JP2004326890A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カバーとベース筐体の接触面積拡大するとともに、カバー側凹形状を簡素化することで、磁気ディスク装置のシールド性およびカバー製造性の向上を図った磁気ディスク装置を提供する。
【解決手段】磁気ディスク装置において、正面、背面及び左右2つの側面を有し、ディスク媒体を含む機構部を搭載するベース筐体と、正面、背面及び左右2つの側面を有し、ベースに取り付けられ機構部の機密性を保持するためのカバーと、ベース筐体にカバーを固定する固定部材であって、断面がコの字形状でバネ性を有し、ベース筐体の側面とカバーの側面を同時に挟み込み固定する固定部材とを具備する。
【選択図】 図4
【解決手段】磁気ディスク装置において、正面、背面及び左右2つの側面を有し、ディスク媒体を含む機構部を搭載するベース筐体と、正面、背面及び左右2つの側面を有し、ベースに取り付けられ機構部の機密性を保持するためのカバーと、ベース筐体にカバーを固定する固定部材であって、断面がコの字形状でバネ性を有し、ベース筐体の側面とカバーの側面を同時に挟み込み固定する固定部材とを具備する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄型の磁気ディスク装置に関し、特に装置のベース筐体とカバーを固定する固定部材にバネ性を有する部材を用いることを特徴とするディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、磁気ディスク装置は、上面の開口した矩形箱状のベース筐体であるケースと、複数のねじによりケースにねじ止めされているケースの上面開口を閉塞したトップカバーと、を有している。
【0003】
磁気ディスク装置では、機器への接続もしくは実装時に周辺機器から発生するノイズ等の影響を受け易い。これを防止もしくは低減するには、磁気ディスク装置全体のグランド強化によるシールド性向上が効果的である。装置カバーと装置ベース筐体との間の固定は現状ネジ止め方式であり、カバーとベース筐体の接触面はネジ頭を突起させないようカバー側に設けた凹形状のみで行われており、この接触面積は少なくノイズへのシールド性を十分に有しているとは言いえなかった。
【0004】
本発明の先行技術として特開2002−367357号公報がある。この先行技術には、磁気ディスク装置の磁気ディスクを含むメカ系を少なくとも回路基板より切り離して交換操作を可能としたカートリッジ方式の磁気ディスク装置およびその磁気ディスクカートリッジが開示されており、密閉型ハードディスクドライブの横幅サイズを密閉度を落とすことなく縮小することを図っている。
【0005】
先行技術の磁気ディスク装置において、シャーシ(基台=ベース筐体に相当)とトップカバー間に密閉性を確保するためにシール材を配置するが、従来はシール材を磁気ディスクに対して平行に配置するのが一般的であったが、シャーシの幅は最低でも磁気ディスク径+(シール材×2)分の寸法が必要となり、カートリッジ幅を縮小することができなかった。
【0006】
そこで先行技術では、アダプタ部品を用いたシール構造を採用することで、ディスクカートリッジの厚み方向に必要なシール幅を確保するので、確保すべきシール幅がディスクカートリッジ幅の影響を受けないようにしている。具体的には、パッキン材に磁気ディスクの端を挿入する開口を開け、アダプタ部品にその磁気ディスクの端との干渉を避ける凹部を設け、磁気ディスクのディスク端からディスクカートリッジまでの距離を決める条件を緩和している。その結果、ディスクカートリッジの幅を装置内の密閉度を損なうことなく縮小化することが可能となっている。
【0007】
しかし、前述の先行技術では、カートリッジ筐体の左右側面にディスクの両端を突出する窪みを設け、その部分にパッキン材を挟むようにアダプタ部品をねじ締結することで、磁気ディスク装置内の密閉度を低下させること無く、ディスクカートリッジ幅の縮小する構造を提案しているが、カバーとベース筐体の間及び、パッキン材を挟むように設けたアダプタ部品のカバー、ベース筐体への固定もねじ止め方式であり、パッキン部材、カバー及びベース筐体の接触面はネジ頭を突起させないようカバー側に設けた凹形状のみで行われたままで、この接触面積が小さいことによるノイズシールド性の問題を十分に解決しいるとは言い難い。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−367357号公報(図1、図3及び請求項1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
磁気ディスク装置の装置カバーと装置ベース筐体間の固定に何らかの工夫が必要であり、現状のねじ止め方式にかえて、この接触面積を拡大し、装置のノイズシールド性を向上させる必要性が生じてきた。
【0010】
本発明は上記の問題を解決するために成されたものであり、カバーとベース筐体の固定方法をネジ止め方式からバネ性を有する固定部材を用いたクランプ方式に変更することにより、カバーとベース筐体の接触面積拡大を図ったものである。
【0011】
合わせて磁気ディスク装置内の気密性を確保するための部材であるシール材についても、複雑化していた形状を固定方法変更に伴い不要となるカバー側凹形状を簡素化することで、磁気ディスク装置のシールド性およびカバー製造性(歩留まり)の向上を図った磁気ディスク装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のディスク装置は、ディスク媒体を含む機構部を搭載するベース筐体と、前記ベース筐体に取り付けられ、前記機構部の機密性を保持するためのカバーと、前記ベース筐体に前記カバーを固定する固定部材であって、断面がコの字形状でバネ性を有し、前記ベース筐体と前記カバーを同時に挟み込む固定部材とを具備したことを特徴とするものである。
【0013】
このような構成にすることで、カバーとベース筐体間の接触面積を拡大することが可能となり、シールド性を向上した磁気ディスク装置を提供することが可能となる。また、カバー及びガスケット形状の簡素化・単純化が可能となり、カバー製造性を向上した磁気ディスク装置を提供することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら発明を磁気ディスク装置に適用した実施形態について詳細を説明する。
本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の概略図を図1乃至図4と図6乃至図7に示す。
図1において、1は磁気ディスク媒体2やこれを回転駆動するためのスピンドルモータ(SPM)8などの機構部を収納するためのベース筐体である。具体的に言うと、このベース筐体1内には、円盤状の磁気ディスク2とこれを回転駆動させるスピンドルモータ8、磁気ディスク2上に磁気記録情報の記録・再生を行う磁気ヘッド4を磁気ディスク2上に位置決めするための、アクチュエータ5およびこのアクチュエータを駆動するための駆動手段であるボイスコイルモータ(VCM)6などの機構部品が収められている。
【0015】
そして、ベース筐体1を密閉するようにカバー7が設けられており、通常このカバー7はベース筐体1にねじ止めされている。
ベース筐体1は筐体正面部1aと筐体背面部1b、そしてこれらに繋がる2つの筐体側面部1cを有する四辺形をしており、筐体正面部1a側にはPC等のホスト機器と電気的な接続を行い、電源やコマンドの供給を受けたり、データの送受信経路等を含むコネクタ13が配置されている。
【0016】
また、ベース筐体1を密閉するカバー7もベース筐体1とほぼ同様に、カバー正面部7aとカバー背面部7b、そしてこれらに繋がる2つのカバー側面部7cを有する四辺形形状となっている。
【0017】
図1(a)におけるA−A断面図を図2に示す。本実施形態の磁気ディスク装置はベース筐体1上に機構部が配置された状態で、カバー7が当該機構部を密閉するように覆うように配置されており、ベース筐体1の長さはカバー7の長さよりも長くなっている。すなわち、ベース筐体1はカバー7で規定される寸法から突出する突出部が設けられている。
【0018】
図2(a)にカバー7の表面図、図2(b)に同カバー7の表面に対する裏面で、実際にはベース筐体1とともに磁気ディスク装置の内面を形成する内面図を示す。従来はカバー7にはこのカバー7をベース筐体1にねじ止めするためのねじ穴12が設けられ、このねじ穴にねじ10を勘合し、ベース筐体1に固定されていたが、ねじ穴12はカバー7の角などの位置に配置されるため、この部分を逃げる形状を形成(図2(a)の点線丸囲み部C)する必要があり、カバー7のプレス形状が複雑になっていた。
【0019】
また、カバー7の内面側には図2(b)に示すようにガスケット9と呼ばれるシール材が一体成型され、カバー7をベース筐体1にねじ10で固定する際に、このガスケット9が潰されカバー7およびベース筐体1間に密着することで磁気ディスク装置内の気密性を保っていた。ガスケット9は、カバー7に接着剤等で接着したものや、別部材に一体成型してカバー7とベース筐体1の間に配置しているタイプのものもある。
【0020】
磁気ディスク2の径が2.5インチ以下の小型磁気ディスク装置におけるカバー7では、PC等のホスト機器への接続や、磁気ディスク装置内の機構部を構成する部品の実装の都合から、ねじ10のねじ頭がカバー7上面から突起しないよう、カバー7側のねじ穴12をカバー表面からみて凹形状12に形成している。また、他にベース筐体1側に凸形状を設け、カバー7側は平面形状のものもある。
【0021】
一般的な磁気ディスク装置ではこのような構造のカバー7とベース筐体1の構造をとるため、ベース筐体1とカバー7が直接接触する部分はこのカバー7にッ設けられた凹形状部12の接触領域12aのみであり、小型磁気ディスク装置をPC等のホスト機器に装着して使用する際、ホスト機器に接続もしくは実装した際のホスト機器側から発生するノイズ等に対するシールド性向上の観点から、接触面積が大きく取れるほうが望ましい。
【0022】
一般的な磁気ディスク装置のようにカバー7とベース筐体1をねじ止めする方式の場合、カバー7をベース筐体1にねじ10で固定する際に使用する、例えばドライバといった工具がカバー7に干渉しないためのニゲ形状(図2(a)の点線丸囲み部C)を設ける必要があり、カバー7の形状を複雑にする要因となっている。
【0023】
更にカバー7の内面側に配置されるガスケット9に関しては、配置スペースが限られてる上にカバー7の凹形状12を避けて配置する必要があり、ガスケット形状の形状についても同様にニゲ形状(図2(b)の点線丸囲み部D)を設ける必要があり、ガスケット9の形状を複雑にする要因となっている。
【0024】
その結果、カバー製造時の歩留まり悪化や成型コストアップといった製造上の問題点も発生してきておりこれの改善が本発明である。
本発明では、カバー固定方法をねじ止め方式からクランパ11と呼ばれるバネ性を有した固定部材11によるクランプ方式にしている。固定部材であるクランパ11は、その断面がコの字形状を有した金属もしくは樹脂等の非金属からなる導電部材からなっている。この固定部材11の金属材料としては導電性のよい金属でバネ性のある材料であればよく、本実施形態においてはアルミニウムを使用している。また、非金属材料としては導電性プラスチック等の導電性樹脂材をッ用いてもよい。
【0025】
この固定部材であるクランパ11をベース筐体1の筐体側面部1cとカバー7のカバー側面部7cをバネ性を持たせたコの字形状で同時に挟み込むように配置し、筐体側面部1cとカバー側面部7cが直接接触するように固定される。このように筐体側面部1cとカバー側面部7cのほぼ全領域が直接接触することにより、接触面積を大きく取り、ホスト機器側から発生するノイズ等に対するシールドを性向上している。
【0026】
図4と図6に本実施形態における固定部材であるクランパ11によるベース筐体1の筐体側面部1aとカバー7のカバー側面部7cの固定状態を示し、詳細に説明する。
【0027】
図4(a)本実施形態に係る磁気ディスク装置を上部から見た正面図で、図4(b)は図4(a)の一点鎖線B−Bで切断した断面図である。また、図4(c)は図4(b)の点線丸囲み部E、すなわち、筐体側面部1cとカバー側面部7c及び固定部材であるクランパ11の接続状態を拡大した拡大図である。
【0028】
更に、図6(a)は本実施形態に係る磁気ディスク装置のカバー7のカバー側面部7aの固定部材(クランパ)11の接触領域を示す図、図6(b)は図6(a)の一点鎖線C−Cで切断した断面図、すなわち固定部材であるクランパ11とカバー側面部7aの接続状態を拡大した拡大図である。
【0029】
図4と図6に示す実施形態においては、固定部材であるクランパ11の取付け領域は、筐体側面部1a或いはカバー側面部7aのほぼ全域に渡っている。すなわち、ベース筐体1とカバー7はその筐体側面部1aとカバー側面部7aのほぼ全域に渡って接触しているため、広い面積で導通が取れ、ホスト機器側から発生するノイズ等に対するシールドを大きく性向上している。
【0030】
しかし、この固定部材であるクランパ11は、上述のように筐体側面部1aとカバー側面部7aのほぼ全域に渡る一連の構造をとるものに限るものではない。図5に本実施形態の固定領域の変形例を示す。図5に示すように、固定部材であるクランパ11は、筐体側面部1cの筐体正面部1a近傍とカバー側面部7cのカバー正面部7a近傍の特定領域を挟み込む第1の固定部材11aと、筐体側面部1cの筐体背面部1b近傍とカバー側面部1cのカバー背面部1b近傍の特定領域を挟み込む第2の固定部材11bとの分割された固定部材群で構成してもよい。
【0031】
上述のようにクランプ方式の固定部材11乃至11bを採用する場合、カバー7には、ねじ10用に形成されていた凹形状に替わり、固定部材であるクランパ11がカバー7上面に突起しないよう、固定部材であるクランパ11の全長および幅に合わせた打ち出し部をカバー側面部7aに形成している。
【0032】
以上述べたように、本実施例の固定方式を採用することで、ベース筐体1とカバー7間の接触面積を固定部材であるクランパ11を介することで磁気ディスク装置外形を変更することなく、効果的に拡大することが可能となる。
【0033】
この結果、磁気ディスク装置全体のグランド(接地)強化によるシールド性向を向上することが可能となり、PC等ホスト機器などの他の機器への接続または実装の際に受けるノイズ等の影響を防止・低減することが可能となる。
【0034】
さらに、上述のような本実施形態に係るベース筐体1とカバー7の固定方式であるクランプ方式を採用することで、ねじ固定方式では必要であったカバー7の凹形状12や工具のニゲ形状(図2(a)の点線丸囲み部C)を設けることが不要となるため、カバー7の形状を簡素化すると同時にガスケット9の形状も単純化することが可能となり、磁気ディスク装置の製造性向上も図れる。図7にねじ固定方式をクランプ方式に変更した場合のカバー7の形状が簡素化されたことあらわる図を示す。
【0035】
図7(a)はねじ固定方式のカバー7の表面図で、ねじ固定用の凹形状が設けられていたが、図7(b)(クランプ方式のカバー7の表面図)に示すように、本実施形態では、これら凹形状を全く必要としない。
【0036】
また、図7(c)はねじ固定方式のカバー7の内面図で、ガスケット9にはねじ固定用凹部を避けるためのニゲ形状が形成されていたが、図7(d)(クランパ方式のカバー7の内面図)に示すように、本実施形態では、これらニゲ形状を全く必要としない。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、カバーとベース筐体の固定方法をネジ止め方式からバネ性を有する固定部材を用いたクランプ方式に変更することにより、カバーとベース筐体の接触面積拡大を図り、磁気ディスク装置内の気密性を確保するための部材であるシール材についても、複雑化していた形状を固定方法変更に伴い不要となるカバー側凹形状を簡素化することで、磁気ディスク装置のシールド性およびカバー製造性の向上を図った磁気ディスク装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置のカバーを外した時の概略図(a)と同図A−A(カバー有り)の断面図(b)。
【図2】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置のカバー表面の正面図(a)とカバー内面(裏面)の正面図(b)。
【図3】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置のカバーに設けられた接触部の拡大図でカバー表面拡大図(a)とカバー内面(裏面)拡大図(b)。
【図4】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の固定部材を説明する正面図(a)と同図B−Bの断面図(b)および取付け部Eの拡大図(c)。
【図5】本発明の実施形態の変形例に係る磁気ディスク装置の固定部材を説明する正面図。
【図6】本発明の実施形態に係るカバーの側面部を説明する図面(a)と同時C−Cの断面図(b)。
【図7】本発明の実施形態のカバー及びガスケットの形状を説明する図でカバー表面図(a)とカバー内面(裏面)図(b)。
【符号の説明】
1………ベース筐体
1a……ベース筐体正面部
1b……ベース筐体背面部
1c……ベース筐体側面部
2………磁気ディスク媒体
3………ディスククランパ
4………ヘッド
5………アクチュエータ
6………ボイスコイルモータ(VCM)
7………カバー
7a……カバー正面部
7b……カバー背面部
7c……カバー側面部
8………スピンドルモータ(SPM)
9………ガスケット
10……ねじ
11……固定部材(クランパ)
11a…正面部近傍固定部材(第1の固定部材)
11b…背面部近傍固定部材(第2の固定部材)
12……接触部(ねじ取付け部)
12a…ねじ取付け部の接触領域
13……コネクタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄型の磁気ディスク装置に関し、特に装置のベース筐体とカバーを固定する固定部材にバネ性を有する部材を用いることを特徴とするディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、磁気ディスク装置は、上面の開口した矩形箱状のベース筐体であるケースと、複数のねじによりケースにねじ止めされているケースの上面開口を閉塞したトップカバーと、を有している。
【0003】
磁気ディスク装置では、機器への接続もしくは実装時に周辺機器から発生するノイズ等の影響を受け易い。これを防止もしくは低減するには、磁気ディスク装置全体のグランド強化によるシールド性向上が効果的である。装置カバーと装置ベース筐体との間の固定は現状ネジ止め方式であり、カバーとベース筐体の接触面はネジ頭を突起させないようカバー側に設けた凹形状のみで行われており、この接触面積は少なくノイズへのシールド性を十分に有しているとは言いえなかった。
【0004】
本発明の先行技術として特開2002−367357号公報がある。この先行技術には、磁気ディスク装置の磁気ディスクを含むメカ系を少なくとも回路基板より切り離して交換操作を可能としたカートリッジ方式の磁気ディスク装置およびその磁気ディスクカートリッジが開示されており、密閉型ハードディスクドライブの横幅サイズを密閉度を落とすことなく縮小することを図っている。
【0005】
先行技術の磁気ディスク装置において、シャーシ(基台=ベース筐体に相当)とトップカバー間に密閉性を確保するためにシール材を配置するが、従来はシール材を磁気ディスクに対して平行に配置するのが一般的であったが、シャーシの幅は最低でも磁気ディスク径+(シール材×2)分の寸法が必要となり、カートリッジ幅を縮小することができなかった。
【0006】
そこで先行技術では、アダプタ部品を用いたシール構造を採用することで、ディスクカートリッジの厚み方向に必要なシール幅を確保するので、確保すべきシール幅がディスクカートリッジ幅の影響を受けないようにしている。具体的には、パッキン材に磁気ディスクの端を挿入する開口を開け、アダプタ部品にその磁気ディスクの端との干渉を避ける凹部を設け、磁気ディスクのディスク端からディスクカートリッジまでの距離を決める条件を緩和している。その結果、ディスクカートリッジの幅を装置内の密閉度を損なうことなく縮小化することが可能となっている。
【0007】
しかし、前述の先行技術では、カートリッジ筐体の左右側面にディスクの両端を突出する窪みを設け、その部分にパッキン材を挟むようにアダプタ部品をねじ締結することで、磁気ディスク装置内の密閉度を低下させること無く、ディスクカートリッジ幅の縮小する構造を提案しているが、カバーとベース筐体の間及び、パッキン材を挟むように設けたアダプタ部品のカバー、ベース筐体への固定もねじ止め方式であり、パッキン部材、カバー及びベース筐体の接触面はネジ頭を突起させないようカバー側に設けた凹形状のみで行われたままで、この接触面積が小さいことによるノイズシールド性の問題を十分に解決しいるとは言い難い。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−367357号公報(図1、図3及び請求項1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
磁気ディスク装置の装置カバーと装置ベース筐体間の固定に何らかの工夫が必要であり、現状のねじ止め方式にかえて、この接触面積を拡大し、装置のノイズシールド性を向上させる必要性が生じてきた。
【0010】
本発明は上記の問題を解決するために成されたものであり、カバーとベース筐体の固定方法をネジ止め方式からバネ性を有する固定部材を用いたクランプ方式に変更することにより、カバーとベース筐体の接触面積拡大を図ったものである。
【0011】
合わせて磁気ディスク装置内の気密性を確保するための部材であるシール材についても、複雑化していた形状を固定方法変更に伴い不要となるカバー側凹形状を簡素化することで、磁気ディスク装置のシールド性およびカバー製造性(歩留まり)の向上を図った磁気ディスク装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のディスク装置は、ディスク媒体を含む機構部を搭載するベース筐体と、前記ベース筐体に取り付けられ、前記機構部の機密性を保持するためのカバーと、前記ベース筐体に前記カバーを固定する固定部材であって、断面がコの字形状でバネ性を有し、前記ベース筐体と前記カバーを同時に挟み込む固定部材とを具備したことを特徴とするものである。
【0013】
このような構成にすることで、カバーとベース筐体間の接触面積を拡大することが可能となり、シールド性を向上した磁気ディスク装置を提供することが可能となる。また、カバー及びガスケット形状の簡素化・単純化が可能となり、カバー製造性を向上した磁気ディスク装置を提供することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら発明を磁気ディスク装置に適用した実施形態について詳細を説明する。
本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の概略図を図1乃至図4と図6乃至図7に示す。
図1において、1は磁気ディスク媒体2やこれを回転駆動するためのスピンドルモータ(SPM)8などの機構部を収納するためのベース筐体である。具体的に言うと、このベース筐体1内には、円盤状の磁気ディスク2とこれを回転駆動させるスピンドルモータ8、磁気ディスク2上に磁気記録情報の記録・再生を行う磁気ヘッド4を磁気ディスク2上に位置決めするための、アクチュエータ5およびこのアクチュエータを駆動するための駆動手段であるボイスコイルモータ(VCM)6などの機構部品が収められている。
【0015】
そして、ベース筐体1を密閉するようにカバー7が設けられており、通常このカバー7はベース筐体1にねじ止めされている。
ベース筐体1は筐体正面部1aと筐体背面部1b、そしてこれらに繋がる2つの筐体側面部1cを有する四辺形をしており、筐体正面部1a側にはPC等のホスト機器と電気的な接続を行い、電源やコマンドの供給を受けたり、データの送受信経路等を含むコネクタ13が配置されている。
【0016】
また、ベース筐体1を密閉するカバー7もベース筐体1とほぼ同様に、カバー正面部7aとカバー背面部7b、そしてこれらに繋がる2つのカバー側面部7cを有する四辺形形状となっている。
【0017】
図1(a)におけるA−A断面図を図2に示す。本実施形態の磁気ディスク装置はベース筐体1上に機構部が配置された状態で、カバー7が当該機構部を密閉するように覆うように配置されており、ベース筐体1の長さはカバー7の長さよりも長くなっている。すなわち、ベース筐体1はカバー7で規定される寸法から突出する突出部が設けられている。
【0018】
図2(a)にカバー7の表面図、図2(b)に同カバー7の表面に対する裏面で、実際にはベース筐体1とともに磁気ディスク装置の内面を形成する内面図を示す。従来はカバー7にはこのカバー7をベース筐体1にねじ止めするためのねじ穴12が設けられ、このねじ穴にねじ10を勘合し、ベース筐体1に固定されていたが、ねじ穴12はカバー7の角などの位置に配置されるため、この部分を逃げる形状を形成(図2(a)の点線丸囲み部C)する必要があり、カバー7のプレス形状が複雑になっていた。
【0019】
また、カバー7の内面側には図2(b)に示すようにガスケット9と呼ばれるシール材が一体成型され、カバー7をベース筐体1にねじ10で固定する際に、このガスケット9が潰されカバー7およびベース筐体1間に密着することで磁気ディスク装置内の気密性を保っていた。ガスケット9は、カバー7に接着剤等で接着したものや、別部材に一体成型してカバー7とベース筐体1の間に配置しているタイプのものもある。
【0020】
磁気ディスク2の径が2.5インチ以下の小型磁気ディスク装置におけるカバー7では、PC等のホスト機器への接続や、磁気ディスク装置内の機構部を構成する部品の実装の都合から、ねじ10のねじ頭がカバー7上面から突起しないよう、カバー7側のねじ穴12をカバー表面からみて凹形状12に形成している。また、他にベース筐体1側に凸形状を設け、カバー7側は平面形状のものもある。
【0021】
一般的な磁気ディスク装置ではこのような構造のカバー7とベース筐体1の構造をとるため、ベース筐体1とカバー7が直接接触する部分はこのカバー7にッ設けられた凹形状部12の接触領域12aのみであり、小型磁気ディスク装置をPC等のホスト機器に装着して使用する際、ホスト機器に接続もしくは実装した際のホスト機器側から発生するノイズ等に対するシールド性向上の観点から、接触面積が大きく取れるほうが望ましい。
【0022】
一般的な磁気ディスク装置のようにカバー7とベース筐体1をねじ止めする方式の場合、カバー7をベース筐体1にねじ10で固定する際に使用する、例えばドライバといった工具がカバー7に干渉しないためのニゲ形状(図2(a)の点線丸囲み部C)を設ける必要があり、カバー7の形状を複雑にする要因となっている。
【0023】
更にカバー7の内面側に配置されるガスケット9に関しては、配置スペースが限られてる上にカバー7の凹形状12を避けて配置する必要があり、ガスケット形状の形状についても同様にニゲ形状(図2(b)の点線丸囲み部D)を設ける必要があり、ガスケット9の形状を複雑にする要因となっている。
【0024】
その結果、カバー製造時の歩留まり悪化や成型コストアップといった製造上の問題点も発生してきておりこれの改善が本発明である。
本発明では、カバー固定方法をねじ止め方式からクランパ11と呼ばれるバネ性を有した固定部材11によるクランプ方式にしている。固定部材であるクランパ11は、その断面がコの字形状を有した金属もしくは樹脂等の非金属からなる導電部材からなっている。この固定部材11の金属材料としては導電性のよい金属でバネ性のある材料であればよく、本実施形態においてはアルミニウムを使用している。また、非金属材料としては導電性プラスチック等の導電性樹脂材をッ用いてもよい。
【0025】
この固定部材であるクランパ11をベース筐体1の筐体側面部1cとカバー7のカバー側面部7cをバネ性を持たせたコの字形状で同時に挟み込むように配置し、筐体側面部1cとカバー側面部7cが直接接触するように固定される。このように筐体側面部1cとカバー側面部7cのほぼ全領域が直接接触することにより、接触面積を大きく取り、ホスト機器側から発生するノイズ等に対するシールドを性向上している。
【0026】
図4と図6に本実施形態における固定部材であるクランパ11によるベース筐体1の筐体側面部1aとカバー7のカバー側面部7cの固定状態を示し、詳細に説明する。
【0027】
図4(a)本実施形態に係る磁気ディスク装置を上部から見た正面図で、図4(b)は図4(a)の一点鎖線B−Bで切断した断面図である。また、図4(c)は図4(b)の点線丸囲み部E、すなわち、筐体側面部1cとカバー側面部7c及び固定部材であるクランパ11の接続状態を拡大した拡大図である。
【0028】
更に、図6(a)は本実施形態に係る磁気ディスク装置のカバー7のカバー側面部7aの固定部材(クランパ)11の接触領域を示す図、図6(b)は図6(a)の一点鎖線C−Cで切断した断面図、すなわち固定部材であるクランパ11とカバー側面部7aの接続状態を拡大した拡大図である。
【0029】
図4と図6に示す実施形態においては、固定部材であるクランパ11の取付け領域は、筐体側面部1a或いはカバー側面部7aのほぼ全域に渡っている。すなわち、ベース筐体1とカバー7はその筐体側面部1aとカバー側面部7aのほぼ全域に渡って接触しているため、広い面積で導通が取れ、ホスト機器側から発生するノイズ等に対するシールドを大きく性向上している。
【0030】
しかし、この固定部材であるクランパ11は、上述のように筐体側面部1aとカバー側面部7aのほぼ全域に渡る一連の構造をとるものに限るものではない。図5に本実施形態の固定領域の変形例を示す。図5に示すように、固定部材であるクランパ11は、筐体側面部1cの筐体正面部1a近傍とカバー側面部7cのカバー正面部7a近傍の特定領域を挟み込む第1の固定部材11aと、筐体側面部1cの筐体背面部1b近傍とカバー側面部1cのカバー背面部1b近傍の特定領域を挟み込む第2の固定部材11bとの分割された固定部材群で構成してもよい。
【0031】
上述のようにクランプ方式の固定部材11乃至11bを採用する場合、カバー7には、ねじ10用に形成されていた凹形状に替わり、固定部材であるクランパ11がカバー7上面に突起しないよう、固定部材であるクランパ11の全長および幅に合わせた打ち出し部をカバー側面部7aに形成している。
【0032】
以上述べたように、本実施例の固定方式を採用することで、ベース筐体1とカバー7間の接触面積を固定部材であるクランパ11を介することで磁気ディスク装置外形を変更することなく、効果的に拡大することが可能となる。
【0033】
この結果、磁気ディスク装置全体のグランド(接地)強化によるシールド性向を向上することが可能となり、PC等ホスト機器などの他の機器への接続または実装の際に受けるノイズ等の影響を防止・低減することが可能となる。
【0034】
さらに、上述のような本実施形態に係るベース筐体1とカバー7の固定方式であるクランプ方式を採用することで、ねじ固定方式では必要であったカバー7の凹形状12や工具のニゲ形状(図2(a)の点線丸囲み部C)を設けることが不要となるため、カバー7の形状を簡素化すると同時にガスケット9の形状も単純化することが可能となり、磁気ディスク装置の製造性向上も図れる。図7にねじ固定方式をクランプ方式に変更した場合のカバー7の形状が簡素化されたことあらわる図を示す。
【0035】
図7(a)はねじ固定方式のカバー7の表面図で、ねじ固定用の凹形状が設けられていたが、図7(b)(クランプ方式のカバー7の表面図)に示すように、本実施形態では、これら凹形状を全く必要としない。
【0036】
また、図7(c)はねじ固定方式のカバー7の内面図で、ガスケット9にはねじ固定用凹部を避けるためのニゲ形状が形成されていたが、図7(d)(クランパ方式のカバー7の内面図)に示すように、本実施形態では、これらニゲ形状を全く必要としない。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、カバーとベース筐体の固定方法をネジ止め方式からバネ性を有する固定部材を用いたクランプ方式に変更することにより、カバーとベース筐体の接触面積拡大を図り、磁気ディスク装置内の気密性を確保するための部材であるシール材についても、複雑化していた形状を固定方法変更に伴い不要となるカバー側凹形状を簡素化することで、磁気ディスク装置のシールド性およびカバー製造性の向上を図った磁気ディスク装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置のカバーを外した時の概略図(a)と同図A−A(カバー有り)の断面図(b)。
【図2】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置のカバー表面の正面図(a)とカバー内面(裏面)の正面図(b)。
【図3】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置のカバーに設けられた接触部の拡大図でカバー表面拡大図(a)とカバー内面(裏面)拡大図(b)。
【図4】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の固定部材を説明する正面図(a)と同図B−Bの断面図(b)および取付け部Eの拡大図(c)。
【図5】本発明の実施形態の変形例に係る磁気ディスク装置の固定部材を説明する正面図。
【図6】本発明の実施形態に係るカバーの側面部を説明する図面(a)と同時C−Cの断面図(b)。
【図7】本発明の実施形態のカバー及びガスケットの形状を説明する図でカバー表面図(a)とカバー内面(裏面)図(b)。
【符号の説明】
1………ベース筐体
1a……ベース筐体正面部
1b……ベース筐体背面部
1c……ベース筐体側面部
2………磁気ディスク媒体
3………ディスククランパ
4………ヘッド
5………アクチュエータ
6………ボイスコイルモータ(VCM)
7………カバー
7a……カバー正面部
7b……カバー背面部
7c……カバー側面部
8………スピンドルモータ(SPM)
9………ガスケット
10……ねじ
11……固定部材(クランパ)
11a…正面部近傍固定部材(第1の固定部材)
11b…背面部近傍固定部材(第2の固定部材)
12……接触部(ねじ取付け部)
12a…ねじ取付け部の接触領域
13……コネクタ
Claims (10)
- ディスク媒体を含む機構部を搭載するベース筐体と、
前記ベース筐体に取り付けられ、前記機構部の機密性を保持するためのカバーと、
前記ベース筐体に前記カバーを固定する固定部材であって、断面がコの字形状でバネ性を有し、前記ベース筐体と前記カバーを同時に挟み込む固定部材と
を具備したことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 前記固定部材は金属材料からなる
ことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。 - 前記固定部材はステンレスからなる
ことを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク装置。 - 前記固定部材は非金属材料からなる
ことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。 - 前記固定部材は導電性樹脂からなる
ことを特徴とする請求項4記載の磁気ディスク装置。 - 正面、背面及び左右2つの側面を有し、ディスク媒体を含む機構部を搭載するベース筐体と、
正面、背面及び左右2つの側面を有し、前記ベース筐体に取り付けられ、前記機構部の機密性を保持するためのカバーと、
前記ベース筐体に前記カバーを固定する固定部材であって、断面がコの字形状でバネ性を有し、前記ベース筐体の側面と前記カバーの側面を同時に挟み込む固定部材と
を具備したことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 前記ベース筐体の側面と前記カバーの側面が直接接触する
ことを特徴とする請求6記載の磁気ディスク装置。 - 前記固定部材は前記ベース筐体と前記カバーの側面のほぼ全域を挟み込む
ことを特徴とする請求項6記載のディスク装置。 - 前記固定部材は前記ベース筐体と前記カバーの側面の正面近傍を挟み込む第1の固定部材と、前記ベース筐体と前記カバーの側面の背面近傍を挟み込む第2の固定部材とからなる
ことを特徴とする請求項6記載の磁気ディスク装置。 - 前記固定部材の端面の高さは前記磁気ディスク装置の高さと同じである
ことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003118631A JP2004326890A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 磁気ディスク装置 |
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JP2003118631A JP2004326890A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 磁気ディスク装置 |
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JP2004326890A true JP2004326890A (ja) | 2004-11-18 |
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Family Applications (1)
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JP2003118631A Pending JP2004326890A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 磁気ディスク装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004326890A (ja) |
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2003
- 2003-04-23 JP JP2003118631A patent/JP2004326890A/ja active Pending
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