JP3224335U - 害獣捕獲器 - Google Patents
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Abstract
【課題】捕獲した害獣がフラップ扉に衝突しても該フラップ扉の破損を確実に防ぐことができるとともに、害獣がケージ本体内に侵入するとき以外はフラップ扉がケージ本体の開口部周縁に密着して両者間に隙間が発生しない害獣捕獲器を提供すること。【解決手段】害獣捕獲器1は、害獣を捕獲収容する略ボックス状のケージ本体2と、該ケージ本体2の少なくとも1つの側面に形成された開口部3を開閉するフラップ扉4を備え、ケージ本体2の開口部3が形成された側面(前面)をオーバーハングした傾斜面とするとともに、上端が上下に回動可能に支持されたフラップ扉4をケージ本体2内の開口部3の内側に配置し、フラップ扉4は、害獣がこれを押し開くことによって該害獣のケージ本体2内への侵入を許容し、害獣がケージ本体2内に浸入した後はその周端縁が開口部3の周縁に当接して害獣のケージ本体2外への退出を阻止するよう構成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、有害鳥獣の中でイノシシやシカなどの害獣を捕獲するための害獣捕獲器に関する。
害獣のうち比較的小さなネズミやモグラなどの小動物を捕獲するための害獣捕獲器が例えば特許文献1,2において提案されている。
特許文献1において提案された害獣捕獲器は、角筒状の筒体の両端開口部に、上端が回動可能に支持された扉を配置して構成されており、各開口部をそれぞれ開閉する扉は、筒体の内側方向には回動可能であるが、筒体の外側方向の回動がストッパ(扉外開き防止板)によって阻止される。この害獣捕獲器においては、ネズミやモグラなどの小動物が扉を押して開口部を開くことによって小動物の筒体内への侵入が許容されるが、筒体内に侵入した小動物は、扉を押してこれを外側へ開くことができないために筒体外へと退出することができないで筒体内に捕獲されることになる。
また、特許文献1には、別の形態の害獣捕獲器として、筒体内の両端開口部の内側に、上下の長さが筒体の内寸よりも長い扉を上端を中心として回動可能に配置する構成が提案されている。ここで、扉は、通常の状態(小動物が筒体内に侵入しない状態)では、自重によって筒体内で斜めに傾いた状態で開口部を閉じている。このような害獣捕獲器においても、小動物は、扉を押して開口部を開くことによって筒体内へ侵入することができるが、筒体内に侵入した小動物は、扉を押してこれを外側へ開こうとしても該扉の下端縁が筒体の底面に当接するために扉を開くことができず、小動物は、筒体外へと退出することができないで筒体内に捕獲されることになる。
特許文献2において提案された害獣捕獲器は、専らネズミを捕獲するためのものであって、特許文献1において提案された害獣捕獲器と同様に、角筒状の筐体の開口部の内側に、上端がヒンジによって回動可能に支持された扉を設けて構成されている。ここで、扉は、筐体の内側方向には開くことができるが、外側方向にはストッパに下端縁が当接することによって開くことができないよう構成されている。したがって、このような害獣捕獲器によっても、ネズミが扉を押して開口部を開くことによって該ネズミの筒体内への侵入が許容されるが、筒体内に侵入したネズミは、扉を押してこれを外側へ開くことができないために筒体外へと退出することができないで筒体内に捕獲されることになる。
ところで、害獣にはイノシシやシカなどの比較的大きな動物が含まれ、イノシシやシカなどは、野菜や果物などの農作物に甚大な被害を与えるために捕獲の対象となる。このようなイノシシやシカなどの害獣を特許文献1,2において提案されたような害獣捕獲器を応用したもの(大型化したもの)によって捕獲する場合、扉は、その下端縁の1辺のみがストッパ(扉外開き防止板)や筒体の底面に当接することによって外側方向への開きが阻止されている。
捕獲されたイノシシやシカなどの比較的大型の動物が扉に追突した場合に該扉が受ける衝撃力は、ネズミなどの小動物が追突した場合に扉が受ける衝撃力に比して格段に大きい。このため、特許文献1,2において提案された害獣捕獲器のように、扉の外側方向への開きを、該扉の下端縁の1辺のみをストッパ(扉外開き防止板)または筒体の底面に当接させることによって防ぐ方式を採用すると、この扉の下端縁が受ける衝撃力が過大となる。この結果、最悪の場合には扉が破損し、捕獲した害獣を逃がしてしまうことが起こり得る。
また、扉の下端縁をストッパに当接させることによって該扉の外側方向への開きを防ぐ方式を採用する害獣捕獲器においては、捕獲した害獣が逃げようとして扉に衝突するとき以外は扉はストッパに密着していないため、扉とストッパとの間に隙間が生じる場合があり、このような場合には、捕獲した害獣が隙間に足を掛けて扉を内側方向へと開いて逃げてしまう可能性もある。
本考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、捕獲した害獣がフラップ扉に衝突しても該フラップ扉の破損を確実に防ぐことができるとともに、害獣がケージ本体内に侵入するとき以外はフラップ扉がケージ本体の開口部周縁に密着して両者間に隙間が発生しない害獣捕獲器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案に係る害獣捕獲器は、害獣を捕獲収容する矩形ボックス状のケージ本体と、該ケージ本体の少なくとも1つの側面に形成された開口部を開閉するフラップ扉を備え、前記ケージ本体の前記開口部が形成された側面を傾斜面とするとともに、上端が上下に回動可能に支持された前記フラップ扉を前記ケージ本体内の前記開口部の内側に配置し、前記フラップ扉は、害獣がこれを押し開くことによって該害獣の前記ケージ本体内への侵入を許容し、害獣が前記ケージ本体内に浸入した後はその周端縁が前記開口部の周縁に当接して害獣の前記ケージ本体外への退出を阻止するよう構成されていることを特徴とする。
本考案に係る害獣捕獲器によれば、フラップ扉は、その上端縁を除く外周端縁(左右両端縁と下端縁)がケージ本体の開口部周縁によって受けられるため、ケージ本体内に捕獲した害獣がフラップ扉に大きな衝撃力で衝突しても、衝撃力はフラップ扉の上端縁を除く外周端縁(左右両端縁と下端縁)によって均等に受けられる。このため、フラップ扉の各外周端縁(左右両端縁と下端縁)が受ける衝撃力が小さく抑えられ、フラップ扉の衝撃力による破損が防がれ、捕獲した害獣がケージ本体から逃げ出すという不具合が発生することがない。
また、フラップ扉は、害獣がケージ本体内に侵入するとき以外はケージ本体のオーバーハング傾斜面の開口部周縁に密着しているため、フラップ扉と開口部周縁との間に隙間が発生することがなく、捕獲した害獣が隙間に足を掛けてフラップ扉を内側方向へと開いて逃走するという不具合の発生が確実に防がれる。
上記害獣捕獲器においては、前記ケージ本体の前記傾斜面は、その内面に前記フラップ扉が自重によって押圧される方向に傾斜していることが必要である。このようにすることによって、フラップ扉は、害獣がケージ本体内に侵入するとき以外はケージ本体の傾斜面に密着する状態が維持される。
また、前記フラップ扉は、透明樹脂板によって構成されていることが望ましい。このように、フラップ扉を透明樹脂板で構成することによって、害獣は、ケージ本体内を通過しようとしてフラップ扉を開けてケージ本体内に入り易くなるため、害獣を捕獲する確率が高くなる。
そして、前記フラップ扉に複数の孔を形成することが望ましい。このようにフラップ扉に複数の孔を形成することによって、害獣を誘き寄せるためにケージ本体内にセットしたエサの臭いがフラップ扉の孔を介してケージ本体外に漂うため、この臭いに誘われて害獣がケージ本体内に侵入して捕獲され易くなる。
また、前記害獣捕獲器において、前記ケージ本体の上面の一部に、捕獲が禁止されている動物を前記ケージ本体外へと逃がすための開口部を形成してもよい。
上記のようにケージ本体の上面の一部に開口部を形成することによって、捕獲が禁止されている動物、例えば熊が捕獲された場合であっても、この動物を開口部からケージ本体外へと逃がすことができる。
本考案によれば、捕獲した害獣がフラップ扉に衝突しても該フラップ扉の破損を確実に防ぐことができるとともに、害獣がケージ本体内に侵入するとき以外はフラップ扉がケージ本体の開口部周縁に密着して両者間に隙間が発生しない害獣捕獲器を提供することができる。
以下に本考案の実施の形態例を添付図面に基づいて説明する。
図1は本考案に係る害獣捕獲器の側面方向からの斜視図、図2は図1の害獣捕獲器の正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図3の矢視B方向の図、図5は図3のC部拡大詳細図である。なお、以下の説明においては、図1に矢印にて示す方向を「前後」及び「左右」とする。
本実施の形態に係る害獣捕獲器1は、害獣のうちの主にイノシシを捕獲するためのものであって、イノシシを捕獲収容する矩形ボックス状のケージ本体2と、該ケージ本体2の少なくとも1つの側面(本実施の形態では、前面)に形成された開口部3を開閉するフラップ扉4を備えている。
上記ケージ本体2は、図1に示すように、鋼材(例えば、アングル材)によって組み立てられた矩形枠体2Aの6面(前面と後面、左右両側面及び上下面)に溶接金網5を張設して構成されている。ここで、前面は、オーバーハングして傾斜する傾斜面とされており、この傾斜面には矩形の開口部3が形成されている(図1、図2及び図4参照)。なお、イノシシは、その習性から真上に飛び上がることができないため、図1に示すように、矩形枠体2Aの左右の側面の下半部には、上下2本の補強材2aが前後方向に沿って互いに平行に架設されている。同様に、矩形枠体2Aの後面に上下スライド可能に設置される扉の下半部にも、上下2本の補強材2bが左右方向に沿って互いに平行に架設されている。
また、図1に示すように、本実施の形態に係る害獣捕獲器1においては、図1に示すように、ケージ本体2の上面の後端部の左右方向中央には、捕獲が禁止されている動物をケージ本体2外へと逃がすための矩形の開口部6が形成されている。
ところで、ケージ本体2(矩形枠体2A)の前面は、前述のようにオーバーハングした傾斜面とされている。具体的には、ケージ本体2の前面は、下端から上方に向かって斜め前方に傾斜するオーバーハングした斜面を成している。換言すれば、ケージ本体2の前記傾斜面は、その内面に前記フラップ扉4が自重によって押圧される方向に傾斜しているが、これについての詳細は後述する。したがって、ケージ本体2の前面は、その上部が下部に対して所定量だけ前方に向かって突出し、オーバーハング傾斜面を形成している。
ここで、図2及び図4に示すように、ケージ本体2の傾斜面を成す前面に形成された開口部3の周縁には、縦方向に配置された左右のフレーム2c,2dと上下のフレーム2e,2fが矩形枠状に配置されており、これらのフレーム2c〜2fによって囲まれた開口部3の内側(図2の奥側)に前記フラップ扉4が配置されている。
上記フラップ扉4は、ポリカーボネートやアクリルなどの矩形で高強度の透明樹脂板によって構成されており、その縦横寸法は、開口部3の縦横寸法よりも若干大きく設定されている。すなわち、フラップ扉4の縦横の寸法は、開口部3の開口内寸(縦横寸法)よりも若干大きく設定されており、したがって、このフラップ扉4が図3に実線にて示すようにケージ本体2の開口部3を閉じている状態では、図4に示すように、フラップ扉4の上端縁を除く左右の端縁と下端縁は、開口部3の周縁の矩形枠である左右のフレーム2c,2dと下端のフレーム2fの各内面に密着している。
そして、図1及び図2に示すように、透明なフラップ扉4には、複数(図示例では、5×5=25個)の円孔7がマトリックス状に整然と形成されている。なお、本実施の形態では、フラップ扉4として厚さ8mmのポリカーボネートの透明樹脂板が使用されており、これには内径がφ30mmの円孔7が計25個形成されている。
ところで、図1〜図4に示すように、フラップ扉4は、その上端縁が水平な丸棒状の軸8を中心として回動可能に支持されている。具体的には、フラップ扉4の上端縁には、図1及び図2に示すように、逆U字状の6つのヒンジ金具9が左右方向に適当な間隔で取り付けられており、これらのヒンジ金具9には、左右両端部が左右のフレーム2c,2dに溶接等で強固に固定された水平な軸8が通されている。したがって、ケージ本体2の開口部3の内側に配されたフラップ扉4は、その上端縁が6つのヒンジ金具9を解して軸8によって回動可能に吊下げ支持されており、ケージ本体2に形成された開口部3は、後述のようにフラップ扉4によって開閉される。なお、図5に詳細に示すように、各ヒンジ金具9は、これとフラップ扉4に挿通するボルト10と該ボルト10に螺合するナット11によってフラップ扉10の上端縁に取り付けられている。
ここで、フラップ扉4は、通常状態(イノシシがケージ本体2内に侵入するとき以外の状態)では、図3に実線にて示すように、自重によってケージ本体2の開口部3を閉じている。このとき、前述のようにフラップ扉4の縦横寸法(面積)は、開口部3の縦横寸法(開口面積)よりも若干大きく設定されているため、該フラップ扉4の周縁のうち上端縁を除く端縁(左右両端縁と下端縁)は、図4に示すように、開口部3の周縁に配置された左右のフレーム2c,2dと下端のフレーム2fの各内面にそれぞれ密着している。
上述のように通常状態においてフラップ扉4が自重によって開口部3の周縁に密着して開口部3を閉じることができる理由は、ケージ本体2の開口部3が形成された前面がオーバーハングした傾斜面を成しているためであり、このことについて以下に説明する。
図4に実線にて示すようにフラップ扉4が開口部3を閉じた状態において、ケージ本体2の前面の傾斜角を図示のようにθ、フラップ扉4の質量をm、重力加速度をgとすると、フラップ扉4の重心Gには、自重mgが垂直下方に作用する。
したがって、フラップ扉4には、自重mgの分力mg・sinθによって軸8を中心とする図4の矢印方向(反時計方向)のモーメントMが作用する。ここで、軸8の中心からフラップ扉4の重心Gまでの距離を図示のようにLとすると、フラップ扉4に作用するモーメントMは次式によって求められる。
M=mg・sinθ×L
上式によって求められるモーメントMがフラップ扉4に作用することによって、該フラップ扉4は、前述のように開口部3の周縁に押圧された状態で開口部3を閉じた状態が維持される。
上式によって求められるモーメントMがフラップ扉4に作用することによって、該フラップ扉4は、前述のように開口部3の周縁に押圧された状態で開口部3を閉じた状態が維持される。
以上のように構成された害獣捕獲器1においては、ケージ本体2の底面上には人工芝12が敷設され、この人工芝12の上には、イノシシを誘導するための米などの穀物が散布される。また、ケージ本体2内の開口部3から離れた奥側には、イノシシの好物である野菜や果物などのエサがセットされる。
上述のように構成された害獣捕獲器1は、イノシシが出没する箇所に設置されるが、ケージ本体2は、周囲の植物や木枝などによって覆ってカモフラージュすることによってイノシシに警戒心を抱かせないようにすることが重要である。
上述のように設置された害獣捕獲器1にセットされたエサに誘き寄せられてイノシシが当該害獣捕獲器1に近づき、透明なフラップ扉4をその鼻で押すと、該フラップ扉4が図3に鎖線にて示すように軸8を中心として破線矢印方向に回動して開口部3を開く。すると、イノシシは、開いた開口部3からケージ本体2内へと容易に侵入することができる。ここで、本実施の形態では、フラップ扉4をポリカーボネート製の透明樹脂板で構成したため、イノシシは、ケージ本体2内を通過しようとしてフラップ扉4を開けてケージ本体2内に入り易くなる。このため、イノシシを捕獲する確率が高くなる。また、本実施の形態では、フラップ扉4に複数の円孔7を形成したため、イノシシを誘き寄せるためにケージ本体2内に置いたエサの臭いがフラップ扉4の円孔7を介してケージ本体2の外に漂うため、この臭いに誘われてイノシシがケージ本体2内に侵入して捕獲され易くなる。
そして、イノシシがフラップ扉4を開けて開口部3を通過すると、フラップ扉4は、自重によって軸8を中心として図4の実線矢印方向に回動して開口部3を閉じる。このように開口部3がフラップ扉4によって閉じられると、ケージ本体2内に侵入したイノシシがフラップ扉4に追突してこれを開けようとしても、該フラップ扉4の開き方向(外側方向)の回動が阻止される。すなわち、フラップ扉4が開口部3を閉じた状態では、図4に示すように、該フラップ扉4の左右の両端縁と下端縁が開口部3の周縁のフレーム2c,2d,2fにそれぞれ密着しているため、ケージ本体2内に侵入したイノシシがフラップ扉4を開けようとして該フラップ扉4に内側から衝突しても、このフラップ扉4を開けることができず、イノシシは、ケージ本体2内に閉じ込められて捕獲される。
なお、図1のケージ本体2の後面には上下スライド式の扉SDが設けられており、ケージ本体2内に捕獲されたイノシシは、扉を上方にスライドさせてケージ本体2の後面を開放することによってケージ本体2から取り出される。
ここで、フラップ扉4は、その上端縁を除く外周縁(左右両端縁と下端縁)がケージ本体2の開口部3の周縁のフレーム2c,2d,2eによって受けられるため、ケージ本体2内に捕獲したイノシシがフラップ扉4に大きな衝撃力で衝突しても、衝撃力はフラップ扉4の上端縁を除く外周縁(左右両端縁と下端縁)で均等に受けられる。このため、フラップ扉4の上端縁を除く外周縁(左右両端縁と下端縁)が受ける衝撃力が小さく抑えられ、フラップ扉4の衝撃力による破損が防がれ、捕獲したイノシシがケージ本体2から逃げ出すという不具合が発生することがない。
また、フラップ扉4は、イノシシがケージ本体2内に侵入するとき以外はケージ本体2のオーバーハングした傾斜面の開口部3の周縁に密着しているため、フラップ扉4と開口部3の周縁との間に隙間が発生することがなく、捕獲したイノシシが隙間に足を掛けてフラップ扉4を内側方向へと開いて逃走するという不具合の発生が確実に防止できる。
ところで、本実施の形態に係る害獣捕獲器1おいては、図1に示すように、ケージ本体2の上面の一部(後端部の左右方向中央)に開口部6を形成したため、捕獲が禁止されている動物が捕獲された場合であっても、この動物を開口部6からケージ本体2外へと逃がすことができる。
なお、以上は専らイノシシを捕獲するための害獣捕獲器に対して本考案を適用した形態について説明したが、本考案は、シカなどの他の害獣を捕獲するための害獣捕獲器に対しても同様に適用可能である。
その他、本考案は、以上説明した実施の形態に適用が限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲および明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1 害獣捕獲器
2 ケージ本体
2A 矩形枠体
2a,2b 補強材
2c〜2f フレーム
3 開口部
4 フラップ扉
5 溶接金網
6 開口部
7 円孔(孔)
10 ボルト
11 ナット
12 人工芝
2 ケージ本体
2A 矩形枠体
2a,2b 補強材
2c〜2f フレーム
3 開口部
4 フラップ扉
5 溶接金網
6 開口部
7 円孔(孔)
10 ボルト
11 ナット
12 人工芝
Claims (5)
- 害獣を捕獲収容する略ボックス状のケージ本体と、該ケージ本体の少なくとも1つの側面に形成された開口部を開閉するフラップ扉を備え、
前記ケージ本体の前記開口部が形成された側面をオーバーハングした傾斜面とするとともに、上端が上下に回動可能に支持された前記フラップ扉を前記ケージ本体内の前記開口部の内側に配置し、
前記フラップ扉は、害獣がこれを押し開くことによって該害獣の前記ケージ本体内への侵入を許容し、害獣が前記ケージ本体内に浸入した後はその周端縁が前記開口部の周縁に当接して害獣の前記ケージ本体外への退出を阻止するよう構成されていることを特徴とする害獣捕獲器。 - 前記ケージ本体の前記傾斜面は、その内面に前記フラップ扉が自重によって押圧される方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の害獣捕獲器。
- 前記フラップ扉は、透明樹脂板によって構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の害獣捕獲器。
- 前記フラップ扉に複数の孔を形成したことを特徴とする請求項3に記載の害獣捕獲器。
- 前記ケージ本体の上面の一部に、捕獲が禁止されている動物を前記ケージ本体外へと逃がすための開口部を形成したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の害獣捕獲器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003669U JP3224335U (ja) | 2019-09-27 | 2019-09-27 | 害獣捕獲器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021090402A (ja) * | 2019-12-12 | 2021-06-17 | 和歌山県 | 獣類捕獲装置 |
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- 2019-09-27 JP JP2019003669U patent/JP3224335U/ja not_active Expired - Fee Related
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