JP2004322453A - キャリッジガイド軸の支持装置及び記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャリッジガイド軸の軸方向の移動を抑制して、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジの挙動を安定化させることができるキャリッジガイド軸の支持装置及び記録装置を提供する。
【解決手段】一対のサイドフレーム27間を前フレーム19で連結し、キャリッジガイド軸29をこのキャリッジガイド軸29の端部29aとサイドフレーム27Rの内面とに隙間Yを設けてサイドフレーム間に架け渡し、キャリッジガイド軸29上のキャリッジ30を走査させて、このキャリッジ30に搭載した記録ヘッド20でプラテン23上のシートに画像を記録する記録装置において、キャリッジガイド軸29がキャリッジ30の走査により軸方向に移動するのを抑制する押圧力でキャリッジガイド軸29を軸方向に押圧する圧縮ばね35を備えた。
【選択図】 図3
【解決手段】一対のサイドフレーム27間を前フレーム19で連結し、キャリッジガイド軸29をこのキャリッジガイド軸29の端部29aとサイドフレーム27Rの内面とに隙間Yを設けてサイドフレーム間に架け渡し、キャリッジガイド軸29上のキャリッジ30を走査させて、このキャリッジ30に搭載した記録ヘッド20でプラテン23上のシートに画像を記録する記録装置において、キャリッジガイド軸29がキャリッジ30の走査により軸方向に移動するのを抑制する押圧力でキャリッジガイド軸29を軸方向に押圧する圧縮ばね35を備えた。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対のサイドフレーム間を連結部材で連結したキャリッジガイド軸の支持装置及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一対のサイドフレーム間を、連結部材としての前フレームで連結し、前フレームで規制されたキャリッジガイド軸をサイドフレーム間に架け渡し、キャリッジガイド軸上のキャリッジを走査させて、このキャリッジに搭載した記録ヘッドでプラテン上のシートに画像を記録するドットインパクトプリンタが知られている。
【0003】
このようなプリンタにおいては、前フレームの長さでサイドフレームの間隔が決まるので、キャリッジガイド軸がサイドフレーム間に収まるように、キャリッジガイド軸の端部とサイドフレームの内面とに隙間を設けているのが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−234927号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のプリンタにおいて、キャリッジが低速で動いている場合は、キャリッジとキャリッジガイド軸との間の摩擦力が小さく、キャリッジガイド軸の自重によりキャリッジガイド軸が軸方向に動くことはないので、安定した画像の記録が確保される。
【0006】
しかしながら、キャリッジが高速で動いている場合は、このキャリッジガイド軸とキャリッジとの間の摩擦力が増大し、キャリッジガイド軸がキャリッジとともに軸方向に動き、記録品質が低下するという問題がある。
【0007】
特に、キャリッジを駆動するモータがステッピングモータである場合、キャリッジガイド軸がキャリッジとともに軸方向に動いてしまうと、ステッピングモータが脱調してしまう恐れがあり、キャリッジの挙動が不安定になってしまうという問題がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上述した従来技術が有する課題を解消し、キャリッジガイド軸の軸方向の移動を抑制して、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジの挙動を安定化させることができるキャリッジガイド軸の支持装置及び記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、一対のサイドフレーム間を連結部材で連結し、キャリッジガイド軸をこのキャリッジガイド軸の端部と前記サイドフレームの内面とに隙間を設けて前記サイドフレーム間に架け渡したキャリッジガイド軸の支持装置において、前記キャリッジガイド軸が前記キャリッジの走査により軸方向に移動するのを抑制すべく、前記キャリッジガイド軸を軸方向に押圧する押圧手段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記押圧手段は、前記一対のサイドフレームの内、一方のサイドフレームの内面側に配置され、前記キャリッジガイド軸の端部に作用する圧縮ばねであることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記キャリッジガイド軸の端部には、前記一方のサイドフレームに挿通され、前記キャリッジガイド軸よりも細い支持軸が設けられ、前記圧縮ばねは、一端が前記内面側に当接され、前記支持軸に挿通されることを特徴とするものである。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記押圧手段は、押圧部材と、前記押圧部材に作用し、当該押圧部材を介して前記キャリッジガイド軸の端部を軸方向に押圧する引張ばねとを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項5に記載の発明は、一対のサイドフレーム間を連結部材で連結し、キャリッジガイド軸をこのキャリッジガイド軸の端部と前記サイドフレームの内面とに隙間を設けて前記サイドフレーム間に架け渡し、前記キャリッジガイド軸上のキャリッジを走査させて、このキャリッジに搭載した記録ヘッドでプラテン上のシートに画像を記録する記録装置において、前記キャリッジガイド軸が前記キャリッジの走査により軸方向に移動するのを抑制すべく、前記キャリッジガイド軸を軸方向に押圧する押圧手段を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記押圧手段は、前記一対のサイドフレームの内、一方のサイドフレームの内面側に配置され、前記キャリッジガイド軸の端部に作用する圧縮ばねであることを特徴とするものである。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記キャリッジガイド軸の端部には、前記一方のサイドフレームに挿通され、前記キャリッジガイド軸よりも細い支持軸が設けられ、前記圧縮ばねは、一端が前記内面側に当接され、前記支持軸に挿通されることを特徴とするものである。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記押圧手段は、押圧部材と、前記押圧部材に作用し、当該押圧部材を介して前記キャリッジガイド軸の端部を軸方向に押圧する引張ばねとを備えたことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
[1]第1の実施の形態
図1は、本発明の記録装置の第1の実施の形態に係るプリンタ10の側断面図であり、図2は、このプリンタ10の外装カバー11を外した状態を示す斜視図である。
【0019】
このプリンタ10は、複数の記録ワイヤを選択的に打ち出す記録ヘッド20と、この記録ヘッド20が載置されるキャリッジ30とを備え、記録ヘッド20から打ち出された記録ワイヤをシートに打ち付けることによって文字を含む画像を記録するドットインパクトプリンタである。なお、シートとしては、カットシート、連続シート、葉書等が用いられる。
【0020】
図1に示すように、このプリンタ10は、大別すると、記録ユニットを構成するプリンタ本体12と、トラクタユニット13と、シートガイド14とを備え、これらが外装カバー11で覆われる構成となっている。
【0021】
上記プリンタ本体12は、記録ヘッド20やキャリッジ30等から構成される記録機構部22と、プラテン23やシート搬送ローラ24、25等から構成されるシート搬送機構部26と、キャリッジガイド軸29の支持装置18とを備えている。
【0022】
詳述すると、プリンタ本体12における支持装置18は、図2に示すように、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとが連結部材としての前フレーム19で連結され、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとの間に、キャリッジガイド軸29が架け渡されている。そして、プリンタ本体12は、図1及び図2に示すように、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとの間に、シート案内フレーム28、プラテン23、及びローラ軸24a、25aが略平行に架け渡されている。そして、記録ヘッド20が搭載されたキャリッジ30が、キャリッジガイド軸29に設けられる。また、シート搬送ローラ24、25がローラ軸24a、25aに設けられる。
【0023】
キャリッジ30は、キャリッジガイド軸29に、その軸の軸方向に移動可能に挿通され、キャリッジ駆動モータ31(図2参照)により駆動されるベルト機構(不図示)によって、キャリッジガイド軸29の軸方向に走行(走査)させられる。ここで、キャリッジ駆動モータ31は、ステッピングモータである。
【0024】
また、プラテン23及びシート搬送ローラ24、25は、シート搬送モータ32によって回転し、シートの搬送を行う。
【0025】
記録ヘッド20は、キャリッジ30がキャリッジガイド軸29の軸方向に走行(走査)させられることによって、主走査方向(矢印X方向)に移動する。この記録ヘッド20は、複数の記録ワイヤが縦に一列で配置され、これら記録ワイヤをプラテン23に向けて打ち出す構成を備えている。ここで、プリンタ本体12には、インクリボンカセット(不図示)が着脱自在に装着され、このインクリボンカセットのインクリボンが記録ヘッド20とプラテン23との間に配置される。これにより、記録ヘッド20は、キャリッジ30により主走査方向(矢印X方向)に移動する間に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、プラテン23と記録ヘッド20との間に搬送されたシートに一行分の文字等の画像を記録することができる。
【0026】
トラクタユニット13は、トラクタベルト13aの回転によりシートをシート案内フレーム28に向けて搬送する。ここで、外装カバー11は、プリンタ10のフロント側に開閉可能なカバー15を備えており、このカバー15を開くことにより、シートをトラクタユニット13上にセットすることができる。
【0027】
また、シートガイド14は、シートを手差し給紙する際の手差しトレイとして機能すると共に、上記トラクタユニット13により、シートがプリンタ10のフロントから給紙された場合(フロント給紙の場合)は、シートの排紙トレイとして機能する。
【0028】
記録ヘッド20による記録動作は、記録ヘッド20が、キャリッジ30により主走査方向(矢印X方向)に移動される間に、記録ヘッド20からの記録ワイヤの打ち出しにより一行分の記録がなされ、この一行分の記録がなされる度に、フロント給紙の場合は、トラクタユニット13及びシート搬送機構部26が、リア給紙(手差し給紙)の場合は、プラテン23が、シートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
【0029】
ところで、キャリッジガイド軸29は、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとの間に回動自在に軸支されている。具体的には、キャリッジガイド軸29の両端部29a,29bに、このキャリッジガイド軸29よりも細い支持軸33,34が設けられている。そして、支持軸33が左サイドフレーム27L、支持軸34が右サイドフレーム27Rに挿通されている。これによって、キャリッジガイド軸29が左サイドフレーム27L及び右サイドフレーム27Rに回動自在に軸支される。これら支持軸33,34はキャリッジガイド軸29に対して偏心している偏心軸であり、その偏心量は例えば1[mm]である。
【0030】
プリンタ10のプリンタ本体12には、シートが搬送される記録ヘッド20とプラテン23との間のプラテンギャップを、手動操作によって調整するプラテンギャップ調整機構41が装備されている。このプラテンギャップ調整機構41は、溝列42及びアジャストレバー43を有して構成される。
【0031】
溝列42は、例えば左サイドフレーム27Lにおいて、プリンタ本体12の後方側に設けられ、多数の溝から構成される。溝列42の溝は、キャリッジガイド軸29の支持軸33を中心とした円弧の軌跡上に配列される。
【0032】
アジャストレバー43は、基端部がキャリッジガイド軸29の支持軸33に回転一体に固定され、先端部側に爪部44が接近して形成されている。爪部44は、溝列42の溝に係止されて、アジャストレバー43を基端部を中心に間欠的に動作(回動)可能とする。
【0033】
アジャストレバー43の間欠的動作によってキャリッジガイド軸29が間欠的に回動する。この回動動作により、キャリッジガイド軸29は、支持軸33との偏心量に対応する量(例えば偏心量が1[mm]の場合には、2[mm])だけプラテン23に対し接離する。従って、キャリッジ30を介して記録ヘッド20をプラテン23に対し接離し、記録ヘッド20とプラテン23との間のプラテンギャップが調整される。
【0034】
ここで、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとは、連結部材としての前フレーム19で連結されているため、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとの間隔は、この前フレーム19の桁方向の長さで決まる。従って、キャリッジガイド軸29は、この前フレーム19でキャリッジガイド軸29の軸方向の長さが規制されるため、図3に示すように、このキャリッジガイド軸29が左サイドフレーム27L(図2)と右サイドフレーム27Rとの間に収まるように、キャリッジガイド軸29の一端部29aと右サイドフレーム27Rの内面とに隙間Yを設けている。この隙間Yは、キャリッジガイド軸29の他端部29b(図2)を、左サイドフレーム27L(図2)の内面に当接させた状態で生じるものである。
【0035】
通常、キャリッジ30が、キャリッジガイド軸29の軸方向(図2中矢印X方向)に走査(移動)するとき、キャリッジ30とキャリッジガイド軸29とが接する箇所に摩擦力が生じ、キャリッジガイド軸29をキャリッジ30の進行方向に移動させようとする力が生じる。特に、キャリッジ39が高速で動いている場合、キャリッジ30とキャリッジガイド軸29とが接する箇所の摩擦力が増大し、キャリッジガイド軸29をキャリッジ30の進行方向に移動させようとする力が増大する。
【0036】
第1の実施の形態において、右サイドフレーム27Rの内面側には、キャリッジガイド軸29を軸方向(図3中矢印Z方向)に押圧する圧縮ばね35が設けられている。この圧縮ばね35は、コイルばねである。
【0037】
具体的に説明すると、圧縮ばね35は、支持軸34に挿通され、圧縮ばね35の一端が右サイドフレーム27Rの内面に当接されるとともに、他端がキャリッジガイド軸29の一端部29aに当接される。そして、この圧縮ばね35は、キャリッジガイド軸29がキャリッジ30の走査により軸方向(図3中矢印Z’方向)に移動するのを抑制する押圧力をキャリッジガイド軸29の一端部29aに作用して、他端部29bを左サイドフレーム27Lの内面に押し付けている。この圧縮ばね35の押圧力は、キャリッジガイド軸29をキャリッジ30の進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力よりも大きくなるように設定されている。尚、この圧縮ばね35の押圧力は、プラテンギャップの調整時にキャリッジガイド軸29が回動可能な範囲内で設定されている。従って、キャリッジガイド軸29の回動動作を妨げることはない。
【0038】
キャリッジ30が圧縮ばね35の押圧方向(矢印Z方向)と同じ方向に移動している場合、キャリッジガイド軸29の他端部29bは、圧縮ばね35の押圧力により左サイドフレーム27Lの内面に押し付けられているので、キャリッジガイド軸29が圧縮ばね35の押圧方向(矢印Z方向)に移動することはない。従って、記録品質の低下を抑制することができる。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータ31の脱調を防止することができるので、キャリッジ30の挙動が安定する。
【0039】
また、キャリッジ30が圧縮ばね35の押圧方向とは逆の方向(矢印Z’方向)に移動している場合、矢印Z’方向にキャリッジガイド軸29を移動させようとする力がキャリッジガイド軸29に作用するが、キャリッジガイド軸29の一端部29aには、圧縮ばね35の押圧力が矢印Z方向に作用しているので、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動することはほとんどない。
【0040】
特に、キャリッジ30が高速に軸方向に動く場合、キャリッジガイド軸29をキャリッジ30の進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力が増大するが、圧縮ばね35の押圧力を、キャリッジガイド軸29をキャリッジ30の進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力よりも大きくなるように設定しているので、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動することはほとんどない。従って、記録品質の低下を抑制することができる。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータ31の脱調を防止することができるので、キャリッジ30の挙動が安定する。
【0041】
仮に、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動したとしても、圧縮ばね35の押圧力がキャリッジガイド軸29の一端部29aに作用しているので、キャリッジガイド軸29の移動量は僅かであり、記録品質を低下させるほどではない。そして、キャリッジガイド軸29の他端部29bは、再び圧縮ばね35の押圧力により左サイドフレーム27Lの内面に押し付けられることとなる。従って、記録品質の低下が抑制される。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータ31の脱調を防止することができるので、キャリッジ30の挙動が安定する。
【0042】
また、圧縮ばね35は単に支持軸34に挿通するだけでよく、圧縮ばね35を右サイドフレーム27Rやキャリッジガイド軸29の端部29aに固定する必要がないので、キャリッジガイド軸29の回動動作を妨げることなく、簡単な構成で効果的にキャリッジガイド軸29の軸方向の移動を抑制することができる。
【0043】
以上、第1の実施の形態によれば、キャリッジガイド軸29がキャリッジ30の走査により軸方向に移動するのを抑制する押圧力で、キャリッジガイド軸29の一端部29aを軸方向に押圧する圧縮ばね35を備えたことから、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動が抑制されるので、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジ30の挙動を安定化させることができる。
【0044】
また、第1の実施の形態によれば、圧縮ばね35が、右サイドフレーム27Rの内面側に配置され、キャリッジガイド軸29の一端部29aに作用して、キャリッジガイド軸29の他端部29bを、左サイドフレーム27Lの内面に押し付けているので、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動がより効果的に抑制される。
【0045】
また、第1の実施の形態によれば、圧縮ばね35が、支持軸34に挿通されているので、簡単な構成で、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジ30の挙動を安定化させることができる。
【0046】
[2]第2の実施の形態
上記第1の実施の形態では、圧縮ばねによりキャリッジガイド軸を押圧する場合について説明したが、第2の実施の形態では、引張ばねによる付勢力をキャリッジガイド軸に作用してキャリッジガイド軸を押圧する場合について説明する。ここで、第1の実施の形態と同様の部分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0047】
図4は、第2の実施の形態におけるキャリッジガイド軸の支持装置を示す断面図である。
【0048】
キャリッジガイド軸29の一端部29aには、右サイドフレーム27Rに挿通される支持軸34が設けられている。キャリッジガイド軸29は、前フレームでキャリッジガイド軸29の軸方向の長さが規制されるため、このキャリッジガイド軸29がサイドフレーム間に収まるように、キャリッジガイド軸29の一端部29aと右サイドフレーム27Rの内面とに隙間Y’を設けている。この隙間Y’は、キャリッジガイド軸29の他端部を、左サイドフレームの内側に当接させた状態で生じるものである。
【0049】
右サイドフレーム27Rの外面側には、押圧部材としての押圧板52と、この押圧板52に作用し、押圧板52を介してキャリッジガイド軸29の一端部29aを軸方向(図4中矢印Z方向)に押圧する引張ばね51とが設けられている。この引張ばね51は、コイルばねである。
【0050】
具体的に説明すると、引張ばね51は、支持軸34に挿通されるとともに、右サイドフレーム27Rの外面側に配置されている。この引張ばね51の一端51aは、右サイドフレーム27Rの外面に固定されている。また、引張ばね51の他端51bは、キャリッジガイド軸29の支持軸34を押圧する押圧板52に固定されている。支持軸34の端面には、凸部34aが設けられている。この凸部34aが、押圧板52に設けた孔52aに係合されている。これによって、引張ばね51は、キャリッジガイド軸29がキャリッジの走査により軸方向(図4中矢印Z’方向)に移動するのを抑制する押圧力を、押圧板52を介しキャリッジガイド軸29の一端部29aに設けられた支持軸34に作用して、キャリッジガイド軸29の他端部を左サイドフレームの内面に押し付けている。この引張ばね51により押圧板52に作用する付勢力は、キャリッジガイド軸29をキャリッジの進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力よりも大きくなるように設定されている。尚、引張ばね51により押圧板52に作用する付勢力は、プラテンギャップの調整時にキャリッジガイド軸29が回動可能な範囲内で設定されている。従って、キャリッジガイド軸29の回動動作を妨げることはない。
【0051】
キャリッジが引張ばね51による押圧板52の押圧方向(矢印Z方向)と同じ方向に移動している場合、キャリッジガイド軸29の他端部は、引張ばね51の押圧力により左サイドフレームの内面に押し付けられているので、キャリッジガイド軸29が引張ばね51による押圧板52の押圧方向(矢印Z方向)に移動することはない。従って、記録品質の低下を抑制することができる。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータの脱調を防止することができるので、キャリッジの挙動が安定する。
【0052】
また、キャリッジが引張ばね51による押圧板52の押圧方向とは逆の方向(矢印Z’方向)に移動している場合、矢印Z’方向にキャリッジガイド軸29を移動させようとする力がキャリッジガイド軸29に作用するが、キャリッジガイド軸29の一端部29aには、引張ばね51による押圧板52の押圧方向が矢印Z方向に作用しているので、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動することはほとんどない。
【0053】
特に、キャリッジが高速に軸方向に動く場合、キャリッジガイド軸29をキャリッジの進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力が増大するが、引張ばね51により押圧板52に作用する付勢力を、キャリッジガイド軸29をキャリッジの進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力よりも大きくなるように設定しているので、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動することはほとんどない。従って、記録品質の低下を抑制することができる。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータの脱調を防止することができるので、キャリッジの挙動が安定する。
【0054】
仮に、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動したとしても、キャリッジガイド軸29の一端部29aには、押圧板52を介した引張ばね51による押圧力が作用しているので、キャリッジガイド軸29の移動量は僅かであり、記録品質を低下させるほどではない。そして、キャリッジガイド軸29の他端部は、再び押圧板52を介した引張ばね51による押圧力により左サイドフレームの内面に押し付けられることとなる。従って、記録品質の低下が抑制される。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータの脱調を防止することができるので、キャリッジの挙動が安定する。
【0055】
以上、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動が抑制されるので、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジの挙動を安定化させることができるという効果を奏するものである。
【0056】
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0057】
例えば、上記第1の実施の形態では、押圧手段としての圧縮ばね35が、支持軸34に挿通され、右サイドフレーム27Rの内面側に配置される場合について説明したが、押圧手段としての圧縮ばねが、支持軸33に挿通され、左サイドフレーム27Lの内面側に配置される場合であってもよい。
【0058】
また、上記第1の実施の形態では、押圧手段としての圧縮ばね35が、支持軸34に挿通され、右サイドフレーム27Rの内面側に配置される場合について説明したが、押圧手段としての皿ばねが、支持軸34に挿通され、右サイドフレーム27Rの内面側に配置される場合であってもよいし、押圧手段としての皿ばねが、支持軸33に挿通され、左サイドフレーム27Lの内面側に配置される場合であってもよい。
【0059】
また、上記第2の実施の形態では、押圧手段としての引張ばね51が、支持軸34に挿通され、右サイドフレーム27Rの外面側に配置される場合について説明したが、押圧手段としての引張ばねが、支持軸33に挿通され、左サイドフレーム27Lの外面側に配置される場合であってもよい。
【0060】
また、上記第2の実施の形態では、右サイドフレーム27Rの外面側に、押圧部材としての押圧板52と、この押圧板52に作用し、押圧板52を介してキャリッジガイド軸29の一端部29aを軸方向に押圧する引張ばね51とが設けられる場合について説明したが、右サイドフレーム(又は左サイドフレーム)の内面側に、押圧部材としての押圧板と、この押圧板に作用し、押圧板を介してキャリッジガイド軸の端部を軸方向に押圧する引張ばねとが設けられる場合であってもよい。この場合、押圧板はキャリッジガイド軸の端部に設けた支持軸に固定され、引張ばねは、支持軸に挿通されて、一端が右サイドフレーム(又は左サイドフレーム)の内面に固定されるともに、他端が押圧板のキャリッジガイド軸の端部に対面する側の面に当接する当接部材に固定される。これによって、キャリッジガイド軸の軸方向の移動を抑制して、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジの挙動を安定化させることができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、キャリッジガイド軸の軸方向の移動を抑制して、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジの挙動を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の第1の実施の形態に係るプリンタの側断面図である。
【図2】同プリンタの外装カバーを外した状態を示す斜視図である。
【図3】図2における圧縮ばねが支持軸に挿通される部分の拡大図である。
【図4】第2の実施の形態におけるキャリッジガイド軸の支持装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置)
18 支持装置
19 前フレーム(連結部材)
20 記録ヘッド
23 プラテン
27L 左サイドフレーム(サイドフレーム)
27R 右サイドフレーム(サイドフレーム)
29 キャリッジガイド軸
29a 一端部(端部)
30 キャリッジ
33,34 支持軸
35 圧縮ばね(押圧手段)
51 引張ばね(押圧手段)
52 押圧板(押圧手段、押圧部材)
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対のサイドフレーム間を連結部材で連結したキャリッジガイド軸の支持装置及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一対のサイドフレーム間を、連結部材としての前フレームで連結し、前フレームで規制されたキャリッジガイド軸をサイドフレーム間に架け渡し、キャリッジガイド軸上のキャリッジを走査させて、このキャリッジに搭載した記録ヘッドでプラテン上のシートに画像を記録するドットインパクトプリンタが知られている。
【0003】
このようなプリンタにおいては、前フレームの長さでサイドフレームの間隔が決まるので、キャリッジガイド軸がサイドフレーム間に収まるように、キャリッジガイド軸の端部とサイドフレームの内面とに隙間を設けているのが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−234927号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のプリンタにおいて、キャリッジが低速で動いている場合は、キャリッジとキャリッジガイド軸との間の摩擦力が小さく、キャリッジガイド軸の自重によりキャリッジガイド軸が軸方向に動くことはないので、安定した画像の記録が確保される。
【0006】
しかしながら、キャリッジが高速で動いている場合は、このキャリッジガイド軸とキャリッジとの間の摩擦力が増大し、キャリッジガイド軸がキャリッジとともに軸方向に動き、記録品質が低下するという問題がある。
【0007】
特に、キャリッジを駆動するモータがステッピングモータである場合、キャリッジガイド軸がキャリッジとともに軸方向に動いてしまうと、ステッピングモータが脱調してしまう恐れがあり、キャリッジの挙動が不安定になってしまうという問題がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上述した従来技術が有する課題を解消し、キャリッジガイド軸の軸方向の移動を抑制して、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジの挙動を安定化させることができるキャリッジガイド軸の支持装置及び記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、一対のサイドフレーム間を連結部材で連結し、キャリッジガイド軸をこのキャリッジガイド軸の端部と前記サイドフレームの内面とに隙間を設けて前記サイドフレーム間に架け渡したキャリッジガイド軸の支持装置において、前記キャリッジガイド軸が前記キャリッジの走査により軸方向に移動するのを抑制すべく、前記キャリッジガイド軸を軸方向に押圧する押圧手段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記押圧手段は、前記一対のサイドフレームの内、一方のサイドフレームの内面側に配置され、前記キャリッジガイド軸の端部に作用する圧縮ばねであることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記キャリッジガイド軸の端部には、前記一方のサイドフレームに挿通され、前記キャリッジガイド軸よりも細い支持軸が設けられ、前記圧縮ばねは、一端が前記内面側に当接され、前記支持軸に挿通されることを特徴とするものである。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記押圧手段は、押圧部材と、前記押圧部材に作用し、当該押圧部材を介して前記キャリッジガイド軸の端部を軸方向に押圧する引張ばねとを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項5に記載の発明は、一対のサイドフレーム間を連結部材で連結し、キャリッジガイド軸をこのキャリッジガイド軸の端部と前記サイドフレームの内面とに隙間を設けて前記サイドフレーム間に架け渡し、前記キャリッジガイド軸上のキャリッジを走査させて、このキャリッジに搭載した記録ヘッドでプラテン上のシートに画像を記録する記録装置において、前記キャリッジガイド軸が前記キャリッジの走査により軸方向に移動するのを抑制すべく、前記キャリッジガイド軸を軸方向に押圧する押圧手段を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記押圧手段は、前記一対のサイドフレームの内、一方のサイドフレームの内面側に配置され、前記キャリッジガイド軸の端部に作用する圧縮ばねであることを特徴とするものである。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記キャリッジガイド軸の端部には、前記一方のサイドフレームに挿通され、前記キャリッジガイド軸よりも細い支持軸が設けられ、前記圧縮ばねは、一端が前記内面側に当接され、前記支持軸に挿通されることを特徴とするものである。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記押圧手段は、押圧部材と、前記押圧部材に作用し、当該押圧部材を介して前記キャリッジガイド軸の端部を軸方向に押圧する引張ばねとを備えたことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
[1]第1の実施の形態
図1は、本発明の記録装置の第1の実施の形態に係るプリンタ10の側断面図であり、図2は、このプリンタ10の外装カバー11を外した状態を示す斜視図である。
【0019】
このプリンタ10は、複数の記録ワイヤを選択的に打ち出す記録ヘッド20と、この記録ヘッド20が載置されるキャリッジ30とを備え、記録ヘッド20から打ち出された記録ワイヤをシートに打ち付けることによって文字を含む画像を記録するドットインパクトプリンタである。なお、シートとしては、カットシート、連続シート、葉書等が用いられる。
【0020】
図1に示すように、このプリンタ10は、大別すると、記録ユニットを構成するプリンタ本体12と、トラクタユニット13と、シートガイド14とを備え、これらが外装カバー11で覆われる構成となっている。
【0021】
上記プリンタ本体12は、記録ヘッド20やキャリッジ30等から構成される記録機構部22と、プラテン23やシート搬送ローラ24、25等から構成されるシート搬送機構部26と、キャリッジガイド軸29の支持装置18とを備えている。
【0022】
詳述すると、プリンタ本体12における支持装置18は、図2に示すように、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとが連結部材としての前フレーム19で連結され、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとの間に、キャリッジガイド軸29が架け渡されている。そして、プリンタ本体12は、図1及び図2に示すように、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとの間に、シート案内フレーム28、プラテン23、及びローラ軸24a、25aが略平行に架け渡されている。そして、記録ヘッド20が搭載されたキャリッジ30が、キャリッジガイド軸29に設けられる。また、シート搬送ローラ24、25がローラ軸24a、25aに設けられる。
【0023】
キャリッジ30は、キャリッジガイド軸29に、その軸の軸方向に移動可能に挿通され、キャリッジ駆動モータ31(図2参照)により駆動されるベルト機構(不図示)によって、キャリッジガイド軸29の軸方向に走行(走査)させられる。ここで、キャリッジ駆動モータ31は、ステッピングモータである。
【0024】
また、プラテン23及びシート搬送ローラ24、25は、シート搬送モータ32によって回転し、シートの搬送を行う。
【0025】
記録ヘッド20は、キャリッジ30がキャリッジガイド軸29の軸方向に走行(走査)させられることによって、主走査方向(矢印X方向)に移動する。この記録ヘッド20は、複数の記録ワイヤが縦に一列で配置され、これら記録ワイヤをプラテン23に向けて打ち出す構成を備えている。ここで、プリンタ本体12には、インクリボンカセット(不図示)が着脱自在に装着され、このインクリボンカセットのインクリボンが記録ヘッド20とプラテン23との間に配置される。これにより、記録ヘッド20は、キャリッジ30により主走査方向(矢印X方向)に移動する間に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、プラテン23と記録ヘッド20との間に搬送されたシートに一行分の文字等の画像を記録することができる。
【0026】
トラクタユニット13は、トラクタベルト13aの回転によりシートをシート案内フレーム28に向けて搬送する。ここで、外装カバー11は、プリンタ10のフロント側に開閉可能なカバー15を備えており、このカバー15を開くことにより、シートをトラクタユニット13上にセットすることができる。
【0027】
また、シートガイド14は、シートを手差し給紙する際の手差しトレイとして機能すると共に、上記トラクタユニット13により、シートがプリンタ10のフロントから給紙された場合(フロント給紙の場合)は、シートの排紙トレイとして機能する。
【0028】
記録ヘッド20による記録動作は、記録ヘッド20が、キャリッジ30により主走査方向(矢印X方向)に移動される間に、記録ヘッド20からの記録ワイヤの打ち出しにより一行分の記録がなされ、この一行分の記録がなされる度に、フロント給紙の場合は、トラクタユニット13及びシート搬送機構部26が、リア給紙(手差し給紙)の場合は、プラテン23が、シートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
【0029】
ところで、キャリッジガイド軸29は、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとの間に回動自在に軸支されている。具体的には、キャリッジガイド軸29の両端部29a,29bに、このキャリッジガイド軸29よりも細い支持軸33,34が設けられている。そして、支持軸33が左サイドフレーム27L、支持軸34が右サイドフレーム27Rに挿通されている。これによって、キャリッジガイド軸29が左サイドフレーム27L及び右サイドフレーム27Rに回動自在に軸支される。これら支持軸33,34はキャリッジガイド軸29に対して偏心している偏心軸であり、その偏心量は例えば1[mm]である。
【0030】
プリンタ10のプリンタ本体12には、シートが搬送される記録ヘッド20とプラテン23との間のプラテンギャップを、手動操作によって調整するプラテンギャップ調整機構41が装備されている。このプラテンギャップ調整機構41は、溝列42及びアジャストレバー43を有して構成される。
【0031】
溝列42は、例えば左サイドフレーム27Lにおいて、プリンタ本体12の後方側に設けられ、多数の溝から構成される。溝列42の溝は、キャリッジガイド軸29の支持軸33を中心とした円弧の軌跡上に配列される。
【0032】
アジャストレバー43は、基端部がキャリッジガイド軸29の支持軸33に回転一体に固定され、先端部側に爪部44が接近して形成されている。爪部44は、溝列42の溝に係止されて、アジャストレバー43を基端部を中心に間欠的に動作(回動)可能とする。
【0033】
アジャストレバー43の間欠的動作によってキャリッジガイド軸29が間欠的に回動する。この回動動作により、キャリッジガイド軸29は、支持軸33との偏心量に対応する量(例えば偏心量が1[mm]の場合には、2[mm])だけプラテン23に対し接離する。従って、キャリッジ30を介して記録ヘッド20をプラテン23に対し接離し、記録ヘッド20とプラテン23との間のプラテンギャップが調整される。
【0034】
ここで、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとは、連結部材としての前フレーム19で連結されているため、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとの間隔は、この前フレーム19の桁方向の長さで決まる。従って、キャリッジガイド軸29は、この前フレーム19でキャリッジガイド軸29の軸方向の長さが規制されるため、図3に示すように、このキャリッジガイド軸29が左サイドフレーム27L(図2)と右サイドフレーム27Rとの間に収まるように、キャリッジガイド軸29の一端部29aと右サイドフレーム27Rの内面とに隙間Yを設けている。この隙間Yは、キャリッジガイド軸29の他端部29b(図2)を、左サイドフレーム27L(図2)の内面に当接させた状態で生じるものである。
【0035】
通常、キャリッジ30が、キャリッジガイド軸29の軸方向(図2中矢印X方向)に走査(移動)するとき、キャリッジ30とキャリッジガイド軸29とが接する箇所に摩擦力が生じ、キャリッジガイド軸29をキャリッジ30の進行方向に移動させようとする力が生じる。特に、キャリッジ39が高速で動いている場合、キャリッジ30とキャリッジガイド軸29とが接する箇所の摩擦力が増大し、キャリッジガイド軸29をキャリッジ30の進行方向に移動させようとする力が増大する。
【0036】
第1の実施の形態において、右サイドフレーム27Rの内面側には、キャリッジガイド軸29を軸方向(図3中矢印Z方向)に押圧する圧縮ばね35が設けられている。この圧縮ばね35は、コイルばねである。
【0037】
具体的に説明すると、圧縮ばね35は、支持軸34に挿通され、圧縮ばね35の一端が右サイドフレーム27Rの内面に当接されるとともに、他端がキャリッジガイド軸29の一端部29aに当接される。そして、この圧縮ばね35は、キャリッジガイド軸29がキャリッジ30の走査により軸方向(図3中矢印Z’方向)に移動するのを抑制する押圧力をキャリッジガイド軸29の一端部29aに作用して、他端部29bを左サイドフレーム27Lの内面に押し付けている。この圧縮ばね35の押圧力は、キャリッジガイド軸29をキャリッジ30の進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力よりも大きくなるように設定されている。尚、この圧縮ばね35の押圧力は、プラテンギャップの調整時にキャリッジガイド軸29が回動可能な範囲内で設定されている。従って、キャリッジガイド軸29の回動動作を妨げることはない。
【0038】
キャリッジ30が圧縮ばね35の押圧方向(矢印Z方向)と同じ方向に移動している場合、キャリッジガイド軸29の他端部29bは、圧縮ばね35の押圧力により左サイドフレーム27Lの内面に押し付けられているので、キャリッジガイド軸29が圧縮ばね35の押圧方向(矢印Z方向)に移動することはない。従って、記録品質の低下を抑制することができる。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータ31の脱調を防止することができるので、キャリッジ30の挙動が安定する。
【0039】
また、キャリッジ30が圧縮ばね35の押圧方向とは逆の方向(矢印Z’方向)に移動している場合、矢印Z’方向にキャリッジガイド軸29を移動させようとする力がキャリッジガイド軸29に作用するが、キャリッジガイド軸29の一端部29aには、圧縮ばね35の押圧力が矢印Z方向に作用しているので、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動することはほとんどない。
【0040】
特に、キャリッジ30が高速に軸方向に動く場合、キャリッジガイド軸29をキャリッジ30の進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力が増大するが、圧縮ばね35の押圧力を、キャリッジガイド軸29をキャリッジ30の進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力よりも大きくなるように設定しているので、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動することはほとんどない。従って、記録品質の低下を抑制することができる。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータ31の脱調を防止することができるので、キャリッジ30の挙動が安定する。
【0041】
仮に、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動したとしても、圧縮ばね35の押圧力がキャリッジガイド軸29の一端部29aに作用しているので、キャリッジガイド軸29の移動量は僅かであり、記録品質を低下させるほどではない。そして、キャリッジガイド軸29の他端部29bは、再び圧縮ばね35の押圧力により左サイドフレーム27Lの内面に押し付けられることとなる。従って、記録品質の低下が抑制される。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータ31の脱調を防止することができるので、キャリッジ30の挙動が安定する。
【0042】
また、圧縮ばね35は単に支持軸34に挿通するだけでよく、圧縮ばね35を右サイドフレーム27Rやキャリッジガイド軸29の端部29aに固定する必要がないので、キャリッジガイド軸29の回動動作を妨げることなく、簡単な構成で効果的にキャリッジガイド軸29の軸方向の移動を抑制することができる。
【0043】
以上、第1の実施の形態によれば、キャリッジガイド軸29がキャリッジ30の走査により軸方向に移動するのを抑制する押圧力で、キャリッジガイド軸29の一端部29aを軸方向に押圧する圧縮ばね35を備えたことから、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動が抑制されるので、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジ30の挙動を安定化させることができる。
【0044】
また、第1の実施の形態によれば、圧縮ばね35が、右サイドフレーム27Rの内面側に配置され、キャリッジガイド軸29の一端部29aに作用して、キャリッジガイド軸29の他端部29bを、左サイドフレーム27Lの内面に押し付けているので、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動がより効果的に抑制される。
【0045】
また、第1の実施の形態によれば、圧縮ばね35が、支持軸34に挿通されているので、簡単な構成で、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジ30の挙動を安定化させることができる。
【0046】
[2]第2の実施の形態
上記第1の実施の形態では、圧縮ばねによりキャリッジガイド軸を押圧する場合について説明したが、第2の実施の形態では、引張ばねによる付勢力をキャリッジガイド軸に作用してキャリッジガイド軸を押圧する場合について説明する。ここで、第1の実施の形態と同様の部分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0047】
図4は、第2の実施の形態におけるキャリッジガイド軸の支持装置を示す断面図である。
【0048】
キャリッジガイド軸29の一端部29aには、右サイドフレーム27Rに挿通される支持軸34が設けられている。キャリッジガイド軸29は、前フレームでキャリッジガイド軸29の軸方向の長さが規制されるため、このキャリッジガイド軸29がサイドフレーム間に収まるように、キャリッジガイド軸29の一端部29aと右サイドフレーム27Rの内面とに隙間Y’を設けている。この隙間Y’は、キャリッジガイド軸29の他端部を、左サイドフレームの内側に当接させた状態で生じるものである。
【0049】
右サイドフレーム27Rの外面側には、押圧部材としての押圧板52と、この押圧板52に作用し、押圧板52を介してキャリッジガイド軸29の一端部29aを軸方向(図4中矢印Z方向)に押圧する引張ばね51とが設けられている。この引張ばね51は、コイルばねである。
【0050】
具体的に説明すると、引張ばね51は、支持軸34に挿通されるとともに、右サイドフレーム27Rの外面側に配置されている。この引張ばね51の一端51aは、右サイドフレーム27Rの外面に固定されている。また、引張ばね51の他端51bは、キャリッジガイド軸29の支持軸34を押圧する押圧板52に固定されている。支持軸34の端面には、凸部34aが設けられている。この凸部34aが、押圧板52に設けた孔52aに係合されている。これによって、引張ばね51は、キャリッジガイド軸29がキャリッジの走査により軸方向(図4中矢印Z’方向)に移動するのを抑制する押圧力を、押圧板52を介しキャリッジガイド軸29の一端部29aに設けられた支持軸34に作用して、キャリッジガイド軸29の他端部を左サイドフレームの内面に押し付けている。この引張ばね51により押圧板52に作用する付勢力は、キャリッジガイド軸29をキャリッジの進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力よりも大きくなるように設定されている。尚、引張ばね51により押圧板52に作用する付勢力は、プラテンギャップの調整時にキャリッジガイド軸29が回動可能な範囲内で設定されている。従って、キャリッジガイド軸29の回動動作を妨げることはない。
【0051】
キャリッジが引張ばね51による押圧板52の押圧方向(矢印Z方向)と同じ方向に移動している場合、キャリッジガイド軸29の他端部は、引張ばね51の押圧力により左サイドフレームの内面に押し付けられているので、キャリッジガイド軸29が引張ばね51による押圧板52の押圧方向(矢印Z方向)に移動することはない。従って、記録品質の低下を抑制することができる。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータの脱調を防止することができるので、キャリッジの挙動が安定する。
【0052】
また、キャリッジが引張ばね51による押圧板52の押圧方向とは逆の方向(矢印Z’方向)に移動している場合、矢印Z’方向にキャリッジガイド軸29を移動させようとする力がキャリッジガイド軸29に作用するが、キャリッジガイド軸29の一端部29aには、引張ばね51による押圧板52の押圧方向が矢印Z方向に作用しているので、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動することはほとんどない。
【0053】
特に、キャリッジが高速に軸方向に動く場合、キャリッジガイド軸29をキャリッジの進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力が増大するが、引張ばね51により押圧板52に作用する付勢力を、キャリッジガイド軸29をキャリッジの進行方向(矢印Z’方向)に移動させようとする力よりも大きくなるように設定しているので、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動することはほとんどない。従って、記録品質の低下を抑制することができる。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータの脱調を防止することができるので、キャリッジの挙動が安定する。
【0054】
仮に、キャリッジガイド軸29が矢印Z’方向に移動したとしても、キャリッジガイド軸29の一端部29aには、押圧板52を介した引張ばね51による押圧力が作用しているので、キャリッジガイド軸29の移動量は僅かであり、記録品質を低下させるほどではない。そして、キャリッジガイド軸29の他端部は、再び押圧板52を介した引張ばね51による押圧力により左サイドフレームの内面に押し付けられることとなる。従って、記録品質の低下が抑制される。また、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータの脱調を防止することができるので、キャリッジの挙動が安定する。
【0055】
以上、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、キャリッジガイド軸29の軸方向の移動が抑制されるので、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジの挙動を安定化させることができるという効果を奏するものである。
【0056】
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0057】
例えば、上記第1の実施の形態では、押圧手段としての圧縮ばね35が、支持軸34に挿通され、右サイドフレーム27Rの内面側に配置される場合について説明したが、押圧手段としての圧縮ばねが、支持軸33に挿通され、左サイドフレーム27Lの内面側に配置される場合であってもよい。
【0058】
また、上記第1の実施の形態では、押圧手段としての圧縮ばね35が、支持軸34に挿通され、右サイドフレーム27Rの内面側に配置される場合について説明したが、押圧手段としての皿ばねが、支持軸34に挿通され、右サイドフレーム27Rの内面側に配置される場合であってもよいし、押圧手段としての皿ばねが、支持軸33に挿通され、左サイドフレーム27Lの内面側に配置される場合であってもよい。
【0059】
また、上記第2の実施の形態では、押圧手段としての引張ばね51が、支持軸34に挿通され、右サイドフレーム27Rの外面側に配置される場合について説明したが、押圧手段としての引張ばねが、支持軸33に挿通され、左サイドフレーム27Lの外面側に配置される場合であってもよい。
【0060】
また、上記第2の実施の形態では、右サイドフレーム27Rの外面側に、押圧部材としての押圧板52と、この押圧板52に作用し、押圧板52を介してキャリッジガイド軸29の一端部29aを軸方向に押圧する引張ばね51とが設けられる場合について説明したが、右サイドフレーム(又は左サイドフレーム)の内面側に、押圧部材としての押圧板と、この押圧板に作用し、押圧板を介してキャリッジガイド軸の端部を軸方向に押圧する引張ばねとが設けられる場合であってもよい。この場合、押圧板はキャリッジガイド軸の端部に設けた支持軸に固定され、引張ばねは、支持軸に挿通されて、一端が右サイドフレーム(又は左サイドフレーム)の内面に固定されるともに、他端が押圧板のキャリッジガイド軸の端部に対面する側の面に当接する当接部材に固定される。これによって、キャリッジガイド軸の軸方向の移動を抑制して、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジの挙動を安定化させることができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、キャリッジガイド軸の軸方向の移動を抑制して、記録品質の低下を抑制することができ、また、キャリッジの挙動を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の第1の実施の形態に係るプリンタの側断面図である。
【図2】同プリンタの外装カバーを外した状態を示す斜視図である。
【図3】図2における圧縮ばねが支持軸に挿通される部分の拡大図である。
【図4】第2の実施の形態におけるキャリッジガイド軸の支持装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置)
18 支持装置
19 前フレーム(連結部材)
20 記録ヘッド
23 プラテン
27L 左サイドフレーム(サイドフレーム)
27R 右サイドフレーム(サイドフレーム)
29 キャリッジガイド軸
29a 一端部(端部)
30 キャリッジ
33,34 支持軸
35 圧縮ばね(押圧手段)
51 引張ばね(押圧手段)
52 押圧板(押圧手段、押圧部材)
Claims (8)
- 一対のサイドフレーム間を連結部材で連結し、キャリッジガイド軸をこのキャリッジガイド軸の端部と前記サイドフレームの内面とに隙間を設けて前記サイドフレーム間に架け渡したキャリッジガイド軸の支持装置において、
前記キャリッジガイド軸が前記キャリッジの走査により軸方向に移動するのを抑制すべく、前記キャリッジガイド軸を軸方向に押圧する押圧手段を備えたことを特徴とするキャリッジガイド軸の支持装置。 - 請求項1に記載のキャリッジガイド軸の支持装置において、前記押圧手段は、前記一対のサイドフレームの内、一方のサイドフレームの内面側に配置され、前記キャリッジガイド軸の端部に作用する圧縮ばねであることを特徴とするキャリッジガイド軸の支持装置。
- 請求項2に記載のキャリッジガイド軸の支持装置において、
前記キャリッジガイド軸の端部には、前記一方のサイドフレームに挿通され、前記キャリッジガイド軸よりも細い支持軸が設けられ、
前記圧縮ばねは、一端が前記内面側に当接され、前記支持軸に挿通されることを特徴とするキャリッジガイド軸の支持装置。 - 請求項1に記載のキャリッジガイド軸の支持装置において、
前記押圧手段は、押圧部材と、前記押圧部材に作用し、当該押圧部材を介して前記キャリッジガイド軸の端部を軸方向に押圧する引張ばねとを備えたことを特徴とするキャリッジガイド軸の支持装置。 - 一対のサイドフレーム間を連結部材で連結し、キャリッジガイド軸をこのキャリッジガイド軸の端部と前記サイドフレームの内面とに隙間を設けて前記サイドフレーム間に架け渡し、前記キャリッジガイド軸上のキャリッジを走査させて、このキャリッジに搭載した記録ヘッドでプラテン上のシートに画像を記録する記録装置において、
前記キャリッジガイド軸が前記キャリッジの走査により軸方向に移動するのを抑制すべく、前記キャリッジガイド軸を軸方向に押圧する押圧手段を備えたことを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置において、
前記押圧手段は、前記一対のサイドフレームの内、一方のサイドフレームの内面側に配置され、前記キャリッジガイド軸の端部に作用する圧縮ばねであることを特徴とする記録装置。 - 請求項6に記載の記録装置において、
前記キャリッジガイド軸の端部には、前記一方のサイドフレームに挿通され、前記キャリッジガイド軸よりも細い支持軸が設けられ、
前記圧縮ばねは、一端が前記内面側に当接され、前記支持軸に挿通されることを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置において、
前記押圧手段は、押圧部材と、前記押圧部材に作用し、当該押圧部材を介して前記キャリッジガイド軸の端部を軸方向に押圧する引張ばねとを備えたことを特徴とする記録装置。
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JP2003119836A JP2004322453A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | キャリッジガイド軸の支持装置及び記録装置 |
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JP2003119836A JP2004322453A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | キャリッジガイド軸の支持装置及び記録装置 |
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-
2003
- 2003-04-24 JP JP2003119836A patent/JP2004322453A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006315263A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Seiko Epson Corp | プラテンギャップ調整装置及び印刷装置、並びに複合処理装置 |
JP4670466B2 (ja) * | 2005-05-12 | 2011-04-13 | セイコーエプソン株式会社 | プラテンギャップ調整装置及び印刷装置、並びに複合処理装置 |
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