JP2004317239A - たわみ性を有する塗抹棒及び採検体管 - Google Patents

たわみ性を有する塗抹棒及び採検体管 Download PDF

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Abstract

【課題】蓋部、支持棒及び塗抹部を一体で形成しても、適当にたわむことにより、検体を培地に擦り付け易い塗抹棒を提供する。
【解決手段】蓋部21と棒部30とを膜26で連結することにより、膜26がたわみ、適当にたわむ作業し易い塗抹棒20が提供される。特に、膜26を、蓋部21の内部との結合部と棒部30との結合部との間を結ぶ、面積が最小となる面に対し、面の垂直方向に変位した形状とすることにより、膜26が変形しやすくなり、たわみ易くて、作業し易い塗抹棒20が提供される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗抹棒付き採検体管に関し、特に、検体を収納する容器と検体が付着する塗抹棒を備える塗抹棒付き採検体管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人間の便の中に存在する菌を検査する際、検体としての便を採取するには、従来から、図5に示すような採便管1が用いられてきた。この採便管1は、保存液3を入れた容器2と、容器2を密封する蓋部8と蓋部8から突出して形成された支持棒6と支持棒6の先端に形成された塗抹部7とからなる塗抹棒5とで構成されていた。塗抹部7は、耳掻き状あるいは綿棒の先のように膨らんだ形に形成されており、これで便を採取し付着させて、これを一旦容器2内の保存液3に突っ込んで収納する。この便の収納された採便管1は検査場に運ばれ、そこで容器2から塗抹棒5が取り出される。
【0003】
取り出された塗抹棒5の塗抹部7が、寒天等によって固められた平板状培地に接するようにして、塗抹棒5を一気に所定の塗抹パターンで摺動しつつ、検体を培地に擦り付ける。このようにして、塗抹棒5に付いた検体により培地の表面に塗抹パターンが描かれ、そのパターン跡に分離コロニーが形成される。
【0004】
このような塗抹棒5は、従来、支持棒6と塗抹部7とを、蓋部8とは別体で成形した後に、蓋部8に形成された溝に支持棒6の端部を圧入することにより、製造されていた。ところが、最近は、製造工程の簡略化のために一体で形成されるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の塗抹棒5では、検体を培地に擦り付ける際に、蓋部8をつまんで塗抹部7を培地に接するように摺動すると、支持棒6の端部を蓋部8の溝に圧入した部分が僅かにたわみ、塗抹棒5は適当なしなやかさを有していた。しかしながら、塗抹棒の蓋部、支持棒及び塗抹部を一体に形成することにより、このようなしなやかさが無くなり、検体を培地に擦り付けにくくなっている。また、支持棒6の材質を変えて柔らかくしても、支持棒の途中でたわむので、検体を培地に擦り付けにくかった。
【0006】
そこで、本発明は、蓋部、支持棒及び塗抹部を一体で形成しても、適当にたわむことにより、検体を培地に擦り付け易い塗抹棒を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る塗抹棒20は、例えば図1に示すように、検体を収納する容器40に挿入する塗抹棒であって;容器40と組み合わせて容器40を密閉する筒状の蓋部21と;容器40に挿入され、検体が付着する塗抹部33を一端に有する棒部30と;蓋部21の内面と棒部30の他端とを連結する膜26を備え;蓋部21と棒部30と膜26とは一体に形成されている。
【0008】
このように構成すると、蓋部をつまんで塗抹部を培地に接するように摺動すると、膜が変形することにより、僅かにたわむので、検体を培地に擦り付け易い塗抹棒が提供される。
【0009】
また、前記の目的を達成するために、請求項2に記載の発明に係る塗抹棒20では、例えば図1に示すように、膜26が、蓋部21の内部との結合部と棒部30との結合部との間を結ぶ、面積が最小となる面に対し、面の垂直方向に変位した形状を有している。
【0010】
このように構成すると、膜が変形するときに面内での引張り圧縮変形が少なくて変形することができるため、膜がたわみ易くなる。
【0011】
前記の目的を達成するため、請求項3に記載の発明に係る塗抹棒22は、例えば図4に示すように、検体を収納する容器40に挿入する塗抹棒22であって;容器40と組み合わせて容器40を密閉する筒状の蓋部23と;容器40に挿入され、検体が付着する塗抹部33を一端に有する棒部30を備え;棒部30の他端は蓋部23の内面に連結され、且つ蓋部23と棒部30とは一体に形成されており;棒部30の蓋部23との連結部36が膜状に形成されている。
【0012】
このように構成すると、棒部の蓋部との連結部が膜状であり、変形しやいので、検体を培地に擦り付け易い塗抹棒が提供される。
【0013】
また、請求項4に記載の発明に係る塗抹棒20は、例えば図1に示すように、棒部30が、先端の塗抹部33と、塗抹部33に接続し、塗抹部33より細い支持部32と、支持部32に接続し、塗抹部32以上の太さである遷移部31とを有する。
【0014】
このように構成すると、支持部が細いので、容器の中の容量を大きく確保することができる。更に、金型で形成する際に、支持部の部分の金型が開けば、塗抹部が遷移部の金型を抜けることができるため、塗抹棒を金型から蓋部方向に外すことができるので、一体に形成し易い。
【0015】
また、請求項5に記載の発明に係る塗抹棒20は、例えば図1に示すように、棒部30が、塗抹部33と反対の方向に開口した穴34を形成されている。
【0016】
このように構成すると、穴の容積分の材質の重量が軽くなる。更に、穴を形成する金型を塗抹部と反対方向に抜き取れるので、形成し易い。
【0017】
また、請求項6に記載の発明に係る採検体管10は、例えば図1に示すように、 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の塗抹棒20と;検体を収納する容器40とを備えている。
【0018】
このように構成すると、蓋部、支持棒及び塗抹部が一体で形成され、且つ、検体を培地に擦り付け易い塗抹棒を備える採検体管が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】
先ず、図1の部分断面図を参照して、採検体管について説明する。採検体管10は、容器40の底部を下にして、立てた状態で示されている。図中、一端が開口端部として上方に開口し、他端に底部が形成されて閉じた円筒状の容器40中に、塗抹棒20が挿入されている。
【0020】
塗抹棒20は、遷移部31と遷移部31を伸延する支持部32と支持部32の先端に形成された塗抹部33を含んで構成されている。図中、遷移部31の上方には、蓋部21が形成されている。なお、遷移部31を有さず、支持部32が蓋部21に連結していてもよいが、支持部32が長いと支持部32で変形して、腰のない塗抹棒となり易い。
【0021】
蓋部21は、筒状をしている。ここで、筒状とは、中空の円筒形をいう。円筒形状の内面及び外表面を変形させたものでもよい。筒部内面の容器40側の端部の近くには、滑らかな形状の溝22が円周方向に形成されている。また、筒部の外表面には、滑り止めのための山と溝が形成されている。滑り止めの山と溝は、形成されていなくてもよい。なお、筒部の内径は均一でなく、図1に示すように、容器側の内径に対し、その反対側では、小さな内径(厚い肉厚)としてもよい。
【0022】
蓋部21の軸方向長さの中間付近の内面箇所と、遷移部31の端部との間には、膜26が形成されている。膜26は、遷移部31の端部から延伸する方向に形成され、そこで断面が逆U字形になり、逆U字の端が滑らかな山裾のように広がり、蓋部21の内面に結合している。膜26の蓋部21の内面との結合箇所は、後述のガイド部41が挿入される範囲以外であればよい。なお、膜26の面積が最小となる面とは、蓋部21内面での結合部と遷移部31の結合部とを結ぶ直線で構成された面をいう。その面に対し、面の垂直方向に変位した形状とは、図1に示す膜26のように、膜が蓋部21内面での結合部と遷移部31の結合部とを結ぶ冗長な長さを有する線で構成された面をいう。
【0023】
遷移部31には、その端部から支持部32へ向けて、穴34が形成されている。穴34は、支持部32に達していてもよい。
【0024】
容器40の開口部側は、容器本体の外径より小さな外径の円筒であって、蓋部21の内径の筒の内面に、僅かなクリアランスをもってしっくりと嵌合されるように形成されているガイド部41が設けられている。
【0025】
図1(b)の詳細図に示すように、ガイド部41には、その外周を巻くように突起部42が設けられている。塗抹棒20を容器40に挿入した時に、ガイド部41の突起部42が、蓋部21の内面の溝22に嵌まることにより、容器40と蓋部21が固定される。なお、突起部42は、ガイド部41の全周に渡って形成されている必要はなく、複数箇所で途切れていても良い。
【0026】
検体を提供する者は、検体を塗抹部33に付着させた塗抹棒20を容器40に挿入した上で、採検体管10を提出する。容器40には、キャリブレアと呼ばれる保護液が容器のほぼ半分の深さまで充填されており、検体が保護される。検体を提供する者から提出された採検体管10は検査場に運ばれる。そこで、作業者は、採検体管10の容器40から塗抹棒20を取り出して、塗抹部33を培地に接するように摺動して、塗抹部33に付着した検体を培地に塗抹する。培地に塗抹された検体を用いて、検査が行われる。
【0027】
続いて、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態である塗抹棒について、説明する。
【0028】
先ず、塗抹棒20の形成について説明する。塗抹棒20は、比較的硬度の高い、例えば高密度ポリエチレンを材料として形成される。このようにすると、適度な硬さがあり、塗抹部33を培地に接するように摺動するときに、塗抹棒に腰があるので、検体を擦り付けやすい。また、容器40も同じ材料で形成されると、適当な硬度があるので、採検体管10を輸送中でも検体を保護することができる。
【0029】
あるいは、塗抹棒20は、柔軟性のあるエラストマーや、例えば低密度ポリエチレンのような軟質プラスティックを材料として形成してもよい。このようにすると、硬度の高い容器40のガイド41と軟らかい蓋部21がしっくりと馴染んで、高いシール性を実現できる。ただし、塗抹棒20が軟らかすぎると、棒部30の腰が弱くなり、塗抹棒20を培地に接するように摺動しにくくなる。
【0030】
塗抹棒20は、前記の材料を射出成形することにより、一体に形成する。すなわち、溶融した材料を金型中に流し込むことにより、形成する。
【0031】
図2の断面図に示すように、金型では、塗抹棒20の形状がくり抜かれており、その1か所に材料を流し込むための穴51が設けられている。金型は、塗抹部33の外形の空洞を有する金型52と支持部32の外形の空洞を有する金型53と遷移部31の外形の空洞と蓋部21の内面形状を有する金型54と蓋部21の外形の空洞を有する金型55と蓋部21の筒の端部の形状を有する金型56と蓋部21の端部側の内径の形状を有する金型57と遷移部31の穴34の形状を有する金型58とで構成されている。なお、遷移部31の外形の空洞と蓋部21の内面形状を有する金型54と蓋部21の端部側の内径の形状を有する金型57との間には蓋部21内面と遷移部31の端部との間に形成される膜26に相当する隙間が設けられる。
【0032】
支持部32の外形の空洞を有する金型53は、中心軸を含む平面で2分割される。また、蓋部の筒部の外表面には、滑り止めのための山と溝が形成されているため、蓋部21の外形の空洞を有する金型55も2分割される。
【0033】
各金型の部分52〜58を組み合わせた後に、穴51から溶融した材料を射出する。すると、溶融した材料は、金型の空洞に充満し、塗抹棒の形状を形成する。射出された材料は、塗抹棒の形状を維持したまま、冷えて凝固する。
【0034】
射出した材料が凝固した後、図2中に矢印で示したように、支持部32の外形の空洞を有する金型53及び蓋部21の外形の空洞を有する金型55を外側にスライドする。スライドは各金型の2つの要素が僅かに離れればよい。すなわち、支持部32の外形の空洞を有する金型53は、空洞が塗抹部33の外径より大きくなればよく、蓋部21の外形の空洞を有する金型55は、金型の溝を形成する部分が筒の外表面の山より外側になればよい。このようにスライドすることで、成形された塗抹棒を抜き取るときに、金型が障害とはならない。
【0035】
次に、遷移部31の穴34の形状を有する金型58を抜き取る。続いて、蓋部21の端部側の内径の形状を有する金型57及び蓋部21の筒の端部の形状を有する金型56を外す。これらの金型56、57を外した箇所から、形成された塗抹棒20を蓋部の端部方向に引き出す。したがって、遷移部31の外径を塗抹部33の外径と同じか大きくし、且つ、支持部32の外形の空洞を有する金型53を塗抹部33の外径より大きくしないと、塗抹部33を引き抜くことができない。また、蓋部21の外形の空洞を有する金型55は金型の溝を形成する部分が筒の外表面の山より外側にならないと、蓋部21を引き抜くことができない。
【0036】
このように、塗抹棒20は一体に形成される。なお、金型の構成は、上記の構成に限られず、他の構成でもよい。
【0037】
なお、塗抹棒の支持部32を細く形成するのは、容器40内の容量を確保し、必要な量のキャリブレアを充填するためである。特に、輸送及び使用後の廃却の観点から小型化の要請が大きく、採検体管が細くなってきているので、塗抹棒20挿入後の容器40内の容量の確保が重要になってきている。
【0038】
また、蓋部21を円柱ではなく円筒形とし、更に遷移部31に穴34を形成するのは、塗抹棒20の軽量化のためである。穴が形成されていることにより、塗抹棒20が軽くなるので、輸送等の作業がし易く、更に、塗抹棒20の重心が塗抹棒20の上部に移動することを防げ、作業者の作業もし易くなる。
【0039】
次に、検査場での作業者が、塗抹部33に付着した検体を培地に擦り付ける作業について説明する。作業者は、蓋部21を指でつまんで、塗抹棒20を保持する。塗抹棒20を培地の表面に対し斜めにして、塗抹部33を培地に当てる。そして、塗抹部33の検体を擦り付けるように、培地の上で摺動させる。
【0040】
すると、図3の部分断面図に示すように、塗抹部33を押す力により、膜26が変形し、棒部30全体がたわむ。このたわみ方は、従来の塗抹棒のたわみ方と類似する。前記のとおりに、従来の塗抹棒では、支持棒が曲がることによるたわみではなく、支持棒の端部を蓋部の溝に圧入した部分が僅かにたわむことにより、塗抹棒が適当なしなやかさを有していた。本発明の第1の実施の形態である塗抹棒20においても、棒部30が曲がることによりたわんでいるのではなく、棒部30の蓋部21側の端部を支点とするたわみである。
【0041】
塗抹棒20のしなやかさは、膜26の厚さや形状により変わる。膜26の材料が比較的硬度の高い、例えば高密度ポリエチレンを材料とした場合、膜26の厚さは1.0mm以下とすることが好ましい。更に好ましくは、膜26の厚さを、0.3mmから0.6mmの範囲内とする。
【0042】
また、図1に示すように、膜が逆U字形をしていると、膜が変形するときに面内での引張り圧縮変形が少なくて変形することができるため、更にたわみ易くなる。他の形状であっても、膜が蓋部21内面での結合部と遷移部31の結合部とを結ぶ直線で構成された面(面積が最小となる面)ではなく、冗長な長さを有する線で構成された面であれば、たわみ易い。図3に示すように、遷移部31が蓋部21に対して角度変化をするとき、変形により蓋部21内面での結合点と遷移部31の結合部の長さが長くなる部分が生ずるが、その長さの変化が、膜26の面内の引張り変形ではなく、面外の曲げ変形によるからである。
【0043】
なお、膜26が蓋部21内面での結合部と遷移部31の結合部とを結ぶ直線で構成された面(面積が最小となる面)に形成されていてもよい。この場合には、構造が単純になり、形成しやすくなる。
【0044】
あるいは、図4の部分断面図に示す本発明の第2の実施の形態である塗抹棒22のように、蓋部23の筒の内面から、遷移部31の外径の位置までの突起27を形成し、突起27と遷移部31とを膜36で連結してもよい。このように構成しても、膜36がたわみ易いので、作業者にとって検体を培地に擦り付け易いしなやかさとなる。
【0045】
続いて、図1を参照して、本発明の第3の実施の形態である採検体管10について説明する。前記のとおりに、たわみ易く、作業者にとって検体を培地に擦り付け易いしなやかさを有する塗抹棒20と検体の付着した塗抹棒20が挿入された容器40を有するので、作業者にとって作業し易い採検体管10となる。
【0046】
以上に述べた採検体管は、検体として人間の便を用いる採便管に適しているが、これに限られず、痰や生鮮食料品(野菜や魚介類)に用いても良い。
【0047】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明によれば、蓋部、支持棒及び塗抹部を一体で形成しても、適当にたわむことにより、検体を培地に擦り付け易い塗抹棒が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明する部分断面図である。
【図2】塗抹棒を形成するための金型を説明する断面図である。
【図3】塗抹棒で検体を培地に擦り付ける場合の変形を説明する部分断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明する部分断面図である。
【図5】従来技術による塗抹棒を説明する部分断面図である。
【符号の説明】
10 採検体管
20 塗抹棒
21 蓋部
26 膜
30 棒部
31 遷移部
32 支持部
33 塗抹部
34 遷移部に形成された穴
36 (棒部の)膜
40 容器
52〜58 金型

Claims (6)

  1. 検体を収納する容器に挿入する塗抹棒であって;
    前記容器と組み合わせて前記容器を密閉する筒状の蓋部と;
    前記容器に挿入され、前記検体が付着する塗抹部を一端に有する棒部と;
    前記蓋部の内面と前記棒部の他端とを連結する膜を備え;
    前記蓋部と前記棒部と前記膜とは一体に形成されている;
    塗抹棒。
  2. 前記膜が、前記蓋部の内部との結合部と前記棒部との結合部との間を結ぶ、面積が最小となる面に対し、面の垂直方向に変位した形状を有する;
    請求項1に記載の塗抹棒。
  3. 検体を収納する容器に挿入する塗抹棒であって;
    前記容器と組み合わせて前記容器を密閉する筒状の蓋部と;
    前記容器に挿入され、前記検体が付着する塗抹部を一端に有する棒部を備え;
    前記棒部の他端は前記蓋部の内面に連結され、且つ前記蓋部と前記棒部とは一体に形成されており;
    前記棒部の蓋部との連結部が膜状に形成されている;
    塗抹棒。
  4. 前記棒部が、先端の塗抹部と、
    前記塗抹部に接続し、前記塗抹部より細い支持部と、
    前記支持部に接続し、前記塗抹部以上の太さである遷移部とを有する;
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の塗抹棒。
  5. 前記棒部が、塗抹部と反対の方向に開口した穴を形成されている;
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の塗抹棒。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の塗抹棒と;
    前記検体を収納する容器とを備える;
    採検体管。
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