JP2004322366A - シート状物の延伸機及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対の無端リンク装置3の各々のシート状物側に連結部10、101を設け、シート状物1の両側端部の各々を把持する掴み装置2の各々を前記連結部に対して規制される揺動角度範囲内で前記シート状物の面方向である水平方向に揺動可能に連結して構成し、延伸区間において前記一対の無端リンク装置をガイドレール5〜7に沿って末広がり状に広げることによって前記掴み装置の各々によって前記シート状物を少なくとも横方向に延伸するように構成したシート状物の延伸機である。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状物、例えば熱可塑性樹脂フィルム等を延伸するシート状物の延伸機で、特にシート状物を横方向に延伸する横延伸機及びシート状物の延伸方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な横延伸装置は、無端状に多数配列されたクリップの列を平面の概形が移動方向に向かって末広がりをなすよう対向配置しクリップにフィルムの両縁を挟着してフィルムの長手方向に連続的に移動させてフィルムの幅を延伸させる装置である。
【0003】
また、特開昭63−247021号公報には、フィルムの両縁部を把持する複数の掴み装置を具備した折尺状の複数の等長リンクよりなる無端リンク装置を末広がり状に配置されたガイドレールに案内され連続的に移動し、フィルムを縦横同時に延伸する同時二軸延伸機において、無端リンク装置の最大ピッチを規制するチェーンリンクを押込む押込用スプロケットを設け、縦方向にシートの収縮が可能な延伸機が開示されている。該フィルムを縦横同時に延伸する同時二軸延伸機においても、折尺状の等長リンクの交差角度をチェーンリンクで拘束し、末広がり状に配置されたガイドレールを移動させれば、横延伸装置としても使用可能である。
【0004】
更に、同時二軸延伸機の掴み装置としては、特開平11−227042号公報および特開2000−246795号公報において知られている。
【0005】
また、テンター方式の横延伸機の掴み装置(クリップ)としては、特開平8−25474号公報、特開平10−249934号公報および特開平10−337774号公報において知られている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭63−247021号公報
【特許文献2】
特開平11−227042号公報
【特許文献3】
特開2000−246795号公報
【特許文献4】
特開平8−25474号公報
【特許文献5】
特開平10−249934号公報
【特許文献6】
特開平10−337774号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の延伸装置では、シート状物延伸時のシート力の方向に対する掴み装置の方向や、末広がり状の延伸区間入口近傍の屈曲部でのリンクピッチに対して配慮がなされていなかった。
【0008】
例えば、従来の延伸機とシート力の関係を図9を用いて説明する。尚、図9(a)は一般的な横延伸機とシート力の関係を、(b)は等長リンクを有する延伸機とシート力の関係を模式した図である。
【0009】
図9(a)に示す一般的な横延伸機の場合では、シート状物1の進行方向に垂直にシートを掴み、延伸区間では、末広がり状のレール軌跡となるため、掴み装置201は進行方向に傾き動作する。このため、掴み装置201に作用するシート力は、シート状物1の進行方向と延伸区間のガイドレール軌跡が成す角度θgに準じた方向に働き、シートの脱落や掴み装置の非強度方向への応力集中などの問題を招く。また、進行方向と平行に移動している区間の掴みピッチP11は末広がり状の延伸区間入口の屈曲部14で、急激に掴みピッチがP12に拡大し、その後、掴みピッチはP11に戻る。尚、図示していない延伸区間出口の屈曲部では掴みピッチP11は上記とは逆に一時的に縮小されることは言うまでもない。
【0010】
他方、図9(b)に示す等長リンク202を有する同時二軸延伸機の場合では、シート状物1の進行方向とは逆の方向に傾いた状態でシートを掴み、シート力が大きい延伸区間に入るため、延伸区間では掴み装置方向にシート力が加わり、前述した問題は多少やわらげることが可能と考える。しかし、図9(a)と同様に、延伸区間出入口の屈曲部で生じる掴みピッチの拡大・縮小は生じるものと考える。
【0011】
以上のような、図9(a)、(b)で説明した掴みピッチの拡大・縮小はシート状物の性能(強度、繊維の配向性)を劣化させるばかりか、延伸角度θgに依存した急激な掴みピッチの拡大によりシート状物の破断や厚み斑を生じさせる。
【0012】
本発明の目的は、上記課題に鑑みて、掴み装置へ適正な方向性を有するシート力を付与し、併せて、掴みピッチの急激な拡大・縮小を抑制できるシート状物の延伸機及びその方法を提供することにある。
【0013】
また、本発明の他の目的は、シート状物に対して横方向の延伸倍率に依存した自然量で示される縦方向の収縮を可能にしたシート状物の延伸機及びその方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、一対の無端リンク装置をシート状物の両側に配置し、前記一対の無端リンク装置を入口側スプロケットにより駆動して延伸区間において進行方向に末広がり状に配置されたガイドレールに沿って案内し、出口側スプロケットにより駆動して前記入口側スプロケットに戻るように構成されるシート状物の延伸機であって、前記一対の無端リンク装置の各々のシート状物側に連結部を設け、前記シート状物の両側端部の各々を把持する掴み装置の各々を前記連結部に対して規制される揺動角度範囲内で前記シート状物の面方向である水平方向に揺動自在可能に連結して構成し、前記延伸区間において前記一対の無端リンク装置を前記ガイドレールに沿って末広がり状に広げることによって前記掴み装置の各々によって前記シート状物を少なくとも横方向に延伸するように構成したことを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、前記掴み装置の各々は、前記連結部に揺動自在可能に支持される本体部と、該本体部の先端部に固定された下掴み子と、前記本体部に一体的に取付けられた支持腕と、該支持腕の先端部に前記シート状物の横方向に回動可能に枢着されたレバーと、該レバーの下端部に回動可能に支持され、前記下掴み子との間で前記シート状物の端部を挟み込む上掴み子と、前記下掴み子と前記上掴み子との間で前記シート状物の端部を挟み込むとき前記レバーを回動させるためのばね部材とを備えて構成することを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、前記本体部において、前記連結部に繋がる根元部とその先の部分とを分離可能に構成することを特徴とする。
また、本発明は、前記揺動角度範囲を、シート状物の進行方向と前記延伸区間における前記末広がり状に配置されたガイドレールの軌跡がなす角度と同等にしたことを特徴とする。
また、本発明は、前記各無端リンク装置を折尺状に形成された多数の等長リンク機構を繋げて構成したことを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、前記各無端リンク装置を折尺状に形成された多数の等長リンク機構を繋げて構成し、前記各無端リンク装置の最大ピッチを規制するチェーンリンクを押込む押込用スプロケットを前記延伸区間の入口に設け、前記延伸区間において前記掴み装置によって前記シート状物の端部を掴むピッチを徐々に短くして縦方向にシート状物の収縮を可能にするように前記ガイドレールの軌跡を構成することを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、折尺状に形成された多数の等長リンク機構を繋げて構成した一対の無端リンク装置をシート状物の両側に配置し、前記一対の無端リンク装置を入口側スプロケットにより駆動して延伸区間において進行方向に末広がり状に配置されたガイドレールに沿って案内し、出口側スプロケットにより駆動して前記入口側スプロケットに戻るように構成されるシート状物の延伸機を用いて、前記延伸区間において、前記各等長リンク機構を前記ガイドレールに沿って末広がり状に広げて前記各等長リンク機構の前記シート状物側の先端部に設けられた掴み装置によって端部を掴んだ前記シート状物を少なくとも横方向に延伸しながら、前記掴み装置による掴みピッチに所定の揺動角度範囲内で拘束性を無くした状態で、前記ガイドレールの軌跡によって前記掴み装置による掴みピッチを徐々に短くして前記シート状物を縦方向に収縮させることを特徴とするシート状物の延伸方法である。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係る熱可塑性樹脂フィルム等のシート状物の延伸機の実施の形態について図1〜図9を用いて説明する。
【0020】
まず、本発明に係るシート状物の横延伸機の第1の実施の形態について図1〜図7及び図9を用いて説明する。
【0021】
図1は本発明に係るシート状物の横延伸機の第1の実施の形態を示す平面図、図2は掴み装置の第1の実施例を具備した等長リンク機構を示す断面図、図3は掴み装置の第1の実施例を具備した等長リンク機構を示す平面図で、その構成及び動作は以下の通りである。
【0022】
等長リンク機構を有する横延伸機の場合、シート状物1の両側に設置された一対の無端リンク装置3(図中リンクの一部並びに片側の無端リンクは省略)は、シート状物1の端部を把持する掴み装置2を先端部に備え、折尺状に形成された等長リンク機構31を多数繋げて構成される。さらに、無端リンク装置3は、シート状物の入口側スプロケット4で駆動される。そして、入口に設けられた開閉ガイド(図示せず)により掴み装置2が開閉されてシート状物1を掴み、予熱区間で延伸に必要な温度に加熱される。さらに、無端リンク装置3は、延伸区間において、進行方向に末広がり状に配置されたガイドレール5〜7に案内されて掴みピッチP1を保持しつつ掴み装置2を特にTD方向(横方向)に徐々に拡大して、シート状物1を横方向に延伸し、その後熱処理区間において所定の温度で熱固定し、冷却区間で急冷し、開閉ガイド(図示せず)により掴み装置2を開閉してシート状物1を外し、外されたシート状物1はそのまま進行させることになる。さらに、無端リンク装置3は、出口側スプロケット8により駆動されて、入口側スプロケット4に戻るように構成される。
【0023】
上記ガイドレール5〜7は一対の組になった案内溝16a、16bを形成する。シート状物1に近いほうのシート側ガイド5と中間ガイド6より形成される案内溝16aには、掴み装置2を着脱自在に連結するリンク軸10(図2及び図3)が軸受けローラ9aを介して保持される。他方の反シート側ガイド7と中間ガイド6より形成される案内溝16bには、掴み装置2を有さないリンク軸11(図2及び図3)が軸受けローラ9bを介して保持される。上記リンク軸10および11は、一対のリンクプレート12及び一対のリンクプレート15によって折尺状に連結される。このため、掴み装置2は、リンクの折尺部に一つおきに連結される構成となる。なお、掴み装置2を有さない相隣るリンク軸11の間は等長リンク機構31の最大ピッチを制限するチェーンリンク17a、17bにより連結される。そして、掴み装置2の掴みピッチP1は、チェーンリンク17(17a、17b)により決定される。
【0024】
次に、本発明の最も特徴とする掴み装置(主に揺動部)の第1の実施例の構成を図2乃至図4を用いて説明する。
【0025】
図4は本発明に係る掴み装置の第1の実施例の近傍を示す平面図である。掴み装置の第1の実施例は、等長リンク機構31の構成部材であるリンク軸(連結点)10を支点にして掴み装置2aが水平方向(シート状物1の面方向)に所定の半径で揺動可能に連結されるために、掴み装置2aを一体的に支持する軸受筒101を上記リンク軸(連結点:連結部)10に対して回動自在に連結する。軸受筒(連結点:連結部)101は、掴み装置2aを構成するシート側に延長した延長アーム部(本体部)102と該延長アーム部102に一体的に設けられた支持腕103とを一体的に支持する。掴み装置2a(図2参照)は、更に、上記支持腕103にシート状物1の横方向に回動可能に枢着されたレバー201と、該レバー201の下端に回動可能に連結された上掴み子202と、上記延長アーム部102の先端部に固着された下掴み子203とを備え、上掴み子202と下掴み子203との間にシート状物1を挟み込むように構成する。
【0026】
ここで、上掴み子202と下掴み子203とは、本実施例であるレバー201の下端部と延長アーム部102の先端部とにおいて、シート状物1の面方向に対して直角方向の中心軸に対して固定されているが、回転可能な構造、例えば軸受を介して中心軸に対して回転可能にすることにより、延伸区間における掴み部でのシート状物1へのしわの発生を抑制することが可能となる。
【0027】
さらに、軸受筒101の反シート側には、掴み装置2aの揺動幅規制用のレバー104が固着される。軸受筒101の上下には揺動幅規制用のガイド106を固定するためのガイド固定板105が設置され、上記ガイド106aと106bの間で、上記レバー104の動作(揺動幅θc)を規制する。従って、上記ガイド106aと106bの間隔で、掴み装置2の揺動角度θcが大凡決定される。なお、ガイド固定板105に複数のガイド固定溝を設け、上記揺動角度θcを有段可変させる事も可能である。
【0028】
さらに、掴み装置2aを等長リンク機構31に対して連結点(連結部)10を支点にして水平方向に所定の半径で揺動幅θcで揺動自在に連結したことにより、レバー104を閉める方向に回動させて下掴み子203と上掴み子202との間でシート状物1の端部を挟み込んで把持するためのばね力を生じさせるためのばね205(205a、205b)をレーバ104と支持腕103または延長アーム部(本体部)102との間に懸架するように構成した。このように、ばね205(205a、205b)をレーバ104と支持腕103または延長アーム部102との間に懸架したことにより、延伸区間入口の屈曲部14および延伸区間出口の屈曲部において、等長リンク機構31に対する掴み装置2aの揺動運動に対して影響を及ぼすことをなくすことが可能となる。ばね205としては、この場合は引っ張りばねを用いたが、取付け位置を変えて圧縮ばね、トーションばねの何れでもよい。図3では、ばね205として、レバー104の両側に設けた場合を示す。このように、二つのばね205a、205bを用いることにより、上下掴み子202、203によるシート状物1の端部の把持力(掴み力)を確保することが可能となる。このようにばね205の連結部の一端をレバー201にし、他端を支持腕103または延長アーム部102にすることで、掴み装置2aを開閉ガイド(図示せず)によって開閉する際、ばね205を通してシート側リンク軸10付近への負荷を軽減することが可能となり、その結果としてリンク装置本体の長寿命化を図ることが可能となる。更に、上記ばね205を掴み装置2内の懸架にすることにより、後述する第2の実施例を実現することが可能となる。
【0029】
以上説明したように、掴み装置2aを等長リンク機構31に対して水平方向に所定の半径で揺動可能に連結するために、連結点をリンク軸10とすることにより、機構を簡素化することが可能となる。しかしながら、掴み装置2aを等長リンク機構31に対して水平方向に所定の半径で揺動可能に連結できれば、掴み装置2aと等長リンク機構31との間の連結点を必ずしもリンク軸10上にする必要はない。また、テンター方式の横延伸機の場合には、等長リンク機構を有しない関係で、無端リンク装置3に対して掴み装置2aが水平方向に所定の半径で揺動可能になるように、無端リンク装置3と掴み装置2aとの間に連結点(支点)を設ければよい。
【0030】
次に、シート状物1の延伸動作について図5を用いて説明する。図5は本発明に係る延伸機における平面方向の延伸区間拡大図である。まず、等長リンク機構31が入口スプロケット4側に設置された開閉ガイド(図示せず)に入り込むと、開閉ガイドにより掴み装置2aのローラ204をシート側に押すことで、掴み装置2aの揺動初期状態(レバー104がガイド106bに接した状態)で、上掴み子202と下掴み子203との間隔が広がり、シート状物1の端部を挟み込める状態となる。続いて、等長リンク機構31が開閉ガイド(図示せず)を通過するに従って、開閉ガイドからローラ204への押し付け力が徐々に開放されて、レバー201と支持腕103または延長アーム部102との間に懸架されたばね205の力により、元の状態に復元する。この一連の動作中に、シート状物1の端部を挿入することで、各掴み装置2aによりシート状物1の端部を進行方向にP1のピッチで挟み込んで掴む(把持する)ことになる。一方、出口スプロケット5側に設置された開閉ガイド(図示せず)に等長リンク機構31が通過すると、上記と同様に開閉ガイドによりローラ204をシート側に押してレバー201を回動させて上下掴み子を開放することで、シート状物1がはずれ、等長リンク機構31が開閉ガイドを通過後、元の状態に復元される。
【0031】
未延伸区間(予熱区間、熱処理区間および冷却区間)では、シート状物1を水平に維持するための、微小な力が掴み装置2aに作用するため、シート状物1の進行方向と垂直にシートを掴むようレバー104はガイド106bに接した状態(掴み装置2aの揺動初期状態)となる。特に、予熱区間においては、各掴み装置2aにより掴み装置2aの揺動初期状態でシート状物1の端部を挟み込んで掴んだ状態が、チェーンリンク17により掴みピッチP1で維持されることになる。
【0032】
次に、延伸区間では、末広がり状のレール軌跡となるため、等長リンク31は進行方向に傾き動作する。しかし、シート力は進行方向に垂直に作用するため、掴み装置2aは連結点(例えばリンク軸10)を支点(基軸)に揺動し、レバー104がガイド106aに接した状態で停止する。この際、掴み装置2aの揺動角度θcと末広がり角度θgを同等にすれば、常に掴み装置2aとシート力は同一方向に作用するため、シート状物の脱落や掴み装置の非強度方向への応力集中などを防止することができる。また、進行方向と平行に移動している区間(予熱区間)の掴みピッチP1は、末広がり状の延伸区間入口の屈曲部14で、掴みピッチP2に拡大するものの、図9(a)、(b)に記載した従来例と比べて、その拡大率は抑制される。また、図示していない延伸区間出口の屈曲部に対しても同様に縮小率は抑制される。
【0033】
以上説明したように、無端リンク装置3(例えば等長リンク機構31)に対してある規制された範囲内において水平方向に所定の半径で掴み装置2aを揺動自在に連結することにより、末広がり状の延伸区間入口の屈曲部および延伸区間出口の屈曲部において、掴みピッチの拡大・縮小によるシート状物の性能劣化を抑制でき、シート状物の破断や厚み斑を生じさせることがない。
【0034】
次に、本発明に係る掴み装置の第2の実施例について図6および図7を用いて説明する。第2の実施例において、上記第1の実施例(掴み装置2aを、無端リンク装置3との連結部(例えば軸受筒101)と一体構造)と相違する点は、掴み装置2bと、無端リンク装置3(例えば等長リンク機構31)との連結部(例えば軸受筒101)とを分離できる構造にしたことにある。
【0035】
即ち、シート状物1を把持する掴み装置2bは、無端リンク装置3(例えば等長リンク機構31)との連結部(例えば軸受筒101)を延長した部分(本体部)と互いにL字状部(分離構造)18a、18bを継ぎ合わせてねじ等の固定手段19で着脱自在に連結される。このように、掴み装置2bを、折尺状に形成された等長リンク機構31との連結部と固定手段19を用いて着脱自在に連結するように構成したことにより、メンテナンスするとき掴み装置2bを連結部から取り外すことが可能となる。
【0036】
以上説明した第2の実施例によれば、末広がり状の延伸区間入口の屈曲部および延伸区間出口の屈曲部において、掴みピッチの拡大・縮小によるシート状物の性能劣化を抑制でき、シート状物の破断や厚み斑を生じさせることがなく、しかも掴み装置2bのみを交換するなどのメンテナンス等の作業性を向上させることができる。更に、上記ばね205を掴み装置2b内での懸架にし、掴み装置2bをリンク装置本体(例えば等長リンク機構31)から分離可能な構造にすることで、リンク装置本体側をカバー(図示せず)で覆うことが可能となり、その結果として、リンク装置本体へはオイルミストを積極的に噴霧し、軸受等の摺動部の延命化をはかるとともに、シート状物1側へのオイル飛散を防止でき、製品歩留まりの向上が図れる。
【0037】
まず、本発明に係るシート状物の横延伸機の第2の実施の形態について図8を用いて説明する。図8は本発明の横延伸機の第2の実施の形態を示す平面図である。第2の実施の形態において、図1に示す第1の実施の形態と相違する点は、無端リンク装置3の最大ピッチを規制するチェーンリンク17をシート側に押込む押込用スプロケット15を延伸区間の入口に設け、ガイドレールの軌跡により、延伸区間で縦方向にシートの収縮が可能にした横延伸機に本発明に係る掴み装置の揺動機構を追加したことにある。このような第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様な作用効果が得られることになる。更に、第2の実施の形態によれば、次に説明する特有な作用効果も奏することになる。
【0038】
ところで、図9(a)に示すテンター方式の延伸機では掴み装置で把持したピッチはシート状物の両端部で一定であるが、シート状物の中央部分においては進行方向と逆方向にシート状物が収縮する現象(以下、ボーイングと記述する)が生じる。このため、延伸区間で縦方向にシート状物を収縮させることで、中央部分のボーイング量と掴みピッチを同期させ、シート繊維の配向性を均質化する必要がある。しかし、シート繊維の配向性を均質化するためには、縦方向の収縮量を掴みピッチの数%に制御する必要がある。
【0039】
そこで、図8に示すように、延伸区間の入口でチェーンリンク17を押込む押込用スプロケット15を設け、延伸区間に等長リンク機構31が入って行くに従ってガイドレール5〜7の軌跡によって掴み装置2(2a、2b)による掴みピッチP3を徐々に短くすることによって、シート状物1を横方向(TD方向)に延伸させて縦方向(MD方向)に収縮させながら、中央部分のボーイング量と掴みピッチを同期させ、シート繊維の配向性を均質化する。
【0040】
ここで、ガイドレール5〜7と等長リンク機構31には走行を安定にするための公差を設けている他、長時間の運転による各構成部材の摩耗にともなう公差変動など、ガイドレールの軌跡のみでは、長時間安定した縦方向の収縮が行えない可能性がある。
【0041】
一方、シート状物1の縦方向の収縮量の要求値は横方向の延伸倍率αに依存した自然量(例えば光学フィルムの場合には、α−(1/2)〜α−(1/3))と考えられ、掴み装置2(2a、2b)を角度θcの揺動角度範囲内で揺動自在にして掴みピッチに所定の範囲内で拘束性が無ければ、シート自身が好適な収縮を行うものと考える。
【0042】
従って、第2の実施の形態によれば、延伸区間において、要求値近傍のシート状物1の収縮はガイドレール5〜7の軌跡に従った、すなわち、案内溝16a、16bの間隙を徐々に広げることによる掴みピッチP3の短縮でまかない、微小な調整(縦方向の収縮量を掴みピッチの数%に制御すること)は連結点(例えばリンク軸10)を支点(基軸)にした角度θcの範囲内での掴み装置2(2a、2b)を揺動自在にする揺動機構(図4に示す如く、10、101、102、104、105、106a、106bで構成される。)で補うことができるため、シート状物1に対する精度の高い縦方向(MD方向)の収縮が可能となる。また、長期間運転に伴うガイドレール5〜7の軌跡の経時変化にも対応が可能となる。
【0043】
その結果、熱処理区間及び冷却区間での掴みピッチP4は、P4≦P1となる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、掴み装置へ適正な方向性を有するシート力を付与し、併せて、掴みピッチの急激な拡大・縮小を抑制する効果が得られる。
【0045】
また、本発明によれば、シート状物に対して横方向の延伸倍率に依存した自然量で示される縦方向の収縮を実現することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状物の横延伸機の第1の実施の形態を示す平面図である。
【図2】本発明に係る掴みの装置の第1の実施例を具備した等長リンク機構を示す断面図である。
【図3】本発明に係る掴みの装置の第1の実施例を具備した等長リンク機構を示す平面図である。
【図4】本発明に係る掴みの装置の第1の実施例の近傍を示す平面図である。
【図5】本発明に係る延伸機における平面方向の延伸区間拡大図である。
【図6】本発明に係る掴みの装置の第2の実施例を具備した等長リンク機構を示す断面図である。
【図7】本発明に係る掴みの装置の第2の実施例を具備した等長リンク機構を示す平面図である。
【図8】本発明に係るシート状物の横延伸機の第2の実施の形態を示す平面図である。
【図9】従来の延伸機平面方向の延伸区間拡大図である。
【符号の説明】
1…シート状物、2、2a、2b…掴み装置、3…無端リンク装置、4…入口スプロケット、5…シート側ガイドレール、6…中間ガイドレール、7…反シート側ガイドレール、8…出口スプロケット、9a、9b…軸受けローラ、10…シート側リンク軸(連結点:連結部)、11…反シート側リンク軸、12…リンクプレート、13…リンクプレート、14…延伸区間入口の屈曲部、15…押込用スプロケット、16a、16b…案内溝、17、17a、17b…チェーンリンク、18a、18b…L字状部(分離構造)、19…固定手段、31…等長リンク機構、101…軸受筒(連結点:連結部)、102…延長アーム部(本体部)、103…支持腕、104…レバー、105…ガイド固定板、106、106a、106b…揺動幅規制用のガイド、201…レバー、202…上掴み子、203…下掴み子、204…ローラ、205、205a、205b…ばね(ばね部材)。
Claims (7)
- 一対の無端リンク装置をシート状物の両側に配置し、前記一対の無端リンク装置を入口側スプロケットにより駆動して延伸区間において進行方向に末広がり状に配置されたガイドレールに沿って案内し、出口側スプロケットにより駆動して前記入口側スプロケットに戻るように構成されるシート状物の延伸機であって、前記一対の無端リンク装置の各々のシート状物側に連結部を設け、前記シート状物の両側端部の各々を把持する掴み装置の各々を前記連結部に対して規制される揺動角度範囲内で前記シート状物の面方向である水平方向に揺動可能に連結して構成し、前記延伸区間において前記一対の無端リンク装置を前記ガイドレールに沿って末広がり状に広げることによって前記掴み装置の各々によって前記シート状物を少なくとも横方向に延伸するように構成したことを特徴とするシート状物の延伸機。
- 前記掴み装置の各々は、前記連結部に揺動可能に支持される本体部と、該本体部の先端部に固定された下掴み子と、前記本体部に一体的に取付けられた支持腕と、該支持腕の先端部に前記シート状物の横方向に回動可能に枢着されたレバーと、該レバーの下端部に回動可能に支持され、前記下掴み子との間で前記シート状物の端部を挟み込む上掴み子と、前記下掴み子と前記上掴み子との間で前記シート状物の端部を挟み込むとき前記レバーを回動させるためのばね部材とを備えて構成することを特徴とする請求項1記載のシート状物の延伸機。
- 前記本体部において、前記連結部に繋がる根元部とその先の部分とを分離可能に構成することを特徴とする請求項3記載のシート状物の延伸機。
- 前記揺動角度範囲を、シート状物の進行方向と前記延伸区間における前記末広がり状に配置されたガイドレールの軌跡がなす角度と同等にしたことを特徴とする請求項1記載のシート状物の延伸機。
- 前記各無端リンク装置を折尺状に形成された多数の等長リンク機構を繋げて構成したことを特徴とする請求項1記載のシート状物の延伸機。
- 前記各無端リンク装置を折尺状に形成された多数の等長リンク機構を繋げて構成し、前記各無端リンク装置の最大ピッチを規制するチェーンリンクを押込む押込用スプロケットを前記延伸区間の入口に設け、前記延伸区間において前記掴み装置によって前記シート状物の端部を掴むピッチを徐々に短くして縦方向にシート状物の収縮を可能にするように前記ガイドレールの軌跡を構成することを特徴とする請求項1記載のシート状物の延伸機。
- 折尺状に形成された多数の等長リンク機構を繋げて構成した一対の無端リンク装置をシート状物の両側に配置し、前記一対の無端リンク装置を入口側スプロケットにより駆動して延伸区間において進行方向に末広がり状に配置されたガイドレールに沿って案内し、出口側スプロケットにより駆動して前記入口側スプロケットに戻るように構成されるシート状物の延伸機を用いて、前記延伸区間において、前記各等長リンク機構を前記ガイドレールに沿って末広がり状に広げて前記各等長リンク機構の前記シート状物側の先端部に設けられた掴み装置によって端部を掴んだ前記シート状物を少なくとも横方向に延伸しながら、前記掴み装置による掴みピッチに所定の揺動角度範囲内で拘束性を無くした状態で、前記ガイドレールの軌跡によって前記掴み装置による掴みピッチを徐々に短くして前記シート状物を縦方向に収縮させることを特徴とするシート状物の延伸方法。
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