JP2004316830A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】走行状態に応じて十分な加速感を得ることができるとともに、運転者に不要な減速感を与えることがない無段変速機の変速制御装置を提供すること。
【解決手段】無段変速機の変速制御装置において、検出される走行負荷に応じて、アクセルペダルが踏み込まれてから駆動力を得るまでの加速不感帯を排除可能な機関回転数を算出する加速不感帯排除手段と、走行条件を判定する走行条件判定手段と、判定された走行条件に応じたエンジンブレーキによる減速度に相当する機関回転数を算出する急減速度排除手段と、算出された加速不感帯を排除可能な機関回転数、及び所望の減速度相当の機関回転数に基づいて、最低目標機関回転数を制限する最低目標機関回転数制限手段とを設けた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無段変速機の変速制御装置に関し、特に走行抵抗に応じた変速比制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ベルト式やトロイダル式の無段変速機では、車速とスロットル開度とを変数とし、これらの変数から変速相関をマップ化した制御マップを用いて目標入力回転数を設定する。そして、現在の車速、即ち無段変速機の出力回転数で、この目標入力回転数が達成される変速比となるように変速比が制御される。
【0003】
ここで、エンジン出力と走行抵抗とが等しいときに車両は定速走行し、エンジン出力が走行抵抗より小さいときには車両は減速走行することになる。この減速状態で運転者が加速を要求してアクセルを踏み込んだとしても、エンジンの回転数を増加させるためにだけエンジンの出力が消費される。よって、エンジンの回転数が所定の入力回転数を満足する回転数まで増加しきるまでは、アクセルペダルを踏み込んでも所望の駆動力が得られない。
【0004】
そこで、上述の問題を解決する手段として、特許文献1による提案があった。特許文献1に記載の技術では、検出される走行負荷が大きいほど、その最低目標回転数を高くするよう制限する目標回転数制限手段を設け、所定の車両状態に応じて設定される目標回転数を最低目標回転数により制限することで、路面勾配にかかわらず、加速性能を確保することができるという効果が得られる。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−71556号公報(請求項1参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には、下記に示す問題があった。すなわち、目標機関回転数を制限することは、アクセルペダル全閉時のプーリ比をLow側に設定することであり、エンジンのコースト時トルクがプーリ比により増大されることで、急勾配走行時はエンジンブレーキによる減速(以下、エンブレ力と記載する)感が増大し、直線路の登坂時に不意にアクセルを離したときなど、減速を意図しないときにはエンブレ力による減速感が嫌みになる場合があった。
【0007】
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、走行状態に応じて十分な加速感を得ることができるとともに、運転者に不要な減速感を与えることがない無段変速機の変速制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、検出される走行負荷に応じて、アクセルペダルが踏み込まれてから駆動力を得るまでの加速不感帯を排除可能な機関回転数を算出する加速不感帯排除手段と、走行条件を判定する走行条件判定手段と、判定された走行条件に応じたエンジンブレーキによる減速度に相当する機関回転数を算出する急減速度排除手段と、算出された加速不感帯を排除可能な機関回転数、及び所望の減速度相当の機関回転数に基づいて、最低目標機関回転数を制限する最低目標機関回転数制限手段とを設けたことで、上記課題を解決するに至った。
【0009】
【発明の効果】
本発明では、加速不感帯を排除しつつ、走行条件に応じた減速度を得ることが可能となり、レスポンスの良い運転性と、嫌みとなるエンブレ力の排除の両立を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
まず、構成を説明する。
図1はベルト式無段変速機3(以下CVTと記載する)を備えた自動変速機の制御系を表す図である。
【0011】
1はトルクコンバータ、2はロックアップクラッチ、3はCVT、4はプライマリ回転数センサ、5はセカンダリ回転数センサ、6は油圧コントロールバルブユニット、8はエンジンにより駆動されるオイルポンプ、9はCVTコントロールユニット、10はスロットル開度センサ、11はエンジン回転数センサ、40は運転者により操作されるアクセルペダル開度センサ、41はナビゲーションシステムである。
【0012】
エンジン出力軸には回転伝達機構としてトルクコンバータ1が連結されるとともに、エンジンとCVT3を直結するロックアップクラッチ2が備えられている。トルクコンバータ1の出力側は前後進切換機構20のリングギア21と連結されている。前後進切換機構20は、エンジン出力軸12と連結したリングギア21,ピニオンキャリア22,変速機入力軸13と連結したサンギア23からなる遊星歯車機構から構成されている。ピニオンキャリア22には、変速機ケースにピニオンキャリア22を固定する後進ブレーキ24と、変速機入力軸13とピニオンキャリア22を一体に連結する前進クラッチ25が設けられている。
【0013】
変速機入力軸13の端部にはCVT3のプライマリプーリ30aが設けられている。CVT3は、上記プライマリプーリ30aとセカンダリプーリ30bと、プライマリプーリ30aの回転力をセカンダリプーリ30bに伝達するベルト34等からなっている。プライマリプーリ30aは、変速機入力軸13と一体に回転する固定円錐板31と、固定円錐板31に対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共にプライマリプーリシリンダ室33に作用する油圧によって変速機入力軸13の軸方向に移動可能である可動円錐板32からなっている。
【0014】
セカンダリプーリ30bは、従動軸38上に設けられている。セカンダリプーリ30bは、従動軸38と一体に回転する固定円錐板35と、固定円錐板35に対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共にセカンダリプーリシリンダ室37に作用する油圧によって従動軸38の軸方向に移動可能である可動円錐板36とからなっている。
【0015】
従動軸38には図示しない駆動ギアが固着されており、この駆動ギアはアイドラ軸に設けられたピニオン、ファイナルギア、差動装置を介して図外の車輪に至るドライブシャフトを駆動する。
【0016】
上記のようなCVT3にエンジン出力軸12から入力された回転力は、トルクコンバータ1および前後進切換機構20を介してCVT13に伝達される。変速機入力軸13の回転力はプライマリプーリ30a,ベルト34,セカンダリプーリ30b,従動軸38,駆動ギア,アイドラギア,アイドラ軸,ピニオン,およびファイナルギアを介して差動装置に伝達される。
【0017】
上記のような動力伝達の際に、プライマリプーリ30aの可動円錐板32およびセカンダリプーリ30bの可動円錐板36を軸方向に移動させてベルト34との接触位置半径を変えることにより、プライマリプーリ30aとセカンダリプーリ30bとの間の回転比つまり変速比を変えることができる。このようなV字状のプーリ溝の幅を変化させる制御は、CVTコントロールユニット9を介してプライマリプーリシリンダ室33またはセカンダリプーリシリンダ室37への油圧制御により行われる。
【0018】
CVTコントロールユニット9には、スロットル開度センサ10からのスロットル開度TVO、エンジン回転数センサ11からのエンジン回転数Ne、プライマリ回転数センサ4からのプライマリ回転数Npri、セカンダリ回転数センサ5からのセカンダリ回転数Nsec、プーリクランプ圧センサ14からのプーリクランプ圧、アクセルペダル開度センサ40からのアクセルペダル開度APO、ナビゲーションシステム41からの道路情報(高速道路or一般道、カーブ情報等)が入力される。この入力信号を元に制御信号を演算し、油圧コントロールバルブユニット6へ制御信号を出力する。
【0019】
油圧コントロールバルブユニット6へは、スロットル開度、エンジン回転数、変速比、入力軸回転数、プライマリ油圧等が入力され、プライマリプーリシリンダ室33とセカンダリプーリシリンダ室37へ制御圧を供給することで変速制御を行う。
【0020】
〔変速制御作動〕
図2はCVTコントロールユニット30により行われる変速制御処理作動の流れを表すフローチャートである。以下、各ステップについて説明する。
ステップ101では、アクセルペダル開度APO、車速VSPを読み込む。
ステップ102では、制限されたアクセルペダル開度APO_LMを演算する。尚、制限されたアクセルペダル開度APO_LMの演算処理内容については、後述する。
ステップ103では、車速VSP及び制限されたアクセルペダル開度APO_LMに基づいて目標入力回転数Nt(特許請求の範囲に記載の最低目標機関回転数に相当)をマップより算出する。
ステップ104では、入力回転数Ntが目標入力回転数Ntと一致するように変速比制御を実行する。
【0021】
〔制限されたアクセルペダル開度APO_LM演算処理〕
図3及び図4は、図2のフローチャートのステップ102において演算される制限されたアクセルペダル開度APO_LM演算処理内容を表すフローチャートである。
【0022】
(加速不感帯相当のアクセルペダル開度算出)
まず、図5に示す加速不感帯相当のアクセルペダル開度算出について説明する。尚、ここでの演算処理は、特許請求の範囲に記載の加速不感帯排除手段に相当する。
ステップ201では、エンジンの出力トルクやプーリ比、車両諸元等から駆動力F_dを算出する。
【0023】
ステップ202では、転がり抵抗係数、空気抵抗係数を合わせたものを車速に応じてマッピングした走行抵抗マップから走行抵抗F_rlを算出する。
【0024】
ステップ203では、車両加速度を読み込み、予めメモリしておいた車両重量との積にて加速抵抗F_accを算出する。
【0025】
ステップ204では、ステップ201〜203において算出された現在の走行状態における駆動力F_d,走行抵抗F_rl,加速抵抗F_accから、下式に基づいて勾配抵抗F_grdを算出する。
F_grd=F_d−F_rl−F_acc
【0026】
ステップ205では、加速不感帯相当の力F_fkを下式より算出する。
F_fk=F_rl+F_grd
すなわち、アクセルOFFからONに移行した場合に、定常走行もしくは加速状態に移行するまでの加速不感帯相当の力は走行抵抗F_rlと勾配抵抗F_grdを合わせたものとなる。
【0027】
ステップ206では、加速不感帯F_fkをアクセルペダル開度相当に変換するために、アクセルペダル開度毎に車速に対する駆動力をマッピングしたデータを用い、加速不感帯相当のアクセルペダル開度APO_Fを算出する。
【0028】
(各運転傾向におけるエンブレ上限G相当のアクセルペダル開度演算処理)
次に、図6に示す各運転傾向における各運転傾向におけるエンブレ上限G相当のアクセルペダル開度演算処理について説明する。尚、ここでの演算処理は、特許請求の範囲に記載の急減速度排除手段に相当する。
(コンフォート判定)
ステップ207では、アクセルペダル開度APOからコンフォート状態を表すコンフォート指数を演算する。ここで、コンフォート指数の演算について説明する。図7はコンフォート指数演算処理を表す図、図8は処理過程を表す概略図である。
【0029】
▲1▼において、アクセルペダル開度APOを読み込み、今回の制御周期におけるアクセルペダル開度APO(n)と前回の制御周期におけるアクセルペダル開度APO(n−1)との偏差を算出する。▲2▼において、制御周期の時間Δtで割った値をΔAPO(すなわち、アクセルペダル操作速度)として算出する。▲3▼において、このΔAPOの絶対値をとり速度成分の正側の値として抽出する。この値にローパスフィルタをかけ、低周波成分を抽出する。▲4▼において、抽出された低周波成分を操作速度基準値で除算し、基準値からのずれを表すアクセルペダル操作傾向を表すコンフォート指数を求める。
【0030】
コンフォート指数が小さければ、操作速度基準値からのずれが小さく、大きなアクセルペダル操作が頻繁に行われていないため、コンフォート傾向が強いと判断することができる。一方、コンフォート指数が大きければ、操作速度基準値からのずれが大きく、大きなアクセルペダル操作が頻繁に行われているため、コンフォート傾向が弱いと判断することができるものである(請求項2に対応)。
【0031】
ステップ208では、コンフォート指数が所定値以下かどうかを判断し、所定値以下のときはコンフォートフラグを1にセットし、それ以外はコンフォートフラグを0にセットする。
ステップ209では、コンフォートフラグが1かどうかを判断し、1のときはステップ210へ進み、それ以外はステップ218へ進む。
ステップ210では、図6の210に示すコンフォート走行用マップからコンフォート時の上限エンブレ力F_LM_CONFを算出する。
【0032】
(直線度判定)
ステップ211では、ナビゲーションシステムからカーブ情報を読み込み、単位時間当たりのカーブ判定の支配時間に対応するカーブ指数を演算する。
ステップ212では、カーブ指数が所定値以下かどうかを判断し所定値以下のときは直線フラグを1にセットし、それ以外は直線フラグを0にセットする。
ステップ213では、直線フラグが1かどうかを判断し、1のときはステップ214へ進み、それ以外はステップ218へ進む。
ステップ214では、図6の214に示す直線傾向用マップから直線傾向時の上限エンブレ力F_LM_CURVEを算出する(請求項3に対応)。
【0033】
(高速道路判定)
ステップ215では、ナビゲーションシステムから高速道路状態を読み込み、高速道路走行時のときは高速道路フラグを1にセットし、一般道走行時のときは高速道路フラグを0にセットする。
ステップ216では、高速道路フラグが1かどうかを判断し、1のときはステップ217へ進み、それ以外はステップ218へ進む。
ステップ217では、図6の217に示す高速走行用マップから高速走行用の上限エンブレ力F_LM_HWYを算出する(請求項4に対応)。
【0034】
ステップ218では、図6の218に示す通常走行時における標準用マップから通常走行時の上限エンブレ力F_LM_NORを算出する。
【0035】
ステップ219では、算出された各上限エンブレ力(F_LM_CONF,F_LM_CURVE,F_LM_HWY及びF_LM_NOR)を比較し、最も小さい上限エンブレ力を選択する。
【0036】
ステップ220では、図6の220に示すアクセルペダル開度毎に車速に対する駆動力をマッピングしたマップから、ステップ219において選択された上限エンブレ力に相当するアクセルペダル開度APO_LM_SCを算出する。
【0037】
ステップ221では、加速不感帯相当のアクセルペダル開度APO_Fが上限エンブレ力に相当するアクセルペダル開度APO_LM_SCよりも大きいかどうかを判定し、大きいときはステップ222へ進み、制限されたアクセルペダル開度APO_LMとして上限エンブレ力に相当するアクセルペダル開度APO_LM_SCをセットする。それ以外はステップ223へ進み、制限されたアクセルペダル開度APO_LMとして加速不感帯相当のアクセルペダル開度APO_Fをセットする。ここでセットされたアクセルペダル開度が加速不感帯を防止と、嫌みとなるエンブレ力の防止との両立を図る制限量を表している。
【0038】
ステップ224では、アクセルペダル開度APOが制限されたアクセルペダル開度APO_LMよりも大きいかどうかを判断し大きいときはステップ225へ進み制御に用いるアクセルペダル開度をAPOにセットし、それ以外はステップ226へ進み制御に用いるアクセルペダル開度をAPO_LMにセットする。
【0039】
以上説明したように、実施の形態1における無段変速機の変速制御装置にあっては、検出される走行負荷に応じて、アクセルペダルが踏み込まれてから駆動力を得るまでの加速不感帯を排除可能な機関回転数に相当するアクセルペダル開度APO_Fを算出する。そして、アクセルペダル開度APOから走行条件を判定し、走行条件に応じたエンジンブレーキによる減速度を得られる機関回転数に相とするアクセルペダル開度APO_LM_SCを算出する。この算出された加速不感帯を排除可能なAPO_F、及び所望の減速度相当のAPO_LM_SCのうち、小さい方のAPOに基づいて目標機関回転数を算出するため、加速不感帯を排除しつつ、走行条件に応じた減速度を得ることが可能となり、レスポンスの良い運転性と、嫌みとなるエンブレ力の排除の両立を図ることができる(請求項1に対応)。
【0040】
また、アクセルペダル操作速度ΔAPOを検出し、ローパスフィルタにより処理することでアクセルペダル操作傾向を演算することとした。よって、運転者の意図に合った加速不感帯の排除とエンブレ力の設定を最適化することができる(請求項2に対応)。
【0041】
また、ナビゲーションシステムから、現在の車両位置でマップマッチングしているポイントの道路属性(一般道or高速道路)を読み込むことで、車両の運転傾向を検知することができる。例えば、一般道では中車速以下での発進・停止を繰り返す傾向が強いと判断でき、また、高速道路では高車速での定常走行を行う傾向が強いと判断できる。これらの運転状態に適した加速不感帯の排除とエンブレ力の設定を最適化することができる(請求項3に対応)。
【0042】
また、ナビゲーションシステムから、車両走行中の道路のカーブ情報を読み込むことで、カーブ情報に基づいて現在の走行状態が直線傾向か屈曲傾向かを判定することができる。例えば、屈曲傾向が強いときには減速・加速を繰り返す傾向が強いと判断でき、また、直線傾向では減速・加速を繰り返す傾向が弱いと判断できる。これらの運転状態に適した加速不感帯の排除とエンブレ力の設定を最適化することができる(請求項4に対応)。
【0043】
尚、本実施の形態1では、無段変速機としてベルト式無段変速機を用いた例を示したが、例えばトロイダル型無段変速機を備えた車両に適用しても、同様の作用効果を得ることができる。特に、トロイダル型無段変速機では、変速速度がベルト式に比べて非常に早いため、より、リアルタイムに運転者の意図に応じた変速制御を達成することができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるベルト型無段変速機の変速制御系を表すシステム図である。
【図2】実施の形態1におけるベルト式無段変速機の変速制御を表すフローチャートである。
【図3】実施の形態1における制限されたアクセルペダル開度演算処理を表すフローチャートである。
【図4】実施の形態1における制限されたアクセルペダル開度演算処理を表すフローチャートである。
【図5】実施の形態1における加速不感帯相当のアクセル開度算出処理を表すブロック図である。
【図6】実施の形態1における走行条件に応じた上限エンブレ力相当のアクセル開度算出処理を表すブロック図である。
【図7】実施の形態1におけるコンフォート指数演算処理を表すブロック図である。
【図8】実施の形態1におけるコンフォート指数演算処理の処理内容を表す概略説明図である。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ
2 ロックアップクラッチ
3 ベルト式無段変速機
4 プライマリ回転数センサ
5 セカンダリ回転数センサ
6 油圧コントロールバルブユニット
7 油圧センサ
8 オイルポンプ
9 コントロールユニット
10 スロットル開度センサ
11 エンジン回転数センサ
12 エンジン出力軸
13 変速機入力軸
14 クランプ圧センサ
31 固定円錐板
32 可動円錐板
33 プライマリプーリシリンダ室
34 ベルト
35 固定円錐板
36 可動円錐板
37 セカンダリプーリシリンダ室
38 従動軸
40 アクセルペダル開度センサ
41 ナビゲーションシステム

Claims (4)

  1. 外部からの指令により操作される変速比アクチュエータと、
    前記変速比アクチュエータの操作量に応じて無段階に変速比が制御される無段変速機と、
    走行負荷を検出する走行負荷検出手段と、
    検出される走行負荷に応じて、アクセルペダルが踏み込まれてから駆動力を得るまでの加速不感帯を排除可能な機関回転数を算出する加速不感帯排除手段と、
    走行条件を判定する走行条件判定手段と、
    判定された走行条件に応じたエンジンブレーキによる減速度に相当する機関回転数を算出する急減速度排除手段と、
    算出された加速不感帯を排除可能な機関回転数、及び所望の減速度相当の機関回転数に基づいて、最低目標機関回転数を制限する最低目標機関回転数制限手段と、
    最低目標機関回転数の制限を受けつつ設定された目標機関回転数が得られる制御指令を前記変速比アクチュエータに出力する変速比制御手段と、
    を備えたことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  2. 請求項1に記載の無段変速機構の変速制御装置において、
    アクセルペダル操作速度を検出するアクセルペダル操作速度検出手段を設け、
    前記走行条件判定手段を、アクセルペダル操作速度をローパスフィルタにより処理することで操作傾向を演算し、演算された操作傾向が小さいときはコンフォート指向の走行条件と判定する手段としたことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の無段変速機の変速制御装置において、
    道路情報を出力可能なナビゲーションシステムを設け、
    前記走行条件判定手段を、現在の車両位置でマップマッチングしているポイントの道路属性として、一般道か、高速道路かを前記ナビゲーションシステムから読み込み、読み込まれた道路属性に基づいて走行条件を判定する手段としたことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  4. 請求項3に記載の無段変速機の変速制御装置において、
    前記走行条件判定手段を、車両走行中の道路のカーブ情報を前記ナビゲーションシステムから読み込み、読み込まれたカーブ情報に基づいて現在の走行状態が直線傾向か屈曲傾向かを判定する手段としたことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
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JP2008215524A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Toyota Motor Corp 無段変速機の変速制御装置

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