JP2004318562A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カラー画像形成を含む画像形成を行うにあたり、画像形成に必要となる料金に関する情報を画像形成前に表示させることで、ユーザに金銭的な不安を与えることなく快適に画像形成を行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成を行う前に画像形成に必要な料金を算出して表示する料金算出表示手段を有する画像形成装置であって、前記料金算出表示手段は、カラー画像及びモノクロ画像を含む画像形成方式、用紙枚数、用紙サイズ、を少なくとも含む画像形成条件に基づいて料金を算出することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 なし
【解決手段】画像形成を行う前に画像形成に必要な料金を算出して表示する料金算出表示手段を有する画像形成装置であって、前記料金算出表示手段は、カラー画像及びモノクロ画像を含む画像形成方式、用紙枚数、用紙サイズ、を少なくとも含む画像形成条件に基づいて料金を算出することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、設定された画像形成条件に従って料金を徴収する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複写機やプリンタなどの画像形成装置により作成されたコピー等の印刷物の料金を印刷結果に応じて計算し、料金の提示を行う装置を装備した画像形成装置が提案されている。その1つは、プリント或いはコピー終了後に、記録用紙サイズ毎に使用した料金が演算され、演算結果が表示される仕組みとなっている。
【0003】
また、画像形成を行う用紙枚数や、用紙サイズの画像形成条件を設定し、設定された画像形成条件に従って、画像形成を行うために必要な料金を算出して、算出結果を画像形成処理の開始前に表示するという機能を有する画像形成装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−92319号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した画像形成装置は、モノクロ画像のみの画像形成を行う場合の画像形成条件の設定に従った料金表示を示すという技術である。
【0006】
一般的に、カラー画像はモノクロ画像の数倍の課金を行うため、カラー画像を含めて画像形成を行うような場合には、モノクロ画像のみを画像形成する場合に比べ最終的にいくら支払う必要があるのかを見積もることが困難となる。
【0007】
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、カラー画像形成を含む画像形成を行うにあたり、画像形成に必要となる料金に関する情報を画像形成前に表示させることで、ユーザに金銭的な不安を与えることなく快適に画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は下記構成により達成される。
【0009】
(1) 画像形成を行う前に画像形成に必要な料金を算出して表示する料金算出表示手段を有する画像形成装置であって、前記料金算出表示手段は、カラー画像及びモノクロ画像を含む画像形成方式、用紙枚数、用紙サイズ、を少なくとも含む画像形成条件に基づいて料金を算出することを特徴とする画像形成装置。
【0010】
(2) 前記料金算出表示手段は、前記画像形成条件が変更されると、変更された画像形成条件に基づいて再度料金を算出して表示することを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
【0011】
(3) 前記画像形成条件の前記用紙サイズが変更された場合には、変更前の用紙サイズから変更後の用紙サイズへの変倍を自動的に行って画像形成する制御を行うことを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の画像形成装置。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置について、以下にその実施の形態を図を用いて説明するが、本発明はこれに限定されない。また、以下の説明には用語等に対する断定的な表現が含まれている場合があるが、本発明の好ましい例を示すものであって、本発明の用語の意義や技術的な範囲を限定するものではない。
【0013】
図1は、本発明の画像形成装置の一例の断面構成図であって、複数の感光体ドラム上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)トナーから成るトナー像をそれぞれ形成し、複数の感光体ドラム上に形成されたトナー像を中間転写体上に重ね合わせて転写し、重ね合わせたトナー像を記録媒体上へ一括して転写するタンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10(Y、M、C、K)と、中間転写ユニット30と、給紙搬送手段20と、定着装置23を有している。
【0014】
感光体ドラム上にトナー像を形成する画像形成部10について説明する。
1は像担持体の感光体ドラムであって、例えば、有機半導体層としてフタロシアニン顔料をポリカーボネイトに分散したものを接地された金属製のシリンダ状の基板上に塗布してあり、矢示方向に駆動回転される。
【0015】
2は回転する感光体ドラム1の周囲を所定の極性・電位に一様に帯電処理する帯電手段であり、例えば帯電ローラを使用した接触帯電装置を用いることができる。
【0016】
3はレーザ走査方式をとった像露光手段で、半導体レーザ(LD)等を用いている。像露光手段3はレーザビームを出射して感光体ドラム1の一様に帯電した表面を走査露光し、静電潜像を形成する。
【0017】
現像装置4は、感光体ドラム1上の静電潜像をトナー像として現像する。接触或いは非接触による現像が、イメージ露光と反転現像との組み合わせで現像が行われる。
【0018】
像露光手段3の下流側で現像装置4の上流には感光体表面の電位を測定する電位センサSPが設けられていて、感光体の非画像部の電位は電位センサSPの検出電位に基づいてフィードバック制御がなされる。
【0019】
35は弾性層を有する回転体形状の接触帯電部材としての一次転写ローラであって、感光体へ中間転写体31を介して押圧し、感光体ドラム1と中間転写体31との間で一次転写ニップ部(転写位置)N1を形成している。
【0020】
中間転写体31はシームレスの無端状の転写ベルトである。
感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写ニップ部N1においてY、M、C、Kの順に重ね合わせて中間転写体31上に一次転写が行われる。
【0021】
トナー像の中間転写体31への転写後の感光体ドラム1の表面はクリーニング装置6により転写残トナーの清掃が行われる。
【0022】
中間転写体31には駆動ローラ32、バックアップローラ33、テンションローラ34が内接し、矢示方向に回転する。
【0023】
二次転写ローラ45は半導電ローラであり、バックアップローラ33とで中間転写体31を狭持しており、転写時には二次転写バイアスが印加される。
【0024】
47は分離部であり、分離部47は、転写を行う際に電荷を印加された記録媒体Pに転写とは逆の極性の電流バイアスを制御して電荷を取り除く機能を有する。
【0025】
20は給紙部である。記録媒体Pは、給紙トレイ22にセットされ、送出しローラ21bにより所定の間隔で給紙され、レジストローラ21aに先端が到達した後、レジストローラ21aによって中間転写体31上に形成されたトナー像と同期して給紙がなされ、二次転写ニップ部(転写位置)N2においてトナー像の一括転写を受ける。
【0026】
二次転写ニップ部N2を通過した転写材Pは、中間転写体31の面から分離され、定着装置23へ搬送される。
【0027】
また、二次転写ニップ部N2を通過して転写残トナーが付着した中間転写体31は、クリーニング装置6により清掃され、次の画像形成されたトナー像の転写がなされる転写サイクルへと移行する。
【0028】
定着装置23は内部にヒータ25を配置した加熱ローラ23aと加圧ローラ23bとより成り、トナー像を保持した記録媒体Pは加熱ローラ23aと加圧ローラ23bとの間で加熱・加圧がなされて、トナー像が定着された記録媒体Pは排紙ローラ24によって機外の排紙トレイ上に排出される。プロセス条件の一つである定着温度条件の制御は、定着装置23を制御して行われるが、具体的にはヒータ25を制御して行われる。
【0029】
さらに、図1の電子写真画像形成装置は、図示はしていないが、後述する制御部50、記憶部70、表示部80、入力部90を有している。
【0030】
図2は、本発明の画像形成装置の一例の概略ブロック図である。なお、図2は本発明の画像形成装置を説明するためのものであり簡略化してある。
【0031】
ユーザは、入力部90より画像形成条件の入力を行う。
本発明の画像形成条件には、以下の条件等が含まれる。
【0032】
・画像形成方式(形成したい画像が、カラー画像であるかモノクロ画像であるか)。
【0033】
・形成したい画像の用紙枚数。
・形成したい画像の用紙サイズ。
【0034】
画像形成条件には、上述したものの他にも、画像の濃度等の様々な画像形成条件の入力を行えるようになっていても構わない。
【0035】
本発明に係る料金算出表示手段は、制御部50、記憶部70、表示部80で構成されている。
【0036】
入力部90で入力された画像形成条件は制御部50に送られる。なお、制御部50は、予め記憶部70から、画像形成条件に基づいて料金を算出のためのプログラムを読み込んでいる。制御部50は、入力部90より送られた画像形成条件に基づいてユーザが支払うべき金額を算出し、画像形成を開始する前に表示部80に表示させる。これにより、カラー画像形成を含むような画像形成を行う場合であっても、画像形成に必要となる料金に関する情報を画像形成開始前にユーザに通知しているので、ユーザは金銭的な不安を感じることなく快適に画像形成を行うことができる。
【0037】
ユーザは表示部80に表示された料金を確認し、その金額が予定していた料金を上回ってしまったような場合には、画像形成条件の変更を入力部90より行うことができる。例えば、画像形成条件で、カラー画像を料金の安いモノクロ画像に変更したり、用紙サイズを料金の安い小さいサイズに変更したりすることで画像形成に必要な料金を安く変更することができる。このように、画像形成条件を変更することで料金を変更することができるので、ユーザの画像形成の金銭的な不安をより一層抑えることができる。
【0038】
入力部90より画像形成条件の変更が行われ、変更内容が制御部50に送られると、制御部50は、変更された画像形成条件に基づいてユーザが支払うべき金額を再度算出し、再度表示部80に表示させる。
【0039】
ユーザは表示部80に表示された金額を再度確認し、その金額で満足した場合は、入力部90より画像形成開始の入力を行う。入力部90に入力された画像形成開始の情報は制御部50に送られ、制御部50は画像形成条件に従って画像形成部10や定着部23を制御して画像形成を行う。
【0040】
また、画像形成条件の変更が行われ、その変更に用紙サイズの変更が含まれている場合には、制御部50は、当初に入力された用紙サイズから変更された後の用紙サイズへの変倍を自動的に行ってから画像形成するように画像形成部10の制御を行う。これは、金銭的理由により例えばA3からA4に原稿サイズを変更したような場合に、改めてユーザが用紙サイズの変倍の設定するという煩わしい作業を排除するためのものであり、これにより、ユーザは快適かつスムーズに画像形成を行うことができる。
【0041】
また、表示部80と入力部90とを一体化したタッチパネルとすると、画像形成条件の入力等が容易となり、さらに省スペース化が図れるので好ましい。このとき画像形成条件の入力を、タッチパネルに表示されるボタンで選択する選択方式とすることで、ユーザの画像形成条件の入力を容易とすることができるので好ましい。
【0042】
図3は、本発明の画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、入力部90に上述した画像形成条件の入力を行う(S−1)。
【0043】
入力部90に画像形成条件が入力されると、入力された画像形成条件でのユーザが支払う金額の計算を行い、表示部80にその金額を表示する(S−2)。
【0044】
ユーザは、表示部80に表示された金額を確認し、その金額で画像形成を行う場合は、入力部90から画像形成開始の入力を行う(S−3、S−4)。
【0045】
また、ユーザは表示部80に表示された金額では画像形成を行わず、金額を変更したいような場合には、入力部90で画像形成条件の変更を行う(S−3、S−5、S−6)。
【0046】
入力部90で画像形成条件の変更が行われたら、変更された画像形成条件で再度ユーザが支払うべき金額を計算し、表示部80にその金額を表示する(S−2)。
【0047】
ユーザは表示された金額に満足がいくまで、何度でも画像形成条件の変更を行うことができる。ユーザは表示された金額で画像形成を行うことに決定した場合に、入力部90で画像形成開始の入力を行う(S−3、S−4)。
【0048】
ユーザにより入力部90から画像形成開始の入力が行われると、S−6で画像形成条件の用紙サイズの変更が行われたかどうかの確認が行われる(S−7)。S−6で用紙サイズの変更が行われた場合には、変更される前の用紙サイズから変更された後の用紙サイズへの変倍を自動的に行ってから画像形成を行う(S−8、S−9)。
【0049】
S−6で画像形成条件の用紙サイズの変更が行われていない、もしくは画像形成条件の変更が行われていないような場合は、変倍が自動的に行われることなく画像形成が行われる(S−9)。
【0050】
図4〜6で、本発明の画像形成装置の表示部80、入力部90についてさらに詳しく説明する。なお、図4〜6に示される表示部80、入力部90は、表示部80と入力部90が一体となったタッチパネルの表示部の一部を表したものである。
【0051】
図4は、画像形成装置に画像形成条件を入力する画面である。ユーザは、形成したい画像の画像形成条件を、カラーモード(単色カラー、白黒、フルカラー等)や、片/両面選択、用紙サイズ(B4、A4、A3等)の選択ボタンを用いて入力する。さらに図示していないテンキーを用いて、用紙枚数の入力を行う。
【0052】
画像形成条件(画像形成方式、用紙枚数、用紙サイズ)の入力が完了したら、ユーザは料金算出のボタンを押す。これにより、図5に示すように、この画像形成に必要な料金が表示される。
【0053】
ユーザは表示された料金を確認し、その金額で画像形成を行うことに了解した場合は、図示しない画像形成開始のボタンを押して画像形成を開始させる。
【0054】
また、表示された金額が予定していた金額を上回っており、画像形成条件を変更して金額を下げたいような場合には、図5のページ毎変更のボタンを押し、図6に示す画面より画像形成条件(カラーモード、用紙サイズ)を変更するか、または図示しないテンキーを用いて画像形成する用紙枚数を変更する等して、画像形成条件の変更を行い、変更が完了したら再度料金算出のボタンを押して変更後の金額を表示させる。
【0055】
ユーザは画像形成条件変更後の金額で画像形成を行うことに了解した場合には、図示しない画像形成開始のボタンを押して画像形成を開始する。
【0056】
【発明の効果】
本発明により、カラー画像形成を含む画像形成を行うにあたり、画像形成に必要となる料金に関する情報を画像形成前に表示させることで、ユーザに金銭的な不安を与えることなく快適に画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例の断面構成図である。
【図2】本発明の画像形成装置の一例の概略ブロック図である。
【図3】本発明の画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の画像形成装置の表示部80、入力部90を説明するための図である。
【図5】本発明の画像形成装置の表示部80、入力部90を説明するための図である。
【図6】本発明の画像形成装置の表示部80、入力部90を説明するための図である。
【符号の説明】
10 画像形成部
20 給紙搬送部
23 定着装置
30 中間転写ユニット
50 制御部
70 記憶部
80 表示部
90 入力部
100 記録媒体検出部
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、設定された画像形成条件に従って料金を徴収する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複写機やプリンタなどの画像形成装置により作成されたコピー等の印刷物の料金を印刷結果に応じて計算し、料金の提示を行う装置を装備した画像形成装置が提案されている。その1つは、プリント或いはコピー終了後に、記録用紙サイズ毎に使用した料金が演算され、演算結果が表示される仕組みとなっている。
【0003】
また、画像形成を行う用紙枚数や、用紙サイズの画像形成条件を設定し、設定された画像形成条件に従って、画像形成を行うために必要な料金を算出して、算出結果を画像形成処理の開始前に表示するという機能を有する画像形成装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−92319号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した画像形成装置は、モノクロ画像のみの画像形成を行う場合の画像形成条件の設定に従った料金表示を示すという技術である。
【0006】
一般的に、カラー画像はモノクロ画像の数倍の課金を行うため、カラー画像を含めて画像形成を行うような場合には、モノクロ画像のみを画像形成する場合に比べ最終的にいくら支払う必要があるのかを見積もることが困難となる。
【0007】
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、カラー画像形成を含む画像形成を行うにあたり、画像形成に必要となる料金に関する情報を画像形成前に表示させることで、ユーザに金銭的な不安を与えることなく快適に画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は下記構成により達成される。
【0009】
(1) 画像形成を行う前に画像形成に必要な料金を算出して表示する料金算出表示手段を有する画像形成装置であって、前記料金算出表示手段は、カラー画像及びモノクロ画像を含む画像形成方式、用紙枚数、用紙サイズ、を少なくとも含む画像形成条件に基づいて料金を算出することを特徴とする画像形成装置。
【0010】
(2) 前記料金算出表示手段は、前記画像形成条件が変更されると、変更された画像形成条件に基づいて再度料金を算出して表示することを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
【0011】
(3) 前記画像形成条件の前記用紙サイズが変更された場合には、変更前の用紙サイズから変更後の用紙サイズへの変倍を自動的に行って画像形成する制御を行うことを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の画像形成装置。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置について、以下にその実施の形態を図を用いて説明するが、本発明はこれに限定されない。また、以下の説明には用語等に対する断定的な表現が含まれている場合があるが、本発明の好ましい例を示すものであって、本発明の用語の意義や技術的な範囲を限定するものではない。
【0013】
図1は、本発明の画像形成装置の一例の断面構成図であって、複数の感光体ドラム上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)トナーから成るトナー像をそれぞれ形成し、複数の感光体ドラム上に形成されたトナー像を中間転写体上に重ね合わせて転写し、重ね合わせたトナー像を記録媒体上へ一括して転写するタンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10(Y、M、C、K)と、中間転写ユニット30と、給紙搬送手段20と、定着装置23を有している。
【0014】
感光体ドラム上にトナー像を形成する画像形成部10について説明する。
1は像担持体の感光体ドラムであって、例えば、有機半導体層としてフタロシアニン顔料をポリカーボネイトに分散したものを接地された金属製のシリンダ状の基板上に塗布してあり、矢示方向に駆動回転される。
【0015】
2は回転する感光体ドラム1の周囲を所定の極性・電位に一様に帯電処理する帯電手段であり、例えば帯電ローラを使用した接触帯電装置を用いることができる。
【0016】
3はレーザ走査方式をとった像露光手段で、半導体レーザ(LD)等を用いている。像露光手段3はレーザビームを出射して感光体ドラム1の一様に帯電した表面を走査露光し、静電潜像を形成する。
【0017】
現像装置4は、感光体ドラム1上の静電潜像をトナー像として現像する。接触或いは非接触による現像が、イメージ露光と反転現像との組み合わせで現像が行われる。
【0018】
像露光手段3の下流側で現像装置4の上流には感光体表面の電位を測定する電位センサSPが設けられていて、感光体の非画像部の電位は電位センサSPの検出電位に基づいてフィードバック制御がなされる。
【0019】
35は弾性層を有する回転体形状の接触帯電部材としての一次転写ローラであって、感光体へ中間転写体31を介して押圧し、感光体ドラム1と中間転写体31との間で一次転写ニップ部(転写位置)N1を形成している。
【0020】
中間転写体31はシームレスの無端状の転写ベルトである。
感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写ニップ部N1においてY、M、C、Kの順に重ね合わせて中間転写体31上に一次転写が行われる。
【0021】
トナー像の中間転写体31への転写後の感光体ドラム1の表面はクリーニング装置6により転写残トナーの清掃が行われる。
【0022】
中間転写体31には駆動ローラ32、バックアップローラ33、テンションローラ34が内接し、矢示方向に回転する。
【0023】
二次転写ローラ45は半導電ローラであり、バックアップローラ33とで中間転写体31を狭持しており、転写時には二次転写バイアスが印加される。
【0024】
47は分離部であり、分離部47は、転写を行う際に電荷を印加された記録媒体Pに転写とは逆の極性の電流バイアスを制御して電荷を取り除く機能を有する。
【0025】
20は給紙部である。記録媒体Pは、給紙トレイ22にセットされ、送出しローラ21bにより所定の間隔で給紙され、レジストローラ21aに先端が到達した後、レジストローラ21aによって中間転写体31上に形成されたトナー像と同期して給紙がなされ、二次転写ニップ部(転写位置)N2においてトナー像の一括転写を受ける。
【0026】
二次転写ニップ部N2を通過した転写材Pは、中間転写体31の面から分離され、定着装置23へ搬送される。
【0027】
また、二次転写ニップ部N2を通過して転写残トナーが付着した中間転写体31は、クリーニング装置6により清掃され、次の画像形成されたトナー像の転写がなされる転写サイクルへと移行する。
【0028】
定着装置23は内部にヒータ25を配置した加熱ローラ23aと加圧ローラ23bとより成り、トナー像を保持した記録媒体Pは加熱ローラ23aと加圧ローラ23bとの間で加熱・加圧がなされて、トナー像が定着された記録媒体Pは排紙ローラ24によって機外の排紙トレイ上に排出される。プロセス条件の一つである定着温度条件の制御は、定着装置23を制御して行われるが、具体的にはヒータ25を制御して行われる。
【0029】
さらに、図1の電子写真画像形成装置は、図示はしていないが、後述する制御部50、記憶部70、表示部80、入力部90を有している。
【0030】
図2は、本発明の画像形成装置の一例の概略ブロック図である。なお、図2は本発明の画像形成装置を説明するためのものであり簡略化してある。
【0031】
ユーザは、入力部90より画像形成条件の入力を行う。
本発明の画像形成条件には、以下の条件等が含まれる。
【0032】
・画像形成方式(形成したい画像が、カラー画像であるかモノクロ画像であるか)。
【0033】
・形成したい画像の用紙枚数。
・形成したい画像の用紙サイズ。
【0034】
画像形成条件には、上述したものの他にも、画像の濃度等の様々な画像形成条件の入力を行えるようになっていても構わない。
【0035】
本発明に係る料金算出表示手段は、制御部50、記憶部70、表示部80で構成されている。
【0036】
入力部90で入力された画像形成条件は制御部50に送られる。なお、制御部50は、予め記憶部70から、画像形成条件に基づいて料金を算出のためのプログラムを読み込んでいる。制御部50は、入力部90より送られた画像形成条件に基づいてユーザが支払うべき金額を算出し、画像形成を開始する前に表示部80に表示させる。これにより、カラー画像形成を含むような画像形成を行う場合であっても、画像形成に必要となる料金に関する情報を画像形成開始前にユーザに通知しているので、ユーザは金銭的な不安を感じることなく快適に画像形成を行うことができる。
【0037】
ユーザは表示部80に表示された料金を確認し、その金額が予定していた料金を上回ってしまったような場合には、画像形成条件の変更を入力部90より行うことができる。例えば、画像形成条件で、カラー画像を料金の安いモノクロ画像に変更したり、用紙サイズを料金の安い小さいサイズに変更したりすることで画像形成に必要な料金を安く変更することができる。このように、画像形成条件を変更することで料金を変更することができるので、ユーザの画像形成の金銭的な不安をより一層抑えることができる。
【0038】
入力部90より画像形成条件の変更が行われ、変更内容が制御部50に送られると、制御部50は、変更された画像形成条件に基づいてユーザが支払うべき金額を再度算出し、再度表示部80に表示させる。
【0039】
ユーザは表示部80に表示された金額を再度確認し、その金額で満足した場合は、入力部90より画像形成開始の入力を行う。入力部90に入力された画像形成開始の情報は制御部50に送られ、制御部50は画像形成条件に従って画像形成部10や定着部23を制御して画像形成を行う。
【0040】
また、画像形成条件の変更が行われ、その変更に用紙サイズの変更が含まれている場合には、制御部50は、当初に入力された用紙サイズから変更された後の用紙サイズへの変倍を自動的に行ってから画像形成するように画像形成部10の制御を行う。これは、金銭的理由により例えばA3からA4に原稿サイズを変更したような場合に、改めてユーザが用紙サイズの変倍の設定するという煩わしい作業を排除するためのものであり、これにより、ユーザは快適かつスムーズに画像形成を行うことができる。
【0041】
また、表示部80と入力部90とを一体化したタッチパネルとすると、画像形成条件の入力等が容易となり、さらに省スペース化が図れるので好ましい。このとき画像形成条件の入力を、タッチパネルに表示されるボタンで選択する選択方式とすることで、ユーザの画像形成条件の入力を容易とすることができるので好ましい。
【0042】
図3は、本発明の画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、入力部90に上述した画像形成条件の入力を行う(S−1)。
【0043】
入力部90に画像形成条件が入力されると、入力された画像形成条件でのユーザが支払う金額の計算を行い、表示部80にその金額を表示する(S−2)。
【0044】
ユーザは、表示部80に表示された金額を確認し、その金額で画像形成を行う場合は、入力部90から画像形成開始の入力を行う(S−3、S−4)。
【0045】
また、ユーザは表示部80に表示された金額では画像形成を行わず、金額を変更したいような場合には、入力部90で画像形成条件の変更を行う(S−3、S−5、S−6)。
【0046】
入力部90で画像形成条件の変更が行われたら、変更された画像形成条件で再度ユーザが支払うべき金額を計算し、表示部80にその金額を表示する(S−2)。
【0047】
ユーザは表示された金額に満足がいくまで、何度でも画像形成条件の変更を行うことができる。ユーザは表示された金額で画像形成を行うことに決定した場合に、入力部90で画像形成開始の入力を行う(S−3、S−4)。
【0048】
ユーザにより入力部90から画像形成開始の入力が行われると、S−6で画像形成条件の用紙サイズの変更が行われたかどうかの確認が行われる(S−7)。S−6で用紙サイズの変更が行われた場合には、変更される前の用紙サイズから変更された後の用紙サイズへの変倍を自動的に行ってから画像形成を行う(S−8、S−9)。
【0049】
S−6で画像形成条件の用紙サイズの変更が行われていない、もしくは画像形成条件の変更が行われていないような場合は、変倍が自動的に行われることなく画像形成が行われる(S−9)。
【0050】
図4〜6で、本発明の画像形成装置の表示部80、入力部90についてさらに詳しく説明する。なお、図4〜6に示される表示部80、入力部90は、表示部80と入力部90が一体となったタッチパネルの表示部の一部を表したものである。
【0051】
図4は、画像形成装置に画像形成条件を入力する画面である。ユーザは、形成したい画像の画像形成条件を、カラーモード(単色カラー、白黒、フルカラー等)や、片/両面選択、用紙サイズ(B4、A4、A3等)の選択ボタンを用いて入力する。さらに図示していないテンキーを用いて、用紙枚数の入力を行う。
【0052】
画像形成条件(画像形成方式、用紙枚数、用紙サイズ)の入力が完了したら、ユーザは料金算出のボタンを押す。これにより、図5に示すように、この画像形成に必要な料金が表示される。
【0053】
ユーザは表示された料金を確認し、その金額で画像形成を行うことに了解した場合は、図示しない画像形成開始のボタンを押して画像形成を開始させる。
【0054】
また、表示された金額が予定していた金額を上回っており、画像形成条件を変更して金額を下げたいような場合には、図5のページ毎変更のボタンを押し、図6に示す画面より画像形成条件(カラーモード、用紙サイズ)を変更するか、または図示しないテンキーを用いて画像形成する用紙枚数を変更する等して、画像形成条件の変更を行い、変更が完了したら再度料金算出のボタンを押して変更後の金額を表示させる。
【0055】
ユーザは画像形成条件変更後の金額で画像形成を行うことに了解した場合には、図示しない画像形成開始のボタンを押して画像形成を開始する。
【0056】
【発明の効果】
本発明により、カラー画像形成を含む画像形成を行うにあたり、画像形成に必要となる料金に関する情報を画像形成前に表示させることで、ユーザに金銭的な不安を与えることなく快適に画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例の断面構成図である。
【図2】本発明の画像形成装置の一例の概略ブロック図である。
【図3】本発明の画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の画像形成装置の表示部80、入力部90を説明するための図である。
【図5】本発明の画像形成装置の表示部80、入力部90を説明するための図である。
【図6】本発明の画像形成装置の表示部80、入力部90を説明するための図である。
【符号の説明】
10 画像形成部
20 給紙搬送部
23 定着装置
30 中間転写ユニット
50 制御部
70 記憶部
80 表示部
90 入力部
100 記録媒体検出部
Claims (3)
- 画像形成を行う前に画像形成に必要な料金を算出して表示する料金算出表示手段を有する画像形成装置であって、
前記料金算出表示手段は、カラー画像及びモノクロ画像を含む画像形成方式、用紙枚数、用紙サイズ、を少なくとも含む画像形成条件に基づいて料金を算出することを特徴とする画像形成装置。 - 前記料金算出表示手段は、前記画像形成条件が変更されると、変更された画像形成条件に基づいて再度料金を算出して表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成条件の前記用紙サイズが変更された場合には、変更前の用紙サイズから変更後の用紙サイズへの変倍を自動的に行って画像形成する制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003112574A JP2004318562A (ja) | 2003-04-17 | 2003-04-17 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003112574A JP2004318562A (ja) | 2003-04-17 | 2003-04-17 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004318562A true JP2004318562A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33472731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003112574A Pending JP2004318562A (ja) | 2003-04-17 | 2003-04-17 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004318562A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100681656B1 (ko) * | 2004-03-08 | 2007-02-09 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 프로젝터 |
JP2020055204A (ja) * | 2018-10-01 | 2020-04-09 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置及び情報処理プログラム |
-
2003
- 2003-04-17 JP JP2003112574A patent/JP2004318562A/ja active Pending
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KR100681656B1 (ko) * | 2004-03-08 | 2007-02-09 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 프로젝터 |
JP2020055204A (ja) * | 2018-10-01 | 2020-04-09 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置及び情報処理プログラム |
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