JP2004320424A - Av伝送方法及びav伝送装置、並びにav送信装置及びav受信装置 - Google Patents

Av伝送方法及びav伝送装置、並びにav送信装置及びav受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004320424A
JP2004320424A JP2003111294A JP2003111294A JP2004320424A JP 2004320424 A JP2004320424 A JP 2004320424A JP 2003111294 A JP2003111294 A JP 2003111294A JP 2003111294 A JP2003111294 A JP 2003111294A JP 2004320424 A JP2004320424 A JP 2004320424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
delay
transmission
information
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003111294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4256710B2 (ja
Inventor
康男 ▲はま▼本
Yasuo Hamamoto
Yoshitaka Ota
良隆 太田
Yasunori Okada
恭典 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003111294A priority Critical patent/JP4256710B2/ja
Publication of JP2004320424A publication Critical patent/JP2004320424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4256710B2 publication Critical patent/JP4256710B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】無線プロジェクタにおいて映像は、遠隔の再生機器からプロジェクタに無線伝送され、音声は再生機器から直接アンプを介してアナログでスピーカに出力される。この場合、映像はエンコード−無線−デコード−プロジェクタ表示という経路を通ることになり、このままでは映像と音声の再生タイミングがずれるという問題が生じる。
【解決手段】比較部111を設け、映像及び音声情報における符号化及び復号化遅延や、受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの量を検出する。遅延部104は、指定された時間だけ映像又は音声情報の再生タイミングを遅延させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、AVコンテンツを再生する際に生じる圧縮符号化・復号化による遅延及び伝送遅延に起因し、映像と音声との再生タイミングのずれを補正するためのAV伝送方法及びAV伝送装置、並びにAV送信装置及びAV受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像圧縮符号化規格であるMPEG(Moving Picture Experts Group)において、映像と音声の再生タイミングを合わせるために、各情報に含まれる再生時刻管理情報を用いて同期を取ることが規定されている。同一機器内で映像と音声の両方のデコードを行って再生する場合には、再生時刻管理情報を比較することによって、容易に同期が確立できる。
【0003】
このような映像と音声の再生タイミングの同期を取る方式は、特許文献1で開示されており、ビデオデコーダ及びオーディオデコーダから抽出したビデオ再生時刻管理情報及びオーディオ再生時刻管理情報から再生タイミングの差分を算出し、差分に応じてデコーダの動作クロック周波数を変動させることによって、映像と音声の再生タイミングの同期を確立することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−312834号公報(図1、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば無線プロジェクタにおいて、映像はDVDプレーヤのようなリモートの再生機器からプロジェクタに無線伝送され、音声はDVDプレーヤから直接アンプを介してアナログでスピーカに出力される。アンプとスピーカはケーブルで直接接続されている。映像信号はエンコード−無線−デコード−プロジェクタという経路を通ることになり、このままでは映像と音声の再生タイミングがずれるという問題が生じる。
【0006】
また、映像の再生機器であるプロジェクタと、音声の再生機器であるアンプとが異なるため、従来のように再生時刻管理情報を比較して同期を取ることができないという問題がある。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、無線プロジェクタなどにおいて、映像及び音声処理における符号化/復号化の回数や、無線などの伝送に起因した再生タイミングのずれが発生しても、視聴者から見て映像と音声との再生タイミングの同期が確立されたAV伝送方式及びAV伝送装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報と音声情報のいずれか一方を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置で復号化した後再生するAV伝送方法であって、前記受信装置は、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出し、前記受信装置は、検出した再生タイミングのずれ量を受信装置に送信し、前記送信装置は、前記再生タイミングのずれ量を受信し、前記映像情報及び前記音声情報のうち、復号化遅延及び伝送遅延が生じない方の情報の再生タイミングを前記ずれ量に対応する時間だけ遅延させることにより、前記映像情報及び前記音声情報における再生タイミングのずれを補正することを特徴とする。
【0009】
本願の請求項2の発明は、コンテンツを再生するに際し、送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生すると共に、前記コンテンツの映像情報を符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生するAV伝送方法であって、前記受信装置は、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出し、前記受信装置は、検出した前記映像情報の再生タイミングのずれ量を前記送信装置に送信し、前記送信装置は、前記再生タイミングのずれ量を受信し、前記音声情報の再生タイミングを前記ずれ量に対応する時間だけ遅延させることにより、前記映像情報及び前記音声情報における再生タイミングのずれを補正することを特徴とする。
【0010】
本願の請求項3の発明は、請求項2のAV伝送方法において、前記受信装置は、検出した前記再生タイミングのずれ量を蓄積部に保持することを特徴とする。
【0011】
本願の請求項4の発明は、請求項1又は2のAV伝送方法において、前記送信装置と前記受信装置との伝送媒体として、無線を用いることを特徴とする。
【0012】
本願の請求項5の発明は、請求項2のAV伝送方法において、前記受信装置は、音声入力部を用いて前記送信装置が再生する前記音声情報を取得し、取得した前記音声情報と受信装置自身が再生する前記映像情報とを用いて再生タイミングのずれ量を検出し、前記送信装置に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする。
【0013】
本願の請求項6の発明は、請求項2のAV伝送方法において、前記映像情報を前記受信装置に伝送するとき双方向伝送路の一方を用いて伝送し、前記再生タイミングのずれ量を前記送信装置に伝送するとき前記双方向伝送路の他方を用いて伝送することを特徴とする。
【0014】
本願の請求項7の発明は、請求項2のAV伝送方法において、前記送信装置は、前記受信装置での再生タイミングのずれ量の検出に代えて、映像入力部を用いて前記受信装置が再生する前記映像情報を取得し、前記映像情報と前記送信装置自身が再生する前記音声情報とを用いて再生タイミングのずれ量を検出し、前記再生タイミングのずれ量に基づいて前記音声情報を遅延して出力することを特徴とする。
【0015】
本願の請求項8の発明は、請求項2のAV伝送方法において、前記送信装置は、前記受信装置での再生タイミングのずれ量の検出に代えて、調整部を用いて再生タイミングのずれ量を指定し、前記調整部の再生タイミングのずれ量に基づいて前記音声情報を遅延して出力することを特徴とする。
【0016】
本願の請求項9の発明は、請求項2のAV伝送方法において、前記受信装置は、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出する処理に代えて、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を予め記憶部に保持し、前記送信装置は、前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値が前記受信装置から通知されると、前記再生タイミングのずれの値に基づいて前記音声情報を遅延して出力することを特徴とする。
【0017】
本願の請求項10の発明は、コンテンツを再生するに際し、コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生するAV伝送方法であって、前記送信装置は、入力された映像情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出し、前記基準信号の送信時刻を管理し、前記受信装置は、前記送信装置から送信された前記基準信号を検出し、前記基準信号の再生時刻を管理し、前記送信装置は、前記基準信号の送信時刻と、前記受信装置で検出された前記基準信号の再生時刻とから、前記映像情報の再生タイミングのずれを算出することにより前記音声情報の遅延量を決定し、決定された前記遅延量だけ入力された前記音声情報の再生タイミングを遅延させることにより、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とする。
【0018】
本願の請求項11の発明は、コンテンツを再生するに際し、送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生すると共に、前記コンテンツの音声情報を符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生するAV伝送方法であって、前記受信装置は、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出し、前記受信装置は、検出した前記音声情報の再生タイミングのずれ量を送信装置に送信し、前記送信装置は、前記再生タイミングのずれ量を受信し、前記映像情報の再生タイミングを前記ずれ量に対応する時間だけ遅延させることにより、前記映像情報及び前記音声情報における再生タイミングのずれを補正することを特徴とする。
【0019】
本願の請求項12の発明は、請求項11のAV伝送方法において、前記受信装置は、検出した前記再生タイミングのずれ量を蓄積部に保持することを特徴とする。
【0020】
本願の請求項13の発明は、請求項11のAV伝送方法において、前記送信装置と前記受信装置との伝送媒体として、無線を用いることを特徴とする。
【0021】
本願の請求項14の発明は、請求項11のAV伝送方法において、前記受信装置は、映像入力部を用いて前記送信装置が再生する前記映像情報を取得し、取得した前記映像情報と受信装置自身が再生する前記音声情報とを用いて再生タイミングのずれ量を検出し、前記送信装置に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする。
【0022】
本願の請求項15の発明は、請求項11のAV伝送方法において、前記音声情報を前記受信装置に伝送するとき双方向伝送路の一方を用いて伝送し、前記再生タイミングのずれ量を前記送信装置に伝送するとき前記双方向伝送路の他方を用いて伝送することを特徴とする。
【0023】
本願の請求項16の発明は、請求項11のAV伝送方法において、前記送信装置は、前記受信装置での再生タイミングのずれ量の検出に代えて、音声入力部を用いて前記受信装置が再生する前記音声情報を取得し、前記音声情報と前記送信装置自身が再生する前記映像情報とを用いて再生タイミングのずれ量を検出し、前記再生タイミングのずれ量に基づいて前記映像情報を遅延して出力することを特徴とする。
【0024】
本願の請求項17の発明は、請求項11のAV伝送方法において、前記送信装置は、前記受信装置での再生タイミングのずれ量の検出に代えて、調整部を用いて再生タイミングのずれ量を指定し、前記再生タイミングのずれ量に基づいて前記映像情報を遅延して出力することを特徴とする。
【0025】
本願の請求項18の発明は、請求項11のAV伝送方法において、前記受信装置は、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出する処理に代えて、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を予め記憶部に保持し、前記送信装置は、前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値が前記受信装置から通知されると、前記再生タイミングのずれの値に基づいて前記映像情報を遅延して出力することを特徴とする。
【0026】
本願の請求項19の発明は、コンテンツを再生するに際し、コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生するAV伝送方法であって、前記送信装置は、入力された音声情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出し、前記基準信号の送信時刻を管理し、前記受信装置は、前記送信装置から送信された前記基準信号を検出し、前記基準信号の再生時刻を管理し、前記送信装置は、前記基準信号の送信時刻と、前記受信装置で検出された前記基準信号の再生時刻とから、前記音声情報の再生タイミングのずれを算出することにより前記映像情報の遅延量を決定し、決定された前記遅延量だけ入力された前記映像情報の再生タイミングを遅延させることにより、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とする。
【0027】
本願の請求項20の発明は、請求項2〜10のいずれか1項のAV伝送方法において、前記再生タイミングのずれ量を検出するための検出用音声信号を前記送信装置で再生するようにしたことを特徴とする。
【0028】
本願の請求項21の発明は、請求項11〜18のいずれか1項のAV伝送方法において、前記再生タイミングのずれ量を検出するための検出用映像信号を前記送信装置で再生するようにしたことを特徴とする。
【0029】
本願の請求項22の発明は、請求項20のAV伝送方法において、前記検出用音声信号の発生源が前記送信装置に設けられていることを特徴とする。
【0030】
本願の請求項23の発明は、請求項21のAV伝送方法において、前記検出用映像信号の発生源が前記送信装置に設けられていることを特徴とする。
【0031】
本願の請求項24の発明は、請求項20〜23のいずれか1項AV伝送方法において、前記検出用映像信号及び前記検出用音声信号として、互いに固定された位相を持つ信号が出力され、両者の位相のずれを測定することによって、前記再生タイミングのずれ量を検出することを特徴とする。
【0032】
本願の請求項25の発明は、請求項20〜23のいずれか1項のAV伝送方法において、前記検出用信号及び前記検出用音声信号の何れかの一方の位相を変化させ、位相が等しくなった時点の前記検出用映像信号又は前記検出用音声信号の遅延量を設定遅延量として扱うことを特徴とする。
【0033】
本願の請求項26の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報と音声情報のいずれか一方を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置で復号化した後再生するAV伝送装置であって、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出する比較部と、指定された時間だけ前記映像情報及び音声情報のいずれか一方の再生タイミングを遅延させる遅延部と、前記比較部が検出した再生タイミングのずれ量を送信する遅延情報送信部と、前記遅延情報送信部により得られた前記再生タイミングのずれ量を受信して前記遅延部に通知する遅延情報受信通知部と、を有し、前記映像情報及び前記音声情報のいずれか一方における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とする。
【0034】
本願の請求項27の発明は、請求項26のAV伝送装置において、前記送信装置と前記受信装置との伝送媒体として、無線を用いることを特徴とする。
【0035】
本願の請求項28の発明は、請求項26又は27のAV伝送装置において、前記比較部によって検出した前記再生タイミングのずれ量を保持する蓄積部を更に設けたことを特徴とする。
【0036】
本願の請求項29の発明は、請求項26〜28のいずれか1項のAV伝送装置において、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生すると共に、前記コンテンツの映像情報を符号化して前記受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生するAV伝送装置であって、前記比較部で検出された映像情報の再生タイミングのずれ量を、前記遅延部に通知することによって、音声の再生タイミングを遅延させることを特徴とする。
【0037】
本願の請求項30の発明は、請求項29のAV伝送装置において、前記送信装置は、前記遅延部及び前記遅延情報受信通知部を有し、前記受信装置は、前記比較部及び前記遅延情報送信部に加えて、前記送信装置が再生する音声情報を取得する音声入力部を有し、前記受信装置は、前記音声入力部が取得した音声情報と受信装置自身が再生する映像情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれ量を検出し、前記遅延情報送信部から前記遅延情報受信通知部に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする。
【0038】
本願の請求項31の発明は、請求項30のAV伝送装置において、前記映像情報を前記受信装置に伝送するとき双方向伝送路の一方を用いて伝送し、前記再生タイミングのずれ量を前記送信装置に伝送するとき前記双方向伝送路の他方を用いて伝送することを特徴とする。
【0039】
本願の請求項32の発明は、請求項30又は31のAV伝送装置において、前記音声入力部は、マイクロホンであることを特徴とする。
【0040】
本願の請求項33の発明は、請求項30又は31のAV伝送装置において、前記音声入力部は、前記送信装置で再生された音声情報を入力するものであることを特徴とする。
【0041】
本願の請求項34の発明は、請求項29のAV伝送装置において、前記送信装置は、前記遅延部及び前記比較部に加えて、前記受信装置が再生する映像情報を取得する映像入力部を有し、前記映像入力部で取得した映像情報と前記送信装置自身が再生する音声情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれ量を検出し、前記遅延部に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする。
【0042】
本願の請求項35の発明は、請求項34のAV伝送装置において、前記映像入力部は、再生された映像を検出する光センサであることを特徴とする。
【0043】
本願の請求項36の発明は、請求項34のAV伝送装置において、前記映像入力部は、前記受信装置で再生された映像情報が入力されるものであることを特徴とする。
【0044】
本願の請求項37の発明は、請求項29のAV伝送装置において、前記比較部、前記遅延情報送信部、前記遅延情報受信通知部に代えて、再生タイミングのずれ量を調整値として入力する調整部を設け、前記調整部の調整値を前記遅延部に通知することで音声の再生タイミングを遅延させることを特徴とする。
【0045】
本願の請求項38の発明は、請求項37のAV伝送装置において、前記調整部は、手動のダイヤル又はスイッチであることを特徴とする。
【0046】
本願の請求項39の発明は、請求項29のAV伝送装置において、前記比較部に代えて、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を予め保持する記憶部を前記受信装置に設け、前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値を、前記受信装置の遅延情報送信部及び前記送信装置の遅延情報受信通知部を介して前記送信装置の遅延部に通知することを特徴とする。
【0047】
本願の請求項40の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生するAV伝送装置であって、前記送信装置は、指定された遅延量だけ入力された音声情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、入力された映像情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出する映像入力検出部と、前記映像入力検出部により検出された基準信号の時刻を管理する送信時刻管理部と、前記遅延部に音声情報の遅延量を指示する遅延時間検出部と、を有し、前記受信装置は、前記基準信号を再生したことを検出する映像再生検出部と、前記基準信号が再生された時刻を管理する再生時刻管理部と、を有し、前記遅延時間検出部が、前記送信時刻管理部によって得られた送信時刻と、前記再生時刻管理部によって得られた再生時刻とから、映像の再生タイミングのずれを算出することにより前記音声情報の遅延量を決定することにより、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とする。
【0048】
本願の請求項41の発明は、請求項26〜28のいずれか1項のAV伝送装置において、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生すると共に、前記コンテンツの音声情報を符号化して前記受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生するAV伝送装置であって、前記比較部で検出された音声情報の再生タイミングのずれ量を、前記遅延部に通知することによって、映像の再生タイミングを遅延させることを特徴とする。
【0049】
本願の請求項42の発明は、請求項41のAV伝送装置において、前記送信装置は、前記遅延部及び前記遅延情報受信通知部を有し前記受信装置は、前記比較部及び前記遅延情報送信部に加えて、前記送信装置が再生する映像情報を取得する映像入力部を有し、前記受信装置は、前記映像入力部で取得した映像情報と受信装置自身が再生する音声情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれ量を検出し、前記遅延情報送信部から前記遅延情報受信通知部に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする。
【0050】
本願の請求項43の発明は、請求項42のAV伝送装置において、前記音声情報を前記受信装置に伝送するとき双方向伝送路の一方を用いて伝送し、前記再生タイミングのずれ量を前記送信装置に伝送するとき前記双方向伝送路の他方を用いて伝送することを特徴とする。
【0051】
本願の請求項44の発明は、請求項42又は43のAV伝送装置において、前記映像入力部は、再生された映像を検出する光センサであることを特徴とする。
【0052】
本願の請求項45の発明は、請求項42又は43のAV伝送装置において、前記映像入力部は、前記送信装置で再生された映像信号を入力するものであることを特徴とする。
【0053】
本願の請求項46の発明は、請求項41のAV伝送装置において、前記送信装置は、記遅延部及び前記比較部に加えて、前記受信装置が再生する音声情報を取得する音声入力部を有し、前記音声入力部で取得した音声情報と前記送信装置自身が再生する映像情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれ量を検出し、前記遅延部に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする。
【0054】
本願の請求項47の発明は、請求項46のAV伝送装置において、前記音声入力部は、マイクロホンであることを特徴とする。
【0055】
本願の請求項48の発明は、請求項46のAV伝送装置において、前記音声入力部は、前記受信装置で再生された音声情報を入力するものであることを特徴とする。
【0056】
本願の請求項49の発明は、請求項41のAV伝送装置において、前記比較部、前記遅延情報送信部、前記遅延情報受信通知部に代えて、再生タイミングのずれ量を調整値として入力する調整部を設け、前記調整部の調整値を前記遅延部に通知することで映像の再生タイミングを遅延させることを特徴とする。
【0057】
本願の請求項50の発明は、請求項49のAV伝送装置において、前記調整部は、手動のダイヤル又はスイッチであることを特徴とする。
【0058】
本願の請求項51の発明は、請求項41のAV伝送装置において、前記比較部に代えて、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を保持する記憶部を前記受信装置に設け、前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値を、前記受信装置の遅延情報送信部及び前記送信装置の遅延情報受信通知部を介して前記送信装置の遅延部に通知することを特徴とする。
【0059】
本願の請求項52の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生するAV伝送装置であって、前記送信装置は、指定された遅延量だけ入力された映像情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、入力された音声情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出する音声入力検出部と、前記音声入力検出部により検出された基準信号の時刻を管理する送信時刻管理部と、前記遅延部に映像情報の遅延量を指示する遅延時間検出部と、を有し、前記受信装置は、前記基準信号を再生したことを検出する音声再生検出部と、前記基準信号が再生された時刻を管理する再生時刻管理部と、を有し、前記遅延時間検出部が、前記送信時刻管理部によって得られた送信時刻と、前記再生時刻管理部によって得られた再生時刻とから、音声の再生タイミングのずれを算出することにより前記映像情報の遅延量を決定することにより、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とする。
【0060】
本願の請求項53の発明は、請求項29〜40のいずれか1項AV伝送装置において、前記再生タイミングのずれ量を検出するための検出用映像信号を前記送信装置で再生するようにしたことを特徴とする。
【0061】
本願の請求項54の発明は、請求項41〜52のいずれか1項AV伝送装置において、前記再生タイミングのずれ量を検出するための検出用音声信号を前記送信装置で再生するようにしたことを特徴とする。
【0062】
本願の請求項55の発明は、請求項53のAV伝送装置において、前記検出用映像信号の発生源が前記送信装置に設けられていることを特徴とする。
【0063】
本願の請求項56の発明は、請求項54のAV伝送装置において、前記検出用音声信号の発生源が前記送信装置に設けられていることを特徴とする。
【0064】
本願の請求項57の発明は、請求項53〜56のいずれか1項AV伝送装置において、前記検出用映像信号及び前記検出用音声信号として、互いに固定された位相を持つ信号が出力され、両者の位相のずれを前記比較部で測定することによって、前記再生タイミングのずれ量を検出することを特徴とする。
【0065】
本願の請求項58の発明は、請求項53〜56のいずれか1項AV伝送装置において、前記検出用信号及び前記検出用音声信号の何れかの一方の位相を前記遅延部で変化させ、前記比較部で測定した結果、位相が等しくなった時点の前記検出用映像信号又は前記検出用音声信号の遅延量を設定遅延量として前記遅延部に通知することを特徴とする。
【0066】
本願の請求項59の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、指定された時間だけ前記コンテンツの音声情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、前記受信装置から通知された再生タイミングのずれ量を前記遅延部に通知する遅延情報受信通知部と、を有し、前記受信装置から通知された再生タイミングのずれ量を前記遅延情報受信通知部が前記遅延部に通知することにより、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを前記遅延部が補正することを特徴とする。
【0067】
本願の請求項60の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、指定された時間だけ前記コンテンツの音声情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、前記受信装置が再生する映像情報を検出する映像入力部と、前記映像入力部によって検出された映像情報と送信装置自身が再生する音声情報との再生タイミングのずれ量を検出する比較部と、を有し、前記比較部で検出された再生タイミングのずれ量を前記遅延部に通知することにより、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを前記遅延部が補正することを特徴とする。
【0068】
本願の請求項61の発明は、請求項60記載のAV送信装置において、前記映像入力部は、再生された映像を検出する光センサであることを特徴とする。
【0069】
本願の請求項62の発明は、請求項60記載のAV送信装置において、前記映像入力部は、前記受信装置で再生された映像情報が入力されるものであることを特徴とする。
【0070】
本願の請求項63の発明は、請求項60記載のAV送信装置において、前記比較部によって検出した前記再生タイミングのずれ量を保持する蓄積部を更に設けたことを特徴とする。
【0071】
本願の請求項64の発明は、請求項60記載のAV送信装置において、前記比較部及び前記映像入力部に代えて、再生タイミングのずれ量を調整値として入力する調整部を設け、前記調整部の調整値を前記遅延部に通知することで音声の再生タイミングを遅延させることを特徴とする。
【0072】
本願の請求項65の発明は、請求項64記載のAV送信装置において、前記調整部は、手動のダイヤル又はスイッチであることを特徴とする。
【0073】
本願の請求項66の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、指定された遅延量だけ入力された音声情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、入力された映像情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出する映像入力検出部と、前記映像入力検出部により検出された基準信号の時刻を管理する送信時刻管理部と、前記遅延部に音声情報の遅延量を指示する遅延時間検出部と、を有し、前記遅延時間検出部が、前記送信時刻管理部によって得られた送信時刻と、前記受信装置から得られた再生時刻とから、映像の再生タイミングのずれを算出して前記音声情報の遅延量を決定することにより、前記遅延部が、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とする。
【0074】
本願の請求項67の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、指定された時間だけ前記コンテンツの映像情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、前記受信装置から通知された再生タイミングのずれ量を前記遅延部に通知する遅延情報受信通知部と、を有し、前記受信装置から通知された再生タイミングのずれ量を前記遅延情報受信通知部が前記遅延部に通知することにより、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを前記遅延部が補正することを特徴とする。
【0075】
本願の請求項68の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、指定された時間だけ前記コンテンツの映像情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、前記受信装置が再生する音声情報を検出する音声入力部と、前記音声入力部によって検出された音声情報と送信装置自身が再生する映像情報との再生タイミングのずれ量を検出する比較部と、を有し、前記比較部で検出された再生タイミングのずれ量を前記遅延部に通知することにより、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを前記遅延部が補正することを特徴とする。
【0076】
本願の請求項69の発明は、請求項68記載のAV送信装置において、前記音声入力部は、マイクロホンであることを特徴とする。
【0077】
本願の請求項70の発明は、請求項68記載のAV送信装置において、前記音声入力部は、前記受信装置で再生された音声情報を入力するものであることを特徴とする。
【0078】
本願の請求項71の発明は、請求項68記載のAV送信装置において、前記比較部によって検出した前記再生タイミングのずれ量を保持する蓄積部を更に設けたことを特徴とする。
【0079】
本願の請求項72の発明は、請求項67又は68記載のAV送信装置において、前記比較部及び前記音声入力部に代えて、再生タイミングのずれ量を調整値として入力する調整部を設け、前記調整部の調整値を前記遅延部に通知することで映像の再生タイミングを遅延させることを特徴とする。
【0080】
本願の請求項73の発明は、請求項72記載のAV送信装置において、前記調整部は、手動のダイヤル又はスイッチであることを特徴とする。
【0081】
本願の請求項74の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、指定された遅延量だけ入力された映像情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、入力された音声情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出する音声入力検出部と、前記音声入力検出部により検出された基準信号の時刻を管理する送信時刻管理部と、前記遅延部に映像情報の遅延量を指示する遅延時間検出部と、を有し、前記遅延時間検出部が、前記送信時刻管理部によって得られた送信時刻と、前記受信装置から得られた再生時刻とから、音声の再生タイミングのずれを算出することにより前記映像情報の遅延量を決定することにより、前記遅延部が、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とする。
【0082】
本願の請求項75の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生する際に用いられるAV受信装置であって、前記映像情報と音声情報との再生タイミングのずれ量を検出する比較部と、前記比較部が検出した再生タイミングのずれ量を前記送信装置に送信する遅延情報送信部と、前記送信装置が再生する音声情報を取得する音声入力部と、を有し、前記音声入力部が取得した音声情報と、受信装置自身が再生する映像情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれの量を検出し、前記遅延情報送信部から前記送信装置に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする。
【0083】
本願の請求項76の発明は、請求項75のAV受信装置において、前記音声入力部は、マイクロホンであることを特徴とする。
【0084】
本願の請求項77の発明は、請求項75のAV受信装置において、前記音声入力部は、前記送信装置で再生された音声情報を入力するものであることを特徴とする。
【0085】
本願の請求項78の発明は、請求項75のAV受信装置において、前記比較部によって検出した前記再生タイミングのずれ量を保持する蓄積部を更に設けたことを特徴とする。
【0086】
本願の請求項79の発明は、請求項75のAV受信装置において、前記比較部の代わりに、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を予め保持する記憶部を設け、前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値を、前記遅延情報送信部を介して前記送信装置に通知することを特徴とする。
【0087】
本願の請求項80の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生する際に用いられるAV受信装置であって、前記送信装置で入力された映像情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号が送信されたとき、前記基準信号を検出する映像再生検出部と、前記基準信号が再生された時刻を管理する再生時刻管理部と、を有し、前記再生時刻管理部が、前記基準信号の再生された時刻を前記送信装置に通知することを特徴とする。
【0088】
本願の請求項81の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生する際に用いられるAV受信装置であって、前記音声情報と映像情報との再生タイミングのずれ量を検出する比較部と、前記比較部が検出した再生タイミングのずれ量を前記送信装置に送信する遅延情報送信部と、前記送信装置が再生する映像情報を取得する映像入力部と、を有し、前記映像入力部が取得した映像情報と、受信装置自身が再生する音声情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれの量を検出し、前記遅延情報送信部から前記送信装置に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする。
【0089】
本願の請求項82の発明は、請求項81のAV受信装置において、前記映像入力部は、再生された映像を検出する光センサであることを特徴とする。
【0090】
本願の請求項83の発明は、請求項81のAV受信装置において、前記映像入力部は、前記送信装置で再生された映像情報が入力されるものであることを特徴とする。
【0091】
本願の請求項84の発明は、請求項81のAV受信装置において、前記比較部によって検出した前記再生タイミングのずれ量を保持する蓄積部を更に設けたことを特徴とする。
【0092】
本願の請求項85の発明は、請求項81のAV受信装置において、前記比較部の代わりに、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を予め保持する記憶部を設け、前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値を、前記遅延情報送信部を介して前記送信装置に通知することを特徴とする。
【0093】
本願の請求項86の発明は、コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生する際に用いられるAV受信装置であって、前記送信装置で入力された音声情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号が送信されたとき、前記基準信号を検出する音声再生検出部と、前記基準信号が再生された時刻を管理する再生時刻管理部と、を有し、前記再生時刻管理部が、前記基準信号の再生された時刻を前記送信装置に通知することを特徴とする。
【0094】
上記のAV伝送方法によれば、再生された映像及び音声信号から再生タイミングがどのくらいずれているのかを測定することによって、遅延量を算出し、同期を確立することができる。
【0095】
また遅延測定用の信号として例えば映像信号が一定周期で白/黒画面が変化するパターンとし、音声信号は映像信号が白のときに正弦波を出力し、黒の時には何も出力しないというような信号を用いることによって、容易に遅延量を測定することができる。
【0096】
更に、送信側と受信側とで基準時刻を共有し、その時間軸に従って送信側の符号化開始から受信側の再生までの遅延時間を測定し、遅延量を算出する。これにより、光センサやマイクなどの再生映像や再生音声を取り込む手段を用いることなく、再生タイミングのずれを算出することができる。
【0097】
また、符号化・復号化の処理時間や伝送遅延時間に起因する再生タイミングのずれの量を測定した結果を記憶手段に格納しておき、一度測定した後は、起動時にその値を読み出して受信側から送信側にフィードバックすることによって遅延量を算出することができる。
【0098】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態におけるAV伝送装置及びAV伝送方法、並びにAV送信装置及びAV受信装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるAV伝送装置の全体構成図である。このAV伝送装置は無線送信装置(AV送信装置又は送信装置という)101A及び無線受信装置(AV受信装置又は受信装置という)108Aを有し、これに関連する機器としてDVDプレーヤ105、アンプ106、スピーカ107、プロジェクタ113、スクリーン114が設けられている。無線送信装置101Aは、映像信号を無線で送信するもので、無線部102、MPEG符号化部103、遅延部104を含んで構成される。無線受信装置108Aは、無線で送信された映像信号を受信するもので、無線部109、MPEG復号化部110、比較部111、マイクロホン(以下、マイクという)112を含んで構成される。無線部102と無線部109は方方向に情報を送信することができる。
【0099】
DVDプレーヤ105は、光ディスク(DVD)に圧縮符号化記録された映像データ及び音声データを読み出し、伸長し、復号化してアナログの映像信号と音声信号とを出力する。プロジェクタ113は、入力された映像信号を液晶表示パネル(LCD)やデジタルマイクロミラー(DLP)に与え、光ビームに変換してスクリーン114に映像を投射するものである。プロジェクタ113は、ホームシアタの場合や会議室の場合には、その光ビームが映像の視聴者に遮られないようにするため、天井などに取り付けられることが多い。この場合、プロジェクタ113の電源は、予め天井に取り付けられたコンセントから供給される。一方、DVDプレーヤ105は、光ディスクの出し入れや、操作パネルから直接各種の操作を行うために、テーブルやAVケースに設置されることが多い。
【0100】
したがって本実施の形態は、DVDプレーヤ105からの映像信号を、無線を介してプロジェクタ113に伝送し、プロジェクタ113で映像を再生する。音声信号は無線による伝送は行わず、直接アンプ106で増幅してスピーカ107から再生する形態とする。特に本実施の形態では、再生タイミングの同期のために必要な構成要素は、無線送信装置101A側と無線受信装置108A側とに分割して実装するものとする。
【0101】
以上のように構成されたAV伝送装置の動作を述べる。DVDプレーヤ105の映像出力端子として、例えばプログレッシブ映像出力、コンポーネント映像出力、D1/D2映像出力、S映像出力、汎用の映像出力等の端子がそれぞれ用意されている。これらの出力端子から出力される映像信号は、光ディスクに記録された圧縮符号化信号(プログラムストリーム)が内蔵のデコーダで伸長復号化されたもので、これらの信号を以下の説明ではアナログ映像出力と呼ぶ。また映像出力は前記の出力端子のうち、いずれのものを用いても良い。このアナログ映像出力は一旦無線送信装置101Aに与えられる。無線送信装置101Aに入力されたアナログの映像信号は、無線LANにおける誤り耐性の確保と、伝送信号量の削減のためにMPEG符号化部103で圧縮符号化される。圧縮符号化された映像信号は、所定のフォーマットに変換され、無線部102によってワイヤレス伝送される。
【0102】
ワイヤレス伝送された圧縮映像信号は、無線受信装置108Aで受信される。無線部109は、無線送信装置101Aからの圧縮映像信号を受信し、MPEG復号化部110に入力する。MPEG復号化部110は圧縮映像信号を復号し、映像信号をプロジェクタ113に出力する。プロジェクタ113は、入力された映像信号を光ビームに変換し、スクリーン114に映像を投射する。
【0103】
一方、DVDプレーヤ105の音声出力端子として、マルチチャンネルのアナログ音声出力、同軸デジタル音声出力、光デジタル音声出力などの出力端子がそれぞれ用意されている。これらの信号についても、プレーヤから出力されるときには、伸長復号化されているので、アナログ音声出力と呼ぶ。こうしてDVDプレーヤ105のアナログ音声出力は、遅延部104で遅延処理を受け、アンプ106に出力される。アンプ106は、複数チャネル、例えば5.1chサラウンドの音声信号処理を行い、各チャネルのスピーカ107に出力する。このような動作により、プロジェクタ113から投影された映像に対して、専用のAVアンプにより迫力ある音声が再生され、臨場感のある状態でコンテンツを楽しむことができる。
【0104】
次に、映像と音声の再生タイミングを同期させる処理について説明する。DVDプレーヤ105からのアナログ音声出力は直ちにアンプ106で増幅され、スピーカ107で再生される。これに対し、DVDプレーヤ105のアナログ映像出力はコーデック(CODEC)処理が行われる。即ち無線送信装置101から無線伝送により無線受信装置108へ伝送される。このためコーデック処理と無線伝送とにより遅延が生じる。この遅延は無線受信装置108のMPEG復号化部110での信号処理の遅延も含まれる。これらの処理の後に映像がプロジェクタ113から再生される。本実施の形態では、これらの遅延時間を検出し、この遅延時間だけ音声信号の再生タイミングを遅延部104で遅延させることによって、映像と音声の再生タイミングの同期を確立する。
【0105】
無線受信装置108Aに音声入力部として取り付けられたマイク112は、スピーカ107から出力された音声を取得する。マイク112が取得した音声信号は比較部111に入力される。また、比較部111には無線受信装置108Aが再生する映像信号も入力される。比較部111は入力された映像信号と音声信号とから、映像と音声の再生タイミングのずれを検出する。
【0106】
再生タイミングのずれを検出するための検出用信号(更正用信号ともいう)の一例を図2に示す。図2(a)に示すように、検出用映像信号としてNフレーム毎に白一色の映像と黒一色の映像とが交互に現れる信号を用いる。一方、図2(b)に示すように、検出用音声信号として、映像が白一色の期間は音声信号、例えば正弦波が存在し、映像が黒一色の期間は音声信号が存在しないような信号(無音信号)を用いる。本実施の形態では、図2のような検出用信号が記録されたDVDディスクをDVDプレーヤ105で再生してもよい。また所望のコンテンツが記録された市販のDVDディスクを再生する直前に、図2(a)、(b)のような検出用信号を無線送信装置101Aが出力するようにしてもよい。
【0107】
比較部111は、再生された検出用の映像信号と音声信号とを用いて、図2(c)で示したような白一色の映像の開始タイミングと、これと同期した図2(d)で示した音声の再生開始タイミングとの差分を検出する。上記の検出用信号はアナログ信号であるが、信号の性質としては白か黒か、或いは音声が有りか無しというデジタル的な性質を利用するため、タイミングの差分の検出は容易である。
【0108】
比較部111は、検出した再生タイミングのずれ量を遅延量として無線部109に通知する。無線部109は、比較部111から与えられた遅延量を無線により無線送信装置101Aに伝送する。遅延量の伝送は、映像を伝送する無線伝送路において、逆方向の伝送路を用いて行う。
【0109】
無線送信装置101Aの無線部102は、受信した信号から遅延量の情報を抽出し、遅延部104に転送する。遅延部104は与えられた遅延量だけ、入力された音声信号を遅延させ、アンプ106に出力する。
【0110】
ここで無線部109は、比較部111が検出した映像情報と音声情報の再生タイミングのずれ量を無線送信装置101Aに対して送信する遅延量送信部の機能を達成している。また無線部102は、無線部109から受信した再生タイミングのずれ量を遅延部104に通知する遅延情報受信通知部の機能を達成している。
【0111】
以上のように本実施の形態によれば、音声の再生タイミングに対する映像の圧縮符号化及び復号化による遅延と、無線による伝送に起因した映像の再生タイミングの遅延を検出し、その遅延量を音声側にフィードバックすることによって、音声の再生タイミングを必要な時間だけ遅延させることが可能になる。こうして、映像と音声の再生タイミングの同期が確立され、再生タイミングのずれのないコンテンツの再生が可能になる。
【0112】
なお、本実施の形態では音声入力部をマイクとしたが、マイク以外の音声入力部でも同様の効果が得られる。例えば、RCAピンプラグのような汎用の有線入力部を用いて音声を検出してもよい。この場合、無線送信装置103から出力される音声情報をケーブルを介して比較部111に入力する。
【0113】
また、本実施の形態ではDVDプレーヤ105と無線送信装置101Aとは別の機器としているが、無線送信装置101Aの機能がDVDプレーヤ105に内蔵されていても良い。更に、プロジェクタ113と無線受信装置108Aとは別の機器としているが、無線受信装置108Aの機能がプロジェクタ113に内蔵されていても良い。
【0114】
また、本実施の形態では、再生タイミングのずれを検出するための検出用信号は、DVDディスクからDVDプレーヤ105で再生されるとしたが、前述したようにDVDプレーヤ105に検出用信号を出力する機能を設けても同様の効果が得られる。この場合、再生タイミングのずれを検出するために、検出用信号を記録したDVDディスクを用いるという制限がなくなる。
【0115】
また、本実施の形態では、再生タイミングのずれを検出する信号として図2のような検出用信号を用いたが、映像と音声の再生タイミングの関係が固定されているような信号であれば、他のパターンの信号でも同様の効果が得られる。
【0116】
本実施の形態のAV伝送装置は、無線送信装置がコンテンツの音声情報を再生すると共に、コンテンツの映像情報を符号化して無線受信装置に伝送し、無線受信装置が復号化して映像情報を再生するものとした。しかし無線送信装置がコンテンツの映像情報を再生すると共に、コンテンツの音声情報を符号化して無線受信装置に伝送し、無線受信装置が復号化して音声情報を再生するものであっても良い。
【0117】
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2におけるAV伝送装置について説明する。図3は実施の形態2におけるAV伝送装置の全体構成図である。実施の形態1と同じ機能部は同じ番号をつけ、詳細な説明は省略する。このAV伝送装置は、送信側だけで遅延時間を測定できるようにしたものである。
【0118】
無線送信装置101Bは、MPEG符号化部103、遅延部104、光センサ301、比較部302、無線部303を含んで構成される。無線受信装置108Bは、無線部304、MPEG復号化部110を含んで構成される。またこれに関連する機器としてDVDプレーヤ105、アンプ106、スピーカ107、プロジェクタ113、スクリーン114が設けられている。
【0119】
光センサ301は、無線受信装置108Bが再生する映像情報をスクリーン114からの反射光により検出する映像入力部である。比較部302は、実施の形態1と異なり、無線送信装置101Bに設けられる。比較部302は、光センサ301から入力された映像の検出信号と、無線送信装置101Bが出力する音声信号との再生タイミングの差分を検出し、この差分時間を遅延部104に通知する。無線部303は、実施の形態1のように無線受信装置から転送された遅延量を遅延部104に通知する機能は持たない。無線部304も、実施の形態1のように遅延量を無線送信装置101に転送する機能を持たない。
【0120】
本実施の形態は、DVDプレーヤ105からの映像信号を無線によりプロジェクタ113に伝送し、プロジェクタ113で映像を再生すると共に、音声は無線による伝送は行わず、直接アンプ106で増幅してスピーカ107から再生する形態とする。そして再生タイミングの同期のために必要な構成要素は、全て送信装置側に実装していることが特徴である。
【0121】
このように構成されたAV伝送装置の動作を述べる。映像及び音声の再生されるまでの処理内容については、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。ここでは、映像と音声の再生タイミングを同期させる処理についてのみ説明する。DVDプレーヤ105から出力されたアナログ音声出力は直ちにアンプ106で増幅され、スピーカ107で再生される。これに対し、DVDプレーヤ105から出力されたアナログ映像出力は、MPEG符号化部103及びMPEG復号化部110によるCODEC処理による遅延、及び無線送信装置101Bから無線受信装置108Bへの無線伝送による遅延を受け、プロジェクタ113から映像が再生される。比較部302はこのような遅延量を検出し、遅延部104が遅延量だけ音声信号の再生タイミングを遅延させる。こうして映像と音声の再生タイミングの同期を確立する。
【0122】
このような処理において、光センサ301は、プロジェクタ114から投射された映像による反射光を検出する。光センサ301が検出した映像検出信号は比較部302に入力される。また、この比較部302には無線送信装置101Bが再生する音声信号も入力される。比較部302は、入力された映像検出信号と音声信号とから、映像と音声の再生タイミングのずれを検出する。
【0123】
比較部302は、検出した再生タイミングのずれを遅延量として遅延部104に通知する。遅延部104は、与えられた遅延量だけ、入力された音声信号を遅延させ、アンプ106に出力する。
【0124】
以上のように、本実施の形態によれば、音声の再生タイミングに対する映像の圧縮符号化及び復号化による遅延と、無線による伝送に起因した映像の再生タイミングの遅延を検出し、その遅延量を音声側にフィードバックすることによって、音声の再生タイミングを必要な時間だけ遅延させることが可能になる。こうして、映像と音声の再生タイミングの同期が確立され、再生タイミングのずれのないコンテンツの再生が可能になる。
【0125】
更に、再生タイミングのずれを検出する手段が全て無線送信装置101B側に実装されているため、無線受信装置108B側には、再生タイミングのずれを検出する検出手段を設けなくても、再生タイミングのずれを補正することが可能となる。
【0126】
なお、本実施の形態では映像入力部を光センサとしたが、光センサ以外の映像入力部でも同様の効果が得られる。例えば、RCAピンプラグのような汎用の端子を用いた有線による映像入力でも良い。
【0127】
本実施の形態のAV伝送装置は、無線送信装置がコンテンツの音声情報を再生すると共に、コンテンツの映像情報を符号化して無線受信装置に伝送し、無線受信装置が復号化して映像情報を再生するものとした。しかし無線送信装置がコンテンツの映像情報を再生すると共に、コンテンツの音声情報を符号化して無線受信装置に伝送し、無線受信装置が復号化して音声情報を再生するものであっても良い。この場合光センサ301の代わりに、マイクを音声入力部として設ける。
【0128】
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3におけるAV伝送装置について説明する。図4は実施の形態3におけるAV伝送装置の全体構成図である。実施の形態1、2と同じ機能部は同じ番号をつけ、詳細な説明は省略する。このAV伝送装置は、比較部を設けず、調整部であるダイヤルを用いて手動で遅延調整をできるようしたものである。
【0129】
無線送信装置101Cは、MPEG符号化部103、遅延部104、無線部303に加えて、調整部として調整ダイヤル401を含んで構成される。無線受信装置108Cは、MPEG復号化部110、無線部304を含んで構成される。またこれらに関連する機器としてDVDプレーヤ105、アンプ106、スピーカ107、プロジェクタ113、スクリーン114が設けられている。ダイヤル401は音声の再生タイミングの遅延量を手動で調節するものであり、遅延部104に接続される。
【0130】
本実施の形態は、DVDプレーヤ105からの映像信号を無線によりプロジェクタ113に伝送し、プロジェクタ113で映像を再生すると共に、音声は無線による伝送は行わず、直接アンプ106で増幅してスピーカ107から再生する形態とする。また、再生タイミングの同期のために必要な構成要素は、ダイヤル401と遅延部104のみであることが特徴であり、この点が実施の形態1、2と異なる。
【0131】
このように構成されたAV伝送装置の動作を述べる。映像及び音声の再生されるまでの処理内容については、実施の形態1、2と同じであるため、説明を省略する。ここでは、映像と音声の再生タイミングを同期させる処理についてのみ説明する。
【0132】
DVDプレーヤ105からのアナログ音声出力は直ちにアンプ106で増幅され、スピーカ107で再生される。これに対し、DVDプレーヤ105のアナログ映像出力はMPEG符号化部103及びMPEG復号化部110によるCODEC処理による遅延、及び無線送信装置101から無線受信装置108への無線伝送による遅延を受け、プロジェクタ113から再生される。この遅延量に相当する遅延制御を、ダイヤル401を介して手動で行う。
【0133】
具体的には、映像と音声を再生し、その再生画面及び再生音声を視聴した上で、使用者がダイヤル401を操作する。ダイヤル401からの制御信号によって、遅延部104の遅延量が変化し、音声の再生タイミングが変化する。使用者は、この変化を眼と耳で確認しながら、映像の再生タイミングと音声の再生タイミングとが同期する位置でダイヤル401の調整値を固定する。
【0134】
本実施の形態によれば、音声の再生タイミングに対して、映像の圧縮符号化及び復号化による遅延と、無線伝送に起因する映像の再生タイミングの遅延とを検出し、その遅延量を音声側にフィードバックすることによって、音声の再生タイミングを必要な時間だけ遅延させることが可能になる。こうして、映像と音声の再生タイミングの同期が確立され、再生タイミングのずれのないコンテンツの再生が可能になる。
【0135】
更に、本実施の形態では、使用者が再生映像と音声を視聴しながらダイヤル401で再生タイミングのずれを調節するため、再生タイミングのずれを検出するための特別な手段がなくても補正が可能である。
【0136】
なお、本実施の形態では再生タイミングのずれを手動で調節する調整部としてダイヤル401を用いたが、他の調整部、例えばスイッチのようなものでも同様の効果が得られる。
【0137】
また、再生タイミングのずれを検出する信号は、図2のような検出用信号でも良いし、映画や音楽などのコンテンツを再生し、使用者が出演者や歌手の口の動きと、台詞や楽曲の音声出力とが一致するように調節しても良い。
【0138】
本実施の形態のAV伝送装置は、無線送信装置がコンテンツの音声情報を再生すると共に、コンテンツの映像情報を符号化して無線受信装置に伝送し、無線受信装置が復号化して映像情報を再生するものとした。しかし無線送信装置がコンテンツの映像情報を再生すると共に、コンテンツの音声情報を符号化して無線受信装置に伝送し、無線受信装置が復号化して音声情報を再生するものであっても良い。
【0139】
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4におけるAV伝送装置について説明する。図5は実施の形態4におけるAV伝送装置の全体構成図である。実施の形態1〜3と同じ機能部は同じ番号をつけ、詳細な説明は省略する。このAV伝送装置は、位相可変の検出用信号を用いて遅延測定できるようにしたものである。
【0140】
無線送信装置101Dは、MPEG符号化部103、無線部501、遅延部502を含んで構成される。無線受信装置108Dは、MPEG復号化部110、比較部503、無線部504を含んで構成される。またこれらに関連する機器としてDVDプレーヤ105、アンプ106、スピーカ107、プロジェクタ113、スクリーン114が設けられている。
【0141】
本実施の形態は、DVDプレーヤ105からの映像信号を無線によりプロジェクタ113に伝送し、プロジェクタ113で映像を再生すると共に、音声は無線による伝送は行わず、直接アンプ106で増幅してスピーカ107から再生する形態とする。また、遅延部502は入力された音声信号の再生タイミングを自立的に遅延量を変化させながら出力し、外部からの同期確立の通知を受けると、その時点での遅延量で固定することを特徴とする。この点が実施の形態1と異なる。
【0142】
このように構成されたAV伝送装置の動作を述べる。映像及び音声の再生されるまでの処理内容については、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。ここでは、映像と音声の再生タイミングを同期させる処理についてのみ説明する。DVDプレーヤ105からのアナログ音声出力は、初期状態では直ちにアンプ106で増幅され、スピーカ107で再生される。これに対し、DVDプレーヤ105のアナログ映像出力は、MPEG符号化部103及びMPEG復号化部110によるCODEC処理による遅延、及び無線送信装置101Dから無線受信装置108Dへの無線伝送による遅延を受け、プロジェクタ113から再生される。比較部503がこの遅延量を検出し、その遅延量だけ遅延部502が音声情報の再生タイミングを遅延させることによって、映像と音声の再生タイミングの同期を確立する。
【0143】
再生タイミングのずれを検出するための検出用信号の一例を図2及び図6に示す。図2(a)、図6(a)に示すように、検出用映像信号としてNフレーム毎に白一色の映像と黒一色の映像とが交互に現れる信号を入力する。一方、図2(b)のように検出用音声信号として、映像が白一色の期間は音声信号が存在し、映像が黒一色の期間は音声信号が存在しないような信号を入力する。本実施の形態では、図2(a)、(b)のような検出用信号が記録されたDVDディスクをDVDプレーヤ105で再生する。
【0144】
遅延部502は、入力された音声信号に対し、ある値の遅延を加えて出力する。例えば、図6(b)〜(d)に示したように、遅延をかける基本単位をα[msec]とすると、遅延0、遅延α、遅延2α、遅延3α、・・・と徐々に遅延時間を大きくしながら音声信号を出力する。
【0145】
比較部503は、再生された更正用の映像と音声において、図6で示したような白一色の映像の開始タイミングと、何らかの音声の再生が開始されるタイミングとの差分を検出する。上記の検出用信号はアナログ信号であるが、信号の性質としては白か黒か、或いは音声が有るか無いかというデジタル的な性質であるため、タイミングの差分の検出は容易である。
【0146】
比較部503は再生タイミングのずれが0になったことを検出すると、同期が確立したことを無線部504に通知する。無線部504は、比較部503から与えられた同期確立通知を無線により無線送信装置101Dに伝送する。遅延量の伝送は映像を伝送する無線伝送路において、逆方向の伝送路を用いて行う。
【0147】
無線送信装置101Dの無線部501は、受信した信号から同期確立通知を抽出し、遅延部502に通知する。遅延部502は、同期確立通知を受信した時点で遅延量の変更を停止し、遅延量をその時点の値で固定する。
【0148】
本実施の形態によれば、音声の再生タイミングに対する映像の圧縮符号化及び復号化による遅延と、無線伝送に起因した遅延とによる再生タイミングのずれが0になるように、音声側の最適な遅延量を検出することによって、音声の再生タイミングを必要な時間だけ遅延させることができる。こうして、映像と音声の再生タイミングの同期が確立され、再生タイミングのずれのないコンテンツの再生が可能になる。
【0149】
本実施の形態のAV伝送装置は、無線送信装置がコンテンツの音声情報を再生すると共に、コンテンツの映像情報を符号化して無線受信装置に伝送し、無線受信装置が復号化して映像情報を再生するものとした。しかし無線送信装置がコンテンツの映像情報を再生すると共に、コンテンツの音声情報を符号化して無線受信装置に伝送し、無線受信装置が復号化して音声情報を再生するものであっても良い。この場合、遅延部502は入力された映像信号の再生タイミングを自立的に遅延量を変化させながら出力し、外部からの同期確立の通知を受けると、その時点での遅延量で固定する。
【0150】
(実施の形態5)
次に本発明の実施の形態5におけるAV伝送装置について説明する。図7は実施の形態5におけるAV伝送装置の全体構成図である。実施の形態1〜4と同じ機能部は同じ番号をつけ、詳細な説明は省略する。このAV伝送装置は、比較部の代わりに記憶部を設け、予め記憶部に保持している遅延量を無線送信装置に通知するものである。
【0151】
無線送信装置101Eは、無線部102、MPEG符号化部703、遅延部704を含んで構成される。無線受信装置108Eは、記憶部701、MPEG復号化部702、無線部705を含んで構成される。またこれらに関連する機器としてDVDプレーヤ105、アンプ106、スピーカ107、プロジェクタ113、スクリーン114が設けられている。
【0152】
本実施の形態は、DVDプレーヤ105からの映像信号を無線によりプロジェクタ113に伝送し、プロジェクタ113で映像を再生すると共に、音声は無線による伝送は行わず、直接アンプ106で増幅してスピーカ107から再生する形態とする。また、記憶部701は、映像の復号化遅延時間と、無線伝送遅延時間とを予め記憶する。無線部705は記憶部701に保持された遅延時間を無線送信装置101Eに通知するようになっていることが特徴であり、この点が実施の形態1と異なる。
【0153】
このように構成されたAV伝送装置の動作を述べる。映像及び音声の再生されるまでの処理内容については、実施の形態1と同じであるため、説明を略する。ここでは、映像と音声の再生タイミングを同期させる処理についてのみ説明する。
【0154】
MPEG復号化部702は、入力された圧縮映像ストリームを復号するための処理時間(遅延時間)を記憶部701に通知する。また無線部705は、無線送信装置101Eと無線受信装置108Eとの間の無線伝送における伝送遅延時間を記憶部701に通知する。記憶部701は、通知された遅延時間を合計して、その値をMPEG符号化以後の遅延量として無線部705を介して無線送信装置101Eに通知する。
【0155】
遅延部704は、無線部102を介して、MPEG符号化以後の遅延量を受信すると共に、MPEG符号化部703から映像信号を圧縮符号化するための処理時間(遅延時間)を入力する。そして、遅延部704は与えられた遅延時間の合計を総遅延時間とし、入力された音声情報の再生を総遅延時間だけ遅延させる。
【0156】
本実施の形態によれば、予め映像信号の無線伝送や復号化のための遅延時間の情報を受信装置側が保持しており、その情報を送信装置側にフィードバックすることによって映像と音声の再生タイミングのずれ量を認識し、音声信号の再生タイミングを遅延させるようにしている。こうすると、遅延時間測定のための手段を実装することなく、映像と音声の再生タイミングの同期が確立され、再生タイミングのずれのないコンテンツの再生が可能になる。
【0157】
本実施の形態のAV伝送装置は、無線送信装置がコンテンツの音声情報を再生すると共に、コンテンツの映像情報を符号化して無線受信装置に伝送し、無線受信装置が復号化して映像情報を再生するものとした。しかし無線送信装置がコンテンツの映像情報を再生すると共に、コンテンツの音声情報を符号化して無線受信装置に伝送し、無線受信装置が復号化して音声情報を再生するものであっても良い。
【0158】
(実施の形態6)
次に本発明の実施の形態6におけるAV伝送装置について説明する。図8は実施の形態6におけるAV伝送装置の全体構成図である。実施の形態1〜5と同じ機能部は同じ番号をつけ、詳細な説明は省略する。このAV伝送装置は、比較部を設けないで、音声情報及び映像情報にタイムスタンプである時刻の基準信号を挿入し、送信時刻と再生時刻の差分を計算することにより、遅延量を検出するものである。
【0159】
無線送信装置101Fは、MPEG符号化部103、遅延部104、映像入力検出部801、無線部802、送信時刻管理部803、遅延時間検出部804を含んで構成される。無線受信装置108Fは、無線部109、MPEG復号化部110、映像再生検出部805、再生時刻管理部806を含んで構成される。またこれらに関連する機器としてDVDプレーヤ105、アンプ106、スピーカ107、プロジェクタ113、スクリーン114が設けられている。
【0160】
本実施の形態は、DVDプレーヤ105からの映像信号を無線によりプロジェクタ113に伝送し、プロジェクタ113で映像を再生すると共に、音声は無線による伝送は行わず、直接アンプ106で増幅してスピーカ107から再生する形態とする。また、送信装置から受信装置に時間情報を送信することにより、送受信装置間での時間軸を合わせる機能を持つことが第1の特徴である。また受信装置側で映像信号を再生した時刻を送信装置側にフィードバックし、送信装置側で映像信号を符号化した時刻との差分を求めることによって、音声の再生タイミングの遅延量を求めることが第2の特徴である。このような特徴をもつことが実施の形態1と異なる。
【0161】
このように構成されたAV伝送装置の動作を述べる。映像及び音声の再生されるまでの処理内容については、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。ここでは、映像と音声の再生タイミングを同期させる処理についてのみ説明する。
【0162】
まず、無線送信装置101Fと無線受信装置108Fとの間で時間軸の同期をとる方法について説明する。図9(a)に示すように無線送信装置101Fは、無線LANの規格であるIEEE802.11規格に従って、数msec〜数百msecの間隔で周期的にBeaconパケットをブロードキャストしている。Beacon信号には、無線送信装置101Fが持つ自走クロックにより管理されているタイムスタンプ情報が含まれている。再生時刻管理部806は、図9(b)の実線で示す無線受信装置108Fのクロックを、図9(b)の破線で示すBeacon信号から抽出したタイムスタンプ情報で補正することによって、無線送信装置101Fとの間で時間軸の同期を取る。
【0163】
次に、再生タイミングのずれを検出する方法について説明する。映像入力検出部801は、DVDプレーヤ105から遅延検出用の信号が入力されたことを検出し、送信時刻管理部803に通知する。送信時刻管理部803は、映像入力検出部801から通知された時点の無線送信装置101が管理する時刻の値を保持する。
【0164】
圧縮された遅延検出用の映像情報は無線受信装置108Fに伝送され、MPEG復号化部110から出力される。映像再生検出部805は、遅延検出用の映像信号が再生されたことを再生時刻管理部806に通知する。再生時刻管理部806は、映像再生検出部805から通知を受けた時点の無線受信装置108Fの時刻情報を、無線部109を介して無線送信装置101Fに伝送する。
【0165】
遅延時間検出部804は、再生時刻管理部806から受信した再生時刻と、送信時刻管理部803から取得した送信時刻との差分を計算する。この値がDVDプレーヤ105から出力された映像が再生されるまでの遅延時間となる。遅延時間検出部804は、この値を遅延部104に通知する。遅延部104は、通知された遅延時間だけ音声の再生タイミングを遅延させて出力する。
【0166】
本実施の形態によれば、無線送信装置101Fと無線受信装置108Fとの間で、共通の時間軸情報を用いて映像情報の送信時刻と再生時刻との差分を求めることによって、映像の再生タイミングの遅延量を得ることができる。従って、音声や映像の入力部なしで、映像と音声の再生タイミングの同期をとることができる。
【0167】
(実施の形態7)
次に本発明の実施の形態7におけるAV伝送装置について説明する。図10は実施の形態7におけるAV伝送装置の全体構成図である。このAV伝送装置は、音声情報を受信装置に伝送し、映像情報は送信装置側で再生するものであり、実施の形態6と同様のタイムスタンプを利用するものである。
【0168】
このAV伝送装置は無線送信装置1001及び無線受信装置1011を有し、これに関連する機器としてDVDプレーヤ105、アンプ106、スピーカ107、プロジェクタ113、スクリーン114が設けられている。無線送信装置1001は、DVDプレーヤ105で再生された音声信号を無線で無線受信装置1011に送信するものである。
【0169】
無線送信装置1001は、無線部1002、MPEG符号化部1003、遅延時間検出部1004、送信時刻管理部1005、音声入力検出部1006、遅延部1007を含んで構成される。無線受信装置1011は、MPEG復号化部1012、音声再生検出部1013、再生時刻管理部1014、無線部1015を含んで構成される。またこれらに関連する機器としてDVDプレーヤ1008、アンプ1016、スピーカ1017、プロジェクタ1009、スクリーン1010が設けられている。
【0170】
本実施の形態は、DVDプレーヤ1008からの音声信号を無線によりアンプ1016側に伝送し、スピーカ1017で音声を再生すると共に、映像は無線による伝送は行わず、DVDプレーヤ1008から再生された映像信号を直接プロジェクタ1009に入力し、映像を再生する形態とする。また、送信装置から受信装置に時間情報を送信することにより、送受信装置間での時間軸を合わせる機能を持つことを第1の特徴とする。また受信装置側で音声信号を再生した時刻を送信装置側にフィードバックし、送信装置側で音声信号を符号化した時刻との差分を求めることによって、映像の再生タイミングの遅延量を求めることを第2の特徴とする。このような特徴により、映像と音声との再生タイミングのずれを補正することができる。
【0171】
このように構成されたAV伝送装置の動作を述べる。DVDプレーヤ1008のアナログの音声出力は無線送信装置1001に入力される。この音声信号は、MPEG符号化部1003で圧縮符号化され、無線部1002によってワイヤレス伝送される。
【0172】
ワイヤレス伝送された圧縮音声信号は、無線受信装置1011で受信される。無線部1015は、受信された圧縮音声信号をMPEG復号化部1012に入力する。MPEG復号化部1012は圧縮音声信号を復号し、音声信号をアンプ1016に出力する。アンプ1016は入力された音声信号を増幅し、スピーカ1017に出力する。
【0173】
一方、DVDプレーヤ1008のアナログの映像出力は、遅延部1007を介してプロジェクタ1009に出力される。プロジェクタ1009は、入力された映像信号を光ビームに変換してスクリーン1010に映し出す。
【0174】
次に映像と音声の再生タイミングの同期をとる方法について説明する。まず、無線送信装置1001と無線受信装置1011との間で時間軸の同期をとる方法について説明する。図9に示すように無線送信装置1001は、無線LANの規格であるIEEE802.11規格に従って、数msec〜数百msecの間隔で周期的にBeaconパケットをブロードキャストしている。Beacon信号には無線送信装置1001が持つ自走クロックにより管理されているタイムスタンプ情報が含まれており、再生時刻管理部1014は、無線受信装置1011のクロックをBeacon信号から抽出したタイムスタンプ情報で補正することによって無線送信装置1001との間で時間軸の同期を取る。
【0175】
次に、再生タイミングのずれを検出する方法について説明する。音声入力検出部1006は、DVDプレーヤ1008から遅延検出用の信号が入力されたことを検出し、送信時刻管理部1005に通知する。送信時刻管理部1005は、音声入力検出部1006から通知された時点の、無線送信装置1001が管理する時刻の値を保持する。
【0176】
MPEG符号化部1003で圧縮された遅延検出用の音声信号は無線受信装置1011に伝送され、MPEG復号化部1012から出力される。音声再生検出部1013は、遅延検出用の音声信号が再生されたことを再生時刻管理部1014に通知する。再生時刻管理部1014は、音声再生検出部1013から通知を受けた時点の無線受信装置1011の時刻情報を、無線部1015を介して無線送信装置1001に伝送する。
【0177】
遅延時間検出部1004は、再生時刻管理部1014から与えられた再生時刻と、送信時刻管理部1005から取得した送信時刻との差分を計算する。この値がDVDプレーヤ1008から出力された音声が受信装置側で再生されるまでの遅延時間となる。遅延時間検出部1004は、この値を遅延部1007に通知し、遅延部1007が通知された時間だけ映像の再生タイミングを遅延させて再生する。
【0178】
本実施の形態によれば、無線LAN規格において規定されているように、無線送信装置1001と無線受信装置1011との間で同期している時間軸情報を用いて、音声情報の送信時刻と再生時刻との差分を求めることによって、音声の再生タイミングの遅延量を得ることができる。こうして、音声や映像の入力手段なしで、映像と音声の再生タイミングの同期をとることができる。
【0179】
(実施の形態8)
次に本発明の実施の形態8におけるAV伝送装置について説明する。図11は実施の形態8におけるAV伝送装置の全体構成図である。実施の形態1〜6と同じ機能部は同じ番号をつけ、詳細な説明は省略する。このAV伝送装置は、映像情報を受信装置に伝送し、音声は送信装置側が再生し、且つ遅延量の測定結果を蓄積部で保持するものである。
【0180】
無線送信装置101Gは、MPEG符号化部103、遅延部104、無線部1103を含んで構成される。無線受信装置108Gは、MPEG復号化部110、比較部111、マイク112、蓄積部1101、無線部1102を含んで構成される。またこれらに関連する機器としてDVDプレーヤ105、アンプ106、スピーカ107、プロジェクタ113、スクリーン114が設けられている。
【0181】
本実施の形態は、DVDプレーヤ105からの映像信号を無線によりプロジェクタ113に伝送し、プロジェクタ113で映像を再生すると共に、音声は無線による伝送は行わず、有線接続されたアンプ106で増幅してスピーカ107から再生する形態とする。また、比較部111で測定した映像と音声との再生タイミングのずれ量を蓄積部1101に保持するところが特徴であり、この点が実施の形態1と異なる。
【0182】
このように構成されたAV伝送装置の動作を述べる。映像及び音声の再生されるまでの処理内容については、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。ここでは、映像と音声の再生タイミングを同期させる処理について説明する。
【0183】
再生タイミングのずれを検出する方法は実施の形態1と同様である。比較部111で検出された映像と音声の再生タイミングのずれ量は、蓄積部1101に格納される。その後の映像と音声との再生タイミングの補正処理は、蓄積部1101に格納された再生タイミングのずれ量を用いて行う。即ち、無線送信装置101Gが起動すると、無線部1103は無線受信装置108Gに対して再生タイミングのずれを通知するように要求する。無線部1102は、このような通知要求を受信すると、蓄積部1101に格納されている、既に測定した再生タイミングのずれ量を読み出し、無線送信装置101Gに伝送する。無線部1103は、受信した再生タイミングのずれ量を遅延部104に通知する。遅延部104は指定された量だけ音声信号の出力を遅延させる。
【0184】
本実施の形態によれば、一度測定した映像と音声の再生タイミングのずれ量を蓄積部1101に保持しておく。以後の使用時には蓄積部1101に保持されているずれ量を遅延部104に通知することによって、映像と音声との再生タイミングの同期を確立する。従って、一度ずれ量を測定すれば、その後は再生タイミングのずれ量の測定や測定用信号の出力などの処理が不要となる。
【0185】
なお、本実施の形態では、蓄積部1101は無線受信装置108Gの内部にあるとしたが、蓄積部は無線送信装置101G側にあっても同様の効果が得られる。また、蓄積部1101として、フレキシブルディスクやSDメモリカードのような着脱可能な記憶素子を用いても良い。
【0186】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、映像と音声とで符号化/復号化の回数や無線などによる伝送に起因した再生タイミングのずれが発生しても、映像と音声との再生タイミングの同期を確立できる。
【0187】
また、送信装置から出力された検出用信号を用いることによって、容易に遅延量を測定することができる。
【0188】
また、一度測定した遅延量を蓄積部に保持し、以後の使用時には蓄積された遅延量を用いて再生タイミングの同期を取ることにより、使用の度に再生タイミングのずれの量を測定したり、測定用信号を出力したりする必要がなくなる。
【0189】
また、予め保持している符号化・復号化の処理時間や伝送遅延時間を受信側から送信側にフィードバックすることによって、光センサやマイクなどの再生映像や再生音声を取り込む手段を用いることなく、再生タイミングのずれを算出することができる。
【0190】
また、送信側と受信側とで基準時刻を共有し、その時間軸に従って送信側の符号化開始から受信側の再生までの遅延時間を算出して遅延量を算出する。これにより、予め符号化・復号化による処理遅延や伝送遅延が分かっていなくても、光センサやマイクなどの再生映像や再生音声を取り込む手段を用いることなく、再生タイミングのずれを算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるAV伝送装置の全体構成図である。
【図2】映像と音声の再生タイミングのずれを検出する原理図である。
【図3】本発明の実施の形態2におけるAV伝送装置の全体構成図である。
【図4】本発明の実施の形態3におけるAV伝送装置の全体構成図である。
【図5】本発明の実施の形態4におけるAV伝送装置の全体構成図である。
【図6】実施の形態4における映像と音声の再生タイミングのずれを検出する原理図である。
【図7】本発明の実施の形態5におけるAV伝送装置の全体構成図である。
【図8】本発明の実施の形態6におけるAV伝送装置の全体構成図である。
【図9】本発明の実施の形態6及び7における送信側と受信側の基準時刻を同期させる原理図である。
【図10】本発明の実施の形態7におけるAV伝送装置の全体構成図である。
【図11】本発明の実施の形態8におけるAV伝送装置の全体構成図である。
【符号の説明】
101A、101B、101C、101D、101E、101F、101G,1001 無線送信装置
102,109,303,304,501,504,705,802,1002,1015,1102,1103 無線部
103,703,1003 MPEG符号化部
104,502,1007,704 遅延部
105,1008 DVDプレーヤ
106,1016 アンプ
107,1017 スピーカ
108A、108B、108C、108D、108E、108F、108G、1011 無線受信装置
110,702,1012 MPEG復号化部
111,302,503 比較部
112 マイク
113,1009 プロジェクタ
114,1010 スクリーン
301 光センサ
401 ダイヤル
701 記憶部
801 映像入力検出部
803,1005 送信時刻管理部
804,1004 遅延時間検出部
805 映像再生検出部
806 再生時刻管理部
1006 音声入力検出部
1013 音声再生検出部
1014 再生時刻管理部
1101 蓄積部

Claims (86)

  1. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報と音声情報のいずれか一方を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置で復号化した後再生するAV伝送方法であって、
    前記受信装置は、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出し、
    前記受信装置は、検出した再生タイミングのずれ量を受信装置に送信し、
    前記送信装置は、前記再生タイミングのずれ量を受信し、前記映像情報及び前記音声情報のうち、復号化遅延及び伝送遅延が生じない方の情報の再生タイミングを前記ずれ量に対応する時間だけ遅延させることにより、前記映像情報及び前記音声情報における再生タイミングのずれを補正することを特徴とするAV伝送方法。
  2. コンテンツを再生するに際し、送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生すると共に、前記コンテンツの映像情報を符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生するAV伝送方法であって、
    前記受信装置は、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出し、
    前記受信装置は、検出した前記映像情報の再生タイミングのずれ量を前記送信装置に送信し、
    前記送信装置は、前記再生タイミングのずれ量を受信し、前記音声情報の再生タイミングを前記ずれ量に対応する時間だけ遅延させることにより、前記映像情報及び前記音声情報における再生タイミングのずれを補正することを特徴とするAV伝送方法。
  3. 前記受信装置は、検出した前記再生タイミングのずれ量を蓄積部に保持することを特徴とする請求項2記載のAV伝送方法。
  4. 前記送信装置と前記受信装置との伝送媒体として、無線を用いることを特徴とする請求項1又は2記載のAV伝送方法。
  5. 前記受信装置は、音声入力部を用いて前記送信装置が再生する前記音声情報を取得し、取得した前記音声情報と受信装置自身が再生する前記映像情報とを用いて再生タイミングのずれ量を検出し、前記送信装置に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする請求項2記載のAV伝送方法。
  6. 前記映像情報を前記受信装置に伝送するとき双方向伝送路の一方を用いて伝送し、前記再生タイミングのずれ量を前記送信装置に伝送するとき前記双方向伝送路の他方を用いて伝送することを特徴とする請求項2記載のAV伝送方法。
  7. 前記送信装置は、前記受信装置での再生タイミングのずれ量の検出に代えて、映像入力部を用いて前記受信装置が再生する前記映像情報を取得し、前記映像情報と前記送信装置自身が再生する前記音声情報とを用いて再生タイミングのずれ量を検出し、前記再生タイミングのずれ量に基づいて前記音声情報を遅延して出力することを特徴とする請求項2記載のAV伝送方法。
  8. 前記送信装置は、前記受信装置での再生タイミングのずれ量の検出に代えて、調整部を用いて再生タイミングのずれ量を指定し、前記調整部の再生タイミングのずれ量に基づいて前記音声情報を遅延して出力することを特徴とする請求項2記載のAV伝送方法。
  9. 前記受信装置は、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出する処理に代えて、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を予め記憶部に保持し、
    前記送信装置は、前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値が前記受信装置から通知されると、前記再生タイミングのずれの値に基づいて前記音声情報を遅延して出力することを特徴とする請求項2記載のAV伝送方法。
  10. コンテンツを再生するに際し、コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生するAV伝送方法であって、
    前記送信装置は、入力された映像情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出し、前記基準信号の送信時刻を管理し、
    前記受信装置は、前記送信装置から送信された前記基準信号を検出し、前記基準信号の再生時刻を管理し、
    前記送信装置は、前記基準信号の送信時刻と、前記受信装置で検出された前記基準信号の再生時刻とから、前記映像情報の再生タイミングのずれを算出することにより前記音声情報の遅延量を決定し、決定された前記遅延量だけ入力された前記音声情報の再生タイミングを遅延させることにより、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とするAV伝送方法。
  11. コンテンツを再生するに際し、送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生すると共に、前記コンテンツの音声情報を符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生するAV伝送方法であって、
    前記受信装置は、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出し、
    前記受信装置は、検出した前記音声情報の再生タイミングのずれ量を送信装置に送信し、
    前記送信装置は、前記再生タイミングのずれ量を受信し、前記映像情報の再生タイミングを前記ずれ量に対応する時間だけ遅延させることにより、前記映像情報及び前記音声情報における再生タイミングのずれを補正することを特徴とするAV伝送方法。
  12. 前記受信装置は、検出した前記再生タイミングのずれ量を蓄積部に保持することを特徴とする請求項11記載のAV伝送方法。
  13. 前記送信装置と前記受信装置との伝送媒体として、無線を用いることを特徴とする請求項11記載のAV伝送方法。
  14. 前記受信装置は、映像入力部を用いて前記送信装置が再生する前記映像情報を取得し、取得した前記映像情報と受信装置自身が再生する前記音声情報とを用いて再生タイミングのずれ量を検出し、前記送信装置に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする請求項11記載のAV伝送方法。
  15. 前記音声情報を前記受信装置に伝送するとき双方向伝送路の一方を用いて伝送し、前記再生タイミングのずれ量を前記送信装置に伝送するとき前記双方向伝送路の他方を用いて伝送することを特徴とする請求項11記載のAV伝送方法。
  16. 前記送信装置は、前記受信装置での再生タイミングのずれ量の検出に代えて、音声入力部を用いて前記受信装置が再生する前記音声情報を取得し、前記音声情報と前記送信装置自身が再生する前記映像情報とを用いて再生タイミングのずれ量を検出し、前記再生タイミングのずれ量に基づいて前記映像情報を遅延して出力することを特徴とする請求項11記載のAV伝送方法。
  17. 前記送信装置は、前記受信装置での再生タイミングのずれ量の検出に代えて、調整部を用いて再生タイミングのずれ量を指定し、前記再生タイミングのずれ量に基づいて前記映像情報を遅延して出力することを特徴とする請求項11記載のAV伝送方法。
  18. 前記受信装置は、前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出する処理に代えて、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を予め記憶部に保持し、
    前記送信装置は、前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値が前記受信装置から通知されると、前記再生タイミングのずれの値に基づいて前記映像情報を遅延して出力することを特徴とする請求項11記載のAV伝送方法。
  19. コンテンツを再生するに際し、コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生するAV伝送方法であって、
    前記送信装置は、入力された音声情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出し、前記基準信号の送信時刻を管理し、
    前記受信装置は、前記送信装置から送信された前記基準信号を検出し、前記基準信号の再生時刻を管理し、
    前記送信装置は、前記基準信号の送信時刻と、前記受信装置で検出された前記基準信号の再生時刻とから、前記音声情報の再生タイミングのずれを算出することにより前記映像情報の遅延量を決定し、決定された前記遅延量だけ入力された前記映像情報の再生タイミングを遅延させることにより、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とするAV伝送方法。
  20. 前記再生タイミングのずれ量を検出するための検出用音声信号を前記送信装置で再生するようにしたことを特徴とする請求項2〜10のいずれか1項記載のAV伝送方法。
  21. 前記再生タイミングのずれ量を検出するための検出用映像信号を前記送信装置で再生するようにしたことを特徴とする請求項11〜18のいずれか1項記載のAV伝送方法。
  22. 前記検出用音声信号の発生源が前記送信装置に設けられていることを特徴とする請求項20記載のAV伝送方法。
  23. 前記検出用映像信号の発生源が前記送信装置に設けられていることを特徴とする請求項21記載のAV伝送方法。
  24. 前記検出用映像信号及び前記検出用音声信号として、互いに固定された位相を持つ信号が出力され、両者の位相のずれを測定することによって、前記再生タイミングのずれ量を検出することを特徴とする請求項20〜23のいずれか1項記載のAV伝送方法。
  25. 前記検出用信号及び前記検出用音声信号の何れかの一方の位相を変化させ、位相が等しくなった時点の前記検出用映像信号又は前記検出用音声信号の遅延量を設定遅延量として扱うことを特徴とする請求項20〜23のいずれか1項記載のAV伝送方法。
  26. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報と音声情報のいずれか一方を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置で復号化した後再生するAV伝送装置であって、
    前記映像情報と前記音声情報との再生タイミングのずれ量を検出する比較部と、
    指定された時間だけ前記映像情報及び音声情報のいずれか一方の再生タイミングを遅延させる遅延部と、
    前記比較部が検出した再生タイミングのずれ量を送信する遅延情報送信部と、
    前記遅延情報送信部により得られた前記再生タイミングのずれ量を受信して前記遅延部に通知する遅延情報受信通知部と、を有し、
    前記映像情報及び前記音声情報のいずれか一方における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とするAV伝送装置。
  27. 前記送信装置と前記受信装置との伝送媒体として、無線を用いることを特徴とする請求項26記載のAV伝送装置。
  28. 前記比較部によって検出した前記再生タイミングのずれ量を保持する蓄積部を更に設けたことを特徴とする請求項26又は27記載のAV伝送装置。
  29. 前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生すると共に、前記コンテンツの映像情報を符号化して前記受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生するAV伝送装置であって、
    前記比較部で検出された映像情報の再生タイミングのずれ量を、前記遅延部に通知することによって、音声の再生タイミングを遅延させることを特徴とする請求項26〜28のいずれか1項記載のAV伝送装置。
  30. 前記送信装置は、前記遅延部及び前記遅延情報受信通知部を有し、
    前記受信装置は、前記比較部及び前記遅延情報送信部に加えて、前記送信装置が再生する音声情報を取得する音声入力部を有し、
    前記受信装置は、前記音声入力部が取得した音声情報と受信装置自身が再生する映像情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれ量を検出し、前記遅延情報送信部から前記遅延情報受信通知部に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする請求項29記載のAV伝送装置。
  31. 前記映像情報を前記受信装置に伝送するとき双方向伝送路の一方を用いて伝送し、前記再生タイミングのずれ量を前記送信装置に伝送するとき前記双方向伝送路の他方を用いて伝送することを特徴とする請求項30記載のAV伝送装置。
  32. 前記音声入力部は、マイクロホンであることを特徴とする請求項30又は31記載のAV伝送装置。
  33. 前記音声入力部は、前記送信装置で再生された音声情報を入力するものであることを特徴とする請求項30又は31記載のAV伝送装置。
  34. 前記送信装置は、
    前記遅延部及び前記比較部に加えて、前記受信装置が再生する映像情報を取得する映像入力部を有し、
    前記映像入力部で取得した映像情報と前記送信装置自身が再生する音声情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれ量を検出し、前記遅延部に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする請求項29記載のAV伝送装置。
  35. 前記映像入力部は、再生された映像を検出する光センサであることを特徴とする請求項34記載のAV伝送装置。
  36. 前記映像入力部は、前記受信装置で再生された映像情報が入力されるものであることを特徴とする請求項34記載のAV伝送装置。
  37. 前記比較部、前記遅延情報送信部、前記遅延情報受信通知部に代えて、再生タイミングのずれ量を調整値として入力する調整部を設け、
    前記調整部の調整値を前記遅延部に通知することで音声の再生タイミングを遅延させることを特徴とする請求項29記載のAV伝送装置。
  38. 前記調整部は、手動のダイヤル又はスイッチであることを特徴とする請求項37記載のAV伝送装置。
  39. 前記比較部に代えて、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を予め保持する記憶部を前記受信装置に設け、
    前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値を、前記受信装置の遅延情報送信部及び前記送信装置の遅延情報受信通知部を介して前記送信装置の遅延部に通知することを特徴とする請求項29記載のAV伝送装置。
  40. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生するAV伝送装置であって、
    前記送信装置は、
    指定された遅延量だけ入力された音声情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、
    入力された映像情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出する映像入力検出部と、
    前記映像入力検出部により検出された基準信号の時刻を管理する送信時刻管理部と、
    前記遅延部に音声情報の遅延量を指示する遅延時間検出部と、を有し、
    前記受信装置は、
    前記基準信号を再生したことを検出する映像再生検出部と、
    前記基準信号が再生された時刻を管理する再生時刻管理部と、を有し、
    前記遅延時間検出部が、前記送信時刻管理部によって得られた送信時刻と、前記再生時刻管理部によって得られた再生時刻とから、映像の再生タイミングのずれを算出することにより前記音声情報の遅延量を決定することにより、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とするAV伝送装置。
  41. 前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生すると共に、前記コンテンツの音声情報を符号化して前記受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生するAV伝送装置であって、
    前記比較部で検出された音声情報の再生タイミングのずれ量を、前記遅延部に通知することによって、映像の再生タイミングを遅延させることを特徴とする請求項26〜28のいずれか1項記載のAV伝送装置。
  42. 前記送信装置は、前記遅延部及び前記遅延情報受信通知部を有し
    前記受信装置は、前記比較部及び前記遅延情報送信部に加えて、前記送信装置が再生する映像情報を取得する映像入力部を有し、
    前記受信装置は、前記映像入力部で取得した映像情報と受信装置自身が再生する音声情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれ量を検出し、前記遅延情報送信部から前記遅延情報受信通知部に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする請求項41記載のAV伝送装置。
  43. 前記音声情報を前記受信装置に伝送するとき双方向伝送路の一方を用いて伝送し、前記再生タイミングのずれ量を前記送信装置に伝送するとき前記双方向伝送路の他方を用いて伝送することを特徴とする請求項42記載のAV伝送装置。
  44. 前記映像入力部は、再生された映像を検出する光センサであることを特徴とする請求項42又は43記載のAV伝送装置。
  45. 前記映像入力部は、前記送信装置で再生された映像信号を入力するものであることを特徴とする請求項42又は43記載のAV伝送装置。
  46. 前記送信装置は、
    前記遅延部及び前記比較部に加えて、前記受信装置が再生する音声情報を取得する音声入力部を有し、
    前記音声入力部で取得した音声情報と前記送信装置自身が再生する映像情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれ量を検出し、前記遅延部に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とする請求項41記載のAV伝送装置。
  47. 前記音声入力部は、マイクロホンであることを特徴とする請求項46記載のAV伝送装置。
  48. 前記音声入力部は、前記受信装置で再生された音声情報を入力するものであることを特徴とする請求項46記載のAV伝送装置。
  49. 前記比較部、前記遅延情報送信部、前記遅延情報受信通知部に代えて、再生タイミングのずれ量を調整値として入力する調整部を設け、
    前記調整部の調整値を前記遅延部に通知することで映像の再生タイミングを遅延させることを特徴とする請求項41記載のAV伝送装置。
  50. 前記調整部は、手動のダイヤル又はスイッチであることを特徴とする請求項49記載のAV伝送装置。
  51. 前記比較部に代えて、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を保持する記憶部を前記受信装置に設け、
    前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値を、前記受信装置の遅延情報送信部及び前記送信装置の遅延情報受信通知部を介して前記送信装置の遅延部に通知することを特徴とする請求項41記載のAV伝送装置。
  52. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生するAV伝送装置であって、
    前記送信装置は、
    指定された遅延量だけ入力された映像情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、
    入力された音声情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出する音声入力検出部と、
    前記音声入力検出部により検出された基準信号の時刻を管理する送信時刻管理部と、
    前記遅延部に映像情報の遅延量を指示する遅延時間検出部と、を有し、
    前記受信装置は、
    前記基準信号を再生したことを検出する音声再生検出部と、
    前記基準信号が再生された時刻を管理する再生時刻管理部と、を有し、
    前記遅延時間検出部が、前記送信時刻管理部によって得られた送信時刻と、前記再生時刻管理部によって得られた再生時刻とから、音声の再生タイミングのずれを算出することにより前記映像情報の遅延量を決定することにより、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とするAV伝送装置。
  53. 前記再生タイミングのずれ量を検出するための検出用映像信号を前記送信装置で再生するようにしたことを特徴とする請求項29〜40のいずれか1項記載のAV伝送装置。
  54. 前記再生タイミングのずれ量を検出するための検出用音声信号を前記送信装置で再生するようにしたことを特徴とする請求項41〜52のいずれか1項記載のAV伝送装置。
  55. 前記検出用映像信号の発生源が前記送信装置に設けられていることを特徴とする請求項53記載のAV伝送装置。
  56. 前記検出用音声信号の発生源が前記送信装置に設けられていることを特徴とする請求項54記載のAV伝送装置。
  57. 前記検出用映像信号及び前記検出用音声信号として、互いに固定された位相を持つ信号が出力され、両者の位相のずれを前記比較部で測定することによって、前記再生タイミングのずれ量を検出することを特徴とする請求項53〜56のいずれか1項記載のAV伝送装置。
  58. 前記検出用信号及び前記検出用音声信号の何れかの一方の位相を前記遅延部で変化させ、前記比較部で測定した結果、位相が等しくなった時点の前記検出用映像信号又は前記検出用音声信号の遅延量を設定遅延量として前記遅延部に通知することを特徴とする請求項53〜56のいずれか1項記載のAV伝送装置。
  59. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、
    指定された時間だけ前記コンテンツの音声情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、
    前記受信装置から通知された再生タイミングのずれ量を前記遅延部に通知する遅延情報受信通知部と、を有し、
    前記受信装置から通知された再生タイミングのずれ量を前記遅延情報受信通知部が前記遅延部に通知することにより、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを前記遅延部が補正することを特徴とするAV送信装置。
  60. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、
    指定された時間だけ前記コンテンツの音声情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、
    前記受信装置が再生する映像情報を検出する映像入力部と、
    前記映像入力部によって検出された映像情報と送信装置自身が再生する音声情報との再生タイミングのずれ量を検出する比較部と、有し、
    前記比較部で検出された再生タイミングのずれ量を前記遅延部に通知することにより、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを前記遅延部が補正することを特徴とするAV送信装置。
  61. 前記映像入力部は、再生された映像を検出する光センサであることを特徴とする請求項60記載のAV送信装置。
  62. 前記映像入力部は、前記受信装置で再生された映像情報が入力されるものであることを特徴とする請求項60記載のAV送信装置。
  63. 前記比較部によって検出した前記再生タイミングのずれ量を保持する蓄積部を更に設けたことを特徴とする請求項60記載のAV送信装置。
  64. 前記比較部及び前記映像入力部に代えて、再生タイミングのずれ量を調整値として入力する調整部を設け、
    前記調整部の調整値を前記遅延部に通知することで音声の再生タイミングを遅延させることを特徴とする請求項60記載のAV送信装置。
  65. 前記調整部は、手動のダイヤル又はスイッチであることを特徴とする請求項64記載のAV送信装置。
  66. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、
    指定された遅延量だけ入力された音声情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、
    入力された映像情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出する映像入力検出部と、
    前記映像入力検出部により検出された基準信号の時刻を管理する送信時刻管理部と、
    前記遅延部に音声情報の遅延量を指示する遅延時間検出部と、を有し、
    前記遅延時間検出部が、前記送信時刻管理部によって得られた送信時刻と、前記受信装置から得られた再生時刻とから、映像の再生タイミングのずれを算出して前記音声情報の遅延量を決定することにより、前記遅延部が、前記映像情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とするAV送信装置。
  67. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、
    指定された時間だけ前記コンテンツの映像情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、
    前記受信装置から通知された再生タイミングのずれ量を前記遅延部に通知する遅延情報受信通知部と、を有し、
    前記受信装置から通知された再生タイミングのずれ量を前記遅延情報受信通知部が前記遅延部に通知することにより、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを前記遅延部が補正することを特徴とするAV送信装置。
  68. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、
    指定された時間だけ前記コンテンツの映像情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、
    前記受信装置が再生する音声情報を検出する音声入力部と、
    前記音声入力部によって検出された音声情報と送信装置自身が再生する映像情報との再生タイミングのずれ量を検出する比較部と、を有し、
    前記比較部で検出された再生タイミングのずれ量を前記遅延部に通知することにより、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを前記遅延部が補正することを特徴とするAV送信装置。
  69. 前記音声入力部は、マイクロホンであることを特徴とする請求項68記載のAV送信装置。
  70. 前記音声入力部は、前記受信装置で再生された音声情報を入力するものであることを特徴とする請求項68記載のAV送信装置。
  71. 前記比較部によって検出した前記再生タイミングのずれ量を保持する蓄積部を更に設けたことを特徴とする請求項68記載のAV送信装置。
  72. 前記比較部及び前記音声入力部に代えて、再生タイミングのずれ量を調整値として入力する調整部を設け、
    前記調整部の調整値を前記遅延部に通知することで映像の再生タイミングを遅延させることを特徴とする請求項67又は68記載のAV送信装置。
  73. 前記調整部は、手動のダイヤル又はスイッチであることを特徴とする請求項72記載のAV送信装置。
  74. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生する際に用いられるAV送信装置であって、
    指定された遅延量だけ入力された映像情報の再生タイミングを遅延させる遅延部と、
    入力された音声情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号を検出する音声入力検出部と、
    前記音声入力検出部により検出された基準信号の時刻を管理する送信時刻管理部と、
    前記遅延部に映像情報の遅延量を指示する遅延時間検出部と、を有し、
    前記遅延時間検出部が、前記送信時刻管理部によって得られた送信時刻と、前記受信装置から得られた再生時刻とから、音声の再生タイミングのずれを算出することにより前記映像情報の遅延量を決定することにより、前記遅延部が、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や、前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれを補正することを特徴とするAV送信装置。
  75. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生する際に用いられるAV受信装置であって、
    前記映像情報と音声情報との再生タイミングのずれ量を検出する比較部と、
    前記比較部が検出した再生タイミングのずれ量を前記送信装置に送信する遅延情報送信部と、
    前記送信装置が再生する音声情報を取得する音声入力部と、を有し、
    前記音声入力部が取得した音声情報と、受信装置自身が再生する映像情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれの量を検出し、前記遅延情報送信部から前記送信装置に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とするAV受信装置。
  76. 前記音声入力部は、マイクロホンであることを特徴とする請求項75記載のAV受信装置。
  77. 前記音声入力部は、前記送信装置で再生された音声情報を入力するものであることを特徴とする請求項75記載のAV受信装置。
  78. 前記比較部によって検出した前記再生タイミングのずれ量を保持する蓄積部を更に設けたことを特徴とする請求項75記載のAV受信装置。
  79. 前記比較部の代わりに、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を予め保持する記憶部を設け、
    前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値を、前記遅延情報送信部を介して前記送信装置に通知することを特徴とする請求項75記載のAV受信装置。
  80. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの映像情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記映像情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの音声情報を再生する際に用いられるAV受信装置であって、
    前記送信装置で入力された映像情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号が送信されたとき、前記基準信号を検出する映像再生検出部と、
    前記基準信号が再生された時刻を管理する再生時刻管理部と、を有し、
    前記再生時刻管理部が、前記基準信号の再生された時刻を前記送信装置に通知することを特徴とするAV受信装置。
  81. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生する際に用いられるAV受信装置であって、
    前記音声情報と映像情報との再生タイミングのずれ量を検出する比較部と、
    前記比較部が検出した再生タイミングのずれ量を前記送信装置に送信する遅延情報送信部と、
    前記送信装置が再生する映像情報を取得する映像入力部と、を有し、
    前記映像入力部が取得した映像情報と、受信装置自身が再生する音声情報とを用いて前記比較部で再生タイミングのずれの量を検出し、前記遅延情報送信部から前記送信装置に前記再生タイミングのずれ量を通知することを特徴とするAV受信装置。
  82. 前記映像入力部は、再生された映像を検出する光センサであることを特徴とする請求項81記載のAV受信装置。
  83. 前記映像入力部は、前記送信装置で再生された映像情報が入力されるものであることを特徴とする請求項81記載のAV受信装置。
  84. 前記比較部によって検出した前記再生タイミングのずれ量を保持する蓄積部を更に設けたことを特徴とする請求項81記載のAV受信装置。
  85. 前記比較部の代わりに、前記音声情報における符号化及び復号化遅延や前記受信装置に伝送する際の伝送遅延に起因する再生タイミングのずれの値を予め保持する記憶部を設け、
    前記記憶部で保持された前記再生タイミングのずれの値を、前記遅延情報送信部を介して前記送信装置に通知することを特徴とする請求項81記載のAV受信装置。
  86. コンテンツを再生するに際し、前記コンテンツの音声情報を送信装置により符号化して受信装置に伝送し、前記受信装置が復号化して前記音声情報を再生すると共に、前記送信装置が前記コンテンツの映像情報を再生する際に用いられるAV受信装置であって、
    前記送信装置で入力された音声情報において再生タイミングのずれを検出するための基準信号が送信されたとき、前記基準信号を検出する音声再生検出部と、
    前記基準信号が再生された時刻を管理する再生時刻管理部と、を有し、
    前記再生時刻管理部が、前記基準信号の再生された時刻を前記送信装置に通知することを特徴とするAV受信装置。
JP2003111294A 2003-04-16 2003-04-16 Av伝送方法及びav伝送装置、並びにav送信装置及びav受信装置 Expired - Fee Related JP4256710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003111294A JP4256710B2 (ja) 2003-04-16 2003-04-16 Av伝送方法及びav伝送装置、並びにav送信装置及びav受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003111294A JP4256710B2 (ja) 2003-04-16 2003-04-16 Av伝送方法及びav伝送装置、並びにav送信装置及びav受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004320424A true JP2004320424A (ja) 2004-11-11
JP4256710B2 JP4256710B2 (ja) 2009-04-22

Family

ID=33471888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003111294A Expired - Fee Related JP4256710B2 (ja) 2003-04-16 2003-04-16 Av伝送方法及びav伝送装置、並びにav送信装置及びav受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4256710B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260653A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Sony Corp 映像音声再生システムおよびアンプ装置
JP2006217006A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Kenwood Corp 音声出力装置、同期調整システムおよび同期調整方法
JP2006340251A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Kenwood Corp 音声出力装置および同期調整方法
JP2006340250A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Kenwood Corp 再生装置読み取り可能な記録媒体、映像及び音声信号発生装置、音声出力装置、同期調整システムおよび同期調整方法
JP2007096394A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Tamura Seisakusho Co Ltd 遅延時間入力装置及び遅延時間入力方法
JP2007235519A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像音声同期方法及び映像音声同期システム
EP2063662A2 (en) * 2007-11-22 2009-05-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Multimedia apparatus and synchronization method thereof
US7729593B2 (en) 2005-09-16 2010-06-01 Seiko Epson Corporation Image and sound output system, image and sound data output device, and recording medium
JP2010541323A (ja) * 2007-09-21 2010-12-24 トムソン ライセンシング ユーザー観察可能な信号を同期化させるための装置および方法
US8325930B2 (en) 2007-08-01 2012-12-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Signal processing apparatus and control method thereof
JP2015130662A (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. Av機器及びその制御方法
US11190806B2 (en) 2019-09-05 2021-11-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and method of controlling thereof

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260653A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Sony Corp 映像音声再生システムおよびアンプ装置
JP4529495B2 (ja) * 2004-03-12 2010-08-25 ソニー株式会社 映像音声再生システムおよびアンプ装置
JP2006217006A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Kenwood Corp 音声出力装置、同期調整システムおよび同期調整方法
JP4639827B2 (ja) * 2005-02-01 2011-02-23 株式会社ケンウッド 音声出力装置、同期調整システムおよび同期調整方法
JP2006340251A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Kenwood Corp 音声出力装置および同期調整方法
JP2006340250A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Kenwood Corp 再生装置読み取り可能な記録媒体、映像及び音声信号発生装置、音声出力装置、同期調整システムおよび同期調整方法
US7729593B2 (en) 2005-09-16 2010-06-01 Seiko Epson Corporation Image and sound output system, image and sound data output device, and recording medium
JP2007096394A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Tamura Seisakusho Co Ltd 遅延時間入力装置及び遅延時間入力方法
JP2007235519A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像音声同期方法及び映像音声同期システム
US8325930B2 (en) 2007-08-01 2012-12-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Signal processing apparatus and control method thereof
JP2010541323A (ja) * 2007-09-21 2010-12-24 トムソン ライセンシング ユーザー観察可能な信号を同期化させるための装置および方法
EP2063662A2 (en) * 2007-11-22 2009-05-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Multimedia apparatus and synchronization method thereof
US8199780B2 (en) 2007-11-22 2012-06-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Multimedia apparatus and synchronization method thereof
EP2063662A3 (en) * 2007-11-22 2014-06-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Multimedia apparatus and synchronization method thereof
US8811375B2 (en) 2007-11-22 2014-08-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Multimedia apparatus and synchronization method thereof
JP2015130662A (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. Av機器及びその制御方法
US9742964B2 (en) 2014-01-07 2017-08-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Audio/visual device and control method thereof
US11190806B2 (en) 2019-09-05 2021-11-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and method of controlling thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP4256710B2 (ja) 2009-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3544963B2 (ja) 同期再生のための方法および装置
JP5660895B2 (ja) ユーザー観察可能な信号を同期化させるための装置および方法
US7907212B2 (en) Multiple path audio video synchronization
JP4536653B2 (ja) データ処理装置および方法
US6862045B2 (en) Moving image decoding and reproducing apparatus, moving image decoding and reproducing method, time control method, computer program product for decoding and reproducing moving image and multimedia information receiving apparatus
KR102179321B1 (ko) 두 개의 전자 디바이스에서 재생을 동기화하는 방법 및 장치
JP2009272945A (ja) 同期再生装置
TW200830874A (en) Image information transmission system, image information transmitting apparatus, image information receiving apparatus, image information transmission method, image information transmitting method, and image information receiving method
JP4256710B2 (ja) Av伝送方法及びav伝送装置、並びにav送信装置及びav受信装置
ES2665022T3 (es) Método y aparato para sincronizar reproducciones de dos dispositivos electrónicos
KR20130018207A (ko) 수신 장치 및 그 수신 방법
KR20100030663A (ko) 디코더 장치 및 디코드 방법
JP2004297628A (ja) ストリーム切替装置およびその装置にコンテンツを提供する装置
JP2004282667A (ja) 再生同期ずれ補正機能を備えた送信機及び受信機、並びにそれらを有する伝送装置
JPWO2006064689A1 (ja) 無線通信システム
KR20070008069A (ko) 음성/영상신호의 동기화 장치 및 방법
JP2011014994A (ja) ラジオ放送受信装置、ラジオ放送受信方法、およびラジオ放送受信プログラム
JP2009049919A (ja) 映像音声再生方法および映像音声再生システム
JP2006121388A (ja) 出力タイミング制御装置、映像出力装置、出力タイミング制御システム、出力装置、統合データ提供装置、出力タイミング制御プログラム、出力装置制御プログラム、統合データ提供装置制御プログラム、出力タイミング制御装置制御方法、出力装置制御方法及び統合データ提供装置制御方法
JP6956354B2 (ja) 映像信号出力装置、制御方法、及び、プログラム
JP4359024B2 (ja) 同期制御方法と装置およびそれを用いた同期再生装置およびテレビジョン受信装置
JP2009171079A (ja) 映像音声再生装置
JP2009182912A (ja) 映像音声再生装置
JP4953707B2 (ja) デジタル放送受信機
JP2008131341A (ja) 映像音声再生システムと映像再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090130

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees