JP2004305795A - タイヤ塗装装置、及びタイヤ塗装方法 - Google Patents

タイヤ塗装装置、及びタイヤ塗装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短時間で離型剤の塗布を実行でき、汚れの問題、及び作業後の拭き取りの手間の問題を解消できるタイヤ塗装装置を提供すること。
【解決手段】中空の球形とされた弾性体からなる離型剤塗布部16の外面に刷毛で離型剤を塗布する。離型剤の塗布された離型剤塗布部16を生タイヤ66の内部に挿入する。その後、離型剤塗布部16に空気を供給して膨張させ、離型剤塗布部16の表面に付着した離型剤を生タイヤ66の内面に転写する。離型剤塗布部16の表面に付着させた離型剤を生タイヤ66の内面に転写するため、スプレー式で問題となる離型剤の飛散を確実に防止でき、かつ生タイヤ66に対して短時間で離型剤を塗布することが出来る。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ塗装装置、及びタイヤ塗装方法、特に、ブラダーと生タイヤとの密着を防止するための塗料を塗布するためのタイヤ塗装装置、及びタイヤ塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤ加硫工程でのブラダーへのタイヤ密着による欠陥発生問題を解決するため、タイヤ内面に液体の離型剤を塗布しているが、従来では、人手による刷毛塗り、スプレーガンによる塗装がなされていた。
【0003】
しかしながら、これらの方法では生産性の向上が望めず、スプレーガンによる塗装は離型剤の飛散による汚れの問題や、余分な部分へ付着する等の問題があった。
【0004】
周囲への汚れの問題や余分な部分への付着、作業後の拭き取りの手間がかかるなどの問題を解決するために、シールした閉鎖されたタイヤ内の空間でスプレー塗装する方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
また、液体状の離型剤をスプレーガンで塗布する際の問題を解決するために粉体状の離型剤を静電気で付着させる方法が提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−337153号公報
【特許文献2】
特開2001−198504号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液体の離型剤をスプレーする場合、タイヤ内を密閉しても、タイヤを取り外したときにタイヤ内の空間に漂っている剥離剤の霧が外部へ飛散する問題がある。
【0008】
また、粉体状の離型剤をスプレーする場合、静電気で離型剤を全てタイヤに付着させることは不可能であり、多少なりとも離型剤がタイヤ外へ飛散する問題がある。
【0009】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、短時間で離型剤の塗布を実行でき、汚れの問題、及び作業後の拭き取りの手間の問題を解消できるタイヤ塗装装置、及びタイヤ塗装方法を提供することが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のタイヤ塗装装置は、タイヤ内に挿入可能で、かつ拡縮可能であり、タイヤ内で拡大した際にタイヤ内面の必要個所のみに接触する弾性体と、
前記弾性体を拡縮させる拡縮手段と、前記弾性体の表面に塗料を供給する塗料供給手段と、前記弾性体を前記タイヤ内に挿入する挿入手段と、を有することを特徴としている。
【0011】
次に、請求項1に記載のタイヤ塗装装置の作用を説明する。
【0012】
先ず、縮小状態の弾性体表面に、塗料供給手段で塗料を供給する。
【0013】
次に、塗料の付着した弾性体を挿入手段によってタイヤ内に挿入する。
【0014】
次に、弾性体を拡縮手段で拡大し、弾性体の表面をタイヤ内面に接触させる。これにより、弾性体の表面に付着していた塗料がタイヤ内面に転写される。
【0015】
請求項1に記載のタイヤ塗装装置によれば、塗料を噴霧しないので、塗料の飛散が防止でき、弾性体の形状設定により、必要個所のみに塗料を塗布することが出来るようになる。
【0016】
なお、塗料を転写した後は、弾性体を縮小してタイヤ外へ取り出す。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタイヤ塗装装置において、前記弾性体は、袋状に形成され、前記拡縮手段は、前記弾性体内に流体を出し入れする、ことを特徴としている。
【0018】
次に、請求項2に記載のタイヤ塗装装置の作用を説明する。
【0019】
弾性体は袋状に形成されているので、拡縮手段により流体を弾性体内に供給することで、弾性体を容易に拡大することが出来る。また、弾性体内の流体を出すことによって弾性体は縮小する。
【0020】
なお、流体は空気等の気体であっても良く、水、オイル等の液体であっても良い。
【0021】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のタイヤ塗装装置において、前記弾性体の表面は、前記塗料を保持し易い様に微小な連続気泡からなる塗料保持層を有している、ことを特徴としている。
【0022】
次に、請求項3に記載のタイヤ塗装装置の作用を説明する。
【0023】
請求項3に記載のタイヤ塗装装置では、弾性体の表面にスポンジ状の連続気泡からなる塗料保持層を有しているので、塗料が塗料保持層に染み込み、弾性体表面全体にムラ無く塗料を付着させることができる。なお、弾性体表面が平滑であると、部分的に塗料をはじく場合がある。
【0024】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のタイヤ塗装装置において、前記塗料供給手段は、前記塗料保持層に連結され、液体状の塗料を前記塗料保持層に圧送供給する配管を有する、ことを特徴としている。
【0025】
次に、請求項4に記載のタイヤ塗装装置の作用を説明する。
【0026】
請求項4に記載のタイヤ塗装装置では、塗料供給手段が、液体状の塗料を配管を介して塗料保持層に直接的に圧送供給する。したがって、弾性体の表面に効率的に塗料を付与することができる。
【0027】
請求項5に記載のタイヤ塗装方法は、拡縮可能な弾性体の表面に塗料を付着させる第1の工程と、塗料の付着した前記弾性体をタイヤ内に挿入する第2の工程と、塗料の付着した前記弾性体をタイヤ内で拡大してタイヤ内面に塗料を転写する第3の工程と、を有することを特徴としている。
【0028】
次に、請求項5に記載のタイヤ塗装方法の作用を説明する。
【0029】
先ず、第1の工程では、弾性体の表面に塗料を付着させる。
【0030】
次の第2の工程では、塗料の付着した弾性体をタイヤ内に挿入する。
【0031】
次の第3の工程では、塗料の付着した弾性体をタイヤ内で拡大し、弾性体表面の塗料をタイヤ内面に転写する。
【0032】
本発明のタイヤ塗装方法によれば、塗料を噴霧しないので、塗料の飛散を防止でき、弾性体の形状により、必要個所のみに塗料を塗布することが出来るようになる。
【0033】
なお、塗料を転写した後は、弾性体を縮小してタイヤ外へ取り出す。
【0034】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態に係るタイヤ塗装装置10を図1乃至図4にしたがって説明する。
【0035】
図1に示すように、本実施形態のタイヤ塗装装置10は、昇降装置12を備えている。
【0036】
昇降装置12は、回転(矢印CW方向)及び上下動(矢印A方向)する回転軸14を備えている。
【0037】
回転軸14の上端には、内部を中空としたゴム等の弾性体からなる球形の離型剤塗布部16が取り付けられている。
【0038】
なお、回転軸14は、図1では図示されないモータ、及び昇降用シリンダ装置により駆動される。
【0039】
図2に示すように、回転軸14を駆動するモータ20、昇降用シリンダ装置22は制御装置24によって制御され、制御装置24は、少なくとも回転軸14の回転速度、上下移動速度、及び上下位置を制御する。
【0040】
図1に示すように、昇降装置12の近傍には、塗布機構26の支柱28が配置されている。
【0041】
支柱28には、図3に示すような刷毛駆動部30が取り付けられている。
【0042】
刷毛駆動部30は、ケーシング32の内部に水平に配置された刷毛駆動用シリンダ装置34を備えている。
【0043】
刷毛駆動用シリンダ装置34のピストンロッド34Aには、プレート36が固定されており、プレート36には扇状ギア38が回転自在に支持されている。
【0044】
扇状ギア38には、プレート36に取り付けられたモータ40で回転する小ギア42が噛み合っている。
【0045】
扇状ギア38には、離型剤を塗布するための刷毛44が取り付けられている。
【0046】
したがって、扇状ギア38を回転させることにより、刷毛44の角度(上下方向の傾き)を変更することが出来る。
【0047】
図2に示すように、この刷毛駆動用シリンダ装置34、及びモータ40は、制御装置24で制御され、制御装置24は、少なくとも、ピストンロッド34Aの出入り量、及びモータ40の回転角度を制御する。
【0048】
図1に示すように、刷毛駆動部30のケーシング32には、支柱46が取り付けられており、支柱46の上端には液体状の離型剤を収容するタンク48が取り付けられている。
【0049】
タンク48の下部には、配管50の上端が連結されている。なお、配管50の下端は、刷毛44の近傍に配置されている。
【0050】
配管50の途中には、タンク48の離型剤を配管50の下端から吐出させるためのモーターポンプ52が取り付けられている。
【0051】
図2に示すように、モーターポンプ52は制御装置24で制御されるようになっており、制御装置24は離型剤の吐出量を制御する。
【0052】
また、ケーシング32には、離型剤塗布部16の表面までの距離を測定するレーザー距離計54が配置されている。
【0053】
図2に示すように、レーザー距離計54は、制御装置24に接続されており、制御装置24は、レーザー距離計54からの距離検出信号に基づいて、ブラダー表面と刷毛44との相対的な位置を制御することができる。
【0054】
図1に示すように、昇降装置12の近傍には、支柱28が配置されており、この支柱28にはレーザー距離計56が配置されている。
【0055】
図2に示すように、レーザー距離計56は、制御装置24に接続されており、制御装置24は、レーザー距離計56からの距離検出信号に基づいて、離型剤塗布部16の直径を演算することができる。
【0056】
なお、昇降装置12には、離型剤塗布部16の内部にエアーを供給するエアコンプレッサー58が配管60を介して接続されている。
【0057】
配管60の途中には電磁バルブ62が取り付けられており、電磁バルブ62は、図2に示すように、制御装置24によって開閉が制御されるようになっている。
(作用)
次に、本実施形態のタイヤ塗装装置10の作用を説明する。
【0058】
制御装置24は、少なくとも昇降用シリンダ装置22、刷毛駆動用シリンダ装置34を制御し、膨張前の離型剤塗布部16の塗布開始位置に刷毛44の先端を接触するように配置する。
【0059】
なお、制御装置24は、離型剤塗布部16に対する刷毛44の位置(鉛直方向)、及び離型剤塗布部16の形状に基づいて、刷毛44の先端部分が離型剤塗布部16の表面に略平行に接触するようにモータ40を回転させ、更に、レーザー距離計54からの距離情報に基づいて刷毛44が離型剤を塗布するのに最適なように刷毛44と離型剤塗布部16との位置関係を制御する(即ち、刷毛44のたわみを一定とする。)。
【0060】
次に、制御装置24は、単位時間当たり一定量の離型剤を配管50の下端から吐出(滴下)させるようにモーターポンプ52を制御すると共に、刷毛44が下方に向けて螺旋状に離型剤塗布部16の表面をなぞり、かつ、刷毛44の先端が常に離型剤塗布部16の表面と平行に接触すると共に、刷毛44のたわみが一定となるように(即ち、刷毛44と離型剤塗布部16との位置関係を一定に保つ)各モータ及びシリンダ装置を制御して、離型剤塗布部16の所定位置に離型剤を均一に塗布させる。
【0061】
次に、図4(A)に示すように離型剤塗布部16の上方に生タイヤ66を水平に配置し、離型剤塗布部16を生タイヤ66の内部に挿入する。
【0062】
次に、図4(B)に示すように離型剤塗布部16に空気を供給して膨張させ、離型剤塗布部16の表面に付着した離型剤を生タイヤ66の内面に転写する。
【0063】
本実施形態では、離型剤塗布部16の表面に付着させた離型剤を生タイヤ66の内面に転写するため、スプレー式で問題となる離型剤の飛散を確実に防止でき、かつ生タイヤ66に対して短時間で離型剤を塗布することが出来る。
【0064】
なお、本実施形態では、刷毛44を用いて離型剤を塗布したが、ローラー等を用いて離型剤を塗布しても良い。
【0065】
また、生タイヤ66に離型剤を付着させたくない部位がある場合には、該部位に対応する離型剤塗布部16の外面に刷毛44を接触させないように制御すれば良い。これにより、生タイヤ66にマスキング等を施す必要が無い。なお、手間がかからなければ、生タイヤ66にマスキングを施しても良い。
【0066】
また、図示はしないが、離型剤塗布部16の表面に、膨張時に生タイヤ66の内面に接しないような凹部を予め形成しておいても良い。これにより、マスキングをすることなく、必要個所にのみ選択的に離型剤を転写することが出来る。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態に係るタイヤ塗装装置70を図5にしたがって説明する。
【0067】
図5(A)に示すように、本実施形態のタイヤ塗装装置70では、回転軸14の上端に柱状の離型剤塗布部72を備えている。
【0068】
離型剤塗布部72は、略円筒状の弾性体74を備えており、弾性体74の両端部を円盤状の保持部材76で閉塞されている。なお、上側の保持部材76と下側の保持部材76とは、回転軸14に固定された軸78に連結されている。
【0069】
本実施形態では、弾性体74の表面に離型剤を塗布した離型剤塗布部72を生タイヤ66の内部に配置し、その後、弾性体74の中に空気を供給して図5(B)に示すように、弾性体74を膨張させてタイヤ内面に密着させ、弾性体74に塗布した離型剤を生タイヤ66の内面に転写することができる。
【0070】
本実施形態においても、離型剤塗布部72の表面に付着させた離型剤を生タイヤ66の内面に転写するため、スプレー式で問題となる離型剤の飛散を確実に防止でき、かつ生タイヤ66に対して短時間で離型剤を塗布することが出来る。
[第3の実施形態]
以下、本発明の第3の実施形態に係るタイヤ塗装装置80を図6、及び図7にしたがって説明する。
【0071】
図6に示すように、本実施形態のタイヤ塗装装置80は、回転軸14の上端に細長い離型剤塗布部82を2組備えている。
【0072】
図6及び図7に示すように、離型剤塗布部82は、上下方向に延びる金属製の骨格部材84を供えている。骨格部材84は、回転軸14の軸方向から見て、タイヤ内面側が円弧状に形成されている。
【0073】
骨格部材84には、タイヤ内面側に弾性体膜86が設けられている。
【0074】
弾性体膜86は、外周縁が骨格部材84に接着されており、弾性体膜86と骨格部材84との間に空気を供給することにより、弾性体膜86は、タイヤ内面に向けて膨張するようになっている。
【0075】
なお、通常は、弾性体膜86は、骨格部材84のタイヤ内面側に略密着している。
(作用)
本実施形態では、弾性体膜86の表面に離型剤を塗布した離型剤塗布部82を生タイヤ66の内部に配置し、その後、弾性体膜86と骨格部材84との間に空気を供給して弾性体膜86をタイヤ内面に密着させ、弾性体膜86に塗布した離型剤を生タイヤ66の内面に転写することができる。
【0076】
本実施形態では、弾性体膜86が、タイヤ内面の周方向の一部分にしか密着しないので、離型剤の転写を1回行った後、回転軸14を回転(図7の矢印方向)させて未転写領域に弾性体膜86を向けてさせ、転写を複数回行う。
【0077】
例えば、一つの弾性体膜86がタイヤ内面の内、周方向に60°に渡って接触するのであれば、転写回数は3回で済む。
【0078】
本実施形態では、転写回数が複数回にはなるが、前述した実施形態と同様に、離型剤塗布部82の表面に付着させた離型剤を生タイヤ66の内面に転写するため、スプレー式で問題となる離型剤の飛散を確実に防止でき、かつ生タイヤ66に対して短時間で離型剤を塗布することが出来る。
【0079】
なお、本実施形態の場合、回転軸14の回転角度(位相)を制御することにより、生タイヤ66の不必要な個所に離型剤を付着させないことが可能である。
[第4の実施形態]
以下、本発明の第4の実施形態に係るタイヤ塗装装置80を図8にしたがって説明する。
【0080】
本実施形態は、第2の実施形態の変形例であり、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0081】
図8に示すように、離型剤塗布部72の弾性体74の外表面には、互いに連通する微小な気泡を無数に備えたスポンジ状の塗料保持層74Aが設けられている。
【0082】
保持部材76、軸78、及び回転軸14(図8では図示せず)には、配管50、モーターポンプ52、及びタンク48と連結する細孔88が形成されている。
【0083】
細孔88の端部は、塗料保持層74Aの端部に開口している。
【0084】
本実施形態では、剥離剤を細孔88から吐出させてスポンジ状の塗料保持層74に染み込ませることができる。
【0085】
このため、刷毛を用いずに離型剤を弾性体74の表面に効率的に保持させることが出来る。
【0086】
なお、この弾性体74は、加硫機のブラダーとすることもできる。これによりブラダー表面に直接的に離型剤を付与することができ、効率的である。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のタイヤ塗装装置、及びタイヤ塗装方法によれば、短時間で塗布を実行でき、汚れの問題、及び作業後の拭き取りの手間の問題を解消することができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るタイヤ塗装装置の斜視図である。
【図2】タイヤ塗装装置の制御系のブロック図である。
【図3】刷毛駆動部の内部構成を示す側面図である。
【図4】(A)は離型剤塗布部を生タイヤに挿入する前の状態を示す生タイヤ及び離型剤塗布部の斜視図であり、(B)は離型剤塗布部を生タイヤに挿入して膨張させた状態を示す生タイヤ及び離型剤塗布部の斜視図である。
【図5】(A)は第2の実施形態に係る離型剤塗布部を生タイヤに挿入する前の状態を示す生タイヤ及び離型剤塗布部の斜視図であり、(B)は離型剤塗布部を生タイヤに挿入して膨張させた状態を示す生タイヤ及び離型剤塗布部の斜視図である。
【図6】第3の実施形態に係る離型剤塗布部を生タイヤに挿入する前の状態を示す生タイヤ及び離型剤塗布部の斜視図である。
【図7】第3の実施形態に係る離型剤塗布部を生タイヤに挿入して膨張させた状態を示す生タイヤ及び離型剤塗布部の断面図である。
【図8】第4の実施形態に係る離型剤塗布部の断面図である。
【符号の説明】
10 タイヤ塗装装置
16 離型剤塗布部
22 昇降用シリンダ装置(挿入手段)
44 刷毛(塗料供給手段)
48 タンク(塗料供給手段)
50 配管(塗料供給手段)
52 モーターポンプ(塗料供給手段)
58 エアコンプレッサー(拡縮手段)
60 配管(拡縮手段)
62 電磁バルブ(拡縮手段)
70 タイヤ塗装装置
72 離型剤塗布部
74A 塗料保持層
80 タイヤ塗装装置
82 離型剤塗布部

Claims (5)

  1. タイヤ内に挿入可能で、かつ拡縮可能であり、タイヤ内で拡大した際にタイヤ内面の必要個所のみに接触する弾性体と、
    前記弾性体を拡縮させる拡縮手段と、
    前記弾性体の表面に塗料を供給する塗料供給手段と、
    前記弾性体を前記タイヤ内に挿入する挿入手段と、
    を有することを特徴とするタイヤ塗装装置。
  2. 前記弾性体は、袋状に形成され、
    前記拡縮手段は、前記弾性体内に流体を出し入れする、ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ塗装装置。
  3. 前記弾性体の表面は、前記塗料を保持し易い様に微小な連続気泡からなる塗料保持層を有している、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ塗装装置。
  4. 前記塗料供給手段は、前記塗料保持層に連結され、液体状の塗料を前記塗料保持層に圧送供給する配管を有する、ことを特徴とする請求項3に記載のタイヤ塗装装置。
  5. 拡縮可能な弾性体の表面に塗料を付着させる第1の工程と、
    塗料の付着した前記弾性体をタイヤ内に挿入する第2の工程と、
    塗料の付着した前記弾性体をタイヤ内で拡大してタイヤ内面に塗料を転写する第3の工程と、
    を有することを特徴とするタイヤ塗装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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