JP2004313084A - 鼠捕獲箱 - Google Patents

Abstract

【課題】クマ鼠のような学習能力がありまた警戒心の強い鼠でも、同じ場所で同じ補角箱で連続して捕獲できる鼠捕獲箱を提供する。従来の方式は連続して捕獲することができなっかた点を解決することが課題であった。
【解決手段】このため本発明による鼠捕獲箱は、中間部の箱内面に自在に回転する餌箱付き回転蓋を配置し、また、下部には接着剤塗布受け箱を配置することからなり、特に回転蓋は既に捕獲された鼠の姿を他の鼠に見せないよう工夫された構造で連続して捕獲できることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は鼠の捕獲箱に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の鼠捕獲器類は、昔からある金網製で内部に餌をぶら下げたバネ式で鼠を捕獲するもの、あるいは、接着シートに接着させて捕獲するものがあるが、捕獲された鼠を他の鼠が認知するため１匹しか捕獲できなかった。
学習能力が低いはつか鼠、どぶ鼠は従来の捕獲方法でも十分に能力があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年都会などで知能が高く学習能力があるクマ鼠が異常繁殖している。飲食店の被害は勿論、ＯＡ機器や電線類をかじるなどの被害が増加している。この種の被害で火事になることもある。従来の捕獲方法では学習能力が高いクマ鼠の捕獲は困難である。クマ鼠は仲間意識および好奇心が強い性質を有している。この性質を利用し、クマ鼠を同一捕獲箱で一度に連続して複数匹捕獲することができる鼠捕獲箱を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決する手段】
上記目的を解決するため、餌箱付回転蓋を具備し、内部に接着剤を塗布した受箱を有する捕獲箱をクマ鼠が往来するところに配置することにより、餌によりクマ鼠を回転自在の回転蓋の上に誘導し、クマ鼠の自重で回転蓋が回転することにより捕獲する構造とすることを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下に図面に示す実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図１は本発明に係わる円筒型の鼠捕獲箱の実施例を示す斜視図、図２は四角筒型の鼠捕獲箱の実施例を示す斜視図、図３は鼠捕獲箱の作動状態を示す断面正面図である。
【０００６】
図１及び図２は斜視図であるので、作動状態を示す図３の鼠捕獲箱の断面正面図にて説明する。鼠は餌箱４の餌につられて回転蓋３ａ，３ｂの上部に誘導される。鼠が回転蓋３ａ，３ｂに乗ると鼠の自重で回転蓋３ａ，３ｂが回転し、鼠が接着剤塗布受箱２ａ，２ｂに落下し接着剤により接着捕獲される。その後、回転蓋３ａ，３ｂは下面に取り付けられたおもり６の影響により水平状態に戻る。
【０００７】
外観上は捕獲した鼠が視界に入らないので、他の鼠に恐怖感や警戒心を与えない。故、他の鼠を連続して同じ場所で捕獲する事ができる。
また、クマ鼠のように、仲間意識が強く好奇心の強い鼠は捕獲された鼠の鳴き声に惹かれて、回転蓋３ａ，３ｂの上にやって来て、同じ方法で捕獲される。
【０００８】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
クマ鼠のような知能が高く学習能力があっても、同一捕獲箱で同一場所で連続して捕獲することができる機能を有する。接着剤塗布受箱は内面の底面と側面にも塗布されているので、初めの鼠の上に落ちた次ぎの鼠が逃げようとして側面の接着剤に接触することにより連続して捕獲される。
【図面の簡単な説明】
【図１】円筒型鼠捕獲箱斜視図
【図２】四角型鼠捕獲箱斜視図
【図３】鼠捕獲箱作動状態断面正面図
【符号の説明】
１ａ．円筒型捕獲箱
１ｂ．四角型捕獲箱
２ａ．接着剤塗布受箱（円筒型）
２ｂ．接着剤塗布受箱（四角型）
３ａ．回転蓋（円筒型）
３ｂ．回転蓋（四角型）
４． 餌箱
５． 回転軸
６． おもり
７ａ．鼠Ａ
７ｂ．鼠Ｂ
７ｃ．鼠Ｃ

Claims (1)

1. 餌箱を固定した回転蓋を具備した円筒または四角筒と、その下部に着脱自在に配置できる内面に接着剤を塗布した受け箱とからなることを特徴とする鼠捕獲箱。

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