JP2004317719A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は太陽電池で効率的に発電した電源を利用して消費電力を削減する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、定着ローラ3を加熱するハロゲンランプ4の発光光を光ファイバケーブル6で集光して太陽電池5に照射して、太陽電池5の発電する電力を充電器11に蓄電し、制御回路17が、充電器11の充電電圧を電圧検出部12に検出させて電源供給に充分な電圧であると、省エネモードで、電源切換回路14にPSU15から充電器11の電源に切り換えて制御回路17と省エネ制御部18等の直流動作部に供給させるとともに、充電器11の電源を電源供給部13で安定させた状態で供給する。したがって、定着ローラ3の加熱用のハロゲンランプ4の発光光を有効利用して、実用的で効率的に消費電力を削減することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳細には、太陽電池で効率的に発電した電源を利用して消費電力を削減する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2003−29579号公報
【特許文献2】
特開平7−271249号公報
【特許文献3】
特開平11−84921号公報
環境保全の目的から、機器のエネルギー消費効率向上は近年重要になってきている。また、ユーザ側にとっても、使用してないときの機器のエネルキー消費は経済的にも無駄である。
【0003】
電子写真方式のプリンタ、複写装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、画像を転写紙へ定着させるために、一般的に商用電源を利用したハロゲンヒータを用いており、このハロゲンヒータの点灯時間が画像形成装置の消費電力に大きな影響を及ぼしている。
【0004】
そこで、従来から、画像形成装置においては、画像形成装置が使用されていない待機状態に、ハロゲンヒータの点灯制御によって、大きく分けて以下の3つの待機モードに遷移して、省エネルギー化を図っている。
【0005】
▲1▼待機状態:ハロゲンヒータの温度を直ぐに動作可能な目標制御温度に自動制御するモード。
【0006】
▲2▼低電力モード:ハロゲンヒータの温度を目標制御温度よりも低い温度に生後したがって、消費電力を削減するモード。
【0007】
▲3▼省エネモード(オフモード):ハロゲンヒータをオフして、画像形成装置の最低限必要な制御機能だけを動作させるモード。
【0008】
一方、商用電源の消費電力量を削減するために、従来から、太陽電池を使用した画像形成装置が種々提案されており、本出願人も、先に、太陽電池を使用した画像形成装置を提案している。
【0009】
例えば、本出願人は、先に、装置本体の各部へ電力を供給する主電源と、太陽電池と、前記主電源または前記太陽電池によって充電される二次電池とを備え、さらに省エネルギーモード時に前記主電源の動作を停止し、前記二次電池により装置本体の各部へ電力を供給する制御を行う制御手段を備えた画像形成装置であって、前記二次電池の給電状態を監視する電源閾値検出手段を備え、省エネルギーモード時に前記二次電池の電圧が降下してある閾値以下になったことが前記電源閾値検出手段に検出された場合には、前記制御手段は前記二次電池から装置本体の各部へ電力を供給する経路を遮断する画像形成装置(特許文献1参照)を提案し、また、装置外部から摂取するエネルギーにより動作する画像形成装置において、商用電源から電気エネルギーを摂取する第1のエネルギー摂取手段と、二次電池及び充電装置を備えた太陽電池からなる第2のエネルギー摂取手段とを有し、前記第1のエネルギー摂取手段あるいは前記第2のエネルギー摂取手段または第1及び第2のエネルギー摂取手段が摂取したエネルギーにより動作する画像形成装置(特許文献2参照)を提案している。
【0010】
また、従来、感光体から転写された記録シート上のトナー画像を定着部にて溶融定着する画像形成装置において、定着部において溶融定着に供されない余剰分のエネルギーを回収するエネルギー回収手段と、回収したエネルギーを電力に変換する電力変換手段と、電力変換手段が発生した電力を、装置内の電力消費部の一つへ供給する電力供給手段とを備えた画像形成装置であって、電力変換手段が、太陽電池である画像形成装置が提案されている(特許文献3参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術にあっては、太陽電池を使用して実用的で、かつ、効率的にエネルギー消費を削減する上で、改良の必要があった。
【0012】
すなわち、上記従来公報記載の太陽電池を使用した画像形成装置にあっては、いずれも通常の装置動作において、太陽電池を補助的な電源として利用しているものに過ぎず、消費する商用電源に対して太陽電池による発電力で多少の節電を行うという抽象的な使用方法であり、実使用には程遠いものであった。
【0013】
従来技術の実際の太陽電池による発電力は画像形成装置の消費電力に対して数W程度の極わずかな電力であり、ヒータ点灯等の画像形成を行う装置動作において1.5kwという定格出力に対しては、エネルギー削減効果があまりにも微少であり、省エネルギー効果が微少すぎ、画像形成装置の通常動作に相当するエネルギーを得るためには、大規模なものになってしまい、実用的ではなかった。
【0014】
また、特許文献3には、定着ヒータの光を利用して、太陽電池で電力変換する方法が示されているが、通常の装置動作において、太陽電池を補助的な電源として利用しているものに過ぎず、消費する商用電源に対して太陽電池による発電力で多少の節電を行うという抽象的な使用方法であり、実使用には程遠いものであった。
【0015】
そこで、本発明は、太陽電池で電力変換したエネルギーを蓄電し、その蓄電し安定したエネルギーを効率良く再利用して、実用性のある効果的な省エネルギーを行う画像形成装置を提供することを目的としている。
【0016】
具体的には、請求項1記載の発明は、発光して定着ローラを加熱する加熱光源に主電源から電源を供給して、現像剤像の転写された転写紙を加熱光源で加熱される定着ローラで加熱して定着させるとともに、主電源を直流変換する直流電源部から直流電源を使用して動作する直流動作部に供給するに際して、照射される光を光電変換して発電する太陽電池に、加熱光源の発光光を集光して照射し、当該太陽電池の発電する電力を蓄電手段に蓄電することにより、定着ローラ加熱用の加熱光源の発光光を有効利用して消費電力を削減するとともに、蓄電手段に蓄電して安定化させて電力供給できるようにし、実用的で効率的に消費電力を削減する画像形成装置を提供することを目的としている。
【0017】
請求項2記載の発明は、蓄電手段の蓄電電力と直流電源部の電力とを切り換えて直流動作部に供給する電源切換手段を制御手段で制御することにより、任意のタイミングで電源供給を切り換え、安定してかつ実用的で効率的に消費電力を削減する画像形成装置を提供することを目的としている。
【0018】
請求項3記載の発明は、制御手段が、蓄電手段の蓄電する電源電圧を検出する電圧検出手段に蓄電手段の電源電圧を任意のタイミングに検出させ、当該検出電圧の電圧値に応じて電源切換手段の切換動作を制御することにより、蓄電手段に電源供給に適した電圧の電源が蓄電されているのを確認して蓄電手段からの電力供給を開始し、直流動作部の誤動作を防止しつつ安定してかつ実用的で効率的に消費電力を削減する画像形成装置を提供することを目的としている。
【0019】
請求項4記載の発明は、制御手段が、所定の待機状態において、主要各部への電源の供給を停止または削減する省エネルギモードにおいて、電源切換手段に直流電源部から蓄電手段に切り換えさせることにより、画像形成装置の使用する商用電源をゼロにし、より一層実用的で効率的に消費電力を削減する画像形成装置を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像形成装置は、発光して定着ローラを加熱する加熱光源に主電源から電源を供給して、現像剤像の転写された転写紙を前記加熱光源で加熱される前記定着ローラで加熱して定着させるとともに、直流電源を使用して動作する直流動作部に前記主電源を直流変換して供給する直流電源部を備えた画像形成装置において、照射される光を光電変換して発電する太陽電池と、前記太陽電池の発電する電力を蓄電する蓄電手段と、前記加熱光源の発光光を集光して前記太陽電池に照射する光導入手段と、を備えたことにより、上記目的を達成している。
【0021】
上記構成によれば、発光して定着ローラを加熱する加熱光源に主電源から電源を供給して、現像剤像の転写された転写紙を加熱光源で加熱される定着ローラで加熱して定着させるとともに、主電源を直流変換する直流電源部から直流電源を使用して動作する直流動作部に供給するに際して、照射される光を光電変換して発電する太陽電池に、加熱光源の発光光を集光して照射し、当該太陽電池の発電する電力を蓄電手段に蓄電するので、定着ローラ加熱用の加熱光源の発光光を有効利用して消費電力を削減することができるとともに、蓄電手段に蓄電して安定化させて電力供給することができ、実用的で効率的に消費電力を削減することができる。
【0022】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記画像形成装置は、前記蓄電手段の蓄電電力と前記直流電源部の電力とを切り換えて前記直流動作部に供給する電源切換手段と、直流電源で動作して前記電源切換手段の切り換え動作を制御する制御手段と、を備えているものであってもよい。
【0023】
上記構成によれば、蓄電手段の蓄電電力と直流電源部の電力とを切り換えて直流動作部に供給する電源切換手段を制御手段で制御するので、任意のタイミングで電源供給を切り換えることができ、安定してかつ実用的で効率的に消費電力を削減することができる。
【0024】
また、例えば、請求項3に記載するように、前記画像形成装置は、前記蓄電手段の蓄電する電源電圧を検出する電圧検出手段を備え、前記制御手段は、前記電圧検出手段による前記蓄電手段の電源電圧を任意のタイミングに検出させ、当該検出電圧の電圧値に応じて前記電源切換手段の切換動作を制御するものであってもよい。
【0025】
上記構成によれば、制御手段が、蓄電手段の蓄電する電源電圧を検出する電圧検出手段に蓄電手段の電源電圧を任意のタイミングに検出させ、当該検出電圧の電圧値に応じて電源切換手段の切換動作を制御するので、蓄電手段に電源供給に適した電圧の電源が蓄電されているのを確認して蓄電手段からの電力供給を開始することができ、直流動作部の誤動作を防止することができるとともに、安定してかつ実用的で効率的に消費電力を削減することができるできる。
【0026】
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記画像形成装置は、所定の待機状態において、主要各部への電源の供給を停止または削減する省エネルギモードを備え、前記制御手段は、当該省エネルギモードにおいて前記電源切換手段に前記直流電源部から前記蓄電手段に切り換えさせるものであってもよい。
【0027】
上記構成によれば、制御手段が、所定の待機状態において、主要各部への電源の供給を停止または削減する省エネルギモードにおいて、電源切換手段に直流電源部から蓄電手段に切り換えさせるので、画像形成装置の使用する商用電源をゼロにすることができ、より一層実用的で効率的に消費電力を削減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0029】
図1及び図2は、本発明の画像形成装置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置の一実施の形態を適用した画像形成装置1の要部ブロック構成図である。
【0030】
図1において、画像形成装置1は、電子写真方式の画像形成装置であり、画像データに基づいて一様に帯電された感光体に静電潜像を形成して、当該静電潜像の形成された感光体に現像ユニットからトナー(現像剤)を供給してトナー画像(現像剤像)を感光体に形成した後、当該トナー画像を転写ユニットで用紙に転写することで用紙にトナー画像を形成する。そして、画像形成装置1は、当該トナー画像の転写された用紙を定着ユニット2に搬送して、定着ユニット2の定着ローラ3と図示しない加圧ローラで用紙を搬送しつつ加熱してトナー画像を用紙に定着させ、トナー画像の定着の完了した用紙を排紙トレイに搬送することで画像形成する。
【0031】
そして、定着ユニット2は、定着ローラ3の加熱光源として、ハロゲンランプ4を備えており、画像形成装置1は、このハロゲンランプ4の発光光を利用して、電源の有効利用を図っている。
【0032】
すなわち、画像形成装置1は、太陽電池5と、光ファイバケーブル(光導入手段)6及び主要回路部10等を備えており、光ファイバケーブル6は、上記定着ユニット2のハロゲンランプ4の発光光を集光して効率的に太陽電池5に導入する。
【0033】
主要回路部10は、充電器11、電圧検出部12、電源供給部13、電源切換回路14、PSU(Power Supply Unit :電源供給部)15、入力フィルタ16、制御回路17及び省エネ制御部18等を備えており、PSU(直流電源部)15には、入力フィルタ16を介してプラグ19が接続されている。プラグ19は、商用電源のコンセント20に差し込まれ、PSU15には、プラグ19及び入力フィルタ16を介して商用電源から100Vの交流電源が供給される。入力フィルタ16は、商用電源のノイズを除去して、PSU15に100Vの交流電源を供給するとともに、この入力フィルタ16の出力端子に上記ハロゲンランプ4が接続されている。
【0034】
ハロゲンランプ4は、点灯することで定着ローラ3を加熱し、図示しないが、電源とハロゲンランプ4との間に配設されている電源制御回路により通電制御されて定着ローラ3の温度制御及び省エネモード(省エネルギモード)時の点灯制御が行われる。
【0035】
太陽電池5は、光ファイバケーブル6から照射される光を光電変換して、充電器11に出力し、充電器(蓄電手段)11は、太陽電池5からの電力を充電する。すなわち、太陽電池5に照射される光が太陽光ではなく、画像形成装置1の内部に配置可能な規模のものを使用していることから、電力供給が不安定となる。そこで、太陽電池5の発電する電力を充電器11に充電している。そして、ハロゲンランプ4は、鉄等の材質で筒形状に形成された定着ローラ3の内部に配置されるため、ハロゲンランプ4の光の漏れが少なく、効率良く強い光を光ファイバケーブル6で太陽電池5に照射することができる。
【0036】
電圧検出部(電圧検出手段)12は、制御回路17からの指示に基づいて、充電器11の充電電圧を検出して、検出結果を制御回路17に出力する。
【0037】
電源供給部13は、充電器11の電圧を制御回路17、特に、省エネ制御部18の電源電圧に変換して電源切換回路14に出力する。
【0038】
電源切換回路(電源切換手段)14には、電源供給部13からの電源とPSU15からの電源が入力され、制御回路17からの切換信号に基づいて、電源供給部13からの電源とPSU15からの電源を切り換えて省エネ制御部18と制御回路17に供給する。
【0039】
制御回路(制御手段)17は、省エネ制御部18を備え、電源切換回路14を介してPSU15または充電器11からの直流電源で動作して、画像形成装置1の各部を制御する。また、省エネ制御部18は、省エネモードに移行した後の画像形成装置1の動作制御を行い、特に、省エネモードからの復帰要求に応じて通常動作モードへの復帰処理を行う。
【0040】
そして、上記主要回路部10は、図2に示すように、回路構成されており、入力フィルタ16とプラグ19(図2には図示しない)との間に、画像形成装置1の電源スイッチSW1が設けられている。
【0041】
電源スイッチSW1は、AC電源ラインの他に、上記制御回路17のI/O端子と制御回路17により駆動制御されるリレーRA1〜RA3の接続された電源Vccに抵抗R3を介して接続されていて、DC信号ラインも同時に切り換えることができる。すなわち、電源スイッチSW1がオンされると、制御回路17は、I/O端子に入力される電源スイッチ信号の入力レベルにより電源スイッチSW1のオン/オフ状態を検知することができる。
【0042】
上記電圧検出部12は、オン/オフのスイッチング動作を行うトランジスタTr1と、トランジスタTr1のエミッタに接続された分圧抵抗R1、R2を備えており、トランジスタTr1のコレクタには、充電器11が接続されている。電圧検出回路12は、制御回路17のI/O端子から充電電圧検出トリガ信号がトランジスタTr1のベースに入力されると、トランジスタTr1がオンして、分圧抵抗R1、R2で分圧された分圧電圧を充電器11の検出充電電圧として制御回路17のA/D入力端子に出力する。
【0043】
制御回路17は、A/D入力端子に入力される検出充電電圧の電圧レベルに対応するデジタル値に内部のA/D回路でデジタル変換して、充電器11の充電電圧が省エネ制御部18や制御回路17等の直流動作部に供給可能な電源電圧レベルであるか判別する。
【0044】
上記電源供給部13は、レギュレータ素子REGと発振防止用のコンデンサC1、C2からなるレギュレータが用いられており、電源供給部13と制御回路17との間には、ダイオードD1が設けられている。電源供給部13は、充電器11の電源をレギュレータで安定させたDC電源として制御回路17と省エネ制御部18等の直流動作部に供給する。
【0045】
上記PSU15は、変圧器21、整流回路22及びレギュレータ回路23等を備え、PSU15と制御回路17との間には、ダイオードD2が設けられている。PSU15は、商用電源を所定電圧に変換するとともに整流した後、レギュレータ回路23を介して安定したDC電源として制御回路17と省エネ制御部18に供給する。
【0046】
上記電源切換回路14は、3つのリレーRA1、RA2、RA3及びレギュレータ回路23を備え、リレーRA1、RA2、RA3は、制御回路17の各制御端子に接続されているとともに、電源Vccに接続されている。各リレーRA1、RA2、RA3は、制御回路17によりその駆動部への通電が制御されて、その接点部RA1a、RA2a、RA3aの開閉動作が制御される。リレーRA1は、その接点部RA1aが、NC(ノーマリクローズ)構成、すなわち、非通電時にオン(接続)する構成のリレーが用いられており、リレーRA2、RA3は、その接点部RA2a、RA3aが、NO(ノーマリオープン)構成、すなわち、非通電時にオフ(開放)する構成のリレーが用いられている。
【0047】
そして、リレーRA1は、その接点部RA1aが入力フィルタ16とPSU15の変圧器21との間に設けられており、電源スイッチSW1のオン時には、PSU15からの制御回路17への電源供給を行って、画像形成装置1が立ち上る。
【0048】
リレーRA2は、その接点部RA2aが太陽電池5と電源供給部13との間に配設されており、リレーRA3は、その接点部RA3aが太陽電池5と電圧検出回路12との間に配設されている。
【0049】
そして、制御回路17は、画像形成装置1の各部を制御して、画像形成動作を実行するとともに、所定時間画像形成動作が行われない待機状態に主要各部への電源の供給を停止または供給電圧を下げる省エネ(省エネルギー)モードに移行する省エネモード制御処理を実行し、特に、この省エネモード時に電圧検出部12の検出する充電器11の充電電圧に応じて、制御回路17及び省エネ制御部18等の直流動作部に供給する電源をPSU15と太陽電池5で充電される充電器11とに切り換える電源切換処理を行う。
【0050】
省エネ制御部18は、上述のように、省エネモードに移行した後の画像形成装置1の動作制御を行い、特に、省エネモードからの復帰要求に応じて通常動作モードへの復帰処理を行う。
【0051】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態の画像形成装置1は、省エネモードにおいて、太陽電池5で充電された充電器11の電圧に応じて、制御回路17及び省エネ制御部18等の直流動作部に供給する電源を、PSU15と太陽電池5で充電される充電器11とに切り換える電源切換処理を行う。
【0052】
すなわち、画像形成装置1は、電源スイッチSW1がオンされると、商用電源(AC100V)がリレーRA1の接点部RA1aを介してPSU15に供給され、PSU15が、DC電圧を生成して、画像形成装置1のDC電源を必要とする直流動作部の各部、特に、制御回路17と省エネ制御部18に供給する。
【0053】
そして、画像形成装置1の定着ユニット2のハロゲンランプ4が点灯している動作時に、ハロゲンランプ4の発光する光を光ファイバケーブル6で集光して太陽電池5に照射し、太陽電池5で光電変換して充電器11に充電する。
【0054】
そして、制御回路17は、任意のタイミングで充電電圧検出トリガ信号を電圧検出部12のトランジスタTr1のベースに出力して、充電器11の充電電圧を検出する。すなわち、トランジスタTr1は、充電検出トリガ信号が入力されると、オンし、充電器11からトランジスタTr1を通して分圧抵抗R1、R2に流れて、分圧電圧が検出充電電圧として制御回路17のA/D入力端子に出力される。
【0055】
制御回路17は、A/D入力端子に入力される検出充電電圧をA/D変換回路で検出充電電圧レベルにデジタル変換して、この検出充電電圧レベルが、制御回路17等の直流動作部に供給可能なレベルを満足していることを確認すると、省エネモード時に、PSU15からの電源供給を充電器11からの電源供給へと切り換える。
【0056】
すなわち、制御回路17は、省エネモードに移行すると、オン/オフ出力端子からオフのオン/オフ信号をPSU15のレギュレータ回路23に出力して、PSU15からの電源出力をオフにした後、リレーRA2、RA3をオン(導通)させ、充電器11の充電電源を電源供給部13で安定化させて、制御回路17及び省エネ制御部18等の直流動作部、特に省エネ制御部18に供給させる。
【0057】
そして、制御回路17は、この電源の切換を、電源の供給先である省エネ制御部18への電源供給が動作保証電圧以下にならないように制御する。
【0058】
また、すなわち、リレーRA2、RA3は、非駆動時にその接点部RA2a、RA3aがオープン(開放状態)となるNO構成であり、太陽電池5で充電される充電器11からの電源ラインを遮断している。そして、リレーRA2、RA3は、制御回路17により駆動されると、その接点部RA2a、RA3aがオン(導通)して、電源供給部13がDC電源Vccを生成し、省エネ制御部18に電源を供給する。
【0059】
次に、制御回路17は、リレーRA2、RA3をオン(導通)した後、リレーRA1をオフ(開放)し、画像形成装置1が消費する外部商用電源からの消費電力値を0wにする。
【0060】
省エネモードからの復帰時には、制御回路17は、リレーRA2、RA3をオフ(開放)した後、リレーRA1をオン(導通)する切り換えを行い、省エネモードへの移行時の場合の制御と同様に、制御回路17及び省エネ制御部18等の直流動作部への電源供給が途絶えないにように切換制御する。
【0061】
また、省エネモード時に、電源スイッチSW1が操作者によりオフ(開放)されると、制御回路17は、電源スイッチSW1のオフを認識し、電源スイッチSW1がオフされたことを認識すると、リレーRA3をオフさせて、充電器11から電源供給部13を介しての電源供給を遮断して、画像形成装置1の動作を停止させる。
【0062】
このように、本実施の形態の画像形成装置1は、定着ローラ3を加熱する加熱光源としてのハロゲンランプ4に主電源である商用電源から電源を供給して、現像剤像の転写された転写紙を加熱光源で加熱される定着ローラ3で加熱して定着させるとともに、主電源を直流変換するPSU15から直流電源を使用して動作する直流動作部である制御回路17や省エネ制御部18等に供給するに際して、照射される光を光電変換して発電する太陽電池5に、ハロゲンランプ4の発光光を光ファイバケーブル6で集光して照射し、太陽電池5の発電する電力を充電器11に蓄電している。
【0063】
したがって、定着ローラ3の加熱用のハロゲンランプ4の発光光を有効利用して消費電力を削減することができるとともに、充電器11に蓄電して安定化させて電力供給することができ、実用的で効率的に消費電力を削減することができる。
【0064】
また、本実施の形態の画像形成装置1は、充電器11の蓄電電力とPSU15の電力とを切り換えて制御回路17や省エネ制御部18等の直流動作部に供給する電源切換回路14を制御回路17で制御している。
【0065】
したがって、任意のタイミングで電源供給を切り換えることができ、安定してかつ実用的で効率的に消費電力を削減することができる。
【0066】
さらに、本実施の形態の画像形成装置1は、制御回路17が、充電器11の蓄電する電源電圧を検出する電圧検出部12に充電器11の電源電圧を任意のタイミングに検出させ、検出電圧の電圧値に応じて電源切換回路14の切換動作を制御している。
【0067】
したがって、充電器11に電源供給に適した電圧の電源が蓄電されているのを確認して充電器11からの電力供給を開始することができ、制御回路17や省エネ制御部18等の直流動作部の誤動作を防止することができるとともに、安定してかつ実用的で効率的に消費電力を削減することができるできる。
【0068】
また、本実施の形態の画像形成装置1は、制御回路17が、所定の待機状態において、主要各部への電源の供給を停止または削減する省エネルギモードにおいて、電源切換回路14にPSU15から充電器11に切り換えさせている。
【0069】
したがって、画像形成装置1の使用する商用電源をゼロにすることができ、より一層実用的で効率的に消費電力を削減することができる。
【0070】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0071】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、発光して定着ローラを加熱する加熱光源に主電源から電源を供給して、現像剤像の転写された転写紙を加熱光源で加熱される定着ローラで加熱して定着させるとともに、主電源を直流変換する直流電源部から直流電源を使用して動作する直流動作部に供給するに際して、照射される光を光電変換して発電する太陽電池に、加熱光源の発光光を集光して照射し、当該太陽電池の発電する電力を蓄電手段に蓄電するので、定着ローラ加熱用の加熱光源の発光光を有効利用して消費電力を削減することができるとともに、蓄電手段に蓄電して安定化させて電力供給することができ、実用的で効率的に消費電力を削減することができる。
【0072】
請求項2記載の発明の画像形成装置によれば、蓄電手段の蓄電電力と直流電源部の電力とを切り換えて直流動作部に供給する電源切換手段を制御手段で制御するので、任意のタイミングで電源供給を切り換えることができ、安定してかつ実用的で効率的に消費電力を削減することができる。
【0073】
請求項3記載の発明の画像形成装置によれば、制御手段が、蓄電手段の蓄電する電源電圧を検出する電圧検出手段に蓄電手段の電源電圧を任意のタイミングに検出させ、当該検出電圧の電圧値に応じて電源切換手段の切換動作を制御するので、蓄電手段に電源供給に適した電圧の電源が蓄電されているのを確認して蓄電手段からの電力供給を開始することができ、直流動作部の誤動作を防止することができるとともに、安定してかつ実用的で効率的に消費電力を削減することができるできる。
【0074】
請求項4記載の発明の画像形成装置によれば、制御手段が、所定の待機状態において、主要各部への電源の供給を停止または削減する省エネルギモードにおいて、電源切換手段に直流電源部から蓄電手段に切り換えさせるので、画像形成装置の使用する商用電源をゼロにすることができ、より一層実用的で効率的に消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施の形態を適用した画像形成装置の要部ブロック構成図。
【図2】図1の主要回路部の詳細な回路図。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 定着ユニット
3 定着ローラ
4 ハロゲンランプ
5 太陽電池
6 光ファイバケーブル
10 主要回路部
11 充電器
12 電圧検出部
13 電源供給部
14 電源切換回路
15 PSU
16 入力フィルタ
17 制御回路
18 省エネ制御部
19 プラグ
20 コンセント
SW1 電源スイッチ
RA1〜RA3 リレー
Tr1 トランジスタ
R1、R2 分圧抵抗
REG レギュレータ素子
C1、C2 コンデンサ
D1、D2 ダイオード
21 変圧器
22 整流回路
23 レギュレータ回路

Claims (4)

  1. 発光して定着ローラを加熱する加熱光源に主電源から電源を供給して、現像剤像の転写された転写紙を前記加熱光源で加熱される前記定着ローラで加熱して定着させるとともに、直流電源を使用して動作する直流動作部に前記主電源を直流変換して供給する直流電源部を備えた画像形成装置において、照射される光を光電変換して発電する太陽電池と、前記太陽電池の発電する電力を蓄電する蓄電手段と、前記加熱光源の発光光を集光して前記太陽電池に照射する光導入手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は、前記蓄電手段の蓄電電力と前記直流電源部の電力とを切り換えて前記直流動作部に供給する電源切換手段と、直流電源で動作して前記電源切換手段の切り換え動作を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記蓄電手段の蓄電する電源電圧を検出する電圧検出手段を備え、前記制御手段は、前記電圧検出手段による前記蓄電手段の電源電圧を任意のタイミングに検出させ、当該検出電圧の電圧値に応じて前記電源切換手段の切換動作を制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、所定の待機状態において、主要各部への電源の供給を停止または削減する省エネルギモードを備え、前記制御手段は、当該省エネルギモードにおいて前記電源切換手段に前記直流電源部から前記蓄電手段に切り換えさせることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010039159A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US9294646B2 (en) 2014-01-27 2016-03-22 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and detachable control panel for controlling power supply to the control panel

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