JP2004320304A - リモコン受光電子機器の筐体構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】リモコンからの赤外線の受光角度を確保すると共に受光距離を損なわず、不要輻射の漏洩及び浸入を低減させる構造を、低コストで提供する。
【解決手段】リモコンより送信された赤外線信号を受光する受光素子を備えた電子回路基板を収納するケースと、ケースに取り付けられる前面板と、前面板に取り付けられ赤外線透過特性を有する透過板から構成され、受光素子がケースの内側に位置しても、ケースの一部に赤外線信号が通過する開口部を有するとともに、前面板にも通過した赤外線信号が集光するよう導波管を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】リモコンより送信された赤外線信号を受光する受光素子を備えた電子回路基板を収納するケースと、ケースに取り付けられる前面板と、前面板に取り付けられ赤外線透過特性を有する透過板から構成され、受光素子がケースの内側に位置しても、ケースの一部に赤外線信号が通過する開口部を有するとともに、前面板にも通過した赤外線信号が集光するよう導波管を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線リモコンを利用した電子機器のリモコン受光構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のリモコン受光構造としては、光透過性樹脂製の導光部材で受光素子に赤外線を受光させている(例えば特許文献1参照。)。図3は、特許文献1に記載された従来のリモコン受光構造を示すものである。
【0003】
図3において、10はリモコンより発信された赤外線の導光部材であり、光入射面10aより入射光軸11のように赤外線が入射されると反射面11b、11c、11dで反射され光軸11aのように方向が変化し受光素子1まで導かれていた。
【0004】
また、リモコン受光部の前面に受光角度の拡大具を貼り付けて使用する場合もあった。(例えば特許文献2参照。)。図4は、特許文献2に記載された従来のリモコン受光構造を示すものである。
【0005】
図4において、ケース3内の表面近くに受光素子1が設置されており、その前面に受信角度拡大具基体12を接着部14により貼り付けてあり、リモコンより発信された赤外線を小円部15で拡散、反射面13で反射させ受光部1へ導いていた。さらに従来は図4のようにリモコン受光素子が機器の外部近傍に設置されるのが通例で、内部の回路基板から離れた場所に位置し回路基板から電線で接続したりしてシールドとなるケースの外部に設ける構成となっていて、回路基板と受光素子あるいは受光素子を搭載した別の基板との間で、接続用電線ケーブルが必要であった。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−199179号公報(第2−3頁、図1)
【特許文献2】
特開平9−275593号公報(第2頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、導光部材は光透過性の樹脂で作られているが、光路上受光素子までの間で反射が何度か必要であり、樹脂媒体の中を進行中に光が減衰するとともに各反射面でも減衰が生じる。そのため、電子機器の機能として、リモコン受光距離や受光角度が減少するという課題を有していた。各反射面の反射率を上げるための対策として外側面にアルミニウムなどの反射層を蒸着や接着など高価な2次加工物を設けていた。入射面より受光素子が距離が離れれば導光部材が長くなり光の減衰率が高くなり、受光性能としての受光角度や受光距離がさらに劣化するという課題を有していた。少なくとも、受光角度が大きくすることが可能であっても受光距離を長くすることとは両立できない構成であった。
【0008】
また、受信角度拡大具の例であれば、受光素子へ直接赤外線が入射することなく、真正面でも受信角度拡大具で反射し受光素子の光が減衰するという課題を有していた。また、角度拡大をねらい受信角度拡大具基体の表面に光拡散のための形状を多く有していることから、リモコンより発信された光強度が強ければよいが、一般的なリモコン機器では到達距離が短くなるという課題を有するとともに、受信角度拡大具が機器の表面より突出しているため、外観意匠上も取り扱い上も受信角度拡大具の損傷に注意が必要となる形状であった。受信角度拡大具の取付けも受光素子に対してずれる可能性もあり、その場合はさらに拡散率が高くなる。
【0009】
さらに近年、コンピュータ技術の応用による電子機器が広まっており、例えば多チャンネル化や高品位画質放送など新規形態での放送に対応する受信機いわゆるチューナが普及し始めていて、主にリモコンで操作するこれらの受信機に内蔵される電子回路は、非常に動作周波数が高まっており、不要輻射ノイズの漏洩が問題となっている。さらに、これら受信機以外の機器もデジタル化が進み、それらの機器からの不要輻射ノイズの受信機への侵入も誤動作の要因として重要な課題となっている。不要輻射ノイズの漏れ及び浸入を低減させる筐体構造は、筐体自身あるいはシールドケースで回路基板の周囲を囲むことが効果が大きいことは周知の技術である。しかし、不要輻射ノイズの漏洩の恐れが高かった。
【0010】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、不要輻射、シールド性能を考慮し受光素子をケースの内部側に設けながらも、リモコンの受光角度、受光距離を損なうこと無く、安価な構成のリモコン受光機器の筐体構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のリモコン受光機器の筐体構造は、リモコンより送信された赤外線信号を受光する受光素子を備えた電子回路基板を収納するケースと、ケースに取り付けられる前面板と、前面板に取り付けられ赤外線透過特性を有する透過板から構成され、受光素子がケースの内側に位置しても、ケースの一部に赤外線信号が通過する開口部を有するとともに、前面板にも通過した赤外線信号が集光するよう導波管を備えている。
【0012】
本構成によって、リモコンからの赤外線の受光角度を確保すると共に受光距離を損なわず、不要輻射の漏洩及び浸入を低減させる構造を、低コストで提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態におけるリモコン電子機器の筐体構造の内部構成を示す断面図、図2は図1の透過板の断面形状とその形状での光路を示す断面図を示す。
【0015】
図1において、リモコンの受光素子1が回路基板2上に搭載されており、その回路基板2の機械的保護及び保持をケース3によって行っている。ケース3は導電性を有する材料から構成されており回路基板2の電気的保護、すなわちシールド機能をも有する。このケースには、図示していないが電子機器の操作スイッチ及び動作表示等を備えた前面板5が取り付けられている。前面板5は一般に樹脂成形品で作られており筐体構造を構成するが、本体部分であるケースがシールド機能を果たしていれば、特に導電性材料である必要はない。電子機器は筐体から離れた位置から赤外線リモコンによって操作されるため、その赤外線を筐体の外部から受光素子1へ入射させるため、受光素子1の前のケース3に一部分に開口部4を設けている。ケースの開口部4は、受光素子1が赤外線を受光するに必要な面積のみ開いていれば良く、一般には受光素子の大きさ程度で、約5mm角程度であればケースのシールド効果も損なわれない。さらに、その前の前面板5にも開口部があり、その開口部には導波管6が設けられている。導波管6はホーン型をしており表面で光を反射するもので入射してくる赤外線を受光素子1へ集光するよう導く作用がある。導波管6の表面は赤外線を効率良く反射するために滑らかな表面になっている。受光素子1への赤外線の入射については、減衰のない直接光が望ましく、受光角度を大きくするためには前面板5の開口部をその角度に合わせてやればよいが、本発明のように導波管6を有していれば、開口角度を大きく採らずとも受光可能となる。この開口部となる導波管6の前には、透過板7が前面板5に取り付けられている。透過板7は光透過性材料からできており、開口部からの異物混入を防ぎ、導波管6の表面が傷付き反射効率が低下することを防ぐ作用がある。光透過性材料が赤外線以外の波長の光線をカットするフィルター機能があれば、余分な光の侵入での受光素子1の誤動作を防止することができる。それに加えて透過板7の形状が図3に示すようにフレネルレンズ8形状を有しているので、さらに浅い入射角の赤外線も集光可能となる。フレネルレンズとは、通常のレンズのように厚くなく薄い材料のままでレンズ機能を果たすもので、図3のようにフレネルレンズ8を通過した光は光軸9に示されるように集光する。透過板7のフレネルレンズ形状部分は、図のように凹凸形状をしているが、筐体内側に向けられていればそれが傷付くことなくレンズ機能も損なわれない。透過板7も一般に樹脂成形品から作られるが、通常のレンズであれば肉厚が厚くなりレンズ形状を精度良く形成することが困難であるが、フレネルレンズであれば肉厚を薄く出来るので精度良く形状が形成可能である。さらに、厚いレンズであれば、光透過性材料といえど、赤外線が媒体である透過板7中を通過する際に減衰が発生するが、薄いフレネルレンズ形状の透過板であればその減衰も少なくすることが可能となる。赤外線の減衰が抑えられることは、言いかえれば弱い光でも受光可能となり受光可能距離を長くすることを意味する。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明のリモコン受光電子機器の筐体構造によれば、本体ケース内部に設置されたリモコン受光素子に距離が離れたり受光角度が大きくなっても赤外線の減衰を少なくして到達させることが出きると共に、受光素子の配置のための特別な回路基板や電線ケーブルが不要で部品点数の少ない、低コストな電子機器が構成でき、それに加えてシールド機能を持ったケースに収められているため不要輻射の漏れ及び浸入を低減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるリモコン受光電子機器の筐体構造の内部構成を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態1における透過板のフレネルレンズ機能を示す断面図
【図3】従来の技術によるリモコン受光電子機器の導光部材を示す側面図
【図4】従来の技術によるリモコン受光電子機器の受光部の構成を示す側面図
【符号の説明】
1 受光素子
2 回路基板
3 ケース
4 ケースの開口部
5 前面パネル
6 導波管
7 透過板
8 フレネルレンズ
9 光軸
10 導光部材
10a 光入射面
10b 1番目の光反射面
10c 2番目の光反射面
10d 3番目の光反射面
11 入射光軸
11a 方向の変化した光軸
12 受信角度拡大具基体
13 反射面
14 接着部
15 小円部
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線リモコンを利用した電子機器のリモコン受光構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のリモコン受光構造としては、光透過性樹脂製の導光部材で受光素子に赤外線を受光させている(例えば特許文献1参照。)。図3は、特許文献1に記載された従来のリモコン受光構造を示すものである。
【0003】
図3において、10はリモコンより発信された赤外線の導光部材であり、光入射面10aより入射光軸11のように赤外線が入射されると反射面11b、11c、11dで反射され光軸11aのように方向が変化し受光素子1まで導かれていた。
【0004】
また、リモコン受光部の前面に受光角度の拡大具を貼り付けて使用する場合もあった。(例えば特許文献2参照。)。図4は、特許文献2に記載された従来のリモコン受光構造を示すものである。
【0005】
図4において、ケース3内の表面近くに受光素子1が設置されており、その前面に受信角度拡大具基体12を接着部14により貼り付けてあり、リモコンより発信された赤外線を小円部15で拡散、反射面13で反射させ受光部1へ導いていた。さらに従来は図4のようにリモコン受光素子が機器の外部近傍に設置されるのが通例で、内部の回路基板から離れた場所に位置し回路基板から電線で接続したりしてシールドとなるケースの外部に設ける構成となっていて、回路基板と受光素子あるいは受光素子を搭載した別の基板との間で、接続用電線ケーブルが必要であった。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−199179号公報(第2−3頁、図1)
【特許文献2】
特開平9−275593号公報(第2頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、導光部材は光透過性の樹脂で作られているが、光路上受光素子までの間で反射が何度か必要であり、樹脂媒体の中を進行中に光が減衰するとともに各反射面でも減衰が生じる。そのため、電子機器の機能として、リモコン受光距離や受光角度が減少するという課題を有していた。各反射面の反射率を上げるための対策として外側面にアルミニウムなどの反射層を蒸着や接着など高価な2次加工物を設けていた。入射面より受光素子が距離が離れれば導光部材が長くなり光の減衰率が高くなり、受光性能としての受光角度や受光距離がさらに劣化するという課題を有していた。少なくとも、受光角度が大きくすることが可能であっても受光距離を長くすることとは両立できない構成であった。
【0008】
また、受信角度拡大具の例であれば、受光素子へ直接赤外線が入射することなく、真正面でも受信角度拡大具で反射し受光素子の光が減衰するという課題を有していた。また、角度拡大をねらい受信角度拡大具基体の表面に光拡散のための形状を多く有していることから、リモコンより発信された光強度が強ければよいが、一般的なリモコン機器では到達距離が短くなるという課題を有するとともに、受信角度拡大具が機器の表面より突出しているため、外観意匠上も取り扱い上も受信角度拡大具の損傷に注意が必要となる形状であった。受信角度拡大具の取付けも受光素子に対してずれる可能性もあり、その場合はさらに拡散率が高くなる。
【0009】
さらに近年、コンピュータ技術の応用による電子機器が広まっており、例えば多チャンネル化や高品位画質放送など新規形態での放送に対応する受信機いわゆるチューナが普及し始めていて、主にリモコンで操作するこれらの受信機に内蔵される電子回路は、非常に動作周波数が高まっており、不要輻射ノイズの漏洩が問題となっている。さらに、これら受信機以外の機器もデジタル化が進み、それらの機器からの不要輻射ノイズの受信機への侵入も誤動作の要因として重要な課題となっている。不要輻射ノイズの漏れ及び浸入を低減させる筐体構造は、筐体自身あるいはシールドケースで回路基板の周囲を囲むことが効果が大きいことは周知の技術である。しかし、不要輻射ノイズの漏洩の恐れが高かった。
【0010】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、不要輻射、シールド性能を考慮し受光素子をケースの内部側に設けながらも、リモコンの受光角度、受光距離を損なうこと無く、安価な構成のリモコン受光機器の筐体構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のリモコン受光機器の筐体構造は、リモコンより送信された赤外線信号を受光する受光素子を備えた電子回路基板を収納するケースと、ケースに取り付けられる前面板と、前面板に取り付けられ赤外線透過特性を有する透過板から構成され、受光素子がケースの内側に位置しても、ケースの一部に赤外線信号が通過する開口部を有するとともに、前面板にも通過した赤外線信号が集光するよう導波管を備えている。
【0012】
本構成によって、リモコンからの赤外線の受光角度を確保すると共に受光距離を損なわず、不要輻射の漏洩及び浸入を低減させる構造を、低コストで提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態におけるリモコン電子機器の筐体構造の内部構成を示す断面図、図2は図1の透過板の断面形状とその形状での光路を示す断面図を示す。
【0015】
図1において、リモコンの受光素子1が回路基板2上に搭載されており、その回路基板2の機械的保護及び保持をケース3によって行っている。ケース3は導電性を有する材料から構成されており回路基板2の電気的保護、すなわちシールド機能をも有する。このケースには、図示していないが電子機器の操作スイッチ及び動作表示等を備えた前面板5が取り付けられている。前面板5は一般に樹脂成形品で作られており筐体構造を構成するが、本体部分であるケースがシールド機能を果たしていれば、特に導電性材料である必要はない。電子機器は筐体から離れた位置から赤外線リモコンによって操作されるため、その赤外線を筐体の外部から受光素子1へ入射させるため、受光素子1の前のケース3に一部分に開口部4を設けている。ケースの開口部4は、受光素子1が赤外線を受光するに必要な面積のみ開いていれば良く、一般には受光素子の大きさ程度で、約5mm角程度であればケースのシールド効果も損なわれない。さらに、その前の前面板5にも開口部があり、その開口部には導波管6が設けられている。導波管6はホーン型をしており表面で光を反射するもので入射してくる赤外線を受光素子1へ集光するよう導く作用がある。導波管6の表面は赤外線を効率良く反射するために滑らかな表面になっている。受光素子1への赤外線の入射については、減衰のない直接光が望ましく、受光角度を大きくするためには前面板5の開口部をその角度に合わせてやればよいが、本発明のように導波管6を有していれば、開口角度を大きく採らずとも受光可能となる。この開口部となる導波管6の前には、透過板7が前面板5に取り付けられている。透過板7は光透過性材料からできており、開口部からの異物混入を防ぎ、導波管6の表面が傷付き反射効率が低下することを防ぐ作用がある。光透過性材料が赤外線以外の波長の光線をカットするフィルター機能があれば、余分な光の侵入での受光素子1の誤動作を防止することができる。それに加えて透過板7の形状が図3に示すようにフレネルレンズ8形状を有しているので、さらに浅い入射角の赤外線も集光可能となる。フレネルレンズとは、通常のレンズのように厚くなく薄い材料のままでレンズ機能を果たすもので、図3のようにフレネルレンズ8を通過した光は光軸9に示されるように集光する。透過板7のフレネルレンズ形状部分は、図のように凹凸形状をしているが、筐体内側に向けられていればそれが傷付くことなくレンズ機能も損なわれない。透過板7も一般に樹脂成形品から作られるが、通常のレンズであれば肉厚が厚くなりレンズ形状を精度良く形成することが困難であるが、フレネルレンズであれば肉厚を薄く出来るので精度良く形状が形成可能である。さらに、厚いレンズであれば、光透過性材料といえど、赤外線が媒体である透過板7中を通過する際に減衰が発生するが、薄いフレネルレンズ形状の透過板であればその減衰も少なくすることが可能となる。赤外線の減衰が抑えられることは、言いかえれば弱い光でも受光可能となり受光可能距離を長くすることを意味する。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明のリモコン受光電子機器の筐体構造によれば、本体ケース内部に設置されたリモコン受光素子に距離が離れたり受光角度が大きくなっても赤外線の減衰を少なくして到達させることが出きると共に、受光素子の配置のための特別な回路基板や電線ケーブルが不要で部品点数の少ない、低コストな電子機器が構成でき、それに加えてシールド機能を持ったケースに収められているため不要輻射の漏れ及び浸入を低減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるリモコン受光電子機器の筐体構造の内部構成を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態1における透過板のフレネルレンズ機能を示す断面図
【図3】従来の技術によるリモコン受光電子機器の導光部材を示す側面図
【図4】従来の技術によるリモコン受光電子機器の受光部の構成を示す側面図
【符号の説明】
1 受光素子
2 回路基板
3 ケース
4 ケースの開口部
5 前面パネル
6 導波管
7 透過板
8 フレネルレンズ
9 光軸
10 導光部材
10a 光入射面
10b 1番目の光反射面
10c 2番目の光反射面
10d 3番目の光反射面
11 入射光軸
11a 方向の変化した光軸
12 受信角度拡大具基体
13 反射面
14 接着部
15 小円部
Claims (2)
- リモコンより送信された赤外線信号を受光する受光素子を備えた電子回路基板と、前記回路基板を収納するとともに導電性を有する材料からなるケースと、前記ケースに取り付けられる前面板と、前記前面板に取り付けられ赤外線透過特性を有する透過板から構成され、前記受光素子が前記ケースの内側に位置し、前記ケースの一部に前記ケースの外側より赤外線信号が通過する開口部を有するとともに、前記前面板にも赤外線信号が通過する開口部を有しており、前記前面板開口部に前記受光素子に前記透過板を透過した赤外線信号が集光するよう導波管を備えたことを特徴とするリモコン受光電子機器の筐体構造。
- 前記ケースの材料が金属板で、前記透過板がフレネルレンズ機能を有する形状を有することを特徴とする請求項1に記載のリモコン受光電子機器の筐体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003110100A JP2004320304A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | リモコン受光電子機器の筐体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003110100A JP2004320304A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | リモコン受光電子機器の筐体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004320304A true JP2004320304A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33471050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003110100A Pending JP2004320304A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | リモコン受光電子機器の筐体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004320304A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102236964A (zh) * | 2010-04-27 | 2011-11-09 | 大同联合科技股份有限公司 | 具增强接收罩的红外线接收模块 |
JP2011244413A (ja) * | 2010-05-13 | 2011-12-01 | Sekonix Co Ltd | Ir受信装置及びこれを備えた液晶シャッター型立体眼鏡 |
CN109166300A (zh) * | 2018-10-17 | 2019-01-08 | 江苏毅昌科技有限公司 | 一种ir遥控接收组件 |
US10665093B2 (en) | 2015-09-01 | 2020-05-26 | Sony Corporation | Remote device and remote device system |
CN113470338A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-10-01 | 维沃移动通信有限公司 | 电子设备及其红外遥控功能的自检方法和系统 |
-
2003
- 2003-04-15 JP JP2003110100A patent/JP2004320304A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102236964A (zh) * | 2010-04-27 | 2011-11-09 | 大同联合科技股份有限公司 | 具增强接收罩的红外线接收模块 |
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CN109166300B (zh) * | 2018-10-17 | 2024-01-23 | 江苏毅昌科技有限公司 | 一种ir遥控接收组件 |
CN113470338A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-10-01 | 维沃移动通信有限公司 | 电子设备及其红外遥控功能的自检方法和系统 |
CN113470338B (zh) * | 2021-06-17 | 2023-04-18 | 维沃移动通信有限公司 | 电子设备及其红外遥控功能的自检方法和系统 |
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