JP2004325162A - 位相計測装置及び宇宙太陽発電システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のマイクロ波ユニットを有するシステムに適用される位相計測装置において、主局である第1マイクロ波送電ユニット30−1は、原振31、位相比較器32、サーキュレータ33及び送受信アンテナ34を有し、従局である第2マイクロ波送電ユニット30−2は、送受信アンテナ35、サーキュレータ36、アンプ37及び位相変調器38を有し、主局である第1マイクロ波送電ユニット30−1から周波数f1のキャリア波を送信し、従局である第2マイクロ波送電ユニット30−2で位相変調して再送信し、主局である第1マイクロ波送電ユニット30−1で復調し送信信号と受信信号の位相比較を行うことにより、ユニット間の位相差を検出する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、位相計測装置及び該装置を用いる宇宙太陽発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
宇宙太陽発電システム(SSPS)は、宇宙空間に巨大な太陽電池パネルを広げ、発生した電力をマイクロ波やレーザで地上に送るシステムである。
【0003】
かかるマイクロ波方式の宇宙太陽発電システムでは、多数のマイクロ波送電ユニットが軌道上に展開され、各送電ユニットからのマイクロ波を合成して地上の受電器にマイクロ波ビームを送電する。この場合、合成ビームを所望の方向に向けるためには各ユニットで用いられるマイクロ波発生装置の原振の位相を揃えることが必要である。
【0004】
これらの送電ユニットは例えば数メートル以上の規模であり、大電力を送電するためには数十台以上で協調動作し合成ビームを所望の方向に向ける必要があるが、軌道上に展開するためケーブルで接続することは極めて困難であり、ユニット間の位相同期を無線で実施することが非常に有用である。
【0005】
上記説明と関連して、ホモダイン送受信回路が特許文献1に開示されている。この特許文献1では、信号発生手段は、周波数変調された連続的な高周波信号を発生する。送受信手段は、発生された高周波信号を対象物に向けて送信し、その対象物からの反射信号を受信する。第1の周波数混合手段は、高周波信号の一部を受け、それを局部発振信号として反射信号に混合することにより周波数変換を行う。第2の周波数混合手段は、第1の周波数混合手段と実質的に同一の構成を有し、反射信号を入力すること無く、高周波信号の一部を局部発振信号として入力する。減算手段は、第1の周波数混合手段の出力から第2の周波数混合手段の出力を減算する。こうして、FM変調された局部発振信号の変調成分とその高周波成分により周波数変換出力に発生する櫛歯状雑音の影響を除去している。
【0006】
また、電波測距方式が特許文献2に開示されている。この特許文献2では、周波数が時間的に変化するFM信号を送信アンテナから電波として対象物に向けて発射し、対象物で反射された電波を受信アンテナで受信して処理することにより対象物までの距離が検出される。詳細には、受信電波に基づく信号に送信側から発射するFM信号をかけ算し、更にこの結果得られる信号の低周波成分をフィルタで選択し、送信アンテナから対象物を経て受信アンテナに至る電波の伝搬距離に起因する遅延位相成分を含む信号を得る。この信号における遅延位相成分の変化量に基づき距離が検出される。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−118914号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2001−56371号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
宇宙太陽発電システムの実証試験では、図11のように多数のマイクロ波送電ユニット1−1,1−2〜1−nを軌道上で展開し、各ユニット1−1,1−2〜1−nからのマイクロ波を合成して、地上2の受電器(レクテナ)3にマイクロ波ビームを送電することを想定している。この場合、合成ビームを所望の方向に向けるためには、各ユニット1−1,1−2〜1−nで位相同期をとる必要がある。
【0010】
位相同期の方法としては、例えば図12に示す通り、主局である例えば第1マイクロ波送電ユニット1−1が原振4を保有し、従局である例えば第2マイクロ波送電ユニット1−2側に位相補正回路5を持ち、この位相補正回路5にてユニット間の位相補正を行うことが考えられる。
【0011】
かかるSSPS実証試験では、各マイクロ波の送電ユニットは自動展開されるため、ユニット間をマイクロ波ケーブルで接続することが困難なため、無線でユニット間の位相同期をとる技術が非常に有用である。
【0012】
しかし、各ユニット間の距離によって位相が変化するため、ユニット間の位相差を数度以内の高精度に計測することが不可欠である。
【0013】
本発明の目的は、ワイヤレスで送電ユニット間の位相差を検出する位相計測装置及び該装置を用いる宇宙太陽発電システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係る位相計測装置は、複数のマイクロ波ユニットを有するシステムに適用される位相計測装置において、
主局のマイクロ波送電ユニットでキャリア波を送信し、従局のマイクロ波送電ユニットで位相変調して再送信し、前記主局のマイクロ波送電ユニットで復調し送信信号と受信信号の位相比較を行うことにより、ユニット間の位相差を検出することを特徴とする。
【0015】
本発明の位相計測装置によれば、主局のマイクロ波ユニットは従局に到達しないマイクロ波の影響が抑制された状態で、位相比較を行うことによってユニット間の位相差を検出することが可能となる。
【0016】
上記目的を達成するために本発明に係る宇宙太陽発電システムは、複数のマイクロ波送電ユニットを軌道上で展開し、各ユニットからのマイクロ波を合成して地上側にマイクロ波ビームを送電する宇宙太陽発電システムにおいて、
主局のマイクロ波送電ユニットはキャリア波を送信する手段を有し、従局のマイクロ波送電ユニットは前記主局のマイクロ波送電ユニットからのキャリア波を受信し該受信信号を位相変調して前記主局のマイクロ波送電ユニットに再送信する手段を有し、前記主局のマイクロ波送電ユニットは前記従局のマイクロ波送電ユニットからの受信信号を復調し、前記従局のマイクロ波送電ユニットに対する送信信号と前記従局のマイクロ波送電ユニットからの受信信号との位相比較を行うことによりユニット間の位相差を検出する手段を有することを特徴とする。
【0017】
本発明の宇宙太陽発電システムによれば、主局のマイクロ波送電ユニットは従局に到達しないマイクロ波の影響が抑制された状態で、位相比較を行うことによってユニット間の位相差を検出することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本発明に係る位相計測装置の第1実施形態を説明する。
【0019】
本実施形態の位相計測装置は、複数のマイクロ波送電ユニットを軌道上で展開し、各ユニットからのマイクロ波を合成して地上側にマイクロ波ビームを送電する宇宙太陽発電システムに組み込まれて実現されている。
【0020】
図1に示すように、第1マイクロ波送電ユニット30−1を主局とし、第2マイクロ波送電ユニット30−2を従局とした場合、主局である第1マイクロ波送電ユニット30−1は、原振31、位相比較器32、サーキュレータ33及び送受信アンテナ34を有する。また従局である第2マイクロ波送電ユニット30−2は、送受信アンテナ35、サーキュレータ36、アンプ37及び位相変調器38を有し、主局である第1マイクロ波送電ユニット30−1から周波数f1のキャリア波を送信し、従局である第2マイクロ波送電ユニット30−2で位相変調して再送信し、主局である第1マイクロ波送電ユニット30−1で復調し送信信号と受信信号の位相比較を行うことにより、ユニット間の位相差を検出する。
【0021】
ここで、従局である第2マイクロ波送電ユニット30−2に備わる位相変調器38は、例えば、ライン切り替え型QPSK変調器を用いる。このライン切り替え型QPSK変調器は、例えば、図2に示すように構成される。すなわち、移相量が異なる複数の移相器38B,38C,38F,38Gを、多接点スイッチとしてSPDT(Single Pole Double Throw)スイッチ38A,38D,38E,38Hで切り替えることにより、図3に示すように、切り替えられた移相器38B,38C,38F,38Gで定まる移相量で、位相αがシフトされる。なお、図3の位相変化パターンとしては、図3(a)、または、図3(b)、または、図3(a)の移相量に一定値を加えたもの、または図3(b)の移相量に一定値を加えたもの、のいずれかが考えられる。
【0022】
また、主局である第1マイクロ波送電ユニット30−1に備わる位相比較器32は、例えば、図4に示すように、IQホモダインした信号をフィルタに通す構成のものであり、電力分配器32A、掛け算器32B、90°移相器32C、掛け算器32D、電力分配器32E、バンドバスフィルタ(BPF)32F、バンドパスフィルタ(BPF)32G、からなり、IQホモダインしたI信号及びQ信号を得、これらを夫々バンドパスフィルタ(BPF)32F、バンドパスフィルタフィルタ(BPF)32Gに通すものである。
【0023】
位相差検出の計算は以下のように行う。
【0024】
IQ信号をサンプリングし、
I≧0のときφ=tan‐1(Q/I)、
I<0かつQ≧0のときφ=tan‐1(Q/I)+180°、
I<0かつQ<0のとき、φ=tan‐1(Q/I)−180°
を計算する。
【0025】
2θ=φ−αとする。ここで、αは位相変調器によりシフトされた位相である。
【0026】
なお、θから2θを計算するには、少し離れた周波数f2で同様の測定を実施し、以下の処理により位相差θを計算する。
【0027】
θ(f1)=f1×(2θ(f1)−2θ(f2))/(2×(f1−f2))
以上のように本実施形態おいては、主局である第1マイクロ波送電ユニット30−1でキャリア波を送信し、従局である第2マイクロ波送電ユニット30−2のライン切り替え型QPSK変調器38で位相変調して再送信し、主局である第1マイクロ波送電ユニット30−1の位相比較器32で、送信信号と受信信号をIQホモダインしたI信号及びQ信号を得て、これらを夫々フィルタに通すことにより、ユニット間の位相差を検出するものであるため、従局に到達しないマイクロ波はホモダインにより直流成分となりバンドパスフィルタ(BPF)32F及びバンドパスフィルタ(BPF)32Gで遮断されるが、従局である第2マイクロ波送電ユニット30−2に到達した変調波は透過するため、従局に到達しないマイクロ波、すなわち、サーキュレータ33の漏れ電波39Aや送受信アンテナ34で反射した電波39Bや電波反射物39で反射した電波39C等の影響を抑制した位相計測が可能となる。
【0028】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る位相計測装置の第2実施形態を説明する。
【0029】
本実施形態は、第1実施形態のライン切り替え型QPSK変調器38に代えて、図5に示す位相変調器38′を用いたものであり、他の構成及び当該構成による作用は第1実施形態と同様である。
【0030】
本実施形態では、図5に示すように、移相量が異なる複数の移相器38J,38K,38L,38Mを、多接点スイッチとしてSP4T(Single Pole 4−Throw)スイッチで切り替える位相変調器38′を用いたことにより、第1実施形態の変調器38と同様に、切り替えられた移相器38J,38K,38L,38Mで定まる移相量で、位相α1をシフトすることができる。
【0031】
この場合、図2で示した多接点スイッチとしてのSPDTに比較して本実施形態の多接点スイッチであるSP4Tは、SPDTでは4ヶであったものを、図5のように、2ヶに低減できるので、制御が容易となり、かつ、マイクロ波が通過する部分が少なくすることが可能となり、もって変調器の低損失化が図られる。
【0032】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る位相計測装置の第3実施形態を説明する。
【0033】
本実施形態は、第1,2実施形態の変調器38,38′における移相量が固定であった移相器を、フェーズトリマ付き移相器に代えたものであり、他の構成及び当該構成による作用は第1,第2実施形態と同様である。
【0034】
本実施形態によれば、変調器において、設計から外れた移相量のずれが発生した場合でも、移相器のフェーズトリマで当該ずれの調整が可能となる。
【0035】
また、主局からのキャリア周波数を変化させた場合、移相量は変化するが、当該変化した移相量が移相器のフェーズトリマによる調整範囲であれば、キャリア周波数の変化に対応した調整が可能となる。
【0036】
(第4実施形態)
次に、本発明に係る位相計測装置の第4実施形態を説明する。
【0037】
本実施形態は、先の実施形態におけるQPSK変調器を、2以上の整数段の位相切り替えを行う変調器としてnPSK変調器(nは2以上の整数)に代えたものであり、他の構成及び当該構成による作用は先の実施形態と同様である。
【0038】
先の実施形態で、QPSK変調器の場合は切替位相90°に比例した位相差検出誤差が生じるが、本実施形態のnPSK変調器(nは2以上の整数)のように段数を増加させた変調器とすることにより、位相差検出誤差を減少させることができる。
【0039】
(第5実施形態)
次に、本発明に係る位相計測装置の第5実施形態を、図6を参照して説明する。
【0040】
図6に示すように、第1マイクロ波送電ユニット40−1を主局とし、第2マイクロ波送電ユニット40−2を従局とした場合、主局である第1マイクロ波送電ユニット40−1は、原振41、位相比較器42、サーキュレータ43及び送受信アンテナ45を有すると共にN倍逓倍器44を有する。また従局である第2マイクロ波送電ユニット40−2は、送受信アンテナ46、サーキュレータ47、及び位相変調器48を有すると共に位相補正器49及びN倍逓倍器50を有する。
【0041】
かかる構成により、主局である第1マイクロ波送電ユニット40−1から周波数f0のキャリア波を送信し、従局である第2マイクロ波送電ユニット40−2で位相変調して再送信し、主局である第1マイクロ波送電ユニット34−1で復調し送信信号と受信信号の位相比較を行うことにより、ユニット間の位相差を検出する。
【0042】
ここに、主局である第1マイクロ波送電ユニット40−1のN倍逓倍器44は、原振41の周波数foのキャリア波をN逓倍するものであり、このNfoを図示しないマイクロ波ビーム送電部に出力する。また、従局である第2マイクロ波送電ユニット40−2の位相補正器49及びN倍逓倍器50はサーキュレータ47から受け取った周波数f0のキャリア波をN逓倍するものであり、このNf0を図示しないマイクロ波ビーム送電部に出力する。
【0043】
このように本実施形態では、ユニット間の位相差を検出する他に、原振41の周波数を、送電するマイクロ波ビームの周波数のN分の1の周波数とし、ユニット出力までにN逓倍するようにしている。
【0044】
これにより、ユニット間位相差検出の周波数とマイクロ波ビーム送電の周波数が異なるため、これら相互の干渉を回避できる。また、N逓倍器は位相をN逓倍するため、特に、n=2の場合は、キャリア波の周波数1周波で求まるユニット間位相差2θ(fo)を、θ(2fo)として,従局である第2マイクロ波送電ユニット40−2の位相補正に用いることが可能となる。
【0045】
(第6実施形態)
次に、本発明に係る位相計測装置の第6実施形態を説明する。
【0046】
本実施形態は、従局の位相変調器を一定周期(図3の周期Tに相当)で繰り返し動作させた状態で、主局でTの整数倍の時間だけ位相比較器の出力をサンプリングし、平均値avg(φ)を計算し、
2θ=avg(φ)‐avg(α)
とするものであり、他の構成及び当該構成による作用は先の実施形態と同様である。ここで、例えば位相変調器の移相量が図3(a)または図3(b)の場合は、
avg(α)=180°
である。
【0047】
なお、相の切替時にφが不定となる場合は、φの変化が閾値以上であれば平均化から除去してもよい。
【0048】
本実施形態によれば、ユニット間の時刻同期が保てない場合にも、2θを算出でき、しかもφを平均化したavg(φ)を用いて2θの検出を行うようにしているので、ランダムノイズの影響を低減することができる。
【0049】
(第7実施形態)
次に、本発明に係る位相計測装置の第7実施形態を、図7を参照して説明する。
【0050】
本実施形態は、先の実施形態におけるサーキュレータを、図7に示す例えば3つのサーキュレータ要素53からなる基本型サーキュレータ51としたものであり、他の構成及び当該構成による作用は先の実施形態と同様である。
【0051】
本実施形態によれば、主局側のサーキュレータをデルタ型とすることで、位相差検出時にサーキュレータでの漏れを低減でき、位相差検出における誤差を低減できる。また、サーキュレータでの漏れを含む従局に到達しないマイクロ波が強いと、図4の掛け算器32Bおよび掛け算器34Bが飽和し、誤差要因となることがある。この場合、誤差低減効果がある。
【0052】
また、従局側に用いることで、再送信アンプは、波形ひずみ及び発振抑制のためサーキュレータのアイソレーション以上に増幅できないが、アイソレーションを増加させることにより、アンプのゲインを増加させることが可能となる。
【0053】
(第8実施形態)
次に、本発明に係る位相計測装置の第8実施形態を、図8を参照して説明する。
【0054】
本実施形態は、先の実施形態における主局側のサーキュレータを、図8に示す例えばサーキュレータ要素53及びアイソレータ要素54からなるデルタ型サーキュレータ52としたものであり、他の構成及び当該構成による作用は先の実施形態と同様である。
【0055】
なお、アイソレータ要素54の数は任意であるが、アイソレータ要素54の数が多いほどアイソレーションの強化が図られる。
【0056】
(第9実施形態)
次に、本発明に係る位相計測装置の第9実施形態を、図9を参照して説明する。
【0057】
本実施形態は、先の実施形態における主局側に、サーキュレータと並列に漏れキャンセル回路を付加してアイソレーションの強化及び従局に到達しないマイクロ波の低減を図ったものであり、他の構成及び当該構成による作用は先の実施形態と同様である。
【0058】
本実施形態の主局である第1マイクロ波送電ユニット60−1は、原振61、サーキュレータ64、位相比較器66及び送受信アンテナ67を有すると共に、分配器62、位相・振幅調整器63及び結合器65からなる漏れキャンセル回路を付加している。
【0059】
このような漏れキャンセル回路を付加した主局である第1マイクロ波送電ユニット60−1では、位相調整及び振幅調整を行うことで、従局に到達しないマイクロ波、すなわち、サーキュレータ64の漏れ電波60Aや送受信アンテナ67で反射した電波60Bや電波反射物60Cで反射した電波60D等をうち消すことが可能となる。
【0060】
(第10実施形態)
次に、本発明に係る位相計測装置の第10実施形態を、図10を参照して説明する。
【0061】
本実施形態は、先の実施形態における従局側に、サーキュレータと並列に漏れキャンセル回路を付加してアイソレーションの強化を図ったものであり、他の構成及び当該構成による作用は先の実施形態と同様である。
【0062】
本実施形態の従局である第2マイクロ波送電ユニット60−2は、図示しない送受信アンテナ、サーキュレータ68、アンプ70、位相変調器73を有すると共に、分配器72,位相・振幅調整器71及び結合器69からなる漏れキャンセル回路を付加している。
【0063】
このような漏れキャンセル回路を付加した従局である第2マイクロ波送電ユニット60−2では、サーキュレータ68の漏れ60Bと逆相となるように位相調整及び振幅調整を行うことで、サーキュレータ68の漏れ60Bをうち消すことが可能となる。
【0064】
上述した各実施形態の位相計測装置は、宇宙太陽発電システムに適用できる他、複数のマイクロ波ユニットを有する各種システムに適用することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、主局でキャリア波を送信し、従局で位相変調して再送信し、前記主局で復調し送信信号と受信信号の位相比較を行うことにより、従局に到達しないマイクロ波の影響が抑制された状態で、ユニット間の位相差を検出することにより、ワイヤレスで送電ユニット間の位相差を検出する位相計測装置及び該装置を用いる宇宙太陽発電システムを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による宇宙太陽発電システムに適用され得る位相計測装置の第1実施形態の構成を示す図。
【図2】同実施形態における従局に設けられる位相変調器の一構成例を示す図。
【図3】同実施形態における位相変調器の移相量と周期Tとの関係を示す図。
【図4】同実施形態における主局に設けられる位相比較器の構成を示す図。
【図5】本発明による宇宙太陽発電システムに適用され得る位相計測装置の第2実施形態における従局に設けられる位相変調器の構成例を示す図。
【図6】本発明による宇宙太陽発電システムに適用され得る位相計測装置の第5実施形態の構成を示す図。
【図7】本発明による宇宙太陽発電システムに適用され得る位相計測装置の第7実施形態におけるサーキュレータの構成を示す図。
【図8】本発明による宇宙太陽発電システムに適用され得る位相計測装置の第8実施形態におけるサーキュレータの構成を示す図。
【図9】本発明による宇宙太陽発電システムに適用され得る位相計測装置の第9実施形態における主局の構成を示す図。
【図10】本発明による宇宙太陽発電システムに適用され得る位相計測装置の第10実施形態における従局の構成を示す図。
【図11】宇宙太陽発電システムを示す図。
【図12】宇宙太陽発電システムにおける位相計測を説明する図。
【符号の説明】
30−1,40−1,60−1…第1マイクロ波送電ユニット(主局)、30−2,40−2,60−2…第2マイクロ波送電ユニット(従局)、31,41…原振、32,42…位相比較器、33,43…サーキュレータ、34,45…送受信アンテナ、44…N倍逓倍器、35,46…送受信アンテナ、36,47…サーキュレータ、37…アンプ、38,38′,48…位相変調器、49…位相補正器、50…N倍逓倍器。
Claims (10)
- 複数のマイクロ波ユニットを有するシステムに適用される位相計測装置において、
主局のマイクロ波ユニットでキャリア波を送信し、従局のマイクロ波ユニットで位相変調して再送信し、前記主局のマイクロ波ユニットで復調し送信信号と受信信号の位相比較を行うことにより、ユニット間の位相差を検出することを特徴とする位相計測装置。 - 請求項1における従局のマイクロ波ユニットが、2以上の整数段の位相切り替えを行う位相変調器を具備することを特徴とする位相計測装置。
- 請求項1若しくは2における従局のマイクロ波ユニットが、複数の移相器を多接点スイッチで切り替える位相変調器を具備することを特徴とする位相計測装置。
- 請求項3における移相器のうち、少なくとも一つがフェーズトリマ付き移相器であることを特徴とする位相計測装置。
- 請求項1乃至4における主局のマイクロ波ユニットが、受信信号からホモダイン処理しIQ信号を得る位相比較器を有し、IQ信号をサンプリングして求まる位相φから、変調器の移相量αを減じて,ユニット間の位相差を得ることを特徴とする位相計測装置。
- 請求項5におけるφに代えて、IQ信号をサンプリングして求まる位相φの位相シフト周期の整数倍の時間の平均値から、変調器の移相量αの位相シフト周期の整数倍の時間の平均値を減じて,ユニット間の位相差を得ることを特徴とする位相計測装置。
- 請求項1乃至6におけるマイクロ波ユニットが、デルタ型サーキュレータを具備することを特徴とする位相計測装置。
- 請求項1乃至7におけるマイクロ波ユニットが、サーキュレータと当該サーキュレータと並列に漏れキャンセル回路とを具備することを特徴とする位相計測装置。
- 複数のマイクロ波送電ユニットを軌道上で展開し、各ユニットからのマイクロ波を合成して地上側にマイクロ波ビームを送電する宇宙太陽発電システムにおいて、
主局のマイクロ波送電ユニットはキャリア波を送信する手段を有し、従局のマイクロ波送電ユニットは前記主局のマイクロ波送電ユニットからのキャリア波を受信し該受信信号を位相変調して前記主局のマイクロ波送電ユニットに再送信する手段を有し、前記主局のマイクロ波送電ユニットは前記従局のマイクロ波送電ユニットからの受信信号を復調し、前記従局のマイクロ波送電ユニットに対する送信信号と前記従局のマイクロ波送電ユニットからの受信信号との位相比較を行うことによりユニット間の位相差を検出する手段を有することを特徴とする宇宙太陽発電システム。 - 請求項9における主局のマイクロ波送電ユニットの原振周波数が、前記マイクロ波送電ユニットから送電されるマイクロ波の周波数のN分の1の周波数であることを特徴とする宇宙太陽発電システム。
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