JP2004323521A - 着色剤前駆組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 改良された反応性ホルミルアニリン化合物を提供する。
【解決手段】 次の一般式:
【化1】
Figure 2004323521

(式中、Rはアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、又はアルキルアリール基であり、Rはフェニル部分に結合されて環を形成することができ、R’の各々は、互いに独立に、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトリル基、ニトロ基、アミド基、又はスルホンアミド基であり、zは0、1、2、3、又は4の整数であり、nは各アルキレンオキシド繰返し単位における炭素原子の数を表わす整数であり、xはアルキレンオキシド繰返し単位の数を表わす整数である。)
で表され、1分子当り1つより多くない−OH基、−SH基、もしくは第1級又は第2級アミノ基を有する着色剤前駆化合物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、特定着色剤前駆化合物に関する。より具体的には、本発明は、特定反応性ホルミルアニリン着色剤前駆化合物に関する。
公知の組成物は、それらの意図されている目的に適したものであるが、以下のような改良された反応性ホルミルアニリン化合物についての必要性が残っている。すなわち、容易に精製される反応性ホルミルアニリン化合物、毒性の減少を呈する反応性ホルミルアニリン化合物、室温では液体である反応性ホルミルアニリン化合物、種々の疎水性又は親水性用途との適合性をもつように調整することができる反応性ホルミルアニリン化合物、反応したときに、すなわち反応してポリウレタン、ポリ無水物等といったオリゴマー又はポリマーを生成したときに、移動及び/又は沈降に対して抵抗する反応性ホルミルアニリン化合物、他の物質と反応したときに、望ましくない高分子量の生成物を生成しない反応性ホルミルアニリン化合物、他の物質と反応したときに、望ましくない架橋をもつ生成物を生成しない反応性ホルミルアニリン化合物、他の物質と反応したときに、相変化インク組成物に用いるのに適した生成物を生成する反応性ホルミルアニリン化合物、他の物質と反応したときに、相変化インク組成物に組み入れられたときの、インクからの着色剤の沈殿の減少を呈する生成物を生成する反応性ホルミルアニリン化合物、他の物質と反応したときに、相変化インク組成物に組み入れられたときのプリンタヘッドが詰まることと、その結果としてプリンタが故障することの減少を呈する生成物を生成する反応性ホルミルアニリン化合物、反応性メチン着色剤を生成するために用いることができる反応性ホルミルアニリン化合物、反応性トリアリールメタン着色剤を生成するために用いることができる反応性ホルミルアニリン化合物である。
本発明は、次の一般式で表される着色剤前駆物質に関するものであり、
Figure 2004323521
式中Rは、種々の実施形態においては少なくとも1、2、又は50個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるアルキル基(線状、分岐、飽和、不飽和、環式及び非置換アルキル基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアルキル基中に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも5又は6の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるアリール基(非置換及び置換アリール基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアリール基中に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも6又は7個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるアリールアルキル基(非置換及び置換アリールアルキル基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアリールアルキル基のアルキル部分及びアリール部分のいずれか又は両方に存在しても存在しなくてもよい)、又は種々の実施形態においては少なくとも6又は7個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるアルキルアリール基(非置換及び置換アルキルアリール基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアルキルアリール基のアルキル部分及びアリール部分のいずれか又は両方に存在しても存在しなくてもよい)であり、置換アルキル、アリール、アリールアルキル、及びアルキルアリール基の置換基は(この限りではないが)、ハロゲン原子、第3級アミノ基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、エステル基、アミド基、硫酸基、スルホネート基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、スルホン基、アシル基、アゾ基、シアネート基等、並びにこれらの混合物とすることができ、2つ又はそれ以上の置換基は、互いに結合されて環を形成することができ、R’の各々は、互いに独立に、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトリル基、ニトロ基、アミド基、又はスルホンアミド基であり、zは0、1、2、3、又は4の整数であり、nは各アルキレンオキシド繰返し単位における炭素原子の数を表わす整数であり(アルキレンオキシド単位の各々は、異なる数の炭素原子を有することができ、例えば、ポリアルキレンオキシド鎖は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、及び/又はブチレンオキシド繰返し単位の混合物から構成することができ、典型的には2から18まで、好ましくは2から4までであるが、nの値はこれらの範囲外とすることもでき、xはアルキレンオキシド繰返し単位の数を表わす整数であり、典型的には2から100まで、好ましくは5から20までであるが、xの値はこれらの範囲外とすることもでき、着色剤は、1分子当り1つより多くない−OH、−SH、又は−NHR’’基(すなわち第1級又は第2級アミノ基)を有し、R’’は、水素原子、種々の実施形態においては少なくとも1又は2の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるアルキル基(線状、分岐、飽和、不飽和、環式及び非置換アルキル基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアルキル基中に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも5又は6個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるアリール基(非置換及び置換アリール基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアリール基中に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも6又は7個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるベンジル等のようなアリールアルキル基(非置換及び置換アリールアルキル基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアリールアルキル基のアルキル部分及びアリール部分のいずれか又は両方に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも6又は7個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるトリル等のようなアルキルアリール基(非置換及び置換アルキルアリール基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアルキルアリール基のアルキル部分及びアリール部分のいずれか又は両方に存在しても存在しなくてもよい)であり、置換アルキル、アリール、アリールアルキル、及びアルキルアリール基の置換基は(この限りではないが)、上記でR基について指定されたものとすることができる。
必要であれば、種々の置換基(構造体のR’基として示される)は、前駆分子から調製されるメチン着色剤又はトリアリールメタン着色剤といった着色剤の色に影響を与えさせるために、構造体の中心フェニル部分上に存在させることができる。互いに同じもの又は互いに異なるものとされ得る1から4個までのこうした置換基を存在させることができる。こうした置換基の例には(この限りではないが)、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素といったハロゲン原子、典型的には1から25個までの炭素原子を有するメチル基、エチル基等といったアルキル基、典型的には1から25個までの炭素原子を有するメトキシ基、エトキシ等といったアルコキシ基、ニトリル基、ニトロ基、アセトアミド基等のようなアミド基を含み、アミド基は(この限りではないが)、次の一般式、すなわち、
Figure 2004323521
で表され、式中Rmは水素原子、種々の実施形態においては少なくとも1又は2個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるアルキル基(線状、分岐、飽和、不飽和、環式及び非置換アルキル基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアルキル基中に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも5又は6個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるアリール基(非置換及び置換アリール基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアリール基中に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも6又は7個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるベンジル等のようなアリールアルキル基(非置換及び置換アリールアルキル基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアリールアルキル基のアルキル部分及びアリール部分のいずれか又は両方に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも6又は7個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるトリル等のようなアルキルアリール基(非置換及び置換アルキルアリール基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアルキルアリール基のアルキル部分及びアリール部分のいずれか又は両方に存在しても存在しなくてもよい)であり、置換アルキル、アリール、アリールアルキル、及びアルキルアリール基の置換基は(この限りではないが)、アセトアミド基等のようなR基について上記で特定されたものとすることができ、置換基の例はまた、(この限りではないが)次の一般式で表されるスルホンアミド基も含み、
Figure 2004323521
式中Rpは、水素原子、種々の実施形態においては少なくとも1又は2個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるアルキル基(線状、分岐、飽和、不飽和、環式及び非置換アルキル基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアルキル基中に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも5又は6個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるアリール基(非置換及び置換アリール基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアリール基中に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも6又は7個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるベンジル等のようなアリールアルキル基(非置換及び置換アリールアルキル基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアリールアルキル基のアルキル部分及びアリール部分のいずれか又は両方に存在しても存在しなくてもよい)、種々の実施形態においては少なくとも6又は7個の炭素原子を有し、種々の実施形態においては50又は48個より多くない炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることもできるトリル等のようなアルキルアリール基(非置換及び置換アルキルアリール基を含み、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン等といったヘテロ原子はアルキルアリール基のアルキル部分及びアリール部分のいずれか又は両方に存在しても存在しなくてもよい)であり、置換アルキル、アリール、アリールアルキル、及びアルキルアリール基の置換基は(この限りではないが)、R基等について上記で特定されたものとすることができる。
R基はまた、中心フェニル部分に結合されて環を形成することができ、例えば次の一般式、すなわち、
Figure 2004323521
で表される化合物は、前述の一般式の範囲内に含まれることに注目されたい。
この化学式で表される物質は、次の反応式に従って調製することができる(該反応式においては、簡単にするためにR’基は示されていない)。


Figure 2004323521
より詳細には、ポリアルコキシアニリンにおける末端ヒドロキシ基は、次の反応段階におけるこの官能性を保護するために、最初にアセテート基に変換される。この変換は、アセチル化反応によって行うことができ、ポリアルコキシアニリンは、最初に、典型的には90から150℃の温度まで加熱されるが、温度はこの範囲外とすることもでき、次いで水を除去するために真空にされ、その後に、必要であれば、ジブチルスズラウレート、パラ−トルエンスルホン酸、1−メチルイミダゾール等、並びにこれらの混合物のような随意的なエステル化触媒の存在下、還流条件、温度はこの範囲外とすることもできるが典型的には90から150℃の温度、不活性雰囲気において、無水酢酸と反応させる。無水酢酸は、典型的には、必ずしもそうである必要はないが、ポリアルコキシアニリンに対して僅かに過剰なモル数で存在する。その後に、過剰な酢酸(副反応生成物として生じた)と無水酢酸を真空蒸留により除去して、アセチル化生成物を得ることができる。
アセチル化生成物は、ジメチルホルムアミド、N−メチルホルムアミド(例えばJohn Wiley and Sons著、「Organic Synthesis Collective Volume 3」、ISBM 0 471 40953 7、1955年、p98に記載されるようにして調製することができる)等といったホルミル化剤と混合され、ホルミル化剤は、典型的には、必ずしもそうである必要はないが、約5から約20パーセント過剰なモル数で存在し、0℃まで冷却され、その後に5℃より高くない温度で過剰モル数のPOCl3を滴状に添加し、次いで室温まであたためる。その後、反応混合物を、温度はこの範囲外とすることもできるが典型的には50から100℃の温度まで加熱し、次いで、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、これらの混合物等といった塩基をゆっくりと加え、塩基は、典型的にはアセチル化生成物1分子当り塩基1.1モルからアセチル化生成物1分子当り塩基10モルまでの過剰モル数で存在するが、その量はこうした範囲外とすることもでき、次いで分液漏斗によりアセチル化生成物とホルミル化生成物とを分離する。
アセチル化生成物とホルミル化生成物を脱保護し、アセテート末端基を変換してヒドロキシ基に戻す。アセチル化生成物とホルミル化生成物を、水酸化ナトリウムと水酸化カリウムとの混合物と混合し、水酸化ナトリウム/水酸化カリウムの混合物は、典型的にはアセチル化及びホルミル化生成物1モル当り塩基1.1モルからアセチル化及びホルミル化生成物1モル当り塩基10モルまでの過剰モル数で存在するが、量はこうした範囲外とすることもでき、次いで、温度はこうした範囲外とすることもできるが典型的には60から120℃の温度まで、時間はこれより多くすることも少なくすることもできるが典型的には3時間かけて加熱し、次いで、曇り点に達するまで、すなわちアセチル化及びホルミル化生成物が水から分離されるときまで水を添加し(典型的には、アセチル化及びホルミル化生成物より水が0.75から3倍多いモル基準の水の量)、温度はこの範囲外とすることもできるが典型的には60から100℃までの温度で加熱を続ける。次いで、生成物の混合物を相分離させ、脱保護されたホルミル化生成物を分離漏斗により回収することができる。
必要であれば、生成物より0.75から3倍多い水と混合し、加熱し、分離するサイクルは、塩が所望のレベルに除去されるまで繰り返すことができる。必要であれば、生成物から水をさらに除去するために真空を用いることができる。
次の一般式、すなわち、
Figure 2004323521
で表される出発物質は、例えば、サウスカロライナ州モールディン所在のヘンケル社から市販されている。例えば、nが2、xが10である化学式をもつ物質が入手可能である。ポリアルキレンオキシド鎖においてエチレンオキシド基とプロピレンオキシド基との両方がランダムに分布し、エチレンオキシド基3.5モル対プロピレンオキシド基6.5モルの平均モル比である類似物質のSO−7864も、同社から入手可能である。この化学式をもつ物質はまた、例えば、次の一般式、すなわち、












Figure 2004323521
で表される市販のアニリンを入手し、これをルイス酸又は塩基の存在下で所望の数の炭素原子を有するエポキシド化合物と反応させることにより調製することもできる。より具体的には、例えば、nが3(すなわち、ポリプロピレンオキシド置換化合物)である化合物を望む場合には、アニリンを次の一般式、すなわち、
Figure 2004323521
で表されるエポキシド化合物と反応させることができ、nが2(すなわち、ポリエチレンオキシド置換化合物)である化合物を望む場合には、アニリンを次の一般式、すなわち、
Figure 2004323521
で表されるエポキシド化合物と反応させることができる。
エポキシド化合物に対するN−アルキルアニリンのモル比は、N−アルキルアニリン1分子当りの所望の数のアルキレンオキシド繰返し単位が得られるようにされ、例えば、アルキレンオキシド平均繰返し単位10(すなわちx=10)をもつ分子を有することが望まれる場合には、エポキシド化合物に対するN−アルキルアニリンのモル比は10:1である。
反応は、水酸化カリウム等のような塩基か又はBF3エーテル化合物等のようなルイス酸である触媒の存在下で行うことができる。触媒は、どんな所望の量又は有効量でも存在し、種々の実施形態においては、アニリン1モル当り触媒が少なくとも0.01、0.05、又は0.1モルであり、種々の実施形態においては、アニリン1モル当り触媒が約0.3、0.2、又は0.1モルより多くないが、相対的な量はこうした範囲外とすることもできる。
こうした類の反応に関連するさらなる情報は、例えば、米国特許第4,091,034号の調製1、米国特許第4,167,510号の実施例1、米国特許第4,400,320号の実施例1、及び米国特許第5,290,921号の実施例1Aに開示されている。
本発明の着色剤前駆物質は、種々の原子、原子群、モノマー、オリゴマー、又はポリマーと反応させて、本発明に係る着色剤前駆物質と共有結合された種々のモノマー、オリゴマー、又はポリマーを生成することができる。例えば、次の一般式、すなわち、
Figure 2004323521
をもつ2つ又はそれ以上の部分を有する化合物を生成することができる。
本発明の前駆物質により調製可能な原子、モノマー、オリゴマー、又はポリマーの群の例は、ウレタンイソシアネート誘導モノマー、オリゴマー、又はポリマー、尿素イソシアネート誘導モノマー、オリゴマー、又はポリマー、ウレタン/尿素イソシアネート誘導モノマー、オリゴマー、又はポリマー、スチレン−無水マレイン酸モノマー、オリゴマー、又はポリマーといった無水モノマー、オリゴマー、又はポリマー、エステル/ポリエステルモノマー、オリゴマー、又はポリマー、カーボネート/ポリカーボネートモノマー、オリゴマー、又はポリマー等を含む。本発明に係る着色剤前駆物質が共有結合されたウレタンイソシアネート誘導モノマー、オリゴマー、又はポリマー、尿素イソシアネート誘導モノマー、オリゴマー、又はポリマー、及びウレタン/尿素イソシアネート誘導モノマー、オリゴマー、又はポリマーは、通常は、本発明に係る着色剤前駆体とイソシアネートとの反応生成物である。本発明に係る前駆物質から調製された着色剤前駆物質が共有結合されたウレタンイソシアネート誘導モノマー、オリゴマー、又はポリマー、尿素イソシアネート誘導モノマー、オリゴマー、又はポリマー、及びウレタン/尿素イソシアネート誘導モノマー、オリゴマー、又はポリマーは、例えば、米国特許第5,919,839号、第3,994,835号、第4,132,840号、第4,751,254号、第5,290,921号、第5,270,363号、第4,912,203号、第4,846,846号、第4,507,407号、第4,284,729号、及び5,864,002号、PCT特許出願第WO97/13816号、J.H.Saunders及びK.C.Frisch著、「Polyurethanes PartI、Chemistry」、Interscience of New York刊、ニューヨーク、1962年、及びOlin ChemicalsのLuxate(登録商標)IMイソフォロンジイソシアネート製品技術情報シートに開示された方法によって調製することができる。イソシアネート誘導樹脂に関するさらなる情報は、例えば、米国特許第5,782,966号、第5,750,604号、第5,827,918号、第5,830,942号、第5,994,453号、第6,180,692号、第6,018,005号、第6,028,138号、第6,048,925号、第6,057,399号、及び第5,783,658号に開示されている。
例えば、モノイソシアネートは、次のようにアルコールと反応してウレタンを生成する。
Figure 2004323521
ジイソシアネートも、同様に反応し、例えば、イソフォロンジイソシアネートは、次のように2モルのアルコール分子と反応してジウレタンを生成する。
Figure 2004323521
HO−Rbが本発明に係る着色剤前駆物質であるときには、モノマー、オリゴマー、及びポリマー物質を調製することができる。
適切なイソシアネートの例には、モノイソシアネート、ジイソシアネート、トリイソシアネート、ジイソシアネートのコポリマー、トリイソシアネートのコポリマー、ポリイソシアネート(3つより多いイソシアネート官能基を有する)等、並びにこれらの混合物を含む。モノイソシアネートの例は、オクタデシルイソシアネート、ヘキサデシルイソシアネート、オクチルイソシアネート、ブチル及びt−ブチルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート、アダマンチルイソシアネート、エチルイソシアネートアセテート、エトキシカルボニルイソシアネート、フェニルイソシアネート、アルファメチルベンジルイソシアネート、2−フェニルシクロプロピルイソシアネート、ベンジルイソシアネート、2−エチルフェニルイソシアネート、ベンゾイルイソシアネート、メタ及びパラ−トリイソシアネート、2−、3−、又は4−ニトロフェニルイソシアネート、2−エトキシフェニルイソシアネート、3−メトキシフェニルイソシアネート、4−メトキシフェニルイソシアネート、エチル4−イソシアネートベンゾエート、2,6−ジメチルフェニルイソシアネート、1−ナフチルイソシアネート、(ナフチル)エチルイソシアネート等、並びにこれらの混合物を含む。ジイソシアネートの例は、イソフォロンジイソシアネート(IPDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)、水素化ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(H12MDI)、テトラ−メチルキシレンジイソシアネート(TMXDI)、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート(HDI)、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニルジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビメチル−4,4’−ビフェニルジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニルジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレンキシレンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(2,6−ジエチルフェニルイソシアネート)、1,12−ジイソシアネートドデカン、1,5−ジイソシアネート−2−メチルペンタン、1,4−ジイソシアネートブタン、ダイマージイソシアネートと、シクロヘキキレンジイソシアネートとその異性体、HDIのウレチジオンダイマー等、並びにこれらの混合物を含む。トリイソシアネート又はそれらの均等物の例は、TDI等のトリメチロールプロパン三量体、TDI、HDI、IPDI等のイソシアヌレート三量体、及びTDI、HDI、IPDI等のビウレット三量体、並びにこれらの混合物を含む。より高次のイソシアネート官能基の例は、TDI/HDI等のコポリマー、MDIオリゴマー、並びにこれらの混合物を含む。
アルコールをイソシアネートと共に濃縮することによりウレタン化合物を生成させて、本発明に係る着色剤前駆物質が付着されたポリマー物質を調製するために、どんな適切な反応条件をも用いることができる。典型的には(必ずしもそうである必要はないが)、反応は、高温(例えば60から160℃)で、ジブチルスズジラウレート、ビスマストリス−ネオデカノエート、コバルトベンゾエート、リチウムアセテート、第一スズオクトエート、トリエチルアミン等といった随意的なウレタン反応触媒の存在下で行われる。特定の実施形態においては、反応条件は、反応生成物の酸化又は黄変を防止し、望ましくない副反応を防止するために、アルゴン又は窒素ガス若しくは他の適切なガスといった不活性雰囲気で行われる。反応には、トルエン等のような不活性溶媒を用いるか、又はニートで(すなわち溶媒なしで)行うことができる。反応物のモル比は、イソシアネート官能基が反応において完全に消費され、典型的には僅かに過剰なモル数のアルコール置換又はアミン置換抗酸化剤が残るように調整される。反応物は、物理的混合物としてどんなオーダーで互いに加え、及び/又は反応に加えることもできる。例えば、この化学機構のさらなる説明を与えるJ.H.Saunders及びK.C.Frisch著、「Polyurethanes PartI、Chemistry」、N.Y.のInterscience of New York刊、1962年、及びOlin ChemicalsのLuxate(登録商標)IMイソフォロンジイソシアネート製品技術情報シートを参照されたい。
本発明に係る化合物が共有結合された無水物樹脂は、通常は、本発明に係るモノマー化合物と無水物との反応生成物である。本発明に係る化合物が共有結合された無水物樹脂は、例えば、米国特許第6,110,264号及び米国特許第6,322,624号に開示されたように調製することができる。適切な無水物の例は、アルキル無水コハク酸、アルケニル無水コハク酸等、並びにこれらの混合物といった環状無水物を含む。特定の例は(この限りではないが)、無水マレイン酸、2,3−ジフェニル無水マレイン酸、無水トリメリット酸、2−フェニル無水グルタル酸、無水ホモフタル酸、無水イサトイン酸、n−メチル無水イサトイン酸、5−クロロ無水イサトイン酸、無水フタル酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、4−メチル無水フタル酸、4,4’−(ヘキサフルオロイソプロピリジン)−無水ジフタル酸、3,6−ジフルオロ無水フタル酸、3,6−ジクロロ無水フタル酸、4,5−ジクロロ無水フタル酸、テトラフルオロ無水フタル酸、テトラクロロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸、3−ヒドロキシ無水フタル酸、1,2,4−ベンゼン無水トリカルボン酸、3−ニトロ無水フタル酸、4−ニトロ無水フタル酸、1,2,4,5−ベンゼン無水テトラカルボン酸、無水ジフェン酸、1,8−無水ナフタル酸、4−クロロ−1,8−無水ナフタル酸、4−ブロモ−1,8−無水ナフタル酸、4−アミノ−1,8−無水ナフタル酸、3−ニトロ−1,8−無水ナフタル酸、4−ニトロ−1,8−無水ナフタル酸、4−アミノ−3,6−ジスルホ−1,6−ジスルホ−1,8−無水ナフタル酸ジカリウム塩、1,4,5,8−ナフタレン無水テトラカルボン酸、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、シス−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸、シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−無水ジカルボン酸、エンド−ビシクロ[2,2,2]オクト−5−エン−2,3−無水ジカルボン酸カンタリジン、メチル−5−ノルボルネン−2,3−無水ジカルボン酸、エキソ−3,6−エポキシ−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸、s−アセチルメルカプト無水コハク酸、ジアセチル無水酒石酸、ビシクロ[2,2,2]オクト−7−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、無水シトラコン酸、2,3−ジメチル無水マレイン酸、1−シクロペンテン−1,2−無水ジカルボン酸、3,4,5,6−テトラヒドロ無水フタル酸、無水ブロモマレイン酸、無水ジクロロマレイン酸、1,4,6,7,7−ヘキサクロロ−5−ノルボルネン−2,3−無水ジカルボン酸、シス−無水アコニット酸、無水グルタル酸、3−メチル無水グルタル酸、2,2−ジメチル無水グルタル酸、3,3−ジメチル無水グルタル酸、3−エチル−3−メチル無水グルタル酸、3,3−テトラメチレン無水グルタル酸、ヘキサフルオロ無水グルタル酸、3,5−ジアセチルテトラヒドロピラン−2,4,6−トリオン、エチレンジアミン四酢酸二無水物、ジエチレントリアミンペンタ酢酸二無水物、無水ジグリコール酸、無水コハク酸、メチル無水コハク酸、2,2−ジメチル無水コハク酸、イソbuteneyl無水コハク酸、2−オクテン−1−yl無水コハク酸、オクタデカニル無水コハク酸、3−オキサビシクロ[3,1,0]ヘキサン−2,4−ジオン、シス−1,2−シクロヘキサン無水ジカルボン酸、トランス−1,2−シクロヘキサン無水ジカルボン酸、ヘキサヒドロ−4−メチル無水フタル酸、無水イタコン酸、2−ドデセン−1−yl無水コハク酸等、並びにこれらの混合物を含む。例えば、本発明に係る化合物が共有結合された着色スチレン−無水マレイン酸樹脂は、通常は、本発明に係るモノマー化合物とスチレン−無水マレイン酸との反応生成物である。無水物と、スチレン、ブタジエン、メトキシビニルエーテル、エチレン、アルファオレフィン、これらの混合物等とのコポリマーは、全て、本発明のモノマー化合物と反応してポリマー物質を生成することができるポリマー物質の適切な例である。適切なコポリマーの特定の例は(この限りではないが)、ポリ(メチルビニルエーテル−マレイン酸)、ポリ(アクリル酸−コ−マレイン酸)、ポリ(塩化ビニル−コ−ビニル−アセテート−コ−マレイン酸)、ポリ(エチレン−無水マレイン酸)、ポリ(無水マレイン酸−1−オクタデセン)、ポリ(スチレン−コ−無水マレイン酸)、ポリ(メチルビニルエーテル−無水マレイン酸)、ポリ(エチレン−コ−エチルアクリレート−コ−無水マレイン酸)、ポリ(エチレン−コ−ビニルアセテート)−グラフト−無水マレイン酸、ポリエチレン−グラフト−無水マレイン酸、ポリプロピレン−グラフト−無水マレイン酸等、並びにこれらの混合物を含む。
本発明のモノマー前駆化合物、すなわち次の一般式で表される部分を1つだけ含むものは、
Figure 2004323521
1分子当り1つより多くない−OH、−SH、又は−NHR’’基を有し、R’’は、水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、又はアルキルアリール基である。これは、例えば、分子が1つの−OH基をもつ場合には、該分子は−SH基、−NHR’’基、及び付加的な−OH基をもたないことを意味する。本発明の前駆化合物は、1つの、及びこれらの官能基のうち1つのみをもつので、本発明の或る実施形態においては種々の利点を得ることができる。例えば、これらの化合物が、そこから他の物質と反応して樹脂を形成するときには、望ましくない高分子量の生成物と、望ましくない架橋が生じない。幾つかの利点は、相変化インク用途においては特に望ましい。例えば、これらの化合物が他の物質と反応して樹脂を形成するとき、及び該樹脂が相変化インクに組み入れられるとき、より具体的には、どちらかと言えば鎖が終端する多官能化合物がジ−又はトリ−イソシアネートとモノ水素アルコール種との反応に用いられ、結果として調製された物質及び/又は最終的なインク中に沈殿としてしばしば現れるインクベース中に溶けない場合がある或る高分子量の種が生成したときの、インクからの樹脂の沈殿が減少される。さらに、これらの化合物が他の物質と反応して樹脂を形成し、該樹脂が相変化インクに組み入れられるときには、プリントヘッドが詰まることと、こうした詰まることに付随するプリンタの故障を低減させることができる。
N−エチルアニリンエトキシレートの相分離
磁気攪拌器が装備された100ミリリットルビーカーに、次の化学式、すなわち、
Figure 2004323521
で表される50ミリリットルのPOE(10)N−エチルアニリンと、65ミリリットルの脱イオン水を加えた。混合物を磁気攪拌ホットプレート上に置き、攪拌及び加熱を開始した。温度が90℃に達したときに、ビーカーを加熱及び攪拌から除去し、ゆっくりと冷却させた。数分後に相分離が起こり始め、2時間後には温度が室温まで戻り、分離が完了した。2層分離は視覚的に観測され、該層の分離は分液漏斗で行った。
アセチル化/保護
真空アダプタと磁気攪拌器が装備された1000ミリリットルフラスコに、400.0グラムのPOE(10)N−エチルアニリンを加えた。フラスコを140℃の油浴に入れ、真空を引いた状態で1時間攪拌した。次いで真空源を取り外し、フラスコに88.3ミリリットルの無水酢酸と10滴の1−メチルイミダゾールを加えた。次いで、窒素雰囲気と還流凝縮器を導入し、該混合物を140から150℃の温度で4時間加熱させた。その後、凝縮器と窒素雰囲気を除去し、130℃の温度で真空を徐々に引き、過剰の無水酢酸と酢酸(副反応生成物として生成した)を除去した。赤外分光法により、生成物においてはPOE(10)N−エチルアニリンのOHバンド(3200−3600cm-1)が消失し、生成物においてはカルボニルバンド(1720−1770cm-1)が出現することが示され、これはアセチル化反応の成功を示すものであった。
ホルミル化
このようにして生成されたアセチル化生成物を、Truboreスターラー、定圧添加漏斗、窒素雰囲気及び温度計が装備された1000ミリリットルの4口フラスコに移した。アセチル化生成物に128.0グラムのジメチルホルムアミドを加え、攪拌を開始し、該混合物を0℃まで冷却した。160.0グラムのPOCl3を添加漏斗に加え、温度が5℃以下に保たれるような速度で(約5時間)反応混合物に滴下した。次いで、反応混合物を5℃でさらに1時間攪拌し、一夜室温におき、次いで80℃まで2時間加熱した。その後、500グラムの50パーセント水酸化ナトリウム水溶液を、温度が80℃以下に保たれるような速度でゆっくりと加えた。全ての水酸化ナトリウム溶液を加えた後に、該混合物を1000ミリリットルの分離漏斗に注ぎ、相分離させた。下層(塩と水からなる)を排出し、廃棄した。
脱アセチル化/脱保護
このようにして生成されたアセチル化及びホルミル化生成物を、Truboreスターラー、窒素雰囲気、及び熱電対温度コントローラが装備された1000ミリリットルの4口フラスコに戻した。280グラムの50パーセント水酸化ナトリウム水溶液と90グラムの50パーセント水酸化カリウム水溶液を加え、反応混合物を100℃まで加熱し、その温度に3時間維持した。その後に、72グラムの50パーセント水酸化カリウム水溶液と600グラムの脱イオン水を加え、100℃でさらなる時間だけ加熱を続けた。次いで、生成物の混合物を2000ミリリットルの分離漏斗に注ぎ、一夜相分離させた。次いで水/塩層を除去し、次の化学式で表されるホルミル化ヒドロキシ基末端生成物を得た。
Figure 2004323521
アセチル化/保護
真空アダプタと磁気攪拌器が装備された1000ミリリットルフラスコに、次の一般式、すなわち、
Figure 2004323521
で表される200.0グラムのランダムPOE(3.5)POP(6.5)N−エチルアニリンを加え、ここでの3.5は、1分子当りのポリオキシエチレン繰返し単位の平均数を表わし、6.5は、1分子当りのポリオキシプロピレン繰返し単位の平均数を表わし、ポリオキシエチレン単位とポリオキシプロピレン単位は、ポリオキシアルキレン鎖(SO−7864)内でランダムに混合される。フラスコを140℃の油浴に入れ、真空を引いた状態で1時間攪拌した。次いで真空源を取り外し、フラスコに36.5グラムの無水酢酸と10滴の1−メチルイミダゾールを加えた。次いで、窒素雰囲気と還流凝縮器を導入し、該混合物を130から135℃の温度で3時間加熱させた。その後、130℃の温度で真空を徐々に引き、過剰の酢酸(副反応生成物として生成した)と無水酢酸を除去した。赤外分光法により、生成物においてはPOE/POP N−エチルアニリンのOHバンド(3200−3600cm-1)が消失し、生成物においてはカルボニルバンド(1720−1770cm-1)が出現することが示され、これはアセチル化反応の成功を示すものであった。
ホルミル化
このようにして生成された195.0グラムのアセチル化生成物を、Truboreスターラー、定圧添加漏斗、窒素雰囲気及び温度計が装備された1000ミリリットルの4口フラスコに移した。アセチル化生成物に51.0グラムのジメチルホルムアミドを加え、攪拌を開始し、該混合物を0℃まで冷却した。63.8グラムのPOCl3を添加漏斗に加え、温度が5℃以下に保たれるような速度で(約3時間)反応混合物に滴下した。次いで、反応混合物を5℃でさらに0.5時間攪拌し、一夜室温に設定し、次いで80℃まで2時間加熱した。その後、275グラムの脱イオン水を加え、充分な50パーセントの水酸化ナトリウム水溶液を、温度が80℃以下に保たれるような速度でゆっくりと加えた。全ての水酸化ナトリウム溶液を加えた後に、該混合物を1000ミリリットルの分離漏斗に注ぎ、相分離させた。下層(塩と水からなる)を排出し、廃棄した。
脱アセチル化/脱保護
このようにして生成されたアセチル化及びホルミル化生成物を、攪拌ホットプレートのTEFLON(登録商標)コートされたマグネットが装備された1000ミリリットルの4口フラスコに戻した。70グラムの水酸化ナトリウムと23グラムの水酸化カリウムを400ミリリットルの脱イオン水に溶かし、反応混合物を100℃まで加熱し、該温度に2時間維持した。次いで、生成物の混合物を2000ミリリットルの分離漏斗に注ぎ、一夜相分離させた。次いで水/塩層を除去した。生成物の層を2リットルビーカーに移し、400グラムの脱イオン水を加え、該混合物を硫酸でpH7まで中性化させた。次いで、混合物を70℃まで加熱し、分離漏斗に戻し、一夜分離させた。水/塩層を捨てて、次の化学式をもつホルミル化ヒドロキシ基末端生成物を得た。
Figure 2004323521
生成物は、回転エバポレータでどんな残留水をも除去された。赤外分光法により、生成物においてはPOE(3.5)POP(6.5)N−エチルアニリンのOHバンド(3200−3600cm-1)が再び存在し、生成物においてはホルミル基のカルボニルバンド(1720−1770cm-1)が存在することが示された。
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と、オクトフェノールエトキシレートと、ホルミル化ヒドロキシ基末端前駆物質との反応生成物
Truboreスターラー、N2入口、及び熱電対−温度計コントローラが装備された1000ミリリットルの3つ口樹脂ケトルに、150.0グラム(0.93当量)のベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と、211.6グラム(0.83当量)のIGEPAL CA−210(オクチルフェノールエトキシレート)を加える。反応混合物を、窒素雰囲気で攪拌しながら150℃まで加熱する。150℃で1.0時間後に、温度を170℃まで高め、該温度に3.5時間保つ。実施例2に説明されたようにして調製したホルミル化ヒドロキシ基末端前駆物質(0.098当量)を加え、3時間反応させる。最終的な樹脂生成物をアルミニウム鋳型に注ぎ、冷却させ硬化させる。
実施例2に説明されたようにして調製したホルミル化ヒドロキシ基末端前駆物質を用いるのではなく、実施例1に説明されたようにして調製したホルミル化ヒドロキシ基末端前駆物質を用いること以外は、実施例3の方法を繰り返す。これは、同様の結果が得られると考えられる。
オクチルフェノールエトキシレートと、イソフォロンジイソシアネートと、ホルミル化ヒドロキシ基末端前駆物質との反応生成物
Truboreスターラー、N2雰囲気入口、及び熱電対温度コントローラが装備された3000ミリリットルの3口樹脂ケトルに、525.0グラム(4.73当量)のイソフォロンジイソシアネートと、1.5グラムのジブチルスズジラウレート触媒を加え、次いで1150グラム(4.52当量)のオクチルフェノールエトキシレート(IGEPAL CA−210)を加える。反応混合物を、窒素雰囲気で攪拌しながら135℃まで加熱する。135℃で2.0時間後に、上記の実施例2に説明されたようにして調製した0.210当量のホルミル化ヒドロキシ基末端前駆物質を加え、およそ2時間加熱する。さらに11.0グラム(0.0433当量)のオクチルフェノールエトキシレートを加え、反応混合物を150℃でおよそ2時間加熱する。全てのイソシアネート(NCO)官能基が消費されたことを保証するために生成物のFT−IRを取得する。イソシアネートが消費されたことを確認するために、2285cm-1(NCO)におけるピークの不在(消失)と、ウレタン周波数に対応する1740−1680cm-1及び1540−1530cm-1におけるピークの出現(又は大きさの減少)を用いる。次いで、ジウレタン反応生成物をアルミニウム鋳型に注ぎ、冷却させ硬化させる。
実施例2に説明されたようにして調製したホルミル化ヒドロキシ基末端前駆物質を用いるのではなく、実施例1に説明されたようにして調製したホルミル化ヒドロキシ基末端前駆物質を用いること以外は、実施例5の方法を繰り返す。これは、同様の結果が得られると考えられる。

Claims (8)

  1. 次の一般式:
    Figure 2004323521
    (式中、Rはアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、又はアルキルアリール基であり、Rはフェニル部分に結合されて環を形成することができ、R’の各々は、互いに独立に、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトリル基、ニトロ基、アミド基、又はスルホンアミド基であり、zは0、1、2、3、又は4の整数であり、nは各アルキレンオキシド繰返し単位における炭素原子の数を表わす整数であり、xはアルキレンオキシド繰返し単位の数を表わす整数である。)
    で表される着色剤前駆化合物であって、前記着色剤前駆物質は、1分子当り1つより多くない−OH基、−SH基、もしくは第1級又は第2級アミノ基を有することを特徴とする着色剤前駆化合物。
  2. 次の化学式:
    Figure 2004323521
    で表されることを特徴とする請求項1に記載の着色剤前駆化合物。
  3. 次の化学式:
    Figure 2004323521
    で表されることを特徴とする請求項1に記載の着色剤前駆化合物。
  4. 次の一般式:
    Figure 2004323521
    (式中、Rはアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、又はアルキルアリール基であり、Rはフェニル部分に結合されて環を形成することができ、R’の各々は、互いに独立に、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトリル基、ニトロ基、アミド基、又はスルホンアミド基であり、zは0、1、2、3、又は4の整数であり、nは各アルキレンオキシド繰返し単位における炭素原子の数を表わす整数であり、xはアルキレンオキシド繰返し単位の数を表わす整数である。)
    で表される2つ又はそれ以上の部分からなる化合物であって、前記部分の各々は、−OH基、−SH基、もしくは第1級又は第2級アミノ基を含まず、前記部分は、中心原子又は原子群によってポリマーに連結され、もしくは結合されることを特徴とする化合物。
  5. 請求項1に記載の着色剤前駆物質とモノイソシアネートとの反応生成物であることを特徴とする化合物。
  6. 前記部分がポリマーに結合されることを特徴とする請求項4に記載の化合物。
  7. 前記ポリマーがポリウレタンであることを特徴とする請求項6に記載の化合物。
  8. 前記ポリマーが無水物ポリマーであることを特徴とする請求項6に記載の化合物。
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