JP2004307510A - 細胞分裂促進活性を有する短縮型インスリン様成長因子結合タンパク質 - Google Patents
細胞分裂促進活性を有する短縮型インスリン様成長因子結合タンパク質 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 インスリン様増殖因子(IGF)に対する親和性が低下した短縮型インスリン様増殖因子結合タンパク質(IGFBP)を含む、精製化合物、またはインスリン様増殖因子(IGF)に対する親和性が低下した短縮型インスリン様増殖因子結合タンパク質(IGFBP)を含み、かつ細胞分裂促進活性を示す、精製化合物であって、1つの実施形態において、その細胞分裂促進活性が骨形成活性である、化合物。
【選択図】 なし
Description
本発明は一般的にインスリン様成長因子結合タンパク質(IGFBP)に関し、そしてより詳細にはIGFに対する親和性が低下し、そして細胞分裂促進活性(mitogenic activity)を有する短縮型(truncated)IGFBPに関する。
インスリン様成長因子類(IGF)は、プロインスリンとの構造的相同性を有する低分子量のポリペプチドホルモンである。2種類の異なるIGF、すなわちIGF-IおよびIGF-IIが公知であり、これらは組織培養においてインビトロで多様な細胞に対して細胞分裂を促進する(マイトジェニック(mitogenic)である)。どちらのIGFもインビトロで種々の組織の成長を刺激し、特にコラーゲンの合成を誘発する。IGF-Iは、軟骨形成および骨形成における成長ホルモンの成長促進効果を媒介し、それゆえ個体の正常な成長のために必須である。これはピグミーおよびトイプードル(toypoodle)はIGF-Iを欠いているが、血清中に正常なレベルの成長ホルモンを有しているという事実から実証される。IGF-IIは胎児の発育および神経の成長において重要な役割を果たしていると考えられている。
項目2.インスリン様増殖因子(IGF)に対する親和性が低下した短縮型インスリン様増殖因子結合タンパク質(IGFBP)を含み、かつ細胞分裂促進活性を示す、精製化合物。
項目3.前記細胞分裂促進活性が骨形成活性である、項目2に記載の精製化合物。
項目4.前記IGFBPがC末端で短縮されている、項目1に記載の化合物。
項目5.前記IGFBPが組換え産生される、項目1に記載の化合物。
項目6.前記IGFBPが図1に記載の163位付近のアミノ酸で短縮されている、項目4に記載の化合物。
項目7.前記化合物が骨細胞の増殖を促進する、項目1に記載の化合物。
項目8.前記化合物がIGFの非存在下で骨細胞の増殖を促進する、項目1に記載の化合物。
項目9.前記短縮型IGFBPが、U-2ヒト骨肉腫細胞、ヒトグリア芽細胞腫細胞、およびヒト胎児皮膚線維芽細胞からなる細胞群より得られる、項目1に記載の化合物。
項目10.前記短縮型IGFBP-5がU-2ヒト骨肉腫細胞から得られる、項目1に記載の化合物。
項目11.薬学的に受容可能なキャリアをさらに含有する、項目1に記載の精製化合物。
項目12.前記タンパク質配列が、図1に記載の24位付近のアミノ酸から163位付近のアミノ酸である、項目11に記載の化合物。
項目13.前記タンパク質配列が、図1に記載の21位付近のアミノ酸から189位付近のアミノ酸である、項目11に記載の化合物。
項目14.前記薬学的に受容可能なキャリアが、カルシトニンである、項目11に記載の化合物。
項目15.項目1に記載の短縮型IGFBP-5をコードする核酸配
列を含む、組換えDNA分子。
項目16.カルシトニン遺伝子にフレームに合うように融合した項目1に記載の短縮型IGFBPをコードする核酸配列を含む、組換えDNA分子。
項目17.前記配列が図1に示される、項目15に記載の組換えDNA分子。
項目18.前記配列がヒトDNA配列である、項目15に記載の組換えDNA分子。
項目19.前記配列がゲノム配列である、項目18に記載の組換えDNA分子。
項目20.前記配列がcDNA配列である、項目18に記載の組換えDNA分子。
項目21.前記DNA分子がpBS24UbBP5-2.2中に含まれる、項目20に記載の組換えDNA分子。
項目22.項目15に記載のDNA分子を含む、組換え微生物または組換え細胞株。
項目23.前記微生物が酵母である、項目22に記載の微生物。
項目24.前記細胞株がCHO細胞株である、項目22に記載の細胞株。
項目25.骨細胞増殖を刺激する方法であって、骨組織を項目1に記載の有効量の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
項目26.骨障害を治療する方法であって、項目11に記載の化合物の有効量を哺乳類に投与する工程を包含する、方法。
項目27.細胞分裂促進活性を刺激する方法であって、項目11に記載の化合物の有効量を哺乳類に投与する工程を包含する、方法。
驚くことに、短縮型IGFBPが細胞分裂促進活性および骨形成活性を有することが見出された。この発見が、本発明の、例えばインビトロおよびインビボの両方での骨増殖の増殖を導いた。一般的に、これらの短縮型IGFBPが、IGFに対する親和性の低下を示す。従って、インスリン様増殖因子(IGF)に対する親和性の低下した短縮型IGFBP、および/または外来性または内生のIGFの存在または非存在下での細胞分裂誘発(mitogenesis)を刺激し得る短縮型IGFBPを提供することが本発明の目的である。
本発明は、一般的にIGFに対する親和性が低減されていてかつ種々の組織における細胞増殖を刺激する本来の活性は有する短縮型IGFBPに関する。
1.定義
本発明の実施には、他に記載がない限り、当該技術分野内にある従来の分子生物学的手法、微生物学的手法、組換えDNA手法、および免疫学手法を用いる。このような手法は文献に充分に記載されている。例えば、
「有効量」は、個体に一回用量としてまたは連続用量の一部分としてのいずれかで投与される量が、上記に定義したような治療に有効であることを意味する。この量は、治療されるべき個体、治療されるべき分類学上の個体群(例えば、非ヒト霊長類、霊長類など)の健康および身体状態、個々の免疫系の抗体の合成能、所望の防御度、処方、治療する医師の医療状態の評価、および短縮型の関連因子に基づいて変化する。この量は、日常的な試みを通して決定し得るかなり広い範囲にあることが予測される。
a.短縮型IGFBPのソース
短縮型IGFBPは哺乳類、例えば、ネズミ、ブタ、ウマ、ウシ、およびヒトのソース由来であり得る。これらのソースはすべて、要求される相同性の度合いを満たす限りにおいては短縮型IGFBPの定義に包含される。短縮型IGFBPは、組織抽出物または馴化培地から精製された結合タンパク質、および組換え手法によって得られた結合タンパク質を包含する。
短縮型IGFBPは、血液およびその成分(血清および血漿など)、および短縮型IGFBPまたは短縮型IGFBP由来のポリペプチドを産生するように遺伝的に改変された細胞から、特定の短縮型IGFBPに特異的なモノクローナル抗体を用いたアフィニティークロマトグラフィーによって、容易に精製され得る。抗体アフィニティークロマトグラフィーの使用に加えて、短縮型IGFBPおよび短縮型IGFBP由来のポリペプチドは、他の広範な公知のタンパク質精製技術(単独または組み合わせ)によっても精製され得、これには免疫沈降法、ゲル濾過、イオン交換クロマトグラフィー、クロマトフォーカシング、等電点フォーカシング、選択沈降法、電気泳動などが包含される。精製の過程で単離された画分は、短縮型IGFBP特異的抗体を用いたイムノアッセイ、または短縮型IGFBP特異的バイオアッセイを用いて分析され、短縮型IGFBPまたは短縮型IGFBP由来のポリペプチドの存在を分析され得る。短縮型IGFBP-5についての詳細な例を以下の3a〜3b節で提供する。
短縮型IGFBPをコードするヌクレオチド配列の単離は、短縮型IGFBPをコードする細胞から調製されるゲノムライブラリー、または短縮型IGFBPを発現する細胞から単離されたRNAからのcDNAライブラリーの調製のいずれかを作成することを包含する。短縮型IGFBPをコードするヌクレオチド配列を単離するためにはcDNAライブラリーを作成する方が、イントロン/エクソン境界を決定するために起こり得るあらゆる問題を回避するため、通常好ましい。遺伝子ライブラリーは、真核宿主細胞または原核宿主細胞のいずれにおいても作成し得る。プラスミド、コスミド、ファージ、YACなどの広範囲に入手可能なクローニングベクターを用いて、短縮型IGFBPまたはその部分をコードするヌクレオチド配列を単離するのに適した遺伝子ライブラリーを作成し得る。
短縮型IGFBPヌクレオチド配列の存在を確認するために遺伝子ライブラリーをスクリーニングする有用な方法は、精製された短縮型IGFBP、または精製された短縮型IGFBPの精製された内部フラグメントから、N末端アミノ酸配列情報に基づくオリゴヌクレオチドプローブを調製することを包含する。標準トリプレット遺伝暗号を用いて、約17塩基対またはそれより長いオリゴヌクレオチド配列が、通常のインビトロ合成技術によって調製され得る。この配列はアミノ酸配列がN末端分析で決定された短縮型IGFBPの部分に対応するように合成される。得られた核酸配列は、次いで、放射性核種、酵素、ビオチン、蛍光試薬(fluorescer)などで標識され、そして遺伝子ライブラリーをスクリーニングするためのプローブとして使用される。
短縮型IGFBPをコードするヌクレオチド配列は、短縮型IGFBP遺伝子ライブラリー単離物から回収される組換えDNAから得られ得る。短縮型IGFBPをコードするヌクレオチド配列は、これらの組換え分子の非ベクターヌクレオチド配列の配列決定によって得られ得る。ヌクレオチド配列情報は、広く用いられているDNA配列決定プロトコル、例えば、マキサム−ギルバート配列決定法、ジデオキシヌクレオチド配列決定法などを使用して得られ得る。適切なヌクレオチド配列決定プロトコルの例は、BergerおよびKimmel,Methodsin Enzymology Vol. 52, Guide to Molecular Cloning Techniques, (1987) AcademicPressに見いだされ得る。いくつかの組換えDNA単離物(cDNAからの単離物およびゲノムライブラリーからの単離物の両方を包含する)からのヌクレオチド配列情報を組み合わせて、短縮型IGFBPの全アミノ酸コーディング配列、ならびに短縮型IGFBP遺伝子中のイントロンのヌクレオチド配列、上流ヌクレオチド配列、および下流ヌクレオチド配列を提供し得る。
短縮型IGFBPおよび短縮型IGFBPポリペプチド誘導体は、関連する分子をコードするDNA配列がベクター中に機能的に挿入される場合、組換え技術によって発現され得る。「機能的に挿入される」とは、当業者にはよく理解されているように、適切なリーディングフレームおよび方向、ということを意味する。完全な短縮型IGFBPリーディングフレームを含む遺伝子構築物を作成する場合、好ましい出発物質は短縮型IGFBPをコードするcDNAライブラリー単離物である。典型的には、短縮型IGFBP遺伝子はプロモーターの下流に挿入され、それに停止コドンが続くが、所望であればハイブリッドタンパク質としての生産とそれに続く開裂が、使用され得る。一般的には、短縮型IGFBPおよび短縮型IGFBPポリペプチド誘導体の生産収率を向上させる宿主細胞に特異的な配列が使用され、そして適切な制御配列(エンハンサー配列、ポリアデニル化配列、およびリボソーム結合部位など)が発現ベクターに付加される。いったん適切なコーディング配列が単離されると、これは、種々の異なる発現系;例えば、哺乳動物細胞、バキュロウイルス、細菌、および酵母で発現され得る。次に、これらについて以下に述べる。
哺乳類発現系は、当該分野で公知である。哺乳類プロモーターは、哺乳類RNAポリメラーゼに結合し得、そしてコーディング配列(例えば、構造遺伝子)の下流(3')方向にmRNAへの転写を開始する、任意のDNA配列である。プロモーターは、転写開始領域を有し、これは通常、コーディング配列の5'末端、およびTATAボックスの近傍に位置し、通常転写開始部位の25〜30塩基対(bp)上流に位置する。TATAボックスは、RNAポリメラーゼIIに、正確な部位でRNA合成を開始するように指示すると考えられている。哺乳類プロモーターはまた、上流プロモーター要素を含み、これは代表的には、TATAボックスの100〜200bp上流に位置する。上流プロモーター要素は、転写が開始される速度(rate)を決定し、そしてどちらの方向においても作用する[Sambrookら(1989)「哺乳類細胞におけるクローンされた遺伝子の発現」、MolecularCloning:A Laboratory Manual、第2版]。
短縮型IGFBPをコードするポリヌクレオチドはまた、適切な昆虫発現ベクター中に挿入し得、そしてこのベクター内のコントロール要素に作動可能に結合する。ベクターの構築は、当該分野で公知の手法を使用する。
細菌発現系は、当該分野で公知である。細菌プロモーターは、細菌RNAポリメラーゼに結合し得、そしてコーディング配列(例えば、構造遺伝子)の下流(3')方向にmRNAへの転写を開始する、任意のDNA配列である。プロモーターは、転写開始領域を有し、これは通常、コーディング配列の5'末端の近傍に位置する。この転写開始領域は、代表的にはRNAポリメラーゼ結合部位および転写開始部位を含む。細菌プロモーターはまた、オペレーターと呼ばれる第二のドメインを有し得、これはRNA合成が開始される、隣接のRNAポリメラーゼ結合部位と重複し得る。このオペレーターは負に調節(誘発性)された転写を許容し、遺伝子リプレッサーがオペレーターに結合し得、そしてこれにより特定の遺伝子の転写が阻害される。
構成的発現は、オペレーターのような負の調節要素の非存在下で生じる。さらに、正の調節は、遺伝子アクチベータータンパク質結合配列によって達成され得、これは、存在する場合、通常、RNAポリメラーゼ結合配列の近傍(5')に存在する。遺伝子アクチベータータンパク質の例はカタボライトアクチベータータンパク質(CAP)であり、これはEscherichiacoli(E. coli)のlacオペロンの転写の開始を補助する[Raibaud ら (1984) Annu. Rev. Genet. 18:173]。従って、調節された発現は、正または負であり得、従って、転写を増強または低減させる。
79:5582;欧州特許公開番号244042]。
酵母発現系もまた、当業者には公知である。酵母プロモーターは、酵母RNAポリメラーゼに結合し、そしてコード配列(例えば構造遺伝子)のmRNAへの下流(3')転写を開始し得るあらゆるDNA配列である。プロモーターは、転写開始領域を有し、これは、普通コード配列の5'末端の近位に位置する。この転写開始領域は、典型的にはRNAポリメラーゼ結合部位(「TATABox」)および転写開始部位を含む。酵母プロモーターはまた、上流活性化配列(UAS)と呼ばれる第二のドメインを有し、これは、存在する場合、普通構造遺伝子の遠位にあり得る。UASは、調節を受ける(誘導可能な)発現をさせる。構成性発現はUASなしで起こる。調節を受ける発現はポジティブまたはネガティブのどちらかであり得、それにより転写が促進されるかまたは減退され得る。
短縮型IGFBPに特異的な抗体は、適切な脊椎動物宿主、例えばウサギ、を精製された短縮型IGFBPまたはそのポリペプチド誘導体で、単独でまたは通常のアジュバントと組み合わせて免疫することによって産生される。普通、2つかそれ以上の免疫感作が含まれ、そして血液または脾臓が、最後の注射の数日後に採取される。ポリクローナル抗血清については、免疫グロブリンは、種々の標準的技法により、沈降、単離、および精製され得る。これには、アフィニティーカラム中のゲルまたはビーズのような固体表面に結合した短縮型IGFBPを用いるアフィニティー精製が含まれる。モノクローナル抗体については、脾臓細胞が、通常、不死化リンパ球、例えば骨髄細胞株とハイブリドーマ形成のための選択的条件下で融合される。次いでハイブリドーマは、限定的希釈条件下でクローニングされ得、そしてそれらの上清が、所望の特異性を有する抗体についてスクリーニングされ得る。抗体を産生する技法は文献に公知であり、次の文献に例示される:Antibodies:A Laboratry Manual (1988) HarlowおよびLane編、Cold Spring Harbor Laboratories Press、および米国特許第4,381,292号、第4,451,570号、および第4,618,577号。
本発明の抗原または抗体、および遺伝物質を含む組成物が、診断的アッセイで使用され得る。短縮型IGFBPの存在を検出する方法は、血液サンプル、髄液、あるいは腫瘍または骨組織のような生物学的サンプルの分析を包含する。
i.遺伝的プローブを用いた診断的適用
本発明の遺伝物質は、天然に存在する物質に存在する遺伝物質に対するプローブとして数多くのアッセイでそれ自身使用され得る。分析物は、(通常)少なくとも約16連続ヌクレオチド、通常30から200ヌクレオチド、実質的には上記配列(cDNA配列)の全配列までの配列を含むプローブとハイブリダイズするヌクレオチド配列であり得る。分析物はRNAまたはcDNAであり得る。サンプルは代表的には、前節に記載されている。ポジティブな結果は、一般に 本明細書に記載の配列の少なくとも12連続ヌクレオチドに少なくとも約70%相同であり、通常は配列内の少なくとも約60連続ヌクレオチドに少なくとも約80%相同であり、そして全長配列に実質的に相同な配列を含み得るような配列を含む遺伝物質を同定したとして特徴づけられる。分析物を検出するために、ここで分析物はプローブとハイブリダイズし、このプローブは検出可能な標識を含み得る。特に結合タンパク質の検出に有用なプローブは、これらタンパク質の保存領域、特に短縮型IGFBP-5のアミノ酸位置181-191位(PNCD、一文字アミノ酸コード)および212-215位(CWCV)に基づく。これらのアミノ酸は、関連するIGFBPの全てにおいて高度に保存されている。IGFBP-1のみが違いを有し、191位のDがNである。
j.短縮型IGFBPの生物学的特性についてのアッセイ
IGFに結合する特性は、本発明の短縮型IGFBPの生物学的活性の1つである。これらのタンパク質は、IGF-I[Rinderknecht, E.およびHumbel, R.E.、J. Biol. Chem. (1978) 253 2769]またはIGF-II[Rinderknecht, E.およびHumbel, R.E.、FEBS (1978) 89: 283]、好ましくは、標識化(例えばヨウ素化形態)IGF-IIを用いる結合アッセイにおいて便宜的に試験され得る。例えば、このようなアッセイは、好都合には、本発明のタンパク質のゲル電気泳動(SDS-PAGE)を行い、続いてゲルのウェスタンブロットを行い、次いでブロットを[125I]IGF-IまたはIGF-IIの存在下でインキュベートし、ブロットを洗浄して遊離のIGF-IまたはIIを除き、そしてブロットの放射能を検出する工程を包含する。
k.短縮型IGFBPの投与、治療、および投与量
本発明の短縮型IGFBPの治療的適用は、単独の治療薬としてのそれの使用およびIGFと組み合わせたそれの使用を包含する。
a.材料および方法
i.IGFBP-5の供給ソースおよび精製
U-2ヒト骨肉腫細胞をアメリカンタイプカルチャーコレクション(ATCC、12301Parklawn Drive, Rockville, Maryland)から得た。U-2ヒト骨肉腫細胞を、5%CO2を含む湿潤大気雰囲気下で、5% FBSを添加したMcCoyの5a培地中で培養した。培養物がコンフルエントに達したら、培地を24時間、無血清培地と取り替えた。この培地を捨て、新鮮な無血清培地を72時間培養物に加えた。この培地を集め、遠心分離にかけて細胞デブリを除去し、-20℃で凍結させた。最初の精製工程は、Andress,D.L.およびBirnbaum, R.S.(1991)Biochem. Biophys. Res. Commun. 176, 213-218に記載のようにして行った。簡単に言えば、馴化培地を酸性化し、限外濾過にかけて内生IGFを除去し、濾液をIGF-Iアフィニティーカラムにかけた。IGFBPタンパク質を40mlの0.5M酢酸で溶出し、Speed Vacにより濃縮し、そしてC8逆相HPLCカラムにかけた。IGFBP-5を0.1%トリフルオロ酢酸中15〜60%アセトニトリルグラジエントで他のタンパク質から分離した。この画分をシリコン化ガラス管に集め、SpeedVacにより乾燥した。IGF結合活性を、以前に記載されたIGF-I結合アッセイによって測定し[Andress, D.L.およびBirnbaum,R.S.(1991)Biochem. Biophys. Res. Commun. 176, 213-218, Busby, W.H., Klapper,D.G., およびClemmons, D.R.(1988) J. Biol. Chem. 263, 14203-14210]、そしてタンパク質をウシ血清アルブミン(BSA)標準を用いるフルオレサミンアッセイを用いて評価した[Bohlen,P., Stein, S. Dairman, W., およびUdenfriend, S. (1973) Arch. Biochem. Biophys.155, 213-220]。IGFBP-5の純度を10%SDS-ポリアクリルアミドゲルの銀染色および150pMolの結合タンパク質のN末端アミノ酸配列決定により確認した。精製された短縮型IGFBP-5は、0.1M酢酸中に-70℃で保存した。
短縮型IGFBP-5に対するIGFの結合を、種々の濃度の未標識IGFとの競合的結合により分析した。短縮型IGFBP-5に対する[125I]IGF-Iおよび[125I]IGF-IIの結合を、カラム画分の結合活性をモニターするのに用いたアッセイ方法と同じ方法によって測定した[Busby,W.H., Klapper, D.G., およびClemmons, D.R.(1988) J. Biol. Chem. 263, 14203-14210]。簡単に言えば、20,000CPMの放射性標識IGF([125I]IGF-Iおよび[125I]IGF-II比活性、2000Ci/mmol)を250μlのアッセイ緩衝液(0.1MHEPES、0.44 炭酸水素ナトリウム、0.02%トリトン、0.1%BSA、pH6.0)中で230ng/mlの短縮型IGFBP-5および増加濃度の未標識IGF-IおよびIGF-IIと4℃で一晩インキュベートした。結合および遊離のIGFトレーサーを、250μlの1%ヒトγグロブリンおよび500μlの25%ポリエチレングリコールを加え、2,000xgで20分間混合物を遠心分離することにより分離した。ペレットを1mlの6.25%ポリエチレングリコールで洗浄し、そして最終ペレットをガンマカウンターで計測した。[125I]IGF-Iに対する非特異的結合は、管に加えた放射性標識全量の15%未満であり、[125I]IGF-IIに対する非特異的結合は、20%未満であった。
細胞増殖を、以前に記載されたようにして、DNAへの[3H]チミジン取り込みにより評価した[Andress, D.L.およびBirnbaum,R.S.(1991)Biochem. Biophys. Res. Commun. 176, 213-218]。簡単に言えば、コンフルエントな新生児(3日)マウス骨芽細胞様細胞の初代培養を、10%FBSを含むDMEM中で96ウエルプレート中に分散させ、一晩付着させた。次いでこの培地を24時間、無血清培地と取り替えて、捨て、0.1%BSAを含む新鮮な無血清培地および試験物質をアッセイの最後の22時間の間に加えた。アッセイが終了する4時間前に、0.5μCiの「メチル−3H]チミジンを各ウエルに加えた。次いで細胞をcellharvester (Skatron, Sterling, VA)で集め、そしてチミジン取り込みを液体シンチレーション計測によって測定した。以下に記載のすべての実験は、同様の結果が得られるまで少なくとも2回行った。
U-2由来短縮型IGFBP-5の正常骨芽細胞様細胞への結合を放射ヨウ素で標識した結合タンパク質を用いて決定した。IGFBPは先に記載された手法を用いてヨウ素化された[Baxter,R.C., およびMartin, J.L.(1986) J. Clin. Invest. 78, 1504-1512]。簡単に言えば、0.5mCi[125I]NaIを、2μgの精製IGFBP-5および5μgのクロラミン-Tを含む50μlの0.5Mリン酸ナトリウム、pH7.4に20秒間加えた。次いで、メタ二亜硫酸ナトリウム(5μg/μl)を加え、限外濾過(Ultrafree-MC濾過ユニット、Millipore)により遊離ヨードを放射性標識タンパク質から分離した[Lipford,G.B., Feng, Q., およびWright, Jr., G.L. (1990) Anal. Biochem. 187, 133-135]。ヨード化IGFBP-5(推定比活性、90μCi/μg)を-70℃で窒素下で保存した。
i.短縮型IGFBP-5の精製
IGFアフィニティー精製された結合タンパク質のHPLC精製により、IGF結合活性の1つの主要ピークおよびいくつかの小さいピークが得られた。結合活性の主要ピークは、全部で55の画分が回収された中で、画分32〜35中に単離された。画分32〜35は、SDS-PAGEでの銀染色により示されたように、単一の23kDaタンパク質を含んでいた。これが短縮型TGFBP-5であるとの同定を、画分32〜34からプールした結合タンパク質のN末端アミノ酸配列決定により確認した。純度もまた155pMolのタンパク質のN末端アミノ酸配列決定により確認した。全収量は、2リットルの馴化培地から結合タンパク質約20μgであった。U-2由来結合タンパク質の大きさは、IGFBP-5の推定アミノ酸配列に基づくと、28.5kDa分子量より小さい[Shimasaki,S., Shimonaka, M., Zhang, H.P.およびLing, N. (1991) J. Biol. Chem. 266,10646-10653]。アフィニティーカラムからのIGF-Iが精製された調製物を汚染していないことを確認するために、本発明者らは、比ラジオイムノアッセイ(NicholsInstitute, San Juan Capistrano, CAで行われる)を用いてIGF-Iの存在について比較量のアフィニティーカラム溶出液を試験し、そして検出されないレベルであることを見出した。同様に、免疫反応性IGF-Iは、C18シリカカートリッジ(Seppak)を用いて結合タンパク質(920ngを適用)を除去した後精製タンパク質においては検出されなかった。このアッセイの検出限界は、50ピコグラムのIGF-Iである。最終的に、本発明者らは、155pMolの短縮型IGFBP-5を配列決定したとき、IGF-IまたはIGF-IIのアミノ酸配列を検出できなかった;1pMol未満のIGF-Iが、この方法で検出された。
U-2由来IGFBP-5の競合的IGF結合曲線は、U-2由来IGFBP-5がIGF-IおよびIGF-IIに対して類似の結合親和性を有することを示した。230ng/ml(10nM)の濃度の結合タンパク質を用いた。この濃度は、[125I]IGF-Iに対し31〜40%の特異的結合を与えた。[125I]IGF-Iの半最大置換は約18nMIGF-Iで生じ、[125I]IGF-IIの半最大置換は約13nM IGF-IIを必要とした。これらの値は他のIGF結合タンパク質に対するより高く[Martin,J.L., Willetts, K.E., およびBaxter, R.C. (1990) J. Biol. Chem. 265, 4124-4130]、本発明者らによると、ヒト組換えIGFBP-3では、IGF-Iトレーサーの半最大置換は1.2nMのIGF-Iを必要とした。これにより、この短縮型のIGFBP-5は、IGFに対して比較的低い親和性を有し、これはカルボキシ末端の欠如または改変に一致することが示唆される。
骨芽細胞分裂誘発における強化効果を示すために、IGF-Iおよび/またはIGF-IIの存在または非存在下で短縮型IGFBP-5を用いて、別の実験を行った。結果は、最大刺激濃度のIGF-IまたはIGF-II(各100ng/ml)の存在または非存在下での、試験された最高濃度の短縮型IGFBP-5(2300ng/ml)に対する細胞分裂促進反応を示した。この実験において、IGF-IまたはIGF-II単独による細胞分裂誘発刺激は比較的わずかであり、バイオアッセイ多様性と一致してコントロール値を50〜75%超えていた。IGFとのインキュベーションにより、約2倍のチミジン取り込みを生じた。短縮型IGFBP-5のみに対する反応は、IGFのみ、またはIGFおよび短縮型IGFBP-5で観察されるより大きく、そしてIGF-IまたはIGF-IIのいずれかにより刺激される細胞増殖は切断型IGFBP-5により強化された。例えば、チミジン取り込みは、IGFおよび切断型IGFBP-5を単独で加えた反応で2〜2.5倍大きくなるが、2つのIGFおよび切断型IGFBP-5を共にインキュベートした場合、チミジン取り込みはIGF単独より10倍を超えて大きくなった。
プラスミドpBs24UbBP5-2.2は、本発明の譲受人であるChironCorporationにより、1992年11月2日に、アメリカンタイプカルチャーコレクション(ATCC, 12301 Parklawn Drive,Rockville, MD)に、特許手続き上の微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約に基づく規則のもとで寄託された。受諾番号は、ATCCから電話番号(301)881-2600で入手可能である。
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