JP2004322418A - 包装積層材料 - Google Patents

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Abstract

【目的】包装容器の器壁が薄く、少量の材料使用量で良好なガスバリア性能を示し、透過した酸素ガス等の容器内飲料への蓄積を抑制することができる包装積層材料を提供することである。
【構成】この包装積層材料は、支持層と、熱シール性内層と、エチレンービニルアルコール共重合体、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂又は、メタキシレンジアミンとアジピン酸との縮合重合体の該支持層の内側に設けられたガスバリア性樹脂層と、該ガスバリア性樹脂層の内部若しくは近接に含められた水分をトリガーとして吸熱反応を開始する吸熱性材料とを含むことを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスバリア性にすぐれた包装容器用包装積層材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
牛乳、ジュース、ミネラルウォーターなどのための包装容器は、例えば、支持層(例えば、紙など)/プラスチック積層体に折目線が付けられた包装積層材料から成形される。上述のような包装システムにおいて、アセプチック包装とチルド包装との異なる包装システムでは、異なる包装容器用ウェブ状積層材料が用いられている。
【0003】
例えば、紙包装容器に用いられている積層包装材料は、アセプチック包装で、低密度ポリエチレン(LDPE)/印刷インキ層/紙支持層/LDPE/アルミニウム箔/LDPE/LDPE、LDPE/印刷インキ層/紙支持層層/LDPE/アルミニウム箔/ポリエステル(PET)、チルド包装で、LDPE/印刷インキ層/紙支持層/LDPE/LDPE、印刷インキ層/LDPE/紙支持層/LDPE/LDPE等が知られている。
【0004】
ガスバリア性にすぐれた包装容器用包装積層材料としては、積層構造がポリエチレンなどの熱可塑性外層/紙基材層/ナイロンなどのフィルム層/ポリエチレンなどの熱可塑性最内層である紙容器用積層体(特開昭51−41078号公報)、積層構造がナイロンを含むバリア外側フィルム/紙/ナイロンを含むバリア内側フィルムであるバリア性紙容器(特開昭58−160244号公報)、メタキシレンジアミンおよびアジピン酸(脂肪族α、ω−ジカルボン酸)の縮合重合体いわゆるナイロン−MXD6をベースとするフィルムを紙基材に積層した容器用のガスバリア性積層複合体(特開平03−49953号公報)が、開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭51−41078号公報
【特許文献2】
特開昭58−160244号公報
【特許文献3】
特開平03−49953号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のガスバリア性樹脂を積層材料に用いる場合、金属箔に比べてガスバリア性が必ずしも高性能ではないので、樹脂層の厚さを厚くしなくてはならない。従って、包装容器の器壁が厚くなり過ぎたり、材料使用量が多量になったりしてガスバリア性樹脂のガスバリア性能を向上させるする必要がある。
また、ガスバリア性材料で容器内部を保護しても、透過した酸素ガス等は容器内飲料に蓄積されるので、飲料が充填された後、直ちに酸素ガス等の透過を抑制する必要がある。
本発明は、上記課題を解決する包装積層材料を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決する本発明は、支持層と、熱シール性内層と、該支持層の内側に設けられたガスバリア性樹脂層と、該ガスバリア性樹脂層の内部若しくは近接に含められた吸熱性材料とを含む構成を有する。
【0008】
これにより、吸熱性材料が周りから熱エネルギーを吸収し、周囲の温度を低下させる。ガスバリア性樹脂のガスバリア性能はその雰囲気温度に大きく依存し、より低い温度でより優れたガスバリア性能を発揮する。その結果、より薄いガスバリア性樹脂層によって、厚い場合と同様のガスバリア性能を示すことができる。
包装容器の器壁が薄く、少量の材料使用量で良好なガスバリア性能を示し、透過した酸素ガス等の容器内飲料への蓄積を抑制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の包装積層材料の発明は、支持層と、熱シール性内層と、該支持層の内側に設けられたガスバリア性樹脂層と、該ガスバリア性樹脂層の内部若しくは近接に含められた吸熱性材料とを有する、ことを特徴とする。
この発明において、吸熱性材料をガスバリア性樹脂層内部に混合/混錬する態様、ガスバリア性樹脂層に隣接する層に若しくは近接する層に吸熱性材料を設けることができる。
【0010】
請求項2に記載の包装積層材料の発明は、吸熱性材料が、水分をトリガーとして吸熱反応を開始する物質である。
この構成により、包装容器に、水分を含む飲料が充填され、水分が器壁に浸透して吸熱材料に到達するときから、吸熱を開始し、ガスバリア性樹脂層を冷却し必要な時期からガスバリア性能を向上させることができる。
【0011】
請求項3に記載の包装積層材料の発明は、吸熱性材料が、硝酸アンモニウム、硝酸アンモニウムと尿素との混合物、硝酸アンモニウムと水酸化バリウムとの混合物、硝酸ナトリウム、硝酸カリウムから選ばれた少なくとも一からなる。
【0012】
請求項4に記載の包装積層材料の発明は、吸熱性材料が、該ガスバリア性樹脂層の温度を少なくとも1℃まで、好ましくは、2〜5℃まで、より好ましくは、4〜5℃まで低下させる。
【0013】
請求項7に記載の包装積層材料の発明は、ガスバリア性樹脂層が、エチレンービニルアルコール共重合体、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂及び、メタキシレンジアミンとアジピン酸との縮合重合体から選ばれた少なくとも一からなる。
【0014】
以下、本発明の実施の具体的な形態について、説明する。
【0015】
(実施の形態)
以下に、包装積層材料の層構成例を例示する。
(外側)ポリオレフィン層/紙層/ポリマー層/ガスバリア性樹脂と吸熱材料とのブレンド層/ポリオレフィン熱シール性内層(内側)
(外側)ポリオレフィン層/紙層/ポリオレフィン層/ガスバリア性樹脂層/吸熱材料のポリオレフィンブレンド層/ポリオレフィン熱シール性内層(内側)(外側)ポリオレフィン層/紙層/吸熱材料のポリオレフィンブレンド層/ポリオレフィン熱シール性内層(内側)
吸熱材料として硝酸ナトリウムを用いた場合、ガスバリア性樹脂の温度が4〜5℃だけ低下し、ガスバリア性樹脂層のガスバリア性能が約50%向上した。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、以下の有利な効果が得られる。
吸熱性材料が周りから熱エネルギーを吸収し、周囲の温度を低下させる。ガスバリア性樹脂のガスバリア性能はその雰囲気温度に大きく依存し、より低い温度でより優れたガスバリア性能を発揮する。その結果、より薄いガスバリア性樹脂層によって、厚い場合と同様のガスバリア性能を示すことができる。
包装容器の器壁が薄く、少量の材料使用量で良好なガスバリア性能を示し、透過した酸素ガス等の容器内飲料への蓄積を抑制することができる。

Claims (7)

  1. 支持層と、熱シール性内層と、該支持層の内側に設けられたガスバリア性樹脂層と、該ガスバリア性樹脂層の内部若しくは近接に含められた吸熱性材料とを有する包装積層材料。
  2. 該吸熱性材料が、水分をトリガーとして吸熱反応を開始する物質である、請求項1記載の包装積層材料。
  3. 該吸熱性材料が、硝酸アンモニウム、硝酸アンモニウムと尿素との混合物、硝酸アンモニウムと水酸化バリウムとの混合物、硝酸ナトリウム、硝酸カリウムから選ばれた少なくとも一からなる、請求項1記載の包装積層材料。
  4. 該吸熱性材料が、該ガスバリア性樹脂層の温度を少なくとも1℃まで低下させる、請求項1記載の包装積層材料。
  5. 該吸熱性材料が、該ガスバリア性樹脂層の温度を2〜5℃まで低下させる、請求項4記載の包装積層材料。
  6. 該吸熱性材料が、該ガスバリア性樹脂層の温度を4〜5℃まで低下させる、請求項4記載の包装積層材料。
  7. 該ガスバリア性樹脂層が、エチレンービニルアルコール共重合体、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂及び、メタキシレンジアミンとアジピン酸との縮合重合体から選ばれた少なくとも一からなる、請求項1記載の包装積層材料。
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