JP2004313131A - 畦形成機 - Google Patents

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Takeo Higuchi
健夫 樋口
Shigeharu Kouchi
重春 甲地
Masasuki Yokohama
雅透 横浜
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Abstract

【課題】畦形成作業体を水平回動させるための構成を簡略化し、移動走行時の後方突出量を小さくしトラクタ前後バランスを良好とするとともに、トラクタ前進走行にて畦形成作業を行う前進作業位置と後進走行にて畦形成作業を行う後進作業位置への配置を可能とした畦形成機を提供する。
【解決手段】トラクタに装着する畦形成機であって、畦形成作業体をトラクタ装着フレームに対し、トラクタ前進走行に基づいて畦形成作業を行う前進作業位置と、トラクタ後進走行に基づいて畦形成作業を行う後進作業位置と、トラクタの後方に配置し非作業時の移動走行位置に配置可能とする水平回動機構を備えた畦形成機において、後方に配置される畦形成作業体の重心位置を回動動作と連動しトラクタ側へ変位させる変位手段を備えたことにより回動部の構成を簡略化するとともにトラクタ装着バランスを良好とする。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、畦形成未作業部が生じることのない水平回動機構を有する畦形成機のトラクタ装着バランスの改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、トラクタに連結されるトラクタ側フレームと、このトラクタ側フレームに一端側が回動可能に連結され、この一端側の上下方向の回動中心軸線を中心として回動調節可能な第1の連結アーム体と、この第1の連結アーム体の他端側に一端側が回動可能に連結され、この一端側の上下方向の回動中心軸線を中心として回動調節可能な第2の連結アーム体と、この第2のアーム体の他端側に連結された作業側フレームと、この作業側フレームに取り付けられ、前記第1の連結アーム体の前記回動中心軸線を中心とした回動調節および前記第2の連結アーム体の前記回動中心軸線を中心とした回動調節により、前記トラクタの前進走行に基づいて土作業可能な前進作業姿勢および前記トラクタ後退走行に基づいて土作業可能な後退作業姿勢に設定される土作業手段とを備えたことを特徴とする農作業機が公知である。(特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−17110号公報
【0004】
【発明が解決とようとする課題】
上記従来技術によれば、土作業手段である畦形成作業体を前進作業位置および後進作業位置の所望の作業位置に配置するため、まずトラクタ側フレームと第1のアーム体の連結部である一つ目の回動中心軸を中心として所定量回動させ、次に第1のアーム体と第2のアーム体の連結部である2つ目の回動中心軸を中心として所定量回動させるため、畦形成作業体を所望の作業位置に配置するまで2回の回動操作が必要となるため煩わしさがあり作業がスムーズに行えないという問題がある。
【0005】
又、第1のアーム体のみ回動させ畦形成作業体を後方に配置する非作業位置にした場合、トラクタ後方に突き出す量が大きく圃場間の移動走行時のトラクタ前後バランスが悪化し危険である。
【0006】
そこで本発明は、畦形成作業体を水平回動させるための構成を簡略化し、移動走行時の後方突出量を小さくしトラクタ前後バランスを良好とするとともに、トラクタ前進走行にて畦形成作業を行う前進作業位置と後進走行にて畦形成作業を行う後進作業位置への配置を可能とした畦形成機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するため、トラクタに装着する畦形成機であって、畦形成作業体をトラクタ装着フレームに対し、トラクタ前進走行に基づいて畦形成作業を行う前進作業位置と、トラクタ後進走行に基づいて畦形成作業を行う後進作業位置と、トラクタの後方に配置し非作業時の移動走行位置に配置可能とする水平回動機構を備えた畦形成機において、後方に配置される畦形成作業体の重心位置を回動動作と連動しトラクタ側へ変位させる変位手段を備えたことにより回動部の構成を簡略化するとともにトラクタ装着バランスが良好となる。
【0008】
装着フレームの前方には装着マストと入力軸を設け、この装着フレームの後部には外方部に畦形成作業体を設けた支持フレームの基部を垂直軸によって回動自在に設けて反転回動機構を構成し、さらに畦形成作業体は支持フレームに対しスライド可能に構成するとともに、畦形成作業体と装着フレーム側とに連結アームを掛け渡して、畦形成作業体が非作業時の後方位置において重心がトラクタ側へ変位させる変位手段とすることにより、簡単な構成で非作業時である移動走行時に畦形成作業体のトラクタ後方へ配置しても後方への突出量を縮小することが可能となりトラクタ前後バランスが改善される。
【0009】
変位手段に伸縮自在で遠隔制御可能なアクチュエータを用いたことにより、前進及び後進作業位置が配置された畦形成作業体の側方突出量を調整可能とし、トラクタ運転者がトラクタ座席よりコントロールボックスにて遠隔操作し伸縮量を設定できるので操作性が向上し、畦形成先行位置の調整が行える。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を実施した畦形成機の前進作業時の平面図、図2は同畦形成機の前進作業時の側面図、図3は同畦形成機の後進作業時の平面図、図4は同畦形成機の非作業時の平面図、図5は同畦形成機の回動動作を示す作用図、図6は同畦形成機の非作業時の側面図、図7は他の実施例における非作業時の側面図、図8は他の実施例における回動動作を示す作用図である。
【0011】
図1及び図2に基づいて本発明における畦形成機Aの一つの実施例について説明する。畦形成機Aは、トラクタ装着部を有する装着フレーム1と、畦形成作業を行う畦形成作業体2と、畦形成作業体2を水平方向に支持するとともに、畦形成作業体2を前進作業位置と後進作業位置と移動走行位置に配置可能とするため水平回動自在とした支持フレーム3と、畦形成作業体2の装着フレーム1に対する重心位置を変位させる変位手段4と、所望の作業位置に配置された畦形成作業体2を固定保持する作業位置ロック手段5から構成される。
【0012】
装着フレーム1は、主枠11と、側面視後方に開口したコの字状のベース12と、主枠11とベース12の両端部に側板13,13を設け平面視矩形の枠体が構成される。装着フレーム1よりトラクタ側である前方に向け装着マスト14が設けられ、図示されないがトラクタ三点リンク機構に連結される。
【0013】
装着マスト14は、トラクタ三点リンク機構のトップリンクに連結されるトップリンクブラケット14Tとロアリンクに連結されるロアリンクピンを有するロアリンクブラケット14L,14Rから構成されている。
【0014】
装着フレーム1の後方にコの字状に形成されたベース12の上面及び下面には、側面視上下方向の同軸上に回動孔を貫通させた回動ボス12a,12aを設けてある。そして、装着フレーム1の主枠11とベース12の中央部に支持板18を架設し、この支持板18の下部で前記回動ボス12a,12aより前方に支点ピン16が下方に向け突設される。
【0015】
又、装着フレーム1の側面視前方下部で平面視中央部には、トラクタ側前方に向け回転可能に軸支された入力軸15が備えてある。この入力軸15の前方端部には図示されていないがユニバーサルジョイントが連結され、トラクタPTO軸よりユニバーサルジョイントを介し畦形成作業をするための駆動力が入力される。
【0016】
畦形成作業体2は、平面視前後方向に延び薄型で側面視への字状に形成した伝達ケース21と、この伝達ケース21にて駆動伝達される盛土装置22、畦上面削土装置23、畦形成装置24を作業進行方向前方より順次列設させ構成される。
【0017】
畦形成作業体2のへの字状に形成した伝達ケース21の頂点部でトラクタ側となる内方側面より作業入力軸21aを突設し、ケース内部にはチェーン装置が備えられ、外方側面には平面視前方に前記盛土装置22を駆動する盛土駆動軸22aと、後方部に畦形成装置24を駆動する畦形成駆動軸24aが突設し、前記チェーン装置にて回転駆動する。又、前記作業入力軸21aと同軸上に位置し前記畦上面削土装置23を駆動する畦上面削土駆動軸23aを有する。
【0018】
前記作業入力軸21aは、前記装着フレーム1に備えた入力軸15の後端部と伸縮自在とした駆動伝達手段にて連結される。この駆動伝達手段は伸縮可能なダブル広角ジョイント17を用いている。ダブル広角ジョイント17を用いることにより畦形成作業体2の作業入力軸21aと前記入力軸15が直交するような構成でも簡単に駆動伝達させることができるため有利である。
【0019】
盛土装置22は、前記盛土駆動軸22aに着脱可能とした盛土ロータ軸22bに複数の盛土爪22cを設け構成され、圃場面の土と旧畦側面の土を掘削し跳ね上げながら後方へ送る。
【0020】
畦上面削土装置23は、前記畦上面削土駆動軸23aに着脱可能とした削土ロータ軸23bに複数の畦上面削土爪23cを設け構成され、畦上面の土と雑草等を根こそぎ削土し、前記盛土装置22により跳ね上げられた盛土と混和され後方へ送られる。
【0021】
畦形成装置24は、前記畦形成駆動軸24aに着脱可能とした畦側面を形成する円錐状の畦側面形成ディスク24bと、この畦側面形成ディスク24bの頂点付近より外方に向けた円筒状の畦上面形成ローラ24cとの組み合わせにより構成され、前記盛土装置22と畦上面削土装置23により混和された盛土を回転駆動することにより旧畦に塗り付け畦形成作業を行う。
【0022】
支持フレーム3は、断面形状が矩形の横長としたアーム体31aと、アーム体31aの一端部に上下方向に回動孔を貫通させた回動ボス31bからなる支持アーム31と、前記畦形成作業体2の伝達ケース21を挟持し吊設する支持ブラケット32から構成される。
【0023】
支持ブラケット32は、前記アーム体31aの矩形断面と同一形状の矩形開口部を開口した支持パイプ32aと、この支持パイプ32aより下方へ延び前記伝達ケース21の左右両側面より突設する作業入力軸21aと畦上面削土出力軸23aとの外周部を側面視前後方向に回動自在に支持する支持プレート32b,32bと、前記支持パイプ32aより下方に突設した支点ピン32cとから構成される。
【0024】
前記支持アーム31の回動ボス31bに開口した回動孔と、前記装着フレーム1のベース12に備えた回動ボス12a,12aの回動孔は同一形状でそれぞれ回動孔の軸心を一致させ、回動軸33を挿入することにより支持フレーム3は平面視にて左右水平方向に回動自在に軸支される。
【0025】
そして、支持アーム31のアーム体31aに支持ブラケット32の支持パイプ32aが嵌入され、支持ブラケット32は支持アーム31の長手方向にスライド自在とし、支持ブラケット32にて支持される畦形成作業体2を外方端部に吊設するとともに、畦形成作業体2を支持アーム3の長手方向に対しスライドさせ吊設位置を変位可能とする。そして支持アーム3を水平回動させることにより、畦形成作業体2をトラクタ前進走行に基づく前進作業位置と、図3に示すようにトラクタ後進走行に基づく後進作業位置と、図4に示すように畦形成作業体2をトラクタ後方に配置する移動走行位置にそれぞれ配置可能とする。又、支持パイプ32aと前後回動自在に挟持された伝達ケース21とに伸縮自在なアクチュエータが架設される。
【0026】
アクチュエータとは、油圧や電動モーターによって,エネルギーを並進または回転運動に変換する駆動装置で、本実施例では電動油圧シリンダ25を用いる。
【0027】
支持ブラケット32にて挟持され、側面視前後方向へ回動可能とした伝達ケース21すなわち畦形成作業体2は、支持ブラケット32と伝達ケース21に架設された電動油圧シリンダ25にて畦形成作業体2の前後回動を規制し畦形成高さを調整することが可能となり、図示されないがトラクタ運転者がトラクタ運転席近傍に配置されたコントロールボックスにて遠隔操作し畦形成作業体2を任意の畦形成高さとすることが可能となる。
【0028】
又、前記駆動伝達手段であるダブル広角ジョイント17は水平回動される畦形成作業体2の位置変化に伸縮しながら追随するとともに、前記入力軸15と前記作業入力軸34aとの相対角度の変化に追随するため、このような水平回動させ作業位置を変更させる畦形成機等の農作業機において簡単に駆動伝達することができる。
【0029】
変位手段4は、前記支持フレーム3の長手方向に対しスライド自在とした畦形成作業体2の重心位置を変位させるもので、両端部に上下方向に貫通孔を有した連結ボス41a,41aを備えた連結アーム41にて構成され、この連結アーム41の連結ボス41a,41aの一端は、前記装着フレーム1の下部に突設した支点ピン16と、他端は前記支持アーム3を構成する支持ブラケット32のパイプ体32aより下方に突設した支点ピン32cにそれぞれ回動自在に連結され支持フレーム3の回動運動にともない畦形成作業体2をスライドさせるリンク機構を形成する。
【0030】
支持アーム3を水平方向に回動運動させると、連結アーム41の一端を連結した装着フレーム1の支点ピン16を回動中心として連結アーム41も回動し、連動して連結アーム41の他端が連結された畦形成作業体2を支持する支持ブラケット32をスライドさせ、支持フレーム3がトラクタに対し後方に突出する位置すなわち畦形成作業体2がトラクタ後方の移動走行位置に配置されると、畦形成作業体2は装着フレーム1側へ摺動し、支持フレーム3の回動支点と、装着フレーム1の下方に突設させた支点ピン16の変位させた分、畦形成作業体2の重心位置をトラクタ側へ寄せることができる。
【0031】
作業位置ロック手段5は、支持アーム31のアーム体31aに、上下方向に貫通させ下面から突き出すよう摺動自在に取り付けたロックピン51と、このロックピン51の上下動操作を行う上下回動自在とした操作レバー52から構成される。この操作レバー52を下方に回動操作することにより前記装着フレーム1のベース11の下面に3ヶ所開口された作業位置ロック孔53a,53b,53cにロックピン51が係脱し任意の作業位置に配置固定することが可能となる。
【0032】
作業位置ロック孔53aは、ベース11の下面に平面視にて右側で前記回動軸33を中心とし前記ロックピン51の軸心を結ぶ半径の円弧上に開口し、この作業位置ロック孔53aにロックピン51が挿入されることにより、畦形成作業体2をトラクタ前進走行に基づき畦形成作業を行う前進作業位置に固定する。
【0033】
作業位置ロック孔53bは、前記作業位置ロック孔53aから90°位相させた位置に開口し、この作業位置ロック孔53bにロックピン51が挿入されることにより、畦形成作業体2をトラクタ後方に配置する移動走行位置に固定する。
【0034】
作業位置ロック孔53cは、前記作業位置ロック孔53aから180°位相させた位置に開口し、この作業位置ロック孔53cにロックピン51が挿入されることにより、畦形成作業体2をトラクタ後進走行に基づき畦形成作業を行う後進作業位置に固定する。
【0035】
このように1つ支持フレーム3を1つの回動軸33を回転軸支点として水平回動させることにより、回動動作が一回で所望の作業位置あるいは非作業時であるトラクタ後方に畦形成作業体2を配置することが可能となる。
【0036】
図5及び図6に基づいて支持フレーム3の水平回動動作と連動し畦形成作業体2をスライドさせる変位手段4の作用について説明する。まず、所望の作業位置を前進作業位置aとし、トラクタに対し畦形成作業体2は右側方に突出するよう配置されている。
【0037】
この前進作業位置aから畦形成作業体2を吊設する支持フレーム3を水平回動させると、装着フレーム1の下方に突設した支点ピン16と畦形成作業体2を支持する支持ブラケット32より下方に突設した支点ピン32cに架設した連結アーム41が支点ピン16を回動中心とし回動を開始する。
【0038】
装着フレーム1の下方に突設し連結アーム41の回動中心となる支点ピン16の位置を、装着フレーム1と支持フレーム3との回動支点の位置よりトラクタ側前方に設けることにより、スライド可能とした畦形成作業体2を支持する支持ブラケット32は支持フレーム3の水平回動動作と連動して支持アーム31の長手方向に対しトラクタ側へスライドするようなリンク機構となっている。
【0039】
そして、支持フレーム3がトラクタに対し後方に突出する位置に配置される非作業時である移動走行位置bとなったとき、支持フレーム3の回動支点の位置に対し、装着フレーム1の下方に突設させた支点ピン16の位置を前方に位置した変位分、畦形成作業体2の重心位置をトラクタ側前方へ変位させる。
【0040】
さらに支持フレーム3を水平回動させると装着フレーム1の下方に突設した支点ピン16と畦形成作業体2を支持する支持ブラケット32より下方に突設した支点ピン32cに架設した連結アーム41が支点ピン16を回動中心とし回動し、スライド可能とした畦形成作業体2を支持する支持ブラケット32は支持フレーム3の水平回動動作と連動して支持アーム31の長手方向に対しトラクタの左側面方向へスライドしながら水平回動する。
【0041】
そして、支持フレーム3がトラクタに対し左側方へ突出する位置に配置されると、支持フレーム3に吊設する畦形成作業体2は、トラクタ後進走行に基づく後進作業位置cとなる。
【0042】
又、他の実施例として図7示すように、変位手段4に伸縮自在としたアクチュエータを用いた構成について説明する。伸縮自在としたアクチュエータには、電動油圧シリンダ42を用いる。
【0043】
変位手段4に用いた電動油圧シリンダ42は、一端を前記装着フレーム1の下部に突設した支点ピン16と、他端は前記支持アーム3を構成する支持ブラケット32のパイプ体32aより下方に突設した支点ピン32cにそれぞれ収縮状態で回動自在に連結し、回動運動にともないスライド運動させるリンク機構を形成する。
【0044】
支持アーム3を水平方向に回動運動させると、連結アーム41の一端を連結した装着フレーム1の支点ピン16を回動中心として連結アーム41も回動し、連結アーム41の他端が連結された畦形成作業体2を支持する支持ブラケット32をスライドさせ、支持フレーム3がトラクタに対し後方に突出する位置すなわち畦形成作業体2がトラクタ後方の移動走行位置に配置されると、畦形成作業体2は装着フレーム1側へスライドし、支持フレーム3の回動支点と、装着フレーム1の下方に突設させた支点ピン16の変位させた分、畦形成作業体2の重心位置をトラクタ側へ寄せることができる。
【0045】
又、図8に示すよう畦形成作業体2を前進作業位置a及び後進作業位置cに配置した状態で、装着フレーム1の下方に突設した支持ピン16から畦形成作業体2を支持しスライド可能とした支持ブラケット32の支持ピン32cに連結された電動油圧シリンダ42を、図示されないがトラクタ運転者がトラクタ運転席近傍に配置されたコントロールボックスにて遠隔操作し伸縮させることにより畦形成作業体2を左右にスライドさせ畦形成位置の位置合わせを容易に行うことが可能となる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように1つ支持フレームを1つの回動軸を回転軸支点として水平回動させ、回動動作が一回で所望の作業位置あるいは非作業時であるトラクタ後方に畦形成作業体を配置することが可能となり回動部の構成を簡略化するとともに、畦形成作業体の水平回動動作と連動する変位手段を備えたことにより非作業時である移動走行時に畦形成作業体をトラクタ後方へ配置しても後方への突出量を縮小することが可能となりトラクタ前後バランスが改善される。
【0047】
又、変位手段に遠隔操作可能とした伸縮自在のアクチュエータを用いたことにより、畦形成作業体を前進作業位置及び後進作業位置に配置した状態で、畦形成作業体を左右にスライドさせることが可能となり、畦形成位置の位置合わせを容易に行うことができ、圃場内で畦形成位置を合わせるためのトラクタの切り返し動作がなく圃場を傷めることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した畦形成機の前進作業時の平面図
【図2】同畦形成機の前進作業時の側面図
【図3】同畦形成機の後進作業時の平面図
【図4】同畦形成機の非作業時の平面図
【図5】同畦形成機の回動動作を示す作用図
【図6】同畦形成機の非作業時の側面図
【図7】他の実施例における非作業時の側面図
【図8】他の実施例における回動動作を示す作用図
【符号の説明】
1 装着フレーム
11 主枠
12 ベース
12a 回動ボス
13 側板
14 装着マスト
14T トップリンクブラケット
14L,14R ロアリンクブラケット
15 入力軸
16 支点ピン
17 ダブル広角ジョイント
18 支持板
2 畦形成作業体
21 伝動ケース
21a 作業入力軸
22 盛土装置
22a 盛土駆動軸
22b 盛土ロータ軸
22c 盛土爪
23 畦上面削土装置
23a 畦上面削土駆動軸
23b 削土ロータ軸
23c 畦上面削土爪
24 畦形成装置
24a 畦形成駆動軸
24b 畦側面形成ディスク
24c 畦上面形成ローラ
25 電動油圧シリンダ
3 支持フレーム
31 支持アーム
31a アーム体
31b 回動ボス
32 支持ブラケット
32a 支持パイプ
32b 支持プレート
32c 支点ピン
33 回動軸
4 変位手段
41 連結アーム
41a 連結ボス
42 電動油圧シリンダ
5 作業位置ロック手段
51 ロックピン
52 操作レバー
53a,53b,53c 作業位置ロック孔
A 畦形成機

Claims (3)

  1. トラクタに装着する畦形成機であって、畦形成作業体をトラクタ装着フレームに対し、トラクタ前進走行に基づいて畦形成作業を行う前進作業位置と、トラクタ後進走行に基づいて畦形成作業を行う後進作業位置と、トラクタの後方に配置し非作業時の移動走行位置に配置可能とする水平回動機構を備えた畦形成機において、後方に配置される畦形成作業体の重心位置を回動動作と連動しトラクタ側へ変位させる変位手段を備えたことを特徴とした畦形成機。
  2. 装着フレームの前方には装着マストと入力軸を設け、この装着フレームの後部には外方部に畦形成作業体を設けた支持フレームの基部を垂直軸によって回動自在に設けて反転回動機構を構成し、さらに畦形成作業体は支持フレームに対しスライド可能に構成するとともに、畦形成作業体と装着フレームとに連結アームを掛け渡して、畦形成作業体が非作業時の後方位置において重心がトラクタ側へ変位させる変位手段である請求項1記載の畦形成機。
  3. 変位手段に伸縮自在で遠隔操作可能なアクチュエータを用いたことを特徴とした請求項1乃至2記載の畦形成機。
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