JP2004304720A - 通信装置、通信方法及び通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】パソコンにグローバルIPアドレスを割り当てること及び無線通信を簡単に行うこと。
【解決手段】移動体通信網25を介してインターネットサーバ14とデータ通信を行うことが可能な携帯電話15を充電する充電手段16を備えたクレードル12は、パソコン11との無線通信を可能にする第1の通信経路を確立する無線LANアクセスポイント機能24を実現するプログラムを備えた。また、携帯電話15が載置されたクレードル12は、該携帯電話15を利用してインターネットサーバ14とデータ通信を行うことを可能にする第2の通信経路を確立するモデム機能27を実現するプログラムを備えた。そして、クレードル12は、前記第1の通信経路と前記第2の通信経路との間で、データの中継を行うブリッジ処理機能28を実現するプログラムを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】移動体通信網25を介してインターネットサーバ14とデータ通信を行うことが可能な携帯電話15を充電する充電手段16を備えたクレードル12は、パソコン11との無線通信を可能にする第1の通信経路を確立する無線LANアクセスポイント機能24を実現するプログラムを備えた。また、携帯電話15が載置されたクレードル12は、該携帯電話15を利用してインターネットサーバ14とデータ通信を行うことを可能にする第2の通信経路を確立するモデム機能27を実現するプログラムを備えた。そして、クレードル12は、前記第1の通信経路と前記第2の通信経路との間で、データの中継を行うブリッジ処理機能28を実現するプログラムを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置、通信方法及び通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、多くのユーザは、それぞれ多数の情報機器(パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、プリンタ等)を所有するようになって来ている。このため、データの共有化等の為に情報機器間でデータの送受信を行う場合には、各情報機器をケーブル等で物理的に接続する有線LAN(Local Area Network)よりもケーブルの管理や配線のレイアウト等の面で有利な無線LANの方が利用されるようになってきている。この傾向は、各家庭内又は会社内における情報機器間だけにとどまらず、インターネット等の外部のネットワークの機器と接続する際にも無線にて接続するようになってきた。また、最近では、無線LAN通信を行うためのIEEE802.11b等の規格に準拠した仕様のパソコンも販売されている。
【0003】
従来、各ユーザのパソコンを、無線にてインターネットと接続するには、パソコンに無線モジュールとしての無線LANカードを接続し、該無線LANカードを介してインターネット等と接続された無線LAN用アクセスポイントとデータ通信を行う方法が一般的である(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−164171号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の方法では、情報機器を家庭で使用する場合には、家庭内に無線LAN用アクセスポイントを設けなければならず、その設定が一般的なユーザにとって困難である。また、パソコンが無線通信できる距離(即ち、電波が届く範囲)は短距離であり、また、障害物の存在により無線通信が妨げられたりもする。このため、複数の部屋が存在する家又はオフィス等においては、インターネットと接続するためのケーブルを長くして無線LAN用アクセスポイントを常にパソコンの無線通信可能な範囲に移動させるか、または家庭内を全て無線通信可能範囲とするように複数の無線LAN用アクセスポイントを設置する必要がある。
【0006】
ところが、ケーブルを長くしてパソコンと共に無線LAN用アクセスポイントを移動させることで、パソコンと無線LAN用アクセスポイントとの間を無線通信可能にするのでは、今度は、インターネットと無線LAN用アクセスポイントとの間のケーブルの管理や配線のレイアウトの問題が発生する。
【0007】
一方、複数の無線LAN用アクセスポイントを設置して行う無線通信においては、パソコンが複数の無線LAN用アクセスポイントの通信範囲を移動する場合があり、その際にはローミング等の問題が生じる。このため、無線通信においては、通常無線LAN用アクセスポイントに備えられたNAT(Network Address Translation)等の機能によりローカルIPアドレスをパソコンに割り当てることによりローミング等の問題を解決しなくてはならない。しかし、一部のアプリケーションソフトウェアは、グローバルIPアドレスを必要とするために、そのアプリケーションソフトウェアを使用することができなくなるといった問題がある。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、パソコンにグローバルIPアドレスを割り当てること及び無線通信を簡単に行うことを可能にする通信装置、通信方法及び通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、移動体通信網を介してインターネットサーバとデータ通信を行うことが可能なユーザの携帯端末が載置され、前記ユーザが所有するパソコンと無線にてデータ通信を行う第1の無線接続手段と、前記携帯端末を介して前記インターネットサーバとのデータ通信を行う第2の無線接続手段と、前記第1の無線接続手段と前記第2の無線接続手段との間で、相互にデータの変換を行う中継手段と、を備えた。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記第2の無線接続手段が前記携帯端末との間で通信を行うための通信端子とともに、前記携帯端末を充電する充電手段を備えた。請求項3に記載の発明は、ユーザが所有する移動体通信網を介してインターネットサーバとデータ通信を行うことが可能な携帯端末が載置される装置が、前記ユーザのパソコンと無線にてデータ通信を行う第1の通信経路を確立し、前記携帯端末を介して前記インターネットサーバとデータ通信を行う第2の通信経路を確立し、前記第1の通信経路と前記第2の通信経路との間で、データの中継を行う。
【0011】
請求項4に記載の発明は、ユーザのパソコンとインターネットサーバとの間でデータ通信を行う通信システムにおいて、前記パソコンと無線にてデータ通信を行う第1の通信経路を確立し、移動体通信網を介して前記インターネットサーバとデータ通信を行うことが可能な携帯端末を利用して、インターネットを通じて前記インターネットサーバとデータ通信を行うアクセスサーバとデータ通信を行う第2の通信経路を確立し、前記第1の通信経路と前記第2の通信経路との間で、データの中継を行う装置を備えた。
【0012】
(作用)
請求項1,3又は4に記載の発明によれば、通信方式が異なる通信経路を接続して、パソコンにて携帯端末を介してインターネットサーバとの無線通信を行う。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、携帯端末を介して通信を行いつつ、該携帯端末の充電を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は本実施形態の通信システム10の概略構成図を示す。
【0015】
通信システム10にはパソコン11が含まれる。
パソコン11は、通信装置としてのクレードル12と無線通信を行うための無線モジュールとしての無線LANカード11aが備えられている。この無線LANカード11aは、無線通信規格、例えば、IEEE802.11b規格に準拠している。尚、無線LANカード11aは、パソコン11の標準機能又は追加機能(オプション)として備えられる。この無線LANカード11aには、電波を送受信するためのアンテナが備えられている。また、パソコン11には、インターネット13に接続するために必要なプロトコル、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、PPP(Point to Point Protocol)に従って通信を行うためのプログラムがインストールされている。さらに、パソコン11には、無線LANを通してPPP(Point to Point Protocol)の機能を利用するためのプロトコル、PPPoE(PPP over Ethernet(登録商標))にて通信を行うためのプログラムがインストールされている。また、パソコン11は、インターネット13を介してインターネットサーバ14から提供されるWebページを閲覧するためのアプリケーションソフトとしてのWebブラウザがインストールされている。
【0016】
次に、通信システム10に含まれるクレードル12について説明する。
クレードル12には、ユーザの携帯端末としての携帯電話15が載置される。クレードル12には、該携帯電話15を充電する充電手段16が備えられている。図2に示すように、携帯電話15が、クレードル12に載置されると、携帯電話15に備えられた充電用接続端子17が前記充電手段16に備えられた充電用接続端子18と電気的に接続される。前記充電手段16は、電源19に接続される電源ケーブル20aが備えられており、また、電源19からの交流電流を直流電流に変換し、前記充電用接続端子18を介して携帯電話15の充電用接続端子17に供給する変換手段20bが備えられている。従って、携帯電話15がクレードル12に載置されると、該携帯電話15は、クレードル12の前記充電手段16により充電される。
【0017】
また、クレードル12には、携帯電話15とデータの授受を行うための通信用接続端子21が備えられている。携帯電話15がクレードル12に載置されると、該携帯電話15に備えられた通信用接続端子22が該クレードル12の通信用接続端子21と電気的に接続され、クレードル12と携帯電話15との間でデータの授受を行うことが可能となる。
【0018】
さらに、クレードル12には、パソコン11に内蔵された無線LANカード11aと無線接続するための無線モジュール23が備えられ、該無線モジュール23は、IEEE802.11b規格に準拠している。また、クレードル12には、パソコン11との間で、データの授受を無線にて行うための第1の無線接続手段としての無線LANアクセスポイント機能24を実現するプログラムが備えられている。この無線LANアクセスポイント機能24により、クレードル12は、PPPoEの手順に従って、クレードル12の無線モジュール23とパソコン11の無線LANカード11aとの間で無線接続し、データ通信を行うための通信経路をパソコン11との間で確立してデータの送受信を行う。
【0019】
また、クレードル12は、携帯電話15を使用して移動体通信網25を介してISP(Internet Services Provider)26に備えられたアクセスサーバ26aにダイヤルアップする第2の無線接続手段としてモデム機能27を実現するプログラムが備えられている。このモデム機能27により、クレードル12は、PPPの手順に従って、携帯電話15及び移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aとデータの授受を行うことができる。
【0020】
さらに、クレードル12は、データをパソコン11と携帯電話15との間で中継する中継手段としてのブリッジ処理機能28を実現するプログラムが備えられている。このブリッジ処理機能28により、パソコン11とクレードル12との間で形成された通信経路とクレードル12とアクセスサーバ26aとの間で形成された通信経路とを接続し、パソコン11からアクセスサーバ26aまでの通信経路を確立する。つまり、このブリッジ処理機能28により、クレードル12は、中継先の通信経路と、中継元の通信経路で異なるプロトコルでデータ通信が行われているため、データの形式を中継先の通信経路に適したプロトコルに変換して、データの中継を行う。尚、図1において、一点鎖線はクレードル12内のデータの流れを示している。
【0021】
携帯電話15は、移動体通信網25と無線接続されており、クレードル12の要求により該移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aにアクセスし、アクセスサーバ26aとデータの授受を行うことができる。尚、携帯電話15は、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式で、アクセスサーバ26aとの通信経路を確立し、データ通信を行う。
【0022】
ISP26に備えられたアクセスサーバ26aは、RADIUS(Remote Authentication Dial−in User Service)サーバ29と接続されている。RADIUSサーバ29には、RADIUSサーバプログラムがインストールされており、該RADIUSサーバ29により、PPPの手順に従って、アクセスサーバ26aにダイヤルアップ接続してきたユーザの認証が行われる。さらに、RADIUSサーバ29には、認証を行ったユーザのパソコン11にグローバルIPアドレスを割り当て、該グローバルIPアドレスをアクセスサーバ26a、携帯電話15、クレードル12を介してパソコン11に送信する機能を実現するプログラムが備えられている。また、アクセスサーバ26aは、インターネット13を介してインターネットサーバ14と接続されており、該インターネットサーバ14とデータの送受信を行うことができる。
【0023】
該インターネットサーバ14には、インターネット13等を介して各種コンテンツをTCP/IPの手順に従ってパソコン11に提供する機能を実現するプログラムが備えられている。
【0024】
次に、パソコン11がアクセスサーバ26aにアクセスする際におけるユーザ認証時の動作を説明する。図3は、接続時におけるプロトコルの構成を示す図である。
【0025】
まず、クレードル12に携帯電話15を載置して、互いの充電用接続端子17,18を接続して携帯電話15を充電する。それとともに、クレードル12の通信用接続端子21を携帯電話15の通信用接続端子22に接続して、クレードル12と携帯電話15との間のデータの授受を可能にする。
【0026】
次に、ユーザがパソコン11の電源を入れ、Webブラウザを起動して、インターネットサーバ14にアクセスを開始する。
まず、パソコン11は、PPPoEの手順に従って、クレードル12との通信経路を確立するまでの流れを説明する。図4及び図5は、パソコン11がインターネットサーバ14との通信経路を確立するまでの制御シーケンスを示す説明図である。
【0027】
パソコン11は、PPPoEの手順に従って、無線LANカード11aから接続開始パケットを送信する(PPPoE Discovery Initiation;ステップ101)。クレードル12は、該接続開始パケットを受信すると、無線LANアクセスポイント機能24に基づいて、パソコン11に対して応答パケットを送信し、パソコン11とクレードル12との通信経路201を確立する(PPPoE Discovery Offer;ステップ102)。
【0028】
次に、パソコン11は、応答パケットを受信すると、クレードル12に対して接続要求パケットを送信する(PPPoE Discovery Request;ステップ103)。クレードル12は、該接続要求パケットを受信すると、接続設定開始パケットをパソコン11に送信する(PPPoE Discovery Session−configuration;ステップ104)。そして、クレードル12は、モデム機能27に基づいて、携帯電話15を使用して、移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aにダイヤルアップ接続を行う(Dial;ステップ105)。
【0029】
一方、パソコン11は、接続設定開始パケットを受信すると、アクセスサーバ26aに対して定期的にLCP(Link Control Protocol)エコー要求パケットを送信する(PPPoE Session PPP LCP configuration Request;ステップ106,ステップ107)。尚、アクセスサーバ26aに対して定期的にLCPエコー要求パケットを送信しつづけて、一定時間経過しても、アクセスサーバ26aから応答がない場合、パソコン11は、クレードル12との通信経路201を強制的に切断する。
【0030】
アクセスサーバ26aは、クレードル12から携帯電話15を介してダイヤルアップされたことを確認すると、該クレードル12に対して、正常にクレードル12とアクセスサーバ26aとの通信経路202が確立したことを示す接続確立パケットを送信する(CONNECT;ステップ108)。
【0031】
クレードル12は、アクセスサーバ26aから接続確立パケットを受信した後、パソコン11からLCPエコー要求パケットを受信すると、ブリッジ処理機能28により、PPPの手順に従って、アクセスサーバ26aに対してLCPエコー要求パケットを送信する(PPP LCP configuration Request;ステップ109)。アクセスサーバ26aは、PPPの手順に従って、該LCPエコー要求パケットを受信すると、肯定応答パケットをクレードル12に対して送信する(PPP LCP configuration ACK;ステップ110)。
【0032】
クレードル12は、肯定応答パケットを受信すると、ブリッジ処理機能28により、PPPoEの手順に従って、PPPによる肯定応答パケットをパソコン11に対して送信する(PPPoE Session PPP LCP configuration ACK;ステップ111)。
【0033】
パソコン11は、該肯定応答パケットを受信すると、パソコン11からアクセスサーバ26aまでの通信経路203が確立されたことを確認する。そして、パソコン11は、PPPの手順で作成されたユーザ名及びパスワード等が含まれる認証パケットを、PPPoEの手順に従って、クレードル12に送信する(PPPoE Session PPP Authentication Request;ステップ112)。クレードル12は、ブリッジ処理機能28により該認証パケットを携帯電話15に中継し、該携帯電話15から移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aに送信する(PPP Authentication Request;ステップ113)。
【0034】
アクセスサーバ26aは、PPPの手順に従って、RADIUSサーバ29との通信経路204を確立し、該認証パケットに含まれるユーザ名及びパスワードが登録されているかRADIUSサーバ29に確認させる。
【0035】
アクセスサーバ26aは、RADIUSサーバ29から登録されているユーザである旨を受信すると、クレードル12に対して認証確認パケットを送信する(PPP Authentication ACK;ステップ114)。クレードル12は、該認証確認パケットを受信すると、PPPoEの手順に従って、パソコン11に対して、認証確認パケットを送信する(PPPoE Session PPP Authentication ACK;ステップ115)。
【0036】
パソコン11は、認証確認パケットを受信すると、アクセスサーバ26aがインターネットサーバ14にアクセス可能なユーザであると認証したことを確認する。そして、パソコン11は、インターネットサーバ14にアクセスする際、どのようなグローバルIPアドレスを使用すべきかを打診する為のアドレス設定要求パケットをクレードル12を介してアクセスサーバ26aに送信する(PPPoE Session PPP IPCP Configuration Request;ステップ116,PPP IPCP Configuration Request;ステップ117)。
【0037】
アクセスサーバ26aは、該アドレス要求パケットを受信すると、RADIUSサーバ29から割り当てられたグローバルIPアドレスを付与してアドレス設定パケットをクレードル12に対して送信する(PPP IPCP Configuration ACK;ステップ118)。クレードルは、該アドレス設定パケットを受信すると、ブリッジ処理機能28に従って、該アドレス設定パケットをパソコン11に対して送信する(PPPoE Session PPP IPCP Configuration ACK;ステップ119)。
【0038】
パソコンが、該アドレス設定パケットを受信し、該アドレス設定パケットに付与されたグローバルIPアドレスを利用することにより、インターネットサーバ14との通信経路を確立することができる。
【0039】
図6に、パソコン11とインターネットサーバ14との間におけるデータ送受信時のプロトコル構成を示す。また、図7に、通信時における制御シーケンスを示す。
【0040】
パソコン11は、TCP/IPの手順に基づいて、受信したグローバルIPアドレスを使用してインターネットサーバ14との通信経路301を確立する。
そして、パソコン11は、TCP/IPの手順に従って、クレードル12、携帯電話15、アクセスサーバ26a等を介してインターネットサーバ14との間でデータの送受信を行う(PPPoE Session PPP IP;ステップ120,PPP IP;ステップ121,PPP IP;ステップ122,PPPoE Session PPP IP;ステップ123)。これにより、パソコン11は、インターネットサーバ14からコンテンツとしてのWebデータを受信し、WebブラウザによりWebデータを閲覧する。尚、クレードル12は、携帯電話15等を介してインターネットサーバ14からWebデータを受信したとき(ステップ122)、ブリッジ処理機能28に基づいて、該Webデータに付されたIPアドレスが、パソコン11に割り当てられたグローバルIPアドレスか否か判断する。そして、クレードル12は、IPアドレスが該パソコン11に割り当てられたグローバルIPアドレスであると判断したとき、パソコン11に対して該Webデータを中継する。IPアドレスが該パソコン11に割り当てられたグローバルIPアドレスでないと判断したときは、該データを破棄する。
【0041】
ユーザが、パソコン11にてインターネットサーバ14との接続を終了するときは、図8に示すように、パソコン11が、ユーザの操作に応じて、終了パケットをクレードル12に送信する(PPPoE Discovery Terminate;ステップ124)。
【0042】
クレードル12は、パソコン11から該終了パケットを受信したとき、アクセスサーバ26aに対して切断パケットを送信して(DISCONNEDT;ステップ125)、クレードル12とアクセスサーバ26aとの通信経路202を切断する。クレードル12は、切断パケットを送信すると同時に、パソコン11に対して、終了を確認するために終了パケットを送信して(PPPoE Discovery Terminate;ステップ126)、クレードル12とパソコン11との間の通信経路201を切断する。
【0043】
以上詳述したように本実施形態は、以下の特徴を有する。
(1)クレードル12に携帯電話15を載置するだけで、クレードル12が無線LAN用アクセスポイントとして機能することにより、パソコン11とクレードル12との間で無線LANを形成してデータ通信を行うので、パソコン11とクレードル12との間における配線の問題が解決できる。さらに、クレードル12は、携帯電話15を利用して移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aと通信を行うので、無線LAN用アクセスポイントとアクセスサーバ26aとの間を有線で接続しなくてよくなり、ケーブルの配線等の問題を解決することができる。
【0044】
(2)クレードル12は、無線LANアクセスポイント機能24だけでなく、充電手段16をも有しているので、パソコン11が通信を行っている際に携帯電話15の電力が無くなることがない。
【0045】
(3)通常、家庭又は会社内においては、インターネット13と接続するためのモジュラジャックの設置数よりも、電源19が供給されるコンセントの設置数の方が多く、またクレードル12は、電源ケーブル20aを電源19からはずせば簡単に移動させることが可能である。このため、電源ケーブル20aを短くすることができ、ケーブルの配線のレイアウトや管理等の問題を解決することができる。
【0046】
(4)また、モジュラジャックに接続する場合には、その都度無線LAN用アクセスポイントとして機能する機器のアドレス等の設定をやり直さなくてはならなかったが、電源ケーブル20aを電源19に接続して携帯電話15を載置すれば、無線LAN用アクセスポイントとして機能するので、設定が簡単である。
【0047】
(5)パソコン11とクレードル12は、常に一対一で無線通信を行うので、パソコン11が異なる無線LAN用アクセスポイントとして機能する機器の通信範囲を移動することにより発生するローミング等の問題を考慮する必要が無くなる。従って、ローミング等を解決する為に必要なNAT等の機能を実現するためのプログラムをインストールする必要が無くなり、無線通信を行うための設定が簡単になる。
【0048】
(6)電源ケーブル20aを電源19に接続し、クレードル12に携帯電話15を設置したときに、クレードル12は、無線LAN用アクセスポイントとして機能する。無線通信時におけるクレードル12は、電源ケーブル20aの長さの範囲内でしか移動させることができないため、アクセスサーバ26aとパソコン11との間の通信経路が変更されることがなくなり、無線LAN用アクセスポイントの移動によるローミングの問題を考慮しなくて良くなる。このため、パソコン11にグローバルIPアドレスを割り当てることができ、パソコン11のユーザは、グローバルIPアドレスを利用しなくては使用することができないアプリケーションを使用することができる。
【0049】
なお、上記以外に次の形態にて具体化できる。
○上記実施形態では、クレードル12の通信用接続端子21を直接携帯電話15の通信用接続端子22に接続させたが通信ケーブルを介して接続しても良い。
【0050】
○上記実施形態では、クレードル12の通信用接続端子21を携帯電話15の通信用接続端子22に電気的に直接接続させてデータの授受を行っていたが、クレードル12と携帯電話15との間を無線にて接続してデータの授受を行っても良い。
【0051】
○上記実施形態では、携帯端末として携帯電話15を利用したが、移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aとデータの授受を行うことならば、PDA、PHS等の他の携帯端末でもよい。
【0052】
○上記実施形態では、クレードル12には、電源ケーブル20aが備えられたが、電源ケーブル20aを無くして、直接クレードル12と電源19と接続して電流を供給されるようにしても良い。このようにすればクレードル12と電源19との間の電源ケーブル20aの管理や配線のレイアウトを考慮しなくて良くなる。
【0053】
○上記実施形態では、無線LANアクセスポイント機能24、モデム機能27及びブリッジ処理機能28は、プログラムにて実現したが、ハードウェア的な回路にて各機能24,27,28を実現してクレードル12に組み込んでも良い。
【0054】
○上記実施形態では、携帯電話15は、WCDMA方式で、アクセスサーバ26aとの通信経路を確立し、データ通信を行っていたが、この方式以外の方法、例えば、PDC(Personal Digital Cellular)方式、パケット通信方式、PHS(Personal Handyphone System)方式等でデータ通信を行っても良い。
【0055】
上記の実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ) 前記装置は、前記携帯端末が載置されることにより、該携帯端末を充電することを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
【0056】
(ロ) 前記装置が、前記携帯端末を充電することを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、パソコンにグローバルIPアドレスを割り当てること及び無線通信を簡単に行うことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信システムの概略構成図。
【図2】携帯電話とクレードルの斜視図。
【図3】接続時におけるプロトコル構成を説明する説明図。
【図4】接続時における制御シーケンスを示す説明図。
【図5】接続時における制御シーケンスを示す説明図。
【図6】通信時におけるプロトコル構成を説明する説明図。
【図7】通信時における制御シーケンスを示す説明図。
【図8】切断時における制御シーケンスを示す説明図。
【符号の説明】
10…通信システム、11…パソコン、12…クレードル、13…インターネット、14…インターネットサーバ、15…携帯電話、16…充電手段、21…クレードルの通信用接続端子、22…携帯電話の通信用接続端子、24…無線LANアクセスポイント機能、25…移動体通信網、26a…アクセスサーバ、27…モデム機能、28…ブリッジ処理機能。
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置、通信方法及び通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、多くのユーザは、それぞれ多数の情報機器(パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、プリンタ等)を所有するようになって来ている。このため、データの共有化等の為に情報機器間でデータの送受信を行う場合には、各情報機器をケーブル等で物理的に接続する有線LAN(Local Area Network)よりもケーブルの管理や配線のレイアウト等の面で有利な無線LANの方が利用されるようになってきている。この傾向は、各家庭内又は会社内における情報機器間だけにとどまらず、インターネット等の外部のネットワークの機器と接続する際にも無線にて接続するようになってきた。また、最近では、無線LAN通信を行うためのIEEE802.11b等の規格に準拠した仕様のパソコンも販売されている。
【0003】
従来、各ユーザのパソコンを、無線にてインターネットと接続するには、パソコンに無線モジュールとしての無線LANカードを接続し、該無線LANカードを介してインターネット等と接続された無線LAN用アクセスポイントとデータ通信を行う方法が一般的である(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−164171号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の方法では、情報機器を家庭で使用する場合には、家庭内に無線LAN用アクセスポイントを設けなければならず、その設定が一般的なユーザにとって困難である。また、パソコンが無線通信できる距離(即ち、電波が届く範囲)は短距離であり、また、障害物の存在により無線通信が妨げられたりもする。このため、複数の部屋が存在する家又はオフィス等においては、インターネットと接続するためのケーブルを長くして無線LAN用アクセスポイントを常にパソコンの無線通信可能な範囲に移動させるか、または家庭内を全て無線通信可能範囲とするように複数の無線LAN用アクセスポイントを設置する必要がある。
【0006】
ところが、ケーブルを長くしてパソコンと共に無線LAN用アクセスポイントを移動させることで、パソコンと無線LAN用アクセスポイントとの間を無線通信可能にするのでは、今度は、インターネットと無線LAN用アクセスポイントとの間のケーブルの管理や配線のレイアウトの問題が発生する。
【0007】
一方、複数の無線LAN用アクセスポイントを設置して行う無線通信においては、パソコンが複数の無線LAN用アクセスポイントの通信範囲を移動する場合があり、その際にはローミング等の問題が生じる。このため、無線通信においては、通常無線LAN用アクセスポイントに備えられたNAT(Network Address Translation)等の機能によりローカルIPアドレスをパソコンに割り当てることによりローミング等の問題を解決しなくてはならない。しかし、一部のアプリケーションソフトウェアは、グローバルIPアドレスを必要とするために、そのアプリケーションソフトウェアを使用することができなくなるといった問題がある。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、パソコンにグローバルIPアドレスを割り当てること及び無線通信を簡単に行うことを可能にする通信装置、通信方法及び通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、移動体通信網を介してインターネットサーバとデータ通信を行うことが可能なユーザの携帯端末が載置され、前記ユーザが所有するパソコンと無線にてデータ通信を行う第1の無線接続手段と、前記携帯端末を介して前記インターネットサーバとのデータ通信を行う第2の無線接続手段と、前記第1の無線接続手段と前記第2の無線接続手段との間で、相互にデータの変換を行う中継手段と、を備えた。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記第2の無線接続手段が前記携帯端末との間で通信を行うための通信端子とともに、前記携帯端末を充電する充電手段を備えた。請求項3に記載の発明は、ユーザが所有する移動体通信網を介してインターネットサーバとデータ通信を行うことが可能な携帯端末が載置される装置が、前記ユーザのパソコンと無線にてデータ通信を行う第1の通信経路を確立し、前記携帯端末を介して前記インターネットサーバとデータ通信を行う第2の通信経路を確立し、前記第1の通信経路と前記第2の通信経路との間で、データの中継を行う。
【0011】
請求項4に記載の発明は、ユーザのパソコンとインターネットサーバとの間でデータ通信を行う通信システムにおいて、前記パソコンと無線にてデータ通信を行う第1の通信経路を確立し、移動体通信網を介して前記インターネットサーバとデータ通信を行うことが可能な携帯端末を利用して、インターネットを通じて前記インターネットサーバとデータ通信を行うアクセスサーバとデータ通信を行う第2の通信経路を確立し、前記第1の通信経路と前記第2の通信経路との間で、データの中継を行う装置を備えた。
【0012】
(作用)
請求項1,3又は4に記載の発明によれば、通信方式が異なる通信経路を接続して、パソコンにて携帯端末を介してインターネットサーバとの無線通信を行う。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、携帯端末を介して通信を行いつつ、該携帯端末の充電を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は本実施形態の通信システム10の概略構成図を示す。
【0015】
通信システム10にはパソコン11が含まれる。
パソコン11は、通信装置としてのクレードル12と無線通信を行うための無線モジュールとしての無線LANカード11aが備えられている。この無線LANカード11aは、無線通信規格、例えば、IEEE802.11b規格に準拠している。尚、無線LANカード11aは、パソコン11の標準機能又は追加機能(オプション)として備えられる。この無線LANカード11aには、電波を送受信するためのアンテナが備えられている。また、パソコン11には、インターネット13に接続するために必要なプロトコル、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、PPP(Point to Point Protocol)に従って通信を行うためのプログラムがインストールされている。さらに、パソコン11には、無線LANを通してPPP(Point to Point Protocol)の機能を利用するためのプロトコル、PPPoE(PPP over Ethernet(登録商標))にて通信を行うためのプログラムがインストールされている。また、パソコン11は、インターネット13を介してインターネットサーバ14から提供されるWebページを閲覧するためのアプリケーションソフトとしてのWebブラウザがインストールされている。
【0016】
次に、通信システム10に含まれるクレードル12について説明する。
クレードル12には、ユーザの携帯端末としての携帯電話15が載置される。クレードル12には、該携帯電話15を充電する充電手段16が備えられている。図2に示すように、携帯電話15が、クレードル12に載置されると、携帯電話15に備えられた充電用接続端子17が前記充電手段16に備えられた充電用接続端子18と電気的に接続される。前記充電手段16は、電源19に接続される電源ケーブル20aが備えられており、また、電源19からの交流電流を直流電流に変換し、前記充電用接続端子18を介して携帯電話15の充電用接続端子17に供給する変換手段20bが備えられている。従って、携帯電話15がクレードル12に載置されると、該携帯電話15は、クレードル12の前記充電手段16により充電される。
【0017】
また、クレードル12には、携帯電話15とデータの授受を行うための通信用接続端子21が備えられている。携帯電話15がクレードル12に載置されると、該携帯電話15に備えられた通信用接続端子22が該クレードル12の通信用接続端子21と電気的に接続され、クレードル12と携帯電話15との間でデータの授受を行うことが可能となる。
【0018】
さらに、クレードル12には、パソコン11に内蔵された無線LANカード11aと無線接続するための無線モジュール23が備えられ、該無線モジュール23は、IEEE802.11b規格に準拠している。また、クレードル12には、パソコン11との間で、データの授受を無線にて行うための第1の無線接続手段としての無線LANアクセスポイント機能24を実現するプログラムが備えられている。この無線LANアクセスポイント機能24により、クレードル12は、PPPoEの手順に従って、クレードル12の無線モジュール23とパソコン11の無線LANカード11aとの間で無線接続し、データ通信を行うための通信経路をパソコン11との間で確立してデータの送受信を行う。
【0019】
また、クレードル12は、携帯電話15を使用して移動体通信網25を介してISP(Internet Services Provider)26に備えられたアクセスサーバ26aにダイヤルアップする第2の無線接続手段としてモデム機能27を実現するプログラムが備えられている。このモデム機能27により、クレードル12は、PPPの手順に従って、携帯電話15及び移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aとデータの授受を行うことができる。
【0020】
さらに、クレードル12は、データをパソコン11と携帯電話15との間で中継する中継手段としてのブリッジ処理機能28を実現するプログラムが備えられている。このブリッジ処理機能28により、パソコン11とクレードル12との間で形成された通信経路とクレードル12とアクセスサーバ26aとの間で形成された通信経路とを接続し、パソコン11からアクセスサーバ26aまでの通信経路を確立する。つまり、このブリッジ処理機能28により、クレードル12は、中継先の通信経路と、中継元の通信経路で異なるプロトコルでデータ通信が行われているため、データの形式を中継先の通信経路に適したプロトコルに変換して、データの中継を行う。尚、図1において、一点鎖線はクレードル12内のデータの流れを示している。
【0021】
携帯電話15は、移動体通信網25と無線接続されており、クレードル12の要求により該移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aにアクセスし、アクセスサーバ26aとデータの授受を行うことができる。尚、携帯電話15は、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式で、アクセスサーバ26aとの通信経路を確立し、データ通信を行う。
【0022】
ISP26に備えられたアクセスサーバ26aは、RADIUS(Remote Authentication Dial−in User Service)サーバ29と接続されている。RADIUSサーバ29には、RADIUSサーバプログラムがインストールされており、該RADIUSサーバ29により、PPPの手順に従って、アクセスサーバ26aにダイヤルアップ接続してきたユーザの認証が行われる。さらに、RADIUSサーバ29には、認証を行ったユーザのパソコン11にグローバルIPアドレスを割り当て、該グローバルIPアドレスをアクセスサーバ26a、携帯電話15、クレードル12を介してパソコン11に送信する機能を実現するプログラムが備えられている。また、アクセスサーバ26aは、インターネット13を介してインターネットサーバ14と接続されており、該インターネットサーバ14とデータの送受信を行うことができる。
【0023】
該インターネットサーバ14には、インターネット13等を介して各種コンテンツをTCP/IPの手順に従ってパソコン11に提供する機能を実現するプログラムが備えられている。
【0024】
次に、パソコン11がアクセスサーバ26aにアクセスする際におけるユーザ認証時の動作を説明する。図3は、接続時におけるプロトコルの構成を示す図である。
【0025】
まず、クレードル12に携帯電話15を載置して、互いの充電用接続端子17,18を接続して携帯電話15を充電する。それとともに、クレードル12の通信用接続端子21を携帯電話15の通信用接続端子22に接続して、クレードル12と携帯電話15との間のデータの授受を可能にする。
【0026】
次に、ユーザがパソコン11の電源を入れ、Webブラウザを起動して、インターネットサーバ14にアクセスを開始する。
まず、パソコン11は、PPPoEの手順に従って、クレードル12との通信経路を確立するまでの流れを説明する。図4及び図5は、パソコン11がインターネットサーバ14との通信経路を確立するまでの制御シーケンスを示す説明図である。
【0027】
パソコン11は、PPPoEの手順に従って、無線LANカード11aから接続開始パケットを送信する(PPPoE Discovery Initiation;ステップ101)。クレードル12は、該接続開始パケットを受信すると、無線LANアクセスポイント機能24に基づいて、パソコン11に対して応答パケットを送信し、パソコン11とクレードル12との通信経路201を確立する(PPPoE Discovery Offer;ステップ102)。
【0028】
次に、パソコン11は、応答パケットを受信すると、クレードル12に対して接続要求パケットを送信する(PPPoE Discovery Request;ステップ103)。クレードル12は、該接続要求パケットを受信すると、接続設定開始パケットをパソコン11に送信する(PPPoE Discovery Session−configuration;ステップ104)。そして、クレードル12は、モデム機能27に基づいて、携帯電話15を使用して、移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aにダイヤルアップ接続を行う(Dial;ステップ105)。
【0029】
一方、パソコン11は、接続設定開始パケットを受信すると、アクセスサーバ26aに対して定期的にLCP(Link Control Protocol)エコー要求パケットを送信する(PPPoE Session PPP LCP configuration Request;ステップ106,ステップ107)。尚、アクセスサーバ26aに対して定期的にLCPエコー要求パケットを送信しつづけて、一定時間経過しても、アクセスサーバ26aから応答がない場合、パソコン11は、クレードル12との通信経路201を強制的に切断する。
【0030】
アクセスサーバ26aは、クレードル12から携帯電話15を介してダイヤルアップされたことを確認すると、該クレードル12に対して、正常にクレードル12とアクセスサーバ26aとの通信経路202が確立したことを示す接続確立パケットを送信する(CONNECT;ステップ108)。
【0031】
クレードル12は、アクセスサーバ26aから接続確立パケットを受信した後、パソコン11からLCPエコー要求パケットを受信すると、ブリッジ処理機能28により、PPPの手順に従って、アクセスサーバ26aに対してLCPエコー要求パケットを送信する(PPP LCP configuration Request;ステップ109)。アクセスサーバ26aは、PPPの手順に従って、該LCPエコー要求パケットを受信すると、肯定応答パケットをクレードル12に対して送信する(PPP LCP configuration ACK;ステップ110)。
【0032】
クレードル12は、肯定応答パケットを受信すると、ブリッジ処理機能28により、PPPoEの手順に従って、PPPによる肯定応答パケットをパソコン11に対して送信する(PPPoE Session PPP LCP configuration ACK;ステップ111)。
【0033】
パソコン11は、該肯定応答パケットを受信すると、パソコン11からアクセスサーバ26aまでの通信経路203が確立されたことを確認する。そして、パソコン11は、PPPの手順で作成されたユーザ名及びパスワード等が含まれる認証パケットを、PPPoEの手順に従って、クレードル12に送信する(PPPoE Session PPP Authentication Request;ステップ112)。クレードル12は、ブリッジ処理機能28により該認証パケットを携帯電話15に中継し、該携帯電話15から移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aに送信する(PPP Authentication Request;ステップ113)。
【0034】
アクセスサーバ26aは、PPPの手順に従って、RADIUSサーバ29との通信経路204を確立し、該認証パケットに含まれるユーザ名及びパスワードが登録されているかRADIUSサーバ29に確認させる。
【0035】
アクセスサーバ26aは、RADIUSサーバ29から登録されているユーザである旨を受信すると、クレードル12に対して認証確認パケットを送信する(PPP Authentication ACK;ステップ114)。クレードル12は、該認証確認パケットを受信すると、PPPoEの手順に従って、パソコン11に対して、認証確認パケットを送信する(PPPoE Session PPP Authentication ACK;ステップ115)。
【0036】
パソコン11は、認証確認パケットを受信すると、アクセスサーバ26aがインターネットサーバ14にアクセス可能なユーザであると認証したことを確認する。そして、パソコン11は、インターネットサーバ14にアクセスする際、どのようなグローバルIPアドレスを使用すべきかを打診する為のアドレス設定要求パケットをクレードル12を介してアクセスサーバ26aに送信する(PPPoE Session PPP IPCP Configuration Request;ステップ116,PPP IPCP Configuration Request;ステップ117)。
【0037】
アクセスサーバ26aは、該アドレス要求パケットを受信すると、RADIUSサーバ29から割り当てられたグローバルIPアドレスを付与してアドレス設定パケットをクレードル12に対して送信する(PPP IPCP Configuration ACK;ステップ118)。クレードルは、該アドレス設定パケットを受信すると、ブリッジ処理機能28に従って、該アドレス設定パケットをパソコン11に対して送信する(PPPoE Session PPP IPCP Configuration ACK;ステップ119)。
【0038】
パソコンが、該アドレス設定パケットを受信し、該アドレス設定パケットに付与されたグローバルIPアドレスを利用することにより、インターネットサーバ14との通信経路を確立することができる。
【0039】
図6に、パソコン11とインターネットサーバ14との間におけるデータ送受信時のプロトコル構成を示す。また、図7に、通信時における制御シーケンスを示す。
【0040】
パソコン11は、TCP/IPの手順に基づいて、受信したグローバルIPアドレスを使用してインターネットサーバ14との通信経路301を確立する。
そして、パソコン11は、TCP/IPの手順に従って、クレードル12、携帯電話15、アクセスサーバ26a等を介してインターネットサーバ14との間でデータの送受信を行う(PPPoE Session PPP IP;ステップ120,PPP IP;ステップ121,PPP IP;ステップ122,PPPoE Session PPP IP;ステップ123)。これにより、パソコン11は、インターネットサーバ14からコンテンツとしてのWebデータを受信し、WebブラウザによりWebデータを閲覧する。尚、クレードル12は、携帯電話15等を介してインターネットサーバ14からWebデータを受信したとき(ステップ122)、ブリッジ処理機能28に基づいて、該Webデータに付されたIPアドレスが、パソコン11に割り当てられたグローバルIPアドレスか否か判断する。そして、クレードル12は、IPアドレスが該パソコン11に割り当てられたグローバルIPアドレスであると判断したとき、パソコン11に対して該Webデータを中継する。IPアドレスが該パソコン11に割り当てられたグローバルIPアドレスでないと判断したときは、該データを破棄する。
【0041】
ユーザが、パソコン11にてインターネットサーバ14との接続を終了するときは、図8に示すように、パソコン11が、ユーザの操作に応じて、終了パケットをクレードル12に送信する(PPPoE Discovery Terminate;ステップ124)。
【0042】
クレードル12は、パソコン11から該終了パケットを受信したとき、アクセスサーバ26aに対して切断パケットを送信して(DISCONNEDT;ステップ125)、クレードル12とアクセスサーバ26aとの通信経路202を切断する。クレードル12は、切断パケットを送信すると同時に、パソコン11に対して、終了を確認するために終了パケットを送信して(PPPoE Discovery Terminate;ステップ126)、クレードル12とパソコン11との間の通信経路201を切断する。
【0043】
以上詳述したように本実施形態は、以下の特徴を有する。
(1)クレードル12に携帯電話15を載置するだけで、クレードル12が無線LAN用アクセスポイントとして機能することにより、パソコン11とクレードル12との間で無線LANを形成してデータ通信を行うので、パソコン11とクレードル12との間における配線の問題が解決できる。さらに、クレードル12は、携帯電話15を利用して移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aと通信を行うので、無線LAN用アクセスポイントとアクセスサーバ26aとの間を有線で接続しなくてよくなり、ケーブルの配線等の問題を解決することができる。
【0044】
(2)クレードル12は、無線LANアクセスポイント機能24だけでなく、充電手段16をも有しているので、パソコン11が通信を行っている際に携帯電話15の電力が無くなることがない。
【0045】
(3)通常、家庭又は会社内においては、インターネット13と接続するためのモジュラジャックの設置数よりも、電源19が供給されるコンセントの設置数の方が多く、またクレードル12は、電源ケーブル20aを電源19からはずせば簡単に移動させることが可能である。このため、電源ケーブル20aを短くすることができ、ケーブルの配線のレイアウトや管理等の問題を解決することができる。
【0046】
(4)また、モジュラジャックに接続する場合には、その都度無線LAN用アクセスポイントとして機能する機器のアドレス等の設定をやり直さなくてはならなかったが、電源ケーブル20aを電源19に接続して携帯電話15を載置すれば、無線LAN用アクセスポイントとして機能するので、設定が簡単である。
【0047】
(5)パソコン11とクレードル12は、常に一対一で無線通信を行うので、パソコン11が異なる無線LAN用アクセスポイントとして機能する機器の通信範囲を移動することにより発生するローミング等の問題を考慮する必要が無くなる。従って、ローミング等を解決する為に必要なNAT等の機能を実現するためのプログラムをインストールする必要が無くなり、無線通信を行うための設定が簡単になる。
【0048】
(6)電源ケーブル20aを電源19に接続し、クレードル12に携帯電話15を設置したときに、クレードル12は、無線LAN用アクセスポイントとして機能する。無線通信時におけるクレードル12は、電源ケーブル20aの長さの範囲内でしか移動させることができないため、アクセスサーバ26aとパソコン11との間の通信経路が変更されることがなくなり、無線LAN用アクセスポイントの移動によるローミングの問題を考慮しなくて良くなる。このため、パソコン11にグローバルIPアドレスを割り当てることができ、パソコン11のユーザは、グローバルIPアドレスを利用しなくては使用することができないアプリケーションを使用することができる。
【0049】
なお、上記以外に次の形態にて具体化できる。
○上記実施形態では、クレードル12の通信用接続端子21を直接携帯電話15の通信用接続端子22に接続させたが通信ケーブルを介して接続しても良い。
【0050】
○上記実施形態では、クレードル12の通信用接続端子21を携帯電話15の通信用接続端子22に電気的に直接接続させてデータの授受を行っていたが、クレードル12と携帯電話15との間を無線にて接続してデータの授受を行っても良い。
【0051】
○上記実施形態では、携帯端末として携帯電話15を利用したが、移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aとデータの授受を行うことならば、PDA、PHS等の他の携帯端末でもよい。
【0052】
○上記実施形態では、クレードル12には、電源ケーブル20aが備えられたが、電源ケーブル20aを無くして、直接クレードル12と電源19と接続して電流を供給されるようにしても良い。このようにすればクレードル12と電源19との間の電源ケーブル20aの管理や配線のレイアウトを考慮しなくて良くなる。
【0053】
○上記実施形態では、無線LANアクセスポイント機能24、モデム機能27及びブリッジ処理機能28は、プログラムにて実現したが、ハードウェア的な回路にて各機能24,27,28を実現してクレードル12に組み込んでも良い。
【0054】
○上記実施形態では、携帯電話15は、WCDMA方式で、アクセスサーバ26aとの通信経路を確立し、データ通信を行っていたが、この方式以外の方法、例えば、PDC(Personal Digital Cellular)方式、パケット通信方式、PHS(Personal Handyphone System)方式等でデータ通信を行っても良い。
【0055】
上記の実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ) 前記装置は、前記携帯端末が載置されることにより、該携帯端末を充電することを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
【0056】
(ロ) 前記装置が、前記携帯端末を充電することを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、パソコンにグローバルIPアドレスを割り当てること及び無線通信を簡単に行うことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信システムの概略構成図。
【図2】携帯電話とクレードルの斜視図。
【図3】接続時におけるプロトコル構成を説明する説明図。
【図4】接続時における制御シーケンスを示す説明図。
【図5】接続時における制御シーケンスを示す説明図。
【図6】通信時におけるプロトコル構成を説明する説明図。
【図7】通信時における制御シーケンスを示す説明図。
【図8】切断時における制御シーケンスを示す説明図。
【符号の説明】
10…通信システム、11…パソコン、12…クレードル、13…インターネット、14…インターネットサーバ、15…携帯電話、16…充電手段、21…クレードルの通信用接続端子、22…携帯電話の通信用接続端子、24…無線LANアクセスポイント機能、25…移動体通信網、26a…アクセスサーバ、27…モデム機能、28…ブリッジ処理機能。
Claims (4)
- 移動体通信網を介してインターネットサーバとデータ通信を行うことが可能なユーザの携帯端末が載置され、
前記ユーザが所有するパソコンと無線にてデータ通信を行う第1の無線接続手段と、
前記携帯端末を介して前記インターネットサーバとのデータ通信を行う第2の無線接続手段と、
前記第1の無線接続手段と前記第2の無線接続手段との間で、相互にデータの変換を行う中継手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。 - 前記第2の無線接続手段が前記携帯端末との間で通信を行うための通信用接続端子とともに、前記携帯端末を充電する充電手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- ユーザが所有する移動体通信網を介してインターネットサーバとデータ通信を行うことが可能な携帯端末が載置される装置が、
前記ユーザのパソコンと無線にてデータ通信を行う第1の通信経路を確立し、
前記携帯端末を介して前記インターネットサーバとデータ通信を行う第2の通信経路を確立し、
前記第1の通信経路と前記第2の通信経路との間で、データの中継を行うことを特徴とする通信方法。 - ユーザのパソコンとインターネットサーバとの間でデータ通信を行う通信システムにおいて、
前記パソコンと無線にてデータ通信を行う第1の通信経路を確立し、
移動体通信網を介して前記インターネットサーバとデータ通信を行うことが可能な携帯端末を利用して、インターネットを通じて前記インターネットサーバとデータ通信を行うアクセスサーバとデータ通信を行う第2の通信経路を確立し、
前記第1の通信経路と前記第2の通信経路との間で、データの中継を行う装置を備えたことを特徴とする通信システム。
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