JP2004306677A - 車両用ドアミラー装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドアミラー装置10のスタンド部70では、挿通孔82を挿通しているグランド線104とワイヤハーネス106とが仕切壁84によって隔離される。この結果、この仕切壁84によってグランド線104やワイヤハーネス106で生じた電磁波が遮断される。すなわち、この仕切壁84によって、グランド線104とワイヤハーネス106との間でいわゆる電磁結合が生じることを防止する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のドアミラー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両には、例えば、タイヤの空気圧を監視するTPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)や、ドアの解錠及び施錠を遠隔操作するためのRKE(リモートキーレスエントリー装置)を備えたものがある。この種のTPMSやRKEは、車室外からの高周波微弱電波を受信することで作動する。
【0003】
ここで、このような高周波微弱電波を受信するアンテナがドアミラー装置の内部に備えられたものがある(特許文献1)。
【0004】
このドアミラー装置にはドアミラー本体が備えられており、このドアミラー本体の内部にアンテナが配設されている。アンテナには同軸ケーブルが接続されており、このアンテナが高周波微弱電波を受信した際にこの高周波微弱電波に対応する信号を伝送するようになっている。またさらに、アンテナにはグランド線も接続されており、このアンテナを車体にアースしている。このようなドアミラー本体の車両のドア側には、ドアミラー本体を支持するスタンド部が取り付けられている。スタンド部は、パイプ状の挿通孔を有しており、同軸ケーブル及びグランド線をドアミラー本体側から車両のドア側へ挿通させている。スタンド部を挿通したこの同軸ケーブルは、TPMSやRKEのECUに接続されている。車室外からの高周波微弱電波をアンテナが受信すると、同軸ケーブルがこの高周波微弱電波に対応する信号をTPMSやRKEのECUに伝送し、前述の如きTPMSやRKEを作動させる構成である。
【0005】
またさらに、このようなドアミラー装置には、ワイヤハーネスも備えられており、ドアミラー本体に接続されて同軸ケーブルやグランド線と共にスタンド部の挿通孔を挿通している。このワイヤハーネスは、ドアミラー本体の内部の動作を制御するために用いられる。ドアミラー本体の内部では、このワイヤハーネスを介して、ドアミラー本体に備えられたミラーの鏡面反射角度が変更されたり、ドアミラー本体の格納状態と起立状態(ドアから外部に突出した状態)とをモータの駆動により切り換えたり、夜間走行時にミラーによって反射される反射光の眩しさを弱めるためにこのミラーの色が変更されたりする等、種々の動作が制御される。
【0006】
しかしながら、このような従来のドアミラー装置では、同軸ケーブル、グランド線、及びワイヤーハーネスを挿通させているスタンド部の挿通孔の径方向寸法が小さいため、この挿通孔内では、同軸ケーブルやグランド線とワイヤハーネスとが近接した状態となる。この結果、特に、グランド線とワイヤハーネスとの間では、グランド線やワイヤハーネスで生じた電磁波がお互い他方に影響を及ぼす(いわゆる電磁結合が生じる)。このため、アンテナ利得が低下したり、このアンテナ利得にばらつきが生じたりする欠点があった。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−42977号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑み、車室外から発せられた所定の送信電波を受信できるに止まらず、アンテナ利得が向上すると共にこのアンテナ利得のばらつきを抑えた受信アンテナとしての機能を有するドアミラー装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、車両のドアから外部に突出して設けられ、車室外からの高周波微弱電波を受信するアンテナを備えたドアミラー本体と、前記アンテナに接続され、前記アンテナが前記高周波微弱電波を受信した際に前記高周波微弱電波に対応する信号を伝送する同軸ケーブルと、前記アンテナに接続され、前記アンテナを車体にアースするためのグランド線と、前記ドアミラー本体に接続され、前記ドアミラー本体の内部の動作を制御するために用いられるワイヤハーネスと、前記ドアミラー本体の前記車両のドア側に取り付けられ、前記ドアミラー本体を支持すると共に、前記同軸ケーブル、前記グランド線、及び前記ワイヤハーネスを前記ドアミラー本体側から前記車両のドア側へ挿通させる挿通孔を有したスタンド部と、前記スタンド部を支持すると共に前記車体に電気的に導通した状態で前記車体に固定される導電性のドアミラーステーと、前記挿通孔において前記同軸ケーブル、前記グランド線、及び前記ワイヤハーネスの挿通方向に沿って前記挿通孔を二分するように設けられ、前記同軸ケーブル及び前記グランド線と、前記ワイヤハーネスとを互いに隔離させて電磁波を遮断する仕切壁と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、スタンド部の挿通孔を挿通しているグランド線とワイヤハーネスとが仕切壁によって隔離される。この結果、この仕切壁によってグランド線やワイヤハーネスで生じた電磁波が遮断される。すなわち、この仕切壁によって、グランド線とワイヤハーネスとの間でいわゆる電磁結合が生じることを防止する。したがって、ドアミラー装置内部のアンテナが車室外からの高周波微弱電波を受信した際に、アンテナ利得が向上すると共に、このアンテナ利得のばらつきを抑えることができる。
【0011】
なお、ワイヤハーネスを介して制御されるドアミラー内部の動作には、ドアミラー本体に備えられたミラーの鏡面反射角度の変更、ドアミラー本体の格納状態と起立状態(ドアから外部に突出した状態)とのモータの駆動による切換え、夜間走行時にミラーによって反射される反射光の眩しさを弱めるために行われるミラーの色の変更等、各種の動作が含まれる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記グランド線は、前記ドアミラーステーにアースされていることを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、グランド線が導電性のドアミラーステーにアースされる。ドアミラーステーは車体に電気的に導通した状態でこの車体に固定されるので、アンテナは、グランド線を介して広いグランドを取ることができ、アンテナ利得がより一層向上する。
【0014】
また、このようなグランド線がアースされた箇所よりも車体側では、グランド線が配策されないため、上述した電磁結合が生じることはない。この結果、アンテナ利得がより一層向上するだけでなく、アンテナ利得のばらつきもより一層抑えることができる。
【0015】
さらに、このようなグランド線をアースする際には、このグランド線を車体内部に配策することが不要になるため、グランド線をアースするに際しての配策作業が容易になる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記仕切壁は、前記スタンド部と一体成形されていることを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、仕切壁は、スタンド部と一体成形される。すなわち、仕切壁と挿通孔との境目に隙間がないため、仕切壁に対してグランド線側の領域とワイヤハーネス側の領域とが完全に分離し、グランド線やワイヤハーネスで生じた電磁波を完全に遮ることができる。この結果、上述した電磁結合が生じることを完全に防止する。したがって、ドアミラー装置内部のアンテナが車室外からの高周波微弱電波を受信した際に、アンテナ利得が極めてより一層向上すると共に、このアンテナ利得のばらつきを極めてより一層抑えることができる。
【0018】
また、このような仕切壁を備えたドアミラー装置を製造する際には、仕切壁とスタンド部とを一体成形するので、ドアミラー装置の製造時における作業工程数を削減することができ、ひいてはこのドアミラー装置の製造コストを抑えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の実施の形態に係るドアミラー装置10の分解斜視図が示されている。このドアミラー装置10は、ミラー本体18と、このミラー本体18を支持するスタンド部70と、このスタンド部70を支持するドアミラーステー40と、を備えている。
【0020】
ミラー本体18には、フレーム14、15と、鏡面角度調整装置20と、ミラー22と、アンテナ100と、ドアミラーバイザー50とが備えられている。
【0021】
フレーム14、15は、プレス加工して形成されたフレーム成形用金属板(例えば鉄板)に絞り加工を施すことで、車両前方側と車両後方側とに窪んだ形状となっている。フレーム14の車両後方には、車両後方視認用のミラー22を揺動可能に保持した鏡面角度調整装置20が取り付けられている。さらに、フレーム14の車両前方には、アンテナ100が配設されており、車室外からの送信電波を受信できるようになっている。このアンテナ100は、例えばTPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)やRKE(リモートキーレスエントリ装置)等に用いられる高周波微弱電波を受信するために用いられる。
【0022】
アンテナ100には同軸ケーブル102が接続されており、このアンテナ100が高周波微弱電波を受信した際にこの高周波微弱電波に対応する信号を伝送するようになっている。またさらに、アンテナ100にはグランド線104も接続されており、このグランド線104は、アンテナ100を車体にアースするために用いられる。
【0023】
これらのフレーム14、15と、鏡面角度調整装置20と、アンテナ100とは、ドアミラーバイザー50の内部に収納されている。ドアミラーバイザー50は、車両前方側のバイザーカバー52と車両後方側のバイザーリム54とが嵌合されて構成されている。
【0024】
以上説明したようなミラー本体18のフレーム14、15はドアミラーバイザー50の車両内側内部でスタンド部70の車両前方及び車両後方にそれぞれ取り付けられており、ミラー本体18はスタンド部70によって支持されるようになっている。
【0025】
スタンド部70は、ミラー本体18の車両内側(車両のドア側)において車両下方へ突出してドアミラーステー40に支持されており、図2に示されるように、ケース部材72と支持部材74とから構成されている。
【0026】
支持部材74はベース78を備えており、ドアミラーステー40の車両外側に設けられた床部34に固定されている。ベース78には、床部34とベース78とを連結させるための連結孔116、118等が設けられている。これらの連結孔116、118等に対応して、床部34には、連結孔110、112、114が設けられており、この床部34の車両下方側から連結孔110、112、114にボルト120、122、124を挿入し、ベース78の連結孔116、118等に螺合させることで、床部34にベース78が取り付けられている。
【0027】
また、ベース78には、車両上方側へ立設された支軸80が一体となって設けられている。支軸80は、ケース部材72の車両内側において車両下方側から車両上方側へ貫通したパイプ状の連結孔76に挿入されている。これにより、ケース部材72は支軸80の軸線回りに回転可能となっている。ケース部材72を支軸80の軸線回りに回転させることで、ミラー本体18を格納または起立させる構成となっている。
【0028】
このようなスタンド部70の支軸80には、パイプ状の挿通孔82がこの支軸80の軸線方向に設けられている。挿通孔82では、同軸ケーブル102、グランド線104、及びミラー本体18に接続された複数(本実施の形態では、4本)のワイヤハーネス106がミラー本体18側からドアミラーステー40側(すなわち、車両上方側から車両下方側)へ挿通している。このワイヤハーネス106は、ミラー本体18の内部の動作を制御するために用いられる。なお、ワイヤハーネスを介して制御されるドアミラー内部の動作として、ドアミラー本体に備えられたミラーの鏡面反射角度の変更、ドアミラー本体の格納状態と起立状態(ドアから外部に突出した状態)とのモータ(図示省略)の駆動による切換え、夜間走行時にミラーによって反射される反射光の眩しさを弱めるために行われるミラーの色の変更等、各種の動作があるが、本実施の形態では、ワイヤハーネス106は鏡面反射角度調整装置20に接続されており、ミラー22の鏡面反射角度の変更をするために使用される。
【0029】
ここで、支軸80の挿通孔82には、仕切壁84が設けられている。仕切壁84の肉厚方向は、車両内側方向及び車両外側方向とされている。この仕切壁84は、挿通孔82と一体成形されて同軸ケーブル102、グランド線104、及びワイヤハーネス106の挿通方向に沿って挿通孔82を二分しており、同軸ケーブル102及びグランド線104と、ワイヤハーネス106とを互いに隔離させて電磁波を遮断するようになっている。なお、本実施の形態では、挿通孔82において、仕切壁84に対して車両内側の領域に同軸ケーブル102及びグランド線104を挿通させ、さらにこの仕切壁84に対して車両外側の領域にワイヤハーネス106を挿通させたものとしているが、仕切壁84に対して車両内側の領域にワイヤハーネス106を挿通させ、さらにこの仕切壁84に対して車両外側の領域に同軸ケーブル102及びグランド線104を挿通させてもよい。
【0030】
このような支軸80の挿通孔82から車両下方に引き出されているグランド線104は、ドアミラーステー40の床部34の連結孔110、112、114のうち最も車両内側(ドア側)に位置する連結孔110にアースされている。すなわち、グランド線104は、ボルト120によってドアミラーステー40の床部34に直接に取り付けられてこのドアミラーステー40にアースされている。
【0031】
また、支軸80の挿通孔82の車両下方に引き出されている複数のワイヤハーネス106(ワイヤハーネス106の部位のうち挿通孔82よりも車両下方の部位)は被覆されており、ワイヤハーネス126とされている。複数のワイヤハーネス106を束ねて一本のワイヤハーネス126とすることで、これらのワイヤハーネス106を保護することができると共に、スタンド部70の挿通孔82の車両下方からドア側へワイヤハーネス126を配策することが容易になる。
【0032】
このようなワイヤハーネス126と共にスタンド部70の挿通孔82から車両下方に引き出されている同軸ケーブル102は、スタンド部70の挿通孔82の車両下方に設けられた床部34の貫通孔108を挿通して、この床部34の車両下方に引き出されている。
【0033】
図1に示されるように、このようなスタンド部70が取り付けられているドアミラーステー40は、ZDC(亜鉛ダイキャスト)やADC(アルミダイキャスト)等の金属製の導体からできており(すなわち、ドアミラーステー40は導電性を有する。)、床部34の車両内側に略三角形状の板状体58を備えている。
【0034】
板状体58は、この板状体58の板厚方向を車両内側方向及び車両外側方向として、床部34に対して立設されている。さらに、この板状体58には、車両内側に突出した略三角柱状の車体取付部60が一体となって設けられている。車体取付部60の車両内側端部は開放されており、内部が空洞になっている。
【0035】
また、ドアミラーステー40の車両内側には、ドアミラーステー40とドア(車体)との間を防水するシール材64が固着されている。シール材64は、車体取付部60を覆うようにした形状とされ、ドアミラーステー40の車両内側を被覆している。これにより、ドアミラーステー40の車体取付部60を水滴から守る。
【0036】
このシール材64には、同軸ケーブル102を挿通させるための挿通孔66と、ワイヤハーネス126を挿通させるための挿通孔68が形成されている。ドアミラーステー40の貫通孔108を介して床部34の車両下方側に引き出された同軸ケーブル102及びワイヤハーネス126は、シール材64の挿通孔66、68を挿通して車両内側(ドア側)に引き出されており、同軸ケーブル102の端子に接続されたCPUや、ワイヤハーネス126に接続された制御装置に信号が伝達される。
【0037】
以下、本実施の形態に係るドアミラー装置10の作用を説明する。
【0038】
図2に示されるように、スタンド部70では、挿通孔82を挿通しているグランド線104とワイヤハーネス106とが仕切壁84によって隔離される。この結果、この仕切壁84によってグランド線104やワイヤハーネス106で生じた電磁波が遮断される。すなわち、この仕切壁84によって、グランド線104とワイヤハーネス106との間でいわゆる電磁結合が生じることを防止する。したがって、ドアミラー装置10の内部のアンテナ100が車室外からの高周波微弱電波を受信した際に、アンテナ利得が向上すると共に、このアンテナ利得のばらつきを抑えることができる。
【0039】
また、挿通孔82から車両下方に引き出されたグランド線104は金属製のドアミラーステー40にアースされる。ドアミラーステー40は導電性を有しておりドアに電気的に導通した状態でこのドアに固定されるので、アンテナ100は、グランド線104を介して広いグランドを取ることができ、アンテナ利得がより一層向上する。
【0040】
また、このようなグランド線104がアースされた床部34の連結孔110よりも車両内側(ドア側)では、グランド線104が配策されないため、上述した電磁結合が生じることはない。この結果、アンテナ利得がより一層向上するだけでなく、アンテナ利得のばらつきもより一層抑えることができる。
【0041】
さらに、このようなグランド線104をアースする際には、このグランド線104をドア内部に配策することが不要になるため、グランド線104をアースするに際しての配策作業が容易になる。
【0042】
またさらに、ケース部材70の仕切壁84は、スタンド部70のケース部材72と一体成形される。すなわち、仕切壁84と挿通孔82との境目に隙間がないため、仕切壁84に対してグランド線104側の領域とワイヤハーネス106側の領域とが完全に分離し、グランド線104やワイヤハーネス106で生じた電磁波を完全に遮ることができる。この結果、上述した電磁結合が生じることを完全に防止する。したがって、ドアミラー装置10の内部のアンテナ100が車室外からの高周波微弱電波を受信した際に、アンテナ利得が極めてより一層向上すると共に、このアンテナ利得のばらつきを極めてより一層抑えることができる。
【0043】
また、このような仕切壁84を備えたドアミラー装置10を製造する際には、仕切壁84と挿通孔82を備えた支持部材74とを一体成形するので、ドアミラー装置10の製造時における作業工程数を削減することができ、ひいてはこのドアミラー装置10の製造コストを抑えることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係るドアミラー装置では、このドアミラー装置内部のアンテナが車室外からの高周波微弱電波を受信した際に、アンテナ利得が向上すると共に、このアンテナ利得のばらつきを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るドアミラー装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るスタンドの拡大図(一部破断面図)である。
【符号の説明】
10 ドアミラー装置(車両用ドアミラー装置)
18 ミラー本体(ドアミラー本体)
40 ドアミラーステー
70 スタンド部
74 支持部材(スタンド部)
82 挿通孔
84 仕切壁
100 アンテナ
102 同軸ケーブル
104 グランド線
106 ワイヤハーネス
Claims (3)
- 車両のドアから外部に突出して設けられ、車室外からの高周波微弱電波を受信するアンテナを備えたドアミラー本体と、
前記アンテナに接続され、前記アンテナが前記高周波微弱電波を受信した際に前記高周波微弱電波に対応する信号を伝送する同軸ケーブルと、
前記アンテナに接続され、前記アンテナを車体にアースするためのグランド線と、
前記ドアミラー本体に接続され、前記ドアミラー本体の内部の動作を制御するために用いられるワイヤハーネスと、
前記ドアミラー本体の前記車両のドア側に取り付けられ、前記ドアミラー本体を支持すると共に、前記同軸ケーブル、前記グランド線、及び前記ワイヤハーネスを前記ドアミラー本体側から前記車両のドア側へ挿通させる挿通孔を有したスタンド部と、
前記スタンド部を支持すると共に前記車体に電気的に導通した状態で前記車体に固定される導電性のドアミラーステーと、
前記挿通孔において前記同軸ケーブル、前記グランド線、及び前記ワイヤハーネスの挿通方向に沿って前記挿通孔を二分するように設けられ、前記同軸ケーブル及び前記グランド線と、前記ワイヤハーネスとを互いに隔離させて電磁波を遮断する仕切壁と、
を備えたことを特徴とする車両用ドアミラー装置。 - 前記グランド線は、前記ドアミラーステーにアースされていることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアミラー装置。
- 前記仕切壁は、前記スタンド部と一体成形されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ドアミラー装置。
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