JP2004320006A - 有機薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

有機薄膜トランジスタおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ガラスエポキシ樹脂のようにシリコンウエハと比べ形状が不安定で、平坦性に劣る基板上に設けた導体膜をゲート電極として使用しても安定した動作特性が得られる有機薄膜トランジスタを提供する。
【解決手段】 有機半導体膜を用いた有機薄膜トランジスタにおいて、有機薄膜トランジスタが有機基板、ゲート電極、ゲート絶縁膜、有機半導体膜、ソース電極、ドレイン電極によって構成されており、ゲート絶縁膜と接するゲート電極の平均表面荒さRaが0.1nm以上15nm以下である有機薄膜トランジスタ。
【選択図】 なし

Description

本発明は、有機半導体材料を用いた薄膜トランジスタおよびその製造方法に関する。特に、有機樹脂基板上に直接薄膜トランジスタを形成する際に必要となる平坦化工程に関する。
近年、有機半導体材料を用いた薄膜トランジスタ(以下、有機薄膜トランジスタ)の開発競争が加速している。有機材料を用いることでプロセスの低温化が図れ、大面積に低コストでトランジスタを形成できることが期待される。薄型ディスプレイや電子ペーパーの駆動回路、無線認証(RF−ID)のタグ、ICカードなどの応用展開が想定されている。技術的なレビューが幾つか存在する。(例えば、非特許文献1参照)
有機薄膜トランジスタの構造例を図3に示す。301は基板、302は導体膜からなるゲート電極、303はゲート絶縁膜、304は有機半導体膜、305はソース電極、306はドレイン電極である。
図3において、基板301には例えばガラスエポキシ樹脂を用いることが出来る。この場合、ゲート電極302は導体膜をゲート電極形状にパターニング後、研磨による平坦化処理を行っている。さらにその上にゲート絶縁膜、有機半導体膜、ソース電極、ドレイン電極を形成し有機薄膜トランジスタを構成している。
この有機薄膜トランジスタを動作させるには、ソース電極を接地し、ドレイン電極にドレイン電圧Vddを印加した状態で、ゲート電極にしきい値電圧Vthを超える電圧を印加する。この時、ゲート電極からの電界によって有機半導体膜の導電率が変化し、ソース〜ドレイン電極間に電流が流れる。ゲート電圧によってスイッチのようにソース〜ドレイン電極間の電流をオンオフすることが出来る。
これまでに、Siウエハ以外の材料を基板に用いて有機薄膜トランジスタを形成した例は多数報告されているが、移動度が0.1cm2/Vsを超える例は少ない。例えば、有機半導体膜としてペンタセンを用いてSiウエハ上に形成したトランジスタでは移動度1cm2/Vsを超える報告があるが、同じペンタセンを用いていてもPET上では0.05cm2/Vs程度が最高である。ポリカーボネート上で0.2cm2/Vsの報告があるが、これはゲート絶縁膜を高誘電率材料としたためであり例外的なデータである(例えば、非特許文献2参照)。同一材料であっても移動度が低下する要因として基板表面粗さが関与していると考えられる。
C.D.Dimitrakopoulos他「Organic Thin Film Transistors for Large Area Electronics」Advanced Material誌、2002年14、No.2、P.99−117 C.D.Dimitrakopoulos他「Low−Voltage Organic Transistors on Plastic Comprising High−Dielectric Constant Gate Insulators」Science誌、1999年、283、P.822
図3に示す構造の有機薄膜トランジスタを作成するには、ゲート電極表面の平坦性が重要である。特に、基板としてシリコンウエハと比べ平坦性が劣るポリエチレンテレフタレートやポリカーボネート等の有機高分子材料やプリント基板として使用される銅箔を付加したガラスエポキシ樹脂を使用する場合には問題である。表面粗さがシリコンウエハと比べ10〜1000倍劣るため、ゲート電極上に形成したゲート絶縁膜の被覆性が悪い場所が生じてゲートリークが大きくなり十分な電界効果が得られなくなる。また場所によりゲート絶縁膜の膜厚ムラが生じてトランジスタ特性がばらつく要因となる。さらには表面粗さに起因して移動度が低下する場合もある。
シリコンウエハ以外の基板を用いて有機薄膜トランジスタを形成するためには、ゲート絶縁膜を形成するゲート電極表面の平坦化プロセスが必要になる。平坦化プロセスとしては、シリコンテクノロジーにおいて多層配線を実現するため絶縁膜を平坦化するCMP(化学機械研磨)が広く知られている。しかしながら、ガラスエポキシ樹脂のようにシリコンウエハと比べて形状が不安定で、平坦性に劣る基板上に、直接トランジスタを形成する手法において、ゲート電極表面上で必要な表面粗さに対する十分な知見が得られていなかった。
従って本発明の第1の課題は、ゲート電極表面を研磨プロセスで平坦化する際に安定なトランジスタ動作を得るうえで必要な平坦化レベルを明確化することである。
本発明の第2の課題は、ガラスエポキシ樹脂のようにシリコンウエハと比べ形状が不安定で、平坦性に劣る基板上に設けた導体膜をゲート電極として使用する技術を提供することである。
上記の課題を解決するための手段について鋭意検討を行った結果、以下の手段が適当であるとの結論に至った。
すなわち、本発明は、有機半導体膜を用いた有機薄膜トランジスタにおいて、有機薄膜トランジスタが有機基板、ゲート電極、ゲート絶縁膜、有機半導体膜、ソース電極、ドレイン電極によって構成されており、ゲート絶縁膜と接するゲート電極の平均表面粗さRaが0.1nm以上15nm以下であることを特徴とする有機薄膜トランジスタである。
また、本発明は、有機基板、ゲート電極、ゲート絶縁膜、有機半導体膜、ソース電極、ドレイン電極を有する有機薄膜トランジスタの製造方法であって、平坦化されたゲート電極を表面に有する有機基板を準備する工程と、前記平坦化されたゲート電極上にゲート絶縁膜を形成する工程とを有し、前記平坦化されたゲート電極の平均表面粗さRaが0.1nm以上15nm以下であることを特徴とする有機薄膜トランジスタの製造方法である。
前記有機基板がガラスエポキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレートのいずれか一つからなるのが好ましい。
前記有機基板がポリイミドからなるのが好ましい。
前記平均表面粗さRaの測定手段が原子間力顕微鏡である。
前記平均表面粗さRaの測定手段が白色干渉計を用いた表面観察装置である。
前記平坦化されたゲート電極をスパッタリングにより形成するのが好ましい。
前記ゲート電極を平坦化する工程をさらに有するのが好ましい。
前記平坦化する工程は、化学機械研磨、ソフトエッチ、研磨テープ処理のうちの少なくともいずれか一つの処理を行なうのが好ましい。
本発明は、有機半導体膜を用いた有機薄膜トランジスタにおいて、ゲート絶縁層と接するゲート電極面の平均表面粗さRaが0.1nm以上15nm以下とすることで、ガラスエポキシ樹脂のようにシリコンウエハと比べ形状が不安定で、平坦性に劣る基板上に設けた導体膜をゲート電極として使用することが可能になる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の有機薄膜トランジスタは、有機基板、ゲート電極、ゲート絶縁膜、有機半導体膜、ソース電極、ドレイン電極によって構成されており、ゲート絶縁膜と接するゲート電極の平均表面粗さRaが0.1nm以上15nm以下であることを特徴とする。
ガラスエポキシ樹脂のように形状が不安定で、平坦性に劣る基板においてトランジスタ作成に適するゲート電極表面の平坦性について鋭意検討した結果、ゲート電極面の平均表面粗さRaが0.1nm以上15nm以下とすることが有効であることがわかった。すなわち、研磨前の表面粗さが上記範囲を超えるレベルにあったとしても、研磨後にこの範囲内に収まるように加工を行えば十分なトランジスタ特性が得られること、もしくは上記範囲に収まる平坦化されたゲート電極を有する基板を準備することで十分なトランジスタ特性が得られることが明らかになった。本発明はこの知見を元に発案するにいたったものである。
本発明において、平均表面粗さRaは、デジタル・インスツルメンツ社のNano Scope III オフラインメニューマニュアルVer.4.4に記載されているMean Roughness(Ra)によって定義する。同書によれば中心面に対する3次元の平均表面粗Raさは以下の式(1)で定義される。
Figure 2004320006
N:データポイント数
Zi:各データポイントのZの値
Zcp:中心面のZの値
中心面とは、この平面と表面形状とによって囲まれる領域がつくる体積が、この面の対向する表裏で等しくなるように配置された平面のことである。
Zの値は基板設置面に対する垂直方向の高さの絶対値のことである。
3次元の表面形態に対する粗さ評価の指標は2次元のようにJIS化されていないが、白色干渉計を利用した表面形状観察装置(zygo社製品など)やレーザー光を利用した表面観察装置においてもRaと表記する指標が各社提案されている。同一サンプルの同一表面を異なる測定手段で測定したRaが常に同じ値を示す状況にはないが、測定手法を変えてもほぼ同等な数値が得られ、指標としての機能を満たしている。またJIS B−0601で定義される算術平均粗さRaとの対応も良い。
本発明である有機薄膜トランジスタの構造例を図1に示す。101は基板、102は導体膜からなるゲート電極、103はゲート絶縁膜、104は有機半導体膜、105はソース電極、106はドレイン電極である。
本発明である図1では、図3と比べソース電極とドレイン電極の間に位置するチャネル形成領域においてゲート電極、ゲート絶縁膜、有機半導体膜の表面粗さが大きい様子を強調して示している。ゲート電極の研磨条件を適正化し、必要な平坦化レベルを定義づけすることで安価な基板を利用した有機薄膜トランジスタの作成が可能になる。
本発明の有機薄膜トランジスタの動作手順は図3に示した従来のものと同じである。すなわち、ソース電極を接地し、ドレイン電極にVddを印加した状態で、ゲート電極にしきい値電圧Vthを超える電圧を印加する。この時、ゲート電極からの電界によって有機半導体膜の導電率が変化し、ソース〜ドレイン電極間に電流が流れる。ゲート電圧によってスイッチのようにソース〜ドレイン電極間の電流をオンオフすることが出来る。
研磨前のガラスエポキシ樹脂基板に貼り合わせた銅箔の表面粗さは1μm程度であり、これをCMP(化学機械研磨)で平均表面粗さRaが0.1nm以上15nm以下の範囲とすることで十分な特性が得られる。0.1nm未満のRaとすることは可能であるが、シリコンウエハを上回る表面粗さを目指すことになるため研磨に要する時間が膨大でコスト的にガラスエポキシ樹脂基板を用いるメリットがなくなる。また、研磨前の導体膜の膜厚を厚くする必要がある。逆にRaが15nmを越えるままで有機薄膜トランジスタを作成すると、ゲートリークが多発し信頼性が損なわれる。また、移動度が高くならない。従って、本発明が規定する平均表面粗さRaが0.1nm以上15nm以下とすることが、シリコンウエハ以外の基板を用いて有機薄膜トランジスタを作る上で望ましい。さらに、コストメリットを増大する上では1nm以上10nm以下とすることが望ましい。信頼性をさらに高めコストメリットも享受するためには1nm以上5nm以下とすることが最も望ましい。
本発明の有機基板としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリイミド、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどの高分子材料やプリント回路基板に用いられるガラスエポキシ樹脂基板などから選択することが可能である。基板に要求される項目としては、平坦性、強度、耐熱性、熱膨張係数、コストなどの観点から適宜用途に応じて選択することが可能である。
本発明の有機半導体膜としては、ペンタセン、テトラセン、アントラセンなどのΠ共役電子を持つオリゴマーやポリチオフェン、ポリアセン、ポリアセチレン、ポリアニリン等の有機半導体ポリマーなどから適宜選択することが可能である。
本発明のゲート絶縁膜としてはSiO2 ,Al23 ,Ta25 などの無機酸化物やSi34 などの窒化物を用いることが出来る。ゲート絶縁膜は、オン抵抗を下げ、ドレイン電流を増大するためには高誘電率材料であることが望ましい。また、ポリビニルフェノール(PVP)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンなどの絶縁性有機ポリマーを用いることも出来る。
本発明のゲート電極、ソース電極、ドレイン電極としては、金、銀、白金などの貴金属や銅、アルミニウムなど導電率が高い材料を用いることが出来る。また、導電性ポリマーを用いてこれらの電極を形成することも出来る。
本発明の本質は有機薄膜トランジスタを安定動作させるために必要なゲート絶縁膜の有機半導体と接する面の表面粗さを定義することにある。従って、研磨の方法については、各種当該技術者が想定しうる技術のアレンジが可能であることは言うまでもない。また、研磨すべき対象は、ゲート絶縁膜でも、ゲート電極でも、基板でも良い。あくまでも有機半導体膜が接するゲート絶縁膜表面の状態が重要である。しかしながら、ゲート絶縁膜を研磨する場合には、ゲート絶縁膜の厚さが場所によって変化してしまう。このため、電界のかかり方が変わってしまうか絶縁性を損なうことになる。したがって最も好ましい様態は、ゲート電極が研磨対象となる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
図4から8は、本発明の有機薄膜トランジスタの作成方法を示す模式図である。図4において、401は基板、402は導体膜である。401と402は、例えばガラスエポキシ基板と銅箔の組み合わせで一体となったものがプリント回路基板として流通しており、今回は基板厚さ0.2mm、導体膜である銅箔の膜厚35μmのものを使用した(メーカー:日立化成、型式:FR−4)。また、基板に対し両面に導体膜を配した形態のものが多いが、本発明の説明上不要なため省略している。導体膜の膜厚は35μmである。
次に、導体膜に対しパターニングを施し所望のゲート形状に加工する。加工手段としてはドライフィルムを利用したリソグラフィ技術によるマスク形成と、導体膜のウエットエッチングによる形状転写を用いることが出来る。図5は配線形状に加工した後の状態を示す。402がゲート電極となる導体膜である。ウエットエッチ後に、この導体膜部分をCMPで研磨を行い、本発明を実施する上で必要な表面粗さの調整を行う。
図6は、ゲート電極となる導体膜402上にゲート絶縁膜403を形成した状態を示す。ゲート絶縁膜403の形成にはマグネトロンスパッタを用いた。成膜領域はシャドーマスクで規定する。材料はAl23 である。膜厚は250nmである。
図7は、ゲート絶縁膜403上に有機半導体膜404を形成した状態を示す。有機半導体膜404の形成には蒸着を用いた。成膜領域はシャドーマスクで規定する。材料は昇華精製したペンタセンである。膜厚は150nmである。
図8は、有機半導体膜404と接するようにソース電極405とドレイン電極406を設けた状態を示す。ソース電極405およびドレイン電極406の形成には蒸着を用いた。成膜領域はシャドーマスクで規定する。材料はAuである。膜厚は100nmである。
研磨条件を変えてゲート電極表面粗さRaの異なる基板を作成した。図5の研磨工程まで終了した基板は、カードサイズ(86mm×54mm)に切り出される。ゲート電極の表面粗さをSPM(scanning probe microscope)(デジタル・インスツルメンツ社製、商品名:DI5000)で評価した。測定にはデジタル・インスツルメンツ社のDI5000を使用し、15μm角のエリアについてハイアスペクトタイプのプローブチップAR5(先端曲率半径10〜15nm,プローブ長さ2μm)を用いてタッピングモードで5箇所測定した。図2は、本発明の規定する表面粗さの一例で、Raは3.8nmの例である。図2は、ゲート電極表面のAFM(原子間力顕微鏡:Atomic Force Microscope、スキャンサイズ15μm)像を示す写真である。この基板をAFM測定後に図6以降の工程を行ってトランジスタ素子を完成させた。完成後にトランジスタ素子のDC特性を半導体パラメータアナライザ(HP4155B)で測定した。テストに用いたパターン形状は、同一サイズのトランジスタ素子が切り出した1枚の基板上に120ケ並ぶものである。その結果、ゲートリークが少なくVthのバラツキが小さい良好なトランジスタ特性が得られた。
一方、図9は、本発明の比較例となる表面粗さRaが16.7nmのものである。図9は、比較例のゲート電極表面のAFM(原子間力顕微鏡:Atomic Force Microscope、スキャンサイズ15μm)像を示す写真である。実施例と同様にAFM測定後にトランジスタ特性の評価を行った。その結果、ゲートリークが許容範囲を超える素子が多数観測された。
本実施例においてトランジスタの性能評価は以下の基準で行い不良品の発生率を比較した。ゲート長50μm、ゲート幅3mmのサイズをもつトランジスタ素子に対してオンオフ比:ソース電圧、ドレイン電圧がそれぞれ0V、−20Vの際にゲート電圧が−20Vの時(オン時)と0Vの時(オフ時)のドレイン電流を比較して決定するオンオフ比が、500以上のものを良品、500未満のものを不良品とする。
ゲートリーク量:ゲート電圧、ソース電圧、ドレイン電圧がそれぞれ0V,0V,−20Vの際のゲート電流が1μA以下を良品、それ以上を不良品とする。
以上の評価方法で、不良品の発生率を比較した実験結果を表1に示す。表1から、本発明で規定する平均表面粗さRaを0.1nm以上15nm以下の範囲に収めたサンプルの方が不良品の発生率を抑制できていることがわかった。
Figure 2004320006
基板としてポリエチレンテレフタレート(PET)、ゲート電極として金を用いた以外には実施例1と同じ構成で作成した有機薄膜トランジスタについて、ゲート電極表面の平均表面粗さRaと不良品の発生率の相関について検討を行った。
使用したPETは厚さが0.1mmで、サイズがA4版のOHPフィルムである。これを実施例1と同様にカードサイズ(86mm×54mm)に切り出して使用した。
ゲート電極となる金薄膜は、真空蒸着装置を用いてタングステンボートの抵抗加熱でマスク成膜した。金薄膜の基板との密着性を高めるため、下地層としてクロム膜を薄く成膜している。それぞれの膜厚は、0.5μm、0.1μmである。
次にCMPを利用してゲート電極となるクロム・金積層膜を研磨した。研磨条件を調整して表面粗さが異なるサンプルを用意した。以降の工程は実施例1と同様にして薄膜トランジスタ素子を作成し、静特性を半導体パラメータアナライザで測定した。平均表面粗さRaと有機薄膜トランジスタの不良品発生率の相関を表2に示す。本発明で規定する平均表面粗さRaを0.1nm以上15nm以下の範囲に収めたサンプルの方が不良品の発生率を抑制できていることがわかった。
Figure 2004320006
実施例1および実施例2で達成している不良品の発生率は多数のトランジスタを形成した集積回路として使用する上で充分なレベルではない。これは不良品の発生原因が前述のゲートリークだけではなく実験上の不備にあるためと考えられる。従って、平均表面粗さRaが15nmを越える場合とそれ以下の場合での差は明確な優位差と捉えられる。
有機基板として厚さが25μmのポリイミド基板を用い、メッキにより厚さ25μmの銅箔を成長させた基板を4枚準備した。
4枚の基板に、それぞれ研磨なし、ソフトエッチ処理、研磨テープ処理、CMP処理の4種類の表面処理を施した。
各表面処理の条件は以下のとおりである。
(処理条件)
ソフトエッチ処理:5%硫酸に30秒浸した後、純水にて2分間流水洗浄した。
テープ処理:研磨テープ(型番:K8000番)、研磨時間:60秒、テープ送り速度:1m/30秒、ロール圧:2kgf/cm2
CMP処理:芝浦スラリーCHS−3000EM、シリンダー圧力5kg、リテーナー及びプラテン回転数80rpm、研磨時間25分。
上記各処理を行なった各々の基板を17mm角に切断し、銅箔表面の平均表面粗さRaと、その表面に成膜した絶縁膜の絶縁性の相間を測定した。表面粗さの測定には、zygo社製、NewView5032を用いた。測定には、mirau光学系の対物10倍レンズを用いて、scan lengthは5μm bipolarとした。測定エリアサイズは0.7mm×0.53mmである。
測定が終了した基板は、純水1分、アセトン1分の超音波洗浄を行った。洗浄後の基板に対し、マグネトロンスパッタ装置を用いてゲート絶縁膜となるAl23 (膜厚370nm)を成膜した。
成膜後の基板に対し、上部電極として金をマスク蒸着した。マスクは、40μm厚のクロムで、200μm角の開口が400μmピッチで100ケ並ぶものである。金の膜厚は120nmとした。
上記の加工を経て準備した各サンプルに対し、ヒューレットパッカード社製半導体パラメータアナライザ(HP4155B)を用いて、銅箔と孤立した200μm角の金パターン間の絶縁特性を測定した。
Cu−Au間に0から40Vの電圧を印加したときのリーク電流値を測定し、測定値を電極面積で割った値(電流密度)が40Vに達する前に既定値(1E−8A/cm2 )を上回ったものをNGであるとし、この個数をカウントした。この個数を全パターン数で除することで、NG率(%)を算出した。
図10は、研磨なしでの測定結果を示す。グラフ中の各線は、金パターンと銅箔間の絶縁特性を示すものであり、任意の10箇所の測定結果を重ねて示してある。この結果、Raは197nm、NG率100%で40Vにおける平均電流密度は5.0×10-5A/cm2 であった。なお、図10中の電流密度(A/cm2 )の1.E−04は1.0×10-4を示す。
同様に図11は、ソフトエッチ処理での測定結果を示す。Raは163nm、NG率は85%で、40Vにおける平均電流密度は1.9×10-5A/cm2 であった。
同様に図12は、CMP研磨での測定結果を示す。Raは2nm、NG率は6.8%で40Vにおける平均電流密度は4.0×10-7A/cm2 であった。
同様に、図13は、テープ処理での測定結果を示す。Raは20nm、NG率は100%で、40Vにおける平均電流密度は9.5×10-6A/cm2 であった。
同様に、図14は、CMP研磨での測定結果を示す。Raは2nm、NG率は2.2%で、40Vにおける平均電流密度は2.2×10-8A/cm2 であった。
上記の結果から、Raが20nm以上のサンプルではNG率が85%以上であるのに対し、Raが2nmであるCMP品においてはNG率が6.8%未満と低く抑制できることがわかった。
有機基板として厚さが25μmの異なる2種類のポリイミド基板を準備した。用いた基板は2種類で、一つはA基板(東洋メタライズ社製、商品名:メタロイヤルFPC)、もう一つはB基板(宇部興産社製、商品名:ユピセルD)である。それぞれの基板に、スパッタリングにより厚さ0.3μmの銅箔を成長させた。
上記それぞれの基板を17mm角に切断し、表面粗さの測定を行った。表面粗さの測定には、zygo NewView5032を用いた。測定には、mirau光学系の対物10倍レンズを用いて、scan lengthは5μm bipolarとした。測定エリアサイズは0.7mm×0.53mmである。
測定が終了した基板は、純水1分、アセトン1分の超音波洗浄を行った。洗浄後の基板に対し、実施例3と同様にゲート絶縁膜となるAl23 を成膜(膜厚370μm)した。
成膜後の基板に対し、実施例3と同様に金をマスク蒸着した。マスクは、40μm厚のクロムで、200μm角の開口が400μmピッチで100ケ並ぶものである。金の膜厚は120nmとした。
上記の加工を経て準備したA、B基板のサンプルに対し、半導体パラメータアナライザ(HP4155B)を用いて、銅箔と孤立した200μm角の金パターン間の絶縁特性を測定した。
Cu−Au間に0から40Vの電圧を印可したときのリーク電流値を測定し、測定値を電極面積で割った値(電流密度)が40Vに達する前に既定値(1E−8A/cm2 )を上回った個数をカウントし、実施例3と同様にNG率を算出した。
図15は、A基板での測定結果を示す。Raは20nm、NG率は80%で40Vにおける平均電流密度は2.0×10-7A/cm2 であった。
図16は、B基板での測定結果を示す。Raは15nm、NG率は8%で40Vにおける平均電流密度は1.1×10-8A/cm2 であった。
以上の結果から、Raが20nm以上のA基板ではNG率が80%以上であるのに対し、Raが15nmであるB基板においてはNG率が8%未満と低く抑制できることがわかった。
(評価)
図17は実施例3および実施例4の結果をまとめたものである。横軸に平均表面粗さRa、縦軸は、NG率である。この図から平均表面粗さRaが15nmを超えると著しくNG率が増加する傾向にあることがわかる。本発明が有効とした平均表面粗さRaの範囲(0.1nm≦Ra≦15nm)が、研磨なしの基板にも適用可能なことが明らかになった。ゲートリークが低減できることにより、有機薄膜トランジスタを形成した場合の歩留まりが向上した。
(薄膜トランジスタの作成)
前述の平均表面荒さRaが15nmであるポリイミドのB基板(ユピセルD)を用いて薄膜トランジスタを作成した。ゲート絶縁膜として、実施例4と同じ370nm厚のアルミナを用い、有機半導体膜はペンタセンである。ボトム構造のソース、ドレイン電極は膜厚500nmの金とした。ゲート長50μm,ゲート幅3mmの素子においてドレイン電圧、ゲート電圧が−20V,−20Vの条件下で、移動度0.15cm2 /Vsと良好な特性を得ることが出来た。
平均表面粗さRaの値がAFMとZYGOで変わらないことを確認するため、同一サンプルの同一箇所を2つの方法で測定し比較した。
実験にはガラスエポキシ樹脂、ポリイミド、シリコンウエハの3種類の基板上の銅表面を用いた。
ガラスエポキシ樹脂基板とポリイミド基板は、それぞれ実施例1、実施例3と同一のものであるが、CMP研磨条件は実施例1、3と異なり研磨時間10分としている。シリコンウエハ上の銅はスパッタリングで形成したもので膜厚は0.3μmである。シリコンウエハに関しては銅厚が薄いこともあり研磨を行っていない。
AFM,ZYGOの測定条件は、それぞれ実施例1、実施例3と同一である。すなわちAFM測定にはデジタル・インスツルメンツ社のDI5000を使用し、15μm角のエリアについてハイアスペクトタイプのプローブチップAR5(先端曲率半径10〜15nm,プローブ長さ2μm)を用いてタッピングモードで測定した。
またZYGOによる表面粗さの測定には、zygo社製、NewView5032を用いた。測定には、mirau光学系の対物10倍レンズを用いて、scan lengthは5μm bipolarとした。測定エリアサイズは0.7mm×0.53mmである。
測定結果を表3に示す。単位はナノメートルで、いずれも3回測定の平均値である。AFMとZYGOの測定値は完全な一致を見ないものの最大で1nm以下の差であり、粗さの大小関係を把握する上で相互に利用可能であることがわかった。
Figure 2004320006
本発明は図1の構造に基づいて説明がなされているが、この構造のみに適用されるものではない。広く同じ課題に直面するケースに適用可能であることは当該業者には容易に理解出来ることである。また、フィールド絶縁膜や保護膜やコンタクトビアなど本発明と直接関係ない部分について大幅な省略が加えられていることも当該業者には理解出来ることである。
本発明の有機半導体膜を用いた有機薄膜トランジスタは、ゲート絶縁層と接するゲート電極面の平均表面粗さRaが0.1nm以上15nm以下とすることで、ガラスエポキシ樹脂のようにシリコンウエハと比べ形状が不安定で、平坦性に劣る基板上に設けた導体膜をゲート電極として使用することが可能になるので、薄型ディスプレイ、電子ペーパーの駆動回路、無線認証(RF−ID)のタグ、ICカードなどに利用できる。
本発明の有機薄膜トランジスタの構造を示す模式図である。 本発明の有機薄膜トランジスタに使用するゲート電極の薄膜のAFM像を示す写真である。 有機薄膜トランジスタの構造を示す模式図である。 本発明の有機薄膜トランジスタを作成するプロセスを示す模式図である。 本発明の有機薄膜トランジスタを作成するプロセスを示す模式図である。 本発明の有機薄膜トランジスタを作成するプロセスを示す模式図である。 本発明の有機薄膜トランジスタを作成するプロセスを示す模式図である。 本発明の有機薄膜トランジスタを作成するプロセスを示す模式図である。 比較例のゲート電極の薄膜のAFM像を示す写真である。 本発明の実施例3の基板(東レ製)、処理なしでの測定結果を表すグラフである。 本発明の実施例3の基板(東レ製)、ソフトエッチ処理の測定結果を表すグラフである。 本発明の実施例3の基板(東レ製)、CMPの測定結果を表すグラフである。 本発明の実施例3の基板(京セラ製)、テープ処理の測定結果を表すグラフである。 本発明の実施例3の基板(京セラ製)、CMPの測定結果を表すグラフである。 本発明の実施例4の基板A(東洋メタライズ製)の測定結果を表すグラフである。 本発明の実施例4の基板B(宇部興産製、ユピセルD)の測定結果を表すグラフである。 本発明の実施例3と実施例4の結果を表すグラフである。
符号の説明
101 基板
102 導体膜からなるゲート電極
103 ゲート絶縁膜
104 有機半導体膜
105 ソース電極
106 ドレイン電極
301 基板
302 導体膜からなるゲート電極
303 ゲート絶縁膜
304 有機半導体膜
305 ソース電極
306 ドレイン電極
401 基板
402 ゲート電極となる導体膜
403 ゲート絶縁膜
404 有機半導体膜
405 ソース電極
406 ドレイン電極

Claims (13)

  1. 有機半導体膜を用いた有機薄膜トランジスタにおいて、有機薄膜トランジスタが有機基板、ゲート電極、ゲート絶縁膜、有機半導体膜、ソース電極、ドレイン電極によって構成されており、ゲート絶縁膜と接するゲート電極の平均表面粗さRaが0.1nm以上15nm以下であることを特徴とする有機薄膜トランジスタ。
  2. 前記有機基板がガラスエポキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレートのいずれか一つからなる請求項1に記載の有機薄膜トランジスタ。
  3. 前記有機基板がポリイミドからなる請求項1に記載の有機薄膜トランジスタ。
  4. 前記平均表面粗さRaの測定手段が原子間力顕微鏡である請求項2もしくは請求項3に記載の有機薄膜トランジスタ。
  5. 前記平均表面粗さRaの測定手段が白色干渉計を用いた表面観察装置である請求項2もしくは請求項3に記載の有機薄膜トランジスタ。
  6. 有機基板、ゲート電極、ゲート絶縁膜、有機半導体膜、ソース電極、ドレイン電極を有する有機薄膜トランジスタの製造方法であって、平坦化されたゲート電極を表面に有する有機基板を準備する工程と、前記平坦化されたゲート電極上にゲート絶縁膜を形成する工程とを有し、前記平坦化されたゲート電極の平均表面粗さRaが0.1nm以上15nm以下であることを特徴とする有機薄膜トランジスタの製造方法。
  7. 前記有機基板がガラスエポキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレートのいずれか一つからなる請求項6に記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
  8. 前記有機基板がポリイミドからなる請求項6に記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
  9. 前記平坦化されたゲート電極をスパッタリングにより形成する請求項6に記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
  10. 前記ゲート電極を平坦化する工程をさらに有する請求項6に記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
  11. 前記平坦化する工程は、化学機械研磨、ソフトエッチ、研磨テープ処理のうちの少なくともいずれか一つの処理を行なう請求項10に記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
  12. 前記平均表面粗さRaの測定手段が原子間力顕微鏡である請求項6から請求項11に記載のいずれかの有機薄膜トランジスタの製造方法。
  13. 前記平均表面粗さRaの測定手段が白色干渉計を用いた表面観察装置である請求項6から請求項11に記載のいずれかの有機薄膜トランジスタの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100669801B1 (ko) 2004-12-04 2007-01-16 삼성에스디아이 주식회사 유기 박막 트랜지스터, 이를 구비한 평판 디스플레이 장치및 상기 유기 박막 트랜지스터의 제조방법
US7521717B2 (en) * 2005-03-30 2009-04-21 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Thin film transistor, flat panel display device, and method of fabricating the same
JP2011216603A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toppan Printing Co Ltd 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP2012089857A (ja) * 2011-11-28 2012-05-10 Dainippon Printing Co Ltd パターン形成体の製造方法、および有機薄膜トランジスタ

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