JP2004320342A - 無線通信装置及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、複数の周波数帯域を使用して受信した同一の受信信号を、それぞれの受信信号の受信状態に基づいて合成又は選択することで周波数選択制フェージングの影響を低減させた無線通信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】データ送信装置1より、2つの周波数帯域を使用して同一のシリアルデータdsより成るデータ信号S1,S2を送信するとともに、データ受信装置2において、このデータ信号S1,S2を受信する。そして、サブキャリア選択変調回路26で、このデータ信号S1,S2より得られるパラレルデータdp1,dp2に対して、サブキャリア毎にデータの選択又は合成を行った後、復調することでシリアルデータdsxをMAC部50に出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信を行う無線通信装置及び無線通信システムに関するものであって、特に、無線AVストリーム伝送や無線データ伝送を行うOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式などのマルチキャリア伝送方式を用いた無線通信装置及び無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線データ伝送や無線AVストリーム伝送として、2.4GHz帯を使うIEEE802.11b、5.2GHz帯を使うIEEE802.11aが主に普及されつつある。そして、2.4GHz帯は、5.2GHz帯と比べて直進性が弱いため、遮蔽物の後ろへ回り込むことができ、且つ、無線伝搬距離が長くなる長所がある。しかしながら、この2.4GHzの周波数帯域は、比較的自由に活用できる帯域であり、Bluetoothなどの他の通信方式や電子レンジの放つ周波数もこの帯域を使用するため、これらの他の電波と干渉して実行スループットを低下させてしまう。
【0003】
よって、無線LAN(Local Area Network)として、ファイル転送などのデータ伝送にIEEE802.11bが使用されるとき、所定の時間内に、所定のデータ量を伝送しないといけないというQoS(Quality of Service)保証が必ずしも必要でないため、他からの電波干渉などが問題となっていない。しかしながら、高品位の映像や音声の無線通信を行う場合においては、このQoS保証が要求されることとなるため、電波干渉による実行スループットの低下が問題となる。
【0004】
それに対して、5.2GHz帯を使うIEEE802.11aは、OFDM方式を採用しており、複数のサブキャリアを広帯域において使うことにより高い物理伝送レート、及び、高い実効スループットを実現し、QoS保証のための高い伝送状態を生成している。しかしながら、5.2GHz帯を使用する電波は直進性が強いため、遮蔽物の陰へ回り込みにくく、2.4Ghz帯を使用する電波と比較して無線伝搬距離が短くなる。よって、広帯域の無線伝送を行うにあたって、屋内外伝送環境に起因したマルチパスによる周波数選択性フェージングが生じた場合、特定のサブキャリアだけ受信状態が悪くなり、そのサブキャリアで伝送するデータが欠落することがある。
【0005】
このようなサブキャリアごとのデータの欠落を防ぐために、従来技術として、複数のアンテナを使用して受信し、サブキャリア毎に、複数のアンテナそれぞれで受信した信号を補正した後に合成するダイバーシティ受信機、又は、サブキャリア毎に、複数のアンテナそれぞれで得られる信号の受信電力等を比較し、受信状態が良好な信号を選択して復調するダイバーシティ受信機が提案されている(特許文献1参照)。又、従来技術として、複数のアンテナを使用して、それぞれのアンテナで受信した信号に対して、サブキャリア毎にキャリアレベルを確認し、受信状態が良好であるアンテナを選択するダイバーシティ受信機が提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
よって、例えば、IEEE802.11aの場合のように使用周波数帯域が5.2GHz帯であるとき、この特許文献1又は特許文献2で提案されるダイバーシティ受信機を使用することで、複数のアンテナでOFDM信号を受信することができる。そして、複数のアンテナで受信したOFDM信号それぞれに発生する周波数選択性フェージングの特性における差異を利用して、サブキャリアの劣化を防ごうとしている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−36801号公報
【特許文献2】
特開2000−174726号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1及び特許文献2で提案されているダイバーシティ受信装置が使用する周波数帯域は1つであるため、複数のアンテナが空間的に近接した配置になると、複数のアンテナそれぞれで受信した信号に対して、周波数選択性フェージング特性が同様のものとなることがある。このとき、それぞれのアンテナで受信したOFDM信号より得られる同一周波数のサブキャリアが同様に劣化するため、そのサブキャリアでの補正、合成結果、又は、比較、選択結果が、他のサブキャリアのに比べて精度に欠けることとなる。
【0009】
特に、5.2GHz帯のOFDM信号を受信する場合では、複数のアンテナが空間的に近接した配置とされた場合、それぞれのアンテナに対して同じように電波が回り込まなかったり、その周波数帯の電波の特性上、空間伝搬路での伝搬損失のため到達できなかったりすることが原因で、全てのアンテナの受信状態が悪化してしまうことがある。
【0010】
このような問題を鑑みて、本発明は、複数の周波数帯域を使用して受信した同一の受信信号を、それぞれの受信信号の受信状態に基づいて合成又は選択することで周波数選択制フェージングの影響を低減させた無線通信装置を提供することを目的とする。又、本発明は、このような無線通信装置によって構成される無線通信システムを提供することを別の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の無線通信装置は、複数の搬送周波数帯域毎に同一のデータより成るデータ信号を生成する変調回路と、前記変調回路より送出される前記複数のデータ信号それぞれを前記複数の搬送周波数帯域を使用して送信する複数のアンテナと、を備えることを特徴とする。
【0012】
このような構成の無線通信装置において、前記変調回路が、前記データを所定の変調方式で変調してベースバンド信号を生成する変調部と、当該変調部で生成された前記ベースバンド信号をそれぞれの前記搬送周波数帯域のデータ信号に周波数変換する複数の周波数変換部と、を備える。このとき、前記同一データを前記所定の変調方式で変調されて得た同一のベースバンド信号を、複数の前記搬送周波数帯域に応じて周波数変換することで、複数の前記データ信号を生成して送信する。
【0013】
又、本発明の無線通信装置は、前記変調部で使用する前記所定の変調方式がOFDM方式である。即ち、前記変調部が、シリアルデータを時分割してパラレルデータを生成するインターリーブ回路と、該インターリーブ回路からのパラレルデータをサブキャリア毎にマッピングを施して変調するマッピング回路と、該マッピング回路で変調されたパラレルデータを逆フーリエ変換する逆フーリエ変換回路と、該逆フーリエ変換回路で逆フーリエ変換されたパラレルデータよりI信号及びQ信号の2信号に変換する並直列変換回路と、該並直列変換回路からのI信号及びQ信号を直交変調して前記ベースバンド信号を生成する直交変調回路と、を備える。
【0014】
又、本発明の無線通信装置は、複数の搬送周波数帯域を使用して送信されるデータ信号を受信する複数のアンテナと、前記複数のアンテナそれぞれで受信された前記データ信号を同一の周波数のベースバンド信号に変換する複数の周波数変換回路と、前記複数の周波数変換回路それぞれで得られた前記複数のベースバンド信号より、前記複数のデータ信号それぞれの前記搬送周波数帯域の受信状況を確認して、最も受信状況の良い搬送周波数帯域のデータ信号より得られたベースバンド信号を選択するとともに、当該ベースバンド信号を復調する復調回路と、を備え、前記複数の搬送周波数帯域それぞれによって送信される前記データ信号に含まれるデータが同一であることを特徴とする。
【0015】
このように構成することによって、上述の無線通信装置より複数の搬送周波数帯域が使用されて送信される同一データより成る前記データ信号を、複数のアンテナそれぞれによって受信するとともに、前記複数の周波数変換回路によって、同一の周波数のベースバンド信号に変換することができる。そして、前記搬送周波数帯域のうち、良好な搬送周波数が使用されて送信された前記データ信号より得られる前記ベースバンド信号が、前記復調回路で選択された後に復調される。
【0016】
又、本発明の無線通信装置は、複数の搬送周波数帯域を使用して送信されるデータ信号を受信する複数のアンテナと、前記複数のアンテナそれぞれで受信された前記データ信号を同一の周波数のベースバンド信号に変換する複数の周波数変換回路と、前記複数の周波数変換回路それぞれで得られた前記複数のベースバンド信号を合成して1つのベースバンド信号を生成するとともに、当該ベースバンド信号を復調する復調回路と、を備え、前記複数の搬送周波数帯域それぞれによって送信される前記データ信号に含まれるデータが同一であることを特徴とする。
【0017】
このように構成することによって、上述の無線通信装置より複数の搬送周波数帯域が使用されて送信される同一データより成る前記データ信号を、複数のアンテナそれぞれによって受信するとともに、前記複数の周波数変換回路によって、同一の周波数のベースバンド信号に変換することができる。そして、前記復調回路において、それぞれの前記ベースバンド信号を平均化するなどして合成することで、新たにベースバンド信号を生成した後、当該ベースバンド信号を復調する。
【0018】
又、これらの無線通信装置において、1つの搬送波周波数帯域のみで前記データ信号が送信されているとき、前記復調回路において、前記ベースバンドの選択又は合成を行うことなく復調するようにしても構わない。このとき、1つの搬送波周波数帯域のみが使用されていることを検出するためのキャリア検出部を設ける。
【0019】
又、本発明の無線通信装置は、n(nは、2以上の整数)帯域の搬送周波数帯域を使用して送信されるOFDM変調方式で変調されたデータ信号を受信するn個のアンテナと、前記n個のアンテナそれぞれで受信された前記データ信号を同一の周波数のベースバンド信号に変換するn個の周波数変換回路と、前記n個の周波数変換回路それぞれで得られた前記複数のベースバンド信号より、m(mは、2以上の整数)個のサブキャリア毎のデータによって構成されるパラレルデータを生成するn個のフーリエ変換回路と、前記n個のフーリエ変換回路それぞれから入力される前記パラレルデータより、前記各搬送波周波数帯域における前記m個のサブキャリアそれぞれの受信状況に対して前記パラレルデータのデータ補償を行うn個のデータ補償回路と、前記n個のデータ補償回路でデータ補償が施された前記n個のパラレルデータが入力されるとともに、前記m個のサブキャリアのチャネル毎に、受信状況が最良となる前記搬送周波数帯域を確認し、確認した当該搬送周波数帯域の前記データを選択することで、m個のデータより成るパラレルデータを新たに生成するデータ選択回路と、前記データ選択回路で新たに生成された前記パラレルデータをシリアルデータに変換する復調回路と、を備え、前記複数の搬送周波数帯域それぞれによって送信される前記データ信号に含まれる前記パラレルデータが同一のデータより成ることを特徴とする。
【0020】
このような無線通信装置によると、前記n個のデータ補償回路それぞれにおいて、入力された前記パラレルデータに対して、前記m個のサブキャリアに対応する前記m個のデータそれぞれにデータ補償が施される。このとき、前記m個のサブキャリアに対する前記m個のデータそれぞれにおけるコンステレーション情報より正常受信時との位相差及び振幅の比を確認し、前記m個のデータそれぞれに対して確認した当該位相差及び振幅の比に応じてデータ補償を施す。更に、前記データ選択回路において、前記各データ補償回路より出力されたn個のパラレルデータに対して、m個のサブキャリア毎に、そのコンステレーション情報を確認し、受信状態が最良と確認されるデータを選択する。このようにm個のデータを選択することで新たにm個のデータより成るパラレルデータが生成されると、当該パラレルデータが前記復調回路に与えられ、デマッピング回路でデマッピングが施されて復調された後、デインターリーブ回路でデインターリーブが施されて前記シリアルデータに変換される。
【0021】
又、本発明の無線通信装置は、n(nは、2以上の整数)帯域の搬送周波数帯域を使用して送信されるOFDM変調方式で変調されたデータ信号を受信するn個のアンテナと、前記n個のアンテナそれぞれで受信された前記データ信号を同一の周波数のベースバンド信号に変換するn個の周波数変換回路と、前記n個の周波数変換回路それぞれで得られた前記複数のベースバンド信号より、m(mは、2以上の整数)個のサブキャリア毎のデータによって構成されるパラレルデータを生成するn個のフーリエ変換回路と、前記n個のフーリエ変換回路それぞれから入力される前記パラレルデータより、前記各搬送波周波数帯域における前記m個のサブキャリアそれぞれの受信状況に対して前記パラレルデータのデータ補償を行うn個のデータ補償回路と、前記n個のデータ補償回路でデータ補償が施された前記n個のパラレルデータが入力されるとともに、前記m個のサブキャリアのチャネル毎に前記データを合成することで、m個のデータより成るパラレルデータを新たに生成するデータ合成回路と、前記データ合成回路で新たに生成された前記パラレルデータをシリアルデータに変換する復調回路と、を備え、前記複数の搬送周波数帯域それぞれによって送信される前記データ信号に含まれる前記パラレルデータが同一のデータより成ることを特徴とする。
【0022】
このような無線通信装置によると、前記n個のデータ補償回路それぞれにおいて、入力された前記パラレルデータに対して、前記m個のサブキャリアに対応する前記m個のデータそれぞれにデータ補償が施される。このとき、前記m個のサブキャリアに対する前記m個のデータそれぞれにおけるコンステレーション情報より正常受信時との位相差及び振幅の比を確認し、前記m個のデータそれぞれに対して確認した当該位相差及び振幅の比に応じてデータ補償を施す。更に、前記データ合成回路において、前記各データ補償回路より出力されたn個のパラレルデータが、m個のサブキャリア毎に、そのデータが合成される。このとき、合成されるデータを、コンステレーション情報に基づく同相成分(I信号)と直交成分(Q信号)による2次座標上における同一のサブキャリアに応じたn個のデータに対応するn個の点の重心位置となる点に対応するデータとするようにしても構わない。このようにn個のパラレルデータにおける同一サブキャリアのデータを合成することで新たにm個のデータより成るパラレルデータが生成されると、当該パラレルデータが前記復調回路に与えられ、デマッピング回路でデマッピングが施されて復調された後、デインターリーブ回路でデインターリーブが施されて前記シリアルデータに変換される。
【0023】
又、上述の2つの無線通信装置において、前記復調回路が、前記n個のデータ補償回路でデータ補償が施された前記パラレルデータと前記データ選択回路又は前記データ合成回路で新たに生成された前記パラレルデータとを含むn+1個のパラレルデータから1つを選択して復調するようにしても構わない。更に、復調回路が、n+1個のデマッピング回路及びデインターリーブ回路とで構成されるようにしても構わないし、n+1個のデマッピング回路と1つのデインターリーブ回路とで構成されるようにしても構わないし、1つのデマッピング回路と1つのデインターリーブ回路とで構成されるようにしても構わない。
【0024】
このとき、前記n個のデータ補償回路それぞれでデータ補償が施された前記パラレルデータより前記n帯域の搬送周波数帯域の受信状態を確認して、使用されていない前記搬送周波数帯域を認識するキャリア検出部と、前記n個のデータ補償回路のうち、当該キャリア検出部で認識された使用されていない前記搬送周波数帯域のデータ信号に対するパラレルデータのデータ補償を行うデータ補償回路を停止させるとともに、更に使用されている前記搬送周波数帯域が1帯域であることを認識したとき、前記データ選択回路又は前記データ合成回路を停止させるON/OFF制御回路と、を備えるようにしても構わない。
【0025】
更に、復調回路が、n+1個のデマッピング回路及びデインターリーブ回路とで構成されるとき、使用する必要がないn個のデマッピング回路及びデインターリーブ回路を停止するようにしても構わないし、又、n+1個のデマッピング回路と1つのデインターリーブ回路とで構成されるとき、使用する必要がないn個のデマッピング回路を停止するようにしても構わない。
【0026】
又、本発明の無線通信装置は、n(nは、2以上の整数)帯域の搬送周波数帯域を使用して送信されるOFDM変調方式で変調されたデータ信号を受信するn個のアンテナと、前記n個のアンテナそれぞれで受信された前記データ信号を同一の周波数のベースバンド信号に変換するn個の周波数変換回路と、前記n個の周波数変換回路それぞれで得られた前記複数のベースバンド信号より、m(mは、2以上の整数)個のサブキャリア毎のデータによって構成されるパラレルデータを生成するn個のフーリエ変換回路と、前記n個のフーリエ変換回路部で得られた前記n個のパラレルデータが入力されるとともに、前記m個のサブキャリアのチャネル毎に、受信状況が最良となる前記搬送周波数帯域を確認し、確認した当該搬送周波数帯域の前記データを選択することで、m個のデータより成るパラレルデータを新たに生成するデータ選択回路と、前記データ選択回路で新たに生成された前記パラレルデータより、選択された前記各搬送波周波数帯域における前記m個のサブキャリアそれぞれの受信状況に対して前記パラレルデータのデータ補償を行うデータ補償回路と、前記データ補償回路でデータ補償が施された前記パラレルデータをシリアルデータに変換する復調回路と、を備え、前記複数の搬送周波数帯域それぞれによって送信される前記データ信号に含まれる前記パラレルデータが同一のデータより成ることを特徴とする。
【0027】
このような無線通信装置によると、前記データ選択回路において、前記各フーリエ変換回路より出力されたn個のパラレルデータに対して、m個のサブキャリア毎に、そのコンステレーション情報を確認し、受信状態が最良と確認されるデータを選択する。このようにm個のデータを選択することで新たにm個のデータより成るパラレルデータが生成されると、前記データ補償回路において、入力された前記パラレルデータに対して、前記m個のサブキャリアに対応する前記m個のデータそれぞれにデータ補償が施される。このとき、前記m個のサブキャリアに対する前記m個のデータそれぞれにおけるコンステレーション情報より正常受信時との位相差及び振幅の比を確認し、前記m個のデータそれぞれに対して確認した当該位相差及び振幅の比に応じてデータ補償を施す。そして、当該パラレルデータが前記復調回路に与えられ、デマッピング回路でデマッピングが施されて復調された後、デインターリーブ回路でデインターリーブが施されて前記シリアルデータに変換される。
【0028】
更に、上述の各無線通信装置は、備えた複数のアンテナが、受信状態が良好であると判断されるアンテナに切り換えることが可能なダイバーシティ方式のアンテナであっても構わない。
【0029】
又、本発明の無線通信システムは、複数の搬送周波数帯域を用いて同一のデータより成る複数のデータ信号を送信するデータ送信装置となる無線通信装置と、当該複数の搬送周波数帯域を用いて送信される前記複数のデータ信号を前記搬送周波数帯域毎に受信して前記データ信号に含まれるデータを得るデータ受信装置となる無線通信装置とによって構成されるもので、上述の各無線通信装置によって構成される。
【0030】
【発明の実施の形態】
<基本構成>
本発明の基本構成について、以下に図面を参照して説明する。図1は、本発明の無線通信システムの構成を示すブロック図である。図1の無線通信システムにおいて、入力されたデータをOFDM方式に従って変調して送信するデータ送信装置1と、データ送信装置1から送信されたデータ信号を受信してOFDM方式に従って復調して得たデータを出力するデータ受信装置2とが備えられる。そして、このデータ送信装置1及びデータ受信装置2で構築される無線通信システムの使用周波数帯域が2.4GHz帯と5.2GHz帯の2帯域であり、同一のデータ信号が2.4GHz帯と5.2GHz帯両方の周波数帯域が使用されて送信される。
【0031】
このような無線通信システムにおいて、データ送信装置1は、入力されたシリアルデータをサブキャリアの数と等しいデータに分割してパラレルデータを生成するインターリーブ回路10と、QAM(Quadratic Amplitude Modulation)方式やQPSK(Quadruple Phase Shift Keying)方式などに応じたマッピングを行うマッピング回路11と、マッピング回路11で生成されたパラレルデータを逆フーリエ変換する逆フーリエ変換回路12と、逆フーリエ変換回路12で逆フーリエ変換されたパラレルデータを合成して直交するI信号及びQ信号の2信号を生成する並直列変換回路13と、並直列変換回路13からのI信号及びQ信号を直交変調してベースバンド信号を生成する直交変調回路14と、直交変調回路14からのベースバンド信号を周波数変換して2.4GHz帯の高周波信号に変換するRF回路15aと、直交高調回路14からのベースバンド信号を周波数変換して5.2GHz帯の高周波信号に変換するRF回路15bと、RF回路15a,15bそれぞれからの高周波信号を送信するアンテナ16a,16bとを備える。
【0032】
又、データ受信装置2は、2.4GHz帯及び5.2GHz帯それぞれの高周波信号を受信するアンテナ21a,21bと、アンテナ21a,21bそれぞれで受信した高周波信号を周波数変換してベースバンド信号に変換するRF回路22a,22bと、RF回路22a,22bそれぞれからのベースバンド信号を位相が90°異なる2つの局部発振信号によって直交検波してI信号及びQ信号を得る直交検波回路23a,23bと、直交検波回路23a,23bからのI信号及びQ信号よりパラレルデータを生成する直並列変換回路24a,24bと、直並列変換回路24a,24bで得られたパラレルデータを高速フーリエ変換するフーリエ変換回路25a,25bと、フーリエ変換回路25a,25bそれぞれでフーリエ変換されたパラレルデータが入力されるとともにサブキャリア毎に状態の良いデータを選択するとともに選択されたパラレルデータよりシリアルデータを生成するサブキャリア選択復調回路26と、サブキャリア選択復調回路26からのシリアルデータよりMAC(Media Access Control)フレームを確認し同期管理などを行うMAC部50とを備える。
【0033】
このようにデータ送信装置1及びデータ受信装置2が構成されるとき、まず、データ送信装置1において、インターリーブ回路10が、時間的に連続したデータが隣接したサブキャリアのデータとならないように、シリアルデータdsをサブキャリアの数と等しいデータに分割して、パラレルデータdpを生成する。そして、マッピング回路11でパラレルデータdpの各サブキャリアのデータそれぞれに対してQAM方式やQPSK方式などに従って変調を施す。その後、マッピング回路11で変調されたパラレルデータdpに対して、逆フーリエ変換回路12で逆フーリエ変換が施される。そして、このパラレルデータdpが並直列変換回路13に与えられて、I信号si及びQ信号sqの2信号に変換された後に直交変調回路14で直交変調が施されて1信号となるベースバンド信号bに変換される。
【0034】
このベースバンド信号bはRF回路15a,15bそれぞれに与えられるため、同一のデータによる高周波信号S1,S2が2信号生成されて、2.4GHz帯及び5.2GHz帯それぞれの搬送周波数帯域を用いてアンテナ16a,16bより送信される。このようにして、2.4GHz帯の搬送周波数帯域及び5.2GHz帯の搬送周波数帯域それぞれに、同一のシリアルデータdsより生成される2つの高周波信号S1,S2が送信される。
【0035】
そして、データ受信装置2において、2.4GHz帯の搬送周波数帯域に送信された高周波信号S1がアンテナ21aで受信されるとともに、5.2GHz帯の搬送周波数帯域に送信された高周波信号S2がアンテナ21bで受信される。アンテナ21aで受信された高周波信号S1は、RF回路22aでベースバンド信号b1に変換された後に直交検波回路23aでI信号si1及びQ信号sq1に変換される。そして、高周波信号S1によるI信号si1及びQ信号sq1が直並列変換回路24aに送出されると、サブキャリア毎のデータとなるパラレルデータdp1に変換されるとともに、このパラレルデータdp1がフーリエ変換回路25aにおいてフーリエ変換される。
【0036】
又、アンテナ21bで受信された高周波信号S2は、RF回路22bでRF回路22aのベースバンド信号b1と同一周波数のベースバンド信号b2に変換された後に直交検波回路23bでI信号si2及びQ信号sq2に変換される。そして、高周波信号S2によるI信号si2及びQ信号sq2が直並列変換回路24bに送出されると、サブキャリア毎のデータとなるパラレルデータdp2に変換されるとともに、このパラレルデータdp2がフーリエ変換回路25bにおいてフーリエ変換される。
【0037】
そして、フーリエ変換回路25a,25bそれぞれでフーリエ変換されたパラレルデータdp1,dp2がサブキャリア選択復調回路26に送出される。サブキャリア選択復調回路26では、同一のシリアルデータdsより生成された高周波信号S1,S2を受信することで得られたパラレルデータdp1,dp2に対して、まず、各サブキャリア毎の受信状態より伝送伝搬路に対する補償を施すとともに、パラレルデータdp1,dp2のサブキャリア毎に、選択又は合成を行う。
【0038】
即ち、受信状態の良好なデータが選択されるとき、例えば、周波数fxのサブキャリアにおいてパラレルデータdp1の受信状態が良好であるとともに周波数fyのサブキャリアにおいてパラレルデータdp2の受信状態が良好である場合は、周波数fxのサブキャリアのデータはパラレルデータdp1のデータが用いられ、又、周波数fyのサブキャリアのデータはパラレルデータdp2のデータが用いられる。合成については、各サブキャリア毎に2つのデータの値に基づいて合成が成される。そして、各サブキャリア毎に選択又は合成されて得られたパラレルデータdpxが誤りの少ないシリアルデータdsxに変換されてMAC部50に出力される。
【0039】
以下の各実施形態は、図1に示す基本構成となる無線通信システムによるものであり、データ送信装置1については、各実施形態において、同一の構成のものが使用される。よって、以下の各実施形態では、その構成が異なるサブキャリア選択復調回路26を中心に、データ受信装置2について説明する。
【0040】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、以下に図面を参照して説明する。図2は、本実施形態の無線通信システムで使用されるデータ受信装置の内部構成を示すブロック図である。
【0041】
図2のデータ受信装置2a(図1のデータ受信装置2に相当する)において、サブキャリア選択復調回路26a(図1のサブキャリア選択復調回路26に相当する)が、フーリエ変換回路25a,25bそれぞれから与えられるパラレルデータdp1,dp2に対してサブキャリア毎にその周波数チャネル(サブキャリアチャネル)の伝搬路から受ける影響を予測するとともにサブキャリアチャネルの伝搬路の影響を補償するための影響補償情報を生成するチャネル推定回路27a,27bと、フーリエ変換回路25a,25bそれぞれから与えられるパラレルデータdp1,dp2に対してサブキャリア毎にチャネル推定回路27a,27bからの影響補償情報に基づいてサブキャリアチャネルの伝搬路で受けた影響を補償するチャネル補償回路28a,28bと、チャネル補償回路28a,28bそれぞれで各サブキャリアが補償されたパラレルデータdp1,dp2をサブキャリア毎に比較して良好な受信状態で受信されているサブキャリアを選択して新たにパラレルデータdpxを生成するデータ選択回路29と、データ選択回路29で選択されたパラレルデータdpxに対してサブキャリア毎にQAM方式又はQPSK方式などに従ってデマッピングを施すデマッピング回路30と、デマッピング回路30で復調されたパラレルデータdpxよりシリアルデータdsxを生成するデインターリーブ回路31と、を備える。
【0042】
このような構成のデータ受信装置2aの動作について、以下に説明する。上述の基本構成で説明したように、データ受信装置2aは、2.4GHz帯の搬送周波数帯域を使用して送信される高周波信号S1をアンテナ21aで受信し、5.2GHz帯の搬送周波数帯域を使用して送信される高周波信号S2をアンテナ21bで受信する。その後、アンテナ21aで受信した高周波信号S1が、RF回路22a及び直交検波回路23a及び直並列変換回路24a及びフーリエ変換回路25aによって、パラレルデータdp1に変換されてサブキャリア選択復調回路26aに与えられる。又、アンテナ21bで受信した高周波信号S2が、RF回路22b及び直交検波回路23b及び直並列変換回路24b及びフーリエ変換回路25bによって、パラレルデータdp2に変換されてサブキャリア選択復調回路26aに与えられる。
【0043】
サブキャリア選択復調回路26aでは、チャネル推定回路27a及びチャネル補償回路28aにフーリエ変換回路25aからのパラレルデータdp1が与えられ、又、チャネル推定回路27b及びチャネル補償回路28bにフーリエ変換回路25bからのパラレルデータdp2が与えられる。そして、チャネル推定回路27aでは、パラレルデータdp1におけるサブキャリア毎のデータを確認することで、2.4GHz帯における各サブキャリアチャネルの伝送状態を確認し、チャネル推定回路27bでは、パラレルデータdp2におけるサブキャリア毎のデータを確認することで、5.2GHz帯における各サブキャリアチャネルの伝送状態を確認する。
【0044】
このとき、サブキャリアチャネルが48チャネルあるものとし、パラレルデータdp1,dp2それぞれが、各サブキャリアチャネルのデータとして、データp1−1〜dp1−48,dp2−1〜dp2−48を備えるものとする。又、サブキャリア以外に4チャネル分のパイロットキャリアを備えるものとし、パラレルデータdp1,dp2それぞれに対して、パイロットキャリアデータp1−1〜p1−4,p2−1〜p2−4が得られるものとする。
【0045】
このようにパラレルデータdp1,dp2が構成されるとき、チャネル推定回路27aでは、パラレルデータdp1が入力されると、データdp1−1〜dp1−48それぞれに対して、そのサブキャリアチャネルの近いパイロットキャリアデータp1−1〜p1−4を選択して比較する。即ち、データdp−m(1≦m≦48)に対して、そのサブキャリアチャネルの最も近いパイロットキャリアp1−x(1≦x≦4)を選択する。そして、データdp−mとパイロットキャリアp1−xとを比較する。
【0046】
このとき、各サブキャリアチャネルのデータdp1−1〜dp1−48それぞれのコンステレーション情報についても確認される。尚、このコンステレーション情報とは、サブキャリアに対するデータに対する各符号が割り当てられるサブキャリアが変調される位相及び振幅の値を示すもので、同相成分(I信号)と直交成分(Q信号)による2次座標上の点として表される。即ち、各サブキャリアのデータが16QAM方式で変調されるとき、各サブキャリアチャンネルのコンステレーション情報は、正常に受信されると、図3(a)のようになる。
【0047】
このように、各サブキャリアチャネルのデータdp1−1〜dp1−48それぞれに対して、コンステレーション情報が確認されるとともに近接したパイロットキャリアp1−xと比較されることで、2.4GHz帯における各サブキャリアチャネルの受信状態が確認される。この確認された受信状態より、各サブキャリアの位相ずれや受信強度による振幅のずれを確認し、この位相及び振幅のずれを補償するための影響補償情報をデータdp1−1〜dp1−48それぞれに対して生成する。
【0048】
即ち、例えば、データdp−mのサブキャリアチャネルの受信状態を確認したときに、このデータdp−mのコンステレーション情報が図3(b)のように表されるものとなる場合、図3(a)のように正常に受信されたときと比べて、位相がθずれているとともに、振幅が正常に受信したときに振幅Bに対して1/X倍であることが確認される。よって、このデータdp−mに対する影響補償情報が、データdp−mに対して位相−θだけ回転させるとともに振幅をX倍することを表す情報となる。
【0049】
又、チャネル推定回路27bにおいても、チャネル推定回路27aと同様、パラレルデータdp2が入力されると、データdp2−1〜dp2−48それぞれに対して、そのサブキャリアチャネルの近いパイロットキャリアデータp2−1〜p2−4を選択して比較するとともに、データdp2−1〜dp2−48それぞれのコンステレーション情報を確認することで、5.2GHz帯における各サブキャリアチャネルの受信状態を確認する。そして、各サブキャリアチャネルの受信状態を確認すると、それぞれの受信状態に基づいて、データdp2−1〜dp2−48それぞれに対する影響補償情報が生成される。
【0050】
このように、チャネル推定回路27a,27bそれぞれにおいて影響補償情報が生成されると、チャネル補償回路28a,28bに与えられる。よって、チャネル補償回路28aでは、パラレルデータdp1における各サブキャリアのデータdp1−1〜dp1−48それぞれに対して、各データdp1−1〜dp1−48に対してチャネル推定回路27aで生成された影響補償情報に基づくデータの補償を施す。即ち、図3(b)のようなコンステレーション情報を与えるデータdp1−mに対して位相−θだけ回転させるとともに振幅をX倍することで、図3(a)のように正常な受信状態におけるコンステレーション情報に近い値を与えるデータにデータ補償する。同様に、チャネル補償回路28bにおいても、パラレルデータdp2における各サブキャリアのデータdp2−1〜dp2−48それぞれに対して、各データdp2−1〜dp2−48に対してチャネル推定回路27bで生成された影響補償情報に基づくデータの補償を施す。
【0051】
このようにチャネル補償回路28a,28bで各サブキャリア毎にデータ補償されたパラレルデータdp1,dp2がデータ選択回路29に与えられると、パラレルデータdp1,dp2それぞれの同一サブキャリアに対するコンステレーション情報が確認されて、正常な受信状態で得られるコンステレーション情報と比較される。そして、正常な受信状態で得られるコンステレーション情報に近いデータがそれぞれのサブキャリア毎に選択されて、新たなパラレルデータdpxが生成される。
【0052】
このとき、例えば、まず、パラレルデータdp1のデータdp1−mのコンステレーション情報と、パラレルデータdp2のデータdp2−mのコンステレーション情報とがそれぞれ確認されたとき、信号点配置を表す2次座標におけるそれぞれの位置が図4における点α,βとなるものとする。そして、正常に受信したときの信号点配置を表す2次座標における位置が点Aの位置である場合、点Aと点αの距離と、点Aと点βの距離とが確認されて比較される。
【0053】
このA−αの距離L1とA―βの距離L2の関係がL1>L2であるとき、信号点配置を表す2次座標において、点Aを表すコンステレーション情報に対して、点βを表すコンステレーション情報が点αを表すコンステレーション情報より近いことがわかる。よって、点βを表すコンステレーション情報を備えるパラレルデータdp2のデータdp2−mが、パラレルデータdpxのデータdpx−mとして選択される。
【0054】
又、同様に、パラレルデータdp1のデータdp1−nのコンステレーション情報と、パラレルデータdp2のデータdp2−nのコンステレーション情報とが確認されると、それぞれのコンステレーション情報と正常に受信したときのコンステレーション情報との相対関係が、信号点配置を表す2次座標により確認されて比較される。そして、信号点配置を表す2次座標において、パラレルデータdp1のデータdp1−nのコンステレーション情報と正常に受信したときのコンステレーション情報との相対関係の方が近いことが確認されると、パラレルデータdp1のデータdp1−nが、パラレルデータdpxのデータdpx−nとして選択される。
【0055】
このようにして、パラレルデータdpxのデータdpx−1〜dpx−48はそれぞれ、パラレルデータdp1のデータdp1−1〜dp1−48とパラレルデータdp2のデータdp2−1〜dp2−48とから、そのコンステレーション情報が正常に受信したときのコンステレーション情報に近いものが選択される。即ち、パラレルデータdpxにおける各サブキャリアのデータは、そのサブキャリアにおけるパラレルデータdp1,dp2のデータから、コンステレーション情報が正常に受信したときのコンステレーション情報に近いものが選択される。よって、それぞれのサブキャリア毎にパラレルデータdp1,dp2のいずれのデータが選択されるか異なる。
【0056】
このように、各サブキャリア毎に正常に受信したときのコンステレーション情報に近いコンステレーション情報を備えたデータが選択されて生成されたパラレルデータdpxが、デマッピング回路30に送出される。そして、デマッピング回路30では、パラレルデータdpxのサブキャリア毎にQAM方式やQPSK方式などに基づいて復調を行う。即ち、各サブキャリアが16QAM方式で変調されているとき、パラレルデータdpxのデータdpx−1〜dpx−48それぞれに対して、図3(a)のような信号点配置を表す2次座標に基づき、その位相と振幅との関係よりデータ送信装置1で変調される前の4bitの符号を確認し、この確認した4bitの符号に復調する。
【0057】
このようにしてデマッピングされたパラレルデータdpxが、デインターリーブ回路31に送出されると、各サブキャリアのデータが変化された符号が、各サブキャリアに割り当てられた順番に基づいて時間軸上で結合されることで、シリアルデータdsxが生成される。即ち、上述のように4bitの符号データとなったデータdpx−1〜dpx−48が、それぞれに割り当てられた順番にデインターリーブ回路31より出力されることで、4×48bitの符号データとなるシリアルデータdsxが生成される。
【0058】
本実施形態のように、2つの周波数帯域から受信した2つの信号より得られたパラレルデータに対して、各サブキャリア毎に、そのコンステレーション情報を確認して、より正常な受信状態におけるコンステレーション情報に近いものを選択することによって、各サブキャリア毎に影響を与える周波数選択制フェージングの影響を低減することができる。
【0059】
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、以下に図面を参照して説明する。図5は、本実施形態の無線通信システムで使用されるデータ受信装置の内部構成を示すブロック図である。尚、図5のデータ受信装置において、図2のデータ受信装置と同一の目的で使用する部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0060】
図5のデータ受信装置2b(図1のデータ受信装置2に相当する)において、サブキャリア選択復調回路26b(図1のサブキャリア選択復調回路26に相当する)は、サブキャリア選択復調回路26a(図2)におけるデータ選択回路29の代わりに、チャネル補償回路28a,28bそれぞれで各サブキャリアが補償されたパラレルデータdp1,dp2をサブキャリア毎に合成することで新たにパラレルデータdpxを生成するデータ合成回路29aを備える。その他の構成については、第1の実施形態のデータ送信装置2aと同一のブロックを備える。
【0061】
このようにデータ合成回路29aを備えたデータ受信装置2bは、第1の実施形態のデータ受信装置2aと同様、2.4GHz帯の高周波信号S1及び5.2GHz帯の高周波信号S2をそれぞれアンテナ21a,21bで受信すると、RF回路22a,22b及び直交検波回路23a,23b及び直並列変換回路24a,24b及びフーリエ変換回路25a,25bを介してパラレルデータdp1,dp2に変換されてサブキャリア選択復調回路26bに与えられる。
【0062】
そして、選択復調回路26bでは、パラレルデータdp1がチャネル推定回路27a及びチャネル補償回路28aに与えられ、このパラレルデータdp1は、チャネル補償回路28aにおいて、チャネル推定回路27aで生成された各サブキャリアに対する影響補償情報に基づいて、各サブキャリア毎にデータ補償が施される。又、パラレルデータdp2がチャネル推定回路27b及びチャネル補償回路28bに与えられ、このパラレルデータdp2は、チャネル補償回路28bにおいて、チャネル推定回路27bで生成された各サブキャリアに対する影響補償情報に基づいて、各サブキャリア毎にデータ補償が施される。
【0063】
このようにチャネル補償回路28a,28bで各サブキャリア毎にデータ補償されたパラレルデータdp1,dp2がデータ合成回路29aに与えられると、パラレルデータdp1,dp2それぞれの同一サブキャリアに対するコンステレーション情報に基づいて、各サブキャリアのデータが合成される。このデータ合成回路29aに動作について、図6を参照して以下に説明する。図6は、パラレルデータdp1のデータdp1−mのコンステレーション情報、及び、パラレルデータdp2のデータdp2−mのコンステレーション情報それぞれより確認される、信号点配置を表す2次座標における座標位置を表す図である。
【0064】
図4の場合と同様、図6においても、パラレルデータdp1のデータdp1−mのコンステレーション情報による信号点配置を表す2次座標における位置が点αであるとともに、パラレルデータdp2のデータdp2−mのコンステレーション情報による信号点配置を表す2次座標における位置が点βであるものとする。又、正常に受信したときの信号点配置を表す2次座標における位置が点Aの位置である。
【0065】
このとき、データ合成回路29aより、図6のように信号点配置を表す2次座標で確認された点αと点βの中点位置となる点γの座標位置に対応するコンステレーション情報を、データdp1−m,dp2−mのコンステレーション情報を合成することで求める。そして、データdpx−mのコンステレーション情報が点γの座標位置に対応するようにして、データdpx−mを生成する。即ち、データdp1−m,dp2−mのコンステレーション情報より得られるデータdp1−m,dp2−mに対するサブキャリアの位相及び振幅より確認された座標位置を用いて、これらの座標位置の中点となる座標位置を求め、この座標位置より確認されるサブキャリアの位相及び振幅を確認し、この位相及び振幅によるコンステレーション情報よりデータdpx−mを生成する。
【0066】
このようにして、パラレルデータdpxのデータdpx−1〜dpx−48はそれぞれ、パラレルデータdp1のデータdp1−1〜dp1−48とパラレルデータdp2のデータdp2−1〜dp2−48を合成することによって、信号点配置を表す2次座標において、パラレルデータdp1のデータdp1−1〜dp1−48を表す位置及びパラレルデータdp2のデータdp2−1〜dp2−48を表す位置の中点位置に相当するデータとなる。
【0067】
よって、パラレルデータdpxにおける各サブキャリアのデータは、そのサブキャリアにおけるパラレルデータdp1,dp2のデータが合成されて生成される。そして、このように合成されて得たパラレルデータdpxの各サブキャリアのコンステレーション情報が正常に受信したときのコンステレーション情報に近いものとなる。その後、このパラレルデータdpxがデマッピング回路30及びデインターリーブ回路31を介してシリアルデータdsxに変換されて出力される。
【0068】
本実施形態のように、2つの周波数帯域から受信した2つの信号より得られたパラレルデータに対して、各サブキャリア毎に合成することによって、そのコンステレーション情報をより正常な受信状態におけるコンステレーション情報に近いものとすることができ、各サブキャリア毎に影響を与える周波数選択制フェージングの影響を低減することができる。
【0069】
尚、本実施形態において、データ合成回路でパラレルデータの各サブキャリアのデータを生成する際、サブキャリア毎に、信号点配置を表す2次座標において、異なる周波数帯域で受信した2つの信号に対する2点の中点座標を確認し、この中点座標に対応したデータをそのサブキャリアのデータとするものとしたが、このような合成方法に限定されるものではない。このとき、例えば、信号点配置を表す2次座標において、異なる周波数帯域で受信した2つの信号に対する2点の座標位置と、正常に受信したときの座標位置との関係より、各点に重みを与えて加算して合成することで、データ合成回路でパラレルデータの各サブキャリアのデータを生成するものとしても構わない。
【0070】
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、以下に図面を参照して説明する。図7は、本実施形態の無線通信システムで使用されるデータ受信装置の内部構成を示すブロック図である。尚、図7のデータ受信装置において、図2のデータ受信装置と同一の目的で使用する部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0071】
図7のデータ受信装置2c(図1のデータ受信装置2に相当する)において、サブキャリア選択復調回路26c(図1のサブキャリア選択復調回路26に相当する)は、フーリエ変換回路25a,25bからのパラレルデータdp1,dp2がデータ選択回路29に与えられる構成となるとともに、チャネル補償回路28a,28bの代わりに、データ選択回路29から送出されるパラレルデータdpxが与えられるチャネル補償回路28を備える。その他の構成については、第1の実施形態のデータ送信装置2a(図2)と同一のブロックを備える。
【0072】
このように構成されたデータ受信装置2cは、第1の実施形態のデータ受信装置2aと同様にRF回路22a,22b及び直交検波回路23a,23b及び直並列変換回路24a,24b及びフーリエ変換回路25a,25bが動作を行うことで、アンテナ21a,21bで受信した高周波信号S1及び高周波信号S2がパラレルデータdp1,dp2に変換されてサブキャリア選択復調回路26cに与えられる。
【0073】
そして、選択復調回路26cでは、パラレルデータdp1,dp2それぞれが与えられるチャネル推定回路27a,27bにおいて、第1の実施形態と同様にして、各サブキャリアに対する影響補償情報が生成される。又、データ選択回路29では、フーリエ変換回路25a,25bより、第1の実施形態の選択復調回路26aと異なり、各サブチャネル毎にデータ補償が施されていないパラレルデータdp1,dp2が入力される。そして、データ選択回路29は第1の実施形態と同様と動作を行うため、各サブキャリア毎に正常に受信したときのコンステレーション情報に近いコンステレーション情報を備えたデータが選択されて、パラレルデータdpxが生成される。
【0074】
このように生成されたパラレルデータdpxがチャネル補償回路28に与えられると、チャネル補償回路28では、このパラレルデータdpxに対して、各サブキャリア毎にチャネル推定回路27a,27bからの影響補償情報を選択した後、この影響補償情報に基づいてデータ補償を施す。このとき、データ選択回路29においてパラレルデータdp1のデータが選択されたサブキャリアについては、チャネル推定回路27aからの影響補償情報に基づいてデータ補償が施され、又、データ選択回路29においてパラレルデータdp2のデータが選択されたサブキャリアについては、チャネル推定回路27bからの影響補償情報に基づいてデータ補償が施される。
【0075】
尚、このチャネル補償回路28でのデータ補償動作については、第1の実施形態におけるチャネル補償回路28a,28bによるデータ補償動作と同様である。このようにして各サブキャリア毎にデータ補償が施されたパラレルデータdpxが、デマッピング回路30及びデインターリーブ回路31を介してシリアルデータdsxに変換されて出力される。
【0076】
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について、以下に図面を参照して説明する。図8は、本実施形態の無線通信システムで使用されるデータ受信装置の内部構成を示すブロック図である。尚、図8のデータ受信装置において、図2のデータ受信装置と同一の目的で使用する部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0077】
図8のデータ受信装置2d(図1のデータ受信装置2に相当する)において、サブキャリア選択復調回路26d(図1のサブキャリア選択復調回路26に相当する)は、サブキャリア選択復調回路26a(図2)の構成に、チャネル補償回路28a,28bそれぞれで各サブキャリアが補償されたパラレルデータdp1,dp2をデマッピングするデマッピング回路30a,30bと、デマッピング回路30a,30bで復調されたパラレルデータdp1,dp2をデインターリーブするデインターリーブ回路31a,31bと、デインターリーブ回路31,31a,31bそれぞれから出力されるシリアルデータdsx,ds1,ds2を選択してMAC部50に出力する選択スイッチSWとが付加された構成となる。更に、このデータ受信装置2dは、選択スイッチSWの切り換えを指示する入力部51を備える。その他の構成については、第1の実施形態のデータ送信装置2aと同一のブロックを備える。
【0078】
このように構成されたデータ受信装置2dは、RF回路22a,22b及び直交検波回路23a,23b及び直並列変換回路24a,24b及びフーリエ変換回路25a,25bが第1の実施形態と同様の動作を行うとともに、サブキャリア選択復調回路26d内のチャネル推定回路27a,27b及びチャネル補償回路28a,28b及びデータ選択回路29及びデマッピング回路30及びデインターリーブ回路31が第1の実施形態と同様の動作を行う。よって、アンテナ21a,21bで受信した高周波信号S1及び高周波信号S2がパラレルデータdp1,dp2に変換された後、各サブキャリア毎に状態の良好なデータが選択されてパラレルデータdpxが生成されるとともに、このパラレルデータdpxに基づいてシリアルデータdsxが生成される。
【0079】
又、デマッピング回路30aには、チャネル補償回路28aで各サブキャリア毎にデータ補償されたパラレルデータdp1が送出され、このパラレルデータdp1に対して、各サブキャリア毎にデマッピングを施し、デインターリーブ回路31aに送出する。そして、デインターリーブ回路31aでは、デマッピング回路30aで復調されたパラレルデータdp1に対してデインターリーブを施すことによって、シリアルデータds1を生成する。
【0080】
更に、デマッピング回路30bには、チャネル補償回路28bで各サブキャリア毎にデータ補償されたパラレルデータdp2が送出され、このパラレルデータdp2に対して、各サブキャリア毎にデマッピングを施し、デインターリーブ回路31bに送出する。そして、デインターリーブ回路31bでは、デマッピング回路30bで復調されたパラレルデータdp2に対してデインターリーブを施すことによって、シリアルデータds2を生成する。
【0081】
そして、デインターリーブ回路31,31a,31bから出力されるシリアルデータdsx,ds1,ds2が選択スイッチSWの接点a,b,cに入力される。このとき、入力部51の操作に応じて制御信号が選択スイッチSWに与えられ、接点dと接続される接点a,b,cが選択されるように制御される。即ち、2.4GHz帯及び5.2GHz帯の両周波数帯域を使用して通信が行われているとき、選択スイッチSWの接点aが選択され、2.4GHz帯の周波数帯域のみを使用して通信が行われているとき、選択スイッチSWの接点bが選択され、5.2GHz帯の周波数帯域のみを使用して通信が行われているとき、選択スイッチSWの接点cが選択される。
【0082】
よって、2.4GHz帯及び5.2GHz帯の両周波数帯域を使用して通信が行われているとき、選択スイッチSWを介してデインターリーブ回路31からのシリアルデータdsxがMAC部50に出力され、2.4GHz帯の周波数帯域のみを使用して通信が行われているとき、選択スイッチSWを介してデインターリーブ回路31aからのシリアルデータds1がMAC部50に出力され、5.2GHz帯の周波数帯域のみを使用して通信が行われているとき、選択スイッチSWを介してデインターリーブ回路31bからのシリアルデータds2がMAC部50に出力される。
【0083】
本実施形態のような構成は、従来より使用されているIEEE802.11a方式とIEEE802.11b方式とを選択可能なデータ受信装置に、データ選択回路29及びデマッピング回路30及びデインターリーブ回路31を付加するとともに、各方式を選択するための選択用スイッチを3信号から1信号を選択する選択スイッチSWとすることによって構成することができる。よって、本実施形態におけるデータ受信装置は、このような複数の周波数帯域の信号を受信して復調することができる従来のデータ受信装置より容易に構成することができる。
【0084】
尚、本実施形態において、選択スイッチSWがデインターリーブ回路31,31a,31bからの信号を選択するものとしたが、図9のように、選択スイッチSWがデマッピング回路30,30a,30bからの信号を選択するものとし、デインターリーブ回路31を1つとするようにしても構わないし、図10のように、選択スイッチSWをチャネル補償回路28a,28b及びデータ選択回路29からの信号を選択するものとし、デマッピング回路30及びデインターリーブ回路31をそれぞれ1つとするようにしても構わない。
【0085】
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態について、以下に図面を参照して説明する。図11は、本実施形態の無線通信システムで使用されるデータ受信装置の内部構成を示すブロック図である。尚、図11のデータ受信装置において、図8のデータ受信装置と同一の目的で使用する部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0086】
図11のデータ受信装置2e(図1のデータ受信装置2に相当する)において、サブキャリア選択復調回路26e(図1のサブキャリア選択復調回路26に相当する)は、サブキャリア選択復調回路26d(図8)の構成に、フーリエ変換回路25a,25bそれぞれから出力されるパラレルデータdp1,dp2より受信電力などから2.4GHz及び及び5.2GHz帯それぞれの周波数帯域の受信状態を確認するキャリア検出回路32a,32bと、サブキャリア選択復調回路26e内の各ブロックのON/OFFを制御するON/OFF制御回路33とが付加された構成となる。又、データ受信装置2eには、入力部51及び選択スイッチSWが省かれた構成となる。その他の構成については、第4の実施形態のデータ送信装置2dと同一のブロックを備える。
【0087】
このように構成されたデータ受信装置2eは、キャリア検出回路32aにおいて、フーリエ変換回路25aからのパラレルデータdp1が入力されると、各サブキャリア毎に受信電力などが確認されて、2.4GHz帯の周波数帯域における受信状態が確認される。又、キャリア検出回路32bにおいて、フーリエ変換回路25bからのパラレルデータdp2が入力されると、各サブキャリア毎に受信電力などが確認されて、5.2GHz帯の周波数帯域における受信状態が確認される。
【0088】
そして、キャリア検出回路32a,32bで確認された2.4GHz帯及び5.2GHz帯の受信状態がON/OFF制御回路33に通知される。そして、キャリア検出回路32a,32bにおいて、2.4GHz帯及び5.2GHz帯の受信状態がともに良好であることが確認されると、ON/OFF制御回路33によって、デマッピング回路30a,30b及びデインターリーブ回路31a,31bがOFF制御されるとともに、チャネル推定回路27a,27b及びチャネル補償回路28a,28b及びデータ選択回路29及びデマッピング回路30及びデインターリーブ回路31がON制御される。このように動作することで、デインターリーブ回路31からのシリアルデータdsxがMAC部50に出力される。
【0089】
又、キャリア検出回路32a,32bにおいて、2.4GHz帯の受信状態が良好であるとともに5.2GHz帯の受信状態が良好でないことが確認されると、ON/OFF制御回路33によって、チャネル推定回路27b及びチャネル補償回路28b及びデータ選択回路29及びデマッピング回路30,30b及びデインターリーブ回路31,31bがOFF制御されるとともに、チャネル推定回路27a及びチャネル補償回路28a及びデマッピング回路30a及びデインターリーブ回路31aがON制御される。このように動作することで、デインターリーブ回路31aからのシリアルデータds1がMAC部50に出力される。
【0090】
又、キャリア検出回路32a,32bにおいて、2.4GHz帯の受信状態が良好でないとともに5.2GHz帯の受信状態が良好であることが確認されると、ON/OFF制御回路33によって、チャネル推定回路27a及びチャネル補償回路28a及びデータ選択回路29及びデマッピング回路30,30a及びデインターリーブ回路31,31aがOFF制御されるとともに、チャネル推定回路27b及びチャネル補償回路28b及びデマッピング回路30b及びデインターリーブ回路31bがON制御される。このように動作することで、デインターリーブ回路31bからのシリアルデータds2がMAC部50に出力される。
【0091】
本実施形態のように構成することで、各周波数帯域の受信状態に応じて動作させるブロックのON/OFFが制御され、不要となるブロックがOFFとされるため、第5の実施形態と比べて、消費電力を抑制することができる。
【0092】
尚、本実施形態において、図12のように、デインターリーブ回路31を1つとして、デマッピング回路30,30a,30bからのパラレルデータdpx,dp1,dp2がデインターリーブ回路31に与えられるようにしても構わないし、図13のように、デマッピング回路30及びデインターリーブ回路31をそれぞれ1つとして、データ選択回路29及びチャネル補償回路28a,28bからのパラレルデータdpx,dp1,dp2がデマッピング回路30に与えられるようにしても構わない。
【0093】
又、第5及び第6の実施形態において、サブキャリア選択復調回路26d,26eが、データ選択回路29の代わりに、第2の実施形態のように、データ合成回路29aを備えるものとしても構わない。又、上述の各実施形態では、2.4GHz帯と5.2GHz帯の2つの周波数帯域が搬送周波数帯域として使用されるものとしたが、この2つの周波数帯域に限定されるものでなく、3つ以上の周波数帯域が搬送周波数帯域として使用されるものとしても構わない。更に、データ受信装置において、各RF回路それぞれに対して複数のアンテナを備えたダイバーシティアンテナを設け、各RF回路ごとに、その受信状態が良好なアンテナに切り換えるようにしても構わない。
【0094】
【発明の効果】
本発明によると、異なる搬送周波数帯域に同一のデータを備えたデータ信号を送信することができるため、当該複数のデータ信号を受信したとき、その搬送波周波数帯域の通信路状態が良好なデータ信号を選択することができる。又、当該複数のデータ信号を合成することによって、より良好な状態で受信したデータ信号に近い状態のデータ信号を得ることができる。又、OFDM方式において、サブチャネル毎に良好なデータを選択することができるため、特定の周波数帯域において影響を受けやすい周波数選択制フェージングによる影響を低減することができる。又、OFDM方式において、サブチャネル毎にデータを合成するため、特定の周波数帯域において影響を受けやすい周波数選択制フェージングによる影響を低減することができる。又、通信が行われていない周波数帯域のデータ信号を処理するブロックを停止させることによって、無線通信装置全体の消費電力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信システムの構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態のデータ受信装置の構成を示すブロック図。
【図3】データ補償回路の動作を示すための図。
【図4】データ選択回路の動作を示すための図。
【図5】第2の実施形態のデータ受信装置の構成を示すブロック図。
【図6】データ合成回路の動作を示すための図。
【図7】第3の実施形態のデータ受信装置の構成を示すブロック図。
【図8】第4の実施形態のデータ受信装置の構成を示すブロック図。
【図9】第4の実施形態のデータ受信装置の別の構成を示すブロック図。
【図10】第4の実施形態のデータ受信装置の別の構成を示すブロック図。
【図11】第5の実施形態のデータ受信装置の構成を示すブロック図。
【図12】第5の実施形態のデータ受信装置の別の構成を示すブロック図。
【図13】第5の実施形態のデータ受信装置の別の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 データ送信装置
2 データ受信装置
10 インターリーブ回路
11 マッピング回路
12 逆フーリエ変換回路
13 並直列変換回路
14 直交変調回路
15a,15b RF回路
16a,16b アンテナ
21a,21b アンテナ
22a,22b RF回路
23a,23b 直交検波回路
24a,24b 直並列変換回路
25a,25b フーリエ変換回路
26 サブキャリア選択復調回路
27a,27b チャネル推定回路
28a,28b チャネル補償回路
29 データ選択回路
29a データ合成回路
30,30a,30b デマッピング回路
31,31a,31b デインターリーブ回路
32a,32b キャリア検出回路
33 ON/OFF制御回路

Claims (13)

  1. 複数の搬送周波数帯域毎に同一のデータより成るデータ信号を生成する変調回路と、
    前記変調回路より送出される前記複数のデータ信号それぞれを前記複数の搬送周波数帯域を使用して送信する複数のアンテナと、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記変調回路が、
    前記データを所定の変調方式で変調してベースバンド信号を生成する変調部と、
    当該変調部で生成された前記ベースバンド信号をそれぞれの前記搬送周波数帯域のデータ信号に周波数変換する複数の周波数変換部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記変調部で使用する前記所定の変調方式がOFDM方式であることを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 複数の搬送周波数帯域を使用して送信されるデータ信号を受信する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナそれぞれで受信された前記データ信号を同一の周波数のベースバンド信号に変換する複数の周波数変換回路と、
    前記複数の周波数変換回路それぞれで得られた前記複数のベースバンド信号より、前記複数のデータ信号それぞれの前記搬送周波数帯域の受信状況を確認して、最も受信状況の良い搬送周波数帯域のデータ信号より得られたベースバンド信号を選択するとともに、当該ベースバンド信号を復調する復調回路と、
    を備え、
    前記複数の搬送周波数帯域それぞれによって送信される前記データ信号に含まれるデータが同一であることを特徴とする無線通信装置。
  5. 複数の搬送周波数帯域を使用して送信されるデータ信号を受信する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナそれぞれで受信された前記データ信号を同一の周波数のベースバンド信号に変換する複数の周波数変換回路と、
    前記複数の周波数変換回路それぞれで得られた前記複数のベースバンド信号を合成して1つのベースバンド信号を生成するとともに、当該ベースバンド信号を復調する復調回路と、
    を備え、
    前記複数の搬送周波数帯域それぞれによって送信される前記データ信号に含まれるデータが同一であることを特徴とする無線通信装置。
  6. 1つの搬送波周波数帯域のみで前記データ信号が送信されているとき、前記復調回路において、前記ベースバンドの選択又は合成を行うことなく復調することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の無線通信装置。
  7. n(nは、2以上の整数)帯域の搬送周波数帯域を使用して送信されるOFDM変調方式で変調されたデータ信号を受信するn個のアンテナと、
    前記n個のアンテナそれぞれで受信された前記データ信号を同一の周波数のベースバンド信号に変換するn個の周波数変換回路と、
    前記n個の周波数変換回路それぞれで得られた前記複数のベースバンド信号より、m(mは、2以上の整数)個のサブキャリア毎のデータによって構成されるパラレルデータを生成するn個のフーリエ変換回路と、
    前記n個のフーリエ変換回路それぞれから入力される前記パラレルデータより、前記各搬送波周波数帯域における前記m個のサブキャリアそれぞれの受信状況に対して前記パラレルデータのデータ補償を行うn個のデータ補償回路と、
    前記n個のデータ補償回路でデータ補償が施された前記n個のパラレルデータが入力されるとともに、前記m個のサブキャリア毎に、受信状況が最良となる前記搬送周波数帯域を確認し、確認した当該搬送周波数帯域の前記データを選択することで、m個のデータより成るパラレルデータを新たに生成するデータ選択回路と、
    前記データ選択回路で新たに生成された前記パラレルデータをシリアルデータに変換する復調回路と、
    を備え、
    前記複数の搬送周波数帯域それぞれによって送信される前記データ信号に含まれる前記パラレルデータが同一のデータより成ることを特徴とする無線通信装置。
  8. n(nは、2以上の整数)帯域の搬送周波数帯域を使用して送信されるOFDM変調方式で変調されたデータ信号を受信するn個のアンテナと、
    前記n個のアンテナそれぞれで受信された前記データ信号を同一の周波数のベースバンド信号に変換するn個の周波数変換回路と、
    前記n個の周波数変換回路それぞれで得られた前記複数のベースバンド信号より、m(mは、2以上の整数)個のサブキャリア毎のデータによって構成されるパラレルデータを生成するn個のフーリエ変換回路と、
    前記n個のフーリエ変換回路それぞれから入力される前記パラレルデータより、前記各搬送波周波数帯域における前記m個のサブキャリアそれぞれの受信状況に対して前記パラレルデータのデータ補償を行うn個のデータ補償回路と、
    前記n個のデータ補償回路でデータ補償が施された前記n個のパラレルデータが入力されるとともに、前記m個のサブキャリア毎に前記データを合成することで、m個のデータより成るパラレルデータを新たに生成するデータ合成回路と、
    前記データ合成回路で新たに生成された前記パラレルデータをシリアルデータに変換する復調回路と、
    を備え、
    前記複数の搬送周波数帯域それぞれによって送信される前記データ信号に含まれる前記パラレルデータが同一のデータより成ることを特徴とする無線通信装置。
  9. 前記復調回路が、前記n個のデータ補償回路でデータ補償が施された前記パラレルデータと前記データ選択回路又は前記データ合成回路で新たに生成された前記パラレルデータとを含むn+1個のパラレルデータから1つを選択して復調することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 前記n個のデータ補償回路それぞれでデータ補償が施された前記パラレルデータより前記n帯域の搬送周波数帯域の受信状態を確認して、使用されていない前記搬送周波数帯域を認識するキャリア検出部と、
    前記n個のデータ補償回路のうち、当該キャリア検出部で認識された使用されていない前記搬送周波数帯域のデータ信号に対するパラレルデータのデータ補償を行うデータ補償回路を停止させるとともに、更に使用されている前記搬送周波数帯域が1帯域であることを認識したとき、前記データ選択回路又は前記データ合成回路を停止させるON/OFF制御回路と、を備えることを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置。
  11. n(nは、2以上の整数)帯域の搬送周波数帯域を使用して送信されるOFDM変調方式で変調されたデータ信号を受信するn個のアンテナと、
    前記n個のアンテナそれぞれで受信された前記データ信号を同一の周波数のベースバンド信号に変換するn個の周波数変換回路と、
    前記n個の周波数変換回路それぞれで得られた前記複数のベースバンド信号より、m(mは、2以上の整数)個のサブキャリア毎のデータによって構成されるパラレルデータを生成するn個のフーリエ変換回路と、
    前記n個のフーリエ変換回路部で得られた前記n個のパラレルデータが入力されるとともに、前記m個のサブキャリア毎に、受信状況が最良となる前記搬送周波数帯域を確認し、確認した当該搬送周波数帯域の前記データを選択することで、m個のデータより成るパラレルデータを新たに生成するデータ選択回路と、
    前記データ選択回路で新たに生成された前記パラレルデータより、選択された前記各搬送波周波数帯域における前記m個のサブキャリアそれぞれの受信状況に対して前記パラレルデータのデータ補償を行うデータ補償回路と、
    前記データ補償回路でデータ補償が施された前記パラレルデータをシリアルデータに変換する復調回路と、
    を備え、
    前記複数の搬送周波数帯域それぞれによって送信される前記データ信号に含まれる前記パラレルデータが同一のデータより成ることを特徴とする無線通信装置。
  12. 請求項1又は請求項2に記載の無線通信装置をデータ送信装置とするとともに、請求項4〜請求項6のいずれかに記載の無線通信装置をデータ受信装置として、前記複数の搬送周波数帯域を使用して同一のデータより成る複数のデータ信号を送受信することを特徴とする無線通信システム。
  13. 請求項3に記載の無線通信装置をデータ送信装置とするとともに、請求項7〜請求項11のいずれかに記載の無線通信装置をデータ受信装置として、前記複数の搬送周波数帯域を使用して同一のデータより成る複数のデータ信号を送受信することを特徴とする無線通信システム。
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