JP2004311357A - 鉛蓄電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】正極格子の伸びに起因する極板上部あるいは側部での短絡を防止するための極板の高さ方向の上端および幅方向の左・右端からのセパレータのはみ出し量を適切にすることによってエネルギー密度が優れ、しかも寿命性能の安定した鉛蓄電池を提供することにある。
【解決手段】セパレータの寸法が極板寸法より大きくした鉛蓄電池において極板の高さ方向の上端および幅方向の左・右端からのセパレータのはみ出し量をそれぞれ、AAmm、ABmm、ACmmとし、正極板高さをDmmとしたときに、(AA、AB、AC)≧0.02×D、あるいは、電槽の内幅がセパレータ幅より狭い場合には、極板の高さ方向のセパレータのはみ出し量AAmmのみがAA≧0.02×Dであることを特徴とするものである。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉛蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、鉛蓄電池は自動車用や産業用をはじめとしてあらゆる分野で広く用いられており、軽量化、コストダウン、メンテナンスフリー化、長寿命化、品質の安定化等が強く求められている。
【0003】
鉛蓄電池は、正極板、負極板、セパレータおよび電解液から構成されている。正極板は、鉛あるいは鉛合金からなる格子に活物質の二酸化鉛(PbO)が保持された構造で、負極板は、鉛あるいは鉛合金からなる格子に活物質の鉛(Pb)が保持された構造である。電解液には濃度、30〜45質量%の希硫酸が、また、セパレータには、多孔性合成樹脂製のものやガラス繊維製のものが用いられている。
【0004】
鉛蓄電池の劣化モードには、活物質の軟化脱落と正極格子の腐食の2つがある。
【0005】
第1の劣化モードである活物質の軟化・脱落は、充・放電を繰り返すと、正極活物質である微細な二酸化鉛(PbO)粒子の結晶化が進み、粒子の粗大化と平滑化が起こり、二酸化鉛(PbO)間の結合力が弱くなって個々の粒子がバラバラになる、いわゆる、軟化・脱落現象が発生し、鉛蓄電池の容量が低下していくものである。
【0006】
鉛蓄電池では通常、極板を主として垂直方向で使用するが、劣化が進行して、正極活物質が軟化脱落した場合に、極板下部に堆積し、正・負極の下部で導通し短絡する可能性がある。その対策としては電槽下部に鞍を設け、電槽底面と極板下部との間に間隙を形成し、短絡を防止する方法が一般的である。図1は、その一例を示す内部透視要部正面図ある。図1において、1は電槽、2は蓋、41は多孔性合成樹脂からなるセパレータ、5は鞍、6は負極板をそれぞれ示す。
【0007】
図1に示すように、電槽1の下部に設けた鞍5によって、正極板(図1では図示せず)および負極板6と電槽底面との間に空間が形成され、脱落した活物質はその空間に堆積されるので短絡が防止できるのがわかる。しかし、この部分は蓄電池の放電に関与しない部分であり、これを多く取ると、蓄電池の容積エネルギー密度が低下する問題を有している。
【0008】
上記に対して、近年では、U字状セパレータで正極板の下部を巻くことによって脱落した正極板活物質を保持し、負極板側に移動しないようにする方法や、負極板あるいは正極板を袋状のセパレータ、いわゆる、エンベロープセパレータに挿入した形状の極板群を構成し、正極板を挿入した場合には、脱落した活物質をエンベロープセパレータ内に保持し、負極板を挿入した場合には、エンベロープ形状によって負極板と脱落した正極活物質との導通を防止する方法が取られている。図2はその一例を示す要部断面図で、3は正極板、42は微細ガラス繊維からなるU字状セパレータをそれぞれ示す。他の構成部材は図1と同じ番号を付記する。
【0009】
図2に示すように、U字状セパレータ42を正極板3の下部で巻いた形状になっており、正極活物質が脱落してきても、前記U字状セパレータ42によって、負極板6側に移動するのが阻止されるので短絡が防止できると共に、放電反応に寄与しない鞍の部分がないので、容積効率が図1に示す蓄電池に比べて優れているのが理解できる。
【0010】
このように、充・放電による、正極活物質の軟化・脱落に関しては、その対策が施されている。
【0011】
第2の劣化モードは、正極格子の腐食である。正極格子は、開回路の状態でも電位の高い二酸化鉛(PbO)と常時接しているため、常に腐食される環境にあり、充電時には充電過電圧が加わって電位が高くなり、腐食がさらに加速される。該腐食は格子を構成している鉛あるいは鉛合金の粒界に沿って起こり、この腐食生成物が元の物質より容積が大きいために粒界を押し広げることになり、正極格子は高さ方向あるいは幅方向に伸びることになる。正極格子が伸び、負極板より大きくなった部分の活物質が格子から剥離して負極板と導通し、短絡する場合と、充・放電を繰り返した時の溶解・析出反応により析出した鉛が前記伸びた正極格子の上部あるいは側部に堆積して最終的に負極板と導通して短絡する場合とがある。
【0012】
上記、正極格子の伸びによる短絡に対しては、図1に示すように、極板の高さ方向の上端および幅方向の左・右端からセパレータをはみ出させて防止している。セパレータのはみ出し量を大きくすれば上記短絡の防止の効果は大きくなるが、はみ出し部分は反応に寄与しない空間であり、その部分が増加することにより、鉛蓄電池のエネルギー密度が低下する。近年では、鉛蓄電池に対するエネルギー密度の向上要求が強い中で、セパレータのはみ出し量を大きく取るのは好ましくなく、セパレータの適切なはみ出し量が求められている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、正極格子の伸びに起因する極板の高さ方向の上端あるいは左・右側部での短絡を防止するためのセパレータのはみ出し量を適切にして、エネルギー密度が優れ、しかも寿命性能の安定した鉛蓄電池を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題を解決するための手段として、請求項1によれば、正・負極板をセパレータを介して積層した極板群の前記セパレータの寸法を前記正・負極板寸法より大きくした鉛蓄電池において、
極板の高さ方向の上端からのセパレータのはみ出し量をAAmm、幅方向の左端からのはみ出し量をABmm、右端からのはみ出し量をACmm、正極板高さをDmmとしたときに、
(AA、AB、AC)≧0.02×D
であることを特徴とするものである。
【0015】
極板からのセパレータのはみ出し量を大きく取れば、正極格子の伸びに起因する短絡防止には有効であるが、その分、反応に寄与しない空間が増え、蓄電池のエネルギー密度が低下すると共に、セパレータの材料費がかさむ問題を抱えていたのに対して、本願の発明者は、極板の高さ方向の上端および幅方向の左・右端からのセパレータのはみ出し量を種々変えた鉛蓄電池を試作し、寿命試験を行った結果、図3に示すように、極板の高さ方向の上端からのセパレータのはみ出し量をAAmm、幅方向の左端からのはみ出し量をABmm、右端からのはみ出し量をACmm、正極板高さをDmmとしたときに、(AA、AB、AC)≧0.02×Dの関係を維持すれば、実用的な蓄電池の寿命性能が確保できると共に、セパレータの極板からのはみ出しによるエネルギー密度の低下を最低限に押さえることができ、また、セパレータの材料費の削減に寄与することを見出した。
【0016】
なお、極板の高さ方向の上端および幅方向の左・右端からのセパレータのはみ出し量AA、AB、AC(mm)は、同じであってもよいし、それぞれが異ってもよい。
【0017】
請求項2によれば、正・負極板をセパレータを介して積層した極板群の前記セパレータの寸法を前記正・負極板寸法より大きくした鉛蓄電池において、電槽内幅がセパレータの幅寸法より小さく、かつ、極板の高さ方向の上端からのセパレータのはみ出し量をAAmm、正極板高さをDmmとしたときに、AA≧0.02×Dであることを特徴とするものである。
【0018】
本発明は、特に、ガラス繊維製のセパレータを用いた制御弁式鉛蓄電池に適しているもので、ガラス繊維の折り曲げ易い性質を利用して、セパレータの幅を電槽内幅より大きい構成にしたものである。該セパレータと正・負極板とからなる極板群を電槽に挿入した場合、セパレータの幅方向のはみ出し部は折れ曲がる。そのことによって、極板側部を覆う形になり効果的に正極格子の伸びによる側部の短絡を防止することができる。したがって、この場合には、極板の幅方向の左・右端からのセパレータのはみ出し量は考慮する必要がなく、極板高さ方向のはみ出し量AAと正極板高さDとの関係、AA≧0.02×Dのみを考慮すれば安定した寿命性能が得られることを本願発明者は見出した。
【0019】
【実施例】
本発明を実施例により具体的に説明する。
(実施例1)
実施例1では、本発明の請求項1に記載されている効果を具体的に示すために行った試験について説明する。
【0020】
JIS D 5302に規定されている二動車用制御弁式鉛蓄電池、BT7Bについて、正・負極格子にPb−0.08質量%Ca−1.2質量%Snを用い、通常の正・負極ペーストを充填・熟成・乾燥した高さ50mm、厚み2.1mmの正極板、高さ51mm、厚み1.6mmの負極板を微細ガラス繊維セパレータを介して積層して極板群を形成した。その際、極板の高さ方向の上端および幅方向の左・右端からのセパレータのはみ出し量を種々変えたものを作製した。該極板群を電槽に挿入後、所定の濃度の希硫酸を注入して、電槽内で化成を行い、化成終了後、制御弁を装着して制御弁式鉛蓄電池を作製した。これら蓄電池を軽負荷寿命試験に供した。試験条件を以下に示す。
放電:6.5Aで4分間
充電:14.8V(制限充電電流:25A)で10分間
試験温度:40〜45℃
上記充・放電を繰り返し、480サイクル毎に56時間以上放置後、50Aで30秒間放電を行い、30秒目の電圧が7.2V以下になった時点を寿命とした。
【0021】
試験蓄電池内容および試験結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
Figure 2004311357
【0023】
表1に示すように、極板の高さ方向の上端および幅方向の左・右端からのセパレータのはみ出し量、AA、ABおよびACのいずれもが0.016であるNo.1は、正極格子の伸びに起因する短絡を防止する機能が不十分で、約5,000サイクルで寿命になった。また、はみ出し量、AA、ABおよびACのいずれかを0.01と小さくしたNo.2、No.3およびNo.4は、その部分での短絡が発生し、短寿命であった。
【0024】
はみ出し量、AA、ABおよびACのいずれもが本発明の条件の0.02であるNo.5では、サイクル数が9,500サイクルと改善され、実用的な寿命性能が得られた。また、はみ出し量、AA、ABおよびACの内少なくとも1つの辺が0.020で、他の2辺が0.032である、No.6、No.7あるいはNo.8の蓄電池は、はみ出量が0.02である部分で短絡が発生し、寿命になることが分かった。
【0025】
さらに、はみ出し量、AA、ABおよびACのいずれをも0.032、0.048、0.064、0.080と大きくするにしたがって、短絡を防止する機能が高くなり、寿命性能が改善された。しかし、はみ出し量が0.096のNo.13は、はみ出し量、0.080のNo.12と大差なかった。これは、はみ出し量が十分であるために極板の上部あるいは側部で短絡は発生しなかったが、鉛蓄電池の本来の劣化モードである正極格子の腐食により寿命になったためで、実質的には0.080が限度であるといえる。
(実施例2)
実施例2では、本発明の請求項2の効果を具体的に示すために行った試験について説明する。
【0026】
本実施例では、図4に示すように、電槽の内幅Fがセパレータ幅Eより小さい電槽8を用いた。それ以外は、実施例1と同じ正・負極板を用いて二動車用制御弁式鉛蓄電池、BT7Bを作製した。その際、極板の高さ方向のセパレータのはみ出し量AAを種々変えた。極板の幅方向の左・右端からのセパレータのはみ出し量、ABおよびACは、(AB、AC)=0.010×Dに固定した。蓄電池の内容およびこれら蓄電池を実施例1と同じ条件で試験に供した結果を表2に示す。
【0027】
【表2】
Figure 2004311357
【0028】
電槽の内幅がセパレータの横幅寸法より小さい場合、極板群を電槽に挿入するとセパレータの左右端が折れ曲がり極板側面を覆うあるいはセパレータの側部が電槽の内壁に接触し、堰のような働きをして、正極活物質の負極への移動を阻止するので、はみ出し量が少なくても極板側面部での短絡を効果的に防止できる。したがって、はみ出し量、AB、ACが、(AB、AC)/D=0.010であっても、実施例1の場合のような短寿命は発生せず、寿命はあくまで、極板の高さ方向のセパレータのはみ出し量AAに制限されていた。すなわち、AAが0.2より小さいNo.14および15の蓄電池は、AAの部分で短絡が発生し、3,500および4,900サイクルと短寿命であった。AAが0.02以上になると、寿命性能が改善され、実用的な寿命を示し、AAが大きくなるほど寿命性能が良くなった。
【0029】
このように、柔軟性を有するガラス繊維のセパレータを用いた場合、セパレータ幅より、狭い電槽を用い、セパレータを折り曲げ、極板側部を被覆する形を取ることが可能で、そのことにより極板側部の短絡が効果的に防止でき、極板の高さ方向の上端からのセパレータのはみ出し量AAについてのみ、AA≧0.02×Dの関係を維持し、極板幅方向の左・右端からのセパレータのはみ出し量は考慮する必要のないことが明らかになった。これにより無駄な空間を一層削減でき、よりエネルギー密度が高く、寿命性能の安定した鉛蓄電池が得られる。
【0030】
また、電解液が十分に存在する開放型鉛蓄電池において使用される袋状のセパレータ、いわゆるエンベロープタイプのセパレータを用いた場合も、極板側部がセパレータで被覆されているので、セパレータの極板からのはみ出しを極板の高さ方向AAのみを考慮すればよい請求項2が適用できるのはいうまでもない。
【0031】
本発明は、上述しているように、正極板の高さDを基準にして、(AA、AB、AC)≧0.02×Dあるいは、電槽内幅がセパレータの幅寸法より小さい場合には、AA≧0.02×Dの関係を維持することによって無駄な空間を無くし容積効率の優れた鉛蓄電池が得られるものであるが、正極板の形状が極端な場合、例えば、極端に縦長、あるいは横長の場合には、最適設計といい難い状況も発生しうる。本願発明者は、図3および図4に示す正極板の高さDと幅Wを種々変えた正極板について(AA、AB、AC)≧0.02×Dあるいは電槽内幅がセパレータの幅寸法より小さい場合のAA≧0.02×Dの関係を検証した結果、D/Wが0.5以上、1.5以下の範囲で、上記関係がより有効である結果を得た。
【0032】
さらに、正・負極板をセパレータを介して巻回した円筒型鉛蓄電池においても、極板の高さ方向の上端からのセパレータのはみ出し量について試験した結果、上端からのセパレータのはみ出し量AAmmと正極板高さDmmについても本発明のAA≧0.02×Dが有効であることがわかった。
【0033】
【発明の効果】
以上、詳述したように、鉛蓄電池の劣化モードの内、正極格子の伸びと鉛の溶解・析出反応に起因する極板の上部および側部に発生する短絡を防止するために極板の高さ方向の上端および幅方向の左・右端からのセパレータのはみ出し量を多くすると短絡防止には有効であるが、その分、電槽が大きくなり、エネルギー密度が低下する問題点があったが、前記極板の高さ方向の上端からのセパレータはみ出し量をAAmm、極板の左端からのはみ出し量をABmm、右端からのはみ出し量をACmmとし、正極板高さをDmmとしたときに(AA、AB、AC)≧0.02×Dの関係を維持する、あるいは、セパレータ幅より、電槽の内幅が狭い場合においては、極板の高さ方向の上端からのセパレータのはみ出し量AAmmのみについて、AA≧0.02×Dの関係を維持すれば実用的な寿命性能が得られ、しかもエネルギーの低下が最低減に抑えられ、エネルギー密度の優れた蓄電池が得られ、その工業的効果が極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉛蓄電池の一例を示す内部透視要部正面図。
【図2】鉛蓄電池の他の例を示す要部断面図。
【図3】鉛蓄電池の正極板高さDと正極板の高さ方向の上端からのセパレータのはみ出し量AA、極板の幅方向の左・右端からのはみ出し量AB、ACとの関係を示す要部側面図(a)ならびに要部平面図(b)。
【図4】鉛蓄電池の正極板高さDと正極板の高さ方向の上端からのセパレータのはみ出し量AAおよびセパレータ幅Eならびに電槽の内幅Fとの関係を示す要部側面図(a)、要部平面図(b)、要部断面図(c)。
【符号の説明】
1 電槽
2 蓋
3 正極板
41 合成樹脂製セパレータ
42 ガラス繊維製セパレータ
5 鞍
6 負極板
7 極板耳
8 電槽

Claims (2)

  1. 正・負極板をセパレータを介して積層した極板群の前記セパレータの寸法を前記正・負極板寸法より大きくした鉛蓄電池において、
    極板の高さ方向の上端からのセパレータのはみ出し量をAAmm、幅方向の左端からのはみ出し量をABmm、右端からのはみ出し量をACmm、正極板高さをDmmとしたときに、
    (AA、AB、AC)≧0.02×D
    であることを特徴とする鉛蓄電池。
  2. 正・負極板をセパレータを介して積層した極板群の前記セパレータの寸法を前記正・負極板寸法より大きくした鉛蓄電池において、
    電槽内幅がセパレータの幅寸法より小さく、かつ、極板の高さ方向の上端からのセパレータのはみ出し量をAAmm、正極板高さをDmmとしたときに、AA≧0.02×Dであることを特徴とする鉛蓄電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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