JP2004310440A - 商品購入支援システム及び方法、評価装置、ならびに、コンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易にリサイクルしやすい商品であるかを判断するための情報を提供し、消費者へ循環型社会の形成を考えた商品の購入を支援する。
【解決手段】商品の素材の構成を示す分別情報を提供する分別情報蓄積装置と、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を提供するリサイクル情報蓄積装置と、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置とをネットワークを介して接続してなる商品購入支援システムであって、前記評価装置は、前記分別情報蓄積装置から分別情報を取得するとともに、前記リサイクル情報蓄積装置からリサイクル情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行う処理手段と、前記処理手段が行ったリサイクル性の評価の結果情報を出力する出力手段とを備える、ことを特徴とする商品購入支援システムを提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】商品の素材の構成を示す分別情報を提供する分別情報蓄積装置と、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を提供するリサイクル情報蓄積装置と、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置とをネットワークを介して接続してなる商品購入支援システムであって、前記評価装置は、前記分別情報蓄積装置から分別情報を取得するとともに、前記リサイクル情報蓄積装置からリサイクル情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行う処理手段と、前記処理手段が行ったリサイクル性の評価の結果情報を出力する出力手段とを備える、ことを特徴とする商品購入支援システムを提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
商品の購入に際し、商品を廃棄あるいはリサイクルに出す際のリサイクルのしやすさを評価した情報を回答する商品購入支援システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、循環型社会の形成を目指した取組の一環として、家庭からの排出物を分別回収し、できるかぎりリサイクルを行うことにより、天然資源の消費を抑制することが進められている。こうした中で、特許文献1には、市町村によりごみ分別方法が異なる場合であっても、それぞれの住民からのごみ分別方法に関する問い合わせに自動的に回答でき、複数の市町村で共通に使用できるごみ分別支援システムについて記載されている。また特許文献2には、地域(市町村)毎の分別方法に応じてゴミ分別を行うための廃棄方法や廃棄手順について、それぞれの住民に図や音声によるアナウンスを行い、住民がゴミ分別をしやすくするゴミ分別支援システムについて記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−63318号公報
【特許文献2】
特開2002−157378号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の排出を行う段階での支援には、限界がある。すなわち、上述したシステムは、商品の排出を行う段階での支援であるため、購入した商品そのものが分別しにくかったり、リサイクルできない素材を使っていた場合は、分別しないで排出してしまったり、あるいはリサイクルできない最終処分場行きのゴミを増やすことを防ぐことはできないという問題がある。循環型社会を形成するという観点からは、排出の仕方ではなく、リサイクルできない廃棄物を排出しないようにすることが重要であり、換言すると、リサイクルできない廃棄物を排出しないですむ商品を購入するようにしなければならない。
【0005】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、簡易にリサイクルしやすい商品であるかを判断するための情報を提供し、消費者へ循環型社会の形成を考えた商品の購入を支援することができる商品購入支援システム及び方法、評価装置等を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、商品の素材の構成を示す分別情報を提供する分別情報蓄積装置と、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を提供するリサイクル情報蓄積装置と、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置とをネットワークを介して接続してなる商品購入支援システムであって、前記評価装置は、前記分別情報蓄積装置から分別情報を取得するとともに、前記リサイクル情報蓄積装置からリサイクル情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行う処理手段と、前記処理手段が行ったリサイクル性の評価の結果情報を出力する出力手段とを備える、ことを特徴とする商品購入支援システムである。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、商品の素材の構成を示す分別情報を提供する分別情報蓄積装置と、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を提供するリサイクル情報蓄積装置と、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置とをネットワークを介して接続してなる商品購入支援システムに用いられる商品購入支援方法であって、前記評価装置が、前記分別情報蓄積装置から分別情報を取得するとともに、前記リサイクル情報蓄積装置からリサイクル情報を取得し、取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行い、前記リサイクル性の評価の結果情報を出力する、ことを特徴とする商品購入支援方法である。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置であって、商品の素材の構成を示す分別情報を取得するとともに、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行う処理手段と、前記処理手段が行ったリサイクル性の評価の結果情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする評価装置である。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の評価装置であって、前記リサイクル性の評価の結果情報は、複数の商品のリサイクル性を比較した情報を含むことを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の評価装置であって、前記リサイクル性の評価の結果情報は、商品を構成する素材の割合を、リサイクルのしやすさの段階別に示す情報を含むことを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に記載の発明は、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置に用いられるコンピュータプログラムであって、商品の素材の構成を示す分別情報を取得するとともに、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を取得するステップと、取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行うステップと、前記リサイクル性の評価の結果情報を出力するするステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
【0012】
また、請求項7に記載の発明は、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置に用いられるコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、商品の素材の構成を示す分別情報を取得するとともに、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を取得するステップと、取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行うステップと、前記リサイクル性の評価の結果情報を出力するするステップと、の各処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムを記録した記録媒体である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による商品購入支援システムの接続構成を示すブロック図であり、インターネット網や移動体通信網からなる通信ネットワーク10と、環境評価装置20と、商品購入希望者の端末装置30と、製造業者の分別情報蓄積装置31と、ゴミ再生業者のリサイクル情報蓄積装置32とから構成される。
【0014】
端末装置30は、例えば、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistants:情報携帯端末)などの携帯端末装置や、パーソナルコンピュータである。そして、通信ネットワーク10を介して環境評価装置20に接続され、環境評価装置20へ商品のリサイクル性の評価の結果を問い合わせ、返送された結果情報をディスプレイなどに出力する。
【0015】
分別情報蓄積装置31は、例えば、サーバで構成することができ、通信ネットワーク10を介して環境評価装置20と接続され、情報の送受信を行う。そして、環境評価装置20からの問い合わせを受け、商品を構成する素材の種類とその量及び割合からなる分別情報を通知する。
【0016】
リサイクル情報蓄積装置32は、例えば、サーバで構成することができ、通信ネットワーク10を介して環境評価装置20と接続され、情報の送受信を行う。そして、環境評価装置20からの問い合わせを受け、素材の種類に対応したリサイクル性を示すリサイクル情報を通知する。
【0017】
環境評価装置20は、例えば、サーバで構成することができ、通信インタフェース部21、処理部22、及び、蓄積部23からなる。
通信インタフェース部21は、通信ネットワーク10を介して端末装置30、分別情報蓄積装置31、及び、リサイクル情報蓄積装置32との情報の送受信を行う。
蓄積部23は、分別情報蓄積装置31から受信した分別情報と、リサイクル情報蓄積装置32から受信したリサイクル情報とを記憶する。さらに、商品単独の環境評価や、複数の商品の環境評価の比較結果などを示す環境評価の結果情報を蓄積する。
処理部22は、蓄積部23に蓄積された分別情報と、リサイクル情報とを基に、商品単独の環境評価を求めた結果や、複数の商品の環境評価の比較を行った結果を示す環境評価の結果情報を蓄積部23へ書き込む。
【0018】
図2は、図1に示す商品購入支援システムの動作概要を示すフローチャートである。
フローは2つの部分からなる。1つは環境評価を行うフローであり、もう1つは環境評価の結果を公開するフローである。まず環境評価を行うフローについて説明する。
環境評価装置20は、新規の分別情報あるいはリサイクル情報を待っている(ステップS100)。ここで新規の分別情報あるいはリサイクル情報が発生したことを知ると、これらを取得するために、分別情報蓄積装置31からの商品の分別情報の取得と(ステップS110)、リサイクル情報蓄積装置32からのリサイクル情報の取得(ステップS120)の両者または一方を行う。そして、入手した情報を基に商品単独の環境評価や、複数の商品の環境評価の比較を行い(ステップS130)、その結果を示す環境評価の結果情報を蓄積部23へ書き込み、蓄積する(ステップS140)。その後、新規の分別情報あるいはリサイクル情報を待っているステップS100の状態に戻る。
【0019】
一方、環境評価の結果を公開するフローにおいて、最初、環境評価装置20は、商品購入希望者の端末装置30からのアクセスを待っている(ステップS150)。商品購入希望者の端末装置30からのアクセスがあると、環境評価装置20は、この端末装置30から商品名や商品コード等の商品の識別情報を受信し(ステップS160)、該当する商品の環境評価の結果情報を読み出す(ステップS170)。そして、読み出した環境評価の結果情報を、アクセスしてきた商品購入希望者の端末装置30に送信する(ステップS180)。その後、商品購入希望者の端末装置30からのアクセスを待っているステップS150の状態に戻る。
【0020】
図3は、図1に示す商品購入支援システムの動作例を示すシーケンスチャートであり、端末装置30と、分別情報蓄積装置31と、リサイクル情報蓄積装置32と、環境評価装置20との間のシーケンスを示している。
まず、環境評価装置20の通信インタフェース部21が、分別情報を収集するために起動し(ステップS200)、分別情報蓄積装置31に対し分別情報の要求を行う(ステップS210)。分別情報蓄積装置31は分別情報の要求を受信すると、内部に蓄積している商品の分別情報を返送する(ステップS220)。環境評価装置20の処理部22は、受信した分別情報を商品の識別情報に対応させて蓄積部23に蓄積する(ステップS230)。
【0021】
続いて、通信インタフェース部21がリサイクル情報を収集するために起動し(ステップS240)、リサイクル情報蓄積装置32に対してリサイクル情報の要求を行う(ステップS250)。リサイクル情報蓄積装置32は、リサイクル情報の要求を受信すると、内部に蓄積しているリサイクル情報を返送する(ステップS260)。環境評価装置20の処理部22は、受信したリサイクル情報を蓄積部23に蓄積する(ステップS270)。
そして、環境評価装置20の処理部22は、上記分別情報とリサイクル情報を基に、後述する商品の環境評価を行い(ステップS280)、この環境評価の結果情報を蓄積部23に蓄積する(ステップS290)。
【0022】
この状態において、環境評価装置20が、端末装置30から環境評価の結果の要求を受けると(ステップS300)、通信インタフェース部21を起動する(ステップS310)。通信インタフェース部21は、端末装置30から商品の識別情報を受信して蓄積部23から該当する商品の環境評価の結果情報を読み出し(ステップS320)、要求元の端末装置30へ送信する(ステップS330)。端末装置30は、受信した環境評価の結果情報をディスプレイなどに出力する。
なお、環境評価装置20の通信インタフェース部21は、端末装置30から商品の識別情報の代わりに商品種別を受け、この商品種別に対応した全商品の環境評価の結果情報を返送してもよい。
【0023】
次に、図4及び図5を用いて、環境評価装置20の処理部22が行う商品の環境評価の方式を説明する。
まず、環境評価装置20の処理部22は、蓄積部23内の分別情報とリサイクル情報を基に、商品種別毎に分類された各商品の、素材の種類、この素材が使用されている量、及び、商品全体に占めるこの素材の割合、ならびに、素材のリサイクル性の情報からなる商品情報を生成する。図4は、商品種別アに属する商品ア−1について商品情報を生成した例を示す。
【0024】
同図において、商品ア−1は、種類▲1▼、種類▲2▼、種類▲3▼の3種類の素材からなること、そして、それぞれの量(重さ)が500g、300g、200gであり、この量から算出される素材の割合は、それぞれ50%、30%、20%であることが示されている。これらの情報は、蓄積部23内の分別情報を基に設定される。
【0025】
また、商品ア−1の種類▲1▼、種類▲2▼、種類▲3▼の素材のそれぞれのリサイクル性は、蓄積部23内のリサイクル情報を基に設定される。このリサイクル性は、リサイクルのしやすさの観点からクラスAとクラスBの2段階にクラス分けされ、リサイクルできない素材はクラスCとする。図においては、商品ア−1の素材である種類▲1▼のリサイクル性はクラスA、種類▲2▼及び種類▲3▼のリサイクル性はクラスBであることを示している。
なお、番号は、素材の量(割合)の高い順を示している。
【0026】
続いて、処理部22は、生成した商品情報を基に、商品の環境評価、すなわち、商品単独の環境評価及び複数の商品の環境評価の比較を行う。
図4の商品情報の例によると、商品ア−1のクラスAの割合は50%、クラスBの割合も50%になっている。このとき、商品ア−1単独の環境評価は、「A50B50」となる。
【0027】
一方、図5は、2つの商品の環境評価の比較の方式を示している。
2つの商品を比較する場合、まずこれらの商品のクラスCの有無について比較し(ステップS400)、どちらかの商品にクラスCがある場合は、クラスCが無い方の商品を上位とする。また、両商品にクラスCがある場合には、両商品のクラスCの割合を比較し(ステップS410)、割合の小さいほうを上位の商品とする。なお、割合が同じである場合には、クラスCの量を比較し(ステップS420)、量が少ないほうを上位の商品とし、量が同じであれば、同順位とする。
【0028】
また、ステップS400において、両商品ともにクラスCが無い場合、2つの商品のクラスAの割合を比較し(ステップS430)、割合の大きいほうを上位の商品とする。両商品のクラスAの割合が同じであれば、続いてクラスAの量を比較し(ステップS440)、クラスAの量が少ないほうの商品を上位とする。クラスAの量が同じである場合には、次にクラスBの割合を比較し(ステップS450)、割合の大きいほうを上位の商品とする。また、クラスBの割合が同じであれば、さらに、クラスBの量を比較し(ステップS460)、クラスBの量が少ない商品を上位にし、量が同じであれば同順位とする。
環境評価装置20の処理部22は、上記の比較を同じ商品種別の全ての商品に対して行い、商品毎に順位をつける。この順位が、複数の商品の環境評価の比較の結果として公開される。
【0029】
上記実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)商品の購入時に本購入支援システムから環境評価の結果を知ることができるため、同じ価格の商品の場合、環境評価が上位にある商品を購入しようとする消費者の意識が高まり、下位の商品は市場から淘汰される。
(2)商店等では、販売する商品の環境評価の結果を得ることができるため、環境評価の上位の商品を購入した顧客に特典を付与するなどして、この販売店は環境に配慮していることを宣伝し、販売促進に役立てることができる。
(3)定期的に商品の環境評価に基づく序列を発表することが可能になるため、製造業者間の競争が起こり、環境に配慮した商品の開発が加速される。
(4)環境評価の結果に基づき、環境評価の低い商品に対しては、別途課金を行うなどして、廃棄ための費用を得たり、販売を抑制したりすることが可能になる。
【0030】
なお、上述の環境評価装置20、端末装置30、分別情報蓄積装置31及びリサイクル情報蓄積装置32は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
【0031】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、消費者は、リサイクルできない素材を使用して安価に製造及び販売され、その後の廃棄に係る処理や費用は自治体等に負わせて利益を上げるような商品が市場に出回らないように監視することができる。また、消費者が商品を選択するにあたって、簡易にどの商品がリサイクルしやすい商品であるかを判断し、購入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による商品購入支援システムの接続構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態による商品購入支援システムの動作概要のフローチャートを示す図である。
【図3】同実施の形態による商品購入支援システムの動作例であるシーケンスチャートを示す図である。
【図4】同実施の形態による商品の環境評価の方式を説明するための図である。
【図5】同実施の形態による環境評価の比較の方式を説明するための図である。
【符号の説明】
10…通信ネットワーク
20…環境評価装置
21…通信インタフェース部
22…処理部
23…蓄積部
30…端末装置
31…分別情報蓄積装置
32…リサイクル情報蓄積装置
【発明の属する技術分野】
商品の購入に際し、商品を廃棄あるいはリサイクルに出す際のリサイクルのしやすさを評価した情報を回答する商品購入支援システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、循環型社会の形成を目指した取組の一環として、家庭からの排出物を分別回収し、できるかぎりリサイクルを行うことにより、天然資源の消費を抑制することが進められている。こうした中で、特許文献1には、市町村によりごみ分別方法が異なる場合であっても、それぞれの住民からのごみ分別方法に関する問い合わせに自動的に回答でき、複数の市町村で共通に使用できるごみ分別支援システムについて記載されている。また特許文献2には、地域(市町村)毎の分別方法に応じてゴミ分別を行うための廃棄方法や廃棄手順について、それぞれの住民に図や音声によるアナウンスを行い、住民がゴミ分別をしやすくするゴミ分別支援システムについて記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−63318号公報
【特許文献2】
特開2002−157378号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の排出を行う段階での支援には、限界がある。すなわち、上述したシステムは、商品の排出を行う段階での支援であるため、購入した商品そのものが分別しにくかったり、リサイクルできない素材を使っていた場合は、分別しないで排出してしまったり、あるいはリサイクルできない最終処分場行きのゴミを増やすことを防ぐことはできないという問題がある。循環型社会を形成するという観点からは、排出の仕方ではなく、リサイクルできない廃棄物を排出しないようにすることが重要であり、換言すると、リサイクルできない廃棄物を排出しないですむ商品を購入するようにしなければならない。
【0005】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、簡易にリサイクルしやすい商品であるかを判断するための情報を提供し、消費者へ循環型社会の形成を考えた商品の購入を支援することができる商品購入支援システム及び方法、評価装置等を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、商品の素材の構成を示す分別情報を提供する分別情報蓄積装置と、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を提供するリサイクル情報蓄積装置と、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置とをネットワークを介して接続してなる商品購入支援システムであって、前記評価装置は、前記分別情報蓄積装置から分別情報を取得するとともに、前記リサイクル情報蓄積装置からリサイクル情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行う処理手段と、前記処理手段が行ったリサイクル性の評価の結果情報を出力する出力手段とを備える、ことを特徴とする商品購入支援システムである。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、商品の素材の構成を示す分別情報を提供する分別情報蓄積装置と、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を提供するリサイクル情報蓄積装置と、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置とをネットワークを介して接続してなる商品購入支援システムに用いられる商品購入支援方法であって、前記評価装置が、前記分別情報蓄積装置から分別情報を取得するとともに、前記リサイクル情報蓄積装置からリサイクル情報を取得し、取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行い、前記リサイクル性の評価の結果情報を出力する、ことを特徴とする商品購入支援方法である。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置であって、商品の素材の構成を示す分別情報を取得するとともに、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行う処理手段と、前記処理手段が行ったリサイクル性の評価の結果情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする評価装置である。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の評価装置であって、前記リサイクル性の評価の結果情報は、複数の商品のリサイクル性を比較した情報を含むことを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の評価装置であって、前記リサイクル性の評価の結果情報は、商品を構成する素材の割合を、リサイクルのしやすさの段階別に示す情報を含むことを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に記載の発明は、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置に用いられるコンピュータプログラムであって、商品の素材の構成を示す分別情報を取得するとともに、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を取得するステップと、取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行うステップと、前記リサイクル性の評価の結果情報を出力するするステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
【0012】
また、請求項7に記載の発明は、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置に用いられるコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、商品の素材の構成を示す分別情報を取得するとともに、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を取得するステップと、取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行うステップと、前記リサイクル性の評価の結果情報を出力するするステップと、の各処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムを記録した記録媒体である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による商品購入支援システムの接続構成を示すブロック図であり、インターネット網や移動体通信網からなる通信ネットワーク10と、環境評価装置20と、商品購入希望者の端末装置30と、製造業者の分別情報蓄積装置31と、ゴミ再生業者のリサイクル情報蓄積装置32とから構成される。
【0014】
端末装置30は、例えば、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistants:情報携帯端末)などの携帯端末装置や、パーソナルコンピュータである。そして、通信ネットワーク10を介して環境評価装置20に接続され、環境評価装置20へ商品のリサイクル性の評価の結果を問い合わせ、返送された結果情報をディスプレイなどに出力する。
【0015】
分別情報蓄積装置31は、例えば、サーバで構成することができ、通信ネットワーク10を介して環境評価装置20と接続され、情報の送受信を行う。そして、環境評価装置20からの問い合わせを受け、商品を構成する素材の種類とその量及び割合からなる分別情報を通知する。
【0016】
リサイクル情報蓄積装置32は、例えば、サーバで構成することができ、通信ネットワーク10を介して環境評価装置20と接続され、情報の送受信を行う。そして、環境評価装置20からの問い合わせを受け、素材の種類に対応したリサイクル性を示すリサイクル情報を通知する。
【0017】
環境評価装置20は、例えば、サーバで構成することができ、通信インタフェース部21、処理部22、及び、蓄積部23からなる。
通信インタフェース部21は、通信ネットワーク10を介して端末装置30、分別情報蓄積装置31、及び、リサイクル情報蓄積装置32との情報の送受信を行う。
蓄積部23は、分別情報蓄積装置31から受信した分別情報と、リサイクル情報蓄積装置32から受信したリサイクル情報とを記憶する。さらに、商品単独の環境評価や、複数の商品の環境評価の比較結果などを示す環境評価の結果情報を蓄積する。
処理部22は、蓄積部23に蓄積された分別情報と、リサイクル情報とを基に、商品単独の環境評価を求めた結果や、複数の商品の環境評価の比較を行った結果を示す環境評価の結果情報を蓄積部23へ書き込む。
【0018】
図2は、図1に示す商品購入支援システムの動作概要を示すフローチャートである。
フローは2つの部分からなる。1つは環境評価を行うフローであり、もう1つは環境評価の結果を公開するフローである。まず環境評価を行うフローについて説明する。
環境評価装置20は、新規の分別情報あるいはリサイクル情報を待っている(ステップS100)。ここで新規の分別情報あるいはリサイクル情報が発生したことを知ると、これらを取得するために、分別情報蓄積装置31からの商品の分別情報の取得と(ステップS110)、リサイクル情報蓄積装置32からのリサイクル情報の取得(ステップS120)の両者または一方を行う。そして、入手した情報を基に商品単独の環境評価や、複数の商品の環境評価の比較を行い(ステップS130)、その結果を示す環境評価の結果情報を蓄積部23へ書き込み、蓄積する(ステップS140)。その後、新規の分別情報あるいはリサイクル情報を待っているステップS100の状態に戻る。
【0019】
一方、環境評価の結果を公開するフローにおいて、最初、環境評価装置20は、商品購入希望者の端末装置30からのアクセスを待っている(ステップS150)。商品購入希望者の端末装置30からのアクセスがあると、環境評価装置20は、この端末装置30から商品名や商品コード等の商品の識別情報を受信し(ステップS160)、該当する商品の環境評価の結果情報を読み出す(ステップS170)。そして、読み出した環境評価の結果情報を、アクセスしてきた商品購入希望者の端末装置30に送信する(ステップS180)。その後、商品購入希望者の端末装置30からのアクセスを待っているステップS150の状態に戻る。
【0020】
図3は、図1に示す商品購入支援システムの動作例を示すシーケンスチャートであり、端末装置30と、分別情報蓄積装置31と、リサイクル情報蓄積装置32と、環境評価装置20との間のシーケンスを示している。
まず、環境評価装置20の通信インタフェース部21が、分別情報を収集するために起動し(ステップS200)、分別情報蓄積装置31に対し分別情報の要求を行う(ステップS210)。分別情報蓄積装置31は分別情報の要求を受信すると、内部に蓄積している商品の分別情報を返送する(ステップS220)。環境評価装置20の処理部22は、受信した分別情報を商品の識別情報に対応させて蓄積部23に蓄積する(ステップS230)。
【0021】
続いて、通信インタフェース部21がリサイクル情報を収集するために起動し(ステップS240)、リサイクル情報蓄積装置32に対してリサイクル情報の要求を行う(ステップS250)。リサイクル情報蓄積装置32は、リサイクル情報の要求を受信すると、内部に蓄積しているリサイクル情報を返送する(ステップS260)。環境評価装置20の処理部22は、受信したリサイクル情報を蓄積部23に蓄積する(ステップS270)。
そして、環境評価装置20の処理部22は、上記分別情報とリサイクル情報を基に、後述する商品の環境評価を行い(ステップS280)、この環境評価の結果情報を蓄積部23に蓄積する(ステップS290)。
【0022】
この状態において、環境評価装置20が、端末装置30から環境評価の結果の要求を受けると(ステップS300)、通信インタフェース部21を起動する(ステップS310)。通信インタフェース部21は、端末装置30から商品の識別情報を受信して蓄積部23から該当する商品の環境評価の結果情報を読み出し(ステップS320)、要求元の端末装置30へ送信する(ステップS330)。端末装置30は、受信した環境評価の結果情報をディスプレイなどに出力する。
なお、環境評価装置20の通信インタフェース部21は、端末装置30から商品の識別情報の代わりに商品種別を受け、この商品種別に対応した全商品の環境評価の結果情報を返送してもよい。
【0023】
次に、図4及び図5を用いて、環境評価装置20の処理部22が行う商品の環境評価の方式を説明する。
まず、環境評価装置20の処理部22は、蓄積部23内の分別情報とリサイクル情報を基に、商品種別毎に分類された各商品の、素材の種類、この素材が使用されている量、及び、商品全体に占めるこの素材の割合、ならびに、素材のリサイクル性の情報からなる商品情報を生成する。図4は、商品種別アに属する商品ア−1について商品情報を生成した例を示す。
【0024】
同図において、商品ア−1は、種類▲1▼、種類▲2▼、種類▲3▼の3種類の素材からなること、そして、それぞれの量(重さ)が500g、300g、200gであり、この量から算出される素材の割合は、それぞれ50%、30%、20%であることが示されている。これらの情報は、蓄積部23内の分別情報を基に設定される。
【0025】
また、商品ア−1の種類▲1▼、種類▲2▼、種類▲3▼の素材のそれぞれのリサイクル性は、蓄積部23内のリサイクル情報を基に設定される。このリサイクル性は、リサイクルのしやすさの観点からクラスAとクラスBの2段階にクラス分けされ、リサイクルできない素材はクラスCとする。図においては、商品ア−1の素材である種類▲1▼のリサイクル性はクラスA、種類▲2▼及び種類▲3▼のリサイクル性はクラスBであることを示している。
なお、番号は、素材の量(割合)の高い順を示している。
【0026】
続いて、処理部22は、生成した商品情報を基に、商品の環境評価、すなわち、商品単独の環境評価及び複数の商品の環境評価の比較を行う。
図4の商品情報の例によると、商品ア−1のクラスAの割合は50%、クラスBの割合も50%になっている。このとき、商品ア−1単独の環境評価は、「A50B50」となる。
【0027】
一方、図5は、2つの商品の環境評価の比較の方式を示している。
2つの商品を比較する場合、まずこれらの商品のクラスCの有無について比較し(ステップS400)、どちらかの商品にクラスCがある場合は、クラスCが無い方の商品を上位とする。また、両商品にクラスCがある場合には、両商品のクラスCの割合を比較し(ステップS410)、割合の小さいほうを上位の商品とする。なお、割合が同じである場合には、クラスCの量を比較し(ステップS420)、量が少ないほうを上位の商品とし、量が同じであれば、同順位とする。
【0028】
また、ステップS400において、両商品ともにクラスCが無い場合、2つの商品のクラスAの割合を比較し(ステップS430)、割合の大きいほうを上位の商品とする。両商品のクラスAの割合が同じであれば、続いてクラスAの量を比較し(ステップS440)、クラスAの量が少ないほうの商品を上位とする。クラスAの量が同じである場合には、次にクラスBの割合を比較し(ステップS450)、割合の大きいほうを上位の商品とする。また、クラスBの割合が同じであれば、さらに、クラスBの量を比較し(ステップS460)、クラスBの量が少ない商品を上位にし、量が同じであれば同順位とする。
環境評価装置20の処理部22は、上記の比較を同じ商品種別の全ての商品に対して行い、商品毎に順位をつける。この順位が、複数の商品の環境評価の比較の結果として公開される。
【0029】
上記実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)商品の購入時に本購入支援システムから環境評価の結果を知ることができるため、同じ価格の商品の場合、環境評価が上位にある商品を購入しようとする消費者の意識が高まり、下位の商品は市場から淘汰される。
(2)商店等では、販売する商品の環境評価の結果を得ることができるため、環境評価の上位の商品を購入した顧客に特典を付与するなどして、この販売店は環境に配慮していることを宣伝し、販売促進に役立てることができる。
(3)定期的に商品の環境評価に基づく序列を発表することが可能になるため、製造業者間の競争が起こり、環境に配慮した商品の開発が加速される。
(4)環境評価の結果に基づき、環境評価の低い商品に対しては、別途課金を行うなどして、廃棄ための費用を得たり、販売を抑制したりすることが可能になる。
【0030】
なお、上述の環境評価装置20、端末装置30、分別情報蓄積装置31及びリサイクル情報蓄積装置32は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
【0031】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、消費者は、リサイクルできない素材を使用して安価に製造及び販売され、その後の廃棄に係る処理や費用は自治体等に負わせて利益を上げるような商品が市場に出回らないように監視することができる。また、消費者が商品を選択するにあたって、簡易にどの商品がリサイクルしやすい商品であるかを判断し、購入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による商品購入支援システムの接続構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態による商品購入支援システムの動作概要のフローチャートを示す図である。
【図3】同実施の形態による商品購入支援システムの動作例であるシーケンスチャートを示す図である。
【図4】同実施の形態による商品の環境評価の方式を説明するための図である。
【図5】同実施の形態による環境評価の比較の方式を説明するための図である。
【符号の説明】
10…通信ネットワーク
20…環境評価装置
21…通信インタフェース部
22…処理部
23…蓄積部
30…端末装置
31…分別情報蓄積装置
32…リサイクル情報蓄積装置
Claims (7)
- 商品の素材の構成を示す分別情報を提供する分別情報蓄積装置と、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を提供するリサイクル情報蓄積装置と、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置とをネットワークを介して接続してなる商品購入支援システムであって、
前記評価装置は、
前記分別情報蓄積装置から分別情報を取得するとともに、前記リサイクル情報蓄積装置からリサイクル情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行う処理手段と、
前記処理手段が行ったリサイクル性の評価の結果情報を出力する出力手段とを備える、
ことを特徴とする商品購入支援システム。 - 商品の素材の構成を示す分別情報を提供する分別情報蓄積装置と、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を提供するリサイクル情報蓄積装置と、商品のリサイクル性の評価を行う評価装置とをネットワークを介して接続してなる商品購入支援システムに用いられる商品購入支援方法であって、
前記評価装置が、
前記分別情報蓄積装置から分別情報を取得するとともに、前記リサイクル情報蓄積装置からリサイクル情報を取得し、
取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行い、
前記リサイクル性の評価の結果情報を出力する、
ことを特徴とする商品購入支援方法。 - 商品のリサイクル性の評価を行う評価装置であって、
商品の素材の構成を示す分別情報を取得するとともに、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行う処理手段と、
前記処理手段が行ったリサイクル性の評価の結果情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする評価装置。 - 前記リサイクル性の評価の結果情報は、複数の商品のリサイクル性を比較した情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の評価装置。
- 前記リサイクル性の評価の結果情報は、商品を構成する素材の割合を、リサイクルのしやすさの段階別に示す情報を含むことを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかの項に記載の評価装置。
- 商品のリサイクル性の評価を行う評価装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
商品の素材の構成を示す分別情報を取得するとともに、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を取得するステップと、
取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行うステップと、
前記リサイクル性の評価の結果情報を出力するするステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 商品のリサイクル性の評価を行う評価装置に用いられるコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、
商品の素材の構成を示す分別情報を取得するとともに、素材のリサイクル性を示すリサイクル情報を取得するステップと、
取得した分別情報及びリサイクル情報を基に商品のリサイクル性の評価を行うステップと、
前記リサイクル性の評価の結果情報を出力するするステップと、
の各処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
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JP2003103033A JP2004310440A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | 商品購入支援システム及び方法、評価装置、ならびに、コンピュータプログラム |
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WO2021241650A1 (ja) | 2020-05-26 | 2021-12-02 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及びそのプログラム |
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-
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- 2003-04-07 JP JP2003103033A patent/JP2004310440A/ja active Pending
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