JP2004326157A - 非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システムにおいて、アプリケーションプログラミングインタフェースを複数のアプリケーションソフトウェアに共通に用いることができるようにする。
【解決手段】コンピュータ1と、アプリケーションソフトウェア2と、アプリケーションプログラミングインタフェース群3a,3bと、読取書込装置動作定義ファイル4a,4bと、外部インタフェース5a,5bと、読取書込装置群6a,6bとを有する。アプリケーションプログラミングインタフェース群3a,3b、及び読取書込装置群6a,6bは共通の制御仕様を有するので、共通の書式による読取書込装置動作定義ファイル4a,4bを取り扱うことが可能である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる通信仕様を有する複数の非接触無線タグに対し共通に用いることが可能なアプリケーションソフトウェア、あるいは当該アプリケーションソフトウェアを用いて構成される非接触無線タグ応用システムの開発環境に関し、特に、複数種類の非接触無線タグに対する開発環境を容易に、かつ安価に提供する開発環境提供サービスに関わる。
【0002】
【従来の技術】
各種の非接触無線タグが知られているが、非接触無線タグはその通信に用いる無線周波数、メモリ構造あるいはメモリ容量等により異なる通信仕様を有する場合が多い。
【0003】
図11、図12はそのような非接触無線タグのメモリ構造を示す図である。
【0004】
図11に示されている非接触無線タグのメモリ構造は、ブロック0、ブロック1、ブロック2・・・からなる複数のメモリブロックを有し、各メモリブロックはバイト0、バイト1、・・・、バイト7からなる8バイトで構成されている。
【0005】
このようなメモリ構造を有する非接触無線タグでは一般的にメモリの書き換えはブロック単位で行われるため、書き込み情報を8バイト単位に区切り、通信し、また記憶させる。
【0006】
一方、図12に示されている非接触無線タグのメモリ構造は、ブロック0、ブロック1、ブロック2・・・からなる複数のメモリブロックを有し、各メモリブロックはバイト0、バイト1、・・、バイト15からなる16バイトで構成されている。
【0007】
従って、図12のメモリ構造を有する非接触無線タグではメモリの書き換えは書き込み情報を16バイト単位に区切り、通信し、また記憶させることとなり、少なくともその通信データ長の差異から図11、図12のメモリ構造を有する非接触無線タグの有する通信仕様は異なったものとなる。
【0008】
次に非接触無線タグの読取書込装置(以下、「非接触無線タグ読取書込装置」、あるいは「読取書込装置」と略すこともある)の制御仕様について図13を用いて説明する。
【0009】
図13は非接触無線タグ読取書込装置の内部構造を示す図である。図13に示されている非接触無線タグ読取書込装置は、アンテナ17、通信ユニット18、認証装置19、外部インタフェース20、制御装置21、情報伝送路22を有する。そして、アンテナ17は通信ユニット18に接続され、通信ユニット18、認証装置19、外部インタフェース20、及び制御装置21は情報伝送路22を介して相互に接続されている。
【0010】
このように構成された図13の非接触無線タグ読取書込装置では、外部装置(図示せず)からの非接触無線タグへの情報書き込み指示は外部インタフェース20に与えられ、情報伝送路22を経由して制御装置21に伝えられる。次に、制御装置21は情報伝送路22を介し、書き込み情報を認証装置19へ送り、認証装置19は書き込み情報に認証情報を付け加える処理あるいは暗号化処置を施す処置を施した後にこれを情報伝送路22を介して制御装置21へ返送する。制御装置21は再び情報伝送路22を介して、認証処置の完了した書き込み情報を通信ユニット18へ送り、アンテナ17を介して非接触無線タグに書き込む。
【0011】
また、非接触無線タグからの情報読取においては、制御装置21はアンテナ17、通信ユニット18、及び情報伝送路22を介して非接触無線タグの記憶情報を取得し、次に取得情報を情報伝送路22を介して認証装置19へ送る。認証装置19は認証情報の確認あるいは復号化処置を施した後に取得情報を情報伝送路22を介して制御装置21へ返送し、制御装置21は取得情報を情報伝送路22及び外部インタフェース20を介して外部装置へ送る。
【0012】
このように認証処置、あるいは暗号化及び復号化処置が施されるのは非接触無線タグと非接触無線タグ読取書込装置との間の通信は無線、すなわち一般に公開された空間で行われるため、第三者が通信情報を傍受、あるいは不当な通信情報を混入させることが容易であり、よって不法な情報取得、情報混入を防止するために行われている。
【0013】
従って、認証装置の有する認証手段、暗号化手段は一般に公開されておらず、また、非接触無線タグあるいは非接触無線タグ読取書込装置の提供者毎に異なる方式、仕様を有することとなり、非接触無線タグあるいは非接触無線タグ読取書込装置の制御仕様が複数種類存在する要因となっている。
【0014】
さらに、外部インタフェース20も非接触無線タグ読取書込装置の制御仕様が複数種類存在する要因となっている。
【0015】
すなわち、多くの場合、非接触無線タグ読取書込装置はコンピュータ等に接続されて用いられるが、コンピュータの外部機器接続方式には一対一の接続形式、バスによる一対複数の接続形式、ネットワーク上での接続形式等があり、それぞれ接続形式により通信手順、接続のためのパラメータ設定方法等が異なっている。
【0016】
外部インタフェース20はこのような複数の接続方式の一つに対応して作られているため、おのずと非接触無線タグ読取書込装置の制御仕様も複数存在せざるえを得ないこととなっている。
【0017】
このような環境は特に、物品の製造管理、在庫管理、価格管理、販売管理、貸し出し管理、預かり管理等に用いる非接触無線タグ応用システムの開発において大きな問題となっている。
【0018】
すなわち、これら物品の物流、販売、貸し出しに関わる管理は物品の製造から販売あるいは貸し出しまでに物品の所有者あるいは管理者が複数存在する場合が多く、かつ、複数の所有者、管理者は独自の管理システムを保有している場合が多い。
【0019】
したがって、物品あるいは物品に取り付けられた非接触無線タグは複数の所有者あるいは管理者の保有する複数の管理システムにより管理されることになるが、その複数の管理システムが物品に取り付けられた特定の非接触無線タグあるいは非接触無線タグ読取書込装置と共通に通信ができないと物品管理の機能を果たすことができなくなってしまうからである。
【0020】
すなわち、非接触無線タグあるいは非接触無線タグ読取書込装置の通信仕様、制御仕様が複数存在すれば、同一機能の管理システムを非接触無線タグあるいは非接触無線タグ読取書込装置毎に逐次開発しなければならないことになる。
【0021】
こうした環境の改善方法としてアプリケーションソフトウェアとコンピュータの外部インタフェース機能の間にアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を介在させ、ここで通信仕様の差異を吸収する提案がなされている。
【0022】
図14はこうしたアプリケーションプログラミングインタフェースを用いたソフトウェア開発システムの構成を示す図である。図14のソフトウェア開発システムはコンピュータ1、アプリケーションソフトウェア2、アプリケーションプログラミングインタフェース3、読取書込装置動作定義ファイル4、外部インタフェース5、読取書込装置6を有する。アプリケーションソフトウェア2及びアプリケーションプログラミングインタフェース3はコンピュータ1に内蔵され、かつ、アプリケーションソフトウェア2はアプリケーションプログラミングインタフェース3を介して外部インタフェース5に接続され、外部インタフェース5はコンピュータ1の外部機器として接続されている読取書込装置6に接続されている。アプリケーションソフトウェア2は読取書込装置動作定義ファイル4を参照し、アプリケーションプログラミングインタフェース3は外部インタフェース5を駆動する。
【0023】
このように構成された図14のコンピュータソフトウェアの構成では、非接触無線タグ読取書込装置6の制御仕様及び外部インタフェース5の駆動仕様はアプリケーションプログラミングインタフェース3及び読取書込装置動作定義ファイル4の中に全て吸収されるので、アプリケーションソフトウェア2は非接触無線タグ読取書込装置6の通信仕様及び制御仕様を意識すること無く構成することが可能となる。また、同様にアプリケーションプログラミングインタフェース3は非接触無線タグのメモリ構造による書式の差異を吸収することも可能となる。
【0024】
図15は図12のメモリ構造を有する非接触無線タグに与えられた情報記述書式を示す図である。図15の情報記述書式はブロック0のバイト0からバイト4を「製品名記載領域」に、バイト5からバイト9までを「製品番号記載領域に」、バイト10を「色情報記載領域」にバイト11を「サイズ情報記載領域」に、バイト12からバイト15を「価格記載領域」に割り当て構成されている。
【0025】
このように構成された図15の情報記述書式は図14のコンピュータソフトウェアの構成においてはアプリケーションプログラミングインタフェース3により解釈され、アプリケーションソフトウェアには「製品名」、「製品番号」、「色」、「サイズ」、「価格」といった論理情報として提供されることとなる。
【0026】
物品の物流、販売、貸し出し等に関わる物品の管理システムにおいては「製品名」、「製品番号」、「色」、「サイズ」、「価格」と言った物品管理に関わる論理情報が得られれば十分であり、これらの情報が非接触無線タグの保有するメモリ上のどこに、どのような形式で書き込まれるかは問題としない。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、非接触無線タグを用いたソフトウェアあるいはそのソフトウェアを用いて構成される非接触無線タグ応用システムは、アプリケーションソフトウェアと外部インタフェースとを仲介するアプリケーションプログラミングインタフェースを用意することにより、一つのアプリケーションソフトウェアを複数の非接触無線タグ及び非接触無線タグ読取書込装置に対応させることが可能となるが、一方、アプリケーションソフトウェアの開発者は使用する非接触無線タグ及び非接触無線タグ読取書込装置が変更される都度、アプリケーションプログラミングインタフェースを個別に開発しなければならない。
【0028】
一方、非接触無線タグ及び非接触無線タグ読取書込装置とその通信環境をコンピュータソフトウェアで再現しようとする仮想タグシステムも提案されている(特願2003−69142号)が、これにしても複数のエミュレータ及び複数のエミュレーションモデルを用意しなければならないと言う点では同様の欠点を有するものである。
【0029】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、アプリケーションソフトウェアの開発者が使用する複数の非接触無線タグ及び非接触無線タグ読取書込装置に対するアプリケーションプログラミングインタフェース並びに使用する複数の非接触無線タグ及び非接触無線タグ読取書込装置をエミュレートするエミュレータ及び複数のエミュレーションモデルを全て用意すること無く、複数の非接触無線タグ及び非接触無線タグ読取書込装置を使用可能にする非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システムを提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明による非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システムは、異なる通信仕様を有する複数の非接触無線タグに対し共通に定義された書式仕様に関連する複数のアプリケーションプログラミングインタフェース、あるいは該複数の非接触無線タグの読取書込装置を共通に制御する制御仕様に関連する複数のアプリケーションプログラミングインタフェースを具備することを特徴とする。
【0031】
このように構成したことにより、アプリケーションソフトウェアからアプリケーションプログラミングインタフェースに対して、異なる通信仕様を有する複数の非接触無線タグに対し共通に定義された書式仕様が与えられ、アプリケーションプログラミングインタフェースは共通に定義された書式仕様を受け取り、非接触無線タグの書式との差分を吸収して出力する。また、アプリケーションソフトウェアからアプリケーションプログラミングインタフェースに対して、異なる制御仕様を有する複数の非接触無線タグ読取書込装置を共通に制御する制御仕様が与えられ、アプリケーションプログラミングインタフェースは共通に制御する制御仕様を受け取り、非接触無線タグ読取書込装置の制御仕様との差分を吸収して出力する。
【0032】
つまり、非接触無線タグの書式仕様、及び非接触無線タグ読取書込装置の制御仕様を共通化することにより、アプリケーションプログラミングインタフェース、あるいは非接触無線タグ読取書込装置をエミュレートするエミュレータ及びエミュレーションモデルは、複数のアプリケーションソフトウェアに共通に用いることが可能となる。
【0033】
また、本発明による非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システムは、読取書込装置動作定義ファイルを有し、前記複数のアプリケーションプログラミングインタフェースは前記書式仕様あるいは制御仕様により前記読取書込装置動作定義ファイルの取り扱いを可能にしたことを特徴とする。このように構成したことにより、アプリケーションソフトウェアは、異なる通信仕様を有する複数の非接触無線タグに対し共通の書式仕様で記述された動作定義が書き込まれた読取書込装置動作定義ファイル、あるいは異なる制御仕様を有する複数の非接触無線タグ読取書込装置に対し共通の制御仕様で記述された動作定義が書き込まれた読取書込装置動作定義ファイルを参照し、アプリケーションプログラミングインタフェースに対して、異なる通信仕様を有する複数の非接触無線タグに対し共通に定義された書式仕様、あるいは異なる制御仕様を有する複数の非接触無線タグ読取書込装置を共通に制御する制御仕様を与えることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態のソフトウェア開発システムを示す図である。
【0035】
図1のソフトウェア開発システムは、コンピュータ1と、アプリケーションソフトウェア2と、複数のアプリケーションプログラミングインタフェースからなるアプリケーションプログラミングインタフェース群3aと、複数のアプリケーションプログラミングインタフェースからなるアプリケーションプログラミングインタフェース群3bと、読取書込装置動作定義ファイル4aと、読取書込装置動作定義ファイル4bと、外部インタフェース5aと、外部インタフェース5bと、複数の読取書込装置からなる読取書込装置群6aと、複数の読取書込装置からなる読取書込装置群6bとを有する。
【0036】
アプリケーションソフトウェア2、アプリケーションプログラミングインタフェース群3a,3b、読取書込装置動作定義ファイル4a,4b、及び外部インタフェース5a,5bはコンピュータ1に内蔵されている。アプリケーションソフトウェア2は、それぞれアプリケーションプログラミングインタフェース群3a,3bを介して外部インタフェース5a,5bに接続されている。アプリケーションソフトウェア2は読取書込装置動作定義ファイル4a,4bを参照する。読取書込装置群6a,6bはそれぞれ外部インタフェース5a,5bに接続されている。
【0037】
外部インタフェース5a,5bは仕様を異にするコンピュータの外部機器接続端である。アプリケーションプログラミングインタフェース群3aと読取書込装置群6aの各々の1つづつの構成要素は対をなし、外部インタフェース5aを介して接続される複数の読取書込装置群6aの一つを駆動するよう設定されている。また、アプリケーションプログラミングインタフェース群3bと読取書込装置群6bの各々の1つづつの構成要素は対をなし、外部インタフェース5bを介して接続される複数の読取書込装置群6bの一つを駆動するよう設定されている。アプリケーションソフトウェア2は、アプリケーションプログラミングインタフェース群3aにコマンドを送る時には読取書込装置動作定義ファイル4aを参照し、アプリケーションプログラミングインタフェース群3bにコマンドを送る時には読取書込装置動作定義ファイル4bを参照する。アプリケーションプログラミングインタフェース群3a,3b、及び読取書込装置群6a,6bは共通の制御仕様を有するので、共通の書式による読取書込装置動作定義ファイル4a,4bを取り扱うことが可能である。
【0038】
アプリケーションプログラミングインタフェース群3a,3b及び読取書込装置6a,6bの購入、共同開発、共同購入、共有、共同利用、貸与、交換、あるいはそれらの斡旋を提供することが可能である。また、アプリケーションソフトウェア2に関わる情報の提供、共有、共同利用、交換、あるいはそれらの斡旋を提供することが可能である。
【0039】
アプリケーションソフトウェア2は物品の製造管理、在庫管理、価格管理、販売管理、貸し出し管理、預かり管理のいずれかに関わるものとする。
【0040】
このように構成された図1のソフトウェア開発システムにおいて、アプリケーションソフトウェア2の開発時には、開発者が特定の非接触無線タグ読取書込装置、すなわち、例えば読取書込装置群6aの中のただ一つの読取書込装置を用いて動作確認を行い、これを完了する。
【0041】
ここで、ただ一つの読取書込装置を用いて動作確認を行うことによりアプリケーションソフトウェア2の動作確認が完了する理由を説明する。この動作確認時、アプリケーションソフトウェア2は、読取書込装置に対応するただ一つのアプリケーションプログラミングインタフェースに、異なる仕様を有する複数の非接触無線タグに対し共通に定義された書式仕様で記述されたコマンドを与える。アプリケーションプログラミングインタフェースは受け取ったコマンドを非接触無線タグ独自の書式で記述されたコマンドに変換し、外部インタフェース5aを介して読取書込装置へ送る。また、アプリケーションソフトウェア2は、読取書込装置に対応するただ一つのアプリケーションプログラミングインタフェースに、異なる仕様を有する複数の非接触無線タグ読取書込装置を共通に制御する制御仕様で記述されたコマンドを与える。アプリケーションプログラミングインタフェースは受け取ったコマンドを読取書込装置独自の書式で記述されたコマンドに変換し、外部インタフェース5aを介して読取書込装置へ送る。
【0042】
例えば、第1の読取書込装置及び第2の読取書込装置の{棚卸}という動作モードにおける通信速度が9600bpsであることが読取書込装置動作定義ファイル4aに記述されているものとする。そして、第1の読取書込装置の場合、通信速度を9600bpsに設定するためのコマンドの書式が“Rate:9600”でり、第2の読取書込装置の場合、通信速度を9600bpsに設定するためのコマンドの書式が“R9600”であるとする。アプリケーションソフトウェア2は、読取書込装置動作定義ファイル4aを参照し、どちらの読取書込装置に対しても“B−Rate=9600”という、複数の非接触無線タグ読取書込装置を共通に制御する制御仕様で記述されたコマンドを与える。そして、第1の読取書込装置に対応するアプリケーションプログラミングインタフェースは“B−Rate=9600”を“Rate:9600”に変換し、第2の読取書込装置に対応するアプリケーションプログラミングインタフェースは“B−Rate=9600”を“R9600”に変換する。したがって、アプリケーションソフトウェア2は、例えば第1の読取書込装置の通信速度を9600bpsに設定するためのコマンドを出力し、第1の読取書込装置の通信速度が正しく設定されたことを確認するだけで、アプリケーションソフトウェア2における通信速度設定コマンド生成プログラムのデバッグを行うことができる。しかし、このような共通の制御仕様で記述されたコマンドがない場合(従来システム)、アプリケーションソフトウェア2は、第1の読取書込装置用に“Rate:9600”を出力し、第2の読取書込装置用に“R9600”を出力することが必要であるため、それぞれの読取書込装置及びするアプリケーションプログラミングインタフェースを用いて動作確認を行うことが必要となる。
【0043】
同様に、非接触無線タグから品番情報を読み出す場合には、アプリケーションソフトウェア2は、アプリケーションプログラミングインタフェースに対し“TagDataGet(品番)”という共通の書式のコマンドを与える。ここで、{品番は8バイトのデータ}ということが共通の書式で規定されているものとする。このとき、第1の非接触無線タグにおいて、品番の8バイトのデータを12バイト目から19バイト目に割り当てられているとすれば、アプリケーションプログラミングインタフェースは読取書込装置に対し“TagDataRead(12,19)”というコマンドを与える。また、第2の非接触無線タグにおいて、メモリの内部が8バイト単位に分かれており、その3番目が品番に割り当てられているとすれば、アプリケーションプログラミングインタフェースは読取書込装置に対し“TagRead(3)”というコマンドを与える。したがって、アプリケーションソフトウェア2は、例えば第1の非接触無線タグから品番を読み出すためのコマンドを出力し、品番が正しく読み出されたことを確認するだけで、アプリケーションソフトウェア2における品番読み出しコマンド生成プログラムのデバッグを行うことができる。しかし、{品番は8バイトのデータ}という共通の書式が規定されていない場合、アプリケーションソフトウェア2がそれぞれの非接触無線タグのメモリ構造まで考慮し、個別のプログラムを開発・検証することが必要である。
【0044】
このように、従来はアプリケーションソフトウェア2を開発する際、複数のアプリケーションプログラミングインタフェースと複数の読取書込装置とを順次取り揃えることが必要であったが、本実施の形態によればアプリケーションプログラミングインタフェース及びアプリケーションソフトウェアの共同開発、共同購入、共有、共同利用、貸与、交換あるいはそれらの斡旋を受けられることとなり、アプリケーションソフトウェアの開発環境を容易に実現できる。図1のソフトウェア開発システムにおいて、読取書込装置群6aあるいは読取書込装置群6bにおける個々の読取書込装置は全てが同時に使用されるのではなく順次使用されることになり、また、読取書込装置の所有者が同時に多くのアプリケーションソウトウェアを導入することは稀であるため、読取書込装置の共同購入、共有、共同利用を行ってもアプリケーションソフトウェア2の開発に支障をきたすことは無く、開発環境整備を安価に進めることが容易となる。
【0045】
開発環境の共有においては複数の読取書込装置を常設した評価環境を用いても良いし、複数の固有の読取書込装置の所有者が一定期間、同一場所に集合し、相互に貸与、交換する場を用いても良い。
【0046】
また、一般に一つの非接触無線タグ応用システムは複数のアプリケーションソフトウェアを用いて構成されるが、本実施の形態によればアプリケーションソフトウェア2に関する情報の提供、購入、共同開発、共同購入、共有、共同利用、貸与、交換あるいはそれらの斡旋を受けられることとなり、重複した機能を有するアプリケーションソフトウェアの開発を回避することができ、経済的な非接触無線タグ応用システムの開発環境を提供することが可能となる。
【0047】
(第2の実施の形態)
図2は本発明の第2の実施の形態のソフトウェア開発システムを示す図である。この図において、図1と同一の構成要素又は対応する構成要素には図1で使用した符号を付した。
【0048】
図2のソフトウェア開発システムは、コンピュータ1と、アプリケーションソフトウェア2と、アプリケーションプログラミングインタフェース群3と、読取書込装置動作定義ファイル4と、複数のエミュレータからなるエミュレータ群7と、複数の読取書込装置エミュレーションモデルからなる読取書込装置エミュレーションモデル群8と、複数の無線タグエミュレーションモデルからなる無線タグエミュレーションモデル群9とを有する。アプリケーションソフトウェア2、アプリケーションプログラミングインタフェース群3、読取書込装置動作定義ファイル4、エミュレータ群7、読取書込装置エミュレーションモデル群8、及び無線タグエミュレーションモデル群9はコンピュータ1に内蔵されている。アプリケーションソフトウェア2はアプリケーションプログラミングインタフェース群3を介してエミュレータ群7に接続されている。アプリケーションソフトウェア2は、アプリケーションプログラミングインタフェース群3にコマンドを送る時には読取書込装置動作定義ファイル4を参照する。エミュレータ群7は、読取書込装置エミュレーションモデル群8及び無線タグエミュレーションモデル群9の論理情報とその有効/無効情報を参照するように構成されている。
【0049】
アプリケーションプログラミングインタフェース群3並びにエミュレータ群7、読取書込装置エミュレーションモデル群8、及び無線タグエミュレーションモデル群9の各々1つづつの構成要素は対をなし、特定仕様の非接触無線タグ並びに非接触無線タグ読取書込装置のエミュレーションを実現する。
【0050】
また、第1の実施の形態と同様、アプリケーションプログラミングインタフェース群3、エミュレータ群7、読取書込装置エミュレーションモデル群8、及び無線タグエミュレーションモデル群9の購入、共同開発、共同購入、共有、共同利用、貸与、交換、あるいはそれらの斡旋を提供することが可能である。また、アプリケーションソフトウェア2、アプリケーションプログラミングインタフェース群3、エミュレータ群7、読取書込装置エミュレーションモデル群8、無線タグエミュレーションモデル群9に関わる情報の提供、共有、共同利用、交換、あるいはそれらの斡旋を提供することが可能である。
【0051】
このように構成された図2のソフトウェア開発システムにおいて、アプリケーションソフトウェア2の開発時には、まず、アプリケーションプログラミングインタフェース群3並びにエミュレータ群7、読取書込装置エミュレーションモデル群8、及び無線タグエミュレーションモデル群9の対のただ一つを用いて動作の確認を行い、これを完了する。
【0052】
したがって、従来はアプリケーションソフトウェア2の開発の際、複数のアプリケーションプログラミングインタフェース、複数のエミュレータ、複数の読取書込装置エミュレーションモデル、複数の無線タグエミュレーションモデルを順次取り揃えることが必要であったが、本実施の形態によれば、これらの開発、共同開発、共同購入、共有、共同利用、貸与、交換あるいはそれらの斡旋を受けられることとなり、これを容易に実現できることとなる。
【0053】
(第3の実施の形態)
図3は本発明の第3の実施の形態のソフトウェア開発システムを示す図である。この図において、図2と同一の構成要素又は対応する構成要素には図2で使用した符号を付した。
【0054】
図3のソフトウェア開発システムは図2のソフトウェア開発システムに読取書込装置動作定義エディター10を付加したもので、図2との重複部分については構成及び動作の説明を省略する。読取書込装置動作定義エディター10はコンピュータ1に内蔵され、読取書込装置動作定義ファイル群4を編集するよう構成されている。
【0055】
読取書込装置動作定義エディター10は、非接触無線タグ読取書込装置のアプリケーションソフトウェアにおける各動作モードでの論理的名称と、非接触無線タグ読取書込装置のコンピュータへの接続仕様の定義である読取書込装置接続定義とを編集するデザインツールとして提案されたものである(特願2003−30755号)。
【0056】
第1乃至第2の実施の形態と同様、アプリケーションプログラミングインタフェース群3、エミュレータ群7、読取書込装置エミュレーションモデル群8、無線タグエミュレーションモデル群9に加え、読取書込装置動作定義エディター10並びに読取書込装置動作定義の記述書式の購入、共同開発、共同購入、共有、共同利用、貸与、交換、あるいはそれらの斡旋を提供することが好適である。また、アプリケーションソフトウェア2に加え、読取書込装置動作定義エディター10並びに読取書込装置動作定義の記述書式に関わる情報の提供、共有、共同利用、交換、あるいはそれらの斡旋を提供することが好適である。
【0057】
図3におけるアプリケーションソフトウェア2の開発手順、並びに本実施の形態の作用、効果は図2のソフトウェア開発システムにおけるアプリケーションソフトウェア2の開発と同様であるため、その詳細な説明は省略し、読取書込装置動作定義エディター10による読取書込装置動作定義ファイル4の編集について説明する。
【0058】
図4は図3のソフトウェア開発システムにおける読取書込装置動作定義エディター10並びに読取書込装置動作定義ファイル4に適用するに好適な読取書込装置動作定義の書式仕様を示す図である。
【0059】
図4の書式仕様は、特定の動作モードの定義範囲を示すタグである「動作モード記述タグ:MODE」、動作モード名称の記述範囲を示すタグである「動作モード名称記述タグ:MNAME」、読取書込装置の定義範囲を示すタグである「読取書込装置定義セット記述タグ:SET」、読取書込装置の接続定義の代表名記述を示すタグである「読取書込装置接続名記述タグ:COM」、読取書込装置のアプリケーションソフトウェア上の論理名称記述を示すタグである「読取書込装置論理名称記述:LNAME」、タグ表示因子であることを示すディスクリプタである「{ }」、及びタグ終了を示す終了因子である「/」の定義を有している。
【0060】
図5はアプリケーションソフトウェア2が1つの動作モード(第1の動作モード)を有し、第1の動作モードにおいて第1、第2、第3の読取書込装置を操作する場合の読取書込装置動作定義ファイル群4の一例を図4の書式仕様を用いて記述した例を示す図である。
【0061】
特願2003−30755号によれば、読取書込装置動作定義は読取書込装置の接続定義の代表名とアプリケーションソフトウェアにおける論理名称との組み合わせとにより記述し得る。図5においては、行001と行015とにより、この間に一つの動作モードに対する読取書込装置動作定義が記述されていることを示し、行002により当該動作モードの名称を記述し、行003から行006、行007から行010、及び行011から行014の間にそれぞれ読取書込装置の動作定義が記述されていることを示す。また、行004、行008、行012にはそれぞれ第1、第2、第3の読取書込装置の接続定義を代表する名称が記述され、行005、行009、行013には、それぞれ第1、第2、第3の読取書込装置の論理名称が記述される。
【0062】
すなわち、図4の記述仕様によれば複数のアプリケーションプログラミングインタフェース、複数の読取書込装置、及び複数のエミュレータに関して共通の書式による読取書込装置動作定義を取り扱うことが可能となる。また、読取書込装置動作定義エディター10は図3のソフトウェア開発システムにおいて共通に用いることが可能となる。
【0063】
本実施の形態によれば、共通に用いられる読取書込装置動作定義書式及び読取書込装置動作定義エディターに関する情報の入手、購入等が容易に行えるため、図3のソフトウェア開発システムの整備を容易に行うことが可能となる。
【0064】
なお、図3のソフトウェア開発システムでは一例として読取書込装置動作定義書式並びに読取書込装置動作定義エディターを例にあげて説明したが、本発明はソフトウェア開発システムあるいはアプリケーションソフトウェア相互利用に寄与する各種ツール(図3の場合、エミュレータ及びエミュレーションモデル)に対しても適用できることは言うまでもない。
【0065】
(第4の実施の形態)
図6は本発明の第4の実施の形態のソフトウェア開発システムを示す図である。この図において、図1と同一の構成要素又は対応する構成要素には図1で使用した符号を付した。
【0066】
図6のソフトウェア開発システムは、コンピュータ1、アプリケーションソフトウェア2a、アプリケーションソフトウェア2b、アプリケーションプログラミングインタフェース3、外部インタフェース5、読取書込装置6、タグ情報データベース11、及びタグ情報解析ツール12を有する。アプリケーションソフトウェア2a,2b、アプリケーションプログラミングインタフェース3、外部インタフェース5、タグ情報データベース11、及びタグ情報解析ツール12はコンピュータ1に内蔵されている。アプリケーションソフトウェア2a,2b、及びタグ情報解析ツール12は共通にアプリケーションプログラミングインタフェース3及びタグ情報データベース11に接続され、外部インタフェース5はアプリケーションプログラミングインタフェース3と読取書込装置6とを結合するように構成されている。
【0067】
また、第1乃至第3の実施の形態と同様、アプリケーションソフトウェア2a,2b、タグ情報解析ツール12、タグ情報データベース11及びタグ情報データベース記述書式の購入、共同開発、共同購入、共有、共同利用、貸与、交換、あるいはそれらの斡旋を提供することが可能であり、また、アプリケーションソフトウェア2a,2b、タグ情報解析ツール12、タグ情報データベース11、タグ情報データベース記述書式に関わる情報の提供、共有、共同利用、交換、あるいはそれらの斡旋を提供することが可能である。
【0068】
アプリケーションソフトウェア2a,2bは先ずアプリケーションプログラミングインタフェース3及び外部インタフェース5を介し読取書込装置6を駆動することにより開発される。また、アプリケーションソフトウェア2a,2bの少なくとも一方は、検出した非接触無線タグから取得した情報をタグ情報データベース11に記述するものとする。
【0069】
図7は図6のソフトウェア開発システムにおけるタグ情報データベース11に用いるに好適なタグ情報データベースの記述書式を示す図である。図7の記述書式はタグ情報データベースの動作モード名の記述方法を示す「動作モードフィールド定義」、タグ情報の取得時間の記述方法を示す「タグ検出時間フィールド定義」、アプリケーションソフトウェアの定義した読取書込装置の論理名称の記述方法を示す「読取書込装置の論理名称フィールド定義」、及び非接触無線タグに関するあるいは非接触無線タグに記載される情報に関する情報の記述方法を示す「タグ読取書込情報フィールド定義」から構成されている。
【0070】
図8は図7の記述書式に基づき構成されたタグ情報データベース11の内部構成を示す図である。タグ情報データベース11の内部構成は「タグ検出時間」、「動作モード名」、「読取書込装置論理名称」、及び「タグ読取書込情報」の各フィールドから構成されている。
【0071】
このように構成された図6のソフトウェア開発システムではタグ情報データベース11の内部構造が公開されるため、例えアプリケーションソフトウェア2aが作成したタグ情報データベースであってもアプリケーションソフトウェア2bが利用することが可能となる。
【0072】
また、同様にタグ情報解析ツール12もタグ情報データベース11の情報を読み取り、利用することが可能となるため、タグ情報データベース11に記載される情報に任意の処理を加え、新たな表現形式等で非接触無線タグの状況を示すことにより新たな開発支援ツールを提供することが可能となる。
【0073】
本実施の形態によれば、これらのアプリケーションソフトウェア、タグ情報データベース、タグ情報解析ツール、あるいはこれらに関する情報を容易に入手、交換することが可能となり、開発環境整備を推進することが可能となる。
【0074】
(第5の実施の形態)
図9は本発明の第5の実施の形態のソフトウェア開発システムを示す図であり、コンピュータ上の情報提供画面を用いて構成した一例を示している。
【0075】
本発明の第5の実施の形態は、コンピュータ画面13、ソウトウェア名称のアイコン14、ダウンロードアイコン15、及び提供会社名のアイコン16を有する。ソウトウェア名称のアイコン14、ダウンロードアイコン15、提供会社名のアイコン16はコンピュータ画面13の上に配置されている。
【0076】
図10は本発明の第5の実施の形態に適用するに好適な処理フローを示す図である。
【0077】
図10の処理フローはイベント解析(ステップS1)、製品情報の表示(ステップS2)、ダウンロードプログラムの起動(ステップS3)、会社案内の表示(ステップS4)の各工程を有する。製品情報の表示、ダウンロードプログラムの起動、会社案内の表示の各工程はイベント解析工程に接続され構成されている。
【0078】
図10の処理フローを有する第5の実施の形態において、利用者はその目的に応じコンピュータ画面13上の任意のアイコンを選択する。そして、利用者がソウトウェア名称のアイコン14を選択すると、製品情報の表示が実行され、ダウンロードアイコン15を選択すると、ダウンロードプログラムの起動が実行され、提供会社名のアイコン16を選択すると、会社案内の表示が実行される。
【0079】
本実施の形態におけるソウトウェア名称はアプリケーション、アプリケーションプログラミングインタフェース、エミュレータ、読取書込装置エミュレーションモデル、非接触無線タグエミュレーションモデル、読取書込装置動作定義エディターあるいはタグ情報解析ツール等の開発支援ツール、無線タグ情報データベース、読取書込装置動作定義書式あるいはタグ情報データベース記述書式等の共通記述仕様の名称としても有効であり、ダウンロードはこれらコンピュータソフトウェアのダウンロードの他、関連情報のダウンロード、記述仕様のダウンロードとしても有効であることは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、非接触無線タグの個別の書式との差分と非接触無線タグ読取書込装置の個別の制御仕様との差分を吸収するアプリケーションプログラミングインタフェースの制御仕様を共通化することにより、アプリケーションソフトウェア開発者が個別にアプリケーションプログラミングインタフェースの開発を負担すること無く、一つの非接触無線タグの読取書込装置あるいは一つの読取書込装置をエミュレートするエミュレータ及びエミュレーションモデルを用いて複数の非接触無線タグ及び複数の読取書込装置に対応する非接触無線タグ応用ソフトウェアを開発しうる開発環境を提供することが可能となる。
【0081】
したがって、本発明によれば第一に非接触無線タグ応用システムの開発環境を容易に取得することが可能となる。
【0082】
第二に非接触無線タグ応用システムの開発環境を共有することが容易となり開発環境整備に関わる費用を削減できる。
【0083】
第三に非接触無線タグ応用システムの開発環境を構成する開発支援ツールの流通を促進し、ひいては開発支援ツールの開発自身を促進することができる。
【0084】
第四に非接触無線タグ応用システムを構成するアプリケーションソフトウェアの流通を促進し、ひいてはアプリケーションソフトウェアの開発自身を促進し、無線タグ応用システムの開発費用、開発期間を削減できる。
【0085】
第五に物品の製造管理、在庫管理、価格管理、販売管理、貸し出し管理、預かり管理等のように複数のシステム利用者、複数のシステム所有者が存在する場合においても共通の非接触無線タグを利用しうる環境を用意に提供できる非接触無線タグ応用システムの開発環境を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のソフトウェア開発システムを示す図、
【図2】本発明の第2の実施の形態のソフトウェア開発システムを示す図、
【図3】本発明の第3の実施の形態のソフトウェア開発システムを示す図、
【図4】図3のソフトウェア開発システムにおける読取書込装置動作定義エディター並びに読取書込装置動作定義に適用するに好適な読取書込装置動作定義の書式仕様を示す図、
【図5】図3のソフトウェア開発システムにおける読取書込装置動作定義の一例を示す図、
【図6】本発明の第4の実施の形態のソフトウェア開発システムを示す図、
【図7】図6のソフトウェア開発システムにおけるタグ情報データベースに用いるに好適なタグ情報データベースの記述書式を示す図、
【図8】図7の記述書式に基づき構成されたタグ情報データベースの内部構成を示す図、
【図9】本発明の第5の実施の形態のソフトウェア開発システムを示す図、
【図10】本発明の第5の実施の形態に適用するに好適な処理フローを示す図、
【図11】非接触無線タグのメモリ構造の一例を示す図、
【図12】非接触無線タグのメモリ構造の異なる一例を示す図、
【図13】非接触無線タグ読取書込装置の構成の一例を示す図、
【図14】従来の非接触無線タグ応用システムの開発システムの一例を示す図、
【図15】非接触無線タグの書式仕様の異なる例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ
2、2a、2b アプリケーションソフトウェア
3、3a、3b アプリケーションプログラミングインタフェース群
4、4a、4b 読取書込装置動作定義ファイル
5a、5b 外部インタフェース
6a、6b 読取書込装置群
7 エミュレータ群
8 読取書込装置エミュレーションモデル群
9 無線タグエミュレーションモデル群
10 読取書込装置動作定義エディター
11 タグ情報データベース
12 タグ情報解析ツール
13 コンピュータ画面
14 ソフトウェア名称のアイコン
15 ダウンロードアイコン
16 提供会社名のアイコン
17 アンテナ
18 通信ユニット
19 認証装置
20 外部インタフェース
21 制御装置
22 情報伝送路

Claims (17)

  1. 異なる通信仕様を有する複数の非接触無線タグに対し共通に定義された書式仕様に関連する複数のアプリケーションプログラミングインタフェース、あるいは該複数の非接触無線タグの読取書込装置を共通に制御する制御仕様に関連する複数のアプリケーションプログラミングインタフェースを具備することを特徴とする非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  2. 読取書込装置動作定義ファイルを有し、前記複数のアプリケーションプログラミングインタフェースは前記書式仕様あるいは制御仕様により前記読取書込装置動作定義ファイルの取り扱いを可能にしたことを特徴とする請求項1記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  3. 前記複数のアプリケーションプログラミングインタフェースの各々に1対1に接続され、かつ前記複数の読取書込装置が選択的に接続される外部インタフェースを具備することを特徴とする請求項1記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  4. 前記複数のアプリケーションプログラミングインタフェースの各々に1対1に接続される、前記複数の非接触無線タグあるいは前記複数の読取書込装置に関する複数のエミュレータを具備することを特徴とする請求項1記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  5. 非接触無線タグのエミュレーションモデルあるいは非接触無線タグ読取書込装置のエミュレーションモデルを有し、前記複数のエミュレータは前記非接触無線タグのエミュレーションモデルあるいは前記非接触無線タグ読取書込装置のエミュレーションモデルを参照して構成されていることを特徴とする請求項3記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  6. 前記非接触無線タグ応用ソフトウェアの動作定義書式を具備することを特徴とする請求項1記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  7. 前記動作定義書式は前記読取書込装置の接続定義名称の記述書式と前記読取書込装置の論理名称の記述書式とを具備することを特徴とする請求項5記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  8. 前記非接触無線タグ応用ソフトウェアの動作定義に関する編集ソフトウェアを具備することを特徴とする請求項6記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  9. 前記ソフトウェアの取得した非接触無線タグに関する情報あるいは前記非接触無線タグに記憶された情報に関する情報のコンピュータファイル上への記述書式を具備することを特徴とする請求項1記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  10. 前記コンピュータファイル上への記述書式は、前記非接触無線タグに関する情報あるいは非接触無線タグに記憶された情報に関する情報の記述書式、前記非接触無線タグの検出時間、及び前記読取書込装置の論理名称の記述書式の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項9記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  11. 前記非接触無線タグに関する情報あるいは前記非接触無線タグに記憶された情報に関する情報、又は前記非接触無線タグ応用ソフトウェアの取得した前記非接触無線タグに関する情報あるいは前記非接触無線タグに記憶された情報に関する情報のコンピュータファイルに関わる解析ソフトウェアを具備することを特徴とする請求項9記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  12. 前記複数の非接触無線タグと前記複数の読取書込装置とを具備する評価環境を有することを特徴とする請求項1記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  13. 前記読取書込み装置又は前記非接触無線タグ応用ソフトウェア又は前記ソフトウェア開発システムの共同開発、共同購入、共有、共同利用、交換、あるいはそれらの斡旋を可能にしたことを特徴とする請求項1記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  14. 前記非接触無線タグ応用ソフトウェアに関わる情報又は前記ソフトウェア開発システムに関わる情報の提供、共有、共同利用、交換、あるいはそれらの斡旋を可能にしたことを特徴とする請求項1記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  15. コンピュータネットワーク上に公開された情報提供手段を具備し、該情報提供手段は前記非接触無線タグ応用ソフトウェアに関する情報あるいは前記ソフトウェア開発システムに関する情報を有することを特徴とする請求項1記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  16. 前記ソフトウェア開発システムに関する情報は前記非接触無線タグ応用ソフトウェアに関わる情報あるいは前記ソフトウェア開発システムに関わる情報の利用手段、取得手段、及び購入手段に関する情報を含むことを特徴とする請求項15記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
  17. 前記非接触無線タグ応用ソフトウェアは物品の製造管理、在庫管理、価格管理、販売管理、貸し出し管理、預かり管理のいずれかに関わり、前記共通に定義された書式仕様の一部は物品の製造管理、在庫管理、価格管理、販売管理、貸し出し管理、預かり管理のいずれかに関わる情報の記述に関わることを特徴とする請求項1記載の非接触無線タグ応用ソフトウェア開発システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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