JP2004308458A - エンジン用エアフィルタ自動清掃装置 - Google Patents

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Mikio Matsumoto
幹男 松本
Takanobu Kanai
孝▲のぶ▼ 金井
Toshiaki Shimizu
俊明 清水
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Yutaka Manufacturing Co Ltd
East Japan Railway Co
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Yutaka Manufacturing Co Ltd
East Japan Railway Co
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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Abstract

【課題】エアフィルタの清掃作業を自動化するとともに、周囲の環境汚染を改善する。
【解決手段】回転する一対の受けローラ11を備える載置台1と、載置されたエアフィルタFの内外面に向けてエアを噴射する内面用エア噴射手段2、外面用エア噴射手段3と、発生する粉塵を集める集塵手段4とからなり、内面用エア噴射手段2は引き出し可能であり、また内面用エア噴射手段2、外面用エアが噴射手段3は複数のエアノズル23、33が1つずつ交代でエアを噴射する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関に使用されるエアフィルタを自動的に清掃するエアフィルタの自動清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジン等の内燃機関に使用されるエアフィルタは、運転時間に比例して粉塵が蓄積されて目詰まりを起こしエンジン効率が低下するので、所定周期ごとに清掃することが必要である。従来、この清掃はエアフィルタを取り出して台の上等に置き、作業者がエアノズルを持って内外面の粉塵を圧力空気(以下エアという)等で吹き飛ばす等の方法で行われるのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の清掃方法では、吹き飛ばされた粉塵が周囲に飛散し、かつもうもうと立ち込めるので、作業者は防塵マスクや防塵眼鏡をつけ、屋外の広い場所で行うなどの対策が必要であり、改善が望まれていた。
本発明は、周囲に粉塵を飛散させることなく、かつ取り出したエアフィルタを載置台にセットするだけですべて自動的に清掃作業を行い、作業員の負荷と環境を大きく改善することのできるエンジン用エアフィルタ自動清掃装置を実現することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、回転機構により回転する一対の受けローラを備える載置台と、この載置台に載置された円筒状のエアフィルタの内面に向けてエアを噴射する内面用エア噴射手段と、前記載置台に載置されたエアフィルタの外面に向けてエアを噴射する外面用エア噴射手段と、エア噴射により発生する粉塵を集める集塵手段とからなることを特徴とするエンジン用エアフィルタ自動清掃装置であって、望ましくは前記内面用エア噴射手段が引き出し枠に取り付けられ、載置台に載置された円筒状のエアフィルタの外側位置まで引き出し可能であり、また、前記内面用エア噴射手段ならびに外面用エア噴射手段が円筒状のエアフィルタの軸方向に複数のエアノズルを有し、内外1つずつのエアノズルが交代にエアを噴射するものである前記のエンジン用エアフィルタ自動清掃装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施例のエンジン用エアフィルタ自動清掃装置の正面図、図2は右側面図で、Fは清掃しようとする円筒状のエアフィルタである。1はエアフィルタFを載置する載置台、11はその上部に設けられた一対の受けローラ、12は受けローラ11をゆっくり回転させる回転機構、2はエアフィルタの内面にエアを噴射する内面用エア噴射手段、21は取り付けアーム、22は電磁弁、23はエアノズル、24は内面用エア噴射手段2全体を載置台に載置されたエアフィルタの外側位置まで引き出すことのできる引き出し枠、25はその取っ手、3はエアフィルタの外面にエアを噴射する外面用エア噴射手段、31は取り付けアーム、32は電磁弁、33はエアノズル、4は発生した粉塵の集塵手段で、41は受けローラ11に載置されたエアフィルタFと載置台1との隙間をふさぐシールゴム、42は粉塵の吸引ホース、43は集塵機、44はバケット、5は台板に車輪と手押し用ハンドルを取り付けた手押し台車、6は電気部品で(符号6そのものは図面には現れない)、61はノーヒュ−ズブレーカ等の電源スイッチ、62はスタートボタン、63は非常停止ボタン、64は3色のパトライト(回転灯)である。
【0006】
以上の説明でも明らかなように、本発明のエンジン用エアフィルタ自動清掃装置は、エアフィルタを載置する載置台に集塵手段が直結され、エアフィルタの内外面に向けてエアノズルが配置されている。エンジンから取り外した汚れたエアフィルタを載置台1の受けローラ11に載置し、ゆっくり回転させながら内外面に向けてエアノズルによりエアを噴射することによりフィルタに詰まった粉塵が吹き飛ばされ、直ちに集塵手段により吸引され、フィルタ全体の清掃が終わったタイミングでタイマによりエア噴射ならびに回転が自動停止し、パトライトが点灯して終了を知らせるので清掃の終わったフィルタを次の汚れたフィルタと交換すればよい。作業者が行う作業はフィルタの取り替えのみで、清掃そのものは機械がすべて自動で行い、しかも周囲に粉塵が飛散して環境を損ねることがない。
【0007】
図3は本発明の主要部分である受けローラ11付近を内面用エア噴射手段2を引き出した状態で示す部分斜視図である。内面用エア噴射手段2および外面用エア噴射手段3には取り付けアーム21、31の幅方向(円筒状のエアフィルタの軸方向)に複数のエアノズル23、33ならびにこれを制御する電磁弁22、32が並列に取り付けられており、タイマ制御により内外1つずつのエアノズルが交代にエアを噴射する。このようにすることにより幅方向にまんべんなく清掃を行うことができるとともに、供給されるエアを1か所に集中して高い圧力で噴射させることができる。
【0008】
また本発明では受けローラ11を回転させることにより、載置されたエアフィルタをゆっくりと回転させ、内外各1か所のノズルで位相方向にもまんべんなく清掃を行うことができる。回転機構12は例えば90W程度の小型リバーシブルモータにウォームギヤを組み合わせたものである。
本発明において内面用エア噴射手段2を引き出し可能な構造としているのは、エアフィルタの載置、取り出し作業をやりやすくするためである。図4により作業手順を説明する。
【0009】
図4は受けローラ11付近を示す部分側面図で、(a)はまだエアフィルタを載置していない状態である。このように内面用エア噴射手段2が引き出されていれば、エアフィルタFの載置、取り出しがきわめて容易であることは説明するまでもない。(b)は受けローラ11にエアフィルタFを載置したところ、(C)は内面用エア噴出手段2を押し戻してエアノズル23をエアフィルタFの内面に対向させ、清掃作業開始する状態になったところを示している。外面用のエアノズル33は常時、エアフィルタFの外面に対向する位置にある。
【0010】
作業開始に際してはまず電源スイッチ61を投入し、図4の各ステップに従って内面用エア噴出手段2を引き出し、清掃するエアフィルタFを受けローラ11に載置し、内面用エア噴出手段2を押し戻してスタートボタン62を押す。清掃作業が開始されたのを確認したら作業員は一旦この場所を離れてもよい。エアフィルタFの延べ回転数、あるいは作業時間(例えば10分)等によって清掃終了を判断するようにセットすれば、自動的にエアの噴出と回転が停止し、パトライト64が点灯して清掃作業終了を知らせるので、代わりの汚れたエアフィルタと取り替えるか、電源スイッチ61を切って作業を終了するかの処置をとる。パトライト64は赤緑黄の3色のものが市販されているから、例えば清掃作業中は黄、終了は緑、何かの異常で停止した時は赤等に使い分ければよい。また、パトライト64の点灯とともに「清掃中です」、「終了しました」等の音声信号を併用することも可能である。
【0011】
本発明のエンジン用エアフィルタ自動清掃装置は、パトライト64部分を除く高さが1.5 m、長さが1.2 m程度できわめて小型、コンパクトなので、全体を市販の手押し台車5に載せることができる。必要の都度これを引き出して使用し、必要のないときは倉庫などにしまって置くことが可能である。
【0012】
【発明の効果】
本発明によれば、作業者が粉塵作業から解放されて省力化が達成され、作業環境が改善されるばかりでなく、周囲の環境汚染もなくなるという、すぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のエンジン用エアフィルタ自動清掃装置を示す正面図である。
【図2】本発明実施例のエンジン用エアフィルタ自動清掃装置を示す右側面図である。
【図3】本発明実施例のエンジン用エアフィルタ自動清掃装置の要部を示す部分斜視図である。
【図4】本発明実施例のエンジン用エアフィルタ自動清掃装置の受けローラ11付近を作業手順に従って示す部分側面図である。
【符号の説明】
1 載置台
2 内面用エア噴射手段
3 外面用エア噴射手段
4 集塵手段
5 手押し台車
6 電気部品
11 受けローラ
12 回転機構
21、31 取り付けアーム
22、32 電磁弁
23、33 エアノズル
24 引き出し枠
25 取っ手
41 シールゴム
42 吸引ホース
43 集塵機
44 バケット
61 電源スイッチ
62 スタートボタン
63 非常停止ボタン
64 パトライト
F エアフィルタ

Claims (3)

  1. 回転機構(12)により回転する一対の受けローラ(11)を備える載置台(1)と、この載置台(1)に載置された円筒状のエアフィルタ(F)の内面に向けてエアを噴射する内面用エア噴射手段(2)と、前記載置台(1)に載置されたエアフィルタ(F)の外面に向けてエアを噴射する外面用エア噴射手段(3)と、エア噴射により発生する粉塵を集める集塵手段(4)とからなることを特徴とするエンジン用エアフィルタ自動清掃装置。
  2. 前記内面用エア噴射手段(2)が引き出し枠(24)に取り付けられ、載置台(1)に載置された円筒状のエアフィルタ(F)の外側位置まで引き出し可能である請求項1に記載のエンジン用エアフィルタ自動清掃装置。
  3. 前記内面用エア噴射手段(2)ならびに外面用エア噴射手段(3)が、円筒状のエアフィルタ(F)の軸方向に複数のエアノズル(23、33)を有し、内外1つずつのエアノズル(23、33)が交代にエアを噴射するものである請求項1または2に記載のエンジン用エアフィルタ自動清掃装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012217976A (ja) * 2011-04-14 2012-11-12 Tecnet Co Ltd ダスト捕集体の清掃装置
JP2013252481A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Sumitomo Metal Mining Co Ltd エアフィルタ再生方法及びエアフィルタ再生装置
KR102130787B1 (ko) * 2020-02-06 2020-07-09 주식회사 대주종합기술단 메가 집진기
JP2021062321A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 日立建機日本株式会社 エアフィルタ清掃装置

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