JP2004317069A - 冷蔵庫 - Google Patents

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義博 桑理
Toshikazu Sakai
寿和 境
Makoto Oyamada
真 小山田
Toyoshi Kamisako
豊志 上迫
Yasuki Hamano
泰樹 浜野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

【課題】冷蔵領域と冷凍領域を別々の蒸発器で冷却する冷蔵庫において、冷凍領域の断熱壁を薄く維持しながら吸熱負荷量を低減して、冷蔵領域の吸熱負荷量とのバランスをとった冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷凍領域である製氷室5と切替室6と冷凍室7を形成する断熱壁の総面積の40〜80%の範囲で真空断熱材18を配設したことにより、コストパフォーマンス面でも効果的に真空断熱材18を使用して、薄い壁厚を維持しながら冷凍領域である製氷室5と切替室6と冷凍室7の吸熱負荷量を低減して冷蔵領域である冷蔵室3と野菜室4の吸熱負荷量とのバランスをとり、冷凍領域冷却時に蒸発温度が低くなりシステム効率が低下して運転時間が長くなることを防ぎ効率よく冷却できる冷蔵庫が提供できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温度帯の異なる複数の貯蔵室を有し、冷蔵領域と冷凍領域を別々の冷却器でする冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、冷蔵領域と冷凍領域を別々の蒸発器で冷却する冷蔵庫が主流となりつつある。この冷蔵庫は、冷蔵領域を冷却する際の蒸発温度を高く設定できることから、圧縮機を高効率で運転して省エネルギー化を図ることができるとともに、冷蔵領域を高湿化することが容易であることから、冷蔵領域の食品保鮮の点でも優れている。一方、利便性を向上させるために、野菜室、製氷室、急凍室等の機能別に部屋が区切られた冷蔵庫が多数提案されている。そこで、これらの機能別に分かれた部屋を最適に冷却するようにしたもの(例えば、特許文献1参照)がある。
【0003】
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫の説明をする。
【0004】
図9は従来の冷蔵庫の冷却サイクル及び概略断面図、図10は正面図である。図9および図10に示すように、従来冷蔵庫は、冷蔵庫本体1、外気から室内への熱侵入を抑制するウレタン断熱材2、冷蔵室3、野菜室4、自動で製氷を行うとともに氷を貯留する製氷室5、食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切り替え可能な切替室6、冷凍室7、野菜室4の背面に配設され冷蔵室3と野菜室4を冷却する冷蔵室蒸発器8、冷凍室7の背面に配置され冷凍室7と製氷室5と切替室6を冷却する冷凍室蒸発器9から構成されている。また、冷却サイクルは、回転数可変型の圧縮機10、凝縮器11、三方弁12、冷蔵領域用キャピラリーチューブ13、冷蔵室蒸発器8、冷凍室蒸発器9を順に冷媒管で環状に連接すると共に、冷凍室蒸発器9と三方弁12の残りの流出口とを冷凍領域用キャピラリーチューブ14を有するバイパス管で接続したものである。
【0005】
以上のように構成された従来例の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0006】
通常運転時は、冷蔵冷凍冷却モードとなり、圧縮機10で圧縮された冷媒を凝縮器11で凝縮した後、三方弁12から冷蔵領域用キャピラリ13、冷蔵室蒸発器8、冷凍室蒸発器9の順に冷媒を流しながら減圧、蒸発させて、圧縮機10に帰還させる。このとき、冷蔵領域用ファン15を駆動して冷蔵室蒸発器8で冷却された冷気を冷蔵室3と野菜室4に供給するとともに、冷蔵室蒸発器8の下部あるいは側面に配置された風路(図示せず)を介して冷蔵室3と野菜室4の内部の空気を冷蔵室蒸発器8に帰還させる。また同時に、冷凍領域用ファン16を駆動して冷凍室蒸発器9で冷却された冷気を冷凍室7と製氷室5と切替室6に供給するとともに、冷凍室蒸発器9の下部あるいは側面に配置された風路(図示せず)を介して冷凍室7と製氷室5と切替室6の内部の空気を冷凍室蒸発器9に帰還させる。また、切替室6の温度切り替えは冷気流入口に設けられたダンパー(図示せず)の開閉と切替室6の下面に設けられたヒータ(図示せず)の通電によっておこなわれる。
【0007】
ここで、冷却負荷が変化すると、圧縮機10の回転数を増減させて冷却能力を調整する。冷却負荷がさらに小さくなり各貯蔵室の温度が低下しすぎると、圧縮機10および冷蔵領域用ファン15、冷凍領域用ファン16の運転を停止する。
【0008】
また、温度の高い食品が投入されて冷凍室7の温度が大きく上昇した場合や、冷凍室7及び切替室6を急速冷凍する指示があった場合、製氷速度を上げる指示があった場合は、冷凍冷却モードとなり、圧縮機10を高速回転させて冷却能力を高めるとともに、三方弁12を切り替えて、圧縮機10から凝縮器11、三方弁12、冷凍領域用キャピラリ14、冷凍室蒸発器9の順に冷媒を流しながら加圧、凝縮、減圧、蒸発させて、圧縮機10に帰還させる。このとき、冷凍領域用ファン16を駆動して冷凍室蒸発器9で冷却された冷気を冷凍室7と製氷室5と切替室6に供給するとともに、冷凍室蒸発器9の下部あるいは側面に配置された風路(図示せず)を介して冷凍室7と製氷室5と切替室6の内部の空気を冷凍室蒸発器9に帰還させる。
【0009】
以上のように動作させることにより、通常運転時は圧縮機をできるだけ低速で運転させることで、比較的高い蒸発温度を維持して高効率な運転を実現するとともに、冷凍室蒸発器9のみに冷媒を流すことで急速冷凍や製氷速度の向上を実現することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開平11−311467号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成は、冷蔵室3と野菜室4からなる冷蔵領域の吸熱負荷比率が小さい場合、冷凍領域冷却時に蒸発温度が低くなりシステム効率が低下して運転時間が長くなる。そこで、冷凍室7と製氷室5と切替室6からなる冷凍領域の吸熱負荷量を低減するため冷凍領域の断熱壁を厚くする必要があり、有効内容積が低減するという欠点があった。
【0012】
本発明は従来の課題を解決するもので、有効内容積を低減させることなく冷凍領域の吸熱負荷比率を低減した冷蔵庫を提供することを目的としている。
【0013】
また、上記従来の構成は、切替室6の冷却能力は冷凍領域冷却時間に依存しているため、切替室6の急速冷却性能だけをより向上することができないという欠点があった。ここで、冷凍領域の冷却時間を強制的に伸ばせば切替室6の冷却能力の向上はできるが、同時に必要でない冷凍室7の冷却能力も向上してしまい効率面で問題が生じるとともに、冷蔵領域冷却時間が極端に小さくなり冷蔵領域の温度制御が困難になるものであった。
【0014】
本発明の他の目的は、他の部屋に悪影響を与えることなく急速冷却効果を高めた切替室6を使い勝手の良い中央部に配置した冷蔵庫を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、断熱箱体内に冷蔵領域と冷凍領域を備えた冷蔵庫であって、前記冷蔵領域と前記冷凍領域にそれぞれ蒸発器を有し、少なくとも前記冷蔵領域の蒸発器に冷媒を流す冷媒回路と、前記冷凍領域の蒸発器に冷媒を流す冷媒回路とを設けてこれら冷媒回路を切り替えて冷却するものにおいて、少なくとも前記冷凍領域を形成する断熱壁の総面積の40〜80%の範囲で真空断熱材を配設し、前記冷凍領域と前記冷蔵領域の吸熱負荷量をほぼ同等にしたものであり、コストパフォーマンス面でも効果的に真空断熱材を使用して薄い壁厚を維持しながら冷凍領域の吸熱負荷量を低減して冷蔵領域の吸熱負荷量とのバランスをとることで、冷凍領域冷却時に蒸発温度が低くなりシステム効率が低下して運転時間が長くなることを防ぐという作用を有する。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、断熱箱体内に冷蔵室と野菜室からなる冷蔵領域と、冷凍室と製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室からなる冷凍領域を備えた冷蔵庫であって、前記冷蔵領域を冷却するための冷蔵室蒸発器と、前記冷蔵室蒸発器と直列に接続し前記冷凍領域を冷却するための冷凍室蒸発器と、前記切替室を専用に冷却する為の切替室冷却手段とを設け、前記冷蔵室蒸発器と前記冷凍室蒸発器に冷媒を流す冷蔵冷凍冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流す冷凍冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流すと共に前記切替室冷却手段を動作させる急速冷却モードとを切り替える冷却切替手段を備えたものであり、前記急速冷却モードに切替えることにより前記切替室は前記冷凍室冷却器による冷却に加えて前記切替室冷却手段による冷却により、冷凍領域全体を不必要に冷却したり冷蔵領域の温度制御に悪影響を及ぼすことなくより高い急速冷却効果が得られるという作用を有する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、断熱箱体内に冷蔵室と野菜室からなる冷蔵領域と、冷凍室と製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室からなる冷凍領域を備えた冷蔵庫であって、前記冷蔵領域を冷却するための冷蔵室蒸発器と、前記冷蔵室蒸発器と並列に接続し前記冷凍領域を冷却するための冷凍室蒸発器と、前記切替室を専用に冷却する為の切替室冷却手段とを設け、前記冷蔵室蒸発器に冷媒を流す冷蔵冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流す冷凍冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流すと共に前記切替室冷却手段を動作させる急速冷却モードとを切り替える冷却切替手段を備えたものであり、通常運転時は冷蔵領域と冷凍領域の冷却負荷の大小によって冷蔵冷却モードと冷凍冷却モードの運転時間を適切に可変させて切り替え運転をすることでより効率よく冷蔵庫全体を冷却するという作用を有する。
【0018】
また、前記急速冷却モードに切替えることにより前記切替室は前記冷凍室冷却器による冷却に加えて前記切替室冷却手段による冷却により、冷凍領域全体を不必要に冷却したり冷蔵領域の温度制御に悪影響を及ぼすことなくより高い急速冷却効果が得られるという作用を有する。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3記載の発明に加えて、貯蔵室として冷蔵室、野菜室、冷凍室を上から順に設け、前記冷蔵室と前記野菜室の間に製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室を並列に設け、少なくとも冷蔵室の下面の隔壁、あるいは野菜室の上面の隔壁、あるいは冷凍室の上面の隔壁に真空断熱材を埋設したものであり、冷蔵領域と冷凍領域の温度帯の異なる部屋が交互に位置していても部屋間の隔壁の厚みをあげることなく断熱性能を強化できるという作用を有する。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項2または3記載の発明に加えて、貯蔵室として冷蔵室、冷凍室、野菜室を上から順に設け、前記冷蔵室と前記冷凍室の間に製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室を並列に設け、少なくとも冷蔵室の下面の隔壁あるいは冷凍室の下面の隔壁に真空断熱材を埋設したものであり、より効率よく冷凍領域を真空断熱材で断熱できるという作用を有する。
【0021】
また、冷蔵領域の間に温度帯の異なる冷凍領域が位置していても前記冷蔵領域と前記冷凍領域間の隔壁の厚みをあげることなく断熱性能を維持しつつ、急速冷却効果を高めた前記切替室を使い勝手の良い冷蔵庫の中央部に配置できるという作用を有する。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項4または5記載の発明に加えて、冷蔵室蒸発器で生成した冷気が冷蔵室内に循環する為の冷蔵室風路を備え、前記冷蔵室風路の一部に野菜室と連通する野菜室循環風路を設けたものであり、前記冷蔵室を循環する冷気の一部が前記野菜室にも循環することにより、前記野菜室を適切な温度に維持するという作用を有する。
【0023】
請求項7に記載の発明は、請求項4または5記載の発明に加えて、冷蔵室蒸発器で生成した冷気が冷蔵室内に循環する為の冷蔵室風路を備え、前記冷蔵室風路の一部を野菜室を冷却する野菜室循環風路とし、冷気は野菜室内に供給されず、間接的に前記野菜室を冷却するものであり、冷蔵室を循環する冷気の一部が野菜室にも循環して間接的に前記野菜室内を冷却することにより、前記野菜室を適切な温度に維持するとともに野菜室内の食品の乾燥を防止できるという作用を有する。
【0024】
請求項8に記載の発明は、請求項5記載の発明に加えて、冷凍室蒸発器で生成した冷気が冷凍室内を循環する為の冷凍室風路を備え、前記冷凍室風路の一部を野菜室を冷却する野菜室循環風路とし、冷気は野菜室内に供給されず、間接的に前記野菜室を冷却するものであり、野菜室の真上に位置する冷凍室を循環する冷気の一部が野菜室にも循環して間接的に野菜室内を冷却することにより、野菜室が冷蔵室と温度帯の異なる冷凍領域の部屋で区切られていても風路抵抗の少ない状態で効率よく野菜室を適切な温度に維持するとともに野菜室内の食品の乾燥を防止できるという作用を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による冷蔵庫の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0026】
(実施の形態1)
本発明による実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
【0027】
図1は本発明の実施の形態1による冷蔵庫の冷却サイクル及び概略断面図である。
【0028】
図1に示すように、断熱箱体17は、熱伝導率が0.015W/mKの通常使用されるウレタン断熱材2と、熱伝導率が0.002W/mKである高性能の真空断熱材18で構成されており、冷凍領域である製氷室5と切替室6と冷凍室7を形成する断熱壁の表面積の約50%を真空断熱材18で被覆している。そして、冷蔵庫の標準的な冷却条件における安定運転時の冷凍領域の吸熱負荷量は26W、冷蔵領域である冷蔵室3と野菜室4の吸熱負荷量は27Wである。また、真空断熱材18は、例えば、特開昭60−146994公報に開示されているような内部に減圧脱気して外側を通気性のない袋で包んだ断熱材パックからなる。
【0029】
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0030】
冷蔵庫の標準的な冷却条件における安定運転時において、冷蔵室3と野菜室4には外気からウレタン断熱材2を通して熱が侵入する。そして、この外気から侵入してくる熱量は圧縮機10を運転して冷蔵室蒸発器8で冷媒を蒸発させることで取り去り、冷蔵室3内を3℃、野菜室4内を5℃に保つ。また、製氷室5と切替室6と冷凍室7には外気からウレタン断熱材2と真空断熱材18を通して熱が侵入する。そして、この外気から侵入してくる熱量は圧縮機10を運転して冷凍室蒸発器9で冷媒を蒸発させることで取り去り、製氷室5と切替室6と冷凍室7内を−20℃に保つ(切替室が冷凍設定の場合)。このとき、真空断熱材18の断熱効果により冷凍領域の吸熱負荷量を冷蔵領域の吸熱負荷量と同等に抑制し、冷蔵領域の冷却と冷凍領域の冷却の運転率は約50%に設計できる。
【0031】
ここで、冷凍領域の外周の断熱に通常のウレタン断熱材2のみを使用した場合と断熱材2と真空断熱材18を積層した場合の壁厚を(表1)に示す。
【0032】
【表1】
Figure 2004317069
【0033】
(表1)において、吸熱負荷量は外気が25℃の時にウレタン断熱材2や真空断熱材18を通じて冷凍領域と冷蔵領域内に侵入してくる吸熱負荷量である。(表1)に示したように、冷凍領域は真空断熱材18を使用することで約63%の壁厚(80mm→50mm)で冷蔵領域と同じ吸熱負荷量にすることができる。
【0034】
なお、本実施の形態では冷凍領域を形成する断熱壁の約50%の面積を真空断熱材18で被覆したが、被覆率は40〜80%が望ましい。被覆率が40%より小さい場合、冷凍領域の吸熱負荷の低減が困難で冷蔵領域の吸熱負荷とのバランスをとるために冷凍領域の断熱壁を厚くする必要が生じるとともに、被覆率が80%より大きい場合、使用する真空断熱材18の量が多い割りに冷凍領域の吸熱負荷の低減効果が得られずコストパフォーマンスの悪いものとなる。
【0035】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、冷凍領域である製氷室5と切替室6と冷凍室7を形成する断熱壁に前記断熱壁の総面積の40〜80%の範囲で真空断熱材18を配設したことにより、コストパフォーマンス面でも効果的に真空断熱材18を使用して、薄い壁厚を維持しながら冷凍領域である製氷室5と切替室6と冷凍室7の吸熱負荷量を低減して冷蔵領域である冷蔵室3と野菜室4の吸熱負荷量とのバランスをとり、冷凍領域冷却時に蒸発温度が低くなりシステム効率が低下して運転時間が長くなることを防ぐことができる。
【0036】
(実施の形態2)
本発明による実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一構成及び作用については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0037】
図2は本発明の実施の形態2による冷蔵庫の冷却サイクル及び概略断面図である。
【0038】
図2において、切替室冷却手段である直冷プレート19は金属板20の片面に冷媒配管21をハンダ等で密着して構成され切替室6の下面に設置されている。また、冷媒の流れを3種類に切り替える四方弁22が冷却サイクル中に配設され、冷却サイクルは、回転数可変型の圧縮機10、凝縮器11、四方弁22の第1の流出口、冷蔵領域用キャピラリーチューブ13、冷蔵室蒸発器8、冷凍室蒸発器9を順に冷媒管で環状に連接した回路と、四方弁22の第2の流出口と冷凍領域用キャピラリーチューブ14と冷凍室蒸発器9を順に冷媒管で環状に連接した回路と、四方弁22の第3の流出口と切替室用キャピラリーチューブ23と直冷プレーと19と冷凍室蒸発器9を順に冷媒管で環状に連接した回路とで構成される。
【0039】
本実施の形態は、実施の形態1による冷蔵庫に、さらに切替室冷却手段である直冷プレート19と冷媒の流れを3種類に切り替える四方弁22を冷却サイクル中に設けたものである。
【0040】
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0041】
通常冷却時は、冷蔵室3の温度および冷凍室7の温度に応じて冷蔵室蒸発器8と冷凍室蒸発器9に冷媒を流し冷蔵領域と冷凍領域を同時に冷却する冷蔵冷凍冷却モードと、冷凍室蒸発器9だけに冷媒を流し冷凍領域だけを冷却する冷凍冷却モードの切り替え運転をおこなっている。
【0042】
ここで、切替室6で急速冷却を実施する指示が入力された場合、四方弁22の動作により直冷プレート19と冷凍室蒸発器9に冷媒が流れる急速冷却モードとなる。この時、通常の冷蔵冷凍冷却モードおよび冷凍冷却モードに比べ直冷プレート19の動作により切替室6の冷却能力が向上し、冷凍領域全体を不必要に冷却したり冷蔵領域の温度制御に悪影響を及ぼすことなく切替室6の急速冷却効果を向上することができる。
【0043】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、切替室冷却手段である直冷プレート19と冷媒の流れを3種類に切り替える四方弁22を冷却サイクル中に設けたもので、四方弁22の動作により直冷プレート19と冷凍室蒸発器9に冷媒が流れる急速冷却モードに切り替えることにより切替室6は冷凍室冷却器9による冷却に加えて直冷プレート19による冷却により、冷凍領域全体を不必要に冷却したり冷蔵領域の温度制御に悪影響を及ぼすことなくより高い急速冷却効果が得られて、急速冷却効果に優れた切替室が提供できる。
【0044】
また、切替室冷却手段に直冷プレート19を用いたことで切替室6に投入した食品が直接直冷プレート19に接触することにより、冷気の対流だけで冷却する場合に比べて冷却効率が向上して、切替室6での急速冷却効果をより向上することができる。
【0045】
(実施の形態3)
本発明による実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一構成及び作用については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0046】
図3は本発明の実施の形態3による冷蔵庫の冷却サイクル及び概略断面図である。
【0047】
図3において、冷却サイクルは、回転数可変型の圧縮機10、凝縮器11、四方弁22の第1の流出口、冷蔵領域用キャピラリーチューブ13、冷蔵室蒸発器8を順に冷媒管で環状に連接した回路と、四方弁22の第2の流出口と冷凍領域用キャピラリーチューブ14と冷凍室蒸発器9を順に冷媒管で環状に連接した回路と、四方弁22の第3の流出口と切替室用キャピラリーチューブ23と直冷プレーと19と冷凍室蒸発器9を順に冷媒管で環状に連接した回路とで構成される。
【0048】
本実施の形態は、実施の形態1による冷蔵庫に、さらに切替室冷却手段である直冷プレート19と冷媒の流れを3種類に切り替える四方弁22を冷却サイクル中に設け、冷蔵室蒸発器8に冷媒を流す回路と、冷凍室蒸発器9に冷媒を流す回路と、直冷プレート19と冷凍室蒸発器9に冷媒を流す回路を構成したものである。
【0049】
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0050】
通常運転時は、冷蔵冷却モードと冷凍冷却モードの切り替え運転となる。冷蔵冷却モードでは、圧縮機10で圧縮された冷媒を凝縮器11で凝縮した後、四方弁22から冷蔵領域用キャピラリ13、冷蔵室蒸発器8の順に冷媒を流しながら減圧、蒸発させて、圧縮機10に帰還させる。また、冷凍冷却モードでは、圧縮機10で圧縮された冷媒を凝縮器11で凝縮した後、四方弁22から冷凍領域用キャピラリ14、冷凍室蒸発器9の順に冷媒を流しながら減圧、蒸発させて、圧縮機10に帰還させる。
【0051】
ここで、冷蔵冷却モードと冷凍冷却モードの運転時間は冷蔵領域と冷凍領域の冷却負荷の大小によって変化する。例えば、温度の高い食品が投入されて冷凍室7の温度が上昇した場合は、冷凍冷却モードの運転時間を長くして冷凍室7を早く冷やすようにする。ただし、各モードの最長運転時間は決められており、極端に一方のモードの運転時間が長くなることで他のモードの運転時間が短くなって温度上昇することを防止している。
【0052】
このように、冷蔵領域と冷凍領域の冷却負荷の大小によって冷蔵冷却モードと冷凍冷却モードの運転時間を適切に可変させて切り替え運転をすることで、より効率よく冷蔵庫全体を冷却することができる。
【0053】
また、切替室6で急速冷却を実施する指示が入力された場合、四方弁22の動作により直冷プレート19と冷凍室蒸発器9に冷媒が流れる急速冷却モードとなる。この時、通常の冷蔵冷却モードおよび冷凍冷却モードに比べ直冷プレート19の動作により相対的に切替室6の冷却能力が向上し、冷凍領域全体を不必要に冷却したり冷蔵領域の温度制御に悪影響を及ぼすことなく切替室6の急速冷却効果を向上することができる。
【0054】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、切替室冷却手段である直冷プレート19と冷媒の流れを3種類に切り替える四方弁22を冷却サイクル中に設け、冷蔵室蒸発器8に冷媒を流す回路と、冷凍室蒸発器9に冷媒を流す回路と、直冷プレート19と冷凍室蒸発器9に冷媒を流す回路を構成したので、通常運転時は冷蔵領域と冷凍領域の冷却負荷の大小によって冷蔵冷却モードと冷凍冷却モードの運転時間を適切に可変させて切り替え運転をすることでより効率よく冷蔵庫全体を冷却することができ、省エネ性に優れた冷蔵庫が提供できる。
【0055】
また、四方弁22の動作により直冷プレート19と冷凍室蒸発器9に冷媒が流れる急速冷却モードに切り替えることにより切替室6は冷凍室冷却器9による冷却に加えて直冷プレート19による冷却により、冷凍領域全体を不必要に冷却したり冷蔵領域の温度制御に悪影響を及ぼすことなくより高い急速冷却効果が得られて、急速冷却効果に優れた切替室が提供できる。
【0056】
(実施の形態4)
本発明による実施の形態4について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態2または実施の形態3と同一構成及び作用については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0057】
図4は本発明の実施の形態4による冷蔵庫の正面図である。
【0058】
図4において、上から順に設けられた冷蔵室3、野菜室4、冷凍室7の冷蔵室3と野菜室4の間に製氷室5と切替室6とが並列に設けられており、冷蔵室3の下面の隔壁24には真空断熱材18が埋設されている。
【0059】
本実施の形態は、実施の形態2または実施の形態3による冷却サイクルを有する冷蔵庫に、さらに冷蔵室3、野菜室4、冷凍室7を上から順に設けるとともに冷蔵室3と野菜室4の間に製氷室5と切替室6とを並列に設け、冷蔵室3の下面の隔壁24には真空断熱材18を埋設したものである。
【0060】
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0061】
実施の形態2または実施の形態3による冷却サイクルを有することにより急速冷却の効果が高められた切替室6が、冷蔵庫の高さ位置でほぼ中央部になる冷蔵室3の下部という使用者にとってより使いやすい位置に配置される。また、この時、冷凍領域である製氷室5および切替室6は上下を冷蔵領域である冷蔵室3と野菜室4に挟まれているため部屋間の断熱性能を強化する必要が生じるが、冷蔵室3の下面の隔壁24に真空断熱材18を埋設したことにより、隔壁の厚みをあげることなく断熱性能を強化することができる。
【0062】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、冷蔵室3、野菜室4、冷凍室7を上から順に設けるとともに冷蔵室3と野菜室4の間に製氷室5と高い急速冷却効果を有する切替室6とを並列に設け、冷蔵室3の下面の隔壁24には真空断熱材18を埋設したので、隔壁24の厚みをあげて食品の収納量を減らすことなく本冷蔵庫の特徴である高い急速冷却効果を有する切替室6を使用者のより使いやすい位置に配置することができる。また、製氷室5も同様に使用者のより使いやすい位置に配置することができる。
【0063】
なお、本実施の形態において、冷蔵室3の下面の隔壁24に真空断熱材18を埋設したが、野菜室4の上面の隔壁25、あるいは冷凍室7の上面の隔壁26に真空断熱材18を埋設しても同様の効果が得られる。
【0064】
(実施の形態5)
本発明による実施の形態5について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態2または実施の形態3と同一構成及び作用については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0065】
図5は本発明の実施の形態5による冷蔵庫の正面図である。
【0066】
図5において、上から順に設けられた冷蔵室3、冷凍室7、野菜室4の冷蔵室3と冷凍室7の間に製氷室5と切替室6とが並列に設けられており、冷蔵室3の下面の隔壁27には真空断熱材18が埋設されている。
【0067】
本実施の形態は、実施の形態2または実施の形態3による冷却サイクルを有する冷蔵庫に、さらに冷蔵室3、冷凍室7、野菜室4を上から順に設けるとともに冷蔵室3と冷凍室7の間に製氷室5と切替室6とを並列に設け、冷蔵室3の下面の隔壁27には真空断熱材18を埋設したものである。
【0068】
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0069】
実施の形態2または実施の形態3による冷却サイクルを有することにより急速冷却の効果が高められた切替室6が、冷蔵庫の高さ位置でほぼ中央部になる冷蔵室3の下部という使用者にとってより使いやすい位置に配置される。
【0070】
また、この時、冷凍領域である製氷室5、切替室6および冷凍室7は上下を冷蔵領域である冷蔵室3と野菜室4に挟まれているため部屋間の断熱性能を強化する必要が生じるが、冷蔵室3の下面の隔壁27に真空断熱材18を埋設したことにより、隔壁の厚みをあげることなく断熱性能を強化することができる。
【0071】
また、冷凍領域が1ヵ所に集中するため、冷凍領域を形成する断熱壁の表面を被覆する真空断熱材18の割合を容易に向上することができる。
【0072】
ここで、従来例の部屋の配置と本実施例の部屋の配置で、断熱壁に真空断熱材を使用した場合の冷凍領域の断熱壁表面を被覆する真空断熱材の被覆率と冷凍領域の吸熱負荷量を(表2)に示す。
【0073】
【表2】
Figure 2004317069
【0074】
(表2)に示したように、本実施例の部屋の配置の場合、同じ被覆率でも冷凍領域の吸熱負荷量が低減でき、より少ない真空断熱材18の使用で冷凍領域と冷蔵領域の吸熱負荷量のバランスをとることができる。
【0075】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、冷蔵室3、冷凍室7、野菜室4を上から順に設けるとともに冷蔵室3と冷凍室7の間に製氷室5と高い急速冷却効果を有する切替室6とを並列に設け、冷蔵室3の下面の隔壁27には真空断熱材18を埋設したので、より効率よく冷凍領域を真空断熱材18断熱することでコストパフォーマンスの高い断熱効果を得ることができる。
【0076】
また、隔壁27の厚みをあげて食品の収納量を減らすことなく本冷蔵庫の特徴である高い急速冷却効果を有する切替室6を使用者のより使いやすい位置に配置することができる。また、製氷室5も同様に使用者のより使いやすい位置に配置することができる。
【0077】
なお、本実施の形態において、冷蔵室3の下面の隔壁27に真空断熱材18を埋設したが、冷凍室7の下面の隔壁28に真空断熱材18を埋設しても同様の効果が得られる。
【0078】
(実施の形態6)
本発明による実施の形態6について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態4または実施の形態5と同一構成及び作用については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0079】
図6は本発明の実施の形態6による冷蔵庫の断面図である。
【0080】
図6において、冷蔵室吐出風路29と冷蔵室吸込み風路30で冷蔵室3と冷蔵室蒸発器8とを冷気が循環する為の冷蔵室風路を構成し、野菜室吐出風路31と野菜室吸込み風路32とで野菜室風路を構成しており、野菜室吐出風路31は冷蔵室吐出風路29から分岐して野菜室4に連通し、野菜室吸込み風路32は野菜室4から冷蔵室3に連通している。
【0081】
本実施の形態は、実施の形態4または実施の形態5の冷蔵庫に、冷蔵室風路の一部に野菜室と連通する野菜室風路を設けたものである。
【0082】
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0083】
まず、冷蔵室蒸発器8で冷却された冷気が冷蔵室吐出風路29を通り冷蔵室3に供給された後、冷蔵室吸込み風路30を通り冷蔵室蒸発器8に戻ることにより冷蔵室3が冷却される。一方、同じ冷蔵領域である野菜室4は、冷凍領域である製氷室5や切替室6、あるいは冷凍室7によって冷蔵室3と区切られているが、冷蔵室吐出風路29を通過する冷気の一部が野菜室吐出風路31を通り野菜室4に供給された後、野菜室吸込み風路32を通り冷蔵室3に戻ることにより野菜室4が冷却される。
【0084】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、冷蔵領域と冷凍領域をそれぞれ別々の蒸発器で冷却する冷蔵庫において、冷蔵領域である冷蔵室3と野菜室4が冷凍領域である製氷室5や切替室6、あるいは冷凍室7で区切られた場合でも、冷蔵室吐出風路29から分岐して野菜室4に連通する野菜室吐出風路31と野菜室4から冷蔵室3に連通している野菜室吸込み風路32からなる野菜室風路を設けたことにより、野菜室4を適切な温度に維持できる。
【0085】
なお、本実施の形態において、野菜室吸込み風路32は野菜室4と冷蔵室3を連通させるとしたが、野菜室4と冷蔵室吸込み風路30とを連通させてもよい。この場合、野菜室に供給された冷気は一旦冷蔵室3に戻らず直接冷蔵室吸込み風路30に戻ることになるので、野菜室4の扉開閉による温度変化の影響を冷蔵室3が受けにくくなり、冷蔵室3の温度が安定しやすくなる。
【0086】
(実施の形態7)
本発明による実施の形態7について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態4または実施の形態5と同一構成及び作用については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0087】
図7は本発明の実施の形態7による冷蔵庫の断面図である。
【0088】
図7において、冷蔵室吐出風路29と冷蔵室吸込み風路30で冷蔵室3と冷蔵室蒸発器8とを冷気が循環する為の冷蔵室風路を構成し、野菜室循環風路33は冷蔵室吐出風路29から分岐して野菜室4の上部を経由して冷蔵室3に連通している。また、前記野菜室循環風路33の野菜室4上部に位置する部分には金属製の野菜室冷却プレート34が設けられている。
【0089】
本実施の形態は、実施の形態4または実施の形態5の冷蔵庫に、冷蔵室風路から分岐し野菜室を通過する野菜室循環風路を設けたものである。
【0090】
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0091】
まず、冷蔵室蒸発器8で冷却された冷気が冷蔵室吐出風路29を通り冷蔵室3に供給された後、冷蔵室吸込み風路30を通り冷蔵室蒸発器8に戻ることにより冷蔵室3が冷却される。一方、同じ冷蔵領域である野菜室4は、冷凍領域である製氷室5や切替室6、あるいは冷凍室7によって冷蔵室3と区切られているが、冷蔵室吐出風路29を通過する冷気の一部が野菜室循環風路33を通り野菜室4の上部を通過した後冷蔵室3に戻る。この時、野菜室循環風路33を通る冷気は直接野菜室4内に供給されることはなく、前記野菜室循環風路33の野菜室4上部に位置する部分に設けられた金属製の野菜室冷却プレート34を冷却することにより間接的に野菜室4を冷却する。
【0092】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、冷蔵領域と冷凍領域をそれぞれ別々の蒸発器で冷却する冷蔵庫において、冷蔵領域である冷蔵室3と野菜室4が冷凍領域である製氷室5や切替室6、あるいは冷凍室7で区切られた場合でも、冷蔵室吐出風路29から分岐して野菜室4の上部を経由して冷蔵室3に連通する野菜室循環風路33を設けると共に、前記野菜室循環風路33の野菜室4上部に位置する部分には金属製の野菜室冷却プレート34を設けて間接的に野菜室4を冷却することで乾燥しにくい保鮮性の優れた野菜室4が提供できる。
【0093】
なお、本実施の形態において、野菜室循環風路33は冷蔵室吐出風路29と冷蔵室3を連通させるとしたが、冷蔵室吐出風路29と冷蔵室吸込み風路30とを連通させてもよい。この場合、野菜室循環風路内を通過した冷気は一旦冷蔵室3に戻らず直接冷蔵室吸込み風路30に戻ることになるので、野菜室4の扉開閉による温度変化の影響を冷蔵室3が受けにくくなり、冷蔵室3の温度が安定しやすくなる。
【0094】
(実施の形態8)
本発明による実施の形態8について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態5と同一構成及び作用については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0095】
図8は本発明の実施の形態8による冷蔵庫の断面図である。
【0096】
図8において、冷凍室吐出風路35と冷凍室吸込み風路36で冷凍室7と冷凍室蒸発器9とを冷気が循環する為の冷凍室風路を構成し、野菜室循環風路37は冷凍室吐出風路35から分岐して野菜室4の上部を経由して冷凍室吸込み風路36に連通している。また、前記野菜室循環風路37の野菜室4上部に位置する部分には金属製の野菜室冷却プレート38が設けられている。
【0097】
本実施の形態は、実施の形態4または実施の形態5の冷蔵庫に、冷凍室風路から分岐し野菜室を通過する野菜室循環風路を設けたものである。
【0098】
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0099】
まず、冷凍室蒸発器9で冷却された冷気が冷凍室吐出風路35を通り冷凍室7に供給された後、冷凍室吸込み風路36を通り冷凍室蒸発器9に戻ることにより冷凍室7が冷却される。一方、同じ冷蔵領域である野菜室4は、冷凍領域である製氷室5、切替室6、冷凍室7によって冷蔵室3と区切られているが、冷凍室吐出風路35を通過する冷気の一部が野菜室循環風路37を通り野菜室4の上部を通過した後冷凍吸込み風路36に戻る。
【0100】
この時、野菜室循環風路37を通る冷気は直接野菜室4内に供給されることはなく、前記野菜室循環風路37の野菜室4上部に位置する部分に設けられた金属製の野菜室冷却プレート38を冷却することにより間接的に野菜室4を冷却する。
【0101】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、冷蔵領域と冷凍領域をそれぞれ別々の蒸発器で冷却する冷蔵庫において、冷蔵領域である冷蔵室3と野菜室4が冷凍領域である製氷室5、切替室6、冷凍室7で区切られた場合でも、冷凍室吐出風路35から分岐して野菜室4の上部を経由して冷凍室吸込み風路36に連通する野菜室循環風路37を設けると共に、前記野菜室循環風路37の野菜室4上部に位置する部分には金属製の野菜室冷却プレート38を設けて間接的に野菜室4を冷却することで乾燥しにくい保鮮性の優れた野菜室4が提供できる。
【0102】
また、冷蔵領域を冷却する冷気に比べてより温度の低い冷凍領域を冷却する冷気で前記野菜室冷却プレート38を冷却するので冷却に必要な風量は小さくて済み、前記野菜室循環風路37や野菜室冷却プレート38の小型化が図れる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、断熱箱体内に冷蔵領域と冷凍領域を備えた冷蔵庫であって、前記冷蔵領域と前記冷凍領域にそれぞれ蒸発器を有し、少なくとも前記冷蔵領域の蒸発器に冷媒を流す冷媒回路と、前記冷凍領域の蒸発器に冷媒を流す冷媒回路とを設けてこれら冷媒回路を切り替えて冷却するものにおいて、少なくとも前記冷凍領域を形成する断熱壁の総面積の40〜80%の範囲で真空断熱材を配設し、前記冷凍領域と前記冷蔵領域の吸熱負荷量をほぼ同等にしたので、効率よく冷却できる冷蔵庫が提供できる。
【0104】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、断熱箱体内に冷蔵室と野菜室からなる冷蔵領域と、冷凍室と製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室からなる冷凍領域を備えた冷蔵庫であって、前記冷蔵領域を冷却するための冷蔵室蒸発器と、前記冷蔵室蒸発器と直列に接続し前記冷凍領域を冷却するための冷凍室蒸発器と、前記切替室を専用に冷却する為の切替室冷却手段とを設け、前記冷蔵室蒸発器と前記冷凍室蒸発器に冷媒を流す冷蔵冷凍冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流す冷凍冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流すと共に前記切替室冷却手段を動作させる急速冷却モードとを切り替える冷却切替手段を備えたものであり、高い急速冷却効果が得られて、急速冷却効果に優れた切替室が提供できる。
【0105】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、断熱箱体内に冷蔵室と野菜室からなる冷蔵領域と、冷凍室と製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室からなる冷凍領域を備えた冷蔵庫であって、前記冷蔵領域を冷却するための冷蔵室蒸発器と、前記冷蔵室蒸発器と並列に接続し前記冷凍領域を冷却するための冷凍室蒸発器と、前記切替室を専用に冷却する為の切替室冷却手段とを設け、前記冷蔵室蒸発器に冷媒を流す冷蔵冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流す冷凍冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流すと共に前記切替室冷却手段を動作させる急速冷却モードとを切り替える冷却切替手段を備えたものであり、急速冷却効果に優れた切替室を持った省エネ性に優れた冷蔵庫が提供できる。
【0106】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3記載の発明に加えて、貯蔵室として冷蔵室、野菜室、冷凍室を上から順に設け、前記冷蔵室と前記野菜室の間に製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室を並列に設け、少なくとも冷蔵室の下面の隔壁、あるいは野菜室の上面の隔壁、あるいは冷凍室の上面の隔壁に真空断熱材を埋設したものであり、急速冷却効果を高めた使い勝手の良い冷蔵庫が提供できる。
【0107】
また、請求項5に記載の発明は、請求項2または3記載の発明に加えて、貯蔵室として冷蔵室、冷凍室、野菜室を上から順に設け、前記冷蔵室と前記冷凍室の間に製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室を並列に設け、少なくとも冷蔵室の下面の隔壁あるいは冷凍室の下面の隔壁に真空断熱材を埋設したものであり、断熱性能が強化でき、断熱面でコストパフォーマンスに優れた冷蔵庫が提供できる。
【0108】
また、請求項6に記載の発明は、請求項4または5記載の発明に加えて、冷蔵室蒸発器で生成した冷気が冷蔵室内に循環する為の冷蔵室風路を備え、前記冷蔵室風路の一部に野菜室と連通する野菜室循環風路を設けたものであり、野菜室を適切な温度に維持できる冷蔵庫が提供できる。
【0109】
また、請求項7に記載の発明は、請求項4または5記載の発明に加えて、冷蔵室蒸発器で生成した冷気が冷蔵室内に循環する為の冷蔵室風路を備え、前記冷蔵室風路の一部を野菜室を冷却する野菜室循環風路とし、冷気は野菜室内に供給されず、間接的に前記野菜室を冷却するものであり、野菜室内の食品が乾燥しにくい保鮮性の優れた野菜室を備えた冷蔵庫が提供できる。
【0110】
また、請求項8に記載の発明は、請求項5記載の発明に加えて、冷凍室蒸発器で生成した冷気が冷凍室内を循環する為の冷凍室風路を備え、前記冷凍室風路の一部を野菜室を冷却する野菜室循環風路とし、冷気は野菜室内に供給されず、間接的に前記野菜室を冷却するものであり、野菜室を適切な温度に維持するとともに野菜室内の食品が乾燥しにくい保鮮性の優れた野菜室を備えた冷蔵庫が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施の形態1の冷凍サイクル及び概略断面図
【図2】本発明による冷蔵庫の実施の形態2の冷凍サイクル及び概略断面図
【図3】本発明による冷蔵庫の実施の形態3の冷凍サイクル及び概略断面図
【図4】本発明による冷蔵庫の実施の形態4の正面図
【図5】本発明による冷蔵庫の実施の形態5の正面図
【図6】本発明による冷蔵庫の実施の形態6断面図
【図7】本発明による冷蔵庫の実施の形態7断面図
【図8】本発明による冷蔵庫の実施の形態8断面図
【図9】従来の冷蔵庫の冷凍サイクル及び概略断面図
【図10】従来の冷蔵庫の正面図
【符号の説明】
3 冷蔵室
4 野菜室
5 製氷室
6 切替室
7 冷凍室
8 冷蔵室蒸発器
9 冷凍室蒸発器
17 断熱箱体
18 真空断熱材
19 直冷プレート
22 四方弁
24、27 冷蔵室下面隔壁
25 野菜室上面隔壁
26 冷凍室上面隔壁
28 冷凍室下面隔壁
29 冷蔵室吐出風路
30 冷蔵室吸込み風路
31 野菜室吐出風路
32 野菜室吸込み風路
33、37 野菜室循環風路
35 冷凍室吐出風路
36 冷凍室吸込み風路

Claims (8)

  1. 断熱箱体内に冷蔵領域と冷凍領域を備えた冷蔵庫であって、前記冷蔵領域と前記冷凍領域にそれぞれ蒸発器を有し、少なくとも前記冷蔵領域の蒸発器に冷媒を流す冷媒回路と、前記冷凍領域の蒸発器に冷媒を流す冷媒回路とを設けてこれら冷媒回路を切り替えて冷却するものにおいて、少なくとも前記冷凍領域は全断熱壁の総面積の40〜80%の範囲で真空断熱材を配設し、前記冷凍領域と前記冷蔵領域の吸熱負荷量をほぼ同等にしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 断熱箱体内に冷蔵室と野菜室からなる冷蔵領域と、冷凍室と製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室からなる冷凍領域を備えた冷蔵庫であって、前記冷蔵領域を冷却するための冷蔵室蒸発器と、前記冷蔵室蒸発器と直列に接続し前記冷凍領域を冷却するための冷凍室蒸発器と、前記切替室を専用に冷却する為の切替室冷却手段とを設け、前記冷蔵室蒸発器と前記冷凍室蒸発器に冷媒を流す冷蔵冷凍冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流す冷凍冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流すと共に前記切替室冷却手段を動作させる急速冷却モードとを切り替える冷却切替手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 断熱箱体内に冷蔵室と野菜室からなる冷蔵領域と、冷凍室と製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室からなる冷凍領域を備えた冷蔵庫であって、前記冷蔵領域を冷却するための冷蔵室蒸発器と、前記冷蔵室蒸発器と並列に接続し前記冷凍領域を冷却するための冷凍室蒸発器と、前記切替室を専用に冷却する為の切替室冷却手段とを設け、前記冷蔵室蒸発器に冷媒を流す冷蔵冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流す冷凍冷却モードと、前記冷凍室蒸発器に冷媒を流すと共に前記切替室冷却手段を動作させる急速冷却モードとを切り替える冷却切替手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 貯蔵室として冷蔵室、野菜室、冷凍室を上から順に設け、前記冷蔵室と前記野菜室の間に製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室を並列に設け、少なくとも冷蔵室の下面の隔壁、あるいは野菜室の上面の隔壁、あるいは冷凍室の上面の隔壁に真空断熱材を埋設したことを特徴とする請求項2または3に記載の冷蔵庫。
  5. 貯蔵室として冷蔵室、冷凍室、野菜室を上から順に設け、前記冷蔵室と前記冷凍室の間に製氷室と食品の急速冷却や解凍を行う調理機能を有し冷凍温度帯から冷蔵温度帯に切替え可能な切替室を並列に設け、少なくとも冷蔵室の下面の隔壁あるいは冷凍室の下面の隔壁に真空断熱材を埋設したことを特徴とする請求項2または3に記載の冷蔵庫。
  6. 冷蔵室蒸発器で生成した冷気が冷蔵室内に循環する為の冷蔵室風路を備え、前記冷蔵室風路の一部に野菜室と連通する野菜室循環風路を設けたことを特徴とする請求項4または5に記載の冷蔵庫。
  7. 冷蔵室蒸発器で生成した冷気が冷蔵室内に循環する為の冷蔵室風路を備え、前記冷蔵室風路の一部を野菜室を冷却する野菜室循環風路とし、冷気は野菜室内に供給されず、間接的に前記野菜室を冷却することを特徴とする請求項4または5に記載の冷蔵庫。
  8. 冷凍室蒸発器で生成した冷気が冷凍室内を循環する為の冷凍室風路を備え、前記冷凍室風路の一部を野菜室を冷却する野菜室循環風路とし、冷気は野菜室内に供給されず、間接的に前記野菜室を冷却することを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
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