JP2004305249A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定当選役の当選に基づき停止制御手段により指示手段を停止させる停止範囲を遊技盤面の前面側に配置された表示手段に報知表示させることにより、入賞可能な指示手段の停止範囲が認識可能となり、目押しすべき範囲を明確にすることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】確率抽選処理(S8)において所定の内部当選役(大当たり)に当選した場合(S10:YES)、ストップボタン14Aにより短針8を停止させる停止範囲50を時計盤7の前面側に配置された透過型液晶表示装置10に報知表示させるように構成し(S41、S61)、また、ストップボタン14Bにより長針9を停止させる停止範囲50を時計盤7の前面側に配置された透過型液晶表示装置10に報知表示させるように構成する(S27、S68)。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定当選役に当選した場合にはその当選役に対応して所定の特典を付与するように構成された遊技機に関し、特に、所定当選役の当選に基づき停止制御手段を介して遊技盤面上を移動する指示手段を停止させる停止範囲を遊技盤面の前面側に配置された表示手段に報知表示させるようにした遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、特許第2978163号公報におけるように、数字や文字が配列された遊技盤上で回転可能に指示針を支持しておき、ゲームの開始時に指示針の回転を開始するとともに、ストップボタンの押下により指示針の回転を停止させるように構成された各種のゲーム機が提案されている。
この種のゲーム機では、指示針の停止位置に対応する数字や文字のゲーム上の価値に基づき、その価値に応じて各種の景品を取得できるのが一般的である。
【0003】
【特許文献1】
特許第2978163号公報(第3頁、第4頁、図1、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のゲーム機においても、回転している指示針を停止すべき停止範囲をLED等を点灯することにより報知するゲーム機が存在するが、LED等はその配置上の制約から遊技盤の外周に配置されることが多い。
このようにLED等が遊技盤の外周に配置されている場合、遊技者からすれば、指示針を見る視線とLED等を見る視線とがずれてしまうことから、指示針とLED等とを交互に見ながら指示針の停止させる必要があり、従って、非常に見難く、ゲームの進行上支障が発生する虞がある。
【0005】
本発明は、前記従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、所定当選役の当選に基づき停止制御手段により指示手段を停止させる停止範囲を遊技盤面の前面側に配置された表示手段に報知表示させることにより、入賞可能な指示手段の停止範囲が認識可能となり、目押しすべき範囲を明確にすることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技盤(時計盤7)面上に移動可能に設けられ、遊技盤の所定の領域を指示する指示手段(短針8、長針9)と、前記指示手段(端子8、長針9)の前面側に配置され、指示手段(短針8、長針9)が視認可能に指示手段(短針8、長針9)に重ねて各種演出情報を表示可能な表示手段(透過型液晶表示装置10)と、ゲームが行われる毎に当選役の抽選を行う抽選手段(CPU31、S6、S8)と、前記指示手段(短針8、長針9)の移動を遊技者の操作により停止可能に制御する停止制御手段(短針ストップボタン14A、長針ストップボタン14B、CPU31、短針制御部32、長針制御部33)と、前記抽選手段(CPU31、S6、S8)により所定の当選役が当選したことに基づき、前記停止制御手段(短針ストップボタン14A、長針ストップボタン14B、CPU31、短針制御部32、長針制御部33)により指示手段(短針8、長針9)を停止させる停止範囲(50)を前記表示手段(透過型液晶表示装置10)に報知表示させる報知制御手段(CPU31、S27、S41、S61、S68)とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項1に係る遊技機では、所定当選役の当選に基づき停止制御手段(短針ストップボタン14A、長針ストップボタン14B、CPU31、短針制御部32、長針制御部33)により指示手段(短針8、長針9)を停止させる停止範囲(50)を遊技盤(時計盤7)面の前面側に配置された表示手段(透過型液晶表示装置10)に報知表示させるので、入賞可能な指示手段(短針8、長針9)の停止範囲(50)が認識可能となり、目押しすべき範囲が明確になる。また、所定当選役に当選した場合に指示手段(短針8、長針9)の停止範囲(50)を表示手段(透過型液晶表示装置10)に報知表示させるので、停止範囲(50)の報知表示があった場合には、常に所定の当選役に当選していることとなり、これにより遊技者は内部当選した当選役を取りこぼすことが減り、遊技者が不利益を受けることが少なくなる。
更に、指示手段(短針8、長針9)と停止範囲(50)とを同時に視認することが可能となって、スムーズにゲーム進行を行うことが可能となり、また、停止範囲(50)の報知表示があった場合には、常に所定の当選役に当選していることとなり、これにより遊技者は期待感を高く維持しながら指示手段(短針8、長針9)の停止ゲームを行うことができる。
【0008】
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1の遊技機において、前記指示手段(短針8、長針9)は遊技盤(時計盤7)面上で支持軸(7A)の回りに回動自在に支持されており、前記報知制御手段(CPU31、S27、S41、S61、S68)は、支持軸(7A)を中心とする扇状のエリア表示を行うことにより、前記停止範囲(50)を表示手段(透過型液晶表示装置10)に報知表示させることを特徴とする。かかる請求項2に係る遊技機では、指示手段(短針8、長針9)の支持軸(7A)を中心とする扇状のエリア表示を行うことにより、指示手段(短針8、長針9)の停止範囲(50)を、報知表示しているので、停止範囲(50)は指示手段と重ねて表示されることとなり、従って、同一視線で同時に指示手段(短針8、長針9)と停止範囲(50)とを視認することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機を具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るメダルゲーム機の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。図1はメダルゲーム機を模式的に示す斜視図、図2はメダルゲーム機の上部を拡大して模式的に示す説明図である。
【0010】
図1及び図2において、メダルゲーム機1は、基本的に、基台2、基台2の前方側(図1における手前側)上面に配設された操作部3及び操作部3の後方側で基台2の背面から所定角度をもって斜め上方へ延出された遊技盤配置部4から構成されている。
遊技盤配置部4の前面側には時計部5が配設されており、かかる時計部5は、時間表示部6(図2参照)が形成された円形の時計盤7、時計盤7上で支持軸7Aの回りに回転可能に配設された短針8及び長針9、短針8及び長針9の前面側で時計盤7から離間して配置されるとともに各短針8、長針9を視認可能とする透過型液晶表示装置10、時計部5の周囲に形成された枠部11、及び、遊技盤配置部4の右側側縁に設けられたリューズ型のレバー12が設けられている。
【0011】
ここに、レバー12の内部には、スタートスイッチ(後述する)が配設されており、手でレバー12を矢印A方向へ回転させた後に手を放すと、スタートスイッチのオン信号をトリガとして短針8及び長針9はステップモータ(図示せず)により回転を開始する。
また、透過型液晶表示装置10は、その特性に基づき透明性を確保することができ、その状態で時計盤7の時間表示部6、短針8、長針9を外部から視認可能となり、また、光を透過させないように暗転して時間表示部6等を外部から視認不可能な状態にマスクすることも可能であり、更に、時間表示部6等に重ねて各種の演出画面を表示することもできる。尚、かかる透過型液晶表示装置10の構成については後述する。
【0012】
操作部3における右隅部にはメダル投入部13が形成されており、また、左側には、短針停止(ストップ)ボタン14A、長針停止(ストップ)ボタン14Bを含む各種のボタン群15が配置されている。更に、ボタン群15の前方には、7つの表示セグメントで各種のデータを表示する7セグ表示部16が配置されている。メダル投入部13には、メダル検出スイッチ(後述する)が配置されており、ゲーム開始時にメダル投入部13にメダルが投入されると、メダル検出スイッチを介してメダルの投入が検出される。メダル検出スイッチから出力される検出信号は、ゲームを開始する前提条件となる。また、ボタン群15に含まれる各ストップボタン14A、14Bにはそれぞれストップスイッチ(後述する)が内蔵されており、各ストップボタン14A、14Bが押下されてストップスイッチからのオン信号が出力されると、そのオン信号に基づき、短針8、長針9を回転駆動しているステップモータの回転が停止され、これによりゲームの進行中に回転されている短針8及び長針9の回転が停止されるものである。
ここに、短針8と長針9とを停止させるについて、それぞれに対応してストップボタン14A、ストップボタン14Bを設けることなく、1つのストップボタンで短針8と長針9とを停止させるように構成してもよい。
【0013】
尚、基部2の前面側には、図1に示すように、ゲーム中に当選した当選役の種類に従ってメダルが払い出されるメダル払出口17が設けられている。
【0014】
続いて、透過型液晶表示装置10の構成について、図3乃至図5に基づき説明する。図3は透過型液晶表示装置の概略構成を模式的に示す斜視図、図4は透過型液晶表示装置の一部を省略し分解して模式的に示す説明図、図5は透過型液晶表示装置の動作を説明するための説明図である。
【0015】
図3及び図4において、透過型液晶表示装置10は、保護ガラス18、表示板19、液晶パネル20、導光板21、反射フィルム22、所謂白色光源(全ての光を人の目に特定の色彩が目立たない割合で含む)である蛍光ランプ23、24、25、26、液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)(図示せず)からなり、液晶パネル20の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。尚、蛍光ランプ23、24は、それぞれランプホルダ23A、24Aにより保持されており、また、蛍光ランプ25、26は、それぞれランプホルダ27、28により保持されている。かかる透過型液晶表示装置10は、前記したように、短針8、長針9が配置された時計盤7よりも前面側(手前側)に設けられている(図5参照)。
【0016】
保護ガラス18及び表示板19は、透光性部材で構成されている。保護ガラス18は、液晶パネル20を保護すること等を目的として設けられている。尚、表示板19の表面に、必要に応じて各種の画像を形成することが可能である。
液晶パネル20は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板とこれに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されることにより形成されている。この液晶パネル20の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に光が進行する。即ち、透過した光が外部から視認される)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された液晶パネル20を採用することにより、液晶を駆動できない事態が発生した場合においても、時計盤7上の短針8、長針9を視認することができ、これよりゲームを継続することができる。
【0017】
導光板21は、蛍光ランプ23、24からの光を液晶パネル20に導き出す(液晶パネル20を照明する)ために液晶パネル20の裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透光性部材(透光機能を有する)で構成されている。
反射フィルム22は、例えば、白色のポリエスルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板21に導入された光を導光板21の正面側に向けて反射させる。この反射フィルム22は、反射領域22A及び非反射領域22Bから構成されており、反射領域22Aは液晶パネル20を照明する作用を行い、また、非反射領域22Bは、透明な材料で形成され入射した光を反射することなく透過させる光透過部として作用する。
【0018】
また、蛍光ランプ23、24は、導光板21の周囲に沿って配置されており、かかる蛍光ランプ23、24も液晶パネル20を照明する作用を行う。即ち、各蛍光ランプ23、24は、導光板21に導入する光を発生するものである。蛍光ランプ25、26は、反射フィルム22の裏側で反射領域22Aに沿って配置されている。この蛍光ランプ25、26から出て時計盤7の表面で反射して非反射領域22Bへ入射した光は、液晶パネル20を照射する。従って、蛍光ランプ25、26は、時計盤7、各短針8、長針9を照明するとともに、液晶パネル20をも照射する作用を行う。
【0019】
次に、各蛍光ランプ23、24、25、26の機能について、図5に基づき説明する。図5において、蛍光ランプ25、26から出た光の一部は、時計盤7、短針8、長針9により反射される。このように反射された光は、反射フィルム22の非反射領域22B、導光板21及び液晶パネル20を透過するので、遊技者は、時計盤7、短針8、長針9を視認することができる。従って、液晶パネル20を駆動しない場合には、各蛍光ランプ25、26は、時計盤7、短針8、長針9を照明を行う機能を有する。
これに対して、蛍光ランプ23、24から出射され、導光板21に向けて導入された光は、液晶パネル20を透過して遊技者の目に入る。即ち、蛍光ランプ23、24は、液晶パネル20の照明を行う機能を有する。
【0020】
続いて、メダルゲーム機1の制御を行う制御系について図6に基づき説明する。図6はメダルゲーム機の制御系を示すブロック図である。
図6において、メダルゲーム機1の制御系は、ゲーム制御装置30を核として構成されている。ゲーム制御装置30は、CPU31、短針制御部32、長針制御部33、液晶表示装置制御部34、効果音発生部35、メダル払出制御部36、ROM37、RAM38、タイマT1、タイマT2及びタイマT3を有している。また、ゲーム制御装置30には、メダル投入部13に配置されたメダル検出スイッチ39、レバー12の内部に配設されたスタートスイッチ40、及び、操作部3に配置された短針ストップボタン14A、長針ストップボタン14Bのそれぞれに内蔵されたストップスイッチ45A、45Bがそれぞれ接続されている。更に、制御装置30には、短針制御部32により駆動制御されるステップモータ(図示せず)を備えた短針駆動装置41、長針制御部33により駆動制御されるステップモータ(図示せず)を備えた長針駆動装置42、液晶表示装置制御部34により駆動制御される液晶表示装置10、効果音発生部35により制御されるスピーカ43、及び、メダル払出制御部36により駆動制御されるメダル払出装置44が、それぞれ接続されている。
【0021】
ここに、CPU31は、ROM37に格納されている各種のプログラムに従って各種演算処理を行い、その演算結果をRAM38に一時的に記憶しながらプログラムを実行して、短針制御部32、長針制御部33、液晶表示装置制御部34、効果音発生部35、メダル払出制御部36、タイマT1、T2、T3を統括的に制御する。
ROM37には、後述するゲーム制御プログラム等のプログラムを実行するにつき必要な役抽選テーブル(図7)、メダル払出テーブル(図8)、その他メダルゲーム機1の実行に必要な短針制御プログラム、長針制御プログラム、液晶表示装置制御プログラム、効果音発生プログラム、メダル払出制御プログラム等の各種のプログラムが格納されている。
【0022】
ここで、ROM37に格納されている各種テーブルについて図7及び図8に基づき説明する。
先ず、役抽選テーブルについて図7に基づき説明する。図7は役抽選テーブルを模式的に示す説明図である。図7において、内部的に当選する当選役の種類としては、大当たり、中当たり、小当たりがあり、これらの当選役以外の場合は、ハズレとなる。尚、当選役の抽選は、0〜65535の範囲で1ずつカウントアップする乱数カウンタ(RAM38に設けられている)を使用して行われる。
【0023】
大当たりとしては、短針8が時間表示部6の1時、2時・・・12時の位置で停止し、且つ、長針9が時間表示部6の12時の位置で停止する場合(1:00、2:00・・・12:00)が割り当てられており、12種類の大当たりが存在する。各大当たりについては、それぞれ64種類の乱数値が割り当てられており、乱数カウンタで抽選される各大当たりの出現率は、1/1024(64/65536)で0.0977%となる。
【0024】
中当たりとしては、短針8と長針9とにより時計盤7上で停止表示される時間が、1時30分、2時30分・・・12時30分である場合(1:30、2:30・・・12:30)が割り当てられており、12種類の中当たりが存在する。各中当たりについては、それぞれ128種類の乱数値が割り当てられており、乱数カウンタで抽選される各中当たりの出現確率は、1/512(128/65536)で0.1953%となる。
【0025】
小当たりとしては、短針8と長針9とにより時計盤7上で停止表示される時間とは関係なく定められており、また、各小当たりについては、10240種類の乱数値が割り当てられている。従って、乱数カウンタで抽選される各小当たりの出現確率は、1/6.4(10240/65536)で15.6250%となる。
前記した各当選役以外の場合はハズレとなり、ハズレについては、52928種類の乱数値が割り当てられており、乱数カウンタで抽選されるハズレの出現率は、1/1.2(52928/65536)で80.7617%となる。
尚、役抽選テーブルは、上述の数値に限定されることなく、任意の数値で構成してもよい。
【0026】
次に、前記した各当選役に当選した場合に、メダルを払い出す際に使用されるメダル払出テーブルについて図8に基づき説明する。図8はメダル払出テーブルを模式的に示す説明図である。
図8において、乱数カウンタによる抽選の結果大当たりが当選した場合、短針8と長針9により停止表示される時間によってメダルの払出枚数が異なるように設定されている。例えば、短針8と長針9が停止した際に1時(1:00)が表示された場合には、BET×10(枚)のメダルが払い出され、同様に短針8と長針9により2時(2:00)が停止表示された場合には、BET×20(枚)のメダルが払い出される。このように停止表示時間が遅くなるに従って、メダル払出枚数は段階的に増加していき、12時(12:00)が停止表示された場合には、最大払出枚数(BET×120)となる。
【0027】
また、乱数カウンタによる抽選の結果中当たりが当選した場合には、12種類の中当たりのいずれの場合についても、一律にBET×5(枚)のメダルが払出される。更に、小当たりが当選した場合には、一律にBET×2(枚)のメダルが払い出される。
尚、メダル払出テーブルは、上述の数値に限定されることはなく、任意の数値で構成してもよい。
【0028】
次に、メダルゲーム機1において行われるゲーム内容について、図9及び図10に示すフローチャートに基づき説明する。図9及び図10は、ゲーム制御プログラムのフローチャートである。
図9及び図10において、ステップ(Sと略記する)1でメダルゲーム機1の電源が投入されると、S2にてCPU31の初期化が行われた後、S3にて前回の遊技終了時にRAM38に一時的に記憶されていた各種のデータをクリアし新たなゲームに備える。
続くS4では、メダル投入部13からメダルが投入されたかどうか判断される。かかる判断は、メダル投入部13に配置されているメダル検出スイッチ39から検出信号が出力されたかどうかに基づき行われる。メダル検出スイッチ39からのメダル検出信号が出力されていない場合には、メダルの投入が行われていないものとして(S4:NO)、メダルが投入されるまで待機する。
【0029】
メダル検出スイッチ39からメダル検出信号が出力された場合(S4:YES)には、続くS5においてレバー12が回転されたかどうか判断される。この判断は、レバー12の内部に配設されているスタートスイッチ40からオン信号が出力されたかどうかに基づき行われる。スタートスイッチ40からのオン信号がない場合(S5:NO)には、更にメダルが投入されるものと判断してS4に戻る。一方、スタートスイッチ40からオン信号が出力されてレバー12が回転されたものと判断された場合(S5:YES)には、S6にてスタートスイッチ40がオンしたタイミングで乱数カウンタから当選役抽選用の乱数値を抽出取得する。かかる乱数値はRAM38に記憶される。
【0030】
続くS7おいては、1遊技監視用タイマ(自動停止タイマ)T1をセットして計時を開始する。これと同時に短針8及び長針9の回転が開始される。かかるタイマT1は、1ゲームの時間として30秒の時間を計時し、30秒の時間が経過した時には自動的に計時を停止するものであり、ゲーム中、30秒間ストップボタン14A、14Bの操作が行われない場合には、短針8、長針9の回転を自動的に停止するために使用される。
また、S8では、図7の役抽選テーブルを使用して当選役の確率抽選処理が行われる。具体的には、前記S6で抽出取得されRAM38に記憶されている乱数値と役抽選テーブルに格納されている当選役に対応する乱数値とを照合することにより、大当たり、中当たり、小当たりに当選したか、又は、ハズレであるのか判断される。かかる抽選結果は、RAM38に記憶される。
【0031】
続くS9では、演出選択処理が行われる。かかる演出選択処理は、大当たり、中当たり、小当たり、ハズレのそれぞれに対応して、複数の演出パターンを予めROM37に設けられる演出パターンテーブル(図示せず)に格納しておき、大当たり等の各当選役、ハズレの場合に応じて、複数の演出パターンから1つの演出パターンを選択することにより行われる。このように選択された演出パターンは、ゲームの進行中で必要な場面で適宜液晶表示装置10に表示される。
【0032】
S10においては、前記S8にて抽選された抽選結果(RAM38に記憶されている)に基づき、内部当選役は当たりであるかどうか判断される。ここに、当たりの内部当選役としては、大当たり、中当たり、小当たりの3種類があるが、S10にて「YES」と判断される場合の当たり役としては、任意に選択することができる。ここでは、一例として、内部当選役として大当たりの場合にS10で「YES」と判断されるものとする。従って、S10にて大当たりでないと判断された場合(S10:NO)には、S15に移行する。これに対して、S10にて大当たりであると判断された場合(S10:YES)には、S11において目押し演出の種類が判断される。ここに、「目押し」とは、回転している短針8、長針9を視認しながら、対応するストップボタン14A、14Bを押すことをいう。また、「目押し演出」とは、後述するように、短針8や長針9の回転中にその停止範囲を透過型液晶表示装置10に表示することをいう。更に、「目押し演出の種類」とは、どのような場合に目押し演出が行われるかを意味し、ここでは、例示として、(1)短針8が停止した後、回転している長針9を停止する時のみの場合、(2)短針8が停止する時のみの場合、及び、(3)短針8の停止時と長針9の停止時の両方の場合、の3つの場合が設定されている。そして、いずれの場合に目押し演出を行うかについては、目押し演出抽選用の抽選テーブルをROM37に設けておき、前記した処理時の適当なタイミング、例えば、前記S6で抽選用の乱数を抽出する時に目押し抽選用テーブルを使用して抽選しておけばよい。
【0033】
S11において、前記(1)短針8が停止した後、回転している長針9を停止時のみの場合に目押し演出を行うと判断された場合には、S12にて目押し演出が行われ、また、前記(2)短針8が停止する時のみの場合に目押し演出を行うと判断された場合にはS13にて目押し演出が行われ、更に、前記(3)短針8の停止時と長針9の停止時の両方の場合に目押し演出を行うと判断された場合にはS14にて目押し演出が行われる。尚、S12、S13、S14において行われる目押し演出の処理については、後述する。
前記のようにS12、S13又はS14において所定の目押し演出が行われた後、S15では入賞検索処理が行われる。かかる入賞検索処理では、前記S8にて行われた確率抽選処理における抽選結果をRAM38から取得し、その取得結果と図8のメダル払出テーブルとを比較対照して、払出メダルの枚数が決定される。
【0034】
S16では、ゲーム(遊技)終了時の演出処理が行われる。かかる演出処理においては、例えば、当選した当選役の種類、図8のメダル払出テーブルに基づき払い出されるメダルの枚数等が液晶表示装置10に表示される。尚、いずれの当選役にも当選しないハズレである場合には、その旨の演出表示が行われる。
続くS17においては、払い出されるメダルの枚数が0であるかどうか判断される。払出メダル枚数が0枚である場合(S17:YES)には、メダルを払い出すことなくS19に移行する。一方、払出メダル枚数が0枚でない場合(S17:NO)の場合には、S18にて前記のように決定された枚数のメダルの払出が行われ、この後S19に移行する。
S19では、透過型液晶表示装置10の画面切換処理が行われ、この後S3に戻って新たなゲームが再開される。
【0035】
ここで、S19において行われる透過型液晶表示装置10の画面切換処理について図14に基づき説明する。図14は透過型液晶表示装置の画面が切り換えられた状態を模式的に示す説明図である。
前記のように、S18にて払出が行われた後、透過型液晶表示装置10の暗転駆動が所定時間行われる。これにより、透過型液晶表示装置10の後方に位置する時計盤7、短針8及び長針9は、図14に示すように、外部から視認不可能な状態となる。尚、図14は透過型液晶表示装置が暗転駆動されたメダルゲーム機の上部を拡大して模式的に示す説明図である。
【0036】
前記のように透過型液晶表示装置10の暗転駆動が行われた後、液晶表示装置10は、S3に戻って新たなゲームを再開できるように、時計盤7の短針8、長針9が視認可能な状態に駆動される。
このとき、透過型液晶表示装置10を暗転駆動するに際して、時計盤7の短針8及び長針9が視認可能な状態から、瞬間的に暗転駆動して図14に示す状態に駆動してもよいし、また、図15に示すように透過型液晶表示装置10の外周側から除々に中心に向かって暗転駆動するようにように駆動したり、図16に示すように所定角度(図16では30度)ずつ暗転駆動するようにしてもよい。
また、暗転駆動の後、透過型液晶表示装置10を明るくして時計盤7の短針8、長針9を視認可能な状態に駆動するについても、液晶表示装置10を瞬間的に明るく駆動してもよいし、また、図15の場合とは逆に液晶表示装置10の中心から除々に外周側に向かって明るくするように駆動したり、図16の場合とは逆に所定角度ずつ明るくなるように駆動してもよい。
尚、前記した液晶表示装置10の各暗転駆動方法と明るくする駆動方法とを任意に組み合わせてもよいことは勿論である。
【0037】
前記したように、S19の表示画面切換処理においては、S18にてメダル払出が行われてゲームが終了した後に、透過型液晶表示装置10の暗転駆動を行って時計盤7上の短針8、長針9が視認不可能な状態にするとともに、液晶表示装置10を明るく駆動して時計盤7上の短針8、長針9が視認可能な状態に駆動し、この後新たなゲームを再開するように構成したので、遊技者に対して新たなゲームが再開されることを容易且つ確実に報知することができる。これにより遊技者は再開された新たなゲームをスムーズに行うことができるものである。
【0038】
続いて、図11に基づいて、前記した(1)短針8が停止した後、回転している長針9の停止時のみに行われる目押し演出処理について説明する。図11は長針停止時のみに行われる目押し演出処理プログラムのフローチャートである。
図11において、先ず、S20で短針用自動停止タイマT2がタイムアップして値が0になったかどうか判断される。タイマT2の値が0である場合(S20:YES)には、S22に移行し、また、タイマT2の値が0でない場合(S20:NO)には、S21にて短針ストップボタン14Aが押下されてストップスイッチ45Aからオン信号が出力されたかどうか判断される。ストップスイッチ45Aからオン信号が出力されていない場合(S21:NO)には、S20に戻って短針ストップボタン14Aが押下されるのを待つ。
【0039】
これに対して、ストップスイッチ45Aからオン信号が出力された場合(S21:YES)には、S22においてストップボタン14Aの押下に基づくストップスイッチ45Aのオンタイミングと、そのオンタイミングにおける短針8の回転位置とに基づいて、短針8を時計盤7上で停止させるために、短針8の滑り角度を決定する。かかる滑り角度は、短針8を駆動する短針駆動装置41におけるステップモータの駆動ステップ数で決定される。
この後、S23では、S22で決定された滑り角度に基づき、短針制御部32、短針駆動装置41を介して短針8を回転させる。そして、S24においては、短針8の停止要求を短針制御部32にセットするとともに、S25にて短針8の停止コマンドを短針制御部32に送信する。これにより、短針8は時計盤7上で停止される。
【0040】
続くS26においては、長針用自動停止タイマT3がタイムアップして値が0になったかどうか判断される。タイマT3の値が0である場合(S26:YES)には、S29に移行し、また、タイマT3の値が0でない場合(S26:NO)には、S27にて長針9を停止させるべき停止範囲(目押し位置の範囲)を透過型液晶表示装置10にて扇状に表示する。
【0041】
ここで、透過型液晶表示装置10にて長針9の停止範囲が表示される状態について図17に基づき説明する。図17は透過型液晶表示装置に長針の停止範囲が表示されたメダルゲーム機の上部を拡大して模式的に示す説明図である。
図17において、短針8は時計盤7上にて8時の位置で停止されており、また、長針9は回転中である。そして、1時の位置と2時の位置との間で長針9を停止すべき停止範囲50が液晶表示装置10に表示されている。
【0042】
このように、所定の当選役(大当たり)の当選に基づきストップボタン14Bにより長針9を停止させる停止範囲50を時計盤7の前面側に配置された透過型液晶表示装置10に報知表示させているので、長針9と停止範囲50とを同時に視認することが可能となり、スムーズにゲーム進行を行うことが可能となる。また、前記したように大当たりに当選した場合に長針9の停止範囲50を透過型液晶表示装置10に報知表示させるので、停止範囲50の報知表示があった場合には、常に大当たりに当選していることとなり、これより遊技者は期待感を高く維持しながら指示針の停止ゲームを行うことができる。
【0043】
また、長針9の停止範囲50を、長針9の支持軸7Aを中心とする扇状のエリアで報知表示しているので、停止範囲50は回転してくる長針9と重ねて表示されることとなり、従って、同一視線で同時に長針9と停止範囲50とを視認することができる。
【0044】
続くS28においては、長針ストップボタン14Bが押下されてストップスイッチ45Bからオン信号が出力されたかどうか判断される。ストップスイッチ45Bからオン信号が出力されていない場合(S28:NO)には、S26に戻って長針ストップボタン14Bが押下されるのを待つ。
これに対して、ストップスイッチ45Bからオン信号が出力された場合(S28:YES)には、S29においてストップボタン14Bの押下に基づくストップスイッチ45Bのオンタイミングと、そのオンタイミングにおける長針9の回転位置とに基づいて、長針9を時計盤7上で停止させるために、長針9の滑り角度を決定する。かかる滑り角度は、長針9を駆動する長針駆動装置42におけるステップモータの駆動ステップ数で決定される。
【0045】
この後、S30では、S29で決定された滑り角度に基づき、長針制御部33、長針駆動装置42を介して長針9を回転させる。そして、S31においては、長針9の停止要求を長針制御部33にセットするとともに、S32にて長針9の停止コマンドを長針制御部33に送信する。これにより、長針9は時計盤7上で停止される。
【0046】
前記のように長針9が時計盤7上で停止された後、S33において、透過型液晶表示装置10の表示画面切換処理が行われる。S33では、前記S19にて行われると同様の表示画面切換処理が行われた後、S15に戻って通常のゲームに切り換え、ゲームの続行を可能としている。このS33における表示画面切換態様は、前記S19で行われる表示画面切換態様と同様であるので、その説明については省略するが、S33の表示画面切換処理において、前記のように長針停止ゲーム処理が終了した後に、透過型液晶表示装置10の暗転駆動を行って時計盤7上の短針8、長針9が視認不可能な状態にするとともに、液晶表示装置10を明るく駆動して時計盤7上の短針8、長針9が視認可能な状態に駆動し、この後通常のゲームに切り換えてゲームを続行するように構成したので、遊技者に対してゲーム内容が切り替わったことを容易且つ確実に報知することができる。これにより遊技者は再開されたゲームをスムーズに行うことができるものである。
【0047】
続いて、図12に基づいて、前記した(2)短針8が停止する時のみに行われる目押し演出処理について説明する。図12は短針停止時のみに行われる目押し演出処理プログラムのフローチャートである。
図12において、先ず、S40で短針用自動停止タイマT2がタイムアップして値が0になったかどうか判断される。タイマT2の値が0である場合(S40:YES)には、S42に移行し、また、タイマT2の値が0でない場合(S40:NO)には、S41にて短針8を停止させるべき停止範囲(目押し位置の範囲)を透過型液晶表示装置10にて扇状に表示する。
【0048】
尚、S41において行われる、透過型液晶表示装置10における短針8の停止範囲の表示処理は、長針9の停止範囲に関してS27で行われる表示処理と同様であるので、ここではその説明を省略するが、S27におけると同様、所定の当選役(大当たり)の当選に基づきストップボタン14Aにより短針8を停止させる停止範囲50を時計盤7の前面側に配置された透過型液晶表示装置10に報知表示させているので、短針8と停止範囲50とを同時に視認することが可能となり、スムーズにゲーム進行を行うことが可能となる。また、前記したように大当たりに当選した場合に短針8の停止範囲50を透過型液晶表示装置10に報知表示させるので、停止範囲50の報知表示があった場合には、常に大当たりに当選していることとなり、これより遊技者は期待感を高く維持しながら指示針の停止ゲームを行うことができる。
【0049】
また、短針8の停止範囲50を、短針8の支持軸7Aを中心とする扇状のエリアで報知表示しているので、停止範囲50は回転してくる短針8と重ねて表示されることとなり、従って、同一視線で同時に短針8と停止範囲50とを視認することができる。
【0050】
続くS42では、S41にて短針ストップボタン14Aが押下されてストップスイッチ45Aからオン信号が出力されたかどうか判断される。ストップスイッチ45Aからオン信号が出力されていない場合(S42:NO)には、S40に戻って短針ストップボタン14Aが押下されるのを待つ。
これに対して、ストップスイッチ45Aからオン信号が出力された場合(S42:YES)には、S43においてストップボタン14Aの押下に基づくストップスイッチ45Aのオンタイミングと、そのオンタイミングにおける短針8の回転位置とに基づいて、短針8を時計盤7上で停止させるために、短針8の滑り角度を決定する。かかる滑り角度は、短針8を駆動する短針駆動装置41におけるステップモータの駆動ステップ数で決定される。
【0051】
この後、S44では、S43で決定された滑り角度に基づき、短針制御部32、短針駆動装置41を介して短針8を回転させる。そして、S45においては、短針8の停止要求を短針制御部32にセットするとともに、S46にて短針8の停止コマンドを短針制御部32に送信する。これにより、短針8は時計盤7上で停止される。
続くS47においては、長針用自動停止タイマT3がタイムアップして値が0になったかどうか判断される。タイマT3の値が0である場合(S47:YES)には、S49に移行し、また、タイマT3の値が0でない場合(S47:NO)には、S48においては、長針ストップボタン14Bが押下されてストップスイッチ45Bからオン信号が出力されたかどうか判断される。ストップスイッチ45Bからオン信号が出力されていない場合(S48:NO)には、S47に戻って長針ストップボタン14Bが押下されるのを待つ。
【0052】
これに対して、ストップスイッチ45Bからオン信号が出力された場合(S48:YES)には、S49においてストップボタン14Bの押下に基づくストップスイッチ45Bのオンタイミングと、そのオンタイミングにおける長針9の回転位置とに基づいて、長針9を時計盤7上で停止させるために、長針9の滑り角度を決定する。かかる滑り角度は、長針9を駆動する長針駆動装置42におけるステップモータの駆動ステップ数で決定される。
この後、S50では、S49で決定された滑り角度に基づき、長針制御部33、長針駆動装置42を介して長針9を回転させる。そして、S51においては、長針9の停止要求を長針制御部33にセットするとともに、S52にて長針9の停止コマンドを長針制御部33に送信する。これにより、長針9は時計盤7上で停止される。
【0053】
前記のように長針9が時計盤7上で停止された後、S53において、透過型液晶表示装置10の表示画面切換処理が行われる。かかるS53において行われる液晶表示装置10の表示画面切換処理は、前記S33で行われる表示画面切換処理と同一であるので、その説明については省略する。
【0054】
次に、図13に基づいて、前記した(3)短針8の停止時と長針9の停止時の両方の場合に行われる目押し演出処理について説明する。図13は短針停止時及び長針停止時に行われる目押し演出処理プログラムのフローチャートである。
図13において、先ず、S60で短針用自動停止タイマT2がタイムアップして値が0になったかどうか判断される。タイマT2の値が0である場合(S60:YES)には、S63に移行し、また、タイマT2の値が0でない場合(S60:NO)には、S61にて短針8を停止させるべき停止範囲(目押し位置の範囲)を透過型液晶表示装置10にて扇状に表示する。
【0055】
尚、S61において行われる、透過型液晶表示装置10における短針8の停止範囲の表示処理は、短針8の停止範囲に関してS41で行われる表示処理と同様であるので、ここではその説明を省略するが、S41におけると同様、所定の当選役(大当たり)の当選に基づきストップボタン14Aにより短針8を停止させる停止範囲50を時計盤7の前面側に配置された透過型液晶表示装置10に報知表示させているので、短針8と停止範囲50とを同時に視認することが可能となり、スムーズにゲーム進行を行うことが可能となる。また、前記したように大当たりに当選した場合に短針8の停止範囲50を透過型液晶表示装置10に報知表示させるので、停止範囲50の報知表示があった場合には、常に大当たりに当選していることとなり、これより遊技者は期待感を高く維持しながら指示針の停止ゲームを行うことができる。
【0056】
また、短針8の停止範囲50を、短針8の支持軸7Aを中心とする扇状のエリアで報知表示しているので、停止範囲50は回転してくる短針8と重ねて表示されることとなり、従って、同一視線で同時に短針8と停止範囲50とを視認することができる。
【0057】
続くS62では、S61にて短針ストップボタン14Aが押下されてストップスイッチ45Aからオン信号が出力されたかどうか判断される。ストップスイッチ45Aからオン信号が出力されていない場合(S62:NO)には、S60に戻って短針ストップボタン14Aが押下されるのを待つ。
これに対して、ストップスイッチ45Aからオン信号が出力された場合(S62:YES)には、S63においてストップボタン14Aの押下に基づくストップスイッチ45Aのオンタイミングと、そのオンタイミングにおける短針8の回転位置とに基づいて、短針8を時計盤7上で停止させるために、短針8の滑り角度を決定する。かかる滑り角度は、短針8を駆動する短針駆動装置41におけるステップモータの駆動ステップ数で決定される。
【0058】
この後、S64では、S63で決定された滑り角度に基づき、短針制御部32、短針駆動装置41を介して短針8を回転させる。そして、S65においては、短針8の停止要求を短針制御部32にセットするとともに、S66にて短針8の停止コマンドを短針制御部32に送信する。これにより、短針8は時計盤7上で停止される。
続くS67においては、長針用自動停止タイマT3がタイムアップして値が0になったかどうか判断される。タイマT3の値が0である場合(S67:YES)には、S70に移行し、また、タイマT3の値が0でない場合(S67:NO)には、S68において長針9を停止させるべき停止範囲(目押し位置の範囲)を透過型液晶表示装置10にて扇状に表示する。
【0059】
尚、S68において行われる、透過型液晶表示装置10における長針9の停止範囲の表示処理は、長針9の停止範囲に関してS27で行われる表示処理と同様であるので、ここではその説明を省略するが、S27におけると同様、所定の当選役(大当たり)の当選に基づきストップボタン14Bにより長針9を停止させる停止範囲50を時計盤7の前面側に配置された透過型液晶表示装置10に報知表示させているので、長針9と停止範囲50とを同時に視認することが可能となり、スムーズにゲーム進行を行うことが可能となる。また、前記したように大当たりに当選した場合に長針9の停止範囲50を透過型液晶表示装置10に報知表示させるので、停止範囲50の報知表示があった場合には、常に大当たりに当選していることとなり、これより遊技者は期待感を高く維持しながら指示針の停止ゲームを行うことができる。
【0060】
また、長針9の停止範囲50を、長針9の支持軸7Aを中心とする扇状のエリアで報知表示しているので、停止範囲50は回転してくる長針9と重ねて表示されることとなり、従って、同一視線で同時に短針8と停止範囲50とを視認することができる。
【0061】
続くS69では、長針ストップボタン14Bが押下されてストップスイッチ45Bからオン信号が出力されたかどうか判断される。ストップスイッチ45Bからオン信号が出力されていない場合(S69:NO)には、S67に戻って長針ストップボタン14Bが押下されるのを待つ。
これに対して、ストップスイッチ45Bからオン信号が出力された場合(S69:YES)には、S70においてストップボタン14Bの押下に基づくストップスイッチ45Bのオンタイミングと、そのオンタイミングにおける長針9の回転位置とに基づいて、長針9を時計盤7上で停止させるために、長針9の滑り角度を決定する。かかる滑り角度は、長針9を駆動する長針駆動装置42におけるステップモータの駆動ステップ数で決定される。
【0062】
この後、S71では、S70で決定された滑り角度に基づき、長針制御部33、長針駆動装置42を介して長針9を回転させる。そして、S72においては、長針9の停止要求を長針制御部33にセットするとともに、S73にて長針9の停止コマンドを長針制御部33に送信する。これにより、長針9は時計盤7上で停止される。
前記のように長針9が時計盤7上で停止された後、S74において、透過型液晶表示装置10の表示画面切換処理が行われる。かかるS74において行われる液晶表示装置10の表示画面切換処理は、前記S34で行われる表示画面切換処理と同一であるので、その説明については省略する。
【0063】
以上詳細に説明した通り本実施形態に係るメダルゲーム機1では、確率抽選処理(S8)において所定の内部当選役(大当たり)に当選した場合(S10:YES)、ストップボタン14Aにより短針8を停止させる停止範囲50を時計盤7の前面側に配置された透過型液晶表示装置10に報知表示させるように構成したので(S41、S61)、入賞可能な短針8の停止範囲50が認識可能となり、目押しすべき範囲が明確になる。また、前記したように大当たりに当選した場合に短針8の停止範囲50を透過型液晶表示装置10に報知表示させるので、停止範囲50の報知表示があった場合には、常に大当たりに当選していることとなり、これにより遊技者は内部当選した大当たりを取りこぼすことが減り、遊技者が不利益を受けることが少なくなる。
更に、短針8と停止範囲50とを同時に視認することが可能となって、スムーズにゲーム進行を行うことが可能となり、また、停止範囲(50)の報知表示があった場合には、常に大当たりに当選していることとなり、これにより遊技者は期待感を高く維持しながら短針8の停止ゲームを行うことができる。
【0064】
また、短針8の停止範囲50を、短針8の支持軸7Aを中心とする扇状のエリアで報知表示しているので、停止範囲50は回転してくる短針8と重ねて表示されることとなり、従って、同一視線で同時に短針8と停止範囲50とを視認することができる。
【0065】
また、確率抽選処理(S8)において所定の内部当選役(大当たり)に当選した場合(S10:YES)、ストップボタン14Bにより長針9を停止させる停止範囲50を時計盤7の前面側に配置された透過型液晶表示装置10に報知表示させるように構成したので(S27、S68)、入賞可能な長針9の停止範囲50が認識可能となり、目押しすべき範囲が明確になる。また、前記したように大当たりに当選した場合に長針9の停止範囲50を透過型液晶表示装置10に報知表示させるので、停止範囲50の報知表示があった場合には、常に大当たりに当選していることとなり、これにより遊技者は内部当選した大当たりを取りこぼすことが減り、遊技者が不利益を受けることが少なくなる。
更に、長針9と停止範囲50とを同時に視認することが可能となって、スムーズにゲーム進行を行うことが可能となり、また、停止範囲(50)の報知表示があった場合には、常に大当たりに当選していることとなり、これにより遊技者は期待感を高く維持しながら長針9の停止ゲームを行うことができる。
【0066】
また、長針9の停止範囲50を、長針9の支持軸7Aを中心とする扇状のエリアで報知表示しているので、停止範囲50は回転してくる長針9と重ねて表示されることとなり、従って、同一視線で同時に長針9と停止範囲50とを視認することができる。
【0067】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記実施形態では、確率抽選処理で所定の当選役、例えば、大当たりに当選した場合に、短針8又は長針9の停止範囲50を透過型液晶表示装置10に表示するように構成しているが、これに限られることなく、停止範囲50を表示する条件については、どのような条件にしてもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1に係る遊技機では、所定当選役の当選に基づき停止制御手段により指示手段を停止させる停止範囲を遊技盤面の前面側に配置された表示手段に報知表示させるので、入賞可能な指示手段の停止範囲が認識可能となり、目押しすべき範囲が明確になる。また、所定当選役に当選した場合に指示手段の停止範囲を表示手段に報知表示させるので、停止範囲の報知表示があった場合には、常に所定の当選役に当選していることとなり、これにより遊技者は内部当選した当選役を取りこぼすことが減り、遊技者が不利益を受けることが少なくなる。
更に、指示手段と停止範囲とを同時に視認することが可能となって、スムーズにゲーム進行を行うことが可能となり、また、停止範囲の報知表示があった場合には、常に所定の当選役に当選していることとなり、これにより遊技者は期待感を高く維持しながら指示手段の停止ゲームを行うことができる。
【0069】
また、請求項2に係る遊技機では、指示手段の支持軸を中心とする扇状のエリア表示を行うことにより、指示手段の停止範囲を、報知表示しているので、停止範囲は指示手段と重ねて表示されることとなり、従って、同一視線で同時に指示手段と停止範囲とを視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るメダルゲーム機を模式的に示す斜視図である。
【図2】メダルゲーム機の上部を拡大して模式的に示す説明図である。
【図3】透過型液晶表示装置の概略構成を模式的に示す斜視図である。
【図4】透過型液晶表示装置の一部を省略し分解して模式的に示す説明図である。
【図5】透過型液晶表示装置の動作を説明するための説明図である。
【図6】メダルゲーム機の制御系を示すブロック図である。
【図7】役抽選テーブルを模式的に示す説明図である。
【図8】メダル払出テーブルを模式的に示す説明図である。
【図9】ゲーム制御プログラムのフローチャートである。
【図10】ゲーム制御プログラムのフローチャートである。
【図11】長針停止時のみに行われる目押し演出処理プログラムのフローチャートである。
【図12】短針停止時のみに行われる目押し演出処理プログラムのフローチャートである。
【図13】短針停止時及び長針停止時に行われる目押し演出処理プログラムのフローチャートである。
【図14】透過型液晶表示装置の画面が切り換えられた状態を模式的に示す説明図である。
【図15】透過型液晶表示装置の表示画面を外周側から除々に中心に向かって暗転駆動する状態を模式的に示す説明図である。
【図16】透過型液晶表示装置の表示画面を所定角度ずつ暗転駆動する状態を模式的に示す説明図である。
【図17】透過型液晶表示装置に長針の停止範囲が表示されたメダルゲーム機の上部を拡大して模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 メダルゲーム機
5 時計部
6 時間表示部
7 時計盤
8 短針
9 長針
10 透過型液晶表示装置
12 レバー
13 メダル投入部
14A 短針ストップボタン
14B 長針ストップボタン
17 メダル払出口
30 ゲーム制御装置
31 CPU
32 短針制御部
33 長針制御部
34 液晶表示装置制御部
36 メダル払出制御部
37 ROM
38 RAM
39 メダル検出スイッチ
40 スタートスイッチ
41 短針駆動装置
42 長針駆動装置
44 メダル払出装置
45A ストップスイッチ
45B ストップスイッチ
50 停止範囲
T1 タイマ
T2 タイマ
T3 タイマ

Claims (2)

  1. 遊技盤面上に移動可能に設けられ、遊技盤の所定の領域を指示する指示手段と、
    前記指示手段の前面側に配置され、指示手段が視認可能に指示手段に重ねて各種演出情報を表示可能な表示手段と、
    ゲームが行われる毎に当選役の抽選を行う抽選手段と、
    前記指示手段の移動を遊技者の操作により停止可能に制御する停止制御手段と、
    前記抽選手段により所定の当選役が当選したことに基づき、前記停止制御手段により指示手段を停止させる停止範囲を前記表示手段に報知表示させる報知制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記指示手段は遊技盤面上で支持軸の回りに回動自在に支持されており、
    前記報知制御手段は、支持軸を中心とする扇状のエリア表示を行うことにより、前記停止範囲を表示手段に報知表示させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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