JP2004310465A - ブランドイメージ評価・修正方法及びブランドイメージ評価・修正システム - Google Patents
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Abstract
【課題】使用するブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージを評価し、修正する方法及びシステムを提供する。
【解決手段】ブランドイメージの評価を依頼するクライアントの通信端末装置と、クライアントの通信端末装置からのブランドイメージを評価するサーバ装置とがコンピュータネットワークを介して利用した方法及びシステムで、ユーザの使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの個々のブランドイメージ情報に対するアンケートの回答情報に基づき得点し、個々の得点の合計を集計し、さらに得点の平均値を算出し、平均値を座標図にプロットし、クライアントの使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を評価し、評価した前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報をクライアントの通信端末装置に送信し、繰り返しユーザのアンケートにより、最適な座標位置になるまで連続処理により、使用ブランドのブランドイメージ情報を修正するようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】ブランドイメージの評価を依頼するクライアントの通信端末装置と、クライアントの通信端末装置からのブランドイメージを評価するサーバ装置とがコンピュータネットワークを介して利用した方法及びシステムで、ユーザの使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの個々のブランドイメージ情報に対するアンケートの回答情報に基づき得点し、個々の得点の合計を集計し、さらに得点の平均値を算出し、平均値を座標図にプロットし、クライアントの使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を評価し、評価した前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報をクライアントの通信端末装置に送信し、繰り返しユーザのアンケートにより、最適な座標位置になるまで連続処理により、使用ブランドのブランドイメージ情報を修正するようにした。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージの評価・修正方法およびシステムに関するものである。特に、アンケート集計によるユーザの回答情報を分析して商号または商品名またはサービスマーク等のブランド及び/あるいはパッケージ、印刷物等の意匠に対して抱くイメージ(以下「ブランドイメージ」という。)を評価し、使用するブランドの個々のブランドイメージ情報に対し、修正を加えるブランドイメージ評価・修正方法及びシステムに関する。以下に述べる「ブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージ情報」には、ブランドシンボル(ブランドロゴタイプ、ブランドマーク等)、製品・サービス、デザイン要素、デザイン制作物及びショールーム等を含むものとする。次に「使用ブランド」とは、クライアントが依頼もしくは使用するブランドを指す。また、「設定ブランド」とは、クライアントが使用するブランドに対して、クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報のブランドイメージの評価・修正のための目標あるいは指標等として、あらかじめ設定したブランドで、競合しない有名もしくは著名なブランドを指している。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザが商号または商品名またはサービスマーク等のブランド及びパッケージ、印刷物等の意匠に対して抱くブランドイメージは、そのブランドを使用する企業(以下「クライアント」という。)にとって、商品開発戦略や経営戦略を決定する重要な指標の1つである。
【0003】
従来、マーケットにおけるユーザが抱くブランドイメージの評価方法およびシステムとして、クライアントがアンケート集計専門業者に委託して、委託された専門業者は、街頭で依頼したユーザに調査票を配って、回答された調査票を回収したり、あるいは郵送で特定のユーザに調査票を送付し、回答された調査票を回収したりして集計し、評価していた。
【0004】
また、評価する前処理の調査方法として、インターネットによる定量的調査方法と定性的調査法がある。
【0005】
定量的調査方法としては、質問紙を電子メールで配布して調査を行う電子メール調査法、同じく質問紙をWeb上に公開して行うWebページ調査法がある。
【0006】
また、定性的調査法としては、インターネットで行ういわゆるおしゃべりコーナーであるチャットを使用したネットワークチャットインタビュー、また掲示板に書き込む調査法が利用されている。
【0007】
次に、携帯電話等の携帯型通信端末を活用し、アンケート回答などのデータの収集をインタラクティブに、かつ迅速に行うデータ収集システム、サーバコンピュータ及びプログラムを記録した記録媒体が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
また、ユーザが自分に好適なブランドを簡単且つ正確に知ることができるアンケート集計プログラム、記憶媒体及び情報処理装置が提案されている。
【0009】
このアンケート集計プログラムは、情報処理装置により実行されるアンケート集計プログラムであって、ユーザが想定するブランドの市場における少なくとも1つのブランドイメージ情報及び前記ユーザの個人情報を情報端末から公衆網を介して集計する集計ステップと、前記ブランドイメージ情報と前記ユーザの個人情報との情報距離を算出する算出ステップとを備えたものである。
【0010】
さらに、クライアントが所有するブランドの第1のブランドイメージ情報と、他のクライアントが所有するブランドの第1のブランドイメージ情報との情報距離をクライアントが所有するブランドとのブランドイメージ差として設定するので、該設定されたブランドイメージ差を提示されたクライアントは、市場における正確な他のクライアントとのブランドイメージ差を知ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−041580号公報
【特許文献2】
特開2003−016244号公報
しかしながら、上述したプログラム、記憶媒体及び情報処理装置では、ユーザの主観的な評価でブランドが選択され、クライアントに好適なブランドを簡単に且つ正確に提供することができなかった。
【0012】
また、いずれの記憶媒体またはいずれのシステムもブランドイメージの評価において、具体的に個々のブランドイメージ情報をどのように修正を加えて変更すべきか分析されていなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、アンケートの質問事項に対するユーザの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を基礎データとして、使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の座標位置を定量的に定期的に明らかにし、使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を評価・修正する方法及びシステムを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージの評価を依頼するクライアントの通信端末装置と、前記クライアントの通信端末装置からの前記ブランドイメージを評価するサーバ装置とがコンピュータネットワークを介して接続されているシステムを利用したブランドイメージ評価・修正方法であって、
前記サーバ装置は、前記クライアントの通信端末装置から送信された少なくともクライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報を受信し、ユーザの前記使用ブランド、前記設定ブランド及び前記競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するアンケートの回答情報に基づき得点し、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の合計を集計し、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の平均値を算出し、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の平均値を座標図にプロットし、前記クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報を評価し、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価を前記クライアントの通信端末装置に送信し、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価に基づいて、前記クライアントの使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を修正し、前記修正された使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対し、繰り返しユーザのアンケートにより、最適な座標位置になるまで連続処理するループ処理を備えることを特徴とするブランドイメージ評価・修正方法である。
【0015】
これにより、使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報を評価することで、ユーザが描くブランドイメージがクライアントの設定した設定ブランドのブランドシンボルのブランドイメージに接近するように使用ブランドの個々のブランドイメージ情報の修正を重ねることができる。また、クライアントは、使用ブランドの個々のブランドイメージ情報のブランドイメージの評価を一貫して依頼できるので、受発注を容易に行うことができる。
【0016】
請求項2に係る発明は、前記クライアントが設定する設定ブランドと競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価データはコンピュータネットワークに接続された記憶手段に格納され、
前記クライアントの通信端末装置より送信された前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報に応じて、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価データを前記クライアントの通信端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のブランドイメージ評価・修正方法である。
【0017】
これにより、クライアントはコンピュータネットワークを利用して評価することができるため、容易かつ比較的安価で時間を短縮することができる。
【0018】
請求項3に係る発明は、前記サーバ装置は、少なくとも前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報の受信に伴い、前記クライアントの個人情報を照合認証した後、前記設定ブランドと前記競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価データを前記クライアントの通信端末装置に送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブランドイメージ評価・修正方法である。
【0019】
これにより、サーバ装置は、不正な発注を防止することができるとともに、第三者によりクライアントのプライバシーを侵害されるのを防止することができる。
【0020】
請求項4に係る発明は、商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージの評価を依頼するクライアントの通信端末装置と、前記クライアントの通信端末装置からの前記ブランドイメージを評価するサーバ装置とがコンピュータネットワークを介して接続されているブランドイメージ評価・修正システムであって、
前記サーバ装置は、前記クライアントの通信端末装置から送信された少なくとも前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報を受信する受信ステップと、ユーザの前記使用ブランド、前記設定ブランド及び前記競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するアンケートの回答情報に基づき得点する得点ステップと、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の合計を集計する集計ステップと、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の平均値を算出する算出ステップと、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の平均値を座標図にプロットするプロットステップと、前記クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報を評価する評価ステップと、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価を前記クライアントの通信端末装置に送信する送信ステップと、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価に基づいて、前記クライアントの使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を修正し、前記修正された使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対し、繰り返しユーザのアンケートにより、最適な座標位置になるまで連続処理するループ処理を備えたことを特徴とするブランドイメージ評価・修正システムである。
【0021】
請求項5に係る発明は、前記サーバ装置は、少なくとも前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報の受信に伴い、前記クライアントの個人情報の照合認証を行うクライアント個人情報照合認証ステップを備えることを特徴とする請求項4に記載のブランドイメージ評価・修正システムである。
【0022】
これにより、サーバ装置は、不正な発注を防止することができるとともに、第三者によりクライアントのプライバシーを侵害されるのを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係るブランドイメージ評価・修正システムの概念図である。
【0024】
図1において、ブランドイメージ評価・修正システムは、クライアントが商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報を送信するクライアントの通信端末装置と、ユーザからアンケートの回答情報を送信するユーザ通信端末装置と、得点手段、集計手段、算出手段、プロット座標図作成手段およびアンケートデータベースを蓄積するメモリ等を備えるサーバ装置と、前記ユーザ通信端末装置と前記クライアントの通信端末装置と前記サーバ装置とコンピュータネットワークを介して接続されているターミナルアダプタ(図示せず)によって構成される。
【0025】
図2は、サーバ装置の処理ステップを示すフローチャートである。本処理は、クライアントがクライアント通信端末装置を介してコンピュータシステムに住所、氏名等の個人情報を入力し、ログインした後、商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報をサーバ装置に送信する。前記個人情報のデータを受信したサーバ装置は、クライアントの個人情報を照合し、個人情報が登録されているかを確認し、正しくなければ再度個人情報を要求するかまたはアクセスを拒否する。正しく認証された後、前記サーバ装置は、使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報のデータを要求する指示をクライアントの通信端末装置に送信する。次に、クライアントは、前記サーバ装置に使用するブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報のデータを送信する。
【0026】
ユーザはクライアントが前記サーバ装置に送信した使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を、ディスプレイに表示される質問事項に答えることによって、ユーザの通信端末装置に入力し、ユーザ通信端末装置は入力された前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を公衆網を介してサーバ装置のターミナルアダプタに伝送する。
【0027】
ユーザは、自分自身が有するブランドイメージに該当する質問事項の各々にチェックマークを付けていくことによってアンケートに回答し、アンケートの回答内容を確認した後、登録ボタンを選択する。
【0028】
回答方法に評価段階を用いることで、数値的に表現することができないブランドイメージやコンセプト等を定量的に評価する。アンケートの質問形式は、同じカテゴリーに属する一対の言葉で質問する。あらかじめサーバ装置にカテゴリーや課題特性に応じて質問事項を個別に設定し、質問事項への反応を分析することにより、具体的にブランドイメージの構成内容の質と量を測定することができる。
【0029】
ターミナルアダプタは伝送されたアンケートの回答情報を受信し(受信ステップ)、CPUは受信されたアンケートの回答情報においてチェックマークが付けられたアンケートの質問項目の点数を1点とし、チェックマークが付けられていないアンケートの質問項目の点数を0点として点数を得点し(得点ステップ)、各々の得点の合計を集計する。(集計ステップ)
得点を各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するユーザのブランドイメージのアンケートデータとし、メモリに前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する他のユーザのブランドイメージのアンケートデータが既に格納されているか否かを判別する。
【0030】
判別の結果、メモリに前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する他のユーザのブランドイメージのアンケートデータが格納されているときは、CPUは、ユーザと他のユーザ、即ち、全てのユーザのブランドイメージのアンケートデータのそれぞれから前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケートデータを抽出し、該抽出したアンケートデータの平均値を算出し(算出ステップ)、算出した平均値のデータを前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケート結果として設定する。
【0031】
判別の結果、メモリに前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する他のユーザのブランドイメージのアンケートデータが格納されていないときは、CPUはユーザのブランドイメージのアンケートデータをそのまま前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケート結果として設定する。
【0032】
次いで、算出された各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケート結果を全て座標図にプロットする。まず、前記使用ブランド、前記設定ブランド及び前記競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルの座標位置を確認して、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報の座標位置が最適な座標位置にあるか否かを評価する。
【0033】
最適な座標位置にあるか否かを評価した前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報の評価データを前記クライアントの通信端末装置に送信する。
【0034】
そして、前記クライアントは前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報についての評価データに従って、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を修正する。
【0035】
修正された前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対し、繰り返しユーザのアンケートにより、最適な座標位置になるまで上記と同様なループ処理を行う。
【0036】
修正された前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報が最適な座標位置になった時点で、本処理を終了する。
【0037】
上記評価段階は、0点、1点の2段階にしたが、5〜10段階のいずれか、若しくは10段階以上の任意の段階でもよい。
【0038】
ブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報は通信端末装置を介して集計されるので、ブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報の集計に要する時間を短縮することができ、もってブランドイメージ情報に対するブランドイメージの評価データをマーケットに対してリアルタイムなものとすることができる。これにより、クライアントはリアルタイムでのブランドイメージ情報に対するブランドイメージの評価データの変化を知ることができる。
【0039】
また、クライアントは通信端末装置によりブランドイメージ情報のデータを入力するので、クライアントが集計専門業者と面談する必要をなくすことができ、もって集計されたブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を客観的なものにすることができる。
【0040】
さらに、サーバ装置と通信端末装置の接続は公衆網を介するので、サーバ装置は多数の通信端末装置と接続することができ、もって大量のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を集計することができる。
【0041】
各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の座標位置は、ディスプレイ上の座標図に表示されるので、個々のブランドイメージ情報の座標位置を具体的に知ることができる。本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
【0042】
図3,4,5は、アンケートの質問形式である同じカテゴリーに属する一対の言葉を因子としてそれぞれX、Y軸にとる0を原点とする座標図において、クライアントが使用するブランドと設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルに対するブランドイメージのアンケート結果をプロットしたものである。座標点が原点から遠くなるほど、ブランドイメージは強くなる。
【0043】
上記の座標図において、各々のブランドのブランドシンボルの座標位置が明確に示されることにより、クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報の最適な座標位置を具体的に決めることが可能になる。
【0044】
クライアントが使用するブランドのブランドシンボルの最適な座標位置を設定ブランドのブランドシンボルの座標位置とした場合、前記クライアントが使用するブランドのブランドシンボルを前記設定ブランドのブランドシンボルの座標位置に接近させていくために、前記クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報をいかに修正していけばいいのか、という視点で評価すると、その修正内容は以下に示すとおりになる。
【0045】
設定ブランドと競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルの座標点を結ぶ線の中間点をP点として、0点とP点を結ぶ線をP線とする。P線によって、設定ブランドのブランドシンボルの座標点に近いゾーンと競合ブランドのブランドシンボルの座標点に近いゾーンに2分割されることになる。
【0046】
また、設定ブランドのブランドシンボルの座標点と0点を結ぶ線をT線、使用ブランドと設定ブランドの各々のブランドシンボルの座標点を結ぶ線をST線、設定ブランドのブランドシンボルの座標点を通りX軸と平行な線をTY線、使用ブランドのブランドシンボルの座標点を通り、X軸、Y軸のそれぞれと平行な線をSY線、SX線とする。
【0047】
さらに、使用ブランドのブランドシンボルの座標点と0点を結ぶ線とX軸からなる角度をα°、P線とX軸からなる角度をβ°、T線とX軸からなる角度をγ°とする。
【0048】
図3は、本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルのブランドイメージについてのアンケート結果をプロットした第1の座標図である。
【0049】
α°≦γ°の場合、
Aゾーンは、P線とTY線で囲まれた領域である。Bゾーンは、P線、TY線、T線、SX線で囲まれた領域である。Cゾーンは、T線、ST線、SX線で囲まれた領域である。Dゾーンは、ST線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Eゾーンは、P線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Fゾーンは、P線から競合ブランドのブランドシンボルの座標点側の領域である。
【0050】
使用ブランドのブランドシンボルの座標点は上記設定ブランドのブランドシンボルの座標点に近いゾーンにあることから、ブランドシンボル自体は現状を維持し、修正を加えなくてもよい。前記使用ブランドのブランドシンボル以外の個々のブランドイメージ情報については、それぞれの座標点がCゾーンに入っている場合は現状を維持し、入っていない場合はCゾーンに入るように修正を加える。
【0051】
図4は、本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルのブランドイメージについてのアンケート結果をプロットした第2の座標図である。
【0052】
γ°<α°<β°の場合、
Aゾーンは、P線とTY線で囲まれた領域である。Bゾーンは、P線、TY線、ST線、SX線で囲まれた領域である。Cゾーンは、T線、ST線、SY線で囲まれた領域である。Dゾーンは、T線、SY線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Eゾーンは、P線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Fゾーンは、P線から競合ブランドのブランドシンボルの座標点側の領域である。
【0053】
使用ブランドのブランドシンボルの座標点は、上記設定ブランドのブランドシンボルの座標点に近いゾーンにあることから、ブランドシンボル自体は現状を維持し、修正を加えなくてもよい。前記使用ブランドのブランドシンボル以外の個々のブランドイメージ情報については、それぞれの座標点がCゾーンに入っている場合は現状を維持し、入っていない場合はCゾーンに入るように修正を加える。
【0054】
図5は、本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルのブランドイメージについてのアンケート結果をプロットした第3の座標図である。
【0055】
β°≦α°の場合、
Aゾーンは、P線とTY線で囲まれた領域である。Bゾーンは、P線、TY線、T線、SX線で囲まれた領域である。Cゾーンは、T線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Dゾーンは、P線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Eゾーンは、P線から競合ブランドのブランドシンボルの座標点側の領域である。
【0056】
使用ブランドのブランドシンボルの座標点は、上記競合ブランドのブランドシンボルの座標点に近いゾーンにあることからブランドシンボル自体に修正を加える必要があり、その修正後の最適な座標位置はT線上にあってかつSX線よりも設定ブランドのブランドシンボルの座標点寄りの位置である。前記使用ブランドのブランドシンボル以外の個々のブランドイメージ情報については、それぞれの座標点がT線上にあってかつSX線よりも設定ブランドのブランドシンボルの座標点寄りの場合は現状を維持し、そうでない場合はT線上にあってかつSX線よりも設定ブランドのブランドシンボルの座標点寄りの位置に入るように修正を加える。
【0057】
クライアントは、アンケート調査の結果、使用ブランドの個々のブランドイメージ情報について、それぞれの座標位置からユーザが持っているブランドイメージ像を明らかにできる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、コンピュータネットワークを利用して、ユーザのアンケートの回答情報に基づく使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケート結果を分析することによって、ブランドイメージと関連あるブランドシンボル(ブランドロゴタイプ、ブランドマーク等)、製品・サービス、デザイン要素、デザイン制作物及びショールーム等のデザイン因子を抽出して、繰り返しユーザのアンケートにより、使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケート結果が最適な座標位置になるまで一貫して行えるようにした。
【0059】
また、個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの評価が客観的に把握できるようになり、使用ブランドの個々のブランドイメージ情報の修正を迅速かつ比較的安価で行うことができ、ブランドイメージ情報に対するブランドイメージの評価の受発注を容易に行うことができる。
【0060】
さらに、通信端末装置とサーバ装置の接続は公衆網を介するので、サーバ装置は多数の通信端末装置と接続することができ、もって大量の個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を集計することができる。これにより、クライアントはマーケットにおける個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの評価データの変化を迅速にかつ客観的に知ることができる。
【0061】
そのうえ、不正な発注を防止することができるとともに、第三者によりクライアントのプライバシーを侵害されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブランドイメージ評価・修正システムの概略図である。
【図2】本発明のサーバ装置の処理ステップを示すフローチャートである。
【図3】本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルの座標点をプロットした第1の座標図である。
【図4】本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルの座標点をプロットした第2の座標図である。
【図5】本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルの座標点をプロットした第3の座標図である。
【符号の説明】
Aゾーン P線とTY線で囲まれた領域
Bゾーン P線、TY線、T線またはST線、SX線のいずれかで囲まれた領域
Cゾーン T線、ST線またはX軸、SX線またはSY線のいずれかで囲まれた領域
Dゾーン P線、ST線またはT線、SX線 X軸またはSY線いずれかで囲まれた領域
Eゾーン P線、SX線、X軸で囲まれた領域、またはP線から競合ブランドの座標側の領域
Fゾーン P線から競合ブランドの座標側の領域
【発明の属する技術分野】
本発明は、商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージの評価・修正方法およびシステムに関するものである。特に、アンケート集計によるユーザの回答情報を分析して商号または商品名またはサービスマーク等のブランド及び/あるいはパッケージ、印刷物等の意匠に対して抱くイメージ(以下「ブランドイメージ」という。)を評価し、使用するブランドの個々のブランドイメージ情報に対し、修正を加えるブランドイメージ評価・修正方法及びシステムに関する。以下に述べる「ブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージ情報」には、ブランドシンボル(ブランドロゴタイプ、ブランドマーク等)、製品・サービス、デザイン要素、デザイン制作物及びショールーム等を含むものとする。次に「使用ブランド」とは、クライアントが依頼もしくは使用するブランドを指す。また、「設定ブランド」とは、クライアントが使用するブランドに対して、クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報のブランドイメージの評価・修正のための目標あるいは指標等として、あらかじめ設定したブランドで、競合しない有名もしくは著名なブランドを指している。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザが商号または商品名またはサービスマーク等のブランド及びパッケージ、印刷物等の意匠に対して抱くブランドイメージは、そのブランドを使用する企業(以下「クライアント」という。)にとって、商品開発戦略や経営戦略を決定する重要な指標の1つである。
【0003】
従来、マーケットにおけるユーザが抱くブランドイメージの評価方法およびシステムとして、クライアントがアンケート集計専門業者に委託して、委託された専門業者は、街頭で依頼したユーザに調査票を配って、回答された調査票を回収したり、あるいは郵送で特定のユーザに調査票を送付し、回答された調査票を回収したりして集計し、評価していた。
【0004】
また、評価する前処理の調査方法として、インターネットによる定量的調査方法と定性的調査法がある。
【0005】
定量的調査方法としては、質問紙を電子メールで配布して調査を行う電子メール調査法、同じく質問紙をWeb上に公開して行うWebページ調査法がある。
【0006】
また、定性的調査法としては、インターネットで行ういわゆるおしゃべりコーナーであるチャットを使用したネットワークチャットインタビュー、また掲示板に書き込む調査法が利用されている。
【0007】
次に、携帯電話等の携帯型通信端末を活用し、アンケート回答などのデータの収集をインタラクティブに、かつ迅速に行うデータ収集システム、サーバコンピュータ及びプログラムを記録した記録媒体が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
また、ユーザが自分に好適なブランドを簡単且つ正確に知ることができるアンケート集計プログラム、記憶媒体及び情報処理装置が提案されている。
【0009】
このアンケート集計プログラムは、情報処理装置により実行されるアンケート集計プログラムであって、ユーザが想定するブランドの市場における少なくとも1つのブランドイメージ情報及び前記ユーザの個人情報を情報端末から公衆網を介して集計する集計ステップと、前記ブランドイメージ情報と前記ユーザの個人情報との情報距離を算出する算出ステップとを備えたものである。
【0010】
さらに、クライアントが所有するブランドの第1のブランドイメージ情報と、他のクライアントが所有するブランドの第1のブランドイメージ情報との情報距離をクライアントが所有するブランドとのブランドイメージ差として設定するので、該設定されたブランドイメージ差を提示されたクライアントは、市場における正確な他のクライアントとのブランドイメージ差を知ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−041580号公報
【特許文献2】
特開2003−016244号公報
しかしながら、上述したプログラム、記憶媒体及び情報処理装置では、ユーザの主観的な評価でブランドが選択され、クライアントに好適なブランドを簡単に且つ正確に提供することができなかった。
【0012】
また、いずれの記憶媒体またはいずれのシステムもブランドイメージの評価において、具体的に個々のブランドイメージ情報をどのように修正を加えて変更すべきか分析されていなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、アンケートの質問事項に対するユーザの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を基礎データとして、使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の座標位置を定量的に定期的に明らかにし、使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を評価・修正する方法及びシステムを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージの評価を依頼するクライアントの通信端末装置と、前記クライアントの通信端末装置からの前記ブランドイメージを評価するサーバ装置とがコンピュータネットワークを介して接続されているシステムを利用したブランドイメージ評価・修正方法であって、
前記サーバ装置は、前記クライアントの通信端末装置から送信された少なくともクライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報を受信し、ユーザの前記使用ブランド、前記設定ブランド及び前記競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するアンケートの回答情報に基づき得点し、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の合計を集計し、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の平均値を算出し、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の平均値を座標図にプロットし、前記クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報を評価し、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価を前記クライアントの通信端末装置に送信し、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価に基づいて、前記クライアントの使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を修正し、前記修正された使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対し、繰り返しユーザのアンケートにより、最適な座標位置になるまで連続処理するループ処理を備えることを特徴とするブランドイメージ評価・修正方法である。
【0015】
これにより、使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報を評価することで、ユーザが描くブランドイメージがクライアントの設定した設定ブランドのブランドシンボルのブランドイメージに接近するように使用ブランドの個々のブランドイメージ情報の修正を重ねることができる。また、クライアントは、使用ブランドの個々のブランドイメージ情報のブランドイメージの評価を一貫して依頼できるので、受発注を容易に行うことができる。
【0016】
請求項2に係る発明は、前記クライアントが設定する設定ブランドと競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価データはコンピュータネットワークに接続された記憶手段に格納され、
前記クライアントの通信端末装置より送信された前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報に応じて、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価データを前記クライアントの通信端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のブランドイメージ評価・修正方法である。
【0017】
これにより、クライアントはコンピュータネットワークを利用して評価することができるため、容易かつ比較的安価で時間を短縮することができる。
【0018】
請求項3に係る発明は、前記サーバ装置は、少なくとも前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報の受信に伴い、前記クライアントの個人情報を照合認証した後、前記設定ブランドと前記競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価データを前記クライアントの通信端末装置に送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブランドイメージ評価・修正方法である。
【0019】
これにより、サーバ装置は、不正な発注を防止することができるとともに、第三者によりクライアントのプライバシーを侵害されるのを防止することができる。
【0020】
請求項4に係る発明は、商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージの評価を依頼するクライアントの通信端末装置と、前記クライアントの通信端末装置からの前記ブランドイメージを評価するサーバ装置とがコンピュータネットワークを介して接続されているブランドイメージ評価・修正システムであって、
前記サーバ装置は、前記クライアントの通信端末装置から送信された少なくとも前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報を受信する受信ステップと、ユーザの前記使用ブランド、前記設定ブランド及び前記競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するアンケートの回答情報に基づき得点する得点ステップと、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の合計を集計する集計ステップと、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の平均値を算出する算出ステップと、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の平均値を座標図にプロットするプロットステップと、前記クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報を評価する評価ステップと、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価を前記クライアントの通信端末装置に送信する送信ステップと、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価に基づいて、前記クライアントの使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を修正し、前記修正された使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対し、繰り返しユーザのアンケートにより、最適な座標位置になるまで連続処理するループ処理を備えたことを特徴とするブランドイメージ評価・修正システムである。
【0021】
請求項5に係る発明は、前記サーバ装置は、少なくとも前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報の受信に伴い、前記クライアントの個人情報の照合認証を行うクライアント個人情報照合認証ステップを備えることを特徴とする請求項4に記載のブランドイメージ評価・修正システムである。
【0022】
これにより、サーバ装置は、不正な発注を防止することができるとともに、第三者によりクライアントのプライバシーを侵害されるのを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係るブランドイメージ評価・修正システムの概念図である。
【0024】
図1において、ブランドイメージ評価・修正システムは、クライアントが商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報を送信するクライアントの通信端末装置と、ユーザからアンケートの回答情報を送信するユーザ通信端末装置と、得点手段、集計手段、算出手段、プロット座標図作成手段およびアンケートデータベースを蓄積するメモリ等を備えるサーバ装置と、前記ユーザ通信端末装置と前記クライアントの通信端末装置と前記サーバ装置とコンピュータネットワークを介して接続されているターミナルアダプタ(図示せず)によって構成される。
【0025】
図2は、サーバ装置の処理ステップを示すフローチャートである。本処理は、クライアントがクライアント通信端末装置を介してコンピュータシステムに住所、氏名等の個人情報を入力し、ログインした後、商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報をサーバ装置に送信する。前記個人情報のデータを受信したサーバ装置は、クライアントの個人情報を照合し、個人情報が登録されているかを確認し、正しくなければ再度個人情報を要求するかまたはアクセスを拒否する。正しく認証された後、前記サーバ装置は、使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報のデータを要求する指示をクライアントの通信端末装置に送信する。次に、クライアントは、前記サーバ装置に使用するブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報のデータを送信する。
【0026】
ユーザはクライアントが前記サーバ装置に送信した使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を、ディスプレイに表示される質問事項に答えることによって、ユーザの通信端末装置に入力し、ユーザ通信端末装置は入力された前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を公衆網を介してサーバ装置のターミナルアダプタに伝送する。
【0027】
ユーザは、自分自身が有するブランドイメージに該当する質問事項の各々にチェックマークを付けていくことによってアンケートに回答し、アンケートの回答内容を確認した後、登録ボタンを選択する。
【0028】
回答方法に評価段階を用いることで、数値的に表現することができないブランドイメージやコンセプト等を定量的に評価する。アンケートの質問形式は、同じカテゴリーに属する一対の言葉で質問する。あらかじめサーバ装置にカテゴリーや課題特性に応じて質問事項を個別に設定し、質問事項への反応を分析することにより、具体的にブランドイメージの構成内容の質と量を測定することができる。
【0029】
ターミナルアダプタは伝送されたアンケートの回答情報を受信し(受信ステップ)、CPUは受信されたアンケートの回答情報においてチェックマークが付けられたアンケートの質問項目の点数を1点とし、チェックマークが付けられていないアンケートの質問項目の点数を0点として点数を得点し(得点ステップ)、各々の得点の合計を集計する。(集計ステップ)
得点を各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するユーザのブランドイメージのアンケートデータとし、メモリに前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する他のユーザのブランドイメージのアンケートデータが既に格納されているか否かを判別する。
【0030】
判別の結果、メモリに前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する他のユーザのブランドイメージのアンケートデータが格納されているときは、CPUは、ユーザと他のユーザ、即ち、全てのユーザのブランドイメージのアンケートデータのそれぞれから前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケートデータを抽出し、該抽出したアンケートデータの平均値を算出し(算出ステップ)、算出した平均値のデータを前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケート結果として設定する。
【0031】
判別の結果、メモリに前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する他のユーザのブランドイメージのアンケートデータが格納されていないときは、CPUはユーザのブランドイメージのアンケートデータをそのまま前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケート結果として設定する。
【0032】
次いで、算出された各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケート結果を全て座標図にプロットする。まず、前記使用ブランド、前記設定ブランド及び前記競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルの座標位置を確認して、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報の座標位置が最適な座標位置にあるか否かを評価する。
【0033】
最適な座標位置にあるか否かを評価した前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報の評価データを前記クライアントの通信端末装置に送信する。
【0034】
そして、前記クライアントは前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報についての評価データに従って、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を修正する。
【0035】
修正された前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対し、繰り返しユーザのアンケートにより、最適な座標位置になるまで上記と同様なループ処理を行う。
【0036】
修正された前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報が最適な座標位置になった時点で、本処理を終了する。
【0037】
上記評価段階は、0点、1点の2段階にしたが、5〜10段階のいずれか、若しくは10段階以上の任意の段階でもよい。
【0038】
ブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報は通信端末装置を介して集計されるので、ブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報の集計に要する時間を短縮することができ、もってブランドイメージ情報に対するブランドイメージの評価データをマーケットに対してリアルタイムなものとすることができる。これにより、クライアントはリアルタイムでのブランドイメージ情報に対するブランドイメージの評価データの変化を知ることができる。
【0039】
また、クライアントは通信端末装置によりブランドイメージ情報のデータを入力するので、クライアントが集計専門業者と面談する必要をなくすことができ、もって集計されたブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を客観的なものにすることができる。
【0040】
さらに、サーバ装置と通信端末装置の接続は公衆網を介するので、サーバ装置は多数の通信端末装置と接続することができ、もって大量のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を集計することができる。
【0041】
各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の座標位置は、ディスプレイ上の座標図に表示されるので、個々のブランドイメージ情報の座標位置を具体的に知ることができる。本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
【0042】
図3,4,5は、アンケートの質問形式である同じカテゴリーに属する一対の言葉を因子としてそれぞれX、Y軸にとる0を原点とする座標図において、クライアントが使用するブランドと設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルに対するブランドイメージのアンケート結果をプロットしたものである。座標点が原点から遠くなるほど、ブランドイメージは強くなる。
【0043】
上記の座標図において、各々のブランドのブランドシンボルの座標位置が明確に示されることにより、クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報の最適な座標位置を具体的に決めることが可能になる。
【0044】
クライアントが使用するブランドのブランドシンボルの最適な座標位置を設定ブランドのブランドシンボルの座標位置とした場合、前記クライアントが使用するブランドのブランドシンボルを前記設定ブランドのブランドシンボルの座標位置に接近させていくために、前記クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報をいかに修正していけばいいのか、という視点で評価すると、その修正内容は以下に示すとおりになる。
【0045】
設定ブランドと競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルの座標点を結ぶ線の中間点をP点として、0点とP点を結ぶ線をP線とする。P線によって、設定ブランドのブランドシンボルの座標点に近いゾーンと競合ブランドのブランドシンボルの座標点に近いゾーンに2分割されることになる。
【0046】
また、設定ブランドのブランドシンボルの座標点と0点を結ぶ線をT線、使用ブランドと設定ブランドの各々のブランドシンボルの座標点を結ぶ線をST線、設定ブランドのブランドシンボルの座標点を通りX軸と平行な線をTY線、使用ブランドのブランドシンボルの座標点を通り、X軸、Y軸のそれぞれと平行な線をSY線、SX線とする。
【0047】
さらに、使用ブランドのブランドシンボルの座標点と0点を結ぶ線とX軸からなる角度をα°、P線とX軸からなる角度をβ°、T線とX軸からなる角度をγ°とする。
【0048】
図3は、本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルのブランドイメージについてのアンケート結果をプロットした第1の座標図である。
【0049】
α°≦γ°の場合、
Aゾーンは、P線とTY線で囲まれた領域である。Bゾーンは、P線、TY線、T線、SX線で囲まれた領域である。Cゾーンは、T線、ST線、SX線で囲まれた領域である。Dゾーンは、ST線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Eゾーンは、P線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Fゾーンは、P線から競合ブランドのブランドシンボルの座標点側の領域である。
【0050】
使用ブランドのブランドシンボルの座標点は上記設定ブランドのブランドシンボルの座標点に近いゾーンにあることから、ブランドシンボル自体は現状を維持し、修正を加えなくてもよい。前記使用ブランドのブランドシンボル以外の個々のブランドイメージ情報については、それぞれの座標点がCゾーンに入っている場合は現状を維持し、入っていない場合はCゾーンに入るように修正を加える。
【0051】
図4は、本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルのブランドイメージについてのアンケート結果をプロットした第2の座標図である。
【0052】
γ°<α°<β°の場合、
Aゾーンは、P線とTY線で囲まれた領域である。Bゾーンは、P線、TY線、ST線、SX線で囲まれた領域である。Cゾーンは、T線、ST線、SY線で囲まれた領域である。Dゾーンは、T線、SY線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Eゾーンは、P線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Fゾーンは、P線から競合ブランドのブランドシンボルの座標点側の領域である。
【0053】
使用ブランドのブランドシンボルの座標点は、上記設定ブランドのブランドシンボルの座標点に近いゾーンにあることから、ブランドシンボル自体は現状を維持し、修正を加えなくてもよい。前記使用ブランドのブランドシンボル以外の個々のブランドイメージ情報については、それぞれの座標点がCゾーンに入っている場合は現状を維持し、入っていない場合はCゾーンに入るように修正を加える。
【0054】
図5は、本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルのブランドイメージについてのアンケート結果をプロットした第3の座標図である。
【0055】
β°≦α°の場合、
Aゾーンは、P線とTY線で囲まれた領域である。Bゾーンは、P線、TY線、T線、SX線で囲まれた領域である。Cゾーンは、T線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Dゾーンは、P線、SX線、X軸で囲まれた領域である。Eゾーンは、P線から競合ブランドのブランドシンボルの座標点側の領域である。
【0056】
使用ブランドのブランドシンボルの座標点は、上記競合ブランドのブランドシンボルの座標点に近いゾーンにあることからブランドシンボル自体に修正を加える必要があり、その修正後の最適な座標位置はT線上にあってかつSX線よりも設定ブランドのブランドシンボルの座標点寄りの位置である。前記使用ブランドのブランドシンボル以外の個々のブランドイメージ情報については、それぞれの座標点がT線上にあってかつSX線よりも設定ブランドのブランドシンボルの座標点寄りの場合は現状を維持し、そうでない場合はT線上にあってかつSX線よりも設定ブランドのブランドシンボルの座標点寄りの位置に入るように修正を加える。
【0057】
クライアントは、アンケート調査の結果、使用ブランドの個々のブランドイメージ情報について、それぞれの座標位置からユーザが持っているブランドイメージ像を明らかにできる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、コンピュータネットワークを利用して、ユーザのアンケートの回答情報に基づく使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケート結果を分析することによって、ブランドイメージと関連あるブランドシンボル(ブランドロゴタイプ、ブランドマーク等)、製品・サービス、デザイン要素、デザイン制作物及びショールーム等のデザイン因子を抽出して、繰り返しユーザのアンケートにより、使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージのアンケート結果が最適な座標位置になるまで一貫して行えるようにした。
【0059】
また、個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの評価が客観的に把握できるようになり、使用ブランドの個々のブランドイメージ情報の修正を迅速かつ比較的安価で行うことができ、ブランドイメージ情報に対するブランドイメージの評価の受発注を容易に行うことができる。
【0060】
さらに、通信端末装置とサーバ装置の接続は公衆網を介するので、サーバ装置は多数の通信端末装置と接続することができ、もって大量の個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの回答情報を集計することができる。これにより、クライアントはマーケットにおける個々のブランドイメージ情報に対するブランドイメージの評価データの変化を迅速にかつ客観的に知ることができる。
【0061】
そのうえ、不正な発注を防止することができるとともに、第三者によりクライアントのプライバシーを侵害されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブランドイメージ評価・修正システムの概略図である。
【図2】本発明のサーバ装置の処理ステップを示すフローチャートである。
【図3】本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルの座標点をプロットした第1の座標図である。
【図4】本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルの座標点をプロットした第2の座標図である。
【図5】本発明のサーバ装置において表示される使用ブランド、設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドのブランドシンボルの座標点をプロットした第3の座標図である。
【符号の説明】
Aゾーン P線とTY線で囲まれた領域
Bゾーン P線、TY線、T線またはST線、SX線のいずれかで囲まれた領域
Cゾーン T線、ST線またはX軸、SX線またはSY線のいずれかで囲まれた領域
Dゾーン P線、ST線またはT線、SX線 X軸またはSY線いずれかで囲まれた領域
Eゾーン P線、SX線、X軸で囲まれた領域、またはP線から競合ブランドの座標側の領域
Fゾーン P線から競合ブランドの座標側の領域
Claims (5)
- 商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージの評価を依頼するクライアントの通信端末装置と、前記クライアントの通信端末装置からの前記ブランドイメージを評価するサーバ装置とがコンピュータネットワークを介して接続されているシステムを利用したブランドイメージ評価・修正方法であって、
前記サーバ装置は、前記クライアントの通信端末装置から送信された少なくともクライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランド及び競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報を受信し、ユーザの前記使用ブランド、前記設定ブランド及び前記競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するアンケートの回答情報に基づき得点し、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の合計を集計し、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の平均値を算出し、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の平均値を座標図にプロットし、前記クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報を評価し、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価を前記クライアントの通信端末装置に送信し、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価に基づいて、前記クライアントの使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を修正し、前記修正された使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対し、繰り返しユーザのアンケートにより、最適な座標位置になるまで連続処理するループ処理を備えたことを特徴とするブランドイメージ評価・修正方法。 - 前記クライアントが設定する設定ブランドと競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価データはコンピュータネットワークに接続された記憶手段に格納され、
前記クライアントの通信端末装置より送信された前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報に応じて、前記設定ブランドと前記競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価データを前記クライアントの通信端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のブランドイメージ評価・修正方法。 - 前記サーバ装置は、少なくとも前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報の受信に伴い、前記クライアントの個人情報を照合認証した後、前記設定ブランドと前記競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価データを前記クライアントの通信端末装置に送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブランドイメージ評価・修正方法。
- 商号または商品あるいは役務に関して使用するブランド及び/あるいは意匠に基づくブランドイメージの評価を依頼するクライアントの通信端末装置と、前記クライアントの通信端末装置からの前記ブランドイメージを評価するサーバ装置とがコンピュータネットワークを介して接続されているブランドイメージ評価・修正システムであって、
前記サーバ装置は、前記クライアントの通信端末装置から送信された少なくともクライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報と、前記クライアントが設定する設定ブランドと競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報を受信する受信ステップと、ユーザの前記使用ブランド、前記設定ブランド及び前記競合ブランドの各々のブランドの個々のブランドイメージ情報に対するアンケートの回答情報に基づき得点する得点ステップと、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の合計を集計する集計ステップと、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の得点の平均値を算出する算出ステップと、前記各々のブランドの個々のブランドイメージ情報の平均値を座標図にプロットするプロットステップと、前記クライアントが使用するブランドの個々のブランドイメージ情報を評価する評価ステップと、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価を前記クライアントの通信端末装置に送信する送信ステップと、前記使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対する評価に基づいて、前記クライアントの使用ブランドの個々のブランドイメージ情報を修正し、前記修正された使用ブランドの個々のブランドイメージ情報に対し、繰り返しユーザのアンケートにより、最適な座標位置になるまで連続処理するループ処理を備えたことを特徴とするブランドイメージ評価・修正システム。 - 前記サーバ装置は、少なくとも前記クライアントの個人情報及び使用するブランド及び/あるいは意匠に基づく個々のブランドイメージ情報の受信に伴い、前記クライアントの個人情報の照合認証を行うクライアント個人情報照合認証ステップを備えることを特徴とする請求項4に記載のブランドイメージ評価・修正システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003103444A JP2004310465A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | ブランドイメージ評価・修正方法及びブランドイメージ評価・修正システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004310465A true JP2004310465A (ja) | 2004-11-04 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100805297B1 (ko) * | 2006-07-07 | 2008-02-20 | 주식회사 동서리서치 | 브랜드의 자산가치평가 시스템 및 그 방법 |
WO2014208807A1 (ko) * | 2013-06-26 | 2014-12-31 | (주)대한에이앤씨 | Si 이미지 반응 조사 시스템 및 그 조사 방법 |
CN109636467A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-04-16 | 洛阳博得天策网络科技有限公司 | 一种品牌的互联网数字资产的综合评估方法及系统 |
-
2003
- 2003-04-07 JP JP2003103444A patent/JP2004310465A/ja active Pending
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WO2014208807A1 (ko) * | 2013-06-26 | 2014-12-31 | (주)대한에이앤씨 | Si 이미지 반응 조사 시스템 및 그 조사 방법 |
CN109636467A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-04-16 | 洛阳博得天策网络科技有限公司 | 一种品牌的互联网数字资产的综合评估方法及系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060214 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060613 |