JP2004323507A - 放射性ヒ素含有化合物及び腫瘍処置におけるその使用 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(i)ヒ素含有化合物(該ヒ素含有化合物は、As2O3、As2S3、As2S2及びその組み合わせからなる群より選択される)を中性子照射処理にかけ、該ヒ素含有化合物に含まれるヒ素元素を放射性ヒ素アイソトープへ変換する工程;及び(ii)工程(i)からの結果産物を回収する工程を包含する放射性ヒ素含有化合物の製造方法。治療有効量の上記放射性ヒ素含有化合物及び薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物は、例えば注射製剤に処方され、血液学的悪性腫瘍及び固形腫瘍のような腫瘍/癌の処置において使用され得る。
【選択図】なし
Description
本願は、2003年4月23日出願の台湾特許出願No.092109497に関する優先権を主張するものである。
本発明は、放射性ヒ素含有化合物の調製方法、ならびに血液悪性腫瘍(hematological malignancies)及び固形腫瘍等の腫瘍/癌処置における該放射性ヒ素含有化合物の使用に関する。特に、As2O3、As2S3、As2S2及びこれらの組み合わせからなる群より選択されるヒ素含有化合物を中性子照射処理(neutron irradiation treatment)にかけ、該ヒ素含有化合物に含まれるヒ素元素を放射性ヒ素アイソトープに変換する。該放射性ヒ素含有化合物は、血液悪性腫瘍及び固形腫瘍等の腫瘍/癌処置のための薬学的組成物に処方され(formulated into)得る。
腫瘍/癌は、常に、ヒトの健康に対する脅威となってきた。幾年にもわたって、医学分野は、腫瘍/癌の処置に有効な医薬の研究及び開発を試みてきた。しかしながら、現在に至るまで、腫瘍/癌の臨床的処置、特に肝腫瘍関連疾患(肝細胞癌(hepatocellular carcinoma)等)の処置において有効な医薬は存在しない。
本発明は、以下を提供する:
項1.
(a)治療有効量の放射性ヒ素含有化合物(該放射性ヒ素含有化合物は、
(i)As2O3、As2S3、As2S2及びその組み合わせからなる群より選択されるヒ素含有化合物を中性子照射処理にかけ、該ヒ素含有化合物に含まれるヒ素元素を放射性ヒ素アイソトープへ変換する工程;及び
(ii)工程(i)からの結果産物を回収する工程
を包含する方法によって調製される);並びに
(b)薬学的に許容される担体
を含む、薬学的組成物。
前記放射性ヒ素含有化合物がγ粒子及びβ粒子を放出し得る、上記項1に記載の薬学的組成物。
前記放射性ヒ素含有化合物が76Asアイソトープを含む、上記項1に記載の薬学的組成物。
前記放射性ヒ素含有化合物が、中性子照射処理にかけられたAs2O3である、上記項1に記載の薬学的組成物。
注射製剤に処方される、上記項1に記載の薬学的組成物。
放射性ヒ素含有化合物を調製するための方法であって、
(i) As2O3、As2S3、As2S2及びその組み合わせからなる群より選択されるヒ素含有化合物を中性子照射処理にかけ、該ヒ素含有化合物に含まれるヒ素元素を放射性ヒ素アイソトープへ変換する工程;及び
(ii)工程(i)からの結果産物を回収する工程
を包含する、方法。
工程(ii)において回収された前記結果産物がγ粒子及びβ粒子を放出し得る、上記項6に記載の方法。
工程(ii)により回収された前記結果産物が76Asアイソトープを含む、上記項6に記載の方法。
工程(i)において使用される前記ヒ素含有化合物がAs2O3である、上記項6に記載の方法。
(a)上記項6の方法によって調製された治療有効量の放射性ヒ素含有化合物;及び
(b)薬学的に許容される担体
を含む、腫瘍又は癌を処置するための薬学的組成物。
腫瘍又は癌が、血液学的悪性腫瘍及び固形腫瘍からなる群より選択される、上記項10に記載の薬学的組成物。
固形腫瘍が、乳癌、直腸癌、肝腫瘍、卵巣癌及び前立腺癌からなる群より選択される、上記項11に記載の薬学的組成物。
肝腫瘍が、肝細胞癌腫(hepatocellular carcinoma)、胆管癌腫(cholangiocarcinoma)、肝細胞癌(liver cell carcinoma)、肝細胞癌の線維芽層状変種(fibrolamellar variant of hepatocellular carcinoma)、肝臓内総胆管癌腫(intrahepatic bile duct carcinoma)、混合型肝細胞胆管癌腫(mixed hepatocellular cholangicocarinomoa)、未分化肝細胞癌腫(undifferentiated hepatocellular carcinoma)、総胆管への腫瘍の浸潤を伴うヘパトーマ(hepatoma with tumor invasion to common bile duct)、肝芽腫(hepatoblastoma)、小児肝腫瘍(childhood hepatic tumor)及び原発性肝細胞癌腫(primary hepatocellular carcinoma)からなる群より選択される、上記項12に記載の薬学的組成物。
注射製剤に処方される、上記項10に記載の薬学的組成物。
前記放射性ヒ素含有化合物がγ粒子及びβ粒子を放出し得る、上記項10に記載の薬学的組成物。
前記放射性ヒ素含有化合物が、中性子照射処理にかけられたAs2O3である、上記項10に記載の薬学的組成物。
前記放射性ヒ素含有化合物が76Asアイソトープを含む、上記項10に記載の薬学的組成物。
(i)As2O3、As2S3、As2S2及びその組み合わせからなる群より選択されるヒ素含有化合物を中性子照射処理にかけ、該ヒ素含有化合物に含まれるヒ素元素を放射性ヒ素アイソトープへ変換する工程;及び
(ii)工程(i)からの結果産物を回収する工程
を包含する)
を提供することを試みた。
(a)治療有効量の放射性ヒ素含有化合物(該放射性ヒ素含有化合物は、
(i)As2O3、As2S3、As2S2及びその組み合わせからなる群より選択されるヒ素含有化合物を中性子照射処理にかけ、該ヒ素含有化合物に含まれるヒ素元素を放射性ヒ素アイソトープへ変換する工程;及び
(ii)工程(i)からの結果産物を回収する工程
を包含する方法によって調製される);並びに
(b)薬学的に許容される担体
を含む薬学的組成物を提供する。
本発明は、以下:
(a)治療有効量の放射性ヒ素含有化合物(該放射性ヒ素含有化合物は、
(i)As2O3、As2S3、As2S2及びその組み合わせからなる群より選択されるヒ素含有化合物を中性子照射処理にかけ、該ヒ素含有化合物に含まれるヒ素元素を放射性ヒ素アイソトープへ変換する工程;及び
(ii)工程(i)からの結果産物を回収する工程
を包含する方法によって調製される);並びに
(b)薬学的に許容される担体
を含む、薬学的組成物を提供する。
(i)As2O3、As2S3、As2S2及びその組み合わせからなる群より選択されるヒ素含有化合物を中性子照射処理にかけ、該ヒ素含有化合物に含まれるヒ素元素を放射性ヒ素アイソトープへ変換する工程;及び
(ii)工程(i)からの結果産物を回収する工程
を包含する方法を提供する。
(a)前述の方法によって調製された治療有効量の放射性ヒ素含有化合物;および
(b)薬学的に許容される担体。
1.動物源:
The animal center of National Yang−Ming University, Taiwan (R.O.C.)およびthe animal center of National Science Council, Taiwan (R.O.C.)から購入した雄性Spawn−Dawleyラット(5週齢、150g)を、それぞれ、以下の実験において使用した。購入後、ラットを、一定条件の温度、湿度、および光周期下に、the Institute of Nuclear Energy Research,Atomic Energy Council,Administrative Yuan,Taiwan(R.O.C.)の動物室で飼育した。飼育期間の間、水および餌を制限せず、そして敷料(bedding)を一週間に2回定期的に交換した。
肝腫瘍を有する動物モデルの作製のための腫瘍細胞は、the American Type Culture Collection (ATCC, P.O. Box 1549,Manassas,VA 20108 USA)から購入したN1−S1ラット肝細胞癌細胞であった。ラット肝細胞癌細胞N1−S1を、連続継代培養に供して、マスターセルバンク(Master Cell Bank)およびワーキングセルバンク(Working Cell Bank)を用意した。
放射性三酸化ヒ素の製造
5mgの三酸化ヒ素粉末(TTY Biopharm Co., Ltd.から入手可能)を、クォーツチューブ(Quartz(登録商標)glass,東芝,日本)へ添加し、そしてクォーツチューブの開口部を、ガス/酸素の混合炎によって完全に密封した。該クォーツチューブを、アルミ箔で包み、そして次いで照射の間に照射ターゲットとして機能するようにアルミニウムカプセルへ配置し、そして中性子照射処理を、得られる生成物に2〜4mCiの放射能を持たせる操作条件下で30時間の間行った。
図1は、中性子照射された三酸化ヒ素含有溶液のガンマ−エネルギースペクトル分析の結果を示す。更に、下記の表1は、中性子照射された三酸化ヒ素中に含まれるヒ素元素の核データを示す。この実施例の結果によって示されるように、核反応は、三酸化ヒ素を原子炉において中性子照射へ供した際に開始され、それによって放射性核が生成され、これはガンマエネルギー[0.559 MeV(45%)、0.563 MeV(1.2%)、0.657 MeV(6.2%)]だけでなくベータエネルギー[1.75 MeV(8%)、2.40 MeV(35%)、2.96 MeV(51%)]も放出する。従って、中性子照射された三酸化ヒ素は、(癌細胞を殺すために)腫瘍/癌の処置において使用され得る。
操作方法:
肝腫瘍を有する動物モデルの作製のための腫瘍細胞は、the American Type Culture Collection(ATCC,P.O.Box 1549,Manassas,VA 20108 USA)から購入した、ラット肝細胞癌細胞系、N1−S−1のものであり、そして継代培養してマスターセルバンクおよびワーキングセルバンクを用意した。
2、7および9代(passages)間継代培養したN1−S1ラット肝細胞癌細胞を使用して、肝腫瘍を有する動物モデルを作製した。比較結果を表2に示す。
肝動脈注射:
肝動脈を、手術によって該ラットの肝組織から切開した。PE−10チューブを該肝動脈に導入し、そして実施例1で作製された中性子照射された三酸化ヒ素を含有するテスト溶液を、該肝動脈へ注入した。PE−10チューブを注入後除去し、そして手術用糸を使用して血管を結合および固定し、続いて外傷を結紮した。
実施例1で作製した中性子照射された三酸化ヒ素を含有するテスト注射溶液を、針番号25を有する注射器を使用して、尾静脈(tail vein)へ注射した。
実施例1で作製した固定量の放射性三酸化ヒ素(放射能範囲:2.77〜3.25mCi/ml、濃度:1mg/ml、動物注射用量:0.45mg/kg)を、それぞれ肝動脈および尾静脈を介して肝腫瘍を有するラットへ注射した。
ヒトにおける種々の悪性腫瘍の処置における三酸化ヒ素の治療効果および代謝経路は、広範囲に研究および議論されてきた;しかし、生存している生物内でのその生体分布は、依然として明らかでない。
A.連続静脈注射
肝腫瘍を有するラットに、通常の生理食塩水、中性子照射治療なしで三酸化ヒ素を含む注射液(濃度:1mg/ml;動物注射用量:0.45mg/kg)、および中性子照射処理に供した放射性三酸化ヒ素を含む実施例1で調製した注射液(放射能範囲:2.77〜3.25mCi/ml;濃度:1mg/ml;および動物注射用量:0.45mg/kg)を、それぞれ尾静脈注射を介して与え、注射を二週間続けた。
肝動脈の血管を、手術によってラットの肝臓組織から切開し、そして通常の生理食塩水、中性子照射処理なしで三酸化ヒ素を含む注射液(濃度:1mg/ml;および動物注射用量:0.45mg/kg)、および中性子照射処理に供した放射性三酸化ヒ素を含む実施例1で調製した注射液(放射能範囲:2.77〜3.25mCi/ml;濃度:1mg/ml;および動物注射用量:0.45mg/kg用量)を、それぞれ単回注射で肝動脈を介して注射した。
肝腫瘍を有するラットを、手術に供した。肝腫瘍の位置を見出した後、腫瘍を、通常の生理食塩水、中性子照射処理なしで三酸化ヒ素を含む注射液(濃度:1mg/ml;および動物注射用量:0.45mg/kg)、および中性子照射処理に供した放射性三酸化ヒ素を含む実施例1で調製した注射液(放射能範囲:2.77〜3.25mCi/ml;濃度:1mg/ml;および動物注射用量:0.45mg/kg)でそれぞれ、毎週一回、全部で二回、直接注射した。
結果:
以下の表4は、連続静脈注射の実験結果を示す。
以下の表5は、肝動脈単回注射を使用する実験結果を示す。
以下の表6は、肝腫瘍直接注射を使用する実験結果を示す。
I.放射性三酸化ヒ素での連続的な静脈内注射は、肝腫瘍の増殖を効果的に阻害し得、そして肝癌を有する動物の生存時間を延長し得る;非放射性三酸化ヒ素の尾静脈注射は、肝腫瘍の緩解(remission)において比較的小さい効果を有するが、肝癌を有する動物の寿命もまた延長させ得る;
II.放射性三酸化ヒ素での肝動脈注射または単回肝腫瘍注射は、腫瘍増殖を抑制するように腫瘍に対する即時の損傷を引き起こし得、それにより、縮小および消滅を生じる;非放射性三酸化ヒ素での肝動脈注射または単回肝腫瘍注射の治療効果は、劣っている(inferior);
III.肝動脈を介する放射性三酸化ヒ素を注射した動物体における肝腫瘍による放射線吸収線量は、尾静脈を介して注射される場合の5倍である。
Claims (17)
- (a)治療有効量の放射性ヒ素含有化合物(該放射性ヒ素含有化合物は、
(i)As2O3、As2S3、As2S2及びその組み合わせからなる群より選択されるヒ素含有化合物を中性子照射処理にかけ、該ヒ素含有化合物に含まれるヒ素元素を放射性ヒ素アイソトープへ変換する工程;及び
(ii)工程(i)からの結果産物を回収する工程
を包含する方法によって調製される);並びに
(b)薬学的に許容される担体
を含む、薬学的組成物。 - 前記放射性ヒ素含有化合物がγ粒子及びβ粒子を放出し得る、請求項1に記載の薬学的組成物。
- 前記放射性ヒ素含有化合物が76Asアイソトープを含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
- 前記放射性ヒ素含有化合物が、中性子照射処理にかけられたAs2O3である、請求項1に記載の薬学的組成物。
- 注射製剤に処方される、請求項1に記載の薬学的組成物。
- 放射性ヒ素含有化合物を調製するための方法であって、
(i)As2O3、As2S3、As2S2及びその組み合わせからなる群より選択されるヒ素含有化合物を中性子照射処理にかけ、該ヒ素含有化合物に含まれるヒ素元素を放射性ヒ素アイソトープへ変換する工程;及び
(ii)工程(i)からの結果産物を回収する工程
を包含する、方法。 - 工程(ii)において回収された前記結果産物がγ粒子及びβ粒子を放出し得る、請求項6に記載の方法。
- 工程(ii)により回収された前記結果産物が76Asアイソトープを含む、請求項6に記載の方法。
- 工程(i)において使用される前記ヒ素含有化合物がAs2O3である、請求項6に記載の方法。
- (a)請求項6の方法によって調製された治療有効量の放射性ヒ素含有化合物;及び
(b)薬学的に許容される担体
を含む、腫瘍又は癌を処置するための薬学的組成物。 - 腫瘍又は癌が、血液学的悪性腫瘍及び固形腫瘍からなる群より選択される、請求項10に記載の薬学的組成物。
- 固形腫瘍が、乳癌、直腸癌、肝腫瘍、卵巣癌及び前立腺癌からなる群より選択される、請求項11に記載の薬学的組成物。
- 肝腫瘍が、肝細胞癌腫(hepatocellular carcinoma)、胆管癌腫(cholangiocarcinoma)、肝細胞癌(liver cell carcinoma)、肝細胞癌の線維芽層状変種(fibrolamellar variant of hepatocellular carcinoma)、肝臓内総胆管癌腫(intrahepatic bile duct carcinoma)、混合型肝細胞胆管癌腫(mixed hepatocellular cholangicocarinomoa)、未分化肝細胞癌腫(undifferentiated hepatocellular carcinoma)、総胆管への腫瘍の浸潤を伴うヘパトーマ(hepatoma with tumor invasion to common bile duct)、肝芽腫(hepatoblastoma)、小児肝腫瘍(childhood hepatic tumor)及び原発性肝細胞癌腫(primary hepatocellular carcinoma)からなる群より選択される、請求項12に記載の薬学的組成物。
- 注射製剤に処方される、請求項10に記載の薬学的組成物。
- 前記放射性ヒ素含有化合物がγ粒子及びβ粒子を放出し得る、請求項10に記載の薬学的組成物。
- 前記放射性ヒ素含有化合物が、中性子照射処理にかけられたAs2O3である、請求項10に記載の薬学的組成物。
- 前記放射性ヒ素含有化合物が76Asアイソトープを含む、請求項10に記載の薬学的組成物。
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