JP2004308791A - 継手構造、プラグ及び管継手 - Google Patents

継手構造、プラグ及び管継手 Download PDF

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Norio Mizuguchi
憲男 水口
Koji Yamada
浩司 山田
Isao Makino
功 牧野
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Abstract

【課題】管材の接続時における作業性向上を図る。
【解決手段】プラグ20の接続孔21に差し込まれた管材19は、リブ22(ロック部兼シール部)によって抜け止めされるとともにシールされる。管材19のロックとシールは管材19の弾性復元力を利用しているので、機器10に取り付けた状態のプラグ20に対し、管材19を単に差し込むだけてロックの機能とシールの機能が発揮される。管材19の接続に際しては、管材を差し込んだ状態でスパナなどの手作業による工具を使ってプラグを回転させる、という必要がなく、作業性がよい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器に対し流体の供給・排出を行う管材を接続するための継手構造、プラグ及び管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアシリンダに対しエアの供給・排出を行うための弾性を有する管材を接続する手段として、機器の外面に形成した雌ネジ孔に筒状のプラグを螺合する構造がある(例えば、特許文献1を参照)。接続に際しては、まず、プラグ内に筒状をなす樹脂製のスリーブを嵌め込むとともに、そのスリーブ内に管材を貫通させておく。そして、管材の端末部を機器の雌ネジ孔に差し込み、この差込み状態のままでプラグを雌ネジ孔に螺合する。プラグの締付けに伴い、スリーブが雌ネジ孔の奥へ押し込まれ、押し込まれたスリーブの先端のテーパ状当接面が雌ネジ孔の奥端のテーパ状受け面に押し付けられ、そのテーパ面によりスリーブの先端部が縮径変形させられて管材の外周を締め付ける。このスリーブの締付けにより管材が抜止め状態にロックされるとともに、管材の外周とスリーブの先端部内周との隙間、及びスリーブのテーパ状当接面と雌ネジ孔のテーパ状受け面との隙間が液密状にシールされる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−54785公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、管材を差し込んだ状態、即ちプラグから管材が突出した状態でプラグを締め付けるようになっている。そのため、管材が邪魔になってインパクトレンチ(プラグに対して軸方向に嵌合する)は使用できず、プラグに対して外周側から嵌合するスパナを使って手作業で締付けを行うことになり、作業性が悪い。
【0005】
特に、雌ネジ孔が狭いピッチで並ぶ場合や、接続する管材の本数が多い場合には、作業性の改善が望まれていた。
かかる問題は、エアシリンダにエアの供給・排出を行う場合に限らず、各種の機器に対して流体を供給・排出するための管材を接続する場合に起こりうる課題である。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、作業性向上を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、機器の流通孔に、弾性を有する管材を接続するための継手構造であって、前記機器における前記流通孔の開口部に設けた取付部と、前記管材の差込みを可能とする貫通形態の接続孔を有し、その接続孔を前記流通孔に連通させる形態で前記取付部に取り付けられた筒状のプラグと、前記接続孔の内周に形成され、前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周をその管材の弾性復元力により食い込ませることでその管材の抜けを規制するロック部と、前記接続孔の内周に形成され、前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周に対しその管材の弾性復元力により密着するシール部と、前記取付部と前記プラグとの隙間、又は前記流通孔と前記管材との隙間をシールするシール手段とを備えた構成とした。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記プラグの内周に全周に亘って連続する楔状のリブを形成し、このリブを前記ロック部及び前記シール部として機能させた構成とした。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記プラグが前記取付部からの離脱を可能とされており、前記ロック部が、前記接続孔に対する前記管材の差込み方向における前方端部に配置されている構成とした。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明において、前記プラグが前記取付部に対してネジ止め手段により取り付けられ、前記シール手段は、前記プラグの前端面に前記ネジ止め手段と同心の円形に形成されたシール用突起と、前記取付部の内面に形成されて前記シール用突起が全周に亘って食い込むようにしたシール用受け面とを備えて構成されている。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかの発明において、前記接続孔の内周に、前記管材の外周に対して弾性的に当接することでその管材の径方向への変位を規制又は緩和する保持部材を設けた構成とした。
【0009】
請求項6の発明は、流通孔を有するとともにその流通孔の開口部に取付部が設けられている機器に対し、弾性を有する管材を接続するための継手構造に用いられるプラグであって、筒状をなすとともに、前記管材の差込みを可能とする貫通形態の接続孔を有し、その接続孔を前記流通孔に連通させる形態で前記取付部に取り付けられるようになっており、前記接続孔の内周には、前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周をその管材の弾性復元力により食い込ませることでその管材の抜けを規制するロック部と、前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周に対しその管材の弾性復元力により密着するシール部とが形成されている構成としている。
【0010】
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記接続孔の内周には、全周に亘って連続する楔状のリブが形成され、このリブを前記ロック部及び前記シール部として機能させた構成とした。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7の発明において、前記取付部からの離脱を可能とされているプラグであって、前記ロック部が、前記接続孔に対する前記管材の差込み方向における前方端部に配置されている構成とした。
【0011】
請求項9の発明は、請求項6乃至請求項8のいずれかの発明において、前記取付部に対してネジ止め手段により取り付けられているプラグであって、前端面には、前記ネジ止め手段と同心の円形に形成されたシール用突起が形成され、前記取付部の内面に形成されているシール用受け面に前記シール用突起を全周に亘って食い込ませることで、前記取付部との隙間をシールするようになっている構成とした。
【0012】
請求項10の発明は、請求項6乃至請求項9のいずれかの発明において、前記接続孔の内周に、前記管材の外周に対して弾性的に当接することでその管材の径方向への変位を規制又は緩和する保持部材を設けた構成とした。
請求項11の発明は、流通孔を有するとともにその流通孔の開口部に取付部が設けられている機器に対し、弾性を有する管材を接続するための管継手であって、貫通形態の連通孔及びその連通孔の後端側の開口部に設けた結合部とを有し、前記連通孔を前記流通孔に連通させる形態で前記取付部に取り付けられる筒状のソケットと、前記管材の差込みを可能とする貫通形態の接続孔を有し、その接続孔を前記連通孔に連通される形態で前記結合部に結合された筒状のプラグと、前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周をその管材の弾性復元力により食い込ませることでその管材の抜けを規制するロック部と、前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周に対しその管材の弾性復元力により密着するシール部と、前記結合部と前記プラグとの隙間、又は前記連通孔と前記管材との隙間をシールするシール手段とを備えてなる構成とした。
【0013】
請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記プラグの内周に全周に亘って連続する楔状のリブを形成し、このリブを前記ロック部及び前記シール部として機能させた構成とした。
請求項13の発明は、請求項11又は請求項12の発明において、前記プラグが前記結合部からの離脱を可能とされており、前記ロック部が、前記接続孔の内周であって前記管材の差込み方向における前方端部に配置されている構成としている。
【0014】
請求項14の発明は、請求項11乃至請求項13のいずれかの発明において、前記プラグが前記結合部に対してネジ止め手段により取り付けられ、前記シール手段は、前記プラグの前端面に前記ネジ止め手段と同心の円形に形成されたシール用突起と、前記結合部の内面に形成されて前記シール用突起が全周に亘って食い込むようにしたシール用受け面とを備えて構成されている構成とした。
請求項15の発明は、請求項11乃至請求項14のいずれかの発明において、前記接続孔の内周に、前記管材の外周に対して弾性的に当接することでその管材の径方向への変位を規制又は緩和する保持部材を設けた構成とした。
【0015】
【発明の作用及び効果】
[請求項1,6,11の発明]
プラグの接続孔に差し込まれた管材は、ロック部によって抜け止めされるとともにシール部によってシールされる。管材のロックとシールは管材の有する弾性復元力を利用しているので、機器の取付部に取り付けられているプラグの接続孔に対し、管材を単に差し込むだけでロックの機能とシールの機能が発揮される。したがって、従来のように、管材の接続に際して、管材を差し込んだ状態でスパナなどの手作業による工具を使ってプラグを回転させる、という必要がなく、作業性がよい。
【0016】
[請求項2,7,12の発明]
ロック部とシール部が共通の部位となっているので、プラグの内周形状の簡素化と小型化を図ることができる。
[請求項3,8,13の発明]
メンテナンスなどのために管材を機器から外す際には、まず、管材が差し込まれたままのプラグを取付部から離脱させ、次に、管材におけるプラグの前端からの突出部分をロック部に沿って切断する。このロック部に沿った切断により、管材はロック部の係止から解放されるので、あとは、管材を後方(接続孔に対する差込み方向とは反対方向)へ引き抜けばよい。
【0017】
もしロック部がプラグの中程又は後端側に位置している場合には、プラグの後端面に沿って管材を切断し、切断片をロック部の係止力に抗してプラグの前方へ抜き取って廃棄することになる。そのため、切断片が長くなるだけでなく、切断片を抜き取る作業に手間取る。これに対し、本発明では、プラグから外す際に廃棄される切断片は、プラグの前端のロック部から前方の部分だけなので、短くて済む。しかも、切断すると、切断後の管材と切断片の双方ともに、ロック部による係止から解放されるので、プラグから抜き取る際の作業性がよい。
【0018】
[請求項4,9,14の発明]
プラグをネジ止め手段により回転させつつ前方に向かって螺進させると、プラグが取付孔に取り付けられるとともに、取付け状態では、シール用突起がシール用受け面に全周に亘って連続して食い込むことで取付部とプラグとの隙間がシールされる。シール手段は取付部とプラグに一体に形成されているので、別体のシール部材を用いる場合に比べて、部品点数が少なくて済む。
【0019】
[請求項5,10,15の発明]
機器の振動などによって管材が径方向に繰り返し変位した場合、管材が接続孔の内周や接続孔の後端側の開口縁に激しく衝突して管材の外周が損傷することが懸念される。しかし本発明では、保持部材によって管材の径方向への変位を規制又は緩和しているので、管材が接続孔の内周や接続孔の後端側の開口縁に激しく衝突して管材の外周が損傷することが防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態の継手構造は、機器10(例えば、自動織機に取り付けられたエアバルブなど)に、エアを供給・排出するための弾性を有する管材19(例えば、テフロン(登録商標)、塩化ビニル、ポリアミドなどの合成樹脂製のチューブやパイプなど)を接続するためのものである。尚、本実施形態の継手構造は、自動織機用のエアバルブに限らず、流体の供給・排出が必要な各種の機器に適用できる。また、管材19としては、合成樹脂製のチューブやパイプにかぎらず、ゴム製のチューブやパイプなど、弾性を有する他の材料のものが対象となる。さらに、管材19によって供給・排出される流体は、エアなどの気体に限らず、水、油、溶剤などの液体も対象となる。また、以下の説明において、前後方向については図の右方向を前方ということにする。
【0021】
機器10は金属製(例えば、ステンレス、真鍮など)であり、その外面(図における左側面)に開口する円形の流通孔11が形成されている。尚、以下の説明において流通孔11の中心線方向と、軸方向及び前後方向は同義で用いることにする。さて、流通孔11の後端部は、同心状に且つ段差状に拡径した円形の拡径部12となっており、この拡径部12の前端面(奥端面)はストッパ13となっている。また、機器10の外面における流通孔11の開口部には、拡径部12と同心であり且つ拡径部12よりも大径の円形空間からなる取付部14が形成されており、取付部14の内周には雌ネジ孔15が形成されている。また、取付部14の奥端面(前端面)は、軸方向に対して直角をなす平坦なシール用受け面16となっている。
【0022】
機器10の取付部14には、プラグ20が取り付けられている。プラグ20は、金属製(例えば、ステンレス、真鍮など)であり、全体として筒状をなす。プラグ20の中心孔は前後方向に貫通する円形の接続孔21となっている。接続孔21の内径は機器10の拡径部12の内径とほぼ同じ寸法である。接続孔21の内周の前端部(接続孔21に対する管材19の差込み方向における前端部)には、全周に亘って連続するリブ22(本発明の構成要件であるロック部であり且つシール部)が内向きに且つ楔状に(直角三角形断面をなして)突出する形態で形成されている。即ち、リブ22は、軸方向に対し前方に向かって縮径する向きに傾斜したテーパ面22aと、プラグ20の前端面(軸方向と直交する面)に対して面一状に連なる直交面22bとを有している。
【0023】
プラグ20の外周のうち略前半部分には、接続孔21と同心の雄ネジ部23が形成されている。この雄ネジ部23は、機器10の雌ネジ孔15とともにネジ止め手段28を構成する。また、プラグ20の外周のうち略後半部分には、雄ネジ部23よりも径が大きい六角形断面の治具嵌合部24が形成されている。さらに、プラグ20の前端面には、その外周縁に沿うように雌ネジ孔15と同心の円形をなすシール用突起25が全周に亘って連続して形成されている。シール用突起25は、二等辺三角形断面をなし、シール用受け面16に向かって楔状に突出している。このシール用突起25とシール用受け面16はシール手段29を構成し、取付部14の内面とプラグ20の外面との隙間をシールする。
【0024】
次に、本実施形態の作用を説明する。
プラグ20は取付部14に取り付けられている。取り付けに際しては、プラグ20の雄ネジ部23を取付部14の雌ネジ孔15に螺合して締め付ける。プラグ20の締付けに伴い、シール用突起25がシール用受け面16に対して食い込むように全周に亘って液密状に当接する。このとき、シール用突起25は雄ネジ部23と同心の円形をなすので、シール用突起25とシール用受け面16との当接部分は、径方向にブレのない真円を描く。これにより、シール用突起25とシール用受け面16との間に隙間が発生することがなく、確実に液密状にシールされる。プラグ20が取り付けられた状態では、接続孔21と流通孔11の拡径部12とが同軸状に連通する。
【0025】
次に、プラグ20が取り付けられた状態で、その接続孔21に対し後方から管材19を差し込む。管材19の外径は、接続孔21及び拡径部12の内径よりも僅かに小さく、且つリブ22の最小内径よりも大きい寸法である。したがって、差込みの過程では、管材19の前端(差込み方向における先端)外周がリブ22のテーパ面22aに当接するが、管材19はその外周をテーパ面22aの傾斜により弾性的に縮径させることでリブ22を通過していく。そして、管材19が、その前端(差込み方向先端)をストッパ13に当接させるまで差し込まれると、管材19の差込みが完了する。
【0026】
接続孔21に差し込まれた管材19の外周には、リブ22の突出端縁部(最小径縁部)が全周に亘って均一に食い込むように且つ密着するように当接し、管材19の弾性復元力によりリブ22の当接部における食い込み状態及び密着状態が確実に保たれる。このリブ22の食い込み作用により管材19がプラグ20に対して後方への抜けを規制された状態にロックされるとともに、リブ22の全周に亘って連続する密着作用によって管材19の外周と接続孔21の内周との間が液密状にシールされる。
【0027】
また、メンテナンスなどのために管材19を機器10から外す際には、まず、管材19が差し込まれたままのプラグ20を回転させて取付部14から離脱させる。次に、管材19におけるプラグ20の前端からの突出部分をリブ22の直交面22b(プラグ20の前端面)に沿って切断する。このリブ22に沿った切断により、切断片(管材19の前端部分)はリブ22から離脱してプラグ20の前方に落下するとともに、切断後の管材19がリブ22の係止から解放される。この後は、管材19を後方(接続孔21に対する差込み方向とは反対方向)へ引き抜けばよい。
【0028】
上述した実施形態1においては、管材19を抜止め状態にロックする機能と管材19と接続孔21との間をシールする機能は管材19の有する弾性復元力を利用しているので、機器10の取付部14に取り付けられているプラグ20の接続孔21に対し、管材19を単に差し込むだけてロックの機能とシールの機能が発揮される。したがって、従来のように、管材の接続に際して、管材を差し込んだ状態でスパナなどの手作業による工具を使ってプラグを回転させる、という必要がなく、作業性がよい。
【0029】
また、接続孔21の内周に全周に亘って連続する楔状のリブ22を形成し、このリブ22をロック手段及びシール手段として機能させ、ロック部とシール部を共通の部位としているので、プラグ20の内周形状の簡素化と小型化が実現されている。
また、管材19を機器10から外すに際して、もしリブ(ロック部)がプラグの前端ではなくて中程又は後端側に位置している場合には、プラグの後端面に沿って管材19を切断し、切断片をロック部の係止力に抗してプラグの前方へ抜き取って廃棄することになる。この場合、切断片が長くなるだけでなく、切断片を抜き取る作業に手間取る。これに対し、本実施形態では、リブ22がプラグ20の前端に配置されているので、プラグ20から外す際に廃棄される切断片は、プラグ20の前端のリブ22よりも前方の部分だけなので、短くて済む。しかも、切断すると、切断後の管材19と切断片の双方ともに、リブ22による係止から解放されるので、プラグ20から抜き取る際の作業性がよい。
【0030】
また、取付部14とプラグ20との間をシールするシール手段29(シール用突起25及びシール用受け面16)は取付部14とプラグ20に一体に形成されているので、別体のシール部材を用いる場合に比べて、部品点数が少なくて済んでいる。
[実施形態2]
次に、本発明を具体化した実施形態2を図3を参照して説明する。
本実施形態2は、シール手段30を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0031】
本実施形態2のシール手段30は、取付部14の前端面(奥端面)と拡径部12との境界に形成した円弧状のシール用弧状受け面31と、プラグ20の前端面に前方に向かって縮径するシール用テーパ状当接面32とから構成されている。プラグ20を取付部14に取り付けると、シール用弧状受け面31にシール用テーパ状当接面32が斜め後方内側から全周に亘って密着するように当接する。これにより、取付部14とプラグ20との隙間が液密状にシールされている。
【0032】
[実施形態3]
次に、本発明を具体化した実施形態3を図4を参照して説明する。
本実施形態3は、シール手段33を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態3のシール手段33は、拡径部12の後端部に拡径部12よりも大径で且つ同心円形の収容空間34を形成するとともに、この収容空間34にゴム製のリング状をなすシール部材35を装着して構成されている。プラグ20を取付部14に取り付けた状態では、プラグ20の前端面外周縁部が取付部14の奥端面に当接し、シール部材35が収容空間34の奥端面とプラグ20の前端面とに密着して、両端面の間を液密状にシールする。
【0033】
[実施形態4]
次に、本発明を具体化した実施形態4を図5を参照して説明する。
本実施形態4は、シール手段36を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態4のシール手段36は、取付部14の奥端部にゴム製のリング状をなすシール部材37を装着して構成されている。プラグ20を取付部14に取り付けた状態では、プラグ20の治具嵌合部24の前端面が機器10の外面に当接し、シール部材37が取付部14の奥端面とプラグ20の前端面とに密着して、両端面の間を液密状にシールする。
【0034】
[実施形態5]
次に、本発明を具体化した実施形態5を図6を参照して説明する。
本実施形態5は、シール手段38を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態5のシール手段38は、取付部14の後端部に機器10の外面に開口するように取付部14よりも大径のシール空間39を形成し、プラグ20の外周にシール溝40を形成するとともに、そのシール溝40にゴム製のリング状をなすシール部材41を装着して構成されている。プラグ20を取付部14に取り付けた状態では、プラグ20の前端面が取付部14の奥端面に当接するとともにプラグ20の治具嵌合部24の前端面が機器10の外面に当接し、シール部材41がシール空間39の内周面とシール溝40の内周面とに密着して、両周面の間を液密状にシールする。
【0035】
[実施形態6]
次に、本発明を具体化した実施形態6を図7を参照して説明する。
本実施形態6は、上記実施形態5において、管材19の径方向への遊動を規制又は緩和する手段を設けたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態6のプラグ20には、接続孔21における後端寄りの位置を切欠した形態の保持溝42を形成し、その保持溝42に、リング状をなすゴム製の保持部材43が装着されている。保持部材43の最小内径は接続孔21の内径よりも小さく、且つ管材19の外径よりも小さい寸法とされている。
【0036】
機器10の振動などにより管材19が径方向に繰り返し変位した場合、管材19が接続孔21の内周や接続孔21の後端側の開口縁に激しく衝突して管材19の外周が損傷することが懸念される。しかし本実施形態6では、接続孔21に差し込まれた管材19の外周に対して保持部材43が弾性的に当接し、この弾性的な当接により、管材19の径方向への変位が規制又は緩和されている。したがって、管材19が接続孔21の内周や接続孔21の後端側の開口縁に激しく衝突して管材19の外周が損傷する、という虞はない。
【0037】
[実施形態7]
次に、本発明を具体化した実施形態7を図8を参照して説明する。
本実施形態7の管継手50は、機器10(例えば、自動織機に取り付けられたエアシリンダなど)に、エアを供給・排出するための弾性を有する管材19(例えば、テフロン(登録商標)、塩化ビニル、ポリアミドなどの合成樹脂製のチューブやパイプなど)を接続するためのものであり、ソケット51とプラグ20とから構成されている。
【0038】
機器10には、その外面(左側面)に開口する円形の流通孔11が形成され、流通孔11の後端部は、同心状に且つ段差状に拡径した円形空間からなる取付部14となっており、この取付部14の内周には雌ネジ孔15が形成されている。尚、管材19及びプラグ20は上記実施形態1のものと同じであるので、説明は省略し、同じ部位については同じ符号を付す。
ソケット51は、金属製(例えば、ステンレス、真鍮など)であり、全体として筒状をなす。ソケット51の中心孔は前後方向に貫通する円形の連通孔52となっている。連通孔52の内径は機器10の流通孔11の内径とほぼ同じ寸法である。連通孔52の後端部は、同心状に且つ段差状に拡径した円形の拡径部53となっており、この拡径部の前端面(奥端面)はストッパ54となっている。また、ソケット51の後端面における連通孔52の開口部には、拡径部53と同心であり且つ拡径部53よりも大径の円形空間からなる結合部55が形成されており、結合部55の内周には雌ネジ孔56が形成されている。また、結合部55の奥端面(前端面)は、軸方向に対して直角をなす平坦なシール用受け面57となっている。ソケット51の外周のうち略前半部分には、連通孔52と同心の雄ネジ部58が形成されている。ソケット51の外周のうち略後半部分には、雄ネジ部58よりも径が大きい六角形断面の治具嵌合部59が形成されている。
【0039】
次に、本実施形態7の作用を説明する。
プラグ20はソケット51に組み付けられている。組付けに際しては、プラグ20の雄ネジ部23を結合部55の雌ネジ孔56に螺合して締め付ける。プラグ20の締付けに伴い、シール用突起25がシール用受け面57に対して食い込むように全周に亘って液密状に当接する。このとき、シール用突起25は雄ネジ部23と同心の円形をなすので、シール用突起25とシール用受け面57との当接部分は、径方向にブレのない円を描く。これにより、シール用突起25とシール用受け面57との間に隙間が発生することがなく、確実に液密状にシールされる。プラグ20がソケット51に組み付けられた状態では、接続孔21と連通孔52の拡径部53とが同軸状に連通する。以上により、管継手50の組み付けが完了する。
【0040】
管継手50は、機器10の取付部14に取り付けられている。取り付けに際しては、ソケット51の雄ネジ部58を取付部14の雌ネジ孔15に螺合して締め付ける。ソケット51の締付けにより、ソケット51の外周と取付部14の内周との隙間が液密状にシールされる。ここで、ソケット51の雄ネジ部58又は取付部14の雌ネジ孔15に接着剤(図示せず)を塗布するか、ソケット51の外周と取付部14の内周との間にシール部材(図示せず)を装着することで、シール性能を確保することができる。ソケット51(管継手50)が機器10の取付部14に取り付けられた状態では、プラグ20の接続孔21とソケット51の連通孔52が、機器10の流通孔11に対して同軸状に連通する。
【0041】
次に、管継手50が機器10に取り付けられた状態で、プラグ20の接続孔21に対し後方から管材19を差し込む。管材19の外径は、接続孔21及び拡径部53の内径よりも僅かに小さく、且つリブ22の最小内径よりも大きい寸法である。したがって、差込みの過程では、管材19の前端(差込み方向における先端)外周がリブ22のテーパ面22aに当接するが、管材19はその外周をテーパ面22aの傾斜により弾性的に縮径させることでリブ22を通過していく。そして、管材19の前端(差込み方向先端)がストッパ54に当接すると、管材19の差込みが完了する。
【0042】
接続孔21に差し込まれた管材19の外周には、リブ22の突出端縁部が全周に亘って均一に食い込むように且つ密着するように当接し、管材19の弾性復元力によりリブ22の当接部における食い込み状態及び密着状態が確実に保たれる。このリブ22の食い込み作用により管材19がプラグ20に対して後方への抜けを規制されるとともに、リブ22の全周に亘って連続する密着作用によって管材19の外周と接続孔21の内周との間が液密状にシールされる。
【0043】
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態1〜7ではロック部がシール部を兼ねるようにしたが、本発明によれば、ロック部とは別の位置にシール部を設けてもよい。この場合、ロック部は周方向において不連続の形態、即ち周方向に離間した複数の位置に配置する形態としてもよい。
【0044】
(2)上記実施形態1〜7ではロック部を1つのみ設けたが、本発明によれば、ロック部を複数設けてもよい。
(3)上記実施形態1〜7ではシール部を1つのみ設けたが、本発明によれば、シール部を複数設けてもよい。
(4)上記実施形態1〜7ではロック部(シール部)をプラグにおける管材の差込み方向先端に配置したが、本発明によれば、ロック部(シール部)はプラグの先端よりも後方に奥まった位置に配置してもよい。
【0045】
(5)上記実施形態1〜6ではシール手段が取付部とプラグの隙間をシールするようにしたが、本発明によれば、シール手段が流通孔と管材との隙間をシールするようにしてもよい。
(6)上記実施形態7ではシール手段が結合部とプラグの隙間をシールするようにしたが、本発明によれば、シール手段が連通孔と管材との隙間をシールするようにしてもよい。
(7)上記実施形態1〜6では取付部が雌ネジ孔を有する形態とされているが、本発明によれば、取付部は雄ネジ部を有する形態とし、この雄ネジ部にプラグの雌ネジ孔を螺合してもよい。
【0046】
(8)上記実施形態7では取付部が雌ネジ孔を有する形態とされているが、本発明によれば、取付部は雄ネジ部を有する形態とし、この雄ネジ部にソケットの雌ネジ孔を螺合してもよい。
(9)上記実施形態1〜6では取付部に対してプラグをネジ構造によって取り付けるようにしたが、本発明によれば、ネジ構造以外の手段(溶接、接着、プラグ以外の係止部材など)を用いてプラグを取り付けてもよい。
【0047】
(10)上記実施形態7では結合部に対してソケットをネジ構造によって取り付けるようにしたが、本発明によれば、ネジ構造以外の手段(溶接、接着、プラグ以外の係止部材など)を用いてソケットを取り付けてもよい。
(11)上記実施形態1〜7ではプラグが金属である場合について説明したが、本発明によれば、プラグは比較的硬質の合成樹脂製としてもよい。
(12)上記実施形態7ではソケットが金属である場合について説明したが、本発明によれば、ソケットは比較的硬質の合成樹脂製としてもよい。
【0048】
(13)上記実施形態では機器が自動織機である場合について説明したが、本発明は、自動織機以外の機器にも適用できる。
(14)上記実施形態1〜6において管材が正規の位置まで深く差し込まれたか否かを確認するために、機器の外面側から流通孔内を目視できるように透明又は透光性を有する材料で液密状に塞がれた窓孔を設けたり、機器における流通孔の形成部分を透明又は透光性を有する材料で形成してもよい。
【0049】
(15)上記実施形態7において管材が正規の位置まで深く差し込まれたか否かを確認するために、機器の外面側から連通孔内を目視できるように透明又は透光性を有する材料で液密状に塞がれた窓孔を設けたり、機器における取付部の形成部分及びソケットにおける連通孔の形成部分を透明又は透光性を有する材料で形成してもよい。
(16)上記実施形態1ではシール手段としてプラグに形成したシール用突起を取付部側のシール用受け面に食い込ませるようにしたが、本発明によれば、これとは逆の形態、即ち、取付部に形成したシール用突起をプラグのシール用受け面に食い込ませるようにしてもよい。また、この実施形態1とは逆の形態は、実施形態2〜6にも適用できる。
【0050】
(17)上記実施形態7ではシール手段としてプラグに形成したシール用突起を結合部側のシール用受け面に食い込ませるようにしたが、本発明によれば、これとは逆の形態、即ち、結合部に形成したシール用突起をプラグのシール用受け面に食い込ませるようにしてもよい。
(18)シール手段としては、上記実施形態1〜7以外にも、機器の外面とプラグの治具嵌合部の前端面との間、又はソケットの後端面とプラグの治具嵌合部の前端面との間にガスケットなどのシール部材を介装してもよい。
【0051】
(19)上記実施形態2〜6のシール手段は、実施形態7にも適用できる。
(20)実施形態6の保持部材は、実施形態1〜5,7にも適用できる。
(21)実施形態7ではロック部とシール部をいずれもプラグに形成したが、本発明によれば、ロック部とシール部のうち少なくともいずれか一方をソケットに形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において管材を接続した状態の断面図
【図2】実施形態1において管材を外した状態の断面図
【図3】実施形態2において管材を接続した状態の断面図
【図4】実施形態3において管材を接続した状態の断面図
【図5】実施形態4において管材を接続した状態の断面図
【図6】実施形態5において管材を接続した状態の断面図
【図7】実施形態6において管材を接続した状態の断面図
【図8】実施形態7において管材を接続した状態の断面図
【符号の説明】
10…機器
11…流通孔
14…取付部
16…シール用受け面
19…管材
20…プラグ
21…接続孔
22…リブ(ロック部兼シール部)
25…シール用突起
28…ネジ止め手段
29…シール手段
30,33,36,38…シール手段
43…保持部材
50…管継手
51…ソケット
52…連通孔
55…結合部

Claims (15)

  1. 機器の流通孔に、弾性を有する管材を接続するための継手構造であって、
    前記機器における前記流通孔の開口部に設けた取付部と、
    前記管材の差込みを可能とする貫通形態の接続孔を有し、その接続孔を前記流通孔に連通させる形態で前記取付部に取り付けられた筒状のプラグと、
    前記接続孔の内周に形成され、前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周をその管材の弾性復元力により食い込ませることでその管材の抜けを規制するロック部と、
    前記接続孔の内周に形成され、前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周に対しその管材の弾性復元力により密着するシール部と、
    前記取付部と前記プラグとの隙間、又は前記流通孔と前記管材との隙間をシールするシール手段とを備えてなることを特徴とする継手構造。
  2. 前記プラグの内周に全周に亘って連続する楔状のリブを形成し、このリブを前記ロック部及び前記シール部として機能させたことを特徴とする請求項1記載の継手構造。
  3. 前記プラグが前記取付部からの離脱を可能とされており、前記ロック部が、前記接続孔に対する前記管材の差込み方向における前方端部に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の継手構造。
  4. 前記プラグが前記取付部に対してネジ止め手段により取り付けられ、
    前記シール手段は、前記プラグの前端面に前記ネジ止め手段と同心の円形に形成されたシール用突起と、前記取付部の内面に形成されて前記シール用突起が全周に亘って食い込むようにしたシール用受け面とを備えて構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の継手構造。
  5. 前記接続孔の内周に、前記管材の外周に対して弾性的に当接することでその管材の径方向への変位を規制又は緩和する保持部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の継手構造。
  6. 流通孔を有するとともにその流通孔の開口部に取付部が設けられている機器に対し、弾性を有する管材を接続するための継手構造に用いられるプラグであって、
    筒状をなすとともに、前記管材の差込みを可能とする貫通形態の接続孔を有し、その接続孔を前記流通孔に連通させる形態で前記取付部に取り付けられるようになっており、
    前記接続孔の内周には、
    前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周をその管材の弾性復元力により食い込ませることでその管材の抜けを規制するロック部と、
    前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周に対しその管材の弾性復元力により密着するシール部とが形成されていることを特徴とするプラグ。
  7. 前記接続孔の内周には、全周に亘って連続する楔状のリブが形成され、このリブを前記ロック部及び前記シール部として機能させたことを特徴とする請求項6記載のプラグ。
  8. 前記取付部からの離脱を可能とされているプラグであって、前記ロック部が、前記接続孔に対する前記管材の差込み方向における前方端部に配置されていることを特徴とする請求項6又は請求項7記載のプラグ。
  9. 前記取付部に対してネジ止め手段により取り付けられているプラグであって、
    前端面には、前記ネジ止め手段と同心の円形に形成されたシール用突起が形成され、
    前記取付部の内面に形成されているシール用受け面に前記シール用突起を全周に亘って食い込ませることで、前記取付部との隙間をシールするようになっていることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のプラグ。
  10. 前記接続孔の内周に、前記管材の外周に対して弾性的に当接することでその管材の径方向への変位を規制又は緩和する保持部材を設けたことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のプラグ。
  11. 流通孔を有するとともにその流通孔の開口部に取付部が設けられている機器に対し、弾性を有する管材を接続するための管継手であって、
    貫通形態の連通孔及びその連通孔の後端側の開口部に設けた結合部とを有し、前記連通孔を前記流通孔に連通させる形態で前記取付部に取り付けられる筒状のソケットと、
    前記管材の差込みを可能とする貫通形態の接続孔を有し、その接続孔を前記連通孔に連通される形態で前記結合部に結合された筒状のプラグと、
    前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周をその管材の弾性復元力により食い込ませることでその管材の抜けを規制するロック部と、
    前記接続孔に差し込まれた前記管材の外周に対しその管材の弾性復元力により密着するシール部と、
    前記結合部と前記プラグとの隙間、又は前記連通孔と前記管材との隙間をシールするシール手段とを備えてなることを特徴とする管継手。
  12. 前記プラグの内周に全周に亘って連続する楔状のリブを形成し、このリブを前記ロック部及び前記シール部として機能させたことを特徴とする請求項11記載の管継手。
  13. 前記プラグが前記結合部からの離脱を可能とされており、前記ロック部が、前記接続孔の内周であって前記管材の差込み方向における前方端部に配置されていることを特徴とする請求項11又は請求項12記載の管継手。
  14. 前記プラグが前記結合部に対してネジ止め手段により取り付けられ、
    前記シール手段は、前記プラグの前端面に前記ネジ止め手段と同心の円形に形成されたシール用突起と、前記結合部の内面に形成されて前記シール用突起が全周に亘って食い込むようにしたシール用受け面とを備えて構成されていることを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれかに記載の管継手。
  15. 前記接続孔の内周に、前記管材の外周に対して弾性的に当接することでその管材の径方向への変位を規制又は緩和する保持部材を設けたことを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれかに記載の管継手。
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