JP2004325404A - パワートレインの検査システム及びパワートレインの検査方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パワートレインの本体及びその制御装置から成る被検体と、該被検体を作動させるための検査パターンを前記制御装置に送信する検査パターン送信処理手段91と、前記検査パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記検査パターンに基づいて被検体を作動させる被検体作動処理手段92と、前記被検体の作動に伴って発生する検査変量を取得する検査変量取得処理手段93とを有する。検査パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記検査パターンに基づいて被検体が作動させられ、被検体の作動に伴って発生する検査変量が取得されるので、取得された検査変量は、被検体の作動を正確に反映したものになる。その結果、検査結果の精度を高くすることができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パワートレインの検査システム及びパワートレインの検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に搭載されるパワートレイン、例えば、有段、無段の自動変速機、半自動変速機、駆動モータを駆動源とする電動駆動装置、駆動モータ、エンジン及び発電機を駆動源とする電動駆動装置等について検査を行うために、テスタがパワートレインの製造工場等に配設されるようになっている。
【0003】
例えば、自動変速機について検査を行うために、テスタは試験台を備え、該試験台に自動変速機が搭載され、自動変速機の各変速段が切り換えられ、切換え中における自動変速機の変速装置の入力回転速度、変速装置の出力回転速度、変速装置の入力トルク、変速装置の出力トルクの時間的な推移等が測定されるようになっている。そして、各測定値に基づいて、例えば、変速段の切換え中におけるクラッチの油圧サーボに油圧を供給する際の充填時間、充填圧力、反応時間等が検査対象である自動変速機の特性値としてメモリに記録される。
【0004】
したがって、自動変速機に組み込まれた制御装置は、前記メモリに記録された各特性値を読み出し、該特性値に基づいて油圧の供給スケジュール、例えば、急速充填の時間、充填時間、切換圧力の圧力レベル等を補正し、補正値を変速制御を行う際に使用する(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特表2001−502405号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のテスタにおいては、自動変速機について検査を行うに当たり、リニアソレノイド、オン・オフソレノイド等の各種のソレノイドを駆動するための信号を制御装置に送ると、該制御装置は、前記信号に基づいてソレノイドを駆動し、前記油圧サーボに油圧を供給し、自動変速機の変速段を切り換えるようになっているが、テスタから制御装置に前記信号を送った後、実際に油圧サーボに油圧が供給されるまでに所定の時間がかかってしまう。
【0007】
したがって、前記テスタによって、前述されたような、切換え中における自動変速機の変速装置の入力回転速度、変速装置の出力回転速度、変速装置の入力トルク、変速装置の出力トルクの時間的な推移等を測定しても、測定値は、油圧の挙動を正確に反映したものにはならない。その結果、検査結果の精度が低くなり、検査結果に基づいて変速制御を良好に行うことができなくなってしまう。
【0008】
本発明は、前記従来のテスタの問題点を解決して、検査結果の精度を高くすることができるパワートレインの検査システム及びパワートレインの検査方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のパワートレインの検査システムにおいては、パワートレインの本体及びその制御装置から成る被検体と、該被検体を作動させるための検査パターンを前記制御装置に送信する検査パターン送信処理手段と、前記検査パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記検査パターンに基づいて被検体を作動させる被検体作動処理手段と、前記被検体の作動に伴って発生する検査変量を取得する検査変量取得処理手段とを有する。
【0010】
本発明の他のパワートレインの検査システムにおいては、さらに、検査開始条件が成立しているかどうかを判断する検査開始条件成立判断処理手段を有する。
【0011】
そして、前記検査開始条件が成立しているときに、前記検査パターン送信処理手段は検査パターンを制御装置に送信する。
【0012】
本発明の更に他のパワートレインの検査システムにおいては、さらに、前記検査パターンは、油圧を発生させる油圧発生部を駆動するために形成される駆動パターンである。
【0013】
本発明の更に他のパワートレインの検査システムにおいては、さらに、前記被検体作動処理手段は、前記制御装置からの前記検査パターンを受信したことを確認するための受信確認通知を受けて被検体を作動させる。
【0014】
本発明の更に他のパワートレインの検査システムにおいては、さらに、前記制御装置とパワートレインの本体とを接続する第1の接続線、車両に搭載された状態において、前記制御装置とパワートレインの本体以外の外部装置とを接続する第2の接続線を備える。そして、前記検査パターン送信処理手段は、第2の接続線を介して検査パターンを制御装置に送信する。
【0015】
本発明の更に他のパワートレインの検査システムにおいては、さらに、前記第1の接続線はシリアル通信線である。
【0016】
本発明の更に他のパワートレインの検査システムにおいては、さらに、前記外部装置は、車両に搭載された状態において車両内に配設された各機器の制御を行う複数の機器制御装置である。そして、前記制御装置と各機器制御装置とは、前記第2の接続線から成るネットワークを介して接続される。
【0017】
本発明の更に他のパワートレインの検査システムにおいては、さらに、前記ネットワークはCANである。
【0018】
本発明のパワートレインの検査方法においては、パワートレインの本体及びその制御装置から成る被検体を作動させるための検査パターンを前記制御装置に送信し、前記検査パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記検査パターンに基づいて被検体を作動させ、該被検体の作動に伴って発生する検査変量を取得する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、パワートレインとして、有段の自動変速機について検査を行う場合について説明するが、本発明を無段の自動変速機、半自動変速機、駆動モータを駆動源とする電動駆動装置、駆動モータ、エンジン及び発電機を駆動源とする電動駆動装置等についての検査に適用することもできる。
【0020】
図1は本発明の実施の形態における自動変速機の検査システムの機能ブロック図である。
【0021】
図においては、10は本体及びその制御装置から成る被検体としての自動変速機、91は該自動変速機10を作動させるための検査パターンを前記制御装置に送信する検査パターン送信処理手段、92は、前記検査パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記検査パターンに基づいて自動変速機10を作動させる被検体作動処理手段、93は前記自動変速機10の作動に伴って発生する検査変量を取得する検査変量取得処理手段である。
【0022】
図2は本発明の実施の形態における自動変速機の概念図である。
【0023】
図において、10は自動変速機、11は該自動変速機10の全体の制御を行う制御装置であり、該制御装置11は、コンピュータの機能を有する制御部としてのCPU21、データ等を記録する第1の記録部としてのRAM22、プログラム等を記録する第2の記録部としてのROM23、第3の記録部としてのフラッシュメモリ24等を備える。なお、前記CPU21に代えてMPU等を使用することもできる。前記制御装置11は、一つ以上のチップよって制御ユニットを構成し、所定の固定方法により自動変速機10のケースに取り付けられる。
【0024】
前記自動変速機10は、変速装置を備え、図示されないエンジンによって発生させられた回転を変速装置によって変速し、変速が行われた後の回転を駆動輪に伝達して車両を走行させるようにしている。
【0025】
そのために、前記変速装置は、サンギヤ、リングギヤ、キャリヤ等の回転要素を備えたプラネタリギヤユニットを有するとともに、クラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要素を有し、該摩擦係合要素を係脱することによって、プラネタリギヤユニットの所定の回転要素に回転を入力したり、所定の回転要素から回転を出力させたりする。
【0026】
そして、前記自動変速機10を搭載した車両を走行させているときに、前記制御装置11は、車速、アクセル開度等の条件を読み込み、該条件に従って所定の変速段を設定し、変速出力を発生させる。続いて、制御装置11は、変速出力に従ってリニアソレノイド、オン・オフソレノイド等のソレノイドを駆動し、所定の油圧サーボに油圧を供給して、対応する摩擦係合要素を係合したり、所定の油圧サーボから油圧をドレーンして、対応する摩擦係合要素を解放したりする。
【0027】
本実施の形態においては、油圧発生部としてソレノイド12、13が配設され、該ソレノイド12、13を駆動することによって、油圧サーボ15、16に選択的に油圧が供給され、第1の摩擦係合要素としてのブレーキ17を解放し、第2の摩擦係合要素としてのクラッチ18を係合させ、摩擦係合要素のつかみ換えによる変速を行い、所定の変速段を達成するようにしている。
【0028】
なお、本実施の形態においては、第1の摩擦係合要素としてブレーキを、第2の摩擦係合要素としてクラッチを使用するようになっているが、第1、第2の摩擦係合要素としてブレーキ及びクラッチのいずれを使用することもできる。
【0029】
次に、自動変速機10の検査システムにおける各工程について説明する。
【0030】
図3は本発明の実施の形態における自動変速機の検査システムを示す図、図4は本発明の実施の形態における制御ユニット検査工程を示す図、図5は本発明の実施の形態における自動変速機の検査システムの動作を示すフロー図、図6は本発明の実施の形態における油圧パターンの例を示す図である。
【0031】
図3において、p11は制御装置11(図2)について検査を行うための制御ユニット検査工程であり、該制御ユニット検査工程p11は制御ユニット製造ラインを制御装置11が搬送される間に実施される。
【0032】
まず、工程内ソフト書込み工程p1において、検査システムの各工程を通過させるためのソフト(プログラム)、すなわち、工程内ソフトが制御装置11を構成する各チップに書き込まれる。
【0033】
次に、工程内ソフトが書き込まれた各チップは、制御装置組立工程p2に送られ、該制御装置組立工程p2において組み立てられ、それに伴って、制御装置11が形成される。該制御装置11は、第1の支持部材としての図示されない検査パレット上に載置された状態で搬送され、リニア電流調整工程p3及び高低温アッセンブリ(ASSY)完検工程p4に送られて、予備的な検査が行われる。
【0034】
すなわち、前記リニア電流調整工程p3においては、制御装置11の電流調整が行われる。そのために、制御装置11と第1の検査装置としてのテスタ31との間が通信ケーブルで接続され、制御装置11とテスタ31との間で双方向のCAN(Controller Area Network)通信が行われる。そして、前記テスタ31は、制御装置11のCPU21に検査用のデータとして電流指令値を供給し、CPU21から出力された実際の電流、すなわち、実電流を図示されない電流計で測定し、実電流と電流指令値との偏差を補正値としてRAM22に記録する。また、前記高低温アッセンブリ完検工程p4においては、制御装置11が高温及び低温の環境下に置かれ、CPU21が正常に機能するかどうかの判定が行われる。
【0035】
続いて、制御装置11は、自動変速機(A/T)完検ソフト書込み工程p5に送られ、該自動変速機完検ソフト書込み工程p5において、自動変速機10について検査を行うためのソフト、すなわち、完検ソフトがフラッシュメモリ24に書き込まれる。そのために、前記制御装置11とテスタ31との間が通信ケーブルで接続され、前記テスタ31は、前記完検ソフトをCAN通信によって制御装置11に送り、フラッシュメモリ24に書き込む。なお、前記通信ケーブルとして、ノイズを受けることがないように耐ノイズ線が使用される。
【0036】
このようにして、前記制御ユニット検査工程p11において、制御装置11についての予備的な検査が行われ、完検ソフトの書込みが行われると、制御装置11は、出荷検査工程p6に送られ、該出荷検査工程p6において、出荷検査が行われ、制御装置11は、自動変速機10の検査システムのライン、すなわち、主製造ラインに送られる。
【0037】
ところで、前記自動変速機10は、バルブボディアッセンブリ、ケースアッセンブリ、クラッチサブアッセンブリ、ブレーキサブアッセンブリ等の各サブアッセンブリを自動変速機10の本体、すなわち、変速機本体に組み付けることによって形成される。
【0038】
そして、各サブアッセンブリごとに製造ラインが形成され、該製造ラインにおいて各サブアッセンブリが形成される。また、バルブボディアッセンブリの場合、製造ラインにおいてバルブボディアッセンブリ検査工程p20が実施され、バルブボディアッセンブリについて所定の検査が行われ、他のサブアッセンブリの場合、各製造ラインにおいてサブアッセンブリ検査工程p21が実施され、各サブアッセンブリについて所定の検査が行われる。
【0039】
そのために、バルブボディアッセンブリの製造ラインにテスタが配設され、バルブボディアッセンブリは検査パレットに載置された状態で前記製造ラインを搬送される間に、前記テスタによって検査が行われる。該検査には、ソレノイド12、13において供給される電流と出力される制御油圧との関係を表すI−P特性、各バルブのスプールに加えられるスプリング荷重、油圧サーボ15、16における係合圧、ピストンストローク等の各検査が含まれる。
【0040】
また、前記テスタは、検査結果に基づいて補正値を算出し、該補正値を前記検査パレットに配設された第1の記録装置、例えば、IDカードに記録する。本実施の形態においては、IDカードに補正値を記録するようにしているが、例えば、LANを使用し、前記補正値を各テスタによって読み込み、各テスタの記録部に記録することもできる。
【0041】
また、バルブボディアッセンブリ以外の各サブアッセンブリの製造ラインにも、同様にテスタが配設され、各サブアッセンブリは検査パレットに載置された状態で前記製造ラインを搬送される間に、前記テスタによって検査が行われる。また、前記各テスタは、検査結果に基づいて補正値を算出し、該補正値を前記検査パレットに配設された第1の記録装置、例えば、IDカードに記録する。
【0042】
このようにして検査が行われた制御装置11、バルブボディアッセンブリ及び各サブアッセンブリは、主製造ラインに送られ、自動変速機組立工程p31において、主製造ラインを第2の支持部材としての図示されない完検パレット上に載置された状態で搬送される前記変速機本体に組み付けられ、自動変速機10が形成される。
【0043】
これに伴って、シーケンサ等の図示されないデータ収集装置は、前記各IDカードに記録された各補正値を読み出し、完検パレットに配設された第2の記録装置、例えば、IDカードに記録する。
【0044】
続いて、前記自動変速機10は、自動変速機(A/T)調整・完検工程p32に送られ、該自動変速機調整・完検工程p32において、完検パレットに配設されたIDカードに記録された補正値に基づいて自動変速機10の調整が行われるとともに、前記完検ソフトに従って、自動変速機10について検査が行われる。なお、この場合、前記主製造ライン上において、変速機本体に制御装置11が取り付けられ、変速機本体と制御装置11とが所定の通信ケーブルによって接続された状態で、前記自動変速機10は被検体として搬送される。本実施の形態においては、前記主製造ライン上において、変速機本体に制御装置11が取り付けられた状態で、前記自動変速機10は被検体として搬送されるようになっているが、必ずしも、制御装置11を変速機本体に取り付けた状態で搬送する必要はなく、制御装置11と変速機本体とを単に前記通信ケーブルによって接続した状態で搬送することもできる。
【0045】
そのために、自動変速機10が検査用の治具、すなわち、検査用治具に載置され、該検査用治具上において自動変速機10の入力軸(自動変速機10を車両に搭載したときに、エンジンの出力軸と連結される軸)に検査用の駆動源としての図示されない電気モータが連結されるとともに、自動変速機10の駆動軸(ディファレンシャル装置の出力軸)と検査用出力軸とが連結される。また、前記自動変速機10に搭載された制御装置11と第2の検査装置としてのテスタ32との間が通信ケーブルで接続され、制御装置11とテスタ32との間でCAN通信が行われる。
【0046】
なお、前記通信ケーブルとして、ノイズを受けることがないように耐ノイズ線が使用される。また、制御装置11がノイズを受けることがないように制御装置11は耐ノイズキャップによって被われる。
【0047】
前記テスタ32は、コンピュータの機能を有する制御部としてのCPU51、データ等を記録する第1の記録部としてのRAM52、プログラム等を記録する第2の記録部としてのROM53等を備える。なお、前記CPU51に代えてMPU等を使用することもできる。
【0048】
そして、前記CPU51は、まず、完検パレットに配設されたIDカードから補正値を読み出し、RAM52に記録するとともに、制御装置11に送り、RAM22に記録する。また、前記CPU51の図示されない駆動源駆動処理手段は、駆動源駆動処理を行い、前記電気モータを駆動し、前記入力軸を所定の回転速度で回転させる。
【0049】
続いて、前記CPU51の図示されない初期化処理手段は、初期化処理を行い、制御装置11の電源をオンにするための指令となる動作モード要求を制御装置11に送る。制御装置11が前記動作モード要求を受けると、CPU21の図示されない検査開始条件確認処理手段は、検査開始条件確認処理を行い、検査を開始するための検査開始条件が成立しているかどうかを判断する。本実施の形態においては、前記駆動軸の回転速度、すなわち、駆動軸回転速度Noutが100〔rpm〕以下であること、制御装置11の電圧が9〔V〕であること、変速装置内の油の温度を検出するセンサ、すなわち、油温センサの出力が所定の範囲内に収まっていること等が検査開始条件とされる。そして、検査開始条件が成立している場合、CPU21の図示されない前提条件確認処理手段は、初期化終了通知をテスタ32に送る。
【0050】
次に、前記CPU51の図示されない油圧発生処理手段は、油圧発生処理を行い、マニュアルバルブの操作用の駆動源としてのモータを駆動し、マニュアルバルブのスプールを移動させ、ドライブレンジを設定する。それに伴って、マニュアルバルブによってDレンジ圧が発生させられる。
【0051】
続いて、テスタ32は、ソレノイド12、13の駆動に伴う変速が正常に行われるかどうかの動作確認を行う。そのために、前記CPU51の検査パターン送信処理手段91(図1)は、検査パターン送信処理を行い、自動変速機10を作動させるための検査パターンとしてのソレノイド12、13の駆動パターン、すなわち、ソレノイド駆動パターンを制御装置11に送信する。前記ソレノイド駆動パターンは、自動変速機10を作動させて所定の変速段を達成するために必要なソレノイドの挙動を表し、例えば、時間及びソレノイド駆動用の電流指令値の組合せから成る。前記CPU21の図示されないソレノイド駆動パターン記録処理手段は、ソレノイド駆動パターン記録処理を行い、テスタ32から送られたレノイド駆動パターンをRAM22に記録する。
【0052】
そして、前記検査パターン送信処理手段91は、ソレノイド駆動パターンの送信を終了すると、制御装置11に送信終了信号を送る。次に、前記CPU21の図示されない受信確認処理手段は、受信確認処理を行い、ソレノイド駆動パターンを受信したことを確認するための受信確認通知としての受信確認信号をテスタ32に送る。
【0053】
続いて、CPU51の被検体作動処理手段92としてのソレノイド駆動要求処理手段は、被検体作動処理としてのソレノイド駆動要求処理を行い、ソレノイド駆動実行要求を制御装置11に送り、ソレノイド駆動パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記ソレノイド駆動パターンに基づいて自動変速機10を作動させる。そのために、CPU21の図示されないソレノイド駆動処理手段は、ソレノイド駆動処理を行い、前記所定のタイミングで変速指令を発生させ、前記ソレノイド駆動パターンに従って、電流指令値をソレノイド12、13に送り、ソレノイド12、13を駆動する。なお、このとき、ソレノイド駆動処理手段は、前記RAM22から補正値を読み出し、前記ソレノイド駆動パターンを補正値に従って補正する。
【0054】
これに伴って、バルブボディアッセンブリ内の各種のバルブが切り換えられ、図6に示されるようなパターンで、油圧サーボ15、16に油圧が供給され、ブレーキ17が解放され、クラッチ18が係合させられ、摩擦係合要素のつかみ換えによる変速が行われる。その結果、所定の変速段が達成される。なお、図6において、SL1は油圧サーボ15に供給される油圧のパターンであり、SL2は油圧サーボ16に供給される油圧のパターンである。
【0055】
ところで、前記自動変速機10には、入力軸の回転速度、すなわち、入力回転速度Ninを検出するために、入力軸に臨ませて第1の回転速度検出部としての入力回転速度センサが配設される。また、前記検査用治具には、前記検査用出力軸に臨ませて、前記駆動軸回転速度Noutを検出するために第2の回転速度検出部としての出力回転速度センサが、ディファレンシャル装置から出力されるトルクToutを検出するためにトルク検出部としてのトルクセンサが配設される。
【0056】
さらに、油圧サーボ15内の油圧Pb、及び油圧サーボ16内の油圧Pcを検出するために、油圧サーボ15に油圧Pbを供給するための油路、及び油圧サーボ16に油圧Pcを供給するための油路の所定の箇所から、前記油圧Pb、Pcが取り出され、テスタ32に供給される。そして、該テスタ32に、前記油圧Pb、Pcを検出するために油圧検出部としての第1、第2の油圧センサが配設される。
【0057】
そして、図6に示される油圧のパターンに従って油圧サーボ15、16に油圧Pb、Pcが供給され、変速が行われている間、CPU51の検査変量取得処理手段93は、検査変量取得処理を行い、自動変速機10の作動に伴って発生する検査変量としての検査データを取得する。本実施の形態において、検査変量取得処理手段93は、前記入力回転速度Nin及び油圧Pb、Pc等の検査データを制御装置11を介して読み込み、前記駆動軸回転速度Nout等の検査データを直接読み込み、RAM52に記録する。
【0058】
このようにして前記変速段が達成されると、CPU51の図示されないソレノイド駆動終了処理手段は、ソレノイド駆動終了処理を行い、ソレノイド駆動終了要求を制御装置11に送る。
【0059】
続いて、前記CPU51の図示されない検査処理手段は、検査処理を行い、変速が正常に行われたかどうかを判断するために必要な検査項目について、前記検査データに基づいて評価指標値を算出し、該評価指標値を図示されない表示装置に表示する。本実施の形態においては、第1の評価指標値として、変速時のタイムラグτ1が算出される。該タイムラグτ1は、変速指令が出力されてから変速が開始され、ギヤ比γ
γ=Nin/Nout
が、所定の量だけ小さくなり、第1の閾(しきい)値γth1になるまでの時間である。前記タイムラグτ1が所定の範囲内に収まるかどうかによって、変速指令が出力された後、適正なタイミングで入力回転速度Niに変化が発生して変速が開始されるかどうかを判断することができる。
【0060】
また、第2の評価指標値として、変速時のシフトタイムτ2が算出される。該シフトタイムτ2は、変速が開始されてから、ギヤ比γが更に小さくなり、第2の閾値γth2になるまでの時間である。前記シフトタイムτ2が所定の範囲内に収まるかどうかによって、変速が開始された後、適正なタイミングで変速が終了するかどうかを判断することができる。
【0061】
さらに、第3の評価指標値として、ディファレンシャル装置から出力されるトルクToutの最大値、すなわち、ピークトルクTpkが算出される。該ピークトルクTpkが閾値Tpkthより小さいかどうかによって、変速に伴って発生するショックが適正かどうかを判断することができる。
【0062】
そして、第4の評価指標値として、前記入力回転速度Ninが算出(実際は検出されたままの値)される。該入力回転速度Ninが閾値Ninthより小さいかどうかによって、ブレーキ17とクラッチ18とのつかみ換えに伴って、入力軸に吹き上りが発生しないかどうかを判断することができる。
【0063】
また、第5の評価指標値として、油圧Pb、Pcにおける待機油圧が算出される。該待機油圧が所定の範囲内に収まるかどうかによって、適正なタイミングでブレーキ17が解放され、クラッチ18が係合されるかどうかを判断することができる。
【0064】
なお、検査処理手段は、評価指標値を算出するのに併せて、各補正値が規格によって設定された範囲内に収まるかどうかを判断する。本実施の形態においては、表示装置に表示された評価指標値に基づいて操作者が、変速が正常に行われたかどうかを判断するようになっているが、テスタ32において、各評価指標値に基づいて変速が正常に行われたかどうかを自動的に判断することもできる。その場合、CPU51の図示されない評価処理手段は、評価処理を行い、前記各評価指標値に基づいて変速が正常に行われたかどうかを判断する。
【0065】
このようにして、ソレノイド1213の駆動に伴う変速が正常に行われるかどうかの動作確認が行われると、他の駆動要素の駆動に伴う変速が正常に行われるかどうかの動作確認が行われる。
【0066】
そして、各動作確認が行われると、前記CPU51の図示されない完検終了要求処理手段は、完検終了要求処理を行い、完検を終了する旨を要求するための完検終了要求を制御装置11に送る。続いて、CPU21の図示されない完検終了確認処理手段は、完検終了確認処理を行い、完検を終了する旨を確認するための完検終了確認をテスタ32に送る。
【0067】
このようにして、自動変速機調整・完検工程p32における完検が終了すると、自動変速機10は、後組立工程p33に送られ、該後組立工程p33において、搬送用の外装部品が取り付けられ、続いて、洗浄工程p34に送られ、洗浄工程p34において洗浄される。そして、自動変速機10は、モータリング工程p35に送られ、該モータリング工程p35において、オイルレベルのチェックが行われる。なお、このとき、前記制御装置11とテスタ32との間が通信ケーブルで接続され、制御装置11とテスタ32との間でCAN通信が行われる。そして、前記CPU51の図示されないモータリング処理手段は、モータリング処理を行い、マニュアルバルブの操作用のモータを駆動し、マニュアルバルブのスプールを移動させ、パーキングレンジを設定するとともに、電気モータを駆動し、アイドリング回転速度で入力軸を回転させる。
【0068】
次に、自動変速機10は製品ソフト書込み工程p36に送られ、該製品ソフト書込み工程p36において、CPU51の図示されない製品ソフト記録処理手段は、製品ソフト記録処理を行い、フラッシュメモリ24に記録されている完検ソフトを消去し、自動変速機10を車両に搭載したときに自動変速機10を作動させるためのソフト、すなわち、製品ソフトをフラッシュメモリ24に書き込む。このとき、前記制御装置11とテスタ32との間が通信ケーブルで接続され、制御装置11とテスタ32との間でCAN通信が行われる。
【0069】
このようにして、製品ソフトの書込みが行われると、自動変速機10は出荷検査工程p37に送られ、該出荷検査工程p37において自動変速機10の出荷検査が行われ、出荷される。
【0070】
このように、本実施の形態においては、検査が行われた制御装置11、バルブボディアッセンブリ及び各サブアッセンブリが主製造ラインに送られ、自動変速機調整・完検工程p32において自動変速機10についての検査が行われるので、自動変速機10が検査用治具に搭載されてから検査が終了するまでの検査時間を短くすることができる。
【0071】
また、ソレノイド駆動パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記ソレノイド駆動パターンに基づいて自動変速機10が作動させられ、自動変速機10の作動に伴って発生する検査データが遅延することなく取得されるので、取得された検査データは、自動変速機10の作動を正確に反映したものになる。その結果、検査結果の精度を高くすることができる。
【0072】
そして、前記被検体作動処理手段92は、前記制御装置11からの受信確認通知を受けて自動変速機10を作動させるので、ソレノイド駆動パターンがすべて自動変速機10に送信される前に自動変速機10が作動を開始することがない。
【0073】
次に、前記構成の自動変速機10を車両に搭載した状態の車両制御系について説明する。
【0074】
図7は本発明の実施の形態における車両制御系を示すブロック図である。
【0075】
図において、11は制御装置、41は前記ソレノイド12(図2)、13等を備えた変速機本体であり、前記制御装置11と変速機本体41とは通信ケーブルから成る第1の接続線Cb1を介して接続される。
【0076】
また、車両に搭載された状態で、前記制御装置11と、前記変速機本体41以外の、車両の各種の機器の制御を行う外部装置とは、通信ケーブルから成る第2の接続線Cb2を介して接続される。なお、該第2の接続線Cb2は、パワートレイン系において通信を行うための高速CANバスBH、及びボディ系において通信を行うための低速CANバスBLを備え、CANから成るネットワークを構成する。
【0077】
前記外部装置は、例えば、アンチブレーキシステムの制御を行うABS制御装置33、エンジンの制御を行うエンジン制御装置34、ドアの制御を行うドア制御装置35等の機器制御装置から成り、制御装置11とABS制御装置33、エンジン制御装置34等が高速CANバスBHを介して、制御装置11とドア制御装置35等が低速CANバスBLを介して接続される。
【0078】
そして、前記リニア電流調整工程p3及び自動変速機完検ソフト書込み工程p5において、制御装置11とテスタ31とを接続する場合、並びに自動変速機調整・完検工程p32において、制御装置11とテスタ32とを接続する場合、前記第2の接続線Cb2が利用される。
【0079】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0080】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、パワートレインの検査システムにおいては、パワートレインの本体及びその制御装置から成る被検体と、該被検体を作動させるための検査パターンを前記制御装置に送信する検査パターン送信処理手段と、前記検査パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記検査パターンに基づいて被検体を作動させる被検体作動処理手段と、前記被検体の作動に伴って発生する検査変量を取得する検査変量取得処理手段とを有する。
【0081】
この場合、検査パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記検査パターンに基づいて被検体が作動させられ、被検体の作動に伴って発生する検査変量が取得されるので、取得された検査変量は、被検体の作動を正確に反映したものになる。その結果、検査結果の精度を高くすることができる。
【0082】
本発明の他のパワートレインの検査システムにおいては、さらに、前記被検体作動処理手段は、前記制御装置からの前記検査パターンを受信したことを確認するための受信確認通知を受けて被検体を作動させる。
【0083】
この場合、前記被検体作動処理手段は、受信確認通知を受けて被検体を作動させるので、検査パターンがすべて被検体に送信される前に被検体が作動を開始することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自動変速機の検査システムの機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における自動変速機の概念図である。
【図3】本発明の実施の形態における自動変速機の検査システムを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における制御ユニット検査工程を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における自動変速機の検査システムの動作を示すフロー図である。
【図6】本発明の実施の形態における油圧パターンの例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における車両制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 自動変速機
11 制御装置
12、13 ソレノイド
21 CPU
91 検査パターン送信処理手段
92 被検体作動処理手段
93 検査変量取得処理手段
Claims (9)
- パワートレインの本体及びその制御装置から成る被検体と、該被検体を作動させるための検査パターンを前記制御装置に送信する検査パターン送信処理手段と、前記検査パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記検査パターンに基づいて被検体を作動させる被検体作動処理手段と、前記被検体の作動に伴って発生する検査変量を取得する検査変量取得処理手段とを有することを特徴とするパワートレインの検査システム。
- 検査開始条件が成立しているかどうかを判断する検査開始条件成立判断処理手段を有するとともに、前記検査開始条件が成立しているときに、前記検査パターン送信処理手段は検査パターンを制御装置に送信する請求項1に記載のパワートレインの検査システム。
- 前記検査パターンは、油圧を発生させる油圧発生部を駆動するために形成される駆動パターンである請求項1に記載のパワートレインの検査システム。
- 前記被検体作動処理手段は、前記制御装置からの前記検査パターンを受信したことを確認するための受信確認通知を受けて被検体を作動させる請求項1に記載のパワートレインの検査システム。
- 前記制御装置とパワートレインの本体とを接続する第1の接続線、車両に搭載された状態において、前記制御装置とパワートレインの本体以外の外部装置とを接続する第2の接続線を備えるとともに、前記検査パターン送信処理手段は、第2の接続線を介して検査パターンを制御装置に送信する請求項1に記載のパワートレインの検査システム。
- 前記第1の接続線はシリアル通信線である請求項5に記載のパワートレインの検査システム。
- 前記外部装置は、車両に搭載された状態において車両内に配設された各機器の制御を行う複数の機器制御装置であり、前記制御装置と各機器制御装置とは、前記第2の接続線から成るネットワークを介して接続される請求項5に記載のパワートレインの検査システム。
- 前記ネットワークはCANである請求項7のパワートレインの検査システム。
- パワートレインの本体及びその制御装置から成る被検体を作動させるための検査パターンを前記制御装置に送信し、前記検査パターンの送信が終了した後の所定のタイミングで、前記検査パターンに基づいて被検体を作動させ、該被検体の作動に伴って発生する検査変量を取得することを特徴とするパワートレインの検査方法。
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