JP2004315026A - ラベル貼付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラベル貼付装置のラベルの貼付精度を向上させ、設置向きを自由に選択でき、且つ高速でラベルを貼付させることを目的とする。
【解決手段】ラベルテープ3が接触されたラベルテープ移送ローラー14と、ラベルテープ移送ローラー14を軸回転させてラベルテープ3を断続的に移送させるラベルテープ移送ローラー回転機構と、ラベルテープ3を折り返してラベルを剥離する剥離部材29と、台紙4が接触された台紙移送ローラー32と、台紙移送ローラー32を軸回転させて台紙4をラベルテープ3よりも少なく断続的に移送する台紙移送ローラー回転機構とを備えるラベル貼付装置6であって、ラベルテープ3をラベルテープ移送ローラー14の方向へ押圧するニップローラー16が備えられ、ニップローラー16にはラベルテープ3が移送する毎にニップローラー16を押圧状態から非押圧状態に移動させるニップローラー移動手段17が備えられている。
【選択図】 図2
【解決手段】ラベルテープ3が接触されたラベルテープ移送ローラー14と、ラベルテープ移送ローラー14を軸回転させてラベルテープ3を断続的に移送させるラベルテープ移送ローラー回転機構と、ラベルテープ3を折り返してラベルを剥離する剥離部材29と、台紙4が接触された台紙移送ローラー32と、台紙移送ローラー32を軸回転させて台紙4をラベルテープ3よりも少なく断続的に移送する台紙移送ローラー回転機構とを備えるラベル貼付装置6であって、ラベルテープ3をラベルテープ移送ローラー14の方向へ押圧するニップローラー16が備えられ、ニップローラー16にはラベルテープ3が移送する毎にニップローラー16を押圧状態から非押圧状態に移動させるニップローラー移動手段17が備えられている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状の台紙からラベルを剥離し、該ラベルをベルトコンベヤー等に載せられ運ばれてきた被貼付物に貼り付けるラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、商品の生産工場や小売業店舗のバックヤード等では、商品等にラベルを貼り付けるための装置が提供されている。この装置は、台紙にラベルが仮着されているラベルテープを断続的に引き出しながら、鋭角に突出した剥離部材によって折り返して台紙からラベルを剥離させるものである。ラベルテープを断続的に引き出す際には1回毎のテープ移送量をラベル毎に設定し、例えばラベルとラベルとの間の台紙部分を基準とし、ラベルテープを移送させて次の台紙部分のところで移送が停止するように1回毎のテープ移送量を設定する。
【0003】
ラベルテープに張力がかかっている状態でラベルを剥離させて、これを連続的に繰り返すと、最初に設定したラベルテープの移送停止の位置にずれが生じ、ラベルが所定の位置からずれた位置に貼着される。このため、 ラベルテープに張力がかからない状態でラベルを剥離させるため、剥離部材の手前のラベルテープをU字に弛ませるラベル貼付装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−99909号公報 (第2−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のラベル貼付装置によると、重力を利用してラベルテープを弛ましているため、ラベル貼付装置を横向きや逆さ向き等にすることができないという問題が存在する。生産工場やバックヤード等では、作業効率化の観点からラベル貼付装置の設置スペースは限定される場合が多く、ラベル貼付装置を水平に設置できるスペースを確保できない場合が多い。また、近年では、作業時間の短縮を図るため、断続的に行われるラベルテープの移送を高速化し、高速でラベルを貼付できることが望まれている。
【0006】
本発明は、上記した従来のラベル貼付装置の問題が考慮されたものであり、断続的に移送されるラベルテープの停止位置にずれを生じさせないようにすることでラベルの貼付精度を向上させるとともに、設置向きを設置場所の条件に合わせて自由に選択でき、且つ高速でラベルを貼付できるラベル貼付装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、帯状の台紙表面にラベルが仮着されてなる帯状のラベルテープが外周面に接触されているラベルテープ移送ローラーと、該ラベルテープ移送ローラーを断続的に軸回転させて前記ラベルテープを断続的に移送させるラベルテープ移送ローラー回転機構と、前記ラベルテープ移送ローラーから移送された前記ラベルテープを折り返して前記台紙から前記ラベルを剥離する剥離部材と、該剥離部材によって前記ラベルが剥がされた前記台紙が外周面に接触されている台紙移送ローラーと、該台紙移送ローラーを断続的に軸回転させて前記台紙を前記ラベルテープよりも少なく断続的に移送する台紙移送ローラー回転機構とを備えるラベル貼付装置であって、前記ラベルテープ移送ローラーの外周面に接触している前記ラベルテープを該ラベルテープ移送ローラーの方向へ押圧するニップローラーが備えられ、該ニップローラーには前記ラベルテープを移送する毎に該ニップローラーを押圧状態から非押圧状態に移動させるニップローラー移動手段が備えられていることを特徴としている。
【0008】
このような特徴により、台紙からラベルを剥離する際に、剥離部材の方向へ移送するラベルテープの移送量は、剥離部材から移送される台紙の移送量より多く、さらにニップローラーによってラベルテープは押圧されているため、ラベルテープには弛みが生じて張力はかからない。また、ラベルテープを押圧しているニップローラーが押圧状態から非押圧状態に移動することで、ラベルテープは解放されるため、ラベルテープの張力に引き戻されてラベルテープは弛みがなくなる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のラベル貼付装置において、前記ニップローラー移動手段は、前記ニップローラーの中心軸と間隔をあけて平行に延在されているとともに該ニップローラーにクランク状に設けられているニップローラー軸部と、該ニップローラー軸部を正逆回転させる駆動機構と、前記ニップローラー軸部に介装されているトルクリミット機構とから構成されていることを特徴としている。
【0010】
このような特徴により、ニップローラー軸部が回転することでニップローラーを押圧状態から非押圧状態に移動される。また、駆動機構によりニップローラー軸部に一定以上のトルクが生じた場合に、それ以上ニップローラー軸部にトルクがかからないように制御される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るラベル貼付装置の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、符号1はラベルロールを示し、ラベルロール1は、円筒形の紙管2と該紙管2を芯にロール状に巻かれたラベルテープ3とから構成されており、ラベルテープ3は帯状の台紙4と該台紙4表面に仮着されたラベル5とから構成されている。また、図2は図示せぬベルトコンベヤー等に載せられ運ばれてきた図示せぬ被貼付物に図1に示すラベル5を貼り付けるためのラベル貼付装置6の一方の側面を表す図であり、図2における左右方向をラベル貼付装置6の前後方向とし、図2における奥行き方向をラベル貼付装置6の幅方向とする。
【0012】
図1、図2に示すように、ラベル貼付装置6の上部には、ラベルロール1を保持するとともに、ラベルテープ3を供給するラベルテープ供給手段7が備えられている。ラベルテープ供給手段7は、ラベルロール1の紙管2内を挿通する軸管8と、ラベルロール1の両端面にそれぞれ対向する挟込部材9とから構成されている。ラベルロール1は軸管8を軸に回転自在に保持されている。
【0013】
また、ラベルテープ供給手段7にはラベルロール1の斜め後方向に延在する回転棒10が設けられており、回転棒10は鉛直方向に回転自在に取り付けられている。回転棒10は図示せぬスプリングによって上方向に付勢されている。回転棒10の先端には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在する軸回転自在の第1のガイドローラー11がラベルロール1の周面に対向する位置に張り出されている。第1のガイドローラー11にはラベルロール1から出されたラベルテープ3が巻装されており、ラベルテープ3は第1のガイドローラー11によって後方に案内されている。
【0014】
ラベル貼付装置6の下部には、ラベルテープ供給手段7から供給されたラベルテープ3を移送するとともに、台紙4からラベル5を剥離し、さらに台紙4を巻き取るラベル貼付装置本体12が備えられている。
【0015】
図3はラベル貼付装置6の他方の側面を表す図であり、ラベル貼付装置本体12の駆動系の構成が表されている。次に、図2、図3に基づいてラベル貼付装置本体12について説明する。図2、図3に示すように、ラベルテープ供給手段7の下方には基板13が鉛直に配置されている。
【0016】
基板13の上部には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在するラベルテープ移送ローラー14が回転軸材14aを中心に軸回転可能に設けられており、ラベルテープ移送ローラー14は基板13の表面(図2で表される面)から張り出すように設けられている。回転軸材14aの端部は基板13を貫通しており、回転軸材14aの端部には基板13裏面(図3で表される面)に配置された3段式のラベルテープ移送ローラー回転ギア15が設けられている。ラベルテープ移送ローラー回転ギア15は外周面に歯型が形成された第1、第2、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15a、15b、15cから構成されている。ラベルテープ移送ローラー14の外周面には、第1のガイドローラー11から前方に折り返されたラベルテープ3が巻装されており、ラベルテープ移送ローラー回転ギア15を回転させることでラベルテープ移送ローラー14は軸回転され、ラベルテープ3は移送される。
【0017】
また、基板13の上部には、ラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3を押圧するとともにラベル貼付装置6の幅方向に延在するニップローラー16が回転軸材16aを中心に軸回転自在に設けられている。ニップローラー16は、ニップローラー移動手段17により、ラベルテープ移送ローラー14と接する押圧状態からラベルテープ移送ローラー14から離れる非押圧状態に移動される。
【0018】
図4はニップローラー移動手段17を表す断面図である。図4に示すように、ニップローラー移動手段17は、ニップローラー16の回転軸材16aに直交する方向に延在するアームプレート18と、回転軸材16aの中心軸の延長線と間隔をあけて平行に延在されているニップローラー軸部19、ニップローラー軸部19を正逆回転させる駆動機構20と、ニップローラー軸部19に一定以上のトルクがかかることを制御するトルクリミット機構21とから構成されている。
【0019】
アームプレート18の一端はニップローラー16の回転軸材16aの基板13側の端部に固定されており、アームプレート18の他端には基板13を貫通するニップローラー軸部19の一端が設けられている。ニップローラー軸部19は、アームプレート材18を介してニップローラー16にクランク状に設けられており、ニップローラー軸部19を軸回転させることでニップローラー16は移動される。
【0020】
ニップローラー軸部19の他端は、基板13裏に配置されて基板13と間隔をあけて平行する裏当てプレート22に回転自在に設けられている。基板13と裏当てプレート22との間には、中央にニップローラー軸部19が挿通する孔23aを有する第1の円盤プレート23と、中央にニップローラー軸部19が挿通する孔24aを有する第2の円盤プレート24と、ニップローラー軸部19が挿通するばね材からなる付勢部材25と、中央にニップローラー軸部19が回転可能に挿通する孔26aを有する1段式のニップローラー移動ギア26とがそれぞれ配置されている。
【0021】
第1の円盤プレート23は基板13の裏面に対向するように配置されており、ニップローラー移動ギア26は裏当てプレート22に対向するように配置されている。ニップローラー移動ギア26はニップローラー軸部19を中心に回転可能に嵌挿されており、基板13側のニップローラー移動ギア26の端面には、第2の円盤プレート24が重なり合うように配置されている。第2の円盤プレート24の孔24aには図示せぬ凹部が形成されており、図示せぬ凹部はニップローラー軸部19に形成された図示せぬ凸部と鍵状に噛合わされている。第2の円盤プレート24の回転に協動してニップローラー軸部19は軸回転される。第1の円盤プレート23と第2の円盤プレート24との間には付勢部材25が介装されており、付勢部材25により第2の円盤プレート24はニップローラー移動ギア26に圧接されている。
【0022】
上記した第1の円盤プレート23と第2の円盤プレート24と付勢部材25とニップローラー移動ギア26によって、トルクリミット機構21は構成されている。また、第1の円盤プレート23は位置調節可能に設けられ、第1の円盤プレート23の位置を調節することで付勢部材25が第2の円盤プレート24を押圧する力は調節され、トルクリミット機構21により制御される最大のトルクの設置値は調節される。
【0023】
また、図2、図3に示すように、ニップローラー移動ギア26の下方、且つラベルテープ移送ローラー回転ギア15の前方(図)には、外周面に歯型が形成された補助ギア27が設けられている。補助ギア27は基板13と裏当てプレート22との間に配置されている。
【0024】
一方、ラベルテープ移送ローラー14の下方の基板13下部には、第2のガイドローラー28が軸回転自在に設けられており、第2のガイドローラー28にはラベルテープ移送ローラー14から移送されたラベルテープ3が巻装されている。ラベルテープ移送ローラー14から移送されたラベルテープ3は、第2のガイドローラー28によってラベルテープ移送ローラー14の下方に案内されている。
【0025】
第2のガイドローラー28の前方の基板13下部には、第2のガイドローラー28によってラベル貼付装置6の前方(図2における右側)に折り返されたラベルテープ3を後方に折り返えす剥離部材29が設けられている。折り返えされたラベルテープ3は台紙4からラベル5が剥離され、ラベル5は図示せぬベルトコンベヤー等で運ばれてきた図示せぬ被貼付物に貼着され、台紙4は後方に移送される。剥離部材29は前方に向かって若干斜めに傾いた矩形板からなり、ラベルテープ3の折り返し箇所である先端部29aは鋭角に形成されている。また、先端部29a手前の剥離部材29上には、ラベルテープ3を押える押え部材30が設けられている。押え部材30には、光の透過状況により台紙4とラベル5とを識別するラベル識別手段31が設けられている。
【0026】
剥離部材29の後方の基板13下部には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在する台紙移送ローラー32が回転軸材32aを中心に軸回転可能に設けられており、台紙移送ローラー32は基板13の表面から張り出すように設けられている。回転軸材32aの端部は基板13を貫通しており、回転軸材32aの端部には基板13裏面に配置された3段式の台紙移送ローラー回転ギア33が設けられている。台紙移送ローラー回転ギア33は、外周面に歯型が形成された第1の台紙移送ローラー回転ギア33aと、円周方向に溝が形成された大径の第2の台紙移送ローラー回転ギア33bと、円周方向に溝が形成された小径の第3の台紙移送ローラー回転ギア33cとから構成されている。台紙移送ローラー32の外周面には剥離部材29によってラベル5が剥離された台紙4が巻装されており、台紙移送ローラー回転ギア33を回転させることで台紙移送ローラー32は軸回転され、台紙4は移送される。
【0027】
台紙移送ローラー32の上方には、軸回転自在の第3のガイドローラー34が配置されており、第3のガイドローラー34には台紙移送ローラー32から移送された台紙4が巻装されている。台紙移送ローラー32に巻装された台紙4は第3のガイドローラー34によって押圧され、台紙4は台紙移送ローラー32と第3のガイドローラー34によって挟み込まれている。第3のガイドローラー34の軸は、基板13に回転自在に設けられた回転部34aに回転アーム34bを介して接続されており、第3のガイドローラー34は上方に移動可能に設けられている。
【0028】
第3のガイドローラー34の後方の基板13下部には、巻取ローラー35が回転軸材35aを中心に軸回転可能に設けられており、巻取ローラー35は基板13の表面から張り出すように設けられている。回転軸材35aの端部は基板13を貫通しており、回転軸材35aの端部には基板13裏面に配置された2段式の巻取ローラー回転ギア36が設けられている。巻取ローラー回転ギア36は、円周方向に溝が形成された小径の第1の巻取ローラー回転ギア36aと、円周方向に溝が形成された大径の第2の巻取ローラー回転ギア36bとから構成されている。第1の巻取ローラー回転ギア36aと第2の巻取ローラー回転ギア36bとはそれぞれ図示せぬ一方向クラッチを介して回転軸材35aに設けられている。巻取ローラー35には第3のガイドローラー34によって後方に折り返された台紙4が巻装されており、巻取ローラー回転ギア36を回転させることで巻取ローラー35は軸回転され、台紙4は巻き取られる。
【0029】
巻取ローラー35の上方の基板13上部には、モーター37が設けられている。モーター37には基板13裏面に配置された駆動ギア38が設けられている。駆動ギア38の外周面には歯型が形成されており、駆動ギア38と第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aには第1のベルト39が巻回されている。第1のベルト39には、駆動ギア38および第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aにそれぞれ形成された歯型に噛合う歯型が形成されている。
【0030】
また、第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15bとニップローラー移動ギア26と補助ギア27には、第2のベルト40が巻回されている。第2のベルト40には、第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15b、ニップローラー移動ギア26および補助ギア27にそれぞれ形成された歯型に噛合う歯型が形成されている。また、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cと第1の台紙移送ローラー回転ギア33aには、第3のベルト41が巻回されている。第3のベルト41には、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cおよび第1の台紙移送ローラー回転ギア33aにそれぞれ形成された歯型に噛合う歯型が形成されている。また、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cの径は第1の台紙移送ローラー回転ギア33aの径よりも小さいため、ラベルテープ移送ローラー14の回転数は台紙移送ローラー32の回転数より多くなり、ラベルテープ3の移送量は台紙4の移送量より多くなる。
【0031】
また、大径の第2の台紙移送ローラー回転ギア33bと小径の第1の巻取ローラー回転ギア36aには、第4のベルト42が巻回されている。第4のベルト42は、第2の台紙移送ローラー回転ギア33bおよび第1の巻取ローラー回転ギア36aにそれぞれ形成された溝に嵌装される断面形状が丸形のゴム材から形成されている。また、小径の第3の台紙移送ローラー回転ギア33cと大径の第2の巻取ローラー回転ギア36bには、第5のベルト43が巻回されている。第5のベルト43は、第3の台紙移送ローラー回転ギア33cおよび第2の巻取ローラー回転ギア36bにそれぞれ形成された溝に嵌装される断面形状が丸形のゴム材から形成されている。
【0032】
なお、ラベルテープ移送ローラー14を断続的に軸回転させるラベルテープ移送ローラー回転機構は、上記したラベルテープ移送ローラー14の回転軸材14a、第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15a、駆動ギア38、第1のベルト39およびモーター37から構成されている。また、ニップローラー軸部を正逆回転させる駆動機構20は、モーター37の稼動によって回転する第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15b、ニップローラー移動ギア26、補助ギア27および第2のベルト40から構成されている。また、台紙移送ローラー32を断続的に軸回転させる台紙移送ローラー回転機構は、台紙移送ローラー32の回転軸材32a、モーター37の稼動によって回転する第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15c、第1の台紙移送ローラー回転ギア33aおよび第3のベルト41から構成されている。
【0033】
次に、上記した構成からなるラベル貼付装置6の使用方法を説明する。
【0034】
まず、ラベル貼付装置6にラベルテープ3をセットする方法について説明する。図2に示すように、ラベルテープ供給手段7の軸管8にラベルロール1の紙管2を嵌挿させ、ラベルロール1の両端面に挟込部材9を配置し、ラベル貼付装置6にラベルロール1をセットする。次に、ラベルロール1からラベルテープ3を後方に引き出し、引き出されたラベルテープ3を第1のガイドローラー11に上から掛けて前方に折り返す。そして、前方に折り返されたラベルテープ3をラベルテープ移送ローラー14に上から掛けて下方に折り返す。このとき、ラベルテープ3をラベルテープ移送ローラー14とニップローラー16との間に通す。
【0035】
ラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3は、第2のガイドローラー28に後方から掛けて前方に折り返す。前方に折り返されたラベルテープ3は剥離部材29の上面を通して、先端部29aで後方に折り返す。先端部29aでは、ラベルテープ3が鋭角に折り返されるため、台紙4からラベル5が剥離し、ラベル5が剥離した台紙4を後方に折り返す。後方に折り返された台紙4を台紙移送ローラー32に下から掛けて上方に折り返す。上方に折り返された台紙4を第3のガイドローラー34に下方から掛けて後方に折り返す。このとき、第3のガイドローラー34は上方に移動させておき、第3のガイドローラー34に台紙4を巻装させた後に下方に移動させて、台紙4を台紙移送ローラー32と第3のガイドローラー34とで挟み込む。後方に折り返された台紙4を巻取ローラー35に掛止させ、巻取ローラー35を回転させることで台紙4を巻取ローラー35に巻装させる。
【0036】
次に、ラベル貼付装置6を使用して、ラベル5を図示せぬ被貼付物に貼着する方法について説明する。まず、図示せぬベルトコンベアー等の被貼付物を運ぶ装置の上にラベル貼付装置6を配置する。このとき、図示せぬ被貼付物が剥離部材29の先端部29a下方に運ばれるように位置合わせをする。
【0037】
次に、図示せぬ操作盤を操作してモーター37を稼動させる。図2、図3に示すように、モーター37が稼動すると、モーター37に設けられた駆動ギア38が矢印方向に回転する。駆動ギア38の回転によって第1のベルト39が矢印方向に移動し、第1のベルト39が巻回されている第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aが矢印方向に回転する。第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aの中央に固定されたラベルテープ移送ローラー14の回転軸材14aは、第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aの回転に協動して矢印方向に回転する。回転軸材14aが回転するとともにラベルテープ移送ローラー14は矢印方向に回転し、ラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3を移送する。
【0038】
ラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3が移送されることにより、ラベルテープ3はラベルロール1から出ているラベルテープ3を引っ張り出し、ラベルロール1は軸管8を中心に回転する。このとき、第1のガイドローラー11に巻装しているラベルテープ3は第1のガイドローラー11を下方に押し、回転棒10が回転して第1のガイドローラー11は下方に移動する。
【0039】
また、第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aが矢印方向に回転すると、第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15bおよび第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cも矢印方向にそれぞれ回転する。第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15bが回転することで第2のベルト40が矢印方向に移動し、第2のベルト40が巻回されたニップローラー移動ギア26および補助ギア27はそれぞれ矢印方向に回転する。
【0040】
図4に示すように、付勢部材25によって第2の円盤プレート24はニップローラー移動ギア26に圧接しているため、ニップローラー移動ギア26の回転初期においては、第2の円盤プレート24は回転するニップローラー移動ギア26との摩擦力によってニップローラー移動ギア26と同方向に回転する。第2の円盤プレート24が回転すると、鍵状に噛合わされているニップローラー軸部19は協動して回転する。ニップローラー軸部19が回転すると、ニップローラー軸部19の端部に設けられたアームプレート18はニップローラー軸部19を中心に回転し、アームプレート18に固定されたニップローラー16の回転軸材16aはラベルテープ移送ローラー14の方向に移動する。回転軸材16aに回転自在に設けられたニップローラー16はラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3を押圧する。
【0041】
ニップローラー移動ギア26の回転が続き、ニップローラー軸部19に一定以上のトルクがかかると、摩擦力によってニップローラー移動ギア26と同方向に回転している第2の円盤プレート24は、ニップローラー移動ギア26との間でスリップを起こし、ニップローラー移動ギア26の回転力は第2の円盤プレート24に伝達されなくなる。このとき、回転軸材16aの移動は停止して、ニップローラー16がラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3を押圧する力は一定となる。
【0042】
また、図2、図3に示すように、ラベルテープ移送ローラー14から移送されたラベルテープ3は、第2のガイドローラー28を経由して剥離部材29上を摺動する。剥離部材29上を摺動するラベルテープ3は先端部29aの手前で押え部材30と剥離部材29との間を通り、このとき、ラベル識別手段31によってラベル5の位置を検出し、その情報を図示せぬ制御盤を介してモーター27に送り、断続的に移送するラベルテープ3の1回当りの移送量を制御する。
【0043】
剥離部材29の先端部29aでラベルテープ3を折り返し、台紙4からラベル5を剥離する。剥離されるラベル5は先端部29aの下方に運ばれた図示せぬ被貼着物に貼着し、ラベル5が貼着された図示せぬ被貼着物を図示せぬベルトコンベヤー等により運び出すとともに新たな図示せぬ被貼着物を先端部29aの下方に運び入れる。また、ラベル5が剥離された台紙4は剥離部材29の下方を通って、剥離部材29の後方に配置された台紙移送ローラー32に巻装する。
【0044】
一方、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cが回転することで第3のベルト41が矢印方向に移動し、第3のベルト41が巻回されている第1の台紙移送ローラー回転ギア33aは矢印方向に回転する。第1の台紙移送ローラー回転ギア33aに固定された台紙移送ローラー32の回転軸材32aは、第1の台紙移送ローラー回転ギア33aの回転に協同して矢印方向に回転する。回転軸材32aが回転するとともに台紙移送ローラー32は矢印方向に回転し、台紙移送ローラー32に巻装された台紙4を移送する。台紙移送ローラー32によって移送される台紙4は、第3のガイドローラー34を経由して、巻取ローラー35に掛止する。
【0045】
第1の台紙移送ローラー回転ギア33aが矢印方向に回転すると、第2の台紙移送ローラー回転ギア33bおよび第3の台紙移送ローラー回転ギア33cも矢印方向にそれぞれ回転する。第2の台紙移送ローラー回転ギア33bが回転することで第4のベルト42が矢印方向に移動し、第4のベルト42が巻回されている第1の巻取ローラー回転ギア36aは矢印方向に回転する。また、第3の台紙移送ローラー回転ギア33cが回転することで第5のベルト43が矢印方向に移動し、第5のベルト43が巻回されている第2の巻取ローラー回転ギア36bは矢印方向に回転する。
【0046】
第1の巻取ローラー回転ギア36aと第2の巻取ローラー回転ギア36bとはそれぞれ図示せぬ一方向クラッチを介して巻取ローラー35の回転軸材35aに設けられているため、第1の巻取ローラー回転ギア36aおよび第2の巻取ローラー回転ギア36bが回転することで回転軸材35aが矢印方向に回転する。回転軸材35aが回転することで巻取ローラー35は矢印方向に回転し、巻取ローラー35に掛止された台紙4を巻き取る。
【0047】
第4のベルト42と第5のベルト43とは大径の第2の台紙移送ローラー回転ギア33bと小径の第3の台紙移送ローラー回転ギア33cによってそれぞれ移動するため、第4のベルト42と第5のベルト43との移動量は異なる。さらに、移動量の多い第4のベルト42は小径の第1の巻取ローラー回転ギア36aに巻回しており、移動量の少ない第5のベルト43は大径の第2の巻取ローラー回転ギア36bに巻回しているため、第1の巻取ローラー回転ギア36aの回転数は第2の巻取ローラー回転ギア36bの回転数よりも多くなる。
【0048】
台紙4を巻き取る初期段階では、巻取ローラー35に巻き付いた台紙4の量も少ないため、第1の巻取ローラー回転ギア36aのトルクを巻取ローラー35の回転軸材35aに伝達し、第2の巻取ローラー回転ギア36bのトルクは図示せぬ一方向クラッチによって伝達しない。また、台紙4の巻取作業の終期段階では、巻取ローラー35に巻き付いた台紙4の量も多いため、巻取ローラー35の回転には負荷がかかり、第1の巻取ローラー回転ギア36aと第4のベルト42とはスリップして回転数が減少してくると、第2の巻取ローラー回転ギア36bのトルクは図示せぬ一方向クラッチを介して巻取ローラー35の回転軸材35aに加勢するように伝達する。
【0049】
次に、ラベルテープ3の移送量が台紙4の移動量よりも多いために生じるラベルテープ3の弛みを、ラベルテープ3を断続的に移送する毎に修正する方法について説明する。ラベル識別手段31によってラベル5と台紙4とを識別し、その情報を図示せぬ制御盤を介してモーター37に伝達し、ラベル5一枚分だけラベルテープ3を移送したところでモーター37を逆回転させる。モーター37が逆回転することで、駆動ギア38、ラベルテープ移送ローラー回転ギア15、ニップローラー移動ギア26、台紙移送ローラー回転ギア33および巻取ローラー回転ギア36はそれぞれ逆回転し、ラベルテープ移送ローラー14、台紙移送ローラー32はそれぞれ逆回転する。
【0050】
また、ニップローラー移動ギア26が逆回転することで、ニップローラー16はラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3を押圧する状態の位置から押圧しない状態の位置まで移動する。このとき、第1のガイドローラー11は、ラベルテープ3による下方に押す力がなくなるため、第1のガイドローラー11に巻装されたラベルテープ3とともに図示せぬスプリングによって上方に移動し、ラベルテープ3を上方に引き戻す。ラベルテープ3を押えていたニップローラー16が離れ、ラベルテープ3は上方に引き上げられることで、ラベルテープ3の弛みを修正する。
【0051】
上記したラベルテープ3を移送する作業と、ラベルテープ3の弛みを修正する作業とを交互に繰り返し、ラベル5を図示せぬ被貼付物に貼着する。また、この作業の切換は高速で行われ、特にラベルテープ3の弛みを修正する作業においては、僅かにモーター37を逆回転させてニップローラー16を微妙に移動させている。
【0052】
上記した構成からなるラベル貼付装置6によれば、台紙4からラベル5を剥離する際のラベルテープ移送ローラー14によるラベルテープ3の移送量は、台紙移送ローラー32による台紙4の移送量より多く、さらにニップローラー16によってラベルテープ3は押圧されているため、ラベルテープ3に弛みが生じて剥離部材29で折り返されるラベルテープ3には張力はかからない。これによって、継続してラベル5の貼付作業を行ったときに、台紙4を移送することでラベルテープ3が引っ張られることはなく、ラベル5の貼付精度が向上する。また、ラベルテープ3を移送する毎にニップローラー16を押圧状態から非押圧状態に移動させることで、ラベルテープ3は引き戻されてラベルテープ3は弛みがなくなる。これによって、弛みが蓄積されることはなく、さらに発生する弛みも常に僅かであるため、ラベル5の貼付精度を保ったままレイアウト・フリーに対応することができる。
【0053】
また、ニップローラー軸部19が逆回転することでニップローラー16は押圧状態から非押圧状態に移動される。これによって、ラベルテープ移送ローラー14に巻装されているラベルテープ3にはニップローラー16による押圧力は掛からなくなり、弛んでいるラベルテープ3を解放して引き戻すことができる。また、トルクリミット機構21により、ニップローラー軸部19に一定以上のトルクが生じた場合に、それ以上ニップローラー軸部19にトルクがかからないように制御される。これによって、ニップローラー16は適度な押圧力でラベルテープ3を押えることができる。また、ニップローラー16が押圧状態から非押圧状態に移動する際には、ニップローラー16がラベルテープ移送ローラー14から離れ過ぎることがなく、高速でニップローラー16を押圧状態から非押圧状態に切り換えることができる。
【0054】
以上、本発明に係るラベル貼付装置6の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した実施の形態では、ラベルロール1の紙管2内に軸管8を挿通させてラベルロール1を保持しているが、本発明はラベルロール1をバケット内に置いて回転可能に保持してもよい。また、上記した実施の形態では剥離部材29は先端部29aが鋭角に形成された矩形板からなっているが、本発明は先端が丸形状でもよく、円柱形部材やラベルテープ3の移送方向に回転するローラー等でもよい。
【0055】
また、上記した実施の形態では、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cの径を第1の台紙移送ローラー回転ギア33aの径よりも小さくして、ラベルテープ移送ローラー14の回転数を台紙移送ローラー32の回転数より多くし、ラベルテープ3の移送量を台紙4の移送量より多くしているが、本発明はラベルテープ移送ローラー14の径を台紙移送ローラー32の径よりも大きくすることでラベルテープ3の移送量を台紙4の移送量より多くしてもよい。また、ラベルテープ移送ローラー14を回転させる駆動手段と台紙移送ローラー32を回転させる駆動手段とをそれぞれ別個に設けて、ラベルテープ移送ローラー14の駆動手段の回転数を台紙移送ローラー32の駆動手段の回転数より多くすることで、ラベルテープ3の移送量を台紙4の移送量より多くしてもよい。
【0056】
また、上記した実施の形態では、ニップローラー軸部を正逆回転させる駆動機構20は、モーター37の稼動によって回転する第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15b、ニップローラー移動ギア26、補助ギア27および第2のベルト40から構成されているが、本発明はラベルテープ移送ローラー14等を回転させるモーター37とは別に駆動機構20として高速且つ回転位置を制御可能なモーターを使用してもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上のように説明したラベル貼付装置によれば、台紙からラベルを剥離する際のラベルテープ移送ローラーによるラベルテープの移送量は、台紙移送ローラーによる台紙の移送量より多く、さらにニップローラーによってラベルテープ3は押圧されているため、剥離部材で折り返されるラベルテープには張力はかからなく、ラベル5の貼付精度が向上する。また、ラベルテープを移送する毎にニップローラーを押圧状態から非押圧状態に移動させることで、ラベルテープは引き戻されてラベルテープは弛みがなくなり、弛みが蓄積されることはない。さらに発生する弛みも常に僅かであるため、ラベル5の貼付精度を保ったままレイアウト・フリーに対応することができる。
【0058】
また、ニップローラーにクランク状に設けられたニップローラー軸部が回転することでニップローラーを押圧状態から非押圧状態に移動させることができる。また、トルクリミット機構により、ニップローラー軸部に一定以上のトルクが生じた場合に、それ以上のトルクがニップローラー軸部にかからないように制御されるため、ニップローラーは適度な押圧力でラベルテープを押えることができるとともに、ニップローラーが押圧状態から非押圧状態に移動する際にニップローラーがラベルテープ移送ローラーから離れ過ぎることがなく、高速でニップローラーを押圧状態から非押圧状態に切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベル貼付装置に使用するラベルテープの斜視図である。
【図2】本発明に係るラベル貼付装置を説明する側面図である。
【図3】本発明に係るラベル貼付装置を説明する側面図である。
【図4】本発明に係るラベル貼付装置の剥離部を説明する部分詳細図である。
【符号の説明】
3 ラベルテープ
4 台紙
5 ラベル
6 ラベル貼付装置
14 ラベルテープ移送ローラー
16 ニップローラー
17 ニップローラー移動手段
19 ニップローラー軸部
20 駆動機構
21 トルクリミット機構
29 剥離部材
32 台紙移送ローラー
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状の台紙からラベルを剥離し、該ラベルをベルトコンベヤー等に載せられ運ばれてきた被貼付物に貼り付けるラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、商品の生産工場や小売業店舗のバックヤード等では、商品等にラベルを貼り付けるための装置が提供されている。この装置は、台紙にラベルが仮着されているラベルテープを断続的に引き出しながら、鋭角に突出した剥離部材によって折り返して台紙からラベルを剥離させるものである。ラベルテープを断続的に引き出す際には1回毎のテープ移送量をラベル毎に設定し、例えばラベルとラベルとの間の台紙部分を基準とし、ラベルテープを移送させて次の台紙部分のところで移送が停止するように1回毎のテープ移送量を設定する。
【0003】
ラベルテープに張力がかかっている状態でラベルを剥離させて、これを連続的に繰り返すと、最初に設定したラベルテープの移送停止の位置にずれが生じ、ラベルが所定の位置からずれた位置に貼着される。このため、 ラベルテープに張力がかからない状態でラベルを剥離させるため、剥離部材の手前のラベルテープをU字に弛ませるラベル貼付装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−99909号公報 (第2−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のラベル貼付装置によると、重力を利用してラベルテープを弛ましているため、ラベル貼付装置を横向きや逆さ向き等にすることができないという問題が存在する。生産工場やバックヤード等では、作業効率化の観点からラベル貼付装置の設置スペースは限定される場合が多く、ラベル貼付装置を水平に設置できるスペースを確保できない場合が多い。また、近年では、作業時間の短縮を図るため、断続的に行われるラベルテープの移送を高速化し、高速でラベルを貼付できることが望まれている。
【0006】
本発明は、上記した従来のラベル貼付装置の問題が考慮されたものであり、断続的に移送されるラベルテープの停止位置にずれを生じさせないようにすることでラベルの貼付精度を向上させるとともに、設置向きを設置場所の条件に合わせて自由に選択でき、且つ高速でラベルを貼付できるラベル貼付装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、帯状の台紙表面にラベルが仮着されてなる帯状のラベルテープが外周面に接触されているラベルテープ移送ローラーと、該ラベルテープ移送ローラーを断続的に軸回転させて前記ラベルテープを断続的に移送させるラベルテープ移送ローラー回転機構と、前記ラベルテープ移送ローラーから移送された前記ラベルテープを折り返して前記台紙から前記ラベルを剥離する剥離部材と、該剥離部材によって前記ラベルが剥がされた前記台紙が外周面に接触されている台紙移送ローラーと、該台紙移送ローラーを断続的に軸回転させて前記台紙を前記ラベルテープよりも少なく断続的に移送する台紙移送ローラー回転機構とを備えるラベル貼付装置であって、前記ラベルテープ移送ローラーの外周面に接触している前記ラベルテープを該ラベルテープ移送ローラーの方向へ押圧するニップローラーが備えられ、該ニップローラーには前記ラベルテープを移送する毎に該ニップローラーを押圧状態から非押圧状態に移動させるニップローラー移動手段が備えられていることを特徴としている。
【0008】
このような特徴により、台紙からラベルを剥離する際に、剥離部材の方向へ移送するラベルテープの移送量は、剥離部材から移送される台紙の移送量より多く、さらにニップローラーによってラベルテープは押圧されているため、ラベルテープには弛みが生じて張力はかからない。また、ラベルテープを押圧しているニップローラーが押圧状態から非押圧状態に移動することで、ラベルテープは解放されるため、ラベルテープの張力に引き戻されてラベルテープは弛みがなくなる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のラベル貼付装置において、前記ニップローラー移動手段は、前記ニップローラーの中心軸と間隔をあけて平行に延在されているとともに該ニップローラーにクランク状に設けられているニップローラー軸部と、該ニップローラー軸部を正逆回転させる駆動機構と、前記ニップローラー軸部に介装されているトルクリミット機構とから構成されていることを特徴としている。
【0010】
このような特徴により、ニップローラー軸部が回転することでニップローラーを押圧状態から非押圧状態に移動される。また、駆動機構によりニップローラー軸部に一定以上のトルクが生じた場合に、それ以上ニップローラー軸部にトルクがかからないように制御される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るラベル貼付装置の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、符号1はラベルロールを示し、ラベルロール1は、円筒形の紙管2と該紙管2を芯にロール状に巻かれたラベルテープ3とから構成されており、ラベルテープ3は帯状の台紙4と該台紙4表面に仮着されたラベル5とから構成されている。また、図2は図示せぬベルトコンベヤー等に載せられ運ばれてきた図示せぬ被貼付物に図1に示すラベル5を貼り付けるためのラベル貼付装置6の一方の側面を表す図であり、図2における左右方向をラベル貼付装置6の前後方向とし、図2における奥行き方向をラベル貼付装置6の幅方向とする。
【0012】
図1、図2に示すように、ラベル貼付装置6の上部には、ラベルロール1を保持するとともに、ラベルテープ3を供給するラベルテープ供給手段7が備えられている。ラベルテープ供給手段7は、ラベルロール1の紙管2内を挿通する軸管8と、ラベルロール1の両端面にそれぞれ対向する挟込部材9とから構成されている。ラベルロール1は軸管8を軸に回転自在に保持されている。
【0013】
また、ラベルテープ供給手段7にはラベルロール1の斜め後方向に延在する回転棒10が設けられており、回転棒10は鉛直方向に回転自在に取り付けられている。回転棒10は図示せぬスプリングによって上方向に付勢されている。回転棒10の先端には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在する軸回転自在の第1のガイドローラー11がラベルロール1の周面に対向する位置に張り出されている。第1のガイドローラー11にはラベルロール1から出されたラベルテープ3が巻装されており、ラベルテープ3は第1のガイドローラー11によって後方に案内されている。
【0014】
ラベル貼付装置6の下部には、ラベルテープ供給手段7から供給されたラベルテープ3を移送するとともに、台紙4からラベル5を剥離し、さらに台紙4を巻き取るラベル貼付装置本体12が備えられている。
【0015】
図3はラベル貼付装置6の他方の側面を表す図であり、ラベル貼付装置本体12の駆動系の構成が表されている。次に、図2、図3に基づいてラベル貼付装置本体12について説明する。図2、図3に示すように、ラベルテープ供給手段7の下方には基板13が鉛直に配置されている。
【0016】
基板13の上部には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在するラベルテープ移送ローラー14が回転軸材14aを中心に軸回転可能に設けられており、ラベルテープ移送ローラー14は基板13の表面(図2で表される面)から張り出すように設けられている。回転軸材14aの端部は基板13を貫通しており、回転軸材14aの端部には基板13裏面(図3で表される面)に配置された3段式のラベルテープ移送ローラー回転ギア15が設けられている。ラベルテープ移送ローラー回転ギア15は外周面に歯型が形成された第1、第2、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15a、15b、15cから構成されている。ラベルテープ移送ローラー14の外周面には、第1のガイドローラー11から前方に折り返されたラベルテープ3が巻装されており、ラベルテープ移送ローラー回転ギア15を回転させることでラベルテープ移送ローラー14は軸回転され、ラベルテープ3は移送される。
【0017】
また、基板13の上部には、ラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3を押圧するとともにラベル貼付装置6の幅方向に延在するニップローラー16が回転軸材16aを中心に軸回転自在に設けられている。ニップローラー16は、ニップローラー移動手段17により、ラベルテープ移送ローラー14と接する押圧状態からラベルテープ移送ローラー14から離れる非押圧状態に移動される。
【0018】
図4はニップローラー移動手段17を表す断面図である。図4に示すように、ニップローラー移動手段17は、ニップローラー16の回転軸材16aに直交する方向に延在するアームプレート18と、回転軸材16aの中心軸の延長線と間隔をあけて平行に延在されているニップローラー軸部19、ニップローラー軸部19を正逆回転させる駆動機構20と、ニップローラー軸部19に一定以上のトルクがかかることを制御するトルクリミット機構21とから構成されている。
【0019】
アームプレート18の一端はニップローラー16の回転軸材16aの基板13側の端部に固定されており、アームプレート18の他端には基板13を貫通するニップローラー軸部19の一端が設けられている。ニップローラー軸部19は、アームプレート材18を介してニップローラー16にクランク状に設けられており、ニップローラー軸部19を軸回転させることでニップローラー16は移動される。
【0020】
ニップローラー軸部19の他端は、基板13裏に配置されて基板13と間隔をあけて平行する裏当てプレート22に回転自在に設けられている。基板13と裏当てプレート22との間には、中央にニップローラー軸部19が挿通する孔23aを有する第1の円盤プレート23と、中央にニップローラー軸部19が挿通する孔24aを有する第2の円盤プレート24と、ニップローラー軸部19が挿通するばね材からなる付勢部材25と、中央にニップローラー軸部19が回転可能に挿通する孔26aを有する1段式のニップローラー移動ギア26とがそれぞれ配置されている。
【0021】
第1の円盤プレート23は基板13の裏面に対向するように配置されており、ニップローラー移動ギア26は裏当てプレート22に対向するように配置されている。ニップローラー移動ギア26はニップローラー軸部19を中心に回転可能に嵌挿されており、基板13側のニップローラー移動ギア26の端面には、第2の円盤プレート24が重なり合うように配置されている。第2の円盤プレート24の孔24aには図示せぬ凹部が形成されており、図示せぬ凹部はニップローラー軸部19に形成された図示せぬ凸部と鍵状に噛合わされている。第2の円盤プレート24の回転に協動してニップローラー軸部19は軸回転される。第1の円盤プレート23と第2の円盤プレート24との間には付勢部材25が介装されており、付勢部材25により第2の円盤プレート24はニップローラー移動ギア26に圧接されている。
【0022】
上記した第1の円盤プレート23と第2の円盤プレート24と付勢部材25とニップローラー移動ギア26によって、トルクリミット機構21は構成されている。また、第1の円盤プレート23は位置調節可能に設けられ、第1の円盤プレート23の位置を調節することで付勢部材25が第2の円盤プレート24を押圧する力は調節され、トルクリミット機構21により制御される最大のトルクの設置値は調節される。
【0023】
また、図2、図3に示すように、ニップローラー移動ギア26の下方、且つラベルテープ移送ローラー回転ギア15の前方(図)には、外周面に歯型が形成された補助ギア27が設けられている。補助ギア27は基板13と裏当てプレート22との間に配置されている。
【0024】
一方、ラベルテープ移送ローラー14の下方の基板13下部には、第2のガイドローラー28が軸回転自在に設けられており、第2のガイドローラー28にはラベルテープ移送ローラー14から移送されたラベルテープ3が巻装されている。ラベルテープ移送ローラー14から移送されたラベルテープ3は、第2のガイドローラー28によってラベルテープ移送ローラー14の下方に案内されている。
【0025】
第2のガイドローラー28の前方の基板13下部には、第2のガイドローラー28によってラベル貼付装置6の前方(図2における右側)に折り返されたラベルテープ3を後方に折り返えす剥離部材29が設けられている。折り返えされたラベルテープ3は台紙4からラベル5が剥離され、ラベル5は図示せぬベルトコンベヤー等で運ばれてきた図示せぬ被貼付物に貼着され、台紙4は後方に移送される。剥離部材29は前方に向かって若干斜めに傾いた矩形板からなり、ラベルテープ3の折り返し箇所である先端部29aは鋭角に形成されている。また、先端部29a手前の剥離部材29上には、ラベルテープ3を押える押え部材30が設けられている。押え部材30には、光の透過状況により台紙4とラベル5とを識別するラベル識別手段31が設けられている。
【0026】
剥離部材29の後方の基板13下部には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在する台紙移送ローラー32が回転軸材32aを中心に軸回転可能に設けられており、台紙移送ローラー32は基板13の表面から張り出すように設けられている。回転軸材32aの端部は基板13を貫通しており、回転軸材32aの端部には基板13裏面に配置された3段式の台紙移送ローラー回転ギア33が設けられている。台紙移送ローラー回転ギア33は、外周面に歯型が形成された第1の台紙移送ローラー回転ギア33aと、円周方向に溝が形成された大径の第2の台紙移送ローラー回転ギア33bと、円周方向に溝が形成された小径の第3の台紙移送ローラー回転ギア33cとから構成されている。台紙移送ローラー32の外周面には剥離部材29によってラベル5が剥離された台紙4が巻装されており、台紙移送ローラー回転ギア33を回転させることで台紙移送ローラー32は軸回転され、台紙4は移送される。
【0027】
台紙移送ローラー32の上方には、軸回転自在の第3のガイドローラー34が配置されており、第3のガイドローラー34には台紙移送ローラー32から移送された台紙4が巻装されている。台紙移送ローラー32に巻装された台紙4は第3のガイドローラー34によって押圧され、台紙4は台紙移送ローラー32と第3のガイドローラー34によって挟み込まれている。第3のガイドローラー34の軸は、基板13に回転自在に設けられた回転部34aに回転アーム34bを介して接続されており、第3のガイドローラー34は上方に移動可能に設けられている。
【0028】
第3のガイドローラー34の後方の基板13下部には、巻取ローラー35が回転軸材35aを中心に軸回転可能に設けられており、巻取ローラー35は基板13の表面から張り出すように設けられている。回転軸材35aの端部は基板13を貫通しており、回転軸材35aの端部には基板13裏面に配置された2段式の巻取ローラー回転ギア36が設けられている。巻取ローラー回転ギア36は、円周方向に溝が形成された小径の第1の巻取ローラー回転ギア36aと、円周方向に溝が形成された大径の第2の巻取ローラー回転ギア36bとから構成されている。第1の巻取ローラー回転ギア36aと第2の巻取ローラー回転ギア36bとはそれぞれ図示せぬ一方向クラッチを介して回転軸材35aに設けられている。巻取ローラー35には第3のガイドローラー34によって後方に折り返された台紙4が巻装されており、巻取ローラー回転ギア36を回転させることで巻取ローラー35は軸回転され、台紙4は巻き取られる。
【0029】
巻取ローラー35の上方の基板13上部には、モーター37が設けられている。モーター37には基板13裏面に配置された駆動ギア38が設けられている。駆動ギア38の外周面には歯型が形成されており、駆動ギア38と第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aには第1のベルト39が巻回されている。第1のベルト39には、駆動ギア38および第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aにそれぞれ形成された歯型に噛合う歯型が形成されている。
【0030】
また、第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15bとニップローラー移動ギア26と補助ギア27には、第2のベルト40が巻回されている。第2のベルト40には、第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15b、ニップローラー移動ギア26および補助ギア27にそれぞれ形成された歯型に噛合う歯型が形成されている。また、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cと第1の台紙移送ローラー回転ギア33aには、第3のベルト41が巻回されている。第3のベルト41には、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cおよび第1の台紙移送ローラー回転ギア33aにそれぞれ形成された歯型に噛合う歯型が形成されている。また、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cの径は第1の台紙移送ローラー回転ギア33aの径よりも小さいため、ラベルテープ移送ローラー14の回転数は台紙移送ローラー32の回転数より多くなり、ラベルテープ3の移送量は台紙4の移送量より多くなる。
【0031】
また、大径の第2の台紙移送ローラー回転ギア33bと小径の第1の巻取ローラー回転ギア36aには、第4のベルト42が巻回されている。第4のベルト42は、第2の台紙移送ローラー回転ギア33bおよび第1の巻取ローラー回転ギア36aにそれぞれ形成された溝に嵌装される断面形状が丸形のゴム材から形成されている。また、小径の第3の台紙移送ローラー回転ギア33cと大径の第2の巻取ローラー回転ギア36bには、第5のベルト43が巻回されている。第5のベルト43は、第3の台紙移送ローラー回転ギア33cおよび第2の巻取ローラー回転ギア36bにそれぞれ形成された溝に嵌装される断面形状が丸形のゴム材から形成されている。
【0032】
なお、ラベルテープ移送ローラー14を断続的に軸回転させるラベルテープ移送ローラー回転機構は、上記したラベルテープ移送ローラー14の回転軸材14a、第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15a、駆動ギア38、第1のベルト39およびモーター37から構成されている。また、ニップローラー軸部を正逆回転させる駆動機構20は、モーター37の稼動によって回転する第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15b、ニップローラー移動ギア26、補助ギア27および第2のベルト40から構成されている。また、台紙移送ローラー32を断続的に軸回転させる台紙移送ローラー回転機構は、台紙移送ローラー32の回転軸材32a、モーター37の稼動によって回転する第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15c、第1の台紙移送ローラー回転ギア33aおよび第3のベルト41から構成されている。
【0033】
次に、上記した構成からなるラベル貼付装置6の使用方法を説明する。
【0034】
まず、ラベル貼付装置6にラベルテープ3をセットする方法について説明する。図2に示すように、ラベルテープ供給手段7の軸管8にラベルロール1の紙管2を嵌挿させ、ラベルロール1の両端面に挟込部材9を配置し、ラベル貼付装置6にラベルロール1をセットする。次に、ラベルロール1からラベルテープ3を後方に引き出し、引き出されたラベルテープ3を第1のガイドローラー11に上から掛けて前方に折り返す。そして、前方に折り返されたラベルテープ3をラベルテープ移送ローラー14に上から掛けて下方に折り返す。このとき、ラベルテープ3をラベルテープ移送ローラー14とニップローラー16との間に通す。
【0035】
ラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3は、第2のガイドローラー28に後方から掛けて前方に折り返す。前方に折り返されたラベルテープ3は剥離部材29の上面を通して、先端部29aで後方に折り返す。先端部29aでは、ラベルテープ3が鋭角に折り返されるため、台紙4からラベル5が剥離し、ラベル5が剥離した台紙4を後方に折り返す。後方に折り返された台紙4を台紙移送ローラー32に下から掛けて上方に折り返す。上方に折り返された台紙4を第3のガイドローラー34に下方から掛けて後方に折り返す。このとき、第3のガイドローラー34は上方に移動させておき、第3のガイドローラー34に台紙4を巻装させた後に下方に移動させて、台紙4を台紙移送ローラー32と第3のガイドローラー34とで挟み込む。後方に折り返された台紙4を巻取ローラー35に掛止させ、巻取ローラー35を回転させることで台紙4を巻取ローラー35に巻装させる。
【0036】
次に、ラベル貼付装置6を使用して、ラベル5を図示せぬ被貼付物に貼着する方法について説明する。まず、図示せぬベルトコンベアー等の被貼付物を運ぶ装置の上にラベル貼付装置6を配置する。このとき、図示せぬ被貼付物が剥離部材29の先端部29a下方に運ばれるように位置合わせをする。
【0037】
次に、図示せぬ操作盤を操作してモーター37を稼動させる。図2、図3に示すように、モーター37が稼動すると、モーター37に設けられた駆動ギア38が矢印方向に回転する。駆動ギア38の回転によって第1のベルト39が矢印方向に移動し、第1のベルト39が巻回されている第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aが矢印方向に回転する。第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aの中央に固定されたラベルテープ移送ローラー14の回転軸材14aは、第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aの回転に協動して矢印方向に回転する。回転軸材14aが回転するとともにラベルテープ移送ローラー14は矢印方向に回転し、ラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3を移送する。
【0038】
ラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3が移送されることにより、ラベルテープ3はラベルロール1から出ているラベルテープ3を引っ張り出し、ラベルロール1は軸管8を中心に回転する。このとき、第1のガイドローラー11に巻装しているラベルテープ3は第1のガイドローラー11を下方に押し、回転棒10が回転して第1のガイドローラー11は下方に移動する。
【0039】
また、第1のラベルテープ移送ローラー回転ギア15aが矢印方向に回転すると、第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15bおよび第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cも矢印方向にそれぞれ回転する。第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15bが回転することで第2のベルト40が矢印方向に移動し、第2のベルト40が巻回されたニップローラー移動ギア26および補助ギア27はそれぞれ矢印方向に回転する。
【0040】
図4に示すように、付勢部材25によって第2の円盤プレート24はニップローラー移動ギア26に圧接しているため、ニップローラー移動ギア26の回転初期においては、第2の円盤プレート24は回転するニップローラー移動ギア26との摩擦力によってニップローラー移動ギア26と同方向に回転する。第2の円盤プレート24が回転すると、鍵状に噛合わされているニップローラー軸部19は協動して回転する。ニップローラー軸部19が回転すると、ニップローラー軸部19の端部に設けられたアームプレート18はニップローラー軸部19を中心に回転し、アームプレート18に固定されたニップローラー16の回転軸材16aはラベルテープ移送ローラー14の方向に移動する。回転軸材16aに回転自在に設けられたニップローラー16はラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3を押圧する。
【0041】
ニップローラー移動ギア26の回転が続き、ニップローラー軸部19に一定以上のトルクがかかると、摩擦力によってニップローラー移動ギア26と同方向に回転している第2の円盤プレート24は、ニップローラー移動ギア26との間でスリップを起こし、ニップローラー移動ギア26の回転力は第2の円盤プレート24に伝達されなくなる。このとき、回転軸材16aの移動は停止して、ニップローラー16がラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3を押圧する力は一定となる。
【0042】
また、図2、図3に示すように、ラベルテープ移送ローラー14から移送されたラベルテープ3は、第2のガイドローラー28を経由して剥離部材29上を摺動する。剥離部材29上を摺動するラベルテープ3は先端部29aの手前で押え部材30と剥離部材29との間を通り、このとき、ラベル識別手段31によってラベル5の位置を検出し、その情報を図示せぬ制御盤を介してモーター27に送り、断続的に移送するラベルテープ3の1回当りの移送量を制御する。
【0043】
剥離部材29の先端部29aでラベルテープ3を折り返し、台紙4からラベル5を剥離する。剥離されるラベル5は先端部29aの下方に運ばれた図示せぬ被貼着物に貼着し、ラベル5が貼着された図示せぬ被貼着物を図示せぬベルトコンベヤー等により運び出すとともに新たな図示せぬ被貼着物を先端部29aの下方に運び入れる。また、ラベル5が剥離された台紙4は剥離部材29の下方を通って、剥離部材29の後方に配置された台紙移送ローラー32に巻装する。
【0044】
一方、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cが回転することで第3のベルト41が矢印方向に移動し、第3のベルト41が巻回されている第1の台紙移送ローラー回転ギア33aは矢印方向に回転する。第1の台紙移送ローラー回転ギア33aに固定された台紙移送ローラー32の回転軸材32aは、第1の台紙移送ローラー回転ギア33aの回転に協同して矢印方向に回転する。回転軸材32aが回転するとともに台紙移送ローラー32は矢印方向に回転し、台紙移送ローラー32に巻装された台紙4を移送する。台紙移送ローラー32によって移送される台紙4は、第3のガイドローラー34を経由して、巻取ローラー35に掛止する。
【0045】
第1の台紙移送ローラー回転ギア33aが矢印方向に回転すると、第2の台紙移送ローラー回転ギア33bおよび第3の台紙移送ローラー回転ギア33cも矢印方向にそれぞれ回転する。第2の台紙移送ローラー回転ギア33bが回転することで第4のベルト42が矢印方向に移動し、第4のベルト42が巻回されている第1の巻取ローラー回転ギア36aは矢印方向に回転する。また、第3の台紙移送ローラー回転ギア33cが回転することで第5のベルト43が矢印方向に移動し、第5のベルト43が巻回されている第2の巻取ローラー回転ギア36bは矢印方向に回転する。
【0046】
第1の巻取ローラー回転ギア36aと第2の巻取ローラー回転ギア36bとはそれぞれ図示せぬ一方向クラッチを介して巻取ローラー35の回転軸材35aに設けられているため、第1の巻取ローラー回転ギア36aおよび第2の巻取ローラー回転ギア36bが回転することで回転軸材35aが矢印方向に回転する。回転軸材35aが回転することで巻取ローラー35は矢印方向に回転し、巻取ローラー35に掛止された台紙4を巻き取る。
【0047】
第4のベルト42と第5のベルト43とは大径の第2の台紙移送ローラー回転ギア33bと小径の第3の台紙移送ローラー回転ギア33cによってそれぞれ移動するため、第4のベルト42と第5のベルト43との移動量は異なる。さらに、移動量の多い第4のベルト42は小径の第1の巻取ローラー回転ギア36aに巻回しており、移動量の少ない第5のベルト43は大径の第2の巻取ローラー回転ギア36bに巻回しているため、第1の巻取ローラー回転ギア36aの回転数は第2の巻取ローラー回転ギア36bの回転数よりも多くなる。
【0048】
台紙4を巻き取る初期段階では、巻取ローラー35に巻き付いた台紙4の量も少ないため、第1の巻取ローラー回転ギア36aのトルクを巻取ローラー35の回転軸材35aに伝達し、第2の巻取ローラー回転ギア36bのトルクは図示せぬ一方向クラッチによって伝達しない。また、台紙4の巻取作業の終期段階では、巻取ローラー35に巻き付いた台紙4の量も多いため、巻取ローラー35の回転には負荷がかかり、第1の巻取ローラー回転ギア36aと第4のベルト42とはスリップして回転数が減少してくると、第2の巻取ローラー回転ギア36bのトルクは図示せぬ一方向クラッチを介して巻取ローラー35の回転軸材35aに加勢するように伝達する。
【0049】
次に、ラベルテープ3の移送量が台紙4の移動量よりも多いために生じるラベルテープ3の弛みを、ラベルテープ3を断続的に移送する毎に修正する方法について説明する。ラベル識別手段31によってラベル5と台紙4とを識別し、その情報を図示せぬ制御盤を介してモーター37に伝達し、ラベル5一枚分だけラベルテープ3を移送したところでモーター37を逆回転させる。モーター37が逆回転することで、駆動ギア38、ラベルテープ移送ローラー回転ギア15、ニップローラー移動ギア26、台紙移送ローラー回転ギア33および巻取ローラー回転ギア36はそれぞれ逆回転し、ラベルテープ移送ローラー14、台紙移送ローラー32はそれぞれ逆回転する。
【0050】
また、ニップローラー移動ギア26が逆回転することで、ニップローラー16はラベルテープ移送ローラー14に巻装されたラベルテープ3を押圧する状態の位置から押圧しない状態の位置まで移動する。このとき、第1のガイドローラー11は、ラベルテープ3による下方に押す力がなくなるため、第1のガイドローラー11に巻装されたラベルテープ3とともに図示せぬスプリングによって上方に移動し、ラベルテープ3を上方に引き戻す。ラベルテープ3を押えていたニップローラー16が離れ、ラベルテープ3は上方に引き上げられることで、ラベルテープ3の弛みを修正する。
【0051】
上記したラベルテープ3を移送する作業と、ラベルテープ3の弛みを修正する作業とを交互に繰り返し、ラベル5を図示せぬ被貼付物に貼着する。また、この作業の切換は高速で行われ、特にラベルテープ3の弛みを修正する作業においては、僅かにモーター37を逆回転させてニップローラー16を微妙に移動させている。
【0052】
上記した構成からなるラベル貼付装置6によれば、台紙4からラベル5を剥離する際のラベルテープ移送ローラー14によるラベルテープ3の移送量は、台紙移送ローラー32による台紙4の移送量より多く、さらにニップローラー16によってラベルテープ3は押圧されているため、ラベルテープ3に弛みが生じて剥離部材29で折り返されるラベルテープ3には張力はかからない。これによって、継続してラベル5の貼付作業を行ったときに、台紙4を移送することでラベルテープ3が引っ張られることはなく、ラベル5の貼付精度が向上する。また、ラベルテープ3を移送する毎にニップローラー16を押圧状態から非押圧状態に移動させることで、ラベルテープ3は引き戻されてラベルテープ3は弛みがなくなる。これによって、弛みが蓄積されることはなく、さらに発生する弛みも常に僅かであるため、ラベル5の貼付精度を保ったままレイアウト・フリーに対応することができる。
【0053】
また、ニップローラー軸部19が逆回転することでニップローラー16は押圧状態から非押圧状態に移動される。これによって、ラベルテープ移送ローラー14に巻装されているラベルテープ3にはニップローラー16による押圧力は掛からなくなり、弛んでいるラベルテープ3を解放して引き戻すことができる。また、トルクリミット機構21により、ニップローラー軸部19に一定以上のトルクが生じた場合に、それ以上ニップローラー軸部19にトルクがかからないように制御される。これによって、ニップローラー16は適度な押圧力でラベルテープ3を押えることができる。また、ニップローラー16が押圧状態から非押圧状態に移動する際には、ニップローラー16がラベルテープ移送ローラー14から離れ過ぎることがなく、高速でニップローラー16を押圧状態から非押圧状態に切り換えることができる。
【0054】
以上、本発明に係るラベル貼付装置6の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した実施の形態では、ラベルロール1の紙管2内に軸管8を挿通させてラベルロール1を保持しているが、本発明はラベルロール1をバケット内に置いて回転可能に保持してもよい。また、上記した実施の形態では剥離部材29は先端部29aが鋭角に形成された矩形板からなっているが、本発明は先端が丸形状でもよく、円柱形部材やラベルテープ3の移送方向に回転するローラー等でもよい。
【0055】
また、上記した実施の形態では、第3のラベルテープ移送ローラー回転ギア15cの径を第1の台紙移送ローラー回転ギア33aの径よりも小さくして、ラベルテープ移送ローラー14の回転数を台紙移送ローラー32の回転数より多くし、ラベルテープ3の移送量を台紙4の移送量より多くしているが、本発明はラベルテープ移送ローラー14の径を台紙移送ローラー32の径よりも大きくすることでラベルテープ3の移送量を台紙4の移送量より多くしてもよい。また、ラベルテープ移送ローラー14を回転させる駆動手段と台紙移送ローラー32を回転させる駆動手段とをそれぞれ別個に設けて、ラベルテープ移送ローラー14の駆動手段の回転数を台紙移送ローラー32の駆動手段の回転数より多くすることで、ラベルテープ3の移送量を台紙4の移送量より多くしてもよい。
【0056】
また、上記した実施の形態では、ニップローラー軸部を正逆回転させる駆動機構20は、モーター37の稼動によって回転する第2のラベルテープ移送ローラー回転ギア15b、ニップローラー移動ギア26、補助ギア27および第2のベルト40から構成されているが、本発明はラベルテープ移送ローラー14等を回転させるモーター37とは別に駆動機構20として高速且つ回転位置を制御可能なモーターを使用してもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上のように説明したラベル貼付装置によれば、台紙からラベルを剥離する際のラベルテープ移送ローラーによるラベルテープの移送量は、台紙移送ローラーによる台紙の移送量より多く、さらにニップローラーによってラベルテープ3は押圧されているため、剥離部材で折り返されるラベルテープには張力はかからなく、ラベル5の貼付精度が向上する。また、ラベルテープを移送する毎にニップローラーを押圧状態から非押圧状態に移動させることで、ラベルテープは引き戻されてラベルテープは弛みがなくなり、弛みが蓄積されることはない。さらに発生する弛みも常に僅かであるため、ラベル5の貼付精度を保ったままレイアウト・フリーに対応することができる。
【0058】
また、ニップローラーにクランク状に設けられたニップローラー軸部が回転することでニップローラーを押圧状態から非押圧状態に移動させることができる。また、トルクリミット機構により、ニップローラー軸部に一定以上のトルクが生じた場合に、それ以上のトルクがニップローラー軸部にかからないように制御されるため、ニップローラーは適度な押圧力でラベルテープを押えることができるとともに、ニップローラーが押圧状態から非押圧状態に移動する際にニップローラーがラベルテープ移送ローラーから離れ過ぎることがなく、高速でニップローラーを押圧状態から非押圧状態に切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベル貼付装置に使用するラベルテープの斜視図である。
【図2】本発明に係るラベル貼付装置を説明する側面図である。
【図3】本発明に係るラベル貼付装置を説明する側面図である。
【図4】本発明に係るラベル貼付装置の剥離部を説明する部分詳細図である。
【符号の説明】
3 ラベルテープ
4 台紙
5 ラベル
6 ラベル貼付装置
14 ラベルテープ移送ローラー
16 ニップローラー
17 ニップローラー移動手段
19 ニップローラー軸部
20 駆動機構
21 トルクリミット機構
29 剥離部材
32 台紙移送ローラー
Claims (2)
- 帯状の台紙表面にラベルが仮着されてなる帯状のラベルテープが外周面に接触されているラベルテープ移送ローラーと、該ラベルテープ移送ローラーを断続的に軸回転させて前記ラベルテープを断続的に移送させるラベルテープ移送ローラー回転機構と、前記ラベルテープ移送ローラーから移送された前記ラベルテープを折り返して前記台紙から前記ラベルを剥離する剥離部材と、該剥離部材によって前記ラベルが剥がされた前記台紙が外周面に接触されている台紙移送ローラーと、該台紙移送ローラーを断続的に軸回転させて前記台紙を前記ラベルテープよりも少なく断続的に移送する台紙移送ローラー回転機構とを備えるラベル貼付装置であって、
前記ラベルテープ移送ローラーの外周面に接触している前記ラベルテープを該ラベルテープ移送ローラーの方向へ押圧するニップローラーが備えられ、該ニップローラーには前記ラベルテープを移送する毎に該ニップローラーを押圧状態から非押圧状態に移動させるニップローラー移動手段が備えられていることを特徴とするラベル貼付装置。 - 請求項1記載のラベル貼付装置において、
前記ニップローラー移動手段は、前記ニップローラーの中心軸の延長線と間隔をあけて平行に延在されているとともに該ニップローラーにクランク状に設けられているニップローラー軸部と、該ニップローラー軸部を正逆回転させる駆動機構と、前記ニップローラー軸部に介装されているトルクリミット機構とから構成されていることを特徴としているラベル貼付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006182500A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Sato Corp | 巻き取り装置 |
JP2011249635A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Lintec Corp | シート貼付装置 |
JP2018043524A (ja) * | 2017-12-07 | 2018-03-22 | 東芝テック株式会社 | 印刷装置、制御方法及びコンピュータプログラム |
-
2003
- 2003-04-16 JP JP2003111822A patent/JP2004315026A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006182500A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Sato Corp | 巻き取り装置 |
JP4494194B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2010-06-30 | 株式会社サトー | 巻き取り装置 |
JP2011249635A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Lintec Corp | シート貼付装置 |
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