コネクタ3、5の各コネクタハウジング21の両側縁に突設された前記鍔部22を案内する案内溝39が、受入側コネクタ7の長手方向に沿って、即ち、挿入側コネクタ3、5の挿入方向に沿って、且つ、上下方向に挿入側コネクタ3、5のコネクタハウジング21の積層間隔、即ち、鍔部22の上下ピッチに合致する間隔で複数個併設されるものである。
【0023】
なお、前記コネクタ案内部37を構成する案内溝39は、コネクタ収容室11、13の両内側壁に対向するように形成される必要がなく、いずれか一方の内側壁にだけ形成されるようにしてもよい。この場合、両コネクタ収容室11、13に形成される案内溝39は左右同じ側の内側壁に形成される。
【0024】
また、受入側コネクタ7の各コネクタ収容室11、13内に挿入側コネクタ3、5が挿入されたとき、該挿入側コネクタ3、5が受入側コネクタ7から容易に離脱しないように、各コネクタ収容室11、13の例えば、3段目と8段目の案内溝39の適当部位に、挿入側コネクタ3、5の前記鍔部22に形成された係合凹部22aに係合する弾性片からなる係合爪部40(図2参照)が片持ち状に設けられている。
【0025】
本実施形態のジョイントコネクタ1は以上のような構成になっている。このジョイントコネクタ1を組み立てる場合には、挿入側コネクタ3、5の前記コネクタハウジング21の端子収容室23に、例えば、ワイヤーハーネスを構成する電線の端末に接続された雌状端子を収容したコネクタハウジング21を積層、合体して挿入側コネクタ3、5を得る。次に、この挿入側コネクタ部3、5を、図1に示すように、受入側コネクタ7の長手方向の両側に、挿入側コネクタ3がコネクタ収容室11に、挿入側コネクタ5がコネクタ収容室13にそれぞれ対向するようにセンターを合わせて配置する。次に、挿入側コネクタ3、5をジョイントケース9の長手方向軸線のまわりに相対的に回動させることなく同じ上向き姿勢を維持した状態で、受入コネクタの長手方向に沿って二方向(図1の矢印方向)から受入コネクタ7の各コネクタ収容室11、13内に挿入する。これに伴い、受入側コネクタ部7の雄端子17を挿入側コネクタ3、5の雌状端子に挿入して、挿入側コネクタ3、5と受入側コネクタ7とを嵌合、接続する。
【0026】
前記実施形態のジョイントコネクタ1においては、挿入側コネクタ3、5が同一構造のものであるが、本発明はこのような対称型のものだけに限定されるものではない。例えば、図3に示すジョイントコネクタ41のように、一方の挿入側コネクタ43のコネクタハウジング21の積層段数を、例えば、10段とするのに対して、他方の挿入側コネクタ45のコネクタハウジング21の積層段数を、例えば、半分の5段にして、他方の挿入側コネクタ45の形状を一方の挿入側コネクタ43よりも小型にすると共に、これに合わせて、受入側コネクタ47の他方のコネクタ収容室51の形状を一方のコネクタ収容室49の形状よりも小型にするようにしてもよい。また、他方の挿入側コネクタ45が挿入される受入側コネクタ47の他方のコネクタ収容室51の形状は、これに挿入される挿入側コネクタの形状が小形状になる場合は、一方のコネクタ収容室49と同じ大きさの形状にしてもよいことは勿論である。その他の構成は、前記図1、2に示すものと実質上同じなので説明を省略する。
【0027】
図4、5に示すジョイントコネクタ53は、例えば、受入コネクタ59におけるジョイントケース61の一方のコネクタ収容室63側の内側壁に、一方の挿入側コネクタ55を挿入案内するコネクタ案内部67が形成され、他方のコネクタ収容室65側の内側壁に、他方の挿入側コネクタ57を挿入案内するコネクタ案内部69が、前記コネクタ案内部67に対してジョイントケース61の長手方向軸線のまわりに、図4の左側から右側に向かって時計方向に90度回動した位置に形成されるものである。
【0028】
コネクタ案内部67は、コネクタ収容室63の左右の対向する両内側壁に、挿入側コネクタ55のコネクタハウジング21の両側縁に突設された前記鍔部22を案内する案内溝39が、受入側コネクタ59の長手方向に沿って、即ち、挿入側コネクタ55の挿入方向に沿って、且つ、上下方向に挿入側コネクタ55のコネクタハウジング21の積層間隔、即ち、鍔部22の上下ピッチに合致する間隔で複数個併設されるものである。コネクタ案内部69は、図5に示すように、コネクタ収容室65の上下の対向する両内側壁に、挿入側コネクタ57のコネクタハウジング21の両側縁に突設された前記鍔部22を案内する案内溝39が、受入側コネクタ59の長手方向に沿って、即ち、挿入側コネクタ57の挿入方向に沿って、且つ、左右方向に挿入側コネクタ57のコネクタハウジング21の積層間隔(鍔部22のピッチ)に合致する間隔で複数個併設されるものであり、その他の構成は前記図1、2に示すものと実質上同じである。
【0029】
なお、他方のコネクタ収容室65側の内側壁に形成されるコネクタ案内部69は、前記コネクタ案内部67に対してジョイントケース61の長手方向軸線のまわりに、図4の左側から右側に向かって反時計方向に90度回動した位置に形成されるようにしてもよい。また、図示省略するが、例えば、他方のコネクタ収容室65側の内側壁に、二つのコネクタ案内部67、69が形成されるようにしてもよい。この場合、コネクタ案内部67、69がジョイントケース62の長手方向軸線のまわりに90度回動した位置関係になるように形成される。更に、受入コネクタ59におけるジョイントケース61の両コネクタ収容室63、65側の両内側壁に、両挿入側コネクタ55、57を挿入案内する二つのコネクタ案内部67、69が、ジョイントケース61の長手方向軸線のまわりに90度回動した位置関係になるように形成されていてもよい。更に、前記コネクタ案内部67、69を構成する案内溝39は、コネクタ収容室63、65の上下又は左右の両内側壁に対向するように形成される必要がなく、いずれか一方の内側壁にだけ形成されるようにしてもよい。
【0030】
このように、受入コネクタ59におけるジョイントケース61の一方のコネクタ収容室63側の内側壁に形成されるコネクタ案内部67と、他方のコネクタ収容室65側の内側壁に形成されるコネクタ案内部69が、ジョイントケース61の長手方向軸線のまわりに90度回動した位置に配置されることにより、挿入側コネクタ55、57をジョイントケース61の長手方向軸線のまわりに相対的に90度回動させた姿勢で受入コネクタ59の長手方向に沿って二方向(図4の矢印方向)から受入コネクタ59の各コネクタ収容室63、65内に挿入することが可能になる。従って、更に回路パターンの選択幅が広がり、より多くのジョイント回路を取り込むことができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載のジョイントコネクタによると、複数の雌端子が収容される挿入側コネクタと、挿入側コネクタが挿入されるコネクタ収容室が設けられたジョイントケース及び該ジョイントケース内に装着されてコネクタ収容室内に突出する複数の雄端子を本体に支持させた回路形成体を有する受入側コネクタとを備え、受入側コネクタの雄端子がコネクタ収容室に挿入された挿入側コネクタの雌端子に挿入されて挿入側コネクタと受入側コネクタが接続されるものにおいて、前記受入コネクタのコネクタ収容室がジョイントケースの長手方向の両側に直列に設けられ、前記回路形成体の雄端子が本体の両面から両コネクタ収容室内に突出するように構成されるので、前記受入側コネクタのコネクタ収容室への挿入側コネクタの挿入方向が二方向になり、回路パターン構成の設計の自由度が増大して、複雑な回路パターン構成に的確に対応することができる。
【0032】
また、前記受入コネクタのコネクタ収容室がジョイントケースの長手方向の両側に直列に設けられ、回路形成体の個数を増やす必要がなくなるため、回路形成体の製作工数が減少すると共に、ジョイントコネクタが小型になってコストを安くすることができる。更に、ジョイントコネクタが嵩張らないため、ワイヤーハーネス等を配索する施工性を向上させることができる。
【0033】
本発明の請求項2に記載されたジョイントコネクタによると、前記受入コネクタの両コネクタ収容室がジョイントケースの中間部に形成された基壁によって区画され、該基壁に回路形成体の雄端子が挿着される複数の雄端子挿通穴が穿設され、前記回路形成体が、該基壁又は該基壁近傍におけるジョイントケースの内側壁に取り外し可能に保持される複数の雄端子挿通穴が穿設された回路形成体押え板によって、回路形成体の複数の雄端子が基壁及び回路形成体押え板の両雄端子挿通穴を挿通して両コネクタ収容室内に突出するように着脱自在に装着されるので、受入側コネクタのジョイントケースに回路形成体がしっかりと装着されて安定し、受入側コネクタのコネクタ収容室に挿入側コネクタを挿入する際、回路形成体の雄端子が位置ずれを起こさず、ジョイントコネクタが堅牢となり、コネクタの接続性能及び信頼性を向上させることができる。また、回路形成体のジョイントケースに対する装脱着が容易になるので、ジョイントコネクタのメンテナンスを向上させることができる。
【0034】
本発明の請求項3に記載されたジョイントコネクタは、受入コネクタにおけるジョイントケースの一方のコネクタ収容室側の内側壁に、一方の挿入側コネクタを挿入案内するコネクタ案内部が形成され、他方のコネクタ収容室側の内側壁に、他方の挿入側コネクタを挿入案内するコネクタ案内部が、少なくとも前記一方のコネクタ収容室側のコネクタ案内部に対してジョイントケースの長手方向軸線のまわりに90度回動した位置に形成されるものであり、また、本発明の請求項4に記載されたジョイントコネクタは、受入コネクタにおけるジョイントケースの両コネクタ収容室側の両内側壁に、両挿入側コネクタを挿入案内する二つのコネクタ案内部が、ジョイントケースの長手方向軸線のまわりに90度回動した位置関係になるように形成されるものである。
【0035】
このような構成によると、挿入側コネクタをジョイントケースの長手方向軸線のまわりに相対的に90度回動させた姿勢で受入コネクタの長手方向に沿って二方向から各コネクタ収容室内に挿入することが可能になるので、更に回路パターンの選択幅が広がり、より多くのジョイント回路を取り込むことが可能になり、より複雑な回路構成に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジョイントコネクタ1を自動車用ワイヤーハーネスの多極コネクタである積層ジョイントコネクタに適用した場合の一実施形態を示すもので、2個の挿入側コネクタが受入側コネクタの両側から挿入される前の状態の分解斜視図である。
【図2】図1の正面縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す正面縦断面図である。
【図4】本発明の更に他の実施形態を示すもので、2個の挿入側コネクタが受入側コネクタの両側から挿入される前の状態の分解斜視図である。
【図5】図4に示す構成のジョイントコネクタを紙面の背面側から見た場合の分解斜視図である。
【符号の説明】
1、41、53 ジョイントコネクタ
2 雌端子
3、5、43、45、55、57 挿入側コネクタ
7、47、59 受入側コネクタ
9,61 ジョイントケース
11、13、49、51、63、65 コネクタ収容室
15 回路形成体
17 雄端子
19 本体
21 コネクタハウジング
22 鍔部
23 端子収容室
25 カバー
27 基壁
29、33 雄端子挿通穴
31 回路形成体押え板
35 係止突起部
36 スペーサ
37、67、69 コネクタ案内部
39 案内溝
40 係合爪部

Claims (4)

  1. 複数の雌端子が収容される挿入側コネクタと、挿入側コネクタが挿入されるコネクタ収容室が設けられたジョイントケース及び該ジョイントケース内に装着されてコネクタ収容室内に突出する複数の雄端子を本体に支持させた回路形成体を有する受入側コネクタとを備え、受入側コネクタの雄端子がコネクタ収容室に挿入された挿入側コネクタの雌端子に挿入されて挿入側コネクタと受入側コネクタが接続されるジョイントコネクタにおいて、前記受入コネクタのコネクタ収容室がジョイントケースの長手方向の両側に直列に設けられ、前記回路形成体の雄端子が本体の両面から両コネクタ収容室内に突出するように構成されることを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記受入コネクタの両コネクタ収容室がジョイントケースの中間部に形成された基壁によって区画され、該基壁に回路形成体の雄端子が挿着される複数の雄端子挿通穴が穿設され、前記回路形成体が、該基壁又は該基壁近傍におけるジョイントケースの内側壁に取り外し可能に保持される複数の雄端子挿通穴が穿設された回路形成体押え板によって、回路形成体の複数の雄端子が基壁及び回路形成体押え板の両雄端子挿通穴を挿通して両コネクタ収容室内に突出するように着脱自在に装着されることを特徴とする請求項1記載のジョイントコネクタ。
  3. 受入コネクタにおけるジョイントケースの一方のコネクタ収容室側の内側壁に、一方の挿入側コネクタを挿入案内するコネクタ案内部が形成され、他方のコネクタ収容室側の内側壁に、他方の挿入側コネクタを挿入案内するコネクタ案内部が、少なくとも前記一方のコネクタ収容室側のコネクタ案内部に対してジョイントケースの長手方向軸線のまわりに90度回動した位置に形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のジョイントコネクタ。
  4. 受入コネクタにおけるジョイントケースの両コネクタ収容室側の両内側壁に、両挿入側コネクタを挿入案内する二つのコネクタ案内部が、ジョイントケースの長手方向軸線のまわりに90度回動した位置関係になるように形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のジョイントコネクタ。
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