JP2004325840A - 現像剤補給装置、現像装置、及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤補給装置、現像装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Akihiro Shimizu
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Abstract

【課題】装置の大型化、コストアップを抑制しつつ、信頼性が高く、ユーザー操作性の高いトナーボトル装着交換性を達成すること。
【解決手段】回転することにより内部に収納されたトナーを開口部1aから排出するトナーボトル1を着脱可能に保持するボトル保持部材300と、前記ボトル保持部材300の移動を誘導する操作カム31と、前記トナーボトル1の開口部1aから排出されるトナーをホッパー受容口24aから受容するホッパー24と、を有し、前記操作カム31の誘導動作に伴い、前記ホッパー24のホッパー受容口24aの開閉動作を行うことを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像剤を補給する現像剤補給装置に関し、例えば像担持体に現像剤による像を形成する現像装置を有する、複写機,ファクシミリ,プリンタ等の画像形成装置に用いられる現像剤補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ等の電子写真画像形成装置においては、現像剤としての微粉末のトナーが使用されている。そして、電子写真画像形成装置本体のトナーが消費された場合には、トナー補給容器(現像剤収納容器)を用いて画像形成装置本体へトナーを補給することが行われている。トナーは極めて微細な粉末であるため、トナー補給作業時には、トナーが飛散しないようにトナー補給容器を画像形成装置本体内の内部に据え置いて、小さな開口部から少量ずつトナーを排出する方式が知られている。
【0003】
図1は画像形成装置本体の正面概略図である。トナーボトル(現像剤収納容器)1から排出されるトナーは、受容手段としてのホッパー(現像剤受容容器)24に一旦収容された後、現像器11へ送り出される。
【0004】
図7は装置本体に取り付く、トナー補給装置700を示したものである。トナー補給装置700には、トナーボトル1と連結してトナーボトル1を回転駆動させる駆動部(駆動力伝達部)20が具備されている。駆動部20はベアリング23によって回転可能に支持され、装置本体100内に設けた不図示の駆動モータにより回転駆動する構成になっている。また、ホッパー24を形成する隔壁25が設けられ、この隔壁25には、トナーボトル1の一部を回転可能に支持し、かつ、ホッパー24を密封する内外ベアリング26a,26bが固着されている。更に、ホッパー24には補給トナーを現像器11に搬送するためのスクリュー部材27が配置されている。
【0005】
図7(A)は、トナーボトル1を装置本体100に装着させる状態を示している。トナーボトル1先端の一端面には、トナーの排出開口である開口部1aが設けてあり、開口部1aは、その先端開口が封止部材2により封止された状態にある。
【0006】
図7(B)は、ボトル保持部材(収納容器保持部材)600の図示矢印a方向への動作により、トナーボトル1の装着が更に進み、封止部材2の先端部に設けた係止突起としての係合突起3が装置本体側の駆動部20の係止穴に係止(抜け止め)された状態を示している。
【0007】
図7(C)は、封止部材2と駆動部20が係合した後、ボトル保持部材(収納容器保持部材)600が図示矢印b方向に後退することでトナーボトル1も後退するが封止部材は画像形成装置本体側に係止によって固定されているので、相対的に封止部材2がトナーボトル1から離れて開口部1aが開き、トナー補給が可能となった状態が示されている。この状態で不図示のモータを駆動させると回転駆動力は本体駆動部20から封止部材2の係合突起の駆動力受け部としての駆動力受け面へと伝達され、更に封止部材2から駆動軸1bへと伝わることでトナーボトル1が回転しトナーを搬送、排出する構成になっている。すなわち、この封止部材2は、開口部1aを封止すると共に画像形成装置本体側から回転駆動力を受ける機能、この回転駆動力をトナーボトル1側に伝達させる機能を持っている。このようにトナーボトル1が回転することでトナーボトル1の内部に収容されていたトナーが開口部1aから順次排出され、ホッパー受容口24aよりホッパー24に受容され、ホッパー24に設けられたスクリュー部材27によって現像器11へと搬送することにより、トナー補給が行われる。
【0008】
また、空になったトナーボトル1を装置本体から取外す場合には、上記手順と逆の(C)⇒(A)の手順で行われる。
【0009】
このように、トナー収納容器(トナーボトル)1の着脱時には、ボトル保持部材600を介し、トナーボトル1を回転軸方向(図示矢印a,b方向)に往復動作させる必要がある。ユーザーのトナーボトル1の交換容易性を考慮した上で、ユーザーに前述の図7(A)から(B)までの作業をさせ、トナーボトル交換用扉を閉める動作に連動させ(C)の動作を行う場合や、(A)から(C)の一連の動作を全て、交換用扉に連動させて行う場合、またその逆の例等がある。
【0010】
トナーボトル1(ボトル保持部材600)をこのように往復直線動作させる機構として以下に例をあげる。
【0011】
図8はボトル保持部材600を下方から見た斜視図であり、不図示のトナーボトルは図示裏面側に載せられる。交換用扉(不図示)に連通する回転軸51の回転動作(図示矢印h方向)は、ギア列52a〜52fを介し回転リンク部材53を回動(図示矢印k方向)させる。この回転リンク部材53の回転により、スライドリンク部材54が移動し、これに係合する突起部600aを介し、ボトル保持部材600を往復直線動作させる(図示矢印j方向)。
【0012】
図9は、図8同様、ボトル保持部材600を下方から見た斜視図であり、不図示のトナーボトルは図示裏面側に載せられる。交換用扉(不図示)に連通する回転軸51の回転動作(図示矢印h方向)により、回転軸51と同軸上一体に回転する誘導カム55を回転させる。この誘導カム55の溝部にボトル保持部材600の突起部600bが係合されており、誘導カム55の図示矢印h方向の回転を図示矢印j方向の往復直線動作に変換し、ボトル保持部材600を動作させる。
【0013】
また、図8及び図9において、回転軸51の回動を交換用扉に連動させず、回転軸51に不図示の把手を設け、ユーザーの操作により、ボトル保持部材600を往復直線動作させる例もある。
【0014】
【特許文献1】
特開平11−073002号公報
【特許文献2】
特開2002−318490号公報
【特許文献3】
特開2003−076123号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0016】
近年、画像形成装置には、更なる装置の小型化、高生産性、コストダウン、信頼性、及び、ユーザー操作性の向上が要求されている。特に、画像形成装置のユーザーにとって、微粉末であるトナーに対する心的ストレスは大きく、トナー補給時を含めトナーに対するユーザーへの配慮が重要視されている。
【0017】
図7に示したトナーの補給経路において、トナーボトル1からホッパー24に排出されている時(図7(C))には、内外ベアリング26a,26bにより密封され、トナーの飛散を防止している。しかしながら、ユーザーが実際にトナー補給、つまり、トナーボトル1を交換する際には、図7(A)の状態であり、ホッパー24は、ホッパー受容口24a及び内外ベアリング26aの内径部を介し、ユーザー側に開放されていることになる。
【0018】
近年の画像形成装置では、生産性の向上を目的に、トナー補給時にも、装置を停止させることなく連続運転可能にする要求が高まっている。そのため、ホッパー24は、ユーザーによるトナーボトル1の交換時も、装置内現像器11の要求により、現像器11へのトナー搬送を行う場合があり、このときには、ホッパー24内のスクリュー部材27が回転することになる。前述した、図7(A)のホッパー24内がユーザー側に開放された状態で、スクリュー部材27が回転すると、トナーを搬送するだけでなく、攪拌も行うため、微粉末であるトナーは舞い上がり、場合によっては、ホッパー受容口24a、内外ベアリング26aを介して、この舞い上がったトナーがユーザー側へ漏出する可能性もある。
【0019】
また、たとえ、トナーボトル1の交換時に、スクリュー部材27が動作しなくとも、ユーザーからは、ホッパー24内を伺い見ることが可能である。同時に、ユーザー側にホッパー24が開放される状態があるということは、ホッパー24への予期せぬ異物の混入の可能性があり、この異物が現像器11まで達することによる画像劣化への懸念も発生する。
【0020】
これに対し、ホッパー受容口24a、もしくは、内外ベアリング26aの内径部に遮蔽部材を設けることは、もちろん可能ではあるが、ユーザーのトナー補給動作(トナーボトル装着動作)の簡便化を妨げることなく設けるには、部品の追加や、機構の複雑化によりコストアップを招きかねず、さらに、機構の複雑化よる信頼性の低下も予想される。
【0021】
そこで、本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、装置の大型化、コストアップを抑制しつつ、信頼性が高く、ユーザー操作性の高いトナーボトル装着交換性を達成した現像剤補給装置、現像装置、及び画像形成装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、回転することにより内部に収納された現像剤を排出開口から排出する現像剤収納容器を着脱可能に保持する保持部材と、前記保持部材の移動を誘導する誘導部材と、前記現像剤収納容器の排出開口から排出される現像剤を受容口から受容する現像剤受容容器と、を有し、前記誘導部材の誘導動作に伴い、前記現像剤受容容器の受容口の開閉動作を行うことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0024】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る現像剤補給装置を備える画像形成装置について図面を参照して詳しく説明する。
【0025】
図1は画像形成装置本体の正面概略図である。現像剤補給装置であるトナー補給装置400において、トナーボトル(現像剤収納容器)1は、本体横向き水平に設置されている。このトナーボトル1から排出されるトナーは、現像剤受容容器としてのホッパー24に一旦収容された後、現像装置としての現像器11へ送り出される。現像器11に送り出されたトナーは、像担持体としての感光体ドラム6を有する画像形成部7にてトナー像が形成される。一方、給送手段5から選択的に給送されたシート材Sは、画像形成部7において形成された前記トナー像が転写され、定着器8を通して前記トナー像が定着され、排出トレイ9に排出される。
【0026】
図2は装置本体に取り付く、トナー補給装置400の概略を示したものである。トナー補給装置400には、トナーボトル1と連結してトナーボトル1を回転駆動させる駆動部(駆動力伝達部)20が具備されている。駆動部20は回転可能に支持され(不図示)、装置本体100内に設けた不図示の駆動モータにより回転駆動する構成になっている。ホッパー24には補給トナーを現像器11に搬送するためのスクリュー部材27が配置されている。
【0027】
図2(A)は、トナーボトル1を装置本体100に装着を開始する状態を示しており、図2(A)の位置では、ユーザーはトナーボトル1の装置本体からの着脱を行うことが可能である。トナーボトル1先端の長手方向一端側(一端面)には、トナーの排出開口である開口部1aが設けてあり、該開口部1aはトナーボトル1の回転中心を中心にした円形状となっている。また、この開口部1aは、その先端開口が封止部材2により封止された状態にある。
【0028】
図2(B)は、ボトル保持部材(収納容器保持部材)300の図示矢印a方向への動作により、トナーボトル1の装着が更に進み、封止部材2の先端部に設けた係止突起としての係合突起3が装置本体側の駆動部20の係止穴に係止(抜け止め)された状態(詳細図3参照)を示している。これは、封止部材2と装置本体側の駆動部20とが相対的に近付くスライド動作により、係合突起3と係止穴とがスナップフィット的に係止されることになる。
【0029】
図2(C)は、封止部材2と駆動部20が係合した後、ボトル保持部材(収納容器保持部材)300が図示矢印b方向に後退することでトナーボトル1も後退するが、封止部材2は画像形成装置本体側に係止によって固定されているので、相対的に封止部材2がトナーボトル1から離れて開口部1aが開き、トナー補給が可能となった状態が示されている。即ち、自動的に封止部材2の開動作を行うことができる。後述するように、封止部材2の閉動作も自動的に行うことができる。
【0030】
この状態で不図示のモータを駆動させると回転駆動力は本体駆動部20から封止部材2の係合突起の駆動力受け部としての駆動力受け面へと伝達され、更に封止部材2から駆動軸1bへと伝わることでトナーボトル1が回転し、トナーを搬送、排出する構成になっている。すなわち、この封止部材2は、開口部1aを封止すると共に画像形成装置本体側から回転駆動力を受ける機能、この回転駆動力をトナーボトル1側に伝達させる機能を持っている。このようにトナーボトル1が回転することでトナーボトル1の内部に収容されていたトナーが開口部1aから順次排出され、ホッパー24に設けられたスクリュー部材27によって現像器11(図2不図示)へと搬送され、トナー補給が行われる。
【0031】
図3に、封止部材2と駆動部20の詳細を示す。図3(A)は図2(C)の状態を拡大したもので、図2(B)(C)項で前述した動作の結果、封止部材2の先端部に設けた係止突起3が装置本体側の駆動部20の係止穴に係止され、トナーボトル1の動作により開口部1aが開口し、トナー補給が可能となった状態を示している。
【0032】
本体駆動部20と封止部材2との係止を解除する際は、図3(B)に示すように、開閉制御部材21を封止部材2の先端に設けた解除突起4に矢印c方向に進入させることにより為される。解除突起4は開閉制御部材21の内周面によって内側へと押圧されて矢印d方向に変位し(弾性変形して撓むことによる)、同時にこの解除突起4と共に係合突起3も内側に変位する。これにより係合突起3と本体駆動部20との係合が解除される。一方、トナーボトル1は図示矢印e方向に移動し、トナーボトル1の開口部1aを、封止部材2により封止された状態になる。ちなみに、前述した図2(B)での、封止部材2と駆動部20の係止時には、この開閉制御部材21は、図3(A)の位置に待機したままである。
【0033】
その後、図3(C)に示すように、開閉制御部材21は静止したまま、トナーボトル1が、前述とは逆向きである、図示矢印f方向へ移動することにより、封止部材2と駆動部20との係止は解除され、トナーボトル1は、開口部1aを封止部材2に封止された状態、つまり、ユーザーによる装置本体からのトナーボトル着脱可能な状態となる。
【0034】
ここでは、開閉制御部材21の矢印c方向の動作後、静止し、トナーボトル1の動作によって、開口部1aの封止(閉塞)、及び、トナーボトル1の図示矢印f方向への退避を行ったが、開閉制御部材21を図示矢印c方向にそのまま進行させ、開閉制御部材21の押圧により、封止部材2を移動後、開口部1aの封止(閉塞)を行い、更に進行を継続し、トナーボトル1を図示矢印f方向まで退避させる手法を採用しても良い。
【0035】
つまり、ここまで述べてきたように、トナーボトル1、及び、開閉制御部材21のトナーボトル回転軸方向(図2矢印a,b方向)への往復動作と、その組合せにより、トナーボトル1の補給可能状態への装着、補給状態からの解除、及び、ボトル着脱位置への退避を行うことが可能である。ユーザーの装着交換容易性を考慮した上で、これらトナーボトル1、及び、開閉制御部材21の動作の一部、もしくは、全てを、トナーボトル交換用扉(不図示)を閉める動作に連動させて行う場合や、ユーザー操作把手(不図示)の操作との組合せを図る場合、または、モータ等の駆動部材を付加し、装置本体からの信号により一部、もしくは、全てを自動で行う場合等がある。
【0036】
続いて、これら、トナーボトル1(を保持しているボトル保持部材300)、及び、開閉制御部材21の往復動作を誘導する機構(誘導部材)について、以下具体的に述べる。
【0037】
ここでは、一例として、トナーボトル1(を保持しているボトル保持部材300)、及び、開閉制御部材21の往復直線動作を、ユーザー操作把手を用い、ユーザーによる一動作で行う例を挙げる。
【0038】
図4は、ユーザーの一動作による、《着脱可能状態》⇔《装着完了状態》の遷移の過程で、トナーボトル1(を保持しているボトル保持部材300)、及び、開閉制御部材21のトナーボトル回転軸方向の変位量(軌跡)を示した図である。
【0039】
開閉制御部材21は、《着脱可能状態》において、(a)係止解除位置にあり、《装着完了状態》への過程途中で図示変位量の下方向(図3の矢印c方向とは逆方向)に進み(b)退避位置に移動する。逆に、《装着完了状態》から《着脱可能状態》への遷移の過程では、上記と逆の軌跡をたどる。
【0040】
一方、トナーボトル1は、《着脱可能状態》において、図示(1)ボトル着脱可能位置にあり、《装着完了状態》へ進む過程で、一旦、(2)駆動部連結位置まで図示変位量の下方向(図2の矢印a方向)に進み停止した後、再度、図示変位量の上方向(図2の矢印b方向)に進み、《装着完了状態》では(3)ボトル開口位置へと移動する。逆に、《装着完了状態》から《着脱可能状態》への遷移の過程では、上記と逆の軌跡をたどる。
【0041】
双方の変位の軌跡における、各位置での各部材の関係を以下に再度、順を追って具体的に述べる。
【0042】
《着脱可能状態》⇒《装着完了状態》への遷移時には、まず、トナーボトル1は(1)ボトル脱着可能位置にあり、この位置では、ユーザーは自由にトナーボトル1の装置本体からの着脱を行える。この後、トナーボトル1は(2)駆動部連結位置まで移動し、一定の間停止する。このときのトナーボトル位置は、前述の図2(B)の位置に相当する。トナーボトル1が(2)駆動部連結位置に静止を開始した時点(図示R1:係止解除範囲)では、開閉制御部材21が(a)係止解除位置にあるため(図3(B)の状態)、封止部材2と駆動部21の係止は完了していないが、この後、トナーボトル1が未だ(2)駆動部連結位置に留まったまま、開閉制御部材21が(b)退避位置へ移動し、封止部材2の解除突起4の押圧を解除するため、図示R2:係止範囲において、封止部材2と駆動部21の係止が完了する。この後更に、トナーボトル1は(3)ボトル開口位置まで移動し、封止部材2がトナーボトル1から離間し、開口部1aを開放する(図3(A)、図2(C)の状態)。
【0043】
一方、《装着完了状態》⇒《着脱可能状態》への遷移時には、開口部1aの開いた(3)ボトル開口位置(図3(A)の状態)より、トナーボトル1が(2)駆動部連結位置まで移動し、開口部1aの封止(閉塞)を行う。この後、開閉制御部材21が(a)係止解除位置に移動し、留まったまま(R1:係止解除範囲内)、トナーボトル1が(1)ボトル着脱可能位置へ再移動するため、結果として、封止部材2と駆動部20の係止は解除された状態でトナーボトル1は(1)ボトル着脱可能位置へと移動することが可能となる(図3(B)から(C)への変化)。
【0044】
このように本実施形態では、後述する誘導部材である操作カム31の回動動作により、前記トナーボトル1(を保持するボトル保持部材300)及び開閉制御部材21の、移動量(変位量)及び移動タイミングの異なる2つの移動動作を行うようになっている。
【0045】
図5(a)(b)は、図4で示したトナーボトル1(を保持しているボトル保持部材300)と開閉制御部材21の往復直線動作を行わせる誘導部材の機構を示した概略断面図である。図5(c)(d)は、ホッパー受容口(トナー受容口)24aまわりの構成を図5(a)(b)に対し垂直な面で切り取った概略断面図である。
【0046】
図5(a)は、トナーボトル1のからのトナー排出が可能な状態(図2(C)、図3(A)の状態)を表している。一方、図5(b)は、ユーザーによるトナーボトル1の交換可能な状態(図2(A)、図3(C)の状態)を表している。
【0047】
トナーボトル1を保持するボトル保持部材300は、前記トナーボトル1の外径よりも大きい誘導部材としての操作カム31の周上に係合されている。
【0048】
具体的には、トナーボトル1を保持するボトル保持部材300は、操作カム31と、操作カム31の係合部31a−ボトル保持部材300の被係合部(突起部)300aにて係合されている。一方、開閉制御部材21は、操作カム31と、操作カム31の係合部31b−開閉制御部材21の被係合部21aにて係合されている。操作カム31は、トナーボトル1の回転軸と同軸上を回動可能で、ホッパー24を密封する内外ベアリング26a,26bにて回転可能に支持されている。
【0049】
操作カム31に設けられた開口部31dは、トナーボトル1からのトナー排出が可能な状態(図5(a))では、ホッパー受容口24aと一致しており(図5(c))、トナーボトル1からのトナーは、両者を経由してホッパー24に排出される。一方、トナーボトル1の交換可能状態(図5(b))では、ホッパー受容口24aは、操作カム31の一部により遮蔽されている(図5(d))。つまり、トナーボトル1交換時には、前記操作カム31の一部がホッパー受容口24aを遮蔽する遮蔽部材として機能しているので、ホッパー24はユーザーから完全に隔離されており、たとえ、この瞬間にスクリュー部材27a,27bが回転しても、ホッパー24内のトナーが漏出することはない。さらに、ホッパー受容口24aからの異物の混入も防止することになり、結果として招く画像不良等の問題も回避できる。
【0050】
図6に操作カム31の概略斜視図を示す。図6のように、操作カム31には、ユーザーが操作する際に、把手としてつかむ把手部31cが設けられており、ユーザーは、トナーボトル1の装置本体からの着脱可能状態と装着完了(トナー補給可能)状態の切り替えを、把手部31cを図示矢印g方向に操作(回転動作)することによって行う。
【0051】
図6において、ボトル保持部材300の被係合部(突起部)300aとの係合部である、操作カム31の係合部31a、及び、開閉制御部材21の被係合部21aとの係合部である、操作カム31の係合部31bは、図4で示したトナーボトル1と開閉制御部材21の双方の位相軌跡線を達成するように周方向に連続した溝部(各係合部31a,31bの溝形状)で形成されている。トナーボトル1と開閉制御部材21は、この操作カム31の回転により、該操作カム31の各係合部31a,31bの溝形状に沿って、回転軸方向に往復直線動作を行う。このため、トナーボトル1と開閉制御部材21の相対的な関連性をもつ往復直線動作は、この操作カム31に形成された各係合部31a,31bの溝形状で一義的に定義される。また、図6の状態では、操作カム31の開口部31dは、下方に開いた状態にあり、ホッパー24のホッパー受容口24aと一致させることで(前述の図5(a)、図5(c)の状態)、トナーボトル1からのトナーはホッパー24へ送られる。一方、操作カム31の回転により開口部31dは、ホッパー受容口24aとは不一致となり、操作カム31の一部が遮蔽部材として機能し、ホッパー受容口24aの遮蔽を行う(前述の図5(b)、図5(d))。
【0052】
上述したように、本実施形態によれば、トナーボトル1(を保持するボトル保持部材300)及び開閉制御部材21の往復直線動作を実施させ、かつ、ホッパー受容口24aの開閉を行うために必要な部材は、実質、誘導部材としての操作カム31のみであり、複雑なギア列、リンク機構、遮蔽機構に比べて、大幅な部品点数減によるコストダウンが達成でき、また装置の大型化も抑制できる。更に同時に、機構を単純化することで、ユーザーに直接操作を行わせる箇所に生ずる不可避の突発的かつ想定外の力に対しても対処しやすく、補強等も最小限に抑えることが可能であり、前述した装置の大型化、コストアップを抑制しつつ、信頼性が高く、ユーザー操作性の高いトナーボトル装着交換性を達成することができる。
【0053】
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、ユーザーの操作カム31への操作による例を挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前述したように、この操作カム31を、トナーボトル交換用扉(不図示)の開閉動作と連動させることも可能である。
【0054】
また前述した実施形態では、操作カム31の操作により、トナーボトル1と開閉制御部材21の両方を往復動作させる例を挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、トナーボトル1の往復動作のみをトナーボトル1の回転軸上を回転する誘導部材(操作カム)31で行う場合でも有効な手段である。
【0055】
更に前述した実施形態では、操作カム31を手動による操作を行う例を挙げたが、これに限定されるものではなく、例えば、操作カム31を駆動させる駆動機構を有し、CPU等の駆動制御手段により制御を行う構成にしてもよい。
【0056】
また前述した実施形態では、画像形成装置として複写機を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばプリンタ、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置や、シート材等の転写材を担持する転写材担持体を使用し、該転写材担持体に担持された転写材に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置や、中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を転写材に一括して転写する画像形成装置であっても良く、該画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【0057】
また前述した実施形態では、画像形成装置として、1つの現像装置を有する画像形成装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば異なる色の現像剤で画像形成を行う複数個の現像装置を有する画像形成装置であってもよく、現像装置の数にも関係なく同様に適用ができ、同様の作用効果を達成し得るものである。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、現像剤収納容器の保持部材の移動を誘導する誘導部材の誘導動作に伴い、現像剤受容容器の受容口の開閉動作を行うことにより、装置の大型化、コストアップを抑制しつつ、信頼性が高く、ユーザー操作性の高い、前記現像剤収納容器の装着交換性を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の正面概略図
【図2】本発明の実施の形態に係るトナー補給装置の断面概略図
【図3】本発明の実施の形態に係るトナー補給装置の断面概略図
【図4】本発明の実施の形態に係るトナーボトル及び開閉制御部材の変位を示す軌跡説明図
【図5】本発明の実施の形態に係るトナー補給装置の断面概略図
【図6】本発明の実施の形態に係るトナー補給装置の斜視概略図
【図7】従来の技術に係るトナー補給装置の断面概略図
【図8】従来の技術に係るトナー補給装置の斜視概略図
【図9】従来の技術に係るトナー補給装置の斜視概略図
【符号の説明】
1 …トナーボトル(現像剤収納容器)
1a …開口部(排出開口)
1b …駆動軸
2 …封止部材
3 …係止突起
4 …解除突起
5 …給送手段
6 …感光体ドラム
7 …画像形成部
8 …定着器
9 …排出トレイ
11 …現像器(現像装置)
20 …駆動部
21 …開閉制御部材
21a …被係合部
23 …ベアリング
24 …ホッパー
24a …ホッパー受容口
25 …隔壁
26a,26b …内外ベアリング
27(27a,27b) …スクリュー部材
31 …操作カム(誘導部材)
31a,31b …係合部
31c …把手部
31d …開口部
51 …回転軸
52a〜52f …ギア列
53 …回転リンク部材
54 …スライドリンク部材
55 …誘導カム
100 …装置本体
300 …ボトル保持部材(収納容器保持部材)
300a …被係合部(突起部)
400 …トナー補給装置(現像剤補給装置)

Claims (11)

  1. 回転することにより内部に収納された現像剤を排出開口から排出する現像剤収納容器を着脱可能に保持する保持部材と、
    前記保持部材の移動を誘導する誘導部材と、
    前記現像剤収納容器の排出開口から排出される現像剤を受容口から受容する現像剤受容容器と、
    を有し、
    前記誘導部材の誘導動作に伴い、前記現像剤受容容器の受容口の開閉動作を行うことを特徴とする現像剤補給装置。
  2. 前記誘導部材は、前記現像剤収納容器の排出開口から排出される現像剤を前記現像剤受容容器の受容口に導く開口部を有すると共に、前記誘導部材の一部が前記受容口を遮蔽する遮蔽部材として機能することを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給装置。
  3. 前記誘導部材は、前記現像剤収納容器の回転中心と略一致する回動中心を有し回動可能であり、この回転動作を前記保持部材の移動動作に変換し、かつ、この回転動作により前記現像剤受容容器の受容口の開閉動作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤補給装置。
  4. 前記現像剤収納容器の駆動力受け部に駆動力を付与する駆動伝達部を有し、前記誘導部材を回動させることで前記駆動力受け部と前記駆動伝達部との係合、及び、係合解除を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像剤補給装置。
  5. 前記誘導部材は前記保持部材の被係合部と係合している係合部を備え、前記誘導部材を回動させることで前記被係合部の形状に沿って移動する前記係合部に伴って、前記現像剤収納容器が装着された前記保持部材が移動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像剤補給装置。
  6. 前記現像剤収納容器には前記排出開口を閉塞する封止部材が設けられており、前記封止部材と係合して前記排出開口を開閉させる開閉制御部材を有し、
    前記誘導部材は前記開閉制御部材の被係合部と係合している係合部を備え、前記誘導部材を回動させることで前記被係合部の形状に沿って移動する前記係合部に伴って、前記開閉制御部材が移動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像剤補給装置。
  7. 前記現像剤収納容器には前記排出開口を閉塞する封止部材が設けられており、前記封止部材と係合して前記排出開口を開閉させる開閉制御部材を有し、
    前記誘導部材の回動動作により、前記保持部材及び前記開閉制御部材の、移動量及び移動タイミングの異なる2つの移動動作を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像剤補給装置。
  8. 前記保持部材は、前記現像剤収納容器の外径よりも大きい前記誘導部材の周上に係合されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の現像剤補給装置。
  9. 前記排出開口は、前記現像剤収納容器の長手方向一端側に設けられており、前記現像剤収納容器の回転中心を中心にした円形状とされることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像剤補給装置。
  10. 像担持体に現像剤による像を形成する現像装置において、現像剤を補給する請求項1〜9のいずれか1項に記載の現像剤補給装置を備えていることを特徴とする現像装置。
  11. 像担持体と、前記像担持体に現像剤による像を形成する現像装置と、を有する画像形成装置において、前記現像装置に現像剤を補給する請求項1〜9のいずれか1項に記載の現像剤補給装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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