JP2001333682A - 鼠捕獲器 - Google Patents

鼠捕獲器

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JP2001333682A
JP2001333682A JP2000155360A JP2000155360A JP2001333682A JP 2001333682 A JP2001333682 A JP 2001333682A JP 2000155360 A JP2000155360 A JP 2000155360A JP 2000155360 A JP2000155360 A JP 2000155360A JP 2001333682 A JP2001333682 A JP 2001333682A
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rat
trap
box
mouse
plate
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JP2000155360A
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English (en)
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Ikuo Moribe
郁夫 守部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クマネズミのように知能が高く警戒心の強い
鼠であっても同一の捕獲器に連続して捕獲することがで
きる鼠捕獲器を提供する。 【解決手段】 鼠Mが収容される遮蔽空間1aを有する
と共に、上面が開放された鼠Mの落下口1bを有する鼠
捕獲箱1と、鼠捕獲箱1に立設された一対の遮蔽板2
と、通常は上方に向かって傾斜した状態で遮蔽板2の間
に配置されると共に、鼠Mが登坂することにより下方に
傾動するシーソー板3と、シーソー板3の上方に設けら
れた餌載置部7と、鼠捕獲箱1の底部に着脱自在に配置
された接着シート5とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、鼠の捕獲器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鼠捕獲器としては、ばね力を利用
して鼠を挟んで捕獲するもの、あるいは鼠が餌を取るこ
とにより、扉が遮蔽して閉じ込めるもの、あるいは接着
シートに接着させて捕獲するものなどがある。鼠の種類
の中でも、イエネズミやドブネズミは、知能・学習能力
が劣っているため、捕獲された子鼠を認知した親鼠も一
緒に捕獲されるといったように、従来の捕獲器でも十分
に効力があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
特に都市部において問題になっているのは、クマネズミ
と呼ばれる種類の鼠の猛烈な繁殖であり、エサとなる食
品類への被害は無論のこと、OA機器や電話回線の切断
などの被害が増加している。クマネズミは、イエネズミ
やドブネズミよりも知能が高く、高い学習能力や危険を
察知する力を備えており、従来のばね型捕獲器には掛か
り難く、また、粘着シートに捕獲された他の鼠の姿を見
て警戒して粘着シートに接近することがない。また、ク
マネズミは好奇心が強く、変わったものや仲間の声に対
しては非常に興味を示すという性質を有している。ま
た、従来の捕獲器は鼠が一匹掛かると蓋や扉が遮蔽さ
れ、その都度後処理を要するものであった。本発明は、
上記にような従来技術の問題点に鑑み、知能が高く警戒
心の強いクマネズミであっても同一の捕獲器に連続して
捕獲することができる鼠捕獲器を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明の鼠捕獲
器は、鼠が収容される遮蔽空間を有すると共に、上面が
開放された鼠の落下口を有する鼠捕獲箱と、該鼠捕獲箱
に立設された一対の遮蔽板と、通常は上方に向かって傾
斜した状態で前記遮蔽板の間に配置されると共に、鼠が
登坂することにより下方に傾動するシーソー板と、該シ
ーソー板の上方に設けられた餌載置部と、前記鼠捕獲箱
の底部に着脱自在に配置された接着シートとからなるこ
とを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係る
鼠捕獲器の一実施例を示す斜視図、図2及び図3は鼠捕
獲器の作動状態を示す一部断面正面図である。
【0006】
【実施例】図1に示すように、本実施例における鼠捕獲
器は、台錐形状の鼠捕獲箱1と、この鼠捕獲箱1に立設
された一対の半円形状遮蔽板2と、これら一対の遮蔽板
2の間に傾動自在に取付けられるシーソー板3とから概
略構成されている。鼠捕獲箱1内部は鼠が収容される遮
蔽空間1aを有し、その上面が開放されて鼠の落下口1
bが形成されている。鼠捕獲箱1の前後の側板4は、蝶
板4aにより開閉可能に取り付けられると共に、その内
底面には接着シート5が出し入れ自在に収容されてい
る。
【0007】遮蔽板2は、鼠捕獲箱1の長手方向に沿っ
て鼠の落下口1bに臨んで立設されており、その頂部突
起2aを頂部連結板6に嵌合させてその上部が固定され
る。また、この連結板6の直下近傍には、2枚の支持梁
板7aを対向挟持させて餌8を載置するための餌載置部
7が設けられている。餌8としては油揚げ、肉片、ソー
セージ片などが好ましい。
【0008】一対の遮蔽板2の間に取付けられた2枚シ
ーソー板3は、その回転軸3aの両端部を、遮蔽板2に
穿孔された軸受孔2bに挿通させて傾動自在に取り付け
られると共に、その下部側に錘9を貼付することによ
り、通常は上方に向かって傾斜した状態で遮蔽板2の間
に配置されることとなる。そして、鼠が登坂することに
より鼠の重量によりシーソー板3の上部側が下方に傾動
するようにされている。
【0009】次に、本実施例に係る鼠捕獲器の作動を、
図2及び図3を参照して説明する。餌載置部7の餌8を
発見しシーソー板3を登ってきた鼠Mは、シーソー板3
の上部に達した時、シーソー板3が傾動し、鼠捕獲箱1
の落下口1bから鼠捕獲箱1内に落下する。そして、鼠
Mはその内底面に設置された接着シート5に接着されて
脱出することができなくなる。その後シーソー板3は、
錘9の作用でもって元の状態に復帰する。
【0010】このように、本発明鼠捕獲器では、一旦、
鼠捕獲箱1内に落下し、接着シート5に捕らえられた鼠
Mは、捕獲箱1から脱出することは不可能になるのであ
る。そして、捕獲された鼠は捕獲箱1、遮蔽板2及び元
の位置に復帰したシーソー板3により外部から完全に隠
蔽されるので、他の鼠に恐怖心や警戒心を与えることが
無い、このため同じ器具により同じ場所での連続した鼠
の捕獲が可能になるのである。
【0011】また、クマネズミのように、好奇心が強
く、変わったものや仲間の声に対しては非常に興味を示
すという性質をもった鼠は、遮蔽された捕獲箱の中から
聞こえてくる先に捕獲された鼠の鳴声に惹かれて、次の
鼠が掛かり易くなるという効果もある。こうして接着シ
ート5に接着捕獲された複数の鼠Mは、接着シート5ご
とに抜き出して焼却処分等の後処理を行うことができ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、知
能が高く警戒心の強いクマネズミのような鼠であっても
同一の捕獲器に連続して捕獲することができるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鼠捕獲器の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】鼠捕獲器の作動状態を示す一部断面正面図であ
る。
【図3】鼠捕獲器の作動状態を示す一部断面正面図であ
る。
【符号の説明】
1 鼠捕獲箱 2 遮蔽板 2a 頂部突起 2b 軸受孔 3 シーソー板 3a 回転軸 4 鼠捕獲箱の前後の側板 4a 蝶板 5 接着シート 6 頂部連結板 7 餌載置部 7a 支持梁板 8 餌 9 錘

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼠が収容される遮蔽空間を有すると共
    に、上面が開放された鼠の落下口を有する鼠捕獲箱と、
    該鼠捕獲箱に立設された一対の遮蔽板と、通常は上方に
    向かって傾斜した状態で前記遮蔽板の間に配置されると
    共に、鼠が登坂することにより下方に傾動するシーソー
    板と、該シーソー板の上方に設けられた餌載置部と、前
    記鼠捕獲箱の底部に着脱自在に配置された接着シートと
    からなることを特徴とする鼠捕獲器。
JP2000155360A 2000-05-25 2000-05-25 鼠捕獲器 Pending JP2001333682A (ja)

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