JP2004321311A - お玉 - Google Patents

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Abstract

【課題】鍋の容器本体の開口周縁部に係止することができるお玉であって、そのようにして容器本体の開口周縁部に係止していても、鍋の蓋を容器本体に安定して被せることができるお玉を提供すること。
【解決手段】グリップの先端に柄を介してお玉本体を連設したお玉において、グリップの先端部を、柄の伸延方向に対して傾斜状の端面と、同端面の一側端を伸延して形成した押さえ片と、同押さえ片の反対側の端面に形成した係合片とより構成した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理道具であるお玉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のお玉は、グリップの先端に柄を介して椀状のお玉本体を連設した構成となっており、グリップや柄の部分に係止部がなかった。そのため、鍋の容器本体の中にお玉を立て掛けようとしても、同お玉のグリップや柄が容器本体の開口周縁部をスライドして、お玉が容器本体の中にずり落ちてしまっていた。
【0003】
しかも、容器本体の中にお玉を立て掛けたままの状態で蓋をしようとすれば、容器本体と蓋との間にお玉が介在することとなり、蓋を完全に閉めることができず、蓋が容器本体から簡単にずれてしまっていた。
【0004】
そこで、グリップや柄の中途部に鉤状の係合部を設けて、同係合部を鍋の開口周縁部に係合することにより、鍋の中へ落ち込むのを防止したお玉が提案されている(例えば、特許文献1〜3。)。
【0005】
【特許文献1】
実開平5−91537号公報
【0006】
【特許文献2】
実開平7−3542号公報
【0007】
【特許文献3】
実公平8−39号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記係合部を設けたお玉は、単にグリップや柄の中途部に係合部を設けただけであったため、容器本体の中へお玉が落ち込むのを防止することはできるものの、容器本体にお玉を係止したまま蓋を閉じようとすると、従来通り容器本体と蓋との間にお玉が介在することとなって、蓋が容器本体から簡単にずれてしまっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、グリップの先端に柄を介してお玉本体を連設したお玉において、グリップの先端部を、柄の伸延方向に対して傾斜状の端面と、同端面の一側端を伸延して形成した押さえ片と、同押さえ片の反対側の端面に形成した係合片とより構成することにした。
【0010】
また、本発明は、以下の点にも特徴を有するものである。
(1)前記押さえ片は、傾斜状の端面に貼着した金属板よりなること。
(2)前記係合片の外側面は、手でグリップを把持した場合の親指当接部とすること。
(3)前記押さえ片と係合片との対面角度は、略直角或いは鈍角としたこと。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、グリップの先端に柄を介してお玉本体を連設したお玉であり、前記グリップの先端部を、柄の伸延方向に対して傾斜状の端面と、同端面の一側端を伸延して形成した押さえ片と、同押さえ片の反対側の端面に形成した係合片とより構成している。
【0012】
このように、グリップの先端部の端面に係合片を設けているので、同係合片を鍋の容器本体の開口周縁部に係合してお玉を容器本体の開口周縁部に係止することができ、お玉が容器本体の中に落ち込むのを防止することができる。
【0013】
しかも、上記係合片を設けたグリップの先端部の端面には、係合片を設けた側とは反対側に伸延する押さえ片を設けているので、上述の如く係合片を鍋の容器本体の開口周縁部に係合した際には押さえ片が鍋の内側へと伸延することとなり、容器本体に蓋を載置したとしても前記押さえ片で蓋を上方から押さえることができ、蓋が容器本体からずれるのを防止することができる。
【0014】
なお、係合片を容器本体の開口周縁部に係合させて、押さえ片で蓋を押さえるのが通常の使用形態であるが、逆に、押さえ片を容器本体の開口周縁部に係合させて、係合片で蓋を押さえることも可能である。
【0015】
上記押さえ片は、傾斜状の端面に貼着した金属板より形成することができ、このように金属板を端面に貼着して押さえ片とすれば、鍋の容器本体や蓋との接触により磨耗しやすく耐熱性を要求される押さえ片を、簡単且つ頑丈に設けることができる。
【0016】
また、前記係合片の外側面は、手でグリップを把持した場合の親指当接部とすることができ、このように係合片の外側面を親指当接部として利用することにより、例えば高齢者のように握力の弱い人であっても前記係合片の外側面に親指を押し当てながらグリップを把持して、手を滑らせることなく確実にグリップを把持することができる。
【0017】
なお、上述のように係合片の外側面を親指当接部として利用する場合には、係合片をお玉本体に対向させるのが望ましい。かかる構成とすれば、手でグリップを把持した際の親指の向きとお玉本体の向きとが同方向となって、より円滑にお玉を使用することができる。
【0018】
また、前記押さえ片と係合片との対面角度は、略直角或いは鈍角とするのが望ましく、かかる角度とすれば、鍋において容器本体の周面と蓋の上面とによって形成される角度が90度以上となる場合にも、その容器本体及び蓋に対応して係合片を容器本体の開口周縁部に係合しつつ押さえ片により蓋を押さえることができ、お玉を多種多様な形状の鍋において円滑に使用することができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明に係るお玉の一実施例を図面に基づき説明する。
【0020】
図1に示すように、本実施例におけるお玉Aは、杆状のグリップ1と、同グリップ1の先端に基端を連設した杆状の柄2と、同柄2の先端に連設した椀状のお玉本体3とからなる。
【0021】
上記グリップ1と柄2とは、同一仮想直線上に位置するように一体的に形成しており、お玉本体3は、その開口面4が前記柄2やグリップ1と鈍角を成すように柄2に取り付けている。特に、本実施例では、前記グリップ1を合成樹脂製とし、柄2とお玉本体3とをステンレス等の金属製としている。
【0022】
次に、上述したお玉Aにおけるグリップ1の先端部5(以下、グリップ先端部5という)の形状について詳説する。
【0023】
グリップ先端部5は、柄2の伸延方向に対して傾斜状の端面6と、同端面6のお玉本体3とは対向しない一側端を伸延して形成した押さえ片7と、同押さえ片7の反対側であってお玉本体3と対向する端面6に形成した係合片8とからなる。
【0024】
グリップ先端部5の端面6は、係合片8を形成する側(お玉本体3と対向する側)が柄2に対して鈍角となるように傾斜させている。このように、柄2とグリップ先端部5の端面6との成す角度θ1を係合片8側に鈍角としているので、後述するようにお玉Aを鍋Bの容器本体B1に係止した際に、お玉本体3を容器本体B1の周面から引き離すことができ、お玉Aを円滑且つ確実に容器本体B1に係止することができる。
【0025】
押さえ片7は、上記グリップ先端部5の傾斜状の端面6にお玉本体3や柄2と同じステンレス等の金属からなる金属板9を貼着することにより形成しており、その先端は、お玉本体3を設けた側とは反対方向へと前記端面6から伸出させている。
【0026】
係合片8は、グリップ先端部5のお玉本体3と対向する一側端を、グリップ先端部5の端面6に対して鈍角となるようにお玉本体3に向かって突出させることにより形成している。このように係合片8とグリップ先端部5の端面6との成す角度θ2を鈍角としたので、係合片8と前記押さえ片7との対面角度θ2も鈍角とすることができる。
【0027】
この係合片8と押さえ片7との対面角度θ2は、鍋Bの容器本体B1の周面と、容器本体B1に載置した蓋B3の上面との成す角度θ3に対応する角度である。従って、両角度がほぼ等しくなるように係合片8を突設することにより、後述するようにお玉Aを容器本体B1に係止した状態で蓋B3を閉じた際に、押さえ片7を蓋B3の上面に沿わせて蓋B3を確実に押さえることができる。
【0028】
また、上記係合片8は、その外側面をグリップ1と一体に湾曲させて、手でグリップ1を把持した場合の親指当接部10としている。
【0029】
上述した構成からなるお玉Aを鍋Bの容器本体B1に係止する場合には、図2に示すように、係合片8を容器本体B1の開口周縁部に形成された外方折返し縁部B2に係合することにより簡単に容器本体B1に係止することができる。しかも、そのようにしてお玉Aを係止した状態の容器本体B1に蓋B3を載置する場合には、押さえ片7を蓋B3の上面に沿わせて、蓋B3がずれないように押さえることができる。
【0030】
或いは、図3に示すように、押さえ片7を容器本体B1の外方折返し縁部B2に係合することによりお玉Aを容器本体B1に係止することもできる。しかも、そのようにしてお玉Aを係止した状態の容器本体B1に蓋B3を載置する場合には、係合片8を蓋B3の突縁部B4に係合させて、蓋B3がずれないように押さえることができる。
【0031】
このように、本実施例では、お玉Aを係止したままの容器本体B1にずれることなく蓋B3を載置することができ、しかも、前述したように容器本体B1や蓋B3と接触して熱が伝わりやすいグリップ先端部5の端面6に押さえ片7を形成するための金属板9を貼着してグリップ1の耐熱性を高めているので、お玉Aを係止したままであっても鍋Bで煮炊きすることができる。
【0032】
なお、図4に示すように、押さえ片7の柄2側の面に突部11を設けておけば、お玉Aを係止した状態の容器本体B1に蓋B3を載置する際に、前記突部11を蓋B3の突縁部B4に係止することができ、突部11と柄2とで蓋B3の突縁部B4を挟むことができる。従って、蓋B3をよりずれにくくすることができる。
【0033】
さらに、本実施例では、係合片8の外側面を親指当接部10としているので、図5に示すように、お玉Aを持つ際には、親指当接部10に親指pを押し当てながらグリップ1を把持することができ、お玉Aを使用する際に安定して作業することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は上記のような形態で実施されるもので、以下の効果を奏する。
(1)請求項1記載の本発明では、グリップの先端に柄を介してお玉本体を連設したお玉において、グリップの先端部を、柄の伸延方向に対して傾斜状の端面と、同端面の一側端を伸延して形成した押さえ片と、同押さえ片の反対側の端面に形成した係合片とより構成したので、係合片を鍋の容器本体の開口周縁部に係合してお玉を鍋の容器本体に係止することができると共に、そのようなお玉を係止した状態の容器本体に鍋の蓋を載置する際には、押さえ片で蓋を上方から押さえて、蓋が容器本体からずれるのを防止することができる。
(2)請求項2記載の本発明では、前記押さえ片は、傾斜状の端面に貼着した金属板よりなることにしたので、鍋との接触により磨耗しやすく、しかも、耐熱性を要求される押さえ片を、簡単且つ頑丈に設けることができる。
(3)請求項3記載の本発明では、前記係合片の外側面は、手でグリップを把持した場合の親指当接部としたので、例えば高齢者のように握力の弱い人であっても前記係合片の外側面に親指を押し当てながらグリップを把持して、手を滑らせることなく確実にグリップを把持することができる。
(4)請求項4記載の本発明では、前記押さえ片と係合片との対面角度は、略直角或いは鈍角としたので、鍋において容器本体の周面と蓋の上面とによって形成される角度が90度以上となる場合にも、その容器本体や蓋の形状に対応して係合片を容器本体の開口周縁部に係合しつつ押さえ片により蓋を押さえることができる。従って、お玉を多種多様な形状の鍋において円滑に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るお玉の一実施例の側面図である。
【図2】同使用状態を示す説明図である。
【図3】同使用状態を示す説明図である。
【図4】押さえ片の他実施例を示す説明図である。
【図5】本発明に係るお玉の一実施例の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A お玉
1 グリップ
2 柄
3 お玉本体
4 開口面
5 グリップ先端部
6 端面
7 押さえ片
8 係合片
9 金属板
10 親指当接部
11 突部
B 鍋
B1 容器本体
B2 外方折返し縁部
B3 蓋
B4 突縁部
p 親指

Claims (4)

  1. グリップの先端に柄を介してお玉本体を連設したお玉において、
    グリップの先端部を、柄の伸延方向に対して傾斜状の端面と、同端面の一側端を伸延して形成した押さえ片と、同押さえ片の反対側の端面に形成した係合片とより構成したことを特徴とするお玉。
  2. 前記押さえ片は、傾斜状の端面に貼着した金属板よりなることを特徴とする請求項1記載のお玉。
  3. 前記係合片の外側面は、手でグリップを把持した場合の親指当接部とすることを特徴とする請求項1又は2記載のお玉。
  4. 前記押さえ片と係合片との対面角度は、略直角或いは鈍角としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のお玉。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200497121Y1 (ko) * 2023-07-05 2023-08-01 김철곤 음식 조리용 국자

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